★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 2 5 年(草巳)○01月 灯丑 // 移 動 祝 祭 日 |
■01月分一覧 (2025年○目次) |
風祭千○真夜中を切り裂け!僕らをつなぐビブリオバトルという戦う勝者(2025_0101) |
古谷経衡○シニア右翼 日本の中高年はなぜ右傾化するのかの毒と夢の中(2025_0109) |
伊藤亜和○アワヨンベは大丈夫じゃない毒の図式(2025_0115) |
綾辻行人○Another 2001のありえない熱気と厄災という発散(2025_0122) |
■2025年01月01日(水)鉄午 |
風祭千○真夜中を切り裂け!僕らをつなぐビブリオバトルという戦う勝者 |
○高校在学時に部活で本格的に短編小説を書き始め、 大学在学中の22年(海寅)のDNA「石」の夢の中で、 第4回文芸社文庫NEO小説大賞(21-0428/陽午)最終選考作品の 「チューニング!」で小説家デビューした風祭千(01-0619/雨丑)の 『真夜中を切り裂け!僕らをつなぐビブリオバトル』が、 水性強化の天冲殺明け年だった昨年(24年/木辰)のDNA「調」の 07月25日(鉄寅)の守護神DNA「玉」の天冲殺日に上梓されている。 勤勉と真心がスローガンの学校に通う高1の蛯名来斗は、 幼馴染みの同級生の鳥谷部翔から嫌がらせを受けていた。 大好きな本を心の支えにひたすら耐える日々。 ある日、同じクラスの須藤央に文芸同好会に誘われた 来斗は戸惑いながらも入部するが、 文芸とはいえ、書く活動はせず、訳ありの顧問の指導のもと ビブリオバトルへの大会で優勝を目指すのが活動だという! 鍛えられながら自分の想いを言葉にする力を身につけていく来斗。 とうとう鳥谷部と対峙するが、弟を交通事故で失った衝撃に配慮できず、 不良達の使いっ走りをさせらていた彼の暗部にも気づき、 央の姉で女子の同好会会長が、不良も尻尾をまいて逃げだすほど めちゃめちゃ喧嘩に強い空手部の部長兼任だったり、 少数精鋭の部員は個性派揃いなので、 あっけなく解決してしまうという痛快さも心地良い! もちろん彼も同好会に参加する! 瑞々しく真っ直ぐ青春と、こころの支えにもなる読書を熱く魅力的に描く、 ビブリオバトルとは究極の自己紹介で自己開示という知的書評合戦で、 自分の好きな本を他人に読んでみたくさせるようにスピーチの応酬! まるで柔道や剣道の試合のようで、そこは作者の手腕で、 ビブリオバトルの公式ルールも丁寧に説明してあり、 実際にビブリオバトルに参加するばかりか、 締めのオチがお約束通りで、心温まり元気がでる楽しい作品で、 「図書室は本好きの秘密基地」という印象が濃くなる! 青森県青森市出身・在住で、青森高校を卒業。 昨年(24年/木辰)には青森公立大学を卒業し、 地元で何らかの仕事に従事していると思われる風祭は、 DNA「車」主導で、反撃素早く崇高な目標のためには犠牲はつきもの。 「車+玉」は、感じたまま考えたままに動く。 散歩をしていた時、たまたまポスターを見掛けたことでビブリオバトルを知り、 調べているうちに興味が湧き本作の題材に。 自分でも何度かビブリオバトルに参加したというのが、これ! 「車+車」は、常に計算しながら行動。考えながら動く。 「車+龍」は、閃き重視。 「車+調」は、休息なしで常に何らかの活動。 才能はこの「調」で、繊細で独創的な感性。 「雨+車+午月」は、根に持たない闘争。なのでビブリオバトル。 「巳」年生まれ「雨丑」は、働き者。 生き方を表す伴星は「司」で、努力の積み重ね。 物事の始めの洩星は「車」で、何もないところから始める。 締めにあたる導星は「龍」で、次の展開を考える。 宿命の特長は、仲夏正午頃の河原に無数の石ころがある小川で、 総エネルギー231点は存在感あるものの自身の水性は僅か28点で、 比較的上流にある水源地と思われ身弱、時間をかけて、 熱気で干上がらないように注意しながら下流へと流れて行く。 伝達本能の木性は僅か16点で、息抜きが得手とはいえず、 引力本能の火性57点もあり、比較的敵の少ない夏生まれとして、 誰にでも優しく好かれる本業があるように思われる。 闘争本能の土性は、実に85点もあり、年中多忙。 