★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 2 1 年(宝丑)○10月 山戌 // 移 動 祝 祭 日 |
■10月分一覧 (2021年○目次) |
江上剛○蕎麦、食べていけ!の安全運転(2021_1001) |
児玉雨子○誰にも奪われたくない/凸撃の果てない貪欲(2021_1006) |
柄刀一○或るギリシア棺の謎の巧みに練られた幻惑(2021_1011) |
山舩晃太郎○沈没船博士海の底で歴史の謎を追うの挫折とありえない功績の謎(2021_1016) |
櫻井千姫○16歳の遺書と情熱の行方(2021_1019) |
明野照葉○誰?に感じる昭和の偽称の愉快と不愉快(2021_1023) |
安田峰俊○「低度」外国人材移民焼き畑国家日本を憂う(2021_1028) |
■2021年10月01日(金)海午 |
江上剛○蕎麦、食べていけ!の安全運転 |
○77年(灯巳)のDNA「禄」の天剋地冲年から 03年(雨未)の主導DNA「貫」の大半会年まで 旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)に勤務。 元日本振興銀行取締役兼代表執行役社長。 元みずほ銀行築地支店長でもある作家の江上剛(54-0107/雨亥)が、 条件あり天冲殺らしく18年(山戌)の干合年に上梓された 『蕎麦、食べていけ!』が 文庫化され01月20日(山辰)の干合日に刊行されている。 同作は、群馬県の赤城山麓にある片品村にある 架空の寿老神温泉の賑わいを復活させようと 訳あって大阪からやってきた高校生や若き信金職員が奮闘して、 愛する地元を復興させる町おこしエンタテインメント! かつての賑わいがすっかり失われた寿老神温泉。 この町で育ち、片品信用金庫に勤める赤城勇太は地元活性化のため、 高校生の蕎麦打ちイベントを企画する。 同時に、蕎麦打ち名人の孫の竹澤春海たち地元の高校生も 全国高校生蕎麦打ち選手権大会に出場するため、特訓に励む。 そんな中、金貸し貸し剥がしと悪の権化の東京の四菱大東銀行という メガバンクに勤務する勇太の兄・勇之介が 巨大資本によるリゾート化計画を引っ提げて乗り込んでくる! メガバンクに立ち向かう微弱信金は 田舎芝居に、クラウドファンディングに立ち向かう! 兵庫県氷上郡山南町(現・丹波市)出身。 早稲田大学政治経済学部政治学科を卒業し、 97年(灯丑)の守護神条件あり天冲殺には、 第一勧業銀行総会屋利益供与事件に際し、広報部次長として混乱収拾に尽力。 また、この事件を元にした高杉良の小説およびそれを原作とした 「金融腐蝕列島」のモデルともなる、 02年(海午)に、経済小説「非情銀行」で作家デビューし、 現在は東京都杉並区荻窪または東京都杉並区高井戸西近辺に在住の江上は、 DNA「貫」冲殺主導で、強固な意志を所有すると見せかけ、 柔軟な面もあり、状況により都合良く対処する。 「貫冲+牽」は、形を大切にし自尊心崇高も、そう見せているだけ。 自分にはともかく、他人には厳しい頑固さで対処。 才能は、この「牽」で勲章なり権威やその経験。 「貫冲+調」は、義理人情は通用せず、 限定された趣味趣向の人間としか交流せず。 「貫冲+貫」は、脇が甘いようで腹の底では計算する。 「貫冲+鳳」は、時代に迎合しやすい。 「雨+貫冲+丑月」は、ごね得を装う業師。 「巳」年生まれ「雨亥」は、揉め事には耐えて打開。 生き方を表す伴星は「牽」で、人を育てる。 物事の始めの洩星は「貫」で、原則単独行動。 締めにあたる導星は「調」で、口うるさい年寄り。 宿命の特長は、晩冬午前二時頃の辛うじて護岸工事がなされた 中州に草木が繁るほぼ並行して流れる運河のような流れだが、 年干支と日干支が両天秤で、あれこれ出来そうだが、 水質が似ているようで、底辺では全く異質なため、 水温も違えば、棲む生物も異なり、引き出しは多い。 とはいえ、生月冲殺なため、稼働方法は唐突だったり、 意表をついたり、奇をてらうこともあり、油断ならない。 総エネルギー224点はまずまずも、自身の水性95点に対し、 守護神火性の18点は心許ない印象。 それは経済人として冷静でいられることで、 専業作家となっては、貯めこんでいた木性40点を放出。 柔とみせて剛、剛とみせて柔。 水性の生月冲殺の変貌自在が売りか。 本作も柔と見せて、幹線道路脇のこれ見よがしに、他人を押しのけるような 厚かましい看板類に目を背け、ドイツやイギリスなどは 自然は守らないとなくなるということを知っているのに 日本人の口先だけの自然愛好主義を批判しているし、 しなびた温泉街を一過性の歓楽街に変貌させる メガバンクの横暴に一石を投じ、 地産地消をも推奨し、最後は笑える話にまとめている。 年干支の「雨巳」は、猜疑心の塊。 月干支の「草丑」は、真面目。 日干支の「雨亥」は、頭は良く忍耐力もあるが、 用心深く、小心者の面もあり。 干支番号構成は、30-02-60で南方東方北方で西方欠けも、 鋭敏だが領域は狭く、得意分野を滲ませる。 後天運は、初旬「1歳木子」が、DNA「調」の10年運天冲殺。 生月冲殺にして何らかの繊細な秘密を抱えながらも、 私的面まで制御不能とはいえ、そのありかが日支「亥」内なので、 後年にわたり活かしきったということになるだろう。 同時に日支「亥」と月支「丑」の間を埋める冬の方三位が成立し、 その結果には、より冷静な説明のつく生き方になったはず。 2旬「11歳雨亥」は、律音で集中力増すばかりか、 主導DNA「貫」でもあり、自己確立で、生月冲殺らしい加速がつき、上京。 また、ここからターボ運(子丑天冲殺廻り)も始まり、 何をしても目立つような輝く人となる。 3旬「21歳海戌」は、DNA「石」の協調性和合性。 おそらくは、もっとも望んだ就職希望先とはならないだろうが、 妥協ではなく、そこは生月冲殺らしく請われて入行。 そして、修行の時代も結婚はこのあたりのはず。職場結婚だろうか。 4旬「31歳宝酉」は、年支「巳」と月支「丑」のからむ DNA「龍」の三合会局で、次第に頭角をあらわす。 5旬「41歳鉄申」は、月干「草」が干合で「宝」になり、 DNA「龍」的要素濃厚の進み行く方向の変化。 環境自体は、DNA「玉」の害で、第一勧業銀行総会屋利益供与事件に際し、 広報部次長として混乱の収拾に尽力。 この事件後は、同行のコンプライアンス体制構築に大きな役割を果たす。 また、この事件を元にした高杉良(39-0125/海戌)の 小説およびそれを原作とした 映画「金融腐蝕列島」のモデルともなったが、 目立つターボ運(子丑天冲殺廻り)とはいえ、先々を考えれば、 ありがた迷惑みたいな害か。とはいえ作家デビューもここであり、 03年(雨未)は、主導DNA大半会年とはいえ、 早期退職に応募し自己発揮して辞したため、両天秤持ちらしく、 一時はTVコメンテーターなどで活躍したり、 日本振興銀行の社外取締役に就任するが、後々の災禍を呼び込むことになる。 6旬「51歳畑未」は、DNA「車」の多忙で危険な半会。 成り行きで日本振興銀行の取締役兼代表執行役社長に就任も、 50億円の損害賠償をつきつけられてしまう。 現在の7旬「61歳山午」は、DNA「牽」の名誉。 年干と日干の「雨」は「灯」になるが、様々な変化を受けることにより、 前旬の事件について、責任遂行が不十分だったことを理由に 三名で6.000万円を負担する連帯責任を負わされ、 さすがに、専業作家の道を歩むことになる。 今後は8旬「71歳灯巳」は、DNA「禄」の天剋地冲。 感謝と奉仕に目がいかぬと、例え守護神であろうと、 まだ役割が残っていようと、思うように生きづらくなりそうだ。 さて江上は、経験を活かし「経済小説」のジャンルで存分な活躍をしているが、 さすがの納音持ちで、20代で結婚した妻との間に、 帝国データバンクに勤務する息子が一人おり、 男児の孫がいるようだが、それ以上は謎。 青梅マラソンに出場したり、普段から善福寺側沿いを走り込んでいるようだが、 15年(草未)暮れ迄は、blogやtwitterをやっていたが、 今はそれもなく、もっぱら作品にうちこんでいると見るが、 害のデビューや生月冲殺の自己発揮もあり、 実績のわりには、いわゆる勲章なしは残念なところ。 才能でもあるのだが、マイペースを貫けぬのに、 両天秤すぎたということだろう☆ |
