★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 2 1 年(宝丑)○08月 陽申 // 移 動 祝 祭 日 |
■08月分一覧 (2021年○目次) |
枡野浩一○みんなふつうで、みんなへん。でいいじゃないの挫折!(2021_0801) |
内田かずひろ○みんなふつうで、みんなへん。でいいじゃないの挫折!(2021_0801) |
新川帆立○元彼の遺言状は深くて濃い夢の中(2021_0802) |
幸村しゅう○私のカレーを食べてくださいはお腹が空くの夢の中(2021_0804) |
浅暮三文○困った死体は瞑らないの死角を覗かねばならぬ根拠(2021_0806) |
武田綾乃○その日、朱音は空を飛んだのに思惑は外れた(2021_0808) |
麻枝准○猫狩り族の長の野望に憂鬱(2021_0810) |
樋口恭介○未来は予測するものではなく創造するものであるの落とし穴(2021_0812) |
中村汐里○殻割る音に完璧は求められない(2021_0814) |
日高トモキチ○レオノーラの卵 日高トモキチ小説集の奇異(2021_0816) |
石山蓮華○犬もどき読書日記の電線愛好自慢の虚偽と妥協(2021_0821) |
柳瀬みちる○神保町・喫茶ソウセキ文豪カレーの謎解きレシピの甘い正体(2021_0823) |
訃報. 高橋三千綱 明日のブルッドクに無理がたたり逝く(2021_0824) |
深津さくら○怪談まみれのずっと夢の中(2021_0829) |
■2021年08月01日(日)宝巳 |
枡野浩一○みんなふつうで、みんなへん。でいいじゃないの挫折! |
○大学在学中より文学サークルで多才を発揮し、短歌にのめりこんだり、 シンプジャーナル誌上の作詞コンテストに投稿し、ベスト1に度々選ばれたり、 雑誌「現代詩手帖」にも投稿して入選していたが、 89年(畑巳)の夢の中から2年間リクルートでコピーライターとして活動、 その後は、短歌ばかりか、芸人、役者などの活動を経て 現在は文筆業に徹している枡野浩一(68-0923/陽申)が、 毎日新聞大阪本社朝刊「読んであげて」で19年(畑亥)の DNA「調」年から連載していた 内田かずひろ(64-1211/木午)の絵と組んだ 童話『みんなふつうで、みんなへん。』を、 改訂して01月30日(山寅)のDNA「禄」日に上梓している。 丼のボールとサッカーボールを間違えたり 手作りのケーキがまるで売り物のように思えた よその水道の水を勝手につかってもいいと思ってしまった話 木工用接着剤を手にぬってちょっとがっかりした話 がんばって世話をしているアサガオがあまり大きくならない話 まちがえて三年生が二年生用のノートを盛っている話 ハンバーグを注文したら想像とちがって泣いてしまった話 雨上がりの虹のふもとを見るためにみんないっしょに走った話等々。 こどものころ「へんなやつとよくいわれた気がします。 おとなになってみると人はそれぞれみんな変だし、 それがふつうなんじゃないかと思うようになりました。 みんな違ってみんないい。」 「抽選」の意味を知らずに懸賞のおもちゃを待つ男の子、 電車の数え方が「円」に変わったと思っている村川くん・・・。 それぞれが、へんな思い込みや勘違いをしているけれど、 それが子供で、それが普通。 小学校三年一組の児童一人一人が出合う、 ささやかな出来事を挿絵たっぷりで楽しく描く。 むろんぬかりなく見出しは、短歌になっているという技あり。 難しい読書の合間に目を通せば、楽しい気分転換で、 枡野少年や内田少年がいないかなと探す楽しみもある逸品。 日本電信電話公社(現・NTT)研究所に勤務する 光ファイバ/光ケーブル研究者の長男として、 東京都杉並区西荻窪で誕生し、その後茨城県水戸市に転居の後、 東京都小平市に再度転居し、専修大学経営学部に入学も、 害毒10年運で持続できなかった枡野は、DNA「司」主導で、 純粋で地道でも自己中心で、わかりやすく言えば、あまり気前が良くないケチ。 そこらは辰巳天冲殺で現実最優先。 「司+禄」は、自制心はたらくほうでなく 仲介能力を発揮して、人付き合いを好む。 「司+鳳」は、徹底した個人主義者。 「司+司」は、何を考えているか、心の奥底は他人には見せない傾向。 「陽+司+酉月」は、若い時に地道に暮らしていても、 中年期か晩年にかけて、破綻する恐れあり。 「申」年生まれ「陽申」は、原則表裏はないが、呪縛が強く孤立しやすい。 生き方を表す伴星は「牽」で、不遇な人や面白い人を世に紹介する。 物事の始めの洩星は「鳳」で、なし崩し。 締めにあたる導星は「司」で、自己の意志で終わる。 宿命の特長は、仲秋六時頃の山間の光り輝く宝物や 特別な材料でできた標識を照らす夕日で、 パッと見では美しい姿も、総エネルギー228点中、 木性ゼロ(DNA龍/玉なし)は、燃料源がないので、 まるで絵に描いたようなもので、現実味薄い。 ところが金性138点もあるため、欲深くなったり、 真面目すぎて面白味がなかったりと落ち着かない。 あまたの金性のなかでも陰陽の「鉄」ではなく、 正式な配偶者成分になる「宝」が月干にあるので、 手を伸ばせばの距離に常に異性は存在し、枡野に多大な影響を与える。 ただし、その金性は相当大物であり手には負えまい。 年干支の「山申」は、動きたくても動かない屈強な砦。 援軍が現れるのを待つ姿勢。 月干支の「宝酉」は、博学だが毒にも薬にもならず。 そして日干支の「陽申」は、ひらめきで無から創造。 干支番号構成は、45-58-33で北方と西方で、東方南方なしの偏り。 後天運は、初旬「5歳海戌」はDNA「車」の守護神方三位。 本作のようなどこにでもいたような男子。 2旬「15歳雨亥」は、DNA「牽」の名誉。 年干支の「山申」の干合支害と日支の忌み神害で、 妙な気持ちを起こせば裏切りで、苦しい役割に持続しづらかった。 親の変化の影響なのは、拭えず。 3旬「25歳木子」は、ありえない木性のDNA「龍」の半会。 蘇生して成果ありの、最高級なひととき。 4旬「35歳草丑」は、同様にありえない木性のDNA「玉」。 落ち着けるか否かで、その後が決まる。 現在の5旬「45歳陽寅」は、DNA「貫」の頑固。 進み行く方向の変化と過去の経緯の崩壊という納音で、 年支も対冲で、変化しすぎると何もかも失うが、さじ加減ひとつ。 今後は6旬「55歳灯卯」が、DNA「石」。 仲間と共同作業共同歩調でなければ、妥協や屈辱。 7旬「65歳山辰」は、DNA「鳳」の突如晩年でやってくる 10年運天冲殺で、年干支「山申」の大半会まであり、 力が抜けきって、発信力強力になり、 感謝と奉仕を怠りなければ、集大成ともなる。 8旬「75歳畑巳」は、DNA「調」の独創的姿勢10年運天冲殺も、 流れに乗りきれず、反抗心強いと急降下もあり。 さて、枡野は00年(鉄辰)のDNA「禄」の条件なし天冲殺半会年に、 98年(山寅)のDNA「鳳」の対冲年に仕事を通じて知り合った 午未天冲殺なのに目上縁稀薄な火性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人の 漫画家の南Q太(69-0113/山子)を元夫から強奪し結婚し、 それまで東京都小金井市梶野町の猫の住める家に居住していたが、 99年(畑卯)から元夫を追いだし、 東京都杉並区高円寺南の一軒家で結婚生活を開始し、 第一子男児(00-0229/灯巳)が誕生しているが、 夢の中で一緒になれば誕生したのは、親剋しばかりか 自身の年干支「山申」を納音する月干支「山寅」を所持する 月支「寅」VS日支「巳」の子丑天冲殺が誕生してしまう。 また、元夫がいた家に転がりこむようでは因縁だらけ。 だからだろう。南の日干支「山子」には、 自身の年干支「山申」を大半会されようと、 01年(宝巳)の枡野の干合天冲殺年には、 相手に愛想をつかされ別居し、吉祥寺方面で暮らし。 03年(雨未)の南の干合支害天冲殺年に離婚している。 「司」主導の枡野にとっては、結婚は必須だったが、 相手も時期も悪く、そこらが生き方のブレで、 12年(海辰)の守護神とはいえ、条件なし天冲殺の夢の中で、 今度は東京都杉並区成田東に枡野書店を開くも、 やはり夢の中で始めたことは続かず一旦実家に撤退後、 19年(畑亥)のDNA「調」の害年から、東京都杉並区南荻窪に居住。 現在に至るが、これもいつまで続くやら、木性がなく家庭もないと、 なかなか定まらないものである。 第一子は将棋のプロを目指していると報じられてたこともあるが不明。 なお、南は再婚し、元夫との連れ子、枡野との子供、 新たな夫との子供と合計5人の子供を養っているから、野人恐るべしである。 なおこの本は装画者の内田かずひろ(64-1211/木午)の なんともいえない歴史を感じさせる 「玉」主導らしい味わいに助けられている。 枡野にはありえない木性で、救いといえば救いだ。 そんな内田は福岡県出身で、日本児童教育専門学校卒業で クレヨンハウス絵本大賞優秀作品賞を受賞し 89年(畑巳)の条件なし干合天冲殺のデビューのため、 一時は朝日新聞に「ロダンのココロ」を連載するなど 絶好調だったが、金性ゼロ(DNA車/牽なし)のため、 次第に仕事が薄くなり、この本の発売時には、 ありえない金性の害年ということで、 一時ホームレス状態になったことを公表し、 その後東京ファンドの個室シェルターにはいった模様。 助け合えない関係でもないので、 助け合って良き作品を産みだしてほしいと思う☆ |
第一子男児○(00-0229) |
灯山鉄鉄 巳寅辰+2 司調石玉調(玉主導) 木性(52)火性(82)土性(120)金性(32)水性(16)/総合302 子丑天冲殺/方三位(2歳畑卯)/主導DNA支合刑(52歳木申) 月支VS日支害/害切れ(52歳木申) 火性過多/土性過多/金性脆弱/水性脆弱 +2歳畑卯/12歳鉄辰/22歳宝巳/32歳海午/42歳雨未/52歳木申/62歳草酉/72歳陽戌〜 |
内田かずひろ○64-1211 |
木陽木陽 午子辰+8 貫鳳司玉石(玉主導) 木性(57)火性(45)土性(45)金性(00)水性(36)/総合183 辰巳生年冲殺/天冲殺(38歳鉄辰/48歳宝巳)/害(8歳灯丑) 主導DNA(68歳雨未)/三合会局(78歳木申) 木性過多/金性ゼロ/水性脆弱 +8歳灯丑/18歳山寅/28歳畑卯/38歳鉄辰/48歳宝巳/58歳海午/68歳雨未/78歳木申〜 |
■2021年08月02(月)海午 |
新川帆立○元彼の遺言状は深くて濃い夢の中 |
○高校生の頃読んだ夏目漱石の「吾輩は猫である」に感銘を受け、作家を志す。 「作家になるには、粘り強く長期戦に対応できるために食い扶持が必要」と 考え東大法学部へ進み弁護士に。 弁護士事務所に勤めるが体調を崩したのをきっかけに、 27歳より、山村正夫記念小説講座の受講を開始。 元編集者に添削してもらい、創作仲間と切磋琢磨。 応募作「三つ前の彼」が、賞金1.200万円を獲得した、 第19回「このミステリーがすごい!大賞(20-1001/海午)受賞した 新川帆立(91-0221/海戌)が、受賞作を 『元彼の遺言状』と改題し(さすがに三つ前の彼では感性稀薄)、 01月22日(鉄午)のDNA「龍」日に上梓された。 金に目がない凄腕女性弁護士が活躍する、遺産相続ミステリーで、 「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残して、 大手製薬会社の御曹司・森川栄治が亡くなった。 学生時代に彼と3か月だけ交際していた弁護士の剣持麗子は、 犯人候補に名乗り出た栄治の友人の代理人として、 森川家の主催する「犯人選考会」に参加することとなった。 数百億円とも言われる財産の分け前を獲得するべく、 麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走する。 一方、麗子は元カノの一人としても 軽井沢の屋敷を譲り受けることになっていた。 ところが、避暑地を訪れて手続きを行なったその晩、 くだんの遺書が保管されていた金庫が盗まれ、 栄治の顧問弁護士であった町弁が何者かによって殺害されてしまう――。 作家が弁護士経験者であることをふまえても、 全て素ではないにしろ、あまりにも時代整合性ない発想は、 この世のものではない別世界を思わせる。 「こんなに恵まれている僕は、どう生きれば良いのだろう。 神様は一体、僕に何を期待してるのだ。 