★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 1 2 年(海辰)●11月 宝亥 // 移 動 祝 祭 日 |
■11月分一覧 (2012年●目次) |
奥泉光●桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活の泡(2012_1101) |
太田愛●犯罪者 クリミナルで世に問う仕掛け(2012_1107) |
五十嵐貴久●編集ガールでハッピーエンド(2012_1113) |
櫛木理宇●ホーンテッド・キャンパスの微妙な青春(2012_1119) |
有栖川有栖●江神二郎の洞察と崩落直前の意地(2012_1124) |
■2012年11月01日(水)陽寅 |
奥泉光○桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活の泡 |
○大学教師とは名ばかりの薄給に田舎暮らし。 顧問になった文芸部の部員たちにも「クワコー」呼ばわり。 下流生活に適応し、ひらきなおってたくましく生きる 佐藤隆太(80-0227/鉄午)主演でドラマ化された 奥泉光(56-0206/雨卯)の 「桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」が帰ってきた。 『黄色い水着の謎 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活2』では、 文芸部の夏合宿に誘われ、到着早々女子部員の水着が盗まれる事件が発生。 突き刺さる疑いの視線に、クワコーは必至で潔白を証明しようとする・・・。 夏の期末テストの答案用紙が盗まれたことから始まる、 「期末テストの怪」も同時収録。本格謎解きと抱腹絶倒ユーモアが拡散中。 山形県東田川郡三川町出身で、埼玉県川越市育ち。 国際基督教大学(ICU) 教養学部人文科学科を卒業。 86年(陽寅)のDNA「司」の守護神年に、 すばる文学賞最終候補作「地の鳥天の魚群」でデビュー。 93年(雨酉)の納音年に、「ノヴァーリスの引用」で、野間文芸新人賞受賞。 94年(木戌)のDNA「調」の支合年に、「石の来歴」により芥川賞を受賞。 現在近畿大学文芸学部教授で、 今年(12年/海辰)より芥川賞の選考委員にもなった奥泉は、 DNA「牽」主導で、とてつもない物に追い立てられるように、 流れを追究する当世風な自尊心。 姿形を容易に変貌させることは可能も、あくまでもそのものズバリではない。 「牽+牽」は、刺激を求めるあまり、時に説明不能の行動をとる。 これは道を間違いやすい雪解け水の春の川の特性でもある。 「牽+鳳」は、温厚誠実で理論的も、お天気屋の側面あり。 水辺の草花が一気に開花する躍動感ありも、一定ではない。 才能は「鳳」で、趣味そのもの。 将棋も指せば、フルートを奏で、バンドを組み音楽活動も行う。 むろん「バナール」ではない(笑)。 「牽+司」は、暖かみをもたせた地道な客観性。 「牽+玉」は、先端的でありながら、旧き物への敬愛もあり安心出来る作風。 「雨+牽+寅月」は、まとめるのは苦手。 「申」年生まれ「雨卯」は、受け身の人生。 宿命の特長は、初春午前四時頃の小川。あるいは霧。 整備された護岸と、朝早くも光輝く陽光が自己主張をし合い刺激的に見えるが、 それは年干支「陽申」VS月干支「鉄寅」の エグさのある両干支の天剋地冲のせめぎ合いが表向き放つもの。 実態は非力な総エネルギー193点の水泡とも言えよう。 東京都三鷹市の野川公園のそばに棲息しているのは、似合う。 守護神年干「陽」は、一見真面目。 月干「鉄」は、変わらぬ伝統性であり、粋であろうし、スマートさを狙う。 旧きをたずねる品性所有の小川が、 時折急流になったところで、たかが知れてるので、敵もなし。 年干支「陽申」は、夢や空想に執着する権勢者。 