■2021年10月06(水)灯亥 |
児玉雨子○誰にも奪われたくない/凸撃の果てない貪欲 |
○幼稚園からの私立一貫校に通い、 10年(鉄寅)の60年に一度の干合支合年になり小説を書き、 集英社のすばる文学賞に応募、二次選考まで進む。 大学に入学した11年(宝卯)のDNA「車」年に、 知己の静岡朝日テレビのプロデューサーから 同局放送の「コピンクス!」の主題歌「カリーナノッテ」の 作詞を任され、作詞家デビュー。 柔軟な性癖を活かし、業界にくいこみ、 ハロー!プロジェクトや私立恵比寿中学などに、 テレビアニメ主題歌やキャラクターソングを中心に、 幅広く作詞提供している児玉雨子(93-1221/草亥※)が、 「文藝」21年春季号と夏季号の掲載した 初の小説『誰にも奪われたくない/凸撃』が、 07月30日(畑卯)のDNA「禄」のありえない土性の半会日に上梓されている。 「うばわれたくない」。 どうして私たちは、ひとりきりで存在できないの。 嗚呼、面倒くさい! かまわないでよ! あなたに興味なんいだから、業界関係者の新年会で知り合った 駆けだし作曲家のレイカとアイドルの真子。 二人は倦んだ日々からこぼれる本当の言葉を分け合う。 誰にも干渉されたくないのに、他人から時間やお金や振る舞いを、 盗んで盗まれて生きていくしかないもどかしさ。 そんな日々の息苦しさを共有できる、 友人とも違った二人の空間には、誰も招きたくはない。 まさに「最適な他人」という称賛が与えられた結果! それでいて、マスクも登場している嘘偽りのない世界! 瞳を潤ませるような、二人の会話のさりげない再現も、 不自然さがないのは、作家の特技か。 盗撮や盗みという犯罪もあれば、個人の性癖もさらすネット民との確執には、 アイドルも作詞家も水に溺れていると見れば 叩きにやってくる・・・正義もなにもない! 「誰にも奪われたくない」を便宜上、 陰とみたてれば、後半はがさつな「陽」の象徴という 「凸撃」は、作詩家が世を忍ぶ仮の姿を演じる金融業の職場の お節介な男の週末の憂さ晴らを曝く「極彩色の罵詈雑言」! とことん下品で、YouTuberの若者(03-1019/草丑)の 引きこもりの若者と対峙し、煽って喧嘩しては稼ぐ日常! 悍ましいほど、読むにたえない。 陰が「美」で、陽が「醜」の物語で吐きそう(笑)! 北九州市小倉区生まれ、神奈川県横浜市西区育ち。 両親は仕事を持ち、本人は鍵っ子。湘南白百合幼稚園から高校まで進み、 明治大学文学部文芸メディア専攻を卒業。 明治大学大学院文学研究科前期課程修了の児玉は、 雨子らしく「雨」から生成される「龍」主導で、 染み入るような、流れるような精神世界の冒険者。 「龍+車」は、ひらめき最強で、すんなりと表現。 「龍+玉」は、周囲と歩調はとらぬ静寂で、 自己の小宇宙にひたるため、侵略されたくない心情。 「龍+龍」は、留まることのない持続する放浪に想像。 「龍+石」は、生まれ持ったセンス!経済度外視の、飽くなき欲望。 「草+龍+子月」は、他者とは脳波の構造が異なり理解不能。 「酉」年生まれ「草亥」は、落ちて上昇!(後述) 生き方を表す伴星は「司」で、地道な積み重ね。家庭のために。 物事の始めの洩星は「車」で、無からの始まり。 締めにあたる導星は「石」で、共同で終了。 宿命の特長、仲冬深夜零時頃の「雨」にうたれる 大木に守られた「草」で大組織に庇護されねど、 自由に逃げ込み、また容認されている下草。 DNA上では、あえていう才能はないが、 生年冲殺ばかりか生日冲殺と苦難の天こ盛りで、 存在そのものが、才能という陰の日座冲殺で、 総エネルギー156点のフットワークの軽さは、 敬遠されぬ表向きは愛すべき存在だが、 水性84点に浮かぶ自身の木性は45点で、 火性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人は冷徹冷淡で、 熱狂は一切なく滝行のような潔い、どこまでも痛い表現力! 土性ゼロ(DNA禄/司なし)は、無欲が強欲か偏り、 新しいものには浪費家なのに、日常的な生活に関わるものには無頓着だったり、 家庭に縁なしで、実際、両親は本人の成人後に離婚している。 これは、母親成分が目立つ年干や月支で主導DNAを支えている「雨」なのに、 その配偶者成分の「山」も陰陽の「畑」も 宿命中にないため父親の不在につながり、整合性なき結婚 (共通干支なし、逆縁、夢の中、毒の中関わりなど)を表し、 父親のほうは再婚して、母親の違う妹がいるような tweetを一時期、繰り返し行っていた。 年干支の「雨酉」は、頭脳明晰世渡り巧みも、 少々言動粗野に品位に欠ける素もあり。なので「凸撃」。 月干支の「木子」は、打たれ弱く逃げ腰。 常にロマンや夢を求める淋しがり屋で現実逃避や何度でもゼロに戻せる特質。 そして日干支の「草亥」は、政治力巧みで、 情報に敏感で吸収して自己のものにする。 天下一品の度胸の良さは、感性鋭く霊感のようなものありも、 異性の気に近づけたら、そこで終わり。女子と共にある人生。 干支番号構成は、10-01-11と東方の一部領域に集中し、ある意味専門家である。 後天運は初旬「5歳草丑」が、DNA「貫」の守備本能強化で、 日支「亥」に月支「子」に連なる冬の方三位完成で、 冷静沈着さが、より強力となり、物事の成果に最大の関心をはらう。 2旬「15歳陽寅」は、ありえない火性が突如出現し、 自立心が芽生え、DNA「調」の細やかな発信力が付加。 英語のミュージカルに学校でかかわったと思えば、 小説にも挑戦をした、その後学生時代は塾講師をしたが、 就職活動は早々挫折し、創造力を駆使し業界にくいこむ。 現在の3旬「25歳灯卯」は、DNA「鳳」の豊かで通俗的な発信力で、 仕事の幅がじわりと拡張。年干支「雨酉」の天剋地冲もあり、 こうして作詞家ばかりか、作家デビューにも漕ぎ着ける。 今後の4旬「35歳山辰」は、ありえない土性の出現で、 魅力成分強化のDNA「司」で、黙っていても蓄財。 年干支「雨酉」は「灯酉」に、10年運は「陽辰」となり、 特に仕事世界では絶好調!「私はつんく♂さんになれない」等の 一連の発言を越えるのは明かであり、特に異性の気を絶対に近づけず、 若い女性との交流が濃くなればなるほど、成功者を実感する。 5旬「45歳畑巳」は、おなじくありえない土性の天剋地冲だが、 生き方や進み行く方向の変化でもあり、 月干「木」が「山」になれば、年干「雨」と二次干合し、 月干は「陽」に年干は「灯」の守護神に囲まれ、 組織には依存しない、まさに雲上人的成功。 果てしない財もなすが、えもいわれぬ投資や、 感謝や奉仕に惜しみなく捧げられれば、問題なし。 6旬「55歳鉄午」は、熱気はさろうと、 月干支「木子」の天剋地冲は、現場より栄誉。 7旬「65歳宝未」は、月支「子」の害と不安を伴うDNA「車」の孤独に浸る。 8旬「75歳海申」は、DNA「玉」の10年運天冲殺で、 制御不能の精神世界に入ってゆく。 「コロナ禍」を「コロナ渦」を書いているバカは一定の数いると児玉は思う。 楽屋泥棒や筋金いり整形のアイドルの崩壊! そこに演出が透けて見えようと、見えまいと児玉にはもはや無縁! 細かく分解され、既に加工と再構築が行われている! 「落ちないと上昇しない」児玉の鼓動は充分聴こえてくるが、 それは私達の日常には、一切這い込まれるようで、そうとも言えない。 「誰にも奪われたくない」場所はあるが、 この国の今は、そんなことはお構いなしか、 捨て置かれるか、どちらかになってきている☆ |
