★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 2 0 年(鉄子)●12月 山子 // 移 動 祝 祭 日 |
■12月分一覧 (2020年●目次) |
石川宗生○ホテル・アルカディアの誕生はビートルズの瞑想にあり(2020_1201) |
山本巧次○早房希美の謎解き急行の昭和を懐かしむ令和の華麗なトリック(2020_1208) |
滝沢秀一○やっぱり、このゴミは収集できませんで試される(2020_1216) |
おぎぬまX○地下芸人という猛毒自慢(2020_1223) |
■2020年12月01日(火)山寅 |
石川宗生○ホテル・アルカディアの誕生はビートルズの瞑想にあり |
○16年(陽申)のありえないDNA「玉」の守護神年に 「吉田同名」で第7回創元SF短編賞(16-0419/宝未)受賞し、 18年(山戌)のDNA「石」の害年に同作を含む 「半分世界」でデビューした石川宗生(84-1111/畑酉)が、 DNA「調」年という独創性あり年(20年/鉄子)を迎え、 「ホテル・アルカディア」で律音日に 第30回Bunkamuraドゥマゴ文学賞(20-0903/畑酉)を受賞。 同賞は毎年交代する一人の選考委員によって選ばれるもので、 今年は哲学者の野矢茂樹(54-0915/木戌)が担当。 同作は03月30日(海申)に上梓している。 受賞作は「小説すばる」に、18年(山戌)から19年(畑亥)にかけて 掲載された掌編小説群に、一部書き下ろしを加えた連作集で、 7歳で母を亡くしたホテル「アルカディア」の支配人の 絶世の美女一人娘プルデンシアは 敷地のはずれにあるコテージに閉じこもってしまって出てこない。 なんとかして出てこさせようと、ホテルに投宿していた7名の芸術家が 彼女を誘い出すために、つむいだ物語。 同情の念といたずらな好奇心に陶酔しながら、 めいめいが凝りに凝って、ブルデンシアの構成要素を集め出す。 本から脱け出した挿絵が「別にお邪魔はしないさ」と 部屋に住みつづけ、私に野ねずみの捕り方を教えた「本の挿絵」、 身体中に突如多くの動物が棲みはじめた「代理戦争」、 何千年も前から上へと伸び続けるタワーマンションの街を調査するも、 1万階を過ぎたあたりで食糧が尽きてくる「チママンダの街」、 ある朝、女性の五本の指にそれぞれ別の色の糸が生えているという「糸学」、 文学作品のタイピングが仮想空間に横たわる人の 五感にさまざまな刺激を与えるという甘美な「タイピスト」、 丸太造り師や迷宮技師など一風変わった専門家を訪ね歩く「わた師」、 夜空に浮かぶ死者たちを望遠鏡で観測する「光り輝く人」、 市販のゾンビパウダーで人々が ゾンビ化する社会を描いた「ゾンビのすすめ」など ある意図にそって繰りひろげられる21の不思議な物語。 千葉県千葉市生まれ、アメリカ合衆国オハイオ・ウェスリアン大学を卒業後、 イベント営業、世界一周旅行、 メキシコ・グアテマラでのスペイン語留学などを経て、 フリーの翻訳家になり、現在は東京都町田市内に棲息し、 犬を飼育しながら粘土をこねている石川は、 DNA「牽」主導で、状況を設定し妙な枠組みをこさえて、 その意志のなかで、明確な役割を発動させる。 「牽+禄」は、就業経験はなくとも妙に場慣れしている。 「牽+鳳」は、温厚だが気分屋。 「牽+牽」は、無為無策で上品とは言えない方向に走りやすい。 「牽+車」は、配慮に欠け、強権発動しかねない。 「畑+牽+亥月」は、きびきびしているが、持続力に難ありで、 ショートショートが性に合っている。 「子」年生まれ「畑酉」は、我を通す意地を張るで、 一部はプルデンシアの意志へと投影されている。 生き方を表す伴星は「貫」で、波風はたてたくない。 物事の始めの洩星は「鳳」で、なんとなく。 締めにあたる導星は「牽」で、名誉を得る。 宿命の特長は、初冬午後十時頃の街並みだが、 それこそ行政の助成金をうけながら、 芸術家に住居兼アトリエを無償提供するフラットな場所も 総エネルギー145点という身弱さに加え自身の土性は僅か13点と儚さで、 作品であったり芸術家を意味するばかりか、 自身の配偶者成分を意味する木性は45点もあり、 一見賑やかでも、年干「木」は正規の相手ながら 近場にある月干「草」は陰陽関係で迷いあり。 