月干支「鉄寅」は、臨機応変で善人にも悪人にもなる。 そして日干支「雨卯」は、上品で頼りない公家のような存在ながら、 持続していくことにより、本物を極める傾向。 干支番号構成は、33-27-40で南方と西方領域。 やや、盛りをすぎた感もあるが、時代整合性ある水性なので、 賞味期限切れとはいえない。 後天運は、初旬「9歳宝卯」が、DNA「龍」。 年干「陽」と干合すれば「雨」となり日干支は「雨卯」なため、 律音扱いの成功運型で、山形県生まれながら、埼玉県川越市への移住は、 親の事情であろうと、変化したのであろうから、条件クリア。 9歳運という遅咲きは、時間のかかる「雨」には似合いではないか。 2旬「19歳海辰」は、DNA「石」の仲間を意識する10年運天冲殺+害。 とはいえ年支「申」は半会し、世界は拡がり、 月支「寅」と日支「卯」をからめた春の方三位成立で、 単純構造の「雨卯」に味付けが施されたとみたい。 3旬「29歳雨巳」は、DNA「貫」で塩濁を洗い流し、 自分らしい姿を披露する10年運天冲殺。 害も明ければデビューにこぎ着けたということは、 努力と「雨」らしい流れに乗ったものと理解したい。 4旬「39歳木午」は、DNA「調」の独創性を追究し、作家道を極める。 現在の5旬「49歳草未」は、DNA「鳳」。才能強化10年運で、豊かさ。 「クワコー」も登場し、夢・方向性の変化。 半会もついているので、結果オーライなのであろう。 今後は5旬「59歳陽申」が、DNA「司」の地道な守護神。 6旬「69歳灯酉」が、DNA「禄」の熱い守護神。 7旬「79歳山戌」が主導DNA「牽」の干合支合と 自己確立であるので、そう簡単には衰えは見せないはず。 今年(12年/海辰)は、10年運2旬で経験したいわくつき。 ご本人の最も苦労した時代であったはず。 精神性が成長させたはずの過去とは違い、この一年は現実的な問題。 だからだろう03月08日(山辰)のDNA「牽」の干合支害日には、 新しいMACでは名人戦の棋譜速報が見られないと嘆いてみたり、 はたまた、03月31日(宝卯)のDNA「龍」日には、 伊豆に家族旅行に行き干物を電車に忘れている。 家族とノンビリでもなかろうに・・・。 「海」年に遭遇する「雨」は濁りであり、泡と化さねばならない。 そして、相変わらず本業以外の告知がSNSに流れているのも、いささか心配。 この時期は、感謝と奉仕が大切であるはずなのに、 そこは才能磨きであろうと「鳳」の遊び三昧ではまずかろう。 仕事専念という舵取りがなされないと、 売れて良いはずの本も売れまい。そろそろ気づかないと、惜しい☆ |
奥泉光○56-0206 |
雨鉄陽陽 卯寅申+9 司玉鳳牽牽(牽主導) 木性(50)火性(40)土性(40)金性(30)水性(33)/総合193 辰巳天冲殺/天冲殺(19歳海辰/29歳雨巳) 初旬条件あり(年干と干合すれば日干支と律音)/方三位害(19歳海辰) 主導DNA干合支合(79歳山戌)/年干支VS月干支天剋地冲 木性過多/金性脆弱/水性脆弱 +9歳宝卯/19歳海辰/29歳雨巳/39歳木午/49歳草未/59歳陽申/69歳灯酉/79歳山戌〜 |
■2012年11月07日(水)海申 |
太田愛○犯罪者 クリミナルで世に問う仕掛け |
○「ウルトラマンティガ」「ウルトラマンネクサス」「相棒」などの 脚本家として知られる太田愛(64-0902/木寅)が、 干合重なりの09月(畑酉)25日(畑丑)の天冲殺日に、 『犯罪者 クリミナル上』 『犯罪者 クリミナル下』で、作家デビュー。 舞台は東京郊外と思える満開の桜散る春の午後。 05年(草酉)03月(畑卯)25日(山申)の、 火性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人の生年月日である。 なぜ彼は殺されなければならないのか。しかも10日以内に。 駅前広場で凄惨な通り魔事件が起こる。 