★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 1 1 年(宝卯)●12月 鉄子 // 移 動 祝 祭 日 |
■12月分一覧 (2011年●目次) |
柚月裕子●検事の本懐の崩壊している断面(2011_1201) |
川上未映子●阿部和重に押し切られたおぞましき芥川賞婚(2011_1205) |
森晶麿●黒猫の遊歩あるいは美学講義の正体(2011_1207) |
坂井希久子●羊くんと踊ればの意表に遊ぶ(2011_1210) |
塩田武士●女神のタクトと暴走と情熱(2011_1214) |
朝井リョウ●もういちど生まれるに潜む汚れ(2011_1219) |
三上延●ビブリア古書堂の事件手帖に潜む才気(2011_1223) |
中田永一●くちびるに歌をと乙一でいられぬ事情(2011_1228) |
藤本篤志●社畜のススメはこれからの時代の常識(2011_1230) |
■2011年12月01日(木)鉄寅 |
柚月裕子○検事の本懐の崩壊している断面 |
○本好きのため、著名作家の話を聞きたくて参加した 「小説家になろう講座」を受講しながら、 07年(灯亥)の月干支「灯巳」の干合納音年に、山新文学賞入選・天賞受賞。 08年(山子)の年干支「山申」の大半会を伴う DNA「車」の天剋地冲年に「臨床真理」で、 第7回このミステリーがすごい!大賞で大賞を受賞しデビュー。 主導DNA年で、守護神半会年だった10年(鉄寅)に出版した 「最後の証人」が、13万部のヒットとなった 柚月裕子(68-0512/海午)の『検事の本懐』が、 11月10日(畑巳)のDNA「牽」日に上梓されました。 県警上層部に渦巻く嫉妬が、連続放火事件の真相を歪める「樹を見る」。 出所したばかりの累犯者が起こした窃盗事件の真実を抉る「罪を押す」。 同級生を襲った現役警官による卑劣な恐喝事件に、 真っ向から対峙する「恩を返す」。 東京地検特捜部を舞台に、検察の正義と己の信義の狭間でもがく「拳を握る」。 横領弁護士の汚名をきてまで、恩義を守り抜いて死んだ男の真情を描く 「本懐を知る」の骨太の人間ドラマと巧緻なミステリー的興趣が融合した、 検察ミステリー連作集になっています。 岩手県釜石市出身。親の転勤で山形県山形市へ現在も在住で、 地元情報誌や企業媒体の記事等を手がけるフリーライター。 20代前半で結婚と子育てを経験した柚木はDNA「龍」主導で、 無から産みだした硬質な創造力を駆使し、物の裏側を探る。 「龍+車」は、怒濤のようなひらめき。 「車」×2もあるので、恐ろしいほどのスピード感あり。 「龍+牽」は、庶民的な小細工得意。 「龍+司」は、ひとつのテリトリー内の冒険者で用心深い出処進退。 才能は「司」で、こつこつとデータを収集すること。 「海+龍+巳月」は、一家の犠牲になりやすく、 気候風土の異なる土地で爽やかとなり成功するとはいえ、常に気忙しさあり。 「申」年生まれ「海午」は、内外シーソーなのです。 宿命の特長は、午前十時頃の初夏の海。 断崖絶壁の山が海岸線近くまではりだしてきている入り江。 時間帯は少々早いのですが、海水浴場の穴場として好まれるでしょう。 総エネルギー278点と相応に立派な存在感ですが、 木性ゼロ(DNA鳳/調なし)は、清掃されにくい濁った「海」ですし、 自身の水性26点は、見せかけ倒しの面もあるのです。 作家としては、創造力が主導していますし合格であろうと、 表現力の木性がないということは致命的で、 文章を通じてしか、自己表現が出来ぬという弱点。 また、作品も偏りが激しいものですから、万人受けは疑問。 年干支「山申」は、援軍が到着するのを待つ砦。 月干支「灯巳」は、限定された領域のみで成功する完全主義者。 そして日干支「海午」は、戦場の花嫁に例えで、慌ただしいのです。 干支番号構成は、45-54-19で北方と南方をカバーしますが、 さほど広い領域ではなく、器にあっているでしょう。 後天運は、初旬「2歳陽辰」がDNA「禄」の引力本能強化。 世のため人のために奉仕する姿勢が色濃くなり、 年干支「山申」とは大半会的(初旬のみ陽と山は同格扱い)で、成功運型。 生年冲殺ですから、仕事命となる立派な条件です。 2旬「12歳草卯」は、宿命にない強い木性のDNA「調」で、 女性的な細かやかな情が付加されました。 3旬「22歳木寅」は、前旬に続く宿命にない強い木性のDNA「鳳」で、 男性的で豊かな活動力が付加されますが、 ちょうど社会にでる時期なのに、楽をすることを覚えると、 生年冲殺年干支「山申」が天剋地冲されるため、 せっかくの初旬条件が活きない可能性もあり。 4旬「32歳雨丑」は、年干支「山」を干合させ「陽」化させ、 仕事面の表面的な変化と、日支「午」の害で妥協と裏切り。 現在の5旬「42歳海子」は、年支「申」が半会され未来は拡大され、 前旬に落ち込んだ分を取り戻すかのように、 仕事面の見直しと復興のDNA「石」。 少々厄介な月干「灯」も干合され、夢・方向性の変革もあり、 日干支「海午」の納音もありますから、過去の完全破壊。 私生活を封印してこそ、躍動感がでてくるのです。 ここまでが、ターボ運(子丑天冲殺廻り)と準ターボ運(雨丑と海子)で、 何をしても派手に目立つ時期。 今後の6旬「52歳宝亥」は、DNA「玉」の守護神安定期で売れっ子。 7旬「62歳鉄戌」は、守護神ばかりか、主導DNA「龍」で自己確立になり、 苦難が少なくなり、救いばかりの絶頂期でしょう。 8旬「72歳畑酉」は、DNA「牽」の名誉の10年運天冲殺で、 晩年ではありますが、流れに逆らわねば相応の頂点に君臨です。 柚月の問題点は、10年運害のデビューと、「龍」主導で、本好きであろうと、 極めて現実性の強い宿命にもかかわらず、 実業の世界であるならば、上積みも期待できるのに、 精神領域の作家という生業を選択したこと。 とはいえ、10年運害明けの昨年(10年/鉄寅)の守護神半会年の 「最後の証人」で、(作風を変化させ)売れっ子への扉も開けました。 また、20代の結婚と出産を経験しているようですが、 内外シーソーの身としては、おそらく離婚しているか、 夫の社会性が相当貧困になっている可能性大です。 来年(12年/海辰)は、年支「申」と10年運支「子」の三合会局で、 自身の水性が強められる試金石とも言える時期。 これ以上、売れたのならば、私生活をゼロにしていることの証明であり、 彼女らしい人生の燃焼なはずです☆ |
■2011年12月05日(月)木午 |
川上未映子○阿部和重に押し切られたおぞましき芥川賞婚 |
