★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 2 2 年(海寅)○06月 陽午 // 移 動 祝 祭 日 |
■06月分一覧 (2022年○目次) |
矢月秀作○プラチナ・ゴールド 警視庁刑事部SS捜査班の抱腹絶倒(2022_0601) |
川代紗生○私の居場所が見つからない。の苦悩と向かない仕事!(2022_0605) |
田口ランディ○水俣 天地への祈りに魂をこめる(2022_0608) |
モモコグミカンパニー○御伽の国のみくるの潜在意識(2022_0610) |
尾藤克之○最後まで読みたくなる 最強の文章術のタイトルが長い(2022_0613) |
濱野京子○マスクと黒板の現在地(2022_0615) |
瞬那浩人○下弦の月に消えた女の幸福の行方(2022_0620) |
渡邊大門○豊臣五奉行と家康 関ヶ原合戦をめぐる権力闘争の深層心理(2022_0622) |
根本宗子○今、出来る、精一杯。のありえない愛いっぱい(2022_0624) |
松岡圭祐○高校事変は千里眼の延長であるというしたたかな夢の中(2022_0628) |
■2022年06月01日(水)草酉 |
矢月秀作○プラチナ・ゴールド 警視庁刑事部SS捜査班の抱腹絶倒 |
○父親は作家の龍一京(41-XXXX)。 様々な職業に従事する傍ら、実用書のライターを兼務。 官能小説誌出版社に入社し編集を機に小説家へ転向した 矢月秀作(64-1214/灯酉)が、20年(鉄子)から一年間ほど、 「カドブンノベル」「カドブン」に掲載し加筆訂正した 『プラチナ・ゴールド 警視庁刑事部SS捜査班』を、 昨年(21年/宝丑)のDNA「禄」の半会年の 09月25日(陽子)のDNA「石」日に上梓している。 主に窃盗犯を摘発する警視庁刑事部捜査第三課の 重要捜査中に捜査無線に妙なノイズが入り 勇み足で犯人を取り逃がしてしまい無敵の捜査力を有する椎名つばきは、 捜査の失敗から広報課に出向とな った。 制服を着るとモテるという理由で警察官になり、 合コンが大好きな後輩・彩川りおと、ピーポくんのかぶり物をして 交通安全講習業務に従事していたところ、 五日市街道と吉祥寺大通りが交差する (八幡宮交差点でマツエツがある信号あたり) 携帯通信基地局アンテナを盗もうとする男たちを捕らえるが、 そこには、通信障害をもたらした事件との 意外なつながりと妙な背景があることに気づく。 当事者として、暫定的に古巣に「りお」と復帰した 「つばき」は傷だらけになりながらも犯人を追いつめるが、 「りお」の意外な隠された真実を知ることになり驚愕する。 「なんだコスプレねーちゃんか?」「ブス」と 犯人に言われると、異様に興奮してマスクをかなぐり捨てて 両目をつりあげ睨みつけ、膝蹴りをお見舞いする! 「警視庁イチのアイドル、なめんじゃねえぞ、こら!」と啖呵を切る その仮面の下に隠され姿と過去と因縁を知るにあたり 「つばき」は「りお」の健気な心の奥底と類い希な人たらし捜査の極意に触れ、 可愛い後輩として認めるようになる! 「女の子は女の子ってだけでかわいいんだよ!」 「わたしたち、公務員なんですよ!八時に出勤して五時前に退庁、 休日たっぷり、福利厚生も充実、結婚しても続けられるし、 何より国は潰れない」は、税金で食べている身としてはどうかと思うが、 警察小説のニューヒロインは、特殊犯罪に挑む二人の刑事! それに「つばき」と警察学校の同期で、優秀なためサイバー班に配属された 「一ノ瀬蘭子」の絶妙な趣味なみのサポート! 犯罪の構造は複雑だし、二人のトダバタ凸凹の珍道中捜査は 決して楽ではないが笑うしかい。 兵庫県神戸市に誕生。大分県別府市育ち、 その後、神戸に戻り、様々な職業に従事する。 27歳で上京し、官能小説誌「小説アサヒ」の編集長代理を機に、 実用書ライターなどをへて小説家へ転向した矢月は、 DNA「車」で危機察知能力とは縁がないというより 危ないことも嫌いではないどころか、大好きで原則単独行動。 「車+龍」は、妙な方向に流れる放浪者で、 行き当たりばったりのようで、見えない力に引きよせされる。 「車+禄」は、規律に縛られたくない性癖で、およそ組織に向かず。 「車+玉」は、感じたままに行動する分かり易さ。 「車+石」は、目的達成のためには他人の意見など無縁。 「灯+車+子月」は、衝突することに躊躇なし。 「辰」年生まれ「灯酉」は、寸前のところで助けられる。 生き方を表す伴星は「鳳」で、趣味や遊びのような生活。 物事の始めの洩星は「禄」で、誰かにその気にさせられる。 締めにあたる導星は「石」で、一人では終わらない。 宿命の特長は、仲冬深夜零時頃の不夜城のような街のネオン。 守護神「木」は仕事で救われるが、 生年冲殺なので自己発揮不向きで、親と同じ仕事は苦痛の種。 川面に沈まぬような陽光が残照を有しており、 それと切磋琢磨していく対比構造なので、コンビ・バディものが得意になる。 総エネルギー148点は、身弱の部類で人に助けられる。 強くもないのに危険なので、面倒なところあり。 仕事上でそれを活かせれば良いが、実際に動き廻るのは厳しい。 年干支の「木辰」は、渋いわりには自己主張強し。 月干支の「陽子」は、妙に明るく、お天気屋もおだてに乗りやすい。 そして日干支の「灯酉」は、浪花節だよ人生は。 干支番号構成は、41-13-34で西方二点に東方一点で、 あまりあちこち動き廻ると疲労を感じやすい。 