この迷いはプルデンシアの思いでもあるが、 あれもこれもと量産した石川の技術であり、 同時に選択肢の多いなかでの気持ちで苦悩。 さらには火性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人なので、 無限大の成長力といっても限界あり、痺れをきらすとは言わないが、 熱気がないのでプルデンシアには、なかなか伝わらずに、もどかしい。 変人とはいえ圧はあるようでないので、そこも含めて嫌われない由縁でも、 見栄えは良くても、作物を成功させていくのが 急務というならば、木を使うのか草を使うのか 明確な意志表示をしたいが、それは後天運でいずれかが変化したときに 火性を一気に使える臨戦態勢を維持できるかにかかわる。 すなわち理性で周辺を整理して、役割発揮をしていくべきなのだろうが、 それまでは何でもありの姿勢からは免れないのか。 年干支の「木子」は、何度もリセットして挑戦する。初心に還りやりなおす。 月干支の「草亥」は、仲間を募って異様な何かをする。 とはいえ、周囲に毒を注入するさげ▼▼的でもあり。 そして日干支の「畑酉」は、年長の援助者次第で、 技法にこだわりを持つ人だが、「畑巳」ほどの威力はなくも、 組織や中心人物の運気をなぎ倒す刺客の役割。 干支番号構成は、01-12-46で東方と北方のみ理想世界で、 緩やかな未来や安定した内側世界に縁なしか。 後天運は初旬「9歳陽子」は、遅咲きながらDNA「玉」。 ありえない伝統性古典旧さであり、 我が国ではなくても世界の古典をなぞらったのは、 このあたりで、千夜一夜物語やデカメロンが視野に入る。 また、日干「畑」が年干「木」を干合すれば、 年干支は「山子」となり、10年運干支と律音的 (初旬のみ陽と山は同格扱い)となるので、後天成功運型となる。 2旬「19歳灯丑」は、DNA「龍」のありえない改良改革の半会に、 冬の方三位という、冷ややかな学びで、そのものズバリ海外が視野に入る。 現在の3旬「29歳山寅」は、DNA「石」の他者を意識したり、 しないでどうにかなる10年運天冲殺で、原則は群像劇だが、 そこに放り込まれた個や、頑なに個であることを固執する存在との関わり。 この後は4旬「39歳畑卯」が、DNA「貫」の納音。 過去の完全破壊を成し遂げる因縁解脱10年運天冲殺で、 積極的否定は危険を伴うが、多忙のなかで受け身であれば、 程よく無用なものが廃棄され有り難い。 5旬「49歳鉄辰」は、DNA「調」の支合で異端を極める。 月干「草」の干合は、進み行く方向性の変化。 「木」と「草」双方向木性への迷いはなくなるが、 「木」ばかり意識すると、その「木」も干合で「山」化するため、 微妙と言えば微妙。 6旬「59歳宝巳」は、月干支「草亥」の天剋地冲を伴う DNA「鳳」の半会で、腹をくくって特別な表現手法を用いるようになるが、 気を抜きすぎると萎える恐れ。 7旬「69歳海午」は、DNA「司」で塩水の洗礼は、派手さも薄らぎ、地味。 8旬「79歳雨未」は、DNA「禄」の引力本能強化も、 冬生まれに水性は厳しく、さすがに停滞か。 周辺には果実の実る庭園や菜園があり、薔薇の木や花が美しく、 過去のアルカディアに逗留した芸術家達の作品展示がなされているとは、 「畑」の石川にはまさに理想郷。そんななか、正当な評価がなされずとも、 この地方の優美な情景を絵画に収めようと 務めたプルデンシアの母親フリアは、美しい子を授かり、 最高の作品としてこの世に残したが、 ある朝、光りのなかで、風景画のように気高く美しく動きをとめ 心臓発作で33歳の若さで夭逝したのは、 石川の月干支「草亥」にあるような子をもうけると 短命になりかねない芸術家の宿命だったか。 それを思えば、一見チープなホテル名も (実際検索してでてくるのはラブホテルだ) 別の輝きをしてくるようであり、恐ろしい。 火性ゼロは一筋縄でいかぬため、このような技を用いるのであろう。 なお、本作はビートルズの楽曲「ディア・プルーデンス」への オマージュであり、実話に題材を得ていることは、 同じく火性ゼロらしく興味深い。 