ただ一人生き残った青年の前に現れた謎の男は 「逃げろ、あと10日生き延びろ」と告げて姿を消した。 再び命を狙われた青年は、刑事とその友人の協力を得て 事件の背後に渦巻く陰謀へと迫る。 やがて彼らの前に浮かび上がってきたのは、 一人の男の思いもよらぬ犯罪計画だった。 一気呵成、怒涛のクライム・サスペンスとなっている。 香川県高松市出身。青山学院大学在籍時の舞台脚本執筆を経て、 当初は塾講師をしながら、脚本家デビューした太田は、 DNA「車」主導で、休む暇のない人で、 ある日バッタリ倒れ込んでしまうこともあり。 「車+禄」は、ルールはあってないようなもので突如事件は起こる。 才能は、主導する「車」で嵐のような闘争心。 「車+貫」は、自分を傷つけることもいとわない一本気。 「車+龍」は、激しいひらめき。 「木+車+申月」は、賑やか。 「辰」年生まれ「木寅」は、本人の精神状態が穏やかなら元気。 窮地に陥っていると逃げ腰だが、極めて現実的。 宿命の特長は、初秋午後四時頃の海辺の防風林。 総エネルギー246点中木性85点は子丑天冲殺でもあり強力も、 生日冲殺であるばかりか、年支「辰」VS月支「申」の半会もあり、 基準水性51点以上の創造性の威力。 守護神「陽」の表現力は、日支「寅」内にある23点で、 意図的に作り上げていかないと、結実は困難。 既婚者のようだが、土性は足許を固めるとはいえ、 子丑天冲殺なので、年下であるかが倒れぬためのポイント。 年干と日干の同一(共に木)は、深く濃いが同時に両天秤。 兼業はもちろんのこと、脚本家でありながら作家デビューは問題なし。 年干支「木辰」は、渋いのに出しゃばり。 月干支「海申」は、お気楽。 そして日干支「木寅」は、マイペース。 干支番号構成は、41-09-51で西方北方東方をカバー。 やや時代整合性に欠ける秋生まれでも、水性の創造力に溺れねば、まずまず。 後天運は、初旬「9歳宝未」は、DNA「牽」の自尊心を付加されたが、 これといった稼働条件はないものの「未」内「灯」の火性は救い。 2旬「19歳鉄午」が、主導DNA「車」の自己確立。 半会もあったので、子丑天冲殺の重厚さがあれば、 動いたなりの成果もあり、「午」内火性も救い。 3旬「29歳畑巳」は、DNA「司」の干合支害。 異性には躓いたか、金銭での失敗。 とはいえ、生活が順調でなかったであろうし、 それは子丑天冲殺には、励みとなったはず。 現在は4旬「39歳山辰」のDNA「禄」の引力本能強化で、 月支「申」の半会もあり、自信はみなぎっている。 来年(13年/雨巳)から始まる5旬「49歳灯卯」は守護神「調」の独創性も、 年支「辰」の害で、前進するには、腕力次第も、 日支「寅」を伴う春の方三位も成立し、賑やかしい。 ただし、月干「海」が干合されれば「木」となり、 年干と日干の「木」とあわせ、木性天干一気が成立するので、 埋もれぬようにすれば、追い風となる可能性も大。 干合月干支「木申」と年干支「木辰」は大半会であり、 日干支「木寅」とは納音なので、過去の一部を清算するなり、 自分の内面を上手に外へ出せるようになれば、突破口あり。 この後は6旬「59歳陽寅」は、DNA「鳳」の守護神。 7旬「69歳草丑」は、DNA「石」の協調性和合性。。 8旬「79歳木子」は、DNA「貫」の独立独歩。 晩年の10年運天冲殺で、奉仕と感謝があれば、相応の存在感を誇示できるもの。 今年(12年/海辰)は、DNA「龍」の改良改革。 新しい流れなので、作家デビューは歓迎。 両天秤らしい発想は随所に見られ、危ない「車」主導らしく、犯罪物。 ドラマになることを想定したようなつくりはこの人なりも、 最初から上下巻は、すんなり飛び込めない。 このあたりの工夫は、火性が少ない難点でもあるし、 来年(13年/雨巳)の「玉」の害を考慮しても、 一過性でない積み重ね(伴星/司)を要望しておきたい。 ちなみに、男女の違いこそあれ、この生年月日は、 キアヌ・リーブスと同一である☆ |
