★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 2 1 年(宝丑)○07月 草未 // 移 動 祝 祭 日 |
■07月分一覧 (2021年○目次) |
花房観音○うかれ女島で猛毒をふりまく怨念(2021_0701) |
斉藤詠一○クメールの瞳に潜む罠と未来は自分で切り拓く(2021_0707) |
本橋信宏○全裸監督 村西とおる伝の抱腹絶倒より黒木香の悲愴(2021_0712) |
文縞絵斗○依存にある弱いものの狂気と凶器(2021_0713) |
斎藤貴男○いちばんたいせつなものは誰にもあるよ(2021_0717) |
リリー・フランキー○園都の売名逢瀬に助力する不思議(2021_0718) |
松下隆一○春を待つにある苦い経験と遠回り(2021_0719) |
井戸川射子○ここはとても速い川には毒がある(2021_0723) |
水無田気流○多様な社会はなぜ難しいかより田中理恵子の難しさ(2021_0724) |
名久井直子○印刷・紙もの、工場見学記は必見(2021_0725) |
鷹井伶○お江戸やすらぎ飯 初恋も忙し(2021_0726) |
藤井恵○むずかしくないお魚レシピの裏側と名誉の夢の中(2021_0730) |
■2021年07月01日(木)鉄戌 |
花房観音○うかれ女島で猛毒をふりまく怨念 |
○09年(畑丑)のDNA「鳳」年から小説家を志し、多くの新人賞に応募。 10年(鉄寅)のDNA「司」の宿命害緩和の方三位年に 第1回団鬼六賞の大賞を受賞し、受賞作の「花祀り」で、 翌11年(宝卯)のDNA「禄」年に、小説家デビューを果たす。 団鬼六の作品は20代の頃から愛読しており、 それが団鬼六賞に応募したきっかけという花房観音(71-0412/灯卯)が、 18年(山戌)のDNA「調」の害切れ年の夢の中に上梓した 「うかれ女島」が01月01日(畑酉)の DNA「鳳」の害切れ対冲日に文庫化されているので解説する。 秘密と欲望と僅かな愛。 とまどいながら、傷つきながら、あの島で、女たちは強くなった――。 共通点はひとつ。「売春島」で体を売っていたことだけ。 あの日の記憶が蘇り、恐怖に包まれる。ばれるかもしれない。 娼婦だった母への憎悪で、胸が張り裂けそうな男もまた――。 心と体を痛みが貫き、やがて快感へと変わっていくのか。 「お前の母親は淫売や」―伊勢田大和が小学生の時、 母親は飛田新地から売春島に渡った。以来絶縁し二十年。 島で娼婦、女衒として生きた母は、溺死体となって発見された。 遺されたのは、四人の女の名前が書かれたメモ。 保育所経営者、主婦、一流企業の会社員、女優・・・・。 皆、島で身体を売った過去があった。 そのうちの一人と連れだって大和は島へ向かうが、母の死と女たちの秘密など、 衝撃の売春島サスペンスが一気に繰りひろげられる。 中途唾棄すべきな展開も、最後の最後には、 人間という生き物の性(さが)を垣間見る ぞっともしない結びには賛否両論あるかもしれぬが 害毒持ち優柔不断作家の面目躍如というか、 それはそれでお約束の真実に迫れて爽快とは言えぬが、 完読したからこその面白味は約束されている。 これを戦慄といわず、なんと表現するのだろうか。 聖人君子などどこにもいないということか。 マグダラのマリアも聖女もマリアも同等なのだ。 兵庫県豊岡市日高町(旧城崎郡日高町)誕生。 京都女子大学文学部教育学科を中退。 大学では1年間錦華寮で生活。大学は留年ののち中退。 30歳すぎて多重債務者となって実家に連れ戻されたり、 工場勤務などして資金を作り、再び京都でバスガイドをして糧をえる。 京都府向日市に5年半暮らし、 11年(宝卯)のDNA「禄」年だかに同居した相手と、 12年(海辰)の60年に一度の干合支害年の結婚を機に 京都市左京区の築50年の家屋に居住している花房は、 DNA「龍」主導の旅人で、バスガイドは性に合う。 「龍+玉」は、旧いものを新たな切り口で紹介するため、 それはそれで評価されていたはず。 「龍+龍」は、原則休息なしでとことん疑念を解決。 「龍+禄」は、機動力はあるが視野が偏ったり、 一部に感情移入したりするが、手の内は明かさない。 才能は、この「禄」で妙な感謝や引力本能。 「日本史、神社仏閣、城、エロビデオ、山田風太郎、団鬼六、 坂口安吾、エディット・ピアフ、代々木忠、司馬遼太郎、 楠木正成、高杉晋作、和陶器、上村松園、織田信長、 お市の方、静御前、京マチ子、平野勝之」を好み、 「趣味は仏像鑑賞、京都の喫茶店めぐり、京都の路地裏迷い込みなど、 とにかく京都をうろつくこと」だそうで、 「龍」主導が放浪してして、様々なものに接触しているということか。 「龍+牽」は、仕掛けを張り巡らし、翻弄する。 「灯+龍+辰月」は、愚痴ぽい反面、静かな明るさもあり。 「亥」年生まれ「灯卯」は、落ちて上昇。 過去に苦い経験があるからこそ、今がある。 生き方を表す伴星は「石」で、人脈と冒険ありきの人生。 物事の始めの洩星は「禄」で、誰かの影響を受ける。 締めにあたる導星は「龍」で、常に新たな作品に挑戦。 宿命の特長は、晩夏午前十時頃の灯火で、 海辺にある特別な景勝地の消し忘れた灯台の明かりなり、 午前中から賑やかなに客をひいている土産物屋といったところだが、 生日冲殺に互換冲殺もあり、裏の稼業にも、 否応なしに関わらざる局面もないとはいえずも、 バスガイドなので、勝手知ったる場所を案内するのは得意だし、 月干支「海辰」VS日干支「灯卯」の干合支害持ちがあるので、 一般的健全なガイドではカバーしない隠微な話までできるので、人気者。 それだけに、ろくでもない異性にからまれたり、添い遂げたい願望強く、 異性を騙し騙されという素質は潜在化にあるため、 女性の気持ちにたって、男どもの鼻を明かすことを考えるのに、 生き甲斐すら感じるのだろう。 所持する資格は、国内旅行取扱管理者、国内旅程管理、 危険物取扱者丙種、京都観光文化検定2級なども、この運型らしいか。 総エネルギー184点は、身弱でアイドルなみなので、 当初は流れに乗れずじまいも、その気になれば、 自己内の毒を適度に加工して発信すれば良いのだから、面白かったろう。 自身の火性がわずか15点でも、創造力の木性は75点もあるのだし、 発信力の土性が18点で表現はそれなりだから、 金性も13点で商いに結びつかずとも、 63点の水性は男どもに読ませては、格好ついたのであろうか。 年干支の「宝亥」は、天からネタが降ってくる。 月干支の「海辰」は、冷静な知恵。 そして日干支の「灯卯」は、観察に観察したら、 一気に妙な色気のある作品に仕上げるプロ。 干支番号構成は、48-29-04で北方南方東方で、 西方欠けの結構な領域で、夜の話より昼間が似合う。 10年運初旬「8歳雨巳」は、DNA「車」の多忙に危険。 月支「辰」VS日支「卯」の害を緩和する変則方三位だが、 雑さは免れず、目標を明確にしないと、 意図せぬ方向になりやすい性癖で、売りは生年冲殺のみ。 2旬「18歳木午」は、DNA「玉」の勉学で、 京都にでるが、宿命そのままに持続せず。 バスガイドは「龍」主導としては気分転換にはなった。 3旬「28歳草未」は、年支「亥」に日支「卯」のからむ 主導DNA「龍」の放浪と自己確立。 ろくでもない異性に騙されて多重債務なり、 工場勤務などで資金をため、再度再上洛が、 06年(陽戌)の宿命害切れながら、条件なし天冲殺の夢の中。 4旬「38歳陽申」は、DNA「石」。年干支「宝亥」の干合支害で、 作家を志しはじめ、10年(鉄寅)のDNA「司」の方三位年に念願叶う。 結婚もしたが、宿命そのままの妙な時期。 現在の5旬「48歳灯酉」は、DNA「貫」。 宿命害切れの納音は、現実面のなんらかの崩壊。 生き方を変更させると月干「海」は「木」になり、 ありがた迷惑的な学びや旧い話を掘り起こす。 名誉にむすびつかずとも、現実的なDNA「禄」の 愛情発揮や投資や感謝が守護神なので、悪くない流れ。 今後の6旬「58歳山戌」は、突如晩年になってきてやってくる 宿命害切れの10年運天冲殺で、変剋律もあり、 DNA「調」の独創性は、男への怨念や復讐ではなく 若い女性への理解や応援という形で拡がる世界で、 そのなかで苦悩を重ねれば才能は磨かれるが、 ついていけねば、反発と反抗だけの悪目立ち。 7旬「68歳畑亥」はDNA「鳳」の10年運天冲殺で、 自身で所有する「亥」でもあり、豊かな表現力で次元を上げるか、 力を抜いて、遊興に走ってしまう可能性もあるが、 質の良い趣味を追究し、表現手段に苦悩すれば、 それは味な文章にも化けるはずである。 8旬「78歳鉄子」は、DNA「司」の変剋律で、 10年運天冲殺からは抜けてしまい、お金の苦労。 苦労があれば、それはそれで才能だが、 晩年でどこまで耐えることができるかである。 まず、生年冲殺の原理原則は、親の犠牲仕事の犠牲だが、 学業は中退するわ、害持ち「龍」主導で落ち着きなく、 真っ直ぐに進んでいないことが若い時の失敗につながる。 それでも再度やりなおしが出来たのは評価するにしても、 バスガイドにしても正規の従業員ではなく、 派遣のような仕事だし、加速がついていかなかったのは、 それが大きな要因のひとつ。 結果的に作家であろうと、生地生家からでたのだから、 社会経験を正規ルートで経験していれば、 到達もずっと早かったかもしれないし、 ごく普通の勤め人をもう少し丁寧に描けたかもしれないのだ。 また、仕事命の生年冲殺は、仕事上で異性との遭遇を実現すべきだが、 生き方にブレがなければ、その相手も真っ当になる。 花房は10年(鉄寅)の受賞時前後から、現在の夫である放送作家の 吉村智樹(65-1018/草巳)と入籍しているが、 確かに「草」は「灯」の花房に味方するとはいえ、 出会いは夫の60年に一度の干合支害天冲殺年で、あれよあれと騙された。 しかも水性ゼロ(DNA龍/玉なし)で火性過多の宿命に、 花房と完全融合するわけではなく、子供はいないし同志みたいな感覚だろうが、 吉村の月干支が花房の宿命害を切るとはいえ、 そこは天剋地冲関係でもあり、発展はないどころか、 未来永劫持続するものではないかもしれない。 そのあたりは花房が過去の男の影を 完全に消去していなかったという理由もある。 95年(草亥)の60年に一度の主導DNA天冲殺年に遭遇し、 多重債務の原因になった男性の連絡先を、携帯に残しており、 時折連絡が来るが、出はしないようだが、 それでは因縁も消えまい(13年/雨巳現在の情報)。 また、ブログ「歌餓鬼抄」には、 過去の恋愛への思いがすべて削除されることなく残されている。 衝撃的なヰタ・セクスアリスも、 過去の恋愛を上書き保存にしない花房らしい姿勢。 性を通して生に向き合う覚悟でもあるのだと評価する傾向もあるようだが、 それは違うだろうと明言しておきたいし、 いつかそれでは吉村との間も永遠でないのを実感する。 苦悩もまた才能を磨くわけだし、 最後にはようやく、そう来たかとニヤリとさせられても 好感にはなりづらいのだよな〜☆ |
■2021年07月07日(水)陽辰 |
斉藤詠一○クメールの瞳に潜む罠と未来は自分で切り拓く |