10年運初旬「7歳灯丑」は、DNA「貫」の大半会で、 独立独歩の後天成功運型も、意固地さ目立つ。 2旬「17歳山寅」は、DNA「調」で反発反抗にはみだし。 3旬「27歳畑卯」は、DNA「鳳」の伴星の対冲となり上京して、 怪しげな雑誌の編集を皮切りに、書く方向の本格稼働で、 「冗舌な死者 監察医の事件簿」で、あれよあれよとデビュー。 4旬「37歳鉄辰」は、DNA「司」の10年運天冲殺支合で、 なんでも引きうける。ハード・アクション小説や官能小説を中心に、 恋愛ゲームや映画のノベライズも手がけた。 5旬「47歳宝巳」は、DNA「禄」の10年運天冲殺半会で絶頂期。 進み行く方向性の変化で忌み神「陽」は、DNA「牽」の「海」になる光栄。 60年に一度の栄誉年とはいえ夢の中には、 98年(山寅)に出版した「モグラ」シリーズが文庫化で売れに売れ、 13年(雨巳)の主導DNA「車」の半会天冲殺年には、豪華に引越し。 感謝と奉仕で社会貢献も必要だったが、欲には勝てなかった模様。 現在の6旬「57歳海午」は、DNA「牽」の名誉。 前旬の誘惑のツケが回り、コロナ罹患で生還も後遺症ありか。 今後は7旬「67歳雨未」が、DNA「車」の主導DNAで自己確立も、 無理をすれば、危険。 8旬「77歳木申」は、DNA「玉」で過去を振り返るなり総括。 年支「辰」VS月支「子」のからむ三合会局で、 大きく動く可能性ありも、完全復調まで行くかは、 それ以前の過ごし方にもよるので未知数も 守護神なので、たどりつければ、気楽な人生。 13年の主導DNA「車」の天冲殺年には、 前年に売れに売れたので、個人的消費。 さらには「週末は、おこちゃま孝行」という記述もあるが、 これ以外に結婚や子供の記述はなく私生活は不明というか、闇。 生年冲殺は仕事で勝負だから、構わないのだが、 危なっかしい生活では、持続は困難。 生年冲殺なので、仕事命は望むところも 命あっての物種はコロナで懲りたはず。 さて、あとはご本人次第も軽快な作風は疲れず良し☆ |
■2022年06月05日(日)畑丑 |
川代紗生○私の居場所が見つからない。の苦悩と向かない仕事! |
○WEB天狼院書店で書き始めたblog「川代ノート」が支持され、 17年(灯酉)のありえない火性の天剋地冲年の 福岡天狼院書店の店長時代に 長時間滞在するお客様のためにレシピを考案した カフェメニュー「元彼が好きだったバターチキンカレー」がヒットし、 (※ちなみに、元彼午未天冲殺としては 年齢も近く相性もイマイチだったので12年(海辰)の害年に、 ラブホテルであっけなく彼女を振った男が、好きだったのが、 バターチンカレーだったという、あまり有り難くない経緯あり) 看板メニューになりテレビでも取りあげられた 川代紗生(92-1111/宝卯)の『私の居場所が見つからない』が、 02月01日(草酉)のDNA「禄」の天剋地冲日に上梓されている。 若者の間で「承認欲求」に悩む人が増えているという。 SNS世代ゆえに、他人の目線を常に意識して生きている。 その「生きづらさ」に疲れてしまうのだという。 川代は、世代のど真ん中を牽引してきた一人で、 書店スタッフとして働きながら、 SNSに日頃の不満やコンプレックスや承認欲求を吐き出すように、 書き綴ったところ、多くの共感の声を得て、話題になった。 悩み、傷つき、成長していく そして、そこからの脱出を描く自己啓発書だそうだが、本当だろうか。 狂ったような、愛には出会えなかったようだが。 東京都世田谷区出身と思われ、恵泉女学園高校卒業後、 早稲田大学国際教養学部を卒業。 大手書店(ジュンク堂、紀伊國屋書店、三省堂書店など)の 雑誌コーナーを担当するも、入社が15年(草未)の DNA「禄」の条件なし天冲殺の夢の中だったために、 16年(陽申)のありえない火性年に、 学生時代にアルバイトをしていた天狼院書店に転職。 福岡天狼院店長時代は福岡に、 池袋店時代は店舗の近くである東京都豊島区東池袋、 退社後の現在も都内在住であろう川代は、 DNA「司」主導で、陰の引力本能全開で、 純粋に金儲けが上手だが、それを感じさせないところが味噌。 あるいは無頓着なのは、それこそ無駄! 「司+玉」は、生活するための静かで、存外婆にも通じる知恵。 才能は、この「玉」で仕事で伝統的な発想を使用する。 「司+禄」は、仲介能力に長ける。 「司+調」は、負けず嫌いだが、大組織には似合わず。 「司+貫」は、冷静だが急かすと危険。 「宝+司+亥月」は、場違いの結婚。通常の結婚の形態にはならず。 ご本人は過去を情愛ではなく理性で結婚を強調も、 当たらずとも遠からずも、実際の原因は別にあり。 「申」年生まれ「宝卯」は、狭視で異性理解不能。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。 締めにあたる導星は「司」で、自分の意志で終了。 宿命の特長は、初冬午後十一時頃の「海」の宝石。 月干支「宝亥」VS日干支「宝卯」の大半会は、 切磋琢磨できるような仲間が周囲にいるが、 そのままでは光輝けないので、 アコヤ貝からとりだし加工する「真珠」と思えば差し支えない。 総エネルギー174点は身弱で、アイドル的存在。 自身の金性は58点、発信力の水性は66点なので、疲労困憊。 守護神で創造力の土性は、僅か12点で心許ないので、 若い時は成績は劣悪、母親は年支「申」内の「山」だが、 父親はその干合相手の「雨」になるが、 存在せずなので年干の「海」なり「申」内の「海」なり、 月支「亥」内の「海」は父親では、 年支「申」VS月支「亥」にかかわっているので、 両親は年中衝突は絶えなかったというが、 川代がそこそこ名も売れて今は吹っ切れたようだ。 