そして守護神習得本能野金性は45点なので、救いは多いと見る。 年支「巳」VS日支「丑」の半会があるので、 あれこれ悩むより結論は即刻だしてゆくべきだし、 これが出来ないと月支「午」VS日支「丑」の害持ちで、 思い通りにならなかったり、腐ってしまったりでは病的にもなる。 内側の充実を図るより、体験したり発見したものを、 即座にブレることなくものにしてしまわねばならない。 年干支の「宝巳」は、品性高貴。心優しく偏見差別をせずも、 どこか線が細い印象で、常にゆとりが必要。 月干支の「木午」は、優しくて純粋で他人を疑うことはなく、 他人の心を和ませる存在でもありながら、非積極性の持ち主で、 いつでも人助けをしていれば、本人も救われるが同時に内側に犠牲あり。 そして、日干支の「雨丑」は、独力で気ままに生きて行くタイプで、 どこかさめている印象で、好き嫌いが明確で孤独で、 一見若々しく見えても、内面は老成しているという矛盾も抱える。 干支番号構成は、18-31-50で南方西方北方で、東方欠落で守りに徹しやすい。 後天運は、初旬「5歳雨巳」が、DNA「貫」の大半会。 自我の強化と共に守備本能強化で、身弱さをカバーする術をつくる。 初旬条件ありなので、社会参加すれば成功運型。 現在の2旬「15歳海辰」は、DNA「石」の汽水域で何でも飲み込む。 年支「巳」VS月支「午」につらなる変則方三位は、外向きの志向。 作品のテーマも群像劇なみの仲間作りであったり、 実生活でも比較的年齢の近い人々との横拡がりの交流。 今後は3旬「25歳宝卯」は、DNA「龍」の10年運天冲殺で、 守護神付なので、目的を明確にしていれば、新たな流れに乗って大きなうねり。 絶好調に近い感覚で飛翔する勢い。 4旬「35歳鉄寅」は、DNA「玉」の10年運天冲殺で、旧いものに縁。 落ちついて原理原則から逸脱せねば、年支「巳」の害で戸惑いながらも、 月支「午」の半会もあり、自信満々でもあり、結果にこだわらねば上々。 5旬「45歳畑丑」は、DMA「車」の主導DNAで自己確立。 年支「巳」の半会で世界は拡がり、月干干合は進み行く方向の変化で、 月干が「山」になれば、日干「雨」と干合支害関係になり、 ろくでもない異性に騙されたり、目下の裏切りにもあうが、 このとき、二次干合で月干は「木」→「山」→「陽」と変化していくので、 「陽」になったタイミングで年干「宝」とさらに干合すれば 年干は「雨」に月干は「海」になり、もとからある日干「雨」をいれて 水性天干一気にもなるので、次元があがりきれば、 目上を智恵で吹き飛ばすような格好になるので、 どんな形にも器次第で姿形を変貌させられる水性の特長を活かし、 あれこれ挑戦していくようであれば、際立つ魅力も発信可能。 6旬「55歳山子」は、DNA「牽」の害切れ干合支合で、 望めば栄誉にも恵まれるようだろうし、 30年間にもわたる変剋律も始まり、苦悩はつきものだが、 才能は磨かれるので、役割発揮可能な名誉的立ち位置は望むところ。 7旬「65歳灯亥」は、DNA「禄」の感謝と奉仕。 忌み神なので苦手には違いないが、それが出来ないと、 年干支「宝巳」の天剋地冲もあり、前進不能。 8旬「75歳陽戌」は、DNA「司」の忌み神で地味。 干からびないように必死にはなるが、見苦しくならぬように、ふるまいたい。 さて風祭は、SNSを駆使しているようだが、 賑やかなのは仲間のとの交流ばかりで、 読者として少しは知りたい作家の日常が伝わりきらない。 木性がそこまで強くないのでやむなしだが、 発信をせねば、毒持ちは腐る。毒はためこまずに表現する。 ビブリオバトルだって、それなのだから、 そういう読者との交流もあれば楽しくなるだろう〜☆ |
■2025年01月09日(木)山寅 |
古谷経衡○シニア右翼 日本の中高年はなぜ右傾化するのかの毒と夢の中 |