○08年(ただし07年/灯亥の守護神年最終月)に、 「乳と卵」で第138回芥川賞を受賞した川上未映子(76-0829/雨丑)と、 05年(ただし04年/木申の宿命にない木性年最終月)に、 「グランド・フィナーレ」で、 第132回芥川賞を受賞した阿部和重(68-0923/陽申)が、 12月01日(鉄寅)発売の「週刊新潮」で、 10月(山戌)に入籍したことを発表しました。 ここでは、両人の相性その他を解説していきます。 共に再婚で、阿部の前妻は角川書店の編集者。 川上の前夫はレコード会社のディレクターであり、 (川上は)編集者とも噂になっていたようですが、 両者とも初婚離婚の時期は不明。 10月13日(宝丑)に干合水性天干一気日に 『すべて真夜中の恋人たち』を上梓した川上は、 年干も月干も「陽」の守護神持ちのうえ、「玉」主導で、習得本能は立派。 地支も年支「辰」VS月支「申」の半会と、日支が水性の土用で、 地支水性一気格的で、時代整合性あり。 ただし、守護神の「陽」は、DNA「司」ですから、派手に見えて実は地味。 明るさも周辺だけで、本人の質は暗そうです。 阿部は、月干「宝」が日干「陽」に干合されると「雨」になり、 これが年干「山」と二次干合すれば、年干は「陽」・月干は「灯」となり、 もとからある日干「陽」とあわせ火性の干合天干一気となりますが、 木性ゼロ(DNA龍/玉なし)で、習得本能皆無ですから、 絵に描いたような夕陽で、実体はないに等しいのです。 また、年支と日支の「申」に、月支「酉」の地支金性一気格。 総エネルギー228点中実に138点と闘争的な引力本能ばかり。 「司」主導で獲物は全て自分の物で、 「禄」×2の奉仕の気持ちは見せかけで、 辰巳天冲殺でもありますから、自己中心の経済人というところ。 出会いは08年(山子)の川上の干合支合年ですが、 この年は阿部の年干支「山申」が大半会されるDNA「鳳」の半会で、 ほとんど遊びののり。 阿部の日干支「陽申」が川上の年干支「陽辰」を大半会するところから、 阿部の気持ちが、今年(10年/宝卯)の主導DNA「司」の威力で燃え上がり、 (阿部が)「求婚の舞」を披露し、押し切ったようなのですが(笑)、 「雨」に「陽」は有り難くも、「陽」に「雨」は忌み神で、 野人的な阿部の勘違い。 入籍した10月(山戌)は、川上の干合月で阿部の方三位月という所から、 川上の精神性、阿部の現実性という意志が働いたのでしょうが、 川上は条件なし天冲殺ですから、ようは騙されたわけ。 妊娠しても、出産は夢から覚めたDNA「石」の妥協年(12年/海辰)。 今度は阿部の条件なし天冲殺ですから、 いずれ清算したくなるのは目に見えています。 互いに「司」を持ち合うため、家庭を意識するのは理解できますが、 (成長力のなさそうな)史上初の芥川賞作家同士の結婚と 一部では騒がれていますが、夢のようなどころか、夢で始めたことは、 いつかは覚めるのです。 「玉」主導で、母親になることにはためらいがない川上ですが、 初旬条件もなく「27歳雨巳」の大半会をあければ、 現在の「37歳海辰」は、濁りと屈辱。 なかなか期待できるものではありません。 罪作りな野人並みの阿部の責任は重大ですが、夢で試されるということは、 それまでの生き方が誉められなかったのでしょう☆ |
川上未映子○76-0829 |
雨陽陽陽 丑申辰-7 司司車玉牽(玉主導) 木性(21)火性(40)土性(60)金性(45)水性(76)/総合242 寅卯天冲殺/天冲殺(47歳宝卯/57歳鉄寅)/生日冲殺/害(17歳木午) 干合水性天干一気(47歳宝卯)/主導DNA(57歳鉄寅) 三合会局干合支合(77歳山子)/地支半会水性一気格的 木性脆弱/火性脆弱/金性脆弱/水性過多 -7歳草未/17歳木午/27歳雨巳/37歳海辰/47歳宝卯/57歳鉄寅/67歳畑丑/77歳山子〜 |
■2011年12月07日(水)陽申 |
森晶麿○黒猫の遊歩あるいは美学講義の正体 |
○ミステリー界の女王と称されたアガサ・クリスティ(1890-0915/畑亥)の 生誕120周年記念を祝って創設された第1回アガサ・クリスティー賞の選考が、 07月26日(海午)に行われ、栄誉ある受賞第一作には、 森晶麿(79-0305/宝未)の『黒猫の遊歩あるいは美学講義』が選出。 10月17日(草巳)に表彰式が行われ、10月21日(畑酉)に上梓されました。 本作は、でたらめな地図に隠された意味、しゃべる壁に隔てられた青年、 川に振りかけられた香水、現れた住職と失踪した研究者、 頭蓋骨を探す映画監督、楽器なしで奏でられる音楽……。 日常のなかにふと顔をのぞかせる、幻想と現実が交差する瞬間。 美学・芸術学を専門とする弱冠24歳の大学教授、 通称「黒猫」は、美学理論の講義を通し、 学生時代の同級生であるポオ研究者の女性とともに、 ポオの作品に絡んだ相次ぐ怪事件、難事件に挑む連作ミステリです。 静岡県浜松市生まれで、早稲田大学第一文学部を卒業。 埼玉県所沢市を経て香川県高松市在住。 漫画脚本・ライトノベルなどを手掛ける森は、 DNA「司」主導で、どっしりと家庭を中心に全てを考える人。 人の営みを根幹とする、真面目人間。 夫人が会社員のため、1女2男を育てる兼業主夫作家は納得。 地味ながら、真っ直ぐな心で、家族のために役立つ自覚あり。 才能も「司」で、家庭第一の収集で、自己中心。 「司+龍」は、家庭に軸足を置きながら、用心深く最小限の冒険をする。 「龍」×3の重なりは頑なであり、書斎派の創造力は、たとえ取材をしても、 それはあくまでも確認であり、庶民的な興味を満たすのみ。 「司+牽」は、感動することには興味をもたないように振る舞い、 自己を暖かな気持ちで客観的に評価するのです。 「宝+司+寅月」は、中身は激しくも見てくれは穏やか。 赤児のような純粋さを持ち合わせ、子供とも同化しやすく、 「未」年生まれ「宝未」は、待ち運なのです。 宿命の特長は、初春午前四時頃の朝日に照らされた街の 特注でこさえられた炊事道具のようなもの。 冷蔵庫にある素材を適度に組み合わせて朝食を調理するロボット(笑)。 テーマさえ決まれば、一定のリズムに従って 守護神水性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人らしく、ソツなくこなす。 伝達本能がないのですから、頭と筆力に頼るものの、 可笑しさはあっても、型にはまった一人漫才の如し。 総エネルギー273点と雄大なエネルギーを誇るものの、 金性は自身の「宝」のみの19点で、実は弱い。 弱いからこそ洩らす水性がなくても、存在できるのですが、 磨かれることがないため、ときに錆びつくことも。 年支「未」VS日支「未」の同一は、表裏なし。 