さて、選考委員は哲学者の野矢茂樹(54-0915/木戌)とした。 羅状で共通干支のあるうえ、干合支害という緊張感を持ち合う関係だが、 「58歳畑卯」の害切れ干合支合10年運の最後で、 石川を選出した意義は小さくはないが、 さすがに選考委員の個性が最大限に活かされると納得させられる。 あとは、初旬2旬でありえない火性が補填され、 それなりの活動をしてきた石川が、早熟との闘いに打ち勝って、 今後とも風変わりな年長者達が好みそうな 題材を料理できるかにかかっている。 次の火性年(26年/陽午)までの課題はそれだ☆ |
■2020年12月08日(火)草酉 |
山本巧次○早房希美の謎解き急行の昭和を懐かしむ令和の華麗なトリック |
○14年(木午)のありえない木性の条件あり天冲殺年に、「八丁堀ミストレス」が 第13回このミステリーがすごい!大賞(14-0531/海寅)で、 最終候補に残るが、守護神とはいえ害日のため受賞は逃すも、 同じくありえない木性の条件あり天冲殺に加え、 方三位年まであった翌15年(草未)に同作を加筆修正後、 「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう」と改題し、 隠し玉として刊行、小説家デビュー。 以降、DNA「牽」の干合名誉年だった18年(山戌)の干合重なり天冲殺日には、 「阪堺電車177号の追憶」で、 第6回大阪ほんま本大賞(18-0725/山午)を受賞。 翌19年(畑亥)のDNA「車」の天剋地冲年の、守護神天冲殺日には、 同作で第15回酒飲み書店員大賞(19-1001/宝未)受賞。 「時空探偵おゆう 大江戸科学捜査」はドラマ化されているが そのキャリアからも、会社公認で作家活動が認められ 「鉄道ミステリの新たなる旗手」と評されている 山本巧次(60-0704/雨巳)の最新作 『早房希美の謎解き急行』が、 09月13日(畑未)のDNA「車」の天冲殺日に上梓されている。 首都圏の大手私鉄・武州急行電鉄に勤める早房希美のもとに、 社内の各部署からトラブルが持ち込まれる。 踏切の障害物検知装置が謎の誤作動を繰り返したり、 駅員に階段で突き落とされたと乗客から訴えられたり ――名刑事だった齢八十になる祖父の知恵を借りながら、 鉄道の安全と乗客の生活を守るため、希美は奔走する! 無駄と癖のない文体には、主人公に感情移入して、 あっという間に推理の醍醐味に引き込まれる。 「遮断機のくぐり抜けは大変危険です」 「雨の日は御足元に充分ご注意ください」 「危険物の持ち込みはお断りしております」「痴漢は犯罪です」 「特急のご乗車には特急券が必要です」の五篇はどれも、 ひとひねりふたひねりある逸品で、 元気な女性が活躍する鉄道ミステリー短編集。 和歌山県出身で、中央大学法学部を卒業し、「自他共に認める鉄道好き」で、 これまでは在阪電鉄にて会社公認の作家活動を行い、 今年(20年)になり定年で専業作家になった山本は、 「禄」冲殺主導で、簡単に満足しない貪欲さ。 「禄冲+貫」は、限定されたフィールドでお客様のご要望一番で、 とりあえず利潤を追求しないからこそ、結果的には収まり良し。 鉄道員はお客様のために「逃げちゃいけない」のだ。 「禄冲+司」は、傍観者なのに妙に先を読む。 携帯電話を使えないトリックも、ドラマチックに構内呼び出しを使い解決し、 特急出発までのカフェでもてなす。 時代を何十年も遡るような設定もかえって新鮮。 「禄冲+玉」は、家庭的なのに計算出来ない事件と展開。 才能はこの「玉」で旧いものに縁ありで、また公共的な組織内で、 一案件を掘り下げたり、毎度おなじみの苦情を処理するマメさ。 「禄冲+石」は、他人に一度整理させて自分のものにする。 「雨+禄冲+午月」は、適職にたどり着くのに時間を有し、 それまでは疲労困憊でも、世のため人のため必死に働くが、 仕事はヒントが隠されているので嫌いではない。 いまどき陳腐なと言われようと、どこか懐かしい昭和の心意気。 「子」年生まれ「雨巳」は、狭視であれこれ得意分野に特化する。 また、異性の気持ちを理解するのに苦労をする。 