「おとうと結婚しなければ、紗生に会えなかった」だもの。 さすが、腐ろうが何だろうが午未天冲殺ではないか。 とがいえ、弊害はなかったとはいえない。 火性ゼロ(DNA車/牽なし)は、何が何でもなしえたいという貪欲さなし。 役割意識なく、配偶者成分皆無なので、結婚はおろか交際も持続せず。 本人は「華がないない人間でも、努力すれば華のある人間になれるか」と するが、光をあてる火性を使うは、栄誉であり役割意識。 小さな組織でも人気者になれたなら、簡単に辞めてはならない。 ない華は無限大に使えばいいだけで、常に光のあたる場所にいればいい。 年支「申」VS月支「亥」の害は、躓きやすいので、 最初の就職は持続せず、体質的には肌荒れもしやすい。 年干支の「海申」は、お気楽なのが正しいが、 害持ちのため悩むという、もったいなさ。 月干支の「宝亥」は、独特の感性が舞い降りる。 そして日干支の「宝卯」は、邪悪さのない善人で、 愛想をつくりだせる商店主のようなもの。 干支番号構成は、09-48-28で東方北方南方で、 西方欠けでガムシャラさは感じられぬものの、 エネルギー点数を加味すると、 余程の省エネルギーをしていかないと、永く活動していくには困難か。 後天運は、初旬「1歳鉄戌」は、DNA「石」の協調性和合性で、 早熟だが、どこかさめており、多くの子供達のなかでは、埋もれるような存在。 仲間大切で何でも受け入れられるようなら問題ないが、 妥協につながるようだと、諦め早く陰気になりかねない。 インドア派で陰キャを自認しているようだが、根源はここ。 強烈な反抗期もなし。唯一、両親はサービス業に従事し、 共働きで狭いアパートに暮らし、裕福な家庭ではなかったのに、 親に無理をいって、幼稚園からずっと私立という 願いを叶えてもらったことか。 これとて「誰々ちゃんもいくからいきたい」という狡猾さが要因。 2旬「11歳畑酉」は、DNA「龍」の対冲で、土性は守護神。 学びの気持ちが強くなり、それなりの大学にも入学できたり、 海外に留学も経験するという救い。 ガールズバーでの、アルバイトも納得だが、 社会勉強とはいいながら、美貌を売りにするわけではなく、 オタク気質を活かせねば、敗北。 現在の3旬「21歳山申」は、DNA「玉」でひとつの流れを極めるも、 月支「亥」の害もあり、不安になりやすく、それが承認欲求につながるが、 組織にいてこそなのに、何を勘違いしたのか、 19年(畑亥)がDNA「龍」の改良改革気分一新年だろうと、 時期的に独立は好ましくはなかった。 (しかも19-1005/草亥のDNA「禄」の物欲強化日!) 来年(23年/雨卯)より始まる4旬「31歳灯未」は、 ありえない火性の10年運天冲殺で、大逆転。 月支「亥」に日支「卯」があるため、 三合会局というとてつもない世界の拡がり。 強い光を浴びて大転換期になるが、 ここで再婚を選ぶか、なんらかの事務所に所属し、 同性の年長者のマネージャーや経営者のサポートを 得るかにより変化していくが、 仮に再婚しても、一定の条件を満たさねば困難なのは、後述。 年干「海」は干合で「木」になり、主導DNA方向なので、 ひたすら稼ぐことも可能だが、感謝や奉仕ができずに、 了見が狭いと、初旬条件がないので、自然界の応援はなし。 5旬「41歳陽午」は、DNA「牽」で名誉の10年運天冲殺。 進み行く方向ばかりか、連動するように、変化できれば、 その方向で、表彰されたりとんでもない名誉もやってくるが、 干合後の月干と日干(共に宝)は「雨」になるため、 年干「海」もふくめて、水性の天干一気が成立するので、 知恵を使って、目上をやりこめるようであると、 いずれ逆襲にも遭いかねないばかりか、集中力も疲弊するので、 自然界に感謝を忘れることなく謙虚であるべきだろう。 6旬「51歳草巳」は、DNA「禄」の投資。 月干支「宝亥」の天剋地冲もあり、感謝と奉仕が本則。 特に前半は、10年運天冲殺で財をなしているようなら、 急激な落下などをせぬように、成功者として社会奉仕などに寄与すべきだが、 周囲の助言で、投資などをしていくことになる可能性大も、 初旬条件のない20年間の成功は、自然界からのお試しなので、 本来は投資ではなく、あくまでも社会貢献が望まれるが、 火性皆無で役割意識なければ、欲に溺れる方向もあり。 7旬「61歳木辰」は、主導DNA「司」で自己確立。 ようやく自己の本性に気づくが、それまでの生き方が問われる時期で、 倹約家になるようであれば、それを試されるように裏切りにあったり、 体調不良で立ち直れなくなる可能性も否定できない。 8旬「71歳雨卯」は、DNA「鳳」で最後の磨きにかけるが、 その結果は、疲労困憊も避けられず。 さて、川代は11年(宝卯)の人生の折り返し地点で、 サークル活動を通じて出会い、大手メーカーに勤務する男性と 16年(陽申)にありえない決断を迫られ(プロポーズされ) 結婚しているが、別居婚でもあり、 17年(灯酉)の天剋地冲年のありえない因縁解脱時期に、あっけなく離婚。 そもそも宿命成分に火性がないので、ありえない結婚になったのだが、 結婚縁が稀薄な人に別居婚は実態がないばかりか、 「申」年生まれ「宝卯」は、異性理解不能。 