なので、兼業主夫もおつな味をだしながらも似合い。 虚構家を標榜するわりには、私的面をさらけだしているのは、このため。 女性なら立派な主婦をつとめられるから、イクメン。 子育てや家事を楽しむというより性に合っているのも「司」主導です。 配偶者成分の「陽」が月干に輝き名誉運あり。 その「陽」が年干「畑」を生じ、さらに「畑」は、日干「宝」を生じる図式は、 配偶者が社会への興味が強く、力量も勝るため仕事を持つ女性。 「畑」は子供を意味するので、家族は横並びの同格で、 肩車しながら、PCにも向かえますし、一番目立つのが子供ですから、 授賞式に長女が花束を持って駆けつける。 年干支「畑未」は、開拓者を利用する質から、妻が働く。 男性なので、忍耐力と諦めもあり。 月干支「陽寅」は、バランス感覚のある天性の明るさと器用さ。 そして日干支「宝未」は、懐疑の念ありで、ミステリー向き。 プレッシャーさえ克服できれば、財運もありの慎重人。 干支番号構成は、56-03-08で北方と東方の比較的狭い領域で、 水性なしながら、時代整合性ある立ち位置なのです。 後天運は、初旬「10歳草丑」が、DNA「禄」。 遅咲きながら、年干支「畑未」と日干支「宝未」を天剋地冲するため、 普通人の三倍ほどの成功運型。 引力本能強化で、攻めの姿勢が養われました。 2旬「20歳木子」は、主導DNA「司」の害。 いわゆる外に出ての社会参加が叶わなかったのは、これが理由。 「子」内「雨」は守護神のため、徹底的に落ち込むことなく、 なんとか生きながらえたわけですが、 結婚や子の誕生は、全てこの害のなかで行われた可能性が高く、 今後地道な家庭を維持できるかは、理性と自覚にかかわっていくでしょう。 現在の3旬「30歳雨亥」は、DNA「鳳」の豊かな表現力。 何をしても目立つターボ運(子丑天冲殺廻り)の始まりと、 宿命にない水性の10年運天冲殺で、年支も日支も半会で、月支は「支合」と 崩れることのない融合状態は、まさに我が世の春であり、とてつもない至福。 アガサ・クリスティ(畑亥)には天冲殺範囲を持たれるとは言え、 年干支「畑未」を大半会されているため、 栄えある第一回の受賞者としては、相応しいのでしょう。 今後は4旬「40歳海戌」が、同じく宿命にない水性10年運天冲殺。 前旬ほどの華やかさはなくなりますが、月支は半会しているため、 DNA「調」の独創的手法で、業界をリードしていく時期。 5旬「50歳宝酉」は、DNA「貫」。 月干「陽」の干合で「海」の水性が表出されるため、 極端な落ち込みはなくとも、感謝さえあれば成功状態は持続。 6旬「60歳鉄申」は、DNA「石」の協調性和合性。 7旬「70歳畑未」は、DNA「龍」の改良改革。 8旬「80歳山午」は、DNA「玉」の伝統回帰。 晩年は、さすが神通力は失せますが、相応には発信可能です。 森の成功は、10年運天冲殺の流れに上手に乗ったもので、 年干支「畑未」らしいエドガー・アラン・ポーの「黒猫」のネタばらし(笑)。 敬意と配慮が欠けるという指摘は野人には通用せず。 嫌味がない野人だからこそ、受賞に至ったのは、 むろん今年(宝卯)が、年支「未」の半会を伴う日干支「宝未」の大半会だから。 ポーにもクリスティーにも足を向けて寝られないのは事実ですが、 今後の課題は、10年運天冲殺は如何に感謝と奉仕をして、 社会還元できるかにかかわっている。 「司」主導のいささかえげつない御仁に期待できるかはともかく、 子供に手がかからなくなり、イクメンを卒業したあたりに、 自然界から強烈なお試し現象が突きつけられるはずでしょうから、 どこまで心の次元を上げられたかは、今後のお手並み拝見。 副賞の百万円は、むろん家族の為というイクメン作家は、時代を顕著に表す。 次作はお約束どおりイクメン探偵なのかは、興味津々。 来年(12年/海辰)とさ来年(13年/雨巳)は宿命にない水性年ですし、 その後の14年(木午)も主導DNAの支合年で、一応前途明るい。 『奥ノ細道・オブ・ザ・デッド』をいつまでもやってられない(笑)。 試されるのですから、一気に執筆してほしいところ☆ |
森晶麿○79-0305 |
宝陽畑雨 未寅未※-10 龍牽龍司龍(司主導) 木性(69)火性(94)土性(91)金性(19)水性(00)/総合273 戌亥天冲殺/天冲殺(30歳雨亥/40歳海戌) 初旬条件あり(年干支と日干支を天剋地冲) 主導DNA害(20歳木子)/ターボ運(30歳〜) 火性過多/土性過多/金性脆弱/水性ゼロ(野人) -10歳草丑/20歳木子/30歳雨亥/40歳海戌/50歳宝酉/60歳鉄申/70歳畑未/80歳山午〜 |
■2011年12月10日(土)畑亥 |
坂井希久子○羊くんと踊ればの意表に遊ぶ |
○08年(山子)に「虫のいどころ」で、第88回オール讀物新人賞受賞時には、 現役SMの女王様と話題をさらった 坂井希久子(77-0919/畑卯)の『羊くんと踊れば』が、 11月11日(鉄午)のDNA「調」日に上梓されました。 同作は、30歳の女子校教師が、老衰で死んだ祖父の葬儀の帰りに、 四年前に「卒業したら、つきあってくれますか」と 答案用紙の片隅に告白された今はダンサーにしてキャバ嬢をする かつての教え子に偶然出会い、女性の名前を腹部に刺青をして死んでいった 祖父の秘密を共に探索するという物語。 ピンサロ通り、女子高生ナンパ、ポチャキャバ、 怪しげな素振りをする囲碁クラブの老人仲間たちなど、 生真面目で不器用な草食系男子の主人公を待ち構える試練(笑)。 「イエスかノーの二択だから簡単でしょ」「今さら?」「再テストだよ」は、 どこか妄想じみていますが、坂井のホームともいえる 巣鴨・大塚から池袋を舞台にした意欲的作品に仕上がっています。 和歌山県和歌山市生まれ。同志社女子大学学芸学部日本語日本文学科を卒業。 02年(海午)に、勤めていた京都の通販会社を辞め上京。 05年(草酉)に、森村誠一(33-0102/山辰)が名誉顧問を務める 「小説家入門 山村教室」に参加。 07年(灯亥)に山村教室年間最優秀賞を受賞。 現役ミストレスの「理季」にしてカジュアル着物コンテストなどを主催する 「江戸商店」のスタッフでもある坂井は、 「鳳」冲殺主導で、風変わりな趣味。自分に都合の良い表現手段。 「鳳冲+調」は、鋭角的で特別意識の強さと、おっかなびっくりが同居。 「鳳冲+車」は、大衆的で激しくざわついた欲望。 才能も「車」となり、攻撃的。 「鳳冲+龍」は、葛藤しているようで実は熱く楽しむ。 「鳳冲+貫」は、妙に頑固なクセに、流行り物に反応。 「畑+鳳冲+酉月」は、穏やかさがなく、常識からはずれる傾向。 「巳」年生まれ「畑卯」は、矛盾だらけの人生なのです。 