★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 1 6 年(陽申)●10月 山戌 // 移 動 祝 祭 日 |
■10月分一覧 (2016年●目次) |
藤井健太郎●悪意とこだわりの演出術と振り返る過去(2016_1001) |
及川眠子●破婚(18歳年下のトルコ人亭主と過ごした13年間)に何もなし(2016_1004) |
我孫子武丸●裁く眼の昭和のサスペンスらしき安易(2016_1011) |
岡本貴也●世界が記憶であふれる前にの毒と夢の名残り(2016_1014) |
ぺんたぶ●ハキダメ。 銀行員七野夏姫の渉外日誌の不吉(2016_1018) |
五十嵐雄策●七日間の幽霊、八日目の彼女の秘策(2016_1025) |
■2016年10月01日(土)陽辰 |
藤井健太郎●悪意とこだわりの演出術と振り返る過去 |
■TBSのバラエティ畑の名物演出家で、 現在は水曜日21:56「水曜日のダウンタウン(14-0423/木子)」の 演出に専念している藤井健太郎(80-0416/畑未)が、 08月21日(草亥)のDNA「車」の半会日に、 『 悪 意 と こ だ わ り の 演 出 術 』を 担当編集者に強く口説かれたということで、 DNA「玉」重なりらしく、過去を振り返る形で上梓した。 同書は、ちょっぴり下世話、ほどよい悪意、わかりやすさと深さの両立。 好調をキープするTBSバラエティの中心にいる男が、 芸人崩れのスタッフをちょっと軽蔑し、 「テレビ好き」だけど「お笑い好き」ではない藤井が、 テレビ業界を目指す人には何にも役立たない、 「番組を面白くすること」にしか興味のない 自身の生きざまを語り尽くしたもので、 「100人が1、面白いと感じたことと、 1人が100面白いと感じたことには同じ価値がある」とあって、 藤井の番組の根底にあるものを提示している。 内容については、あれこれ記しても仕方がないので、 以下に目次を再録する。 □第1章 番組作りのこだわり 自分の「好き」と「面白い」を突き詰める/ダメならダメなりの見せ方を 悪意の正体/説明過多は醒める/人一倍高い反省力と心配力 etc・・・。 □第2章 藤井健太郎 全仕事 限度ヲ知レ/クイズ☆タレント名鑑/テベ・コンヒーロ/水曜日のダウンタウン 芸人キャノンボール2016 etc・・・。 □第3章 テレビマンの青春 入社試験で一度は落ちているTBS/お笑いのノウハウを学んだ「リンカーン」 松本人志の圧倒的な打率/溜めこんだ無駄が活きてくる etc・・・。 □第4章 サラリーマンこそフルスイング 原動力は「見栄」/面白いモノに価値がないと思われるのはマズイ/会議ネタは少なめに 「やらせ」をするのは平和な番組 etc・・・。| ●特別対談 ×有吉弘行 ●元・TBSアナウンサー 枡田絵理奈コラム 以上である。 東京都練馬区出身。立教中学校高等学校を経て、立教大学経済学部を卒業後、 TBSの試験には落ちるも、制作に特化したTBSエンタテインメント(現在はTBSに統合)に、 03年(雨未)の主導DNA「禄」年に入社。 当初は「はなまるマーケット」などの情報番組でADを務め、 04年(木申)のDNA「牽」の名誉年に、入社1年目で出した企画が通り、 入社2年目で特番「限度ヲ知レ」のプロデューサーと総合演出を兼務。 入社後3年でバラエティに異動し「リンカーン」の立ち上げに参加。 その後同番組でディレクターとなり、 「ひみつの嵐ちゃん!」や「さんまのSUPERからくりTV」を担当、 09年(畑丑)のDNA「貫」の納音年にたちあげた「クイズ☆タレント名鑑」は、 一部で絶大なる支持を得るも、12年(海辰)に惜しくも終了。 夢で始めたものだから、惜しくても仕方あるまい。 ただ、あの番組で藤井はハラをくくったから今があるのだと思う。 14年(木午)の名誉が形になる60年に一度の干合支合年よりは、 「水曜日のダウンタウン」に専念し、 特番として「クイズ☆正解は一年後」と 「芸人キャノンボール〜公道最速借り物レース〜」に携わっている藤井は、 DNA「禄」主導で、自己顕示欲抜群で、自分がやりたいことしかやらないが、 感謝と奉仕の人でもあり、楽しくはしたいが手抜きはしたくない。 「禄+司」は、一見地道で現実に即した生き方で仲介能力に優れる。 「禄+車」は、ルールには絶対縛られない自信あり。 「禄+調」は、ユニークな発想で組織には馴染めず。 一般的なサラリーマンには向いていないということだ。 主導する訳ではないが「調+調」にも触れておけば、 常識を感覚のなかで飛び超え、それを頑なにまで持続出来るタフさもあり。 「畑+禄+辰月」は、地道だが異性で崩れやすい。 とりあえず独身みたいだけど、妙な芸能人と結婚して苦痛を味わう可能性大。 「申」年生まれ「畑未」は、世の演出家。 TVと聴取者をつなぐ使命感に生きる。 伴星は「車」で、危険なこともするが働き者なのだろう。 宿命の特長は、晩春午前八時頃の街。 「鉄」×2を列車と見ればターミナル駅だろうし、朝の混雑の慌ただしさ。 コンクリートのビル群だとすれば、早出の人間が忙しく動き回る光景。 総エネルギー271点は、存在感あり。 わけても自身の土性は94点もあり見事な塊で、引力本能抜群。 さらには金性81点は、作物を考えれば忌み神だが、 そこは人を育てずに、自分の愉しみと解釈すれば、 石ころがごろごろというよりは、表現力に長ける現場人間で、 環境がどうのこうのに配慮するかは別にして、 とりあえず面白可笑しければ良いという姿だ。 年干支の「鉄申」は、マニュアル重視。 ただし、それは一般的なルールブックではなく、この人ならではの取り決め。 月干支の「鉄辰」は、気を見るに敏な進撃上手。 そして、進むと決めたら後退知らずのイケイケドンドン。 そして日干支の「畑未」は、他人のつくったシステムにちょこんとのって、 略奪の限りを尽くし、自分の領土みたいにしてしまう。 それはタレントだろうと、吸収しつくし利用しつくしたらポイ捨てもあり。 目上酷使の子丑天冲殺でもあり、年上芸人は実は戦々恐々(笑)。 これが「出演者を紹介する際にあまり使われたくないような過去のVTRを使う」、 「特定の容姿をピックアップする」「言動を必要以上にいじる」などの悪意の源である。 干支番号構成は、57-17-56で北方知恵の領域と南方の一点で、 実際は行動領域は広くはない。 練馬区出身だから、「クイズ☆タレント名鑑」の 「ギリギリ有名人が逃走中の」ロケは、豊島園遊園地でだったんだ。 後天運は、初旬「6歳宝巳」は、DNA「鳳」のバランス感覚を与えられ、 小学校入学時あたりから、自己の才能を活かすことは考え始めたはず。 2旬「16歳海午」は、DNA「司」の堅実さ。 一応、藤井少年はそれなりに真面目な生活を送ったのだね。 このあたりの大学進学も就職も、苦労をしてまで、 自分にあわない生き方はしたくないというもの。 「畑未」で支合もあり形になったのだから、良き例であろう。 3旬「26歳雨未」は、DNA「禄」の主導DNA廻りで自己確立。 ここで完全にスタイルを確立したことになり、向かうところ敵なし。 その向かうところ敵なしの守護神年である 今年(16年/陽申)から始まった4旬「36歳木申」は、DNA「牽」の名誉。 編集作業までやってしまい、現場にはりついている藤井だが、 さすがに上も、これ以上無茶をやらせないというよりは、 これまでの仕事を評価する形で、何らかの称号なり役職が用意される。 それも藤井が断りづらいようなものになるはずで、 それはそれで、しぶしぶ受けるのも良し。 今後5旬「46歳草酉」は、DNA「車」の危険。 「鉄」に干合されれば「調」で独創性。 反抗してでも、動きのある誰にも真似できぬような番組を作るはず。 6旬「56歳陽戌」は悩めば悩むほど才能が磨かれる30年の始まり。 DNA「玉」は、伝統・格式・歴史などに切り込むか、ひとつの流れを極める。 7旬「66歳灯亥」は、DNA「龍」の半会で、 いくら保証もされる勤め人ではなく、さすがに組織を立ち上げるか、 立ち上げていれば、新たなものに変えて行く。 