■2012年11月13日(火)山寅 |
五十嵐貴久○編集ガールでハッピーエンド |
○「リカ」「交渉人」「パパとムスメの7日間」 「2005年のロケットボーイズ」など 映像化されやすい作品を提供し続けている五十嵐貴久(61-1214/宝巳)の ギョーカイお仕事コメディ『編集ガール』が、 10月11日(草巳)のDNA「禄」日に上梓された。 主人公は出版社に勤める27歳。といっても経理部員。 会社には内緒だけれど、単行本編集部に勤務の31歳の彼とは付き合って三年。 そろそろ結婚の話も出ている。 ところがある日、ワンマン社長からいきなり新雑誌の編集長に任命された。 以前、適当に書いた企画書が通ってしまったのだ。 女性ファッションの通販雑誌を自分で創刊するなんて、 彼女にできるわけがない。 新編集部のメンバーは社内よりすぐりのツワモノばかり。 その上、彼氏まで部下になるなんて。 素人ばかりの編集部は前途多難・・・・・だけれど、 最後はお約束のハッピーエンド!? 東京都出身で、成蹊大学文学部を卒業。 卒業後はフジサンケイグループの扶桑社で編集や販売などに携わり、 人生の折り返し地点だった律音年の01年(宝巳)に「TVJ」で 第18回サントリーミステリー大賞優秀作品賞を受賞し、 02年(海午)のDNA「調」年に、出会いサイトを描いた「リカ」で、 第2回ホラーサスペンス大賞で大賞を受賞した五十嵐はDNA「鳳」主導で、 時間をかけながら特別な愉しみを実現する。 「鳳+鳳」は、力の抜けた粘り強さ。 「鳳+石」は、遠慮しながら存在感を示す常識人。 「鳳+貫」は、温厚さと頑固さが同居するので一筋縄でいかず。 「宝+鳳+子月」は、普通の感覚なのに、 「丑」年生まれ「宝巳」は、矛盾だらけの人生。 そこが極めて上質な作品に活かされている。 宿命の特長は、仲冬深夜零時頃の格別な調度品も、 金性天干一気のため、その威力は人がよく知るところながら、 木性ゼロ(DNA禄/司なし)のため、使いこなすにはコツ必須。 総エネルギー189点中、金性83点の存在感。 冷静なうえに情報や技術頼りのところがあるため 重宝される遊び人という認識はあろうと、感謝奉仕があるかはともかく、 尊大なのか無限大なのか、皆目見当つかず。 年干支(宝丑)と日干支(宝巳)の大半会は、両天秤でありながら、さまになる。 年干支の「宝丑」は、他人に振りまわされない自由人。 月干支の「鉄子」は、ナルシストのクセ者。 そして日干支「宝巳」は、直感力のある贅沢な面あり。 差別偏見とは無縁な、やさ男である。 干支番号構成は、38-37-18と南方と西方領域だが、 冬生まれなので、時代整合性は充分なのだろう。 後天運は、初旬「2歳畑亥」が月支「子」と年支「丑」のからむ 冬の方三位が成立するDNA「龍」の守護神対冲で、 何らかの壊れた状態があると、後天的に救いになる。 2旬「12歳山戌」も同様に守護神「玉」状態ながら決め手なし。 社会にでた3旬「22歳灯酉」は、年支「丑」と日支「巳」のからむ三合会局で、 天干一気ばかりか地支も金性が強化される、騒めいた「車」の10年運天冲殺。 日本国のバブルの時代に合致し、突如とてつもない拡がりがあった時期。 4旬「32歳陽申」は、DNA「牽」の10年運天冲殺。 天干一気破格になっても、月支「子」の半会と日支「巳」の刑と支合もあり、 本人の次元が大いに上がったはず。 デビューは、この名誉の10年の最後の最後であるから、納得はゆく。 現在の5旬「42歳草未」は、DNA「禄」。 月干支「鉄子」の干合支害があるものの、方向性を相応に変化させ、 (干合も加味して)金性天干一気を強化しつつも、 宿命にない木性なので、おおいに売れはじめた時代である。 来年(13年/雨巳)の主導DNA「鳳」年から始まる 6旬「52歳木午」は、DNA「司」の積み重ね。 月干支「鉄子」の天剋地冲もある、同じく宿命にない木性とはいえ、 着実に実績を積み上げて行く堂々としたもの。 