★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 1 2 年(海辰)●10月 鉄戌 // 移 動 祝 祭 日 |
■10月分一覧 (2012年●目次) |
芦辺拓●スチームオペラもSGE38もありえない魅惑(2012_1001) |
岡崎琢磨●珈琲店タレーランの事件簿の濃淡(2012_1006) |
芦沢央●罪の余白の救いになる部分(2012_1010) |
木下半太●サンブンノイチは調子に乗せると怖い(2012_1015) |
門井慶喜●若桜鉄道うぐいす駅と旧さを深める(2012_1020) |
木内一裕●神様の贈り物と華やかな表裏力(2012_1028) |
■2012年10月01日(月)草未 |
芦辺拓○スチームオペラもSGE38もありえない魅惑 |
○86年(陽寅)に「異類五種」で第2回幻想文学新人賞入選。 90年(鉄午)に「殺人喜劇の13人」で、 第1回鮎川哲也賞を受賞しデビューした、 新本格ミステリー作家の芦辺拓(58-0521/山戌)の、 『スクールガール・エクスプレス38』が、 08月23日(陽辰)の主導DNA「龍」の天冲殺日に上梓された。 同作は、東南アジアの小国に海外学習と 親善活動を兼ねてやってきた女子高生38人。 とある早朝、ただならぬ雰囲気を感じて起き出した数人の生徒は、 武装した一団がホテルのロビーを占拠していることに気づく。 これに始まる脱出と反撃の大作戦。 はたして38人の運命は如何なる展開を見せるのかという 様々な異なる才能を持つ少女たちが大活躍する冒険小説。 また、探偵見習いの少女と正体不明の少年の二人が 蒸気機関都市で続く不可能犯罪に挑むという 空想科学世界を舞台にした絢爛たる探偵譚 『スチームオペラ』が、 09月21日(草酉)のDNA「牽」の害日に上梓された。 大阪府大阪市天王寺区出身で、同志社大学法学部を卒業。 読売新聞大阪本社校閲部文化部記者出身で、 現在は東京都練馬区在住の芦辺は、DNA「龍」冲殺主導で、 一定することがなく、常に見直しを迫られ落ち着かず。 スタンダードではない妙な外国も大好き。 「龍冲+貫」は、差別化を図りたい気持ちが強く零細探偵小説家を自認も、 本質の地味さが加齢と共に、装飾され派手になる傾向。 「貫」×3もあるのは、頑固というより競争力旺盛。 「龍冲+玉」は、時代と歩調をとりたいがために無理をする。 本質とは微妙なズレがあるため、単に旧いのではなく、 レトロで情緒的な風情をかもしだし、本人もそれに酔いしれる。 「山+龍冲+巳月」は、ホラ吹きも実は陰湿な部分もあり、 猜疑心がミステリーの根源をなす。 「戌」年生まれ「山戌」は、他人の力を上手に利用。 宿命の特長は、初夏午前十時頃の活火山。 強い狼煙をあげる噴火口は、常に安定せず。 いつ爆発するかわからないので、なかなか近づけない。 年干支と日干支の同一は、両天秤というより生月冲殺でもあり、 あれこれと手をだすが、表裏はなし。一度就職をしても、次の展開があるが、 作家として放浪癖を消化したため、難は逃れたのかも。 総エネルギー267点はうち土性105点で雄大も、 木性ゼロ(DNA車/牽なし)の禿げ山は、見てくれに特長あり。 真っ当に働いたり、表面を繕うことなく、そのまんま。 水性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人は、貪欲で見境なし。 調子良く零細探偵小説家など言うものの口ばかりで、 お金は大好き(笑)だが恥ではない。 生月冲殺でもあり、ありえない水(雨)はいくら注いでも、 干合により年干と日干の「山」を「陽」に変えてしまうため、 月干「灯」をふくめ、火性天干一気が成立してしまう。 つまり、守護神のDNA「司」の「雨」は意識しすぎれば使えない。 意地汚くなれば、燃えさかるばかり。 逆にDNA「禄」の「海」を使用できれば、 月干「灯」が「草」化するため、爽やかさと共に、 いくばくかの装飾を手にいれる。 月干支の「灯巳」は、何かひとつに専念し、広い所が苦手。 完全を求めて、他人に任せるのが苦手。 年干支と日干支の「山戌」は、見た目の明るさとは裏腹に、内面繊細。 異様に守備本能が強く、興味対象をとことん追究する凝り性。 先天的に商才もあり。 