視野は広くはないので、相手の気持ちをおもんばかることはできず、 そもそも、か弱い(エネルギー点数の低い)、 庇護される土性守護神の陰の金性で、目上命の午未天冲殺としては、 相手は相当年上でないと持続しないが、 (同性の相談でも就活生の相談には向いていない) 素性不明であろうと、少なくとも年齢は近いと推認できる。 これは今後とも変わらぬものだが 「元彼〜」なんていうレシピで脚光を浴びるくらいなので、 配偶者は財力ばかりか相当心の広さも必要でないと、 「司」主導のわりには、家庭的ではないので、 あたりまえの結婚はできないと考えるべきだ。 正しい人生マニュアルは、午未天冲殺にはあるのだよ。 ※26年(陽午)27年(灯未)のありえない火性の夢の中で、 くれぐれも、騙されて結婚しないこと! これで許されるのは、相手がとんでもない年長で、 何年も結婚生活が続かず遺産でもはいり、 それをもとに社会貢献できるなら、ないことはないけど さて、川代は現在フリーライターを称しているが、 「書けばいいんだよ」のような これから作家で生きていきたいような発言も散見できる。それはどうだろうか。 「司」主導で何でも自分のものにしたいので、 少々名前が売れたくらいで、世話になった古巣の手伝いはしようと 「カツカツになっちゃったよ・・・働かないと」と 同情を買うような発言も好ましくない。 居場所があったのに、欲をかけば「承認欲求」もヘチマもない。 しかも、不向きなライターでは悲愴であり、 キャリアを活かしたうえでのタレント活動が好ましく、 それこそ承認される欲求を満たされるのではないだろうか。 そして宝卯なばかりか「司」主導なのだから、精神性より現実性が強い。 そして、若い人より歳の離れた大人に可愛がられる 午未天冲殺としては、若者を翻弄するよりは、 お年寄り相手に茶の間のアイドルとしてなんからの商いをしたほうが、 才能の「玉」も輝いてくのだが是非参考にしてもらいたい。 加齢と共に若い人との感覚にズレがでてくるので、 将来を見据えるならば、フリーほど危うい立場もないし、 自然界から与えられた才能や運型を最大限に活かさないと、 「承認欲求」など気にせず楽に生きられ、 若い人を不安にさせずにすむものだ☆ |
■2022年06月08日(水)海辰 |
田口ランディ○水俣 天地への祈りに魂をこめる |
○高校を卒業後、新聞専売店、英語教材の訪問販売、 銀座のクラブに、広告代理店などに勤務後、 仲間と共に編集プロダクション経営などを経て、 フリーライターになり、96年(陽子)のDNA「龍」の対冲天冲殺年に、 エッセイ「忘れないよ!ヴェトナム」を発表、 その後インターネット上でメールマガジンを発行。 00年(鉄辰)のDNA「鳳」年に長編小説「コンセント」を 上梓して小説家としてデビュー。 01年(宝巳)ぼ主導DNA「調」年には 「できればムカつかずに生きたい」で、第1回婦人公論文芸賞を受賞。 小説以外にも、エッセイ、旅行記、 ノンフィクションなどを幅広く執筆しているし、 田口ランディ(59-1003/山午)が、『水俣 天地への祈り』を、 昨年(21年/宝丑)の60年に一度の主導DNA天冲殺害年だった 09月30日(宝巳)の主導DNA重なりに上梓している。 「水俣」はなぜ世界をひきつけたのか。「メチル水銀は猛毒だ」 近代化と日本的体質の悪しき象徴=水俣病を見つめ続けた 作家による「水俣」の姿、未来への視座。 他者の悲惨な体験に、私たちはどう向き合えるのか 「遅れて来たよそ者」として、水俣にたどり着いた著者が触れた 生類への祈りと共に生きる人々の姿、魂のことば! 水俣病公式確認から65年。 「いまごろ水俣にやって来るとは、あんたもめずらしい人だ。」 「よくもまあ、おいでくださった――」等々。 まっさきに枯れたのは松の大木だった。海が病み、魚が死に、人が死んだ。 現代文明社会の負の側面をその身に引き受け、闘い、 それでも人間を信じるとは、出来るのだろうか。 「裁判の勝ち負けではない、ましてお金でもない 知りたいのは、真実なんだ・・・」 「自然に対する経緯をはらって扱えば必ず戻ってくる。 縄文の時代から、五千年の間、繁栄し続けてきたのだから」。 「不知火湾でとれた釜揚げしらすは美味しい、時代は明かに変わりました」 そんな様子はSNSで知ることができる。 田口なりに感じた「水俣」の現在と、静かな水俣を世に問う活動! 「水俣」を世界に発信したユージン・スミス(1918-1230/宝亥)も、 ジョニー・デップ(63-0609/雨未)製作主演の 「MINAMATA」についてなど、 現代の「水俣」についてを取材しているが、 興味深いのは、スミスもデップも田口と共通干支があること(山午)。 いまだ存続している、海を汚したチッソのことなど。 日本人なら知っておかねばならない歴史の一断片はあるが 既に苦海浄土ではない地に遅れてきてやってきた田口なりの取材には、 目を見張るものがある秀逸な作品。これが、日本なのだと思う。 茨城県筑西市出身で、高校卒業後上京し都内と転々としたのち、 現在は、デビュー前の94年(木戌)より住んでいる 海まで3分の神奈川県足柄下郡湯河原町在住の田口は、 DNA「調」主導で反逆者。酒乱の父親に理解のない母親という懐古は想定内。 子丑天冲殺らしく理解できるもの。 「調+禄」は、いわゆる常識に馴染まず唯一無二。 「調+玉」は、専門知識は習得しようと、 世間からはズレて、通俗的な発想には至らず。 才能は、この「玉」で母性であり歴史を学び落ち着きある老獪な婦人を目指す。 「調+石」は、自尊心は強いが、栄誉には、さほどこだわらず。 「調+司」は、負けたくない気持ちが強力でしぶとい。 