決め手はないが、堪え忍ぶ姿を表現できれば、評価あり。 その後は7旬「62歳雨巳」の主導DNA「鳳」を迎えるが、 運が稼働して売れたのが、10年運天冲殺の影響なので、 自然界へのお返しがどれだけ行われたかで、晩年が決まる。 悠々自適になることは間違いない。 8旬「72歳海辰」は、DNA「調」の独創性。 偏りある老後を見せ付けてくれるに違いない。 木性がないだけに幅も広い作風に、 ありえないハートウォーミングさが売りの五十嵐は、 その経歴からも、日本が浮かれていた時代を生き抜いた証人。 だからこそ、『編集ガール』のような作品はお手の物だし、 この場所に還ってきたのだと考えられる。 金性が強いので、バブルから動乱期を謳歌したはずだが、 新しいものへの挑戦(DNA龍)が一段落したら、 その次にある世界は、同じく守護神でも「玉」の王道。 これからは、そうなっていくのが危うくない方向性であろうな。 ちなみに金性天干一気強化の害年(10年/鉄寅)の、 DNA「車」の天剋地冲月(11月/灯亥)の26日(鉄辰)に、 「パソコンが壊れた。どうしよう。」でtwitterはいったん事切れた。 現在は復活はした模様だが、頑張りすぎて疲労困憊にならぬようにしたい☆ |
■2012年11月19日(月)木申 |
櫛木理宇○ホーンテッド・キャンパスの微妙な青春 |
○04月24日(草卯)のDNA「禄」の天剋地冲日に、 第19回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞した 櫛木理宇(72-0729/宝酉)の『ホーンテッド・キャンパス』が、 10月25日(畑未)の主導DNA「龍」日に上梓された。 同作は、実際は怖がりなのに、中途半端な霊感を持ち、 幽霊が「見えてしまう」体質の主人公の大学生が、 高校時代にも体を張って危険を防いだことがあった片想いの美少女のために、 (一浪して)仕方なくオカルト研究会に属している。 ある日オカ研に、女の顔の形の染みが、壁に浮き出るという悩みが寄せられて、 メンバーで解決していくという、学園物ホラーなという珍しい作品。 新潟県生まれで、大学を卒業後、アパレルメーカーなどの勤務を経て、 現在も会社員で新潟県新発田市在住の櫛木は、 DNA「龍」主導で、落ち着くことを好まない通俗的な創造力。 「龍+鳳」は、時間をかけて葛藤しながら、妙に新しい世界を構築する。 「龍+貫」は、庶民的な守りは、忍耐力ありすぎて、派手さはなし。 「龍+調」は、簡単に満足せず、何でもありの向上心。 「龍+車」は、闘争心のある思いつき。 才能は「車」で、ひるむことのない精神的な強さ。 「宝+龍+未月」は、若くても老成しやすく、理屈っぽい。 「子」年生まれ「宝酉」は、世の仲介者である。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の場違いな名所・観光地。 年干の「海」に月干の「灯」で、浜にある土産物屋も、 真っ昼間から光を放つ燈台は鬱陶しく、 年干支「海子」VS月干支「灯未」の干合支害は、 お笑いも似合いそうな風情で、物事が動きだすと冲殺されているとはいえ、 守護神「海」の独創性が「木」の地味、 月干の「灯」の攻撃力が「草」の引力本能になるため経済優先。 生年冲殺なので、その気になって一気に仕事をこなすが、 躓くと、笑いこそとれても、暗くなりやすい。 年干支の「海子」は、知恵を使った攻撃が得意。 月干支の「灯未」は、本心を見せづらくも内面は熱い。 そして日干支の「宝酉」は、融通の利かぬ世渡り下手も、 努力をすれば、毒にも薬にもならぬ世界観を構築。 干支番号構成は、49-44-58で西方北方領域も、振り幅は狭め。 後天運は、初旬「7歳陽午」が年干支「海子」の天剋地冲を伴う 年支「子」VS月支「未」の害切れDNA「牽」で 自尊心強化の成功運型となる可能性大。 