干支番号構成は、南方と北方を結ぶ35-54の直線。 世間に対応するように見せかけ、切り裂くのみ。 水性なく習得期にかけ離れた度派手な夏生まれが、 辛うじて北方領域に脚をかけている状態。 後天運は、初旬「5歳山午」がDNA「貫」。 年干支と日干支の「山戌」と大半会するため、通常人の三倍ほどの成功運型。 生月冲殺のターボ運のため、さらに何をしても目立つ。 凝り性に加速をかけて、守備本能が強くなった。 2旬「15歳畑未」は、DNA「石」の和合性で、一応人並みに生きるための準備。 3旬「25歳鉄申」は、DNA「鳳」の表現力でデビュー。 4旬「35歳宝酉」は、DNA「調」の害。独創的であろうと空振り。 現在の5旬「45歳海戌」は、年支と日支の「戌」に見事に合致する 宿命にない水性DNA「禄」の守護神10年運で、 ようやく安泰への道を歩んだ。 月干「灯」を干合させれば、宿命にない木性も使え格好もつく。 進み行く方向を変化させれば、幾分そよぐ風も吹こうというもの。 来年(13年/雨巳)から始まる6旬「55歳雨亥」は、 月干支「灯巳」の天剋地冲を伴う 同様に宿命にない水性DNA「司」の守護神10年運で、 年干と日干(共に山)が干合されれば「陽」となり、 もとからある月干「灯」をふくめ、火性の天干一気が成立。 異性やお金などにより、表向きの顔ばかりか本人に変化することで、 恐ろしく目立つことになるが、あくまでも次元をあげる必要あり。 また、遠くから眺めて一瞬火性一気格になるのが理想であって、 本来は、ありえない「雨」が降ったり、川が流れ出し、 爽やかに見えるのが賢明。 その後にあるのも7旬「65歳木子」はDNA「車」。 8旬「75歳草丑」は、DNA「牽」。 共に、宿命にない木性なばかりか、 根っこの「子」や「丑」に水性を含んでいるので、 真っ当に評価されるのか、衝撃がありすぎて、 おかしくなってしまうのかいずれかに違いない。 今年(12年/海辰)と来年(13年/雨巳)は、 60年に僅か2年だけある、宿命にない水性の条件あり天冲殺。 しかも、夏生まれで守護神扱いのうえ、本来は存在しないもの。 突発的に救いがやってくるはずなのだが、 それは日頃から深い感謝があり、私利私欲でないということが条件。 「今、日本で一番自分の好き放題な本ばかり出している 小説家だと自認いたします。 これで売れたら万々歳だけどそうはいかない」と語る芦辺。 生月冲殺なのに、自己発揮三昧のSNSを控えれば、 何とかなりそうな気がするけれど、いまさらそれは出来ないのだろうな☆ |
■2012年10月06日(土)鉄子 |
岡崎琢磨○珈琲店タレーランの事件簿の濃淡 |
○11年(宝卯)の第10回「このミステリーがすごい!」 大賞最終候補作品の「また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を」を、 改題・加筆修正した岡崎琢磨(86-0707/海子)の 『珈琲店タレーランの事件簿』が、 編集部推薦「隠し玉」として、08月04日(灯酉)の干合日に上梓された。 同書は、恋人と喧嘩した主人公が、京都の小路の一角で、 ひっそりと店を構える珈琲店「タレーラン」に偶然入り、 長年追い求めた理想の珈琲と、魅惑的な女性バリスタに出会う。 バリスタは聡明な頭脳で、店に持ち込まれる 日常の謎を、鮮やかに解き明かしていくという物語。 福岡県太宰府市出身で、京都大学法学部を卒業。 現在は寺院勤務の岡崎は、DNA「司」主導で熱く生真面目。 「司+車」は、(生年冲殺でもあり)集中すればするほど、 モメごと多数で、はた迷惑な部分あり。 「司+石」は、地味な私生活。 才能は「石」で、人間関係を築くこと。 「司+禄」は、緩すぎて自制心に乏しい。 「司+調」は、負けず嫌いで、ざわめくような簡単に諦めない闘争心。 「海+司+未月」は、少々子供っぽい部分あり。 「寅」年生まれ「海子」は、仲介者タイプの典型。 宿命の特長は、晩夏午後2時頃の暑苦しい太陽と水藻に覆われた遠浅の「海」。 金性ゼロ(DNA龍/玉なし)は、水源地のない濁り。 創造力は皆無の野人で、その気になって貪欲にならねば、 新たな世界に踏みだすことも難しいばかりか、 年長者や組織の恩恵も得られにくく、伝統的社会にも縁なし。 