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の繁華街で、 既に煌々とした強いネオンサインが光輝く、変に整備された街並み。 年支「巳」VS月支「酉」の半会は、表向きはいわゆるイケイケの乗り。 月干支「畑酉」VS日干支「畑卯」の納音は秘密ありですが、 生月冲殺のために、どこまで隠すかも、本人も訳がわからなくなっている様相。 とはいえ、実際は暗い酒場のようなもので、危ないのです。 守護神であり、本物の配偶者成分でもある「木」はなく、 日支「卯」内「草」という、分け隔てのない通俗的な異性への興味。 あまり、格好は気にしませんが、 着物など現在では一般的でなくなったものに、特別な思い入れを示すのです。 水性ゼロ(DNA禄/司なし)は、引力本能皆無で、優しさなし。 経済観念もあるようでなく、感謝という言葉には無縁でしょう。 水がないということは、無機質なうえに浄化されない恐れあり。 気をつけないと、汚れが蓄積されてしまうのです。 年干支「灯巳」は、何でも自分でやりたがるものの限定された活躍の場。 月干支「畑酉」は、自力運ながら、みてくれ重視。 そして日干支「畑卯」は、軽快。 干支番号構成は、54-46-16で南方を起点として北方に延びていますが、 冲殺で漏れもあるため、軸足は南方の賑やかし。 北方に眼が向いているところに、 水性はなくとも少しだけ時代の恩恵ありでしょうか。 後天運は、初旬「6歳鉄戌」は、DNA「調」。 少女的感性と特別意識が強化されるも、 気持ちが不安定となりやすく、売りは生月冲殺のみ。 2旬「16歳宝亥」は、年干支「灯巳」の天剋地冲で、 進み行く方向の大逆転を伴う主導DNA「鳳」の自己確立。 日支「卯」の半会もありましたから、結果も求め、 最終の宿命にない水性と年干干合で「龍」が「車」に変化し、 守護神的行動力に拍車がかかった時期に上京。 このあたりは、生月冲殺の勢いなのです。 現在の3旬「26歳海子」は、宿命にない水性の準ターボ運。 年干「灯」は「草」になり、10年運も「木」になり、 水性という呼び水が、守護神木性に化けたため、デビュー。 DNA「司」の水性の経済が木性に変化したため、 妙な異性との関わりもでたのです。 この後は4旬「36歳雨丑」が、同じく宿命にない水性ですが、 年支「巳」と月支「酉」を巻き込んだDNA「禄」の三合会局で、 ありえない世界の拡がり。ここで上手に実績をあげていけば、 5旬「46歳木寅」が、DNA「牽」の名誉と栄誉で絶好調。 6旬「56歳草卯」が、DNA「車」の売れっ子。 真性ターボ運(子丑天冲殺廻り)の守護神木性ですから、 安泰を確保できるかもしれません。 その後の7旬「66歳陽辰」の害は、DNA「玉」のありがた迷惑。 8旬「76歳灯巳」は、DNA「龍」の放浪へと流れます。 「SMも小説もあくまで妄想を具現化する世界。 両方の頂点を目指して頑張ることに、まったく違和感はありません」と 語る坂井ですが、水性がなく、経済に対する不安があると、 生月冲殺だけに、一気に下降する恐れを覚えるのはやむを得ませんが、 問題点は、たとえ矛盾ばかりの宿命とはいえ、 あれこれやりすぎることでしょう。 twitterという素早い手段を駆使するのも 「畑卯」らしいと言えばそれまでですが、 流れに乗って、ひとつの道を極める生月冲殺には、馴染みません。 同じく女王様といういわゆるS気質も、 作物を育て、身を傷めるという「畑」の Mの素質を封印しており、これも矛盾(笑)。 目覚めた05年(草酉)が、DNA「車」の条件あり天冲殺+天剋地冲で、 危ない趣味の開眼で、需要に応えたのであろうと、 本当に作家で勝負していこうというならば、 通過点として葬るべきかもしれません。 来年(12年/海辰)は、上京十年の節目にして、宿命にない水性の害。 DNA「司」といえども冲殺者なので、堅実というよりは、 何らかの事情により、過去に決別する必然性がでてくるのでしょうが、 エネルギーは土性に集中(70点)しているとはいえ、172点という軽さ。 女王の座もそろそろ荷が重く、かさかさにひび割れした地表に、 塩水の洗礼は、10年運「26歳海子」との重なりを考慮しても、 気持ちの良いものではないはず。本来、精神性の高い坂井。 むろん似合うのは、羊をいじめるのも創造の世界。 多作を期待しつつ踏ん張りを望みたいものです☆ |
■2011年12月14日(水)雨卯 |
塩田武士○女神のタクトと暴走と情熱 |
○昨年(10年/鉄寅)の06月18日(畑亥)に、「盤上のアルファ」で、 第五回小説現代長編新人賞を受賞しデビューした 塩田武士(79-0421/山午)の第二作『女神のタクト』が、 10月27日(草卯)のDNA「牽」日に上梓されました。 一度は世界的に活躍した引きこもりの頼りない指揮者と、 女30にして職と男を同時になくした主人公の 「進め前へ。音楽は魂だ!」という猪突猛進めげない パワフルな純情女子が出会った音楽の奇跡と恋の物語。 関西弁と少々胡散臭い登場人物に、暴走ドタバタ喜劇なのですが、 しっかりラフマニノフのピアノ協奏曲第3番も登場する本格派で、 ほろりとさせられる一面もある感動と奇跡天こ盛り。 兵庫県尼崎市生まれ。関西学院大学社会学部を卒業。 大学在学中から創作活動をはじめ、卒業後、神戸新聞社入社した塩田は、 「貫」主導で、雄大な目標を挫けることなく、実践する。 「貫+石」は、集団のなかでの変わり者。 周囲を平野とすると、突如そびえたつ「山」がこの人。 「貫+貫」は、利己主義で頑固者。 「山」と「山」が激突する地震の巣窟みたいな恐ろしさ。 「山+貫+辰月」は、用心深いがここ一番で冒険する。 政治力もありますが、ゴネられて敵にしたくないタイプ。 「未」年生まれ「山午」は、不動で勝負をする時にしか動きません。 宿命の特長は、晩春の午前八時頃の「山」。地熱の温かさはありますから、 まだ薄暗いなかの温泉で、朝の客が宿で湯につかる図式。 とはいえ、そびえる「山」には違いなし。 年干は「畑」で温泉の玄関口で、その後月干と日干は「山」ですから、 深いのです。この、まるで地震が起きそうな、 年干「畑」・月干と日干の「山」の土性天干一気は、 その気になりだしたら、他人とは同じ分野とはならず、 変化球の存在感を示します。 ダウンタウンにあこがれネタ帳をつくり挫折の日々。 金性ゼロ(DNA鳳/調なし)は、しゃべくりは得意でなく、 「文章のほうがうまいやろと」と放送タレントの姉に差しだされた 藤原伊織(48-0217/海申)の本に目から鱗で、 年支「未」VS日支「午」の支合は、想念を叶える。 方針さえ定まれば、さすが子丑天冲殺は強かったようです。 