★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 1 2 年(海辰)●03月 雨卯 // 移 動 祝 祭 日 |
■03月分一覧 (2012年●目次) |
広谷鏡子●胸いっぱいの愛をに刻まれる野性(2012_0301) |
青柳碧人●判決はCMのあとででいいのか(2012_0306) |
重松清●希望の地図という役割(2012_0311) |
市川拓司●ねえ、委員長の青春憧憬(2012_0319) |
友井羊●僕はお父さんを訴えますの脆さと怖さ(2012_0326) |
■2012年03月01日(木)宝酉 |
広谷鏡子○胸いっぱいの愛をに刻まれる野性 |
○石油ショックの余波もおさまりつつあった76年(陽辰)、 瀬戸内海に面した平和な城下町・香川県丸亀市。 県立高校に入学したばかりの高校野球とロックを愛する少女は、 ひょんなことから野球部のマネージャーになる。 次のシーズンに向けて練習の日々。 秋の学園祭でジミー・ペイジ(44-0109/海申)似の ギタリストに恋心を抱いたり、 クラスメイトのロック好き少女との友情をはぐくむ、 どこか懐かしい青春物語という、 広谷鏡子(60-1217/畑卯)の『胸いっぱいの愛を』が、 02月09日(鉄子)のDNA「調」日に上梓されました。 香川県丸亀市出身で、早稲田大学第一文学部を卒業、NHK職員。 95年(草亥)のDNA「車」の半会年に「不随の家」で、 第19回すばる文学賞を受賞した広谷は、 DNA「禄」主導で、時間のかかる愛情奉仕。 自己の存在を認めて貰おうと常に意識し続ける人。 「禄+禄」は、頑固で世渡りは上手とは言えず。 「禄+車」は、束縛を嫌いながらも、小気味良い刺激求め、 淡々とした歩調を持続させる。 自身が「畑」であるため、冬生まれでも作物の「草」はありがたく、 才能もこの「車」で、忙しない行動力。 「禄+調」は、わかりやすい硬質でユニークな発想。 「禄+石」は、周囲にある何かを利用する才。 それが大きければ大きいほど、制約を受けながらも活力が湧く。 「畑+禄+子月」は、いつも忙しなくじたばたする。 「子」年生まれ「畑卯」は、ともかく働き者です。 宿命の特長は、仲冬深夜零時頃の湿地帯で、 総エネルギー107点しかない地盤の緩い、灯りの消えた寂しい街。 このあたりは、作家専業ではなく兼業作家の宿命ですし、 火性ゼロ(DNA龍/玉なし)は、冷え切って暖かみ一切なし。 創造力も稼働力も無限大か、まるでないかのいずれで、 街とは言え、泥の塊のような、特定の人種しか生息できない変わり者は、 ある意味、一般企業ではなく、NHKらしい味わい。 年支と月支の「子」と日支「卯」の刑は、 常に他人のもめごとの渦中にいながら、特別な目線で観察をする。 年干支「鉄子」は、自意識強いものの悟りきった老練な判断力。 月干支「山子」は、叩かれても底辺から這い上がる。 そして日干支「畑卯」は、軽快で如才ない開拓者なのです。 干支番号構成は、37-25-16で西方と南方で構成されていますが、 時代整合性ある冬生まれの「子」重なりが、ふんばりを見せているのでしょう。 後天運は、初旬「3歳灯亥」が、宿命にない火性のDNA「龍」の半会。 熱い人工灯の威力で、宿命は一気に加熱されました。 また日干支と大半会的(初旬のみ灯と畑は同格扱い)のため、 生地生家より出れば、成功運型となりました。 2旬「13歳陽戌」も、同様に宿命にない火性のDNA「玉」の支合。 この時期に上京したのですから、東京に根付けたのでしょうし、 比較的安全運転と思われるNHKにも入れたのです。 3旬「23歳草酉」は、DNA「車」の10年運天冲殺。 才能開花の10年運でもあり、ヒッソリした宿命でも相当な働きができたはず。 4旬「33歳木申」は、DNA「牽」の10年運天冲殺。 宿命にない「木」の栄誉は、作家デビューという幸運のステージ。 