★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 1 7 年(灯酉)●04月 木辰 // 移 動 祝 祭 日 |
■04月分一覧 (2017年●目次) |
古川真人●縫わんばならんの徹底した退屈な毒に効用なし(2017_0401) |
飯間浩明●三省堂国語辞典のひみつ: 辞書を編む現場からの本性(2017_0404) |
青木祐子●嘘つき女さくらちゃんの告白と少女小説家裏の顔(2017_0410) |
今井雅子●ブレストガール!女子高生の戦略会議復活の裏側(2017_0418) |
伊佐知美●移住女子の嘘と誠の熱くてしんどい素性(2017_0424) |
■2017年04月01日(土)山午 |
古川真人○縫わんばならんの退屈な毒に効用なし |
○昨年(16年/陽申)の09月07日(海辰)のDNA「玉」の ありえない守護神的支合日に、第48回新潮新人賞を受賞し、 第156回芥川賞の候補になるも酷評され、あっさり退けられた 古川真人(88-0729/草酉)の『縫 わ ん ば な ら ん』が、 01月30日(灯巳)のDNA「鳳」の半会日に上梓された。 同書は、九州は長崎の離島の旧い家の老婆が語る 一族をめぐる四世代の時間の流れを織り成すもので、 認知症で、ほころびていく意識から湧き出る声を聴き取り、 「縫わんばならん」と語り継ぐ。 「過去に、記憶に、声に、もっと深く、まっすぐ向き合っていきたい」と 語り合うことで持ち寄る記憶の断片を縫い合わせて結実した物語は、 「人生の彩りを織り成す」などと称賛されているが、 ひたすら何の特色もないといっては作者に申し訳ないが、 退屈で退屈で、さらにまた退屈な、他者には全くどうでもいい話。 受賞したのも不思議なら、出版までされたのは驚異以外のなにものでもない。 読んで何か得ることは一切ないばかりか、文学作品として香り高い文章が つづられているわけではないので、拍子抜けしてしまう。 あえて言えば、出汁を取っていない味噌汁みたいなもので、 著者の家の変哲もない話を聞かされるのだから、たまったものではない。 いつになったら盛りあがるのかと、期待して読み進めたのだが、 結局最後の酒盛りになっても、酒や料理の味もわからない 妙ちくりんな文章が、続くだけで、頁数にして138ページ。 それでも長くて、本にすべきではなかったのではないか。 福岡県福岡市出身で、國學院大学を在学4年で除籍され、 現在は神奈川県横浜市に在住ながら、食い扶持不明の古川は、 DNA「禄」冲殺主導で、笊のようにお金を浪費できる人。 優しいと言えば優しいが、実際は強欲の仮面をかぶっており、 然るに、それを表に出さず、まるで田中慎弥(72-1129/木子)みたいに、 仕事を一切していないみたいな発言をしているが、 定職にはついていないのは間違いないだろうが、 何らかの打ち出の小槌でも所有するなり、 霞を喰っているわけではないので、口にしづらいヒミツがあるのだろう。 権力者でもあるから、秘密結社の頭目で上納金をとっているとかね(笑)。 あるいは、パチプロなり、ヒモとか。 「禄冲+司」は、妙な自制心があり、何らかの仲介業務に携わり、 年寄りばあば達の思いを縫い合わせる。 場所取り屋や、小規模ネットモールの危ない管理人か。 「禄冲+車」は、だらしがなく、ひがなだらだら暮らす。 動きたい時だけ、やおら動きだす。 依頼があれば動く何でも屋か。猫探し専門とかの。 「禄冲+禄」は、長い年月をかけて信用を崩壊させて行く。 一般的には不器用だが、あるひとつの分野では卓越した能力を発揮する。 ジゴロかツバメとかもね。 「草+禄冲+未月」は、変に甘え上手で親以外の支援者あり。 「辰」年生まれ「草酉」は、働き者。どうでしょう。何か隠してませんか。 絶対に。言いたくないだけなんですよ。作家ですから。 伴星は「龍」で、落ち着かず常に変化を求める。 午未天冲殺だけに、年寄り相手の何でも屋にしておこう。 洩星は「禄」で、他人にそそのかされる。 導星は「車」で、マイペースで最後は何もなし。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の草木。 雑草とは言えない、午未天冲殺らしい煎じ薬に使える漢方製剤か。 総エネルギー211点は、まずまずだが、 守護神水性は年支「辰」内「雨」のみで、 僅か15点の霧程度なので、頭の中身は知れているため、 勉強についていけず國學院を除籍になったのも、冲殺者だけに、納得出来る。 ただそれ以上、土性が94点もあり、 この草は地中に埋もれているとまでは言わぬが、 山間の盆地のくぼみなど、探しにくい場所にあり。 そのため、世に出るにも時間がかかったわけだが、 それ以上に、まともな就職はせずに、 それこそ霞を食べて赤貧に喘いでいるようなことはなく、 土性過多の木性は、疲労するだろうが、金銭物質には困ることはない。 それでも働かぬ無頼派を気取るのは自由だが、 そこが善し悪し別に、母親がかりの田中慎弥とは異なるところで、 実際、本書にはアルバイトめいたことをしている記述があり、 生活に困窮しているような苦しさは微塵も感じないどころか、 存外裕福な生活を何食わぬ顔して送っているようにも思え、 ここが浮き世離れしたところで、なにやら説得力がないところであろう。 少なくとも、ばあさま達はそれなりに苦い経験をしながら、 暮らしてきたにもかかわらず、末代のこの男には生活臭がないのだから。 年干支の「山辰」は、様々な呪縛を受ける人で、 自己の思いが、なかなか家族や一族に伝わりにくい。 月干支の「畑未」は、何かの上前をハネてくらす。 このあたりが、油断ならぬところだ。 そして日干支の「草酉」は、生まれながらに完成しており、 盆栽のようなもので、成長はないが後退もない。 古川は生月冲殺なので、妙な成長はするかもしれないが、 それはジャックと豆の木の、あのツル植物のバケモノみたいに なれるか否かは別である。 しかし、異形の盆栽は一部の触手を何かに寄生しながらも 養分を吸い上げているようにも思える。食虫植物かな(笑)。 干支番号構成は、05-56-22と東方北方南方で西方はなく、 さほど広範囲には分布せず、夏生まれにしてはまずまずの領域。 後天運は、初旬「3歳鉄申」は、DNA「牽」。 自尊心の強さが付加されるも、特に初旬稼働条件はないものの、 その気になれば天空まで昇れる生月冲殺なのだから、制約さえかけねば、 いつ名をなしても不思議なし。 なお42歳まではターボ運(子丑天冲殺廻り)になっているため、 何かしら目立つわけで、鈍重な作品でも受賞を一押ししたのも、これであろう。 