○大学卒業後、ライター・編集者として右派系雑誌出版に関わり、執筆活動。 現在は若者論、社会、政治、サブカルチャーなど幅広いテーマで 執筆評論活動を行う一方、テレビ、ラジオを中心に新進気鋭の論客として活躍。 地上波番組コメンテーター、紙媒体連載、ラジオコメンテーターなど実績多数。 主導DNA「玉」年だった14年(木午)より、 NPO法人江東映像文化振興事業団理事長。 律音年だった17年(灯酉)から一般社団法人日本ペンクラブ正会員の 古谷経衡(82-1110/灯酉)の 『シニア右翼 日本の中高年はなぜ右傾化するのか』が、 一昨年(23年/雨卯)のDNA「車」の害切れ年の 03月10日(畑亥)のDNA「鳳」日に刊行されている。 「街を歩くと本当に老人の姿ばかりみかけるという印象は、 著者が自営業者で日中の住宅街を歩くことが多かったり、 逆にビジネス街に行く機会が少ない生活スタイルばかりでない」と 言い訳しながらも、一応数字の裏付けはとっており、 シニアの定義を50歳以上にしているが、この層は1793万人ほどだという。 認知症と高齢者、或いは保守政党への支持傾向などを若者との対比や 著者の経歴を鑑みながら掘り下げたもの。 シニアはあなたの隣にいる! 久しぶりに実家に帰ると、穏健だった親が急に政治に目覚め、 YouTubeで右傾的番組の視聴者になり、 保守系論壇誌の定期購読者になっていた――。 こんな事例があなたの隣りで起きているかもしれない。 中にはネット上でのヘイトが昂じて逮捕・裁判の事例が頻発している。 そのほとんどが50歳以上の「シニア右翼」なのである。 若者を導いて行くべきシニア像は今は昔。 これは決して一過性の社会現象ではなく、 戦前・戦後史が生みだした「鬼っ子」と呼ぶべきものであることが、 歴史に通暁した著者の手により明らかにされる。 そして、導火線に一気に火を付けたのは、ネット動画という一撃である。 シニア層はネットへの接触歴がこれまで未熟だったことから、 リテラシーがきわめて低く、デマや陰謀論に騙されやすい。 そんな実態を近年のネット技術史から読み解く。 かつて若手として優遇され右翼と 「同じ釜の飯を食っていた」鬼才の著者だからこそ、 内側から見た右翼の実像をまじえながら論じているようだが、 果たして真相はどうなのだろうか。 ナチを徹底崩壊させて甦って大国になったドイツと 戦前の支配層の一部を存続させて米国の傘の下で成長してきた我が国の違い! 若年期は社会党支持者で年老いるに従い自民党支持者になった 著者の両親を例にあげながら 確かに言えることはシニア右翼は論客の本は買っても読みはせず飾るだけ。 ようはファン心理!(そしてSNSで丁々発止を繰りひろげて酔う) そして情報はほぼYouTubeから得るという表層的なものだと断定しながら 対抗できる拠点や砦づくりが急務だと結んでいる。 北海道札幌市手稲区出身で、01年(宝巳)のDNA「禄」の天冲殺半会年に、 立命館大学文学部史学科(日本史学専攻)入学。 夢の中で入学したため、大学は3回留年の末、7年がかりで卒業。 ビジュアルアーツ専門学校大阪(旧大阪写真学校)放送映画学科に ダブルスクールしていたが中退し、現在は千葉県松戸市在住の古谷は、 DNA「玉」主導で、学習機能を極める人で、 気分転換得手ではなく、生き方をなかなか変えられず。 才能も「玉」で、年長者をたぶらかすなり、論理的。 「玉+禄」は、攻撃するより和合しながら生活の糧を稼ぐ。 「禄+禄」は、単独行動に活路。 「禄」×3もあり、不器用だが引力本能は抜群。 「玉+牽」は、伝統や学問に支えられた用心深い権威。 「灯+玉+亥月」は、正当な評価が得られにくく、 親や周囲が祝福しづらい結婚へ進みやすい。 「戌」年生まれ「灯酉」は、他者に救われる。 生き方を表す伴星は「貫」で、本来は波の少ない人生。 物事の始めの洩星は「禄」で、誰かにそそのかされる。 締めにあたる導星は「玉」で、目下やファンと共に終える。 宿命の特長は、初冬午後10時頃の特別な目印のある 荒れ狂う不穏な「海」を照らす「燈台」で、 総エネルギー202点は、さほど頑丈とはいえないところに、 主導するとはいえ燃料源の木性は僅か18点しかないうえに、 月支「亥」内にあり、家系の恩恵を得られるわけのない辰巳天冲殺で、 そうそう使い勝手が良いとはいえずに野人扱い。 その木性18点で自身の火性36点を支えるのだから厄介。 また、発信力の土性は少なく8点で、 物を言うようで実際は、噛んで含むどころか出し惜しみ。 ところが引力本能の金性は84点もあり、 不自然に評価されて、生活基盤はなんとかなってしまい 闘争本能の水性の栄誉も56点あり、異性やらファンの支持多し。 