★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 2 4 年(木辰)○05月 畑巳 // 移 動 祝 祭 日 |
■05月分一覧 (2024年○目次) |
池永陽○下町やぶさか診療所 傷だらけのオヤジの昭和の残照(2024_0501) |
長嶺超輝○裁判長の泣けちゃうお説教は愛を選抜(2024_0502) |
こいしゆうか○くらべてけみして校閲部の九重さんの功績(2024_0505) |
上出遼平○歩山録のありえない野人邂逅と一生夢の中(2024_0506) |
君塚直隆○君主制とはなんだろうかの答えと我が国の行く末(2024_0507) |
赤川次郎○暗殺の陰にあった裁かられる真実(2024_0508) |
八木沢里志○純喫茶トルンカは努力と再会の場(2024_0510) |
荒木健太郎○読み終えた瞬間、空が美しく見える気象のはなしの背景(2024_0512) |
潮井エムコ○置かれた場所であばれたいに失速嘆きの10年で問われる人生(2024_0513) |
大矢博子○クリスティを読む!ミステリの女王の名作入門講座の怪(2024_0514) |
鈴木宣弘○世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保証をどう守るのかの危機感(2024_0515) |
長谷敏司○プロトコル・オブ・ヒューマニティというSF介護の大矛盾(2024_0516) |
早坂吝○VR浮遊館の謎 探偵AIのリアル・ディープラーニングの星を紡ぐ(2024_0517) |
最相葉月○母の最終講義の疎遠な言い訳(2024_0518) |
あらゐけいいち○コミティア魂 漫画と同人誌の40年を駈けぬける(2024_0519) |
嶋津輝○襷がけの二人はキッパリサッパリ昭和の女性を彩る(2024_0520) |
■2024年05月01日(水)草丑 |
池永陽○下町やぶさか診療所 傷だらけのオヤジの昭和の残照 |
○グラフィックデザイナー、コピーライターなどを経て、 98年(山寅)のDNA「司」年に「走るジイサン」で、 第11回小説すばる新人賞(98-0916/陽寅)を受賞しデビュー。 06年(陽戌)の三合会局年に「雲を斬る」で、 第12回中山義秀賞(06-1128/宝酉)を受賞。 09年(畑丑)の天剋地冲年には「少年時代」が、 東海テレビ・フジテレビ系列でドラマ化されたり、 14年(木午)のDNA「石」年には「珈琲屋の人々」が。 NHK BSプレミアムでドラマ化されるなどしている 池永陽(50-0629/草未)が、18年(山戌)のDNA「司」年に第一巻を刊行した 「下町やぶさか診療所」の第四巻で「WEB集英社文庫」に、 22年(海寅)から23年(雨卯)の守護神年に配信されたものに加筆訂正をいれた 『下町やぶさか診療所 傷だらけのオヤジ』を 02月25日(畑未)のDNA「禄」日に上梓している。 「愚痴話や噂話を聞くのも町医者の大事な仕事だから仕方がねえが、 下町特有の気軽さというか悪気がねえのはわかっているからかるけどよ」と 言いながら診療にあたる「医は仁術」を実践する 観光地の喧騒から少し離れた象潟町にある浅草警察署の近くで 「真野浅草診療所」を経営する現代版「赤ひげ」の 真野麟太郎が主人公の下町人情小説で、麟太郎は65歳。 12年前に妻の妙子を脳動脈瘤破裂の蜘蛛膜下出血で失った男やもめで、 大学病院に勤務する一人息子の30歳の潤一がときおり診療所を手伝う。 潤一はごっつい顔の父親に似ずイケメンで 若先生と慕われてご婦人患者の人気者。 診療所にに隣接する母屋の空き部屋に居候する沢木麻世という 高校三年生は元ヤンキーで実践剣法の使い手で天下無敵。 生半可な半グレならそれこそ病院行きにしてしまう手練れの用心棒か。 これに通いで先代時代から仕える彼より数歳上ベテラン看護師飯野八重子と 事務員兼看護師見習いの湯浅知子の四人が家族同然で 診療所に持ち込まれる厄介な下町特有の相談事を解決していく物語。 これに診療所の隣の昼は喫茶店夜はスナックの昔は銀座の美人ママと 江戸風鈴職人の親方が加わり賑やかさに圧倒される。 「やぶさか診療所」は、建物の前が少し坂になっていうのと 麟太郎を親しみをこめて「やぶ医者」と周囲の者が呼んでいるもの。 苦労知らずで伸び伸びと育った潤一以外は、皆ワケアリの集合体! 貧困・暴力・ネグレスト・性被害などのストーリーを引っ張っていく。 現代医学では治療できない病を下町の赤ひげが地域に向き合って解決する。 今回は看護師の知子が介護士の彼との婚約に喜ぶ大先生は、 幼い頃 親に捨てられ苦労した知子が幸せになると喜ぶが、 相手の母親に猛反対され……。そして存在を忘れていた父親との思わぬ邂逅。 お節介なご近所さんや診療所の面々の力を借り、 母親の気持ちを覆そうとする大先生。 婚約破棄騒動から虐待まで、患者の心と体に真摯に向き合う、 純愛と純情に奇跡と危機一髪でホロリと涙と笑いの日替わり定食! 患者の心と体に向き合うお節介医師の切なくて温かい人情物語。 愛知県豊橋市生まれ。岐阜県立岐南工業高等学校を卒業し、 現在は岐阜県山県市在住の池永は、 DNA「鳳」主導で、冷静で計算された発信力で客観的観察。 才能は主導する「鳳」で、遊び心ある風流心。 「鳳+石」は、繊細さよりガハハ系だが人情味ありで、主人公並み。 「鳳+禄」は、口が達者で周囲を説得する強い引力本能。 「鳳+牽」は、温厚誠実もお天気屋の面あり、原理原則の人。 「鳳+玉」は、自分の感性を傷めるのは辛いが、他人の苦悩は客観判断。 「草+鳳+午月」は、純粋で憎めない茶目っ気のある人となりで、 若者への理解のある気が置けない自由人。 「寅」年生まれ「草未」は、了見は広くなく異性の気持ちは理解しづらい。 生き方を表す伴星は「貫」で、波の少ない人生が重要。 物事の始めの洩星は「鳳」で、なんとなく始める。 締めにあたる導星は「石」で、共同で終える。 宿命の特長は仲夏正午頃の入り江から岸壁にかけて 熱砂に脅かされながら群生する派手な花。 総エネルギー中自身の木性は72点もあり身強だが、 一人一人は弱くても力を合わせれば強くなれる。 火性75点は派手に目立つ色彩。 さらには年支「寅」VS月支「午」の半会で火性が生成され また月支「午」VS日支「未」も火性に味方するので、 少々鬱陶しいくらいの熱い人。 土性75点は表現力で派手さを支えるとはいえ、地に足がついた状態で盤石。 金性18点は異性に縁遠い、先立たれたり弱々しい異性でしかない。 また一生懸命働くよりは、趣味半分使命半分みたいなところあり。 年干支の「鉄寅」は、時には正義も邪悪にもなれる抜かり無さ。 月干支の「海午」は、戦場の医師で休む暇なし仕事に邁進。 そして日干支の「草未」は、どら息子のなれの果てみたいなもので、 やんちゃを経験したからのこその説得ある生きざまで人に好かれる。 干支番号構成は、27-19-32で南方と西方で人情の領域が濃い。 後天運は、初旬「3歳雨未」は、DNA「龍」の庶民性付加の10年運天冲殺。 一応守護神だが天冲殺もあるので、ありがた迷惑みたいな子供時代。 2旬「13歳木申」は、DNA「石」の変則方三位で、仲間と共に横広がり。 つるんでなにかをしでかしたり、集団のなかで目立たぬかのいずれか。 3旬「23歳草酉」は、DNA「貫」で社会参加をして自分を強めていった時期。 4旬「33歳陽戌」は、DNA「調」の独善性独創性。 年支「寅」VS月支「午」もある三合会局で、火性強化の変剋律は、 極端な異常性を丁寧に使用していれば苦悩しながらも才能は磨かれた。 5旬「43歳灯亥」は、DNA「鳳」の主導DNA半会で自己確立。 月干干合は進み行く方向の変化で、守護神「海」は消滅して 一時的に「木」になるが、表現に関し徹底的に気を使い上手に振る舞うが、 ここで、デビューを飾ったのは御の字だろう。 6旬「53歳山子」は、DNA「司」の害で体調不良という裏切り。 経済的困窮や家庭内不和などあれば、才能が磨かれて生き延びた。 7旬「63歳畑丑」は、DNA「禄」の天剋地冲で、 作家として存分に喰えてきた逆転期。 現在の8旬「74歳鉄寅」は、DNA「牽」の栄誉。 作家としての役割を再認識して、役割強化で社会貢献といった状態。 さて年齢的なものかはともかく、池永はSNSなどをしている気配はなく 従って私生活は全く謎だが、結婚はしているようだが、 子供の存在などは確認はできないが、配偶者成分は年干にある「鉄」であり、 相当目立つしっかり者の夫人であると見受けられる。 その「鉄」が生みだす水性が子供になるが、 これも強くはないが月干「海」で守護神になっているので、 さすがにそれなりの年齢だろうが、救いになるような存在は確認できる。 妻・子に自分が同格なので仲の良い家族であるはずだろう〜☆ |
■2024年05月02日(木)陽寅 |
長嶺超輝○裁判長の泣けちゃうお説教は愛を選抜 |
○法律系フリーライターで、弁護士を目指し、 塾講師・家庭教師をしながら司法試験を受験。 7回の不合格を重ねて懲り、ライターを目指して上京。 07年(灯亥)のDNA「車」の天剋地冲年に、 初の著書「裁判官の爆笑お言葉集」が発行部数30万部を超えた 長嶺超輝(75-0803/宝巳)が 『裁判長の泣けちゃうお説教』を昨年(23年/雨卯)の守護神年の 07月30日(畑丑)の主導DNA「龍」の半会日に刊行している。 裁判官と言えば高圧的で、過去の判例に従って、 事務的に物事を判断する融通の利かない 人情の欠片もないというのが一般人の印象だろうが、 なかにはそうでもない面白熱血温暖裁判官もいなくないようで、 そんな名物人の名言を追っかけている著者の安心の会心作! 「もう やったらあかんで がんばりや」 「困ったときは、私に会いに来てもいい」 「裁判所としては、控訴を勧めたい」・・・。 ネタバレで即座に終了なので詳細書けぬが、 時には唖然とする判決だってなくなない。 判決言い渡しの後、自己の体験を交えるよう被告に裁判官が語りかける説諭。 そのなかからな「沁みる」言葉の数々を厳選。 居合わせたわけではないので、「本当にそんなこと言うのか」というのが 素直な感想で、もちろん希有な例なのだろうし、 全国津々浦々取材している手前悪いことは書けないだろうが、 冷酷無比な裁判官のほうが少なくないのではと疑心暗鬼になるが、 あの高知東生(64-1222/草巳)が名捌きで立ち直ったと言われれば納得かも! 長崎県平戸市に誕生。3歳から熊本県熊本市で育つ。 熊本県立熊本高等学校を経て九州大学法学部を卒業し、 司法試験に7回不合格となった後、 04年(木申)のDNA「司」の引力本能強化の夢の中に上京。 現在は千葉県船橋市在住の長嶺は、DNA「龍」主導で、 情報収集能力はあろうが、根を詰めると飽きやすく疲労も顕著。 「龍+禄」は、視野は広くはなく、どちらかというとある一方の面しかみない。 善なら善、悪なら悪で、愛想がすべて。 「禄+禄」は、自己陶酔気味で器用とは言えず。 「龍+牽」は、ちょっとした細工や工夫をするのが特色。 傍聴席は「長嶺のために一席あけておいてください」になる。 「龍+鳳」は、内面の葛藤ありながら、新たな世界に踏みだす。 才能はこの「鳳」になり、冷静に観察しようとする。 「宝+龍+未月」は、理屈っぽく、明るいのにどこか暗さも感じさせる。 「卯」年生まれ「宝巳」は、動きは敏捷。 生き方を表す伴星は「石」で、人と人の繋がりを大切にする。 物事の始めの洩星は「鳳」で、趣味が身を助け気づいたら始めている。 締めにあたる導星は「龍」で、常に先読み。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の草原の水たまりにある小石みたいなもので、 磨けば光を放つかもしれないが、とりあえずは鈍い輝き。 しかも総エネルギー226点はともかく、自身の金性は僅か33点どころか身弱。 さらには守護神水性は17点しかないため、たとえ月干にあろうと使い勝手悪く、 司法試験は厳しく、現在のような法曹界周辺で遊び半分が関の山。 そうなれば木性72点は引力本能抜群で、喰うには困らず。 稼働力も52点に情報収集の土性も52点とまずまず。 さらに年支「卯」VS月支「未」の半会は木性強化となり、 仕事に生きてさえいれば良いわけで、加速度的に拡がる世界。 年干支の「草卯」は、悪者ではなく真面目だが少々鈍感。 月干支の「雨未」は、純粋。 そして日干支の「宝巳」は、心優しい王子の資質。 それでは罵詈雑言など縁なしも当然か。 干支番号構成は、52-20-18で北方基軸の南方2点の鋭角領域で、 鋭く切れ込むが限定された法廷という場でしかない。 後天運は、初旬「9歳海午」は、DNA「玉」の守護神。 伝統的な学びやひとつの道を極めるが、 日支「巳」と月支「未」の狭間を埋める「午」の出現で、 夏の方三位が完成し、熱い想念で開拓者的風合いとなる。 2旬「19歳宝巳」は、DNA「貫」の律音。金性強化で気持ちが大きくなり上京。 100円ショップやホームセンターでアルバイトで機をうかがう。 3旬「29歳鉄辰」は、DNA「石」の人間関係の構築。 仲間とは言わぬが人脈にすがるようにだした著書で当てる。 4旬「39歳畑卯」は、DNA「龍」の主導DNAで自己確立。 生きて行く覚悟をしながら、各所を訪れる。 今年から始まった5旬「49歳山寅」はDNA「玉」の害。 守護神月干の消滅で、進み行く方向の変化はアウトに近く、 それでなくても体調不良が懸念。 6旬「59歳灯丑」は、DNA「車」で危険。 月干支「雨未」の天剋地冲は立場が危うく、厳しい。 7旬「69歳陽子」は、DNA「牽」で名誉なのか不名誉なのか。 8旬「79歳草亥」は、DNA「禄」の天剋地冲。 初旬条件のない晩年の異常環境10年運天冲殺。 高齢でもなお世のため人のための活動ができれば、 再評価やとてつもない注目もあろうが未知数。 申酉天冲殺は仕事が命。しかも年支VS月支半会で形も悪くはない。 そんな人が、条件なし天冲殺の夢の中に上京しては、 私的面の充実さえ考えねば、なんとかなるもので、相応。 ただし、これには素に戻ってはいけないという不文律あり。 放浪と発信が生き甲斐みたいな人だから可能だろう。恐らく〜☆ |
■2024年05月05日(日)畑巳 |
こいしゆうか○くらべてけみして校閲部の九重さんの功績 |
