★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 2 4 年(木辰)○11月 草亥 // 移 動 祝 祭 日 |
■11月分一覧 (2024年○目次) |
小泉綾子○無敵の犬の夜は災禍を引きよせる(2024_1101) |
彬子女王○京都ものがたりの道探訪のあっと驚く背景(2024_1104) |
菰野江名○さいわい住むと人のいうにある寂寥(2024_1105) |
久栖博季○ウミガメを砕くのありえない醒めた優しさ(2024_1110) |
西川三郎○永田町のシンデレラがガラスの天井破る謎(2024_1112) |
吉田敏浩○追跡!謎の日米合同委員会 別のかたちで継続された占領政策の真意(2024_1114) |
浅野皓生○責任にある冤罪と復讐の火種(2024_1115) |
楠木誠一郎○チーム紫式部!で軽妙洒脱の夢の中(2024_1119) |
井沢元彦○紫式部はなぜ主人公を源氏にしたのかの真相(2024_1120) |
■2024年11月01日(金)畑亥 |
小泉綾子○無敵の犬の夜は災禍を引きよせる |
○九州から上京して、映画専門学校を卒業も映画の世界には入れずに、 神田神保町の老舗レコード店でバイト生活中に突如ひらめいて、 19年(畑亥)の主導DNA「司」の干合年に、 お茶の水のスターバックスで書いた小説「うれしげ」が、 第56回文藝賞(19-0822/宝卯)最終候補に残り、 22年(海寅)のDNA「龍」の守護神半会年に、 「あの子なら死んだよ」で第8回林芙美子文学賞(22-0204/山子)佳作を受賞。 23年(雨卯)のDNA「玉」の守護神支合年に、 『無敵の犬の夜』で第60回文藝賞(23-0823/雨丑)を受賞し、 「文藝2023年冬季号」に掲載された 小泉綾子(85-0804/木戌※)の同作が、 11月30日(海辰)の守護神四土格入格日に上梓されている。 北九州の片田舎。幼少期にふざけて箪笥の中に隠れていた時に、 母親が気づかずに、閉めてしまったために、 右手の小指と薬指の半分を失った男子中学生・界(かい)は、 学校へ行かず、地元の不良グループとファミレスでたむろする。 担任の半田は福岡市内の私立学校からやってきた最悪の生物教師で、 25歳の小太り眼鏡、トレードマークの糊がパリッと利いた白衣に 黒髪マッシュルームヘアで、キノコ系の渾名を欲しがっているとしか思えぬが、 俺たちのことを「田舎者」として見下していた。 前の学校で生徒の着替えを盗撮したとか 出会い系サイトで未成年を漁っていたとか、 ガチガチの変態で、俺たちはコイツを追い出すことに精をだす。 そして「この先俺は、きっと何もなれんと思う。夢の見方を知らんけん」 「強くなったらもう誰も俺をバカにしない。 恐れられ尊敬される世界。最高やん。きっといつか、もしかしたら」 そこで知り合ったなぜか猫を多頭数飼いする 「バリイケとる」男・橘さんに心酔し、 東京のラッパーとトラブルを起こしたという橘さんのため、 ひとり東京へ向かうことになるが、待ち受けていたものは! 差別はいかなる場合もアウトでしょ。古着屋巡るしょ、ショップ巡るしょ。 渋谷と六本木のクラブいくっしょ。家系ラーメン行くっしょ。 「東京には可能性を感じるんよ」 同級生いけてる女子から告白され付き合うも格好つけられず! なにが個性じゃ! 東京のミュージシャンから窃盗してメルカリで売って 羽目外してしめられた橘さんの名誉のために バリ退屈を忘れるために、それは必要なことだったが、 夜行バスでついた東京には、なんもなかった。はずだ。 でも「まだ俺はやれる。マジで失敗したら、その時に死ねばいいだけ。 この森を抜ければ、俺はもっと強くなれる」はずだった。 東京都田無市(現/西東京市)出身。 14歳の時に北九州市に隣接する大分県境の田舎町に引越し。 福岡教育大学を卒業後に、上京して映画美学校へ。 現在は東京都杉並区と東京都武蔵野市の隣接地域居住と思われる小泉は、 DNA「司」主導で、純粋で引力本能抜群。なんでも引きよせ我が物にする。 「司+司」は、現実性強く、本当の心の奥底はされけださない。 よって不鮮明も、そこをふくめて謎。経歴にも矛盾あり。 「司+禄」は、仲介能力抜群。自制することなくすべからく欲得。 「司+石」は、大器晩成、仲間が大切。仲間が様々な体験を誘い冨をも運ぶ。 「司+玉」は、生きるためなら何でもする智恵の塊。 才能は、この「玉」で過去を偲び、ひとつの流れを極める。 「木+司+未月」は、計画的蓄財。 「丑」年生まれ「木戌」は、上がって落ちる。 生き方を表す伴星は「車」で、基本の基本は単独行動。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。 締めにあたる導星は「石」で、共同であるいは仲間に終わらされる。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の大きな川沿いに広がる森で、 川岸近くには律儀で均等感のある芝生のような草花あり。 総エネルギー226点は、まずまずも 自身の木性72点の守備本能は異形なだけではなく万全。 水性79点は習得本能で帰巣意識強く、 夏生まれのわりには火性の伝達本能は18点で僅かでも熱い独創だが、 創作に費やしているだけあって、料理の夫の評は、以下(笑)。 「ごはんが進む」→味が濃い。 「素材の味が生きてる」→味が薄い。 「安定の味」→飽きた。 「お酢入れた?」→腐ってる(new)。 わずかにある金性21点は、危ういながらも名誉。 そして土性36点の引力本能は、木性を支える土壌としては、やや心許なく、 根っ子をはやしても万全とはいえぬので、瀟洒な住まいも、どこか不安定。 とはいえその土性は、年支は冬の土性「丑」VS月支は夏の土性「未」 VS日支は秋の土性「戌」という四土格で、 春の土性の「辰」がそろえば、なんでもあり。 密な成分があるということで使い切れれば面白い。 年干支の「草丑」は、忍耐力ありで持久戦に向く。 飲み込みは優れぬものの、時間をかけて信用を積みあげるが、 どちかといえば剛情で融通が利かぬところが難点。 月干支の「雨未」は、人当たりはよく穏やかで純粋。 打算はなく真面目で曖昧さを嫌う芯の強さが魅力も、 他人と混じりやすく表面的な交流が異性難にもつながる。 そして日干支の「木戌」は、若いうちは苦労が多いが、 様々な体験を重ねて行くことで、次元があがり、 格好をつけず内容を充実させていくと成功への道が拓けるが、 仕事に生きることで因縁を消化するものの、 異性を真綿のような感情で締め付けたり、 なんらかの災禍を招きやすく、結婚は向かないうえに、 子供をもつと、いちばん弱い部分が事故や事件に遭遇しやすい。 実際、身内の不運としては、幼少期に姉を亡くしている。 生日冲殺まであるので、自己制御は相当難しい性癖で、 俗にいう下げ●●にもなりかねないので、私的面は封印が妥当。 干支番号構成は、02-20-11で東方2点に南方1点で、暗くても明るい。 後天運は、初旬「1歳木申」は、DNA「貫」の守備本能強化10年運天冲殺。 急ぐことも焦ることもあった上がり下がりの多かったからこそ、 自分のみを護らねばなかったが、波乱は少なくなかったろう。 2旬「11歳草酉」は、DNA「石」の10年運天冲殺と害。 屈辱と妥協の田舎生活となって、教師や同級生から散々な目に遭う。 おそらくは、親の離婚あたりろうが、それは自身の異様な運型にもよった。 いずれかの生地生家のある九州へ流れて行ったと推認可能(後述)。 3旬「21歳陽戌」は、DNA「鳳」で10年運天冲殺明けも変剋律付きなので、 なんらかの悩みは抱えるわけで、映画学校に入るも、 雰囲気は味わえても、なんびとにもなれずに、 受賞の礎になる作品の原型を仕上げ、気が緩んで結婚もした。 現在の4旬「31歳灯亥」は、DNA「調」の独創的手腕。 芸術性ある仲間との交流で、大きく羽ばたき、運格があがり、 おそらくは夫の運を押し上げて瀟洒な住まいを手に入れ、 出産と育児も人手を借りるで、ハウスキーパーやシッターの世話になる。 今後は5旬「41歳山子」が、DNA「禄」の強い引力本能。 生き行く方向の変化で、金銭的失敗か成功か。 感謝と奉仕と愛想の方向の苦悩がつきもの。 または、子供や救いの方向の人物の変貌。 