2旬「13歳宝酉」は、DNA「車」の危険な刑。 不良学校に進みながらも、将来を意識するも「イケテない中学生」で、 対人恐怖症のためマクドナルドで注文すらできなかったし、 10人単位で去って行くような、やんちゃな高校は危険そのものだったはず。 また、大学で「近代日本文学研究会」という研究会に入って、 作家になりたい気持ちが少しずつ芽生えてきたのだそうだが、 基礎学力がまったくなく、概説の授業に追いつけず、 「研究会に力を注ぎすぎた、と言うと言い訳がましいでしょうか」って、 言い訳でしょ。生月冲殺が管理されずに自己発揮したんだから。 現在の3旬「23歳海戌」は、DNA「玉」の守護神的害。 塩水は夏生まれにとってないよりマシな守護神的存在だが、 その方向性は「玉」で、田舎であり祖先だから、このお話し。 でも、生月冲殺には似合わない家系にかかわることだし、 結果は害なので、すなわち有り難迷惑。 「今回書いた小説で老婆のモデルになった私の祖母は 長く認知症を患っていたわけですが、本人がどんな精神で 長年横たわっていたのか。俺をもう家族だと認識できない祖母が 俺を見つめていたのはどういうことなのか、 受賞作では踏み込めませんでした。それを書きたいです。」って、 まだ、これをやるんかい。誰も読まんからやめとけ。 そういう一般に馴染まないテーマは、自費出版で充分だからさ。 デビューできたのは、家系をあらわにしたことだが、 これからジワジワ害のほうも効いてくる。 そして害でデビューしたから、暗い退屈とレッテルは、 よほどのことでない限り払拭はできまい。 もし作家として生き残りたいのならば、何かを書きたいではなく、 生月冲殺らしく編集者にすがるしかあるまい。 この後は4旬「33歳雨亥」が、真水のDNA「龍」。 ようやくリフレッシュ。作家を諦めるのか、新境地へ行くか。 一度サラリーマンを経験すると、糧になるがね。 でも楽して生きる術が染みついていると厳しいか。 5旬「43歳木子」は、ターボ運もなくなり、DNA「石」の妥協。 6旬「53歳草丑」は、DNA「貫」の大半会で岐路にたつ。 7旬「63歳陽寅」は、忌み神DNA「調」で叛逆。 8旬「73歳灯卯」は、DNA「鳳」の対冲で息切れである。 装丁はどういう経緯かは不明も、 年支「巳」VS日支「寅」の害持ち(表裏あり)の草間彌生(29-0322/陽寅)。 草間の年干が「畑」のため、共通干はあるのだが、 さすがに夏生まれに陽光は恵みとならず。 だが、生月冲殺付の午未天冲殺としては、 少々変化球の年配者が似合うというところでの起用。 これもまた、有り難迷惑か。 また、後半には作者と思われる主人公が アルバイトをしているような記述や、通夜の席に疲れ抜けだして、 一族が一堂に集まり、酒盛りをする姿を どこか馴染めずに、冷めた目で観察している光景あり。 また喫煙者(夏生まれの草木には自死的行為)であることが描写されている。 ただ、締めに今一度申せば、ただそれだけの作分であり、 読者に何の感動ももたらすことなく、未来は全くもって見えずに、 華やかな夏生まれの良さもなく、薄暗くて重くて、 もはや退屈というよりは憂鬱で、何の意味もなさない、 古川は受賞と出版を励みに今後も頑張るのではなく、 本業に専念するか、別の地道な生き方をしたほうが良いだろう。 午未天冲殺らしい、家系や老人を綴じたり、ほどいたりしている とりとめのない記述だが、 楽しさも滑稽さも輝ける未来もないものを書くのは日記で満足してくれ☆ |
古川真人○88-0729 |
草畑山雨 酉未辰+3 司禄車禄司(禄冲殺主導) 木性(51)火性(27)土性(94)金性(24)水性(15)/総合211 午未生月冲殺/ターボ運(〜42歳)/変則方三位(3歳鉄申) 害(23歳海戌)/大半会(53歳草丑) 火性脆弱/土性過多/金性脆弱/水性脆弱 +3歳鉄申/13歳宝酉/23歳海戌/33歳雨亥/43歳木子/53歳草丑/63歳陽寅/73歳灯卯〜 |
■2017年04月04日(火)宝酉 |
飯間浩明○三省堂国語辞典のひみつ: 辞書を編む現場からの本性 |
○60年(鉄子)にこの世にでた、 俳優の佐藤浩市(60-1210/海申)と同一生年月日の 新語に強く判りやすいという定評がある 三省堂国語辞典(60-1210/海申)の編修者で、 (出版社社員ではなく研究者)第6版(08-0110/畑酉)からの編修委員で、 第7版(14-0110/宝巳)の宣伝のために書き下ろされた 飯間浩明(67-1021/山午)の「三省堂国語辞典のひみつ(14-0220/宝卯)」が、 加筆訂正し文庫化され、 『三省堂国語辞典のひみつ: 辞書を編む現場から』として、 02月01日(畑未)に上梓されたので解説する。 生活の中で出会う言葉を丹念に集め、 「要するに何か」を説明する辞書が、「三省堂国語辞典」。 判りやすい、すなわち似顔絵みたいな解説をするのが特長で、 たとえば「あざみ」という花は、 「とげの多い野草の名。タンポポに似た赤紫色の花をひらく」と、 実際に見たことがなくても、脳裏に閃くのだ。 書籍雑誌はもちろん看板やメニューにも鵜の目鷹の目。 時には対象物を解体したり味わってみたり。 辞書編纂――それが著者のライフワーク。 日常語から若者語・難解語までを視野に入れ、 独自の視点で編まれる「三省堂国語辞典」。 その編修委員が舞台裏を案内し、 ことばにまつわる様々な説をともに検証してゆく。 なにしろライターという言葉を解説するために、 100円(ライター)を分解までしてしまう徹底ぶりの 用例採集の鬼研究者による日本語愛あふれる辞典エッセイ。 人生のほぼすべてを辞書づくりに捧げる著者が、 国語辞典の魅力あふれる「ひみつ」をあれこれ書き綴った辞書の話で、 ありていに言えば、いかに著者が三国辞書愛なのかを紹介したものだが、 これまで誤用されていた「汚名挽回」や「全然」の使用例も斬新で、 読み物としても充分に成立する興味のある面白い仕上がりになっている。 香川県高松市出身。早稲田大学第一文学部を卒業後、 同大学院文学研究科博士課程単位を取得。 当時は東京都中野区中野3丁目あたりに住み、 修了後、まずはアルバイトとして三省堂の辞書編纂に携わり、 現在は、東京都東村山市に居住し、辞書の編修委員を務めるほか、 早稲田大学・成城大学などで非常勤講師を務めている飯間は、 DNA「玉」主導で、ひとつのことをじっくりと掘り下げる人。 気分転換は上手とはいえず、あれもこれも同時には出来ない。 そのため、次の版への宿題もあり。 環境を変化させると戸惑うので、生涯辞書づくりの現場が似合う。 