○大学時代から作家を志すも、仕事に明け暮れ、休日は家族サービス。 苦節20年平日の夜に原稿を書き、大事件遭遇という18年(山戌)の DNA「鳳」の刑日に、「到達不能極」で、 第64回江戸川乱歩賞(18-0607/鉄午)を受賞した 斉藤詠一(73-0919/山午)の『クメールの瞳』が、 03月29日(陽子)のDNA「龍」の天冲殺害切れ対冲日に上梓された。 兼業カメラマンの平山北斗が、波打ち際の岩に休む、 日本ではルートから外れでもしない限り遭遇することのない、 北極・南極間を渡るキョクアジサシの 絶好のシャッターチャンスを迎えたとき電話がなった。 恩師・樫野星司教授は「預けたいものがある。課題みたいなものだ」とだけ 短く話し電話がきれたが、もうキョクアジサシの姿はなかった。 その数日後、慎重であったはずの教授は、 山間の撮影現場で崖から落ちるという、不審死を遂げてしまう。 有人の同窓生でフリーライターの栗原均、 教授の娘・夕子と遺品整理をした北斗は、謎の数字が書かれたメッセージと、 150年前にフランス人探検家のL・ドラポルトが 所持していた骸骨の人形を二重底の隠し場所でみつける。 これらの意味するのものは? 真実を追う北斗たちを待ち受けていたのは、 「ラストサムライ」にも通じる思いもよらない「秘宝」の争奪戦! 1866年(草丑)、フランス領コーチシナから始まった圧倒的スケールと あたかも見てきたような歴史の一瞬を切り取った、凄絶な眺め。 「山」らしく干合成分の水大好きが大いに活かされる 虚仮威しなのに圧倒的な勢い(笑)。正体不明の外国人や謎の女性研究者、 現役自衛官まで巻き込んでの劇画なみの荒唐無稽の展開なのに うっかり引き込まれてしまう。クメールの遺物を持ち出してはならなかった。 日本、フランス、カンボジア。世界を股に掛け、時を超えて繰り広げられる、 極上なトレジャーハント・ミステリー! 「決して未来を垣間見てはならない!未来は自分で切り拓くものだから。」 いまもこの地球のどこかで、古代から伝わる浪漫の証しの ペンダントが紛れ込んでいるかもしれない! 東京都葛飾区出身で、千葉大学理学部物理学科を卒業し、 システムエンジニアや自然保護活動に関わるNGO団体などを経て、 現在は精密機械メーカーの人事部で勤務している斉藤は、 神奈川県川崎市中原区在住のDNA「調」主導で、 特別意識の強いこだわり。自己の専門はもとより、 小説に必要ならば、徹底的に断片を調べ上げ、それらしくする。 「調+調」は、ともすれば哲学的で、 「調」×3もあり、頑固で細部にこだわる。 「調+石」は、戦闘にたつ者の傍で控えたり、影の部分に意味をもたせる。 「調+司」には、ノウハウを詰め込んだ自負あり、 易々と敵に打ちのめされたくないという気持ちがあるが、 浪漫にかける男達の愚かさと純粋だったりしたたかな女性を対比的に描く。 「山+調+酉月」は、風流であろうとするが、そこにあるのは感覚頼り。 「丑」年生まれ「山午」は、動くのは想念だけで、 リビングの片隅だろうと、どこでも原稿を書く。 生き方を表す伴星は「貫」で、波の少ない人生が望まれる。 物事の始めの洩星は「石」で、なんでもあるところから。 締めにあたる導星は「司」で、自分の意志でラストを飾る。 宿命の特長は、仲秋六時頃の山肌にきらきら光りながらも、 即座に用途を見いだせない小石がしきつめられた小雨の降る丘陵地帯。 総エネルギー188点は「山」というより「丘」であり、 恐ろしい子丑天冲殺のわりには、優男を書けるのは、 本人もそれなりの意志はあろうと、迫力に欠けるため。 木性ゼロ(DNA車/牽なし)は、その気になれば無限大の稼働力も、 主人公のカメラマンではないが、文筆で生きていきたい気持ちがあるため、 とことん仕事で燃焼しきれずか。 熱気の火性25点は心許なく、土性の本性らしく、 どこか水を呼ぶ場所で足元はおぼつかず。 土性70点中金性63点は、細かな仕掛けが沢山してあるが、 おそらく、それと気づかぬ事もあるのだろう。 水性30点は派手な生活とは縁遠く地道。 とはいえ、年干支「雨丑」VS日支「山午」の干合支害持ちは、 仕事で完全燃焼せねばならない生年冲殺なのに、 持続力にかける究極の表裏人間になりやすく、 時に悪役と善玉は明確に描かれているようで、 実は逆転も隠されていたり、執筆時間をつくりだすための転職であったのか、 あるいはモメたのかはともかく、 害持ち表裏だから二面性ある人生を送ってこれた反面、 どっちつかずになって20年もかかったと言えなくもない。 変革ミステリー作家クラブ所属の部分は、 斉藤に限っては、変化球という意味合いが強いということだろう。 害に目をつむれば、年支「丑」VS月支「酉」の半会は、ヤル気満々。 仕事没頭なら、日干「山」と年干「雨」の干合は、 「陽」と「灯」になり、干合日干「陽」は月干「宝」と二次干合し、 月干は「雨」に日干は「海」の水浸しになることを思うと、 今作のラストは、それらしく圧巻だったと言える。 年干支の「雨丑」は、時間をかけて何かをなしとげる。 その意味ではちょっとした歴史的な大作。 月干支の「宝酉」は、大層なものなのかそうでもないのか判定不能。 結果的に徒労に終わろうと、毒にも薬にもならないですませるしかない。 日干支の「山午」は、究極の機転の良さ。 往生際の悪い部分と、諦めもありアッサリしたものの同居。 干支番号構成は、50-58-55と北方偏り。 壮大なスケールがあるようで、存外一枚の紙芝居のような、 読みやすい仕上がりになっている。 後天運は、初旬「4歳鉄申」が金性強化のDNA「鳳」。 一応ありえない成分とはいえ、冷静なゆとり付加。 ほぼ一生、ターボ運(子丑天冲殺廻り)なので、 意識すれば相応に目立つが、売りは生年冲殺なのに、 強すぎる金性は早期の稼働とはいかなかったかもしれない。 2旬「14歳畑未」はDNA「石」の人間関係強化と、 宿命害切れで、周囲に影響され作家を視野にいれるが、 喰っていくためにか、真っ当な就職を選択か。 3旬「24歳山午」は、DNA「貫」の律音。 自分が強くなりすぎて周囲と不協和音。 4旬「34歳灯巳」は、DNA「玉」で静かな環境を手に入れたくなる。 現在の5旬「44歳陽辰」は、DNA「龍」の改良改革ばかりか、 月干「宝」が干合され、方向性の変化などあれば、 月干は「雨」に変質し、これに、もとからある年干「雨」が、 日干「山」と二次干合すれば、年干と月干が「灯」に、日干が「陽」の 火性の天干一気も成立するので、 「辰」内ありえない「草」も助力し、デビューを飾った。 今後は、6旬「54歳草卯」が、ありえない木性旺地の DNA「牽」で、努力を怠らねば、名誉もあり。 7旬「64歳木寅」も、DNA「車」でありえない木性旺地で、 さらに強力な木性で多忙を極める。 8旬「74歳雨丑」は、DNA「司」の干合支害10年運天冲殺で、 流れにのっていれば前半好調、後半疲弊。 とはいっても、感謝と奉仕の気持ちを持続できないと 脇道にそれやすい害持ちでもあるので、 ブレーキを一切かけずに、生年冲殺らしく燃焼してもらいたいもの。 さて「家族サービス」というような死語も操る斉藤だが、 優秀な害持ちらしく、存在はほのめかしても、仔細は明かさず。 いつのタイミングかはともかく仕事先で出会うのが 生年冲殺ばかりか、「山」の配偶者成分が「雨」なので、 ほぼ間違いなく職場なりの結婚で、 そこで害持ちらしく転職したとも言えなくもない。 配偶者が「雨」なので、これは干合支害を伴い、 ある意味悪妻であったほうが、本人の苦悩につながり伸びもする。 また、「雨」が配偶者成分なら、子供は木性。 その木性は存在しないので、さして強い関わりもなく、 団欒のなかでの孤独が「調」主導らしく創作に向かわせた。 ひとまずは結果オーライだが、表も裏もあるのは、あれもこれも持続できず。 まして子丑天冲殺とはいえ身強ではないのだし、欲張らぬことが大切かな☆ |
■2021年07月12日(水)陽辰 |
本橋信宏 全裸監督 村西とおる伝の抱腹絶倒より黒木香の悲愴○ |
○19年08月08日(灯丑)のDNA「車」日から 「全裸監督」としてNetflixで配信され大好評を得て、 今年(21年/宝丑)の60年に一度の人生の折り返し地点の律音年の 06月24日(雨卯)のDNA「鳳」日から 「全裸監督2」がNetflixで配信中され興行的に 大成功を収めている、笑いがとまらない 原作者の本橋信宏(56-0404/宝丑)の、 初回配信の原作本『全裸監督 村西とおる伝』の文庫本が 05月01日(畑酉)のDNA「龍」日に上梓されているので解説する。 村西とおる(48-0909/灯酉)という男。 生い立ちから百科事典のトップセールス時代に始まり 英会話教室での束の間の成功から、裏本の帝王としての全国販路開拓と逮捕。 AV業界でふたび脚光を浴び、独特の手法で一時代を築くも、 最後は衛星事業に手をだしオジャンになるも、 最後には看板女優の一人で、共通干支はなくも 救いの守護神の乃木真梨子(70-0504/木申)と 三度目(二度は逃げられている)の結婚をし、 01年(宝巳)に主導DNA天冲殺の夢の中では 息子を超難小学校受験を成功させるなどしたが、 子供で商売しないは、夢の中の自己発揮で 少々残念な感もする。逃げたのだから。 老いて盛んというより、持ち直してきた理由にも迫りたい。 評伝の作者の本橋は、埼玉県所沢市出身で、狭山丘陵を見ながら育つ。 早稲田大学政治経済学部卒業で、在学中は辛坊治郎(56-0411/山申)と 一時的に同居していたというが、 DNA「禄」主導は、感謝と奉仕ありの自己顕示欲。 「禄+石」は、仲間あっての周囲を巧みに利用。 「禄+龍」は、視野は広くはないが専門家。 「禄+牽」は、実務家で信頼感あり。 「禄+貫」は、一癖も二癖もあり、腹芸をする。 「宝+禄+卯月」は、異性に寸前のところで裏切られやすい。 「申」年生まれ「宝丑」はあまり動かず。 総エネルギー188点は身軽だが、 年干「陽」月干「宝」日干「宝」の干合水性天干一気の 集中力は特別だったが、「1歳海辰/11歳雨巳」の 守護神10年運で実家暮らしで楽を決め込み、 その後も学生時代は東京都新宿区早稲田鶴巻町に居住も、 3旬「21歳木午」のDNA「司」の害で、しらけ世代の代表を気取るように、 フリーランスとなって世に出るがボロボロになり、 4旬「31歳草未」が、DNA「禄」の主導DNA天剋地冲で大逆転。 5旬「41歳陽申」は、DNA「牽」の干合栄誉。 天干一気破格の干合10年運を迎え、 98年(山寅)のDNA「玉」の10月15日(草未)の 主導DNA「禄」日に合コンで出会った共通干のある 10歳年下のナレーターコンパニオンに意気投合し、 一ヶ月あまりで結婚になって二子をもうけたようだが、 第一子男児(豪・99-1007/海辰)は、 冲殺範囲をもたれているばかりか、月干支は納音関係で、 火性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人は、配偶者成分皆無ばかりか 年支「卯」VS日支「辰」の害持ちは、表裏ありだし、 情け容赦無用の厄介な運型では、 そこまで良き結婚であったかは疑問。 6旬「51歳灯酉」の危険なDNA「車」の10年を経て 現在の6旬「61歳山戌」は、DNA「玉」は過去をふりかえるところに、 今年(21年/宝丑)は、本橋の律音で人生の折り返し地点を迎えたのも、 書物ばかりか、映画が大受けした理由でもあろう。 