僕にはこの恵みを世界に分配する義務がある」にしても、 インフルエンザで亡くなったという、 とっかかりも、このコロナ災禍のなかでは微妙。 アメリカ合衆国テキサス州ダラスにて出生。 生後、半年ほどで宮崎県宮崎市に移住。 中学校までは宮崎で、高校時代は、茨城県立土浦市で、 囲碁部所属で全国大会への出場経験あり。この時に麻雀に熱中する。 東京大学法学部を卒業、同法科大学院を修了。 現在は東京都中央区または台東区周辺の 都営浅草線沿線に在住と思われる新川は、 DNA「鳳」の、男前の豊かな感性の持ち主で発信者。 「鳳+牽」は、気分屋で一定の周期で興味対象も変化。 「鳳+車」は、経済人で何でもお金や物に化けさせる能力。 「鳳+玉」は、冷静な面持ちだが、重要なことはさらけださず。 「鳳+龍」は、飽きっぽく内面の葛藤多く、旅に逃避。 「海+鳳+寅月」は、論理より気分や閃きが想像の要。 「未」年生まれ「海戌」は、自己愛の象徴で、主人公はほぼ本人(笑)。 生き方を表す伴星は「禄」で、おだてに乗って始める。 物事の始めの洩星は「牽」で、目上の引き立て。 締めにあたる導星は「龍」で、達成感得れば次を狙う。 宿命の特長、初春午前四時頃の入江。 船着き場なのか未整備なのか常に護岸工事中。 総エネルギー246点は相応も、発信力の木性は45点でまずまず。 稼働力の土性は58点でフットワーク軽く、 創造力の金性は61点と立派なものだが、自身の水性は僅か20点しかない身弱で、 目上剋しも隠しながら、強いのは気だけという子丑天冲殺。 年干も月干も生じられる金性があり、ともすれば悪知恵の天才にもなり、 それが著作に活かされているのだから、合格(笑)。 年干支の「宝未」は不言実行。 月干支の「鉄寅」は淑女にも悪女にもなれる七変化。 そして日干支の「海戌」は、比較的旧い家系に誕生しやすく そのなかで、挑戦者として様々なものに挑む。 干支番号構成は、08-27-59で東方南方北方で西方欠け。 後天運は、初旬「4歳宝卯」が、DNA「玉」の支合で、 静かな環境を好む、子丑天冲殺なので親の犠牲。 2旬「14歳海辰」は、納音で自己の再構築。囲碁から麻雀、そして弁護士へ。 現在の3旬「24歳雨巳」は、DNA「石」の人付き合い。 群像劇みたいに、やたら登場人物は派手。 この後は4旬「34歳木午」が、月支「寅」と日支「戌」のからむ 主導DNA「鳳」の三合会局で、派手に自己確立。 出産へ行くのか、何かの量産になるのか。 5旬「44歳草未」は、DNA「調」の孤軍奮闘。 生き方に変更あれば、創造力なりお節介力の強化で、 かえってアップアップで、目下とどう付き合うかにもよる。 6旬「54歳陽申」は、表向きの顔の変更も、 距離をおいて使用すれば、絶好のDNA「禄」の守護神。 7旬「64歳灯酉」は、DNA「司」の干合支害で、 あまりにその気になると裏切り。異性関係や投資で注意。 また、なんとなく体調悪化から大病にもなりかねず、 無難にやりすごせば、ありがた迷惑か。 8旬「74歳山戌」は、DNA「車」。 老境なのに落ち着きなし、埋立に遭うような疲労感。 さて、2旬「14歳海辰」の納音10年運内の干合年だった07年(灯亥)に 「作家になりたい」宣言し、弁護士になったかと思えば、プロ雀士を経て、 企業の法務部に勤務し、ようやく条件なし天冲殺の夢の中で、 思惑通りに作家デビューに至ったわけだが、 専業作家になったかと思えば、06月18日(灯酉)の干合支害日に、 正体不明の夫の仕事の都合で渡米(ボストン)。 連載や書き下ろしをかかえているようだが、 夢の中で「鳳」主導が、落ち着きなく満喫している。 夢の中で始めたことは、明ければ話題も薄れる。 しかも「海戌」の好調期は三年が相場なので、 明けて帰国したら、次の目標に気持ちがいきかねない。 「長編1本、短編1本、掌編1本を書いたので、秋頃には順次発表できるかと。 最近は新たに長編と連作短編に着手。年内に長編をもう1本書くほか、 短編もあと2本は書ければと思います。」だそうだが、 勢いでいけるのは夢の中だけ。 「家事は夫に七割任せる」と豪語するが、 その夫の誕生日なりをSNSで発信してくれないか 心待ちにして半年以上経過も、これ以上待っても疲れるばかり。 ただし同学年である可能性は極めて高く、 となると年干支は「鉄午」であることが濃厚。 新川の月干支は「鉄寅」なので、 新川が早生まれでも、共通干はなりたつが、 子丑天冲殺は目上剋しで、相手は年上であっては断じてならない。 そこを考えると、この先は未知数。 書籍柄のマスクまで作ってご満悦も。まだ旬は半年はあるので目が離せない☆ |
■2021年08月04日(水)木申 |
幸村しゅう○私のカレーを食べてくださいはお腹が空くの夢の中 |
○20代のとき映画助監督を務めながらシナリオを執筆しては賞に応募。 体を壊してしまったため、地に足をつけて生きようと転職を決意。 鍼灸とマッサージの国家資格を取得し、 介護予防デイサービスと鍼灸院を立ち上げた。 夢を封印して仕事に励んだものの、湧き上がる想いを止められず、 一人でできる小説を書いてみることに。 10年(鉄寅)頃一度書いてみたところ、小説を書きたくてたまらなくなった。 こうして自分の人生を再構築しようと会社を売却。 日本一周、世界一周などの旅を経験した後、 小説の執筆に取り組んだ、幸村しゅう(68-0618/畑未)。 初めて書いた小説を大幅に改稿し、 第2回「日本おいしい小説大賞」(20-0821/陽申)を受賞。 デビュー作の『私のカレーを食べてください』が、 01月27日(草亥)のDNA「車」の半会日に上梓されている。 「お前の売りは何だ!?」「私にはカレーしかありません!」――――。 古びた喫茶店の装いながら、本格的なスパイスカレーを出す「麝香猫」。 そこで働く山崎成美は調理師学校に通う19歳。 成美は幼い頃に両親が離婚、育ててくれた祖母も失踪してしまい、 天涯孤独の身で施設で暮らしていた。そんな彼女の運命を変えたのは、 小学校の先生が作ってくれた一杯のカレーライス。 成美はその味を自分でも作りたい一心で調理を始め、 カレーの奥深さに戸惑いながらも、 自活し、ようやくきっかけを掴みはじめていた。 11年間の施設生活から解放され、調理学校に通う。 スパイスを研究し日々カレーばかりを食べる。「おいしいカレーを作りたい」 そんなとき出会ったのが、理想の味に近い南インドカレーをだす「麝香猫」。 あの「不思議な国のアリス」のチェシャ猫が店の由来で、 前オーナーが珈琲店をやっていて店名だけ引き継いだという。 店長と奥様の不思議な関係。アルバイトとの確執! しかし突然、店長が遠距離介護の親を介護した帰り道、 交通事故を起こしてしまい大怪我をしてから 店を閉めることになってしまい・・・。 理想のカレーを追い求める少女と人々の人情が織りなす、 おいしい×青春×お仕事小説で、 最後はちょっと明後日の方角に行きすぎたきらいもあるが、 巻末には最強の四種のカレーレシピも収録の楽しい一冊。 読んで楽しい、作っておいしい一冊も、結末には賛否両論分かれるかな! しかし〆切り日の10日前(20-0331/雨亥)に三人称から一人称に直し、 〆切り日(20-0331-雨酉)の21時まで営業している渋谷郵便局に、 70人待ちの密を突破できたのは、 さすが土性天干一気の子丑天冲殺の守護神日である! 東京都目黒区下目黒出身。一時東京都武蔵野市または三鷹市在住も、 現在は東京都目黒区祐天寺近辺在住の幸村は、 DNA「貫」主導で頑固も頑固で、 融通効かず自分のやりたいことしか出来ない。 「貫+司」は、急がず焦らず目的達成まで時間を有する。 「貫+車」は、短気で一本気。 才能は「車」で行動力。 「貫+石」は、独善的で集団のなかで利益を得ようとする。 「畑+貫+午月」は、生き方を変えると苦難が大きい。 「申」年生まれ「畑未」は、仲介者の質。 生き方を表す伴星は「禄」で、何かきっかけにその気になる。 物事の始めの洩星は「司」で、努力の積み重ね。 締めにあたる導星は「車」で、孤軍奮闘。たった一人で。 宿命の特長は、仲夏正午頃の塩水湖をかかえる 険しい山脈の盆地だが、総エネルギー276点は身強で、 木性は僅か18点で、痩せ細った土地なのか、 作物に活力はなく、まるでゴーストタウン。 熱気ある夏生まれのわりに火性56点。 自身の土性は実に156点もあり、存在感抜群。 年干と月干は「山」で日干が「畑」の 土性天干一気は、目上剋しの子丑天冲殺でも まるで地滑り土砂流、地震のように過酷で、 人々が安心して暮らせる土地ではない。 守護神水性も年支「申」内「海」のみの18点。 それでも地道に真面目に過ごしているのが吉。 地支は月支「午」日支「未」に年支「申」の 変則方三位で、地熱発電でもして供給すべきかも。 年干支の「山申」は動かざること山の如しの天涯の要塞。 月干支の「山午」は最強の子丑天冲殺で、諦め早い。 そして日干支の「畑未」は、略奪者の象徴で、俗に言うじゃじゃ馬の類で、 何かを利用して、自分のなしとげたいことを実現する。 干支番号構成は、45-55-56で北方の狭小地帯。 あちこち動いて、ちまちまとした生活は似合わず。 後天運は、初旬「4歳灯巳」が、DNA「龍」で探究心強化。 この「巳」に月支「午」と日支「未」で火性方三位が完成し、 想念の拡がる、壮大な目標をもつような人となり、 ほぼ一生ターボ運(子丑天冲殺廻り)のため、何をしても目立つようになる。 2旬「14歳陽辰」は、DNA「玉」で ひとつの流れに入りこもうとするが、肌にあわなかった見込み。 3旬「24歳草卯」は、DNA「車」の半会で、多忙で成果あり。 若いなりに輝いていた時期。 4旬「34歳木寅」は、DNA「牽」で 年干支「山申」の天剋地冲あろうと、相応の格好はつけた時代。 現在は5旬「44歳雨丑」はDNA「禄」。 守護神10年運天冲殺天剋地冲で、にわかに稼働力があがる守護神で、 月干「雨」の干合ばかりか、年干「雨」も干合し、 それぞれ「陽」になり、10年運は「灯」になり、 生き方の大変更で、守護神は守護神として、 地道に使用しながら、DNA「龍/玉」の創作の世界に入り、 一挙に加速される10年運天冲殺でもあり、 逆転につぐ逆転の発想で、デビューとなる。 来年(24年/海寅)から始まる6旬「54歳海子」は、DNA「司」。 年支「申」の半会もあり、拡がりはあるが、 月干支「山午」の天剋地冲で、日支は守護神なのに害。 ある意味、ありがた迷惑で、どんな方向に進むかは楽しみだが、 感謝と奉仕がなければ、害ばかりが強調されかねないだろう。 7旬「64歳宝亥」は、DNA「鳳」で、 ターボ運(子丑天冲殺廻り・準も含む)も終わり、やや息切れ。 8旬「74歳鉄戌」は、DNA「調」で、瓦礫の山。 さすがにピークは過ぎているか。 さて、応募作は10年前に書いたものの手直し。 「いつか自分で本を書いてみたいという気持ちはずっとあったので、 カレーの話なら書けるかな、と安直な理由で書いたんです」は、 夏生まれとしては、熱気を吹き飛ばすので、適確! あとは子丑天冲殺らしく、親のことはサッパリ忘れ蘇生し、 課題としては、精神領域より現実領域でこそ活きる宿命なので、 幸村がカレー屋を開業すれば、存外大ヒットするのは間違いないかな。 だって作家デビューは夢の中で名刺変わりだからね☆ |
■2021年08月06日(金)陽戌 |
浅暮三文○困った死体は瞑らないの死角を覗かねばならぬ根拠 |