■2021年10月11日(月)海辰 |
柄刀一○或るギリシア棺の謎の巧みに練られた幻惑 |
○専門学校卒業後、フリーターとして、ハウスクリーニングなどの清掃作業、配管業、引越業者、輸入雑貨卸業、ペット販売等などを続けながら、 20年近く作家になるつもりで投稿。 鮎川哲也編「本格推理」への投稿・入選を経て、 DNA「石」の94年(木戌)の主導DNA天冲殺日に、「死者の立つ淵」で、 第7回日本推理サスペンス大賞(94-0831/畑丑)の最終候補となり、 60年に2年しかない守護神DNA「鳳」の条件あり天冲殺年だった 97年(灯丑)に「3000年の密室」で 第8回鮎川哲也賞(97-0613/陽戌)の最終候補となり、 DNA「禄」の変則方三位年だった98年(山寅)に、 「3000年の密室」でデビュー。 候補にはあがるが、なかなか頂点にはたつことが叶わない 柄刀一(59-0202/草卯)が、02月28日(灯未)の守護神DNA「鳳」の半会日に 『或るギリシア棺の謎』を上梓している。 フリーのカメラマンにして通訳でワトソン役の南美希風と ホームズ気取りの法医学者のエリザベス・キッドリッジの 凸凹コンビの事件解決談。 ところは三河湾にのぞむ愛知県豊橋市に本拠地にある企業の 創業家にあたる別荘でおきた事件。 二人にとって縁の深い篤志家の安堂朱海の訃報が届いた。 高齢で長く闘病していた彼女だったが、 自殺あるいは他殺の疑いが浮上する。 過去にも身内が不慮の死をとげることばかり。 誰が、何のために事件は起こり続けるのか。 元は難破したギリシア人を祖先にもつ崇高な実業家一族を覆う 呪われた宿命を、精緻にして過剰な論理的推理が解き明かす。 難破船の残骸でこさえた残された棺へのこだわり。 無理に故国に戻ろうとする者は無惨にも死に招かれるばかりか、 狂気に走る者、無惨にも消される者。 そして、不可思議な混合毒や心中の疑念までも。 富とは誠に不思議な縁をもつ財閥の汚された血流。 白いものは黒い!? 黒いものは白い!? 圧巻の推理話は圧巻なのか呆気ないのか、 難解すぎて理解不能なのかは、読者次第。 重厚で僅かな時間を、ゆっくりと巧妙に語られる謎。 北海道夕張市生まれ。 公立校にもかかわらず私服校の北海道札幌開成高等学校から、 専門学校札幌デザイナー学院卒業で、 日本推理作家協会・本格ミステリ作家クラブ会員。 北海道札幌市東区在住と思われる柄刀は、 「禄」冲殺主導で、たやすく満足をしないので、 くどいという印象を与えようと、たたみかけるように推理に挑む。 重要なことは落とさないが、根っ子をはりたくとも、落ち着かぬ風情も、 計画だけは練りに練り込む。アリバイだけが、全てでもない。 「禄冲+司」は、生活感を漂わせ、まずは生きていくために糧を得ようとする。 欲深く自制心ははたらかず。 「禄冲+貫」は、自己演出しようとも、計算しているようで、 自我が強調され、努力は報われにくい。 「貫」×2は不器用で頑固だし、 「司」×2も真面目なんだろうが地味すぎる印象。 「草+禄冲+丑月」は、華やかさに縁なしなのに、 時折落ち着きなく冒険しようとして、挫折しやすい。 「戌」年生まれ「草丑」は、穏やかなのは悪くはないが、 揉め事が起きると、慌てて逃げ腰になるが、 それが登場人物の性癖としても滲み出ているのが面白い。 生き方を表す伴星は「龍」で、妙な変化を求める。 物事の始めの洩星は「貫」をとるが、一人で努力。 締めにあたる導星は「司」をとって、自己判断。 宿命の特長は、晩冬午前二時頃の山の麓を覆う雑草群で、 寝ている時間帯なのに、起きてからの準備をしているのか、ざわめく。 総エネルギー199点は、木性72点あるとはいえ、 子丑天冲殺といえども、生月冲殺を加味して、 そこまで身強とはいえず、頑丈な気力が売りだが、 草木群に埋没しやすく、派手な個性をだすには、よほどの背伸びが必要か。 年支「戌」と日支「卯」の支合は努力型で、 月支「丑」をみても、土性は木性に隠されているだけで、 極めて強力で、それだけみても、地道一辺倒。 その気になれば、はびこる生月冲殺として、 それこそその気になれるかで良し悪しも決まる。 救いは年支「戌」内「灯」で僅か15点で、 発信力は稀薄だが、自身の木性が支えれば、 無理をしながらも、随所に遊び心が感じられる守護神利用が可能で、 喰うためが最優先には変わりないが、しぶとい。 金性34点は、危険な礫あり石ころ(宝)しかなく、 栄誉につながる「鉄」がないために受け入れ態勢なく、 それがもうひとつピリッとした評価に結びつかぬ由縁か。 とはいえ、肉好きというところで代用しすぎか。 また、同居する猫たちは陰の金性「宝」の象徴で、 猛獣でもリュンクス(山猫=本書の登場人物の象徴)でもあるまいし、 これも自尊心がなかなか磨かれぬところ。 年干支の「山戌」は、数代前に出生の秘密が隠匿され、 これが妙な一族を描く原動力。 異様なまでに金銭物質への執着も描かれるのも同様。 制約が多いが、凝り性で諦めも良いとは言えない。 そして、冬生まれにしては水性27点は、冲殺月支「丑」内の「龍」一点で、 頼りは外地への憧れ。なので、エリザベスの登場。 月干支の「草丑」は、絵に描いたような真面目さだが、 冲殺されているため、妙な可笑しさが加わり、忍耐力が消えぬうちは平静だが、 いったん壊れると修復は難しい。 そして日干支の「草卯」は、真面目さと鈍さの同居。 愚直であり石橋を叩いて渡るので、推理も順序だてて急がず。 干支番号構成は、35-02-52で西方東方北方で、南方の熱気には縁は薄い。 後天運は、初旬「1歳陽寅」が、DNA「調」の守護神で、 屈折して反抗的で、ズレた表現者。 年干支「山戌」とは大半会的(初旬のみ陽と山は同格)で、 いわゆる成功運型もかなり尖って特殊だ。 2旬「11歳灯卯」は、DNA「鳳」の豊かな表現力。 専門学校に入り、漫画家や作家を意識しだすが、 実際には漫画家は早々と諦めている。 3旬「21歳山辰」は、DNA「司」の害で、 真っ当な職にはつかず流浪の始まり。 年干支「山戌」の納音は、前進気勢陰りあり、 結果は求められないので、持続できずに、 常に嫌な場面にも遭遇し、列挙したらキリがないが、 投稿生活だけは、辛うじてやってきた。 4旬「31歳畑巳」は、DNA「禄」の主導DNAで自己確立。 ようやくペースをつかみかけてきたうえに、 自分の真の居場所を感じて、デビュー。 