「山+調+酉月」は、正否はともかく直感に優れる。 「亥」年生まれ「山午」は、上がれば落ちるの繰り返し。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内との確執。 締めにあたる導星は「禄」で、自己の意志で終了。 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の街をみおろす 雨降りの「山」なり、川の流れに左右される「山」。 総エネルギー158点しかないので、丘程度の存在感だが、 障害物がないために、目立たぬことはない。 良くも悪くも異性との関わりがあり、 手を伸ばすところに異性の存在(月干)があるので、 職場結婚をしたわけだが、その結婚が善し悪しは別に、結婚すれば、 月干は「灯」に自身の日干は「陽」になり、目立った活動になる。 とはいえ稼働力の木性(DNA車/牽)は11点、 取材力や創造力の火性(DNA龍/玉))は23点で心許なく、 発信力の金性(DNA鳳/調)は22点で、派手さはなく 自身の土性が61点と強いだけで、精神性は強いものの なかなか満足な成果には結びつかぬということか。 年干支の「畑亥」は、身体的霊感で畑作業も得意。 月干支の「雨酉」は、頭脳明晰も少々ガサツ。 精神世界での成功者でしかありえない。 そして日干支の「山午」は、決断力に優れ見切りも早いが、 後継者に恵まれずに、一代成功運になりやすい。 干支番号構成は、36-10-55で西方東方北方で、 南方欠けで明るい熱情は感じさせない。 後天運は、初旬「2歳木戌」が、DNA「車」。 危険な特別条件付10年運天冲殺。父親の脅威。 とはいえ、親の刺激により、年干と10年運が干合すれば、 10年運は「木戌」から「山戌」に変化して、 日干支「山午」と大半会するため、後天成功運型。 干合10年運は月干「雨」と干合すれば、 10年運は「陽」で月干「灯」になるので、 存外、危険に感じた環境も、子丑天冲殺を鍛えたという意味では、 恵まれた後天運と言える。 2旬「12歳草亥」は、DNA「牽」。 権威に反旗を翻す特別条件付10年運天冲殺で、 76年(陽辰)には憧れいてファンレターをだしていた 寺山修司(35-1210/鉄申)から電話があり衝撃的な出会い。 共通干もありながらも、子丑天冲殺同士のためか、 持続したものでなかった模様。 ネットはない時代に「左翼の巣窟かよ」という 「ぴあ」の劇団員募集でなんとなくはいったアングラ劇団の特異性に、 稽古をさぼって、不審火の火事で死なずにすんだ運の強さ。 吉祥寺に事務所をこさえたのは、その時の悔恨や無念に 責任からという思いもあるのだろう。 77年(灯巳)の守護神年には、上京を果たし、様々な職業を転々とする。 3旬「22歳陽子」は、DNA「龍」の10年運天冲殺対冲で、 エディタースクールから実践向きと判断され、 広告代理店を紹介され、過去の完全破壊。 夫とも出会い、独立までして、大いに成功する。 4旬「32歳灯丑」は、DNA「玉」の10年運天冲殺で、 月支「酉」の半会もある、受け入れ態勢万全の ありがた迷惑みたいなもので、エッセイストばかりか、 官能的な作家としてもデビューし、直木賞候補にもなるが、 さすがの害毒あり(後述他にも理由あり)で、 盗作疑惑などが持ち上がり、ネット上などで散々叩かれる。 5旬「42歳山寅」は、月干干合の進み行く方向の変化で、 DNA「貫」の大半会に「できればムカつかずに生きたい」で、 第1回婦人公論文芸賞を受賞。 この最後頃までは吉祥寺に事務所を借りており、 電車通勤していたというから、恐れ入るが非効率! 6旬「52歳畑卯」は、DNA「石」の協調性和合性。 月干支「雨酉」の天剋地冲で、共著が増えていったり、 政治的な動きもあったはずも、年干支「畑亥」の大半会もあり衰えず。 現在の7旬「62歳鉄辰」は、DNA「鳳」で悠々自適。発信力にも磨きがかかる。 今後は8旬「72歳宝巳」は、DNA「調」の主導DNAで、自己確立。 月支「酉」も同時に半会さてされ、 かつてないほどの独創的なり、異端な何かで自分らしさを 丁寧にだしていくはずであろう。 さて、田口は子丑天冲殺である。 にもかかわらず、月干に配偶者成分があるため、 同僚というか先輩デザイナの田口竜三(56-0116/海午)と早々に結婚。 羅状で共通干支まである内側害持ちの申酉天冲殺のため、 義理の両親を看取り、その夫は今や田口の専属料理人であり、 料理教室までやっているのだから面白い。 子丑天冲殺はここまでせねば、間違って年上婚など無理。 とはいえ、第一子女児(97-0331/海申)は、 作家の夢の中だし、夫の60年に一度の害中で、 一時は大学を中退して、その交際相手で書生までやらせた男性をふくめ、 四人家族で楽しく楽しくやっていたようだが、 さすがに未来永劫ではなく、田口に良き意味で従属する夫と愛犬だけ。 娘の消息も書生もどうなったかは不明。 また一連の田口のあえて田口の騒動やバッシンングだが、 これは10年運天冲殺害の影響であることは言うまでもないが、 逆縁結婚と天冲殺出産であることも深く影をおとしている。 共通干支があろうと、それとこれは別。 害持ちと結婚すれば、モメるのは必定だし、 子とも縁もなくなり、まるで自分が通ってきた道。 それでも田口の作家としての資質は衰えないのだから、 躓きすらなかったら、もっともっと大きな仕事をしていたかと思えば、 残念でならない☆ |
■2022年06月10日(金)木午 |
