★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 2 0 年(鉄子)●07月 雨未 // 移 動 祝 祭 日 |
■07月分一覧 (2020年●目次) |
貴戸湊太○そして、ユリコは一人になったという夢の跡(2020_0701) |
長谷川まりる○お絵かき禁止の国は商人になれという暗示だった(2020_0704) |
池澤春菜が60年に一度の猛毒の中で突如結婚の不思議●2020_0705 |
黒田小暑○まったく、青くないは成長を放棄しているからだ(2020_0707) |
黒田研二○家族パズルが巧妙に読者を欺く(2020_0710) |
小佐野彈○車軸はここではない世界(2020_0714) |
荻上直子○川っぺりムコリッタという人生は流れる(2020_0715) |
戌島百花○龍のいとし子の露わな夢の跡(2020_0716) |
清田隆之○よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門の偽善(2020_0717) |
城平京○虚構推理 スリーピング・マーダーは重厚壮絶(2020_0718) |
林譲治○星系出雲の兵站〜遠征〜とあの人の共通点(2020_0720) |
萩原麻里○呪殺島の殺人はお馴染みの密室の狡い犯人捜し(2020_0721) |
堀越英美○スゴ母列伝著者の母親力は甘ちょろい錆(2020_0722) |
ペリー荻野○テレビの荒野を歩いた人たちと夢の続き(2020_0727) |
甲田学人○Missing 神隠しの物語と密かな過ち(2020_0729) |
■2020年07月01日(水)草巳 |
貴戸湊太○そして、ユリコは一人になったという夢の跡 |
○小説家を志すきっかけになったのは、幼い頃の読み聞かせ。 3〜4歳の頃に母親がアガサ・クリスティーの 推理小説「オリエント急行の殺人」を読み聞かせてくれ、 (後述ありがた迷惑)ミステリー好きになった。 中学ではSFやライトノベルなど幅広い分野に手を出すようになった。 執筆にも興味が湧き、3年生で長編小説に初挑戦したが、 満足できる出来栄えではなく、挫折感を味わい、 就職した仕事もわりにあわず、塾講師のアルバイトの傍ら執筆を再開。 19年(畑亥)のDNA「石」の天冲殺年に、 第18回「このミステリーがすごい!」で、 大賞U-NEXT・カンテレ賞(19-1001/宝未)を受賞し、 改稿した作品「そして、ユリコは一人になった」で、 03月(畑卯)に関西テレビでドラマ化もされ、 兵庫県三木市の若手アーティスト応援団推薦 アーティスト(19-1220/宝卯)に認定されている 貴戸湊太(89-0309/山辰)の『そして、ユリコは一人になった』が、 条件なし天冲殺明けの02月20日(雨巳)の干合日に上梓された。 元は伝統的な女子校で、20年程前から経営面から共学校になった 神戸市灘区にある私立百合ヶ原高校には (実際は灘区内には共学の私立校は存在せず、それだけにありえない話) オカルトめいた奇妙な伝説が語り継がれている。 それは、「ユリコ様伝説」と呼ばれ、学内の生徒の中で深く信じ込まれていた。 学園のトップに君臨する「ユリコ様」という存在は崇められ、 その不思議な力によって逆らうものを不幸にしてきた。 「ユリコ様」になれる唯一の条件、それは「ユリコ」という名前であること。 そして、学内に「ユリコ」が複数いる場合、 たった一人の女王「ユリコ様」を除いてすべての「ユリコ」が淘汰される。 新学期、新たに始まる「ユリコ様争い」。 髪を三つ編みにして、セーラー服の下に赤いシャツを着ると 無敵になるという言い伝え。 一人、また一人と失われる命。脱出不可能な争いに巻き込まれた 親友の矢坂百合子を救うため、無敵の天才女子高生・嶋倉美月は立ち上がり、 連続死の真相と伝説の謎に挑み暴いていく、 衝撃の展開に誰もが騙されるというフレコミだが、 わかりやすいヒントはここぞとばかり散りばめられており、 作者の宿命を観れば、ある意味想定内だが、 当初は、ユリコの名を持つ候補者が急に不祥事を起こして退学したり、 学校の雰囲気に馴染めず転校したり、 怪我で入院したり、色々な方法で、弾き出されたのだが、 突然、ある世代のユリコたちが、殺され始める。 誰が何のためにしたのか、ユリコ様とはいったい何なのか。 女尊男卑という学校の伝説を隠れ蓑にして、人々の悪意が、 恐るべき殺戮劇を繰り広げるという冗談みたいな話は、 こじつけもなくはなく、さすがに結末を想像してもらうしかない。 設定は如何にもな感もなく、後味に爽やかさはまるでなく 「ユリコ様に・・・・やられた」ではどこかの都知事のようである(失笑)。 兵庫県三木市出身。神戸大学文学部を卒業(近世日本文学を専攻)。 国家公務員2種試験に合格していたため、11年(宝卯)のDNA「調」の害年より 国立病院機構で事務員として働いたが、12年(海辰)のDNA「禄」の刑年に、 持続力のない運型らしくあえなく1年ほどで、 ハミダシ運の戌亥天冲殺にもかかわらず故郷三木市に戻り、 塾講師のアルバイトの傍ら執筆に励む喜戸は、 DNA「牽」主導で、雑用も少なくない下っ端の事務員は あわないばかりか、それなりに役割を担ったり、達成感がないと厳しい質。 とはいえ才能は「牽」で資格や名誉なくて生活できず。 刺激のない生活はそぐわないが、あえて田舎での刺激をもとめたところに、 攻めの姿勢が感じられず。 「牽+貫」は、ひとまず糊口をしのげれば良く、 打算ばかりなので、実家暮らし。情けない! 「牽+牽」は、格好つけたがりの人生。 ひとまずは作家様という姿に酔うが先の保証はなく、無為無策になりかねない。 「牽+石」は、計算高く何でもあり都合の良い結果。 「牽+玉」は、用心深くて本物の冒険ができず。 「山+牽+卯月」は、物事のまとまりに欠ける。 「巳」年生まれ「山辰」は、実家にいるのを矛盾に感じない。 生き方を表す伴星は「車」で、何もないところから作り上げる。 物事の始めの洩星は「牽」で、目上の引き立て。 締めにあたる導星は「貫」で、頑固さ強くなり一人。 宿命の特長は、仲春午前六時頃の「山」で、街並みを見下ろす存在だが、 大物に見せる樹木はなく、雑草であったり、 小さな花の根っこは地中にあるが、花を咲かせていない状態で、 月支「卯」→日支「辰」→年支「巳」と不規則ながら、 季節はつながっているが、月支「卯」VS日支「辰」の害は、 不穏不潔不純を内包し、胃痛をともなう、 現実面と下半身の不安定さが、有毒ガスの発生を想起させるので、 一種近寄りがたい面あり。総エネルギー252点はまずまずも、 うち土性108点で凝り固まりやすく表現力の金性は僅か18点、 感謝と奉仕と訴求性の水性も18点では心許なく、 精神労働は向いていないのではないか。 年干支の「畑巳」は、組織や家の大黒柱を倒す。 白蟻のような質で、重たく脅威なので距離をおきたい。 月干支の「灯卯」は、観察時間は長くも、 その気になれば、他人が体験できないような燃焼を体験。 (その気にならねば何もなし) そして日干支の「山辰」は、家族や周囲の人間と コミュニケーションをとるのが苦手で、本音を上手に伝えきれないものがあり、 しぶといが、時間をかけてさらに時間をかけて達成する。 干支番号構成は、06-04-05の全柱戌亥天冲殺で、極めて狭い範囲での棲息。 後天運は初旬「1歳陽寅」は、DNA「龍」の改良改革方三位で、 賑やかな春の守護神扱いだが、火性過多は頭でっかちになりやすく、 なんでもそれなりだが、過保護になりやすい。 2旬「11歳草丑」は、DNA「牽」の主導DNAで、自己確立。 国家公務員資格取得で本領発揮。 3旬「21歳木子」は、DNA「車」の多忙で、 反発心もあったが、害は切れずとも猛烈に活動をしたし、 デビューしたばかりか、ドラマ化もされた。 今年(20年/鉄子)から始まった4旬「31歳雨亥」は、 ターボ運(子丑天冲殺廻り)付で、何をやっても目立つようになるばかりか、 日干干合をともなう10年運天冲殺で、DNA「司」は現実志向。 年干支「畑巳」の天剋地冲もあり、世間に見せる顔に変化でて、 前旬までは塾勤務もあり、若い世代が題材になったが、 ここからは家族間の問題、葛藤などがテーマになり、 真面目に流れにのって仕事にとりくめば、 圧倒的な支持も拡がる可能性あるが、感謝次第か。 5旬「41歳海戌」は、DNA「禄」の奉仕や権力の10年運天冲殺。 月干支「灯卯」の干合支合で、進み行く方向の確かな変化。 また、月支「卯」VS日支「辰」の害切れで、 ようやく念願の母親の呪縛キレか(早まる場合もあるが)。 腹も座って驕り高ぶることがなければ相応の成功。 初旬条件のない10年運天冲殺は、ここまでで運を消費しきるか 多大な感謝や奉仕で延命できるかは本人次第。 6旬「51歳宝酉」は、年支「巳」の半会を伴う 月支「卯」VS日支「辰」の害切れで、 天冲殺は終了もターボ運は続き、方向はDNA「調」で反逆か。 7旬「61歳鉄申」は、DNA「鳳」の半会で、豊かな趣味に生きる。 8旬「71歳畑未」は、DNA「石」の妥協。 さて、貴戸の生年月日は、宮城県多賀城市出身で 玉川大学中退のモデルで俳優の千葉雄大と同一だ。 全く異なる生き方をしている二人だが、 本来、戌亥天冲殺はどんな職業選択をしようと 生家生地より出ねば、どんなに良い運型を与えられようと発揮できない! となると害持ちらしく躓こうと、 おめおめと実家に逃げ帰った貴戸の負けは確定! 99作も書いてようやくデビューできたのではなく、 とっくにデビューできたはずなのに何をしていたかである! 本物の成功したかったら、せめて神戸で塾講師でもしながら、 仕切り直してもらいたい、生地にいても叶うものではない☆ |
■2020年07月04日(土)山申 |
長谷川まりる○お絵かき禁止の国は商人になれという暗示だった |
○昨年(19年/畑亥)のDNA「禄」の引力本能半会年の 06月10日(山寅)の主導DNA「司」日に上梓された 創作同人会駒草所属の長谷川まりる(89-1022/草卯)の 『お絵かき禁止の国』が、DNA「車」日に、 第59回講談社児童文学新人賞(19-0822/宝卯)佳作を受賞している。 飯塚アキラと倉田ハルの物語。 ハルは中学3年の女の子。彼女には好きな子がいる。 それはアキラという同級生の女の子! アキラを好きになったことで、 ハルはうすうす感じていた自分の気持ちを確信する。 やっぱりあたし、女の子が好きなんだ! 世の中にそんな人がいることは知っていたけど、 まさか、自分が、そうだったなんて! アキラが私にキスをした!恋する乙女だ完全に! クラスはのんびり漫画を読んだり、おしゃべりしたり すでに高校に受かった推薦組は気楽だけど、 アキラはいつも遅刻ギリギリ! アキラはやんちゃで面白くて 最高にかわいい女の子だから、 一緒に大好きなマンガをかく、同じ高校に行けたらいいな! 私達って百合なのかな! BLもよく読むけど、これ読むのは男の子が好きな女の子なんでしょ! 私は違う!私の書く漫画を理解して感想をくれるアキラ! 中2の時からおかしいと思っていたが、アキラが好きだと自覚した瞬間だ! 公園やファミレスで二人でいる。 でも女同士でくっつけると〜アキラが少し拒否。 法律がかわって結婚できたらと、にやけていたら 「アキラはさ、なんでキスしたの?!」「私いままでずっと男を好きだったの」 「私はアキラが好き・・・ごめん気持ち悪いよね」 そうしたら二人が公園でキスした写真がLineで出回って大変なことに・・・。 母親は「若い女の子ってね、 ときどき同性にあこがれちゃうの疑似恋愛っていうのかな お母さんはねハルに不幸になってほしくないの」だって。 友達だったら恋人つなぎをしただけであんなにどきどきしない! 友達だったらキスしただけで一週間も幸せを感じたりしない! そんなとき、アキラから返信したと思ったら、 「アキラの母です。話は聞きました。もう娘には会わないでください」だって。 そうしたら「うちの親もさ、いまだにラブラブだけども 結婚する時はみんなに反対」とか 「ハーフなんていじめられるに決まっている」という友人に慰められたり 「おれの兄貴、ほんとうは姉貴なんだ」と言い出すのもいるし、え〜なクラス! トランスジェンダーは11人に1人いるんだよ。 アキラは学校来なくなって、卒業式ようやく母親と顔出して 卒業アルバムでサイン交換だけした。 「私、ハルに流されちゃたみたい」だって! 「公の場でした私が悪いよ」で最後にバイバイ〜 「同性愛のことばっかで人生を悩んでほしくない」は自分の母親! 登場人物の心理描写が巧みで、家族やクラスメイトなど、 それぞれの個性も際立ち、深刻になりそうなテーマが、 笑いをまじえ、緩くてあたたかい作品に仕上がったと思える。 長野県諏訪郡原村生まれで育ち。 実家はcanaddian farmという自給自足の自家製パン焼き工房も、 母親はフランス系カナダ人で、東京で育つが事情は不明。 東京都国分寺市を経て、現在は東京都小金井市の 東小金井駅近辺に在住の長谷川は、 職業能力開発総合大学校産業デザイン科を卒業で、 その後は就職をせず、飲食業のアルバイトを転々としているようで、 DNA「司」主導だけにシェアハウスで暮らしたこともあるそうだが、 本質は真面目で堅実な暮らしを営むために 就職をしてもおかしくはないが、親の生き方を反面教師にしながらも、 影響は受けているのだろう。 趣味は貯蓄なら、バイトではなく正業が正解ではないか。 「司+牽」は、保身術は優秀。 「司+貫」は、意志は強いが急がない。 「司+禄」は、人と人を仲介する能力! 「司+石」は、仲間大切。 才能は、この「石」で仲間のために何かをする。 仲間と一緒に時間や空間を共有する。 「草+司+戌月」は、仕事が安定しづらい。 「巳」年生まれ「草卯」は、どこまでいっても仲介者。 生き方を表す伴星は「石」で、人脈の拡がる人生。 物事の始めの洩星は「司」で、努力の積み重ね。 締めにあたる導星は「牽」で、名前は残る。 宿命の特長は、晩秋午後八時頃の異様な樹木に寄生する蔓性植物も、 年干の「畑」と月干の「木」が干合すると、 (宿命が動きだして社会にでるなどすると) 寄生するなり頼っている「木」が「山」に変化し、 周囲の有人知人が落ち着いていくので、 別な意味で応援は期待できるかもしれないが、それが良いか悪いかは別問題。 総エネルギー214点の子丑天冲殺は、まずまずな存在感も、 守護神火性は45点で少々弱く、稼働力の金性に至っては33点しかない。 最大級の特色は、水性ゼロ(DNA龍/玉なし)で乾いた種子になるが、 評価につながるためには、晩秋であろうと、 発芽して花を咲かせねばならないが、 無限大の努力をせねば、創造力を発揮出来ず。 水がないのにパンは焦がしたり(笑)、時にインドにでかけたりするが、 自己を生じるものがないということは、 すなわち親縁なしで、生地生家に留まらずは利口も、 裏をかえせば、何かを生みだす力もないということ。 このあたりが国際事実婚が与えた何らかの問題点と思われるが、 本人だけのデータでは解説の限界あり。 姪っ子に『なんでまりるはそんなに本読むの好きなの?』と いぶかしげにきかれたので、 『だって私は本を書く人なんだよ?本読まないと本書けないじゃん』と 答えたら『ふーん』と腑に落ちない顔で言われました。 「いや、腑に落ちれよ」こそ不可思議。 本来の創造力があれば、本など読まずに、 文章は降りてくるだろうし、取材をするなり足を使う。 そんな他人の創作したものを覗く行為を堂々言われても、 姪が納得しないのは当然な筈なので、ここは詳しい説明をすべきではないか。 得意分野はともかく、日常会話ではそこまで頭が回らないのだから、 無理はするなだろうか。