男性でも、不適切を承知で書けば、オバサンっぽい性癖。 本人は「ひとことで言うと、私は<現代でなく、過去に生きる人間> だと思います。ことばを始めとして、歌にしても建物にしても、 古いものがやたらに好きということです。」ということで、 これは自身の質を活かしきっていることになる。 「玉+牽」は、伝統を踏襲しながら新たな試みを行う。 用心深き冒険心の持ち主で、仕事には誇りを持っており、 自尊心も高いので、簡単に近づきがたいものあり。 「玉+石」は、何はともあれ理屈。 「玉+玉」は、伝統を守りながらも小細工あり。 とはいえ、無理はしないという現実主義者。 「玉+鳳」は、自己を棚上げして客観論を展開する。 才能は「鳳」で、自己宣伝。 なので、秘密を公開するような本を執筆もする。 「山+玉+戌月」は、確証がないと決定せず。 「未」年生まれ「山午」は、困ったら動かない。つまり、先送り。 伴星は「禄」で、つかまえどころなし。 洩星は「牽」で、子丑天冲殺ながら目上の引き立て。 導星は「鳳」で、心の楽しみとなる。ようは最後は趣味の人生。 宿命の特長は、晩秋午後八時頃の「山」で、 守護神年干「灯」にライトアップされ、仕事に生きれば安定する。 子丑天冲殺であるだけでも強力だが、総エネルギー279点は立派。 しかも、自身の土性104点と守備本能抜群の身強で、 守護神で学習本能の火性も、ほぼ同等の108点あり、言わば活火山。 常に狼煙を上げて世の人に合図を送りながら、 注目を集めるために噴煙を絶やさない。 年支「未」VS日支「午」の支合は、想念素晴らしき開拓者精神で火性強化。 月支「戌」VS日支「午」の半会でも、月支「戌」を火性陣に引き込み、 地支は火性一気格であり、熱いというより燃えている(笑)。 表向きの顔でもあるDNA「牽」の木性の「草」も、 この火性に飲み込まれており、ないが如し。 月干の「鉄」は干合で変化しないので、火性の勢いで打たれても、 一応岩石としての体裁はとっており、いつまでも変わらぬ発信力。 方向は南方で、子丑天冲殺を活かすにも、若者向けというのが良い。 とはいえ水性ゼロ(DNA禄/司なし)は、情け容赦なく、 優しさ労りの欠片も存在せず、川も雨も霧すらも発生しない 配偶者成分皆無の人物で、一般的な結婚に向かず。 年干支の「灯未」は、一見クールを装うが、 わけしり顔で一言いわぬと気が済まず。 辛辣な雰囲気で、言葉をあちらこちらから採取してくるわけだ。 月干支の「鉄戌」は、どこか野暮ったくずうずうしい。 闘争心はあるものの、退却上手なので、手傷は負わず。 そして日干支の「山午」は、スケール大きく若い頃から活躍するが、 パワーを持て余し気味。 決断力に優れ、あまり粘らず排除するのも得意。 本人が偉大すぎで後継者が育たないという弱点あり。 干支番号構成は、44-47-55で西方に少しはみだしているが、 ほぼ北方偏りで、この10年は時代整合性あったものの、先は未知数。 後天運は、初旬「7歳畑酉」は、DNA「石」の仲間意識強化も、 漫画家を目指していたという。 この時に養われた観察力が後年役だったと思われる。 2旬「17歳山申」は、DNA「貫」の我が道を行く。 当初は挿絵の仕事もしていたとかで、これが「玉」主導らしく古風。 3旬「27歳灯未」は、主導DNA「玉」の支合で、 自己確立にして、進み行く道が明確になり、ブレず。 当初の方向感覚が逆だったことなどに気づく。 4旬「37歳陽午」は、DNA「龍」の改善と新たな流れ。 辞書編纂の正規メンバーとなる。 現在の5旬「47歳草巳」は、日支「午」と年支「未」のからむ方三位で、 熱さも頂点にたとうかという絶好調で、DNA「牽」の名誉に縁あり。 今後は6旬「57歳木辰」が、DNA「車」の多忙ないしは孤軍奮闘。 7旬「67歳雨卯」は、DNA「司」のありえない地味さ。 8旬「77歳海寅」は、DNA「禄」のありえない優しさ。 晩年20年が感謝と奉仕になっているが、 それまでの人生と異なり、滅私奉公の人生になれば吉か。 さて、水性ゼロ(DNA禄/司なし)は、結婚運なし。 家庭的な面なしだが、飯間はおそらくは03年(雨未)の 60年に一度のありえない水性の干合支合年で、 関西出身(岸和田あたりか)で08月(申)生まれの女性と突如結婚をし、 それまでは、中野を愛してやまないような口ぶりだったのが、 いつの間にか西武新宿線に乗り、東村山市民となっている。 また、おそらくは07年(灯亥)の主導DNA「玉」年には、 (年干支にだが)大半会を持ち合う女児が誕生している。 強運なので、ワンチャンスを活かしきったのであろうが、 この女児が結婚をして、孫が産まれれば、 目下の象徴である月干の金性が水性を生じるため、 潤いのある年寄りになるはずである。 この結婚と子供の誕生が、飯間の人となりにバランスをとり、 安定的な辞書編纂者となったことは疑う余地はない。 そして、今年(17年/灯酉)は、主導DNA「玉」年。 かつてはカメラ片手に、都内を歩き回っていたようだが、 本来の「山」はでんとして動かぬものである。 だから通勤をするより、自宅で仕事が似合う。 また、あちこちで採取していた言葉も、 そろそろ向こうからたくさんやってくるようになるのが、 円熟して完成に近くなる。 言葉は変化するからこそ、変わらぬ立場の飯間の出番なのだろう。 恐ろしい迫力の持ち主で、近寄りがたい雰囲気をあらわすが、 変人であろうと、真面目にひとつの道を極めていれば、 加齢と共に、安定感がでて、爽やかさの受け入れ態勢も備わると信じたい。 辞書編纂が天職なのは間違いないのだから、 これからも、辞典のひみつなどと言わず、 ご自身のご結婚秘話(秘訣?)などの暴露にも期待したいものだ(笑)☆ |
■2017年04月10日(月)灯卯 |
青木祐子○嘘つき女さくらちゃんの告白と少女小説家裏の顔 |