8旬「76歳山子」は、さすがにDNA「石」の屈辱と妥協で、 年支「申」と月支「辰」のからむ10年運天冲殺で、 突風のように世界が拡がるが、体力が残っていれば、 往年の力は発揮して、笑えるパフォーマンスが期待出来ぬこともない。 藤井はナレーション原稿はすべて自分で書くそうである。 自分の城にしたあとは、他人の手をいれたくないというか 手抜きをしない徹底的に笑いを追究する丁寧な仕事は称賛されよう。 瞬発力より時間をかけてやっても、 年干と月干の「鉄」も日干の「畑」も干合で変質しないから、 クオリティを落とさぬ自信のあらわれだろうし、 奥行きのある番組が作れるに違いない。 また、興味をもてないのに 「視聴者はこういうのが好きなのでしょ」と いっても良い番組はつくれないことだが、 ようは盗賊の親分が納得しない番組は作らないという強い意志の現れ。 だから「カラオケ歌われるまで変われません」にしろ、 「モノマネされないと帰れない」番組は、鶏がいたしね。 ちなみに当初はTVをはじめマスコミの就職は全滅だった藤井は、 「意外や子供が好きで」小学校の先生になろうと思っていたそうである。 型破りな学芸会やらされて、大変だったろうね。 なんといっても「一見すると無駄だと思われるような、 くだらない知識や情報も、とりあえず貯めこんでおくと、 後々発想のキッカケになる」とか言われて詰め込まれるしなあ。 それは、土性過多の藤井には向いているだけだから。 でも「やりたいように出来る立場になったら好きなことをやろう」は、 子丑天冲殺で傍若無人な「畑未」の藤井だからできること。 やっぱり、一般人には参考にならないかもな本だった。 でも、これってちょっとした善意だなと感じたけどね(笑)☆ |
TBS 藤井健太郎●80-0416 |
畑鉄鉄灯 未辰申+6 調調車禄司(禄主導) 木性(38)火性(25)土性(94)金性(81)水性(33)/総合271 子丑天冲殺/天冲殺(76歳山子/86歳畑丑)/変則方三位(16歳海午/46歳草酉) 主導DNA(26歳雨未)/変剋律(56歳陽戌/66歳灯亥/76歳山子)/三合会局害(76歳山子) 木性脆弱/火性脆弱/土性過多/金性過多/水性脆弱 +6歳宝巳/16歳海午/26歳雨未/36歳木申/46歳草酉/56歳陽戌/66歳灯亥/76歳山子〜 |
■2016年10月04日(火)畑未 |
及川眠子○破婚(18歳年下のトルコ人亭主と過ごした13年間)に何もなし |
○タウン誌の編集、コピーライターなど12回の転職を経験後、 85年(草丑)のDNA「牽」年に、車のPRソングの歌詞を募集する 「三菱ミニカマスコットソングコンテスト」で最優秀賞を受賞しデビュー。 以後、Wink、CoCoなどアイドルのヒット曲の多くに歌詞を提供。 89年(畑巳)には、Winkの「淋しい熱帯魚」で、第31回日本レコード大賞を、 DNA「車」の天剋地冲天冲殺年だった94年(木戌)には、 やしきたかじんの「東京」で、 全日本有線放送大賞・読売テレビ最優秀賞を受賞。 また、DNA「牽」の天冲殺年だった95年(草亥)に発売された アニメ「エヴァンゲリオン」の「残酷な天使のテーゼ」は、 発売15年にして11年(宝卯)のJASRAC賞金賞(著作権分配額1位)を受賞するなど、 とてつもない印税収入を得た及川眠子(60-0210/山辰)が、 18歳年下のトルコ人(正確にはクルド人)の元夫に、 00年(鉄辰)のDNA「鳳」年に旅先のイスタンブールで出会い、 01年(宝巳)のDNA「調」年から交際し、 05年(草酉)のDNA「牽」年に結婚し、 14年(木午)のDNA「車」年に離婚するまでの13年間に、 3億円のお金を貢ぎ、離婚時に背負った借金は7.000万円という 超劣悪婚の全てを赤裸々に告白したダメージラブバイブルの 『破 婚』(18歳年下のトルコ人亭主と過ごした13年間)が、 07月30日(雨丑)のDNA「司」の干合変則方三位日に上梓された。 同書は、全編、自身の浅薄さは失念し、 ともかく元夫への罵詈雑言悪口の大バーゲンなので、 バカらしいだけで、面白くも可笑しいわけでもなく、 さりとて何らかの参考になるようなものでもなく、 小説作品どころか、ほぼ間違いなく著者の愚痴であり、 気分が滅入るので、熱烈推奨は一切しないということを 前もって記しておきたい。 なぜ、著者は体臭の問題に加え毛深さなど外国人を嫌っていたのに、 風土と食事があわず、好きでもない相手と結婚したのだろうか。 ひとつは、本人曰く「18歳年下のトルコ人と結婚すればウケるだろう」 という不純なもので、たしかにウケたそうだ。 また、「残酷な天使のテーゼ」を知っているならば気づくかも知れないが、 ようは、年上女性の目線から若い男を天使にたとえ応援していったり、 苦悩していくようなもの(坊や、大きくならないで・・・だ)。 だからといって、本人が実践すべき、ことでもないのだが、 この元夫は、及川に出資させて、旅行会社他を設立するが、 拡げるだけ拡げてことごとく失敗し、最後には、若い同胞の恋人をつくり、 離婚後にはこれ幸いには再婚するも、未だ金銭問題は片付いておらず、 及川は離婚したあとも、弁護士を雇い、追い込みをしているそうだ。 そんな時間があるなら、こんな本を書いていないで、 素晴らしい作詞でもしろよと思ってしまうのだが、 どうにも、二度と戻らない時間が惜しいのか、 やはりお金を一円でも取り返したいのか今でも執念を燃やしている。 そんな及川の出会いと、いかに騙されたかとを、それでも未練があったのか、 お国柄の違いも気づかずに、一方的にハメをはずした記録である。 和歌山県和歌山市出身の及川は、「貫」主導で、衝突することも多い頑固者で、 状況環境により変化し、好き嫌いの差が激しいタイプ。 才能も「貫」となり、一定のスタイルを堅持する。 なので結婚したら、過ちに気づいても、なかなか立ち直れず。 ひたすら辛抱強いだけで、それを美徳とは言わない。 (実の母親には誉められたそうだが) 「貫+司」は、急がず焦らずマイペース。 「貫+牽」は、打算的で主義主張なし。 旅行会社もなりゆきで経営にタッチするが、元夫と良い勝負の計画性などなし。 「貫+鳳」は、時流には乗れず優雅なれど、現代に通用する生き方ではない。 だから、日がな絨緞屋の店番なんぞをしていた暇人になびく。 「貫+貫」は、用心深い故に利己主義。とはいえ目先のことに心を奪われがち。 元夫が「N」という刺青をいれて、本名は違うと怒り狂う。 「山+貫+寅月」は、自尊心強くどろんこになれぬが、 他人の後始末は存外得意も、子供っぽい自意識の持ち主。 「子」年生まれ「山辰」は、平時には先頭を走るが、 揉め事が起きると、誰かを頼らねばならない。 だったら、旅先の迷いを引きずるなだよね。 宿命の特長は、初春午前四時頃のちょっとした岩肌が突起した 険しい山脈で、陽光の恵みもそこまでなく冷え冷えとしている。 守護神火性は、良質な灯火ではなく、 月支「寅」内「陽」のDNA「龍」なため、 「山」にもかかわらず海外で息抜きをしやすいが、 本来は耳学問や情報を駆使して使用するもの。 とはいえ、これとて組織に守られてこそ本領発揮するので、 一発あてただけで孤高の「山」は、野人扱いとなる。 また、日干と月干が同一の「山」なので、 目下と目的は共有しやすいが、張り合う部分もあり。 だからだろう。本業を忘れ旅行業やらホテル経営までやってしまった。 そして作詩家なのに、表現力である金性は総エネルギー219点中、 僅かに9点しかなく、ワンチャンスを活かしきるのみ。 「山」としては存在感はありの土性88点は立派だが、 木性52点は表面を飾るには悪くないのに、全て地支内のため、 まるで化石のような原生林を内包する空洞でもあるのか、 どうにも容易くは理解不能のワンダーランドだ。 後天運は、初旬「2歳灯丑」が、ありがたくもありえない直火で、 DNA「玉」は、じっくりと静かに学ぶ。 年支「子」と月支「寅」のミゾを埋める変則方三位完成で、安定感もでた。 