6旬「51歳畑丑」は、主導DNA「司」の干合と刑。 苦悩は去ったものの自己の本質に気づき、本格的自己確立。 7旬「61歳鉄寅」は、DNA「車」の半会で、多忙なり危険。 8旬「71歳宝卯」は、DNA「牽」の支合で、大いなる名誉。 最晩年でそれまでの功績が見直される模様。 さて、小泉の経歴なり過去の経緯は、どうしても辻褄があわない。 高卒で上京なのか、大学をでてから上京かも、媒体によってまちまち。 また本人が回顧する最初の小説の脱稿時期も、 20代でレコード屋でバイト中にひらめいて スタバで一気に書き上げたという記述だと受賞までタイムラグあり。 このあたりの謎は良いとしても、そこまで売れているわけでもない小泉が、 夫の稼ぎや運格を一時的にあげて、優雅な暮らしぶりはどうなのか。 「司」主導だけに、なんらかの投資で成功したのか。 また、小泉の母親成分は、自身が「木」だから、 それを生じる月干の「雨」となり、守護神なのでそれなりの関係。 その「雨」の干合相手の土性が父親になるが、 母親成分の79点の水性に比して、土性は四土格とはいえ36点。 異質な存在であったかもしれないが、身弱。 となると14歳での九州生活は、普通に考えれば両親の離婚になる。 ここで問題なのは、自身が「木」なので配偶者成分は、やはり土性。 つまり、父親と似たような男性がやってきたり、 似て異なものでも、そのようなムードになってくる。 もてもての小泉の夫は相当大人で器が大きくないとやっていられない〜☆ |
■2024年11月04日(月)海申 |
彬子女王○京都ものがたりの道探訪のあっと驚く背景 |
○存命中かつ皇籍離脱していない皇族15名のうちのひとりであり、 天皇の血を直系で受け継ぐ男系皇族(親王・内親王・王・女王) 8名のうちのひとりで、 現在の内親王・女王(天皇と血縁関係にある女子で皇籍にある者)では最年長で、 04年(木申)のありえないDNA「鳳」年から5年間、 イギリス・オックスフォード大学に留学し、博士号を取得。 その留学の日々を綴ったエッセイ集「赤と青のガウン」が、 14年(木午)のありえないDNA「鳳」年に単行本として刊行、 16年(陽申)の同じくありえないDNA「禄」年に加筆訂正され、 23年5月にX(旧ツイッター)ユーザーが紹介したのを機に注目。 インターネットニュースなどでも話題になり本人が直接出版社に掛け合い、 文庫本として再び世に出ることになった 彬子女王(81-1220/海申)の『新装版 京都ものがたりの道』が、 07月05日(鉄午)の金性強化日に刊行された。 「京都という街は、タイムカプセルのようだ」だそうだ。 オフィス街の真ん中に聖徳太子が建立したお寺があったり。 幕末の騒乱期の京都、平安遷都以前の京都、 様々の時代の時のカケラがそこかしこに埋まっている。 時間旅行。東西南北の通りが交差し、一般的な住所よりわかりやすい そんな通りを「ここは織田信長もあるいたのかもしれない」 というような思いで散歩する。 平坦な道なら2時間でも3時間でも、雨降りも嫌いじゃない。 いつも皇宮警察護衛官が一緒だろうと楽しくが本書で、 「ちょっと寄り道」の地図や情報を掲載。 松濤幼稚園に1年間在籍後、学習院幼稚園に移り、以降は学習院で教育を受け、 04年(木申)のありえないDNA「鳳」の半会年に、 学習院大学文学部史学科を卒業し、 オックスフォード大学マートン・カレッジに留学し、日本美術史を専攻。 10年(鉄寅)に同大学大学院博士課程を修了し、博士号(D.Phil.)を取得。 09年(畑丑)のDNA「牽」年に帰国。 18年(山戌)のDNA「車」の年支「酉」VS日支「申」のからむ 金性方三位条件なし天冲殺の夢の中で、 京都府京都市北区北野に高級マンションを 現金で購入したとされる彬子女王は、DNA「石」主導で、なんでも容認。 才能は主導するので「石」となり、好きは口にしても、嫌いは強調せず。 「石+玉」は、理屈で精神バランスをとり、世間に静かなメッセージを送る。 「石+貫」は、集団に所属しながら異風。 「石+龍」は、経済感覚は持たない。 「玉+玉」は、無理をせず、ある意味無欲。 「海+石+子月」は、明確な意志は示さず、つかみ所なし。 「酉」年生まれ「海申」は、待ち運。 生き方を表す伴星は「禄」で、感謝と奉仕あるのみの人生。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内と伝統格式の助け。 締めにあたる導星は「貫」で、一人で終える。 宿命の特長は、仲冬深夜零時頃の海で、 岩場に特別な輝きを放つも暗がりで見えづらい 何かに庇護されており、迂闊に船舶などは近づけず。 総エネルギー196点は身軽で気配も消せそうで、 自身の水性は73点に比して金性114点という周辺警護。 土性わずか9点でも、戌亥天冲殺のハミダシ運は、 東京ではなく「玉」だけに京都へ。 木性ゼロ(DNA鳳/調なし)は、無限大の発信。 火性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人は、無限大の引力本能で、 ただ一人のためへの気持ちはそそがず、配偶者成分皆無は、気ままな日々。 そのあたりは一般人とは異なり、冷淡ではなく分かりづらいが、 ひっそりと京都には溶け込めるのだろう。 年干支の「宝酉」は、役立つか否かは別次元の博学。 月干支の「鉄子」は、悟りをひらいた自己陶酔。 生地生家に近すぎると病弱なので、大正解。 そして日干支の「海申」は、気楽。 干支番号構成は58-37-09で北方西方東方で南方欠け。 後天運は初旬「6歳宝丑」は、DNA「玉」の学び。 伝統性からは切り離すことは出来ぬ出自も、 年干支「宝酉」を大半会するため、社会にでれば運気上昇で、 成功運型に入るという恵まれた始まり。 2旬「16歳海寅」は、DNA「貫」の納音で、因縁解脱。 留学で自己の出自の見直しで、脱皮。 3旬「26歳雨卯」は、主導DNA「石」の自己確立。 東京ではなく京都に住む決意。 現在の4旬「36歳木辰」は、DNA「鳳」のありえない豊かさの発信。 月支「子」VS日支「申」の三合会局で、大きな成果あり。 今後は5旬「46歳草巳」が、DNA「調」のありえない独創性の支合。 月干干合は進む行く方向の変化だが、わくわくする。 6旬「56歳陽午」は、DNA「禄」のありえない火性の守護神で、 年干干合は、表層的変化だが、なにがとびだすかは楽しみ。 7旬「66歳灯未」は、DNA「司」のありえない火性干合で変節。 8旬「76歳山申」は、DNA「車」で制約が生まれる危険な時期。 さて、一般人なら危うい道行きもさすがにそうはいかぬだろう。 特に土性の弱さは、流れに左右されず、水の特性らしく どこにでも流れて行くから、京都の街を果てどなく歩くのは、 たいしたことではなく、周囲が大変そうだが、それはそれ。 ただひとつ言えることは、後天運の凄まじい偏り。 歳を重ねるごとに、羨むようなありえない至福が待っている! 東京より京都に住まう利点は、何にも代えがたいはずだ〜☆ |
■2024年11月05日(火)雨酉 |
菰野江名○さいわい住むと人のいうにある寂寥 |