現在の5旬「43歳雨未」は、年支と月支(共に子)の害で不安定ながら、 月干「山」を干合させれば、月干は「陽」・10年運干は「灯」という 宿命にない火性が生成されましたから、救いもあったうえ、 DNA「禄」の主導DNAでもありますから、自己確立もできたのです。 今後は6旬「53歳海午」は、DNA「司」の堅実性。 7旬「63歳宝巳」は.DNA「鳳」で、ゆっくり趣味のような人生。 8旬「73歳鉄辰」は、DNA「調」の害で、体調不安。 『胸いっぱいの愛を』は、年支「申」VS日支「亥」の害持ちの レッド・ツェッペリン(69-0112/灯亥)へのオマージュ。 彼らの「胸いっぱいの愛」(69-1107/陽戌)も、 年支「酉」VS日支「戌」の害持ちで、病的でクセになる。 火性ゼロの野人でロック大好きの広谷には、格別なのでしょう。 本人は、昨年(11年/宝卯)に東日本大震災を体験し、故郷を憂い、 「飛んで帰りたい衝動にかられた。混沌とした時代を生きるいま、 私には帰るところがある。それがどんなに励みになったか」 と語っていますが、そう思えるのは申酉天冲殺らしさ。 とはいえ、火性ゼロは帰りたくても易々とは戻れないジレンマもあり。 それが、主導DNA「禄」の10年運最後にさしかかり、 故郷の人たちに感謝の気持ちを伝える一冊にもなったのでしょう。 まさに「ふるさとは遠きにありて思うもの」。 今年(12年/海辰)は、年支と月支(共に子)の半会もあり、 世界は大きく拡がりますが、あまりその気になりすぎると害もあり。 結果を考えねば、広谷なりの恩返しもできたはずなのです☆ |
■2012年03月06日(火)陽寅 |
青柳碧人○判決はCMのあとででいいのか |
○09年(畑丑)04月(山辰)に、応募資格を29歳までに制限する 「講談社Birth」の小説部門第3回最終選考を年齢制限ギリギリで通過し、 同年07月(宝未)に数学ミステリ「浜村渚の計算ノート」で、 デビューした青柳碧人(80-0826/宝未)の 『判決はCMのあとでストロベリー・マーキュリー殺人事件』が、 02月25日(陽辰)の年支と月支(共に申)の半会を伴う干合日に上梓されました。 同作は、裁判がテレビ中継されるようになった日本が舞台。 裁判中継は庶民のエンタテインメントとして定着し、 中継から誕生した裁判アイドルグループは、 押しも押されもせぬ国民的アイドルとなっていた。 そんな中、人気ビジュアル系バンドのメンバー間で起こった 殺人事件の裁判が、いよいよ始まろうとしていた。 テレビ中継はもちろん、ゲストとも参加する、 全国民大注目の裁判に、裁判員として参加することになった 人材派遣会社社員の苦悩を描く青春ミステリーになっています。 千葉県千葉市美浜区出身で、東京学芸大学付属高等学校から、 早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修を卒業で、 早稲田大学クイズ研究会OBであり、 現在は千葉市の学習塾にて学習指導や教材開発を担当をしているという 青柳は、DNA「石」主導で、硬い環境を活かしながら、 自己の特別意識を誇示する、現実を受け入れやすい和合性。 「石」×3もあり、気配りを所有しているため、本業以外に手をだそうと、 攻撃されて苦境に陥ることはないでしょう。 「石+石」は、集団に属しながらも、極端な立ち位置。 「石+龍」は、通俗性のある創造力。 実行力があり、その気になれば水準をクリアする技術力も折り紙付き。 「石+司」は、精神性は高いものの現実を大切にし、 日常生活を優先しながらも、質実剛健さあり。 才能は「司」であり、実績をつみあげていったり、 活動の足場である学習塾を大切にしてこその人生。 「宝+石+申月」は、時間がかかりながらも統率力を発揮。 「申」年生まれ「宝未」は、派手な動きはしない人で、困っても慌てません。 宿命の特長は、初夏午後四時頃の装飾品。 時代整合性がなくなった秋生まれではありますが、 総エネルギー275点もさることながら、 金性128点と存在感と破壊力のある男らしさ。 一応、子供達からは頼りがいがあるのでしょう。 