○イラストレーター・エッセイ漫画家・キャンプコーディネイターで、 主な書籍に「そうだ、キャンプいこう!」「カメラはじめます!」 「ゆるっと始める!キャンプ読本」などがあり、 難しいことをわかりやすく親しみのある漫画を使う表現者。 09年(畑丑)から女性が自立してキャンプをする「女子キャンプ」を提唱。 女性目線のキャンプスタイルの提案、 オリジナルテント「PANDA」のデザインなどを手がける こいしゆうか(82-1103/鉄寅)が 『くらべてけみして校閲部の九重さん』を DNA「調」の繊細さが売りの昨年(23年/雨卯)の12月20日(海子)の DNA「鳳」日に刊行している。 文芸界震撼!至宝の校閲秘話から生まれた変態的情熱溢れるお仕事コミック! 普段ほめられることはなく、陽の当たることのない縁の下の力持ち―― それが校閲。ひとつの言葉、ひとつの表現にこだわる日本語のプロとして 本作りに欠かせない校閲者たちは、 個性豊かな文芸作品とどう向き合っているのか? 文芸版元だからこそ知り得た作家とのエピソードや 秘蔵の校閲あるあるを楽しめる校閲者の日常物語! 本書は謎に満ちた校閲者の生態、苦悩と喜び、仕事の内実に迫った、 読書好き必携の楽しい一冊で、言葉を紡ぐということが、 どれだけの努力と誠意が今の時代に必要とされるのかをのぞき見たもので、 言葉の感度を試しながら、勉強になる漫画で、校閲のプロを抱える 老舗らしい奥の手を披露した禁断の書などというフレコミだが、 蓄積した校閲の極意、伝説のプロの懐古など、 漫画という手法の長所を活かし切った、いたれつくせりの紹介は 場違いはなく、なりきり新人こいしを起用できた編集者の眼力かもしれない。 さりげなくその伝統の自慢に校閲に力をいれない他社への皮肉! 業界内部ではともかく憧れの社食の登場など一般人にも垂涎の書だし、 推理作家のように調査や創造力が要求され、校閲はこうあるべきというより、 実は創造性ある職場という宣伝にも貢献しているうえ、 作家と編集者と校閲者の三権分立とまではいかないが、 校閲の校はくらべると読み、閲はけみすると読む醍醐味を こいしが届けた功績は大きいはずだ。 10代で両親の離婚を経験し母親と沖縄県宮古島市へ。 その後小学校も5回ほど転校。母親が再婚して父親違いの妹が誕生。 東京都江戸川区に実家があり、武蔵大学を卒業し、 東京都墨田区両国にある中小企業に就職をし、営業事務を担い、 15年(草未)の60年に一度の条件なし干合天冲殺年の特別な夢の中で、 東京都杉並区内に転居し現在に至るこいしはDNA「龍」主導の 庶民的だが大袈裟な探究心で、形に恵まれると精神苦で、母親を観察しながら、 同じ轍を踏まぬよう努力をするが、実るか否かは別。 「龍+龍」は、なにか一方にしか目が向かず、 走りはじめれば止らずに止まってしまえば勢いが削がれる。 観察と挑戦の繰り返しで、はたから見るほど楽しめない性癖。 「龍+禄」は、その気になれば、とことん突っ走る。 才能は「禄」で、なんでもありの引力本能。向かうところ事件あり! 「龍+鳳」は、精神的な葛藤があればあるほど、 新たな世界を構築する可能性あるが、疲労は著しい。 「龍+貫」は、耐久性はあるが華やかさはない不屈の胆力。 「鉄+龍+戌月」は、一見良い人に見えるが静かで若年で悟りきった模様。 「戌」年生まれ「鉄寅」は、内外シーソー。仕事運上がれば私生活なし。 生き方を表す伴星は「牽」で、隠されていたり目立たないものを表にだす。 物事の始めの洩星は「龍」で、生地生家離れて初めて運が稼働。 締めにあたる導星は「禄」で、他人の何かにより終了をくらう。 宿命の特長は、晩秋午後十時頃の火の海に鎮座する消化装置。 総エネルギー231点は強力で自身の金性は80点もある身強扱いで、 木性23点の引力本能は醒めており、思いやりもポーズとは言わぬが僅か。 火性47点は守護神扱いで稼働力47点とはいえ、 年支と月支の「戌」と日支「寅」の半会で火性が生成されるため、 行動力は他者の追従は許さぬが、近づいて真似しても巻き込まれるばかりで、 非力な者は迂闊に信用して近づいてはならない。 多大な火性や自身の金性を剋する水性は使いづらく 土性57点で代用するが、これが主導する冒険心で、見習えないが正しい。 公的面の成功の鍵は、私的面の苦難で若年期の親の離婚は好都合。 成人しても現在の活動を鑑みれば、内外シーソーは発動されているのだろう。 年干支の「海戌」は、逆境に負けぬ挑戦者。 月干支の「鉄戌」は、遠慮なしの好奇心ながら明確に計算をする強かさ。 そして日干支の「鉄寅」は、理想と現実の狭間に揺れながらも、 相反する世界を行き来可能な変貌自在な小悪魔。 干支番号構成は59-47-27で北方2点に南方1点の鋭角領域。 後天運は初旬「9歳畑酉」が、DNA「玉」。 年支と月支(共に戌)の害で、親も立場も居宅も不安定。 「玉」は宿命に存在しない、真性の母親方向で、犠牲者。 これといった後天稼働運型もなく、始まりは凡人。 2旬「19歳山申」は、DNA「龍」の対冲で主導DNAで自己確立。 過去は壊されるので、社会にでて自己の能力に気づき、 後半の濃厚になってきたところで、本領発揮となった。 3旬「29歳灯未」は、DNA「牽」の10年運天冲殺で、 火性過多とはいえ守護神に違いなく、熱く語り役割を発揮し、 流れにのってこれまで体験したことがないような世界に浸る。 現在の4旬「39歳陽午」は、DNA「車」の立ち止まることのない 三合会局10年運天冲殺で、世界は思ってもいない方向に限りなく拡大。 ブレーキなしで、才能を欲得ではなく感謝に使用することが必須で、 類い希な分野で成功を収めたお返しが出来れば問題なし。 今後の5旬「49歳草巳」は、初旬条件のない干合支害で、何かに騙される。 その気になってしまえば、金銭物質・異性に留まらず、 生き方の方向性を変えるような安全志向を選択しせせこましくなれば終わり。 6旬「58歳木辰」は、年支「戌」の対冲に月干支「鉄戌」の天剋地冲で、 大きく立場が変更するもので、DNA「禄」の感謝に奉仕も、 衝突しながらも返り討ちにあうなどボロボロに疲弊する可能性あり。 7旬「68歳雨卯」は、DNA「調」の反発反抗も虚しい。 8旬「78歳海寅」は、DNA「鳳」の息切れ。 年干支大半会や年支の半会は、よほどのことがなければ使用不能。 さて、日干「鉄」の母親成分は「畑」。 存在しないので陰陽の「山」は主導するが忌み神。 そして父親成分はその「山」と干合する「雨」だがそれも存在しないので、 同じく陰陽の「海」をとるが、これが最弱に等しく、 蒸発しやすいのだから、両親の結婚に整合性なし。 つまり親思いの午未天冲殺であろうと、親縁なしなので、 親代わりの先輩のような同性の存在は不可欠と思われる。 一方、こいしも「鉄」の配偶者成分「草」はなく、 「戌」生まれ「鉄寅」が内外シーソーなので、 仕事運の開花は異性に色目を使う暇も受け入れる寛容もないはずだ。 そして必要なのは才能でもある感謝と奉仕で何ができるかだろう〜☆ |
■2024年05月06日(月)鉄午 |
上出遼平○歩山録のありえない野人邂逅と一生夢の中 |
○大学卒業後の11年(宝卯)のDNA「車」の条件あり天冲殺年に テレビ東京に入社。 「ハイパーハードボイルドグルメリポート」シリーズを 企画、演出。企画、ロケ、撮影、編集まで番組制作の全過程を担う。 19年(畑亥)に「ハイパーハードボイルドグルメリポート」で ギャラクシー賞を受賞。 もともと文章好きで、20年には500ページを超える大作 「ハイパーハードボイルドグルメリポート」書籍版を発表して 22年(海寅)のありえない水性の条件あり天冲殺害年に、 テレビ東京を退社した上出遼平(89-0214/草巳)が、 雑誌「群像」に、ありえない水性天冲殺年の 22年(海寅)から1年間にわたり連載していた『歩山録』を 昨年(23年/雨卯)の11月07日(畑巳)のDNA「禄」日に上梓している。 同書は幼い頃からの登山経験を活かした、ありえない縦走談で、 完璧な登山のはずが――些か凡庸な男に襲い掛かるイレギュラーの数々を 映像的に思い浮かべられるように記したもので、 奇想天外&予測不能の狂信者的妄想登山の記録! 6月の半ばのある週末、奥多摩から埼玉・長野県境を歩き山梨の北杜市へ! 製薬会社勤務6年目、何より理屈を愛する男・山田が思い立った登山は、 一週間分の食料が入った極端に大きな登山用バックパックを背負い 夜が明けきれる前の新宿の街から始まる。 新宿駅から中央線快速高尾行きに乗り、 途中から立川駅から青梅線に乗り換え、奥多摩駅へ。 ルールばかりが増えて物事を考える時間の幅が短くなった世界から 逃れるように「正しい理屈こそが世界をより良くすると信じて疑わぬ」 山田の登山は完璧な計画通りに遂行されるはずだった――。 「あなたは少年を探しにここまで来たのでしょう?」 山中で出会った博士風の奇怪な男の一言を発端に、 山田はいつしか思いもよらない異常事態に迷い込む。 道を間違えたのだろうか。ありえない雨に何もかも奪われ、 山梨県北都留郡丹波村の山小屋を後にして西へ進むと 中学時代に行方知れずになった同級生に遭遇する。 妄想か現実なのか、どうにか韮崎駅にたどりつき、 中央本線に乗車し、甲府駅と高尾駅を乗り継ぎ、 道中ようやくキャッチした電波で母にメールを送る。 国分寺駅で降車すれば、玉川上水添いの実家はすぐそこだ。 待っていたのは母親が急遽スーパーで出かけこさえた 俵型のハンバーグ、甘く煮た雁擬き、玉子焼き、金平牛蒡、 鮪の刺身に鰹のたたき。風呂に入り缶ビールで乾杯した。 食後にぼんやりチョコレートを食べて茶をすすり見たテレビで 夜のニュースを見れば山の遭難事故をほうじており、 玄関のインターホーンが間の抜けた音を放ち、 そこには、あの博士風の男が・・・ 父は目に涙を浮かべ「この世界でお前にあえて本当に良かった」という。 母は嗚咽している。理屈が通らない混沌の先、 山田を待ち受けていた運命は――。「ここで終了です」 どこからともなく「キュー!」と鹿の鳴くような声が聞こえた。 息がつまるような苦しい小説だ。 東京都小平市出身。 中高生時代はバイクで走り回ったり、パンクロックバンドを組む。 早稲田大学法学部を卒業。司法試験を受ける情熱は端からなく、 少年犯罪や少年非行の事例研究を専攻するかたわら、 プロボクサーのライセンスを取得。 中国のハンセン病元患者の隔離村でボランティアをしたことをきっかけに、 11年(宝卯)のDNA「車」の条件あり天冲殺年にテレビ東京に入社。 「ありえへん世界」「世界ナゼそこに?日本人」のADを務め、 代表作は「ハイパーハードボイルドグルメリポート」 「浦和からもってきて!」など。 15年(草未)のDNA「貫」年には、同僚と結婚(後述)。 ありえない水性の22年(海寅)の条件あり天冲殺害年の06月(陽午)に、 テレビ東京を退社しフリーに転向し、 23年(雨卯)のDNA「龍」のありえない水性の条件あり天冲殺年に、 ニューヨークへ移住し、定期的に帰国して仕事を行っている上出は、 DNA「調」冲殺主導で、変化球を楽しむも人付き合い不得手。 才能は「調」で、いささかも恥じることのない偏り。柔なとんがり。 「調冲+牽」は、粗野と大胆が同居すれば妙な役割を担う。 「調冲+調」は、存在そのものが哲学的で、常人に理解不能の行動。 「調冲+禄」は、不可解なのに、響く人にはたまらない魅惑。 「牽+牽」は、訳もなく突っ走る。 「草+調主導+寅月」は、変わった目標あれば働く! 「巳」年生まれ「草巳」は、王道を行く、どんな道でも。 生き方を表す伴星は「石」で、変人好みの人間関係ありき。 物事の始めの洩星は「調」で、反逆精神から始まる。 締めにあたる導星は「牽」で、何らかの際だった評価を残す。 宿命の特長は初春午前四時頃の畑に陽光が既に輝くもとの異形の作物で、 総エネルギー326点はバケモノなみも自身の木性は45点で、 守備本能危うくそこまではびこっているとは思えないが、 火性124点は着火させるには十分な伝達本能で火気厳禁(笑)。 土性119点の山のような引力本能は立ち入り禁止だろう。 金性38点は闘争本能はたいしたことなく一風変わった配偶者。 そして水性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人は、 習得本能なしで原則成長することがないが、 炎上して為す術もないのだから、身を粉にして無限大の成育しかない。 また、月支「寅」VS年支+日支「巳」の双方向の害は、 存在自体が不穏で、触れなば汚れるも、 刑もあるので、近寄ればけんか腰の空気を発し 本人は気にしていたらやってられない生月冲殺で、 かえって売りだと感じているふしあり。 何を考えているか判別不能でありながら、 注意深く観察すれば年支と日支の同一は表裏なし。 年干支の「畑巳」は、若くして業界の長老風情で渋い風体。 内側から組織や体制を壊す白蟻のようなものだが、 常に不穏さを抱え自己矛盾すら自然体。 月干支の「陽寅」は、悪ノリ気味の変な明るさで盛りあげ役。 なんでもそこそこ形にしてしまう一定水準の技術力。 そして日干支の「草巳」は、煌びやかも不穏。 完全を求めるあまり放浪を繰り返し、情に脆く自己犠牲。 既婚者であったり極端な相手と危険な関係を好む傾向。 干支番号構成は、46-03-42で北方東方西方の鋭角領域。 後天運は、初旬「3歳草丑」は、DNA「貫」の大半会大事件。 自我に早くから目覚め、他人の世話になりたくないという気分強化。 日干支の大半会は、後転成功運型で社会に出で 伸び伸び好き勝手に生きれば、他者の倍ほどの成功の可能性あり。 2旬「13歳木子」は、DNA「石」の仲間作り。 仲間とつるんで、仲間に影響されたり刺激を与える時期。 3旬「23歳雨亥」は、DNA「龍」のありえない水性の出現で蘇生。 庶民性が物をきかせ海外にでていくことで、宿命の害切れはスイッチ入り。 またここからターボ運(子丑天冲殺回り)が始まり、 何をしようと目立つ存在になり、流れに乗ればそれこそ淀みない。 現在の4旬「33歳海戌」は、DNA「玉」でひとつの流れに入る。 伝統と格式にドップリつかって生きて行くものなのに、 自己発揮のあげく渡米生活では、組織のなかで適当にやっていくことで、 逆に制約なく伸びるものなのに、おかしな話。 今後は5旬「43歳宝酉」は、DNA「車」の危険な方針変更。 進み行く方向の変化は、月干がありえない「海」に、 10年運が同様にありえない「雨」になり、何らかの変更を決意せぬと、 身の危険ばかりか、多忙に耐えがたくなるか。 6旬「53歳鉄申」は、DNA「牽」の干合支合で望めば叶う。 月干支「陽寅」の天剋地冲に害切れまであるので、 何があるかわかったものではない。 「申」内「海」も使用可能でそれこそ生きていれば大丈夫。 7旬「63歳畑未」は、DNA「禄」の引力本能強化も、決め手なし。 逆に水性は皆無に戻り、若い時代のよいな勢いもなくなり、破産的。 8旬「73歳山午」は、DNA「司」の堅実吝嗇。派手だったのに地味という矛盾。 さて、上出は15年(草未)のDNA「貫」年に、 11歳年上の先輩アナウンサーである大橋未歩(78-0815/畑酉)と結婚。 13年(雨巳)のありえない水性あたりからの付き合いで、 軽い脳梗塞で大橋が倒れたあたりからの交流だったようだが、 大橋は共通干支もないの06年(陽戌)の害年に 当時はヤクルトスワローズに在籍していた 城石憲之(73-0417/雨未)の周囲からの強い奨めで入籍したものの 夫が15年(草未)に北海道日本ハムファイターズに移籍すると、 アッサリ離婚し上出に乗り換えた。 これは木性ゼロ(DNA車/牽なし)の野人で異性を見る目などないのに、 たまたま出現した上出が、日支半会同士のありえない木性ばかりか、 大橋の日干支「畑酉」が上出の年干支「畑巳」を大半会するというもので 大橋が積極的にアプローチしたもので、上出にとっては良縁。 日支は半会するし風景としても悪くはない。 あえて言えば月干支同士が天剋地冲するもので、少々のズレあり。 そのズレ補正のための海外渡航かもしれないが だったらそこは「玉」の10年運なので米国ではなく 欧州の古都だとかなら似合うの誠に残念無念! それに二人とも組織にいてこそ好き勝手をやって伸びるのに、 退社して逃避行みたいのは、勝負を諦めたみたいで そんなことは気にしない上出には遠回りだったと思うゾ〜☆ |
■2024年05月07日(火)草丑 |
君塚直隆○君主制とはなんだろうかの答えと我が国の行く末 |