○大阪で新聞社系広告代理店の営業として勤務していたが、 養成講座に通いコピーライターを目指し、 84年(木子)上京し広告代理店でコピーライターとして勤務。 小説教室で学び、第8回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作だった メタフィクション的な異世界ファンタジー「ダブ(エ)ストン街道」で’ 98年(山寅)にメフィスト賞を受賞してデビュー。 03年(雨未)には、「石の中の蜘蛛」で、 第56回日本推理作家協会賞(03-0523/陽申)受賞。 前衛小説を中心に、ミステリーやクライム・ノヴェルなど 幅広い作風で小説を発表し、日本推理作家協会会員である 浅暮三文(59-0321/海寅)が、19年(畑亥)にWEB集英社文庫で、掲載された 「豆腐の死角」「世界一重たい茹で卵」に加え、 書き下ろしの「サンタクロースが落ちた夜」「電話で死す」を収納した 『困った死体は瞑らない』を、 昨年(20年/鉄子)の03月25日(灯卯)のDNA「司」日に上梓している。 陥没した頭蓋骨には豆腐がぎっしり。他に凶器は見当たらない。 ということはつまり!? いやいや豆腐は零下四十度でないと凶器になるほどまで凍らない! バナナで釘が打てるのほど甘くはないのだ・・・。 ともすれば迷走しがちな捜査一課の桜田門のブラッド・ピッドと呼ばれる 男前の大黒福助率いる変死体専門の捜査班サーカス。 常識外の捜査、アクロバティックな調べが必要なケースを担当し、 事件性の有無を確かめる任務からそう呼ばれるロマンチックな頭脳集団だ。 脳髄は派手に丸出しでも 「ひどい露出狂だな。文字通りの出血大サービス」だと 平然と言ってのける、駄洒落の宝庫のような鑑識課員の数之十一、 T大出身のエリートで、女性ながらキックボクシングの主将を務めた 女王様気質の猛者の監察医の栗栖アメリとともに挑むのは、 全く同一の苗字名前の人物だけ狙われるルーツとは!? 水中で黒こげになった力士の死体や、 屋上で発見されたサンタクロースの墜落死体など、 厄介なものばかりだが、ちょっとした化学の知識もさりげなく。 (高校生レベルだけど) さらに捜査中に、とある事実に気づいた彼らは 予想外の展開に巻き込まれるという今だからこそ楽しめる昭和感充実した 抱腹絶倒、予知不能の無理難題な妙な小説である。 兵庫県西宮市出身。関西大学経済学部国際金融論専攻を卒業で、 営業部員からコピーライターを経て上京。 東京の銀座にある小さな広告代理店に 18年ほどクリエイティブ・ディレクターとして勤務。 現在は東京都立川市在住の朝暮は、 DNA「調」主導で、他人と同じでは面白くない挑戦者。 過剰とも思える自信の持ち主だが、 当人なりの凝らして真似されぬような芸術に表現し続ける。 「調+貫」は、理想は集団行動ではなく、 誰にも干渉されない、自分だけの道を極める。 「調+牽」は、大胆で一般人の斜め上を行くような風情。 「調+司」は、他者に負けたくない強い意志も口が悪い。 「でめえ、いま、(チビ)フグっていったよな? 上等だ。このゴボウ野郎が、 笹がきにしてそこの水にさらしてやる」である。 「海+調+卯月」は、発想は直感で、遊び心はあるが悪人に非ず。 「亥」年生まれ「海寅」は、嘘偽りのない人。 生き方を表す伴星は「鳳」で、優雅な趣味のような人生。 物事の始めの洩星は「貫」で、自分の意志で始める。 締めにあたる導星は「牽」で、後進を育てる。 宿命の特長は、仲春午前六時頃の運河のような塩水湖。 人工的な護岸のない、昔ながらの街並みに、明かりがともる状態。 太古の昔に大海から切り離されたのか、 知るよしはないが、総エネルギー175点と、 重厚感はないところに金性ゼロ(DNA龍/玉なし)なので、 常に無限大の歪んだ発想が必要で、金性が廻った時に、充分に蘇生後、 木性89点の発信力で、文章を紡ぐわけだが、 個性派と呼ばれる作家は少なくないが、オリジナリティーの世界を構築し、 あたかも魔法使いが乗り移ったような文体は 唯一無二といっても差し支えない。 年支「亥」と月支「卯」の半会で、木性強化。 もともと日支「寅」は木性だが、年支「亥」との支合で、さらに木性強化され、 垂れ流すという感じより、密集したマングローブのような植物を、 使いこなせれば、格好もつく。 その気になれば、無限大の習得能力を発揮できるが、 ありえない設定も無敵の非情さも 野人でない野人的な息苦しさが、笑える作風になっている。 なお、自身の水性は僅か34点しかないので、疲労感はみなぎる(笑)。 年干支の「畑亥」は、泥沼で時代から時代へのつなぎ目で、 一発勝負をかけて人生を逆転する。 月干支の「灯卯」は、観察して調査して、 その気になれば、一気に目標へ向けて駈けぬける。 そして日干支の「海寅」は、自惚れ。温厚に見えて、破壊も得意。 芸術センスは兼ね備えているので、活かせるか否かで、楽しい人生になる。 干支番号構成は、36-04-29で、西方東方南方で、 明るいと言えば明るく、死体が登場しても陰惨さなし。 後天運は、初旬「5歳陽寅」は、DNA「禄」の引力本能強化。 月干「灯」に干合された日干「海」は「木」となり、 干合日干「木」は年干「畑」に二次干合されると「山」になるため、 律音的となるので、後天稼働運型。 堅実に生き、好きなものをみつけ、社会に親に影響されて、 次元を上げていければ、そして何より辰巳天冲殺なので、 生地生家から、はみだしていけば吉。小学校の教師には通信簿の連絡欄に 「落ちつきがない」と常に書かれ、 「春分の日生まれかー。春ボケの子供やなぁ」 と言われるくらいには、目立っていたのは、後年の片鱗。 父親の本棚には創元・早川の文庫が雑多に山ほどあり、 同時に眠狂四郎の水牢責めの美女などの時代劇にも浸り、 むろん、マーク・トゥェインやシートン動物記にも触れた。 2旬「15歳草丑」は、DNA「調」の物事を斜に見て、 横にズレていくことで、主導DNAらしく 「SFマガジン」を読もうとして「SMマガジン」を 間違って読んだりと、自己形成し自己確立。 それなりの企業に就職をするも、 地を這うような営業が肌に合わぬことを感じる。 一旗あげるつもりでコピーライターの勉強を始める。 3旬「25歳木子」は、丁稚奉公のつもりで請われて上京。 DNA「鳳」は、発信力最強で愉しく働くが、賞取りライターへと進むが 「全部飲んでしまった」というから、さすが野人なみである。 4旬「35歳雨亥」は、ターボ運(子丑天冲殺廻り)が始まり、 何事も目立つようになるが、新たな生き甲斐を模索し、 DNA「石」を丁寧に使用したことで、デビュー。 メフィスト賞も日本推理作家協会賞もここで授与。会社勤めからも解放。 5旬「45歳海戌」は、DNA「貫」の大半会で、 月干「灯」の干合は、進み行く方向の変化なので、 あらゆる実験に冒険に、やりたいことをやった。 現在の6旬「55歳宝酉」は、DNA「玉」の深み。 宿命にない金性の到来と月干支「灯卯」の天剋地冲もあり、 ただし、寡作なのは、老いるには早すぎるし、 かえって時間をかけて吟味しているのか。 今後は7旬「65歳鉄申」が、DNA「龍」の対冲で、 新たな挑戦が可能であれば面白い。 8旬「75歳畑未」は、年支「亥」VS月支「卯」の からむ三合会局で、名誉なのか不名誉なのか。 あるいは何らかの役割で社会貢献だろう。 さて、浅暮はアサグレで、デビュー前の多忙期に、 睡眠のリズムがだんだんおかしくなり、 会社に行くのが昼、ひどいときは夕方になる。 で、ペンネームである浅暮を思いついたという次第で、 書くのは三文小説ながら、海外にも翻訳されており、 通称「グレさん」(笑)は、侮れない。 「編集者が書けというなら背中でも足でもかかせていただきます」と 何でも屋を自認。生月冲殺でなかろうと、その心意気は立派。 そんな金性ゼロの作家が、「浅暮三文の空想小説ワークショップ」として (池袋コミュニティカレンジ内)実作講座まで開いているのだから、貪欲だ。 なお、上京したから東京生まれの夫人と結婚しているが、 月干に配偶者成分の「灯」があるので、 子供がいるかなどもふくめ、詳細不明。 余計な発信は一切せずに、仕事オンリーなこの人だけあるが、 そこまで気が廻らないというのが、実際のところなのだろう☆ |
■2021年08月08日(日)山子 |
武田綾乃○その日、朱音は空を飛んだのに思惑は外れた |
○13年(雨巳)の主導DNA「鳳」年に、 第8回日本ラブストーリー大賞隠し玉作品 「今日、きみと息をする。」でデビュー。 二作目となる「響け!ユーフォニアム」シリーズが 累計159万部の大ヒットし、アニメ化もされ、 「愛されなくても別に」が、 第42回吉川英治文学新人賞(21-0302/畑酉)を受賞。 16年(陽申)の干合年より宇治市観光大使に就任している 武田綾乃(92-1221/宝未)が、 守護神条件なし天冲殺の18年(山戌)の11月20日(陽辰)の 干合三合会局日に上梓し第40回吉川英治文学新人賞候補にもなった 『その日、朱音は空を飛んだ』が、 04月08日(陽戌)の干合天冲殺日に文庫化されている。 高校の屋上から飛び降りた二組の川崎朱音。しかし遺書は見つからない。 SNSで拡散されている自殺の瞬間の動画を撮影したのは誰か、 そこに映っていた「もう一人」は誰か、そもそも本当に自殺だったのか。 朱音の死後行われた、いじめ調査のアンケートから見え隠れするのは、 生徒たちの静かな怒り、妬み、欲望だったが、 真実だけは、決して誰も語らない。 学校がアンケート調査をした主な六人と、 本人の告白により七章から構成される怨念がギッシリつまった、 決して明るくはないもので、書籍刊行時の黄色が文庫化で紫色に変色したのも、 納得がいくもので、決して巻末から読んではいけないが、 話は徹底して砂埃舞うような視界不良の暗さで、 単行本の黄色では、それだけで、まだ救われた感もあったが、 文庫化の紫色では、心はどんよりと沈むばかりで、 「血の色をした空の中を、私は飛んだ」ので良いのか。 読破するには勇気がいる。さすが冬生まれの「宝」だ。 京都府宇治市に誕生。同志社大学文学部美学芸術学科卒業。 16年(陽申)の干合年に、大学を卒業すると上京し、 東京都墨田区押上のスカイツリー近くにて 大学の友人と3年間ルームシェアしたのち、友人の一人が結婚して京都に戻り、 その後も都内在住は間違いと思われる武田は、 DNA「鳳」主導の静かな表現者。 「鳳+石」は、繊細さを発揮しすぎると体調不安になりやすい。 「鳳+龍」は、内面葛藤が激しく消耗しやすい。 才能はこの「龍」で、冷静な創造力。 「鳳+調」は、柔軟性のある日常。 「宝+鳳+子月」は、自身は穏やかなつもり。 「申」年生まれ「宝未」は、本質は動かず。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動。 物事の始めの洩星は「龍」で、故郷を離れて始まる。 締めにあたる導星は「石」で、一人では終わりにくい。 宿命の特長は、仲冬深夜零時頃の汽水域に漂流しているように見える 難破船に残された財宝。しかし漂流しているのではなく、 腐食した碇で海底とつながっている状態で、自由があるようで自由はない。 総エネルギー215点は、まずまずも、引力本能の木性は僅か13点。 自己を輝かせる火性は18点しかなく、創造力を司る守護神土性も33点。 ところが自身の金性は52点と強力で、さらには水性が99点もあるので、 水で磨きはかけられるとはいえ、消耗ははかりしれない。 また、月支「子」VS日支「未」の害持ちは、内側に問題がでやすく、 生地生家から離れてこその戌亥天冲殺なのに、 twitter画像の表紙に平等院を掲載するなど 相応に京都にこだわるのは(観光大使にしても)、 母親成分の「山」がないので、「畑」を代行の守護神とすると、 父親成分の「木」はなく、同じく陰陽関係の「草」が父親成分だが、 実際は害の中にあり、家族は母親と弟の三人で、 父親不在の証明にもなっている。 また「遺書がなかった」のではなく握り潰されたという発想は、 別な事象で作家が日常的に感じる怨念の醜態。それが害持ちなのだから。 善し悪し別に、害持ちに永遠なしである。 年干支の「海申」は、回りくどいのが苦手。 月干支の「海子」は、知性を使った攻撃。 そして日干支の「宝未」は用心深く懐疑の念。 自己の多くを語らない不言実行者。 干支番号構成は09-49-08で、極めて狭い領域。作風にも表れている。 後天運は、初旬「5歳宝亥」は、10年運天冲殺で、DNA「貫」の独立独歩。 年支「申」の害が親に問題ありで気になるが、 日干支「宝未」を大半会するため、さらに大物の予感する後天稼働運型。 2旬「15歳鉄戌」は、DNA「石」の10年運天冲殺で、 屈辱、妥協、上手に立ち回るなどで、デビューはしたが、代わりに留年。 ルームシェアもキーワードのひとつ。とはいえ、社会見学の物見遊山ではなく、 一度就職をして実社会を体験できなかったのは、後々悔やむ。 現在の3旬「25歳畑酉」は、DNA「龍」の守護神改良改革で、 新たな冒険なりこれまでの改良改革。 就職もせず、不完全な状態で上京して作家稼業で生活しているのだが、 さすがに害持ちなのに、マネージャーだがとのルームシェアは解消して、 どこか知らない街にでも、行くのはが正しい流れではないか。 新たな場所は、受け容れてくれるはずで、 「海」が多いなら、房総でも沖縄でも良かろうに。 10年運天冲殺明けの失速とまでは言わぬが、至極残念。 このあたりが、さらに成長できないところか。 ならば違う意味の改善で、一度社会にでて汗水たらして労働するという 気持ちもなく、観察だけで、発信や表現を濃厚に出来るのだろうか。 今後は4旬「35歳山申」が、DNA「玉」の守護神。 ここでが伝統性溢れる旧い街並みに縁。まさかの帰郷はないだろうから、 仙台なり、出雲なり、太宰府なりに行けるだろうか。 学びや古典や年長の夫人がテーマとなり、落ち着いた作風になる見込み。 5旬「45歳灯未」は、年干と月干の「海」が、 干合変化し、進み行く方向や仕事も大変化。 むしろ変化すれば、その過程で明るくなり熱くなり、 悪い事ではないので、どこまで周辺環境なり、 交流関係を成長させていけるかである。 6旬「55歳陽午」は、DNA「牽」で、月干支「海子」の天剋地冲を伴う、 干合支合で名誉。言わずもがなである。 7旬「65歳草巳」は、DNA「禄」の感謝に奉仕。 8旬「75歳木辰」は、年支「申」と月支「子」の三合会局を伴う DNA「司」であり、地味に我が世の春となるか、 前旬をふくめ、世のため人のための感謝が稀薄だと、 困窮と失速もないことではない。 さて、武田は昨年(20年/鉄子)に「今では自分の許容量を超えないように 仕事を受けるようにしている。私の場合はスケジュールを管理してくれる マネージャーがいるので、かなり助けられている」と発言しているが、 生月冲殺でもあるまいに、害持ち程度で、 若さで乗り切られねば、話にもならない(笑)。 裏をかえせば「鳳」主導の楽をしたいに繋がるのだが、 確たる社会経験もせずに、マネージャー居ますって、 どこの芸能人気取りなのだろうか(笑)。 いくら冬生まれでも、もう少し元気に限界に挑戦してもらいたい。 せっかく空を飛んでも、無に帰すのでは残念だゾ☆ |