生き方を表す伴星は「鳳」で、無限大の発信力。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。 締めにあたる導星は「貫」で、最後は一人で努力する。 宿命の特長、仲夏正午頃の港に停泊する船の乗船員に提供される飲料水。 総エネルギー182点は威圧感なく、気軽に利用できる癖のない飲み物だが、 冲殺月干「海」の影響は、発泡する。 木性ゼロ(DNA鳳/調なし)は、あえて目立とうとせず、 必要とする人にしか用がない。鉄道に例えれば、派手さはない売店。 あるいは苦情処理に特化した駅務室で、マニュアル通りに対応するため、 工夫する必要はないため、その分私生活で無限大の発信が可能だった。 年干支「鉄子」は、自己陶酔自画自賛のスタイルの良さを誇る特急車両。 月干支の「海午」は、休息なしの保線作業。 冲殺されているので、何があるかわからない。 そして「雨巳」は、猜疑心の塊だが、 事故を起こさぬためには、何でも疑ってかかる必要。 干支番号構成は、37-19-30で西方南方で夢のような世界。 後天運は、初旬「1歳雨未」は自己犠牲10年運天冲殺。 DNA「貫」とはいえ、マイペースは難しいので、組織に属する必然ありも、 年支「子」の害は、簡単には進めないが、 月支「午」と日支「巳」の隙間埋める夏の方三位の完成で、 未来を見通すような明るい想念を与えられる。 2旬「11歳木申」は、DNA「調」のありえない刑と支合。 独創的表現力や一風変わった趣味に足を踏み入れる。 3旬「21歳草酉」は、DNA「鳳」のありえない事件の半会で、 仕事で訓練されながら、果てしない創造力が磨かれた。 4旬「31歳陽戌」は、DNA「司」の変剋律。 家庭を持つなり仕事で堅実な役割に苦悩することで、才能が磨かれる。 5旬「41歳灯亥」は、DNA「禄」の主導DNA天剋地冲で、 自己確立をしながら、世のため人のために力を使い、 それに苦悩することで才能が磨かれる。 6旬「51歳山子」は、DNA「牽」の役目役割に栄誉。 仕事上の役割の苦悩もあるだろうが、作家デビューもはかり、 それで本業でも貢献できるという、 難しいながらも才能が磨かれながら苦悩する。この最後で停年退職。 来年(21年/宝丑)の守護神DNA「龍」の半会年から始まる7旬「61歳畑丑」は、 DNA「車」で思う存分多忙。 8旬「71歳鉄寅」はDNA「龍」の守護神害で、 ありがた迷惑も、さすが息切れか。 単身赴任となった、守護神DNA「龍」年の11年(宝卯)の ありえない条件あり天冲殺月の07月(草未)に、 自由になる時間ができたことで、 「人生の経歴がサラリーマンだけ、というのも面白くない」と考え、 学生時代の熱狂を思いだし、創作に入る。 これは生月冲殺としては、良質な晩年の過ごし方。 本作も鉄道好きでなくても、身近な交通機関である 鉄道会社の、さもありそうな話が荒唐無稽でなくて救われる。 特に、池袋駅を起点とする、 東武東上線と西武池袋線のちょうど真ん中あたりを走り、 千川〜小茂根〜早宮〜新座〜三芳〜川島〜吉見から 熊谷まで伸びる本線に、途中三芳から分岐して青梅まで到達する支線、 さらには、中野から駒込の山手線の外周を走る路線に、 都営三田線への連絡線など沿線住民としては歓喜ではないのか。 環七や環八を使った路線がないのは、東京の成りたちに無理がないし、 沿線の方はぜひ路線図を見ながら想像してほしい。 趣味として見る鉄道と「中の人」として見る鉄道には、 多くの制約を伴うギャップがあり苛立つこともあったそうだが、 それが作品の糧になる貴重な経験として滲み出ている。 国内の鉄道は99.9%制覇したというなにより山本でしか描けない別世界に 足を踏み入れるのが楽しい。 いつもと同じ一日。でもちょっとずつ違うかもしれない一日が終わる☆ |
■2020年12月16日(水)雨巳 |
滝沢秀一○やっぱり、このゴミは収集できませんで試される |