○関東学院大学国際文化学部教授で、 専攻はイギリス政治外交史、ヨーロッパ国際政治史。 18年(山戌)のDNA「車」年に 「立憲君主制の現在―日本人は象徴天皇を維持できるか」で、 第40回サントリー学芸賞(18-1116/海子)を受賞している 君塚直隆(67-0806/海寅)が、03月10日(雨酉)のDNA「石」日に 『君主制とはなんだろうか』を刊行した。 「ファラオはどんな仕事をしていた?」 「古今東西、理想の君主ってどんなひと?」 「ルイ14世はどうして強い王になれた?」 「君主国が少なくなったのはなぜ?」 「君主制がわかると、世界史の流れがわかる!」 「この世界最古の政治制度がわかると、世界史がもっとおもしろくなる!」 「君主の誕生から革命を経て、現代までを一望する、 かつてない君主たちの5000年史」というフレコミで、 「世界最古の政治制度ともいうべき、王様たちが統治する 「君主制」というものに焦点を当て、 このシステムが人類の歴史のなかでどのように現れ、 どのような経緯をたどってきたのかを明らかにしていく。 それは同時に「王様はなぜえらいの?」という問いをめぐる、 探究の旅でもあったし、我が国日本も君主制には違いないので、 ギリシヤやイスラーム、キリスト教とヨーロッパ世界などを経て、 中華帝国、オスマン帝国、インドの悲劇、 ヨーロッパの絶対君主制に市民革命の時代を経た 二一世紀の君主制が考察されたものであるらしいが、 なんのことはない、昔の王様は今の政治家とやっていること同じ。 民のためになれば喜ばれるし、弾圧すれば革命で亡き者にもされるのだから、 上にたつということは、然しもの王族であろうと楽ではない(笑)。 君主制が長続きしているのは、やがて象徴として祭り上げられようと、 整合性があるからに違いなく、極端にいえば世襲であろうとなかろうと、 民衆がいざとなればどうにでも出来る存在なわりには、 時には団結し融合し、そうもいかない踏み込めない世界を構築し、 慈善事業に精をだすのが素晴らしいこと。 現在国連加盟国193国中、我が国もふくめ28国。 これに英国国王を国家元首にしている連邦14国を加え42国が該当。 共和制をしいている各国のほうが多いのはわかるが、 民に寄り添う社会的弱者への気持ちは王族でしかできないこともある。 時には政治を司かどる者への暗黙の圧力をかけられるか そんな役割も果たせれば、それはそれで悪いことではないというのが見立て。 「歴史に裁かれる」という宿命を背負いながら孤独なのが「王様」。 一言で言えば、社会正義の擁護のために努力せねばならないということらしい。 時代と共に変わりながらも変わらぬ存在が王族というものらしい。 とはいえノルウェーの国王は気さくに護衛もつけずに外出し 「わたしには400万人の護衛がついている」と豪語したらしいが、 国民全てが護衛という発想は素晴らしい。 英国とはまた趣が異なるこの国の天皇制だが、 ノルウェー並みの付き合いができるようになれば 本当に開かれた皇室になるに違いないだろうが、 現状はどこか無理をしているが、廃止してしまえば重しがなくなり、 独裁制の歯止めにはならないのだから、維持するのは必要なのだろう。 東京都生まれで、立教高校(新座)卒業し、立教大学文学部史学科を卒業。 93年(雨酉)のDNA「石」年に、 オックスフォード大学セント・アントニーズ・コレッジへ留学。 97年(灯丑)のDNA「司」年に、 上智大学大学院文学研究科史学専攻(博士)を修了。 00年(鉄辰)のありえないDNA「龍」に、神奈川県立外語短期大学専任講師。 01年(宝巳)のありえないDNA「玉」年、助教授。 07年(灯亥)のDNA「司」の60年に一度の干合支合年に教授。 11年(宝亥)のありえないDNA「玉」年に、関東学院大学文学部(英国史)教授、 15年(草未)のDNA「調」年より、関東学院大学国際文化学部教授の君塚は、 DNA「牽」主導で、伝統ある権威を追究する。なので 王政や君主制の考察は、お手の物。 「牽+牽」は、動き活発で行動力ありき。 「牽+鳳」は、誠実温厚でで理論重視。 才能は「鳳」になり工夫した冷静な発信力。 「牽+司」は、保身術ありで評論家気質。 「司+司」は、心の奥底はなかなか見せない。 「海+牽+未月」は、天真爛漫な権威。 「未」年生まれ「海寅」は、老獪。 生き方を表す伴星は「貫」で、波の少ない人生。 物事の始めの洩星は「鳳」で、なんとなく始める。 締めにあたる導星は「牽」で、権威になる。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の対になるような訳のわからぬ燈台に 照らされた湾というよりは船着き場。 木性69点は発信力強化で溜まってはいられない質も、 そこにあるのは木性のボートでしかなく、 遠浅の海に浮かべて海苔漁でもするかという感じ。 同時に年干と月干の「灯」と日干「海」が干合すれば、 年干と月干は「草」に日干は「木」になる木性天干一気なので、 遠目には森や林を視認できるので、仲間を引きずりこめる特性。 火性113点は異様な引力本能で金になれば、 直火で海苔を強制的に熱してでも商いにするもの。 土性69点は攻撃本能で稼働力ありで、やたら動く。 とはいえ金性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人は、 親縁のない辰巳天冲殺で喰うには困らないが、 その手段を学問の世界に求めるのは相当な努力をしているわけで、 この生まれとしては出世頭だろうが、精神衛生上良いかは別。 またこの場合の学問として、何処にでも流れて行ける水の質として 海外を選択したのは正解で、あとは他人のやらぬことをやるばかり。 年干支と月干支の「灯未」は、先祖から課せられた因縁の実現。 日干支の「海寅」は、なんでも自分が一番という自負。 温厚でも自意識の塊で、困難であろうと目的遂行のためにはぬかりない。 干支番号構成は44-39の西方領域の闘争的な限定領域。 後天運は、初旬「10歳陽午」が遅咲きのDNA「禄」の引力本能強化半会。 火性過多は忌み神だが、本人の気持ちより、ありえない親の意向だろうが、 意識の問題として大人になのは、遅かった。 2旬「20歳草巳」は、DNA「調」の10年運天冲殺に害。 留学で箔をつけたが、苦しい部分もあったろうが、流れに乗ったが、 初旬条件もないが恵まれたであろう始まりで苦渋の体験は、 降って湧いたように、うねりになったはず。 3旬「30歳木辰」は、DNA「鳳」の才能強化10年運天冲殺。 経歴を活かして、学問をする側から教えるというより研究する立場へ。 4旬「40歳雨卯」は、DNA「石」で協調性和合性。 年支と月支の「未」は半会で拡大し、人間関係の構築で着々と地位を確保。 現在の5旬「50歳海寅」は、DNA「貫」の律音で、 年干と月干の干合は進み行く方向の変化や仕事の質の変化。 干合木性天干一気は破格になるが、忌み神「灯」の世界からは解放。 なんらかの偏り世界に注視いていくようになるが、 他者の倍ほどの仕事もこなせるものだから、やりたいことをやる。 今後は6旬「60歳宝丑」は、忌み神年干支と月干支の天剋地冲で 戸惑いもなことはないが、ありえない金性の「玉」は、 海外から国内の歴史に目を向けて、守護神としては使いやすいだろう。 7旬「70歳鉄子」は、DNA「龍」のありえない改良改革に変剋律。 新たな活動を模索せねば、ありえない災禍は、 年支と月支にある「未」の害で、立場が危うかったり体調不良。 とはいえそこを含めて苦悩があれば才能は磨かれる。 8旬「80歳畑亥」は、DNA「牽」の主導DNAでおそまきながら自己確立。 前旬を辛うじてであろうと乗り切っていれば、 逆に年支と月支の「未」の半会もあって、 日支の支合は権威の確立もあって盤石な老後なのだが、苦悩なき世界はなし。 さて、金性ゼロの野人で辰巳天冲殺となれば、 親はありえない存在だが、無限大と考えれば利用は可能。 それが権威に結びついていくならば、学問方向で活かせば良いだけで、 自然とできたのは尊敬に値するし、この生年月日の出世頭かもしれぬ。 また、配偶者成分の火性が年干と月干にあり、根っ子もあるので、 (巻末の謝辞によれば結婚はしているようだが) すなわち妻であり、担当編集者も期せずして女性で、 異性の支援者はありがたく、女性の存在は生活の糧なので、 大切にするか従っているのかはともかく、女衒になったりヒモではなく、 なくてはならない存在というのは活かしているのだろう〜☆ |
■2024年05月08日(水)海申 |
赤川次郎○暗殺の陰にあった裁かられる真実 |
○幼少期に手塚治虫(28-1103/灯未)の漫画に影響を受け、 小学生の時には漫画を描き始めるも挫折。 中学時代に「シャーロック・ホームズの冒険」に出会い、 3年生の時に見よう見まねで小説を書き始める。 父親はは他に家庭を持っていたので別居し、 ほとんど顔を合わせていなかったが、転勤によって東京に引越したため、 赤川は小学校の担任の薦めにより 中高一貫教育の私立桐朋学園を受験し合格して進学したが、 勉強も運動も苦手で高校2年生の時に父親が失業し 金銭的にも困窮していたため、大学進学を諦め就職を決意。 66年(陽午)の守護神条件なし天冲殺の夢の中で、 日本機械学会事務局編修課に就職し、 主に機械工学の雑誌に掲載する学術論文を校正する仕事に従事。 休日には自らのために小説を書き続け、73年(雨丑)のDNA「玉」年に結婚。 サラリーマン生活を続けながらシナリオを投稿。 テレビ朝日系テレビドラマ「非情のライセンス」のシナリオ募集に初入選。 ほぼ手直しされぬまま放送され、脚本家「赤川次郎」と名前が出て、 会社には知れ、76年(陽辰)のDNA「鳳」の三合会局年に、 「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞(76-0702/草卯)を受賞し、 小説家デビューをするとDNA「禄」の天冲殺年だった78年(山午)には、 「三毛猫ホームズの推理」がヒットし脚光を浴び、 これを契機に小説の依頼が増え、睡眠時間が取れないほど多忙になり、 原稿料収入も給料の倍になったため、妻に背中を押されて退社。 その直後「セーラー服と機関銃」が大ヒット。 80年(鉄申)のDNA「車」年に「悪妻に捧げるレクイエム」で、 第7回角川小説賞(80-1013/畑未)を受賞、 05年(草酉)のDNA「石」年には、 第9回日本ミステリー文学大賞(05-1027/木申)を受賞、 16年(陽申)のDNA「鳳」年には「東京零年」で、 第50回吉川英治文学賞(16-0303/木申)受賞している 赤川次郎(48-0229/木申)が、 「小説新潮」に22年(海寅)5月号から23年(雨卯)9月号まで連載していた 『暗殺』を01月30日(雨巳)のDNA「玉」の支合刑日に、上梓した。 殺人犯はここにいる!声なき目撃者と刑事が暴く、邪悪な政治家の罪と罰! 「本当にいいの?一緒について行かなくて」という母の言葉をさえぎり、 K大学受験の朝、駅の階段で射殺事件を目撃しながら通報を怠った麻紀。 目撃証言者として名乗らなかったのは大学受験で急いでいたからではなく あきらかに犯人の視線を感じたのに、自分が殺されなかったからだ。 なぜ、その男は殺されたのだろう。 一方、離婚して十年、仲居として働く女性のもとに、 別れたその男から荷物が届いていた。その中身は着古された幼女の服。 一方、やがて親友ルミの恋人として 麻紀の前に再び姿を現した犯人は職業的殺人者だった。 また、事件を追うシングルマザーの女性刑事のことみは、 仕組まれたように現役大物大臣の秘書と交際するうち、 大臣の特殊な性癖と周囲の不審な事件を知り、密かに調べを進める。 殺人の構図と人間の暗部が読者を打ちのめす。 逃げ切れるのか殺人者、追い込めるのか信念に目覚めた女性刑事。 恨みでも復讐でもない暗殺の背景にあった理由。 唾棄すべきは大臣なのか、秘書なのか、彼に連なる後援会長なのか。 事故死なものか!弱者は擁護され、犯罪者は淘汰されるべきではないのか。 そして、その時がやってきた。プロの仕事にしくじりはなかった。 プロの暗殺者は素人を巻き込まない覚悟と心情。 最後は胸が熱くなるが、暗殺者より深い闇は手強い! 福岡県福岡市博多区出身。父の転勤により7歳で上京。桐朋高等学校卒業。 87年(灯卯)のDNA「調」の守護神年より東京都町田市の玉川学園に居住。 04年(木申)の主導DNA「貫」の律音年の人生の折返し地点よりは 東京都港区六本木在住の赤川は、DNA「貫」主導で自己の生き方を変えない。 才能も主導する「貫」で、状況や環境により登場人物を使い分ける。 「貫+玉」は、現場を見てきたように難なく描写。 「貫+車」は、妙なひねりなしの正統派。 「貫+禄」は、計算されつくした見せ場はぬかりなく。 「貫+貫」は、非行動派で用心深い机上の計算。 「木+貫+寅月」は、苦難を経験すると説得力が増す。 「子」年生まれ「木申」は、矛盾の少なくない人生。 生き方を表す伴星は「玉」で、生涯勉強と創作。 物事の始めの洩星は「禄」で、やむにやまれずその気になって。 締めにあたる導星は「貫」で、一人の世界で孤独に終わる。 宿命の特長は、初春午前四時頃の山間の不思議な森で、 針葉樹と広葉樹、花をつけぬものと花がないもの等、 異なる植物群により、周辺を飽きさせないぬ風景で、 総エネルギー180点は身軽には違いないが、 春生まれなので、稼働すれば木性は濃く身強なみの勢い。 守備本能は強力で、態勢が整えば破壊力あり。 伝達本能の守護神火性は16点で寡黙。安心の控えめな表現力。 それでいて引力本能の土性は48点あり、稼働していれば売れる。 冒険の少ない金性18点の闘争本能は想定内の事件も、 習得本能の水性45点で、常にアンテナを張り衰えない。 年支「子」VS日支「申」の半会は、途中経過はともかく安定。 月干支「木寅」VS日干支「木申」の納音は、秘密あり。 何らかの秘密を提示していく種明かしにあるが、 鬱蒼とした深い森の奥は屈折しており衝撃に結びつく。 SNSには無縁で私生活は売りにせず、 デビュー時はともかく、現在の様相は謎も多いが、 最大級の個人的世界の秘密は、父親が別宅をもっており不在という事実。 年干支の「山子」は、枝葉をつけて自己を大きく見せるが、 午未天冲殺らしく、締めは工夫されており、相応に期待は裏切らず。 なんでもそのままではなくちょっとした加工はお手の物。 月干支の「木寅」は、調整能力で他者と他者の微妙な結びつき。 そして日干支の「木申」は、高い理想を掲げて休養しらずの仕事力。 多作作家の由縁でもある。 干支番号構成は、25-51-21で南方2点と北方1点の鋭角領域で、 安心安定の日常的事件をありえない世界感で料理する。 後天運は、初旬「2歳草卯」が、DNA「石」の協調性和合性。 午未天冲殺らしく親の運気に翻弄されて、妥協と我慢。 融合せねば生きていけないので、処世術もあったろうが、 それはそれで特殊なので、傍目には普通ではなく、 そこがほぼ生涯にわたるターボ運(子丑天冲殺廻り)の始まりでもあう。 当初は漫画に気持ちが傾いていたが、それはそれ。 2旬「12歳陽辰」は、DNA「鳳」の三合会局。 『シャーロック・ホームズの冒険』に出会い、 63年(雨卯)のDNA「玉」年には、その気になって小説を書き始めたものの、 父親の金銭的困窮により、私立中高一貫校に行きながら、 勉学にもそこまで興味はなく、金銭的に楽をしたいということから、 就職を決意し日本機械学会事務局編修課に勤務。 3旬「22歳灯巳」は、DNA「調」の刑と支合。 73年(雨丑)のDNA「玉」年に結婚し、 DNA「石」年だった75年(草卯)には娘が誕生している。 シナリオを投稿すれば即座に採用されるが、 筆名ではないため仕事先にも知れるようになり、 オール讀物推理小説新人賞を受賞し注文が殺到し、 仕事にも支障がでるばかりか稿料で生活が成立するようになって独立し、 勢いで出世作になる「セーラー服と機関銃」を発表し、順調な滑り出し。 4旬「32歳山午」は、DNA「禄」の10年運天冲殺で、向かうところ敵なし。 「三姉妹探偵団」などの当たり作もこの頃に確立。 5旬「42歳畑未」は、DNA「司」の10年運天冲殺に進み行く方向性の変化。 月干と日干は「畑」になるので、干合土性天干一気が成立して、 まるで地殻変動が起きるような売れっ子ぶり。 6旬「52歳鉄申」は、月干支「木寅」の天剋地冲もあり、 DNA「車」は多忙につぐ多忙も危険でもあったため胆嚢癌を除去も、 日本ミステリー文学大賞を受賞。 7旬「62歳宝酉」は、DNA「牽」の役目役割。栄誉は吉川英治文学賞も、 作家という枠を越え、芸術分野の擁護や社会派としての立ち位置を鮮明にした。 現在の8旬「72歳海戌」は、DNA「龍」の改良改革も庶民性。 コロナ禍の東京2020オリンピックの開催強行を 「経済は取り戻せても、人の命は取り戻せない。 医療も報道も、それぞれ良識と良心をかけて、 五輪開催に反対の声を上げるとき」と批判するなど衰え知らず。 現在も現役で旧い資料だが15年(草未)には著作数580作 累計発行部数は3億5千万部だったので、現在は優に600作を越えている模様で。 我が国の作家の中では最も成功した作家としての立場を確立。 さて赤川の原動力は春の早い季節に支えられているからか、 深夜労働して、昼間は休養するというスタイル。 酒はたしなまず、漢字変換の際に文章を書くリズムが崩れるのが嫌なため、 原稿用紙にサインペンを使って手書きで執筆するという落ち着きある世界感。 そして「個人になにかを強制する力」に対して強い反発を感じ、 日の丸・君が代問題、会社における忘年会や慰安旅行、 労働組合が主催する運動会への参加といったものへに反発する。 警察官を主人公にする作品が苦手なのは、どんなに魅力的な登場人物でも、 警察官であるからには背後に「権力」が存在するため容認できず。 硬派で伝統を重んじながら、自立心を大切にする姿は、 大衆に寄り添っているもので、成功しながらも権勢に慮らぬので、 だからこそ多くの支持を集めていると言えよう〜☆ |