生年冲殺であるから、親の犠牲なのに、親も犠牲になった可能性大。 多感な時期に、何らかの環境変化に遭遇したはず。 2旬「17歳草巳」は、DNA「禄」の半会。引力本能を発揮し、人間交流。 3旬「27歳木辰」は、DNA「司」は堅実な生活。 現在の4旬「37歳雨卯」は、守護神DNA「鳳」の対冲でデビュー。 10年(鉄寅)の07月(雨未)の誕生日直前に、 「このままでは老後に自分の人生を振り返った時、 何も思い出すべきことがないんじゃないかって」と、 磨くという表現力の方向性に気づいたもの。 前進するには、衝突もありそうだが、月支「未」の半会も手伝い自信満々。 今後の5旬「47歳海寅」は、守護神のDNA「調」で、 妙な独創性発揮で、自己確立となる。 6旬「57歳宝丑」が、DNA「貫」の大半会大成果10年運天冲殺で、 年支「子」VS月支「未」の害切れまであり、気合いみなぎる。 7旬「67歳鉄子」が、DNA「石」の協調性和合性10年運天冲殺となり、 厚みのある人生に向かう可能性大も、感謝や奉仕次第か。 そしてここから30年間の変剋律となり、苦痛を感じれば才能が磨かれる。 となると人間関係で苦悩があればあるほど晩年でも飛躍。 8旬「77歳畑亥」は、DNA「龍」の新たな挑戦。 そして、それに伴う軋轢で才能開花。 10月02日(陽申)の干合日には、「赤と白」で 第25回小説すばる新人賞を受賞し、さすが年干支「海子」の大半会を伴う、 DNA「調」の守護神支合年で思いをとげた。 うまくいく時はそんなものだが、生年冲殺なのに、 仕事との兼ね合いはどうなるか。 確かに月干「灯」の干合は、方向性を変化させる。 舵取り次第なのだが、自尊心はそれなりも、 総エネルギー172点は微妙で、中途半端ではトラブルの素。 「枠にとらわれず、様々な作品を書いていきたいですね」との弁も、 それは読者や編集者が決めるのが、生年冲殺のさだめであり、 実は制約があることに気づかぬと、一過性で終わりかねない☆ |
■2012年11月24日(土)畑丑 |
有栖川有栖○江神二郎の洞察と崩落直前の意地 |
○有栖川有栖創作塾の塾頭で推理作家であり、 元書店員の作家として最も成功した一人といえる 有栖川有栖(59-0426/山寅)の『江神二郎の洞察』が、 10月30日(木子)のDNA「車」日に上梓された。 同作は、88年(山辰)に江神二郎との偶然の出会いから、 英都大学推理小説研に入部したアリスと、 おなじみの面々が遭遇した奇妙な出来事。 アリスの入学から、マリアの入部までの一年を 九編にわたって瑞々しく描いた、ファン必携の江神シリーズ初の短編集。 大阪府大阪市東住吉区生まれ、大阪府大阪市生野区育ちで、 同志社大学法学部法律学科を卒業。学生時代は推理小説研究会に所属。 卒業後、書店勤務のかたわら執筆を続け、86年(陽寅)の守護神年デビュー。 03年(雨未)の年支「亥」の半会を伴う干合年に、 「マレー鉄道の謎」で第56回日本推理作家協会賞を受賞。 08年(山子)の土性一気強化年に、 「女王国の城」で第8回本格ミステリ大賞を受賞した有栖川は、 DNA「貫」主導で、頑固一徹で険しくそびえ立つ、まさに「山」。 状況により変化はするものの、好みは明確。 才能も「貫」で、持続力が全て。 「貫+禄」は、何でもありの腹が据わった引力本能で、 ドッシリとしながらも、周囲の配役を動かし仕掛けを愉しむ演出家。 「貫+車」は、根っこが強く一本気。 「貫+石」は、環境と和合しながらも独善的。 「貫+貫」は、守備本能旺盛で、冒険をするのは精神領域のみ。 「山+貫+辰月」は、用心深いがここ一番では動く。 「亥」年生まれ「山寅」は、申酉天冲殺らしく働き者。 宿命の特長は、晩春午前八時頃の山脈。 年干「畑」・月干と日干が「山」という土性天干一気で存在感あり。 総エネルギー238点中木性80点は稼働力ありも、 93点の土性を覆うのではなく、全て地中に存在する希有な木性。 