○98年(山寅)に結成されたお笑いコンビの マシンガンズのツッコミで(結成時はボケ)、 12年(海辰)から生計を立てるため (妻の出産費用が必要となったのがきっかけ)に、 友人の伝でごみ収集会社に正社員として就職し、 20年(鉄子)現在もお笑い芸人との二足のわらじとして活動。 19年(畑亥)の夢の中の納音年に受けたインタビュー内では 「本業がゴミ清掃員で、芸人は副業」 「この仕事を辞める気はない」などと語り、 現在は芸人よりもゴミ清掃員としての活動に本腰を入れ、 その経験を活かして「ごみ研究家」として テレビ出演や講演会を行い、 環境省により「サステナビリティ広報大使」に任命された 滝沢秀一(76-0914/畑巳)の8冊目の著書 『やっぱり、このゴミは収集できません ~ゴミ清掃員がやばい現場で考えたこと』が、 09月10日(陽辰)のDNA「玉」日に刊行されている。 同著は、コロナ禍のゴミ清掃員の日常。 むき出しのマスク、燃える清掃車、倍増するゴミ・・・。 緊急事態宣言下で何が起こったのか。 テレビ・ラジオで話題沸騰のゴミ清掃芸人が 本気で資源について憂える、笑ってはいられない禁断の書で、 滝沢ならではの努力と汗の結晶というか、 この令和の世をしたたかに生き抜く励まし。 「芸人をやめるのは嫌だった」 その昔父親に「お前が生まれるから歌手を諦めた」 と言われたのを見事に乗りこえた記録! 生活最優先で、ゴミ清掃員を本業にするために、 ポンコツを自覚し受かりもしないような オーディションはマネージャーをどやしつけ断った日々! そして働く以上はお金も大切だが、 お金以上のことを求めたくなり、 酒や女より興奮する活動に活路を求めた! ゴミから考察する、その家庭や会社! ゴーグル付のマスクの下には、深謀遠慮あり! なぜ分別せねばならないかを、納得の解説! 信じられないようなゴミの内容! 世界の食糧危機を軽く救えるほどの贅沢な廃棄! ゴミについて考え、応援したくなる! 疲れるけど、痩せられてお金までもらえる ゴミ清掃員は最高! そして応援したくなる書である。 東京都足立区生まれ。 東京成徳大学人文学部英米文化学科卒業の滝沢は、 「鳳」主導の表現者で、冷静沈着で心は優雅。 才能は主導する「鳳」で、酒好きの喰い道楽(笑)に見事な発信力。 「鳳+車」は、庶民的で、気の効いた人物と思われ、 実際、その気になると動きは素早い。 「鳳+調」は、他人とは違う生き方をしたいという強烈な願望。 「鳳+玉」は、自己反省をしながらも (自分は実行できるできないはともかく努力) 客観性ある精神構造で論評する。 「鳳+龍」は、葛藤多いが乗りこえて新しい世界を構築。 「畑+鳳+酉月」は、存外常識人。 「辰」年生まれ「畑巳」は、どっしりと構える。 生き方を表す伴星は「鳳」で、遊び半分の人生。 物事の始めの洩星は「車」で、孤独の中で始める。 締めにあたる導星は「龍」で、次を考えている。 宿命の特長は、仲秋午後八時頃の街並みで、 どういうわけか、まだ太陽が沈まずに 夕日という形で目視できるのに、 街頭の明かりも灯っているという 一見効率の良くない世界は迷いが生じる。 とはいえ、よくよく考えれば、後のことまで考えれば そうそう陽光には頼れずに、 すぐ近くにある灯火を使うことに気づいたのが 本書を書く動機のようなものか。 守護神の木性が年支「辰」内「草」のみで、 危険な仕事が似合ったり、 木性は配偶者成分でもあるので、どこか危険な結婚。 年支「辰」VS月支「酉」の支合と 月支「酉」VS日支「巳」の半会があり金性の強化は、 なかなか稼働力があがらず、 結果、twitterの呟きから仕事に結びつく。 そこらは、共通干支のある有吉弘行(74-0531/海申)に感謝だが、 総エネルギー226点中、 その方向の水性が僅か13点しかないが懸念。 年干支の「陽辰」は、表面温厚中身は辛辣。 にこにこしたふりで「このー」とか怒っている! 本当は「ゴミ屋さ〜ん」などとは言われたくない。 月干支の「灯酉」は、義理と人情の収集稼業。 怖い物知らずだが、 感動しやすく、難しいところなし。 そして日干支の「畑巳」は、外見穏やかも、 内面は気弱さと開き直りで自己矛盾多し。 倒柱と呼ばれ、白蟻のように組織を倒す。 今は清掃事業の陰を表にだし、 啓蒙活動に盛んも、いつまで持続出来るのか。 干支番号構成は、53-34-06で北方西方東方で、 南方欠けは未来に不安感じやすい。 