とはいえ、年干支「海戌」VS日干支「灯酉」の干合支害があり、 これは究極の表裏で根腐れしており、 斜にかまえているようで、一環とした人生になりづらく紆余曲折。 ろくでもないファンや異性に翻弄されるが、 それを我慢するもんだから、気を病むようになる。 いっそ悪者だという開き直りでもあれば楽なのであろう。 年干支の「海戌」は、旧い家に誕生し、外にでれば挑戦者となる。 月干支の「宝亥」は、感覚的で閃き勝負の人。 そして日干支の「灯酉」は、浪花節的発想で怖い物知らず。 度胸はあるが、一歩引きこもるか徹底論争になるが、原則人情ありき。 干支番号構成は、59-48-34で北方2点に西方1点で、東方南方はなく、 明るい未来を語り実現していくより現状分析を得意とする。 後天運は初旬「9歳海子」が、DNA「牽」で役割意識強化。 年支「戌」月支「亥」につらなる変則方三位で、 知性と悪魔的な格好の良さを付加されるが、 真っ直ぐ進めないので試されるように大学入学が条件なし天冲殺の夢の中で、 正規の社会参加もままならず。 2旬「19歳雨丑」はDNA「車」の半会で、危険な遠回り。 留学放浪に7年がかりの卒業と社会参加。 3旬「29歳木寅」は、DNA「玉」の主導DNAで自己確立。 守護神ばかりか、ここから生涯何をやっても目立つ ターボ運(子丑天冲殺廻り)も始まり、立場も生活も安定するようになった。 「玉」なので右翼を一旦極めたのもふしぎではない。 現在の4旬「39歳草卯」は、DNA「龍」の対冲で気分一新。 もちろん守護神なので絶好調なばかりか、 宿命の害が切れて過去の精算が行われた。 今後は5旬「49歳陽辰」は、DNA「石」の10年運天冲殺支合で、 同じく害切れでこちらは形になるので、なんでも丸呑みの安定感。 「辰」内「草」も使えないことはない。 また、月干「宝」の干合は進む行く方向の変化。 月干は「雨」に10年運は「海」に変化すると、 さらに日干を剋しながらも二次干合すれば、 日干は「草」に10年運環境は「木」にもなるので、 10年運天冲殺に身を委ねるように流れに乗れば、 相当なビッグネームとなり国民に広く周知され面白い一時。 6旬「59歳灯巳」は、DNA「貫」の10年運天冲殺大半会。 身を守り頑固になるというより、とてつもない大事件勃発。 先のことになるので断定出来ないが、善し悪しの問題ではないことだけは確か。 7旬「69歳山午」は、DNA「鳳」の発信力強化で、一線を退き文筆専念なのか。 喋り専門だけになるなどして、派手な世界は諦め仙人のようなものになるかも。 8旬「79歳畑未」は、DNA「調」の鋭角的発信力強化も、反骨。 活動を持続させているならば、口うるさい年寄りという文鎮みたいなもの。 さて古谷は、極端に言えば過去を分析したり経緯を語るが、 そこはさすがに干合支害持ちで、究極の表裏である。 そんな古谷のことだから、川下和彦なる人物の紹介で、 作家の鈴木光司(57-0513/草酉)の長女で 学習院大学文学部フランス哲学科を卒業後、 大手通信業界にて新サービスの企画開発に携わっていた 夫人(86-1029/陽午)と15年(草未)の守護神DNA「龍」年に結婚しているが、 さすがに干合支害持ちだけあって、相手は共通干もない恐怖の「陽午」。 16年(陽申)に男児が誕生しているが、 夫人は地支火性一気格でもあり、子供は危ういうえに、 これでは政党の代表選に出馬するなど話題作りをしても、 後天運が優れていようが古谷がこの先化ける保証はなく残念〜☆ |
■2025年01月15日(水)木申 |
伊藤亜和○アワヨンベは大丈夫じゃない毒の図式 |