■2024年05月10日(金)木戌 |
八木沢里志○純喫茶トルンカは努力と再会の場 |
○大学卒業後、神保町界隈と思われる編集プロダクション勤務を経て。 08年(山子)のDNA「禄」の天剋地冲年に「森崎書店の日々」で、 東京都千代田区が主催する第3回ちよだ文学賞を受賞し、デビュー。 同作は26言語で翻訳出版され、30カ国以上で刊行されるヒット作となり、 10年(鉄寅)のDNA「車」の半会年には、 菊池亜希子(82-0826/宝巳)主演で映画化もされている 八木沢里志(77-0606/木午)が、 13年(雨巳)のありえないDNA「玉」の守護神天冲殺に上梓し 22年(海寅)のありえないDNA「龍」の守護神半会年に、 新装版が06月15日(畑亥)の主導DNA日に刊行している 『純喫茶トルンカ』をとりあげる。 「扉を開けたら奇跡が起きそうな予感がする。 こは、谷中という場所であり、純喫茶トルンカなのだ。」と 女優・南沢奈央(90-0615/宝亥)に言わせしめた 谷中の路地裏にある小さな喫茶店 「純喫茶トルンカ」を舞台にした三つの暖かな物語。 「日曜日のバレリーナ」は、 愛人宅に息子を連れていくような放蕩な父親を忌み嫌い 学生になることを理由に上京してきたアルバイトの奥山修一青年と 決まって日曜日に現れる黒のコートに鮮やかな朱色のマフラーをした 可笑しく謎の女性・雪村千夏と大学生の恋模様! 二人は前世の18世紀末のパリ市民革命の最中恋人同士だったという。 修一はシルヴィ・ソレーユという学生(女性)で、 3歳年上で姉のように優しい彼女はエティエンヌ・アペールという 貧しい煙突職人(男性)で、21世紀の東京で再び巡り逢い、 恋人未満友達以上の関係になるが、実は幼い時期を共有した過去があるという。 (彼女のだらしがない母親宅にいた娘として) 二人は恋人同士として結ばれることがあるのだろうか。 「再会の町」は、かつては羽振りが良い生活をしていたが事業で躓き、 身体もボロボロで余命3ヶ月と宣告され自暴自棄になった中年男性ヒロと かつてクリーニング屋で働き彼を支え身体を壊し他界した恋人早苗の娘で 今は花屋アルバイトでイラストレーター見習いの絢子との短く切ない交流! もうこの世にはいない過去の同棲相手の娘がもっていた一枚の写真。 再会とは人生のなかで一番の奇跡。彼の延命手術は成功するのだろうか。 「恋の雫」は、6歳上の姉(菫)も母も失った (正確には母は海外でボランティア活動中) 雫という名前は美味しい珈琲みたいになりますようにと命名されたらしい。 マスターの娘・雫の不器用な初恋――。 病気で亡くなった姉の交際相手に偶然出会ってしまうときめく心の結末は。 珈琲の芳ばしい香りが静かに立ちのぼるような、ほろ苦く優しい奇跡の物語。 「トルンカ」とはチェコのアニメーション作家の イージー・トルンカ(1912-0212/鉄午)に由来しており 東ヨーロッパのアニメーションの規範とされ、 アニメーションに与えた影響はウォルト・ディズニーと比肩するとされ 「真夏の夜の夢」を経営者夫妻が鑑賞して感動したことに由来する。 舞台化映像化がしやすい設定は、読者にとってはありがたい。 努力すれば報われるのだから。 千葉県生まれ。日本大学芸術学部脚本家コースを卒業し、 出版社に勤務しながら締切まで一ヶ月を切った文学賞を受賞するも 当初は苦難の連続だった(後述)八木沢はDNA「司」主導で、純粋で生真面目。 才能もまた同様に「司」だが、思い詰めることもあり、倹しい。 「司+禄」は、先が読めずに、目前のことで精一杯。 「司+司」は、なかなか心の底を上手に表現できず。 「司+調」は、勝てるかはともかく負けたくないが気持ち強い。 「司+鳳」は、忍耐力があり堪え忍ぶ姿は絶妙。 「木+司+午月」は、午×2もあり持病あり騙されやすい人。 「巳」年生まれ「木午」は、王道を行かねばならず。 生き方を表す伴星は「龍」で、変化のある人生。 物事の始めの洩星は「調」で、別れから始まる。 締めにあたる導星は「司」で、自分の意志で終了。 宿命の特長は、仲夏正午頃の木立で、総エネルギー306点と異様に目立つのに 自身の木性は僅か8点しかない柳のような存在で、 火性171点の発信力は炎上しているばかりか、 年支「巳」も月支と日支の「午」も火性なので火の勢いは強く 土性103点は意図せずとも引力本能となる。 金性23点は闘争本能脆弱で戦えず。 水性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人は、親縁や目上運に乏しく、 習得することにも陰りあるが無限大に稼働させられれば、 とてつもない救いが実現可能だが、持続できるかが鍵。 年干支の「灯巳」は、先祖の因縁を背負い込み、 完全完璧を求めすぎるため、なかなか周囲に理解されない。 月干支の「陽午」は、苦労が成功の糧。甘やかされるとただの悪。 そして日干支の「木午」は、心優しいが犠牲がつきもの。 人を疑わず他人を気にすると積極的になれない性癖。 干支番号構成は、54-44-31で北方1点西方2点、 東方南方欠けは未来は想像するしかない。 後天運は初旬「1歳草巳」がDNA「石」の10年運天冲殺。 仲間や周囲の犠牲になりやすく妥協厳禁、 世のため人のためと思っても、ほぼ生涯周囲の影響を受けやすい。 2旬「11歳木辰」は、DNA「貫」の10年運天冲殺。 初旬で受けた痛手から意固地になりやすく、凝り固まれば、より疲労。 3旬「21歳雨卯」は、DNA「玉」のありえない水性で蘇生。 初旬2旬の厳しい制御からは解き放たれて、勢いはでる模様。 4旬「31歳海寅」は、DNA「龍」のありえない水性の半会で、 庶民性と気安さがいくらか付加されてデビュー。 とはいっても、現実は日支半会で火性がさらに生成されるばかりか、 年干支の干合支害で年干は「草」となり燃料源になるうえに、 前進気勢はそこまでなく、衝突はあったろうと思われる。 現在の5旬「41歳宝丑」は、DNA「牽」でありえない自尊心の出現。 月干「陽」の干合で進み行く方向性の変化。 月干は「海」に10年運は「雨」とありえない水性の出現になるが、 月支も日支(共に午)も害のため、ありがた迷惑をとおりこして、 精神的に追いやられる可能性は避けがたく、逃げるしかないのか。 とはいえ「丑」内「雨」は、ありえない水性で妙な救いには違いない。 今後は6旬「51歳鉄子」は、DNA「車」の天剋地冲。 変剋律30年の始まりで、世をはかなむのか、 猛烈に稼働して人生を逆転するのかはともかく、 苦悩することで才能を磨くことになるが、 「子」内「雨」はありがたく、一滴の救いもないわけではない。 7旬「61歳畑亥」は、DNA「司」の主導DNAで自己確立。 自己の本質を知ることで、清冽な地道さを貫けるのか、 はたまた辰巳天冲殺らしく、超現実路線に舵をきるのか。 「亥」内「海」の存在は使えないわけでもない。 8旬「71歳山戌」は、DNA「禄」の半会。 感謝と奉仕が本則だが、火性旺地で自己顕示欲が強化されれば、 ありえない水性の恩恵もなく、干からびてしまうばかり。 さて、八木沢はデビュー時が08年(山子)の DNA「禄」の天剋地冲年で、土性過多で、足元が危うい時期で、 現実世界は壊されており、続く09年(畑丑)は60年に一度の干合支害で、 同じく土性過多で、その気になれば騙されるで、 見事に担当編集者から攻撃された事実をかつてはWEBで吐露していた。 その後見直しがされたようで、救いがないわけではないようだが、 そもそもは業界知らずだろうと、出版界隈勤務で背景知らずの素人ではない。 このあたりは、何を言われようと、さすがに映画化なりされているのに 口を閉ざしている手はなく、本来伝達本能の火性は十分あるのだから、 戦えなかったり伝えなかった自己責任がないわけではない。 遠回りでもその経験があったからこそ今があるので、 反面教師として良き社会勉強になった側面は感謝だろう。 また、22年(海寅)や23年(雨卯)はありえない水性年だったが、 話題になって復刻版がでて留飲はさげたであろうが、 新作を立て続けに発表するには至ってはいないところに 今年(木辰)は、DNA「貫」の天冲殺は、生年冲殺としては腕の見せどころだが、 05月(畑巳)の主導DNA天冲殺月になり、Xを閉じてしまい行方知れず。 心優しくもいいが、さすがに出し惜しみであり、稼働しなさすぎではないか。 人助けはできない人ではない。吝嗇家にならずありえない智恵を総動員して、 世のため人のため、逃げずに自分の出来ることをしてもらいたいものだ〜☆ |
■2024年05月12日(日)陽子 |
荒木健太郎○読み終えた瞬間、空が美しく見える気象のはなしの背景 |
○気象学者・雲研究者。専門は雲科学・気象学。 大学を出て気象庁気象大学校卒業。 地方気象台で予報・観測業務に従事した後、 現在は、気象庁気象研究所主任研究官、 三重大学大学院生物資源学研究科協力研究員、 防災科学技術研究所客員研究員の令和4年度茨城県表彰において 「新しいいばらきづくり表彰」を受賞。 23年(雨卯)「空のふしぎがすべてわかる!すごすぎる天気の図鑑」で、 図書館員がえらぶ選書センター大賞2023(23-1201/雨巳)で 総合第3位、4類第1位獲得している荒木健太郎(84-1130/山辰)が、 『読み終えた瞬間、空が美しく見える気象のはなし』を 昨年(23年/雨卯)の09月26日(灯亥)に刊行している。 「気象学を学ぶと、人生がより豊になる。空の現象の仕組みを知っていると、 美しい空や雪の風景に出会いやすくなったり、 突然の雨に濡れて困ることが少なくなったり、 災害から身を守ることにつながったりします」は、そりゃそうだろうが、 好きで好きで仕方がない向きには垂涎の書も、 わかりやすいようで専門家の話なので一般人には存外手強い。 目次は以下のとおり。 第一章 生活の中で出会える気象 お風呂や味噌汁、コーヒー、アイスキャンディ 湯気の仕組み 公園の天使の梯子 第二章 雲の見方 大気の状態読み取り 雲の名称32 空を美しくとる 第三章 美しい空との出会い方 虹は各国で違う 虹に合いに行く 空は何故青い 第四章 天気が崩れる仕組み 第五章 気象学の歴史 雨乞いから自然哲学 ゲリラ豪雨 航空機事故 天気予報は何故外れる 小学生でも気象予報士 物理現象を数式で理論的に記述する 壮大なスケールで知的好奇心を満たしてくれ、 美しい空や雲の話から気象学の最先端までを面白く読ませる。 数学ができない文系の人にこそ読むべき凄い本は誠か! 気象学は、物理、数学、化学、統計などを駆使しながら、 雲や雨の発生を読み解き、予測する・・・、 本書は人気雲研究者が「雲愛」に貫かれた視点から、 空、雲、天気についての話や、気象学という学問の面白さを紹介しているが、 書物として読むというより手元に置いておく感覚だろう。 茨城県つくば市出身。茨城県立竹園高等学校を卒業後、 慶應義塾大学経済学部を中退して、気象庁気象大学校を卒業後は、 三重大学大学院生物資源学研究科で(学術)博士の学位を取得。 茨城県つくば市在住の荒木は、DNA「禄」主導で、自己顕示欲抜群。 「禄冲+司」は、自制心欠け気味の感動は現実にのみ注視。 「禄冲+貫」は、計算できない事象に限りなく計算出来るよう努力。 才能は「貫」で頑なに目標あれば諦めずに持続できる志。 「禄冲+車」は、一定のルールに限定された格別な感動。 「禄冲+牽」は、妙な感動を連発するが権威の裏付けありで納得。 「山+禄冲+亥月」は、妙に気忙しく時間をかけて目的に到達。 「子」年生まれ「山辰」は、モメごとに強い。 生き方を表す伴星は「石」で、人脈や観察で拡がる人生。 物事の始めの洩星は「禄」で、何らかの体験でその気になる。 締めにあたる導星は「牽」で、権威になりきれば上がり。 宿命の特長は、初冬午後十時頃の鬱蒼とした森に囲まれた 山というよりは丘陵地で、地下水脈なのか低地を流れる川なのか、 水性の勢いは強く、総エネルギー194点中水性86点で、 さすがに気象情報に長けるといっても、 そこら中雨雲だらけなみで、視界良好とは断言できない。 また、年支「子」VS日支「辰」は水性強化だし、 月支「亥」は水性の12支でもあり、自身の土性は僅か28点しかないので、 正に川の中州が制御できぬ水の流れに危険にさらされた状態。 木性80点は湿気を十分にまとっているが、 火性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人は、無限大に学問にのめりこまねば、 木性が活きてこないので、活路は学問あるのみ。 また金性ゼロ(DNA鳳/調なし)は、寡黙かその逆がいずれかで、 内容稀薄では崩壊しやすいので、常に感動していなけれなならない。 結論としては学問を真面目に極めれば木性の権威になり、 あとは冷やさぬようにして、発信力も強くすれば良いのだろうが、 満足に稼働させるには生月冲殺がその気になって欲をだすしかない。 年干支の「木子」は、打たれ弱いが、リセット可能な都合の良さで、 厳しい現実からは現実逃避しやすく、見目麗しいものに目が行く。 月干支の「草亥」は、未来予測の霊感のようなものが備わったもので、 世渡り巧みの日座冲殺は、感性と度胸の良さは十分にあるが、 周辺の人物を巻き込み近づきすぎると洗脳して毒を注入! そして日干支の「山辰」は、制約が多すぎるとじわじわ才気を発揮するが、 組織を意識せずマイペースで何かを徹底してなしとげて成功したい。 干支番号構成は01-12-05で、東方の限定領域という専門家。 後天運は、初旬「2歳陽子」は、ありえない火性のDNA「龍」で蘇生。 植物が活動をはじめ、命拾いをするが、母親縁のない宿命も、 いくらか親または親なみの人の自覚に変化があったのだろう。 2旬「12歳灯丑」は、同じくありえない火性のDNA「玉」で成長。 じっくり腰を落ち着けて学問を行う態勢づくり。 3旬「22歳山寅」は、DNA「貫」の守備本能旺盛の才能強化。 不足している土性の強化は裾野が拡大され、現実面の落ち着きで社会参加。 現在の4旬「33歳畑卯」は、DNA「石」の協調性和合性の害。 年干「木」の干合は仕事運の変化で、不足する土性強化。 月支「亥」の半会は自信過剰気味も、日支「辰」の害は、 一般受けはよくなっても、仲間うちのやっかみや家族との軋轢など微妙。 今後は5旬「42歳鉄辰」は、ありえない金性のDNA「鳳」の刑。 月干干合は進み行く方向の変化で「草」が「宝」になり独創的。 豊かな無限大の発信力で前進気勢旺盛。 6旬「52歳宝巳」は、月干支の天剋地冲で、ありえない金性のDNA「調」は、 異世界の観察など、ありえないものが無限大で、何をしても驚かない。 7旬「62歳海午」は、DNA「禄」の主導DNAで自己確立。 自分がなにものかを知るもので、濃厚な人生を送るも宿命は冷える一方。 8旬「72歳雨未」は、DNA「司」の地道な吝嗇。 「山」は「陽」に10年運は「灯」に変化するが、 さすがに使っていない干合火性で使い切れるか、疲労が見られる。 さて、荒木は自身のYouTubeで妻と娘がいることは告白しているが、 配偶者成分の水性は少なくない上に、その水性が生じる木性もあるのだから、 不自然ではないが、水性は忌み神なので余程の理解がないと、 精神的い追いつめられるよう要因だし、 金性ゼロの水性は濁るうえに、そもそも10年運は害なのだから、 安定することは決してありえないが、経済重視を考慮すれば、 荒木がのめりこんだ結果、あれこれ制約を受けるので辟易するかもしれぬ。 野人の生月冲殺ばかりか、宿命の偏りも顕著なので、 妻子の宿命もただならぬものと推認するが、 研究者が現実を求めるから、こんな本までだしたと考えると、 その気になるのは、気象愛好家と農耕従事者であり、 一般人がも雨が降る降らないに一喜一憂しているヒマなどない〜☆ |