○02年(海午)のDNA「石」年に、好きなバイクのことを書いた 「ぼくのズーマー」でノベル大賞入選。 03年(雨未)の大半会年に、 「ソード・ソウル 〜遥かな白い城の姫〜」で、 デビューを果たし、少女小説家として圧倒的な活動をしている 青木祐子(69-0816/雨亥)が、 『これは経費で落ちません! 経理部の森若さん』を 昨年(16年陽申)のありえない火性のDNA「司」の 05月25日(灯未)のありえない火性のDNA「禄」の半会日に、 『嘘つき女さくらちゃんの告白』を、 その流れで、今年01月25日(海子)のDNA「石」の天冲殺日に、 刊行しているので解説する。 「これは経費〜」は、森若沙名子 入社5年 彼氏いない暦=年齢だが、 過不足のない現在の生活は完璧だと思っている 週末の楽しみはレンタル映画と、自社の入浴剤(入浴剤メーカー経理部勤務)に、 土曜日の夕方、帰りがけに(デパチカで)買うお寿司。 実家まで二駅自転車で20分。会社まで電車で35分、 (距離的には、東武東上線で池袋に通っているとして川越) 家賃7万円ロフト付き1DKに住まう。 働いた給料を適正にもらい自分のために使うというきっちりした人。 でも、最近、そんな気配のなかった同期に恋人ができてしまい、 少し迷いが生じている。 ある日、営業部の若きエース・山田太陽が持ち込んだ領収書には 「4800円、たこ焼き代」とあった。 経理からは社内の人間模様が見えてくる? いちいち気になる、この一年後輩は何を考えているのか。 勝手に携帯の番号を調べられ、仕事がらみとはいえ、 慌てて休日出勤して、助けてやる。太陽は動物的勘が、働くほうへ動く。 これまで敗北しらず 大勝もない 自分に満足。仕事に一生懸命で熱血。 展開が早く少々はしょり気味に感じられ、 もう少し丁寧に接近していく姿を見たいと思ったら こちらは04月20日(灯丑)のありえないDNA「禄」の 「灯」重なりに続編がでるらしいので、期待したい。 しかし、本人は社団法人支部の経理事務の経験があるようなので、 この設定はおてのもののようだが、 本人とは少々異なり、森若さんは如何にも「鉄申」的。 とはいえ、年下大好きな子丑天冲殺には変わりなしで、 想定内の話の展開は、これといった目新しさはないので、 安心を求めるもので刺激はなしだが、普通も悪くはない。 ひょっとして結婚相手が年上なので、(青木の)願望か。 一方「嘘つき〜」は、青木らしい毒気のある小品。 盗作疑惑が持ち上がる中、可愛いだけが取り柄の 美人イラストレーターsacraが失踪した。 彼女の幼馴染みでライターの朝倉は、 クラスメイトや恩人、恋人などsacraに関わってきた人々に インタビューすることで、彼女の真実に迫ろうと考える。 盗作、経歴詐称、結婚詐欺など、息をするように繰り返した嘘の果てに 姿を消したsacraは今、どこで何をしているのか。 そして、彼女が本当に欲しかったものとは・・・。 sacraちゃんは美大出身のイラストレーター。 嘘だけどね!みんな許してくれるよね!だってこんなに可愛いんだもん(笑)! こちらは大技の期待通りのどんでん返しがあるので、 詳細は書けないが、いかにもありそうながら、 大変良く出来た話で一気読み可能。 ちなみにsacraは、年支VS日支害持ちの表裏ありの生月冲殺か。 そして、これは午未天冲殺みたいな好かれ方ではないので、 「畑未」あたりではないかと推認したい。 祖父母は教師。父は官僚。長野県の北信濃の大町市出身で、 幼少期は青森や岩手など東北に住んだこともあり、 勤め人時代をふくめ、名古屋には長いことを住んでおり、 デビュー後、または時期不明の結婚後の10年(鉄寅)には、東京近郊に、 あの11年(宝卯)には、北関東に居住していたものの (茨城県ならばsacraちゃんの潜伏先だった場所の描写に合致する。 東京から最寄り駅まで1時間。さらにバスで20分・・・) 現在は、埼玉県川越市あたりの一軒家に在住すると思われる青木は、 DNA「牽」主導で、格好つけたがりや。 自己愛の象徴だが、森若さんなみに、 ストレート攻撃には強いが、変化球には弱いタイプ。 「牽+龍」は、一見庶民的なるも、油断禁物で、小細工に長ける。 「牽+調」は、内面の品の良さはあるものの、行動は大胆。 このあたりはバイクで全県制覇するところ。 才能はこの「調」で独創性には違いないが、本人が自称する「少女」性。 やたらと女の子らしい女の子が好きなようで、 sacraみたいな制御不能なタイプが好みなのだろう。 「牽+車」は、忍耐力あるように見えて集団行動不得手。 さらには、少なからずデリカシーに欠けるのは、 森若さんにも、そしてぶっ飛んで行ききったsacraにも通じる。 「牽+石」は、事なかれ主義。 面倒なのが嫌いなのは、マニュアル重視の森若の流儀。 「雨+牽+申月」は、風流でプロ意識の高い物書き。 「酉」年生まれ「雨亥」は、非現実世界の想念に陰りなし。 伴星は才能にもなっている「調」で、感性鋭い奇異な生き方。 洩星は主導する「牽」で、目上の引き立て。すなわち受賞。 導星は「調」で、偏り大きい自己中心な姿。 宿命の特長は、初秋午後四時頃の港町に降る小雨。 総エネルギー195点は決して身強ではないが、 そこは子丑天冲殺の気の強さでカバーするものの、 水性99点の過多とはいえ、自身の「雨」は18点なのに比べ、 陰陽の「海」は81点もあるため、「雨」は川にはなりえず、 霧や小雨とするのが自然。 (あちこち転校が多かったり、バイク放浪旅は水だから、 どこへでも流れて行ける強味、 転校生のくだりは、sacraちゃんに活かされている) 港町としたのは、人のざわめきのある「畑酉」の存在ながら、 火性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人は、冷淡。 このあたりは、感謝も奉仕も情け無用一切なきsacraちゃんなのだが、 青木も野人たる部分は、バイク乗りだし、 堅実さも優しさも微塵もないところは、sacraちゃんそのもの。 それが作家の味だからね。 また、月支「申」VS日支「亥」の害持ちで、肌荒れ注意。 内側世界が汚れがちで、正体不明の夫ともそこまで仲が良いかは疑問。 しかも、月干は「海」なので、「雨」が放射能なり、 危険な成分に汚染しているような印象。 この「海」は、友人や姉妹を意味するので、 姉とは疎遠になっているかもしれないし、毒のような関係かも知れない。 友人であろうと、森若さんの同期は一風変わった開発担当者だったしね。 主導するのが、配偶者成分の「山」から表出される「牽」。 すなわち夫は妙な権威にこだわり、友人関係から出発したものと考えれば、 書店員の可能性は捨てきれず (違うとは思うが、単に青木のファンかも知れない)。 だからこそ仕事が進まなかった時に、何故か夫に怒られ、 それを納得いかない青木の印象も興味深い。 いずれにしろ、真っ当な家庭にはなりえず、 生活感のない、無限大の金銭物質欲に支えられた作家活動には違いない。 年干支の「畑酉」は、一見美しさに溢れる自力運の開拓者で、 月干支の「海申」は、お気楽。 そして日干支の「雨亥」は、自分のテリトリーに相手を引き込む達人。 人のやらない隙間みたいなカテゴリーで勝負し、庶民的。 忍耐力はあるが、用心深い小心者。 子丑天冲殺だけに年上縁は希薄で、年下好き。 