とはいえ、子丑天冲殺としては、 年上の同性の一定集団に受賞を祝ってもらうより、 子供との会話のほうがプラスになるはずで、大切に観察すべきか。 年干支の「畑巳」は、高原の長老。 度胸はあるが、心は弱く心配性という矛盾あり。 組織や一家の重要な存在を倒してしまうので、危険分子でもある。 月干支の「木戌」は、異性を真綿で絞め殺すような 束縛力の持ち主だが、性からは距離を置いて 仕事世界で異様な力を発揮する。 趣向が異性ではなく同性でも同様であり、あまり近づくと火傷する。 アキラがハルから離れていったのもこれが理由で、 ハルはやはり、まりるなのだろう。 日干支の「草卯」は、気は強いが何処が鈍いところがあり、 真面目だが鈍く、そのくせ異性をバカにする厄介な存在! 理性はあるとは言えず強情。 干支番号構成は、06-11-52で東方と北方の比較的狭い領域。 なので東京でも、長野県に近い地域に棲息する。 後天運は、初旬「5歳草亥」がDNA「貫」の大半会で大事件。 独立独歩の生活に向かう特別条件付10年運天冲殺。 年干支「畑巳」は天剋地冲で、日干支は大半会という 通常人の3〜4倍ほどの成功運型になるも 親にとっては脅威で、早く独り立ちをさせたかったに違いない。 しかも出生時とは違う環境異変さえあれば、 何らかの暴発を呼ぶ10年運天冲殺なので、大嵐。 2旬「15歳陽子」は、DNA「調」の10年運天冲殺で、 少女趣味が極まるもので、偏り上等。 百合も上等で、そういうハミダシは大歓迎。 現在の3旬「25歳灯丑」は、DNA「鳳」の発信力の10年運天冲殺で、 優雅というより緩やかに燃え尽きぬ程度に認知され、 年支「巳」の半会もありデビューになった。 今後は30年間の10年運天冲殺を抜けた4旬「35歳山寅」で、 DNA「司」は大好きなお金も集まる主導DNAで自己確立。 年支「寅」は害で、自信はあっても、前進容易くなし。 少々地味になるのが弱点と悟れば、派手になるだけなってこそ吉。 5旬「45歳畑卯」は、DNA「禄」の放出。 月干「木」の干合で方向性の変化で、仲間を切るのか、 仲間がお金を運んでくるのか、周囲は土性だらけも 自分だけは目立つ見通し良好。 6旬「55歳鉄辰」は、DNA「牽」の干合支害で、 何らかの形で、裏切りに遭ったり、不名誉なことに手をだして、失墜。 7旬「65歳宝巳」は、DNA「車」の多忙で危険。 8旬「75歳海午」は、最晩年でありえないDNA「玉」の水。 まさかの長野県へユータンでは楽しくない。 さて、長谷川は10年運天冲殺3巡目で、デビュー1年目の駆け出しという、 信じられないほどスローライフを送っているが、 これは目上剋しの子丑天冲殺のクセして 疲れたら実家に帰る習性もさることながら、 創作を優先させるといいながら、ちまちまアルバイトで生計をたて、 生存権が脅かされているからではないか。 親を顎でコキ使うなら実家より強奪してもいいだろうが、 本線は多くの作家だって、多くは社会にでて人に使われた経験をしてきた。 それで自分磨きと称して、読書や映画三昧では、ただの趣味人であり、 この宿命を活かしていない下格である。 水性ゼロなら野人並みににもっと貪欲に体験して それらを取材対象として、何かを付加していけばいいだろうが、 どうにも半分優雅なお嬢様気分が抜けずに、ギラギラ感に乏しい! 生きることに必死に知恵を使えばもっと輝くのだろうが、 本を読むことが作家につながるではないし、 そもそも運型だけ観れば、作家で成功するならば、 相当な努力が必要だが、実業の世界で何らかの商いをしたほうが伸びる。 それをしていたら、親の商売など遥かにこえる組織を いまごろ切り盛りしていたはずなのに、 遊んでしまった分だけ、残念な人になっているみたいだね☆ |
■2020年07月05日(日)畑酉 |
池澤春菜が60年に一度の猛毒の中で突如結婚の不思議● |
○「とっとこハム太郎」のロコちゃん役ほか「ケロロ軍曹」 「マリア様がみてる」「ふたりはプリキュア」などに出演した 声優でエッセイストの池澤春菜(75-1215/草未)が、 07月01日(草巳)のDNA「貫」日に、twitterを更新し結婚したことを発表。 「結婚しました!!大切なご報告、お相手は日本人です。 でも幼少期を海外で過ごし、長く海外に住んでいたので、 中身は大変グローバル。いわゆる"一般人の方"です。 とても不思議なご縁で出会いました。 本当はもっと前にお伝えしようと思っていたのですが、 コロナのせいでタイミングがずれてしまいました。 夫氏も予定していた帰国ができなくなり、 先の見えない不安な超超超遠距離生活でした。 ようやくひと段落しそうなので、これを機にお知らせさせていただきます。 あんまりわたし自身は変わりません。今までよりもう少し自由で、 気楽で、こころやすくなったかもしれない。 本も食も旅も芝居も書き物も、変わらずたくさんインプットして、 たくさんアウトプットする日々を送りたいです。 今後ともよろしくお願いいたします。」としたが、 そりゃ、いくら月支「子」VS日支「未」の害持ちとはいえ、 ありえない金性の60年に一度の干合支害年に結婚では、 不思議な縁かもしれないが、そこは明かしていないので想像するしかないが、 「龍」主導で無類の台湾好きで知られているので、 おおかたそのあたりではなかろうかと思うが、 総エネルギー157点と軽いアイドル体質ながら 小説家・詩人、翻訳家の池澤夏樹(45-0707/灯丑)は父。 小説家・詩人の福永武彦(1918-0319/草丑)は祖父。 ギリシャ料理研究家の 池澤ショーエンバウム直美(50-0317/宝亥)は母という ピッカピカの家系のハミダシ運の辰巳天冲殺ながら、 金性ゼロ(DNA車/牽なし)はそもそも配偶者成分皆無で結婚に縁なし。 しかも月支「子」VS日支「未」の害持ちは、 内側世界の汚染なのだから、そりゃ結婚しづらいのだが、 今年(鉄子)は、60年に一度の干合支害年で、 ろくでもない相手に騙されるトンデモ年なのでやむなし。 年干支「草卯」VS日干支「草未」の大半会持ちで、 話は早い人だから、出会いもそうそう昔ではなく 普通に考えれば三合会局のDNA「禄」年だった 昨年(19年/畑亥)の「亥」重なりの11月(草亥)あたりか。 ハミダシ運だからこそ大学を中退して声優を始めたのだが、 父親ばなれできずに共に活動することもあり、 運気低迷の典型のような池澤はDNA「龍」主導で落ち着きなし。 「龍+貫」は、頑固で融通効かず。派手なのは声と表向きだけ。 「龍+鳳」は、それなりに苦悩はあり、穏やかな人生でもない。 「龍+司」は、用心深く、条件を設定したなかでの冒険者。 「草+龍+子月」は、直感力頼り。 「卯」年生まれ「草未」は、狭視で異性理解不能といった具合で、 過去には、あの剛力彩芽(92-0827/草亥)が、 「ビブリア古書堂の事件手帖」の主役に決まったことに触れ、 「イメージが違う」とか「アニメなら自分がヒロインだ」のような 難癖をつけ誤解されたあげく確執が生じ、 条件なし天冲殺と主導DNA年だった13年(雨巳)12月(木子)の妥協屈辱害月の 31日(宝未)の、DNA「車」の危険日に、 オスカーから放りだされたことは、今は昔の話だ。 (黒歴史なのかwikiにすら記載なし) 一応、初旬「7歳畑丑」は害切れで、日干支の天剋地冲という初旬条件ありの 現在は「37歳海辰」のDNA「玉」の10年運天冲殺なので、 ちゃらちゃらと台湾詣ではなく、国内に落ち着くのが王道だが、 相変わらずなので、こういう流れなのだろうが、いつまで続くのやら☆ |
池澤春菜●75-1215 |
草山草灯 未子卯+7 貫司鳳龍貫(龍主導) 木性(84)火性(15)土性(33)金性(00)水性(25)/総合157 辰巳天冲殺/天冲殺(37歳海辰/47歳雨巳)/初旬条件あり(日干支を天剋地冲) 月支VS日支害/害切れ(7歳畑丑/57歳木午)/主導DNA(47歳雨巳) 異性理解不能/木性過多/火性脆弱/金性ゼロ(配偶者成分皆無)/水性脆弱 +7歳畑丑/17歳鉄寅/27歳宝卯/37歳海辰/47歳雨巳/57歳木午/67歳草未/77歳陽申〜 |
池澤夏樹●45-0707 |
灯雨草海 丑未酉※-1 龍車車貫禄(貫主導) 木性(30)火性(48)土性(48)金性(50)水性(38)/総合214 申酉生年冲殺/天冲殺(71歳草亥/81歳木戌/91歳雨酉/101歳海申) 変則方三位干合支害(1歳海午)/主導DNA律音(51歳灯丑) 月干支VS日干支天剋地冲/木性脆弱/金性過多 -1歳海午/11歳宝巳/21歳鉄辰/31歳畑卯/41歳山寅/51歳灯丑/61歳陽子/71歳草亥〜 |
池澤ショーエンバウム直美●50-0317 |
宝畑鉄海 亥卯寅-4 石龍司禄牽(禄冲殺主導) 木性(89)火性(17)土性(26)金性(19)水性(17)/総合168 寅卯生年生月冲殺/天冲殺(4歳山寅/34歳草亥/44歳木戌) 主導DNA(34歳草亥)/害(64歳海申)/三合会局(74歳宝未) 地支半会支合木性一気格/木性過多/火性脆弱/金性脆弱/水性脆弱 -4歳山寅/14歳灯丑/24歳陽子/34歳草亥/44歳木戌/54歳雨酉/64歳海申/74歳宝未〜 |
■2020年07月07日(火)宝亥 |
黒田小暑○まったく、青くないは成長を放棄!? |
○最初に小説を書いたのは、読書感想文が得意だったこともあり、 担任の先生からも「自分でストーリーを書いたらいいんじゃない?」と言われ、 05年(草酉)のDNA「鳳」の半会年で、 目上運の午未天冲殺らしく、祖母の誕生日プレゼントという フレコミで書いた冒険小説「トラックアドベンチャー」で80枚。 高校の頃には小説家になりたいと考え文芸部で活動する一方、 DNA「龍」の守護神年らしく、 第26回全国高等学校文芸コンクール(11-1221/鉄戌)では、 詩部門で優秀賞、俳句部門で優良賞を受賞している 黒田麻優子こと黒田小暑(94-0706/雨巳)が、 昨年(19年/畑亥)のDNA「車」の天剋地冲年の守護神半会日に、 「春がまた来る」で第20回小学館文庫小説賞(19-0524/宝酉)を受賞。 受賞作を改題した『まったく、青くない』が、 01月20日(海戌)のDNA「石」日に上梓されている。 天性の歌声を持つギンマと、彼の才能を信じて集まった、 同じ八王子市内にある大学に通うサミン、ランジ、ハルの4人は、 最寄り駅から程近い木造平屋建て築年数30数年という シェアハウスで共に暮らし始める。 男女4人の関係は、美しい均衡を保っているかに思えたが、 実はそれぞれが人には決して言えない秘密を抱えていた。 音楽にうちこむために、卒業までのサポートをサミンに応援を頼む。 家業ともいえる医者になるはずだったサミン。 サミンの母親は彼を自らの作品だと信じ切っていた。 しかし父親との結婚が推奨できねば、それは脆くも崩される。 女の子とばかり思われ蘭次という名前になり、 PCでギンマをサポートする、DJ兼マネージャーだ。 ギンマのファン第一号を自認するハルには苦学して大学に入ったために 学費を稼ぐ必要のあった過去がある。 差出人不明の白い封筒が、鈍い音を立てて「青春」という写真を歪ませていく。 ときに相手を傷つけ、ときに傷つけられ、四人がそれぞれに選んだ道とは――。 侵されたくなかった自分だけの居場所、ぶつけどころのない孤独、 信じていたものに裏切られる絶望、抗いがたい嫉妬心、 目をそらすことのできない淡い恋心。「甘えていたのだろうか」。 24歳が淡々としかも叫ぶように、生々しさを提示してきたが、 それはこれまで多くの若者が通り過ぎてきた 青い春の解明という普遍的かつ通俗的な断片! いったい昭和の青春ドラマかよというツッコミはさておき 果たしてこれまでにない若さは描き切れただろうか。 気まぐれにしかつくらないシェフのオムライスの味は、まったく青くない! 春はまたくるが、同じ春では決してない。 福岡県糟屋郡出身、筑紫女学園高校卒業し、 東京都八王子市にでて、17年(灯酉)の主導DNA半会年に、 創価大学文学部人間学科を卒業し、大学時代は寮生活をしていたが、 現在は実家に戻り、頻繁に博多まで出かけバスターミナル6F紀伊國屋書店と カフェ・ド・クリエを利用する生活。 当初はシフト勤務のサービス業でフリーターをしていたが、 現在は駄菓子屋の店員として、早期の専業作家を目指しているという黒田は、 DNA「禄」冲殺主導で、満足という言葉が辞書に存在せず、 大言壮語で大ボロ吹きの自己宣伝。 「禄冲+牽」は、妙な対人姿勢の持ち主。 「禄冲+司」は、自制心に欠け、好きなことしかやらず、 他者と他者の間で存在感を誇示する。さすが人間学科である。 「禄冲+調」は、発想はユニークも形にしづらく、 本来は組織に定着して、そのなかで自由に活動すべき。 「禄冲+玉」は、妙な計算をして経済優先をすると、慢心して才気が濁る。 才能は、この「玉」で、ひとつの流れを極める。 妙に伝統的な何かを掘り下げる。 「雨+禄冲+午月」は、異性に裏切られたり、 気持ちを理解してもらえなかったり、結果的に病弱になりかねない。 「戌」年生まれ「雨巳」は、まっすぐな人。 生き方を表す伴星は「車」で、危険大好き。 物事の始めの洩星は「調」で、別れが始まり。 締めにあたる導星は「玉」で、苦手な目下と終わりやすい。 宿命の特長は、仲夏正午頃の岩場にある木陰から 流れだしてくるような小川だが、 金性多く都会の駅前に申し訳程度にこさえられた噴水。 それは総エネルギー259点とそれなりの存在感があるのに、 自身の水性は僅か12点という身弱であるため。 木性も12点しかなく、表現方法もワンパターンは否めず、 若いうちは勢いで若者を描写していけばすむのだろうが、 歳を重ねるうちに通用しなくなる。 それは作者がまさに歌い手であるギンマに託した傾向。 逆に引力本能の火性や稼働力の土性は、それぞれ86点85点もあるので、 守護神金性64点を補佐にした実社会で体験しないと いつまでも若い時代に取り残されてしまい 取り返しのつかないことになりそうだ。 年干支の「木戌」は異性に厳しいかだらしないかで、 人生航路も決まるが、いずれにしろ真綿で締め上げるような 接し方をしてしまうので、それは唯一の女性ハルの性癖にもなっている。 月干支の「鉄午」はいつまでも甘やかされて 家からでないと粗暴になるばかりで、 自分に厳しくしていないと、伸びる要素なし。 そして日干支の「雨巳」は猜疑心の塊で、感性は鋭いが、 活かしきるためには、自己を何らかの形で追い込む必要あり。 干支番号構成は、11-07-30で南方主軸の東方2点の鋭角地域で、 広い範囲で行動できるようなものではない。 後天運は、初旬「10歳畑巳」はDNA「車」で、 男性に対峙しても憶することなく、実際卓球部でも活動していた。 一言で言えば、作家を目指そうと元気な女性。 現在の2旬「20歳山辰」はDNA「牽」の名誉で、 運気が早期に活動しやすい午未天冲殺らしく、 主導DNA年に受賞してデビューも、 年干支「木戌」は天剋地冲されており、 とても専業で活動するような状況にはならず、 異性に溺れて終了になるか、かつがれて政治活動にでも入るか。 今後は3旬「30歳灯卯」が主導DNA「禄」の自己確立も、 忌み神なばかりか日支の条件がなく、悶々とするのみか。 4旬「40歳陽寅」は、年支「戌」に月支「午」のからむ、 忌み神火性過多の三合会局のDNA「司」の害で、 家族や経済を中心とした裏切りなり明確な破綻。 5旬「50歳草丑」は、DNA「鳳」の半会。 月干支「鉄午」との干合支害は方向性の変化もあるが、 不安が先立ち、だだ漏れの懸念。 6旬「60歳木子」は、DNA「調」も条件は、 月干支「鉄午」の天剋地冲のみで、大逆転可能か否か。 7旬「70歳雨亥」は、DNA「貫」の納音で過去との完全決別をすれば、 ターボ運(子丑天冲殺廻り)も始まり、何をしても目立つようになるが、 早熟がここまで持ち堪えてこれるかどうかは心配。 8旬「80歳海戌」のDNA「石」の妥協で限界をしる時か。 さて黒田の予定は、25歳になる昨年(19年/畑亥)までに 芥川賞をとり、50歳までにノーベル賞を受賞することらしいが、 辛うじて小学館文庫小説賞に救われただけ。何故か。 それは、そこまでスタートダッシュを決められなかったわりには、 「なんでおまえらはいっつもいっつもいっつも、 就職か進学の2択なんだよ!!! 私の人生最大の目標は、小説家になること。」などと嘯き、 流れにのりある程度制約があってこそ成功が可能な 生月冲殺なのに、自己発揮して真っ当に労働しなかったこと。 それでバイトや子供嫌いになりやすい午未天冲殺なのに 駄菓子屋の店員では悲しすぎる。 しかも、生月冲殺は家系の犠牲なのに、せっかく上京したのに、 東京なりで就職して世間の荒波に揉まれて、成長することを恐れ、 単に住居費を節約するための実家暮らしでは、才能が伸びるわけもない。 心意気はわかるが、早熟なだけで宿命の偏りも後天運の応援もなし。 実際の話にもこれといった新しい切り口や表現力もなく、 同人誌に毛の生えたレベルで、たまたま。 その気があるならば、今からでも遅くない。 いまいちど東京に戻り、苦労しながら挑戦することだ! かなり遅いけどね☆ |