○16年(陽申)の守護神火性のDNA「龍」年より執筆を開始し、 途中中断しながらも書き上げた「つぎはぐ△」で、 主導DNA「調」年の天冲殺日(21-1223/草巳)に、 第11回ポプラ社小説新人賞を受賞し、 DNA「司」年の干合支合23年(雨卯)年に 「つぎはぐ、さんかく」と改題しデビューした 菰野江名(93-0117/山戌*)が、 書き下ろしの『さいわい住むと人のいう』を 09月09日(陽子)の守護神火性日に上梓している。 美味しいいなり寿司と小窓から眺めた桜の記憶。 東京から一時間半かかる地方都市。 ある日、豪邸に住む高齢の姉妹が二人とも亡くなった。 老姉妹は、なぜこんな豪邸に二人だけで住んでいたのか!? 地域福祉課に異動になった青年・青葉が紹介されたのは、 大きな屋敷に住む八〇歳の老女・香坂桐子だった。 桐子は元教師で顔が広く、教育から身を引いてからも 町の人から頼りにされていた。 妹の百合子と二人だけで暮らしているという――。 物語は二〇二四年から二〇年ごとに遡り、 姉妹の人生が少しずつ紐解かれていく。 戦争孤児で1歳と3歳で、親戚をたらいまわしにされてきた彼女たちは、 いつか自分たちだけの居場所を手に入れて、二人で幸せになろうと誓った。 しかし、ある選択を迫られてから、陰陽の運不運とも言えぬ現象が 二人の人生を翻弄した。壮大にして悲惨でありえないような秘話! 果たして広すぎる家は心まで広くできなくなるものなのか! 三重県菰野町出身。三重県外の大学の文学部を卒業し、 現役の裁判所書記官となり、 現在は東京都内の杉並練馬武蔵野三鷹調布などの西部地区在住で、 休日は必ず吉祥寺の街に浸っており、 「本当は地元に戻りたくて、三重県庁で働きたかったのですが、 いろいろ考えて今の職を選びました」という菰野は、 DNA「調」主導で、他人とは異なる尖ったことに挑戦。 偏り激しい性癖は、丁寧だが普通に生きるには辛くなる。 「調+禄」は、発想は独特で引力本能は抜群。 無形のものより有形なものを注視、非組織人でも愛想あり。 「禄+禄」は、不器用でも時間をかけて理解を獲得する。 「調+玉」は、静かな環境で使い勝手の良い案件を研磨する。 世間しらずと思われがちも孤軍奮闘が似合い、老成度高い。 才能は「玉」で、旧いものへの興味や郷愁。調査と研究。 「調+司」は、負けることを潔くせず、何らかの勝者でありたい。 「山+調+丑月」は、汚れなき子供のような感性で、子供と同等。 「申」年生まれ「山戌」は、仲介者としての労。 生き方を表す伴星は「玉」で、生涯学習。 物事の始めの洩星は「調」で、別れから始まる。 締めにあたる導星は「禄」で、他人が終了。 宿命の特長は、晩冬深夜二時頃の海沿いの河口にそびえる「山」。 総エネルギー255点は相応も、自身の土性63点に対して、 混じりけのある水性は94点もあり、現実的な生活力に執着して、 金銭物質への気持ちが極めて強いので、崩れやすい。 異性への依存が強いので早婚で、金性80点で支えているので、 辛うじて崩れにくく、異性だらけなのかはともかく、 同性が比較的少ない職場で異彩を発揮可能。 木性ゼロは、見栄えはそこまで気にしないか無限大。 名誉運より無限大の稼働力といったところも、 深夜なので、禿げ山が目立たないという利点あり。 守護神火性は、僅か18点も、燃料の木性がないため、 虚の稼働力で、出産したら産休は長くとらねばならず、 内側で学びの精神を積みあげていくしかない。 年干支の「海申」は、優れた習得力も社会にでないと活かされず、 直球勝負で変化球なしで、比較的自意識過剰。 月干支の「雨丑」は、和合性に乏しく好き嫌いが激しく醒めた印象。 周囲の慌ただしい流れとは一線を引きながら自己を貫く。 そして日干支の「山戌」は、守備本能が異様に強く、 自己の深層部分の思いは、なかなか伝達できず苦悩あり。 凝り性で決めた案件については何が何でも実現する。 親や先祖などに何らかの出生の秘密などあり。 干支番号構成は、09-50-35で東方北方西方で南方欠落。 後天運は、初旬「4歳海子」が、DNA「禄」の引力本能強化。 感謝と奉仕と愛想が強化されたが、精神的なもの別物とはいえ、 年干支「海申」の大半会があるので、社会に出て稼働させれば後転成功運型。 2旬「14歳宝亥」は、DNA「調」の金性強化。 自己保身のために、際立ち目立つ方向へと進む。 現在の3旬「24歳鉄戌」は、DNA「鳳」の金性強化。 ゆとりや趣味の世界全開で、婚姻後出産も経験したばかりか、 自己表現の極みとしての作家デビュー。 今後の4旬「34歳畑酉」は、DNA「石」の方三位害で、 月支「丑」の半会があるため、自信はあるのだが、 協調性和合性に難ありで周辺環境との軋轢や疾病。 異端であるがために起こりうる問題。 5旬「44歳山申」は、DNA「貫」の自我強化。 月干干合は進み行く方向の変化や、子や配偶者の変化。 月干「雨」は「灯」に10年運環境は「陽」になるので、 総じて激変すればするほど救いあり。 6旬「54歳灯未」は、DNA「玉」の守護神と才能の強化。 月干支「雨丑」の天剋地冲は立場の変化に 年干干合は表層的変化で、何でも救い。 7旬「64歳陽午」は、DNA「龍」のありえない方向の 守護神付加は望むところも月支「丑」の害は立場は不安。 8旬「74歳草巳」は、DNA「牽」のありえない権威の10年運天冲殺。 既に繰り上げて使用しているはずなので、 あがりさがりに耐えられれば相応に着目される晩年。 さて、菰野は水性過多で、配偶者成分過多。 木性ゼロ(DNA車/牽なし)の野人で際立つので、もてたはず。 そして手が届くような月干に配偶者成分「雨」があるので、 おそらくは同郷者が結婚相手ではないか。 結婚しても別居という形は、水性過多の逆転現象。 仕事をしても陰陽の「海」であり異性過多。 そこは優位に過ごしている模様だが、 家庭や金銭物質への執着は忌み神には違いない。 甘いもの好きは自己の土性強化。また、母親成分は日支「戌」内の「灯」。 この「灯」の配偶者成分が父親だが、その成分は過多で、かえって縁なし。 これは、母子家庭であったり、父親を特定できなかったり、 あるいは仕事上の関係で不在が続いたり 一時期父親の長期不在などが考えられるが、それも昔。 事実、本作の登場人物もそういう設定であり、 そこらはまるで恩讐に挑むようである。 ところで、去年(22年/雨卯)の天冲殺月の緊急搬送は、 忌み神干合支合の激変に対応できなかったものの、 変化後は守護神化で安泰も、これ以上水はいらないという証。 今年(24年/木辰)は、DNA「車」のありえない木性の 天冲殺の夢の中の天剋地冲で、作品を通してさらけだす。 水性の流れ行く先が突如出現して、余分なものは排出。 もちろん夢の中なので自動運転で、仕事復帰を再認識したか否か〜☆ |
■2024年11月10日(日)山寅 |
久栖博季○ウミガメを砕くのありえない醒めた優しさ |
○12年(海辰)の月干干合の木性天下一気入格の DNA「牽」年から、北海道釧路市の指定感染症病院に事務方として勤務して コロナ禍では、日々道内で発生した陽性患者の人数や動向を注視して暮らし、 防護服の着方や、保健所を介した検査体制、 診療・入院手順などを記したマニュアルに従い ありとあらゆる行楽を無視し、責任をもって過ごし ありえない金性年だった21年(宝丑)に、 「新潮」11月号に掲載された「彫刻の感想」で、第53回新潮新人賞を受賞。 23年(雨卯)のDNA「車」の「新潮」06月号に掲載された 「ウミガメを砕く」が、第37回三島由紀夫賞候補となった 久栖博季(87-0408/灯亥)の、 『ウミガメを砕く』が、09月25日(海辰)の、 干合木性天干一気入格日に上梓された。 時空を超える「北の想像力」と言いながらも、 「素足で陶器の破片を踏んだら、目の中に炎が燃えた」に対し、 登場するのはiPhoneの光だから、悠久の空気は漂っているわけではない。 「今夜、国際宇宙ステーションが降ってくるんだって」。 主人公の夕香は、北海道沿岸の街に暮らす30代の女性で、 生まれたときから居場所はなく、親の転勤による引越しを繰り返し、 小学校5年で定着するも中学卒業まで同じ相手から過酷ないじめを受け続け、 非正規職員として勤めた病院もすさんだ人間関係に耐えられずに辞め、 何もしていない現在は当然のように親との折りあいが悪い。 にもかかわらず、自分の存在を強く決めつけてくる属性がある。 祖父がアイヌなのだ。祖母や母は和人であり、祖父は亡くなっているし、 父はアイヌの出自をほぼ口にしなかったせいもあって、 夕香は自分がアイヌであるというアイデンティティを持っていないが、 叔母の春呼が、アイヌとしての誇りを掲げて、夕香に接してくる。 自分をアイヌだと感じられず、そもそも居場所がないうえに アイヌだと公言したらますます疎外されると恐れる夕香は、 いつも叔母から咎められている気がしていた。 死んだような日常を過ごして夕香に、転機が訪れる。 明け方に大きな地震があり、街が停電した。 そのために屋外から人が消えた日暮れ時、 夕香は長年抱えていた、祖父の形見のウミガメの剥製を公園に捨てに行く。 アイヌの血と決別すると決意した夕香は、かつて運河だった公園に捨てる、 そこには住民たちがゴミを捨て生活排水を流したため、 公衆衛生の観点から埋め立てられて公園となったもので、 夕香にとって元運河の公園は、人々が不燃性の厄介事である「燃えない面倒」を捨てる場所だったが、疎遠になっていた叔母に電話をしてしまい、 その結果、叔母とウミガメの剥製との思いもよらぬ関わりが明かされ、 夕香は時間の流れない空虚の澱みから引き上げられる。 