10年運初旬「8歳山戌」は、DNA「石」の10年運天冲殺も、 年干支「陽辰」を納音的(初旬のみ陽と山は同格扱い)のため、 仲間ありき、仲間の犠牲などを伴えば成功運型。 すべからく妥協が伴うが、受け入れれば良し。 また同時に30年に渡る苦悩すれば才能が磨かれる 変剋律(異常干支の30年連続)も始まり、 初旬は、仲間との軋轢が才能を磨く。 2旬「18歳畑亥」は、納音天冲殺で自己犠牲。 98年(山寅)のDNA「石」の害年に、 当時は律音年で人生の折り返し地点だった 西堀亮(74-1004/山寅)とマシンガンズを結成するも、 共通干もない害の相手では売れる訳もないが、 過去を否定するところから才能は磨かれた。 3旬「28歳鉄子」は、DNA「調」の独創性。 08年(山子)の「子」重なりに結婚をしているが、 どこで出会ったのかも不明も、おそらくは支援者。 出会いは06年(陽戌)や07年(灯亥)の 守護神天冲殺年だとも思われるし、 当初は妻の滝沢友紀(71-0530/草卯)に 生活を支えられていたと推認するが、 出産費用捻出のため、12年(海辰)のDNA「司」年には、 正社員として清掃員にもなる。 現在の4旬「38歳宝丑」は、DNA「鳳」の主導DNA半会。 突入後の14年(木午)のDNA「牽」年には、 即座に携帯小説「かごめかごめ」でデビューし、 18年(山戌)の条件なし天冲殺夢の中では、 「このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景」を 上梓して専門家として引っ張りだこになり現在に至る。 今後は5旬「48歳海寅」が、DNA「司」の害で、 使い勝手の良かった月干「灯」が「草」になり、 進み行く方向性の変化。 異性なのかはたまた別の危険なものなのかはともかく 刑と害なので家庭に波または病気の懸念。 自分ばかりか家族の誰かの可能性も。 内側世界に落ち着きなし。 6旬「58歳雨卯」は、月干支「灯酉」の天剋地冲を伴う 感謝や奉仕だが、地味すぎれば滞り。 7旬「68歳木辰」は、DNA「牽」の栄誉を伴う 守護神木性で、見事な復調で、老いは感じさせない。 永年の功績で叙勲あたりか。 8旬「78歳草巳」は、DNA「車」で益々元気となる。 さて、繰り返すが、マシンガンズが売れなかったのは、 最悪の時期に最悪に近い相手と出会ってしまったこと。 とはいっても、底力のある滝沢ならでは、 埋没したままでは終わらない宿命。 次の試練は結婚だろう。 前述したが、出会いまたは交際開始が、 滝沢の夢の中で、同棲もしたかもしれない。 そして明けて、今度は妻の夢の中での入籍。 あまりにもわかりやすいが、 支援者がパートナーに変わったわけだが、 哀しいことに共通干はない。 とはいえ妻の木性は滝沢の守護神であり、 滝沢を刺激し追い込んでいるのが、 回り回って救いになり、 どん底に近い状態で清掃員の職を得れば、 それもまた別の仕事になって這い上がっていく。 原点復帰ができるのが「畑巳」。 とはいっても、蝕むのは妻であったり、 清掃業界なのか、おそらくは滝沢の啓蒙活動により 面倒なことも出てきたが結果は良しという図式。 そこで滝沢の私生活に戻れば、 夢の中で共通干のない相手と一緒になったので 第一子男児(13-0310/草亥)は、 父親の守護神であろうと冲殺範囲をもつばかりか 天剋地冲の関係で、これまた刺激を与える。 日座冲殺で寄生しながら、 近親者や異性に災禍をもたらしたり、 お知らせ現象でブレーキをかける、 わかりやすくいえば、憎めないさげ▼▼。 母親とは共通干支もあり大半会もある、 子供らしい矛盾の無さだが、父親には理解不能。 そして、第二子女児(16-0712/草未)は、 ようやく滝沢と大半会があり、 妻とは大半会三合会局まであり、 妻の主導DNAの出産になったわけだが、 こちらは典型的なドラ娘か。 産後鬱になったのは、母親を独占したかった息子の 天冲殺と害年で、その陰の気が母親に全部行ったもの。 これもやむなしか。 滝沢にいたっては、妻子三人が「草」で、 寄ってたかって剋するものだから、 条件なし天冲殺納音年には、 簡単な肩の手術で入院したのに、 一時心肺停止にもなるのだから、怖い。 