ないなりに努力して、爆発するのが「山午」なのでしょう。 年干支「畑未」は、開拓者を追従し、オイシイ所とり。 月干支「山辰」は、なかなか成就できず、 気持ちが伝われずとも、じわじわしぶとい。 そして日干支「山午」は、諦めも早く人の見切りも冷酷な帝王。 干支番号構成は、56-05-55で、北方と東方の僅かな領域で、 時代整合ありながらも、関西に根を張ったり、 簡単に職場を放棄することなく、爆発していくのでしょう。 後天運の初旬「5歳灯卯」が、DNA「玉」は頭の良さを付加された守護神。 年干支「畑未」と大半会的(灯と畑は初旬は同格扱い)で成功運型。 2旬「15歳陽寅」は、DNA「龍」の半会で、同様に守護神です。 友人とネタ帳をつくり、漫才をはじめましたが、 目標のダウンタウンに遠く及ばず、心も折れましたが、 姉に背中を押され、執筆の道へ。 時は96年(陽子)の守護神対冲天冲殺ですから、 方針変更も悪くありませんでした。 現在の3旬「25歳草丑」は、DNA「牽」。10年運天冲殺で害であろうと、 そこは簡単に倒れない「山午」ですし、 「丑」内「宝」が、宿命にない光輝く金性のDNA「調」ですから、 創作も他人が踏み込めない、異端の文化部記者に光をあてて、 賞レース(DNA牽の草)を制したのでしょう。 この後は4旬「35歳木子」は、DNA「車」。 さらに稼働力があがり、水性が出現してくることは、 DNA「禄」の引力本能につながっていくのです。 5旬「45歳雨亥」は、DNA「司」の干合。 土性天干一気は一時的に崩れますが、 変化後は「陽」の火性ですから、一層燃えさかり、 ターボ運(子丑天冲殺廻り)も始まり、 何をだしても売れるという作家になっていくはず。 出版社も売る気になっていますから、怖いものなしです。 6旬「55歳海戌」は、DNA「禄」の感謝と奉仕。 7旬「65歳宝酉」は、ありえない金性のDNA「調」の独創性。 8旬「75歳鉄申」は、ありえない金性のDNA「鳳」の工夫と発信。 社会部から異動した文化部で、将棋を知り開眼。 さすが、新聞記者はネタに困らない。 ここで恵まれてきたのは、若い時のネタづくり。 頭のいい人が、297点のパワーに、うち177点の土性があるのですから、 面白いように、情報は集まってきたのです。 デビューは、宿命にない金性年。受賞は土性強化日。 この『女神のタクト』も、宿命にない金性年の土性月(山戌)。 本当に、稼働してくると敵なしの子丑天冲殺。 オモロイ漫才より、オモロイばかりか骨太の作品提供は、 これからも持続されていくという、侮れない新星で、 いつか頂点に行く、エンターティナーであることは間違いありません。 そんな人が、初旬条件もあり、10年運天冲殺を活かし、 ターボ運も控えているのですから、売れっ子は約束されています。 あとは、兼業作家向きなのですから、 記者の精神を、いつまでも捨てないでくれれば良いのです☆ |
■2011年12月19日(月)山申 |
朝井リョウ○もういちど生まれるに潜む毒 |
○09年(畑丑)の、年干支と月干支の大半会を伴う DNA「玉」の強化年の、早稲田大学文化構想学部在学中に 「桐島、部活やめるってよ」で、 初の平成生まれとして、第22回小説すばる新人賞を受賞した 朝井リョウ(89-0531/鉄寅※)の 第四作目となる『もういちど生まれる』が、 12月07日(陽申)の主導DNA天剋地冲日に上梓されました。 「桐島〜」は、来年(12年/海辰)には、 守護神条件あり天冲殺年を迎える神木隆之介(93-0519/鉄子)主演で 映画化されることが発表され、 今後最も期待される若手作家の一人である朝井の新作は、 「どこへでも行ける。何にでもなれる。 けれど自由というものは、ときに、僕らをしばりつけてしまう。 日常にひそむ輝きが詰まった青春小説で、 恋や将来の不安等、もてあまし気味の孤独の中で揺れ動く 大学生五人とその仲間たちの物語。」と評判が良いようです。 岐阜県不破郡垂井町出身の朝井は、DNA「車」主導で、 満遍なく闘争心を精神的に発展させる孤軍奮闘の人。 「車+車」は、本能的に計算する性分も少々熱すぎる傾向あり。 「車+禄」は、束縛されることを嫌う真っ直ぐな自由人。 才能は「禄」で自己顕示意欲の発揮ですが、とらえどころのない面あり。 「車+玉」は、考えたことを形にするわかりやすい性癖も、 持続していくことで、想念が山のように高くなる。 「鉄+車+巳月」は、いつまでも少年のままのようで、 定職がなくても、誰かの世話になって生活していくことも可能。 「巳」年生まれ「鉄寅」は、ひとつのことを極めるのです。 宿命の特長は、初夏午前十時頃の高原都市の旧くからある建物で、 どこか年寄りじみた面と若さゆえの悩みが同居したちぐはぐさが魅力。 新旧混在する部分は、出身地が古来から要所であったことからも、 軍勢の集結地としての要である因縁がうかがわれます。 水性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人は、遊びたいのに遊ばず、 己の役割に生き抜く面がありますので、 表現力としては、ある一定の手法に偏りやすく、 「玉」×2でもあり、いわゆる青春小説の旗手と分類されますが、 それを快しとして、貫いていくのが良いでしょう。 水がなければないなりに、汚れた時に洗い流されませんが、 それも青春と思えば悪くありません。開き直っていくのみでしょう。 年支+月支「巳」VS「寅」の対冲付き害は、 常にトラブルを周辺にかかえ、表裏ありというよりは、 自己犠牲であったり、何かの犠牲にならざるをえない、 可哀想な部分が強調され、文学ではなく、芸能の才を発揮していれば、 お笑いの道もあったでしょう。 とはいえ、総エネルギー314点の存在感はただものではなく、 「車」主導は、追いつめられるとキレやすく、 目的がないと、危ない人でもあります。 145点もある土性過多は、創造力の引き出しは半端ではなく、 頭でっかちでもありますが、古風な若者を書き続けていけば、 相応の成功はあるはずです。 年干支と月干支の「畑巳」は重たい印象の倒柱で、組織を蝕む。 外見は穏やかも、気弱さと開き直り。 そして、日干支の「鉄寅」は、臨機応変に善にも悪にもなれるものの、 理想が高く、現実世界との狭間での悩みもつきないのです。 干支番号構成は、06-27の直線で、東方と南方の若々しさ。 これからの世界を担いますが、あれもこれも詰め込みすぎず、 自分の世界感を大切にすべきなのです。 後天運は、初旬「8歳山辰」は、DNA「龍」。 庶民性を付加されましたが、頭は良く、 埋没を嫌う性癖が強化されましたが、稼働条件はなし。 