このあたりが作詩家としての素養。 不器用な「山」なので、シンガーソングライターは諦めた。 2旬「12歳陽子」は、DNA「龍」のふらつき。 じっとせずに、何かに挑戦したくてうずうずしている状態。 3旬「22歳草亥」は、突如出現した10年運天冲殺のDNA「牽」の名誉で、 作詩家として世にでて成功への道を探る。 4旬「32歳木戌」は、DNA「車」の天剋地冲10年運天冲殺で、 ここで、米びつとなるエヴァンゲリオンの仕事をこなし、 以後、カラオケやパチンコで使用される都度1円やら1.5円が積み重なり、 とてつもない財を得る。人生の大逆転を体感した。 感謝や奉仕があれば、さらなる飛躍も約束された。 5旬「42歳雨酉」は、DNA「司」の干合で、月干も同時に連動するため、 目下に迷い、異性に狂い、稼いだ金銭物質を放出。 ここは生き方次第で、上がりも下がりもするので、 自然界におおいに試されたとみる。 現在の6旬「52歳海申」は、DNA「禄」の自己顕示欲の示威。 年支「子」と日支「辰」のからむ三合会局で、 本来は感謝と奉仕で社会貢献すべきなのに、 何をとち狂ったか、過去の清算に全精力をかけて、 こんな本まで出してしまうも、他人からは物笑いの種になってしまう。 今後は7旬「62歳宝未」は、DNA「調」の不平不満で失墜。 8旬「72歳鉄午」は、DNA「鳳」の緩みで、もはや闘う状態ではない。 さて、元夫が78年(山午)生まれならば、及川の月干支「山寅」が、 相手の年干支を大半会するため、のめりこんでいったさまは、 手に取るようにわかる。 だが「山」が海外に出かけていって、幸せなど手にすることは叶わないのだ。 「山」は動かず、静かに本拠地で待つもの。 籠の鳥状態で自由度の少ない「山辰」だから、冒険をしたのだろうが、 相手はおそらく「木戌」なり「草亥」の日座冲殺で、 及川は冲殺範囲を持たれてしまい、まんまと遊ばれたのではないか。 仕方あるまい。相手は口は達者で、人を煙に巻くのが得意な 根っからの詐欺師なんだろうから。 そしてトルコには「ごめんなさい」にあたる言葉がないそうで、 過去は忘れることだ。なのに、下手に名前があるからといって、 こんな最後のノロケみたいな本をだしてしまうのは、 恥の上塗り、本末転倒ではないか。 充分すぎるほどの施しを自然界から受けたのに、 社会貢献活動や災害時の救援活動など一切出来ずに、 他国の若者に入れあげたことは、罰だと本人は気づいていないのだろうね。 才能があり、金銭物質を得られたのではなく、試されただけ。 だから、もうこの人が作詞で大ヒットに恵まれることは絶対ないし、 この本がベストセラーになることも決してない。 「飛んでイスタンブール、恨まないのがルール♪」 ではないのか(笑)☆ |
及川眠子○60-0210 |
山山鉄陽(月支内のため野人扱い) 辰寅子※-2 鳳貫牽貫司(貫主導) 木性(52)火性(22)土性(88)金性(09)水性(48)/総合219 戌亥天冲殺/天冲殺(22歳草亥/32歳木戌)/変則方三位(2歳灯丑) 天剋地冲(32歳木戌)/干合支合(42歳雨酉)/三合会局(52歳海申) 火性脆弱/土性過多/金性脆弱 -2歳灯丑/12歳陽子/22歳草亥/32歳木戌/42歳雨酉/52歳海申/62歳宝未/72歳鉄午〜 |
■2016年10月11日(火)陽寅 |
我孫子武丸○裁く眼の昭和のサスペンスらしき安易 |
○以前から準備してきたとはいえ、 89年(畑巳)の月干支「畑酉」の大半会を伴う DNA「石」年の03月(灯卯)、「8の殺人」で小説家デビュー。 望まれれば、コミカルタッチや女性視点の作品から、 重いタッチの作品まで、幅広く手がけ、漫画作品の原作のほか、 94年(木戌)に発売されたサウンドノベル ゲームソフト「かまいたちの夜」のシナリオを担当し、 小説以上ともいう名声を得た我孫子武丸(62-1007/山寅)が、 「別冊文藝春秋」に14年(木午)から、今春まで連載していた 『裁 く 眼』が、08月30日(木申)のDNA「車」の トリプル「申」重なりに上梓された。 同作は、漫画家になり損ね他人の悪意や敵意を怖れているとしながら、 (普通に感じる矛盾ではあるけれど) 浅草の路上で似顔絵を描いて生計を立てている 江東区亀戸在住(実家はとんかつ屋)の主人公が、 たまたま、いつも仕事をしている画家が 食中毒になったとかいう理由で、代役がいなくなったTV局員が、 取材に訪れた浅草の鯛焼き屋で、その腕前を吹きこまれたとかで、 「法廷画」を描いてほしいという依頼が舞い込んできた。 描いたのは、結婚詐欺とその被害者に対する 連続練炭殺人の疑いをかけられた美女で、 注文通り描いた絵が、テレビで放送された直後、彼は頭を殴られて昏倒。 彼は一体、何を描いてしまったのか? さらには、法廷で隣になった同じく法廷画家は殺されてしまう。 彼と彼女を襲ったのは何者なのか。 たまたま春休みでヒマだった同居する中学生の姪っ子に たきつけられ犯人捜しをすることになるが、 その犯人は、裁判所をうろついていた彼女まで殺そうとする。 衝撃的な、その犯人は唖然。 決して驚くことではなく、そんな前振りもなく、 殺人者にしちゃっていいのかという、唖然(笑)。 この作家らしいのだろうけど、そこは少々の肩すかしがあるかもしれない。 兵庫県西宮市生まれ。京都大学文学部哲学科を中退し、 在学中は京都大学推理小説研究会に所属し、現在も猫二匹を従え、 夫人と京都市右京区太秦帷子ケ辻町付近に在住の我孫子は、 DNA「調」冲殺主導で、あまり人付き合いのよくない、 時に女性的感性の強い恐ろしく偏った考え方をするが、 まともに交流するより、テキトーな人なので、 話半分に聞いていないと、被害に巻き込まれたり、 他人を嫌な気分にさせる。とはいいながら、SNSのアイコンは、 「おこってへんよ、ボヤいてんねん」は、さすがに自身のことで的を射てる。 「調冲+車」は、常に尖っていて反骨の塊。 大衆的目線でいるよりは、犯罪者でも無実なのではと興味本位で疑ってかかる。 王道を支持するわけではないので、先日の「キングオブコント2016」でも、 義理堅く「かまいたち」を応援する。 才能は、この「車」で二つもあり、いちいち突っかかるのだが、 お説ごもっともな部分もあり、周囲は一概に否定せず。 「山」なのに、妙なフットワークもあるのが厄介で、神出鬼没。 「調冲+禄」は、ともかく口が達者だが、振りまわされては痛い目を見る。 「調冲+石」は、自尊心は嫌味なほど強く、名誉より黒幕を気取る。 なので、賞などの類には縁なく、また縁がなくても、 口八丁でデビューしてしまうような時代の緩さあり。 「山+調冲+酉月」は、一見人当たりの良いオヤジだが、 持病があり、それと向き合う人生。 風流だが、うらぶれくたびれ感も適度にだしている、ひらめき人間。 とはいっても「寅」年生まれ「山寅」は、自分がかわいい自己愛の御仁。 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の小さな湾に面した港を見下ろす「山」。 兵庫県出身者なので、誉めれば六甲山といったところか。 しかし総エネルギー195点は、さほど存在感はなく、ある意味軽い。 年支も日支も「寅」なので、表裏はないが、さりとて生月冲殺であるのに、 街(畑が乗っている月干支)が空洞化しており、 かつては流行った商店街も、シャッター通りと化しているのであろう。 背景の「山」は立派に見せるために努力をしているが、 はまれば破壊力があり、かつてはゲームソフトもヒットさせたが、 なかなか本人が熱くならないのだから、やむなし。 それは守護神火性が、「山」に不可欠な「灯」のマグマに非ず、 年支と日支内の、地中にある太陽という緩くもヘンテコな光だから。 売りは生月冲殺のいい加減さであり、 それも「調」冲殺主導の変化球でひねくれたものなので、 犯人にされかけている無実の女性なり、その逆に、冷酷無比な女殺人鬼だとか、 女性のお笑い芸人みたいな人の一代記でも書けば、 それなりのクオリティを醸し出せるので、そこを狙うか。 