ただし、開き直れば無限大という見立ても可能。 月支「未」VS日支「子」の害は、まとめ下手で内側が不安定。 結果を求めると、情けない姿をさらしやすい。 汚れた毒海という案配だが、極めれば笑えるような魅力にもなる。 生年冲殺なので、私的な思いに溺れず、仕事に生きよということだろう。 年干支「陽寅」は、バランス感覚があるも、器用貧乏的立ち位置。 月干支「草未」は、堅実でどちらかというと非個性。 そして日干支「海子」は、知的攻撃を得意とするが、 キレたり怒ると運気が下降する傾向。苦労なきところに成功なしという人。 干支番号構成は、03-32-49で東方・西方・北方で案外広範囲も、 総エネルギー198点の力量では、対応するにも疲弊が心配である。 後天運は、初旬「10歳陽申」が、DNA「禄」の半会で、 年干支「陽寅」を納音するという成功運型。 ただし、魅力成分全開とはいえ、目立っても忌み神ながら、 「申」内「鉄」が救いとなり、生きながらえたはず。 DNA「龍」的雰囲気は、福岡から京都へと流れてきた。 現在の2旬「20歳灯酉」は、DNA「司」の主導DNA10年運で自己確立。 初旬同様「酉」内「宝」が救い。 DNA「玉」は、寺院に就職することにためらいなし。 この後は、3旬「30歳山戌」がDNA「車」。年支「寅」の半会で多忙。 「戌」内「宝」が僅かに救いも、変剋律のため、才能は磨かれるはず。 4旬「40歳畑亥」は、DNA「牽」の役割意識。 10年運とはいえ、金性の恩恵が一切得られなくなる苦難の時。 5旬「50歳鉄子」は、DNA「龍」。宿命にない守護神金性の出現と、 月干「草」が干合され「宝」となり、方向性の変化。 さらに干合月干「宝」は年干「陽」に干合されれば、 年干「海」・月干「雨」・日干「海」の水性天干一気となるが、 新たな潮流に対応しきれないと、埋没の恐れもあり。 救いで押し通すか、変節により苦渋となるかは、 仕事一筋ブレないことだが、相当先のことでもあり予測不能。 6旬「60歳宝丑」は、宿命にない守護神金性と、 月支「未」と日支「子」の害を切る支合で、 DNA「玉」の伝統性を極めれば、特別な救いの晩年にもなる。 7旬「70歳海寅」は、DNA「貫」の10年運天冲殺。 8旬「80歳雨卯」は、DNA「石」の10年運天冲殺で、 さすがに高齢になってまでの活動は厳しいが再評価の話題か。 三上延(71-1021/畑卯)の「ビブリア古書堂の事件手帖」の古書店を 珈琲店に置き換えた感じもしなくないが、 肝心要の珈琲にまつわる話はほぼなく、主人公は魅力があるのに比して、 ヒロインがどこか薄味とも言われるのは、 岡崎の配偶者成分が、主導する「司」とはいえ、 害されているので、女性を見る眼がないのか、 女性との濃厚な交際経験が乏しいためではないかと推測される。 着想は10年(鉄寅)で、宿命にない金性の条件あり天冲殺。 そこで、バリスタの存在を知り、本作に活かしたようで、 応募した11年(宝卯)も、同じく宿命にない金性の条件あり天冲殺。 にもかかわらず、大賞を逃したのは、害持ちゆえの優柔不断さなのか。 とはいえ、生年冲殺は仕事一筋が本則。 中途半端な生業ではなく、真っ当な寺院に職を得たのだから、 作家になるという野心を持たず、 あくまでも趣味程度の気楽な気持ちのほうが良く、 気合いが入りすぎたからではないか。 伴星は「玉」で、生涯勉強が望まれる。 あとは危機感の有無を、自然界は試している。 60年に2年しかない、条件あり宿命にない金性天冲殺で、 その座を確保できずに、明けて大半会年(12年/海辰)にこれでは、マズイ。 まず、今の仕事を極めるつもりでないと、 いずれも中途半端になってしまうのではないかと心配だ☆ |
■2012年10月10日(水)木辰 |
芦沢央○罪の余白の救いになる部分 |