○22年1月(宝丑年の最後)にnoteに投稿された「パパと私」が、 23年(海寅)の父の日にX(旧Twitter)で ジェーン・スー(73-0510/陽午)らの目に留まり注目を集める。 同作は23年に「創作大賞2023」メディアワークス文庫賞を受賞。 これが24年(木辰)になりエッセイ「存在の耐えられない愛おしさ」で デビューとなった伊藤亜和(96-1013/雨未)の 『アワヨンベは大丈夫』が、昨年(24年/木辰)のDNA「調」年の 11月25日(雨巳)のDNA「貫」日に刊行された。 「愛し愛されながらも寄る辺ない そんな彼女が紡ぐいとしい言葉たち」と 帯文でも絶賛されている同書は、日本人で文学好きのママと、 雑貨輸入業を営むイスラム教徒で、セネガル人のキレやすい パパの間に生まれた亜和と弟。おだやかな祖父と口うるさい祖母、 そして海の向こうにいるまだ見ぬ姉など、 いずれも個性的な家族たちが織りなす、愛と旅立ちの物語で、 「まだなんの荷造りもできていないこの部屋から、 私はきっと少しずつ荷物を運び出し、さりげなくいなくなっていくのだろう。 それは他でもなく、私にまださようならと言う勇気がないからだ。 誰のためでもなく、私は家族と離れることが寂しいのだ。 それでも私はこの家から出ていく。誰のためでもなく、私自身のため、 いつか新しい家族を作るために、ひとりで生きてみたいのだ。」 という決意と実家には残る未練を持ちながら、 自身は「文才があり文章を書いてお金を稼ぎたい」と考えているようだが、 文章ばかりか発想や行動にある適度な違和感が、 情報に餓えた一般人を刺激するようなものに思える。 神奈川県横浜市中区本牧で出生。 小学校入学時に市内で引っ越し。神奈川県立金沢総合高等学校を卒業後、 学習院大学文学部フランス語圏文化学科に進学し卒業。 昨年(24年/木辰)に引っ越し、現在は東京都世田谷区代沢近辺在住の伊藤は、 DNA「龍」主導で、庶民的で飾らぬが飽きやすく落ち着きなし。 才能は、この「龍」で環境により歪められる斜に構えた探究心。 「龍+貫」は、忍耐力ありそうで、ない。 「龍+禄」は、やみくもな冒険心。常に明後日の方向を向いた切り口。 「龍+司」は、派手なことをするわりに用心深い。 「龍+牽」は、小細工をして受けを狙う。 「雨+龍+戌月」は、陰湿だが仄かに明るい。 「子」年生まれ「雨未」は、まとめるのは下手で散らかすばかり。 生き方を表す伴星は「龍」で、常に半歩先を考えながら生活。 物事の始めの洩星は「禄」で、誰かにかつがれる。 締めにあたる導星は「貫」で、最後は一人。 宿命の特長は、晩秋午後十時頃の残光が残る山間を流れる川で、 総エネルギー189点は、アイドルのような存在だが、 年支「子」VS日支「未」の害持ちは、朝令暮改の気分屋で、 信用できるか否か微妙であり、真っ直ぐ進んでいるようで、 まるで山間をぬってあえて困難な道を流れる川のように、 いわば蛇行ありきの人生で、表裏ありは、生きて行くためなら何でもする。 原則持続力はないが、興味をもってその気になれば、 6年にもわたって、バニーガールだって積極的にやれてしまう。 配偶者成分が「山」が月干にあるため、常に近しい距離の異性は存在するが、 さらりと公表したその遍歴も戦慄で、純ジャパでない魅力と苦悩に溢れる。 現在の同棲相手はマッチングアプリでみつけたものだ。 干合後は月干「山」は「陽」に、日干「雨」は「灯」になるため 元からある年干「陽」をいれて火性の干合天干一気になり、 集中力を発揮すれば、目上や世の中を焼きつくすようなものだが、 自身は陰の干のため、従属する立場になることもあり微妙。 とはいえ、もっとも近い立場の家族とは、親思いの申酉天冲殺にもかかわらず、 鬱陶しい存在になり特に父親とは衝突を繰り返し、 やがて父親を家から追いだしてしまうことになり、自身も家からでることになる。 仮にそれが異性でも、月干支「山戌」VS日干支「雨未」は干合支刑の関係で、 争いはつきものだし、異性に限らず同性の友人ばかりか、 表面的接触があるていどの一般人からも一目置かれる存在にはなる。 つまり、周囲からは面白がられるばかりか、 軽く恐れられる存在で、実際は孤独のなのだろう。 モデルと文筆家を名乗っているが、伝達本能は僅か15点なのに、 この天干一気なり害毒がスパイスとなっていることは見逃せない。 年干支の「陽子」は、神経細やかだが、移り気でお天気屋。 月干支の「山戌」は、家族感の情愛が伝わりづらく、 経済的に恵まれても、精神的には制約が多くて頑固一徹。 (共同生活が苦悩をもたらし才能を磨く) そして日干支の「雨未」は、人当たり良くも内に秘めた熱気は闘争的。 純真無垢で打算がないようだが、思い通りにならぬと辛辣。 干支番号構成は13-35-20で東方西方南方で、北方領域なし。 