純粋な「雨」のはずなのに「亥」内「海」のおかげで、 もとから澱んでいるのが、小技として効いているし、 繰り返すが、森若さんもsacraちゃんも、作者の化身なのだろう。 干支番号構成は、46-09-60で北方と東方の比較的狭い範囲。 少女小説家よりOL小説家のほうが似合うのではないか。 (つまらないかもしれないが) 少なくとも「森若さん」は、作者は楽しんで書いていたように思える。 後天運は、初旬「8歳雨酉」は、DNA「貫」の守り。 転校多ければ、まずは自分を守らねばならぬというものだが、 特に初旬後転成功運型には非ず。 ところが2旬「18歳木戌」は、DNA「調」の独創性。 才能強化特別条件付10年運天冲殺で、 さらに、月支「申」年支「酉」に連なる秋の方三位で闘争的になったり、 日支「亥」との隙間を埋めるもので、 社会にでて強く小説家を意識したはずである。 3旬「28歳草亥」は、DNA「鳳」の特別条件付10年運天冲殺で、 ここでは、宿命害持ちと言えども流れが良くなって、デビュー。 4旬「38歳陽子」は、DNA「司」のありえない火性の10年運天冲殺で、 一気に知名度をあげ、稼ぎに入った時期か。 今年(17年/灯酉)から始まる5旬「48歳灯丑」は、 DNA「禄」の同じくありえない火性の10年運天冲殺だが、 忌み神月干「海」が干合により「木」になると才能強化だが、 さらに干合月干「木」が年干「畑」に二次干合されると「山」になり、 今度は、日干「雨」と三次干合すると、 月干は「陽」で日干は「灯」に変わるなど不安定。 これは進み行く方向性の変化や、ファン層の変化、 目下や子供などの変化(子の存在は確認できぬので養女か)により 次元を上げていくものだが、同時に、感謝や奉仕がないと、 10年運天冲殺で稼ぐだけでは、自然界の理解が得られないので警告でもある。 北関東に居住して、あの11年(宝卯)に何か出来たかもふくめ、 改めて、試されるかもしれない。 今後は6旬「58歳山寅」が、DNA「牽」の主導DNAで自己確立。 宿命内害も切れて、気持ちが強くなり、名誉も形になる。 路線変更もふくめて、感謝の先に次元があがっていれば立派。 7旬「68歳畑卯」は、DNA「車」の多忙。 まさか、まだバイクではなかろうに、少々危険。 さすがに、初旬条件がないのに、この晩年までの稼働は難しいかも。 8旬「78歳鉄辰」は、DNA「玉」で過去をふりかえるのだが、 子丑天冲殺でも害持ちなので、耐久性はあるか否かである。 ところで「嘘つき〜」は、青木らしい作品とした。 だから青木は嘘つきとは言わない。 だが、作品を創作するという作り事では根幹は同じ。 なので、本人が楽しいかどうか別にして、力作になっている。 また、害持ちで飽きっぽいはずの青木らしい、 あっちこっちに飛ぶのも悪くない。でも、これって疲れるだろうな。 怒りっぽいのは創作の源として使えてるだろうけど、 リツイートだらけのtwitterも、月干に「海」ありの賜物。 それなりに宿命を活かしきっているわけで、 しかし、やりすぎるのも汚れのもと(笑)。 sacraちゃんと同じか。需要があるから供給する。でも、面白い。青木もね。 そして、昨年(16年/陽申)は、青木にとって、 ありえない火性重なり(10年運とで)の60年に一度の害年。 だから体調も崩したり、家の中のものが壊れたりして、 犠牲になってくれたはず。そこは見過ごしてはいけない。 忙しいだろうが、「森若さん」が結構な重版がかかったのも、 ありえない金銭物質運が回ったから。では感謝や奉仕はあったろうか。 有り難迷惑的とはいえ「大変だった」で終わってはいまいか。 今年(17年/灯酉)は、さらに熱い火性重なりで大歓迎。 来年(18年/山戌)は、方三位成立と支「亥」との隙間を埋める 栄誉を最大級に感じる時で、ならば、姑息とは言わないから、 絶大なる感謝が必要だろう。 せいぜい、大好きな東北に「ふるさと納税」という発想では、 宿命の特長に合致するとはいえ、今ではあるまいし、 現在の地元の応援は期待できそうにない。 それに、ありえない時期の天冲殺月(01月)に、 スマホデビューして、喜んでいるようでは、早い時期に故障しかねない。 とはいえ、この07月(灯未)は、10年運をいれたら トリプルの感謝時期で至福の瞬間。 青木なりの大向こうを唸らさせられるような 何かがほしいことは是非是非強調しておきたい。 なお、この生年月日は、CBCの小高直子アナと同一。 名古屋だから青木はわかるはずだろうが、同じ宿命を与えられても、 活かし方は異なる。青木の生き方がより燃焼するように期待したい☆ |
■2017年04月18日(火)草亥 |
今井雅子○ブレストガール!女子高生の戦略会議復活の裏側 |
○06年01月08日(灯酉)14:00に、第5回文芸社新春ドラマスペシャルとして、 多部未華子(89-0125/草酉)主演で放送された テレビ朝日系「ブレスト〜女子高生、10億円の賭け!」の原作で、 今井雅子(70-0209/鉄申)が、98年(山寅)の主導DNA「龍」年に、 とある文学賞に応募するも落選し一念発起して加筆した、 04年(木申)のDNA「禄」年に自費出版した 「ブレーン・ストーミング・ティーン」が、大幅改訂され。 装い新たに『ブレストガール! 女子高生の戦略会議』として 01月15日(海寅)のDNA「鳳」の対冲日に刊行されたので解説する。 同書は家と学校を往復するだけの日々に退屈していた女子高生・摩湖が、 賞金の10万円でケータイを買おうという動機から、 高校生コピーライターコンテストに応募して落選するも、 30本もの作品を応募した元気さが評価され、 外資系広告代理店の高校生ブレーンになった。 個性溢れる仲間とアイデア出しをするうち、 仕事の楽しさや難しさを学び、次第に未来に夢を見出してゆく――。 広告代理店コピーライター出身で脚本家でもある今井が、 希望をもてない若い世代に向けて書いた青春お仕事小説で、 スマホもSNSもない時代だからこそ、 元気と勇気とアイデアが湧いてくる仕上がりになっている。 ちなみに「ブレスト」とは「ブレーンストーミング」の略。 脳みそに嵐を起こすみたいなものだが、 集団でアイデアを出す会議方法の一つで、 外資系広告代理店でコピーライターとして働いていた時に、 ブレストを学んだ今井が「活気のあるこの世界の楽しさを 若い人たちに伝えたい」と執筆したもので、ブレストには4つのルールがある。 「人の発言を否定しない」「なんでも自由に発言する」「発言の質より量」 「人の発言に自分の考えを結びつけて新しいアイデアを出す」だ。 大阪府堺市泉北市生まれで、京都大学教育学部へ進学、 大学在学中は応援団チアリーダー部に所属。 