現在の2旬「18歳灯卯」は、DNA「牽」の名誉。 恐ろしい存在感が鍛えられ、本物になっていく時期。 今後は3旬「28歳陽寅」が、主導DNA「車」の自己確立ですが、 年支と月支の「巳」の害もありますが、そこは慣れたもの。 なかなか世界は拓けませんが、持ち前のパワーで乗り切るのみ。 誤解を怖れていてはいけません。 4旬「38歳草丑」は、DNA「司」の干合ばかりか、 一転年支と月支「巳」の半会で、売れっ子を満喫。 「丑」内水性「雨」も程よい緩和剤となるはず。 5旬「48歳木子」も、DNA「禄」。「子」内「雨」も救いですが、 前旬ほどの威力なくも、才能「禄」で相応強化。 6旬「58歳雨亥」は、DNA「調」の守護神支合の救い。 以降は、ターボ運(子丑天冲殺廻り)で、 ひょっとしたら別世界で目立っていく可能性もありです。 7旬「68歳海戌」は、DNA「鳳」の守護神半会で、同様に救い。 8旬「78歳宝酉」は、DNA「石」の協調性和合性。 さすがに、疲労感ありかもしれません。 10年(鉄寅)が律音で、人生の折り返し地点。 作家で生きていく覚悟をしたはずでしたが、今年(11年/宝卯)は卒論も提出し、 SNSでは、「就職後も書き続けます。」と、さすが表も裏もある応変な「鉄寅」。 桁違いのパワーがあるので、学生作家が出来たのでしょうから、 兼業作家も充分こなせますし、「車」主導は、現実世界の洗礼も必要です。 いずれ専業になろうと、立派な心がけ。 そのあたりは、必死に文学にしがみつかない心意気は評価できます。 野人には、身体を動かして働くことで、新たな発想も生まれますし、 害持ちなのですから、大人社会の汚れた世界にもひたってほしいのです。 しかし、どんな業態かは知りませんが、 就職するのは宿命にない守護神水性年(12年/海辰)。 そして、翌年(12年/雨巳)は、守護神害年で、簡単に挫折しないように(笑)。 天使の神木君効果で、映画はそこそこヒットするのですから、 精力的に作品を発表すべきですし、 二足のわらじで頂点を目指していただきたい。 「青春×朝井リョウ」は、甘酸っぱさはふんだん。 とりあえず、大人になりたくない人より、大人なのに青春時代にひたりたい、 すくんだ心に爽やかな風を吹かしたい男子と女子にお薦めの書ですよ☆ |
■2011年12月23日(金)海子 |
三上延○ビブリア古書堂の事件手帖に潜む才気 |
○01年(宝巳)に「ダーク・バイオレッツ」で、 第8回電撃小説大賞三次選考を通過し、 02(海午)に、同作でデビューした三上延(71-1021/畑卯)の 『ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常』が、 10月25日(雨丑)のDNA「禄」日に上梓されました。 本書は古都・鎌倉の古書店を舞台にしたミステリー小説で、 実際に古書店に勤務した経験を持つ著者が、 実在の古書にまつわる謎や人間模様を描いた物語で、 ライトな表紙とは裏腹に濃い内容で、古書の知識は並大低でない情熱家の、 接客が上手ではない若き女主人が、古書の魅力にも迫るものです。 神奈川県横浜市生まれで、10歳で神奈川県藤沢市に転居。 市立中学から鎌倉市の県立高校へ進学。高校、大学では文芸部に所属。 武蔵大学人文学部卒業後はフリーターとして、 藤沢市内の中古レコード店で2年、古書店で3年アルバイト勤務。 古書店では、絶版ビデオ、映画パンフレット、絶版文庫、 古書マンガを担当した三上は、DNA「龍」主導で、熱い知識欲の持ち主。 世間の裏側にあるいわくに多大な興味をもつため、環境に影響されやすい。 実際に体験したことを文章にしているのです。 「龍+牽」は、形の良い細工をするのが得意。 守護神の「木」は、この「牽」であり、仕事世界にある栄誉。 「龍+車」は、小気味良いひらめき。そもそも騒々しい。 「龍+鳳」は、特別意識の強い趣味の発揮。 才能も「鳳」となり、すべからく趣味の延長。 「龍+石」は、軽やかな文才。使い込めば、より流暢となる才気。 「畑+龍+戌月」は、成果が正当評価されぬ悩み。 出発点はライトノベルでも、侮れません。 「亥」年生まれ「畑卯」は闘争的で、量産体質。 遊びであろうと真剣そのものなのです。 宿命の特長は、晩秋午後八時頃の整備された盆地。 月干にそびえ立つ妙な「山」を一般書店に例えれば、 この「畑」は、古書店とも見えます。 守護神の木性の存在が地中の深いところというのも、 派手さはありませんが、相応の品揃えあり。 補佐となる「灯」が主導しているのですから、それでも上格。 才能の「宝」は伝達本能ですから、やや現実性の強い性癖ながら、 世に問うものは忌み神とも言えません。 月支「戌」VS日支「卯」の支合は、 努力型ですが地に足はついていますし、木性が際立つ宿命ですから、 年支「亥」VS日支「卯」の助太刀もあり、地支は木性一気格的な賑わい。 簡単に目に見えない部分があるので、 見てくれより立派な内容を隠しもっているわけです。 年干支「宝亥」は、純粋で感覚的な文章の製造器。 月干支「山戌」は、異様なほど凝り性。 そして日干支「畑卯」は、自由人で軽快な開拓者なのです。 干支番号構成は、48-35-16と北方・西方・南方をカバーしており、 案外手広いようです。 後天運は、初旬「4歳灯酉」は主導DNA「龍」の10年運天冲殺で、 日干支「畑卯」と納音的(初旬のみ灯と畑は同格扱い)のため、 通常人の3倍ほどの成功運型。 「龍」主導らしく、手当たり次第に本を読みあさる幼年期。 納音と10年運天冲殺は、横浜から藤沢への転居が、 環境異変となり、何らかの刺激や苦痛を与え、消化されたはず。 2旬「14歳陽申」は、DNA「玉」の10年運天冲殺。 年干支「宝亥」の干合支害があったため、正規の就職をせず、 フリーターとなり不安定さを体感することになりました。 「玉」ですから、中古レコード店や古書店であり、 さすが、ただのフリーターでは、なかったのは尊敬に値します。 3旬「24歳草未」は、DNA「車」の抜群の稼働力。 年支「亥」と日支「卯」のからむ、守護神三合会局の木性強化で、デビュー。 現在の4旬「34歳木午」は、最高の守護神DNA「牽」の名誉。 『ビブリア古書堂の事件手帖』が、自身最大のヒットになりました。 今後は5旬「44歳雨巳」は、年支「亥」の対冲を伴う 月干「山」の干合で、都合良く月干が「陽」に、 10年運干が「灯」へと激変してくれれば、DNA「禄」の引力本能ですから、 さらに世間の要求に応えられる可能性大。 6旬「54歳海辰」は、月干支「山戌」の天剋地冲を伴う、 DNA「司」の害で欲の皮がつっぱれば、 金銭や家庭的な失敗もありそうですが、今はそこまで考えられないはずです。 