モモコグミカンパニー○御伽の国のみくるの潜在意識 |
○昨年(21年/宝丑)末の大半会日には、 NHK紅白歌合戦(21-1231/雨丑)に初出場するも、 01月05日(山午)の干合天冲殺日に解散したBiSHで 多くの楽曲の作詞を担当していた モモコグミカンパニー(94-0904/雨巳)が、 初の小説『御伽の国のみくる』を、 03月30日(雨未)のDNA「貫」の天冲殺日に上梓した。 中井友美の夢はアイドルになることで、 あるグループの新メンバー募集の面接にこぎつけ 「アイドルになって何がしたいの?」 「ア、アイドルになって、人を笑顔にしたいんです」 「それだけ? アイドルっていうのは遊びじゃないんだよ・。 自分の身体を商品にして、人からお金を貰う仕事なの。 〜笑顔にしたいだけじゃ無理〜」と言われる始末で、 そのために、上京したものの、アイドルには簡単になれない。 そして、あっけなく夢は破れ、メイド喫茶でバイトの日々。 嬉しい、楽しい、ドキドキ、可愛いではなく、 裏切り、妬み、失望の果てに、彼女が見つけた答えとは!? 大切なお客様「ひろやん」の真の姿を偶然目撃したすえに、 ようやくたどりついた場所は、如何にも午未天冲殺らしい、究極の場所。 楽器を持たないパンクバンドで、担当あまのじゃくで、 黄色担当の創設からのメンバーで、 ほとんどの楽曲の作詞を手がけていた元BiSHの モモコグミカンパニーが贈る、感動の小説デビュー作でいいかな。 甘いお菓子の国には決してない、到達点。 永遠の17歳が、いまでは26歳になってしまった。 そこには好感がもてたと、言えなくもない。 東京都府中市出身で、現在地は不明。 小学校時代は剣道部、中学校時代は吹奏楽部で、 一般受験で入った国際基督教大学高等学校では、 女子サッカー部に所属し、国際基督教大学を卒業し、 卒論は「アイドルと演じること 一人の人間に見る虚像と偶像」 というモモコグミカンパニーは、「玉」主導で、生き方を変えられず。 新しいことをやっているようで、自分のやりたいことをやっているだけ。 「玉+牽」は、用心深い冒険心は、おっかなびっくり。 「玉+司」は、生活するために行うアイドル活動。 「玉+調」は、自炊にすら縁のない都会生活不適合で、 世間知らずの一言で片付く、別世界の人。 才能は「調」で、他人とは圧倒的に異なる発想、 「玉+石」は、理屈ありきが売り。 「雨+玉+申月」は、純粋で幸運と災禍の同居。 出産は危険を伴いやすく、(午未天冲殺でもあり)目下縁稀薄。 「戌」年生まれ「雨巳」は、真っ直ぐ進む。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動で 物事の始めの洩星は「牽」で、目上の引き立て。 締めにあたる導星は「司」で、自分の意識が強い。 宿命の特長は、初夏午前四時頃の防風林にもならない海添いの林の 霧や流れ込む河口で汽水域。弾ける部分は、発泡しているので、POPに見せる。 総エネルギー249点は、創造力ならびに相生される 金性過多の80点に支えられる水性53点とそれなり。 とはいえ月干が塩水という仲間ありきなので、 BiSHは望むところでも、痛し痒し。ようは、濁りきった賢い人であり、 名前を売って、先の展望が見えれば良し。 今回の作家デビューもエッセイではなく小説がミソだが、 木性11点しかないので、比較的知った場所なり、 見聞きしたことを具象化しただけ。とはいえ火性45点で商売になるのだし、 土性60点は、ファンも栄誉もあるのだから、危険さえ感じねば、何でもあり。 年干支の「木戌」は、言わずと知れた日座冲殺干支で、 異性の鋭気を吸い取る魔性。 月干支の「海申」は、ひたすら気楽。 そして日干支の「雨巳」は猜疑心の塊であり、 穏やかに見えて気分屋ながら出処進退はわきまえており、侮れず。 干支番号構成は、11-09-30で東方と西方を結ぶ、 極めて鋭敏ながら狭小領域で、あれこれできるわけでもない。 10年運初旬「9歳宝未」は、DNA「龍」の10年運天冲殺。 親の都合で新潟県に移住という困難な時期を経験。 現在の2旬「19歳鉄午」は、主導DNA「玉」の10年運天冲殺で、 自己確立ながら、まだまだ制御不能の部分あり。 来年(23年/雨卯)のDNA「貫」年から始まる 3旬「29歳畑巳」は、DNA「車」で多忙。 年干「木」が「山」に変化すると、年干は「陽」で日干は「灯」になるが、 この「灯」が月干「海」とさらに干合すれば、 「灯」は「草」で「海」は「木」になるので、 もとからある年干「木」をふくめ、変則干合木性天干一気が成立するので、 変化にとんだ生き方をすれば、目上命の午未天冲殺なのに、 目上をとりこんで飲み込んでしまう勢いは、 危険になるのか、はたまた、その変化の内容にもよる。 結婚してファンに妬まれるなんていうのは序の口かも。 4旬「39歳山辰」は、年干支「木戌」の天剋地冲を伴う 日干干合で、異性の影響か、単に生き方の変化か、 いずれにしても月支「申」の半会があり、 自信満々であろうと、安泰とはいかず。 5旬「49歳灯卯」は、DNA「司」。 月干「海」が干合で変化していく、進み行く方向の大変化。 火性じたいは守護神扱いだが、権力的なのか、 はたまた感謝と奉仕で身を粉にすることが出来るか否か。 6旬「59歳陽寅」は、DNA「禄」の守護神害。 原則、ありがた迷惑だが、感謝と奉仕や投資の過ちなのか。 7旬「79歳草丑」は、DNA「鳳」の半会で、さすがに息切れなのか、 あらたな表現手段の時代がやってくるのか。 8旬「89歳木子」は、DNA「調」で、才能強化とはいえ、 さすがに午未天冲殺には、厳しい晩年だ。 さて、地下アイドルなみの活動から、最後は紅白歌合戦に出場する道のりは、 相応に王道中の王道であり、願ったり叶ったり。 エッセイ2本を書き上げて、満を持しての作家デビューには異論はないのだが、 そこは、DNA「石」の害毒年で、仲間の羨望どころか、 屈辱とはいわねど、妥協としか思えないあたりまえすぎるメイドの話。 最後の最後の落とし所は午未天冲殺としては、 立派に思えるが、それとて想定内なのだが、 さて、これからのモモコが危険なのか多忙なのかは、 偏りを創作だけに求めず、もう一段階上のギアを使えるかにかかっている☆ |