後天運は、初旬「2歳灯酉」が、DNA「禄」の10年運天冲殺。 引力本能抜群の守護神で注目されたが、目立つので波乱もあり。 2旬「12歳陽申」は、DNA「司」の10年運天冲殺。 さらなる引力本能強化で、社会参加。 現在の3旬「22歳草未」は、DNA「鳳」で、発信力の比和。 木性は僅かしかないので一気に流れは強まるが、 家系の恩恵を受ける申酉天冲殺にもかかわらず、 害を切ってくれるとはいえ、愚かにかも年干支「陽子」を納音させる ジェーン・スーの甘言にのって一人暮らし。 父親を追いだしたくらいで丁度良く、 さらにネタにしているのに、感謝なく期待できるかは別。 今後は4旬「32歳木午」は、DNA「調」の支合なばかりか、 年支「子」VS日支「未」の害を切る、極端な着地。 5旬「42歳雨巳」は、DNA「貫」で唯我独尊とはいえ、 月干干合で進み行く方向の変化に干合火性天干一気破格。 6旬「52歳海辰」は、DNA「石」の妥協で劣勢。 何もかも飲み込み政治的な動きでもできれば正解。 7旬「62歳宝卯」は、DNA「龍」の改良改革。 年干の「陽」は忌み神「海」になり、干合火性天干一気破格。 8旬「72歳鉄寅」は、DNA「玉」の王道回帰や、過去を振り返るも そこまで順調にやっていけるかどうか。 さて、伊藤は「雨」なので母親成分は「鉄」になるが、 宿命にはないので陰陽の「宝」を使用するとなると、 くだんの父親は年干の「陽」で、見事に表裏ありの害毒関係ですべて納得。 しかし、そこは性悪なのでネタにしている構図で、面白ければ何でもあり。 とはいえ、どこまでいっても屈折しているだけで飽きられないか心配だ〜☆ |
■2025年01月22日(水)宝卯 |
綾辻行人○Another 2001のありえない熱気と厄災という発散 |
○「子」重なりだったDNA「玉」年の小学校6年生の夏休みに、 初期習作の「少年探偵団」のような短編推理小説を10篇書き、 82年(海戌)のDNA「玉」の害年だった大学4年生時の冬に江戸川乱歩賞に、 後の「十角館の殺人」の原型の作品で応募し、第1次選考に残る。 87年(灯卯)のありえない火性の対冲年の、 大学院在学中に「十角館の殺人」で作家デビュー。 講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付ける。 92年(海申)のDNA「玉」年に「時計館の殺人」で、 日本推理作家協会賞長編部門を受賞。 18年(山戌)のDNA「司」の害年、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。 数々のミステリー系文学賞の選考委員を歴任。 代表作でもある「館シリーズ」の累計発行部数は、750万部を超え。 本格ミステリ作家クラブ執行会議。日本推理作家協会会員、 元本格ミステリ作家クラブ事務局長も兼ねる綾辻行人(60-1223/草酉)が、 20年(鉄子)の「子」重なりのDNA「牽」の干合年に上梓した 「Another 2001」が、DNA「玉」年だった22年06月25日(畑酉)の DNA「禄」日に、『Another 2001上』『Another 2001下』として 文庫化されているので解説する。 始まってしまったら・・・・・人が死ぬ。何人もの人が。 クラスメイトにその関係者に、次から次へと。 最初は72年(海子)。この年の春、山間の小都市夜見山市の 夜見山北中学三年三組のある生徒がなくなった。 自宅での火災で。フルネームは夜見山岬。 学力優秀、スポーツ万能、美術や音楽の才能もあって、眉目秀麗。 人柄も良く先生からも生徒からも愛される存在だった。 そんなことがあり、学校の者は善かれと思って間違った接し方をしてしまった。 ミサキはそこにいる。ミサキは死んじゃいない。ミサキは生きている。 だけど、それは間違っていた。卒業式のあと撮った集合写真の隅っこに。 ありえないものが映っていた。それがそもその始まり。 そして多くの犠牲者が出た98年(山寅)度の「災厄」から三年。 ――春から夜見山北中学三年三組の一員となる生徒の中には、 三年前の夏、見崎鳴と出会った少年・比良塚(赤沢)想の姿があった。 「死者」がクラスにまぎれこむ、という奇怪な「現象」に備えて、 今年度は特別な「対策」を講じる想たち。 