守護神の「海」は塩水であり荒削りですが、 独創的かつ発想は女性的というところが、心憎い演出に磨きをかけます。 年干支「鉄申」は、この人なりの常識。 ひとまず食い扶持である職業を確保しつつ、 自意識の高さを満足させるために、計算された芸を披露。 月干支「木申」は、高い理想を掲げ休息なく努力する。 そして、日干支「宝未」は、用心深く懐疑的ですが、 不言実行ながら、莫大な財を意識する長距離走者なのです。 干支番号構成は、57-21-08で北方・南方・東方をカバーしており、 まずまずの領域がありますので、習得本能ありの通俗性は評価できます。 後天運は、初旬「4歳草酉」はDNA「禄」の引力本能強化。 年干「鉄」との干合で、金性旺地となりましたが、後天的な稼働条件はなし。 存在感はあろうと、ごく普通の子供だったはず。 2旬「14歳陽戌」は、変剋律付きの干合10年運天冲殺。 異性を意識したり、DNA「牽」の役割を意識し、 悩み抜くことにより才能が磨かれました。 デビューに至った現在の3旬「24歳灯亥」は、DNA「車」。 10年運天冲殺ですが、前進するには容易ではありませんし、 立場も不安定(年支と月支の害)ですが、 思い切って行動に移した結果、結果はかろうじてだせました。 この後は4旬「34歳山子」が、年支と月支は半会のDNA「玉」ですから、 世界は一気に伸びをみせますが、結果は害。 強い金性ですし、現実的な水性の害はありがた迷惑のようなもの。 結果にこだわらず、私生活を犠牲にさえ出来れば、名前はさらに売れるはず。 5旬「44歳畑丑」は、DNA「龍」の創造力の対冲。 月干「木」の才能の変化、進み行く方向性の舵取りを誤らねば堅調。 6旬「54歳鉄寅」の主導DNA「石」の頃には、自己確立。 相応の地位を確保しているはずですし、 7旬「64歳宝卯」のDNA「貫」の大半会で、相応の成果をだしいけば、 8旬「74歳海辰」はDNA「調」の楽隠居かもしれません。 今年(12年/海辰)は、年支と月支(共に申)の半会ですから、 これまで以上の世界観を広げられるうえ、 10年運「24歳灯亥」も「草亥」化という環境変化もありますから、 下手に専業作家というような色気をださない限りは、 デビュー以来初の守護神年ということで、充分な活躍も期待。 時間をかけて、地歩を築いていけば、強い人は認められていくのです☆ |
■2012年03月11日(日)宝未 |
重松清○希望の地図という役割 |
○11年(宝卯)03月(宝卯)11日(草丑)。 人々の価値観や生き方が、大きく変えられてしまった「あの日」。 それでも人には、次の世代につなげるべきものがある。 いわき、石巻、気仙沼、南三陸、釜石、大船渡、 そして福島・飯舘。幾度となく被災地に足を運んだライターと、 中学受験に失敗し不登校になってしまった少年。 二人は、そこでどんな人に出会い、 どんな涙を流し、どんな新たな幸福への道すじを見つけたのか。 著者が、「希望」だけでも「絶望」だけでも語れない現実を、 被災地への徹底取材により紡ぎ出し、 「震災後」の時代の始まりと私たちの新しい一歩を描いた 直木賞作家の重松清(63-0306/山申)の 『希望の地図』が、03月09日(畑巳)に上梓されました。 岡山県久米郡久米町(現津山市)生まれ。 中学校高校時代は山口県で過ごし、早稲田大学教育学部国語国文学科を卒業。 角川書店の編集者を経て、フリーライターとして独立し、 数十の筆名を使い分け、ドラマや映画のノベライズ、 雑誌記者、ゴーストライターを経験し、91年(宝未)の年支と月支(共に卯)の 「ビフォア・ラン」でデビュー。 99年(畑卯)の宿命の「卯」重なりの条件あり天冲殺に、 「ナイフ」で坪田譲治文学賞を受賞。 同年「エイジ」で山本周五郎賞を受賞。 00年(鉄辰)のDNA「鳳」の半会年に、 「ビタミンF」で第124回直木賞を受賞した重松は、 DNA「牽」冲殺主導で、中傷や不評に耐えながら 自尊心を満足させていく人。 