5旬「41歳鉄午」は、月干と日干の干合で、 進み行く方向の変化で、ようやく専業化か。 本来なら栄誉なり結婚なのだが、 冲殺月支の害もあり、それどころではなかった模様。 6旬「51歳宝未」は、DNA「車」の多忙。 冲殺月干支「草丑」の天剋地冲もあり、腹をくくり量産体制。 現在の7旬「61歳海申」は、DNA「玉」で、ひとつのテーマを深掘りしたり、 この国の歴史的な色合いの濃い流れになる見込み。 今後は8旬「71歳雨酉」は、DNA「龍」の放浪。 年干支「山戌」と干合支害が成立し、 年干は「陽」、10年運環境が「灯」にもなるが、 日支「卯」の対冲もあり、自由気ままに開放されたいと願う。 著者は作品を通じて、常に真摯に死に向き合っている。 崇高な死とは何だろうか。 小説世界を考慮すると殺人もあるだろうが、 それだけでは、生月冲殺の作家らしくない。 なので策略・仕掛け・騙しを縦横無尽に駆使しながら、愚かさと傲慢さを嫌う。 死に向き合うのが、本書の核でもある。 呆気ないと思うか、いたく感銘するかは受け手次第だが、 「そうきたか」と膝をたたけることは請け合い。 これが柄刀流れしきたりなのだから。 面白いでは失礼になるので、さすがである☆ |
柄刀一○59-0202 |
草草山灯 卯丑戌+1 司貫貫禄司(禄冲殺主導) 木性(72)火性(15)土性(51)金性(34)水性(27)/総合199 子丑生月冲殺/初旬条件あり(年干支と大半会的) 変則方三位(1歳陽寅)/害(21歳山辰)/主導DNA(31歳畑巳) 木性過多/火性脆弱/金性脆弱/水性脆弱 +1歳陽寅/11歳灯卯/21歳山辰/31歳畑巳/41歳鉄午/51歳宝未/61歳海申/71歳雨酉〜 |
■2021年10月16日(土)灯酉 |
山舩晃太郎○沈没船博士、海の底で歴史の謎を追うの挫折とありえない功績の謎 |
○生年冲殺らしく、父親の転勤により、各地を転々としていたが、 小学三年生の時愛知県名古屋市に住んでいた折り、 親の勧めで少年野球チームに所属し、中学生の時千葉県市川市に引越し、 将来はプロ野球選手になるつもりで、夏の甲子園を目指していたが、 01年(宝巳)の60年に一度のありえない害年に、 右肘を故障しながら必死にリハビリを続け、法政大学第一高等学校を卒業し、 野球推薦枠で法政大学入学も、04年(木申)の納音年に、 後輩投手の150キロの剛速球を目の当たりにし、 バッティングピッチャーに専念するが、野球漬けの全寮制から解放され、 法政大学文学部史学科を卒業するも、卒論は幼い時からの父親の影響で 読書に慣れ親しんでいたなかから水中考古学を選び、 卒業後は、より専門家として生きていく決意をし、 中高時代英語は10点20点がザラで、英語が全く喋れないにもかかわらず、 テキサスA&M大学への留学を決意し、まず併設の語学学校から十数年をかけ、 悪玉のトレジャーハンターと競争しながら水中考古学者として名をはせ 水中文化遺産の三次元測量と沈没船の復元構築が専門の 山舩晃太郎(84-0321/木寅)が、 『沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う』を 07月15日(木子)の大半会天冲殺日に上梓した。 同書は、英語すら喋れることが出来ない山舩の無鉄砲とも思える、 苦労を苦労とも思わない水中考古学者としての成功までの軌跡と なにからなにまで素人には無縁の世界ながら 恋人や家族が戯れる海の底で沈没船を探すロマンチスト。 今日は地中海、明日はドブ川。激アツの発掘デイズを語る 子丑天冲殺らしい自慢話の数々。 一見、無謀ながら謙虚さありの中に ついつい感情移入させられてしまう青年の記録。 目次を採録すると 第1章 人類は農耕民となる前から船乗りだった 第2章 発掘現場には恋とカオスがつきものだ 第3章 TOEFL「読解1点」でも学者への道は拓ける 第4章 エーゲ海から「臭いお宝」を引き上げる 第5章 そこに船がある限り、学者はドブ川にも潜る 第6章 沈没船探偵、カリブ海に眠る船の正体を推理する 第7章 バハマのリゾートでコロンブスの影を探せ 第8章 ミクロネシアの浅瀬でゼロ戦に出会う といった様子で、何より仕事大好きの生年冲殺らしさ満載! 法政大学文学部史学科を卒業後、テキサスA&M大学大学院に留学。 10年(鉄寅)のありえないDNA「車」年から テキサスA&M大沈没船復元再構築研究室研究員。 同大学院で修士号(12年/海辰)と博士号(16年/陽申)を取得。 船舶考古学博士。16年(陽申)に合同会社アパラティスを設立。 17年(灯酉)よりエクスタナード・デ・コロンビア大学・外国人特別客員教授。 18年(山戌)より九州大学(浅海底フロンティア研究センター)共同研究企業代表。 東京海洋大学・講師(非常勤)。 西洋船(古代・中世・近代)を主たる研究対象とする考古学と歴史学の他、 水中文化遺産の三次元測量と沈没船の復元構築が専門で、 現在の本拠地は鳥取県米子市という山舩は、DNA「石」主導で、 人間関係の構築が全てで、何でも受け入れるばかりか、 人たらしで、ここぞという人物の懐に入りこむ。 「石+玉」は、妙に説得力のある語り口。 「石+貫」は、組織の中で個人の利益を徹底追究。 「石+調」は、自尊心無縁で格好つけず。 「木+石+卯月」は、誉められるとヤル気をだす。 「子」年生まれ「木寅」は、さして現実的でない世界で活動。 生き方を表す伴星は「司」で、努力の積み重ね。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。 締めにあたる導星は「調」で、業界のいわゆるご意見番。 宿命の特長は、仲春午前六時頃に強い光があてられた 川一面を覆いつくすような多量の筏。 あるいは地下水脈を場違いな木の船を通している状態。 総エネルギー189点は、子丑天冲殺でなければ心許なくも、 自身の木性は117点もあるので、気は強くその気になれば屈強。 とはいえ高所恐怖症で、なるべく飛行機に乗りたくないため 一箇所に留まって作業をするのが向いているのは、 火性26点土性19点水性27点と、周囲をしたがえるようで、 かといって、金性ゼロ(DNA車/牽なし)は、 栄誉にこだわることなく、興味あることにだけ費やされる 無限大の行動力で、どこへ流れて行くか不明。 本来大地に根をはる強い木性が理想も、大地に根をはるほどでもないので、 自身が筏や木造船になり、流れて妙な役にたつ。 生年冲殺なので、求められれば応えるし、 年干と日干の同一は、あらゆることに対して両天秤。 むろん仕事最優先だが、その場でも同時にあらゆる可能性を探る。 年干支の「木子」は、空想家夢想家だが、頑なではなく、 なんどもやり直しても、へこたれないが、 幸い沈没船は、出港後すぐや入港直前に、 浅瀬に乗りあげたりして沈没したものが多いので、 さほど深海に潜るわけでもないというのも幸い(笑)。 月干支の「灯卯」は観察を濃厚にして、行けると確信をもてれば、即座に実行。 そして日干支の「木寅」は、人を使うのに長ける。 干支番号構成は、01-04-51と東方2点に北方1点で、 いわゆる専門的なことを掘り下げるわけで、 全くの門外漢なことには手をださないのが鉄則。 後天運は初旬「5歳山辰」は、DNA「禄」の引力本能強化。 日支「寅」に月支「卯」の内側の人間形成のために役立った 賑わいのある、春の方三位で、集団生活を学ぶ。 