7旬「64歳宝卯」は、DNA「鳳」の冷静と緩み。 8旬「74歳鉄寅」は、DNA「調」の偏屈です。 「美人で人見知りなお姉さんが古書店で働いていたらどんなにいいだろう」 という高校時代の作者の白日夢がベースになっているそうですが、 「実際に古書店でバイトしてみると、きれいな女性は働いていましたが、 ものすごく有能な原価率管理の鬼でした。」 と笑わせてくれるところが、この人らしい。 「原稿は午前九時ごろから夕方まで書く。 時間は決めているわけではないけれど、 ものを書いていくのは体力勝負ですからね。 規則正しい生活をしようと心がけています」は、 さすが「畑」仕事で、自身を理解しているようです。 今年(11年/宝卯)は、DNA「鳳」の才能年で、年干支「宝亥」の大半会。 売れて当然ですが、調子に乗って地味になってしまえば、 来年(12年/海辰)は、6旬を思わせるようなしくじりもあり。 地味にならず、明るく如才なく、乗り切っていけば、 14年(木午)と15年(草未)の守護神年が、栄えあり。 期待しておきたいと思います☆ |
■2011年12月28日(水)灯巳 |
中田永一○くちびるに歌をと乙一でいられぬ事情 |
○96年(陽子)に、久留米工業高等専門学校在学時に、 「夏と花火と私の死体」で、 第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。 02年(海午)には、「GOTH リストカット事件」で、 第3回本格ミステリ大賞。 豊橋技術科学大学工学部エコロジー専攻科在学中から、 自主制作映画に没頭し、04年(木申)からは、本格的に映画制作を始める一方、 08年(山子)よりは、中田永一名義で作家活動をしている 乙一(78-1021/陽辰)の、美人の臨時教員が指導する 長崎県五島列島のある中学校合唱部が舞台となる物語で、 中田名義の『くちびるに歌を』が、 11月24日(雨未)のDNA「牽」日に上梓されました。 福岡県田主丸町(現/久留米市)出身で、 愛知県豊橋市、東京都目黒区鷹番、神奈川県川崎市中原区を経て また東京都内在住と思われる中田は、 DNA「石」主導で、先達や同業者に学びながら、 自己制御した熱情を、衝突しないように味付けして伝えていく。 「石+調」は、通俗的に見せているため、自尊心を上手に隠す。 「石+牽」は、時間をかけて体裁を整える。 「石+鳳」は、雄大な表現力。 「石+車」は、引き出しが濃くて広い実行力。 才能は、この「車」となり、若く夢や希望に溢れた危険な志。 「陽+石+戌月」は、こだわりをもって生きる人で、 「午」年生まれ「陽辰」は、自分に正直なのです。 宿命の特長は、晩秋午後八時頃の太陽で、海沿いの山に沈み行く夕陽は、 ことのほか麗しく、表面的な美しさは作品にも投影されています。 才能でもある守護神の「海」が月干にある上格ですが、 年支「午」VS月支「戌」の半会で、世界を拡げながらも、 月干支「海戌」VS日干支「陽辰」の天剋地冲は、 大どんでん返しを作って、周囲に迷惑をかけたり、 自己犠牲にすることで、魅力を際立たせる面あり。 総エネルギー259点中土性106点と精神性の強い遊び心の持ち主は、 子丑天冲殺らしい強さは感じますが、 何かで稼ぎながら、一方で道楽をする風情あり。 創造力の木性は、存外低く僅か24点。つまり、料理(土性過多)が上手な人。 言われたくないでしょうが、本業作家趣味映画なのでしょうし、 作家は世を忍ぶ仮の姿で、本名で活動するのが映画という図式です。 年干支「山午」は、若い時から才能が開花するスケールの大きな人。 月干支「海戌」は、逆境を切り拓く挑戦者。 そして日干支「陽辰」は、表面的には温厚も、根は辛辣。 失敗したり裏切られようと、くじけることが少ないのです。 干支番号構成は、55-59-53で、時代整合性ある北方偏り。 全て子丑天冲殺なために、ともかく派手であり、 得意分野でとてつもない力を発揮するのです。 夕陽といえども簡単には沁みませんし、侮れないのです。 後天運は、初旬「6歳雨亥」がDNA「牽」の自尊心の強化。 年干「山」と干合すれば、「灯亥」となり、 これが月干「海」と二次干合すれば「草亥」となり、 特別条件付10年運天冲殺ですから、 DNA「玉」の特殊環境に身をおけば、成功運型。 肥満児であることを悔やんでいたことから逃げるように、 実際、幼少期から本に親しんでいたようです。 2旬「16歳木子」が、DNA「龍」の10年運天冲殺。 若々しい新たな創造力が強化され、 年干支「山午」の天剋地冲と、日支の半会の、 破壊現象と融合現象がミスマッチしながらも、デビュー。 現在の3旬「26歳草丑」は、DNA「玉」の10年運天冲殺。 若者(本人にとって過去)を描きながら深めていくのは丁度よくも、 年支「午」の害があるため、前進力はいまひとつも、 そこは強い子丑天冲殺の腕力勝負といった様相です。 この後は4旬「36歳陽寅」は、DNA「貫」。 年支「午」と月支「戌」のからむ三合会局で、 自我むきだしの拡がりが見られますが、既に10年運天冲殺で、 精彩な創造力を使いきってしまっていれば、 エネルギー放出だけの厳しい忌み神期。 5旬「46歳灯卯」は、DNA「石」の協調性和合性。 月干「海」の才能が干合され「木」の木性は生成されありがたい、 主導DNA10年運で、本物の自己確立を目指そうとしますが、結果は害。 いわゆる変節があると、一見復調ムードですが、期待はできません。 6旬「56歳山辰」は、DNA「鳳」の土性強化で力が抜けて争い。 才能の月干支「海戌」も天剋地冲ですから、少々厳しい時期となりそうです。 7旬「66歳畑巳」は、DNA「調」の独創的反抗。 8旬「76歳鉄午」は、DNA「禄」の感謝と奉仕になっています。 乙一としてのデビューは、96年(陽子)の条件なし天冲殺大半会年。 一時大注目されましたが、その後はスランプに陥ったのは周知の事実。 「石」主導らしく、力を抜いて技術を磨いたことで復調。 とはいえ、気分転換は必定となり、 08年(山子)の強い土性の天冲殺半会年には、 やむをえず中田永一としての活動も始めたのです。 迎えた今年(11年/宝卯)は、60年に一度の干合支害年。 その気になっても、思うように手応えを感じられない現状です。 この背景には、06年(陽戌)の納音年に、 守護神方三位年とはいえ、条件なし天冲殺だった、 映画にもかかわったライターの押井友絵(81-0818/山辰)と結婚。 土性過多の乙一が、共通干支も大半会もある、 刑関係の押井を夢と知らずに引きよせたのでしょうが、 乙一の月干支「海戌」と押井の日干支「山辰」は天剋地冲で、 相乗効果はないうえに、 押井の年干「宝」は月干「陽」と干合すれば「雨」となり、 この干合年干「雨」が日干「山」と三次干合すれば、 「灯」と「陽」なって、月干「陽」と あわせ火性の天干一気が成立しますから、 乙一にとってこの結婚は安心できるものではないのです。 昨年(10年/鉄寅)は、押井の「鳳」年らしく、家族が増え正念場。 来年(12年/海辰)は、(乙一の)才能強化の守護神年でもあり、 さらなる飛躍を願い、筆名がまた増えるかも(笑)しれませんが、 趣味だけには、生きていけない集大成のスタート時期。 腹をくくる節目となるはずですから、動向には目が離せません☆ |