■2020年07月10日(金)木寅 |
黒田研二○家族パズルが巧妙に読者を欺く |
○児童書系出版社の営業勤務を経て、 00年(鉄辰)にフリーターをする傍ら執筆した 「ウェディング・ドレス」で、第16回メフィスト賞を受賞し、 デビュー後は、コミカライズやノベライズ、サウンドノベルの一部シナリオや、 メインシナリオなどゲーム関連の仕事も手がけて、 ふだんは水泳のインストラクターもしているという 黒田研二(69-0113/山子)の『家 族 パ ズ ル』が、 方三位入格年だった昨年(19年/畑亥)の12月10日(宝巳)の DNA「調」日に上梓されている。 父は亡くなる直前、雨降る病院の庭をなぜ正装で靴を脱ぎ歩いたのか? 靴ひもと照る照る坊主の秘密!(はだしの親父)。 自殺志願の少年の命を救った優しいホームレスは殺人者だった!? そんな訳はない!恐ろしく単純だが配慮ある鮮やかなミステリー! (神様の思惑)。 大金が必要となった青年はオレオレ詐欺の片棒を担ぎ母を騙し、 父の形見である著名画家の絵画を狙うが、 そこにあった真実との愛とは? 母親は何でも知っている!(タトウの伝言)。 25年も男を苦しめた母の一言。しかし記憶を辿ると違和感が! 最後まで読者を騙しきる可能性のある今の作者だから書けた逸品。 (言霊の亡霊)。 リストラ中年が決死の前に出会った迷い犬との新生活は、 奇妙な出来事ばかりの日々だが、復職叶うのか!家族は信用ならぬのか! その気になれば煙草をやめられるし、 家族とも本当の会話ができるようになるはずだ! 鈍感も救いだが感覚が全開になった時に世界は変わる!(我が家の序列)。 五作に連なる家族とは何かというメッセージは、 出来すぎを通りこして芸術に近いほど美しく、 泣けぬわけがない家族にまつわるミステリー。家族だから判らないことばかり。 家族だから本当の姿を知らぬほうがマシ?! 表紙は「我が家の序列」のイメージだが、 狙いすぎて、かえって曖昧になった感もあるが、 読めば判る、ありえなさに完敗だ! 三重県桑名市出身。信州大学経済学部を5年かけて卒業。 留年したのは卒業年度が忌み神天冲殺年であり、 就職後も、長野、奈良と田舎を転々と移るが、 96年(陽子)のありえない守護神年に天冲殺害年に就職した会社を辞して 父が亡くなったこともあり、午未天冲殺らしく生地へ戻り、 フリーターを経て、現在は水泳のインストラクターも兼務する黒田は、 DNA「司」主導で、堅実で地味で存外自己中心。 「司+貫」は、急がない焦らない、ひっそりどっしり。 才能は「貫」で宿命に二つもあり頑固だが不器用ということだろう。 「司+司」は、ある意味純粋なのだが、実際は何を考えているのか不明。 「司+牽」は、感情移入せず冷静に観察。だから実は人間が嫌い。 家族も嫌いで、なのでこんな小説も書けるが結婚はしたくない。 「山+司+丑月」は、子供じみた家族感。否純粋な観察眼で捉える家族。 「申」年生まれ「山子」は、人に助けられることが多い。 生き方を表す伴星は「司」で、家族あっての人生。だから母の介護。 物事の始めの洩星は「司」で、家族の理解のもと始める。 締めにあたる導星は「牽」で、名前だけは残る。 宿命の特長は、深夜午前二時頃の「山」で、麓には湿地帯が拡がり、 植物があるようだが、暗がりで殆ど見えず、稼働するにも光りがない有様で、 萎れてしまい、なかなか役割を見いだせぬ状態。 総エネルギー187点で自身の土性は52点でまずまずだが、 水性は75点もあるばかりか、年支「申」VS日支「子」の半会に、 月支「丑」VS日支「子」の支合で、水性氾濫のごとく、 おびただしい濁流に位置しており、 金性45点の助けを借りて何とか崩れぬ寸前を維持している。 火性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人は、その気になれば何でもできるが、 目上運命の午未天冲殺としては、逆に呪縛となり、 父親を早くに亡くし、母親の介護にあけくれ、 自分には家族と呼べるものがないからこそ、 日頃から取材を重ねたり、無限大の想像力を使用しているため 消耗は相当激しいようにみえるのに、 絵になるとはいえ忌み神の水泳指導員は命を縮めるので危うい。 年干支「山申」VS日干支「山子」の大半会は、 両天秤可能なので、本来夢始まりの本業は辞めても、 今一度故郷で仕事について欲しかったが、ありえない方向の母親の手前もあり、格好をつけたかったのだろうし、また、それが出来てしまったのが幸か不幸。 世界の拡がりにはブレーキをかけてしまったのだろうが、 「山」が経年と共に動きづらくなるので、それはそれで正解かもしれぬ。 年干支の「山申」は、難攻不落の砦で前線基地。 助太刀が現れるまでは、持ち堪えようとするが、開城寸前だ。 月干支の「草丑」は、真面目で冒険はしたくない。 そして日干支の「山子」は、それこそ無限大の話を集めてきては、 それとわからぬように加工して出荷する。 山肌に虚飾をしても、判るまいという発想。 干支番号構成は、45-02-25で北方東方南方と広いので、 サラリーマン時代はあちこち動かされたのだろう。 後天運は、初旬「7歳陽寅」は、ありえない火性のDNA「龍」の 庶民的な創造力や情報収集力で、小学校入学時あたりから、 なんとか気合いが入る。 また、日支「子」月支「丑」につらなる「寅」は変則方三位だし、 年干支「山申」に対して「陽寅」は、 初旬のみ「山」と「陽」は同格扱いになり、後転的成功運型を自然界から授与。 これは野人でも、作家として活動できる素地になっていった。 2旬「17歳灯卯」は、DNA「玉」で同じくありえない火性も、 日支「子」の刑で、ありがた迷惑的な衝突はあっても、 守護神の範囲内で、ここから作家を志したことになる。 DNA「玉」の後押しである。 3旬「27歳山辰」は、DNA「貫」。年干支「山申」に日干支「山子」に連なる 大半会三合会局で大事件で大きく「山」が動くようにしてデビュー。 4旬「37歳畑巳」は、DNA「石」のそれなりも、 「巳」内「陽」の応援もありしのぐ。 現在の5旬「47歳鉄午」は、DNA「鳳」。月干「草」が「宝」になり偏り。 あるいは芸術性という小技を駆使した作風や生き方の変化。 不安な気持ちが、より強い家族の絆を書かせる動機になる。 今後は6旬「57歳宝未」は、DNA「調」の害。 そのものズバリ体調不良だが、若い女性にまんまと騙される懸念。 アイドルオタクをやっているヒマはない! 「未」内に「灯」があるだけ、かえって厄介。 7旬「67歳海申」は、DNA「禄」の忌み神感謝と奉仕の半会だが、 塩水で潰されかねず、持ち堪えるか辛抱。 8旬「77歳雨酉」は、DNA「司」の主導DNAで自己確立だが、 気力がもつか否かは、どれだけ理性的になり、 誰かなり地域なりに役立つ自覚をもつかにかかわっている。 さて作者は犬飼いである。昨今は、さも動物の心の中を読んだような描写や はては喋り出すのが普通になっているが、収録されている「家族の序列」に 登場するボンドにはそれはないが立派に渋い助演男優賞者。 動物が人間の言葉を話さずとも、あるいはなりかわって作者が代弁せずとも、 その存在感は際立っており、大変新鮮な感じ!本物とはこうであろうな☆ |
■2020年07月14日(火)山午 |
小佐野彈○車軸はここではない世界 |
○97年(灯丑)のDNA「龍」年から短歌をはじめながら 友人に勧められ、干合年だった14年(木午)に短歌誌「かばん」入会。 17年(灯酉)「無垢な日本で」で第60回短歌研究新人賞(17-0720/山申)受賞。 18年(山戌)に第一歌集「メタリック」を刊行し、 第12回池田晶子記念わたくし、つまりNobody賞(19-0129/陽寅)、 19年(畑亥)には、第63回現代歌人協会賞(19-0418/草酉)を受賞している 小佐野彈(83-0521/畑酉)が、 「すばる2019年2月号」に収録されたものを加筆訂正した『車軸』を、 昨年の06月10日(山寅)に上梓しているので紹介する。 気鋭の歌人の初小説は、登場人物がみな資産家。 経済的な自由を手にしながら、 それぞれコンプレックスと生きづらさを抱えている。 地方の裕福な家に生まれながら、大学生の真奈美は 岩手の県議会議員を父の家系を偽物と嫌悪する。 大学三年の夏、友人アイリーンの紹介で、 資産家でゲイの潤と新宿歌舞伎町で出会う。 潤は海外にホテルチェーンを展開する戦後成り金の家に育つ。 真奈美と潤は新宿に通い、ホストの聖也に愛とお金を注ぎ込む。 真奈美と潤は急速に親しくなっていき、 二人の間には、一見すると恵まれた境遇への強烈なコンプレックスと、 自分は偽物であって決して本物の存在にはなりえないという諦念があった。 ある時、潤に誘われワーグナーのオペラ「タンホイザー」を鑑賞した真奈美は、 主人公の騎士タンホイザーを甘美な堕落へと導くヴェーヌスの姿に、 血が沸き立つような感動を覚える。 「不可逆的な、本物の堕落へ至ること」 それこそが、自身の求めているものだと確信した真奈美は、 潤にその想いを告げると、叶えられたのだ。 これは、暴力的なまでに切ない、ある愛の物語。 堕落してゆく真奈美は神々しくもある。 「僕はバックグラウンドが潤と重なるが、 気持ちや憧れは真奈美に投影している」。 真奈美にはモデルになる人物がいるという。いやいや潤だって作者でしょう。 大学時代のゲイバーでのバイトや 起業した後もいろんな人と会ってきたという小佐野。 国際興業グループ創業者の故・小佐野賢治(17-0215/山子)は大伯父。 大学院進学後に台湾で起業し、現在は台湾と東京を行き来する。 そんな浮世離れした世界が僅かながらあるのか、 「あんた、時々日本人形みたいに見えるんだよね」 「これこそが本物なのだ」どこか!? 庶民とは全く懸け離れたというより、 バブル時代の遺産みたいな世界に共感はできるのか。 東京都世田谷区生まれで、07年(灯亥)に慶應義塾大学経済学部を卒業。 大学院進学後に台湾にて抹茶カフェチェーン「MOD'S & Kaw Ping」を起業。 これが現在は台湾を拠点に各国で日本茶カフェチェーン 「TSUJIRI辻利茶舗」を経営に至り、現在は台湾台北市在住の小佐野は、 DNA「玉」主導で、どこまで行っても一族の影響あり。 基本は決して忘れないため、しばしば帰国。 一言で言えば、様々な呪縛から解放されることはない。 才能も「玉」なので、短歌にのめり込んだが、 ならば台湾ではなく、国内で勝負すべきではないか。 「玉+司」は、出自を活かした経済力。 短歌は趣味の領域で、主戦場は商いが好ましい。 「玉+鳳」は、自分の行いは別にして他者を冷静に観察。 「玉+禄」は、計算はするが一族のバックボーンを意識する。 「玉+龍」は、ストレートに気持ちを表現できないので、 短歌や小説世界に逃避するが、誤解されやすい人物でもある。 「畑+玉+巳月」は、何を考えているのかつかみどころなし。 「亥」年生まれ「畑酉」は、わがままで甘ったれた部分あり。 生き方を表す伴星は「石」で、人脈ありきの人生。 物事の始めの洩星は「鳳」で、無計画とは言わぬが思いつきで始める。 締めにあたる導星は「司」で、自分で終了。飽きたり疲れたり。 宿命の特長は、仲夏午前十時頃の大火を消火している街並み。 戦場みたいなところのはずなのに、 住民は妙に落ち着いているというような風景。 総エネルギー175点しかない、まるでアイドル芸能人のようだが、 年干支「雨亥」VS月干支「灯巳」の天剋地冲があるので、 表向きはたいそうなに存在に見せるが、 日干支の「畑酉」じたいが先祖の恩恵なくして生きられず、 そして、先祖の遺産を食い潰していく習性ということは、 自分を先祖とは異なる土俵に、表面上洗練された状態でいたいという現れ。 「畑」は干合変化しないので、良くも悪くも小佐野家からの影響下にあるので、 まさにそこにあるのは「退廃」であり、成長していくのではなく、 下手をすればゴミ捨て場のような存在。 木性が弱いうえに、年支「亥」内にあり、 月支「巳」に存分に破壊されているので、ゲイを自覚したのかもしれぬが、 同じ生年月日を与えられようとそうとは限らない。 実際、同じ生年月日で、元広島東洋カープで、 現在は読売巨人軍で背番号17を背負う大竹寛投手は、 NHK静岡放送局の元契約キャスターと結婚し、 一児の父親であるので、後転的な生き方が、 小佐野の退廃を支えているのは変わりないことである。 年干支の「雨亥」は、前に前にでると足を引っ張られ、 自分の得意分野に相手をひきこめば調子は良いが、 本質は裏方であり、頑固だが小心者でもある。 月干支の「灯巳」は、先祖の運気があがりきったあとや、 落ちていく時に誕生する没落加速の旗手。 広いところは苦手だし、あれもこれも手をだせば失敗しかねない。 そして、日干支の「畑酉」は、 華々しい活躍をしているように見せるが、 原則は遊興者であり、表面を美しく見せたいだけの人。 内容があるのでなく、後転的努力がなければ、穀潰しとなったり、 先祖の顔に泥を塗りかねないが、 内容がそこまで深くないので、商売以外に短歌や小説や、 歌舞伎町のホストを束ねたりして武装する。 干支番号構成は60-54-46で、北方の狭い地域での活動。 後天運は、初旬「5歳陽辰」で、主導DNA「玉」の支合。 ターボ運(子丑天冲殺廻り)付で、何をしても目立ってしまう。 周囲に年上の女性が多かったために、自身も女性と同化する気持ちに、 やや短絡的ながら、武器として興味をもったと思われる。 2旬「15歳草卯」は、DNA「車」の10年運天冲殺と天剋地冲。 いわゆる逆転の人生になり、危険なことをしたり、 他人が経験しないようなことをするが、これまでの人生がガラリと変わっても、 そこに謙虚な気持ちがあれば良いが、 自分の能力だけだと勘違いすると痛い目に遭いかねない。 3旬「25歳木寅」は、DNA「牽」の10年運天冲殺で、 前旬に比べると、無茶をせず形にすることを考えるが、 成功もしようが、そこに感謝と奉仕があるかが重要で、 栄誉も手に入れるだろうが、それが虚の世界であることを 理解しているならば、無茶はしないはず。 現在の4旬「35歳雨丑」は、DNA「禄」の三合会局。 そのものズバリの感謝だが、投資ばかりに目がいくと破綻する。 とはいえ、夏生まれには水の援軍は、 どこからともなく、お金も廻っているだろうから、 心の滋養とばかりに、短歌ばかりか小説までに手をだすが、 さすがに自己顕示欲いっぱいで余興の騒ぎの時代か。 今後は5旬「45歳海子」は、DNA「司」の強欲。 月干「灯」の干合で「草」のDNA「龍」が強くなり、 方向転換が考えられるが周囲には理解不能。 危険なのか多忙なのか駆けずり回る。 6旬「55歳宝亥」は、DNA「鳳」で勢いも失せて立場の変更。 前進しようとすれば衝突もあり、力も抜ける。 7旬「65歳鉄戌」は、DNA「調」の害で、汚染。 若い人に裏切られたり、衝突すれば思い通りにならず破綻。 8旬「75歳畑酉」は、律音で気だけは強くなるが、 何もかも失っているか、辛うじて原型をとどめているかといった具合。 さて、この作品の発刊時には、 次作は小佐野版「伊勢物語」に取りかかるとかだったが、 でてきたのは信奉する俵万智(62-1231/雨卯)らとこさえた 「ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ」。 セクシュアリティーとか社会的階層とか カテゴリーというもの自体がくだらない。 「自由に書いていきます」だが、それがこれか。 ならば、本人しか知らない小佐野家の物語にとりかかったほうが良いと思うが、 果たしてそれだけの余力がこの人にあるのか。 「玉」主導が海外に行っていつまでも上手くいくわけもない。 若い頃の勢いは失せ、未来の見えない退廃だけでは、魅力にはならない☆ |