初旬条件はなく、売りは生年冲殺のみ。 2旬「15歳畑巳」は、DNA「司」で順調さを損なう。 年干の干合と日干支の干合支害で、大いなる挫折と方向変換。 肩を壊すばかりか、苦難の未来を選択。異性には、こっぴどい目に遭ったはず。 3旬「25歳鉄午」は、DNA「車」で、ありえない稼働。 無我夢中で成果をだすように、必死。 現在の4旬「35歳宝未」は、DNA「牽」で、ありえない役割。 その道の専門家としての認知。 今後は5旬「45歳海申」が、DNA「龍」のあらたな挑戦で、 進み行く方向性の変化と月干「草」化すれば、 木性天干一気の完成となり、仲間を巻き込んで 過去から続く価値観をひっくり返すような動きも、体力次第。 6旬「55歳雨酉」は、月干支「灯卯」の天剋地冲を伴う DNA「玉」で、国内専念で極めるか、極めて旧い案件にかかりきりになる。 7旬「65歳木戌」は、DNA「貫」の異常環境10年運天冲殺で、 大半会まであるので、とんでもない成果。 8旬「75歳草亥」は、DNA「石」の異常環境10年運天冲殺で、 支合もあり、自己確立をしながらも、直感でさらなる上昇領域を求める。 さて、ユネスコによれば、陸上で発掘される遺跡に比べ、 水中にあり砂なので無酸素状態を維持した 極めて良質な「タイムカプセル」のような鮮度のある保存状態の素晴らしい 「100年以上前に沈没し」、「水中文化遺産となる沈没船」が、 世界中には300万隻も沈んでいると指標しているそうだから、 まだまだ、山舩の出番は限りなくある。 そして、そんな山舩は生年冲殺で親の犠牲。野球を推奨され、挫折。 とはいえ、母親成分は冲殺年支「子」内「雨」。 父親成分は日支「寅」内「戌」で、宿命に「海」がないながらも、 海事考古学では名前を売ったのだから、親越えは果たしたし、 ありえない金性内の60年に一度のありえない名誉・役割の天冲殺で、 コロナ災禍に遭いながらも、それを幸いにして、 こんな執筆を行い、業界の認知に貢献したのだから、なんら言うことはない。 それが充実した功績であり、子丑天冲殺の消化だ☆ |
■2021年10月19日(火)鉄子 |
櫻井千姫○16歳の遺書と情熱の行方 |
○08年(山子)のDNA「龍」年に書き上げられ 10年(鉄寅)の主導DNA大半会天冲殺年に応募した 「天国までの49日間」で、 翌11年(宝卯)に第5回日本ケータイ小説大賞で 応募総数9,116作の中から大賞を受賞し、作家デビュー。 生きることの尊さと儚さ、壮絶さを描く ヴィクトリカ ゾエ・キレーヌこと櫻井千姫(85-0511/鉄戌)が、 20年(鉄子)の主導DNA「貫」年に、小説投稿サイト「ステキブンゲイ」に、 08月20日(草未)から12月31日(山申)で配信され、 連載されていた同タイトルの『16歳の遺書』が、 06月15日(木午)のDNA「禄」の半会日に上梓されている。 きっと見つかる、大切なもの。 東京まで新幹線にのって僅かで行ける海のある地方都市。 「もうすぐ死ぬってわかってる。でも・・・」 わたしの分まで生きて!痛いほど切ない、最期の日々。 余命短い少女の友情と恋の行方は!? 日常的にあった凄惨な虐め。父親のいない少女には耐えがたいものだった。 「わたしが死なないのは、単に死ぬのが怖いからであって、 もし死後の世界が居心地の良いものだと絶対に保証されて、 かつ痛くも苦しくもない死に方があるのなら、 正直、いますぐ死にたい」などとSNSで自殺願望を綴っていた 看護師の母親もつ母子家庭の城野絆は、 秘密の投稿を同じクラスの徳川郁に見られてしまう。 死にたくて同情された「絆」と生きたくて同情されたい「郁」。 だが、郁からも重大な秘密を告げられる。 「あたしの寿命、あと半年なんだ」。 絆は余命短い郁の「死ぬまでにやりたいこと」の実現に協力するが、 そこには驚愕の真実が・・・。孤独な「死にたがり」少女が、 実際に「死が差し迫っている」「生きたい」美少女に寄り添い、 「死ぬまでにやりたい」ことを実現する友情の日々を描く 春夏秋冬の号泣物語! 「絆」の名前を母親から証された時が、 「絆」が大人の階段を昇れる権利を手にした時だ。 なお、人間の性格は生まれた時に決定づけられ、 あとは環境と10年運がそれを陰にも陽にも磨かれていることを 「絆」には、早く教えてあげたかったなと思う。 それと「退屈には読書がいい」は明言かな。 最後は残された郁の幼馴染みの和義と絆の 第二章が、また嬉しくなる櫻井にしか書けない えなりかずきと同一生年月日で、 年支「子」VS日支「未」の害持ちの尾崎世界観(84-1109/灯未)の 「風にふかれて」にインスアパイアされた 元、絆の作家の生きざまなのだね。 作家デビュー十周年で十作目の本作では 「人を大事にすること」「好きなことは諦めないこと」がテーマになっている。 自称、「妖精」の小説家。出身はエーゲ海、年齢は永遠の300才という 相模大野駅以西の小田急沿線の神奈川県出身で、 高校及び法政大学を中退。学生時代から元夫となる人物と同棲。 11年(宝卯)のDNA「石」の条件なし天冲殺の夢の中に 元夫と別居のため引越し、さらに12年(海辰)のDNA「鳳」の 守護神半会年に実家へ戻り、14年(木午)のDNA「禄」の半会年には、 二番目の夫と同棲し結婚(現在は不明)するために、 東京都世田谷区代田在住。 ストーンカウンセラーや特殊な接客業のバイトまでする櫻井は、 DNA「貫」主導の、頑固で強面。 好き嫌い激しく、攻撃されたら躊躇なく反撃。 「貫+調」は、集団行動好まずの個人主義で、 人様の恩を受けたり、施したりとは疎遠。 「貫+石」は、独裁者というか、まさに女王の振る舞い。 「貫+司」は、急がず自分なりに冷静。 才能は「司」で、陰の蓄積本能で欲得。 「鉄+貫+巳月」は、自尊心最強。 「丑」年生まれ「鉄戌」は、待ち運。 生き方を表す伴星は「貫」で、波の少ない人生が望まれる。 物事の始めの洩星は「貫」で、単独行動。 締めにあたる導星は「司」で、自分の意志で終了。 宿命の特長は、初夏午前十時頃の豪華な装飾ばかりか、 花まで添えられた重装備で限定された領域を警護する装置。 総エネルギー251点中自身の金性98点と屈強で、 年干「草」を日干「鉄」が干合すると、 年干は「宝」になるため、月干「宝」をいれて、 金性天干一気の完成となり、異性であろうと目上だろうと跪かせて従わせる。 二度にわたる婚姻歴はあるのに、「人間の男性に興味ありません」は、 ときめきが干合で同格になってしまい、 仲間や従者にしかすぎないように思えるからだろう。 年支「丑」VS月支「巳」の半会で、さらに現実面の金性は強化されるので、 社会参加したら、このうえなく強い存在。 とはいえ、木性は20点で引力本能はいまひとつ。 火性45点で意識は高く、土性67点の創造力もあり、 水性21点と発信力が心許ないので極端な見栄えか。 近づきがたく、遠くから眺めさせてもらうのが平和か。 年干支の「草丑」は、堅実で真面目。 月干支の「宝巳」は、独特の優しさ。 そして日干支の「鉄戌」は、退却も厭わない軍隊で、 野暮ったさに図々しさが同居。身を傷めることで運気も上昇。 数代前に不慮の死を遂げた先祖の存在も気になり、 墓参はかかさないべきではないか。 干支番号構成は、02-18-47で東方南方西方とそれなりの振り幅。 後天運は、初旬「9歳海午」が、DNA「鳳」の半会で、 豊かな趣味に耽溺するも、速さには興味のない人生。 