■2011年12月30日(金)畑未 |
藤本篤志○社畜のススメはこれからの時代の常識 |
○「自己啓発本マニア」「口ばっかり若手社員」「夢見がちな転職難民」など イタい社員はもういらない!働く者の正しい姿とは、個性を捨て、 自分らしさにこだわらず、自分の脳を過信せず、 歯車になることを厭わない存在となることであると、 藤本篤志(61-0501/木午)が提唱する『社畜のススメ』が、 11月17日(陽子)の守護神対冲日に、上梓されました。 「社畜」なんて哀れで情けない存在だ―― この「常識」は本当なのだろうか?「自分らしさ」を必要以上に求め、 自己啓発書をうのみにすることから生まれるのは、 ずっと半人前のままという悲劇。 そこから抜け出す最適の手段は、あえて意識的に組織の歯車になること。 「ワーク・ライフ・バランス」「残業は悪」「転職によるキャリアアップ」等の 美辞麗句に惑わされず社畜になることが、 働く者らしい戦略だと、藤本は指南しています。 あまたに流通するビジネス本、自己啓発本の類とは正反対の主張ですが、 一般人が「自分らしさ」を追求すると、 組織の中でうまく機能せず、個性ならぬ「孤性」ばかりが身につき、 結局「口ばっかりの若手社員」や「夢見がちな転職難民」と なり果ててしまうことを指摘していますし、 「自分らしさ病」の悲劇は、「下流社会 新たな階層集団の出現」 にも通じると断言しているのです。 この「自分らしさ病」は日本の学校教育が、 「詰め込み教育」に対する反省から「ゆとり教育」を導入し、 子供の「個性」を大切にするようにしたことにも起因していますが、 本書では「孤性化」したサラリーマンが増えることで、 日本企業の組織力は衰えていると警鐘を鳴らし、 女性や若い世代からは反感を買おうと、 「自分らしくあれ」といった耳触りのいい建前が横行する 日本の社会に一石を投ずる異色の働く者論であり、 実は、来年(12/海辰)から兆しがみえ、 翌13年(雨巳)からは、女性の時代が終焉する序章とも言えるものです。 大阪市立大学法学部を卒業し。USENの取締役、 スタッフサービス・ホールディングスの取締役を歴任。 05年(草酉)に、グランド・デザインズを設立。代表取締役に就任。 USENの現役時代、営業の現場でも管理側でも 全国トップの実績を残した経験を活かし、 営業コンサルティング事業を始めた藤本は、 DNA「禄」冲殺主導で、崩れやすい「山」のような引力本能。 流れにさえのれば、ともかく目立つも、気をつけないと出費は増大。 「禄冲+司」は、妙な自制心と庶民的な仲介能力。 「禄冲+調」は、組織にはなじめず、 他人には追従できない、熱くてユーニークな発想。 「禄冲+牽」は、大組織で特別に常識を超える役割。 「禄冲+龍」は、とてつもない冒険を実務に活かす。 才能もこの「龍」で、森羅万象の改良改革力。 「木+禄冲+辰月」は、現実的で世の中の演出家。 とはいえ「丑」年生まれ「木午」は、わがままなのです。 宿命の特長は、晩春午前八時頃の、特別意識の強い港の樹木。 市場を仕切る中心人物と見立てられます。 総合エネルギー227点中土性78点は主導DNAとなり魅力あり。 辰巳天冲殺でもあり、それを司どる根っからの商売人(仲買人)。 生月ですから、むろん乗りの良さは半端ではありませんし、 年支「丑」VS日支「午」の害持ちは、表裏有りですし、 持続力がないというより、心優しいフリをして、商いをする。 犠牲をだすのが「木午」でもあるのです。 そういう人が提唱するのは、社畜であるフリをせよは納得です。 年干支「宝丑」は、周囲に振りまわされぬマイペース人間。 月干支「海辰」は、冷静で頭の回転が速く、制約が多いほど上昇。 そして日干支「木午」は、一生懸命奉仕をする人ですが、 その反面、どこかに犠牲を伴う質ありです。 干支番号構成は、38-29-31は南方から西方領域。 やや冬の時代にはそぐわない面もありますが、 春生まれの辰巳天冲殺ですから、衰えは感じません。 後天運は、初旬「9歳宝卯」が、DNA「牽」の自尊心強化されますが、 初旬稼働条件はなく、売りは生月冲殺のみ。 2旬「19歳鉄寅」のDNA「車」で稼働力を上げ、 3旬「29歳畑丑」のDNA「司」の干合支害では、 裏切りを経験もしたはずですが、害持ちだけに徹底した落ち込みも、 生月らしく気のせいとすませたのでしょう。 4旬「39歳山子」は、宿命害切れの変剋律付きの天剋地冲ですが、 年支「丑」の支合でもあり、苦悩しながらも自身を再生し自己確立をした、 好都合の主導DNA「禄」でありました。 現在の5旬「49歳灯亥」は、守護神DNA「調」の変剋律。 独創的な提言により、(月干干合もあり)若い人を導く気配。 この後の6旬「59歳陽戌」も守護神のDNA「鳳」の半会ですから、 流れに逆らうことなく、新時代を提唱していけば衰えは感じません。 生月冲殺は、流れに従っていくのが転ばぬ術。 それを理解しているからこその発信は、 理に叶っていますし、利にも通じるものです。 この時代の庶民に失われたものは、個人の力を過信するあまりに、 結束力が失われ、かえって危険な立場に追い込まれているのですから、 組織にいるならば、社畜になるという発想は、 これからの時代のテーマである精神的な縦社会に染まることで良好。 失われたものの復権へとつながっていくはずです。 今年(11年/宝卯)の藤本は、DNA「牽」年の役割意識。 才能の「龍」は、本流の考えを新しく見せかけていくこと。 来年(12年/海辰)は、才能の「龍」年であり、 待望の条件あり天冲殺を迎えるのですから、申し分ありません。 害持ちだけに、彼の生き残りをかけた処世術とも見えますが、それはそれ(笑)。 宿命を最大限に活かす答えには違いなく、害持ちや冲殺者ばかりか、 一般人にも通じるものだと理解すべきです☆ |
移 動 祝 祭 日● 2 0 1 1 年// 宝 卯 入口 |
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