日本社会には、自分がアイヌの末裔であることを もはや知らずに生きている人たちもたくさんいるし、 知っていても夕香のように何を受け入れてよいのかわからず、 誰とも共有できずにひっそり抱え込んでいる人たちも少なくないだろう。 そういう人たちにとって、民族の誇りを持つことばかりが 寿がれるさまは、ある種の暴力でもありうるのではないかというテーゼ。 認知症で行方知れずだった祖父が竜宮城から乗って帰還した亀の末路は!? 亀は万年生きるために、その姿に封印されたのだろうか! 鮭には年々還る場所がなくなるのに、亀には永遠が与えられたのか! 響き合うアイヌの血脈。癒やし難い生の痛み。地面から滲む歴史の声。 でも、叔母のアイヌだって、今やトヨタのハイブリット車で疾走する! 「わが内なる北海道」と向き合い、恩寵の一瞬を幻視する! 北海道釧路市生まれ。弘前大学人文学部を卒業し、 弘前大学人文社会科学研究科修士課程中退で、 現在は北海道釧路市内の緊急指定病院で事務職につく久栖は、 DNA「龍」主導で庶民的ながら、精神性の放浪で、 恵まれることが多ければ、精神的苦痛あり。 才能もまた「龍」で、裏読みの達人。 「龍+龍」は、始めると没頭し、制御不能状態にもなり、自己犠牲をもあり。 「龍+玉」は、周囲と歩調とりにくく誤解曲解されやすい。 「玉+玉」は、現実的で私生活は無理をせず。 「龍+貫」は、忍耐力あり質素。 「灯+龍+辰月」は、純粋だが幸運と災禍が同居。 「卯」年生まれ「灯亥」は、矛盾の多い人生。 生き方を表す伴星は「牽」で、他人のために捧げる人生。 物事の始めの洩星は「龍」で、別れ。ここでは祖父との決別。 締めにあたる導星は「貫」で、一人で終わる。 宿命の特長は、晩春午前十時頃の森を囲む街灯。 既に夜は明けているのに、消灯しわすれて稼働中。 休息することがないため、森も疲労しかねない。 とはいえ総エネルギー197点も自身の火性30点に対し、 燃料源で主導する木性は実に104点もあり、 如何に家系の恩恵を受けているかわかるもので、 それが祖父に思いを寄せるウミガメに拘る由縁でもあり。 役割意識の水性は45点で、発信力の土性は18点で、 仕事に没頭とは言え、それなりの省エネモード。 とはいっても金性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人は、 順調さは微塵もなく、感謝奉仕に愛想なく、 ひたすら無限大の荒野へ向けて、黙々と業務にあたるわけで、 無限大なりに制動が利かぬため、疲労も半端ではなく、 さらには、年支「卯」月支「辰」の害もあるため、 一気に解決を試みれば、年支「卯」VS日支「亥」の半会もあり、 相応の成果もあるが、試行錯誤で躓いていれば、不穏。 これは著作でも同様で、親と家系に微妙なズレがうかがえ拭えず。 家庭的な方向はないので、実家にいようと、時に放浪はするだろうが、 自ら家庭は築かずで、蓄積よりは感謝方向の無限大な消費が望まれるが、 できていれば、もっと成功をしているはずだろうし、 実際の母親成分の「木」は月干にそびえようと、 陰陽の「草」もかなりはびこった森なので、 存外関わりが深いのは、叔母だったりする始末。 矛盾が多い人生で、絶家運の午未天冲殺が無理をせねば、 家系の恩恵は存分に受けるが、冒険の先は危険とはいえ、 年干と日干の同一は両天秤で、二足の草鞋は可能。 年干支の「灯卯」は、流れに乗るために準備が必要だが、 その気になったら、思いのほか走りだす。 月干支の「木辰」は、出たがりで自己顕示欲旺盛のわりには、 派手さはなく、激しさは内に封じ込め落ちついた印象。 そして日干支の「灯亥」は、喜怒哀楽際だつ感情人間のため、 矛盾を内包し苦悩もあり念には念いれ怨み辛みも抱えるので、 その処理の過程で他人には真似できぬような何かを生みだす。 干支番号構成は、04-41-24で、東方西方南方を網羅し北方皆無。 存外領域は広範囲なようで、消耗も激しい。 後天運は、初旬「9歳草巳」が、主導DNA「龍」で自己確立。 年支「卯」VS月支「辰」の害緩和で隙間を埋める春の方三位の完成は、 表向きの害に賑やかさが付加され、気づかれねば不穏さなし。 2旬「19歳陽午」は、DNA「石」の10年運天冲殺で、 仲間や周囲の喧騒に翻弄され上がり下がりを体験。 制御不能も抵抗せず流れに乗れば、揉みくちゃにされようが運気の高揚あり。 現在の3旬「29歳灯未」は、DNA「貫」の10年運天冲殺で、 年干支「灯卯」VS日干支「灯亥」もからむ 大半会三合会局で、我を忘れて没頭して、大きな成果。 仕事世界でも貢献したが、自身のルーツを噛みしめながら 作家デビューに到達したもので、その気になればなんとかなった。 今後は4旬「39歳山申」が、DNA「調」の害。 月支「辰」の半会で自信があるだけに厄介だが、 反骨精神が仇になり反撃されたり、 偏りある何かに浸ることで、体調異変を招くなど 結果にはこだわれない苦難の時期で、動けない。 5旬「49歳畑酉」は、DNA「鳳」のゆとりと、月干干合で進み行く方向の変化。 現実的な救いは狼狽えねば何とかなろうが、 目的に変化をきたしたり、目上運が全ての午未天冲殺が、 目下の変化により動揺すれば、守護神「木」の点滅で、 すなわち、家系の恩恵が薄くなってしまう傾向。 宿命害切れもあり、妙なスイッチが入るのは感心せず。 6旬「59歳鉄戌」は、DNA「禄」のありえない感謝と奉仕に愛想。 守護神月干支の天剋地冲で、家系が危うくなり、 一気に放出で、多くのものを失いかねない害切れで、 それまでの生き方が問われるので、 高度な精神であれば、世のため人のために尽くせる可能性あり。 7旬「69歳宝亥」は、ありえないDNA「司」の刑。堅実に振る舞おうとして、 社会性は無限大の拡がりを見せるが、 足元から突き上げをくらうようで、雑音を封印できねば厳しい。 8旬「79歳海子」は、年干と日干の「灯」が「草」になる晩年の変節は、 干合木性天干一気の入格となり、 仲間を巻き込んで何かを丸呑みするような状態。 変化して逆転できる体力と精神力が残っていれば、何らかの達成感を得る。 さて、久栖は家系を意味する月干に母親成分「木」があり、 「龍」主導であろうと、本人の意識下では「玉」が濃厚に支配する。 そして母親の母親は「雨」で、その配偶者は「山」なので、 祖父は「山」であり、久栖にとっては「調」となり特別な存在だが、 母親も祖母も祖父も、年支「卯」VS月支「辰」の害中で、 それだけ、午未天冲殺なのか意識下の苦悩の在処ということか。 金性ゼロ(DNA禄/司なし)だからこそ、 全く欲目なく祖先について語れたのだと推認する〜☆ |
■2024年11月12日(火)鉄辰 |
西川三郎○永田町のシンデレラがガラスの天井破る謎 |
○大学卒業後、大手生命保険会社に入社。 91年(宝未)のDNA「龍」の半会年に、中堅エンジニアリング会社へ転職後、 取締役経営企画室長、代表取締役専務就任。 98年(山寅)の60年に一度の干合支合年に、 親族経営にも拘わらず同社を解雇され、 99年(畑卯)のDNA「車」の半会年にジャパニアス株式会社を創業し、 22年(海寅)のDNA「石」の支合年に東証グロースに上場。 その間96年(陽子)のDNA「禄」の天冲殺年に、 企業ミステリー「凍える豹」で小説家デビューしている 西川三郎(48-0408/雨亥)の『永田町のシンデレラ』が、 03月25日(山子)のDNA「牽」 の天冲殺日に上梓されている。 12年(海辰)、朝のニュース番組の売れっ子キャスターで 32歳の松嶋玲子(前/東京都武蔵野市長で現衆議院議員の松下玲子とは別人)が、 政権党の幹事長や後援会長の企業人にその気にさせられ、 衆議院議員選挙に当選し、少子化対策担当大臣として奮闘するが、 合コンで知り合い共に囲碁が趣味で意気投合して結婚した年下の 敏腕トレーダーの夫の圭とは不仲でほとんど会話がない。 玲子は卵管の狭窄が問題で手術をせねば不妊治療も叶わぬとわかると 夫には「子供はいらない」と白状されたあげく選挙に出馬することは、 「政治家なんて金と権力にまみれたヤクザな商売だろ」と突き返され、 かえってその気になって、当選を重ねていったのだ。 そんなある日、総理が倒れ、予期せぬ総裁選に出馬する羽目に。 玲子は魑魅魍魎蠢く永田町を浄化し、未来への礎を築くことができるのか。 