卒業後はマッキャンエリクソン東京本社に、 コピーライターとして勤務し、会社勤めの傍ら脚本家修行に励み、 ラジオドラマ「雪だるまの詩」にてデビュー。 代表作に06年(陽戌)の「子ぎつねヘレン」、 10年(鉄寅)のNHK連続テレビ小説「てっぱん」があり、 現在は新宿区早稲田の漱石公園周辺在住の今井は、 DNA「龍」主導で、庶民派の情報通で多くの引き出しを持つ。 「龍+石」は、言い訳無用の戦闘的な発想の持ち主で、 これといった指導は受けなくても、 生まれながらに文章力が備わり、その気になれば湧きでる感覚。 「龍+龍」は、中座するのが苦手で、やり始めたら止めどなく、 他人の意見には無関係で、とてつもなく頑固な面あり。 「龍+貫」は、派手さはなく忍耐力あり、短時間で他人と打ち解けはしない。 「鉄+龍+寅月」は、生まれ育った土地に縁なく、 生地生家を離れないと埋もれやすく一家の犠牲を強いられかねない。 「戌」年生まれ「鉄申」は、非現実的な生きざま。 伴星は「司」で、家庭一丸となって。 洩星は「龍」で、故郷離れて一人で。 導星は「石」で、共同で終わる。 宿命の特長は、早春午前四時頃の山間の鉄の塊。 世のため人のために役立つのが「鉄」だが、 「龍」主導で動くことを考慮したら、ケーブルカーなりロープウェイか。 年干も日干も「鉄」なので双方向あり。これは両天秤ともいえるが、 年支「戌」VS月支「寅」の半会があり、 月支「寅」VS日支「申」は対冲なので、往路と復路では若干客質が違う。 上まで昇ったら、そこからヨソに行ってしまう 乗客もいるためだが、ある程度回っていれば気にしない。 「龍」×3もある「鉄」は、「山」に埋もれてしまう意味もあり、 創作活動を行えば行うほど埋もれやすく、表にはでてこない辛い面あり。 「鉄」の良さは、火性の「灯」によりもたらされるが、 これは名誉。総エネルギー231点中火性33点と強くない、 なかなか縁がないが、デビューは放送文化基金賞である。 木性18点は強くなく、子丑天冲殺でもあり、優しさは感じられず、 金性85点と、自分が強い。 年干支の「鉄戌」は、どこか野暮ったくずうずうしい。 内面に強烈な闘争心を持ちながら正面衝突せず、 危険察知し見事な退却をするのが売り。 月干支の「山寅」は、生まれながらの長たる器で、 恥をかいてまで生きてはいたくないという美意識あり。 焦ることなく、ゆっくりと成長していくのが良い。 そして日干支の「鉄申」は、自意識高くマニュアル重視。 だからブレストのルールについても厳しい。 周囲に振りまわされることなく、我が道を行く。 他人の言葉を裏読みしながらも、鉄壁な守りで安全運転。 干支番号構成は、47-15-57で北方から東方へのはずれの領域で、 幅広い守備とは言い難い。 後天運は、初旬「2歳灯丑」が、DNA「牽」の守護神10年運天冲殺。 名誉が上がったり下がったりで制御不能も、 幼い時から意識が高かったうえに、好奇心旺盛であれもこれもと クビをつっこみながらも地頭は良かった。 守護神の権威に磨きがかかったので、京都大学に進んだり、 後天的にNHKの仕事が多くなったのは、このため。 2旬「12歳陽子」は、DNA「車」の守護神10年運天冲殺の半会。 妙な行動力もでたために、高校時代にアメリカ留学をして、 広告美術と演劇を学び、大学時代は応援団と動きは活発。 3旬「22歳草亥」は、DNA「司」の干合支害10年運天冲殺。 「これからはコトバを踊らせます」を殺し文句に 外資系広告会社マッキャン エリクソンに入社、 コピーライターとなったが、その気になると裏切られる。 自分の思いどおりには行かぬという挫折を少々は味わいながらも、 特異な環境でないと宿命が活かされぬため、それはそれで正解。 両天秤な運癖から、本業以外に脚本家への道を探り、 実際道は拓けた。(99年/畑卯のDNA「玉」年で、ひとつの流れに入る) 4旬「32歳木戌」は、DNA「禄」の引力本能強化10年運天冲殺。 変わった環境が望まれるのだが、本業以外が稼働してきたため退社。 (05年/草酉のDNA「司」の干合年で、内側を意識) 5旬「42歳雨酉」は、DNA「調」の独創的感性も、 既に40年の10年運天冲殺で燃焼しきり、 冷却装置がやってきたが、ここでは月干「山」と干合すれば、 月干は「陽」に10年運は「灯」の守護神火性となるので、 目的の変更や若い人に訴えることが燃焼し続けるので、 本作はもちろんのこと、若い人に訴求する方向が吉。 今後は6旬「52歳海申」は、DNA「鳳」で息切れ。 さすがに40年続いた10年運天冲殺にオマケの10年で運を使いきった様相・ 7旬「62歳宝未」も同様に、DNA「石」の妥協。 8旬「72歳鉄午」は、DNA「貫」。 年支「戌」と月支「寅」のからむ三合会局で、火性の威力は増すが、 さすがの晩年で過去の業績が振り返えられるはず。 さて、今井が活躍した時代は、83年(雨亥)からちょうど30年の間の 陰の時代であり、これは女性の台頭期で、女性も能力や努力さえあれば、 男性に伍して戦えた時代。なかでも97年(灯丑)からの10年間は動乱期で、 女性を理解せねば、女性に支持されねば成功できないような、 まずはなんでも女性ありきの時代だった。そして、20代30代をつかまえるより、 10代に訴求して、のちのちビジネスチャンスが拓ける流れで、 だからこそ、「ブレストガ−ル」も存在しえたわけだが、 13年(雨巳)からは、「陰」の時代から「陽」の時代へと変遷し、 今度は男性復権の時代へと様変わりしてきた。 あの時代のように、SNSも何もないのは、かえって創造力を鍛えるのだから、 当時はより自然界の導きもあったようだが、 現代はSNSはかえってないほうが良いどころか、 別の進化を遂げてしまい、消費されることになれてしまった。 なので、実際には女子高生の生の声が反映されるようではなくなってきている。 たとえ女子が主人公でも、確実に男性の声を吸い上げていかねばならぬ時代で、 そのあたりに今井が対応可能どうかは別の問題。 時代は変わっていくものだと今井には理解して貰いたい。 でも、(年干と日干同一の)両天秤だから、 気づけばできないことはないと思うけどね。 その意味では、過度の期待を女子高生にもたせてもいけないが、 ここまで元気な人も少なくなっているのも事実だ。 ところで、今井は00年(鉄辰)の大半会年の 07月22日(宝巳)のDNA「石」の妥協日に、出会いは不明なるも、 「龍」主導の相手らしく出張の多い夫(70-0201/海子)と結婚しているが、 相手には天冲殺範囲をもたれているばかりか、 年上では明らかに良さが出ない子丑天冲殺にも関わらず、 (夫が)僅か8日前に生まれているため、立春をはさんでおり共通干がない逆縁。 