○03月12日(海申)のDNA「牽」の名誉の天冲殺日に、 第三回野性時代フロンティア文学賞(賞金150万円)を受賞した 芦沢央(84-0213/灯丑)の『罪の余白』が、 09月01日(草丑)のDNA「龍」日に上梓された。 大切な人の命を奪われたとき、あなたはどんな償いを求めますか? 高校のベランダから転落した娘の死を、 心理学者である父親は受け止められずにいた。 母親がなくなって父親と二人の生活だった娘はなぜ死んだのか。 自分を責める日々を送っていた父親の前に、 娘のクラスメートだった少女が現れる。 彼女の協力で娘の悩みを知ったとき、待っていた現実とは――。 大切な人の命を奪われたとき、人はどんな償いを求めるのか。 選考委員の山本文緒(62-1113/草卯)に 「著者の只事ではないエネルギーを感じた」と評された、 手に汗握るサスペンスの著者を解剖する。 東京都生まれで、千葉大学文学部史学科を卒業し、出版社勤務を経験し、 神奈川県川崎市在住の芦沢は、「石」主導で、協調性和合性で遠慮がち。 一歩退いた場所で周囲を観察する。 「石+車」は、目的があれば気の効いた働き者に見える。 「石+玉」は、正直で真っ当な理屈。 「石+石」は、集団に属しながらも異端。 「灯+石+寅月」は、風流を前面にだし集団生活を乗り切り、 「子」年生まれ「灯丑」は、集団のなかでの孤独を味わう。 宿命の特長は、初春午前四時頃の街路灯。 早くも昇りかける太陽と共存しながらも、 天空にある陽光と差別化をはかるため、大地にいることを強調しつつ、 少々の危険を顧みず、無理をしてでも成果をだそうとする。 総エネルギー200点中燃料の木性は56点とそこそこあるが、 その木性を有効利用するための守護神金性が18点しかないため、 引力本能を磨くために、奉仕と感謝が強く望まれる。 年支「子」と日支「丑」に月支「寅」が加わる変則方三位で、 「亥」を迎えると習得期に強い冬の方三位が完成。「卯」も春に連なり歓迎。 水性56点と時代整合性あるように見えても、 灯火には危険な雨降りで、名誉の方向の「海」がないのが難点。 年干支「木子」は、隠居で裏に糸を引く。 月干支「陽寅」は、バランス感覚あるも器用貧乏。 そして日干支「灯丑」は、お人好しのくせに何事にも関わりたがり。 興味対象に対しては、とことん追究する執念深さあり。 干支番号構成は、01-03-14と東方偏りは、これからの人。 後天運は、初旬「3歳草丑」が、宿命にはない陰の木性DNA「龍」で、 守護神的な燃料強化の救いも、 これといった初旬稼働条件はなく、恵まれすぎた感あり。 2旬「13歳木子」は、年干支と律音で、学びの気持ちが深くなる。 文学賞への応募は、この時期から。「玉」らしく、当初は純文学一辺倒。 現在の3旬「23歳雨亥」は、何をしても目立つターボ運が始まり、 DNA「車」は精力的に働く。 年支「子」・日支「丑」にからむ時代整合性ある冬の方三位入格。 今後は4旬「33歳海戌」がDNA「牽」で、さらに名誉が深くなる。 相応の立ち位置をキープする見込み。 5旬「43歳宝酉」は、DNA「禄」の、進み行く方向の変化。 忌み神月干「陽」が「海」のDNA「牽」になる好機で、 感謝と奉仕の守護神10年運天冲殺で、絶好調。 6旬「53歳鉄申」は、DNA「司」の堅実さ真面目さが望まれる 守護神10年運天冲殺で、実績を積み重ねて行く。 道を誤らねば、超のつく売れっ子になる可能性ありも、 社会貢献なくしては、上がっても落とされる可能性を捨てきれず。 7旬「63歳畑未」は、DNA「鳳」の対冲で、若干セーブ気味。 8旬「73歳山午」は、DNA「調」の害で、体調不安に懸念。 本作の執筆は、昨年(11年/宝卯)、忌み神月干「陽」が干合され、 宿命にない「海」が生成されたおかげで、 さらに干合月干「海」が日干「灯」と二次干合すれば、 月干は「木」・日干は「草」になったため、 年干「木」をふくめた木性天干一気入格の恩恵で、風通しは良くなったもの。 さらに、受賞の今年(12年/海辰)は、宿命にないDNA「牽」の名誉と、 10年運の「亥」と、年支「子」と日支「丑」と月支「寅」に、 受賞月月運の「卯」に年運「辰」が連結し、 冬から春への季節が全てつながった栄誉。 やるべきことをやっていれば、節目には相応のステージが用意されているもの。 「好きな作家を三人挙げて」という質問で 「四番目につけ足されるような作家を目指したい」そうだが、 今後とも妥協せず、王道を歩んでもらいたい。 ところで、この生年月日は、97年(灯丑)の律音年に、 第7回全日本国民的美少女コンテストで 審査員特別賞を受賞し芸能界デビューし、 雑誌「VERY」のモデルなどを務めていた池端忍(84-0213/灯丑)と同一。 池端は、05年(草酉)のDNA「龍」の条件なし天冲殺に、 元横浜ベイスターズ(現DeNA)の古木克明(80-1110/灯亥)と結婚するも、 第一子女児(06-0116/草巳)の親権を持ち、 今年の07月(灯未)末に離婚したと報じられた。 池端が長女を出産した06年(陽戌)は、芦沢の就職年であり、 えらい違いだが、それもまたそれぞれの人生。 今のところ遠回りをしていないはずの芦沢には、期待大ということなのだ☆ |