遊び人でもあり、勉学に興味を失せば中退するだろうし、 必要とあらば、大学検定を受けて大学に入るも、 異性に興味をもてば、たちどころに学びたくなくなる。 2旬「19歳雨未」は、DNA「調」の刑。 反骨精神で衝突が激しくなるものの、 強調されるのは、美しい少女趣味なので、 創作の世界に足を踏みいれ、受賞からデビュー。前夫は処理された見込み。 現在の3旬「29歳木申」は、DNA「禄」の木性強化。 感謝や奉仕は似合わずに、回転財。喰えない間は、戦うSMの風俗嬢となり、 そのドライバーと恋仲になり同棲から二度目の結婚も、 志なければ魅力ない異性で、このところSNSには登場しなくなっているので、 破綻というより同様にポイ捨て可能性大。 今後は4旬「39歳草酉」が、DNA「司」の干合支害。 木性強化で、あらたな異性や愛をそそぐ存在の登場。 特に年支「丑」VS月支「巳」に連動するので、 出来れば、異性ではなく仕事に使用出来れば、 大きな拡がりも、結果を求めすぎれば、ろくでもない異性の登場や、 無意味な投資なども考慮する余地あるが、 仕事仕事に生き抜けば、思ったとおりでなかろうと、 また、その時点で時代整合性がなかろうと、 悪い話にはならぬと思うが、どう変遷していくか。 5旬「49歳陽戌」は、DNA「車」の闘争ながら、 月干「宝」を干合させ「雨」に変質させれば、 進み行く方向性の変化であり、変剋律付なので、 支持者や若い女性と柔軟な交流で苦悩すれば、 天干一気破格となるので、ある意味角がとれた状態。 6旬「59歳灯亥」は、月干支「宝巳」の天剋地冲で、 立場の変更で、腹をくくれば、DNA「牽」の名誉にもなるが、 同時に苦悩があれば、才能は磨かれる。 7旬「69歳山子」は、DNA「龍」の庶民的新たな挑戦による 戸惑いや苦節。 8旬「79歳畑丑」は、DNA「玉」は過去の総決算にもなる。 10代20代の発達障害の困難さに直面したのは 「バイトするようになった時からです。ファミレス、コンビニ、テレアポ、 家庭教師。どの仕事も障害の特性からまともに務まりません。 自己肯定感が著しく削られ、心の病気になりました。」 また「双極性障害を患ってますが、鬱の時は本当に辛いので」も、 これらは干合金性天干一気の仕業と ともかく金性が強すぎて活かし切れないジレンマ。 その意味ではエステなどよりSM女王としての 振る舞いは、ある意味理にかなったものだが、 本来は女性が進出するスポーツ。 水が守護神なので、ボートレーサーにでもなっていたら、 今頃凛々しい姿を拝めたかもしれない。 それを経由したあとの作品ならば、また味わいも違ったろうし、 全く違う視界が拓けていたかもしれない☆ |
■2021年10月23日(土)木辰 |
明野照葉○誰?に感じる昭和の偽称の愉快と不愉快 |
○三十歳を過ぎて会社を辞め、 「自分は何をしたかったのだろうか」と自問したときに、 亡父に「小説を書きたかったんじゃないのか」と言われ、 それで原点に回帰し、アルバイトをしながら図書館に通い、 五百冊ほどの小説をノートをとりながら読み込み、 売れている本の傾向を徹底的に研究し 人生の折り返し地点だった律音年の98年(山寅)、 さらに律音日(山寅)に「雨女」で、 第37回オール讀物推理小説新人賞(98-0928/山寅)を受賞し、作家デビュー。 00年(鉄辰)のDNA「鳳」年には、「輪(RINKAI)廻』で、 第7回松本清張賞(00-0426/木寅)を受賞している明野照葉(59-0625/山寅)が、 昨年(20年)の08月15日(鉄寅)に上梓した『誰?』を取り上げる。 71歳になる沢田隆が晴美と出会ったのは、近所の居酒屋だった。 沢田は大手航空会社を定年退職後、悠々自適な生活を送るはずだったが、 60歳の時に妻の百合子が癌になり、その後転移して6年後に失い空虚な身。 一人息子は大手ゼネコンに就職し米国に転勤になったかと思えば、 現地で結婚し言葉の通じない嫁のカトリーヌと孫娘のマリリンがおり、 スペース・アーティストなる理解しがたい芸術活動に転じて、 孤独の真っ直中にいた。そんな時、父親を幼い時に交通事故でなくし、 母親も2年半前に亡くし、自身も難病指定を掛け持ちして 満身創痍という親子ほども年の離れた病弱で薄幸な晴美に心奪われ、 「彼女は私の生きがいだ」と信じるようになった。 次第に彼女のために金を使うようになった。 だが、ふとしたことから沢田は、晴美を留美と馴れ馴れしく呼ぶ 中年女性の存在を知る。しかも女性はおかしな部屋の話もするばかりか、 沢田のことを医者だと信じ切っているのだ。 いったい晴美の真実の姿とは? 彼女は何者なのか? そして、若い男の影もみえだした。 それを知る前に沢田に悲劇の破綻が訪れた――。 生誕地であり麗しのホームタウンを描ききった 混沌明野ワールド全開の猛毒を堪能してほしい! 東京都中野区東中野出身。東京女子大学文理学部社会学科を卒業後は、 富士ゼロックス等に勤務し、東京都国分寺市を経て、 現在は東京都小金井市本町を拠点とする明野は、 「石」主導で、来る者は拒まず、去る者は忘れがたく、 何でも受け入れてしまうしたたかさあり。 「石+禄」は、山なのに行動力が売りで無理をしがちも、 他者を利用するのは長けている。 「石+車」は、目的遂行のためには小異は見捨てる。 才能は、皮肉にも(山なのに)行動力。危険体験を願う反撃の素早さ。 「石+石」は、変わり者で組織内でも融合するように見せかけ、 虎視眈々と獲物を狙う。 「石+鳳」は、繊細さがないため、時に計画に漏れあり。 「山+石+午月」は、親を早くになくしやすく、 他人から持ちあげられると尊大になる。 「亥」年生まれ「山寅」は、よく働きよく消耗する。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動。 物事の始めの洩星は「石」で、周囲の助言で始める。 締めにあたる導星は「車」で、無かったことにする! 正に主人公の「誰」の姿しか見えてこない。 宿命の特長は、仲夏正午頃の特殊な作物を地中で栽培させ、 それを強奪されぬように、武器に守らせている「山」。 総エネルギーは188点で、フットワークが軽そうだが、 「山」が動いてはいけないのに、矛盾だらけ。 とはいっても、自身の土性は76点もあり、弱くはないつもり。 稼働力の木性は44点あるが、それは全て地支の中。 年支「亥」内と、日支「寅」内にある「木」で、これが貴重な資源になるが、 夏生まれとしては火性38点は、日支「寅」内の「陽」のみで弱くとも、 月支「午」VS日支「寅」の半会で、虚に近かろうと火性は生成されるので、 質は悪くないのだろうが、酷使すれば目には良くない。 「灯」なら炭化させるところを「陽」なので、地下のサウナ施設か。 これが、普通ではないイヤミスにつながる創造力も、 発信力の金性はわずか12点。 ただし、月干にあるので強引に号砲をならすことも可能。 とはいえ、それが大きな引力本能になるかといえば、 守護神水性は年支「亥」内に僅か18点を認めるだけで、 異性を見る目も、イコールお金の「誰」の主人公なみの発想は可能だし、 そもそも、優しさやサービス精神はそこまで旺盛ではないので、 ワンパターンになりやすい。なので、それを好むか嫌うかは読者次第になる。 年干支の「畑亥」は、時代のつなぎ目のような泥濘み。 勝負師と寝業師という異常干支を活かせば 「誰?」のヒロインは、瞬く間に完成する。