間違いだらけの日本政界に一石を投じると豪語する夢のようなお話で、 長老達に甘い汁を吸わせるとみせかけて、若手のクーデーターを断行し、 派閥政治を終わらせ理想的な体制を実現したかもみえたが、 少子化解消のために移民政策を提言したかと思えば 実は夫が無関心なフリをして、暗躍して振り付けをしていたという ふたをあけてみれば、ある意味女性を軽く扱っている 令和らしさが感じられない安定の昭和風物語。 「今、老後の資金を心配する若い世代が少額投資に向かいはじめている。 そんも投資先は海外の投資信託。これを政治が後押ししてほしい」とか 「どんどんスタートアップ企業をみつけて育ててやらないと、 この国の未来はない。資金援助はもちろん、 優遇税制とかあらゆる手段を総動員しろよ」とか、 自給自足率の低い国内第一次産業や、30年間に渡る長期不況で減税もされず、 多くの国民の抱えている貧困と疲弊にはむをつぶる。 そんなことより、不公平税制を廃して、消費を喚起させろよではないのか。 愛媛県生まれ。慶應義塾大学法学部を卒業。 千代田生命保険相互会社(現ジブラルタ生命保険株式会社)入社、 東京マシナリー株式会社(現TMCシステム株式会社)取締役経営企画室長就任、 東京マシナリー株式会社代表取締役専務就任ものちに解任、 ジャパニアス株式会社創業設立、代表取締役社長就任、 ジャパニアス株式会社代表取締役会長就任、 ジャパニアス株式会社代表取締役会長兼社長就任、 現在は神奈川県横浜市西区あたりに拠点があると思われる西川は、 DNA「鳳」主導で、冷静な趣味人で流れるように発信する。 「鳳+貫」は、一見頑固も心をわかりあえば温厚さもみせる。 「鳳+調」は、丁寧な和合性の結果、したたかな政治力が得意。 「鳳+牽」は、流れには乗るが比較的雰囲気や情緒を優先。 才能は、この「牽」で、自己愛の延長線にある権威。 「鳳+司」は、忍耐力ありで、内側世界の蓄積に注視。 「雨+鳳+辰月」は、子供のような遊び心。 「子」年生まれ「雨亥」は、人を使うのが上手。 生き方を表す伴星は「貫」で、波の少ない人生が理想。 物事の始めの洩星は「貫」で、独力で始める。 締めにあたる導星は「牽」で、人を世に出し自分に厳しくも名を残す。 宿命の特長は、晩春午前十時頃の山間あるいは盆地の 良く日の当たる貯水池で、迫力は感じるものの 総エネルギー197点は意外に身軽とはいいながら、 守備本能は万全も、生じられる金性ゼロ(DNA龍/玉なし)となり、 水源地がないので、なんでも独力で、貯水は降雨だより。 もとより目上剋しの子丑天冲殺のため、いらない方向だが、 勉学に関しては、ありえない無限大の努力をしたのだろう。 伝達本能の発信力の木性は40点で、小出しのヒント。 池が汚染した物質を流し出すようなものでの創作。 あれこれ喋るより阿吽の呼吸で乗り切る。 引力本能の火性は月干にあるため、そうそう困らないが、 僅か14点はどれだけ稼ごうと不満は残るため向上心あり。 それとて、年干「山」VS日干「雨」が干合すると、 「陽」と「灯」になるので、もとからある月干「陽」をいれて、 干合火性天干一気入格になるので集中すれば困りもせずに、 目上を焼き殺すような勢い。 闘争本能の稼働力の土性も28点で激しさはないので、 あくまでも存在感で圧倒するしかない。 年干支の「山子」は、素材を加工するのが得手。 月干支の「陽辰」は、挫折するたびに強くなる。 そして日干支の「雨亥」は、自己のテリトリに周囲を引きこむ。 現実的より精神性の強い頭の良さは、庶民的で忍耐強いが、 小心者のため、ここぞという時に勝負に賭ける。 仲間が全てなので、人材や資金繰りにはそうそう困らない。 干支番号構成は、25-53-60で南方1点に北方2点で得意分野に特化。 後天運は、初旬「9歳灯巳」は、DNA「禄」の強い引力本能付加。 また日干支「雨亥」の天剋地冲もあるので、内側の犠牲による 後転的成功運型に入るため、社会にでて稼働すれば大いに伸びる。 また、78歳まではターボ運(子丑天冲殺廻り)もあり、 何をしても目立つので、ありえない金性を無限大に使っていれば、 いわゆるところの神童に近いものもあったろうが、 仮にそうでなかろうと、社会にでれば動くので問題なし。 2旬「19歳山午」は、DNA「牽」の才能強化に栄誉。 年干支「山子」の納音があるので、楽ではないが、まずまず。 結婚もしたかもしれない。 3旬「29歳畑未」は、DNA「車」の半会で多忙。 年支「子」の害はあろうと、猛烈に働いた。 4旬「39歳鉄申」は、年支「子」VS月支「辰」のからむ DNA「龍」の三合会局ながら、ありえない成分の害。 妻の身内の会社に転籍し、会社を大きくして 代表取締役にまで昇りつめ、作家デビューを飾る。 5旬「49歳宝酉」は、DNA「玉」のありえない金性で、 進み行く方向の変化は、守護神月干「陽」の消滅を招き、 月干「陽」が点滅状態で頼り切れなくなり、あっさり解任。 とはいえ転んでもすぐに起き上がり翌年には起業。 6旬「59歳海戌」は、DNA「石」の政治力に、 月干支の天剋地冲は、横拡がりで仲間が増える。 現在の7旬「69歳雨亥」のDNA「貫」の律音で、 会社をとてつもなく大きくし上場を果たした。 今後は8旬「79歳木子」は、ターボ運も終わるが、 DNA「調」の10年運天冲殺で、独創的偏りで上がり下がりを堪能。 さすがに、頑丈な子丑天冲殺とはいえ、限定的な範囲で濃厚な活動か。 さて、西川は金性ゼロ(DNA龍/玉なし)の子丑天冲殺。 目上運はないが、無限大な発想で大きな成功を得た。 とはいえ、あり得ないひろがりがあろうと、 あり得ない害の10年運で始めたことが持続するわけもなく、 しかも妻の実家ということは目上だろうから、 貢献はしても、最後は追い出されるといいう分かり易い結末。 結果的にはさらなる成果をあげたとはいえ、 生年冲殺は仕事が命で、趣味なり余興とはいえ、 作家の世界にまで入りこんだのが、躓きのもとではないか。 そもそも生年冲殺の自己発揮が身内関連なので破綻しただけ。 なお、その妻との仲がこじれたのかは不明も、 現在の会社の経営陣には子息らしい名前も散見しており微妙。 なお、西川の政治的な興味は、将来の労働力の確保のための 移民政策であり、それを主人公にも語らせている。 とはいえ、世界一治安の良い国と言われたスウェーデンは、 大量移民を受け入れた結果、世界一犯罪の多い国となりはてた皮肉もある! 我が国も、刑法犯罪認知件数が激増!23年(雨卯)の犯罪件数70万3351件! 前年より10万件以上も増加! 殺人・強盗などの「重要犯罪」は前年比30%増! 日本の治安は確実に悪くなっており、とても容認できない〜☆ |
■2024年11月14日(木)海午 |
吉田敏浩○追跡!謎の日米合同委員会 別のかたちで継続された占領政策の真意 |
○大学在学中にの77年(灯巳)のDNA「石」年より、 ビルマ、タイ、アフガニスタンなどアジアの多様な民族世界を訪ねる。 DNA「玉」年だった85年(草丑)ら、DNA「鳳」の対冲年の88年(山辰)まで、 ビルマ北部のカチン州とシャン州を長期取材し、 その記録をまとめた「森の回廊」で、DNA「石」年だった96年(陽子)に、 第27回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。 近年はおもに、現代日本社会における生と死の有り様、 「戦争のできる国」に変わるおそれの高まる日本の現状を取材。 11年(宝卯)の主導DNA害切れ年には「赤紙と徴兵」でいける本大賞を受賞。 DNA「石」年の害年だった17年(灯酉)には、「日米合同委員会の研究」で、 第60回日本ジャーナリスト会議賞(JCJ賞)を受賞している、 吉田敏浩(57-0911/陽戌)が、対日講和条約70周年にあわせ 「サンデー毎日」に、随時連載した記事を加筆訂正した、 『追跡!謎の日米合同委員会 別のかたちで継続された占領政策』が、 主導DNA干合支刑だった21年(宝丑)の12月15日(灯酉)の DNA「石」の害日に刊行されているので、取り上げたい。 従米構造を作り上げた「日米合同委員会」の正体を暴き、 事実上、米国による占領が続く戦後日本の核心に迫る画期的ルポで、 「日米合同委員会」とは、日本における米国の権利など地位を定めた 日米地位協定の運用に関する協議機関で、外務省や防衛相の高級官僚が窓口で、 定期的に会合して、米国の意志決定を日本側に伝達する組織で、 全ての政府決定などに優先される米国の占領政策の要。 