■2024年05月13日(月)灯丑 |
潮井エムコ○置かれた場所であばれたいに失速嘆きの10年で問われる人生 |
○幼稚園教諭として勤務も、19年(畑亥)のDNA「牽」年からtwitterをはじめ、 医療従事者となったことから21年(宝丑)のDNA「玉」の支合年より、 noteにてエッセイ執筆を始め、今年(24年/木辰)になり出産を機に退職 「つらいときほど尻を振れ」がモットーの潮井エムコ(93-0401/海子)が、 『置かれた場所であばれたい』を01月19日(海午)の DNA「貫」の納音四正格入格日に刊行した。 生卵を育てさせる先生、元スパイの祖母、娘を山に放り投げる母・・・。 一筋縄ではいかない人間模様を描いたnoteで人気のエッセイを、 大幅爆笑加筆して書籍化で、面白いのに泣けてしまう。 「4分の4拍子が苦手で4分の3拍子が得意だなんて、 あなたの体を流れているのは日本じゃなくてラテンのリズムね」とか 「あの時自分の足で家を出た瞬間に見たキラキラの輝きを、 私はこれからも忘れることができないだろう。断言してもいい。 あれは紛れもなく幼い私が初めて手に入れた、自由の放つ輝きだったのだ」 「今の私は、あの時の自分が羨ましくて唇を噛むような、 そんな楽しい大人になっているだろうか。もしもそうなれていたら、 パステルブルーに塗った指先で、あの頃の私を抱きしめてあげたい」 「学生結婚と子育て」、「結婚式に来なかった姉」、「義父とメダカ」、 「走れ!たとえ痴女と思われようとも」等々 「どんなに良い子じゃなくたって、私は私らしく大暴れして生きて行く」。 らしいそうなので、本当か否か解剖してみたい。 また、特に年子の姉は地場の大企業に勤務しながら、ある日決意して上京して、 誰でもしるような有名映画監督の助監督になったそうだ。 ミバレするのを回避するため詳細は書けずのようだが、 そんなことを気にして野人らしくはないのは、良いものか! 福岡県福岡市南区出身。芸術コースのある高校を卒業し、 幼稚園教諭資格が取得可能な短大へ進学し、 高校時代に出会った男性と同棲を経て学生結婚した潮井は、 DNA「調」冲殺主導で、人見知りしやすい傾向。 本質は少女趣味的傾向なのに冲殺により上品さを欠く傾向あり。 「調冲+玉」は、興味ある分野以外では世間とズレる。 才能は「玉」で極端な母性的な学び。 「調冲+石」は、一見あけすけなのに自尊心強く、妙なこだわりがあるが、 そのために辛抱したり、この程度でいっかという諦めにも繋がる。 「調冲+調」は、素直さはなく常識を気にしないで、 他者からみたら笑えたる発想が、一般人との次元の違いになる。 「石+石」は、集団でいようとその中で変わり者になって行く。 「海+調冲+卯月」は、妙な勘が働く。 「酉」年生まれ「海子」は、非現実性の極み。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動、孤独も厭わず。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助けで始める。 締めにあたる導星は「調」で、口うるさい年寄りの完成。 宿命の特長は、仲春午前六時頃の海草などが浮游する 冷たい雨が降りしきり視界良好ではない湾(海)で、 総エネルギー122点は、そこまで体力があるとは思えずも、 自身の水性が69点もあるので、気だけは強く怖い人。 伝達本能の木性は32点で、子供や作品になるが、 手をかけすぎると、ありがた迷惑なので、生月冲殺らしく、テキトーが似合う。 料理や家事などにも完璧を求めてはいけない。 火性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人は、温かみも優しさもなく業務的。 配偶者成分もないため、なりゆきで、欲望のおもむくまま。 おおむね、ろくでもない相手にしか引っかからない。 金銭物質について貪欲で、金になるならなんでもあり。 なににおいても無限大なので、手加減せねば他人にも喜ばれるだろうが、 自分にも還元される仕組みなので、活動をしていれば御の字。 とはいえ土性ゼロ(DNA車/牽)は、可能ならば働きたくないし、 格好をつける気持ちもなく、社会貢献なんぞは眼中になく、 面白可笑しく楽をして儲けられるならば、それにこしたことはない。 これに金性21点の習得本能は母親力だが、広がりはないので、 マニュアルにそった子育てにないやすい。 年支「酉」月支「卯」日支「子」の最弱12支のみで構成された宿命は、 あれもこれもできないので、出産を機会に退職は正しいだろうが、 在宅で会員を集めて何かをすると、子供の養育には難ありと言えなくもない。 「午」がくると四正格入格。時計盤上が真四角になるのだが、 一年で言うならば六月であり、言うまでもなく「午」年には、 なにか一つに集中していれば大事件ありになるので、 さ来年(26年/陽午)はありえない守護神火性の四正格入格になり、 人生最良の年になるので、そこへ向けて何かが出来れば吉。 むろん10年運3旬「山午」はありえない稼働力の四正格入格で世間に認知。 年干支「雨酉」は、明晰な知恵で世渡り巧み。 如才ないので、社交的で表面的な交流ならば不快感を与えぬが、 周囲を踏み台にしかねないので、ネタにされたくなければ近づいてはいけない。 月干支の「草卯」は、どこか鈍さがあるが生真面目な人と思われやすく、 愚直な努力家で、異性をどこかバカにしたり下に見る傾向あり。 そして日干支の「海子」は、存在じたいが高級か否か別にして、 生きて行くための智恵に溢れており、智恵を使い攻撃し生活の糧にする。 面倒見はいいが、親縁子縁姉妹縁など薄く、最後は一人。 若くして異性を魅了する傾向ありで、異性相手の商いにも向く。 干支番号構成は、10-52-49で東方北方偏り、いわゆる夢に興味なしか。 後天運は、初旬「1歳陽辰」はDNA「禄」の守護神の半会。 ありえない火性の出現で蘇生、なんとか生きながらえることになる。 末っ子でもあり、生月冲殺にしてはそれでも大切にされた模様。 また80歳まではターボ運(子丑天冲殺廻り)なので、 功罪別に何をしても派手で目立つようになる。 2旬「11歳灯巳」は、DNA「司」の干合。 年支「酉」の半会もあり、やる気十分。ありえない火性は異性の出現で、 みる目があるかないかはともかく同棲へ。 3旬「21歳山午」は、DNA「車」の天剋地冲。 ありえない多忙さで過去を完全払拭。思いっきり多忙の末、出産で退職。 医療従事者であろうとコロナに倒れぬ人もいるのに、 あっけなく天冲殺年(23年/海寅)で罹患はこれが原因とはいえ情けない。 今年(24年/木辰)から始まる4旬「31歳畑未」は、DNA「牽」の害。 ありえない不名誉に裏切り、役割などないのだから放棄もあり。 宿命にないものなので、それこそなんでもあり。 余計な発言で物議を醸したり、体調悪化に夫や子の裏切り。 これまで調子に乗って頑張ってきたものが全否定されかねない。 今後は5旬「41歳鉄申」は、DNA「龍」の改良改革。 進み行く方向の変化に対応して。全く別世界で仕切り直しか。 6旬「51歳宝酉」は、DNA「玉」で温故知新。過去の見直し。 7旬「61歳海戌」は、DNA「貫」で意固地。 8旬「71歳雨亥」は、DNA「石」で妥協。 さて、潮井は高校時代の先輩であった夫と 13年(雨巳)の年干支「雨酉」の大半会をを伴う DNA「石」の妥協年に再会し、同棲を経て18年(山戌)のありえない土性年に、 埋めたてられるように結婚しているが、共通干支もないばかりか、 ありえない方向の土性で冲殺範囲をもたれており、 潮井の部屋に転がり込むようになり始まりからだらしなく利用されている。 火性ゼロで異性を見る目がないのだから仕方が無いのかもしれぬが、 再会が夫の60年に一度の干合支害年では、少しも良いことはない。 実際、夫は月支「巳」VS日支「寅」の害持ちで、内側が汚れやすいばかりか、 最後が花にならずだが、夫の年支「午」に表向きの四正格を求めて無惨か。 だからだろう、夫と子には共通干支はなく、 潮井と子にしても共通干支もあろうが納音もあり微妙。 発展はない午未天冲殺でもあり、この結婚の整合性に疑問を投げかけている。 潮井の現在の10年運を見れば、別離崩壊にならねば疾病の可能性。 それすらネタにしかねないが、ミモノであるな〜☆ |
子○24-0122 |
草草雨陽 酉卯卯※-5 龍貫車禄貫(禄主導) 木性(60)火性(00)土性(18)金性(36)水性(46)/総合160 午未天冲殺/変剋律(45歳鉄子/55歳畑亥/65歳山戌) 害(65歳山戌) 木性過多/火性ゼロ(野人)/土性脆弱/金性脆弱 -5歳木辰/15歳雨卯/25歳海寅/35歳宝丑/45歳鉄子/55歳畑亥/65歳山戌/75歳灯酉〜 |
■2024年05月14日(火)山寅 |
大矢博子○クリスティを読む!ミステリの女王の名作入門講座の怪 |
○民間気象会社を経て、99年(畑卯)より執筆活動を始め、 趣味で始めた書評サイトをきっかけに書評家となり、 ミステリや時代小説など娯楽小説分野をメインに 新聞・雑誌への書評寄稿の他、文庫解説やブックナビゲーターとして 中京圏のラジオ出演や読書会主宰、講演、イベント司会などで活動している 大矢博子(64-1101/木寅)の 『クリスティを読む!ミステリの女王の名作入門講座』が、 01月26日(畑丑)の干合天冲殺日に刊行されている。 数々の名作が世界中で読まれ、翻訳され、映像化・舞台化され、 没後48年を経ても変わらぬ人気を保ち続ける── まさしくミステリの女王、アガサ・クリスティ(1890-0915/畑亥)。 18年(山戌)の主導DNA半会年より名古屋のカルチャー講座で 「アガサ・クリスティを読む」の講師を務める書評家が、 「探偵」「舞台と時代」「人間関係」そして「騙しのテクニック」に焦点を当て、 各章でテーマに沿ったおすすめ作品を紹介しながら魅力を丁寧に語る。 最終章の「読者をいかにミスリードするか」では、 女王の驚くべきテクニックをじっくり解説。 「クリスティのすごさを実感できる、入門に最適な一冊」が売り! 第1章「探偵で読む」では、「異邦人としてのエルキュール・ポワロ」 「時代の証人としてのジェーン・マープル」 「年齢を重ねるトミー&タペンス」「バトル警視を知る」 「パーカー・パインを知る」「ハーリー・クィンを知る」 第2章「舞台と時代で読む」では、 「古き良きメイヘム・パーヴァ」「ヒット作の鉱脈、中東ミステリ」 「動く殺人現場――旅と乗り物」「戦争がもたらしたもの」 「変わりゆく大英帝国」 第3章「人間関係で読む」では、 ロマンスに浸る三冊として「謎のエヴァンス」「忘られぬ死」「ホロー荘の殺人」 「三角関係のバリエーションを知る」「家族のドラマを味わう」 第4章 「騙しのテクニックで読む」では、 「童謡だけじゃない見立て?」「二種類ある、回想の殺人」「意外な犯人に驚く」 第5章「読者をいかにミスリードするか」 「シタフォードの謎」と「殺人は容易だ」について、 昔からクリスティが大好きで殆ど読んでいる人にも 知っているのは有名作だけという人にも喜ばれ クリスティが生きた時代が十全にふくまれているばかりか 決して色あせない理由や出版社により結末が異なる理由など ファンにとっては代えがたいひとときを提供している。 大分県出身で、北九州市立大学外国語学部を卒業し、 現在は愛知県名古屋市千種区在住と思われる大矢は、 DNA「禄」主導で、自己顕示欲抜群。なんであろうが目立つのが大好き。 才能は「禄」で、専門家として崇められれば、頼りがいある存在。 「禄+禄」は、本質世渡り下手で不器用だが、得意分野持続注視で信頼される。 「禄+貫」は、腹が座った強かな自我。 「貫+貫」は、用心深く観察眼あり。 「木+禄+戌月」は、強さと脆さが同居して子供っぽく甘え上手。 「辰」年生まれ「木寅」は、平時の大将で騒乱時の補佐で揉め事苦手。 生き方を表す伴星は「司」で、仲間手勢家族を集め一丸となって。 物事の始めの洩星は「禄」で、誰かにその気にさせられる、おだてにのる。 締めにあたる導星は「貫」で、一人で終わる。 宿命の特長は、晩秋午後八時頃の鬱蒼とした森。 総エネルギー278点は立派で自身の木性は実に127点を占め身強。 弱まりつつある秋生まれ木性でも子丑天冲殺でもあり、秀でれば怖い物なし。 守護神火性の伝達本能は40点多いとは言い難いが、 内側に夕陽の残光をたたえ、自身の木性で支えるため、想定内。 また引力本能の土性は72点。127点の木性を支えるには難ありも、 専門分野ならではのもので、配偶者への負担増。 闘争本能の金性は18点で、名誉に繋がるものではなく、 自己の身を傷めるのは苦手で、傷つきたくはないから 精神性は高くとも非現実的世界での活動になる。 習得本能の水性も同様に21点。晩秋の木性も水はそこまで必要ではなく、 自己が創造するのではなく、静かな収集と思えば良い。 真性木性天干一気でもあり、目上をのみ込んで従わせるもので、 月干支VS日干支の大半会は結果オーライには違いないが、 年干支VS月干支の納音は何らかの秘密を抱えてている。 年干支の「木辰」は、目立ちたがり屋のわりには渋くて控えめ。 根気強さがあり、結果に納得するまでは諦めず。 月干支の「木戌」は、若年期は労苦が多いが成長と共に、 感受性豊かで理に叶うような生き方で次元を高めて行けば、 専門分野で頭角を現し、優秀な弟子(養子なども)などを育成も可能。 日座冲殺なので因縁が深い家系になり、真っ直ぐは継続しない。 そして日干支の「木寅」は、どっしりと根を張り場を和ますもので、 分け隔て無く交流をすれば自然に人が集い、利益無縁の交流が可能。 干支番号構成は、41-11-51で西方東方北方の専門世界には抜かりないものも 南方領域に欠けるのは未来につながる架け橋にはならず極めて現実的。 後天運は、初旬「8歳雨酉」が、DNA「玉」もこれといった条件はなく、 月支の害は、家系の流れを受けとめることなく、自然とはみだす流れ。 静かなかあまり明るくない子供時代であったはず。 父母にもなんらかの事情があったと考えられる。 2旬「18歳海申」は、DNA「龍」の改良改革で庶民的。 年支「辰」の半会に日支「寅」の対冲は、 進学や就職により生地生家を出れば運気の稼働あり。 3旬「28歳宝未」は、DNA「牽」の役割発揮。 ここで結婚をしているばかりか、名古屋にも入り、趣味で書評活動も始める。 4旬「38歳鉄午」は、DNA「車」の三合会局。 月支「戌」VS日支「寅」のからむ内側世界の大事件は身内の不運だが、 それを契機に「脳天気にもホドがある。燃えドラ夫婦のリハビリ日記」を刊行。 5旬「48歳畑巳」は、DNA「司」の干合土性天干一気入格。 進み行く方向の変化は、媒体への書評寄稿他、 ブックナビゲーターとして中京圏のラジオ出演や 読書会主宰、講演、イベント司会などに八面六臂の活動も、 結果は家族の劣化や自身も身を傷めるような事態になる。 現在の6旬「58歳山辰」は、月干支の天剋地冲で立場の変更。 DNA「禄」で引力本能強化は、主導DNAでもあり自己確立で己を知る。 今後は7旬「68歳灯卯」は、DNA「調」の守護神もこれといった動きなし。 丁寧に活きることで、何かに偏った日々。 8旬「78歳陽寅」は、DNA「鳳」の守護神でゆとり。 穏やかな日々も、これといった条件はなし。 さて、いつどこで知り合ったかも生年月日も不明だが、 大矢は96年(陽子)または97年(灯丑)に結婚をしている。 これは守護神とはいえ、条件なし天冲殺の夢の中。 そして、08年(山子)の主導DNA天冲殺年には、 その夫は脳出血になり後遺症で右半身が動かせなってしまう。 車椅子ユーザーでもあると20年(鉄子)のDNA「車」の天冲殺年には、 夢の中なのに福祉車両に近い機能を持たせられる新車を購入した形跡もあり。 そう、みんな夢の中で事件は起きているということで、 そこは身強の子丑天冲殺であろうと、 否だからこそ天冲殺でしか結婚しなかったのだろうが、 身強で子丑天冲殺ばかりか天干一気なので、犠牲になったのは想像に難くない。 夫には同情しようと、そこも含めて自己責任。 なお、この生年月日は西原理恵子と同一。 西原といえば、最初の夫はアルコール依存症、離婚、復縁、闘病から死別。 子供はいたが、現在はご存知のような相手をパートナーとしながらも 無茶な生活を送っているようだが、子供との関係も複雑。 大矢は子供の形跡がないのは、夢の中はじまりで非現実性が強いからだが、 派手な活動をして世間を騒がしている西原に比すれば、少々地味過ぎないか。 その違いは自分の楽しみや仕事最優先の西原と、 それでも制御不能な夢の中始まりをひたすら守っている大矢の違いか。 もっと活躍も出来たろうに、残念と言えば残念である〜☆ |