■2020年07月15日(水)畑未 |
荻上直子○川っぺりムコリッタという人生は流れる |
○94年(木戌)のDNA「石」年に渡米。 大学院映画学科で映画製作を学び、干合年だった00年(鉄辰)に帰国。 天剋地冲年だった01年(宝巳)に、自主製作映画「星ノくん・夢ノくん」が 01年度ぴあフィルムフェスティバルで音楽賞受賞。 DNA「龍」の半会年に、長編劇場デビュー作「バーバー吉野」を発表。 第54回ベルリン国際映画祭・児童映画部門特別賞を受賞。 05年(草酉)の天冲殺年には、愛媛県松山市で実際に毎年開催されている 俳句甲子園に出場する高校生達を描いた「恋は五・七・五!」を発表。 06年(陽戌)の主導DNA「調」年には、フィンランドのヘルシンキオールロケで、 「かもめ食堂」を発表し大ヒット。 07年(灯亥)の干合木性天干一気年には、「めがね」が興行的に成功し、 第58回ベルリン国際映画祭・パノラマ部門出品、 日本映画初のマンフレート・ザルツゲーバー賞を受賞。 また、第27回藤本賞の特別賞、及び第34回山路ふみ子文化賞を受賞。 10年(鉄寅)の干合年には第1小説集となる「モリオ」を発表。 11年(宝卯)のDNA「車」の半会年には 「トイレット」で芸術選奨新人賞映画部門を受賞。 12年(海辰)のDNA「玉」年には、 文化庁新進芸術家派遣制度によりニューヨークに留学。 同年「レンタネコ」で第62回ベルリン国際映画祭・パノラマ部門出品、 ストックホルム国際映画祭・コンペティション部門ノミネート。 17年(灯酉)の干合木性天干一気年には、 「彼らが本気で編むときは、」を発表。 第67回ベルリン国際映画祭・パノラマ部門正式出品、 ジェネレーション部門特別上映、 日本映画初のテディ審査員特別賞を受賞している 荻上直子(72-0215/草亥※)が、昨年(19年/畑亥)のDNA「禄」年の 06月25日(雨巳)のDNA「龍」の対冲日に 『川っぺりムコリッタ』を上梓しているので解説する。 「なんで生まれてきちゃったんだろうって、ずっと思っていました」 高校生の時に2万円だけ渡され母親に捨てられた山田は 知り合いの家や建設現場を転々とし、食べるために前科者になった。 詐欺で入った刑務所で30歳を迎えた山田。 出所後に海の近くの塩辛工場で働き始めた彼は、川べりに住みたいと願い、 ムコリッタという妙な名前のアパートを紹介される。 そこには図々しい隣人の島田、墓石を売り歩く溝口親子、 シングルマザーの大家の南など、訳ありな人々が暮らしていた。 そんな山田に、役所から一本の電話がかかってきた。 幼い頃に別れたきり一度も会っていない父親が孤独死したので、 遺骨を引き取ってほしいという――。 ずっと一人きりだった青年は、川沿いの古いアパートで、 へんてこな仲間たちに出会う。 友達でも家族でもない、でも、孤独ではない。 ひとりが当たり前になった時代に、静かに寄り添って生き抜く人々の物語。 この作家らしく映画の情景が目に浮かぶ静かな逸品である。 千葉大学工学部画像工学科を卒業後に渡米し 南カリフォルニア大学大学院映画学科を卒業した荻上は、 DNA「調」主導で、異端な世界に身を置きながら丁寧に描く。 才能は「調」で繊細だが計算の余地が入らない 精巧で緻密でギザギザしたような味わいある尖り。 「調+龍」は、容易く満足しないので海外へも目を向ける。 「調+石」は、自尊心強いものの結果はあとからついてくると思う。 「調+玉」は、芸術にのめり込むプロだが、 ごく普通の日常生活には馴染めず、人任せが正解か。 「草+調+寅月」は、宗教世界にも通じる芸術世界で、 目的を明確に持ち徹底して創造してゆく。 「寅」×2もあり、簡単には挫折しない根っこあり。 生き方を表す伴星は「鳳」で、卓越した芸術的表現力に浸る人生。 物事の始めの洩星は「石」で、最初は仲間を募る。 締めにあたる導星は「調」で、自分だけの崇高な世界を極める。 宿命の特長は、初春午前四時頃の海沿いの昆布など海藻類で、 そのままでは口に入れられないが、天日に干したり、 様々な加工を経て、人々の役に立つ存在。 総エネルギー209点はごく普通も、自身の木性は72点の身強ばかりか、 年支と月支の「寅」が日支「亥」と支合すると、 木性が強化されるので、見た目以上の強靱さを持つ。 表出するのは草であり藻であり、花であったりしても、 その根っこは相当頑丈で地熱にも支えられており、したたかな構造だ。 火性13点土性13点と流浪しやすいのは水性111点でもあり、 どこへでも流れていけるし、本作の主人公にしても、川っぷち住んでいる。 金性ゼロ(DNA車/牽なし)は組織に縁なし属したくはない。 束縛されることを嫌い、配偶者成分も皆無。 結婚しなければ破格の上昇も約束される。 年干支の「海子」は怒らせると怖いが、 平時は小悪魔的な魅惑で周囲を困惑させる。 月干支の「海寅」は表面は穏やかも内面には闘争心と自意識の塊。 芸術的センスは何でも自分が一番と自負。 そして、日干支の「草亥」は寄生が得意の感性鋭い度胸の良さだが、 異性から養分を吸い上げたりそのお返しに毒のようなものを与えるが、 力が弱いと自家中毒にもなり、従属させるのは稀で共倒れになりかねないので、 相手が外国人でない限り、男女の関わりを持たぬのが好ましい。 干支番号構成は、49-39-12で北方西方東方を結ぶそれなりに完成された デルタ地帯で、風景を都合良く切り取るのが得意だろう。 後天運は初旬「3歳宝丑」は、DNA「車」のSPEED感をあたえられ、 ありえない稼働力なので、男性的な重厚な動きを与えられる。 また、日支「亥」と年支「子」と月支「寅」の間を埋める 冬の方三位から春への伸びが期待できる環境が用意された。 2旬「13歳鉄子」は、DNA「牽」の役目役割。 ありえない金性の干合名誉10年運で、早くから頭角をあらわし、 異性を利用しながら、そこに苦しみを見いだしながら、 能力を磨いていく30年間の変剋律の始まり。 3旬「23歳畑亥」は、DNA「禄」の刑で、資金調達の苦労あたりに悩みありか。 4旬「33歳山戌」は、DNA「司」の堅実性の苦悩。 日支「亥」に年支「子」に連なる変則方三位で、 形にはなるが完璧とはいいがたい。 現在の5旬「43歳灯酉」は、突如やってきたDNA「鳳」の 10年運天冲殺で豊かな表現力。年干と月干の「海」が干合され「木」になれば、 日干「草」をいれて干合木性天干一気になり、 地支ももともと木性一気格なので全木性格となり、 まるで大きな森のような存在になるが、活かせるか否かは守護神の使いようと 「草亥」の異様性を損なっていないことが条件。 方向性の変化と共にやたら目立てば成功であるし、 感謝と奉仕を怠らねば、より強いものになる。 今後は6旬「53歳陽申」は、DNA「調」の守護神10年運天冲殺に害。 商業的な成功へ行けば、ありがた迷惑。 流れに乗れず尖れば、反逆児といった按配だが、 前旬と違い火性の恩恵は如何なく受ける利点はある。 これまでのお返しとして商業作品への進出で、 世間へのお返しをするならば、伸びも良い。とはいえ頑張りすぎは身体に障る。 7旬「63歳草未」のDNA「貫」の大半会は、年支「子」の害もあり、 なかなか前進は叶わぬかもしれぬが、相応の評価。 8旬「73歳木午」は、DNA「石」の妥協というよりは加齢もあり、 さすがに、それなりであろうか。 30歳の誕生日を迎えた主人公は、 60歳で死ぬにしてもまだ半分も人生があるというが、 今どき生き方が悪かったり、事件や事故など 予期せぬ疾病でもなければ60では終わらぬだろう。 それは作家の目論見か、文章は映画の世界の人間であり、映像が目に浮かび、 カット割りもそれなりで場面展開が良い。 思わせぶりでも不快さを感じさせない秀逸さ。 最初は社長の自宅の風呂だけ借りて、工場の倉庫に寝泊まりさせられるも、 真面目さが評価され昭和の匂いを漂わせ 掃除が行き届いて汚らしさなく住まいを提供される。 丁寧に愛着をもっていろんな人が住んだけど、 ここで死んだ人はいない。それが川っぷちにある101号室。 夫を奇妙な病で亡くした大家さんの南さんを始め、 黒いスーツで高級墓石売りをしている妙な親子。 何をしているか皆目不明の充実した一人暮らしの隣人の島田など、 一癖も二癖もある登場人物は目に浮かぶが、 家賃を期日までに納めると、キャラメルをもらえるというのも、微笑ましい。 どんだけ家賃をまともに払わない連中がいるかだ。 ある日主人公は、ろくにしりもしない父親の骨壺を引き取ることになる。 未来はなくはなかったのに、急な心不全による突然死だったという。 ベランダで植物も育てていたし、 上半身裸で飲みかけの牛乳は風呂上がりを思わせた。 山田も腰に手をあてて牛乳を飲む癖があったのを思いだす。 主人公は父親が27歳の時に生まれ、父親は58歳で亡くなった。 父親は命の電話にかけていたようだが、 担当の人の声あたたかく希望はあったはずだと思われる。 夕暮れの部屋に引取をした骨壺。 部屋の中を夕日がほんのりと赤く照らす刹那をいう「ムコリッタ」。 そんな時間の流れのなかで終わっていく死。誰かが生まれて誰かが死んでいく。 川辺で白い骨粉はてのひらからこぼれ、空に舞い上がった。 葬送の列に降り注ぐ紫色ぼい光はキラキラ輝く、 太陽が時間がくれば沈んでいくものだと荻上は描く☆ |
■2020年07月16日(木)鉄申 |
戌島百花○龍のいとし子の露わな夢の跡 |
○方三位年で宿命に躍動感がでた10年(鉄寅)より「小説家になろう」で、 活動開始して人気だった作品「払暁」に書き下ろしを加えて書籍化した ありえない火性の17年(灯酉)の条件なし天冲殺に、 「払暁‐男装魔術師と金の騎士」でデビュー。 18年(山戌)には「払暁 男装魔術師と竜の同胞」を刊行し、 19年(畑亥)の大半会年には、上下巻でコミカライズもされた 戌島百花(89-0119/畑卯)の『龍のいとし子』が、 昨年(19年/畑亥)の08月15日(木申)の干合天冲殺日に上梓されている。 美しき人外と少女の、禁忌の恋の物語――。 平凡な大学生の宮松柚葉の前に、突然、清冽な美貌の男子高校生の周が現れる。 「貴女を、守りに来ました」。そう言って異形に襲われた柚葉を助ける。 拝み屋をしていた柚葉の父が亡くなり、 彼に恨みを持つ妖怪たちが襲ってきたと言う周。 唯一の対抗策は妖怪が見える柚葉の「目」を封じること。 封じる力を持つ人を訪ねて、柚葉と周の危険な旅が始まった。 美しき人外と少女の、禁忌の恋の物語が幕を開ける―。 僅かな近親者しか来なかった父の葬儀。 不気味な人形、お札、お守り、見慣れない祭壇に鏡や水晶に、 げんなりとした気分になるが、二年前の母の葬儀の頃と比べると 少し幸せそうな顔をしている遺影に安堵する。 幼い時から離れて暮らしていた父。父母の関係はわからない。 お互い嫌いあって離れて暮らしているのではなさそうだったが、 父はろくに連絡してこなかった。享年55歳。柚葉は大学生。 父が昔作ってくれた巾着に入った木札が縦にぱっくりと割れた! そして、突然学生服を着た男子高校生の出現!なんて綺麗な子だろう! はっと息を呑む。人目を惹くような端正な顔立ちで、浮世離れしていた! 利発そうな顔をしていて青年というには幼い!真っ黒な黒髪は健康的で、 弓道部や剣道部が似合いそうな真面目な容貌! 「初めまして、柚葉さん。僕は功さんの弟子の織本周といいます」 若すぎる弟子の登場は父の胡散臭さを増幅させた! 「貴方を守りにきました」。 それと同時に、妙なガイコツ女に襲撃されたり、 周君と話していると周囲から怪訝な顔をされる! 「誰と話しているんだ?」冷水に放り込まれたように体温が一気に下がった! 周君は妖怪?「私、この人に恋をしていた!?」 妄想と現実が交錯する、どこだかわからない世界へ。 誤って入りこみたければ、入れば良い!それだけの話だ! 東京都練馬区出身の勤め人で、11年(宝卯)に大卒後は、 しばらく猫飼いの実家から仕事へ行っていたが、 18年(山戌)に家から出た模様も、一切私的面が見えない戌島は、 DNA「貫」主導で、何かに凝り固まり不器用極まりない人。 「貫+石」は、一見人当たり良く、仕事中は適当に廻りに合わせる。 「貫+車」は、私的面はガサツで危険。 才能は「車」になるので、SPEED感あり、飛ばすだけ飛ばして、 結論ありきだが、派手にずれていくので、展開が読めないと思えば楽しい。 生き方を表す伴星は「貫」で、波が少ないマイペースな人生。 物事の始めの洩星は、あえて言えば「石」で、周囲の影響。 オタク仲間の姉の刺激。 締めにあたる導星は、あえて言えば「車」で、知らない内に終わる。 宿命の特長は、晩冬深夜二時頃の山中の盆地。 野菜や花を育てる役割だが、真夜中では何も出来ないばかりか、 総エネルギー229点とそれなりで、 その大切な木性の存在も87点と強力なのだが、 成長を促進したり、死に絶えることのないように 植物を守る火性(DNA龍/玉なし)の存在がないので、 発芽させられず、種子のままか、まるで造花のような味気なさ。 勉強嫌いで卒論も人任せにしたいくらいなのは、 創造力・習得力になる、この火性の存在がないためで、 社会に出て稼ぎを溜め込んだところで家をでる。 親がいるから子が産まれたわけだが、 生じられる火性の存在皆無は親とはそこまで親しくなれず、 これに追い打つように、年支「辰」VS日支「卯」の害持ちは、 表裏ありになり、仕事で社会性を発揮するようになれば融合出来ず。 先に紹介した才能の「車」に、この表裏ありが売りになるが、 創造力が欠如しているためか、努力をしたくないのか、 無限大に創造力を発揮すれば、とんでもない闘争が展開する、 怪しい作品も世に出せるが、欲がないのか、仕事にドップリ浸かっているのか、 そこまでに至っていないが、これからに期待か。 年干支の「山辰」は、制約少なくなく前進困難も、 じわじわと結果的に成果を手にできるが、 自由奔放すぎたり、雑になって手を抜くと、何もなし。 月干支の「草丑」は、ひたすら地道で真面目一筋。 表裏を抜きにすれば、仕事ができる人と思われがち。 そして日干支の「畑卯」は、挑戦者で先兵で、 真夜中の警護兵であり、危うい環境を与えられれば見事な働きをする。 干支番号構成は、05-02-16で東方2点に南方へハミダシ。 存外狭い範囲なので、引越してもさほど遠くに非ず。 後天運は、初旬「5歳木子」が、DNA「牽」の栄誉。 このあたりが見目麗しい異性に心奪われるところ。なんでも、格好が全て。 