むろん怪演した、異常干支の山田孝之(83-1020/宝巳)の 4旬「34歳山午」のDNA「玉」の古くさい10年運内の 大半会年の健闘も見逃せない。 本橋も山田も「そうだ、ハリウッドに行く必要はない。 ここがハリウッドだから」と自信満々なのもいい。 さて、最後に肝心の村西とおるにも本書の内容とともに触れたい。 人生、死んでしまいたいときには下を見ろ! おれがいる〜。前科7犯。借金50億。米国司法当局から懲役370年求刑。 奇跡の男か、稀代の大ボラ吹きか。「AVの帝王」と呼ばれた男! 「ナイスですねえ――」。 バーのボーイ、百科事典・英会話教材の販売、英会話学校経営等を通し、 対面で人を口説くセールスの技術「応酬話法」を研ぎ澄ませ、 そして、ビニ本裏本の制作販売を経て、裸で駆け回った狂奔の季節を迎え、 今や、また時の人になっているのだが、福島県いわき市出身の村西は、 DNA「禄」主導で自己中心で義理人情が判り、 どこか浪花節的志向で、慕ってくる者にはとことん尽くす。 金回りが悪くなる時ほど、投資をする傾向。 「禄+車」は、法律なんぞはあってなきが如し、 抜け穴あれば、あえて通る冒険家で、人のやらないことに挑戦する。 大道芸人なみの香具師。 「禄+禄」は、不器用だが、なぜか信用を勝ち取るのは上手い。 巡廻の巡査から、最後には検察のお偉いさんまで虜にした人間力。 「禄+調」は、組織にはなじまず、他人とは異なる発想。 「灯+禄+酉」月は、努力すれば順当。しすぎは・・・(笑)。 「子」年生まれ「灯酉」は、曲がらず一直線。 総エネルギー138点は、ノリが良く軽い軽い軽い。 金性93点は、お金には糸目をつけず。浪費家で投資家で、どんぶり勘定。 木性ゼロ(DNA龍/玉なし)は、劣等感の裏返しで、 無限大の実務的な創造力の噴射。エロならなんでも金にしてやろう。 10年運初旬「10歳海戌」の干合支害は、生涯格好はつけられない。 格好悪いを売りにして、真っ当では女性と交流できず、 仮にしたとしても、持続せず。母親だろうと、姉だろうと。 最初の妻には間男をつくられ逃げられるし、 二番目の妻には、英会話スクール経営者と結婚したつもりが、 いつの間にか不法な仕事で逮捕で、子供までいたのに愛想をつかされる。 女優達も最初は良くても、金の切れ目が縁の切れ目で去って行った。 「三丁目の夕日」のようなほのぼのとした世界観は無縁。 2旬「20歳雨亥」は、DNA「車」で猛烈なセールスマン。 百科事典販売を口で足をつかってトップを極める。 3旬「32歳木子」は、ありえない木性の救い。 当時「ビニ本」と呼ばれていたポルノ雑誌の 小売店チェーン「北大神田書店」グループを立ち上げ、 北海道全域に48店舗で開業したのち全国へ展開。 82年(海戌)には、本橋を編集長に 写真雑誌「スクランブルPHOTO」を創刊も当初こそ話題になったが、 機動力の差で大手には勝てず。 米国ではロケ中に、「旅券法違反」の容疑で逮捕され、 後に総量刑を懲役370年として求刑され、 半年以上かつ1億円以上の弁護・司法取引費用を費やし 勾留・法廷闘争が行われ後、生還。 4旬「42歳草丑」は、DNA「龍」の半会で、ダイヤモンド映像をたちあげ、 代々木上原の不夜城のような建物で昼夜なく制作に没頭も、 なれない通信衛星放送事業への過大投資であえなくアウトも、 細々と事業は継続借金の返済。 5旬「52歳陽寅」は、過去の商品を加工するなどして 妥協とはいえ、しぶとく生き残る。 6旬「62歳灯卯」は、さすがの納音年で、 原因不明の心臓の病で生死をさまようが、 その後は本橋による自伝などで復調気配となり、 現在の7旬「72歳山辰」は、待ってましたの DNA「調」の10年運天冲殺で、存在するだけで話題になるという按配。 長生きすれば、なんとかなるものだが、あとは、感謝と奉仕ができるかどうか。 現金攻勢と情熱により、女達をその気にさせた 村西が本物の帝王になれなかったのは、一般的には制御出来る、 ブレーンなりマネジャーが居なかったこと。 村西にしてもさめた目をしているのは、 紛れもないところだし、野望もなかったのだろう。 しかし、村西の最大の汚点は、そんなものではない。 鹿児島県鹿屋市出身で、女子学院中学校・高等学校卒業後に、 横浜国立大学へ入学して、教育学部美術学科で イタリア美術を専攻していた黒木香(65-0121/草亥)と関わってしまったこと。 村松の日干支「灯酉」と黒木の月干支「灯丑」が大半会する仲だが、 ありえない木性なうえに、日座冲殺相手に関わりすぎだ。 日座冲殺じたいは、得体の知れない魅力をふりまくが、 異性で身持ちを崩すものだし、この仕事には向いていないのに、 名前を売ったあげく散々毒を注入して、本人も返り討ちにあったような格好で、 ある意味相討ちだった。 あればなければ、また別の展開もあったろうに、 木性ゼロで習得本能がない村西には、それがなかったのだから、やむなしも、 868頁を読み込なすには、内容が内容だけに少しもナイスではなかった☆ |
■2021年07月13日(火)海戌 |
文縞絵斗○依存にある弱いものの狂気と凶器 |
○17年(灯酉)の納音年より著作活動をはじめ、 矢吹鐡也名義(発刊時に改名)で、島田荘司(48-1012/鉄午)選 第13回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞(20-1009/草酉)を、 DNA「龍」の刑日に受賞した 文縞絵斗(81-0618/灯卯)の『依存』が03月29日(陽子)の DNA「石」の四正格入格日に上梓された。 千葉県旭市に生まれ、世間知らずだった高校生時代に、 サッカー部のマネージャーを引き受けることになり、 そこで裕福な家に生まれた先輩に告白され交際するも、 妊娠が発覚し堕胎を要求されるが、出産することを決意し未婚の母として、 子と二人で暮らしていた香奈枝は友人の紹介で、恭一と出会った。 高校生の息子・真斗にも気を遣ってくれる恭一と デートを重ねるたび、心が惹かれる香奈枝。 やがてお腹に恭一との子が宿ったことがわかり、二人は結婚する。 これからは親子四人で幸せに暮らしていけると思っていた矢先、 恭一が何者かに刺殺された。 死の直前救急隊員に恭一は「知らない男に刺された」と言っていたが、 犯行声明から香奈枝は息子の真斗が犯人ではないかと疑いを持つようになり、 身代わりになろうと決意する。 ストーカーらしき勤務先の上司や怪しげな三流雑誌記者に 息子の父親などそれらしき人物が登場するが、 むろんお約束の裏の裏は用意されている警察小説で、 「達意の文体と、ミステリー畑には貴重な文芸センスの人間描写によって、 上手な混乱を殺人のドラマに持ち込んだ、優れた作例である」としているが、 それは新人としてはだろうか・・・。 内容にはこれ以上触れられないが、 ようは、成人前の子供がいるのにもかかわらず、 結婚をあえてしょうとすれば問題は起きるし、 事情をしりながら男を紹介する友人など、本物ではないということだ。 とはいえ、悪いことはできないもので、悪だくみはいずれ本人にも還ってくる。 なお、稚拙とも思える装画が、若き母親の幼児性を強調するようで、 ミステリアスな緊張感を削ぐことになっているのが残念だ。 東京都出身も詳細一切不明。 その後、本作の舞台にもなった埼玉県所沢市で育ち、 現在は東京都足立区在住の文縞は、DNA「鳳」主導で、遊び心ある表現者。 「鳳+禄」は、口が軽やかでYouTubeでも活動。 「鳳+龍」は、内面の葛藤は多く、自己内衝突激しい。 「鳳+玉」は、旧いものを客観的に表現する。他人のことなら、冷静に判断。 「灯+鳳+午月」は、他者を攻撃する。 「愛こそが時に人を獰猛にさせてしまう、最大の狂気なのだろう。 皆、いつ爆発してもおかしくない凶器を、 心の奥底に潜めていきているのかもしれない」だしね。 「酉」年生まれ「灯卯」は、上がって落ちる。 まさに、主人公を母親とすれば・・・と想像可能。 生き方を表す伴星は「石」で、人脈の拡がる人生。 物事の始めの洩星は「鳳」で、なんとなく始める。 締めにあたる導星は「禄」で、他人の評価で左右される。 宿命の特長は、仲夏正午頃の旧い建物ながら、特別なもてなしをするために、 まるで消し忘れたように灯された電飾看板。 とはいっても、総エネルギー142点の身弱でくどさはないが、 年支「酉」月支「午」日支「卯」の最弱12支ばかりで構成されている四正格で、 「子」が揃えば四正格入格で、昨年(20年/鉄子)のあいにくのコロナ災禍の 外出自粛期間に集中して魂をこめられた作品が受賞できたのは、 努力のたまものとしても、DNA「石」の天冲殺月(10月/陽戌)に 単独受賞でなかったというくらいか。 とはいえ、水性ゼロ(DNA車/牽なし)の身としては、 受賞月が干合で、年干が「雨」、月の干が「海」になり、 それこそありえない栄誉が訪れた結果である。 なお、水性がないということは、配偶者成分皆無。 身強なら手当たり次第とも思えるが、 異性を求めるより表現者として存在感をだすのに、必死ではないかと思われる。 だからこそ、登場人物に女性が少なく 実は苦手の部類なので描いていないとも考える。 年干支の「宝酉」は、毒にも薬にもならない感性。 自己の好む場面では相応の力を使えるが、迫力はない。 月干支の「木午」は、心優しいが、誰かを犠牲にする。 犠牲になったのは、母親なのか、息子なのか、はたまた。 そして日干支の「灯卯」は、観察力に優れ、 充分に用意してその気になれば、何かを達成できなくもない。 干支番号構成は、58-31-04で北方西方東方で、 南方欠けの鋭角ゾーンで、勝手知ったる所沢に対する郷愁か。 後天運は初旬「4歳雨巳」は、DNA「車」。 ありえない水性の補填も、元気とは言っても、 もとはないものなので、なんとか稼働した程度か。 2旬「14歳海辰」は、DNA「牽」の干合支害。 おそらくは作家の所沢時代であり、異性の裏切り。 そんなあたりの甘酸っぱい経験や、 望んだとおりにはいいかなかった苦い過去なのだろう。 3旬「24歳宝卯」は、DNA「禄」の大逆転という天剋地冲。 不遇時代から脱出してとはいっても、 年干支「宝酉」は納音であり、細かな仕事で食いつないだか。 現在の4旬「34歳鉄寅」は、DNA「司」の家族がテーマ。 受賞は「鉄寅」10年運の「鉄子」年という「鉄」重なりも、 あれもこれも波状のように詰め込んだ感もあるが、 宿命に「鉄」はないので、戸惑いながらも手にした受賞。 今後は5旬「44歳畑丑」が、主導DNA「鳳」で自己確立で覚悟。 月干「木」の干合は、進み行く方向性の変化だが、 ありがたい木性が土性になり、気持ちに劣化があり、 芸術性ならばともかく、極端に意識すれば 月干支「木午」の干合支害で立場が危うい。 6旬「54歳山子」は、DNA「調」の女性的感性強調の刑で、 若い女性とのトラブルを客観的に観察できればともかく、 月干支「木午」の天剋地冲もあり、注意が必要だが、 ここから30年の苦悩の始まりで、才能は磨かれる予定。 四正格にも入格し、あれこれ手をださず、ひとつのことに専念できれば吉。 7旬「64歳灯亥」は、DNA「貫」。大半会10年運天冲殺で、 自分を守りながらも流れに乗れば、大きな成果。 むろん苦渋はつきものも逃げたら通俗で終わる。 8旬「74歳陽戌」は、DNA「石」の屈辱と妥協。 仲間頼りで助けられるのか埋没か、いずれにしろ、老境でも周辺との摩擦。 10年運天冲殺と変剋律の同時終了で次旬にはもちこせない予定。 さて、19年(畑卯)11月(草亥)の天冲殺重なりに、 ビジネスプランコンテスト2019にて 「Musicle〜音楽著作権のリサイクルオークション」で優秀賞を受賞したり、 第10回あだちワンダフルCMグランプリで、 ジェイコム東京 足立局賞「足立すごろく 街めぐり編」を、 03月21日(山辰)のDNA「調」の害日に受賞。 通常は「シマッチTV」で、 絵手紙、小説、音楽、競馬、起業のチャレンジ動画を公開中。 所属は、ドリームファクトリー合同会社で、 色々手をだしているようだが、作家専念はしないのかい(笑)。 存在感を際立たせるのは、今後は暮れの子月なのか。 さて、最後になるが、主人公の子供の父親は それなりの資産家の息子で、いまなお独身。 だったらもっと以前に、興信所でもなんでも使って、 実の子を探しだせたのでないか。 矛盾はあっても仕方ないが、身弱なら難しいか。 そんな偶然が重なった事件なんだねという感想だ☆ |