■2012年10月15日(月)畑酉 |
木下半太○サンブンノイチは調子に乗せると怖い |
○ドラマにもなった累計75万部突破の 「悪夢のエレベーター」シリーズで活躍する劇団ニコルソンズ主宰の 木下半太(74-0809/海午)の 『サンブンノイチ』が、09月01日(草丑)のDNA「調」の害日に、 悪夢シリーズの『悪夢の身代金』が 10月10日(木辰)のDNA「鳳」日に上梓された。 『サンブンノイチ』は、銀行強盗を成功、 開店前のキャバクラに駆け込んだ、店長とボーイと常連の小悪党三人。 手にした大金はココで三分の一ずつ分ける予定も、内輪もめに。 さらに上前をはねる輩が登場して、裏切り・逆転の連続という 予測不能のノンストップ・エンタテインメント。 『悪夢の身代金』は、クリスマス・イブの夜。 女子高生の目の前でサンタクロースが車に轢かれた。 瀕死のサンタは、一億円の入った袋を主人公に託す。 「僕の代わりに身代金を運んでくれ。娘が殺される」。 彼女は見知らぬ家族のために疾走するが、有名サッカー選手に眼帯女など、 怪しい人物に狙われ、金は次々と別の手に。 裏切りが、新たな裏切りを呼び、驚愕の結末を迎えるというもの。 大阪府茨木市出身。小学校から高校までは野球少年。 高卒後は予備校に通いながらパチプロに。 映画監督を志し、映画専門学校に入学するも講師陣と喧嘩し中退。 その後、劇団を旗揚げし、脚本家、俳優として活動を始めるかたわら、 辺りが裏風俗ばかりという格安の家賃でバーを知人と共同経営。 閉店までの約5年間、酒浸りの日々を送りながら、 60年に一度しかない06年(陽戌)の年支「寅」と日支「午」の三合会局を伴う DNA「禄」の守護神年に、 「悪夢のエレベーター」で作家デビューした木下は、 「車」冲殺主導で、動けば動くほど周囲と諍いがとめどもなく増える。 その正体は「山」なので、片付けても次から次へと逃げ切れぬほどの高さ。 自己発揮してはいけないのである。 「車冲+車」は、計算できない行動力も、恐ろしく本能的な嗅覚あり。 「車冲+牽」は、妙なデリカシーと忍耐力なしが同居。 「車冲+鳳」は、異端ながら大衆的な遊び心。 才能は「鳳」であり、流れに乗っていれば小商い程度は可能。 「車冲+貫」は、短気であり、持続力なしの一本気。 「海+車冲+申月」は、いつまでも少年のような部分あり、 「寅」年生まれ「海午」は、スケール大となる。 宿命の特長は、初秋午後四時頃の慌ただしい「海」。 さほど明るくない海面を筏や小舟が漂流しているような風情で、 それだけならば、何の面白味がないものの、 生月冲殺のため、中心部が渦のようになっており、ひとたび嵐を迎えれば、 小舟が空に吹き飛ばされるような悪天候に化ける。 それを遠目に恐る恐る観察するのが、読者や観客の目であろうか。 年干支「木寅」は、場を明るくするムードメーカーで仲介者。 月干支「海申」は、お気楽。 そして日干支「海午」は、慌ただしい戦場の看護師。 楽をせず、目的遂行のために、常に色々なものに目を向ける。 干支番号構成は、51-09-19と北方・東方・南方と相応。 時代整合性薄れた秋生まれでも、水性なので充分稼働力あり。 後天運は、初旬「10歳雨酉」は初旬10年運天冲殺で成功運型。 ただし、「酉」は何ら条件なく、DNA「石」も「海」の成分が薄まるため、 気後れすると、なかなか運気が上昇しない恐れあり。 高卒後の一時の足踏みも、これが要因。 2旬「20歳木戌」は、DNA「鳳」の特別条件付10年運天冲殺。 年支「寅」と日支「午」の三合会局で火性強化は、現実の救い。 ここでは芝居を始めたり、バーを経営するという現実路線を選択したので、 火の海と化した模様(笑)。 現在の3旬「30歳草亥」は、DNA「調」の特別条件付10年運天冲殺。 偏りある生き方をして、生月冲殺らしく生地を後にして、デビュー。 