■2022年06月13日(月)灯酉 |
尾藤克之○最後まで読みたくなる 最強の文章術のタイトルが長い |
○学生時代から議員秘書。大手コンサルティングファームにて、 経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、 IT系上場企業などの役員を経て、現在は障害者支援団体を運営しており、 明治大学客員研究員としても活動している尾藤克之(67-1212/鉄戌)の 『ちょっとしたことで差がつく 最後まで読みたくなる 最強の文章術』 という正式なえらく長いタイトルの書籍を 03月10日(海戌)のDNA「鳳」日に上梓されている。 「あなたが書いているSNSの投稿やブログ記事は本当に読まれていますか? いいねやマークを集めても、ちゃんと最後まで読んでもらえていなければ、 あなたの書いた文章は意味がありません。」 読まれる文章のノウハウを完全凝縮! Yahoo!ニュースのコメント欄で総合1位を連発する著者が、 今まで出してこなかったノウハウを初めて公にした 「インプットの方法もわかったし、実行している。」 「アウトプットの方法もわかったし、実行している。」 でも読んでもらえない・・・その理由を解決! 「文章はしくみがわかれば、書くのが楽しくなります。 書くのが楽しくなれば、誰かに読んでもらいたくなります。 なら、最後まで読んでもらえて、 共感してもらえる文章、書きたくないですか?」と 贔屓目に見ても本書の記したことの9割は納得! とはいえ「バズる」必要性を感じないSNSもあるだろうし、 全面的に「共感」しなくても良いだろう。 だって「輝く覇者になりたい」人ばかりではないもの。 それより、さすがにこのタイトルは長い! だから「最強の文章術」が目立つようになっているのか(笑)! これは、もちろん著者には適した術なんだろうが、 人それぞれ違う場合もあるということを前提にして 読むには、納得の書であり、損はしない。 東京都中野区出身。現在も東京都中野区に在住。 埼玉大学大学院経済学研究科博士前期課程修了の尾藤は、 DNA「調」主導で、反骨心の塊だが、それを時間をかけて丁寧に表現する。 「調+牽」は、内面の葛藤は別に大胆な行動。 才能は、この「牽」であり、肩書きや勲章が物を言う。 「調+石」は、自尊心強くも、少々粗さが目立つ。 「調+鳳」は、柔軟に和合することをも可能で賢い。 「鉄+調+子月」は、直感力。 「未」年生まれ「鉄戌」は、待ち運。 生き方を表す伴星は「鳳」で、豊かな趣味のような人生。 物事の始めの洩星は「石」で、共同で始める。或いは利用する。 締めにあたる導星は「調」で、口うるさい年寄りになる。 宿命の特長は、仲冬深夜零時頃の輸送手段。 酔客を送り届けたり、何らかの事情で終電に遅れをとった客を 居住地に送り届ける厄介な役割。 総エネルギー198点はさほど迫力を感じないが、 年干支「灯未」VS月干支「海子」の干合支害は、 不安定ながら、語らずと恐怖感を与えるが、 ひとたび冗舌になれば、面白い存在だと理解できる。 仏頂面、学者面は表面的で、内情はポカもやる可笑しさ。 なお、自身の金性は47点。発信力の水性は52点。 さらに燃焼させる火性は51点と相応だが、 その成果である木性は15点と効果に難点がないとはいえず、 冬生まれの冷ややかさは効力もあれば、 その逆に敬遠される部分もあり難しいところ。 年干支の「灯未」は、先祖の代からの目標あり。 月干支の「海子」は、知恵者も怒ると運気落としかねず。 そして日干支の「鉄戌」は、今風なのにどこか洗練されぬ部分あり。 干支番号構成は、44-49-47で北方の原点範囲での活動。 全て寅卯天冲殺の干支になり、正に三代目運の極みで守備本能の権化。 後天運は、初旬「1歳宝亥」がDNA「石」の協調性和合性。 閃きのような政治力だが、 日支「戌」と月支「子」の狭間を埋める変則方三位で、 一定の影響力を損なうことのない気質で、 実際政治家の秘書を務め、現在もなお関係性は強いと考えられる。 2旬「11歳鉄戌」は、DNA「貫」の律音で、 鎧兜をきたような存在感と力強さを周囲に与えた。 3旬「21歳畑酉」は、DNA「玉」のひとつの流れを極めたいところも、 日支「戌」とは害毒が成立し、持続出来ない事情。 4旬「31歳山申」は、DNA「龍」の気分一新改良改革。 5旬「41歳灯未」は、DNA「牽」で格好つける。 年干支の律音を伴う、忌み神月干「海」の干合で、木性強化。 すなわち、進み行く方向の変化であり、成果も相応に感じられたもの。 現在の6旬「51歳陽午」は、DNA「車」で多忙。 宿命害切れもあり、表向きにもスイッチ入るというより、 エンジン全開で我が世の春。 今後は7旬「61歳草巳」は、DNA「司」の干合で木性強化。 実入りもよくなり、完璧さを求めれば、上昇。 8旬「71歳木辰」は、DNA「禄」の感謝と奉仕。 日干支「鉄戌」の天剋地冲は、大逆転の因縁解脱か。 さて、尾藤は頻繁にSNSを更新し、明言な解説を行っているが、 冬生まれだけあってか、それはお堅い話ばかりで、 ほとんど脱線はせず、私生活の「し」の字すら不明。 そこらが、年干支VS月干支干合支害の不穏部分であり、 木性が少ないだから、慈しみも何もなくやむなし。 とはいえ、こんなに読ませる上の最強の文章術をとかれるなら 多少は脱線してくれないと、面白くない。 「読者のワクワクやイメージを膨らませる」ではないのか。 課題は、そこらに見えてくるのではないだろうか☆ |