地肌はむきだしなのに、青々とした木々を内包するもので、 この世のものではない。 もっとも金性ゼロ(DNA鳳/調なし)なので、表現力はとてつもなく偏り、 それが魅力とはいえ、木性が土性内に隠されていなければ、 中身のない人間になりやすく、崩れやすい難点となるので、 守護神火性に早くから目覚めた生き方は、この宿命では称賛に値する。 年支「亥」VS日支「寅」の支合で、直感を働かせながら、 さらに木性も強化されるので、格闘する作家という称号も似合う。 木性を人間にたとえれば、文明とは一線を画した 地底都市に繰りひろげられるミステリーであろう。 年干支の「畑亥」は、勝負運良好の身体的霊感で筆は巧み。 月干支の「山辰」は、制約を受けながらも、じわじわしぶとい。 そして日干支の「山寅」は、美意識の象徴で人情味あり、 自分らしい形を持った長の器。 干支番号構成は、36-05-15で東方と西方領域で、賑やかではある。 後天運は、初旬「7歳灯卯」がDNA「玉」の熱い守護神。 年干支「畑亥」を大半会するため成功運型(初旬のみ灯と畑は同格扱い)。 また月支「辰」と日支「寅」のからむ春の方三位で、 「亥」の半会と合わせて木性強化の賑わいで、望むところ。 相応の頭の良さがあったはずで、事実作家の原点になるような活動を開始。 2旬「17歳陽寅」も守護神火性で、「寅」も木性で安泰。 DNA「龍」の改良改革も、精神性に重きをおき、 「山」ばかりか申酉天冲殺ということもあり 関西圏から動かなかったのは、結果的には正解だったのかも。 82年(海戌)の月干支「山辰」の天剋地冲に大手書店チェーンに入社。 稼働力はあるので、鍛えられて良かったうえに、 83年(雨亥)に小学校の同級生と入籍も「貫」主導のこの人らしいのだろう。 3旬「27歳草丑」は、木性強化のDNA「牽」でデビュー。 94年(草亥)の「草」重なりの支合年には、退職して専業作家に。 4旬「37歳木子」は、DNA「車」の最も多忙だった時期。 現在の5旬「47歳雨亥」は、DNA「司」。 ターボ運(子丑天冲殺まわり)が始まる干合支合で、 強力ながら上辺だけなら忌み神の引力本能。 天干一気破格で方向性の変化も、変化後は火性なので、 地道に次元をあげたとみるべきか。 この後は、6旬「57歳海戌」は、塩水のDNA「禄」の半会。 月干支「山辰」の天剋地冲を伴う、奉仕の時期。 「山」としては、有り難くない立場の変化で、生き方が問われるが、 体力と精神力次第でもある。 そして、7旬「67歳宝酉」が、DNA「調」の10年運天冲殺。 8旬「77歳鉄申」が、DNA「鳳」の10年運天冲殺対冲。 宿命にない金性なので、力が抜けるか究極の表現力か。 初旬条件もあり、相応に成功を収めているので、そこまで考えてはいけない。 12月20日(草卯)の木性強化日には『論理爆弾』を上梓する有栖川だが、 迫り来る来年(13年/雨巳)には、干合支合10年運(47歳雨亥)内の 年干支「畑亥」の天剋地冲を伴う、60年に一度の干合支害を迎える。 いくら木性が強かろうと、金性のない「山」は水害に激しく襲われれば危うい。 金銭的な理由で失敗しない限りは、本人または配偶者が苦難。 ここまで、それなりに運を使い果たしている感もあり、 健康には要注意であろう☆ |
移 動 祝 祭 日● 2 0 1 2 年// 海 辰 入口 |
12年●01月分 12年●02月分 12年●03月分 12年●04月分 12年●05月分 12年●06月分 12年●07月分 12年●08月分 12年●09月分 12年●10月分 12年●11月分 12年●12月分 |
コラム総合○目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜) |
さ く い ん ○ |
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