「車」×2の男前な性癖に、形重視まで加わって男好きで仕事好き。 日干「畑」と干合すれば「山子」になり、 これが年干支「山辰」を大半会するので、 その気になれば、後転成功運型を与えられるが、その気になるか否か。 男を追っかけているだけでは、なかなか格好もつかず。 2旬「15歳雨亥」は、DNA「禄」の目立ちたがり屋意識強化。 ここから何をしても目立つターボ運(子丑天冲殺廻り)も始まるので、 冬生まれなわりには、騒々しい人。オタクへの投資に終始か。 現在の3旬「25歳海戌」は、DNA「司」の宿命害切れ。 年干支「山辰」は天剋地冲で、とんでもない仕事。 日干支「畑卯」の支合は、その結果金銭物資を得て晴れて独立。 今後は4旬「35歳宝酉」は、DNA「鳳」の突如発信力に 磨きがかかる10年運天冲殺で、その気になれば、 害も切れて仕事運の「辰」が支合で、 私的面の「卯」が「酉」で派手にぶった切られているので、 やってやれないことはないが、 それを本業で活かすのか、表は相応で裏の創作活動で成功か。 5旬「45歳鉄申」は、害切れこそなくなるが、 年支「辰」の半会があるDNA「調」の極端な10年運天冲殺。 月干「草」を干合し、進み行く方向の変化もあり、 格好気にせず次元をあげて働くか、趣味趣向を変えて、 私的面の創作活動を充実させるか否か。 6旬「55歳畑未」は、主導DNA「貫」の大半会で自己確立。 そして大きな成果を手にする面白い時期。 月干支「草丑」の天剋地冲で、腹をくくって大化けか。 7旬「65歳山午」は、DNA「石」の屈辱か妥協か。もう結構のそれなりか。 8旬「78歳灯巳」は、ありえない火性のDNA「龍」で、 新たなまるで花火のような旅立ち。 龍の守護を受けている人の娘って、そのDNA「龍」がないからこそ、 親縁なし勉強嫌いの野人だが、それが戌島の面白さの真骨頂。 その気になれば何でもありなので、山奥に住んでいる紫竹篤子さんという 妖怪が見えないようにしてもらう山神様という 大きなイノシシと人間の女の間にできた女で、 周君もみえないような存在に救われる。龍は周君? 心に満ちる解放感! 何より大切なものが腕の中にあるという恍惚に、瞼を閉じる! 龍は永遠にも感じる幸福を確かに手にいれた。つまり熱きものを手に入れる。 「小さい頃から妖怪が好きで、二股尻尾の猫や 三本足のカラスがいないかと目を凝らしていたが、 彼らの世界と重なればいいなと願いと高揚感を持っていた。」と、 妖怪に少しでも近づけるように努力した結果が、 ありえない火性の夢の中だったデビュー時。 コミカライズにも満足して、まさか終わりではもったいない。 この際、ずっと夢の中にいるつもりで、 浸っていくのも悪くないが、まさか諦めるには早いだろう☆ |
■2020年07月17日(金)宝酉 |
清田隆之○よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門の偽善 |
○01年(宝巳)のDNA「龍」の金性過多年より1.200人以上の失敗談を収集し、 それを適度に加工し、コラムやラジオで紹介するという 情報収集したものを面白可笑しく商売にしている 桃山商事という集団を午未天冲殺にもかかわらず率いて 稼ぎに稼いでいる清田隆之(80-0520/雨巳)の 『よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門』が、 昨年(19年/畑亥)のDNA「車」の天剋地冲年の 07月15日(雨丑)の大半会日に刊行されている。 同作は16年(陽申)の主導DNA年のありえない天冲殺月07月(木午)から 19年の06月(鉄午)までウエブメディア「wezzy」で連載された 「先生、男らしさって本当に必要ですか?」を 加筆訂正したものが中心になっているが、あえていれば表紙を眺めれば 中身が判ってしまう代物で、さすがに何でも集める性癖は、 編集者と共有するものなのかと思う(笑)。 「20代の頃、一緒に仕事をする同年代の女性編集者の愚痴や悩みを 語りあううちに恋愛的な勘違いをして彼女を傷つけてしまった。 彼女は私に信頼を寄せてくれ、頻繁に食事をするような仲になりました。 彼女には恋人がいましたが『彼氏より俺のほうが仲良しなのでは!』と のぼせあがり、お酒の勢いを借りて『つきあってください』と告白して 「私はそういうふうにみていないし、 つきあうことは出来ないと言われたりした」ことが原体験のひとつ。 女は「わかる! 」、男は「マジで?」 「すれ違い」の背景がわかる、衝撃のレポート 恋バナ収集というちょっと変わった活動を行うユニット 「桃山商事」の代表を務める著者が、 これまで1200人以上の女性たちの失恋話や 恋愛相談に耳を傾けるなかで気づいた、 失望される男性に共通する傾向や問題点とは? 女性たちの生の声を聞いてみると、 男女でこんなにも違う景色が見えているのか、 ということが浮かび上がってくる。 ジェンダー観のアップデートが求められる現代を生きる、 すべての人たちに贈る、より良い関係を築くための「心の身だしなみ」読本。 それが本書の売りであるような流れだが、 ◎食べたいものを聞いても「なんでもいい」という彼氏 ◎タオルやTシャツの置き場所を覚えない夫 ◎「ありがとう」と「ごめんなさい」を言わない上司 ◎備品を元に戻さない職場の男性たち ◎3年で起業すると言ってずっと会社にいる男友達 ◎体調が悪くなっても病院に行きたがらない父親 etc... これらの断片はある意味事実かもしれないが、 それにあてはめて、あるいは反省して、 改めて画一化することに何の喜びがあるのだろうか。 人間の営みはもっと深いところにある! 現象だけをどうにかしても何も始まらない! なぜか!そのために清田という人間の本質を暴いてみよう。 東京都の西部地域出身と思われ、 早稲田実業高校がまだ男子校時代だった頃の卒業者で、 早稲田大学第一文学部を卒業し、 以前は東京都新宿区中落合にシェアハウスをしていたようだが、 現在は東京都高田馬場近辺に居住しているが、 結婚相手は同僚の妹の紹介で、明かに年下。 年上命の午未天冲殺であるはずなのに、すでにそこで躓いている清田は、 DNA「司」主導で、大学時代から常に誰かとルームシェアしており 一人では寂しくて生きてはいけない。ようは吝嗇家! 共有するとはいいながら、強欲で何でも自分のものにしたいで 自己の欲望に純粋と言えば純粋も、周囲には厄介な種ともいえなくない。 恩恵にあずかれば別だが・・・。 才能の「司」も、真面目といえば真面目だが、 他人のものは自分のもの。自分のものは自分のものになりやすく、 ようは、ケチと言えばわかりやすい商売人。 「司+玉」は、表面的にはオバサンくさく計算して油断させる。 「司+司」は、他人の話は良く聞くが、何を考えているかはわからず。 そこをあらわにしないところがミソ。 「司+龍」は、用心深い出処進退で、問題が起きても大事にいたらぬように、 小さなテリトリーのみで活動する。 「雨+司+巳月」は、中身は激しいが、男だか女だか不明な、 赤子時代のようなユニセックスが売り。 「申」年生まれ「雨巳」は、内外シーソー。仕事良ければ私生活に翳り。 金が儲かれば、仲間や家庭で揉め事。 結婚しているようだが、仕事が順調ならば、 配偶者や子供などの間で衝突が多発し、ようは結婚が似合わない。 異性関係にかまけると、仕事は左前。 これは(早生運の午未天冲殺でもあり)加齢により傾向が顕著になる。 そんな人が収集した話に耳を傾けても、得るところがあるかは疑問。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動で多忙で危険。 物事の始めの洩星は、敢えて言えば「玉」で、仲間の助け。 締めにあたる導星は、敢えて言えば「司」で、自己都合か。 宿命の特長は、初夏午前十時頃のむきだしの岩場や 特別な鉱石などの鈍い輝きから湧きでる、いわば水源地。 総エネルギー281点はそれなりの滝かと思えば、 金性132点と情報収集して垂れ流しているわりには、 自身の水性は僅か19点でアップアップ。 しかも地支の年支「申」と月支と日支の「巳」が支合して 金性化するため、湧きでても受け皿はまるでプールみたいで、 あふれだしかねない沼地のようなもので、 汚水を流し出す木性ゼロ(DNA鳳/調なし)のため、 上澄みだけは浄化されようと、沈殿している底の清潔とはいえない見世物で、 観光地として面白いと感じる人が通りすぎるだけ。 ようは身弱19点の水性が、火性52点の商いを、 土性78点の懐や配偶者に還元している図だが、 滝と言うよりはコップの水の上だけが流れ出るというよりは 器からとびだしている状態で、豊かな水路がないので、単なる情報収集で、 それを冷静に役立てないところに、 頭目が内外シーソーだから妙な方向に行くばかり。 金性多い水性は、水濁ると古来より伝えられ、 秋生まれでなく、夏生まれでも守護神過多は、 バランス悪く後天運次第で破綻しやすいのではないか。 悪知恵で商売をしても虚しいということだね。 年干支の「鉄申」は、がんじがらめの役人気質で適応力稀薄。 マニュアルどおりの答えしかだせない。 月干支の「宝巳」は、偏見差別をもたない優しさありも感覚に頼りすぎ。 そして日干支の「雨巳」は、穏やかそうに見せて猜疑心旺盛。 感性は鋭いが、時に人を恨んだり妬んだりと 気分がコロコロ変わり持久力もさほどなし。 干支番号構成は、58-18-30で北方南方西方で、何でもござれとは言い難い。 後天運は、初旬「5歳海午」は、DNA「石」の10年運天冲殺で、 仲間ありき、人を介して利用する利用される定め。 他者に影響されたり、他者あっての人生で、 これに「司」主導が加わるのだから、一人では何も出来ぬわけだ。 2旬「15歳雨未」は、DNA「貫」の守備本能強力な10年運天冲殺。 就職せずに、なしくずしに集団を形成。 3旬「25歳木申」は、DNA「調」のありえない木性の刑と支合。 若い女性との衝突ありも、縁のない目下にうつつをぬかす。 現在の4旬「35歳草酉」は、DNA「鳳」のありえない発信力の半会。 年下女性と結婚もしたうえ、双子も産まれ追い込まれるも、 それまでネタにするしかない。 今後は5旬「45歳陽戌」は、DNA「司」の主導DNAで自己確立。 さらに30年間の変剋律も始まり、金儲けの苦悩と恥を知る。 月干「宝」の干合で進み行く方向の変化なり、 家庭というあり方への疑問。才能は発揮するも破綻もしやすい。 あるいは目下の心変わりで廃棄される可能性も否定出来ず。 6旬「55歳灯亥」は、DNA「禄」の天剋地冲で、 感謝と奉仕の大逆転というより、自己崩壊。 まさか、それをネタにして生きるのか。 7旬「65歳山子」は、DNA「牽」の変節。 名誉や役割ばかりか異性についての苦悩。どこまでポーズをとれるか。 8旬「75歳畑丑」は、DNA「車」の半会で、危険な年寄り。 さて、清田は恋愛のカリスマを気取っているようだが、 「申」年生まれ「雨巳」は、内外シーソーなので、 私生活の充実は仕事の不調。その逆もあり。 さらには、年上に可愛がられて運を伸ばす午未天冲殺なのに、 若者にちやほやされるという矛盾だらけの生活。 推奨出来ない結婚だが、するなら年上が決まっているのに、 紹介で年下というのだから、開いた口がふさがらない。 むろん木性は水性が生じるもので、それがないから濁るのに、 年下に目がないうえに、結婚相手との遭遇は、 ありえない木性年ばかりか条件なし天冲殺の夢の中の14年(木午)。 同棲または同棲の決意が同じく、 ありえない木性の条件なし天冲殺の夢の中(15年/草未)で、 結婚は17年01月01日(山戌)の干合日で、 干支では16年(陽申)の守護神の刑と支合の主導DNA年結婚だが、 なんのことはないこの世のものでない相手と結婚をしたことには違いなく、 19年(畑亥)のDNA「禄」の天剋地冲に双子が誕生しているが、 10月(木戌)または11月(草亥)の模様で限りなく共通干もなさそうだ。 いやはや、こんな人物に若者が苦悩を打ち明け、 それを商売にされているのだから、恐れ入る。 さすがに、ここまで無理をしたら破綻も目前。 この2年の金性年(20年/鉄子・21年/宝丑)で濁りきり、 22年(海寅)の屈辱妥協の害年は相当厳しいに違いない。 いい加減「失恋ホスト」は返上して、 若者を扇動するのをやめないと自身は危うくなる! 恋バナとカワイイものが好きという典型的午未天冲殺の男性が、 男女のすれ違いについて研究中ではなく、扇動しているだけ! 生き方さえ間違わねば、すれ違いなどないのだよ☆ |
■2020年07月18日(土)海戌 |
城平京●虚構推理 スリーピング・マーダーは重厚壮絶 |
○第8回鮎川哲也賞(97-0613/陽戌)の最終候補作「名探偵に薔薇を」で、 98年(山寅)のDNA「調」の支合年にデビュー。 その後、「月刊少年マガジン」で 漫画「スパイラル〜推理の絆〜」の原作を手がけ、 大ヒットシリーズとさせ、 12年(海辰)のDNA「牽」の栄誉年に、「虚構推理 鋼人七瀬」で 第12回本格ミステリ大賞(12-0512/雨酉)を受賞している 城平京(74-0615/灯亥)の 『虚構推理 スリーピング・マーダー』が 昨年(19年/畑亥)の主導DNA「鳳」年の、 06月19日(灯亥)の律音日に最新作が上梓されているので取りあげる。 なお、11年(宝卯)のDNA「禄」の半会年に単行本がでると 15年(草未)のDNA「龍」の条件あり天冲殺半会年には、 コミックスとなり、作家の主導DNA年の流れで 本年01月(灯丑)から3ヶ月間、日本テレビ系でアニメになっている。 同作は、怪異たちの知恵を司る神となった高校生の少女と 不死身の男性の2人を中心に繰り広げられるミステリであり、 「二十三年前、私は妖狐と取引し、 妻を殺してもらったのだよ」との依頼。 妖怪と人間の調停役として怪異事件を解決してきた岩永琴子は、 大富豪の老人に告白される。 彼の依頼は親族に自身が殺人犯であると認めさせること。 だが妖狐の力を借りた老人にはアリバイがあるのだ。 琴子はいかにして、妖怪の存在を伏せたまま、 富豪一族に嘘の真実を推理させるのか!? 虚実が反転する衝撃ミステリ! ネットが縦横矛盾に使用された仕掛けあり、 残虐で目をそむたくなるシーンもあるが、 なぜかごく日常的に扱われており違和感はない。 ひとたび読み始めれば、岩永琴子の虜になり、 応援をせねばならなくなるだろう! そして、ひとまずの敵は、とある地方都市の「鋼人七瀬」という怪異。 インターネット上には鋼人七瀬のまとめサイトがあり、 殺人事件を受けて書き込みが多数寄せられていた。 琴子は、サイトの管理人が閲覧者の想像力を膨らませることで 鋼人七瀬を実体化させたのだと気づく。 そして、4つの「虚構の推理」をまとめサイトで披露し、 「鋼人七瀬は実在しない」と閲覧者に思わせることで 鋼人七瀬を消滅に導くことに成功する! 全てが虚構だと判っているのでも、面白い。 不合理は不真実でねじ伏せる、定石破りの屁理屈推理バトルは。 驚嘆に値すると、作家仲間も騒いでいる。 高校生だった岩永も大学生になっているが、 西洋人形めいた美しい容姿は幼い外見から 中学生にも見えないともいえなくない! 11歳の頃に神隠しにあい、あやかし達に右眼と左足を奪われ、 あやかし達の争いやもめごとの仲裁・解決 を生業とし、 あらゆる相談を受ける存在となる「知恵の神」となったのだ! 15歳の時に出会った一目惚れの恋人の 自らの命とひきかえに未来を予言する 桜川九郎とともに厄介な事件と対峙する! また、六花は九郎の姉で、九郎と同じ能力を持ち敵対し、 競馬で暮らしている破天荒な女性で、果たして敵なのか味方なのか! 本当はわからないのだ! 奈良県生まれで大阪市立大学出身の城平は、 DNA「鳳」冲殺主導で、妙な趣味持ちでズボラ。 