たとえば日本の空の空域の相当な部分をさしだし、 米国軍優先の演習や戦争活動に利用されたり、 不可解な航空機事故が多発したり ドクターヘリなどの緊急搬送に重大な懸念があるなど その存在は松本清張(1909-1221/草卯)が、 「深層海流現代官僚論」「日本の黒い霧」などで紹介され、 これでは怖くておちおち飛行機で移動などできなくはなる。 そうそう楽しい話は一切なく、 あらためて日本は真の独立国ではないことを実感させられ、 総理大臣でさえ無力なことをしるようになる。 目次は 【第一章】米軍に差し出された軍事空域「アルトラブ」の密約と「米軍機情報隠蔽密約」 【第二章】対米従属の密約文書の開示を拒む外務省は米軍と一心同体か 【第三章】日米合同委員会の秘密体制に挑む情報公開訴訟 【第四章】松本清張が暴いていた「別のかたちで継続された占領政策」の深層 【第五章】 新型コロナと検疫と日米合同員会の合意と米軍特権 【第六章】 日本の法令に反してまで米軍の特権を認める日米合同委員会 もともと占領が終わる50年(鉄寅)初頭の段階で、 アメリカの軍部は日本を独立させることに絶対反対の立場をとっていた。 すでにソ連や中国とのあいだで冷戦が始まりつつあったためだ。 しかし、それでもアメリカ政府がどうしても 日本を独立させるというなら、それはどういう形が好ましいか。 「在日米軍の法的地位は変えない半分平和条約を結ぶ」 (陸軍次官ヴォーヒーズ) あるいは、 「政治と経済については、日本とのあいだに「正常化協定」を結ぶが、 軍事面では占領体制をそのまま継続する」 (軍部を説得するためのバターワース極東担当国務次官補の案) というかたちでなければならない、と考えていたと、 「アメリカ外交文書(FRUS)」は印していたというものだ。 大分県臼杵市出身で、大分県立臼杵高等学校、 明治大学文学部演劇学専攻を卒業。在学中は明治大学探検部に所属。 現在は神奈川県内在住の情報しかない吉田は、 DNA「司」主導で、純朴な真面目人間。 「司+司」は、顔色ひとつ変えず、一見無愛想で己を語らず。 「司+調」は、負けず嫌いで挑戦的。 「司+石」は、大器晩成で日常生活は質素。 才能は「石」は、自己の領域にある政治力で、和合あるのみ。 「陽+司+酉月」は、中年以降災禍多し、持病もあり。 「酉」年生まれ「陽戌」は、わがままで唯我独尊。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動一匹狼。 物事の始めの洩星は「石」で、協力者と共同で始める。 締めにあたる導星は「司」で、自己の意志で終了。 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の街灯がちらほらつき始める 街の夕陽になるが、総エネルギー186点と強力ではなく 自身の火性は57点あるとはいえ、生じられる木性ゼロ(DNA龍/玉なし)は、 無限大の習得本能を使わねばならず、とんでもない足を使って情報を集める。 風景としては、絵に描いたような陽光。 闘争本能の水性ゼロ(DNA車/牽なし)の野人にしても、 ほっておいたら稼働しないので、ひたすら不器用でも動き、 その結果の引力本能は96点もあるという訳のわからぬ風景。 難しすぎる宿命は、成功するか底辺かの紙一重。 しかも、年支+月支(共に酉)VS日支「戌」の害は、 病的で表裏ありというより、何をやっても困難で悲惨さがつきまとうもので、 存在の危うさは、思い切って開き直る必要ありか。 年干支の「灯酉」は、怖いものに鈍感な義理人情重視。 月干支の「畑酉」は、見栄え重視。可視化させる役割。 そして日干支の「陽戌」は、表向きの人付きあいは相応だが、 何度も何度も裏切られたり痛い目に遭いながら次元をあげる。 干支番号構成は、34-46-23と東方欠けで明るさはなさそう。 後天運は、初旬「1歳山申」が、DNA「鳳」の発信力強化の遊び心。 宿命害緩和になる方三位の成立も金性強化はより地味。 2旬「11歳灯未」は、DNA「石」の10年運天冲殺で、 仲間に刺激をうけながら、されながらも突如何かが稼働した気配。 3旬「21歳陽午」は、DNA「貫」の大半会10年運天冲殺で、 自己も思いが強くなる独立独歩、孤軍奮闘の時期も激動と放浪。 マラリアに感染し生死の境を彷徨う。 4旬「31歳草巳」は、DNA「玉」のありえない木性の救い。 年支と月支「酉」の半会で世界は拡がり門戸は拓かれた。 徐々に活動が認められて、深い活動が始まり著書も刊行。 5旬「41歳木辰」は、DNA「龍」のありえない木性の改良で、 月干干合は進み行く方向の変化で、宿命害切れ対冲のスイッチも入り、 重厚な活動が展開されるようになる。 6旬「51歳雨卯」は、ありえない水性のDNA「牽」の名誉で一定の評価。 宿命害切れの支合で、存在も際立つようになる。 現在の6旬「61歳海寅」は、ありえない水性の守護神DNA「車」で、 異端であろうと孤軍奮闘であろうと、とてつもない注目。 今後は7旬「71歳宝丑」が、主導DNA「司」でようやく自己確立。 年支と月支の「酉」の半会はあるので、一定の前進は可能だろう。 さて、就職には適せず、よほど偏屈な生き方でないと存在感は発揮できず 埋没しかねない宿命だが、真面目な努力を無限大にしていれば報われるもの。 詳細不明も妻子がいるということも、 至極真っ当で支えられていることが活動の源なのだろう。 現実的にはともかく精神的には楽ではないが、この後天運には感謝だろう〜☆ |
■2024年11月15日(金)雨未 |
浅野皓生○責任にある冤罪と復讐の火種 |
○現役で東大文一に進学し、3年次に法学部へ進学。 五月祭では演劇を上演し、プリンストン大学で政治学を学ぶなど、 文学とは離れた生活をしながらも 大学入学時点で、小説を書くことからは足を洗い 現実的な方向で生きていこうと決意しながらも ありえないほうの守護神年だった一昨年(22年/海寅)に、 東京大学新聞社とKADOKAWAが共同開催した 東大生ミステリ小説コンテスト大賞を受賞し、受賞作「テミスの逡巡」が、 アンソロジー『東大に名探偵はいない』に収録。 DNA「禄」年を向かえた24年(木辰)になり、 「責」で第44回横溝正史ミステリ&ホラー大賞優秀賞を受賞し、 大学は今年度で卒業し、干合年の来年(25年/草巳)には、 司法試験を受ける予定という浅野皓生(01-0716/鉄辰)の、 『責任』が、09月28日(草未)のDNA「司」の干合日に上梓された。 あのとき、俺が追わなければ。 雪の深夜の当直中、刑事の松野徹は不審車両に遭遇し職務質問する。 運転手の藤池光彦は急発進、徹は追跡するが車は交差点に突っ込み、 光彦と通りかかった車の家族四人が死亡する大惨事となった。 警察への批判が強まりかけたとき、光彦が事故直前に、 強盗致傷事件を起こしていたと判明、非難は遺族に集中した。 警察内のメンツ!焦燥と共に終結を願う材料はどこからともなくやってきた! 冤罪を疑う光彦の両親から再捜査を嘆願された徹は、 自責の念に誘われるように独断で引き受けてしまう。 事件から10年以上も経過して、 新事実など出てきようがない、はずだったが――。 不信な目撃者という謎は始めからあった! 捜査の基本中の基本から見直すことで、 見落としていた新事実と警察内の事情にも気づくが、 冤罪を晴らしたからといって、あらたな事情が浮き彫りにされるのも辛い! 真実を白日の下にさらすのには大義がいる! 仲の良い兄妹をどん底においやった者は許されるわけはない! 若い時に悪い仲間の下っ端にされて事件を起こした兄! 更正したはずだった、そんな兄の覚悟!あなたは断罪できるというのか。 東京都世田谷区出身、在住。筑波大学附属駒場中学・高校を卒業し、 現在、東京大学法学部4年生。昨年米国のプリンストン大学に留学したため、 1年留年した浅野は、DNA「牽」主導で権威に添う。 権威ある国立大学に通い、司法試験も突破して、 世のため人のために役割発揮。他人を攻めずに自責の念。 才能のこの「牽」で、公務員たる真っ当な姿。 「牽+貫」は、役割に忠実だが、あえて言えば主義主張や思想に無縁。 そういうものには左右されない、役人の鑑。 