■2021年08月10日(火)鉄寅 |
麻枝准○猫狩り族の長の野望に憂鬱 |
○ゲームシナリオライターにして、脚本家、作詞家、作曲家、 音楽プロデューサーで、ビジュアルアーツ傘下の ゲームブランドKeyに所属している麻枝准(75-0103/畑酉)が、 初の小説『猫狩り族の長』を 05月17日(草丑)のDNA「車」の半会日に上梓した。 自殺の名所とされる塔神坊で休暇をとっていた祖父の代わりに、 海辺の断崖絶壁で監視業務にあたっていた 実家はレコードショップという19歳の女子大生の「時椿」。 携帯のニュースサイトで猫が戯れるのを眺めていたが、 休暇のはずなのに暇をもてあまし 「ばっきー退屈で堪らんやろ」と祖父から電話があった途端に 岩肌から飛び降りようとする黒髪の美女「十郎丸」に出会う。 「死んでは駄目です」と思い止まろうとさせる「時椿」。 そんな「相撲取り」のような名前がいたく気に入り 死を猶予する「十郎丸」は、多くのヒット曲を手がける作曲家だった。 彼女は予想に反し、雄弁で自信に満ちた口調で死にたい理由を語ってのける。 人生で初めて出会った才能豊かな人間が、 堂々と死のうとしている事実に混乱する「時椿」。 なんとか翻意させ、自室に連れて帰ることになり、 まるでゲームをするように、なぜか猫に嫌われる死にたい天才作曲家と、 何も持たない大学生の分かりあえない二人の、 分かりあえなくも妙にあたたかい6日間が、始まった。 生きるを試すために大学生活を体験し、 格闘技のようなジャズライブに足を運び、 猫カフェ、海を見に行くドライブ等々(まるでデート!)。 「十郎丸」に生きる意味を見いだしてもらうため奔走する「時椿」。 作曲家としての実績があり自分にはない魅力を持つ 「十郎丸」と過ごす日々に幸せを感じていく。 「この世界は生きるに相応しいのか」という根源的なテーマが潜む一方で、 二人の「楽しいこと探し」の日々はまぶしい。会話の応酬と理不尽な日常。 「十郎丸」は子供の頃から夏休みが長すぎると感じ、 大人になってからは毎朝起きるたびに絶望する。 生きる理由を仕事にしか見いだせず、週末が恐ろしくて仕方がない・・・。 麻枝は「十郎丸は自分の分身。この世界は生きるのにふさわしいのかを、 十郎丸に語らせました」というだけに、 設定を忘れてしまうと、その語りは殆ど男性的。 ファンにはたまらない一期一会のようだ。 三重県伊勢市出身で、中京大学文学部心理学科卒業。 勤務地が大阪府北区にあり、仕事ありきの生年冲殺のため、 至近距離に在住と思われる麻枝は、DNA「禄」主導で、自己顕示欲の象徴。 自分を価値ある特別な存在として 他者から認められたいという欲求が極めて強い。 「禄+牽」は、生年冲殺のため仕事が全てで、中傷されることを極度に嫌うが、 精度の高い役割を要求されることの裏腹でもある。 折り目正しくあろうとするあまり、極限まで自分を追いつめる。 「禄+鳳」は、言葉の魔術師。 「禄+玉」は、古典的な計算。 その道の伝統的な手法からは、はみだすようで、はみださない立ち位置。 「畑+禄+子月」は、思い人の叛乱に遭遇しやすく、 自己の本質を見極めるのに時間を有する。 「寅」年生まれ「畑酉」は、老境のような孤立。 生き方を表す伴星は「貫」で、波乱なしが望ましい。 物事の始めの洩星は「鳳」で、趣味の延長線から。 締めにあたる導星は「玉」で、若い人と共に終わる。共倒れなり、共生なり。 宿命の特長は、仲冬午前零時頃の街並み。 寒い冬の夜中なのに、まるで白夜のように薄ら太陽の存在があり、 活動的な人々に囲まれているが、あまり没頭すると年干の「木」が 干合で「山」になってしまい、妥協にもなりやすく できれば距離をおいて、密接な関与は避けたい。 年干支の「木寅」は、仲介能力・企画能力に優れ 存在するだけでムードメーカー的。 急ぎすぎると着実に実績を積みあげるも、トップにたつより、 補佐役に徹するくらいな立場でいるととてつもない成果あり。 月干支の「陽子」は、素直だがお天気屋の側面あり。 優柔不断ではなく腹をくくれば万全。 そして日干支の「畑酉」は、母親や母親がわりのような存在に救われ、 表面的な美しさに心を奪われがちだが、内面の充実をはかれば怖い物なし。 「物事をフラットに考え、よく言えば冷静だし・・・」。 干支番号構成は、51-13-46で東方1点に北方2点で、極めて鋭角的な特殊世界。 後天運は、初旬「1歳灯丑」が、日干支「畑酉」と大半会的なため (初旬のみ灯と畑は同格)、後天成功運型。 月支「子」と年支「寅」と間を埋める変則方三位で、 宿命にない熱い火性のDNA「龍」は、工夫して新たな挑戦。 2旬「11歳山寅」は、DNA「石」の協調性和合性。 周辺事情や仲間の影響を強く受ける10年運天冲殺も、 「畑」が「山」に埋もれては台無しなので、修業時代。 3旬「21歳畑卯」は、DNA「貫」の自己崩壊的10年運天冲殺で、 組織や先輩などの都合で自己犠牲があれば伸びるが、それはそれで楽ではない。 4旬「31歳鉄辰」は、DNA「調」の支合で、若い女性を意識。 現在の5旬「41歳宝巳」は、DNA「鳳」の半会で、 遊び心極まる時期だが、進み行く方向の変化が大きすぎると、 守護神月干「陽」が、簡単に「海」になってしまい、苦しい。 断崖絶壁も慣れない車の運転も、海を目指すことも実はプラスにはならず。 ちなみに猫は陰の金性で「宝」そのもの。 そこらを加味すると、生き急いではいまいか。 今後は6旬「51歳海午」は、守護神月干支「陽子」の天剋地冲で立場危うし。 「海」は、DNA「司」で蓄財やその逆の困窮もあり。 7旬「61歳雨未」は、主導DNA「禄」の自己確立も 月支は害で、自分らしくいようとすればするほど、無欲でいづらくなったり、 感謝ならばともかく、浪費では沈む可能性。 8旬「71歳木申」は、DNA「牽」。 名誉になるか不名誉になるかは、そこまでの生き方次第。 今年(21年/宝丑)は、月干支「陽子」の干合支合で、 小説を世に出すという大変化も10年運「41歳宝巳」との「宝」重なりでは、 救いの陽光が点滅状態で、たくさんの猫を飼い、近隣住民とトラブルを 起こしかねない「猫の長」を自称する老婆なみ。 クールとデレが合わさった「クーデレ」ならばともかく、 「創作というのは、すごく大変な作業なのだよ。 テストのように答えがあるわけじゃない」には、麻枝の苦悩が感じられるし、 「何もない空間から鳩をとりだす」には仕掛けがあるが、 「本当になにもない空間から鳩という物質を生みだし続けるのだよ。」は、 本職から小説世界へやってきた麻枝の本音が見える。 「猫が好きなのだよ」で美女から美少女に変身も、 「ドラキュラのように一切陽に当たらない生活」は、 「不健康_______!!」でロックすぎる。 「猫カフェに初めて来た。まったく猫が寄ってこなかった。 そんな私は猫狩り族だそうだ。どんな存在だそもそも猫は狩る側だ」では、 火性が消えるので、心臓に悪いのに心配だ。明日の予定があったとしても☆ |
■2021年08月12日(木)海辰 |
樋口恭介○未来は予測するものではなく創造するものであるの落とし穴 |
○16年(陽申)の60年に一度の律音年に 映画監督となった高校の同窓生ながら害関係の 堀江貴大(88-0414/畑亥)に再会し、 議論するなどして刺激を受け、焦りを感じ創作活動を始め、 17年(灯酉)のDNA「石」年に、 「構造素子」で第5回ハヤカワSFコンテスト大賞(17-0807/陽寅)を 納音日に受賞して作家デビューした樋口恭介(89-0205/陽申)が、 辰巳天冲殺の干合年らしく、いわゆる作品ではなく、 SFをビジネスに応用したという思考を披露した 『未来は予測するものではなく創造する』を、 07月10日(畑未)のDNA「調」日に上梓している。 同作は、「ここではないどこか」への想像力を解放せよ。 意味や価値のわからない仕事を再生産し続ける 「制約事項」を爆破し、「本当のイノベーション」に 向かって考える自由を取り戻すために。 SF作家であり、ITコンサルタントである 著者が贈る理論と実践の書ということで、 「SF思考、あるいはSFプロトタイピングとは、 単一の未来を先取りするための手法なのではなく、 複数の未来のうちから(ありうる未来)を幻視するための手法で、 詳しく言えばそれは、既定路線を進む現実の中に 意図的に事故を紛れ込ませ、つまらない現実を撹乱する手法、 あるいは、あなたがあなたのまま、あるがままに思考し、 あるがままに語ることを後押しすることで、 あなたが本当に望む未来を描くための手法なのです」としているもので、 え? 新作でたのと、思わず手にとった身としては、 壮大な言い訳にも感じ、少々残念かもしれない。 「形骸化したルールや管理指標に絡めとられ、日本社会はいま停滞の中にある。 イノベーションの経験も、その記憶すらも失われつつある。 前例主義は過去を縮小再生産し、過去でできた現在を未来にすりかえる。 妄想を、理想を恐れないこと。イシューからはじめないこと。 世界は変えられると本気で信じる想像力を持つこと。 物語の力とともに、出口の見えない退屈な現実を打破し、 自由な思考と戯れるために」というなら、 名刺がわりのビジネス書ではなく、作品で勝負してもらいたかったのだが、 DNA「司」の物質欲年では、無理というものか。 悪い展開ではないではないが、読書人には向くわけはない。 岐阜県羽島市出身。実家は生花店。 早稲田大学文学部を卒業後、ITコンサルタントとして外資系企業に勤務。 DNA「玉」年に、ハミダシ運の辰巳天冲殺の生年冲殺にもかかわらず 里心がついたか愛知県名古屋市中村区へ引越し、 さらには、DNA「調」の害年だった19年(畑亥)に、同区内で引越。 20年(鉄子)のDNA「禄」の半会年には、 スタートアップ企業「Anon Inc.」のCSFOを務める樋口は、 DNA「鳳」主導の、少々まわりくどい言い訳めいた発信者。 「鳳+鳳」は、欲深き商売熱心も工夫を凝らす。 「馬車の発想から逃れれないうちは、自動車を発明できないのです」であり 「自動車をどう改良しても、飛行艇や宇宙船が生まれることはない」になる。 「鳳+調」は、調整力で相手をなんとなく説得するイメージ。 「鳳+貫」は、鈍くてゆっくりした歩みでスピード感なしも、 「SFは読むものでも見るものでもなく、やるもの」と頑固。 「陽+鳳+寅月」は、伏線を張り巡らすとしながら、温厚で穏やか。 「巳」年生まれ「陽申」は、狭視で異性の気持ち理解不能。 生き方を表す伴星は「龍」で、常に変化。 物事の始めの洩星は「貫」で、単独で始める。 締めにあたる導星は「鳳」で、趣味のような人生。 宿命の特長は、初春午前4時頃の朝陽だが、 地平線から姿を現す「陽」×2は、双子の日らしく(笑)、 似ているようで、異なる現実を持った双頭の魔物のようで、 年支「巳」VS月支「寅」の害は、胆嚢近辺の臓器に難ありで、 表面的には不穏でありながら、吸収力弱く細身。 