「草」が冲殺され揺れ動く不安定なさまから、 どこか形態が格好悪くなる現実性があり、幼い時の吃音症はこの影響でしょう。 「牽」×3もあり、少々屈折していますが実際は相当なプライドの高さあり。 直木賞という権威を得て、認められたことが強みとなっています。 「牽冲+牽」は、名誉を守るために、無謀で危険な動きがつきもの。 「牽冲+貫」は、行動してから矛盾を探る。止揚もあり。 才能は、この「貫」であり、自我。護りであり頑固。 「牽冲+司」は、妙な感動を誘う評論家気質。 「山+牽冲+卯月」は、まとまりに欠ける放浪者。 むろん、この人には讃辞になるはず。 「卯」年生まれ「山申」は、孤立しやすい。あるいは、孤独を好むのです。 宿命の特長は、仲春午前六時頃のどこか優しい雨が降る、 雑草が存分においしげった「山」。 総エネルギー161点のフットワークの軽快さですから、 「山」とはいっても、押し出しの強さは感じない「丘」。 風光を遮断する木々も、ゴッツイ岩もありませんから、 見通しはよく、悪さをする者が隠れる隙もなし。 「草」が芽吹き発展するためには、程よい水分は必要のため、 その意味では、恵まれたものがありますが、 生育には欠かせない火性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人ですから、 生年生月冲殺にもかかわらず、じっとしてられず、 危険な自由業という生業を選んでしまったのです。 とはいえ、干合する「雨」を年干にもつため、 仕事に対する貪欲ささえ失わねば、 年干は「灯」に変化する可能性もあり、救いにもなったのです。 年干支の「雨卯」は、強くはないものの止まない「雨」。 いわゆる、弱く「しとしと」と続く。 常識は兼ね備えていますし、とりあえず几帳面で模範生。 月干支の「草卯」は、真面目だが鈍い。努力家です。 そして、日干支の「山申」は、土壇場で助かる重厚な砦。 クールな状況分析と、どこか人に好かれる色男。 干支番号構成は、40-52-45と西方と北方領域で、時代整合性はあり。 後天運は、初旬「1歳木寅」がDNA「車」の10年運天冲殺。 忍耐力と行動力が調和されたばかりか、 日干支「山申」を天剋地冲するため、成功運型。 何を考えているか不明な、生年生月冲殺ですし、 寅卯天冲殺であろうと、生地生家を後にすれば伸びはあり。 2旬「11歳雨丑」は、DNA「司」の積み重ね。 異性も意識しますが、真面目で地味な少年時代。 3旬「21歳海子」は、DNA「禄」の半会で引力本能付加の社会参加。 デビューしたのも、この時期であり、 トラブルはありましたが、相当な確信はあったのでしょう。 4旬「31歳宝亥」は、DNA「調」で、年支と月支(共に卯)の半会で、 仕事の窓口は拡がりましたが、結果は害という苦難の時期。 現在の5旬「41歳鉄戌」は、年支と月支(共に卯)の支合で、 努力を重ねていれば報われる時期で、 月干「草」は干合され「宝」となりますから、 独創的な発想もあり、DNA「鳳」は名前も売れるのです。 この後は6旬「51歳畑酉」は、DNA「石」で、 年干支「雨卯」と月干支「草卯」の天剋地冲。 政治的な動きをしたりしながら、立場を大きく変えていくことでしょう。 7旬「61歳山申」は、DNA「貫」の律音で、鎧兜をまとったように強力になり、 8旬「71歳灯未」は、DNA「玉」のありえない火性の守護神で、 年支と月支(共に卯)の半会もあり、晩年ながら異色な活動が待っているのです。 現在は11年(宝卯)の「卯」重なりの最後の「雨卯」月の「卯」重なり。 「卯」×2持ちの宿命冲殺としては、総決算。 今年(12年/海辰)は、DNA「禄」の半会で、 引力本能大強化で、これまた大きな成果。 『希望の地図』は、 去って行く者残された者を書き続けてきた著者の集大成。 被災地への徹底取材は、「山」ならではのしぶとさ。 継続する苦難に立ち向かうためにも、鎮魂歌だけでは終わらせないのです☆ |
重松清○63-0306 |