本作でも、真の主人公は絵描きではなく姪っ子探偵だからね。 そっちのシリーズが向いているはず。 年干支の「海寅」は、芸術指向で何でも自分が一番。 月干支の「畑酉」は、表面を飾り、おどろどろしくはしない。 そして日干支の「山寅」は、親分肌なくせに、 自分は泥んこになれない葛藤あり。 干支番号構成は、39-46-15で、西方-北方-東方を結ぶデルタ地帯で、 そこまで領域は広がらぬのに、あちこちに手を出している感あり。 後天運は、初旬「1歳鉄戌」が、DNA「鳳」の半会で、 主導DNAの「調」を時に薄める役割をする風流さを付加。 重厚感溢れるというか、平時は腰が重いものの、 それで丁度良い按配の存在感を得る。 2旬「11歳宝亥」は主導DNA「調」の支合で自己確立。 方向性は見つけたはずだ。 3旬「21歳海子」は、DNA「禄」の自己顕示欲。デビューに漕ぎ着けた。 4旬「31歳雨丑」は、DNA「司」の異性であり家庭。 結婚はここだろうし、引力本能が最大限に発揮された結果、 「かまいたちの夜」もヒットした。 5旬「41歳木寅」は、ターボ運(子丑天冲殺廻り)が始まり、 さらに宿命に二つ持つ「寅」が重なり、動きにも無駄がなくなった。 また、ここからは何をしても派手になり、 DNA「車」は精力的に仕事を引き受け、こなす。 また月干「畑」と干合すれば、「山寅」になり律音的。 濃密な仕事をしたことになる。 現在の6旬「51歳草卯」は、DNA「牽」の名誉。 月干支「畑酉」の天剋地冲で、腹をくくる。 権威や名誉や勇気という意味合いが濃くなり、 今回の裁判所が舞台になるような作品も書く。 この後は7旬「61歳陽辰」は、DNA「龍」の改良改革。 新たな風合いで、向いてはいないだろうが、 いてもたってもいられないようになり、放浪しかねない。 しかし「山」はどっしり構えていなければならず、 京都にいながらにして、新たな試みが正解。 8旬「72歳灯巳」は、DNA「玉」の害。何が起ころうと有り難迷惑。 京都ではなく、生地の西宮を意識して、情けない思いをするかもしれない。 前旬で間違って京都を後にしていれば、戻って恥をかくもありか。 さて、我孫子が舞台とした、東京は亀戸に土地勘があるかは不明。 むしろ、亀戸である必然は全くない。裁判員裁判も傍聴したとしても、 裁判所にしても、東京だけに存在するものではないし、 大きな事件が関西ではないはずもなく、TV局もあるのだから、 さすがに何故東京を舞台にしたかが不明としかいいようがない。 我孫子が東京人ではないと知っていようといまいと、 どこか余所行きのセリフや、 慣れていない若い女性(といっても中学生だが)の存在が浮いている。 なぜ、勝手知ったる関西でなければならなかったのか。 まさか、練炭があるのは関東だけではあるまいに。 そして、型にはまったTV局員の描写にしても、 どうにも漫画にしか見えないのが辛い。 その辺をふくめて、今年(16年/陽申)が、DNA「龍」の守護神で、 新境地開拓とはいえ、条件なし天冲殺の夢の中ということか。 表紙を我孫子は「昭和のサスペンス映画っぽい」とか コメントしているが、法廷画家もしている人が表紙を担当しており、 散々取材もしただろうから、得意のぼやきも言えまい(笑)。 実話なら恐いが、通過点なんだろうなと理解したい。 また、蛇足ながら、誕生日には何10年かぶりに、 ケーキにローソク(5本)をたてたようである。 これがまた、守護神火性の天冲殺重なりで、どこか微笑ましかった☆ |
■2016年10月14日(金)畑巳 |
岡本貴也○世界が記憶であふれる前にの毒と夢の名残り |
○主導DNA「玉」年ながら、害年でもあった99年(畑卯)に、 出版社(マイナビ)に勤務しながら、劇団「タコあし電源」を旗揚げし、 執筆及び演劇活動を開始。 00年(鉄辰)年の律音年には、マイナビを退職してしまい 糸井重里賞受賞作で映像デビュー。 ほぼ日刊イトイ新聞にて「21世紀の向田邦子をつくる」コーナー担当。 01年(宝巳)には、BS-iドラマ「ジャッジカフェ」にてテレビ脚本家デビュー。 10年(鉄寅)には、初の本格小説「彼女との上手な別れ方」を発表し、 同作は14年(木午)に広末涼子(80-0718/海辰)で、 「想いのこし」として映画化された岡本貴也(72-0618/鉄辰)の 『世 界 が 記 憶 で あ ふ れ る 前 に』が、 09月04日(畑丑)の主導DNA「玉」に上梓された。 同作の主人公ナノ(88-1009/灯酉)は、 美貌なうえに成績優秀で東京大学理科III類に合格。 その秘訣を尋ねられると「記憶力がいいだけよ」としれっと返す。 しかし天は二物を与えず、彼女には右足の自由を与えなかった。 彼女は、父親がなくなった一年前の8歳の夏からの出来事を、 すべて憶えている。見たもの、聞いたこと、触れたもの、 そのときの感情も全部。 (全神経システムがタイムマシンに乗ったみたいなもので 超記憶症候群というらしい) でも、さすがにメモリーが限界だ・・・。 それを治すつもりで入学した東大医学部も期待出来ぬので、 さっさと退学し、その特殊能力で稼いだ二億円を元手に、 一人でひっそりと生きていくつもりだった。 でも、あと少し足りないので、最後の勝負をかけるために、 表参道駅に降り立ち、青山通り沿いにある高級スーパー (紀ノ国屋インターナショナルか)のレジにたち、最後の計画を実行。 (具体的には書けないので読まれたし) 宅配ドライバーのソライは、そうとは気づかずに、 業務用携帯電話の電池が切れたため、場違いな店に買い物に入った時に、 (行きがけの駄賃とばかりに)ナノが仕組んだ計画に巻き込まれ、 詐欺被害で保証人になった借金を返すために作った預金を盗まれてしまう。 手がかりもなく、警察すらお手上げの完全犯罪かと思われたが、 必死の思いで、過去の配達記録から、ソライはナノにたどり着いた。 しかし、既に国内預金は当局により封鎖されてしまったので、 香港へ行けば、お金を返すというナノについて、ついて行くソライ。 お金をひきだし、帰国しようとしたところで、事態は急展開。 悪いことは出来ぬものだね、置き引きにあって一文無しに。 そこで、二人の運命が大きく動き出す。 一人で生きていくはずだったのに、 なんでこんな男と、 カジノでお金を作らねばならなくなってしまったが、そこでも一騒動。 そして、帰国した二人を待ち受けていたのは、もちろん警察。 脱獄あり、逃避行あり、死にに行く場所あり。 そしてナノは一度は捕まり(のこのこ貸金庫のある銀行までいくかね) ふたたび逃げた。でもソライはナノをみつけ 「世界は君が記憶していないことの方が多いんだ」なんて殺し文句を言う。 全編ドタバタながらスピード感溢れる文章は、 読んでいて飽きないが、こんなのって、ありか・・・。 兵庫県神戸市出身。早稲田大学理工学部・応用物理学科を卒業後、 早稲田大学院・生物物理学修了、理学修士号取得した 珍しい理系の脚本・演出家としてキャリアをスタートさせ、 現在はJR沿線の横浜市在住の岡本は、 DNA「玉」主導で、生き方を変更出来ぬ不器用な面あり。 新しいことをやっても、旧いものからは逃れられない。 だから、味付けをしようと、王道スタイルを好む。 「玉+調」は、現実生活に不適合な部分があり、世間知らずで、自己陶酔。 「玉+龍」は、周囲と歩調がとりづらく誤解されやすい。 心で思っていることとは別の思いを口にしてしまう。 (まさに主人公の境地だが)どっしりひとっところで構えていればいいのに、 落ち着かないから海外まで、慌てて行って帰ってくる(笑)。 「玉+鳳」は、自己を棚上げして都合の良いことを考える。 発想的には主人公の思考はこんなもの。 才能はこの「鳳」で、冷静だが面白い表現力。 遊びに活路を見いだすこともあるから、カジノだってあり。 「玉+車」は、考えたことをストレートに行動にするわかりやすい面あり。 時に動物的であり、逃避行をしようと第三者にはお見通し。 日本の警察も甘くはないということだよ。 「鉄+玉+午月」は、放浪癖。 