「鳳冲+石」は、がさつで全く常識通用せず。 「鳳冲+玉」は、没頭すると自分を見失うが、 慌ただしい環境で、何かをしているのが似合う。 才能は、この「玉」で、徹底してのめり込む。 「鳳冲+司」は、一人が嫌だし我慢もせず。 「灯+鳳冲+午月」は、破壊が得意で妙な物を創造する。 「寅」年生まれ「灯亥」は、矛盾に浸る人生。 生き方を表す伴星は「鳳」で、趣味と気楽な人生。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助太刀。 締めにあたる導星は「司」で、自分から辞めてしまう。 宿命の特長は、仲夏正午頃の電飾看板で、 真っ昼間なので周囲にお構いなしの自己宣伝。 総エネルギー188点の軽さなのに、 変化球なものを創り出す木性は66点あり、 火性の54点を支えるが、 金性12点で通俗性なし。 水性18点で格好はつけるが、万人向けにならず。 とはいっても無理をせねば、 年干の「木」を冲殺されているとはいえ、 月干支「鉄」で剋せれば、まずまずであり、 「亥」内「海」の支えがあれば、 好き勝手はできるので、贅沢は言えまい。 年干支の「木寅」は、どっしりと構え、 それなりの良い顔を周囲に見せたり、 中に入りこませぬように立ちはだかる。 月干支の「鉄午」は、夢も浪漫もあるが、 甘やかされると、乱暴になるだけ。 日干支の「灯亥」は、不安定が売り物で、 怨み辛みを適度に効かせた日常で、 精神が安定せず、スイッチが入った時は未来を見通し、 元気のない時は、まるで木偶の坊。 生月冲殺なのだから、ノンストップが好ましいが、 楽をするのを覚えると、厳しい。 干支番号構成は、51-07-24で北方東方南方で、 一応前は向いている。 後天運は、初旬「7歳宝未」は、DNA「禄」の10年運天冲殺で、 傍若無人なりマイペースで好き勝手に過ごしたか、 あるいは他人に干渉されて疲弊したか。 2旬「17歳海申」は、DNA「牽」の干合支害。 その気になれば裏切りで失いの散々で、 異性ばかりか、就職も考えられなかったかも知れず。 格好付けることだけに終始してデビュー。 暗さと毒での始まりが今にまで影響をしている。 3旬「27歳雨酉」は、DNA「車」の多忙期。 現在は4旬の最後の最後で「37歳木戌」のDNA「玉」の 特別条件付10年運天冲殺で、年干支「木寅」の大半会もあり、 大きく仕事世界が伸び、漫画やアニメにも拡大使用され、 向かうところ敵なしの安定期。 来年21年(宝丑)のDNA「禄」年から始まる 5旬「47歳草亥」は、DNA「龍」の特別条件付10年運天冲殺で、 進み行く方向の変化で、新たな挑戦が経済状態を良化させる。 ここまでの20年間で相応の成功を収めるのは、 妙な才能があってのことだが、 感謝と奉仕の金性が12点を脆弱なので、 器をはみだしすぎると、その後の人生は翳りを落とす。 6旬「57歳陽子」は、DNA「石」の妥協なり人間関係の構築。 得意とは言えないなかで、冲殺月干支「鉄午」の天剋地冲もあり、 逆らわずに流れについていけるか否か。 7旬「67歳灯丑」は、DNA「貫」の守り。 気持ちは不安になるが、冒険せねば堅調。 8旬「77歳山寅」は、DNA「調」の支合で、 独善的世界を構築していくが、世間受けするかは未知数。 ほとんど実態が伝わってこない作家で、 それだけに作品に全力投球していると思いたいが、 生月冲殺としては、むしろ誉められるべき世界。 類い希な運型を活かしきっているが、 早熟の午未天冲殺らしく、若い時が勝負で、 5旬以降が本当に残念な事になっているので、 今の時期に、上がりきるのはいいが、 自然界へのお礼が出来るかにより、 静かな晩年を送れるかどうかである★ |
城平京●74-0615 |
灯鉄木海 亥午寅+7 玉司玉鳳石(鳳冲殺主導) 木性(66)火性(54)土性(38)金性(12)水性(18)/総合188 午未生月冲殺/天冲殺(7歳宝未/37歳木戌/47歳草亥)/干合支害(17歳海申) 木性過多/土性脆弱/金性脆弱/水性脆弱 +7歳宝未/17歳海申/27歳雨酉/37歳木戌/47歳草亥/57歳陽子/67歳灯丑/77歳山寅〜 |
■2020年07月20日(月)木子 |
林譲治○星系出雲の兵站〜遠征〜とあの人の共通点 |
○臨床検査技師をしていたが、経営が危うい病院から這々の体で逃げだし、 遺跡発掘のアルバイトを経て、知人の紹介により編集の仕事に入り、 95年(草亥)の律音年に「大日本帝国欧州電撃作戦」で作家デビュー。 確かな歴史観に裏打ちされた架空戦記小説で人気を集め、 00年以降は「ウロボロスの波動」「ストリンガーの沈黙」 「ファントマは哭」と続く「AADD」シリーズをはじめ、 「記憶汚染」「進化の設計者」「侵略者の平和」 「暗黒太陽の目覚め」など、 科学的アイデアと社会学的文明シミュレーションが 融合した作品を次々に発表しており、 現在は日本SF作家クラブ会第19代会長を務める林譲治(62-0206/草亥)の 『星系出雲の兵站-遠征』が、昨年(19年/畑亥)のDNA「禄」年の 08月25日(木午)のDNA「石」日に上梓され、現在も4巻まで刊行されている。 激戦の末、人類は敵ガイナスを、壱岐星系にある拠点への 封じ込めることに成功、時を同じくして200年前に人類未踏の 星系へと送り出された航路啓開船の「ノイエ・プラネット」が 「敷島星系に文明あり」と人類コンソーシアムに突如報じた。 報告を受けた出雲では、火伏礼二兵站監指揮のもと、 バーキン大江少将を中心とする敷島方面艦隊の編組と 機動要塞の建造が進んでいた。 一方、ガイナス封鎖の要衝・奈落基地では、 烏丸三樹夫司令官率いる調査チームが ガイナスとの意思疎通の緒を探っていたが・・・。 人類は封じ込めた敵を相手に意思疎通の努力を重ね、 また敵の本拠地と思しき星系への進出を目指して巨大機動要塞を建設する。 遠征したその先に何が待ち受けるか。 大好評ミリタリーSFシリーズ第二部開幕に期待が膨らむ! 北海道夕張郡長沼町出身で、大阪府豊中市を経て、現在は兵庫県宝塚市在住。 98年(山寅)の主導DNA年あたりに関西圏に流れてきて 看護師をしている8歳下の妻(70-XXXX)に、 恐らく00年(鉄辰)のありえない干合年に出会い、 01年(宝巳)の天剋地冲年に結婚し、子供はおらず愛猫を愛でる林は、 DNA「司」主導で、この世界にしては堅実で真面目な、 資料を積み上げて行くような人。 「司+司」は、本心をなかなか見せない性癖で、 駆け引きをしながら宇宙空間で生き延びる算段をする。 「司+石」は、大器晩成で仲間を大切にする。 「司+玉」は、現実に即した企画力で、荒唐無稽ではない。 才能はこの「玉」で、静かな環境で落ち着いて調べ上げた資料を、 時間をかけて構築していくので、矛盾がない。 「草+司+寅月」は、時にヒモのような悪人に誤解されることもあるが、 忍従に耐えながら、温和しいというご主人というのが周囲の評価。 「寅」年生まれ「草亥」は、精神性強く、やたらに動かない。 生き方を表す伴星は「鳳」で、遊んでとは言わぬが趣味的人生。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助けあってこそ。 締めにあたる導星は「石」で、共同終了。 宿命の特長は、初春午前四時頃の海草。水苔なり藻なり、良質なら昆布。 地道に世のため人のため役立つ自覚か。 総エネルギー252点は相応で、水に浸かっているとはいいながら 木性119点の身強は、地熱の火性38点を存分に使用し、 水面から先がでている感もあり、 年支と月支の「寅」に日支「亥」が支合すれば、 現実的で更に木性強化で根っこが頑丈で、只者ではない。 水性57点も塩分まで栄養に変換できる種族と思えば心強い。 問題は金性ゼロ(DNA車/牽なし)で、水性が浄化しないばかりか、 稼働力は低く、いわゆる汗水たらして働きたくはないので、 一時は、夫人のヒモかとの嘆きもでたが、目的がなければ働きたくないし、 待遇に不満があれば簡単に就職した会社を辞め、フリーターにもなる。 こういう運型だと、どうしてもそういう会社に引きよせられるのだが、 何があるかわからないのが日座冲殺の「草亥」。 配偶者成分も皆無だから結婚もしにくいが、 そこは、ありえない干合年(00年/鉄辰)に、 元臨床検査技師と看護師として出会い、 ありえない金性年の天剋地冲年(01年/宝巳)に結婚し、 喰えるようになるまでは世話になったのだから感謝だ。 とはいえ子供がいないのは、豊かな作品を世にだしているので、 矛盾はないのだが、金性がないからといって猫を溺愛というのは、 時間もとられて、少々創作意欲がそがれるのが難点か。 つまり、ありえない方向に迷う(笑)。 年干支と月干支の「海寅」は芸術センス溢れ、 他の追従を認めないほどの独特の自意識の塊だが、 それが二乗しているということは、底知れぬ創作欲であり、 未知の世界を描かせたら天下一品。 日干支の「草亥」は、未来を予測する特別な霊力のようなもので、 世渡り巧みも普通の結婚には向かず、俗悪毒素の自家中毒にもなりかねないが、 子をもうけぬことにより回避可能で、他人のやらぬ職業選択により成功も可能。 干支番号構成は、39-12の西方と東方を結ぶ直線で、 他人の想像を絶する世界観で瞬間でワープするようなもの。 後天運は、初旬「9歳雨卯」は、DNA「龍」。 真水の取り込みに成功し、庶民性や新たな世界観にふれる。 日支「亥」の半会で、さらに木性は強化され、 ただでは枯れない潰えない、とてつもない根っこを与えられる。 2旬「19歳木辰」は、DNA「石」で木性強化は変わらずも、 敢えて言えば、妥協なり屈辱もあるので、 妙な病院の経営方針に屈服できずに退職。 3旬「29歳草巳」は納音で、DNA「貫」。根っこを一度伐って関西に移動。 デビューもしたし、結婚もしたことになる。 4旬「39歳陽午」は、年支と月支「寅」の半会を伴う、 守護神火性のDNA「調」で独創的な作風を確立。 現在の5旬「49歳灯未」は、年干と月干「海」の干合で、 作風や進み行く世界観の変遷。さらには、干合年干と月干は「木」になり、 日干「草」をふくめ、木性の天干一気が成立し、日本SF作家クラブを束ねる。 もとよりDNA「鳳」の半会は守護神なので、満足。 来年(21年/宝丑)のDNA「車」年より始まる 6旬「59歳山申」は、DNA「司」の主導DNAで自己確立。 自分を知る10年運天冲殺で、大きく動くが害もあるので、 順調さを欠いたり、健康を害したりしかねない。 年干支と月干支(共に海寅)の天剋地冲もあるので、 もがけばもがくほど、失うものも多い。 7旬「69歳畑酉」は、DNA「禄」の感謝と奉仕。 あるいは放出になる10年運天冲殺。 生き方ひとつで前の10年を取り戻す可能性も。 生活が荒れるのか、派手に光り輝くか。 難しい時期になるが、初心に還り力をだせば良い。 8旬「79歳鉄戌」は、DNA「牽」。ありえない金性の干合で変節。 年支と月支(共に寅)の半会もあるので、 まるで天然記念物のような扱いになるのか、 それこそありえない事態になり抹殺されかねないこともあり。 登場人物の面白さは群を抜く。 シーラッハは弁護士あがりの周防政府全権委員で、言葉に妙なこだわり。 部下は凶狐と妖狐という二つ名で活動する。警戒して正体を明かさぬ。 ノイエプラネットを回収して敷島文明を解明するのか。敵の逆襲と逃亡! 男女は巧みに配置されており、職場で複雑な案件を扱うから 家では単純な人がいい! 異星人をゲリラ戦で消耗させ、 最終的に惑星規模で奪還!ガイナスの抵抗は敷島との関係は?! 壱岐と周防の関係は? いずれ人類とガイナスの起源まで到達する、 一般人の知識では計り知れないスケール。 さて林の生年月日は、83年(雨亥)のDNA「龍」年デビューの ホンジャマカの石塚英彦と全く同一。 方やSF作家なら、一方は愛される大食いタレント。 柔道から入り、ダンサーあがりでお笑いばかりか演技者まで。 どちらが成功したかは、本人の感じ方次第だが、 大食いの特性を「司」主導で消化しているとみるか、 なんでも引きよせるだけだったかは、 これからの晩年までの10年運天冲殺の20年間にかかわる。 一概に比較するものでもないが、興味深くみていたい☆ |
■2020年07月21日(火)草丑 |
萩原麻里○呪殺島の殺人はお馴染みの密室の狡い犯人捜し |
○短大卒業後、リース会社に勤務と同時に、児童文学時代小説を執筆し、 01年(宝巳)の大半会年に自費出版した「夜の王様 昼の王様」は、 現在amazonサイトでは27.980円の高値をつけている。 また02年(海午)のDNA「調」の守護神年の 第10回ティーンズハート大賞佳作受賞後、 講談社X文庫「ましろき花の散る朝に」でデビュー。 その後、ライトノベルを中心に、ゲームシナリオなどでも執筆活動を続け、 11年(宝卯)の納音年の 「異国迷路のクロワーゼ Le cahier d’Yune」を最後に、 しばらく新刊が途絶えていたが、変則干合火性天干一気だった16年(陽申)の 「小和田くんに隙はない? 飯田さんの学園事件簿」で 健在ぶりを示した萩原麻里(76-0310/宝酉)が、 『呪殺島の殺人』を06月01日(草亥)のDNA「禄」日に上梓している。 遺体と、この手のナイフ──犯人は、まさか僕? 秋津真白は、伯母・赤江神楽の遺体の前で目を覚ました。 だが、全ての記憶がない。 ここ赤江島は、呪術者として穢れを背負った祖先が暮らした島。 屋敷には、ミステリー作家の神楽に招かれた8人がいる。 真白の友人で民俗学研究マニアの古陶里の他に、 顧問弁護士、ジャーナリスト、担当編集者、旧知の三姉弟たち。 伯母を殺めた犯人はこの中に・・・。 真白と古陶里ペアが挑む、新感覚王道密室推理を 作家の夢の中らしく味付けされた作品。 兵庫県神戸市長田区出身。神戸学院女子短期大学を卒業後は、 リース会社OLを皮切りに派遣社員を幾つも経験し、 公募スクール「ライトノベル基礎講座」講師や 大阪アミューズメントメディア専門学校 「ノベルス文芸学科」講師をしている萩原は、 DNA「禄」主導で、特別な自己顕示欲の持ち主で、 自分を認めてほしいがために、 あんな体験もこんな事件もあったと言い訳をする。 「禄+禄」は頑固すぎて、世渡り下手で、世間に融合しづらい。 感謝や奉仕にことさら注意すべきも、自分が強すぎて見失いがち。 「禄+貫」は謙虚に非ず見栄を張る。 才能は、この「貫」だが独立独歩の強い生き方が出来ていないと 腐りやすいのが難点。 「禄+牽」は、それなりの礼儀は兼ね備える。 「宝+禄+卯月」は、適職を持つまで時間を有し、 何度も様々な人に裏切られやすいが、怨みをもったり衝突したら光り輝かない。 「辰」年生まれ「宝酉」は、仕事好きも非現実的なことばかりに目が向く。 生き方を表す伴星は「貫」で、たった一人で生き方を変えずに持続。 物事の始めの洩星は「禄」で、周囲にその気にさせられる。 締めにあたる導星は「牽」で、名を残す。 宿命の特長は、仲春午前六時頃の謎の宝飾品だが、 年干「陽」と月干と日干の「宝」が干合すると、水性天干一気となるうえに、 年干支「陽辰」VS月干支「宝卯」はその気になると躓きやすく、 月干支「宝卯」VS日干支「宝酉」の納音は、 私生活にも秘密を抱え、朝日にあたると不穏な水に変質し 異様な魅力を放つが、流されやすくなり、 ひとつの場所に定住できずになるので仕事が変質しやすいのに、 天干一気化で家族に何らかの問題を抱えやすく、 生地生家からでていない子丑天冲殺なので、汚れやすいものをもっている。 そのあたりは一族の負の部分に反応しやすいので、 非現実性の強い小説世界で修復したり、人を殺めたりする性癖をもつ。 目上剋しの子丑天冲殺とはいえ、総エネルギー152点しかないため、 陰気を内側に内包し、体調不安になりやすいが、 それも現実世界では冒険できないからであろう。 