月干支の「鉄午」は、乱暴な豪傑。 計算しつくした人情で、甘やかされると無法者になる。 そして「山寅」は、生まれながらの帝王で、 泥んこになって労働するより、楽をしたいクチ。 干支番号構成は、36-07-15で西方東方南方で、 北方欠けとはいえ、極めて疲労度は高そうだ。 後天運は、初旬「4歳宝未」は、DNA「調」の独創的少女趣味的思考も、 これといった条件はなし。 2旬「14歳海申」は、DNA「禄」の守護神10年運天冲殺も、 年支「亥」は害で、自己の希望にそぐわない。 日干支「山寅」の天剋地冲は、それでも前に進み逆転の発想。 ありがた迷惑まではいかぬも、思い通りとはいかない。 3旬「24歳雨酉」は、DNA「司」の干合10年運天冲殺で、 いわゆるところの真面目で堅実な生きざまは好まず変節。 意を決して退職し、作家を目指す。 4旬「34歳木戌」は、DNA「車」の半会で、 孤独と闘いながら他者とは異なる人生を目指す 特別条件付き10年運天冲殺で視界に急に見栄えの良い ただし、異様な森に覆われ、たちどころに栄誉まで得てデビュー。 5旬「44歳草亥」は、DNA「牽」の心地良い刺激の10年運天冲殺で、順調も、 月干「鉄」と干合され、環境異変を起こすと、特別意識が強くなるきらいあり。 現在の6旬「54歳陽子」は、月干支「鉄午」の天剋地冲で、 DNA「龍」の40年間に渡る10年運天冲殺を抜けた虚の状態で、 難治の双極性障害(躁鬱)で都の自立支援を受けたり、 17年(灯酉)のDNA「玉」の忌み神条件なし天冲殺では、左上腕部骨折。 20年(鉄子)のDNA「鳳」年には、気が抜けたかマンション火災に遭遇したり、 横紋筋融解+脱水症で緊急搬送されたりと、 さすがに「誰?」のような作品をだしたのは恐れ多かったか。 今後は7旬「64歳灯丑」は、DNA「玉」の忌み神で、 以前の疾病の再発や、熱気で疲労困憊。 8旬「74歳山寅」は、DNA「貫」の律音で、 なんとか再起をはかろうとするが、どのくらい力が残っているか否か。 主人公の晴美が「誰?」になった経緯はありていにいえば、自己顕示欲が強く、 わがままで感謝や奉仕の気持ちに疎い発想から、 多くの人が離れていった結果、精神状態に異常をきたしたもの。 これは、明野の通院歴や周囲の反応などの 経験をもとに、よく知った東中野の地を舞台に鬱憤を晴らそうとした仕掛け。 そのためには、東中野や新井薬師に中野を今一度歩き回ったのだろう。 ご苦労様には違いないが、そこには明野の執念も見え隠れする。 「エデン」「文福寿司」はないようだが、 「いろは」は東中野にはなく新井薬師にはあるし、 「居酒屋藤吉郎」は、新中野にある(笑)。 「ビーバース」なんていうファミレスはないが、 それぞれ明野が体験したり、見聞きした物語。 口から出任せ? うまいこと誤魔化すのは作家の専売特許だが、 少々やりすぎたか(笑)。 さて自称38歳。この話は19年(畑亥)に起きたことになる。 となると、ヒロイン(と呼んで良いものかはともかく)は、 自称43歳だから、若作りなのか、入念にバケたかは微妙も、 年干支「陽辰」VS月干支「宝卯」の干合支害は不穏。 ようは、表向きの精神異常きたす可能性大。 ところが、月支「卯」VS「亥」の半会は、木性強化で、金には目がない。 しかも「鳳」主導の「雨未」は、好色だから、 無理せねば演じきれぬものではないが、 年干支VS日干支の干合支害ならともかく、 少々出来過ぎの感ありで、武藤晴美(76-0401/雨未)と 明野照子の合体作とでもしておきたい。 ちなみに武藤の「39歳灯亥」は、DNA「禄」の回転財で、 次から次へと欲をかきだしすぎて、 青物横丁に逃げ込む前に、あっけなくなのである! 一族の鼻つまみも、混乱しながら孤独の闇に落ちた! そ、孤独に弱い者は、どこまでも勝てない! 否、その努力をせねば、困難だ。望む望まずは別にして、法を犯さず、 人を裏切らねば、もっと良い人生になった。 生き方一つでも同じ生年月日を与えられても陰にも陽になる! 明野も長く生きて、世のため人のため、尽くしてもらいたいものである☆ |
■2021年10月28日(木)畑酉 |
安田峰俊○「低度」外国人材 移民焼き畑国家、日本を憂う |
○大学院修了後、就職に成功せず、1文字1円以下のウェブライターを皮切りに、 コンビニ売りの怪しい500円ムックの執筆者、裏モノ・実話誌ライター、 ブログ本作者、週刊誌記者を経てノンフィクションライターとなる。 10年(鉄寅)に「中国人の本音」でデビューし、 中国の天安門世代に密着した 『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』が、 守護神一年目には、DNA「牽」の栄誉日に 第5回城山三郎賞(18-1031/陽申)を受賞し、 守護神二年目には、DNA「調」の支合日に 第50回大宅壮一ノンフィクション賞(19-0515/海子)を受賞し、 元多摩大学経営情報学部講師で、立命館大学人文科学研究所客員研究員の 安田峰俊(82-0118/宝丑)が、人生の折り返し地点を迎えた 03月02日(畑酉)のDNA「龍」の守護神半会日に、 『「低度」外国人材 移民焼き畑国家、日本』を上梓している。 「ルームメイトは逃亡しました」逃げる時ほど、仲間には打ち明けず、 ごく普通に振る舞い、仕事への愚痴などこぼさなくなり、 そして、ある時忽然と姿を消し、不法滞在者になっていく。 一昔前なら旅券を抑えられ身動きがとれなかったそうだが、 近頃はさすがにそれはないらしい。国からは「高度」と見なされない、 圧倒的多数の外国人労働者の世界に入りこみ、 型どおりの報道では決して描かれないディープなルポを、 コロナ災禍で行き場を無くした逃亡者の本音や、 以前より行われていたが、貧しくなって明るみにでた 群馬県内の果実や鶏や豚盗難の実態を探った。 (実際は、十年くらい前からあったそうだが、 コロナ災禍で新規参入者が多発してバレたようだ) 発端は20年(鉄子)の04月14日(灯亥)に、群馬県佐波郡玉村町の街道沿いの コンビニ周辺で起きた交通事故。 被害者は20代の元技能実習生のベトナム人不法滞在者で、 実は事故の前に酒酔い運転中に無免許自損事故を起こし、 警邏中のパトカーから逃走中にふらついて 走行中の乗用車に接触被害に遇い病院に搬送された時点で、 新型コロナウイルスに罹患していることが判明し、 警察官らが濃厚接触者になった事件が発端。 彼らは本国にいるより「稼げる」という妄想を抱かされ いわゆる「送り出し機関」に大枚の手数料を支払い 研修生として来日した人々で、かつては中国人が主流だったが、 中国が豊かになったために、現在はベトナムからが多数をしめる。 そして、各地にコミュニテイをつくり、 独自のネットワークをSNS(ボドイを名乗り=兵士)上で 構築し助けあっているものだが、思わぬコロナ災禍の襲来で、 抜け道を塞がれたのが理由。 一方、日本政府や公的機関が、学歴や職歴が優秀な「高度外国人材」を 求めるなか、それとは真逆の属性を持つ人材が存在する。 それは、「(年齢だけは若いかもしれないが)学歴・年収が低く、 日本語はろくに喋れず専門知識もない、非熟練労働に従事している」 人々といえる。日本社会は彼らにこそ強く依存しており、必要としている。 とはいえ、生身の「低度」外国人材は、 絶対的な弱者や被害者たちの群れではない。 ましてや、陰謀をたくらむ存在でもない。 