そして今井231点に対し、夫は冬生まれの水性で気強いとはいえ、 僅か174点しかない軽さ(水性は一応77点と多い)で、 木性ゼロ(DNA鳳/調なし)では、汚れをためやすい。 だからだろう。なかなか子供が出来ず、共に守護神年だった 06年(陽戌)にようやく第一子女児(06-0822/雨未)を授かるが、 (女児は)生地生家に縁のない生月冲殺なのに、 「玉」冲殺主導は、母親の犠牲になるなので、 あちこち仕事がらみで連れ回されているし、 「たま語」などのネタにもされている(笑)。 また、今井とは共通干なし、夫とは共通干支なしで、 家族の意思統一が難しいうえに、 父娘の関係は害になっており、同情を禁じ得ないが、 この要因は出会いはともかく結婚じたいが、 今井の10年運干合支害だったために他ならない。 してはいけない年上ばかりか、全く共通干支のない相手と 一緒になってしまったのは、異性に騙される、金銭物質に妙な執着する 10年運天冲殺干合支害で、まんまと深みにはまり、 取り返しのつかない失態となってしまった。 とはいえ、理解不能な夫や子の存在が、 さらなる創作への原動力となったと思えばそれはそれだが、 残念ながら、これまで充分すぎるほど運を使いきってしまい、 それが夫や子に補填されぬものなので、52歳を過ぎてまでの活動に、 明るさが見えなくなってしまったのは残念なことだ。 本来、子丑天冲殺は歳を重ねれば重ねるほど運気が上昇するものだが、 今井の場合は、若年から40年間を贅沢に使い、 オツリも残さぬ感じがあるので、早熟。 晩年は口うるさい、関西気質のコテコテの老人という姿が見てくる。 これも本人の自己責任なのだから仕方あるまい☆ |
夫○70-0201 |
海灯畑灯 子丑酉-9 牽司石牽玉(牽主導) 木性(00)火性(15)土性(30)金性(52)水性(77)/総合174 寅卯天冲殺/天冲殺(19歳草亥/29歳木戌)/方三位(19歳草亥) 大半会(49歳海申)/害(59歳宝未)/主導DNA(79歳畑巳) 木性ゼロ/火性脆弱/土性脆弱/金性過多/水性過多 -9歳陽子/19歳草亥/29歳木戌/39歳雨酉/49歳海申/59歳宝未/69歳鉄午/79歳畑巳〜 |
第一子女児○06-0822 |
雨陽陽陽 未申戌-5 司司牽玉牽(玉冲殺主導) 木性(14)火性(80)土性(50)金性(59)水性(40)/総合250 申酉生月冲殺/変則方三位(15歳木午) 干合水性天干一気半会(45歳宝卯)/天剋地冲(65歳畑丑) 干合火性天干一気干合支害(75歳山子) 木性脆弱/火性過多/金性過多/水性脆弱 -5歳草未/15歳木午/25歳雨巳/35歳海辰/45歳宝卯/55歳鉄寅/65歳畑丑/75歳山子〜 |
■2017年04月24日(月)宝巳 |
伊佐知美○移住女子の嘘と誠の熱くてしんどい素性 |
○編集者・ライターで、Wasei所属。 これからの暮らしを考えるウェブメディア「灯台もと暮らし」編集長として、 日本全国、世界中を旅しながら取材・執筆活動をし、 オンラインサロンである 「編集女子が“私らしく生きるため”のライティング作戦会羲」主宰の 伊佐知美(86-0725/鉄午)が、都会からいわゆる田舎に移住した八人の女性に インタビューしつつ、移住するための術を解説した 『移 住 女 子』を、01月25日(海子)の、 ありえないDNA「鳳」の対冲日に上梓した。 同作は、家賃が高い、通勤がしんどい、おまけに子育ても大変。 そんな都会から地方へ移住して未来を変えた、8人の「今」を取材。 岩手、宮城、新潟、長野、鳥取、高知、福岡と場所は違えど、 そこには豊かな自然、ご近所さんとの絆、 ゆったり流れる時間を感じさせられる。 移住のきっかけは、働き方、人間関係、恋愛に結婚・・・・・。 背景に違いこそあれ、都会暮らしに疑問を持ち、 新たな生き方を開拓し、地域に寄り添い自分らしく生きる 女性たちの素顔に迫るというのが売り。 新潟県見附市出身。転勤族の父のもと高校までずっと転校あり。 横浜市立大学国際総合科学部を卒業後、 三井住友VISAカードや講談社を経て現在がある伊佐は、 DNA「玉」主導で、田舎が似合う人。 気分転換が得手ではないので、強引に放浪でもしないと、 リフレッシュできない性癖で、懲りずに同じ何かを繰り返す。 才能は、この「玉」で母性本能みたいな取材力。 「玉+禄」は、計算に長け、何らかの罠をしかける。 「玉+玉」は、無理をしてまで頑張りたくはないという考えで、 自説を曲げない頑固さあり。 とはいえ、文章は旧いが安心できる巧さあり。 「玉+車」は、考えたとおりに行動するわかりやすさ。 「玉+司」は、生活のための知恵。生き抜くためなら、なんでもする母なる心。 「鉄+玉+未月」は、批判力抜群も破壊はすれど創造せず。 「寅」年生まれ「鉄午」は、フットワーク良し。 伴星は「石」で、人脈ありきの人生。 洩星は「禄」で、誰かにかつがれる。 導星は「玉」で、目下と共に終わる。となると、まだまだ終わらない。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の乗り物で、 地支は月支「未」が火性の土用で、日支「午」が火性。 この「午」と年支の「寅」は半会で火性化するため、 地支は火性一気格的で、目下を巻き込む。総エネルギー269点とタフで頑丈。 たとえれば,悪路を取材に駆けずり回るJeepみたいなものだが、 水性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人は、タフだがクーラーが効かず、 ボンネットで目玉焼きが焼けるくらいだ。 その迫力に圧倒されるだけで、口は達者に見え強引で、実際は口べた。 月干支「草未」VS日干支「鉄午」の干合支合は 常に近くに異性の存在を感じる。 とはいえ、自身の金性は18点と身弱で(ミニ四駆なみ)、 なのに木性過多(DNA禄/司)は、異性もお金もそれなりに寄ってきて、 火性過多(DNA車/牽)は、自尊心強く稼働力は相当なので、忙しない。 ようは力量より見せかけが派手なのだ。 また、水性がないので配偶者成分の月干「草」は、 育たずにいつまでも子供のままで、頼りがいなし。 そういうダメンズ好みなのが傷(笑)。 年干支の「陽寅」は、天性の明るさでそつなく生きる器用貧乏。 月干支の「草未」は、人懐っこくて、誰にでも好かれる。 そして日干支の「鉄午」は、さっぱりしているようで、 淋しがり屋ゆえに明るく振る舞う。 