恋は盲目で、全国鍾乳洞の旅だってしかねない(笑)。 「子」年生まれ「鉄辰」は、自己矛盾は感じないので、 犯罪者にも真っ当な言い訳を用意させるのだろうね。 宿命の特長は、仲夏正午頃の熱い陽光に照らされた海に浮かぶ小型船。 大きな船なら安定感もあろうが、総エネルギー184点中金性僅か15点。 少なくとも大物にはなりきれず、常に仲間や後見人あり。 だから作品にも原案者(事務所の社長)あり。 全ての方向が、金性を上回っており、対等に闘うより、 逃避したり、ひたすら前へ進むだけなのだが、 「海」に波さえなければ、比較的小回りがきくわけだから、 素材さえ得れば、知恵を使い、感動的に料理していく作業は得意だし、 存外誰からも重宝がられ、使い勝手のよい仕事をする。 年干支の「海子」は、知恵者ながら知恵に溺れたり、 怒らねば、相応の力を発揮する言葉の魔術師。 月干支の「陽午」は、他人の力を利用する。運も喰う。 いわゆる「ヒノエウマ」だが、苦労せずに甘やかさせされると運気を落とす。 そして日干支の「鉄辰」は、後ろは振り向かず攻めて攻めまくる。 守りに弱いので進むのだが、豪放磊落で勝手気ままで、 他人の気持ちなど思いやる余裕もなし。 まさに自己都合だけで生きる主人公の姿が投影されている。 干支番号構成は、49-43-17で南方と西方と北方を結ぶ三角形も、 水平で極めて狭い領域には違いない。 後天運は、初旬「6歳灯未」は、DNA「牽」。 スタイル重視傾向だが、年干支「海子」と干合支害が形成されるので、 出だしが躓きやすく(まず最初に事件あり)、 親も順調とはいえぬ部分があるが、だからといって不穏な状態ではなく、 親の職業に変遷があったのではないかと推測する。 伝統的な中高一貫校で学ぶのは、「玉」主導らしきことでもあった。 2旬「16歳山申」は、DNA「龍」の改良改革。 10年運天冲殺で改良改革の半会となり、 神戸から大学入学のために東京へと出たのは、活かしきったもの。 そして、出版社に就職し、社会参加もし、機が熟するのを待った。 上がり下がりがある時期で、阪神淡路大震災時に、 故郷にいられなかったのを後悔しているが、 その苦悩は結果的には仕事には役立っていると見たい。 3旬「26歳畑酉」は、主導DNA「玉」の10年運天冲殺で、 自己確立をしながら自分らしく生きて、デビューに漕ぎつけ、 脚本家として実績もつくった絶好調時期。 現在の4旬「36歳鉄戌」は、DNA「貫」の納音となり、 気持ちとは別に、現実面の崩壊を招いている。 ひとつのことを極めれば良いのだが、あれもこれも手をだしているのは、 いまひとつ感心しないが、監督業に作家活動にと、 貪欲と言えば間違いなく、がむしゃらには進んできた。 あとは、突如自然界からプレゼントされた20年間に対して、 感謝と奉仕があるか否かで、先が不安になるか安泰になるかだろう。 この後の、5旬「46歳宝亥」は、DNA「石」の妥協。 仲間を前面にだしながら、裏に引き込むか、 とはいえ忌み神月干の「陽」は干合で「海」になるため、 目下や若い人に影響を受けて、仲良くやっていけば、 救いは多くなるので、一考を期待したい。 6旬「56歳海子」は、年干支の律音と日干支の守護神「鳳」の半会。 豊かな表現力と深みのある趣味は、 準ターボ運も始まり、さらに評価される見込み。 7旬「66歳雨丑」は、DNA「調」で鋭い。 先鋭的な感性と言えば聞こえが良いが、 相当偏った活動になるため、賛同者は減っていくが、 準ターボ運の守護神でもあり、成果は伴うか否かは別に相応の活動は可能。 8旬「76歳木寅」は、DNA「禄」の感謝と奉仕。 本格的ターボ運(子丑天冲殺廻り)が開始され、 奉仕活動に重きをなした、精神的活動になっていくが、 さすがに高齢でもあり、体力勝負になる。 ところで、岡本はこともあろうに、 11年(宝卯)のDNA「石」の害年の07月11日(草卯)の 干合支害日に当時住んでいた東京都墨田区内で結婚している。 生年不詳の(麻○)夫人の誕生日が、01月17日であり、 あの阪神淡路大震災の日なのを気に入ったのか、 それをひっくり返して、その日となったらしいが、 仲間を意味する害年の、干合支害日の結婚なので、 仕事仲間の一人と一緒になったのだろうが、 こんな暗い日に結婚生活を始めれば明るくなるはずもなく、 12年(海辰)には横浜市内に転居しているが、 13年(雨巳)には嫌っていた犬を飼い始め、 現在まで一向に家族が増える気配なし。当然だろう。 そもそも六月(午)生まれと一月(丑)生まれでは、 家系や心のありかたに害が生じるので、融合しづらいではないか。 また、09年(畑丑)の主導DNA「玉」年に開始したtwitterにしても、 (検索して調べると会話のやり取りがあったはずなのに) 結婚を前後して、大幅に削除した形跡があり、 この結婚は発展的ではない気がするのは、 10月05日(鉄申)の大半会天冲殺日のtwitterでは 「最近仕事があまりなく」と嘆いているが、そりゃ夏生まれには厳しい、 忌み神DNA「車」の危うい天冲殺の夢の中だからね。 恐らく仕事が伸びるような結婚ではないのだろう。 さらに岡本は、男女の違いこそあれ林家三平と同一生年月日の 共同テレビジョン・讀賣テレビ放送出身の 木村元子(70-1211/草丑)なる人物が設立した ドリームプラスという会社に所属し、 その社長である木村のアイデアを租借して作家活動をしているようだが、 両者は干合すれど、月干支は天剋地冲の関係だし、 岡本の日干支「鉄辰」が木村の年干支「鉄戌」を納音しているため、 いつかは岡本が木村の脚をとんでもない形で引っ張ったり、 単に独立して袂を分かつようなことが将来的に起きるだろう。 おそらくは木村の次旬「51歳海午」が、DNA「玉」の害なので、 近い将来それはやってくるということなので、 いずれ岡本は、新たな師を得ることになるだろう。 ここで、主人公の生年月日がご丁寧にも書かれていたので、 一応触れておきたいが、何かの成分が偏っているとか、 10年運にとりたてて特長が見受けられず、 あるのは月干支「海戌」と日干支「灯酉」が、干合支害になっており、 ろくでもない異性にしか縁がなかったり、 最後が華にならないという特性はあるものの、 これが記憶の洪水をもたらすほどのものだとは断定することは出来ない。 子供っぽい引力本能は感じるが、理性やら記憶に関する特長はないに 等しいので、作者が便宜上設定しただけだろう。 また、全255頁中246頁までは、本年(16年/陽申)最高の ラブ・ストーリーかなと思っていったのに、 凍えそうな場所(主人公思い出の場所になる寂れた鍾乳洞)で、 抱き合ったうえに・・・で、一気に興ざめてしまった。 大袈裟なうえに、バカじゃないのか(笑)。 違うだろう。ここは純愛で最後まで押し切ってくれないと、 記憶の洪水が哀しくなるし、犯罪肯定気味なのも退き気味のところに、 ヤマト運輸や佐川急便提供のドラマにはならんではないか。 最後にガックリきて、残念すぎて立ち直れん。 そのへんが、害毒始まりの結婚と夢の中の甘さかも知れないね☆ |
岡本貴也○72-0618 |
鉄陽海海 辰午子+6 鳳車龍玉調(玉主導) 木性(23)火性(45)土性(45)金性(15)水性(56)/総合184 申酉天冲殺/天冲殺(16歳山申/26歳畑酉)/主導DNA支合(26歳畑酉) 納音(36歳鉄戌)/ターボ運(準を含む・56歳〜) 木性脆弱/金性脆弱/水性過多 +6歳灯未/16歳山申/26歳畑酉/36歳鉄戌/46歳宝亥/56歳海子/66歳雨丑/76歳木寅〜 |
■2016年10月18日(火)雨酉 |
ぺんたぶ○ハキダメ。 銀行員七野夏姫の渉外日誌の不吉 |