「牽+司」は、感動稀薄で冷静冷徹で、保身術優秀も、 高度な探究心で一次元高い目標を乗りこえる。 「牽+石」は、流れに乗り、気配りをするあまり、自己を追いつめる。 「司+司」は、本当の心の奥底は他人に見せず。 「鉄+牽+未月」は、言葉で人々を動かす。扇情上手。 「巳」年生まれ「鉄辰」は、あがって落ちる。 生き方を表す伴星は「車」で、待ってました単独行動! 物事の始めの洩星は「司」で、努力のつみかさね。 締めにあたる導星は「牽」で、名を越す。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の戦闘車輌なり、お花畑みたいな緊急車両も 豪華な宝飾と草花で飾った怪しい姿! しかも月干「草」は自身の「鉄」が干合すると 「宝」になるため、年干の「宝」をいれて金性の天干一気になるため、 通常は○○○○詐欺なんかの啓蒙車輌なのに その気になれば一気に覆面パトカーに大変身! 総エネルギー295点はもちろん重車輌!自身の金性は65点で強力だし 69点の木性はイケイケで成果になりやすい! 名誉の火性は59点も充分で、末は裁判官か検事か弁護士か。 また土性88点は地頭の良さと目上の引き。 つまり単独捜査をしていても、どこかで上から救われる! とはいえ守護神水性14点は心許なく、DNA「調」になる反骨心は、 致命傷になりかねないが、これが単独捜査の源で、 広義の解釈なら日支「辰」内にあるので趣味と生き抜き。 それでこれほどの作品を書いてしまうのだから、脱帽だ。 年干支の「宝巳」は、硬派に見えて心優しい貴族の質。 月干支の「草未」は、人に好かれるけど、ややどら息子的。 そして日干支の「鉄辰」は、退くことなく前に進むだけ。 それを貫くことで、評価も決まる!過去だって逆転をして、前に進む! 干支番号構成は、18-32-17で南方2点と西方1点で熱い。 後天運は、初旬「3歳木午」は、DNA「禄」の強烈な引力本能。 年支「巳」VS月支「未」の隙間を埋める夏の方三位完成で、 想念の世界の開拓者として熱いばかりか、日支「辰」までつなげてしまい、 現実世界での完成形で、美しく整った世界感を実現したもの。 2旬「13歳雨巳」は、DNA「調」の偏りある守護神。 地頭に加え他人とは一線を画す方向性で、学びの世界で権威を全うで東大へ。 今年(24年/木辰)から始まった3旬「23歳海辰」は、DNA「鳳」。 ゆとりもでてくる冷静な守護神で、あっけなく司法試験も突破。 今後は4旬「33歳宝卯」が、DNA「石」の害。 天干一気強化もありの仲間の裏切りや、思惑通りに行かない仕事の役割も、 勉強という経験は、少々の挫折があったほうが、先で伸びるのだから、 耐えてもらいたいし、私的面に逃げねば、万全のはずだ。 5旬「43歳鉄寅」は、DNA「貫」で自我強化。 月干干合は進み行く方向の変化で、年支「巳」の害などどこ吹く風で、 前旬の大逆転を実現して、満足度の高い時期。 6旬「53歳畑丑」は、DNA「玉」で、月干支の天剋地冲は、 いまいちど小説世界に還ってくるのか、あるいは立場の変更により、 その時生きている世界の重鎮となるのか。 7旬「63歳山子」は、DNA「龍」の新たな挑戦。 変剋律もあるので、その過程で苦悩があれば才能は磨かれる。 8旬「73歳灯亥」は、主導DNA「牽」で、遅まきながらの自己確立。 権威や栄誉にまつわる苦悩で、さらに才気は熱くなる。 ところで作中人物の宿命を別表のように付加した。 藤池光彦(86-0513/灯巳)は、総エネルギー313点もある 子丑天冲殺で、うち火性150点の身強も身強。 「司」主導は、純粋で家族思い。 とはいえ木性19点は、頭は切れずである意味単純。 さらに年支「寅」VS月支+日支「巳」の害持ちは、 表裏ありというか自爆しやすい。 若ければ稚拙だから使いっ走りもさせられるだろうし、 妹のためなら、それこそ命がけだが、 子丑天冲殺が度々実家に顔をだすのも問題だし、 事件(10-0228/鉄寅)は主導DNA害年の害月重なりの DNA「鳳」の半会日で、犯行も冷静だったが、 気を抜いてしまい警察車両に追いかけられ事故を起こす。 妹の藤池凛香(95-0701/雨巳)は、生月冲殺。 事件時の「2歳雨未」はDAN「貫」だから、自己犠牲の10年運天冲殺。 「亥」年生まれ「雨巳」は、狭視。兄は主導DNA方向。 生月冲殺なのに、いつまでも実家に依存。 兄が亡くなったのは、害年害月のDNA「車」の半会日。 兄の宿命を見れば、母親成分の「木」が年支「寅」内害中で、 父親成分の「畑」はないので、陰陽の「山」も同じく「寅」内害中。 それだけでも、親の結婚に問題があったことを示唆しているが、 ならばこそ、関わってはいけないし、真相解明しようとすれば、 全てが白日の下にさらされてしまう。 こんな筋書きをこさえた作家には感服する! ところで浅野の後天運はそこまで派手ではないが、地頭の良い人が、 学び舎の授業で得た知識や体験を活かしきった結果で、 極めて論理的な筋立てのなかにも、理不尽や苦悩が滲み出る。 本業で確かな仕事をしていれば、新たなテーマもでてくるだろう。 司法試験にも合格するだろうが、検事や弁護士ではなく、 裁判官として頂点を極めてほしいと考える! 作家としては、それ次第ではないだろうか! 若さのなかにも冷静な筋立には感服する〜☆ |
■2024年11月19日(火)灯亥 |
楠木誠一郎○チーム紫式部!で軽妙洒脱の夢の中 |
○大学卒業後、出版社で歴史雑誌の編集を担当。 92年(海申)のDNA「調」年より歴史に関する著作の刊行を始め、 60年に一度のありえない栄誉の干合支合年だった96年(陽子)に、 「十二階の柩」で小説家としてデビュー。 99年(畑卯)のDNA「龍」年に、「名探偵夏目漱石の事件簿」で、 第8回日本文芸家クラブ大賞(長編小説部門)を受賞し、 出版社を退社し、以降ほぼ途切れることなく、歴史ミステリーの他、 「タイムスリップ探偵団シリーズ」などの児童文学、 時代小説にも精力的に挑戦している楠木誠一郎(60-0314/宝丑)が、 昨年(23年/雨卯)の09月05日(陽寅)のありえないDNA「牽」日に、 『チーム紫式部!』を上梓している。 「源氏物語」はこうして作られた!? 瞬間最大風力を記録した初恋が忘れられず、 妄想が止まらない香子はどうしたのー。平安お仕事コメディ! 世界最古の恋愛小説といわれ、いまなお世界で(日本だけでなく世界で!) 読みつがれている「源氏物語」を紫式部が書いたとされるのは、 千年以上も昔のことで、そんな大昔に、あの長編がどうやったら書けたのか。 さまざまな説やうわさが流れているが、ここだけの話の「源氏物語」秘話。 日がでたら起きだし、沈んだら横になって寝るというのがあたりまえの時代。 母を早くになくし祖父宅で育った紫の結婚と物語世界への入口。 父親の思惑と最大瞬間沸騰も、どこまでも謎だらけの平安時代のSDGs。 児童向けなので、軽妙な文章は、流れの乗って一気読みしないと厳しい。 福岡県内に誕生し、日本大学法学部を卒業し、出版社勤務後。 独立して現在に至り、私生活は全く謎で無駄の全くない楠木は、 DNA「禄」主導で、自己顕示欲抜群で、目立とう根性の人。 「禄+鳳」は、話すように書き記す巧みな文章術。 「鳳」×2は、自然体。 「鳳+石」は、うっかり抜けているところはあっても常識人。 「鳳+龍」は、内面の葛藤はそれなり。 才能は、この「龍」で庶民的探究心。 「宝+禄+卯月」は、真面目だからこそ裏切りに遭う。 「子」年生まれ「宝丑」は、自己矛盾なし。 生き方を表す伴星は「禄」で、つかみどころなし! 物事の始めの洩星は「龍」で、放浪が始まり。 締めにあたる導星は「禄」で、他者が終了。 宿命の特長は、仲春午前六時頃のオフィスが乱立する街の標識。 まだ全面稼働前で、ひっそりとしているので、 気合いでなんとかしたいため、警告を与えている状態。 総エネルギー145点は軽妙で重厚感なし。 その街も広大な運河を暗きょにしたようなもので、 守護神水性の伝達本能は60点と救いは多いが、 溺れないように、蓋がされているが、随時使用できる簡便さ。 自身の金性42点を上回っているので救いは多くも、 引力本能の木性は23点なので不満は残るだろうし、 闘争本能の火性ゼロ(DNA車/牽なし)は配偶成分皆無。名誉運は無限大。 その気になるしかないため、なんでも努力次第か。 