■2024年05月15日(水)畑卯 |
鈴木宣弘○世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保証をどう守るのかの危機感 |
○農業経済学と国際経済学を専門とする経済学者で、 農林水産省からキャリアを積み、東京大学大学院農学生命科学研究科教授。 コーネル大学客員教授。日本学術会議連携会員。 22年(海寅)に「食料安全保障推進財団」を立ち上げ理事長に就任している 鈴木宣弘(58-1025/草亥)が、 『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保証をどう守るのか』を、 一昨年(22年/海寅)の11月16日(雨酉)のDNA「龍」の天冲殺日に刊行している。 局地的な核戦争が勃発した場合、直接的な被爆者は2700万人だが、 食料生産の減少と物流停止による2年後に餓死者は2.55億人となり、 餓死者は食糧自給率の低い日本に集中し 約3割の7.200万人(日本人口の6割)と推定 実際37%の自給率と種と肥料の海外依存度を考慮したら 日本の自給率は現在でも10%に届かない! 「お金をだせば輸入できる」ことを前提にした安全保障は通用しない! 生き残るのは一部の上級国民だけになるが それで許されるのか全て国策愚策の末期症状だ! 野菜自給率80%でも種の90%は輸入に頼っている中国はなんでも爆買い! 特にウクライナのシードバンクがロシアにより意図的に攻撃され、 近い将来国民は3食イモという時代がやってきかねない! 食料を自給できない人の末路は奴隷! 日本はアメリカやカナダ、オーストラリアからの輸入に頼っているが、 これまで他国から輸入していた国々がこれらの国に殺到すれば、 競争力のない日本は敗北する!コロナショックで人々はさらに働かなくなり 今だけ金だけ自分だけの新自由主義が農業を敗北させ、 ヨローッパでは米国産ではなくオーストラリア産を好む現状! 成長ホルモン牛肉の処分地日本になり、国民は毒を喰らう。 輸入小麦は収穫前に乾燥させ除草剤ばかり。 ポテトチップスに使用される遺伝子組み換えジャガイモ! 世界中がコンクリで覆われ土がなくされている! 異常気象、洪水渇水、農業生産に被害! わたしたちは「国産の米を食べよう」!農業は国の基本なのだ! 大惨事が迫っているのに安穏とはしていられない! 三重県志摩市出身。半農半漁の家の1人息子で、家業を手伝いながら育つ。 82年(海戌)のDNA「玉」年に、東京大学農学部農業経済学科を卒業。 95年(草亥)の律音年には、東京大学(農学)博士。 その後農林水産省に入省。主に貿易問題、国際交渉担当などを担った後に退職。 98年(山寅)の主導DNA「司」の支合年に、 九州大学農学部助教授、大学院農学研究院教授を経て、 06年(陽戌)のDNA「調」年より 東京大学大学院農学生命科学研究科(農学国際専攻)教授、 コーネル大学客員教授。日本学術会議連携会員。 現在は「食料安全保障推進財団」理事長でもあり、 東京都文京区内在住と思われる鈴木は、DNA「司」主導で、 堅実で継続の必要性を肌で感じる。 「司+司」は、極めて現実的な世界に目を向けるので、 実際の心のなかで何を考えているかは外からは見えない。 「司+玉」は、生きるための智恵を提唱する。 才能はこの「玉」で、学びの精神。専門家であることの重要性。 「玉+玉」は、無理をしない。無理をせずとも何とかなる努力を怠らず。 「草+玉+戌月」は、確証を積み上げて行く。 「戌」年生まれ「草亥」は、上がれば落ちる。急降下せぬ努力。 生き方を表す伴星は「玉」で、生涯勉強。 物事の始めの洩星は「司」で、努力の積み重ね。 締めにあたる導星は「玉」で、学生や部下と共に終える。 宿命の特長は、晩秋午後十時頃の山のような断崖より 海を臨むように厳しい立地で棲息する異形の草木。 漢方薬の原料になるかと思えば毒薬にもなるもので、 使用には十分な注意が必要。 総エネルギー212点は相応で目立つ存在でないのは、 守備本能木性33点伝達本能30点引力本能土性33点という 絶妙なバランスではあるものの 守護神火性は「戌」内「灯」の地熱でじんわり使用。 それでいて土性を上回る金性54点は岩場だらけで、 それは権威の「鉄」ではなく特別な働き者になる「宝」なので 岩場といっても小石の集合体のようで、これが54点もあり、 その隙間に根をはり地熱を摂取という形で、 習得本能の水性は真水ではなく海洋水で様々な要素を含んでおり、 62点の水性は相当深い学びが期待できるもの。 年干支の「山戌」は、守備本能が強く異様な凝り性。 仄かな明るさはあるが経済的に恵まれようと精神苦は耐えず。 内面繊細で単独行動であろう。 月干支の「海戌」は、旧家に生まれながら新たな挑戦を試みる。 言動粗野で繊細さは欠如するが、経験が物を言う体験学習。 秘めた力は目的があれば最大級に発揮される。 そして日干支の「草亥」は、未来予測する霊力あり。 波乱の最中のおかれるが集団の中で度胸の良さを発揮するが、 私生活にばかり興味を示せば犠牲者をだす日座冲殺のさげ▼▼は、 成功は組織にいながらも孤高であることだ。 干支番号構成は、35-59-12で西方北方東方で南方なし。 後天運は初旬「5歳雨亥」は、DNA「龍」の庶民性の付加も、 年干に干合されれば「灯亥」になり、 さらに月干「海」と干合すれば「草亥」になるので、 律音扱いの10年運天冲殺で、後転稼働運型。 親や家業に影響されながらも異様性を発揮すれば良い訳で、 変化に柔軟に対応出来れば怖いものなし。 2旬「15歳木子」は、DNA「石」の変則方三位。 妥協ではなく協調性和合性で、仲間のなかで抜けだして、 異常性を発揮した結果は家業が出発点とはいえ、 浪人しても東京大学にまで昇りつめる神童は真面目さ由縁。 3旬「25歳草丑」は、DNA「貫」の独立心旺盛というより、 地力の強化となり、組織の中で力をためていく。 4旬「35歳陽寅」は、DNA「調」の守護神支合で、 それまでの成果が認められ、安定化路線へと進む。 5旬「45歳灯卯」は、DNA「鳳」の発信力強化。 月干干合は進み行く方向の変化で干合後の木性強化は、 周囲は仲間だらけで、巧みに融合すれば吉。 6旬「55歳山辰」は、DNA「司」の主導DNAで自己確立。 自己の本質を確認し、年干支「山戌」の納音に、 月干支「海戌」の天剋地冲は大転換と兆しとなった。 現在の7旬「65歳畑巳」は、DNA「禄」の天剋地冲。 引力本能の発動で、自己顕示欲を満たし、評価を逆転。 今後は8旬「75歳鉄午」は、DNA「牽」のありえない最高権威へ。 さて、鈴木は半農半漁の家の一人息子。 田植え、稲刈り、海苔摘み、アコヤ貝の掃除、 鰻のシラス獲りなどを手伝いながら育つ。 小学校4〜6年の担任教師が、経済成長期の公害や乱開発について熱心に注力し、 毎日ノートに自分の意見を書き、先生がコメントをし壁新聞も作成。 地元の美しい志摩半島の自然が開発されてしまうのを見て、 開発現場の杭を抜こうと実力行使しようとしたことがあったが 「暴力的な方法ではなく、説明して訴えていくことが重要だ」と諭され、 「社会の歪みを正すには官僚になるのが良く、それなら東大がいい」と考える。 浪人時代を支えたのは「苦しむ人々のために、盾になれる人」。 小学生の時に父親が病に倒れ、入退院を繰り返す中で父母の反対も聞かずに、 親戚の少しの援助で東京の予備校に入った手前、 最低限の生活の中で「どうしても合格しないといけない」という強い意志は、 合格確率80%の早稲田は落ち、50%の東大は合格するというさすがの異常干支。 東京大学では文化3類という文学部系に入るも、 農学部農業経済学科に移れることを知り、 農業経済学という分野で国家公務員試験が受けられ大学3年で合格し、 卒業と同時に農林水産省の国際部国際企画課に配属されたのも、 自己の与えられたものを最大級に活かした成果。 「農業が世界中でコスト高で苦しんでいる。 まず今ある普通の農業が更に生産を増やせるような 政策をすることが第一であって(食料が足りないから) コオロギを食べればいいんじゃないかと いうのは論理のすり替え、飛躍だと思う。」は大正解である〜☆ |
■2024年05月16日(木)鉄辰 |
長谷敏司○プロトコル・オブ・ヒューマニティというSF介護の大矛盾 |
○ありえない金性のDNA「調」年だった01年(宝巳)、 「戦略拠点32098 楽園」で、 第6回角川スニーカー大賞金賞(01-0207/宝丑)を受賞しデビュー。 15年(草未)のDNA「牽」の支合年、 「My Humanity」が第35回日本SF大賞(15-0221/山辰)を受賞。 16年(陽申)度から18年(山戌)度まで日本SF大賞選考委員。 18年(山戌)の大半会年に「BEATLESS」 (アニメーション:ディオメディア製作)原作。ストーリー監修。 21年(宝丑)〜22年(海寅)「空匣人型」 (「BEATLESS」スマートフォン向けゲーム版。 中国版権のみ。日本未公開)原作、監修。(22年サービス終了)。 23年(雨卯)のDNA「禄」のありえない水性の干合年に、 「プロトコル・オブ・ヒューマニティ」が、 第54回星雲賞日本長編部門(小説)(23-0805/草未)を受賞。 24年(木辰)のDNA「車」年には、「プロトコル・オブ・ヒューマニティ」で、 第44回日本SF大賞(24-0223/灯巳)を受賞。日本SF作家クラブ所属。 2014-2019年人工知能学会倫理委員会所属。 現在は 人工知能学会会員(2019年〜)である 長谷敏司(74-0318/山午)が、 ありえない水性年だった22年(海寅)の10月20日(陽午)に上梓した 『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』を取りあげる。 「われわれの頭蓋にあるものは、つまりはただの内臓にすぎない。」 本当だろうか、それは自然界への冒涜ではないだろうか。 時は2050年(鉄午)。76年(陽辰)生まれで74歳になる 伝説の舞踏家で振付師でもある父(護堂森)の存在を追って、 身体表現の最前線を志向するコンテンポラリーダンサーの護堂恒明は、 周囲が呆れて反対するにもかかわらず、 ストレスから逃げるようにバイクにまたがり、大事故に遭った。 不慮の事故とは片付けられない、危機感も謙虚さもなさが災いし 右足を失い、AI制御の義足を身につけることになる。 絶望のなか、義足を通して自らの肉体を掘り下げる恒明は、 やがて友人の谷口が主宰するダンスカンパニーに参加、 人のダンスとロボットのダンスを分ける人間性の 「手続き/プロトコル」を表現しようとするが、待っていたのは新たな地獄! ダンサーの師でもあるダンサーの父親の認知症発症! 母親は父親より8歳年下だが腎臓を悪くしていたが、 自動運転にしなかった父親の運転中の事故で亡くなり、 9歳離れた兄は所帯をもって大阪におり、関わりたくないようだ。 いわゆるSF世界の予測的描写はたいしてなく、 現代が舞台だとしても違和感は全くないもので、 女性と交際にいたるまでの描写も不自然さはぬぐえず AI義足による舞踊小説かと思えば、 被健常者なのに認知症を発症した師匠である父親の世話! それで本当に良かったのか。護堂は待たずに手を焼く! SFというより普通の介護小説だった! 大阪府内に誕生し、関西大学を卒業。00年(鉄辰)頃に関東へ。 一般企業でプログラマーとして勤めたが、衝動的に退職後、 専門学校に通う生活をしていたが、25歳を前に病を罹患。 18年(山戌)から19年(畑亥)に父が亡くなるまで、実家で介護。 現在はアミューズメントメディア総合学院ノベルス学科の講師をしながら 千葉県浦安市在住と思われる長谷は、 DNA「牽」主導で、妙な役割意識が強く責任感あり。 「牽+龍」は、工夫をこらす性癖で放浪癖がないとも言えず。 「牽+石」は、一般常識に沿っていれば文句はいられないと考えるも 気配りをしながら、必死に妥協にならないよう他者と融合を試みる。 才能は「石」で、人間関係の構築。 「牽+車」は、忍耐力はありそうだが、繊細な思いやりはなく、どこか雑。 「牽+玉」は、用心深い冒険心で、確証が僅かでもあれば賭ける。 「山+牽+卯月」は、まとまりにかけて不明瞭な異性への眼差し。 「寅」年生まれ「山午」は、落ちて上昇。病でも介護でも落ちねば上がらず。 生き方を表す伴星は「石」で、人脈の拡がる日常。 物事の始めの洩星は「牽」で、目上の引き立て。 締めにあたる導星は「石」で、共同で終了するようになる。 宿命の特長は、仲春午前六時頃の山で、活きが良いかはともかく 鬱蒼とした木々に囲まれ、強い火力の溶岩流が吹き出している山で、 それを考えると、木々は棲息できているかは不明。 総エネルギー217点はそれなりで、 自身の土性は73点で子丑天冲殺でもあり身強。 守護神火性は62点と習得本能もも立派だが、 金性ゼロ(DNA鳳/調なし)は、伝達本能皆無。 無限大といえば聞こえはいいが、何かに特化しないと困難。 それが本作では舞踊になっているが、 なにもせねば、わかりやすい中身が空っぽなので倒れやすい。 また水性ゼロ(DNA禄/司なし)は、感謝も奉仕も慈しみもなく、 冷酷で他者への共感に欠けやすく、自己中心だが、 無限大に使用することも可能だが、配偶者成分皆無のため、 相手の気持ちに沿うことはなく、従わせるのみも悪意がないから始末が悪い。 稼働力の木性は実に82点もあるが、水性はなく仮死状態。 せいぜい守護神火性の燃料であり、自己を飾るには至らない。 年干支の「木寅」は、ひたすら調整能力で仲間をつのる。 月干支の「灯卯」は、観察時間は短くはないが、その気になると早い。 そして日干支の「山午」は、君臨すれども統治せず、諦めも早い。 小さなことにいつまでもこだわりはもたぬが、実家との関わりは凶。 干支番号構成は、51-04-55で北方2点に東方1点で、明るさや希望は期待不能。 後天運は初旬「6歳山辰」は、DNA「貫」の守備本能強化。 年支「寅」月支「卯」に連なる春の方三位で、外向きの賑わいあり。 2旬「16歳畑巳」は、DNA「石」の協調性和合性といっても、 年干支「木寅」の干合支害は、妙な変化で前進気勢そがれ、 最終的には潰瘍性大腸炎で、プログラマーの職を辞する。 偏った宿命を理解せずに、無謀であったかもしれない。 3旬「26歳鉄午」は、DNA「鳳」のありえない金性で、 伝達本能と表現力の出現。体調不良後に専門学校に通い、上京しデビューへ。 4旬「36歳宝未」は、DNA「調」のありえない金性の支合で、 独創性強化で、ようやく居場所をみつけるような活動と、 苦難の介護活動で身を削ぐという偏りも、制御されすぎた感あり。 現在の5旬「46歳海申」は、ありえない水性のDNA「禄」の引力本能の出現・ 進み行く方向性の変化は月干「灯」が「草」となり主導DNA方向の強化で、 生活の安定と地位の向上や確保が行われた。 今後は6旬「53歳雨酉」が、ありえない水性のDNA「司」の干合。 月干支「灯卯」の天剋地冲は立場の変化は、より安全な立ち位置か。 7旬「63歳木戌」は、DNA「車」の半会で年干支「木寅」の大半会もある 特別条件付10年運天冲殺で、ありえない40年間を糧にして、 一般人とは異なる生き方が出来れば、とんでもない目立ち方をし多忙で、 活動の幅も見込めるものだが、抵抗せずやれるか否か。 8旬「73歳草亥」は、DNA「牽」の主導DNAで自己確立に名誉。 流れにのってとんでもない生き方が評価されれば素晴らしい老境も 感謝と奉仕を忘れていれば、厳しい不名誉もあり。 さて一般的には介護は美談。 しかも長谷はその経験を作品に活かしているのだから、 それはそれで素晴らしいことに違いない。 とはいえそれは、水性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人で、 目上酷しの子丑天冲殺のすることだろうか。否である。 子丑天冲殺が身内に接するのは、あくまでも事務的が望まれる。 それでなければ、廻り道以外のなにものでもない。 まして本作のように師弟関係でも非ず。 子丑天冲殺が誕生する家系には、それなりの理由があり、 山で動かぬとはいえ身強の「山午」だから出来たが、 やはり遠回りだったのではないかと言えるし、 おそらく作中に登場する交際相手が現在の妻だと推認できるが、 結婚は介護が終わった夢の中と推認できて、 そこも野人なのだから、相手も変わった人に違いないだろうが、 持続できるかとなると別物であるような印象を持つ〜☆ |