■2021年07月17日(土)陽寅 |
斎藤貴男○いちばんたいせつなものは誰にもあるよ |
○「日本工業新聞」、「プレジデント」編集部、「週刊文春」の記者を経て、 フリーのジャーナリストとして、 「731部隊」「ゴミ屋敷」「子宮頸がんワクチン事件」、 「決定版消費税のカラクリ」など著書多数。 12年(海辰)には、『「東京電力」研究 排除の系譜』で、 第3回いける本大賞を受賞。 13年(雨巳)のDNA「鳳」年より、 放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会委員などで 精力的な活動をする斎藤貴男(58-0404/宝亥)が、 初の児童書『いちばんたいせつなもの』を、 03月30日(灯丑)のDNA「車」日に上梓した。 同書は、著者本人の体験談で、海辺の寮で暮らすテツオは、 拾った貝殻を上級生の持つ素敵な貝殻と取り換えっこ。 ところが嬉しいのになぜか涙が止まらなくなる。 慰めてくれるはずの先生からは「ばかね」と衝撃のひと言。 自分の気持ちがわからないテツオが取った行動は・・・。 言葉にならないが繊細な世界を持つ子供たちの成長を 爽やかに描く児童書だが、大人が読むべきものではなかったのか。 斎藤は67年(灯未)のDNA「車」という孤独年に、 千葉県の内房海岸ー国鉄内房線上総湊駅から 金谷港行きのバスで十夜寺停留所下車ーにある 「東京都豊島区立竹岡養護学園」(富津市)にいた。 要はぜんそくや肥満、偏食、虚弱に悩む児童の健康回復や 増進を目的に設立された全寮制の小学校で、 当時は東京23区のうち17前後の区が、 房総や伊豆の海岸や高原に開設していた施設のひとつだ。 そこでの4ヶ月間あまりの体験が、色鮮やかに甦る。 東京都豊島区東池袋生まれで、実家は鉄くず屋。 母親(24-XXXX)は、17歳かそこらで、 一回りも年上の奉公人を婿(12-XXXX)に取らされ、 その父は56年(陽申)までシベリアにおり、約23年後の79年(畑未)に亡くなるまで 公安の監視下に置かれていたといい、父親がなくなり東京都板橋区内に転居。 母親はその10年後(99年/畑卯)になくなり、早稲田大学商学部卒業し、 イギリス・バーミンガム大学大学院で国際学修士を取得。 90年(鉄午)に結婚を機に東京都杉並区阿佐ヶ谷南在住と思われる斎藤は、 DNA「禄」冲殺主導で、何事にも満足することなく、気が済むまで取材。 「禄冲+玉」は、変化球を織り交ぜた比喩。 「禄冲+調」は、組織を認めながらも納得いかない気持ちもあり。 「禄冲+禄」は、器用に見えて不器用で、信用にもつながる。 「宝+禄冲+卯月」は、波乱含みも生活のためのみの労働を快しとしない。 「戌」年生まれ「宝亥」は、受け身の人生が基本。 生き方を表す伴星は「鳳」で、趣味のような生き方。 物事の始めの洩星は「調」で、離れることが始まり。 締めにあたる導星は「禄」で、他力的な終わり方。 宿命の特長は、仲春午前六時頃の草木に覆われた丘で、 生き物の隠れ家だったり、人によっては価値のある特別な目印だが、 草むらに隠されているため、見つけるのは一苦労。 他人と同じである必要はないため、特性を活かすのに手間暇がかかる。 総エネルギー161点は身弱でフットワークは軽く、 木性が63点もあり、欲深いというよりは、根は真面目。 目立とうという気持ちがなくても目立ってしまい、 人を惹きつけるのだが、役割や期待されることも少なくなく、 疲労の原因にもなりかねず、あれもこれも抱え込むことになる。 年干支の「山戌」は、何でも自由に行かず、一歩ずつ着実に前進。 月干支の「草卯」は、真面目すぎて融通は効かない。 そして日干支の「宝亥」は、感性の鋭さで洞察力ありも、傷つきやすい。 干支番号構成は、35-52-48で西方と北方のみで浮かれた面はなし。 後天運は、初旬「1歳陽辰」は、DNA「牽」の役割強化。 80歳まではターボ運(子丑天冲殺廻り)で何をしても目立つ。 強くても弱くても目立つうえに、特別な体験もあり。 健康改善のための施設にも預けられる。 年干支「山戌」と納音的(初旬のみ陽と山は同格)なため、 親を乗りこえて、後天成功運型となる。 2旬「11歳灯巳」は、DNA「車」の天剋地冲。 私的面で何らかの刺激を受け、元気にもなったが、 3旬「21歳山午」は、DNA「玉」で旧さとの決別。 父親をなくし、稼業の鉄屑屋を継ぐ選択肢はなくなり、 存外安堵して社会参加も、旧くさい組織に疑問を持つ。 4旬「31歳畑未」は、月支「卯」と日支「亥」のからむ DNA「龍」の三合会局で結婚もし、阿佐ヶ谷の地を踏む。 生月冲殺ながら、新たな挑戦で転職も経験。 5旬「41歳鉄申」は、DNA「石」の害で、独立して困難な時期。 仕事とはいえ、訴訟にも直面。 6旬「51歳宝酉」は、DNA「貫」で思うように活動。 現在の7旬「61歳海戌」は、DNA「調」の守護神廻りで、 独創的な偏りあり、生きざまも、児童文学にも挑戦した。 今後の8旬「71歳雨亥」も、DNA「鳳」の守護神で悠々自適か。 感性の鋭いジャーナリストの子供時代の実話。 児童向けに書かれているが、逆に児童には物足りなく感じるかもしれないが、 単に自伝の域ではなく、現代の世相への痛烈な批判も 存分に紛れこまされているので、 むしろ大人に向けて書かれたものなのではないか。 「本当に大切なものは何か」。 権力者の偽善を曝き、真実を明かすことである。 大人達を劣化させないための提言で、健康学園が必要とされるのは、 むしろ腐りきった大人なのかもしれない。「海」は斎藤の守護神。 照り返しはまぶしいが、何もかも美しく感じる。 水平線の向こうに思いを馳せる余裕が必要だね☆ |
■2021年07月18日(日)灯卯 |
リリー・フランキー○園都の売名逢瀬に助力する不思議 |
○07月01日(鉄戌)と思われる小雨が降る東京は渋谷区の外れの商店街で、 全身黒ずくめのリリー・フランキー(63-1104/宝亥)が、 一本のビニール傘にピッタリと寄り添う ドット柄のロング丈ワンピースを着た小柄な女性と歩いていたと 「NEWSポストセブン」が報じている。 ゆっくりと談笑しながら歩いていた女性は、 29才年下のグラビアイドルの園都(92-1105/草酉)だという。 目撃した通行人によれば、 「二人ともすごく落ち着いていて、長年連れ添った夫婦みたいでしたよ。 ランチ時だったからお昼ごはんを食べるお店を探していたのかな? 飲食店の前に立ち止まっては、立て看板に目をやったり 店内をのぞき込んだりしていました」とのこと。 園の知人によれば、出会いはリリーの干合支害年だった16年(陽申)。 園がグラビアの仕事を本格化させた頃に、 仕事現場で一緒になったのがきっかけで、 仲のいい友人も交えて食事に行くようになって、 二人で会うようになったのは19年(畑亥)の終わり頃で、 何度かデートしているという。 福岡県北九州市小倉区生まれで、武蔵野美術大学を卒業。 生年冲殺らしく頼まれた仕事は断らずのようだが、 「玉」主導としては、ひとつの道を極めるべきなのに、 イラストレーターばかりか俳優や文筆業と貪欲では、 何かを犠牲にするしかない。 「玉+禄」は、欲深いあまり逃げることが出来ず。 「玉+調」は、いわゆる世間知らずで、生活感なし。 「玉+鳳」は、個人的なことは後回し。 「宝+玉+戌月」は、相手がその気なら合わせる。 「卯」年生まれ「宝亥」は、わがまま。 総エネルギー182点は、軽くて流れには乗る。 年干が守護神の「雨」で月干も守護神の「海」なので、 断り切れない仕事も何もかも、ありがた迷惑。 その守護神水性は75点もあり、救い多い。 自身の金性は36点なのだから、申し分ないを通りこし、 その結果の木性が45点で、身に余るまではいかずとも、欲をかかねば相応に楽。 ほぼ一生ターボ運(子丑天冲殺廻り)のため、存在じたいが派手だが、 2旬「19歳鉄申」がDNA「石」の協調性和合性の害であり、 この時期に始めたイラストレーターの生業からは外れてきたわけで、 4旬「39歳山午」の主導DNAで自己確立後の 現在は5旬「49歳灯巳」の天剋地冲で方向転換期。 60年に2年ある守護神天冲殺一年目である 来年(22年/海寅)から始まる6旬「59歳陽辰」は、DNA「牽」の名誉と干合。 仮に結婚するならば、もっと知名度のある相手のはずだが・・・。 相手の園は徳島県阿波市出身の「司」主導の 派手さにはいまひとつかけるサウナ好きのサウナグラドルらしいが、 「日本一身近な愛人」というキャッチコピーを自認しており、 本人によれば「付き合っているとか、そういう関係じゃないです。 でも、すごく仲良しですよ。うふふふふ。あの日は普通に一緒にご飯を食べて、 お買い物しただけだったかな」ということだが、 ようは、リリーが売名の手伝いをしたわけか。 園の「申」年生まれ「草酉」は、自己愛の象徴で、 総エネルギー233点中自身の木性は僅か9点しかないのに 異性をあらわす金性は128点もあり、羅状で共通干支があるとはいえ、 陰の金性のリリーは馴染めないとはいえないが、 そこまでありがたくない関係。いったい何やってんだか☆ |
■2021年07月19日(月)山辰 |
松下隆一○春を待つにある苦い経験と遠回り |