劇団員やスタッフまで総動員して上京したのは、 他人まで巻き込む「海午」なのでしょう。 この後は4旬「40歳陽子」が、守護神DNA「禄」の魅力全開。 天剋地冲なので、これまでの生き方を180度を変えれば、 とてつもなく光があたる好機。 マイナーではなくメジャーであり、作家として生きる覚悟があれば、 映画化ドラマ化もさらに増えるはず。 5旬「50歳灯丑」は、守護神DNA「司」となり、 月干と日干の「海」が干合されれば「木」になるので、 年干「木」を含めた木性天干一気が成立するも、結果は害。 方向性の大変化や、さもしい根性でお金に汚くなったり、 自己中心過ぎれば、徹底的にうちのめされる懸念。 6旬「60歳山寅」は、主導DNA「車」の半会。 前旬を反省して、猛烈に動きまくるも、時既に遅しかもといいつつ 自己確立なんだから、なんとかしなくてはならない。 7旬「70歳畑卯」は、DNA「牽」。あるか栄誉。ないこと願う不名誉。 8旬「80歳鉄辰」は、DNA「龍」の新たな挑戦。 07年(灯亥)の干合木性天干一気で手応えを掴んだのであろう。 08年(山子)の主導DNA「車」の天剋地冲年には、追い立てられるように上京。 「海」なので、流れるのは得意なのだし、ありだろう。 しかし、これが04年(木申)に条件あり天冲殺なのであれば、 さらに動きも早まったであろうに、残念。 今年(12年/海辰)は、DNA「貫」の守りながら、 冲殺月干支「海申」の大半会もあり、妙なリリースラッシュで、攻めてる(笑)。 16年(陽申)17年(灯酉)の守護神条件あり天冲殺と、 主導DNA「車」の三合会局の18年(山戌)あたりがピークと思われるが、 新進気鋭から上を目指すには、遊んでいる暇はない。 素をさらしてはいけない生月冲殺がtwitterなどに溺れずに、 (自分でやらずに、他人任せが生月冲殺の極意である) 濃厚な活動をのぞみたい☆ |
■2012年10月20日(土)木寅 |
門井慶喜○若桜鉄道うぐいす駅と旧さを深める |
○03年(雨未)の月干「山」が干合され、 宿命にない「陽」のDNA「牽」の名誉が出現し、 さらに、この干合月干「陽」が、年干と日干の「宝」と二次干合し、 月干が「海」、年干と日干が「雨」の水性天干一気と 年支「亥」と日支「卯」がからむ三合会局が成立し、 月支「戌」と日支「卯」の支合がらみで、地支が木性一気格的になり、 異様なスイッチが入ったと思われる時期に、「キッドナッパーズ」で 第42回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビューした 門井慶喜(71-1102/宝卯)が、 鳥取県に実在し干合関係にある若桜鉄道(87-1014/陽申)を題材にした 『若桜鉄道うぐいす駅』を09月13日(灯丑)に上梓。 おんぼろ駅舎が文化財だって保存に動く・・・、 建て替えてしまうのか・・・おまけに村長選挙まで巻き込んで 村をあげての大騒動に発展とはいっても、 そこは、安全運転の門井らしく、戦慄や恐怖はなし(笑)。 群馬県桐生市生まれ栃木県宇都宮市育ちで、 同志社大学文学部文化学科を卒業し、 現在も妻の実家のある大阪府寝屋川市在住の門井は、 DNA「玉」主導で、旧い。時間の経過と共に守りの意識も濃くなる。 絵本以外で最初に読んだ本が、 小学校入学祝いの国語辞典というのもこの人らしい。 「あ」から順繰り読んだのは、逆に「調」持ちのためか。 「玉+調」は、落ち着いた雰囲気も、得意分野以外はからっきし。 才能は「調」で、独創的表現力。 「玉+禄」は、生活者目線の計算し尽くされた柔らかな引力本能。 「玉+貫」は、衝突しないための、その場その場を上手に収める。 「玉+玉」は、無理をしないゆったりとした平和性。 「宝+玉+戌月」は、とりとめなく私生活は案外好き嫌いあり。 「亥」年生まれ「宝卯」は、助けられることが多い。 宿命の特長は、晩秋午後八時頃の安価なアクセサリ。 庶民にも手が届く、使い勝手の良い道具か。 年干と日干が同一で両天秤ながら、実態は大半会でもあるので、兼業も可能。 守護神も才能も「海」で、年支「亥」内にあるので、 翻弄される生日冲殺とはいえ、仕事ありきであろう。 年干支「宝亥」は、霊力。感覚だけで生きている。 月干支「山戌」は、凝り性。 