そして今年(20年/鉄子)は、 妻は60年に一度の干合天冲殺年で、 夫の著作でイラストレーターデビューしたり、 blogまで始める浮かれ三昧。 このあたりは息子も干合年なら、 娘は60年に一度の干合支害年だが、 そこらはあとは滝沢が全部良き方向に変換したのか 10月09日(草酉)の滝沢の守護神半会日にして、 妻の納音日で、息子の天冲殺日に、 環境省より「サステナビリティ広報大使」に 任命されるのだから、頑張り甲斐はあったもの。 コロナの外出自粛でゴミが増えて、 仕事量が増えたのは、ありがた迷惑みたいなもので、 どのみち「畑巳」という、 どこかゴミ仙人様のような男の価値は高まったのだろう。 なお、12月10日(灯亥)のDNA「龍」の天冲殺日には、 旧作「かごめかごめ」が、大幅加筆訂正され、 携帯小説から一般小説に生まれ変わり、 文庫化されているが、本来それを読むべきだったのかもしれぬが、 怖そうなので知らなくて良かったのかも(笑)☆ |
■2020年12月23日(水)鉄子 |
おぎぬまX○地下芸人という猛毒自慢 |
○中学生の時に読んだ漫画に感激し、自らも漫画家を目指す。 高校三年生の時に渾身の漫画作品を出版社へ持ち込むが酷評を受け、 その後も4年余り、幾たびも持ち込みを試みるが結果に繋がらず。 大学在学中に友人からお笑いの道に誘われ、芸人活動を開始。 これには芸人として有名になったのちに 漫画家としてのデビューの道も拓けるに違いないと思い、 10年(鉄寅)にスクールJCAへ19期生として入学。 卒業後、11年(宝卯)のDNA「石」の害年から プロダクション人力舎所属のお笑い芸人として活動。 芸人としての適性がないことを悟り退社し、ギャグ漫画家を目指し、 令和初として「だるまさんがころんだ時空伝」で、 第91回赤塚賞(19-1202/雨酉)入選。今年(20年/鉄子)にはいり、 ジャンプ小説新人賞2019(20-0302/木辰)銀賞を受賞した おぎぬまX(88-0126/鉄辰)の『地下芸人』が、10月30日(陽午)の DNA「車」の守護神日に上梓された。 同作は中学生時代の部活動(テニス部)で出会い、 6年間ダブルスを組んだ友人である小田と広瀬が、 お笑いコンビ「お騒がせグラビティー」を結成して十年。 未だ一向に売れる気配がなく、周囲の芸人も次々と引退していく中、 何が面白いのかもわからなくなったオダは、 広瀬からコンビ解散を告げられてしまう。 (広瀬はデザイン会社で働くといいだすので、 作者の実体験も織り込まれている)解散まであと一か月。 ネタをずっと書いてきたオダが最後に出来ることは・・・なんだろう。 二人をずっと見続けてくれたファンへの恩返し!? 広瀬が解散を思いとどるような衝撃のネタを提供できるのだろうか。 「どうして俺は芸人を目指したのか?」「二人じゃなきゃダメなのか?」 元芸人の著者がひたすらに笑いを追求する者たちを 描いたデビュー作は、かつて蚕糸の森公園前から西新宿への地へと 大きくなっていた元事務所へのオマージュでもある。 神奈川県相模原市中央区出身。 東京都町田市能ヶ谷育ちで、和光大学表現学部を卒業。 現在も小田急線鶴川駅近辺在住のおぎぬまは、 DNA「玉」主導で、生き方の本質は変えられず、 条件は別にして、申酉天冲殺らしく地元からは離れることが難しい。 あるいは、その理由もない。 「玉+司」は、生活するために職業ありが基本だが、 派手さはなく、なかなか思い通りには行かず。 つい昨年(19年/畑亥)までは、生活するために、 コンビニ、こどもの国の牧場・プール監視・スケート場売店、 バーミヤン、牛丼屋、引越し、自販機補充回りなど、様々なバイトを経験する。 「芸人とは商品だ」と判っていても困難を極める。 「玉+龍」は、その思いをストレートに伝えづらく、 誤解されやすい性癖には、お得感なし。 「玉+牽」は、用心深いので、新しいものを投入するのに二の足を踏む。 新ネタをおろすには度胸必要。 「玉+調」は、笑いやマンガの世界では、 他の追従を許さぬものの、生活力はなし。 才能は、この「調」で孤独から産出される独創性。 