自分に甘く過保護にされ続けると乱暴者になる兆しあり。 干支番号構成は、03-32-07で東方2点に西方を結ぶ鋭利な偏り。 後天運は、初旬「6歳陽午」は、DNA「車」。 火性強化で、いわゆる男勝り度強化。 年干支の「陽寅」を大半会するため、稼働成功運型。 幼少期は特に親の運を稼働させていたと見られ引越が多かった。 これが「玉」主導なのに、あちこち動く礎。 2旬「16歳草巳」は、DNA「司」の結婚を意識する 干合方三位で熱気に溢れ、異性をさらに強く意識した。 結婚した11年(宝卯)は、この10年運の最後で、 年干「陽」が干合により「海」になり、 年の「宝」も「雨」的になったため、一時的なもの。 相手は大学時代のストリートダンスサークルの同級生で、 出会いは05年(草酉)の干合年あたりと推測する。 現在の3旬「26歳木辰」は、DNA「禄」の権力と奉仕。 16年(陽申)のDNA「車」年の08月(陽申)の 「陽」重なりの闘争重なりに離婚協議し、 09月(灯酉)のDNA「牽」の火性重なりの名誉月に離婚しているが、 守護神ではなく忌み神でも、破壊したということは、 縁のない結婚相手だったに違いない。 今後は、4旬「36歳雨卯」が、ありえない水性のDNA「調」の 女性的感性の強化という救いで、何をしても好調。 5旬「46歳海寅」も同様にありえない水性のDNA「鳳」。 ゆとりの半会で、成果も期待でき活き活きとする。 6旬「56歳宝丑」は、DNA「石」の害。 年干「陽」が干合変化で「海」に、10年運が「雨」になるので、 好調持続と勘違いしそうだが、仕事面の変化などで、 仲間や知人の裏切りに遭うが、ある意味有り難迷惑で、 本人がどこまで意識するのかは未知数。 異性を意味する月干支「草未」も天剋地冲されるので、立場が危うい。 パートナーが失意に陥る可能性もあり。 7旬「66歳鉄子」はDNA「貫」の守備本能強化の納音。 気持ちはそのままで、過去の実績がもろくも崩れる。 月干支「草未」の干合支害もあり、ようは異性に先立たれるが、 干合後は月干が「宝」になるため、年干「陽」と二次干合すれば、 月干は「雨」で年干は「海」の救いは多くなるので、 気分はすっきりするのかもしれない。 また、ここからは変剋律も始まり、自問自答を続けることにより 才能は晩年でも磨かれる可能性。 8旬「76歳畑亥」は主導DNA「玉」の10年運天冲殺で、 晩年の大きな動きにより、ようやく本物の自分に気づくも制御不能。 似合わぬ海外に行っていれば、 ここで帰国が叶うも浦島太郎状態か。 おまけの9旬「86歳山戌」は10年運天冲殺と変剋律の同時終了で、 さらに放浪に回帰すれば、危険な状態で孤独の客死の恐れも本望か。 さて、移住の先にあるものは、ユートピアではない。 なのに、都会暮らしに限界を持つ女性は憧れる。 「移住するなら、どこに住むかはもちろん、何をするか、 誰と一緒に生きていくかを自分で主体的に選ぶことができるのです。 そんな機会って、人生で滅多にありません。 そう考えると、なんだかワクワクしてきません?」って、 いやいや、それって自然界に反目する自己発揮でしかないよ。 いくら移住するのでも、自然界に導かれねば意味がないんだ。 しかし、読めば綺麗事だけではない辛さが、伊佐は苦渋も何もないように、 似合わない(笑)爽やかな文章で美しくしたてているのは、 親切なのか、罪作りなのか。 そこで、移住をして良い時、そして向いている人は何かということになる。 伊佐は、下調べが必要だとか、それはそれで最もらしいことを書いてはいるが、 そんな生やさしいものではない。 まず、移住先にあるのは、一部の例外を除いて、 自然とごく近い距離にある第一次産業である。したがって、身弱ではもたない。 少なくとも250点超えの総エネルギーは必要だし、 身強でも、たとえば木性なら木性の成分が頑丈でないと難しい。 もちろん、その時期は天冲殺や害では藻屑で失敗するのは目に見えている。 夢や毒のなかで、動いても藻屑なのは、火を見るより明らか。 そして、10年運も害などの破壊現象では、受ける傷も少なくないのだ。 また「玉」主導などの生き方を変えることが、 向いていない人にも推奨できない。 むろん「木」や「山」などの、変化に対応しづらい生まれも同様なので、 読み物としてはありでも、実際に参考にして動いたら、 とんでもない目に遭う人だっているかもしれないからね。 ところで、伊佐は世界放浪の旅がお気に入りのようだが、 仕事ではない、気分転換や遊興は、戌亥の「鉄午」にとってはNG。 まして「玉」主導は、ひとつのことに腰をすえてするのが良いのに、 伊佐は職業の変遷もそうだが、とにかくあちこち動き回りすぎる。 フットワークは軽いのは、総エネルギー269点中 自身の金性が18点とペラペラに軽いため。 なので、伊佐は取材して煽りこそすれ、(移住には)向いてはいない。 海外に行っても埋もれるだけなのに、 どうしても宿命を活かしきれずに、痺れを切らし動く。 これが致命的なので、よくよく考えるべきだ。 また、13年(雨巳)には、30年間続いた女性の時代が終わり、 これからはじょじょに男性が復権していく。 そして過去にこだわらず、前進していくのが、 今年(17年/灯酉)から始まった「陽」の時代内の「春」の時代の特長だ。 そこで、「玉」主導としては 嫌味のひとつもいいたくなるのはわかるが、 離婚理由をDVに上げるのは、 もはや仮に事実でも時代整合性なし。 黙して語らずが美徳になる。 また、添い遂げられぬような相手でもあったろうし、 社会にでる前の不完全燃焼期の出会いなのも一因なうえ、 そもそも「玉」主導なのに、あちこち仕事で飛び回りすぎで、 結婚という互いの人生に 責任を持ち合うことが叶わなかったであろう。 また、月干支が干合支合成分になっているために、伊佐はモテる。 それが誤解を生じるところなのは、本人も理解しているだろうから、 これからは慎重に。移住は積極的に。出会いも多いでは危険なのだから。 そして、動き回らず落ち着いた視点で、 ひとつのテーマを掘り下げてもらいたい。 来年(18年/山戌)は、年支「寅」と日支「午」のからむ 三合会局でDNA「龍」の落ち着かぬ天冲殺を迎えるし、 その翌年(19年/畑亥)は、主導DNA「玉」の天冲殺で、 いてもたってもいられないだろうが、だからこそ、動いてはいけない。 荒技も危険。落ち着いて受け身の積極性で役割を担っていれば、 女性の気持ちを代弁できる味のある文章も存分に輝いてくるはずだ☆ |
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