そして日干支「宝卯」は、邪気に縁なしの善人。 庶民的なうえに、DNA「牽」なしなので、 高級な賞には関わらずとも、人畜無害で万人受け。 干支番号構成は、48-35-28で南方西方北方領域に東方欠け。 午未天冲殺らしく、締めくくり。前向きさは案外ないのかも。 後天運は、初旬「8歳灯酉」が、日干支「宝卯」の天剋地冲で成功運型。 DNA「車」は個人生活を犠牲にし、奮闘することで多忙な日々を送る。 2旬「18歳陽申」は、宿命にないDNA「牽」の干合。 年干と日干(共に宝)が「雨」に変化し、さらに月干「山」と二次干合すれば、 月干は「陽」に年干と日干は「灯」に変化し火性の天干一気入格となり、 次元を上げた結果、目立つようなこともあったはず。 午未天冲殺の「玉」主導が生地に留まらず、 「玉」の本家のような「京都」に向かったのだから、 最強の第一歩となったはず。 3旬「28歳草未」は、DNA「禄」の引力本能強化で、 年支「亥」と日支「卯」の三合会局を伴う10年運天冲殺。 初旬で犠牲にした私的な部分が、ここで開花した模様で、デビューもした。 現在の4旬「38歳木午」は月支「戌」の半会で火性の稼働力が上がるものの、 前旬ほどの動きはないがDNA「司」で安定した10年運天冲殺。 この後は、5旬「48歳雨巳」はDNA「鳳」で、 月干「山」を干合させると「陽」になり、 これが年干と日干の「宝」と二次干合すれば、 宿命にない「陽」のDNA「牽」の名誉が出現し、 月干が「海」、年干と日干が「雨」の水性天干一気となる。 すなわち方向性を変化させることで、一気にステータスが上がるはず。 その後は6旬「58歳海辰」は、DNA「調」の才能強化の守護神ながら 害もあり、ありがた迷惑状態で、 偏りが裏切りもうみ、月干支「山戌」の天剋地冲も伴い 年齢的に緩やかに失速の可能性も否定できず。 7旬「68歳宝卯」は、DNA「貫」の律音で、人生の折り返し地点。 8旬「78歳鉄寅」は、DNA「石」は協調性和合性というか妥協。 11月10日(草亥)には、共通干支のない万城目学(76-0227/畑酉)との共著で、 大阪・京都・神戸・横浜・東京の現存する名建築を訪ね歩き、 その魅力を語りつくしたルポ対談集 『ぼくらの近代建築デラックス!』もでる。 今年(12年/海辰)は、才能守護神「海」年ながら 月干支「山戌」の天剋地冲もあって、立場が不安定。 本格稼働は60年に一度の干合支合年とはいえ、 きっかけは条件なし天冲殺の03年(雨未)。 現実性の強い人だけに、ここ数年が正念場。 意図的ではないとはいえ、結果的に慣れない「竹島」問題が、 少々ブレーキでもあった害年は、昨年(11年/宝卯)の人生の折返し地点後で、 どれだけ今後生きていく覚悟をしたかによる。 来年(13年/雨巳)は、月干「山」の干合で、さらに進み行く方向性を問われる。 『若桜鉄道うぐいす駅』の舞台は図書館ではなかった。 もう、静かな書の場所から、田舎の味わいに特化していくのかも知れぬ。 ならば目線は年長者ということで、妙に年下と感動しあうこともなかろう☆ |
■2012年10月28日(日)海戌 |
木内一裕○神様の贈り物と華やかな表裏力 |
○83年(雨亥)のDNA「車」の危険がテーマの半会年に、 第8回ちばてつや賞優秀新人賞を受賞した 漫画「BE-BOP-HIGHSCHOOL」でデビュー。 91年(宝未)の主導DNA「禄」年には、 竹中直人(56-0320/陽戌)を起用した映画「カルロス」で監督デビュー。 04年(木申)の守護神年に「藁の楯」で作家としてスタート。 その後も四作を送りだしてきた木内一裕(60-0916/灯未)が、 09月20日(木申)の守護神日に『神様の贈り物』を上梓した。 同作は、ある事情から、普通なら恐怖を感じる状況下でも 冷静に標的を射止めることができる殺し屋が、 バスジャック犯から乗客の命を救ったことで 一躍ヒーローになって日本中から注目を浴びたが、 そのことが原因で、裏社会の育ての親から頭を撃たれる。 死の淵を彷徨う彼が、神様から贈られたものとは・・・・・。 世界は物騒で美しい。人間とは、生きることとは何かを問いかけたもの。 福岡県福岡市南区生まれ。東京デザイナー九州校出身の木内は、 DNA「禄」主導で、特別に濃いスター意識があり。 