意外や口も悪いし「やべぇ」「マジ」がTLに溢れるが、 「東京五輪、今日で終わりなのか。開会期間中にテロとか起きなかったので、 結果的に、延期や中止を決められずに国内をパンデミックの 恐怖と混乱に陥れた日本政府が一番のテロリストでしたね。」 など害持ちらしさも発揮。 日支「申」は年支「巳」と月支「寅」の害を断ち切りながら、 親の犠牲になるかと思えば、 月干支「陽寅」VS日干支「陽申」の納音は、 口にはだせぬ秘密を常にかかえており、 饒舌なわりには、肝心なことは口にせず。 不可思議な存在で、この世のものではないが、 秘密の副業ならともかく、生年冲殺がコンサルタントであり作家という 二足の草鞋はそぐわないので、結果的には作品で勝負ができない。 年干支の「畑巳」は、倒柱と呼ばれる 組織の獅子身中の虫で、見てくれ以上に破壊力あり。 月干支の「陽寅」は、明るくムードメーカーだが、 自己のペースを乱さず、何事もそつなき仕事ぶり。 そして日干支の「陽申」は、無から何かを創造する。 「人間の思いつきこそが、かつては未来と呼ばれていた」であり、 だから「未来は予測するものではなく創造するものである」になり、 閃きがほぼ全てで、権力志向で自己中心。メダルを囓った市長に代わり 「やはりもう、俺が名古屋市長になるしかないのか…」と、 07月13日(海戌)のDNA「車」日には呟く。 干支番号構成は、06-03-33で東方2点と西方1点の鋭角領域で、 発信力があるわりには、自分の持ち場から出てこない。 後天運は、初旬「1歳草丑」は、DNA「玉」で考える人。 とはいっても、辰巳天冲殺らしく後年まで地元愛かと思えば 「家族三人住む部屋の家賃が東京で一人暮らししてた頃と ほとんど変わらず、名古屋最高だなと思っている。」とは、 辰巳天冲殺丸出しで、創造力の欠如。 SFといいながら、あれもこれも出来るわけではなく、 ひとつのことを掘り下げたほうが疲労も少ない。 2旬「11歳木子」は、DNA「龍」の半会で、新たな出会いや発見があり、 目から鱗が落ちるときでもあり、東京へも出た。 3旬「21歳雨亥」は、ターボ運(子丑天冲殺廻り)も始まり、 何をしても目立つが、「亥」は年支「巳」VS月支「寅」の害が切れて、 表面的な天剋地冲で、不穏さは姿を消し気合いが入るが、 日支「申」はDNA「牽」の害で、受賞も一人ではなく、 私生活には難ありなのに、東京で出会った夫人と結婚したり、 子供は産まれるし、あげくは名古屋に出戻り。 現在の3旬「31歳海戌」は、DNA「車」の守護神多忙。 生年冲殺ながら自己発揮して会社を立ち上げ、 「考える自由を取り戻すため」なのかの気分転換だが、 倒れないか心配である。 この後は4旬「41歳宝酉」が、DNA「司」の干合。何でも自分のもの。 月干も日干も同時に干合し、進み行く方向の変化ばかりか、 自身も変わらざるを得ない状況で、年支「巳」の半会もあり、 後悔先の創造して進む。 5旬「51歳鉄申」は、DNA「禄」の権勢。 年支「巳」VS月支「寅」の害も切れて、争いの渦中。 6旬「61歳畑未」は、DNA「調」の反逆というより異端。 7旬「71歳山午」は、主導DNA「鳳」で、ようやく自己確立。 さて、樋口は前述通り、東京で知り合った女性と、10年運害中で結婚し、 生年冲殺のわりには、干合支害月(11月/宝亥)らしくなのか SFコンテストの贈賞式を欠席するという不甲斐なさのなか、 (夫人は)難産の末、第一子女児(17-1122/雨丑)を出産したが、 案の定、共通干支はなく、純粋であるべきな「雨」生まれにもかかわらず DNA「石」主導という小狡さが気になるが、「鳳」主導らしく、親ばかで、 「自由に、いつでも自分の創意工夫で遊んでいます」と 本書の巻末で自慢するには、呆れてしまう。 「いつまでも、子どものようにいられるように心がけ、 そして工夫をしていきます」は理解するが、 樋口は異性理解不能であり、自己中心の権化的。 いずれ共通干支なき金水の強い忌み神「雨」の娘には 手を焼くであろうことは容易に察する。 せいぜい奇跡を信じることだが、そのためには、まず名古屋からでて、 新境地を開き生きざまに変化をもたらさねば難しい。 さて、石部金吉にそれが出来るか。お手並み拝見である☆ |
■2021年08月14日(土)木午 |
中村汐里○殻割る音に完璧は求められない |
○18年(山戌)のDNA「司」年に、風吹柳花名義で、 平成30年度「静岡市民文芸」児童文学部門市長賞を受賞。 19年(畑亥)のDNA「禄」の天剋地冲年の 守護神08月(海申)月のDNA「禄」の半会日に行われた、 「第一回日本おいしい小説大賞」(19-0820/畑丑)で、 「深町汐」名義で応募し最終候補に選出された 『殻割る音』が、中村汐里(83-0716/草巳)名義で、 干合名誉年だった昨年(20年/鉄子)の 12月13日(鉄寅)の干合名誉重なりの天冲殺害日に上梓されているので解説する。 涙も愛も包み込む、奇蹟のオムレツ!室本さくらは中学受験を控えた女の子。 ある日、家庭科の調理実習で作ったスクランブルエッグが 友人たちに絶賛されたことがきっかけで、料理の楽しさに目覚める。 そんなさくらの母・泉は料理が苦手。父親が東京に単身赴任していることと、 自分も忙しい仕事をもっていることから、栄養バランスを考えてはいても、 お米を炊く以外、惣菜などは全て外で買いそろえる。 なので炊きたてのお米の匂いに包まれることが、 彼女の至福の時間になっている。「家でも料理をしたい」と訴える娘に、 受験勉強と両立させることを条件に、 母はしぶしぶキッチンを使うことを許してくれた。 さくらの願いは「お母さんと一緒に料理をすること」。 そのために、家族の思い出に残るようなオムレツを作ろうと決意する。 プロが作るトロトロふわふわのオムレツを目指して 孤軍奮闘するが、なかなかイメージ通りに作ることができない。 両親へ料理を振る舞う日は、すでにさくらの中で決まっていた。 その日に向け焦りが募るあまり、母とのある約束を破ってしまう。 母の逆鱗に触れ料理禁止を言い渡されたさくらは意気消沈するが、 祖母が作ってくれた温かな料理に心を揺り動かされ、 もう一度挑戦してみようという気持ちを取り戻す。 さくらは受験勉強とオムレツ作りの両方をクリアすることができるのか。 そして、母と一緒にキッチンに立つという夢はかなえられるのか。 (母がキッチンにたつ姿を一度もみたことがない苦悩) 家には料理器具が全て揃っていたことに気づいた時に、 引っ込み思案な少女がその殻を打ち破っていく姿に、心が熱くなる成長物語。 小学六年生の女の子が、受験と料理というふたつの目標に向け、 つまずきながらも邁進していく姿に励まされる! オムレツをはじめ、肉じゃが、すきやき、ハムエッグなど、 活字で味わうおいしい料理が数々登場し、 読めば、さくらと一緒にワンランク上の料理に挑戦したくなる。 元気になる一冊というのが、売り! 静岡県静岡市葵区で生まれ育つ。大学進学時に京都へ。一人暮らしを始めた。 同志社大学文学部を中退。京都で4年暮らし4歳年上の夫となる男性と同棲。 入籍前に第一子女児(07-1006/雨酉)を出産。 夫の仕事の都合で滋賀県栗東市に転居と共に、 08年(山子)のDNA「司」年に結婚。18年(山戌)のDNA「司」年に、 家族で故郷へ戻り、静岡県静岡市葵区に在住の中村は、 「鳳」主導で、熱く豊かな発信力の持ち主で、料理好き。 才能も「鳳」で、バランス感覚の持ち主で、人情家。 「鳳+石」は、繊細というよりはざっくばらんで、雑な面あり。 「鳳+牽」は、温厚も気分屋。内側生活の形にこだわる。 「鳳+龍」は、エネルギー消耗激しく、 「鳳+禄」は、お喋り。 「草+鳳+未月」は、永年の子供っぽさ。 「亥」年生まれ「草巳」は、本来受け身。 生き方を表す伴星は「司」で、努力の積み重ね。 物事の始めの洩星は「龍」で、故郷を離れる。 締めにあたる導星は「牽」で、何らかの名を残す。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の散水装置付の 畑に植えられた、野菜なり花で、水はいくらあってもいいが、 総エネルギー224点中、土性70点と豊かな土壌はあろうと、 自身の木性は48点に作物部分45点なのに、 水性は38点しかないので、勝手知ったる料理で勝負。 年干支の「雨亥」は、現実性より精神性が勝り、 人目につかないところで大仕事をするが、 基本は忍耐強く辛抱強いものの小心者。 月干支の「畑未」は、他人を踏み台にしてでも、 自分のものにする、じゃじゃ馬ならし。 ほっておくと手を抜いて、相手の作ったものを搾取する。 惣菜を購入することじたいには抵抗なし。 そして日干支の「草巳」は、恋愛の達人で完璧を目指す。 「やれば出来る子なのだから、しっかりね」も、 家に誰がおらずとも「行ってきます」と通学する姿は、 勉学に対する考えばかり生活も一緒で、目指すは完璧。 おそらく京都で出会ったと思われる夫は、ある意味理想だったのだろう。 そうでなければ、中退はしない。 後天運は、初旬「8歳鉄申」は日干支の干合支合で、 後天成功運型で、DNA「牽」は理想の夫像を求める旅の始まり。 権威に弱く、この鉄成分は日支「巳」内にあるので、 私生活の充実が最優先の人生だったのではないか。 2旬「18歳宝酉」は、DNA「車」の行動力。 京都に出たが、前進気勢を活かして、バイトなどして、 夫に出会い理想の相手と確信して同棲から結婚。 3旬「28歳海戌」は、DNA「玉」の守護神で子育て。 10年(鉄寅)の60年に一度の干合支害天冲殺年には、 滋賀県大津市で開催されたお菓子コンテストで最優秀賞を受賞。 そして最後の最後に「おいしい小説大賞」にエントリー。 現在の3旬「38歳雨亥」は、DNA「龍」の守護神対冲で、 ピッカピカの作家デビュー。 今後続けられるかは別の話で、そこは努力次第だが、 守護神10年運は遊んではいられない。 今後は4旬「48歳木子」が、DNA「石」の交流活動も、 屈辱と妥協にならぬために、作家活動が持続できるかによる。 5旬「58歳草丑」は、DNA「貫」の大半会で、文字通り大事件なり大成果。 6旬「68歳鉄寅」はDNA「牽」の晩年の10年運天冲殺害で、 その気になればなるほど、権威の裏切り、夫との別離など。 7旬「78歳灯卯」は、DNA「鳳」の10年運天冲殺と 主導DNAで自己確立も、最晩年では危険なばかり。 ところで、物語では努力すれば受験も料理もなんとかなるという展開も、 努力した結果が全てではないのが、作者本人が京都に出ながら大学を 卒業しなかったことからもうかがえる。 時期も大事だが、勉強より得意なものがあれば、そこに向かうという手もある。 人間は完璧を目指そうと思えば思うほど難しい。 では学業ではなく料理に絞ればどうだろうか。 こればかりは、表現力がない人(DNA鳳/調)や、 伝達本能が忌み神になっていると、 相当努力をしようが、無限大の開き直りでもしない限り、 結構厳しいもので、料理が苦手な人がいるのはもっともなことだし、 そういう人が惣菜を購入してすませるのを、 悪いと決めつけてしまうのは可笑しな話だ。 向いていないことは最小限にとどめ、 向いていることに最大限の力をこめたほうが、断然幸せ感があるのだから。 なので料理が上手でない人は悔やむことはなく、 自分が自慢できる世界を充実したほうが良い。 逃げるのではなく、そのほうが価値観をみいだせる。 そういう親がいたって良いし、子供が料理上手なら任せてしまえば良いだけ。 「食べる人のために心をこめれば」万事解決とはいかない。 人はそれぞれ得意な道を進めば良いのだ。 そもそも「今しか出来ない受験と料理を両立」だなんて、 それこそありえない絵空事(笑)。 「食べ物は身体をつくるけど、同時に心も育てていくものなんだよ。 心を元気に育てるためには、心のこもった食事が一番だと思っている」が 然りも、理想論はあくまでも理想論ということだ。 料理は技術だけではなく心が大切は真なりも、 もっと重要な部分は、無理をして自分を殺してはいけないし、 そもそも両立できる人は、そういう宿命をもっているのだ。 (年干と日干が同一の両天秤や天干一気など) さて、夫が4歳上ということは 年干支は「畑未」の可能性が高く共通干支はあるが、 結婚は08年(山子)の中村のDNA「司」年も、 年干「雨」が忌み神「灯」に変化していたし、 入籍が長女の誕生後であることなど、 情優先の結婚で、同棲は大学を中退していることからも、 02年(海午)あたりからと思われ、 夫とは何らかの乗りこえねばならない理由があったはず。 だからだろう。本作のヒントを中村に与えた 長女(07-1006/雨酉)は、共通干があろうと戌亥の生年冲殺で、 初旬「1歳鉄戌」で、母親の犠牲もあっただろうし、 長男(12-0203/木午)にいたっては、天冲殺出産だし、 共通干支がないばかりか、月支「丑」VS日支「午」の害持ちで、 完璧な結婚を目指す「草巳」としては、 勇躍京都にでたのに、大学を卒業しなかったツケか。 中村は、紆余曲折があったろうが、故郷に戻ったものの、 子供二人は、ハミダシ運なので、逆に外に積極的にださぬと、 初旬害や害持ちの影響で腐りやすい。 本書では母親が根負けして、娘の意のままになりつつ、 最後には理解しあえるという筋書きだが、 本人の人生は、そこまで平坦でなかったろう。 むろん過酷な中学受験は経験していないので、 肝心な部分は回避してしまったし、 次作では、本物の苦悩に向かいあえるだろうか。 来年(22年/海寅)は害があろうと60年に一度の、 ありがた迷惑的な、母親らしさ全開で名を売る夢の中。 さらに23年(雨卯)は、それこそ60年に一度の年支「亥」と月支「未」のからむ 守護神改良改革三合会局天冲殺で最強であるので、 もうひとつ上のステージに行かれることを期待したい☆ |