○高校卒業後、小松製作所に勤務し独身寮に入り、 サラリーマン生活をしていたが、退社して京都に。 松竹撮影所内にあった「KYOTO映画塾」の第1期生として卒業後、 脚本家となり、07年(灯亥)の守護神年には「二人ノ世界」が、 第10回日本シナリオ大賞佳作に入選し、日本シナリオ作家協会会員。 主たる小説作品に「二人ノ世界」、「異端児」「星を抱いた男」などがあり、 脚本家としては,映画「獄に咲く花」「氷川丸ものがたり」、 ドラマ「天才脚本家 梶原金八」「雲霧仁左衛門」。 昨年(20年/鉄子)「もう森へは行かない」で、 第1回京都文学賞(20-0330/海申)一般部門最優秀賞受賞している (刊行時に羅城門に啼くに改題) 松下隆一(64-0102/鉄戌)が、『春を待つ』を 04月01日(畑卯)のDNA「玉」の天冲殺支合日に上梓している。 人間の強さと家族のすばらしさを見つけられる 感動小説と紹介される同作品は、 愛する家族を喪った者たちの絶望が希望に変わる日を鮮やかに描く。 愛する息子を9年前に8歳で喪い、未来をなくした夫婦は 悲しみの果てに離別。平和だった家族は崩壊した。 それから数年を経た命日の前日、夫である光永は過去を忘れるために、 新潟にあるコロナ災禍で経営していたペンションをたたみ、 息子の骨壺を抱え供養のために、 心が凍てつき暗い福島の家に引き籠る妻の佳苗を訪ねる。 新津駅からの車中、阿賀野川を渡ると、 二人が結婚する前に妻の両親に結婚を反対された悪夢が甦る。 両親が新潟水俣病であったことを嫌われたためだ。 両親は早くになくなり、子供がなかった叔父夫婦に 大学まで世話になった光永は、いまペンションの留守を叔父に頼み、 電話にすら出なくなった、同じ学部の後輩だった 妻との何とも言えない再会をすることにした。 中堅食品メーカーの営業マンとして安定した仕事についていた 光永だったが、妻のペンションを経営をしたいという願いを聞きいれ 新たな道を歩むようになったが、 息子の啓太が友達の家に遊びに行くといったまま トラックにはねられ、妻は心療内科に通いながらも、 次第に生きる気力をなくし限界となり三年たらずで離婚したのだ。 それから九年の月日がたち、パンデミックの最中に 妻を訪ねる最中に、光永は実の両親を亡くしたという 健介という少年と出会い、妻の家に一緒に泊まることに。 その日から、かつての夫婦には仄かな灯りが生まれた。 妻が健介を「啓太」と呼び、我が子のように可愛がり、 元気を取り戻したかにみえたのだ。 三人の孤独な魂が寄り添う時間のなかで、 それぞれの絶望が希望に変わり、夫婦は再生の路に立ち、 健介は未来に向かって歩みはじめた。 三人で暮らすにはハードルが高く、彼は児童相談所に行くことになるが、 おそらく、三人に未来はあるのだろう。 佳苗とふたたび生活をしたいと願う光永! ペンションをたたみ、親を看取り、一人になった佳苗に声をかける。 「宿の始末をしたら、また戻ってくる。お前と一緒に住もうと思って」 「私に同情して決めたの? 健ちゃんはどうなるの?」 「少しずつ幸せになるしかないんだよ」 初稿は10年前に書かれたそうだが、東日本大震災から10年が経過し、 コロナ災禍の中での刊行に作家は奇縁を感じているという。 「春が来た」でも「春を呼ぶ」でもなく「春を待つ」という気持ちが、 「まさに今という時代ではないかと」と心を寄せる。 兵庫県丹波市出身。エンジニアとして、小松製作所勤務時代は 大阪府枚方市の独身寮居住も、入社3日目にして、人事課長から 「高卒の君らは課長以上にはなれません」と。 それで高校時代から書くことに興味を持っていたため、 その実現のために「KYOTO映画塾」に入り、 一時は制作会社に所属するも体調を崩してからは、 フリーとして何でも受けられる仕事は受けており、 現在は、成り行き上、京都市右京区太秦在住の松下は、 DNA「調」主導で、独創性あるも訳ありの過去を感じさせる。 「調+司」は、組織力より個人で切り拓く、最後は勝つという姿勢の人で、 堅実なのか否か、真面目だが正統派ではない。 「調+龍」は、容易く満足のしない感性で、 推敲に推敲を重ね、時間をかけて本物にしていく。 「調+調」は、徹底した哲学的発想で、それを曲げる気はない。 「調+禄」は、生年冲殺なのに犠牲を恐れ組織に馴染めず。 「鉄+調+子月」は、直感で善悪を判断し、 堅いが決して心優しくないわけではなく、なんとなく信用できる。 「卯」年生まれ「鉄戌」は、上がって落ちるの繰り返し。 生き方を表す伴星は「龍」で、落ち着きなく探究心ありの調査魔。 物事の始めの洩星は「調」で、離別から始まる人生。 締めにあたる導星は「禄」で、他人の動向で終える。 宿命の特長は、仲冬深夜零時頃の雨に濡れそぼる、 ホームで客待ちの列車で、守護神の暖色が辛うじて終電を示す。 総エネルギー160点と軽量級はローカル線とはいえ、 お客様の木性は45点とそれなりだが、動力の火性は僅か11点で、鈍行だ。 土性15点も終着駅は寂しい観光地で深夜の待避所並み。 自身の金性は33点で、水性56点は列車というより、 水陸両用みたいなもので、正に流れに従う。 今どき渡し船でもないだろうからね。 年干支の「雨卯」は、強靱さは感じられず、 正体は余所者なのに、いつのまにやら京都人。 月干支の「木子」は、打たれ弱く、試行錯誤の繰り返し。 そして日干支の「鉄戌」は、野暮ったいのに図々しい。 表面は穏やかそうで、実は強固なものあり。 怪我をしたり病気をしたりすると運があがり、 生年冲殺でも先祖に戦争などで犠牲になった人がおり、 縁を感じるが、本作はともかく(前作は)、 相当陰湿で暗黒なテーマが多く、そこが容易く通俗的でないところか。 10年運初旬「8歳雨亥」は、日支「戌」と月支「子」の狭間を埋める 変則方三位で、さらに主導DNA「調」は、あまり戦闘的姿勢は、 幼少期に見せない、どこか女性的感性の強い性癖で、 どちらかというと、反抗的な心情。 また、生涯ターボ運(子丑天冲殺廻り)で、 何をしても目立つので、善し悪し共に目を付けられる。 2旬「18歳海戌」は、DNA「鳳」の豊かな表現力で、 いわゆるところの生活のための労働は毛嫌いというか、 なかなかついていけないものあり。 89年(山辰)の年干「雨」が干合で「灯」の守護神になり、 月支「子」の自信過剰気味なDNA「龍」の対冲年に退社し、 「KYOTO映画塾」へ。 3旬「28歳宝酉」は、制作プロに入社し多忙を極めるが、 さすがのDNA「石」の害は、人間関係にも疲れ、 脚本を書くという創作系の伝統がない会社だったこともあり、 「もうお前を養ってられない。撮影の現場に行け」と、 小道具に回されて・・・。ストレスで胃を壊して、 「これはアカン」と逃げるように辞める。 4旬「38歳鉄申」は、DNA「貫」で独立独歩。 ようやく日本シナリオ大賞の佳作を受賞するまでは、 結構な遠回りも、喰うためになんでもやった。 現在の5旬「48歳畑未」は、月干「木」の干合で、 進み行く方向の変化で、DNA「玉」的になり、 14年(木午)のDNA「禄」年頃には 当時の「京都造形芸術大学」映画学科非常勤講師。 21年(宝丑)4月から「京都精華大学」の講師を務め、 マンガ学部アニメーションコースでシナリオの基礎を教えている。 今後は6旬「58歳山午」が、DNA「龍」で新たな挑戦。 年干「雨」は「灯」に変化し、月干支「木子」の天剋地冲は、 大逆転の10年間になる見込み。 7旬「68歳灯巳」も8旬「78歳陽辰」も火性の守護神なので、 作家のペースで良質な仕事が出来、さらなる名誉や役割が見込まれる模様。 さて、松下は長女が90年(鉄午)で、次女が01年(宝巳)と、 長女と次女の誕生の間には11年の時間を有している。 結婚推定時期は、仮に89年(畑巳)としても、会社の同僚や幼馴染みでにも、 京都時代の初めには、ある程度は援助されていた可能性あり。 次女の誕生は、害の10年運内で、出だしは困難。 その意味では長女のほうが親の苦労は見てきたろうが、 いずれにしろ、女児二人が時間をあけて誕生する 少々変わった一家なので、結婚は完璧ではなく、 相当苦労をしたり、かけたりと努力してきたあとはうかがわれる。 そのあたりは、松下の作風に微妙に表れている感あり☆ |
■2021年07月23日(金)海申 |
井戸川射子○ここはとても速い川には毒がある |
○高校の国語科の教諭で、詩を教えることの難しさを 実感したことから詩作を始め、16年(陽申)のDNA「鳳」年より 「ユリイカ」誌の「今月の作品」欄や 「現代詩手帖」誌の「新人作品」欄に掲載されだし、 18年(山戌)の09月27日(海戌)の主導DNA「龍」日に、 母や祖父の死をテーマにした私家版として刊行した 第一詩集『する、されるユートピア』で、 第24回中原中也賞(19-0209/灯丑)を受賞した 井戸川射子(87-1201/木申)が、初の小説『ここはとても速い川』を、 05月28日(陽子)のDNA「鳳」の半会日に上梓した。 同作は、児童養護施設に暮らす小学五年生の 「集(しゅう)」の年下の親友「ひじり」との 近くの淀川にいる亀たちを見に行く楽しみを描いており、 チェーン店のパスタ屋で働く学生との出会いに学習や 園の生活や学校の教師を観察したりと 冒険的で繊細な言葉で子供たちの日々を描いた表題作と、 熱いけど頭には何も注がれていない 放浪する教師の「膨張」を収録しているが、 詩的なとっかかりのあるゾクッとする表現が散見されるが、 何のこだわりなのか、ともかく行替えが一切ないため、 じっくりと鑑賞して、その世界観に浸るより、 妙な暗さと面倒さばかりという後味になってしまった。何故だろう。 大阪府大阪市西淀川区周辺で育ったとみられ 関西学院大学社会学部卒業後は、兵庫県西宮市在住の井戸川は、 DNA「龍」主導で、精神性の極めて強い放浪者。 「龍+石」は、常に執念深く周囲を観察するが、 自己の表現力の秀逸さに溺れる感あり。 「龍+車」は、感覚的で私的面の衝突多し、 安定感はなく、家族縁も稀薄で不安と同居。 「龍+調」は、仕事をしていると不満が増殖するが、 仕事はやめられないという矛盾。 才能は、この「調」で繊細すぎる感性。 「龍+牽」は、放浪性が濃厚になるあまり、 差別化を図るために、一工夫をしたくなる。 その結果が一切の行替えを廃した文脈。 「木+龍+亥月」は、学才あり。 「卯」年生まれ「木申」は、まとめ下手。これも行替えなしを加速させる。 生き方を表す伴星は「龍」で、常に新たな挑戦。 物事の始めの洩星は「車」で、何もないところから始める。 締めにあたる導星は「調」で、自己中心の老境。 宿命の特長は、仲冬午後十時頃の森で、 特別なのに、どこか半端に壊れかけている 詩碑を照らす仄かな明かりもあるが、 全体的には暗いが、そこはかとなく恐怖を内包する。 年支「卯」VS月支「亥」の半会に支えられた 年干の「灯」は光源はそこそこ確保しているが、 月支「亥」VS日支「申」の害があり、根っこが荒れており、地肌にも難あり。 内側の人間形成でトラブルを抱えやすいだろう。 総エネルギー168点は身弱扱いも、 自身の木性は60点で冬生まれにしては気だけは強し。 水性の44点が創作力を支えているが、 発信力の火性が14点、生活力の土性が12点と、 極めて弱く、望む望まずにかかわらず、働かねばならず、苦労はつきない。 年上命の午未天冲殺なので、力を抜いて年長者に頼ってしまえば、 過ごしやすくなるのに、おそらくは叶わぬのだろう。 年干支の「灯卯」は、存分に準備してから、一気に走りだす。 月干支の「宝亥」は、天から言葉が降ってくるような 感覚的だが、非現実的な日常。 そして日干支の「木申」は、理想が高いが、 害毒の影響もあり、道を誤る恐れあり。 また、稼働力はあるが森として、風が吹いているように見せているものの、 自ら積極的に動いてもいけないし、そこが難点。 干支番号構成は、04-48-21で東方北方南方で 西方が欠けており、成果を期待すればするほど虚しい。 後天運は、初旬「2歳海子」がDNA「龍」の探究心旺盛の成果で、 忌み神扱いでも頭は悪くなく、主導DNAで早くも自己確立。 さらに年干「灯」と干合すれば、 「木子」になり日干支と大半会して、後転成功運型にもなり、 社会にでて仕事に生きれば稼働する。 