「鉄+玉+丑月」は、確証がないと踏み出せない。丸暗記では芸にもならず。 「卯」年生まれ「鉄辰」は、上がって落ちる。 上昇しても、不注意不安定で落ちやすい。 生き方を表す伴星は「鳳」で、趣味のような人生。 物事の始めの洩星は「調」で、孤独な作業から。 締めにあたる導星は「玉」で、故郷で目下と共に。 宿命の特長は、晩冬深夜雨にたたられた渡し船。 または連絡橋であり、周囲はぬかるみ、 足元は良くないが、明かりだけは照らされている状態で、 不安定極まりないが、需要はゼロではない。 橋も落ちれば、水陸両用車輌にも化ける都合の良さだが、 信じて乗車したり、あるいは、その橋を渡っても 目的地に確実に到達できる保証はなし。 その元凶は、年支「卯」VS日支「辰」の害で、表裏あり。 「灯」は守護神なので、ありがた迷惑みたいだが、 これは魅力であり武器であり落ち度。 利用する側させる側の腕次第といったところか。 悪人にもなるが、善人でも持続力なし。 申酉天冲殺でも親との未来永劫同居もなし。 年干支の「灯卯」は、なかなか本腰をいれて生きられずも 覚悟をすれば一気に突っ走る。 月干支の「雨丑」は、時間をかけて我が道を極める。 そして日干支の「鉄辰」は、前に進むだけ。 守りには疎いが攻めている時は強い。 干支番号構成は、04-50-17で東方西方北方の南方欠け。 後天運は、初旬「7歳海子」は、DNA「鳳」の半会で、 ゆとり気長で遊びで結果をだすものだが、 冬生まれのため忌み神扱いで、発信者としては難しい人生行程。 2旬「17歳宝亥」は、DNA「石」の屈辱と妥協。 相方もいないピン芸人の悲哀。 現在の3旬「27歳鉄戌」は、 年支「卯」VS日支「辰」の害切れを伴うDNA「貫」の納音で、 壊れた結果ほどよく力が抜けて頭角を現し始め、 ようやく戦える態勢になったと言える。 今後は4旬「37歳畑酉」が、主導DNA「玉」の 10年運天冲殺支合で、本領発揮で我が世の春も、 初旬条件があるわけではないので、特に感謝と奉仕が望まれる。 5旬「47歳山申」は、DNA「龍」の10年運天冲殺で、 進み行く方向の変化で新たな挑戦を行えば、 月干「雨」は「灯」に、10年運は「陽」の守護神救いだらけで 燃焼しきれるはずも、感謝なければ失速も早い。 6旬「57歳灯未」は、DNA「牽」の守護神名誉で、 年干支「灯卯」の大半会もあり、相当動きは活発だが、 10年運天冲殺を抜けているので、感謝なければ不名誉にも転ぶ。 7旬「67歳陽午」は、DNA「車」。守護神扱いも、危険な老い。 8旬「77歳草巳」は、DNA「司」の干合で、 生きること、金銭物資、異性などへの執着。 「芸人なんて、どんなに面白くても相方がなんかの気まぐれで 解散を申し出たら、全てが終わってしまう生き物だと。 その点、ピン芸人なら自分が心が折れなければ、 死ぬまで芸人を続けることができる。 それにギャラだって独り占めできますからね」は、 本心であり、また違うだろう! それが害持ちらしさと言ってしまえばそれまでも、向き不向きもあるのだし、 何より偏屈な宿命を活かせる後天運とヤル気がなければ、 売れるものもうれない! 本書ではマネージャーが、特定人物を気に入って売りだしたり、 異性という目で見て推していく姿に疑念をはさんでもいるが、 そういうこともふくめての世界であることを 一方で悟ってもいるわけだが、表裏ありなわりには不器用で、 女性マネージャーに取り入ることができないもどかしさもあり。 また、バカ話だけを提供して売れる世界ではないのも事実。 成功するのは芸人の世界でも一般人でも変わらず、 どれだけ真剣に燃焼できるかだが、 一方で巻末には、おぎぬまが信奉する メイプル超合金のカズレーザー(84-0704/畑亥)との 対談が組まれており、本人からは「もうお笑いやってないから。 笑いをとらねばならない仕事もやってないし、 だから肩書きも、あまり芸人って言わないんです」という コメントをひきだしている。 芸人が喰えるようになるのは、 芸人ではないポジションを得ることかもしれない☆ |
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