○twitterで話題騒然、トータルリツーイト100万超え。 フォロワー数は「57.438」だが、 フォローも「20.699」(16年10月17日現在)もあるという ネット作家で「腐女子彼女。」「作家彼女」で一躍その名を轟かせた リアル銀行員のぺんたぶ(84-0628/雨巳)が放った 最新作にして、本人の銀行員としての経験を活かした ほんとの銀行マン出世物語ともいう 『ハキダメ。 銀行員七野夏姫の渉外日誌』を、 05月11日(雨巳)の律音日に上梓しているが、 悩み抜いた末に紹介することにした。 今作は、リアル銀行員が放つ、夢と希望のその裏に 苦悩と現実が見え隠れするハラハラドキドキのBANK STORYで、 (物語はほぼ、東京都新宿区内と千代田区丸の内あたりで展開される)、 妻「もう、わたしの願いは作家彼女で叶ったわけだし、 このうえなにがあるっていうの!?」 僕「いいかい、こんどの話しは僕についてのこと(キリッ)」 だそうであるから、期待したわけで、 さて元駅伝選手の女子行員が街中を疾走する姿は、 まずまずそれなりだか、さて主人公の七野夏姫は、 クールジャパンにかこつけたプロジェクトに勝てるのだろうか。 ワケありの取引先を一手に引き受ける渉外七課、 さて、通称「ハキダメ」に配属され、必死に書いた稟議を申請するたびに 本部に否認される毎日を送っていた。その本部決裁者こそ、 ハイパークールという威名をとどかす審査役の北大路たった。 七野はついに、北大路に向けて宣戦布告めいたメールを送りつけ、 (味方なのに敵にしているからねえ) 勝負の時は、意外にも早くやってきた。 国をあげて国策銀行となにやらきな臭いムードになっているなか、 そこに挑むのは、勝ってはいけないのに、丸腰で挑むさすらいのガンマン(笑)。 最後は、何故か勝っても負けてもない。 え〜ッとしながらも、格好いいことばっかになるドタバタお仕事小説だったが、 銀行員が題材なんていうのは、それこそ星の数ほどあるし、 ダメ女子行員VS出来る男子行員の図式に、 これにまつわる、どんでん返しにしても、 登場人物が多くないので、ある程度は予測可能。 これを愛嬌と片付けるかは別にして、 漫画並みに読みやすくて、ギャグ満載なんで、そこのあたりはお薦めするが、 落としどころだけは、期待してはいけない(笑)。 だって頑張るヒロインの恋は成就しないんだもの。 いや、待てよ。恋じゃないな。 ハイパークールは、ただの敵(カタキ)か(爆)。 詐欺師、否訂正、銀行員らしい、その場しのぎの嘘を吐いたり、 言質をとられたら負けで、楽しい騙しあいは満載だ。 福岡県出身で、故あって、立命館大学を卒業し、 勤務先銀行も当然のように不明(三菱東京UFJ銀行と推認)。 現在は(13年/雨巳の律音年に異動してきた模様) 東京の中央線沿線など西部地区の社宅に住み、 現役銀行員でありながら、愛する年上の妻のために、 一生懸命生きていると推測されるぺんたぶは、 「禄」冲殺主導で、愛もお金もいくらあっても満足しない。 だから、毎日妻に恋をし、給料以外に出版で稼ぐも、 ほとんどザルなんで、どんだけ〜とあっても足りず。 限界も満足もなく、果てしない。 「禄冲+貫」は、芝居はうてるが上手とは言えない。 そこが、また人心をつかむツボのようになっている。 「禄冲+司」は、妙な自制心があるため、 時に銀行だけではなく、ありえない仲介能力を自己発揮して、 顧客同士をまとめて利益をだす。 「禄冲+調」は、組織にそいながらも、犠牲になるのが落ちなのに、 頑張って評価されようとする姿勢もあり。 「今回のプロジェクトの正否は君の双肩にかかっている」と 持ちあげられながら 「逃げるな。そして失敗すれば全責任をお前が負え」なのにね(笑)。 「禄冲+玉」は、ヘンなことに家庭的。実は、あざといが排除はされぬ。 「雨+禄冲+午月」は、丈夫ではないのに、配偶者のために頑張る。 あるいは、惚れた弱みで、未来永劫続くようにひたすら努力をするが、 そこは相手も見透かさせていて、コキ使われる。 「子」年生まれ「雨巳」は、狭視で異性理解不能。 わからないので、わかったふりか、相手に理解してもらうしかない。 宿命の特長は、仲夏正午頃の一本の木にそばにある 歪なコンクリート製の池にある噴水。 それも勢いがあるわけではなく、霧みたいな感じ。 時折予告もなく仕掛けが作動して、池が大きくなったり小さくなるので、 それを楽しみにする見物客があるが、 決して客のためにやっているのではなく、不規則。 ノリは悪くないし、目上運のある午未天冲殺だが、 冲殺されており、そこが「鉄」から表出される「玉」なので、 年上女性に翻弄されるのは、ある意味宿命を活かしきっているのだろうが、 救いの金性の「鉄」でも、不安定なので、疲弊するばかり。 年干支「木子」VS月干支「鉄午」の天剋地冲は、 社会参加して仕事につくと、何かを犠牲にしてまでも、 一生懸命に頑張ろうとするが、周囲はそのぶん疲弊する。 時に鼻つまみ者である可能性もあり。 従って、自分の意志で動くより、組織の中で動かされねば良さはでない。 また、母親成分が月干の「鉄」で、冲殺されているだけあって、かなり異色。 となると父親は「草」だが、存在しないので、陰陽で年干の「木」が代役。 これは、特色のある母親があまり夫思いでないことを表す。 また、本人の配偶者成分「山」は、日支「巳」内。 となると「山」の産みだす金性が月干「鉄」で、 こちらも冲殺されており、母親に重なりユニークであろう。 年干支の「木子」は、打たれ弱く困ったら初心に還る。 通常は隠居老人のように、裏に引きこもる。 月干支の「鉄午」は、人情豊かも妙な計算をする。 寂しさゆえに明るく振る舞う。 そして日干支の「雨巳」は、穏やかに見えて猜疑心の塊。 風流だが、持久力はいまひとつで、 気分が簡単に変わるが、出処進退はわきまえており、 そこは銀行員に向くうえに、転勤もピッタリ。 伴星は「車」で危険も厭わない単独行動で、 個人生活を優先しやすく、地味。 洩星は「玉」で家族の協力、導星は「禄」で他人任せ。 実際も妻に背中を押され、流れに乗れば他人次第。 干支番号構成は、01-07-30で、東方に南方の狭い範囲。 逆三角形は、拡げ過ぎると軸がブレかねないのだろう。 後天運は、初旬「3歳宝未」がDNA「龍」の10年運天冲殺。 宿命にない「龍」が与えられたことで、 転勤の多い職業にもなじめたということだろうし、おそらく親の職業も同様に、 ひとつの場所に定住しないようなものではなかったのか。 2旬「13歳海申」は、DNA「石」の刑と支合。 汽水域なみに、純水な自身の「雨」が汚される。 先輩ラノベ作家(生年月日不詳のため記さず)に憧れて、 立命館大学に入り、京都の街に現れ、 バイト先で後の配偶者(腐女子)と出会ったそうだが、 塩水にまみれていたので、素晴らしい環境かどうかは断言できず。 交際開始は04年(木申)のDNA「調」年の刑と支合で、納得済み。 3旬「23歳雨酉」は、DNA「貫」の大半会。 好かれる夏の「雨」とはいえ、水性は30点しかないので、 この大半会で自分を大きく見せられたはずで、結婚は、08年(山子)の干合年。 今年(16年/陽申)から始まった4旬「33歳木戌」は、 DNA「調」の独創的な特別条件付10年運天冲殺。 異常環境に身をおけば、流れが良くなり金銭物質運に恵まれる。 銀行員が副業をやっているだけでも危ういが、 それを本業にしてはもっと危うくなるのだが、 一応運気の流れは、忌み神火性年の支合でも上昇気配で、 本書に加え、twitterから生まれた 「いまどうしてる? 恋してます。」まで 03月14日(草未)のDNA「鳳」の天冲殺日に上梓しているのだから、 笑いが止まらないだろうし、独創的な生き方をしていればオッケーだが、 感謝と奉仕もなくては、持続せず。 果たして、いわゆる金貸しの銀行員にそれが出来るかである。 この後は5旬「43歳草亥」が、ゆとりあるDNA「鳳」。 対冲の特別条件付10年運天冲殺で、時代を代表するツールの変遷と共に、 表現手段でも変わっていくのだろうが、 ここでも上昇しているのならば、感謝と奉仕は切り離せず。 6旬「53歳陽子」は、DNA「禄」の放出。 感謝と奉仕がなければ、強制放出になりかねず、 そこをごまかして、投資に活路を見出せば、自然界は味方をしまい。 7旬「63歳灯丑」は、DNA「司」の主導DNAで、 堅実というよりは強欲になりかねず。 