■2024年05月17日(金)宝巳 |
早坂吝○VR浮遊館の謎 探偵AIのリアル・ディープラーニングの星を紡ぐ |
○小中学生の時にアガサ・クリスティ(1890-0915/畑亥)の作品を、 高校生の時に綾辻行人(60-1223/草酉)の作品を、 大学生の時にエラリー・クイーン(1905-1020/海辰)や 麻耶雄嵩(69-0529/木辰)を読見込んでおり 14年(木午)のDNA「調」年に、 「○○○○○○○○殺人事件」で第50回メフィスト賞を受賞しデビュー。 同作ではミステリが読みたい!新人賞も受賞した 早坂吝(88-0119/雨酉)が、 WEBマガジン「yomyom」に毎週金曜日に連載されていた 『VR浮遊館の謎:探偵AIのリアル・ディープラーニング』を 大幅加筆訂正して04月01日(草未)のDNA「鳳」日に上梓した。 「星座があるいている」 君の目には星座にみえたのだから仕方がない。 いや、そうでもない許しがたい殺人鬼だよ君は! それを自分好みに配列を変えていく、それを我慢がきなかったのだ。 それで急速に光が弱くなっていき、死を目撃したのだろう! 発覚しているだけで、20年近くで断続的に7件の犯罪を行い、 最後は警察官に発砲され怪我を負いながらも 逃走している希代の犯罪者「骨折りジャック」 歴史的な犯人ならば若者は除外されるはずだが、それでいいのか! VRゲーム内で勃発した連続猟奇殺人!? 館の謎を解き、無事に脱出できるのか――。 人工知能探偵・相以(あい)と助手の合生輔(あいおいたすく)は、 世界初のフルダイブ型VRに挑戦!敵は相以の陰陽片割れ以相(いあ)。 小説家のAIや(新鏡社)担当編集やアイドル上がりの政治家に SF作家、AI研究者、与党衆議院議員、ヨガインストラクター、 性別不詳のVチューバー、館の主がまみれて対峙する! ここでは助手といえども、探偵には添い遂げず試される! あらゆるものが浮遊する館で、相以は魔法使いに変身! 各人に振り分けられる「火の魔法」「水の魔法」「土の魔法」 「風の魔法」「光の魔法」「闇の魔法」「夢の魔法」「現の魔法」 など韻をふんだような呪文!これらに欺かれてはならない! 早速、犯人当てゲームの最速クリア法を提案する相以。 「一人ずつ殺していけばいいと思います!」ゲームとは思えない 生々しい死体の出現、迫りくる殺人鬼の魔の手! はたして二人は浮遊館の謎を解き、無事に脱出できるのか。 言われれば納得の空間演出も、巧みに欺かれるのだから 作家は自身の加虐的趣向を満たすための創作ではないか。 そこでは性的な静かな興奮まで提示し自画自賛(笑)! なにが「星を紡ぐもの」だよ!犯罪者が! 無重力は言われてみれば、最大級のヒント! 犯人は巧みに利用したことになるが、逮捕覚悟でするだろうか! 新感覚超新星とまで言われ、まずは自己の欲求は満たしたうえで、 急転直下の推理バトルは新感覚ミステリなのだろうか。 え、だってゲームだろ。違うのか、これは。 ありえない暴力装置のごとき犯罪者を野放しにしてはならない! なにが「地球は丸かった」だよ! 大阪府生まれ。京都大学推理小説研究会出身で、京都大学文学部を卒業。 メフィスト賞受賞時は、転勤で既に一人暮らしをしていたが、 現在地もなにもかも不明な早坂は、DNA「車」主導で危険。 才能は「車」で、犠牲的本質で共感力無縁の粗暴さ。 「車+鳳」は、大衆的で執筆が受けて儲かれば幸いと考える。 「車+龍」は、瞬間的閃きで勢いで片付け、ある意味行き当たりばったり。 「車+禄」は、拘束嫌いの自然を好み、制御されると反抗しやすい。 「車+貫」は、利己的で短気。 「雨+車+丑月」は、言葉による攻撃。 「卯」年生まれ「雨酉」は、自己矛盾なし。 生き方を表す伴星は「石」で、仲間を意識・人脈を拡げる。 物事の始めの洩星は「鳳」で、なんとなく遊び半分、趣味の延長。 締めにあたる導星は「龍」で、次の展開や先を読む。 宿命の特長は、晩冬深夜二時頃の勢いのある水流。 あるいは街灯を霞まさせるほどの豪雨で、照明装置はほぼ役にはたたないが、 ないよりマシで、僅かに迷子にならぬような救い。 総エネルギーは161点でさほど強力とは言えぬが、 自身の水性は69点も占める不遜的強者扱い。 伝達本能の木性は20点。引力本能の火性は18点。 闘争本能の金性は36点で、これが主導し危険な元。 また、年干支「灯卯」は、現実的には不可能な夢想状態に陥りやすく 極度の心配性だが、確証を得て動きだすと存外に素早い。 月干支の「雨丑」は、和合性に乏しく我が道を行く さめきった感性で敵も少なくなく、自主性ありき。 そして日干支の「雨酉」は、頭脳明晰如才なし。 品性高貴とはいえないが大胆で、異性を踏み台にする傾向。 干支番号構成は、04-50-10で東方2点に北方1点で、狭量世界。 後天運は、初旬「4歳海子」は、DNA「石」。 年干干合で守護神消滅で、親の世界の影響により、 妥協を強いられるのか、はたまた狡猾になるのかはともかく、 周囲に影響されやすく純水な部分は傑出できていない状態。 2旬「14歳宝亥」は、DNA「龍」の10年運天冲殺で庶民性通俗性の 突如世界が拡がったもので、初旬の濁り水の影響も薄まり、 傑出した習得本能が磨かれた勢いで、年干守護神も復活して頭角を現す。 大学入学が天冲殺年であろうと守護神害であろうと、 年支「卯」の半会もありでお構いなし。勢いばかりが増加したのだろう。 3旬「24歳鉄戌」は、DNA「玉」の10年運天冲殺害。 ひとつの分野に特化することで、習得本能が磨かかれる。 年支「卯」の支合もあり、仕事をしながらも自己の世界は、 なかなか作り出せずとも、相応の動きがあったもので、 思うように時間が確保できずとも、なんとかするしかなかった。 とはいえ勢いはあって、諦めずにデビューにはこぎつけた。 現在の4旬「34歳畑酉」は、DNA「車」の主導DNAで自己確立。 自分の目指すものはこれしかないという自信にあふれ、 刑に衝突はあろうと、それまでも著作に活かしたりで、 急流で加速がついて、勢いが削がれることなく活動。 今後は5旬「44歳山申」がDNA「牽」の役割発揮に名誉。 進み行く方向の変化は、作風に制御が加えられるとはいえ、 月干と日干の「雨」は「灯」になるため、 年干の「灯」を加えた干合火性天干一気が成立し、 やたら目立つようになり、かなり売れていくのだろう。 6旬「54歳灯未」は、月干支「雨丑」の天剋地冲を伴うDNA「禄」。 年干支「灯卯」の大半会を伴う守護神火性回りは、 よほどしくじらない限り、気持ちを引き締め注目される時期。 7旬「64歳陽午」は、月支「丑」の害で若干不安定さは隠しきれずとも、 DNA「司」の守護神で、のびのびと稼働が可能。決め手なかろうと順調。 8旬「74歳草巳」は、DNA「鳳」で冷静でゆとりある発信力。 月支「丑」VS日支「酉」の三合会局で金性強化の成果ありで、 言いたい放題、やりたい放題の楽しい時期になるか。 さて、デビュー作より続くシリーズものは、 性的要素を推理やトリックに利用している。 その為エロミスもしくはバカミスと称されることもあり、 性的なことがキーワードとなるため映像化不可能と宣伝される一方、 その他の作品ではその要素を排しているかのに見えるが、 異性を利用していく「雨酉」には、健全と本人が考えようと、 二次的にはそういう印象がもたれかねない。 ドローンや人工知能といった小道具を扱おうと、主導する「車」は健在で、 むしろ性的要素より粗暴な表現のほうが問題になるのではないか。 また、文庫化の際に大幅改稿したり、 文庫版はノベルス版より殺人事件が一つ増えるなどは 堪え性のなさの現れであり、そこも容易く流れを変えられる 「水」の特性といえばそれまでで、本人らしいとはいえよう。 なお、SNSは頻繁に更新しているが、私的面は見えない。 総エネルギー161点では、私的生活はありえないだろうし、 あってもそこまで気にはしていられないのだろう〜☆ |
■2024年05月18日(土)海午 |
最相葉月○母の最終講義の疎遠な言い訳 |
○大学卒業後広告代理店でラジオ・テレビ担当の営業を経験し、 結婚と同時に上京して学術系出版社、PR誌編集事務所勤務を経て、 フリーの編集者兼ライターとなり、ありえない守護神火性年に 第4回小学館ノンフィクション大賞(97-0704/灯未)を受賞した 98年(山寅)のありえない土性年刊行の「絶対音感」が ベストセラーとなり一役世間に認知され、 同じくありえない火性天冲殺年だった07年(灯亥)刊行の 「星新一 一〇〇一話をつくった人」は、 第29回講談社ノンフィクション賞のほか、 第34回大佛次郎賞(07-1215/雨未)、第28回日本SF大賞(07-1215/雨未)、 第61回日本推理作家協会賞評論その他の部門(08-0516/陽辰)、 第39回星雲賞ノンフィクション部門(08-0823/草未)を受賞した 最相葉月(63-1126/雨酉)が、あまたの雑誌に執筆した 母親との向き合い方・介護など周辺記事を執筆した 『母の最終講義』を01月22日(草酉)のDNA「鳳」の刑日に刊行した。 あの介護の日々は、母から私への教育だった――。 著者の半生がにじみ溢れるエッセイ集。 珠玉の47本をデビュー30周年記念企画! 「約三十年、介護とそれに伴う諸問題で心身共に限界だった時期もあるが、 不思議なことに最近は、母が身をもって私を鍛えてくれていると 思えるようになった。いざとなっても人工呼吸器や胃ろうはせず、 自然に任せようと思っている。覚悟はあるのか、私。」だとか 「ああもう限界。酸素不足の水槽で口をパクパクさせる金魚のようになったら、 一刻も早く東京に戻らねばならない。人に会い、原稿を書き、心を立て直す。 その繰り返しである。交通費は、心身を健康に保つための必要経費と 考えるようにした。」 「ひかえめだけど芯の強い自分と、出しゃばりだけど脆い自分は、 一人の人間の中に共存している。仕事や家庭でさまざまな困難に向き合い、 へこんだり笑ったりする時間を積み重ねるうちに鍛えられていく。」 「わが身を振り返ると、若年性認知症の母の介護が始まった二十代の頃、 ヘルパーさんから自分の親の介護はほかのヘルパーに頼んでいると聞いて 救われた気がした。そうか、人に頼っていいんだと安堵した。」などだが、 編集者・ライターだからこそ、その体験を克明に記録して語ったのは 頭が下がるが、一般人に役立つかといえば、それは別物。 商い優先の介護施設の嘘を見透かし、先にある葬儀という宗教儀式を考慮し、 特定B型肝炎ウイルス感染者としての献血に参加できぬ苦悩、 子供がいないからこそ、時間もお金も介護にかけられたという自慢と自虐。 これでもかという家じまい墓じまい等の苦労話は読み物としては悪くはないが、 どうしても多くの媒体に書かれた手前、まとまりに欠けるのが残念。 風呂敷の効用、ゲリラサイン会、自動車運転免許を持たない取材 「ご苦労さまとは言わない、ありがとうで十分」 「リフォームのために本を捨てる」「再開発による転居の顛末」など あげくは夫の膵臓癌罹患、最後は静かな街を終の棲家にしたいなど、 わかるようでわからない、まるで読み手を煙にまくような覚悟というか あとはどうでもなれ感が悪くはないが、それが正解だったかは別物。 巻末には編集者たちの最相へのエールあり、それはそれで破格。 東京都生まれの兵庫県神戸市東灘区育ちで、甲南女子高等学校を卒業し、 関西学院大学法学部法律学科(国際法専攻)を卒業し、 旭通信社大阪支社でのラジオ・テレビ担当の営業を経験し、 60年に一度のありえない干合支合年だった88年(山辰)に結婚のため上京して、 就職情報誌で探したという(なんたる無計画性) 学術系出版社、PR誌編集事務所の中原編集室勤務を経て、 フリーの編集者兼ライターとなった最相は、DNA「石」冲殺主導。 他者の犠牲のうえに成立する妙な辛抱強さあり。 組織に属して妥協するよりは、大変でも一人を良しとする。 あえて才能と言えば主導する「石」で、相手を選ばない。 「石冲+鳳」は、常識の通用しない相手に合わせられる気安さ。 「石冲+龍」は、言い訳をしながらも実行する。 「石冲+貫」は、融合せず独善。 「貫+貫」は、用心深く懲りずに挑戦する。 生き方を表す伴星は「牽」で、埋もれているものを表にだす。 物事の始めの洩星は「龍」で、放浪からはじまる。 締めにあたる導星は「鳳」で、気が抜けたら終わり。 宿命の特長は、初冬午後十時頃の勢いのある川なり雨。 総エネルギー195点は一見か弱い感じも、 さにあらず自身の水性は95点もあるところに、 年干も月干も日干も「雨」という真性水性天干一気で、 局地豪雨のように激しく集中して攻撃してくるので、 寝込みを襲われたら油断も隙もなく拒絶できぬ取材力。 さらには年干支VS月干支の大半会で畳みかけてくるもので、 木性38点の伝達本能は、より広がりをみせ 火性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人は、なんでもあり。 表面的にはともかく感謝や奉仕より使命に燃えて遠慮なし。 土性ゼロ(DNA車/牽なし)は、邪魔物蹴散らし格好つけず。 配偶者成分皆無で制動不能で、媚び売らず。 金性19点は習得本能は僅かでも一点集中。 年干支の「雨卯」は、霧のようで正体不明。常識人で模範的に見えて隙なし。 月干支の「雨亥」は、庶民性を見せて自分の土俵に相手を引き込む。 目立たぬような他人が挑まぬ部分への進出で活路見いだす。 そして日干支の「雨酉」は、頭脳明晰世渡り巧み。 肝が据わった大胆さで、大仕事を成し遂げる。 干支番号構成は、40-60-10で西方北方東方で南方欠けの無駄のない精神領域。 後天運は初旬「6歳木子」は、DNA「調」の孤独を好む。 一人で何でもできてしまうような、静かでませた子供。 2旬「16歳草丑」は、DNA「鳳」の半会で、ゆとりと成果。 活動的になり、内面の澱のようなものが一気に放出され、 その最後の最後に、ありえない結婚を機に上京。 3旬「26歳陽寅」は、DNA「司」の堅実地道。 ツテもなく就職情報を頼りに仕事を見つける。 さすがにありえない火性守護神で、自己の立ち位置を知らしめる ノンフィクション大賞を受賞しベストセラーに。 4旬「36歳灯卯」は、DNA「禄」の天剋地冲。 ありえない引力本能全開の逆転作用。 大佛次郎賞、ノンフィクション賞、日本SF大賞、 日本推理作家協会賞などを軒並み受賞で売れっ子に。 5旬「46歳山辰」は、DNA「牽」の干合支合。 進み行く方向の大変化とありえない土性の到来で、 水性天干一気から火性天干一気で、立ち位置一変。 現在の6旬「56歳畑巳」は、ありえないDNA「車」の半会。 多忙と危険の同居はどこまでやるのかといった仕事も、 その気になれば、たちどころに片付ける。 今後は7旬「66歳鉄午」が、DNA「玉」の伝統。 振り返る過去が多すぎる。 8旬「76歳宝未」は、DNA「龍」の三合会局。 年支「卯」VS月支「亥」のからむもので、老いて新たなテーマに挑む。 さて、最相は母方の旧姓で、ありえない土性をたどろうと、 そこには連綿と持続するものがない、ハミだし運の戌亥天冲殺。 にも関わらず20代後半から母親の遠距離介護、実に30年に及ぶ。 途中父親も癌でなくなり、母親の介護は20年(鉄子)のDNA「玉」年で終了。 子供がないのはおそらく年上であろう夫を 天干一気で剋して萎えさせているからであろうし、 最相はこうして母親を通して書物も刊行しているが、正解だったろうか。 これさえなければ、もっと伸び伸びと無限大の仕事をしていた筈。残念だ〜☆ |