自己中心ながら、目立ちたい一心で、何にでも挑戦する。 「禄+車」は、傘なしで土砂降りの雨の中を疾走するような 束縛を嫌う向こう見ずさ。 「禄+貫」は、素直さがなく、腹の中に一物あり。 才能は「貫」で、頑固一徹も、敵にあわせて闘い方を変える。 「禄+司」は、渋さのある現実優先の商売上手。 「禄+龍」は、華やかさはあるものの、やみくもすぎて犠牲はつきもの。 「灯+禄+酉月」は、順当な自尊心。 「子」年生まれ「灯未」は、孤独を好む。 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の街の灯り。 守護神の月干「草」は、「木」に比して、明るさはあるものの 年干「鉄」が倹約家みたいなうえに、 その年干「鉄」に干合されてしまうと「宝」になってしまい、 さらに、年支「子」VS日支「未」の害持ちも加わり、 表裏ありのうえ持続力に期待出来ず。そこは次元を高くする努力もあったのか、 あれこれ手をだしながら一応の成功を手にし、 気分転換ができたのは、守護神「草」の有効活用なのだろう。 強面を想像しがちだが、総エネルギー154点は軽くてノリ良し。 年干支「鉄子」は、取り越し苦労をするナルシスト。 月干支「草酉」は、さめた心の持ち主で盆栽のように完成されている。 そして日干支「灯未」は、表面クールながら中は熱い辛辣さあり。 なかなか本心を見せず一匹狼的。 干支番号構成は、37-22-44で南方基本軸の西方偏り。 やや時代ズレを起こしている感もあり。 後天運は、初旬「7歳陽戌」が、DNA「石」の変剋律。 人付き合いで苦悩することにより才能は磨かれたはずだが、 害持ちもあり、ズル賢く生き抜く術を覚えるも、いわゆる初旬条件はなし。 2旬「17歳灯亥」は、DNA「貫」の才能発揮大半会10年運。 同様に変剋律なので、自己を守るために悩みながら 才能が厚みを増す。デビューは、この時期である。 3旬「27歳山子」は、DNA「調」の害を伴う変剋律。 害持ちなので、そこまで損害は甚大ではなくとも、偏りによる痛手はあり。 映画監督を始めた時期でもあるが、際だった趣味での浪費か。 4旬「37歳畑丑」は、DNA「鳳」の宿命害切れ。 ここでは、豊かな気分になって作家デビュー。 現在は5旬「47歳鉄寅」の10年運天冲殺。 守護神月干「草」が干合され、主導DNAと同じ「禄」化したため、 より強く経済を意識し、流れに乗って、大きく名前を売ることが可能な時期。 むろん感謝と奉仕をどれだけしたかによるが、 DNA「司」は、真面目に実績を積み重ねていくことだが、 地味すぎたり、私腹を肥やすことだけでは哀しい。 この後は6旬「57歳宝卯」の主導DNA「禄」の半会10年運天冲殺で、 守護神月干支「草酉」の天剋地冲があるので、 散財をするくらいなら、徹底奉仕に生きれば次元もあがる。 7旬「67歳海辰」は、晩年の初旬条件のない10年運天冲殺を抜けたあとの DNA「牽」の名誉となり、役割を終えて一丁上がりか、 本物の評価がくだされ、名前が輝くかのいずれか。 8旬「77歳雨巳」は、DNA「車」の危険。 今年(12年/海辰)は、主導DNA「禄」の 条件なし天冲殺半会年(11年/宝卯)明けの、 年支「子」の半会と月支「酉」の支合を伴うDNA「牽」の名誉年。 「ハードボイルドなのにファンタジー」だとか、 「ハートフル・ハードボイルド!」 「この主人公を演じきったら、絶対アカデミー賞」などと 新聞広告に登場する書店員たちの応援は勇ましいが、 DNA「牽」年なのだから、装丁に一工夫あれば万全ではなかったのか。 また、どうしても守護神「草」が「木」ほど安定しないため、 野人的なイメージが強すぎる。 もう動乱期ではないのだから、木内なりに落ち着いたらどうか。 なお、「藁の楯」は大沢たかお(68-0311/鉄辰)主演、 松嶋菜々子(73-1013/海午)、藤原竜也(82-0515/山戌)の共演、 三池崇史(60-0824/木申)監督で、 来年(13年/雨巳)のGWには映像化される予定という。 こちらは、干合条件あり天冲殺の藤原次第であろう☆ |
移 動 祝 祭 日● 2 0 1 2 年// 海 辰 入口 |
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