表向きの干合支害を内側の納音で否定しているわけで、 これが呪縛島の殺人のカラクリにもなるのだが、 萩原の宿命こそ呪縛かもしれない。 年干支の「陽辰」は表面温厚、内面辛辣。 これが適度に登場人物に振り分けられている。 月干支の「宝卯」は小商いが得意な一見争わぬ人だが、 影響されやすいので変質しやすい。 日干支の「宝酉」は、毒にも薬にもならない博識で、 呪術マニアなどは、その典型である。 干支番号構成は、53-28-58で北方2点で南方に切り込む形で、 現実性の少ない領域には違いない。 後天運は、初旬「2歳鉄寅」が、年支「辰」に月支「卯」のからむ DNA「石」の方三位で仲間を募って賑やかにやるという 力が与えられて、本書の着眼点の一部もそれだが、 あいにく子丑天冲殺の目上剋しのため、早生まれの最終に近い生まれでは、 同級生に求められぬお試しを与えられる。 2旬「12歳畑丑」は、DNA「龍」の10年運天冲殺半会で、 あらたな土地へ流れて行けば、活かされるものの、 創作という精神的な方向だけに使用した。 3旬「22歳山子」は、DNA「玉」の10年運天冲殺に変剋律で、 知恵をつかったり、親や目上との関係で苦悩すれば 相応の上昇も見込めるお試しの時もデビューを果たす。 4旬「32歳灯亥」は、DNA「車」。 10年運天冲殺を抜け、勢いが失せて書けたり書けなかったりした。 稼働力をあげて現実世界で多忙になれば活き活きする変剋律も、 正規雇用が条件も叶わなかった模様。 現在の5旬「42歳陽戌」は、DNA「牽」の干合支害に、 年干支「陽辰」VS月干支「宝卯」の干合支害切れで、 気合いは入るが、あまりその気になれば裏切りに遭遇。 とはいえ、その苦悩がまた才能を磨くという変速期。 今後は6旬「52歳草酉」が主導DNA「禄」の刑で自己確立。 ようやく自分の真に姿に気づくが、争いあり。 7旬「62歳木申」は、DNA「司」の地道。 8旬「72歳雨未」は、DNA「鳳」の救いの優雅も、 張り切っていける力が残っているかは疑問。 東京から船で南に三時間かかる孤島に、集落から外れた屋敷。 唯一の連絡手段は橋を渡り川を越えるのだが、暴風雨で流され、 電話線は切られたうえ、携帯電話の電波は届かなければ、TVもない。 これ以上ない密室も、さらに密室状態で、人がなくなっていく背景には、 一族に課せられた血の呪い。よくありそうな話といえば、それまで。 登場人物が限定され外部から隔離されており、 おおよそ犯人の目星はつくのだが、場面がガラリ入れ替わる、 ある意味情けない背景は、干合水性天干一気で干合支害持ちという 毒も垣間見られるが、そこは「宝酉」の良き意味の限界で呆気ないというか、 そんなのありか・・・というもので、善し悪し別に過程を楽しむしかない。 なんとも脆い一族の末裔の記憶は戻るのか! さて、この作品が世に出たのは一にも二にも、 条件なし天冲殺の夢の中であり、ありえない突発的なもの。 ましてその気になっては落とされる10年運害の中。 DNA「石」年は、上手く立ち回った群像劇に仕上げているが、 本人としては、満足のいくものだったか。 かつてはゲームシナリオを手がけたり、 ライトノベルの世界ではそれなりの名の知れた作家だが、 体調不良になったり、書き上げた作品がだめ出しを受けたりは、 自信過剰もさることながら、宿命的にパワーが削がれているので、 やむを得ないとはいえ、子丑天冲殺が生地生家から一歩もでず、 仕事も様々な理由をつけては持続させていないため。 天干一気なのに干合支害や納音が同居しているのに、 親との同居を解消せず、自立せねばならぬ宿命なのに、 できていないから中途半端になっている。それに気づかない限り、 親が亡くなるまでは厳しいだろうが、時既に遅しという感あり。 (願望があるので瀬戸内海に浮かぶ島ではなく、東京都の南にある小島) この10年でさらに嫌というほど、現実をつきつけられれば、気づくのだろうか。 無理をしてでも、一人にならねばならないが、 あいにく、この2年は天冲殺の夢の中。 でてもいずれ何かはありという条件つきならば、 いまこそ冒険をせねば謎はとけぬかもしれない☆ |
■2020年07月22日(水)陽寅 |
堀越英美○スゴ母列伝著者の母親力は甘ちょろい錆 |
○父は刑事で、ボクシングやラグビーをやっていたので、 家全体が体育会系家系に育つが、 就職氷河期でもあり就職はできず(忌み神年の卒業のため)、 出版社でアルバイトを始め、中途から就職活動をして第二新卒扱いで、 IT系の出版社に入社し、ムック本を作って3年くらいで退社。 (ナツメ社またはインプレス社と思われる) 学生時代に操作し慣れていたMacを買い、 仕事を終えて息抜きに使うようになって、 夜な夜なHP制作を始め、それが話題になり、 フリーライターになるも、紹介でまた秋葉原にあるIT系の仕事に転じ、 急成長した会社でも、仲間が会社を辞めていき、 居づらくなって、自分も辞めるなら出産しようと思い、 06年(陽戌)に計画妊娠を決行し、出産後大学で派遣社員をしながら、 「不道徳道徳講座」や 「女の子は本当にピンクが好きなのか」をヒットさせた 堀越英美(73-0708/草巳)が、19年(畑亥)のDNA「禄」の天剋地冲年の 06月04日(海申)の守護神刑日よりネット上に連載していた9話に 書き下ろし2点を加えた『スゴ母列伝』を 03月20日(海戌)のDNA「玉」日の守護神日に上梓している。 著者が慣れぬ育児に試行錯誤しながらライターとして奮闘していたおり、 作家の岡本かの子が岡本太郎を柱にくくりつけて 仕事に励んでいた育児伝説を心の支えにしていたという。 とりあげられているのは、正しい母親になりきろうとするのではなく、 自分を貫いて独特な育児をするスゴい母、 それを「スゴ母」と呼び解説している。 先入観をもたないために、登場人物のデータは割愛するが、 自我を捨てて子供に尽くす聖母も、 子供の自我を自分の自我と同一視する毒母も、 母子一体型という意味ではいずれも日本的な母親像! スゴ母は強烈な自我を持つあまり、 子供の自我と真正面からぶつかり合いつつ、 また名を残す人物を育て上げていることを称賛しているもので、 本編は ■岡本かの子 ――岡本太郎の「不思議な母」 ■マリー・キュリー ――「キュリー夫人」とふたりの娘 ■青山千世 ――婦人運動家山川菊栄の母は「日本一頭のいい女の子」 ■三島和歌子 ――「いだてん」の、あのスゴ母 ■鳩山春子 ――明治社会を「大冒険」した元祖・教育ママ ■リリアン・ギルブレス ――「仕事を科学する」の先駆者は12人のママ ■マリア・モンテッソーリ ――カリスマ教育者の知られざる「苦悩」 ■マーガレット・ミード ――娘を「研究・発表」し続けた母の人生 ■養老静江 ――恋とワガママを貫いた養老孟司の母 ■山村美紗 ――ミステリー界の女王の不器用な愛情 ■アストリッド・リンドグレーン ―― 『長くつ下のピッピ』は遊び大好き母から生まれたという 11人なのだが、欄外にとりあげた 黒柳朝(黒柳徹子の母)、桐島章子(桐島洋子の母)、 桐島洋子(桐島かれん・ノエル・ローランドの母)、 小池恵美子(小池百合子の母)、 樹木希林(内田也哉子の母) なども掲載しているが、 実はそのあたりのほうが、馴染みは深く、 そこでもう一冊書く算段なのであろうか?! だったら順番が逆だったとも思えるが、そこはこれからに期待するとしたい。 神奈川県横浜市金沢区の京急沿線の出身で、 神奈川県立横浜緑ケ丘高等学校から早稲田大学第一文学部を卒業し、 現在は 西武新宿線沿線の東京都杉並区清水近辺在住の堀越は、 DNA「鳳」主導で、表現することでのめりこむ。 子供目線で子供に迎合するとまではいかないが、常に子供とともにある人生。 「鳳+龍」は、仕事を持続させることに苦難はつきないが、 才能がこの「龍」で、探究心旺盛。 情報収集して、それをまとめあげるのが仕事だし、 辛かろうが、生き甲斐をみつける。 目線は母親だが、どこか覚めた目で観察する。 「龍」×2だから引出しも多い。 「鳳+司」は、生活や家族からは逃げられないので、 忍耐力が売り物だが、自己も活かして家族も何とかしようとする。 「鳳+禄」は、面白可笑しく読者に提供。 「草+鳳+未月」は、子供のような目線。 「丑」年生まれ「草巳」は、わがままで甘ったれだ。 生き方を表す伴星は「司」で、努力の積み重ね。 物事の始めの洩星は「鳳」で、なんとなく始まる。 締めにあたる導星は「禄」で、他人が終了というライターの哀しさ。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の草花で、 総エネルギー276点と存在感はあるのは、 土性106点は、街並みなり公園なりが立派なのであり、 経済活動優先だが、自身の木性42点が3倍近い土性という 仕事をこなすのは、ひとえに二人の娘のためか。 とはいえ火性52点は重荷とは言わないまでも 守護神で才能にもなる水性が36点しかないのは心許なく 勢い、取材するにも制約があり、精神性の強いものになる。 実際あちこちを駆けずり回る余裕がないよりは向いていないので、 年干支「雨丑」VSと月干支「畑未」の天剋地冲は、 人を魅了するものにもなるが、 年支「丑」VS日支「巳」の半会があるので、結果は早くもとめていれば、 困難になることはないに違いないが、因果な仕事には変わらず。 年干支の「雨丑」は、時間をかけて物事を仕上げていく。 和合性はあまりなくマイペース! 月干支の「畑未」は、情け容赦のないじゃじゃ馬で、 略奪の女王という位置付けで、手を抜きやすい。 そして日干支の「草巳」は、恋愛の達人。 完璧なものを求めるため、失敗もしやすい。 干支番号構成は50-56-42で、北方2点に西方で慌ただしいのは嫌いでもない。 後天運は初旬「10歳鉄申」は、DNA「牽」の干合支合で、 権威と異性に対する特別な気持ちを受け付けられる。 これが後転稼働運型となり、また49歳まではターボ運(子丑天冲殺廻り)なので、 何をしても目立ってしまう人となり、お天気屋の側面も付加される。 2旬「20歳宝酉」は、DNA「車」の三合会局で多忙で危険。 本人の社会参加と共に大きくなったはずなので、 様々な理由や事情もあったろうが、できれば辞めてほしくなかったのが本則。 忙しいのが似合っていた時代なのに、それにいぶかしがり、転職しても、 条件が落ちたり、かえって忙しくなっただけ。 3旬「30歳海戌」は守護神DNA「玉」。 出産を経験して、母を意識して母になった時代。 現在の4旬「40歳雨亥」は守護神DNA「龍」の対冲。 忙しく動き廻る時代で、ライターとして情報の洪水の最中にいようが、 それにより、過去を清算もでき、蘇生する時間帯でもある。 今後は5旬「50歳木子」が、DNA「石」の協調性和合性。 月干「畑」と干合し、進み行く方向性の変化だが、 ターボ運(子丑天冲殺廻り)も終わり、 よほど加速を怠らぬようにしないとSPEED不足になる。 6旬「60歳草丑」は、DNA「貫」の頑固一徹。 年支「丑」に日支「巳」のからむ三合会局で、 日干支「草巳」の大半会は、文字通り大事件。 自己の集大成ともいえる10年間にしたい。 7旬「70歳陽寅」は、DNA「調」の害と10年運天冲殺。 反発反攻なり尖った生き方では思い通りにならず体調不良。 あるいは娘の離反や、その方向の問題で気を揉む。 8旬「80歳灯卯」は、DNA「鳳」の主導DNAで10年運天冲殺で自己確立。 ようやく本性に気づくには遅い感もあるは、 気が抜けて一気に老け込むのは「草巳」には似合わない。 さて、堀越は結婚して第一子女児(07-0803/畑巳)と、 第二子女児(12-0306/陽寅)の二人がいるが、 出産動機が不純(笑)だったからか(自然の流れが一番このましい)、 恋愛の達人「草巳」としては略奪愛なのか、 単純に夫との相性や結婚時期に問題はあるからか、 このあたりの問題点は96年(陽子)に社会参加したとはいえ、 理由の如何を問わず99年(畑卯)の条件なし天冲殺に、 会社を辞めて転職をしたあたりが問題なのだろう。 そんな夢の中で自己発揮しては、苦労は後からやってくる。 そんなわけだから、長女は一家を倒しかねない、 言わずと知れた「畑巳」の生まれとなり、言わば金食い虫。 生年冲殺は親の犠牲なのに、 「12歳畑酉」が主導DNA「貫」となり自己確立したのか、 自己発揮して、中学受験を敢行し、第二志望の女子校に入学しているが、 個別塾に行ったからではなく、親と何ら協議することのない、 自己発揮を天冲殺中に行ったからであり、通学が明けてからであるならば、 上手くしたら天冲殺の逆利用で、第一志望も楽勝であったかもしれぬのに、 自然界の掟をしらぬというか、そこまで子供に思い入れのない「草巳」らしい。 また、入学年(20年/鉄子)は忌み神DNA「調」年で、 早速、オタクな趣味に傾倒しているではなんだかなあ・・・。 さらには、次女も戌亥天冲殺なのはともかく、 生まれ年も生まれ月も救いの水廻りながら、 母と子、姉妹は、それぞれ害の関係。 母は次女に冲殺範囲をもたれているばかりか、 姉妹に共通干支がないとは、家中バラバラで、 いったいどんな結婚をしているのかと心配になる。 しかも次女は金性ゼロ(DNA禄/司なし)で、 配偶者成分皆無で結婚運ないしは仕事稼働運ゼロで、 前向きな長女に比して、木性過多の「玉」主導で、 母親の背中を見ているのに、害毒関係では不憫である☆ |
■2020年07月27日(月)宝未 |
ペリー荻野○テレビの荒野を歩いた人たちと夢の続き |