■2024年05月19日(日)雨未 |
あらゐけいいち○コミティア魂 漫画と同人誌の40年を駈けぬける |
○03年(雨未)の主導DNA年から「ヒマラヤイルカ」という同人サークルで、 同人誌即売会コミティアに出展、頒布。 06年(陽戌)には「コミックフラッパー」て 「カゼマチ」を3ヵ月に渡り読み切りを連載。 同年「月刊少年エース」で「日常」を15年(草未)まで連載。 これは11年(宝未)にアニメ化され、第22回エース新人漫画賞奨励賞を受賞。 教育芸術社令和6年度小学生の音楽(1〜6年生)表紙、 キャラクターイラストに採用されるなど味のある活動している あらゐけいいち(77-1229/鉄申)が、 正体不明のライターと共に『コミティア魂』を 03月05日(山辰)のDNA「龍」の三合会局日に刊行した。 「魂と魂が握手するような出会い」を求めて―― オリジナル作品のみを扱った同人誌即売会コミティアは、 どのように生まれ、どこへ向かおうとしているのか? あらゐけいいち描き下ろし漫画収録 オリジナル作品のみを扱った同人誌即売会「コミティア」の イベントカタログ「ティアズマガジン」誌上にて連載された、 漫画と同人誌の歴史をたどる証言集「コミティア魂」。 コミティアを軸に、イベントが始まった84年(木子)から24年(木辰)現在までの 日本の同人誌即売会、漫画業界、インディペンデントカルチャーの 歴史を紐解く好評連載が待望の書籍化! 「ティアズマガジン」掲載の誌上連載全編に加えて、 20年代について綴った書き下ろし原稿も収録。 コミティア会長の中村公彦、BELNE(漫画家)、 猪飼幹太(COMIC リュウ編集長)、 筆谷芳行(コミックマーケット共同代表)など、 関係者の「証言」から40年の歩み。 極めつけはあらゐけいいちによる描き下ろし漫画を収録。 80年代、90年代、00年代、10年代&20年代という 4つの時代のコミティアをあらゐ独自の視点から描く。 同人誌「自分たちのコミティア」に掲載された、 あらゐがコミティアに初参加した際の様子を描いた エッセイ漫画「コミティア」は垂涎物。 新しい才能を見出し続けてきたコミティアは、 どのように生まれ、どこへ向かおうとしているのか? 漫画と同人誌の歴史・文化に興味がある人や、 出版業界に関心のある人は必読の一冊なっている。 ここでは、キュートで秀逸なあらゐの汗と涙の記録を取りあげて解説する。 群馬県前橋市出身で、群馬県立伊勢崎商業高等学校卒業。 漫画家になる前には写植業を生業にしており、 現在も群馬県前橋市内に居住していると思われる あらゐは、DNA「調」冲殺主導で、人付き合い不得手で好きなことしかしない。 才能は「調」で、独創性ある女子力と観察力。 「調冲+車」は、自分なりのペースでしか生きて行くことができない。 「調冲+貫」は、集団行動不得手だが、理解者には妙な感謝の念を持つ。 「調冲+牽」は、大胆で繊細な発想だが、表層的にはズボラ。 「調冲+鳳」は、曖昧で気後れ。 「鉄+調冲+子月」は、風流で妙な勘が働く。 「巳」年生まれ「鉄申」は、本番には強い。 生き方を表す伴星は「鳳」で、趣味のような人生。 物事の始めの洩星は「貫」で、自分一人で始める。 締めにあたる導星は「鳳」で、趣味で終わる楽しみ。 宿命の特長は、仲冬深夜零時頃の僅かな灯台の明かりを頼りに航海する船も、 貨物船であれば荷を積んでいるはずのに、船蔵は空っぽ。 漁をする訳でなく、人を運搬するものでもなく、社会貢献は無縁。 好き勝手に動くだけで、総エネルギー200点は大型船に非ずも、 自身の金性は66点あり屈強も、主導するとはいえ水性60点もあり、 沈まぬように稼働するしかないが、習得本能の土性は36点、 守護神火性の稼働力は38点と、あまりあてにはならないが、 最も深刻なのは木性ゼロ(DNA禄/司なし)で、 守護神火性の燃料もなければ配偶者成分も皆無。 生きて行くための食い扶持も全くないので、 生月冲殺らしく独立運の子丑天冲殺の特性を殺してでも 実家に寄生するなり、望む望まないではなく仕事は選ばない。 とはいえ開き直って無限大という手もなくはなく、 大海に沈みたくなければ、腹をくくって稼働するしかなく、 生きて行くのは、あくまでも本人の気持ち次第。 とはいえ年干と月干が宿命内干合をすれば、 それぞれ「草」と「木」になり、精神性の強い生き方が救いあり。 さらにその延長上で世間とのかかわりをもてば、 日干「鉄」が干合年干「草」と二次干合し年干は「宝」になり、 仲間と集えることも可能。 年干支の「灯巳」は、極めて狭い範囲で最大級の力を発揮し、 なんでも自分でやらねば気が済まないので、活動は限定的。 月干支の「海子 」は、生まれながらの智力ありも、 怒ったり自暴自棄になれば、運気の低下を招く。 日干支の「鉄申」は、自己のスタイルを決して曲げない役人気質。 他者の領域にあれこれ口を挟まないので、情実がない面は評価され、 なかなか諦めない粘り強さは天下一品の評価をくだされる。 干支番号構成は、54-49-57で北方のごく限られた領域で棲息。 後天運は初旬「7歳宝亥」は、DNA「石」の協調性和合性の害毒。 屈辱的になりやすいので妥協厳禁も、 人間関係の構築は苦手で人見知りで、裏切りや騙されやすいが、 月干「海」に年干「草」が宿命内干合されれば「宝」となるため、 年干支は「宝巳」になり、10年運と納音のため、 親が家系の犠牲になったり、世間から制約を受けたり、 本人が私的満足だけではなく、破れかぶれであれば社会にでてから、 一定の成功運型になりうるが、稼働力の低い冬生まれの生月冲殺であるため、 未知数も、孤独を乗りこえ漫画の世界には踏みこんでいる。 2旬「17歳鉄戌」は、DNA「貫」で自我強調も、これといった稼働なし。 やいたいことをやったり、できることをしていた時代。 ラジオと雑誌にに投稿して、腕を磨く。 自分と他者との距離感をつめてくれたのはコミュティアだった。 3旬「27歳畑酉」は、DNA「玉」でひとつの流れを極める。 年支「巳」の半会があり、ようやく動きが伴うも未だ忌み神。 4旬「37歳山申」は、DNA「龍」で気分一新。 新たな流れをうけとめて、庶民的な活動で吉。 今年(24年/木辰)のDNA「禄」の三合会局年から始まる 5旬「47歳灯未」は、DNA「牽」の名誉で守護神。 忌み神月干「海」の干合は方針変更。 明るさの見える進み行く方向を選択することで、 「海」は「木」になり、DNA「禄」の引力本能強化。 6旬「57歳陽午」は、DNA「車」の守護神で、 月干支「海子」の天剋地冲は立場の変更で多忙を極め絶好調。 7旬「67歳草巳」は、DNA「司」の干合支合で、 望むものが手に入る引力本能強化で地道な時期。 8旬「77歳木辰」は、DNA「禄」の引力本能全開。 月支「子」VS日支「申」の三合会局は、やや水分強化も 溺れねば何でもありで、老いても最大級の成果を求めたい。 あらいは91年(宝未)の「宝」重なり(10年/宝亥)の 月支「子」の害年を伴う金性過多年に肺炎で入院しているが、 これは木性ゼロで金性過多(肺は金性の領分)のため、 どうしても逆剋の木性がないために影響しているが、 そもそも変わった宿命は、活かしきらねば病魔になりやすい。 木性は野菜なので、野菜の過剰摂取もしないよりはマシだが、 まずは人に優しく感謝に奉仕がなければ、引力本能も湧いてこない。 配偶者成分皆無もそうだが、ようは他人を思いやる気持ちに欠けている。 「調」冲殺ならば、妙な女子力を発揮し愛想を売れば、 無限大の引力本能が生まれて、もっと売れるのに残念と思う。 生月冲殺に恥も外聞もなし、一発芸だっていいんだぞ〜☆ |
あらゐけいいち○77-1229 |
鉄海灯灯 申子巳-7 牽鳳貫調車(調冲殺主導) 木性(00)火性(38)土性(36)金性(66)水性(60)/総合200 子丑生月冲殺/初旬条件あり(宿命内二次干合年干支と天剋地冲) 害(7歳宝亥)/干合支合(67歳草巳) 木性ゼロ(配偶者成分皆無)/金性過多/水性過多 -7歳宝亥/17歳鉄戌/27歳畑酉/37歳山申/47歳灯未/57歳陽午/67歳草巳〜 |
■2024年05月20日(月)木申 |
嶋津輝○襷がけの二人はキッパリサッパリ昭和の女性を彩る |
○10年(鉄寅)のDNA「調」年に小説の執筆を始め、 朝日カルチャーセンターで編集者・根本昌夫の小説講座を受講した後、 16年(陽申)のDNA「玉」の変則方三位年に「姉といもうと」で、 第96回オール讀物新人賞(16-0928/雨丑)を受賞。 19年(畑亥)のDNA「貫」年に「スナック墓場」として刊行。 (文庫化にあたり「駐車場のねこ」と改題)。 昨年(23年/雨卯)のDNA「禄」の守護神年に、 第170回直木賞候補にあがった『襷がけの二人』が、 昨年09月30日(灯酉)の主導DNA「龍」の半会日に上梓されている。 「千代。お前、山田の茂一郎君のとこへ行くんでいいね」 親が定めた縁談で、製缶工場を営む山田家に嫁ぐことになった十九歳の千代。 千代にはある秘密があり、それがもとで夫との閨房も別になり会話もなくなり、 裕福な家に嫁いだ千代は財布は握っていても孤立するばかり。 実家よりも裕福な山田家には女中が二人おり、若奥様という立場になり、 救いは、元芸者で義父が義母の死後家にいれた、女中頭の三村初衣との関係で、 仲間のような師弟のような絆が芽生える。 家からでたままの夫が工場事務員との間に、 こさえた跡取り息子との問題を抱えながら、 「家」からそして「普通」から逸れてもそれぞれの道を行く。 やがて過酷な空襲や戦後の混乱を経て二人ははぐれてしまい 千代は若い女中の嫁ぎ先への戦時下の避難し、 初衣は空襲の二次被害で盲目となり、 千代は初衣を探し疲れ声を潰し濁声になるものの、やがて工場の賄い婦となり、 料理の腕をあげ、三味線の師匠と住み込みの女中という 逆転の立場がながら不思議な縁で、二十年の時を経て、ふたたび巡りあう。 美味しそうな食事、細やかな生活描写、粋な仕草に彩られた激動の時代。 「二人一緒なら、どこへでも行けます。だって、生きているんですもの」 本音で語る奥様と私の絆は心に沁みる。 東京都荒川区出身。日本大学法学部を卒業。 離婚後、転居を繰り返し現在地は不明も、東京の東部また北部地域に 居住しているフシありで、法律事務所で経理を担当し、 始業1〜2時間前にカフェで執筆するという嶋津は、 DNA「龍」冲殺主導で落ち着かない日常も、見直しが多いからこそ、 旧いもの伝統的なものに惹かれたり愛でることが可能。 才能は「龍」で、旧き良き庶民性の伝承。 「龍冲+鳳」は、内面葛藤激しいわりには楽しい日常を感じさせる。 「龍冲+禄」は、視野は狭くなったり広くなったり状況に変わる。 「龍冲+貫」は、忍耐力ありそうに見えて、自分可愛さに逃避。 「鳳+鳳」は、欲深さに裏付けされた気さくさ。 「畑+龍冲+未月」は、始まり波乱で好きは好き嫌いは嫌いの分かり易さ。 「酉」年生まれ「畑丑」は、人と人の間で織りなす人生。 生き方を表す伴星は「牽」で、埋もれたものを世に問う。 物事の始めの洩星は「龍」で、別離が新たな生き方を決断させる。 締めにあたる導星は「禄」で、他人により終わりをつげられる。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の特別な遊興施設で仕切られた あちら側とこちら側の似ているようで、成り立ちが異なる街並み。 総エネルギー229点はそれなりの存在感も 自身の土性は96点もあり、それが冲殺されているため、 自己制御不能の悲しみが充満するが、それを売りにすることもあり。 格別な少女性の強い金性を生みだし、これが75点と堪え性なし。 守護神水性は僅か19点で、さしたる寛容性なく、優しくはない。 闘争本能で配偶者成分にもなる木性も15点。 無限大ならまだしも中途半端なので格好がつきづらく残念も、 年干と月干の同一は、表裏なきようで両天秤。 あちらの世界とこちらの世界を行き来も自由。 旧い世界はありえない陽光だが、使用出来れば忌み神月干「宝」の増長を制御。 月干は「雨」に10年運は「海」の守護神になるので、 現在より過去の事象に思いを馳せるのが吉。 年干支の「畑酉」は、見てくれや形状重視。年上女性に愛される質。 月干支の「宝未」は、自己については多くを語らぬ寡黙な長距離ランナーで、 用心深さや懐疑の念を持ち合わせるが、女性は離婚したら仕事に邁進し、 新たな異性の気を近づかせねば成功する度合いが増す。 そして日干支の「畑丑」は、焦らず我が道を往く。 辛抱強く待つことを苦にせず、他人任せで運も成長する。 干支番号構成は、46-08-26で北方東方南方で西方なしで先を見据える。 後天運は初旬「9歳海申」が、DNA「司」で堅実で地道を強要された。 反発は染みついて、年支「酉」と月支「未」の狭間を埋める変則方三位は、 比較的社会参加しやすい質を与えられるが実行可能かどうかは、 制御不能の生月冲殺のため未知数。 高校時代の「高飛び込み」は水が守護神で生月冲殺なので相応。 2旬「19歳雨酉」は、DNA「禄」の引力本能の半会で、妙な人に好かれる。 だからこそ結婚も早かったが、相手になる木性は冲殺月支「未」内なので 翻弄されるなど微妙なため、ほどなく別れてしまうのも自己中心。 3旬「29歳木戌」は、DNA「牽」の10年運干合天冲殺で、木性強化。 転居や転職もここから落ち着くのか、役割が濃厚になってきており、 新たな異性も意識したであろうし、それがなければ生きてもゆけまい。 年干支「畑酉」の干合支害は、相応の努力は必要だが変化には対応した筈。 4旬「39歳草亥」は、DNA「車」の冲殺月支半会の10年運天冲殺。 稼働力はあがるため、創作の道に踏みこみ、後半で受賞しデビュー。 現在の5旬「49歳陽子」は、DNA「玉」で旧いものがテーマ。 月干干合は進み行く方向の変化となり、 月干「宝」は「雨」になり、10年運は「海」になれば守護神扱い。 つまり旧い方向をテーマにすえて、引力本能を発揮すれば、 心優しい作品となり、認められるようになる。 6旬「59歳灯丑」は、DNA「龍」の庶民的な改良改革。 年支「酉」の半会で世界は拡がり、月干支「宝未」の天剋地冲は立場の変更。 熱い気持ちをたぎらせて、世に認められるよう努力する。 7旬「69歳山寅」は、DNA「石」の協調和合性なり政治力。 さすがに世間の壁は厚く、生月冲殺でも午未天冲殺なりに妥協的幕引き。 8旬「79歳畑卯」は、DNA「貫」の自我協調。 年干支「畑酉」の納音は急ブレーキだろうか。 さて、会計事務所・法律事務所など勤務の傍ら作家活動をしているが、 楽しみながら時間をかけているのは、如何にも制御されぬと、 稼働力があがらぬ生月冲殺だし、そもそも金性過多は表出せずともDNA「鳳」。 表現するのは得意でも「畑」に特殊金属は、様々な要素がありすぎて面倒。 あとは冲殺月支「未」内「草」が異性だが、そこらあたりも邪魔をする。 年支「酉」VS日支「丑」の半会は、一気に決着が華。 ぐずぐずせずにやらねばばらない! そこらが絶好の作品で直木賞を逃した要因ではないか〜☆ |
嶋津輝○69-0713 |
畑宝畑雨 丑未酉+9 貫鳳禄龍鳳(龍冲殺主導) 木性(15)火性(24)土性(96)金性(75)水性(19)/総合229 午未生月冲殺/天冲殺(29歳木戌/39歳草亥) 変則方三位(9歳海申) 木性脆弱/火性脆弱/土性過多/金性過多/水性脆弱 +9歳海申/19歳雨酉/29歳木戌/39歳草亥/49歳陽子/59歳灯丑/69歳山寅/79歳畑卯〜 |
移 動 祝 祭 日○ 2 0 2 4 年/ 木 辰 |
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