2旬「12歳雨丑」は、DNA「玉」で学問。教師を目指したのは自然な流れ。 3旬「22歳木寅」は、DNA「貫」の納音で自信喪失。 自己強化で教師の職につくも、何かが壊れた状態だが、 宿命の害切れもあるので、吹っ切れればなんとかなるもので、 ターボ運(子丑天冲殺廻り)も始まり目立つようになる。 現在の4旬「32歳草卯」は、DNA「石」。前旬に授かった子供の出産。 協調性和合性で融合しやすくなるが、妥協は推奨できない。 横へ拡がるという意味では、詩作だけに留まらず、 小説世界まで進出してきたのだから、その気になれば我が世の春。 次旬5旬「42歳陽辰」も、DNA「鳳」の発信力強化の半会で、 あまり進み行く方向を変化させずに、マイペースであれば、 守護神として存分に使えて、絶好期に入る。 変化著しいと「陽」は月干「宝」と干合で、 主導DNAとはいえ忌み神放浪性なので、距離をおいて使いたい。 6旬「52歳灯巳」は、DNA「調」の熱き独創性で害切れもあり完成期。 7旬「62歳山午」は、晩年とはいえDNA「禄」の10年運天冲殺で、 感謝と奉仕で存在感誇示で、世のため人のために役立つ。 8旬「72歳畑未」は、最晩年の干合10年運天冲殺で、 年支「卯」VS月支「亥」のからむ三合会局で、 害など忘れて、せせこましくエゲツなくなったりせねば、 力を加えないなかで、大きな仕事も可能だろう。 宿命の曖昧さが壊れたところから、周囲に見いだされたもので、 現在の10年運から考えたら試金石に違いないが、 今年(21年/宝丑)は、DNA「牽」の名誉でもあるので、 小説への参入は歓迎したいが、「龍」主導らしい挑戦もあるのだが、 せっかくの引き締まった文章が、一切の改行なしで、 落ち着いて味わえないのは、何が哀しくてと、疑問だらけ。 質の良い前進気勢で検討してもらわないと、 せっかくの森が迷宮化するばかりで、 下草やシダ蔦類で行く手を拒まれるようで残念だ。 さて、井戸川は害持ちらしく、キレやすかったり、暗さもあるが、 目下縁のない午未天冲殺なのに、第一子男児(19-0223/宝卯)を 出産しているが、午未天冲殺が午未天冲殺を育てるという お試しが与えられているとしか思えず。 害持ちだからこそ害年の出産は避けたかったが、 前年の土性年(18年/山戌)で、そのつもりが強くなったのであろうが、 子供とは大半会もあり、羅状で共通干支があろうと、 井戸川のtwitterには、夫らしき人物は登場しない。 日支「申」内の「山」を正規の配偶者成分の代用とするが、 これは、月支「亥」VS日支「申」内で、 毒されているために、正規の結婚でなかったり、 そこまで仲の良い夫には見えないし、 いれば創作の妨げになり、そこまで重要視していないのかも知れぬ☆ |
■2021年07月24日(土)雨酉 |
水無田気流○多様な社会はなぜ難しいかより田中理恵子の難しさ |
○02年(海午)の年支「戌」と月支「寅」の絡むDNA「石」の三合会局年より、 水無田気流の筆名で思潮社の「現代詩手帖」に、詩作品の投稿をはじめ、 03年(雨未)の人生の折り返し地点の律音年に、第41回現代詩手帖賞を受賞し、 DNA「鳳」年の条件なし天冲殺年だった05年(草酉)に、 「音速平和 sonic peace」を出版、 同作で第11回中原中也賞受賞(06-0218/山寅)を DNA「禄」年のDNA「牽」日に受賞。 08年(山子)の干合支害年には、「Z境」で第49回晩翠賞受賞。 社会学者としても、学術論文の執筆などを行うほか、 08年(山子)の干合支害年には初の新書 「黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂鬱と希望」を 出版するなど社会学の分野では、本名の田中理恵子としても活動している 水無田気流(70-0304/雨未)の『多様な社会はなぜ難しいか』が、 04月23日(宝丑)のDNA「龍」の対冲日に上梓された。 未だジェンダーギャップの格差が激しく 企業で盛んに「ダイバーシティ」を謳っても、 そもそも、この言葉じたいが未だ「黒船語」で、浸透していないと嘆き、 これをなんとかしたいと著者は唱える! (多様性ではいけないのだろうか・・・) 企業における女性管理職の割合は、14.9%と低い。 本書ではその日本の現状やコロナ災禍で浮き彫りになった不寛容さを考察。 Me Too、ゲス不倫、LGBT、ポテサラ論争、 五輪組織委、女性の自殺、タラレバ娘・・・・ 女性の就業率は上がっても、政治経済の要職に就く女性はいまだ数少なく、 ジェンダーギャップ指数が先進国で最下位の日本。 この国の「かわらなさ」の正体とは? 近年話題をよんだトピックをとりあげつつ、 日本社会の問題の深淵に迫るが、これらの主張も全てが正論とはいえない。 あえてひとつあげれば、九月新学期を唱えているのだが、大変乱暴な発想だ。 本来は立春以降と以前で区切りが安全で、 同一年干支所持同士のみで学年を構成できれば、 歪みもいくらか解消できるのに、 たとえば米国がそうだからと右に習えをやってしまったら、 前進気勢が備わる多くの申酉天冲殺の力をそいでしまいかねない。 本書は15年(草未)〜17年(灯酉)2月の日本経済新聞女性面連載の 「女・男・ギャップを斬る」と 17年3月からの「ダイバーシティ進化論」のコラムを 大幅加筆訂正のうえ書籍化したものだが、ここでは、本書の内容ではなく、 「日本女性超人化計画」を推進する水無田そのものを考察していきたい。 神奈川県相模原市出身。 早稲田大学大学院社会科学研究科地球社会論専攻修士課程を修了(学術修士)。 中央大学文学研究科哲学専攻修士課程を修了(哲学修士)。 東京工業大学世界文明センター・フェロー、立教大学社会学部兼任講師、 日本大学経済学部非常勤講師、桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部非常勤講師、 亜細亜大学経営学部兼任講師等を経て、 16年(陽申)のDNA「禄」の条件なし天冲殺の夢の中より 國學院大學経済学部教授で、 専門は文化社会学、家族社会学、ジェンダー論、社会言語学。 昨年(20年/鉄子)03月(’宝卯)以前は、東京都三鷹市下連雀在住で、 現在は練馬区江古田近辺に在住と思われる水無田は、 DNA「調」主導で、先鋭的かつ攻撃的な女性的感性の持ち主で、 自己の立場を鮮明にしておかないと、気分が優れない。 才能ももちろん「調」で、戦う女性の尖兵。 「調+牽」は、権威的で大胆かつ粗野で、 仕事第一で家庭は二の次に出来る前進気勢の際立つ人。 「調+車」は、休息なく落ち着くのを好まず常に稼働。 「調+玉」は、いわゆるところの専門家で、 自身の専門外案件には、時に世間知らず的にもなる。 「雨+調+寅月」は、異性を意識して自分磨き。 「戌」年生まれ「雨未」は、自己愛の象徴。 生き方を表す伴星は「鳳」で、仕事が趣味みたいなもの。 物事の始めの洩星は「牽」で、目上の引き立て。 締めにあたる導星は「玉」で、若い人と幕引き。 宿命の特長は、初春午前四時頃の霧雨。 あるいは岩場がところどころむき出す山間より湧きでる川も、 総エネルギー247点の派手な振る舞いに比して 実際は自身の水性は20点しかない身弱級なので、 尖った権威が必要だが、あまりに強くなると、 土砂の84点に埋もれる危険性あり。 木性45点は詩作に、火性58点で物質運の強化を図る。 手を伸ばす月干に配偶者成分の「山」があるので、 結婚は早かった見込みで、早熟である。 年干支「鉄戌」は、やぼったい守備本能を兼ね備えた戦車のような武装装置。 月干支「山寅」は、大御所や権威と対等にわたりあい、 恥をかかされぬよう美意識もってお山の大将になる。 そして日干支の「雨未」は、人当たりは良いものの、 内側の闘争心が見え隠れして純粋で打算ないため、 異性の評価は高く、あえてあげれば異性難の相あり。 干支番号構成は、47-15-20で北方と南方2点を結ぶ鋭角ゾーン。 後天運は、初旬「9歳灯丑」が、日干支「雨未」を天剋地冲するため、 後天成功運型となり、社会にでて3旬あたりより注目を浴び、 DNA「禄」の逆転は、攻めながらも引力本能で周囲を虜にする。 この時代より同人誌を作っていたという。 2旬「19歳陽子」はDNA「司」の害で堅実性が損なわれる、ありがた迷惑。 結婚時期は不明も、ここで夫に出会っているのだから、 真っ直ぐな社会参加にならなかった模様。 3旬「29歳草亥」は、DNA「鳳」の特別条件付10年運天冲殺で、 他者と徹底的な差別化をはかる生き方なら飛翔。この最後に出産をしているが、 男児(田中大五郎・07-0921/山午*想定)とは大半会があるとはいえ、 子供は子供で、親の仕事が多忙であろうと、それに耐えられるように、 親剋しの子丑天冲殺というお試しが与えられたことになるが、 干合支合関係で溺愛(笑)。 4旬「39歳木戌」はDNA「調」の特別条件付10年運天冲殺で、 仕事も順調で発信力最強を迎え、子育ても本人なりに楽しむ。 現在の5旬「49歳雨酉」は、DNA「貫」の10年運天冲殺で、 進み行く方向を変化させると、忌み神的月干「山」は、 守護神の「陽」になり、10年運も「灯」で、絶好調といいたいところだが、 この変化の過程で、さまざまな事情(子供の進学)があろうと、 20年(鉄子)のDNA「玉」年の害年で引越をしているのが最大の懸念であるし、 子供の条件なし天冲殺の夢の中でもあるので、 本来ならば、してはならない引越。この結果考えられるのが、 子供はほぼ間違いなく親元を離れるということ。 そのあたりは理解のある親なので、躊躇はしない。 今後の6旬「59歳海申」は、DNA「石」の協調性和合性の 10年運天冲殺で、ここを妥協とするのか、周囲と歩調をあわせるのか、 あるいは政治的な動きが顕著になるかで評価もわかれよう。 7旬「69歳宝未」は、DNA「龍」の改良改革。 流れるように長く続いた40年間の10年運天冲殺も抜けて、 ほぼ一丁上がり状態で、新たな水源地を求めるが、 永年稼働した疲労も蓄積されている見込み。 8旬「79歳鉄午」は、DNA「玉」の支合で、完全な引退状態になるのだろう。 さて、あえて水無田の主張は、賛成も反対もしないが、 多様性は悪いものではないが、専門分野なのでやむなしなのはともかく あまりにも自己を主張するために頑張りすぎではないか。 なので、10年運害に始まった夫との交流にしろ、親剋しの子供の誕生など、 本来は40年にもおよぶ好調調のわりに、 軽くブレーキがかかっているところが残念でならない。 それも多様性なら仕方がないが、表出している年干「鉄」からもたらされる 習得本能はDNA「玉」であり、「龍」の「宝」も年支「戌」内にあるとはいえ、 年支「戌」VS月支「寅」内で火性に溶かされかねず、 それが黒船言葉が似合わない由縁でもあることは知って欲しいのだ☆ |
第一子男児(田中大五郎)○07-0921*想定 |
山畑灯灯 午酉亥-4 玉石石調禄(調主導) 木性(14)火性(46)土性(61)金性(22)水性(21)/総合164 子丑天冲殺/天冲殺(74歳宝丑/84歳鉄子)/主導DNA害(74歳宝丑) 木性脆弱/土性過多/金性脆弱/水性脆弱 -4歳山申/14歳灯未/24歳陽午/34歳草巳/44歳木辰/54歳雨卯/64歳海寅/74歳宝丑〜 |