年干支の「鉄子」は、取り越し苦労大も格好つけたがり。 月干支の「畑卯」は、いつでも前向き。 そして日干支の「宝丑」は、周囲に振りまわされずマイペースも、 あえていえば無心ながら自分で周囲を振りまわすほう。 さりげないユーモア精神の持ち主。 干支番号構成は、37-16-38で、南方1点に西方2点の鋭角領域。 なんでも来いというよりは得意分野に偏る。 後天運は、初旬「7歳鉄辰」が、DNA「石」のなんでもござれの10年運天冲殺。 群像劇は得意というのは、このあたりの影響もあるし、 年干支「鉄子」を大半会するため、後転的な伸びはある程度保証。 2旬「17歳宝巳」は、DNA「貫」の大半会10年運天冲殺で、 故郷を離れたことで稼働して、社会参加後もがむしゃらに働く。 3旬「27歳海午」は、DNA「調」の守護神過多の害で、 不満をためながら会社でご奉公も、最後の最後でデビューという離れ業。 4旬「37歳雨未」は、DNA「鳳」の守護神対冲で挽回。 年支「子」の害などあろうと、月支「卯」の半会もあり自信満々。 5旬「47歳木申」は、DNA「司」で年支「子」の半会。 進み行く方向の変化で、引力本能強化。 現在の6旬「57歳草酉」は、主導DNA「禄」の自己確立の半会で、 まさに芝生を前にした芝刈り機のようで、絶好調。 今後は7旬「67歳陽戌」が、DNA「牽」のありえない火性の刑。 多少の問題があろうと、栄誉降り注ぐが変剋律付なので、苦悩はつきもの。 8旬「77歳灯亥」は、同じくありえない火性のDNA「車」で、 年齢相応の危うさを感じながらも突っ走るか。 さすがに火性ゼロだけあって、SNSはないようだし、 私的面の発信も自身のサイトも閉鎖されたようで謎。 そんな暇もないほど忙しいのか、私生活をつくるようになり、 悠々自適なのかは不明も、それでいいのではないか〜☆ |
■2024年11月20日(水)山子 |
井沢元彦○紫式部はなぜ主人公を源氏にしたのかの真相 |
○大学法学部卒業後、東京放送(TBS)に入社。 報道局在職中の月干干合年だった80年(鉄申)に、 「猿丸幻視行」で第26回江戸川乱歩賞を受賞。 85年(草丑)のDNA「牽」年に退社し、執筆活動に専念。 「逆説の日本史」シリーズは、単行本・文庫本・コミック版で、 累計580万部突破の超ベスト&ロングセラーとなっている一方、 NHK「歴史発見」、日本テレビ系「ウェークアップ」、 TBS系「ここがヘンだよ日本人」、 文化放送「朝ワイド 吉田照美 ソコダイジナトコ」などにレギュラー出演し、 大正大学客員教授(表現学部)、種智院大学人文学部で客員教授を務める 井沢元彦(54-0201/山子)が、 『紫式部はなぜ主人公を源氏にしたのか』を 04月01日(草未)のDNA「牽」の天冲殺害日に刊行している。 「源氏物語」は、藤原道長の娘である彰子が一条天皇の寵愛を得られるように、 道長がパトロンとなって、紫式部に執筆させたといわれるが、 物語では明らかに藤原氏と思われる右大臣家は、 権力を笠に主人公の光源氏に圧力をかける敵役として描かれている。 藤原氏の摂関政治の最盛期に道長が自ら出資した物語で、 「なぜ藤原氏を主人公にしなかったのか。」 徳川の天下が確立した江戸時代に、大奥の者が「豊臣物語」を書き 「豊臣家のプリンスがライバルを倒して天下を統一する」という話を書いたら、 こっそり書いてもバレれば間違いなく死罪。 しかし藤原道長は紫式部が「源氏が勝つ」物語を書いているのを、 堂々と応援していて娘にも読ませていた! 外国人でなくても信じがたいことだが、実際に「源氏物語」は書かれた。 「栄華を極めた道長が恐れたもの」 「光源氏が賜姓源氏でなければならなかった理由」 「実在の冷泉帝と同名の天皇がなぜ物語に登場するのか」 「光源氏が准太上天皇という最高位まで昇り詰める理由」 「源氏物語と平家物語の共通点」など具体例をあげながら、 他氏敗訴で栄華を設立した藤原摂関家が恐れた贖罪を実証する! 奈良時代からの壮大な祟りや怒りを鎮める必要があったのだ! 目から鱗が落ちる発想で、その原点に迫る! 愛知県名古屋市出身で、東京都立千歳高等学校を経て、 早稲田大学法学部を卒業し、TBSに入社し報道局に所属も現在は独立して、 専業作家の伊沢はDNA「石」主導で、何でもありの雑学王。 才能も「石」で、本質和合で敵をつくらず。 「石+龍」は、金銭的利益抜きの言い訳をしない反逆思考。 「石+司」は、同好の士は大切。 「石+牽」は、権威を利用。 「司+司」は、自身の事は都合の良いことしか見せず。 「山+石+丑月」は、ありとあらゆるものを集積。 「巳」年生まれ「山子」は、内外シーソー。 生き方を表す伴星は「貫」で、こうと決めた生き方を変えない。 物事の始めの洩星は「司」で、努力の積み重ね。 締めにあたる導星は「龍」で、次の展開を考える。 宿命の特長は、晩冬深夜二時頃の草木も眠る大雨にたたられる「山」。 冷静だが怜悧で異端な風景も、総エネルギー202点中。 自身の土性は僅か20点なのに、引力本能の水性が実に72点。 気持ちが異性に流れれば身持ちは悪く災禍を招くが、 仕事世界で売りに走れば、泥水になりながらも、 必死に持ち堪え財をなすのだから笑いが止まらない。 闘争本能の稼働力の木性は19点で、まるで水草のごとく浮游。 習得本能の火性は20点で、ひとつの法則に準拠する。 伝達本能の金性の発信力は、33点。 いわゆる省力だが、そもそも存在自体が異質なのでありなのだろう。 年干支の「雨巳」は、猜疑心で疑り深いから盲点を発見する。 納得いくまで追いつめる執念深さあり。 月干支の「草丑」は、地道で真面目で、持久戦に強い。 そして日干支の「山子」は、他人が着目しないような発想で、 型破りな変人奇人の類で、枝葉をつけて特別な装飾をする。 ともかく自己を売り込み、人生の目的は金儲け。 干支番号構成は、30-05-25で南方2点に東方1点で相応のひろがり。 後天運は、初旬「9歳木子」が、DNA「車」の孤軍奮闘の働き者を形成。 子供時代なので、ただの悪がきだったかも知れぬが、 午未天冲殺にしては遅咲きの9歳運なので、 その逆の幼少期は静かで目立たず、いったんリセットされ、 10年運稼働と共に異様さに目覚めたのかもしれない。 2旬「19歳雨亥」は、DNA「司」の干合で、 日支「子」に月支「丑」の冬の方三位が確立するため。 年干支「雨巳」の納音があろうと、常識をぶっ壊して名を売る。 ここからは生涯ターボ運(子丑天冲殺廻り)のため、 何をやっても目立つという利点の始まり。就職もした。 3旬「29歳海戌」は、DNA「禄」で、引力本能抜群。 世に出るキッカケにもなった受賞を機に、退社して作家活動。 4旬「39歳宝酉」は、金性強化のDNA「調」で、 年支「巳」VS月支「丑」のからむ三合会局もあり、 大いにひろがる世界で、名前を確立する。 5旬「49歳鉄申」は、金性強化のDNA「鳳」の半会で、 月干干合は進み行く方向の変化で、格好なんか気にせず名前を売る。 6旬「59歳畑未」は、主導DNA「石」の土性強化の10年運天冲殺で、 頑丈にはなったが、結果は害毒で、内外シーソーらしく 格段の上がったものに対し、裏切られたこともあり。 現在の7旬「69歳山午」は、DNA「貫」の土性強化の10年運天冲殺納音で、 話題になっているが、さすが疲労は隠せず、足元が揺らいだり、 あちこちガタはきている模様も、ふっきれば脱皮も可能。 今後は8旬「79歳灯巳」は、DNA「玉」の守護神火性強化で、 過去の集大成に、優雅で気分の安らかな晩年。 さて、伊沢は内外シーソーながら結婚はしているようだ。 相手の生年月日は不明も、年干が配偶者成分の「雨」なので、 社会にでてからの出会いで、私的面ではなく仕事面から入ったのは、 容易に想像出来るが、独身ならもっともっと派手に やらかしていたであろうから、そこは残念すぎるが、 夫人が吝嗇家なのかもしれない〜☆ |
移 動 祝 祭 日○ 2 0 2 4 年/ 木 辰 |
24年01月分● 24年02月分● 24年03月分● 24年04月分● 24年05月分● 24年06月分● 24年07月分● 24年08月分● 24年09月分● 24年10月分● 24年11月分● 24年12月分● |
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