8旬「72歳山寅」は、DNA「牽」の干合支害を向かえ、 異性の裏切りもあるが、この人の場合は、 金銭物質がらみの自然界からの成敗で手痛い思いをするのではないだろうか。 さて、ぺんたぶには、結婚八年目にして、 今年(16年/陽申)を象徴する「陽申」重なりに、 第一子男児(16-0821/草亥)が誕生している。誕生当日のtwitterには、 「息子へ元気に生まれてくれて本当にありがとう。 君のお母さんは、とっても苦労して君を産んでくれました。 今日はぼくが代わりに「ありがとう」を言っておくけど、 いつか君の口からも、お母さんに感謝を伝えてあげて下さい。 どうか君が幸せな未来をつむいでくれますように、祈りを込めて。」 としているが、さすがにLOVELOVEのわりには(笑)、 結婚後八年も経過しての誕生だから、それはそれは苦労をしたというか、 自然界の法則的には無理をしたはずなのが感じ取れる。 なにしろ、父親とは共通干支がなく、生年生月冲殺なのだから、 いくら目下縁の薄い午未天冲殺でも、理解不能と嘆く可能性大。 しかも、どこか病弱で異性にはからっきし歓迎されない日座冲殺で、 いわゆる、さげ▼▼であるばかりか、 年支と月支の「申」と日支の「亥」は害の関係になっており、 表裏ありの側面もあるが、どちらかと言えば世間の犠牲や喰い物にされる傾向。 なので、ぺんたぶが文章をせっせと書いて稼いでも、 「雨」の水性が、子供の「草」の木性に力をそそぐだけで、垂れ流し。 日座冲殺だけでも大変なことなのに、なぜに害持ちまで誕生したかと言えば、 さすがにこれは結婚が芳しくなかったとしか言いようがない。 腐女子彼女は結構なことだが、どうにも力の抜ける二世なので、 はたまた生月冲殺なのに、銀行を揶揄するような内容の活動をしているため、 自然界の応援が得られずに、盛大なるお試しをもらったのだろう。 ぺんたぶが、即座にそれを理解できるようになるかは不明だが、 もし彼が、ここを読んで怒ったとしても、お門違い。 真摯に受けとめて、改良方法に従ってほしい。 そう、残念だが養子に出されるのが嫌ならば、 ご自分の親。そう子息の祖父母にでも、 面倒を吸収してもらわねば、災禍は回避できぬはず。 また、面白くもない銀行員の日常を楽しませてくれた功績はあるが、 あえて繰り返すが、生月冲殺は組織の犠牲。 なのに、組織を利用して、このような副業物書き商売はいただけない。 逃げだよね。これって(笑)。 「持ち帰り、見当させていただきます」なんて言わせないよ。 稼いだものは、全て寄付に廻せるくらいでないと、 いつか取り返しのつかないような失態をしてしまうだろう。 自己発揮をしてはいけないのが生月冲殺なのに、あまりにもやりすぎている。 現実世界では、華麗に(自己発揮の)転職は出来ないし、 「妻が資産家なもので(@作家彼女)」も通用しないのだから。 今が頂点で、これから落ちるばかりに違いない☆ |
ぺんたぶ○84-0628 |
雨鉄木鉄 巳午子+3 調玉司禄貫(禄冲殺主導) 木性(13)火性(50)土性(50)金性(36)水性(30)/総合179 午未生月冲殺/天冲殺(3歳宝未/33歳木戌/43歳草亥) 方三位(3歳宝未)/大半会(23歳雨酉)/主導DNA半会(63歳灯丑) 干合支害(73歳山寅)/年干支VS月干支天剋地冲/狭視(異性理解不能) 木性脆弱/火性過多/土性過多/水性脆弱 +3歳宝未/13歳海申/23歳雨酉/33歳木戌/43歳草亥/53歳陽子/63歳灯丑/73歳山寅〜 |
■2016年10月25日(火)鉄辰 |
五十嵐雄策○七日間の幽霊、八日目の彼女の秘策 |
○ありえない引力本能を発揮した03年(雨未)に、 「幸せ二世帯同居計画〜妖精さんのお話〜」で、 電撃hp短編小説賞大賞を受賞。 翌同じく、ありえない稼働力がはたらいた04年(木申)に、 のちに、コミック(07年/灯亥)になったり、 アニメシリーズ(08年/山子)にもなった 「乃木坂春香の秘密」(全16巻)でデビュー(04-1010/海戌)し、 その後も「はにかみトライアングル」(全7巻)、 「小春原日和の育成日記」(既刊5巻) 「花屋敷澄花の聖地巡礼」(既刊2巻) 「城ヶ崎奈央と電撃文庫作家になるための10のメソッド」(既刊2巻) 「城姫クエスト」(既刊1巻)と精力的にシリーズものを発表してきた 五十嵐雄策(78-1003/山戌)の、初のシリーズものではない 『七日間の幽霊、八日目の彼女』が、 08月25日(畑卯)のDNA「石」日に上梓された。 同作は、ちょっとした不注意で事故に遭い、入院することになったぼく。 退院の日、目の前に現れた女の子は、ぼくの「彼女」だと自己紹介してくれた。 でも、ぼくの記憶では自分には彼女はいなかったはずなのに。 ――彼は、わたしが誰なのかわからない。 今回の夏も、わたしは彼の前にやってきた。 二人で過ごした日々、一緒に見上げた星空を取り戻すために。 同じ七日間を過ごす彼を連れて、八日目の世界を教えるために。 あの夏、僕の前にやってきたのは、いないはずの"彼女"だった――。 ――ぼくは、彼女が誰なのかわからない。 これは、夏を繰り返す、彼女とぼくの不思議な恋の物語。 と、まあ全然要領をえないかもしれないが、 もうこの行数だけでトリックのネタが仕込まれているので、 迂闊に紹介できないのは残念だが、天文同好会に所属する、ぼく。 学園祭向けに、彼女と組み立てたプラネタリウム。 出会いは誕生日に妹からもらった、 小さな猫のぬいぐるみを落とし、翌日探しにいった夕刻の公園。 そして、二人で歩いた拡がるヒマワリ畑。 表紙も中扉のイラストも彼女は後ろ姿しか見せてくれないが、 とても鮮烈で美しくも清らかな ラブ・ストーリーであることだけは間違いないとしておく。 文章文体も表紙の装丁の助けもあるのか、 著者の他作品とは一線を画する新境地なのかもしれない。 少年少女の汚れなき気分に浸りたかったら、 ぜひ手にとることをお薦めしたい。 神奈川県海老名市出身で、桐光学園を卒業し慶応義塾大学へ進み、 弁護士を目指していた模様で、デビュー前は、服屋の店員、 公文の先生、家庭教師などで食い扶持を確保し、 現在は東京都豊島区西池袋周辺に居住している五十嵐は、 DNA「調」主導で、女性的感性の強い偏り激しい性情。 凝り性だが偏るので、食事はカップラーメンだった時代もあり。 茶髪でビジュアル系バンドメンバーみたいな出で立ちで、 少女趣味まっしぐらで、職務質問もしばしばうけるというのも仕方あるまい。 「調+玉」は、得意分野には無類の強味を発揮するが、 いわゆる一般常識はなく「玉」の旧さは学園物で活かされている。 とはいえ、精神的には安定しがたく、老成と未熟が同居し、 好みの世界に没頭すれば、他者を圧倒する才気を実現する。 才能は、この「玉」でまさに文章書き。 とりあえずは、過去への郷愁じみたもの、 少女がヒロインの学園物に全ての情熱を注ぐ。 なので少年が登場しても、あくまでも少女目線。 そして、先生や母親の立場も理解する大人びた部分は、 見た目とは別に、安心できる側面だ。 落差が激しいというか、良い意味で裏切りは面白い。 「調+貫」は、孤独を愛し集団行動を嫌い、 時に恩知らずのそしりも受けねばならない。 「調+調」は、哲学的な気分で、常識も何も通用せず。 「届かない星なんてないんだよ。 諦めないで手を伸ばせば、きっとどんな星でも、 いつかは手の平の中にあるんじゃないかな」である。 思い込みも激しくて、しばしば自己陶酔や勘違いも多い。 理詰めというよりは感覚人間であるので、とうに弁護士は諦めたのであろう。 「山+調+酉月」は、風流で技芸に富み、霊的な物を感じやすく、 そのような現象を受け入れることを躊躇せず。 辰巳天冲殺ながら、(気持ちが通じているか否かは別に)親思いでもある。 「午」年生まれ「山戌」は、現実生活不適合。 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の「山」で、 夕暮れ時の格別な宝石のようなものが、贅沢にも露出したいわゆる宝の山。 