山草雨灯 申卯卯※-1 司牽貫牽牽(牽冲殺主導) 木性(75)火性(00)土性(36)金性(17)水性(33)/総合161 寅卯生年生月冲殺/天冲殺(1歳木寅) 初旬条件あり(日干支を天剋地冲)/害(31歳宝亥)/律音(61歳山申) 木性過多/火性ゼロ(野人)/金性脆弱 -1歳木寅/11歳雨丑/21歳海子/31歳宝亥/41歳鉄戌/51歳畑酉/61歳山申/71歳灯未〜 |
■2012年03月19日(月)畑卯 |
市川拓司○ねえ、委員長の青春憧憬 |
○03年(雨未)の干合年にネット発のベストセラー 「いま、会いにゆきます」がミリオンセラーとなり、 04年(木申)の条件あり天剋地冲天冲殺には、 竹内結子(80-0401/木辰)と中村獅童(72-0914/山申)の主演で 映画も公開され話題になった 市川拓司(62-1007/山寅)の『ねえ、委員長』が、 03月09日(畑巳)の月干支「畑酉」の大半会を伴う DNA「石」の害日に上梓されました。 同作は、(映画の)スターダストプロモーションつながりで、 雑誌「mina」モデルの吉倉あおい(94-1126/陽辰)と 栗田将輝(96-0220/灯亥)の救いの火性二人が表紙に登場する、 本人なりの意欲作で、どうしようもない落ちこぼれの転校生に、 小説家としての才能を見出してしまった、優等生な主人公。 市川の大好きな、青春至上主義的な恋愛話で、 「本気で恋をした君への書けなかったラブレターのかわりに贈るもの」 だそうで、 「あのころ、言えなかったけれど、卒業しても、ずっとずっと好きだった君へ。 実らない恋も悪くない。だって、君をずっと好きでいられるのだから」 という少々時代遅れとなった設定ですが、 あの夢のような旋風は、再びおとずれるのでしょうか。 東京都府中市出身。中学校より埼玉県に引越し、 獨協大学経済学部経済学科を卒業後は、出版社を三ヶ月で退職。 バイクで日本一周の旅をしたり、2年間フリーターをするなど、 当初は典型的なダメ生月ぶりを謳歌するも(笑)、 その後少人数の税理士事務所に14年に渡って勤め 立て直しに成功したという経緯のある市川は、DNA「調」冲殺主導で、 特別意識の強い偏りで、いわゆる少女趣味的な体験を、無限に膨らませる性癖。 「調冲+車」は、本性を覆うための行動力で、 妙ないらだちと反骨精神の持ち主。 才能は「車」で、行動力とスピード感。 実際、学生時代は陸上部に所属していたようですが、 孤独であり、それに酔いしれて、創造力を発揮することに、 現在は置き換えているようです。 「調冲+禄」は、組織に融合したくない、何でもありのユニークな気持ち。 「調冲+石」は、とてつもなく分け隔てない自尊心で、 現実生活を優先しながらも、組織には定着せず。 「山+調冲+酉月」は、風流で感覚的。 その気になれば、見えないものが見え、それを実体験したごとく形にする。 「寅」年生まれ「山寅」は、自己愛の象徴で、欲得。 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の海沿いの山。 「山」といっても、総エネルギー195点ですから、たいして高くなく 月干の「畑」という街並みに支えられているように見えますが、 そこは生月冲殺ですから、庶民的な性情に影響されやすく、通俗的。 大地に支えられているようで揺れている不安定な状態。 それも若さを美化できるようなら、はずしません。 年支と日支の「寅」の同一は、表裏なしで、深い策略はなし。 宿命の守護神は、「寅」内火性「陽」のDNA「龍」の庶民的創造性。 本来はない過去に特化する「玉」的思考は、宿命にない「灯」であろうと、 「山」には切っても切れない守護神なので、そこは知恵者。 無理矢理でも忌み神年干「海」を干合すれば「木」となり、 才能の「車」を強化させることも可能ですし、 この「木」が二次的に月干「畑」に干合されれば、 年干は「山」になるため、土性の天干一気的にもなるので、 安定感はでてくるのですから、「玉」的な仕事は救い。 実際97年(灯丑)の守護神年からは、ネット上に作品を発表しています。 