■2021年08月16日(月)陽申 |
日高トモキチ○レオノーラの卵 日高トモキチ小説集の奇異 |
○大学卒業後、学習参考書の編集者を経て、漫画家デビュー。 在学中にゲームブック「機動戦士ガンダム シャアの帰還」で、 ライターデビューし、92年(海申)のDNA「玉」の守護神年に、 「近代麻雀オリジナル」の「PARADISE LOST」漫画家デビュー、 またSF同人誌「パラドックス」掲載の 「アンビストマの大迷宮」で小説家としてデビュー。 自然観察エッセイマンガの「トーキョー博物誌」シリーズや、 水族館飼育員の裏側を描くお仕事コミックエッセイ 「水族館で働くことになりました」、 里山を舞台にした実話怪談を蒐める「里山奇談」シリーズを手がける 日高トモキチ(65-0620/草巳)の初の小説集『レオノーラの卵』が、 05月30日(山寅)のDNA「司」の天冲殺害日に上梓された。 奇想天外。発想があまりにも尋常ではなく 魑魅魍魎があらかじめ用意されたように繰り出される、終末までのひととき、 近未来のまるで落語か漫談みたいな やさしくて寂しくてグロテスクで、かりそめの記憶の断片。 唖然とするような登場人物の奔放で唐突なネーミング。 多彩な創作活動を展開する奇人変人、否才人が、 初めてにして極上の珠玉集のあらゆる事象に通じる該博な 知識と想像力に裏づけられた七篇の短編小説を収録。 何物でもない豊かで紛れもない独自の自由すぎる世界。 「レオノーラの卵」「旅人と砂の船が寄る波止場」 「ガヴィアル博士の喪失」「コヒヤマカオルコの判決」 「回転の作用機序」「ドナテルロ後夜祭」「ゲントウキ」と 油断ならぬ語り口に戸惑いながらも、 進んでいけば、決して後戻りできないあなたがいるはずだ。 父親は公務員で転勤族。宮崎県宮崎市生まれ。 幼稚園から小2まで大阪府吹田市、その後東京都国分寺市に転居。 80年(鉄申)で兵庫県神戸市垂水区に転居。 83年(雨亥)に兵庫県西宮市武庫川団地に転居。 大学進学時の84年(木子)に東京都武蔵野市境で一人暮らしを始めた。 一留して早稲田大学第一文学部文芸専修を卒業。 今春まで、東京都文京区在住で、通いで京都精華大学非常勤講師をしていたが。 この04月(海辰)より開志専門職大学の専任講師として赴任するため 新潟県新潟市中央区に転居した日高は、DNA「禄」主導で、 自己顕示欲が際立ち、自然と承認欲求が発せられる。 自身の世界観に浸りきっている姿で、むろん才能も「禄」で、優しさの演出! 「禄+牽」は、折り目正しく、いわゆる常識はあり。 「禄+貫」は、練りに練って計算し尽くされた状態。 「禄+玉」は、攻撃しているようで静かで落ち着いた発信。 「草+禄+午月」は、芸術に浸る。 「巳」年生まれ「草巳」は、表裏なく実は王道も王道。 生き方を表す伴星は「牽」で、世のため人のため才能を発掘する。 物事の始めの洩星は「禄」で、誰かにその気にさせられる。 締めにあたる導星は「貫」で、たった一人になる。 宿命の特長は、仲夏正午頃の小さな湾に咲き誇る奇花。 総エネルギー307点はこの世の物とは思えない迫力だが、 自身の木性46点に比して、火性103点という派手な発信力に、 土性103点という本人なりには困窮せず。 金性50点と役割も人気もあるが、 肝心の守護神水性が僅か僅かの5点しかないため、 なかなか自分のための創作には至らぬが、 教育するという守護神的生業により補い、 放浪しながらも、目立ちたい気持ちでいっぱい。 年干支と日干支の「草巳」は、完璧な恋愛至上主義者で妥協一切せず。 人情の塊であり、本来は深い沼に浸りたい。 月干支の「海午」は、戦場の看護師。 常に慌ただしく、落ち着くことはない。 干支番号構成は、42-19の直線で、特別な領域を一直線。 後天運は、初旬「5歳宝巳」は、DNA「車」の多忙。 親の転勤により、忙しなく動かされるが、 金性は守護神水性を生じるため、落ち着くことない放浪は存外吉。 2旬「15歳鉄辰」は、月支「午」に年支と日支「巳」のからむ 変則方三位のDNA「牽」で、大人びて一気に熱い成長をした時期。 3旬「25歳畑卯」は、主導DNA「禄」で自己確立を伴う 10年運天冲殺が突如やってきて、世界が拡がった模様。 貪欲で完璧主義者なので、満足したかはともかく 存分に自己の存在を発信したはず。 4旬「35歳山寅」は、DNA「司」の10年運天冲殺害。 地道に暮らそうと思っても周囲がそうさせず、 私生活でも思うようにいかなかったが、 仕事運だけは、すんなりとはいかずとも目立った時期。 5旬「45歳灯丑」は、10年運天冲殺から抜けても、 月干「海」が方向転換で「木」になるため、 年干と日干の「草」をいれて木性天干一気入格で、 仲間と融合しながら、生きながらえ存在感を維持したもの。 DNA「鳳」の半会なので発信力は強力で成果もあり、 それなりの存在感は示せたはず。 現在の6旬「55歳陽子」は、月干支「海午」の天剋地冲で、 立場の変更で新潟の地に行く。 DNA「調」は、決め手がなかろうと独創的であれば問題なし。 妙な世界に入りこめば、なんでもあり。 この後は7旬「65歳草亥」が納音付のDNA「貫」の 特別条件付10年運天冲殺で、世捨て人的になりながらも、 誰も真似のできない世界観を構築し、 それまでの過去を逆転できるようであれば絶好。 8旬「75歳木戌」は、DNA「石」の特別条件付10年運天冲殺で、 妙な仲間と徒党をくんだり、政治的な動きが出来れば、 救いはあるか否かはともかく、老体に鞭をうちつつ、話題になっていく。 さて、ある意味在野の奇才である日高に小説集をださせたのが、 第1回創元SF短編賞山田正紀賞、第33回日本SF大賞、 第38回吉川英治文学新人賞、第30回三島由紀夫賞などを受賞し 今や絶好調の作家の宮内悠介(79-0118/草酉)で、 若き日に日高が、麻雀雑誌に連載していた 漫画「PARADISE LOST」の熱烈な愛読者だったという。 宮内の月干支「草丑」と日干支「草酉」が、 日高の年干支「草巳」を大半会三合会局するという、 とてつもないフリークなので、さもありなん。 どんな仕事でも丁寧にやっていれば、 見ている人は見ているということであるが、 日高は宮内に感謝するのは当然として、 それだけ異様な才人を埋もれさせない、目上縁のある宮内は立派だ。 やはり午未天冲殺は、目上の人に助けられるばかりか、 目上の人のために何かをすることで、自身の運気の向上を実現するのだろう。 そして、そんな日高は来年(22年/海寅)は、 害もあるので、ありがた迷惑かもしれないが、 さ来年(23年/雨卯)ともども、60年に2年だけある守護神天冲殺年で、 (日高史上)生涯で、最高級の注目をされるのではないか。 ブレーキは決して踏まずに、なんでも挑戦してもらいたいものだ。 「そうだ。まだ世界は終わらない」のだから☆ |
■2021年08月21日(土)宝丑 |
石山蓮華○犬もどき読書日記の電線愛好自慢の虚偽と妥協 |
○DNA「鳳」の守護神年だった03年(雨未)に、「ちゃお」誌上の 「ニーナをさがせ!!モデルオーディション2003」にて、 審査員特別賞を受賞し、芸能界デビューで俳優を名乗るが、 派手さはないため、現在は電線愛好家として 文筆活動の活動が主たる業務の石山蓮華(92-1022/宝未)が、 過去の総決算のような納音年(21年/宝丑)を迎え 17年(灯酉)のDNA「車」年より19年(畑亥)のDNA「龍」の天冲殺年まで 「ホンシュルジェ」に連載していた24本に、書き下ろしの5本を加えた 『犬もどき読書日記』を06月05日(木申)のDNA「司」日に上梓した。 唯一無二の電線愛好家としての活動が生きる支えかどうかはともかく、 10歳から芸能活動を開始し「若くて女性で明るく元気」と言われる事が 当たり前な風潮に対する違和感、女性だからと当然のように求められる 容姿と毛のケア、折り鶴のできないこと、そして読書記録。 手垢にまみれた「女性」「ちゃんとした人」としてと 諭された経験を通し、ついに「犬みたいに生きること」を発見した 著者の生月冲殺らしいあっけらかんとした日常の断片に、 関連書物の紹介を付加した濃くはないが、薄くも美しくもない、 犬には失礼かもしれないが、犬並みならば許容される決意。 「犬だったら相当うまくやれている。犬が油を引いて、卵を割って、 目玉焼きを作って食べるとか、犬が一人で掃除機がけをするとか、 犬が時間通りにラジオを聴くとか。自分を犬だと思うと、 一つ一つが信じられないほどすごい」って、犬はそんなことは出来ません(笑)。 「私は犬みたいに生きることを発見した」 「エモイ本にはしたくなかった」ってエモくはないうえに、 申し訳なさそうに、それでも計算している油断ならないエッセイ集。 狭山湖周辺の埼玉県所沢市を経て、さいたま市浦和区、 現在の実家の場所は埼玉県戸田市で、 武蔵大学社会学部メディア社会学科を卒業し、 今年06月30日(畑酉)のDNA「龍」日までは、 東京都台東区または文京区内に居住していたと思われるが、 なんらかの理由で引越を余儀なくされ 現在は所在不明の石山はDNA「玉」冲殺主導で、 親の犠牲は親がレゲエ好きで蓮華って、まるで中華料理。 組織の犠牲でもあり、変化に対応できない不器用さ。 「玉冲+石」は、狡さが垣間見えるメッセージで素直さなし。 手抜きの達人でもある。 「玉冲+龍」は、妙に斬新なものを探しだし深めるが、 常人の理解が得られるかといえば、別物。 「玉冲+調」は、世間に通用する最低限の嗜みに疎く、 やむを得ず開き直りながらも、電線を愛好し不可解な存在を誇示する。 「宝+玉冲+戌月」は、好き嫌い多く、とりとめのない日常は小波乱の連続。 「申」年生まれ「宝未」は、動きは緩慢。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動で孤立無援。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の独断。 締めにあたる導星は「調」で、自己中心。 宿命の特長は、晩秋午後十時頃の海辺の断崖絶壁に間違って侵入せぬよう 注意喚起した標識も、あまり磨かれておらず役に立っているかは、甚だ疑問。 総エネルギー285点中自身の金性118点もある身強ながら、 月干の「鉄」が冲殺されてるため、同質ライバルに遅れをとりがちなので、 やむなく、その部品の一部に組み込まれようと必死に電線愛を貫くが、 干合変化せぬ「鉄」は冲殺されているからこそ 手強すぎて、その軍門に降り広報活動をさせられている。 守護神は年干の「海」で、DNA「調」の独創性なのだが、 デビュー時の少女性はすっかりなりをひそめ、 ちょっとだけズレた渋い普通の人になりつつある現状。 年干支の「海申」は、気楽。それを犬もどきと例えるなら違いないが、 やはり犬ならば忠義と言われたいだろうに。 月干支の「鉄戌」は、野暮ったさの権化で、 洗練された事象は苦手なので退却の達人。 特にオフライン時のダサさは自他共に認める。 そして日干支の「宝未」は、用心深く流れに乗れず。 