工業用鉱物資源ではなく全て光輝く色石で、意識の高い競争力の優れた場所。 ただし、月支「酉」VS日支「戌」の害持ちで、どこか病的、 かなり優柔不断で、それが一部の宝石を傷つけたり、汚しているため、 一級品にはならず、癖になるような細工物。 格好をつけたつもりでも、垢抜けない。 なので、一般書籍ではなく、ライトノベルの域からは脱せず。 また、その必要もない。 総エネルギー210点はまずまずだが、 「調」主導は、とんがった「山」で、比較的面長。 ドッシリ感より、スリムな感じのする険しい「山」で、 木性ゼロ(DNA車/牽なし)は、覆い隠さずそのまんまの禿げ山。 全てではないだろうがtwitterも本音。 隠すことはないので、職質にもあうのだが、 名誉や自尊心がないので、難関の免許は難しく、 弁護士は諦め、代わりに船舶免許を持つ変わり者でもある。 就職して普通の生活をしたいとは思わず、 汗水流して働く気持ちはなく、楽をして生きていきたいクチ。 水性ゼロ(DNA禄/司なし)は、優しさは持ち合わせておらず、 家庭的で堅実な生活に縁なく、配偶者成分も皆無で、 結婚願望などなく、永遠の少女好き(でも健全で清潔)。 相応のマグマのような熱い火性はあるのだが、 水が一滴もないため、温泉施設はなく、そこが観光地になっても、 旨味のある集客にはなかなか結びつかず。 無駄に光があたるばかりで、聖地化はしているが、 せいぜい宝飾品を切り売りするしかないのが、辛い。 ないものは無限大に使用できることもあるが、 木性がないから、野菜や果物すきで、仕事好きかは不明も、 水性がないために、やたら魚が好きで、釣りには出かけるし、 自分でも捌いて(裁く方は諦めたね)、酒ばかり飲んでいるようだ。 もっとも、ひとつ間違えば、無類の異性好きにもなりかねないので、 それはそれで、健全というか怪我の功名というか、助かっている。 年干と日干の同一は両天秤なのだが、兼業作家にはならず、 どうやら釣りと作家稼業を半々に行っているように見受けられるが、 今のところは「山」が身軽に釣り三昧であちこちに出没したりで、 芳しくない印象だが、今後の課題としては、 笑える楽しい学生時代だけではなく、 今回のような、儚かったり哀しかったりする、 美しい学園生活物を手がけていけば、 それはそれで裾野を拡げられる可能性大。 つまり、オタクから叙情文芸路線へシフトが切れると良しとなるか。 年干支の「山午」は、最強の子丑天冲殺でその世界のトップだが、 感情をなかなか表にださなかったり、ダメだと思えば簡単に諦めてしまい、 個人の利益より、大義名分を大切にする。 月干支の「宝酉」は、融通が効かず臨機応変になれぬ面あり。 時に支離滅裂で煙に巻くうえに、学究肌だが実用性に欠ける。 世渡りは下手で毒にも薬にもならないのが売り。 そして日干支の「山戌」は、祖先に血の乱れあり。 家族思いだが、なかなか伝わらないうえに、 不器用すぎて、凝り性は身を助け、存外商才もあり。 干支番号構成は、55-58-35で西方を起点として、 余り広くない北方二点との逆三角形の鋭角領域で、 誰にでも受け入れられるには、後天運と努力が必要だ。 伴星の「玉」は、何を学ぶのかはともかく、生涯学習。 なので、とりあえずは学園を舞台にしている。 後天運は、初旬「2歳海戌」が、ありえない水性のDNA「禄」。 塩水なので、有り難いかは微妙だが、 感謝と奉仕の念は、歪ながら少々でも付加されたことになる。 2旬「12歳雨亥」は、同じくありえない水性のDNA「司」で激変。 干合により、異性を意識するが、 負けず嫌いの頑張る少女を応援するようになる。 また干合年干と干合日干の「陽」は、月干「宝」と二次干合すると 年干と日干は「海」に月干を「雨」にして、水性の天干一気が完成するので、 親の考えや自身が変化することで次元を上げ、 さらに、それは進み行く方向を幾度も変化させながら、 より知恵を使った作業で目立つようになる。 すなわち異性により自己変革し、その異性を競争者と共に奪いあいながら、 さらに刺激を経て、理性的な仲間へと変遷していく時期であった。 3旬「22歳木子」は、DNA「車」のありえない木性の能動性により、 精神世界であろうと、稼働力が極度に上がり、 未来への気持ちを大逆転させて物書きの道を歩むようになる。 禿げ山に見事な木々が一気に出現し、森になったようなものであり、 デビューにこぎつけたばかりか、すぐさま認知されたのだ。 現在の4旬「32歳草丑」は、同じくありえない木性のDNA「牽」で、 一面に花が咲き誇っている状態。 このうえなく美しく大胆になり、ともかく格好が良くなり、 本人も自らのスタイルを意識していく。 今後は5旬「42歳陽寅」は、DNA「龍」の改良改革。 月干「宝」が干合されると「雨」になるので、 これが更に年干と日干の「山」と二次干合すれば、 年干と日干は「陽」に、月干は「灯」になり、 干合火性天干一気は燃えさかり、派手に目立つ。 目下やファンなどの直接的変化に、進み行く方向の変化がおとずれ これまでとはひと味違う、もうひとつ外の世界への興味が湧く。 6旬「52歳灯卯」は、DNA「玉」の落ち着きある世界。 腹をくくれば、熱い火性の影響で、地支も支合するので、 独創的世界をさらに飛躍させ、ひとつの世界を盤石とする。 7旬「62歳山辰」は、DNA「貫」の納音10年運天冲殺。 突如晩年に訪れるので、それまでの生き方を否定して、 別次元で自分磨きをするか、リセットして釣り三昧となるかは不明。 感謝を濃厚にして社会還元が出来れば安全も、 強欲なだけでは、何かを契機に一気に底を見る。 8旬「72歳畑巳」は、DNA「石」の10年運天冲殺。 仲間と結束して何かをせぬと、単なる屈辱と妥協の連続。 次の10年には脚を踏み込めぬようになる。 あくまでも争わずソフトに、周囲に貢献すれば良好であろう。 ここで、少しだけ作者に悪いが種明かし。 なぜ七日間なのか。それは出会って交際を決めてから、 事故に遭うまでが一週間しかなかったから。 そして、以降退院しても、彼は記憶を一週間しか持続できなくなってしまう。 だから、八日目に行けるようになれば、記憶が戻ることになるというもの。 もちろん仕掛けはたくさんあって、涙なしには読むことが出来ない エピソードは淀みなく溢れている。 哀しい記憶なら、封印したままのほうが良いか。 いや、彼女が精一杯寄り添っているには、訳がある。 それを知った時には、五十嵐に拍手を贈りたくなった。 なんとなく薄汚れているのに、こんなにキレイな文章が書けるんだから、 もっともっと努力してみようよとも思う。 彼女の日記も同時進行で読みながら、二人の真の姿をぜひのぞき見してほしい。 さて、五十嵐は水性がない干からびた「山」なので、 異様に魚が好きで、釣りに出かけるばかりか、 自分でもさばいて、好んで口にしている。これは悪いことではないが、 出来れば淡水に棲む川魚のほうが、性に合っているだろう。 「海」は、DNA「司」で堅実になるが、果たして作家に有り難いか。 塩水よりは純水が有り難く、このキーワードはDNA「禄」であり、 感謝であり奉仕であり、ファンサービスという方向も浮かび上がってくる。 ただそれ以上に心配なのは、炭水化物の異常摂取で、 自身は強くなろうと、それではお山の大将。 やはり一生懸命仕事を頑張るのは、木性に剋してもらうこと。 その意味では、たいして話題にも昇らない野菜や果物は不可欠ではないか。 稼働力を上げるのは、木性の存在だと気づいてほしい。 また害持ちのうえに「調」主導なので、偏るのは仕方がないが、 家からでた、はみ出し運の辰巳天冲殺の身としては、 ピアノを弾くだの何だのと理由をつけ、実家に帰りすぎるのも如何なものか。 「山」は簡単に動かぬものだ。 そして、成功するなりしたら太くなるのが「山」。 その意味では、いつまでも尖っていて、 スリム体型を目指しているような風情も見当違い。 健康に体格が良くなるのが「山」の目指す姿なのだ☆ |
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