■2021年07月25日(日)木戌 |
名久井直子○印刷・紙もの、工場見学記は必見 |
○大学卒業後、98年(山寅)の主導DNA「車」年から 外資系広告代理店にアートディレクターとして勤務。 在職中に友人の歌人の錦見映理子(68-0308/灯丑)の 自費出版歌集「ガーデニア・ガーデン」の 装幀を手がけたことがこの世界に入るきっかけ。 05年(草酉)のDNA「調」年に装幀家として独立。 ブックデザインを中心に紙まわりの仕事を手がけ、 15年(木午)のDNA「鳳」の天冲殺年には 第45回講談社出版文化賞(14-0404/草巳)のブックデザイン賞を受賞している 名久井直子(76-0210/海辰)が、「デザインのひきだし」誌の連載の 「本づくりの匠たち」をまとめた 『ブックデザイナー・名久井直子が行く印刷・紙もの、工場見学記』が、 05月25日(雨酉)のDNA「石」の支合日に上梓されている。 同書は一般人では、なかなか見られない紙ものづくりの現場を一挙公開した 大人の読書家の社会科見学書。 第一線のブックデザイナーである名久井が雑誌誌上に、 5年以上かけて取材してきた、本づくり・紙ものづくりの16の現場を再現。 全てが卓越した技が光る匠の現場の数々を、ブックデザイナーならではの 視線から徹底的に見学!目次を紹介すると、 ○紙づくりの現場 印刷用紙抄造 王子製紙株式会社 苫小牧工場 ファンシーペーパー抄造 富士共和製紙株式会社 紙の物流センター 株式会社竹尾 湾岸物流センター ○インキづくりの現場 顔料製造 大日精化工業株式会社 インキ製造 株式会社T&K TOKA ○製版・印刷加工の現場 銅版印刷 銅版印刷株式会社 封筒・ステーショナリー製造 株式会社羽車 彫刻・腐食製版 ツジカワ株式会社 箔押し加工 有限会社斉藤商会 表面加工 株式会社トーツヤ・エコー ○製本の現場 製本 株式会社博勝堂 製本 加藤製本株式会社 巻物・手折り加工 株式会社はくび堂 和装本製本 芝本和本製本 製函 有限会社八光製函 ○本の流通の現場 取次 日本出版販売株式会社 各章とも普通には知り得ない初見参のものばかりで、 インキ製造現場の名久井のはしゃっぎぷりが印象的だったが、 一般人としては、取り次ぎからダンボール箱に 器用に本をセットして、各書店に配送する現場は圧巻だった。 細かい紹介を省くのは、それを書いちゃお仕舞いよというか せっかく名久井が見学したイメージを損なわれるので、 ほぼ、百年の老舗ばかり。 ネタバレとは違う意味で、ともかく手にとって眺めてほしい。 岩手県盛岡市生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科を卒業。 上京当時は、東京都世田谷区三宿に住み、 現在は東京都目黒区池尻在住の名久井は、 「車」主導で、素材をシンプルに活かす上に仕事が早い。 「車+調」は、差し障りのない当たり前の仕事に興味なし。 葛藤しながら、冒険的な挑戦をする。 「車+禄」は、ルールに縛られない。 「車+龍」は、素材を瞬間判断で料理する。 「海+車+寅月」は、意外と大風呂敷。 「辰」年生まれ「海辰」は、自分が大好き。 生き方を表す伴星は「玉」で、いつでも準備怠りなく生涯学習。 物事の始めの洩星は「調」で、孤独な作業。 締めにあたる導星は「龍」で、効率良くひとつを終えたら次へ進む。 宿命の特長は、早春朝陽に照らされた岸壁のような港。 総エネルギー301点は、人気の流通の要。 木性の表現力は91点もあり、目一杯力を出しきる。 火性の引力本能は58点で、年干にあるので、 仕事をしていれば、まずまず困ることはない。 土性87点は、休息あるか否かは不明の稼働力。 自身の水性52点はこんなものだが、想像力の金性が13点しかないから、 作家ではなく装丁家であるわけだが、実は僅か13点でも月干にあることと、 干合変化で劣化しないので、名久井の財産である. 年支と日支が「辰」で同一は、表裏なし。表も裏も装丁にぬかりなし。 裏のことも表にでやすいが、心配なし。 年干支の「陽辰」は、とっつきやすいが裏では結構手厳しい。 月干支の「鉄寅」は、美にも醜とは言わぬが横道にも目をむける二面性。 そして日干支の「海辰」は、頭の回転の速い創造力の宝庫も、 さめていてクールなため、第三者的目線で処理するが、 一度挑戦したものは最後で丁寧に成し遂げる。 干支番号構成は53-27-25で、北方1点と南方2点を結ぶ鋭角敵領域で、 名久井スタイルは既に確立されている。 後天運は、初旬「2歳畑丑」は、DNA「牽」の見てくれの良さとスタイル重視。 これといった後天稼働運型はなし。 際だった存在感と早熟な午未天冲殺で淡々と成長。 2旬「12歳山子」は、主導DNA「車」の元気な行動力で、早くも自己確立。 年支も日支も「辰」なので、大きく世界が拡がり、 そして結果もだせる。上京も就職も必然だろうが、 ここから30年間は、苦悩と共に才能は磨かれるので、 息も付けない忙しさが功を奏したのだろう。 3旬「22歳灯亥」は、DNA「司」の地道な積み重ね。 技術の蓄積と生活に追われながらの苦労が、 才能にもなるのだから、稼働力は良い。 「100万円たまったら独立しよう」と考え、 05年(草酉)のDNA「調」年の独立も早生運としては申し分なかったろう。 4旬「32歳陽戌」は、年干支「陽辰」の納音に、 日干支の「海辰」の天剋地冲だが、守護神なので、最初は細かな仕事でも、 DNA「禄」の感謝と奉仕で大逆転にまで結びつけた絶好期。 現在の5旬「42歳草酉」は、DNA「調」の芸術至上主義だが、 月干「鉄」に干合されれば「宝」になり、 金性強化は生き方の変更により、さらに仕事の間口が拡がる。 今後は6旬「52歳木申」が、月干支「鉄寅」の天剋地冲で、 立場の変更もありそうだが、DNA「鳳」の半会で、 豊かでのびやかな趣味のような時代。 7旬「62歳雨未」は、DNA「石」の晩年にやってくる10年運天冲殺。 早生運の午未天冲殺の中でも「海辰」はピークが早いが、 本来なら終わっている時期に、周囲にその気にさせられ上がる気配か、 拒否したり疲れ切っていれば、薄まって妥協。 同様に8旬「72歳海午」は、DNA「貫」の10年運天冲殺。 意固地で拒否したり頑固すぎると、それまでの実績を失う恐れも、 こちらも抵抗せずに「海」らしく流れに乗れば相応の活動。 さて仕事人間の名久井は、一時仕事場をわけていたが、 仕事が深夜に及び結局一緒にしてしまった。 年支も日支も同一で表裏なしの人には、それが似合う。 そして「車」主導なんだから年中仕事漬けでもかまわない。 目標は「本屋さんで目立って、家では目立たない本」をつくること。 さすが、良き商人気質がそなわった態勢は素晴らしい。 家で馴染めば、そこに居場所をみつけるだろうし、 理想の装丁家に違いない。 しかし、当地への引越が11年(宝卯)のDNA「玉」の害年では、 ありがた迷惑なようなもので、疲労は蓄積される。10年もいれば良いだろう。 本来なら昨年(20年/鉄子)のテーマだが、過去の清算に遅いことはない。 「大事にされる本づくり」という良い仕事を持続的に担うためにも、 今年(21年/宝丑)は是非とも新天地に引越をしてもらいたいものだ☆ |
■2021年07月26日(月)草亥 |
鷹井伶○お江戸やすらぎ飯 初恋も忙し |
○阪神大震災の後、向田邦子(29-1128/灯丑)の 「阿修羅のごとく」を読み衝撃を受け、 99年(畑卯)の主導DNA「禄」年に脚本家を志し上京。 脚本家として、ドラマ・ドキュメンタリー構成等を多数執筆。 13年(雨巳)のDNA「龍」の改良改革年より、 時代小説を発表している鷹井伶(61-0122/草卯)の 『お江戸やすらぎ飯 初恋』が、 04月25日(雨卯)のDNA「龍」日に上梓された。 いつも優しいあの人の、思い出の味は――。 大好評グルメ時代小説の三の巻は、初恋! 吉原育ちの孤児と思われていた佐保は、病人を癒やす才を買われて、 遊女ではなく医学館多紀家の下働きになっていたが、 七歳の時の大火に遭ったことで失った記憶を取り戻し、 著名な本草学者で水戸藩士の父、佐島平三郎と再会を果たす。 佐保が武家の娘とわかって周囲は戸惑い、 多紀家の五男・元堅(もとかた)の嫁候補という噂まで立てられるが、 元堅にはそういう気持ちをもてない。 佐保はこれまで通り、料理と勉学一筋に励もうとするが、 佐保の才能を見いだしたある人の涙に心乱されてしまう。 優しい思い出の味は、辛い過去から人を救うのだろうか。 佐保の気持ちを知ってか、上方に用向きに出た。 いつでもどんな時でも一生懸命! 美味しい料理と仄かな恋にときめく薬膳小説の醍醐味!レシピ付! 兵庫県神戸市垂水区生まれ。75年(草卯)の律音年に、兵庫県姫路市に引越し、 甲南大学文学部社会学科臨床心理専攻を卒業後、 そごう神戸店で外商部と販売促進部を経験したり、 SEにも転職したようだが、そこらが一筋に生きたい生年生月冲殺の遠回りか。 95年(草亥)の大半会年あたりに結婚も程なく離婚し、 99年(畑卯)の主導DNA「禄」年には、上京。 東京都練馬区を経て東京都世田谷区の多摩川近くに引越しをし、 15年(草未)の大半会年に母親と同居開始。16年(陽申)の02月18日(鉄午)には、 晴れた日には絶景の富士山を眺めることが可能な、 東京都新宿区内に転居している鷹井は、「禄」冲殺主導で、安堵することなく、 究極の満足を求めて流れてゆく贅沢な心情。 才能も主導する「禄」で感謝と奉仕に自己顕示欲。 「禄冲+龍」は、精神的で教養高い一癖ある探究心。 「禄冲+貫」は、制御しにくい自我で、時に暴走。 「禄冲+牽」は、相応の社会常識は就職で磨かれたが、 時に納得行かぬこともある。 「禄冲+禄」は、不器用で本当は多くの人の助けがほしい。 「草+禄冲+丑月」は、落ち着かず異性で失敗することも。 「子」年生まれ「草卯」は、実は現実的でない理想論主義者。 生き方を表す伴星は「貫」で、変化せず持続ありが平穏。 物事の始めの洩星は「禄」で、誰かにその気にさせられる。 締めにあたる導星は「貫」で、最後は一人になってしまう。 宿命の特長は、深夜晩冬丑三つ時の 奇妙に整備された公園の池で眠りについた花。 明かりが一切ないので真っ暗なので、静かに眠っていれば難はないものの (自己発揮せず、就職した会社や結婚を維持していれば) 妙な欲が出て、派手な工夫をしたくてたまらないから、 必死になって空回りしながら熱気をかもしだし、 存在意義を主張している状態。 総エネルギー152点と儚いのに、目上剋しの子丑天冲殺なので、気だけは強い。 自身の木性が40点に対し水性は60点なので、 水面を覆う水草が刺激しあって動く。 火性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人は無限大の発信力で、 ほっておいたら鈍くて漂うばかりなので、 ありえない工夫に工夫を重ねて必死になる。 土性20点は満足せずなので、歩留り芳しくなく、 金性26点も弱く、異性にはそこまで興味はないか。 年干支の「鉄子」は、おっかなびっくりの自己陶酔。 取り越し苦労が多く、若さ特有の情熱とは距離を置く。 月干支の「畑丑」は、時間をかけて人が集まり、 信用を得ていくもので、焦らずマイペース。 運気が急に上がったり下がったりはせず淡々。 