自己をさらけださない不言実行者で、不要不急の動きはせずに、 地道ながら、圧力に弱い面があるが、そこを乗りこえると、 そこそこ金銭物質に困窮しないが、女性の場合、異性関係が派手すぎると、 それが目減りする傾向も欲深さは天性で、 誕生日やクリスマスに何をもらおうか考えてばかりで、 親からは「歩く物欲」と揶揄される。 干支番号構成は、09-47-08で東方2点と北方1点の極めて狭い範囲の領域。 後天運は、初旬「5歳畑酉」が、DNA「龍」の放浪癖。 年支「申」と月支「戌」の狭間を埋める方三位で、 金性がより濃厚になり、金属質。 改良改革といえども、売りは生月冲殺だけなので、 「玉」冲殺主導らしく親の励ましで芸能界の門戸を叩く。 細かいことが苦手で筋金入りの九九が嫌いで 不登校になるほどだから、芸能界は楽にみえたに違いない。 2旬「15歳山申」は、主導DNA「玉」で自己確立。 のめりこんではいくものの、自分が強くなった。 思い出といえば「ZIP」のリポーターの仕事をしたことか。 現在の3旬「25歳灯未」は、DNA「車」の危険。 生涯一度の18年(山戌)の主導DNA天冲殺で、 一人暮らしをするのは、遅すぎた感もあるが、 火性強化で動きはあろうが、溶けたくはないが、 持続したかったはずのリポーターを 19年(畑亥)のDNA「龍」の改善半会天冲殺で 放りだされ髪をバッサリ切ったたばかりか、 20年(鉄子)のDNA「石」の害年には、 「うちにはスターとか主役をはる人しか置いておけない」と スターダストプロモーションから、あえなくリストラ。 今後は4旬「35歳陽午」は、年支「申」と日支「未」に つらなる「午」の出現は、DNA「牽」の干合支合でもあり、 理想的世界観の構築。 5旬「45歳草巳」は、DNA「禄」の感謝と奉仕に投資だが、 進み行く方向の大変化があれば、「草」は「宝」化し、 さらに金性強化で、ギスギスした日常。 6旬「55歳木辰」は、DNA「司」の刑で地味な衝突。 7旬「65歳雨卯」は、DNA「鳳」の半会で、素晴らしきゆとり。 8旬「75歳海寅」は、DNA「調」で激しい反抗や偏屈。 さて、東京から電線が次第に姿を消していくように、 友達もどんどん結婚していくことに焦りを感じる石山は、 自称俳優で稽古場より観客席にいることが多く、 秘密主義の「宝未」の生月冲殺なのに、私的面を公にすべきではないのだが、 昨年(20年/鉄子)の協調性和合性の害年には、 連載(すなわち著書)で同棲していることを告白し、 「多分この人とは結婚するのだろう」 「同棲相手は犬みたいな私の飼い主になるのかな」 「あ〜結婚したいな」とも記していたのに、 今年(21年/宝丑)が過去の清算でもあるので 「付き合った人はいるけれど誰とも結婚していない私がおり」とトーンダウン。 そのあげくの引越は、やはり「宝未」の女性は、 多くの異性と交流すると輝きが失せる見本なのか。 「鎖のついた犬にもしなやかな筋肉があり、 自分の判断で牙をむくこともできるし、犬にも人にも頭と脚がある。 もし、いつか出ていきたくなったら、 自分は家をでていくこともできるのだ」と後書きに書いているが、 生月冲殺としては、大手事務所を離れ、 さらに私生活まで持続力もないようでは、 この先光り輝く続けることは出来るのだろうか。 かなり同情をかっているのか、危うい石山の姿がある☆ |
石山蓮華○92-1022 |
宝鉄海海 未戌申-5 調石龍玉石(玉冲殺主導) 木性(14)火性(46)土性(57)金性(118)水性(80)/総合285 戌亥生月冲殺/方三位(5歳畑酉) 主導DNA(15歳山申)/変則方三位干合支合(35歳陽午) 木性脆弱/土性過多/金性過多/水性過多 -5歳畑酉/15歳山申/25歳灯未/35歳陽午/45歳草巳/55歳木辰/65歳雨卯/75歳海寅〜 |
■2021年08月23日(月)雨卯 |
柳瀬みちる○神保町・喫茶ソウセキ文豪カレーの謎解きレシピの甘い正体 |
○15年(草未)のDNA「石」年に筆名で応募した 「美大探偵(仮)―《カジヤ部》部長の小推理―」が、 第1回角川文庫キャラクター小説大賞(15-0827/草亥)を受賞し、 16年(陽申)のDNA「龍」の守護神半会年に、 「樫乃木美大の奇妙な住人─長原あざみ、最初の事件」に 改題されデビューした柳瀬みちる(80-0201/木辰)が、 『神保町・喫茶ソウセキ 文豪カレーの謎解きレシピ』を、 06月18日(灯酉)のDNA「調」の守護神支合日に上梓している。 神保町の一角で、駆け出しシェフの千晴が開店した喫茶ソウセキ。 看板メニューは「漱石カレー」だ。 イケメン新人作家として、大手出版社の新人文学大賞は逃すも、 単なる暗黒小説ではなく、終盤に作品構造をひっくりかえすような 仕掛けが埋め込まれており、書評家達の心を鷲づかみにし (猫好きなのにネコアレルギー)デビュー作から大ヒットした 作品も大ヒットした小説家で ビルのオーナーでもある「カレー魔人」の葉山トモキは、 漱石カレーを食べて「漱石のことを何も知らない」と酷評。 作り直すよう指示してくる。 一方で葉山は、同期作家のスランプを気にして病んでおり、 「俺には文学しかない。文学を失ったら何も残らない。 それならもう、死んだほうが」と ついには自殺願望を抱き始めるまでに・・・・・。 不自然なまでに葉山の鬱病が進行していくことに 疑問と不安を抱いていた千晴は、漱石カレー改良のために読んでいた 「三四郎」をヒントに、真相を突き止め――。 「シナモンはボケ防止に効くっていうじゃない。 ああ美味しいっ、すっごくまろやか!」と思いきや 「ナツメグ、それもメースのほうですね」 「イチゴでチャツネを作ってみました。漱石はイチゴジャムがとても好きで、 一瓶なめてしまうこともあったようなのでちょうどいいかな」等々と、 そこは柳瀬の趣味もかぶる。 さらに、おばあさんが店に忘れていった古書の謎、 名店と同じ味がするカレーの謎、そして、千晴の祖父が残した遺産の謎に挑む。 カレーを作りに古書を読みながら、千晴と葉山が美味しいミステリーを作る 絶妙なハーモニーを愉しめる。 牛乳とビスケットまで備わった「漱石カレー」ばかりか、 「レモン風味のおから」がらみの「内田百聞カレー」。 柿やココアパウダーベースの「正岡子規カレー」。 最後には胃腸の働きをよくするエラリークーイン作品にも関係する 宝物のフェヌグリークまで登場! そしてみな関係者みたいな大団円で、伏線回収に成功し、 ストレイシープの店主も覚醒し、作家は探偵と化して甦る。 東京都品川区東大井出身で、美大卒。 三人弟妹の長女で、現在は恐らく神奈川県下の奥まった地域在住と 思われる柳瀬は、DNA「司」主導で、華やかさはなく比較的地味。 資料集めは得意中の得意で、 「作中でカレーを描写した文豪はけっこう多いのです。 資料をまとめたらとんでもない厚さになりました。 他の文豪・文学作品についても、 いずれ書けたらいいなと願っています。」になる。 「司+司」は、心の奥底を簡単にさらけださない。 「司」×3もあり、偏った何かを引きよせる傾向。 本質は目立った部分はなく、じれったい。 従って、作家になった動機もいささか不明。 「司+禄」は、現実的で先を読めず。当初にたてたプロットも変化する。 「司+調」は、競争意識旺盛で、良き作品に仕上がるよう磨きをかける。 「木+司+丑月」は、協調性はなく猫が相棒。 「未」年生まれ「木辰」は孤独をこよなく好むが、 「木辰」の左3「禄」は、あまりに陰の引力本能が偏ると、 中年期から晩年に際して、一気に散財したり大きな負債を負いかねない。 生き方を表す伴星は「貫」で、波乱や引越は吉にならず。 物事の始めの洩星は「調」で、離別が契機。 締めにあたる導星は「司」で、一族でまとまる。 宿命の特長は、晩冬深夜二時頃の「木」で、 街なり畑に、煌々と輝く松明のような街路灯に救われているものの、 かえって目立ってしまい敵を招きかねいことも。 とはいえ、そこに存在するだけで美しい光景は、 光りがあたらぬ面を除けば、許される。 年支「未」月支「丑」日支「辰」の地支が全て土用の四土格で 「戌」がそろえば四土格入格で何でもあり。 予期せぬ事件が少なくない人である。土性多くは甘いもの好き。 「肉や魚よりお菓子やトマトのほうが絶対に美味しい。 なぜ人間は好物だけで生きられないのかと憤慨さえ覚える始末です。」だ(笑)。 また「砂糖をミネラルに変換できるオクスリとか 1日1個で必要な量の鉄をチャージできるチョコだとか そういうステキグッズがあれば即終わる話なのに。 なぜ21世紀にもなって、 鉄分の摂取に苦労しなければならぬのでしょう・・・。せちがらい。」 にもなる。 年干支の「畑未」は、挑戦者だが、息抜きが過ぎたり、 何かを利用し尽くす、じゃじゃ馬の象徴。 月干支の「灯丑」は、先祖がなし得なかった夢の実現。 そして日干支の「木辰」は、出しゃばりのわりには控えめな面持ち。 集中すると徹底するが、体調異変をまねくこともあり。 味方も敵も多いが、同じ失敗を繰り返しやすい面あり。 干支番号構成は、56-14-41で北方東方西方で南方欠け。 後天運は初旬「1歳山寅」は、DNA「禄」の10年運天冲殺で、 自己中心でいたいのに、そうはならない自己顕示欲に不満。 あるいは感謝や奉仕への疑問や苦悩。 2旬「11歳畑卯」は、年干支「畑未」の大半会を伴う 主導DNA干合支害の10年運天冲殺で、真っ直ぐ進めない時期。 自分らしくあるがために生きていたくとも、 何かと妨害にあったり、私的面での裏切りも経験。 DNA「司」の自己確立しながらの害毒。 3旬「21歳鉄辰」は、DNA「車」の刑で、 20年間の10年運天冲殺と干合支害の10年間を抜けた反動で、 猛烈に稼働したものの、少々の衝突はあった。 4旬「31歳宝巳」はDNA「牽」の栄誉で作家デビュー。 今年(21年/宝丑)から始まった4旬「41歳海午」は、 DNA「龍」の忌み神改良改革で、生き方に変化があれば、 守護神月干「灯」が「草」になり、屈辱や妥協の懸念。 新たなジャンルに挑戦して、仲間と共倒れは回避したい。 今後は5旬「51歳雨未」が、守護神月干支「灯丑」の天剋地冲を伴う DNA「玉」の過去や生地生家に関わる時期。 旧い話題や歴史などに興味を持つ。 6旬「61歳木申」は、DNA「貫」の大半会で、大事件大成果。 7旬「71歳草酉」は、DNA「石」の支合で、仲間との和合。 さて、いつからは不明も、 かつては昭和の趣を感じるレトロな木造テラスハウスで、 相棒の猫と暮らしていた柳瀬だが、 18年(山戌)の引力本能強化の四土格入格年には、 いわゆるマンションに入居し、都会からさらに遠ざかっている。 そして昨年(20年/鉄子)の04月(鉄辰)の「鉄」重なりになって、 突如、何が哀しくて斬り倒されたごとく、結婚を発表。 出会いの時期はともかく、19年(畑亥)の干合年での決意だろうが、 秘密主義者らしく、相手の詳細などはあかさず。 年干「畑」と日干「木」は干合するので、仕事関係の出会いの可能性もあるが、 蝉の脱け殻を処理してくれた程度の面影しかない。 また、この生年月日は、98年(山寅)に宝塚音楽学校を首席で卒業し、 元宝塚歌劇団花組の84期生として花組の娘役となり、05年(草酉)には、 吉本新喜劇「第1個目 よしもと新喜劇 金の卵オーディション」に 合格して、現在は吉本興業に所属する仙堂花歩と同一生年月日。 時期は不明も俳優と結婚し、女児(08-0821/雨巳)を出産しているが、 守護神方向の火性の芸能界の仕事についているのは悪くはない。 一方の柳瀬は、いつもあっちが痛いこっちが痒いと 「空に浮かぶ青鯖みたいな顔」をしているそうだが (違うかもしれぬが)といいながら、菜食中心の生活を送り、 やれ鉄分不足だのと言われ、漢方薬のお世話になったりしているが、 (それもまたカレー材料は漢方の原材料に通じる) そんな人だって、文豪がらみのカレー小説を完成させたが、 冬生まれなので、温かい食物はかかせないところに、 熱が奪われやすいカレーというのも皮肉な話。 店の名前は「喫茶ワガハイ」と、より相棒猫を意識していたが、 さすがにそれでは、文豪味が損なわれる(笑)。 初稿仮題は、「助けてください漱石先生!」も、 妄想が迷走しながらも、じっくり煮込んだようで、 「三四郎」も「猫」もまともに読んだことがない主人公が成長し、 「過去最厚かつ最濃の本となっております。」は間違いないが、 閑古鳥が啼く店がいつのまにやら、カレーで成功したかにみえて、 あくまでも「喫茶ソウセキ」であり「カレー漱石」ではないが、 是非開業してほしいと願う味わいになっている。 あとは困ったら「帰れ大井町へ♪」だろう☆ |