年干支「海寅」は、自分が一番だという自惚れある直感力。 月干支「畑酉」は、表向きにこだわる開拓者。 そして日干支「山寅」は、美意識の象徴で、 目的を定めて夢を実現するために努力します。 干支番号構成は、39-46-15で、南方軸足の西方旺地。 時代は北方の習得本能ですから、少々褪せてきた感ありです。 後天運は、初旬「1歳鉄戌」が、DNA「鳳」の付加。 冲殺月支「酉」が、伝達本能に害されているので、 本人が告白する発達障害的なことはやむをえません。 むしろ、後天的にはプラスに転じたわけです。 2旬「11歳宝亥」は、主導DNA「調」の支合。 思春期において自己確立したのですから、いつまでも、この時を忘れません。 3旬「21歳海子」は、DNA「禄」の忌み神で決め手なく、 洪水状態となり苦難の時。 4旬「31歳雨丑」は、DNA「司」の干合。 当初は地味な生活でしたが、月支「酉」の半会もあり、 その気になれば「山」の干合は化火の影響で、 日干は「陽」に、10年運「灯」になりますし、 その「灯」が年干「海」を二次干合すれば、 前述どおり、土性天干一気も期待できますから、 接運ながら、ギリギリの02年(海午)にデビューにこぎつけたのです。 現在は5旬「41歳木寅」の才能「車」の多忙開花期。 ターボ運(子丑天冲殺回り)もありますから、爆発的に目立つことになりました。 来年(13年/雨巳)の60年に一度の干合支害年より始まる 6旬「51歳草卯」は、冲殺月干支「畑酉」の天剋地冲を伴う DNA「牽」になりますから、嫌な事件を経験して一度落ち込めば、 望む望まぬかは別にして、名誉に縁がでてくるのです。 7旬「61歳陽辰」は、DNA「龍」の守護神。 8旬「71歳灯巳」は、DNA「玉」の守護神害。ありがた迷惑でしょうか。 どこまでいこうと変わらない味わいが、生月冲殺の極意。 成長していきながらも、恋愛小説からそれてしまったら、 この人の持ち味は活きません。 時代整合性がなかろうと、いくばくかでも需要があれば供給可能。 この世から青春がなくなるわけでもありませんし、 いい歳して、愛と死をみつめていくのも悪くない。 心配なのは、来年(13年/雨巳)に、路線変更し落ち込むことくらい。 主導DNA年(11年/宝卯)に書かれた 今作の気持ちをどこまでも燃焼させていくだけです☆ |
■2012年03月26日(月)陽戌 |
友井羊○僕はお父さんを訴えますの脆さと怖さ |
○11年(宝卯)の第10回このミステリーがすごい!優秀賞を受賞した 友井羊(81-0304/宝巳)の『僕はお父さんを訴えます』が、 03月09日(畑巳)のDNA「龍」の律音日に、上梓されました。 同作は「一気に読ませる手腕と、法廷シーンは一級品」だとか、 「完成度が高く、ユニーク極まりない」 「新鮮な展開にページを操る手が止まらない」 「実の親を訴える前代未聞のアイデア」など選考委員に絶賛されており、 何者かによる動物虐待で愛犬を失った中学一年生の主人公が 決定的な疑惑を入手し、真相を確かめるため犯人を民事裁判で訴える。 しかし、周囲の戸惑いと反対を押して告訴した被告は父親というものです。 群馬県高崎市出身、在住。國學院大學文学部哲学科を卒業し、 ライターや契約社員、フリーター、ニートを経て、本作でデビューした友井は、 「司」主導で変わりようのない地味な暗さ。 「司+貫」は、意思は強く特別な存在感はあるものの、鈍い。 「司+牽」は、保身術の強い自尊心。 才能は「牽」で、この人なりのプライドやこだわり。 受賞したことは相当な励み。 「司+石」は、日常生活に潤いなく、 ギリギリのところに自己を追い込みながら、主張する。 「宝+司+寅月」は、生命の起源のような実態のない激しさ。 どのようなものにも成長可能な霊魂。 「酉」年生まれ「宝巳」は、拡がりあるもまとめ下手でしょう。 宿命の特長は、初春午前四時頃の宝飾品。 貴族がごく早い朝食時に使用する道具。 