そして日干支の「草卯」は、真面目で粘り強いが鈍さあり。 本質的な深層部では異性を信用出来ず、どこか距離をおく気持ちが強い。 干支番号構成は、37-26-52で、 西方南方北方で、東方欠けで不得意分野には手をだしたくはない。 後天運は、初旬「6歳山子」はDNA「司」の変剋律。 家庭は安定しない中で引越もふくめ苦労をすると、地道な才能が強化される。 宝塚に憧れを持つが、叶わぬものだと知る。 2旬「16歳灯亥」は、ありえない火性のDNA「鳳」の半会で、 年支「子」と月支「丑」の間を埋める方三位で、 映画の吹き替え声優に興味を持ち、実際高校では放送部に所属し、 NHK杯全国高校放送コンテストのラジオ番組部門全国優勝も 違和感はもったのだろう。厳しい冬のなかにも、熱い応援があり、 一人暮らしもし、社会参加もした。 3旬「26歳陽戌」も、ありえない火性のDNA「調」のあかるさ。 おそらく社内結婚なのか取引先相手なのだろうが、 阪神淡路大震災に前後して結婚もしたと思うが、 子丑天冲殺なのに相手が年上だった可能性大。 むろん金性が弱いので、仮に年下でも鷹井に負けてしまったのかもしれない。 脚本家を目指し、シナリオセンター大阪校へも通う。 4旬「36歳草酉」はDNA「貫」の納音で、因縁解脱。 過去を清算することになり、離婚。そして新たな覚悟で上京。 比較的早くアニメーションの世界では仕事もあったが、 自信をもって脚本家を名乗るのに5年の歳月を要した。 現在の5旬「46歳木申」は、DNA「石」の進み行く方向の変化。 シナリオ講座の研修科を受け持ったり通信講座も担うが、 時代小説に活路をもとめたところ、 「木」という仲間なり隠れ蓑が月干に干合され「山」になり、 土性強化の安定へ向かう。 今後は6旬「56歳雨未」が、DNA「龍」のあらたな挑戦と成果。 月干支「畑丑」の天剋地冲で、腹をくくるも、 前旬ほどの前進力は期待できぬうえに忌み神なので、 子丑天冲殺らしく、年下の編集者や読者の声にも 耳を傾けて熱い気持ちを奮い立たせたい。 7旬「66歳海午」は、DNA「玉」。月支「丑」の害もあり、 過去の古傷が疼くか、忘れていた何かが思いだされる。 8旬「76歳宝巳」は、DNA「車」で危険も危険。 それこそ、薬膳で養生してほしいものだ。 さて、鷹井は子丑天冲殺で親剋し。 だから老老介護にもなったり、父親が長患いをしたりしているが、 生年生月冲殺は、親や家系などの犠牲も犠牲で、 おそらくは一人っ子なのだろうが、 関われば関わるほど、運のはこびは鈍化する。 結婚もそうだが、その後の作家生活にしても、 母親と同居する気持ちも一般的には美徳だが、 鷹井には、何ら応援にはならないのが、痛し痒しなところ。 この2年(20年/鉄子、21年/宝丑)は、60年に2年稼働力がもっとも上昇する時期。 もっともっと大活躍してほしいのだが、そこだけが残念でならない☆ |
■2021年07月30日(金)畑卯 |
藤井恵○むずかしくないお魚レシピの裏側と名誉の夢の中 |
○大学在学中からテレビの料理番組のアシスタントを務め、 フードコーディネーターをへて、料理研究家として独立。 料理研究家・管理栄養士。キューピー3分クッキング(日本テレビ)、 きょうの料理(NHK)など、数々の料理番組で講師を務めるほか、 様々な著作を出版し、20年01月(19年/畑亥)に刊行した 「藤井弁当〜お弁当はワンパターンでいい!」が、 料理レシピ本2020準大賞(20-0908/木寅)を受賞するなど 精力的に発信し続ける藤井恵(66-0823/木寅)が、 『むずかしくないお魚レシピ』を 03月16日(雨亥)のDNA「玉」の支合日に上梓している。 「お弁当はワンパターンでいい」「使うのは卵焼き器ひとつ!」 「おかずは3品、おもな食材も3つだけ」という藤井の提案する、 我が家の定番として、何度でも作りたくなる魚料理のレシピを厳選! 「いわし」に始まり、「あじ」「さば」「ぶり」「かつお」 「さけ」「さんま」「さわら」「うなぎ」「まぐろ」 「塩さば」「あじの干物」「さんまの干物」と13種に、 かんたんつくりおきの副菜を加えたレシピは、どれも簡単。 生命維持に必要な栄養素として、認知症予防に効果が期待できるとして 注目されている栄養素EPA、DHAをたっぷり含む魚を使った 簡単でおいしい、意外な組み合わせもある藤井流定番の魚料理。 毎日バランスよく食べるための献立アイデアとともに、 魚の栄養をよりバランスよく吸収するためのレシピも紹介。 魚料理約50品、副菜13品、つくりおきおかず約10品と アレンジ副菜レシピ10品もあるので、これで当分やっていけそう(笑)。 火の通りも早く、比較的簡単に作れる魚料理。 食後のお腹も重くならないので、日本人の食卓の王道とも言える。 神奈川県川崎市麻生区出身。女子栄養大学を卒業し、 現在は東京都世田谷区若林近辺に白亜の豪邸を構え、 50代になってから長野県内に別荘を設けたという藤井は DNA「車」主導で、単純明快スピード感あり。 才能はもちろん「車」で簡単で素早い反撃。 「車+司」は、感情より実践優先で猪突猛進。 「車+貫」は、有無を言わさぬ一本気。 「車+鳳」は、鋭い発信力で商売上手。 「木+車+申月」は、常に忙しなく、 「午」年生まれ「木寅」は、人に取り入るのが得手。 生き方を表す伴星は「牽」で、誰かのために何かを担う。 物事の始めの洩星は「貫」で、最初は自己努力。 締めにあたる導星は「車」で、最後はどうなるかは流れ次第。 宿命の特長は、初秋午後四時頃の、双子に見える太陽の 強い温かみを受ける樹木で、総エネルギー228点はそれなりも 自身の木性は28点しかないので、動きは機敏でも、 子丑天冲殺の気の強さだけで、もっている格好。 火性95点は、表現力は抜群で、工夫して手抜きして見栄えだけは凝る。 土性70点は、身に余る金銭物質でお金は好き。 金性19点は、名誉にはそこまでこだわらず、 水性16点は、新しいことに挑戦するというよりは、 組み合わせの妙で乗り切る。 守護神火性過多は燃え尽きてしまわぬか心配だか、 目立つ分、全てが支持者にはならないが、 年支「午」VS日支「寅」の半会で、立ち止まらず 前へ前へと進んでいけば良いので、諦めたり満足してしまわねば、大丈夫。 年干支の「陽午」は、ヒノエウマで他者の運を喰い潰す。 月干支の「陽申」は、閃きありで天性の魔術師。 そして日干支の「木寅」は、よく動くわりには、どっしり構えて信頼感はあり。 10年運初旬「5歳草未」は、年支「午」と月支「申」の狭間を埋める DNA「石」の協調性和合性が付加される変則方三位で、 政治力や調整力に磨きがかかる。 2旬「15歳木午」は、DNA「貫」の大半会で大事件で大成果で、 早くも在学中から、元気なDNA「車」主導らしく、 目上剋しなのに、早くも人脈を築く。結婚はこの最終年。 3旬「25歳雨巳」は、DNA「玉」の害で、 出産を経験し、慣れないながらも、過去の人脈を再開し仕事に復帰し、 猛然と出来る範囲で復活をしだした時期。 4旬「35歳海辰」は、DNA「龍」の改良改革。 新たな手法で新たな挑戦新たな成功。 5旬「45歳宝卯」は、DNA「牽」の栄誉で、 進み行く方向の変化で守護神とはいえ強すぎる火性が弱まって、 変身が成功の源になり、豪邸や別荘まで手に入れるほど売れっ子になる。 今年(21年/宝丑)から始まる6旬「55歳鉄寅」は、主導DNA「車」で 本領発揮で、自己確立。子供も育って役割が稀薄になれば、 守護神月干支「陽申」の天剋地冲もあり、人生の転換も、 今度は目標を上手に切り替え、人生最後の勝負を賭ける。 今後は7旬「65歳畑丑」は、晩年に突如やってくる DNA「司」の干合10年運天冲殺で、老いても金銭物質に執着あれば、 一気にそれまでの蓄財を放出する恐れで、 感謝と奉仕は突入以前に行っておくのが常識。 8旬「75歳山子」は、DNA「禄」の回転財10年運天冲殺で、 前旬よりさらに、感謝と奉仕がないと、危機的状況。 安穏とした老後は送れないのが「車」主導だ。 さて藤井は仕事を通じて知り合ったのが容易にわかる 照明マンの夫P(64-0428/灯未)と90年(鉄午)の 主導DNA「車」の半会年に結婚している。 夫の年干と藤井の日干が「木」で、藤井にとっては守護神火性だし、 夫にとっても藤井は準守護神で、金性ゼロ(DNA禄/司なし)で野人の 夫のありえない金性の60年に一度の支合年に結婚しているが、 地支土性一気格で色々あって、いくら面白い相手ではあっても (藤井に)誕生日に何かしてほしいかと言われて 夫「いつもご馳走様なのでとくにないな」 藤井「じゃあ何か欲しいものはありますか?」 夫「優しくしてほしい・・・。」と言われるように、 子丑天冲殺は目上剋しなので年上と結婚してはならないのに、そこは大失敗。 とはいえ、夫のありえない金性10年運の3旬「22歳宝未」で首尾良く結婚し、 6旬「52歳木戌」と7旬「62歳草亥」の 特別条件付き守護神10年運天冲殺をうまくとりこめば、 満更ではないかもしれないが、 案の定、夫婦仲以上に第一子女児W(92-0429/草亥)は、 生年冲殺で親の犠牲で、生日冲殺で互換冲殺まであり、 親にはそこまで気持ちの上で手をかけられたかは別。 年支「申」VS日支「亥」の害持ちは表裏ありだし、 火性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人で「司」主導は純粋と考えれば、 仕事に生きて家からでてさえいれば、面白い人生。 また、第二子女児H(96-0114/鉄戌)は、 姉に比べれば、地味であり、普通には違いないが、 何の条件もない寅卯天冲殺なのに、両親とは共通干支がなく、 初旬2旬が10年運天冲殺で、善し悪しは別。母親にとり主導DNA方向で、 父親は救いも、向こうにはありえない金性で、 さらには日干支「鉄戌」は父親の年干支「木辰」を天剋地冲しており、 やはり逆縁結婚は悩みはつきないのだろう。 一見、成功者のほうが犠牲や苦悩は多いものなのだ☆ |
夫(P)○64-0428 |
灯山木宝 未辰辰※+2 玉調鳳調調(調主導) 木性(99)火性(52)土性(110)金性(00)水性(34)/総合295 寅卯天冲殺/天冲殺(52歳木戌/62歳草亥)/害(72歳陽子) 地支土性一気格 木性過多/土性過多/金性ゼロ(野人)/水性脆弱 +2歳畑巳/12歳鉄午/22歳宝未/32歳海申/42歳雨酉/52歳木戌/62歳草亥/72歳陽子〜 |
移 動 祝 祭 日○ 2 0 2 1 年/ 宝 丑 |
21年01月分● 21年02月分● 21年03月分● 21年04月分● 21年05月分● 21年06月分● 21年07月分● 21年08月分● 21年09月分● 21年10月分● 21年11月分● 21年12月分● |
コラム総合○目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜) |
さ く い ん ○ |
BEHPは書体設定を明朝体にしてご覧になられるのを推奨しています○ |
プラウザのバックを使ってお戻りください○ |
清く正しく美しく○BEハレ幸せ発電所→運命向上委員会 |
○実践的運命改良サロン Copyright(c)1994→2024 birthday-energy.inc. |