柳瀬みちる○80-0201 |
木木灯畑灯 辰丑未+1 司調禄司司(司主導) 木性(71)火性(46)土性(93)金性(19)水性(42)/総合271 寅卯天冲殺/天冲殺(1歳山寅/11歳畑卯) 主導DNA害(11歳畑卯)/大半会(61歳木申) 四土格(戌で入格)/木性過多/土性過多/金性脆弱 +1歳山寅/11歳畑卯/21歳鉄辰/31歳宝巳/41歳海午/51歳雨未/61歳木申/71歳草酉〜 |
■2021年08月24日(日)畑酉 |
訃報. 高橋三千綱 明日のブルドックに無理がたたり逝く○ |
○74年(木寅)のDNA「牽」の干合年に「退屈しのぎ」で、 第17回群像新人文学賞を受賞。 78年(山午)のDNA「石」の天冲殺害年には 「九月の空」で第79回芥川賞を受賞。 幅広い分野で活躍をしていた 作家の高橋三千綱(48-0105/畑丑)が、 肝硬変と食道癌のため08月17日(灯酉)の DNA「龍」の守護神半会日に死去した。 作家の高野三郎(1910-1012/鉄戌)の長男として 大阪府豊中市に誕生するも、 DNA「鳳」年だった51年(宝卯)に東京都八王子市に転居。 56年(陽申)のDNA「玉」年には父親の保証被りで、 比較的裕福な生活からどん底を味わい 東京都立神代高校から早稲田大学第一文学部英文科へ入学も 学費未納で退学後、東京スポーツ新聞社で遊軍として 働いていた高橋はDNA「禄」主導で、自己顕示欲抜群で、 誰でも惹かれてしまう破格の笑顔の持ち主。 闘病生活までも仕事にする(笑)。 「禄+司」は、仲介能力に優れ、他人の本音を引きだしやすい。 「禄+貫」は、計算尽くで悪ぶる。 「禄+龍」は、冒険心ありあまる教養も一途。 「畑+禄+子月」は、期待通りに物事が行かぬ人。 「亥」年生まれ「畑丑」は、平和時に稼働した実は安全な人。 総エネルギー203点中水性128点と、まるで泥沼。 何でも引きよせ誰とも融合するが、それが疲労のもと。 後天運は、初旬「9歳宝亥」が、DNA「鳳」の遊び心。 2旬「19歳鉄戌」が、DNA「調」の独創的変則方三位。 ここでデビューし、結婚と独立。 3旬「29歳畑酉」が大半会。 4旬「39歳山申」が妥協。 5旬「49歳灯未」が絶好調の守護神天冲殺対冲。 6旬「59歳陽午」が同様の守護神天冲殺も害で、ありがた迷惑。 現在の7旬「69歳草巳」が、DNA「車」の半会で、危険。 20年間の後転天冲殺で、思いっきり仕事をしたが 父親が作家でなければ、違った人生もあったろう。 合掌☆ |
■2021年08月29日(日)畑酉 |
深津さくら○怪談まみれのずっと夢の中 |
○13年(雨巳)のDNA「調」年に、交際中だった現在の夫から 「怪談イベントがあるから一緒に行こうよ」と誘われ、 それまでは、幻想的な物語は好んでも、本格的な怪談は恐しすぎて、 苦手なので興味半分、しぶしぶ半分でついていったのが本音も、 創作話ではなく「実話怪談」と呼ばれるジャンルの怪談会で、 自分自身の実体験だったり、取材をして得た話であったり、 本当に起きた話を語るスタイルが衝撃で、 まず奇妙な出来事があって、それがなぜ起きたのかを推理。 そして点と点を想像でつないでゆきながら、 聴衆のイマジネーションを喚起するように話す。 これも美術的だと感じ、「自分でも怪談を集めてみたい」 「いろんな人の体験談を聴いてみたい」と思いはじめたのが、 この世界に入るキッカケで、恐怖というより、説明がつかない状況だったり、 言葉にならない感情だったり、そういった得体のしれない もやもやした記憶ならば、 「私が集めるべきは、そういう不思議な怪異譚なんだ」と気づき それ以来「言いようのない奇妙な体験をしたとき、人の心はどう動くのか」 という部分によりいっそう傾きその人の心の内側に想いを馳せたり、 人とのコミュニケーションがとれるようになったという。 ――そうやって聴き集めた怪談を「怪談士」として 18年(山戌)のDNA「龍」の改良改革対冲年から活動している 深津さくら(92-0901/鉄辰)の『怪談まみれ』が、 07月15日(木子)のDNA「禄」の三合会局日に上梓された。 ただし奥付に刊行日が消されているこの世のものとは思えぬ書籍! 「怪談と結婚した女」と呼ばれる深津の最新刊は、 日常の景色に漂うかすかな怪―― 新たに蒐集した実話怪談43篇を収録。 気味の悪い不条理、強力な呪い、温かい感触、障る場所・・・。 「あんなのに触って、おまえ呪われたで!」 突然やってきて通り過ぎる怪異が生む物語は、どれも理由なき怪異ではない。 「街の怪」「家の怪」「食の怪」「野の怪」「人の怪」の 五章にわかれた、妙に優しい深津語りにかかると、 恐怖を忘れ、すべて深くイイ話に変換されるのだから、 この世の怪談は、みな深津に料理してもらうに限る(笑)。 また、本書はイラストも本人担当という手作り感いっぱい。 語り手は際だった運型をもちながら、それを精神的に昇華しており、 実話怪談とはいえ、受け手の心情を考慮した心優しい語りは、 不透明さのない、ある意味爽快さを感じる。 なので怖い話は敬遠と言わず安心して手に取れるのが利点。 茨城県水戸市出身。生年生月冲殺でもあり、母子家庭で育ち、 小学校の図工の時間に、写生をする授業があって 太陽を赤く塗ったところ、先生は私が描いた絵を黒板に貼りだし、 クラスのみんなが観ている前で 「太陽が赤いわけがない!」って私に怒鳴りました。 例外を許さない教育が毎日毎日続くので、ほとほと疲れてしまい、 先生だけではなく、教室ではいつも誰かが誰かの悪口を言っている。 「学校はなんて暴力的で矛盾だらけなんだろう」と 限界を感じ不登校になり、小中学校には通学せず。 学校側と交渉の末、指定の学力試験を経て卒業資格を得て、 大検取得後、11年(宝卯)のDNA「石」の害年に、金沢美術工芸大を受験するも、 受験中に実家が東日本大震災に被災し、連動するように不合格! 12年(海辰)のDNA「鳳」年に、実技のない座学のみで 授業料の安かった京都造形芸術大学へ進学。 京都で一人暮らしを始め、14年(木午)のDNA「禄」年には、 父親が和歌山県出身で刺青の彫り師をしている現在の夫に出会い、 15年(草未)の干合年より大阪で同棲を始め、 17年(灯酉)の、DNA「牽」のありえない火性の 条件あり天冲殺年には、結婚式をあげ 卒業論文は「実話怪談」で、京都造形芸術大学芸術学部卒。 現在は、大阪府大阪市淀川区十三在住の深津は、 DNA「貫」冲殺主導で、自己の意志で真っ直ぐ進めないが、 運命的な流れを全身で受ける。 「貫冲+貫」は、用心深そうに見えて脇が緩く、好奇心濃厚。 「貫冲+龍」は、容易く融合して、妙なところだけ派手で、存外お喋り。 「貫冲+鳳」は、何かに急かされるように慌ただしい。 才能はこの「鳳」で、妙な伝達本能。 「鉄+貫冲+申月」は、その場の雰囲気で 変化しているように見せるが、自分の立ち位置は、明確に確保。 「申」年生まれ「鉄辰」は、不動の地位。 生き方を表す伴星は「牽」で、埋もれたものを採取して世に問う。 物事の始めの洩星は「貫」で、一人で始まる。 締めにあたる導星は「龍」で、次から次へと流れて行く。 宿命の特長は、初秋午後四時頃の波の高い海に面した断崖絶壁で、 まるで二時間ドラマの犯人が逃げ場のない場所に 追いつめられた状態で、そこらの何が起きるかお楽しみ。 総エネルギー251点は屈強で怯まず、自身の金性は冲殺されているとはいえ、 年支と月支の「申」内に強固にあり、 陰の金性のない完全な鉄の塊で84点の身強。 これに情報収集能力の土性が72点で、 発信能力の水性が79点もあり、万全の態勢。 ところが、引力本能の木性は16点しかなく、 夫が心優しいのか従わせているのだろう。 とはいえ、守護神火性ゼロ(DNA車/牽なし)の野人は、 「鉄」が剥きだしのままで、溶鉱炉で精錬できないので、 いわゆる普通の仕事に従事する気持ちはなく、 何を考えているのかわからないので、妙な気が入り込みやすい。 「まみれてください」が正にそれだし、 いわゆる心霊スポットに嫌なものも感じない 鈍感さも魅力といってさしつかえない。 年干支の「海申」は、頭は良いが磨かないと幼少期は開花せず。 原則は、細かいことをくよくよしないお気楽さも、ズレた興味対象が深み。 月干支の「山申」は、強固な砦で、闘いの最中に、 援軍到着をひたすら待つものだが、 冲殺を加味すると、降伏すると見せかけて騙しうつ。 そして日干支の「鉄辰」は、退却は一切ない前進だけの重戦車。 信じた道は決して曲げないというか、身勝手で気まま。 夫は惚れた弱みなら、従うしかない。 干支番号構成は、09-45-17で東方北方南方で、比較的精神領域の濃い限定世界。 後天運は、初旬「8歳灯未」は、ありえない火性のDNA「牽」の出現で、 意固地さに雑な反抗心が芽生え衝突し、不登校になる。 2旬「18歳陽午」は、同じくありえない火性のDNA「車」だが、 ありえない行動力がついて関西圏に 弾丸、否ミサイルのような勢いで進出。結婚までした。 現在の3旬「28歳草巳」は、充分の火性で勢いのついたあとの DNA「司」で、怪異の世界で回収にかかる。 「巳」内「陽」の応援もあり、出版にDVDリリースはもとより、 各種イベントに引っ張りだこで、我が世の春。 今後は4旬「38歳木辰」は、DNA「禄」の刑で、 諍いに見舞われかねないとはいえないが、 それも、感謝と奉仕という見返りのない場合で、本人の意識と成長次第。 5旬「48歳雨卯」は、DNA「調」の害で、進み行く方向の変化。 月干「山」が「陽」に変化し、目下の成長も脅威だが、 反逆者としての追いやられる可能性や、身内の不運。 6旬「58歳海寅」は、DNA「鳳」で緩みで、さすがに失速。 7旬「68歳宝丑」は、DNA「石」で後進への妥協なり屈辱。 8旬「78歳鉄子」は、主導DNA大半会三合会局で、 本当の自分を知り、運命に導かれるように沈むのか。 ところで深津は、母子家庭だがtwitterでは、 「私が9歳の頃、父との面会でお台場のヴィーナスフォートに行ったら 刺青の出店があって、図柄サンプルのウサギの横顔を 可愛い〜と言って見ていたら父に「おっ! 刺青入れてく^^?」と 本気で提案されたことを時々思い出す。 なんとなくで断ったが危うくPLAYBOYを背負った人生になる所だった。」や 「クリスマスに母、父、祖母がそれぞれの恋人と イルミネーションを見に表参道に行くことを知っているのは 娘のわたくしただ一人。おもしろい。」と絶妙な距離感を 報告するほどだが、「貫」冲殺主導としては丁度良い。 また、この世界に誘った夫との出会いは14年(木午)の さして強くはない木性強化年で、欲深くなったもの。 それとて夫が怪異の世界へ誘う使者だったと思えば、 生年生月冲殺らしい運命的な流れ。 17年(灯酉)のありえない火性の DNA「牽」年の条件あり天冲殺支合年の結婚すら、 本人のために用意されていたのでは思ってしまう。 とはいえ、そこは訳がわからん生年生月冲殺らしく 夫の生業など詳細は語っておらず、 場合によっては主夫であり従者であり秘書なのか。 昨年(20年/鉄子)の大半会主導DNA年でおおいに名前を売り、 今年(21年/宝丑)のDNA「石」年は、 賢く売りにいそしみ、各地イベントに引っ張りだこなのは 流れにのっているのだろうし、 彼女なりの理想の男性であったことは確かなはずで、お好きにどうぞ。 生年生月冲殺で強面野人の結婚なので、 外野がどうこう詮索する隙を与えないのは見事! 真っ当な着地点などないからこそ、怪異とも友好的! 怪談は「体験者に必要とされて生まれてくる」も妙に納得できるわけだね☆ |
深津さくら○92-0901 |
鉄鉄山海灯 辰申申※-8 鳳龍龍貫貫(貫冲殺主導) 木性(16)火性(00)土性(72)金性(84)水性(79)/総合251 申酉生年生月冲殺/害(48歳雨卯) 主導DNA大半会三合会局(72歳鉄子) 木性脆弱/火性ゼロ(野人)/土性過多/金性過多/水性過多 -8歳灯未/18歳陽午/28歳草巳/38歳木辰/48歳雨卯/58歳海寅/68歳宝丑/78歳鉄子〜 |
移 動 祝 祭 日○ 2 0 2 1 年/ 宝 丑 |
21年01月分● 21年02月分● 21年03月分● 21年04月分● 21年05月分● 21年06月分● 21年07月分● 21年08月分● 21年09月分● 21年10月分● 21年11月分● 21年12月分● |
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