だが、クラスに広がる不安と疑心が次第に歯車を狂わせていき・・・・・・。 記憶がいつのまにか上書きされ、ありえない登場人物が あたかも存在するがごとき振る舞い、それを如何にも怪しい人形館で 生活する不可思議な義眼の先輩女子高生に見抜かれ、 呆気なく亡きものにされたり。 もう平常心ではついていけない世界で、ほとんど漫画。 ついに惨劇の幕が開く圧巻の学園ホラー&ミステリも、 設定がそもそもありえないような超常現象の世界なので、 いわゆる大人が子供達に迎合して恐れていることに なんら疑問を挟み込む余地すら許されない世界感は、 夢みたいなことに浮かれているのか、 うなされている世界で、現実逃避できるような神経でないと、 物語の世界には入り込めないことは明白。 たしかに青春小説と絶賛する人もいるだろう。 それは受け手の感覚の問題で絶対評価ではないはずだ。 今どきのミステリーは現実社会が多く扱われており、 起こる事件も現実的にありそうな設定で、 限定空間での演劇的体験のような作品はあるにはあるが、主流にはならない。 最後に、なぜその土地にこだわれるのか、逃げればすむだけだ。 京都府京都市西京区出身で、現在は京都府京都市北区在住。 79年(畑未)のDNA「禄」の天冲殺年に京都府立桂高等学校を卒業後、 京都大学教育学部に入学。京大推理小説研究会に所属。 84年(木子)の「子」重なりのDNA「石」年に、 京都大学大学院教育学研究科に進学し、逸脱行動論を専攻。 大学院修士課程を2年間で修了し、博士後期課程に進み3年間在籍したものの、 その後3年にわたって休学し、博士論文を書かずに単位取得退学した綾辻は、 DNA「龍」主導で、良く言えば庶民的。本質は移り気で裏読み得意で、 環境により本質が変化するが、それは変化せねば生きながらえぬ裏返しでもある。 「龍+龍」は、器用とはいいがたくあれもこれもできないので、書く専門。 「龍+車」は、閃きが命で、あとは行きあたりばったりで展開する。 「龍+牽」は、危険大好きで格好をつけながらありえない惨劇を語る。 「龍+司」は、用心深く物語のなかだけの冒険。 才能はこの「司」であり、純粋に生きる糧をえるために作り話に没頭。 「草+龍+子月」は、常人とは異なる脳波の持ち主で、懐古趣味で、見栄っ張り。 「子」年生まれ「草酉」は、矛盾だらけの人生で矛盾大好き。 生き方を表す伴星は「貫」で、波の少ない人生。 物事の始めの洩星は「司」で、努力の積み重ね。 締めにあたる導星は「龍」で、常に先のことを考えている。 宿命の特長は、仲冬深夜零時頃の岩がゴツゴツした 泥沼のような水場に棲息する浮き草で、 総エネルギー114点は実社会で表だった活動は困難で、 いわゆる社会にでての就業経験なく虚の世界に棲息。 自身の木性にしても僅か9点しかないので、辛いことはしたくない。 また火性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人は、温かみなく冷徹。 表現力皆無のため、開き直って無限大にして使用する。 土性も僅か8点で、お金には無頓着。あれば善いがそれが全てにあらず。 金性は45点もあり、動きは緩慢ではなく、権威ありき。 そして水性52点は、創造力だけはかなりありという図式で完成しているので、 成長することはないので、作風に際立つ変転はなく、 本物の大人世界を描くより、少年少女を描いた方が活き活きとする。 午未天冲殺で早期に完成してしまう「草酉」だけに、 同一生年月日の一般人がいたら、余程変わり種の仕事につくか、 誰かの世話になっていくような人生だろう。 実際、永遠の少年が登場するような青春小説は得意というか、 午未天冲殺らしく、いつまでもその感覚でいられるからだろう。 年干支の「鉄子」は、取り越し苦労が少なくない心配症で 悟りきった老成思考も、格好だけはつけたい自己愛の象徴。 月干支の「山子」は、大人世界に割り込みたがり、なにかと盛りたがる。 そして日干支の「草酉」は、あらかじめ或いは早期に完成して、 壊れも成長もしない盆栽の花のような美的なもので一本気な性情。 干支番号構成は、37-25-22と西方1点南方2点の狭量領域。 後天運は、初旬「4歳畑丑」が、DNA「禄」の半会で売れるコツを取得。 