三年にわたって中国、ベトナム、日本各地を回り、 生身の低度人材の実態に迫っている。なお、目次は以下である。 第一章 コロナ、タリバン、群馬県 ――隣人は平和な「イスラム原理主義者」 第二章 「兵士」たちの逃亡と犯罪 ――主役は中国人からベトナム人へ 第三章 頼りなき弱者 ――ベトナム「送り出し」業者に突撃してみれば 第四章 「低度」人材の村 ――ウソと搾取の「破綻した制度」 第五章 「現代の奴隷」になれない中国人 ――稼げない日本に見切りをつけるとき 第六章 高度人材、低度人材 ――「日本語だけは上手い」元技能実習生 第七章 「群馬の兄貴」の罪と罰 ――北関東家畜窃盗疑惑の黒い霧 滋賀県能登川町(現・東近江市)出身。 滋賀県立八日市高等学校、立命館大学文学部(東洋史学専攻)を卒業後、 広島大学大学院文学研究科修士課程を修了し、 DNA「車」年だった07年(灯亥)に上京し、東京都板橋区に居住していたが、 13年(雨巳)のDNA「鳳」の三合会局年に東京都中央区へ転居。 18年(山戌)の守護神年DNA「玉」年には、東京都府中市白糸台に居住し、 19年(畑亥)の守護神DNA「龍」年よりは、 東京都豊島区内に本拠地を構える安田は、 DNA「貫」主導で、常に敵を想定して身構え、 攻撃されたらただちに反撃する。 好き嫌いは明確なので、旗色の判りやすい人物。 「貫+貫」は、用心深く、なかなか人を信用せず。 「貫」×5もあり衝突が少なくなく、ぎすぎすした印象。 「宝+貫+丑月」は、子供のようなふりをして他人を観察。 なので在留外国人達の子供でこの国の教育をうけて 流暢な日本語を使える小学生と仲良くなり、大人達への通訳も頼めるわけだ。 「酉」年生まれ「宝丑」は、困ったら動きをいったん止める。 生き方を表す伴星は「牽」で、裏に隠された物を表沙汰にする。 物事の始めの洩星は「貫」で、単独行動。 締めにあたる導星は「貫」で、自己完結。 宿命の特長は、晩冬午前二時頃の真っ暗闇の中で 異様な殺気のようなものを放つ特別にあつらえられたような装置で、 状況により、飛び道具にもなったり、地底を貪欲に進む弾丸モグラにもなる 他者に問答無用の恐怖と畏怖を与えるもので 総エネルギー224点中自身の金性が138点もある身強で、 年干も月干も日干も「宝」という真性金性天干一気に加え、 年支「酉」と月支と日支の「丑」が半会すれば、 金性強化にもなり、すなわち全金性格的で、特別意識が強く、 周囲はどのように接して良いか判断困難なので、 かえって外国人のほうが理解できるという。 木性ゼロ(DNA禄/司なし)は、優しさを微塵も感じさせない冷徹さで、 生活感はゼロで、無限大にあってないような仕事しかない。 火性ゼロ(DNA車/牽なし)は、光りがなかなか当たりづらく、 栄誉を果てなく望めば、結婚のようなものには興味なし。 守護神土性の情報力は38点であろうと、それ頼りだし、 水性48点で発信するが、本体金性はやすやす納得はせぬだろう。 野人ではないが、野人なみに動けるのが売り。 年干支の「宝酉」は、いわゆる学究肌も、 それが活かせるか否かは難しいところで、成果を求められない生業に向くが、 成果なくして意味不明になる現場報告者には苦悩あり。 月干支と日干支の「宝丑」は、自己流で無心。 飾ることのない仲介者であり、究極は金銭物質にたどりつくが、 成功するか失敗するかの極端も、時折それとわかる冗談で煙に巻く。 SNSでは妻は中国人で、小学生の男児がいるような発言をしているが、 時折中国からの客人を仮住まいさせたりしており、 妄想または宝流れの飾りだろう。 干支番号構成は、58-38の北方から西方への一直線! 後天運は、初旬「4歳鉄子」が、DNA「石」の支合。 ここから30年の変剋律に入り、まずは人間関係に苦悩しながら才能を磨く。 2旬「14歳畑亥」は、守護神DNA「龍」の放浪で、 学ぶため苦労して京都へ、そして広島へ。 3旬「24歳山戌」は、守護神DNA「玉」でテーマを掘り下げる。 とはいっても喰うに困らない低度。 現在の4旬「34歳灯酉」は、DNA「車」のありえない稼働力。 危険な目に遭いそうになりながらも、一気に知名度をあげ成果もだす。 今後は5旬「44歳陽申」は、DNA「牽」の栄誉。 年干も月干も日干も干合すれば、「雨」となり生き方に変化あり。 金性天干一気は破格となり全金性格的でもなくなるので、 知恵を使った一定の立場を、この間に限り得る可能性大。 6旬「54歳草未」は、DNA「禄」の金銭物質運に特化。 7旬「64歳木午」は、DNA「司」の害で経済的損失。 8旬「74歳雨巳」は、DNA「鳳」の晩年の10年運天冲殺で、 気が抜けたようになるか、とんでもない手段を手に入れての発信。 ところで「日本語だけは上手い」元技能実習生の話は面白かった。 見てくれは武闘派の大仏様で、文章だけは見よう見まねで習得し、 品行方正以外はコンビニでビール一缶手土産に買えない 気の効かない男性(89-0308/灯卯)で、スマホに流れる日本語のニュースを カタカナ発音で一気にまくしたてるというものだ。 「アベ・シンゾーシュショウは、クガツ・ハツカに! ジミントソーサイにサイセンサレタ!」 「一回きりの使い捨て道具みたいだから」と一度は挫折しながら 高専卒から日本の大学に特別入学枠を使い入学しようと 安田も尽力したのだが、意味不明な日本語では通用しなかったもの。 オウムではないのだから、人柄だけでは難しかったというものだが、 「日本語だけは上手い」と励まされても無理だった。しかし、いるんだよなー。 逆に「英語だけは喋れる」が売りで旅行会社の通訳をして、 何億という借金を作り、ホラ話を磨き込んで 口先だけは滑らかに、直木賞作家になったり、 東大を出たハーフというフレコミながら、 欲望だけギラギラしてるのが丸出しの品性下劣の野人なのに ラジオのパーソナリティでございと、 まだ業界にしがみついているのを思いだして「英語だけは喋れる」で、 もう少し人付き合いだけはマトモなら、喰っていけるわけだからね。 さて、胡散臭さ皆無で直球勝負。 「少子高齢化社会では移民は不可欠」との主張は、 全て受けいれられるかは別にして、潔さだけは天下一品の安田は、 今年(21年/宝丑)が律音で人生の折り返し地点。 著名な受賞歴はあろうと、まだまだこれから。これからが本当の勝負の時。 他人の手垢のついた分野に進出するのは、よほどの覚悟と機動力がないと 未知数だが、これからの外国との交流を鑑みれば、自ずと道は拓けるだろうし、 頼もしい存在で、何らかの専門家を目指すには素晴らしい教科書だ☆ |
移 動 祝 祭 日○ 2 0 2 1 年/ 宝 丑 |
21年01月分● 21年02月分● 21年03月分● 21年04月分● 21年05月分● 21年06月分● 21年07月分● 21年08月分● 21年09月分● 21年10月分● 21年11月分● 21年12月分● |
コラム総合○目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜) |
さ く い ん ○ |
BEHPは書体設定を明朝体にしてご覧になられるのを推奨しています○ |
プラウザのバックを使ってお戻りください○ |
清く正しく美しく○BEハレ幸せ発電所→運命向上委員会 |
○実践的運命改良サロン Copyright(c)1994→2024 birthday-energy.inc. |