年干「宝」・月干「鉄」・日干「宝」の金性天干一気で目立ちますが、 守護神の水性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人のため、 独創的も磨かれないため、錆びがあり、使い込まれて味わいありとなるも、 月支「寅」VS日支「巳」の害もあり、清涼感を感じません。 生年冲殺ですから、親の犠牲。母親成分は「寅」内「山」ですが、 その干合相手の「雨」も陰陽の「海」もないため、 もともと父親が存在しないので、恨みもあるのでしょう。 年干と日干の同一は、両天秤。生年冲殺なので、不安定なため、 仕事が安定せず。運良くデビューできましたが、生地生家に居着けませんので、 決意がなければ、生涯定職に就かずことにもなりかねません。 守護神の表現力皆無も、伝達本能がないため不器用で、 心底打ち込める仕事ならば、 年干支「宝酉」VS日干支「宝巳」の大半会もあり、 偏りのある発想を腕力勝負で形にするのです。 年干支「宝酉」は、学究肌でマイペースも毒にも薬にもならず。 月干支「鉄寅」は、臨機応変で善悪同居。 そして日干支「宝巳」は、直感力ある心優しさも、 ともかくお金がかかり、面倒な部分がある人。 干支番号構成は、58-27-18で北方と南方をカバー。 冲殺年干支が起点も、どこか煮え切らぬ風情あり。 後天運は、初旬「9歳畑丑」が、DNA「龍」。 庶民性と落ち着かぬ雰囲気を付加させましたが、 現実面の三合会局こそあっても、埃をかぶっただけで、 精神面に刺激を与えられなかったため、爆発的なものはなし。 2旬「19歳山子」は、DNA「玉」の変剋律。 故郷にあって悩むことを選択したため、埋もれたまま。 現在の3旬「29歳灯亥」は、月支「寅」の支合で気持ちは強くなり、 日干支「宝巳」の天剋地冲を伴う、DNA「車」の変剋律。 宿命の害切れもあるため、一気に過去の毒を払拭した状態。 今後は4旬「39歳陽戌」は、DNA「牽」の干合という変節。 才能開花と同時に出現する悩み。 名誉はあっても、天干一気破格のため、畏怖さはなくなり通俗的。 5旬「49歳草酉」は、DNA「禄」の半会10年運天冲殺。 感謝と奉仕があれば、大攻勢もあり。 6旬「59歳木申」は、DNA「司」の主導DNA刑支合10年運天冲殺。 この20年は、晩年なうえ、初旬条件がないところに、害切れまであり 突発的に天狗になってしまえば辛さも味わいますが、 自己確立して腹を据えてかかれば、怖い物はありません。 7旬「69歳雨未」は、DNA「鳳」のありえない水性の守護神。 うまくすれば、ありえない滑らかな発信力を活かせそうですが、 自覚がないと失速の恐れもなきにしもあらずです。 8旬「79歳海午」は、DNA「調」のありえない水性の守護神。 相当異端に走る懸念もありますし、晩年すぎて使用不能かもしれませんが、 失速さえしてなければ、僅かでも読者に何かの楽しみを 提供してくれるかもしれません。 昨年(11年/宝卯)は、生年冲殺現象が軽減される意味合いもあった 年干支「宝酉」の納音を伴う、金性天干一気強化でもあり受賞。 テーマも陰の金性らしい闘争的なもの。 そして、今年(12年/海辰)と来年(13年/雨巳)が、宿命にない水性の恵み。 まだ、入口にたったばかりですが、これを逃しては蘇生も不能。 用事があるたびに上京するのではなく、意を決して出身地を捨てることが 出来れば、大いに売れることも夢ではありません。 「司」主導に冒険は厳しいが、埋もれたままでは、絶対にいけないのです☆ |
移 動 祝 祭 日● 2 0 1 2 年// 海 辰 入口 |
12年●01月分 12年●02月分 12年●03月分 12年●04月分 12年●05月分 12年●06月分 12年●07月分 12年●08月分 12年●09月分 12年●10月分 12年●11月分 12年●12月分 |
コラム総合○目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜) |
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