果てしない引力本能だが、これといった後転稼働運型に非ずも、 存在が異様なところに、着地点を見いだすような素地を発見。 土性強化は、ともかく売りにこだわる。 2旬「14歳鉄寅」は、DNA「牽」の名誉で、デビューの契機を掴みに行く。 ともかくスタイル重視で、見た目を強烈に第一印象に特化した。 3旬「24歳宝卯」は、DNA「車」の天剋地冲で、天変地異のような衝撃で、 それまでの業界の常識をくつがえすような面持ちで本格的デビュー。 4旬「34歳海辰」は、DNA「玉」の支合で、年支と月支(共に子)の半会は、 大きく世界が広がって、瞬く間に業界に浸透。 5旬「44歳雨巳」は、DNA「龍」の主導DNAで自己確立。 そして月干干合は進み行く方向の変化という重鎮の世界へ。 干合後月干は「陽」に10年運は「灯」へと変質し、 ありえない火性の出現は、一般人への認知も深まる。 6旬「54歳木午」は、DNA「石」の10年運天冲殺で何でもあり。 年干支「鉄子」と月干支「山子」の天剋地冲もあり、政治力発揮と拡がり。 孤高の木性強化に「午」内火性も活用し現実面に揺るぎなし。 現在の7旬「64歳草未」は、DNA「貫」の10年運天冲殺。 木性強化はありがたく、望まずともさらなる知名度UPにもなるが、 年支も月支も「子」のため害があり、無理をして進めず懸念は体調面。 今後は8旬「74歳陽申」は、DNA「調」のありえない火性の恩恵も、 20年に及ぶ10年運天冲殺を野人の貪欲で乗り切ったツケがあり、 相応の見返りを自然界に差し出さねば、ありえないだけが強調され孤高どころか、 前旬を抜けてたどりつけるか不安もあり。 さて綾辻は以前に解説した小野不由美(60-1224/陽戌)と、 京都大学推理小説研究会所属時の86年(灯卯)の綾辻のありえない火性の対冲年で、 小野のDNA「石」の支合年に、学生結婚をしているが、 生年月日が1日しか違わぬため、年干支と月干支は共通干支になるが、 互いにありえない守護神成分を補完するとはいえ、その関係は害で不穏。 ありがた迷惑みたいなものだが、微妙な緊張が存在して心底融合するわけもなく、 それ以前に目上命の午未天冲殺同士が結婚しても、大きな救いはない。 したがって子供の存在は認められず、後世に残すこともないが、 稼ぎに稼ぎまくった財を何かに社会貢献したという話は聞かない。 綾辻は直近のありえない火性年の16年(陽申)と17年(灯酉)には、 なんらかの事情で入院しているし、 昨年(24年/木辰)のDNA「石」の支合年には、 既にピークを過ぎた感もある、新型コロナウイルスを罹患している。 二人とも午未天冲殺としては息の長い活動をしていられるのは、 10年運天冲殺の最中で、子供という存在にエネルギーを奪われていないためだが、 抜けてなお精力的に活動していくのは至難の業。 一刻も早い自慢出来る感謝と奉仕が急務だが、 仕事以外は趣味に没頭しているようで、それどころではなさそうで残念だ〜☆ |
綾辻行人○60-1223 |
草山鉄陽 酉子子※+4 牽司車龍龍(龍主導) 木性(09)火性(00)土性(08)金性(45)水性(52)/総合114 午未天冲殺/天冲殺(54歳木午/64歳草未) 天剋地冲(24歳宝卯)/主導DNA半会(44歳雨巳) 木性脆弱/火性ゼロ(野人)/土性脆弱 +4歳畑丑/14歳鉄寅/24歳宝卯/34歳海辰/44歳雨巳/54歳木午/64歳草未/74歳陽申〜 |
コラム総合○目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜) |
さ く い ん ○ |
移 動 祝 祭 日○ 2 0 2 5 年/ 草 巳 |
25年01月分● 25年02月分● 25年03月分● 25年04月分● 25年05月分● 25年06月分● 25年07月分● 25年08月分● 25年09月分● 25年10月分● 25年11月分● 25年12月分● |
BEHPは書体設定を明朝体にしてご覧になられるのを推奨しています○ |
プラウザのバックを使ってお戻りください○ |
清く正しく美しく○BEハレ幸せ発電所→運命向上委員会 |
○実践的運命改良サロン Copyright(c)1994→2025 birthday-energy.inc. |