○時代劇研究家にしてコラムニスト。 大学在学中から中部日本放送(CBC)の深夜放送の パーソナリティー兼放送作家を務め、 東京進出後には、雑誌・新聞などを中心に執筆活動を展開。 テレビ業界全体に精通し、特に時代劇には造詣が深く、 史上初とされる時代劇主題歌のオムニバス 「ちょんまげ天国」全3作のプロデュースも手掛け 「週刊TVガイド」が生まれた年に誕生したペリー荻野(62-1021/海辰)が、 17年(灯酉)の守護神干合支合年の11月号から DNA「牽」のひとつの形になるという 19年(畑亥)12月号までに「小説新潮」連載していた 本人が是非会いたかった12人のテレビ界の偉人に 話し込みながら証言を集めてきたもの。ある意味活動の集大成とも言える 『テレビの荒野を歩いた人たち』を加筆訂正して 06月20日(木午)のDNA「鳳」の天冲殺日に上梓した。 未知のニューメディア「テレビ」に挑んだサムライたち、 かく戦えり! 1953年、テレビ本放送スタート。 そしてその瞬間からノウハウゼロの制作現場で 途方もない試行錯誤の日々が始まった! ドラマ、時代劇からバラエティ、コマーシャル、伝説の東京五輪中継まで。 現在のテレビフォーマットを作り上げたパイオニアとも言える12人の 「今だから話せる」貴重な証言を詰め込んだ絶対永久保存版大インタビュー集! 清張、犀星、周五郎に体当たりのドラマ化交渉。 全学連デモの中心で浅川マキ、ゲリラライブ収録。 カメラ3台で「絶対に失敗できない」五輪中継。 リヤカーを激走させて撮影した「青春とはなんだ」。 専門家ゼロ、ノウハウゼロ、70年前の「ニューメディア」に飛び込んだ 12人のサムライ、かく戦えり! その12人と言えば(あえて生年月日と干支は割愛) 石井ふく子、中村メイコ、杉田成道、久米明、 橋田壽賀子、小林信彦、岡田晋吉、小田桐昭、 小林亜星、山像信夫、菅原俊夫、杉山茂である。 名古屋市中区大須出身育ちで、愛知教育大学を卒業。 83年(雨亥)のDNA「石」年の大学在学中に、 中部日本放送の深夜ラジオ「今夜もシャララ ぽっぷるfeeling」の パーソナリティ兼放送作家として活動を開始。 91年(宝未)より「テレビブロス」で時代劇コラムを書き始め、 東京での活動を開始し、雑誌・新聞などを中心に執筆活動を展開。 93年(雨酉)に本拠地を花のお江戸に移したペリーは、 時代劇に特化した活動に目を付けDNA「司」主導は、 派手さはないが何でも集めるのが好き。 情報もお金も全部強く引きよせられるようにする。 才能も「司」で好きなことにのみ全てを捧げる。 「司+禄」は、にっこり笑顔で他人の懐に入り込む。 自制などせずに、ずかずか遠慮なく。 「司+石」は、日常生活は質素で、趣味なり仕事なり一筋。 「司+貫」は、焦らずも好機とみれば一気に攻め込む。 「司+龍」は、用心深く庶民は気取りで、ちょんまげが安全圏と計算。 「海+司+戌月」は、容赦のない適確な批判。 「寅」年生まれ「海辰」は、王道を際める。時代劇は本人なりの本流。 生き方を表す伴星は「司」で、手堅い。 物事の始めの洩星は「龍」で、故郷離れて一人で。 締めにあたる導星は「貫」で、孤軍奮闘。 宿命の特長は、晩秋午後八頃の「海」で、 岸壁の向こう側とこちら側で刺激しながら、 荒れ狂ったふりをして、美味しいところをかっさらう。 年支「寅」VS月支「戌」の半会で、前向きに動いていさえすれば、 守護神火性が強化され、自己の領域から逸脱せねば、物が集まる仕組み。 総エネルギー243点は相応な存在感があるも、土性69点と稼働力目立つも、 自身の水性は僅か36点しかないので冒険は程々。 そもそも生じられる金性は26点しかないので、 時代劇なり得意分野でしか活動せず。 程よく動いている感を醸しだして専門家気取り。 年干支の「海寅」は、業界では屈指どころか、 芸術力は、自分が一番だという自負の塊。 月干支の「鉄戌」は、野暮ったくも図々しいため、 極端に言えば土足で他人の家に上がっても、 長居さえせねば、咎められない。先祖の挫折が成功につながる気配。 そして日干支の「海辰」は、頭の回転は速く重宝され、 それなりの適応力とセンスがあり、ひとつのことを極める力がある。 出自は貧しくはないので、早くから冷静な見立てで上昇しやすい。 干支番号構成は、39-47-29で西方北方南方で、 東方欠けで、振り向いたら負けか。 後天運は、初旬「4歳畑酉」は、DNA「牽」の支合で、 何かひとつの役割に終始したり、 あれこれやらず、簡単には変わらぬテイストを 形づくるようにはなるが、後転稼働運型には非ず。 2旬「14歳山申」は、DNA「車」の半会。 年干支の「海寅」の天剋地冲もあり、誰がなんと言おうと、 攻撃的に危なかしかろうと、後先考えず、動けば動くほど成果あり。 3旬「24歳灯未」は、主導DNA「司」の10年運天冲殺で、 年干も日干も同時に変化して次元をあっという間に一気にあげるが、 単なる自己発揮では危ういが、夢の中とはいえ、 恐らく何らかの誘いがあり、やっていけるという確信があったので上京。 むろん主導DNAなので、自己確立。 自分の売りはわきまえているものの、ある意味バブル景気。 4旬「34歳陽午」は、DNA「禄」の10年運天冲殺。 年支「寅」と月支「戌」のからむ三合会局で、 感謝と奉仕あればこそ、大きく前進できる絶好調の時期。 5旬「44歳草巳」は、DNA「調」の極端な発想に特化。 月干「鉄」と干合するので、進み行く方向の変化。 場違いなのに若い女性との交流。 現在の6旬「54歳木辰」は、月干支「鉄戌」の天剋地冲で立場の変化。 DNA「鳳」は、さらに趣味に走って居場所を探す。 今後は7旬「64歳雨卯」は、年支「寅」と日支「辰」のからむ 春の賑やかな方三位の害で、場違いな周辺との軋轢に、 屈辱を覚えながらも、妥協してでも仕事を探す。 8旬「74歳海寅」は、DNA「貫」の意固地で、小うるさい年寄りか。 さて、残念かどうかはともかく「海辰」の女性は、 極度の早生運で、目上命の午未天冲殺の中でも、 さらに運気は早めに稼働するかわりに、感謝や奉仕が濃厚でなく、 うっかり気を抜いていると落ちるのも早い。 しかも荻野の東京関わりはDNA「玉」の旧いものに縁ありでも 91年(宝未)の条件なし天冲殺の夢の中。 したがって、今年(20年/鉄子)のDNA「龍」の半会は、 夏生まれでなかろうと、守護神ではないが一瞬の蘇生という 自然界からの贈り物。 これがあって年長者よりの救いがどれだけあるかにかかわっている。 若い時はチヤホヤされても、晩年がキツイ午未天冲殺の中でも、 もっとも劣化の早い「海辰」としては、 高齢化社会に添うように丁寧に生きるべきだが、 旧き良き時代に取材したこの本は、先入観なしに、 創生期の猛者たちの伝説を知る面白い機会! 「電気紙芝居」に寄り添った時代は、とうに終わった印象で、 どこか寂寥感を感じさせる表紙といい、 昭和も平成もとっくに終わっていることを感じさせる。 あの時代は女性の停年が25歳で、 それを過ぎるとクリスマスケーキと言われていたものである! 女性の活躍時代はこれからも続くが、荻野は変わらず専門家でいられるか。 あれから70年の年月を経て、 「すべてテレビが教えてくれた」時代は終わったし、 システマチックで代理店主導の商業主義に 身をやつしたテレビに今さら未来があるかは別だが、 石井ふく子のように「不倫と殺しはありません」みたいな 信念のようなものを携えてブレないでほしいものだ☆ |
■2020年07月29日(水)雨酉 |
甲田学人○Missing 神隠しの物語と密かな過ち |
○元はといえばイラストレーターになりたかったそうだが、 大学在学中にTRPGにはまり込んでストーリー作りに興味を持ち、 最終的に何らかのクリエイターになろうと 漫画や小説など幅広く作るようになっていった。 00年(鉄辰)の60年に一度の名誉が形になる時期に、 第7回電撃ゲーム小説大賞(00-05XX)(現・電撃小説大賞)で、 短編小説「夜魔 罪科釣人奇譚」が最終選考に残ったことで その執筆力が認められ、書き下ろし「Missing 神隠しの物語」で、 電撃文庫より01年(宝巳)の月支「丑」と日支「酉」がからむ 三合会局年にデビュー。著書の多くはコミカライズされ、 家族で住める程度の広さのマンションを購入するほど稼いだとみられる 甲田学人(77-0128/草酉)が、 『Missing 神隠しの物語』に大幅改訂をして 05月25日(山辰)のDNA「司」の支合日に上梓している。 「私に関わっては・・・・・だめ・・・・・ 私に関わると、私と同じになってしまう。 もう元に、帰れなくなってしまうから・・・・・」と、あやめは言う。 これは感染する喪失の物語。伝奇ホラーの超傑作が、ここに開幕! 人は現(うつつ)、あやかしは夢、心は境界! 神隠し――それは突如として人を消し去る恐るべき怪異。 学園には関わった者を消し去る少女の噂が広がっていた。 「お前と歩む事が何を意味するか、俺は十分に承知している」とか 格好をつけながら、魔王陛下と呼ばれる高校生、 空目恭一は自らこの少女に関わり、姿を消してしまう。 愛だの恋だの人間だの純粋性をカケラも信じていない男だが。 空目に対して恋心、憧れ、殺意―― 様々な思いを抱えた者達が彼を取り戻すため動き出す。 オカルト? 死に対してのシンパシー?! そんなとき、空自の霊感が強くなってきた。異界と繋がってはいけない! 複雑に絡み合う彼らに待ち受けるおぞましき結末とは? そして、自ら神隠しに巻き込まれた空目の真の目的とは? 甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作が装いを新たに登場した。 作者が一切のブレーキをかけない貪欲さが 余すところなく、つめこまれている! 怪奇、幻想、少年少女、異形、怪異、都市伝説! さすがに早くに完成させている甲田らしさは、何年たとうと色褪せない! でも、きっと思う。仲間っていいなってね! 子供のことを恒常的に悪魔と称し、 専業主夫作家で妻が働いている可能性があるものの皆目不明。 岡山県津山市出身。二松学舎大学中国文学科卒業で、 現在は千葉県内または東京都城東地区に住んでいるであろう甲田は、 DNA「禄」主導で、自己顕示欲の塊。言い訳の名人。 感謝と奉仕も根底になくはないが、ようはありとあらゆる事象を自己宣伝! 子は良いネタである。 「禄+司」は、自制心の欠片も何もなく、 未来を見通すというよりは、過去に囚われる傾向。 「禄+車」は、レッテルをはられたくなく、なんらかに制約をされるのが苦手。 「車」×2あり、頑固で危険な描写は嫌いではない。 「禄+調」は、組織になじめず単独行動を良とする。 才能は、守護神だけにこの「調」で、独創的少女を描くことだが、 宿命内干合で「玉」にもなり、どこか落ち着いた年配の女性にも変化しやすい。 「草+禄+丑月」は、若い時は堅実も晩年気持ちが緩むと、 それまでつちかってきた物を失いかねない冒険をしやすい。 「辰」年生まれ「草酉」は、働き者であることは間違いないが、 仕事だけに専念していれば、今頃もっと大物であったろう。 生き方を表す伴星は「車」で、危うい単独行程。 物事の始めの洩星は「調」で、故郷との別れ。 締めにあたる導星は「車」で、全部ぶっ壊す。 宿命の特長は、晩冬深夜二時頃の草木で、 まるで白夜のように年干に「陽」が輝いているが、 見せかけに等しいため、月干「宝」と干合すれば 「海」に変化してしまい、さほど役に立たず。 少女は容易く婦人に化けてしまうということか。 総エネルギー202点は普通の人で、 自身の木性は38点しかないのに金性が66点もあり、 若い時は良く働き、晩年で異性で狂う可能性も否定出来ず。 守護神火性は当然のように18点と脆弱で、 根っこもないので自身の木性で支えるという蛸足作業。 楽な宿命ではないが、取り柄は早期稼働の午未天冲殺の宿命を さらに早めに刺激できることであろうか。 年干支の「陽辰」は表向きは柔らかだが、 そもそも弱いところに、中面辛辣なところから、変転変化しやすい性癖。 月干支の「宝丑」は、存外現実で常識的で金銭物質目当て。 そして日干支の「草酉」は、あらかじめ完成された盆栽の例えで 色あせないものがあるため、焼き直しはしやすいとも言える。 机上の空論より実践重視。空自もだ。 干支番号構成は、53-38-23で北方西方南方で東方欠けで、 そこらは作品にもあらわれているはずで、本物の未来は回避したいはず。 後天運は、初旬「2歳海寅」はDNA「玉」。 落ち着いた、やや古くさく無難さが付加されるも、後転稼働運はなし。 2旬「12歳雨卯」は、年支「辰」の害があり、とてつもない飛躍は困難も、 DNA「龍」の対冲は、新たな流れに乗り過去を破壊。 故郷もあとにしただろう。 3旬「22歳木辰」は、DNA「石」の支合。仲間がテーマな作品でデビュー。 狡猾に何かを頼るのが、屈辱や妥協を受けぬ術。 4旬「32歳草巳」は、DNA「貫」の守りの質。 月支「丑」に日支「酉」のからむ三合会局の大事件。子供も出来て、大わらわ。 現在の5旬「42歳陽午」は、月干「宝」の干合で方針変換。 とはいっても多忙の「車」が、「玉」になるわけで、 過去作のリメイクもありの、突如運が稼働する 降って湧いたような守護神DNA「調」の10年運天冲殺で、 実感がわけば、若い女性を主人公にした作品になる。 今後は6旬「52歳灯未」がDNA「鳳」の10年運天冲殺で、 月干支「宝丑」の天剋地冲になるので、本格的な立場の変更に、 豊かな発信力強化で、考えもつかない展開がありえるかもだが、 前旬もふくめ、初旬条件のない10年運天冲殺は、 主導DNA「禄」を自己顕示欲のみに活かさず、 深い感謝と奉仕に使えるかにかかわる。 それが出来ねば、ほぼ間違いなく抜けるか抜けないあたりで 急降下の恐れもあり。 7旬「62歳山申」は、DNA「司」で地道であり真面目だが、 場合よっては、惨めであり悲惨でひもじくもなる。 我欲は敵と心得てほしい。 「世界とは有害物質を排除によって成りたっている側面があります」と なるかもしれずだぞ。 8旬「72歳畑酉」は、DNA「禄」の刑で、主導DNAは自己確立だが、 争いも衝突もありで、色々手を焼き、生きた心地がしないかもしれない。 さて甲田は新しい情報をだせない理由として 「子供に手がかかるので仕事できてないのは事実なのですが」と 常日頃SNSでボヤいているので主夫的であるのは間違いないが、 そもそも午未天冲殺の結婚は、 相手がそれなりに年上でならないと上手くいかない。 ところが甲田は同級生といっても、僅か4ヶ月だけの年上では、 年干支が「陽辰」で共通だろうと、甲田の月干支「宝丑」で、 妻の日干支が「宝巳」で大半会があろうと、 日干「草」の甲田が「宝」と一緒になっても、 痛めつけられるだけで、そうそう良い事はなく、 せいぜい友人として刺激をもらえるだろうが、 とても結婚するような間柄ではない。 唯一救いなのは、おだてれば外に仕事にいってもくれるし、 流れに乗れば、天空も駈けぬける生月冲殺といったくらいか。 とはいえ、こればかりか交際開始なり 結婚時期に問題があったとみえて(06年/陽戌?)、 第一子男児(12-0824/灯巳)は、甲田には守護神方向でも共通干なく、 妻とは大半会あろうと、二人にとっては鬼門といえる 目上剋しの子丑天冲殺だし、 甲田が悪魔と称する第二子女児(14-0703/草亥)に至っては、 甲田の天冲殺の夢の中に誕生して制御不能ばかりか、 妻とは共通干支のない日座冲殺である。 日座冲殺は異性であろうと家族であろうと、運気を吸い上げて下げたり、 結婚すれば誰かが体調不良に陥るなり、 事件や事故の被害者になりかねない強者。 そりゃ住む場所には困らないとはいえ、 今後の素晴らしい作品を提供できる保証は、 いくら甲田が守護神10年運天冲殺に入ろうと、ほぼないに等しい。 この改良方法は、いずれかの親に育ててもらうか、 全寮制の学校にいれて、仕事に専念するしかない。 ならば、甲田も派手に売れるだろうし、 そのための費用などひねりだすのは訳ない。 さあ、このまま地獄まで付き合うか、 親子はたまにしか顔を見られんだろうが、 共に幸せになれるなら、それで良いではないか。 それが出来ねば甲田は長くは続かない。 子の成長と共に衰えが加速するからだ。 また、その道をとれれば、二人とも面白い後天運を所持しているので、 共倒れを回避し、生き延びるだけではなく、飛翔すらできぬことはない。 そういう相手と結婚してしまったのだからやむなし!☆ |
甲田学人○77-0128 |
草宝陽陽 酉丑辰+2 調車車禄司(禄主導) 木性(38)火性(18)土性(40)金性(66)水性(40)/総合202 午未天冲殺/天冲殺(42歳陽午/52歳灯未) 大半会(32歳草巳)/主導DNA(72歳畑酉) 火性脆弱/金性過多 +2歳海寅/12歳雨卯/22歳木辰/32歳草巳/42歳陽午/52歳灯未/62歳山申/72歳畑酉〜 |
第二子女児○14-0703 |
草鉄木海 亥午午-9 石牽玉鳳鳳(鳳主導) 木性(46)火性(50)土性(50)金性(18)水性(17)/総合181 申酉日座冲殺/初旬条件あり(日干支を天剋地冲) 主導DNA(29歳灯卯)/ターボ運(69歳〜) 金性脆弱/水性脆弱 -9歳畑巳/19歳山辰/29歳灯卯/39歳陽寅/49歳草丑/59歳木子/69歳雨亥/79歳海戌〜 |
移 動 祝 祭 日● 2 0 2 0 年/ 鉄 子 |
20年●01月分 20年●02月分 20年●03月分 20年●04月分 20年●05月分 20年●06月分 20年●07月分 20年●08月分 20年●09月分 20年●10月分 20年●11月分 20年●12月分 |
コラム総合○目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜) |
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