■2022年06月15日(水)畑亥 |
濱野京子○マスクと黒板の現在地 |
○99年(畑卯)のDNA「調」年に、毎日児童小説コンクール優秀賞を受賞。 02年(海午)の、60年に一度の守護神天冲殺年には、同最優秀賞を受賞。 06年(陽戌)の律音年の人生の折り返し地点で、 「天下無敵のお嬢さま!けやき御殿のメリーさん」でデビュー。 09年(畑丑)のDNA「調」年に「フュージョン」でJBBY賞を受賞し、 「トーキョー・クロスロード」で、 坪田譲治文学賞(10-0126/陽子)を受賞。 母親の介護に携わる「ヤングケアラー」の成長を通して、 社会へ目を向けるきっかけとなる「with you」が、 夏の青少年読書感想文全国コンクールの 課題図書に選定されるなど精力的に活動する濱野京子(56-0718/陽戌)が、 コロナ災禍をテーマにした学園を描き下ろした 『マスクと黒板』を04月19日(海寅)の DNA「車」の半会重なり(海寅重なり)に上梓している。 コロナの休校開け植野中学校二年に進級してから 二度目の登校日の生徒たちを待っていたのは、 昇降口の「コロナに負けるな!」のメッセージと見事な黒板アート。 梅雨入りはもう少し先だけど、どんより曇った日だった。 こんなすごい絵、誰が描いたのか?美術部2年の立花輝も興味津々。 同級生の葉麗華も賛同する!たかがチョーク、されどチョーク、 チョークだけで、こんなに柔らかく、力強い絵が描けるなんて、 輝は美術部員だが、とりたてて絵が上手いわけではない。 それでも、絵の善し悪しはわかる。容疑者は!? そんななか再開した学校は、今までと何もかも違う。 みんなマスクをつけ、ソーシャルディスタンスに気をつける日々。 マスクの素材は、不織布、ウレタン、布マスクとさまざまだが、 生来慎重な輝は、感染者が何千人に一人と聞いても、 有名なタレントが亡くなり「マジ怖え!」と思った。東京の感染者は55人! だから、もちろん不織布使い捨て、それが飛沫の飛散を抑えると聞いたからだ。 まさか、学校が休みになるとは思わなかったが、 メガネ男子の彼は、これで余計なことを話さなくて済むし、 マスクの下でニンマリ。沈黙は美徳とばかり、静かにしていた。 文化祭も運動会もなくなるらしい。 母親と折り合いの悪い8歳年上の姉は、 派遣で旅行会社に勤務していたが、コロナで派遣切りに遭い、 一人暮らしをやめ実家に舞い戻り、あれこれ面倒だ。 (在宅で商品レビューを書くアルバイトについたようだけど) なんとなく味気ない日々を送るうち、 輝は新しいクラスメイトの貴理・絵実・堅人らと あるイベントをやることに──。アートの犯人は?!マスクの汚れアート! 全校黒板アートコンテスト?!そして、お決まりのコロナ川柳(笑)。 同じような経験をしたはずの全国の中学生に送る、 コロナから「ふつう」をとりもどすための、 輝たちがはじめたささやかな抵抗の物語は、大人から見ても面白い。 熊本県に誕生し、育ちは東京も、現在地はさいたま市浦和区在住。 早稲田大学第二文学部卒業も詳細不明な濱野は、 DNA「玉」冲殺主導で、母なる者の犠牲。 旧いものというより、妙に若い時代に固執するので、 午未天冲殺の逆転作用として、児童文学の世界に浸る。 旅行家、読書家でもある。 「玉冲+車」は、決心しても必ずしも行動は伴わず。 「玉冲+石」は、ひとひねり凝らした主張。 「玉冲+貫」は、その場その場の裏側をのぞき見る。 「玉冲+玉」は、欲があるようで無欲。 「陽+玉冲+未月」は、存外落ち着かず、見聞を広める。 幸運と災禍が同居しやすい。 「申」年生まれ「陽戌」は、甘ったれで自己本位。 生き方を表す伴星は「司」で、努力の積み重ね。 物事の始めの洩星は「車」で、何もないところから始める。 締めにあたる導星は「石」で、共同で終わるようになる。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の陽光だが、 可憐な草花を囲むように年干にも日干にもある灼熱さは両天秤も、 不可思議な世界感で、マスク下の学年を描いても違和感なし。 総エネルギー249点中、自信の火性は80点で身強も、 主導する木性は28点で弱く、守護神水性も25点しかなく、 苦労に苦労を重ねるというよりは、動き廻るのは嫌いではないようなので、 取材力が原動力で、それも生き残るため、発信力の土性57点に引力本能59点。 稼いでは様々なものに投資する姿だが苦悩ははかりしれず。 年干支の「陽申」は、閃きと執着心で諦めることはない。 月干支の「草未」は、比較的誰にでも好かれる庶民性。 そして日干支の「陽戌」は、天性の商人で口は滑らか。 明るく社交的だが、人生の重要局面で裏切りに遭遇し成長する。 干支番号構成は、33-32-23で西方2点に南方1点の狭量地帯。 得意分野で生きるにこしたことはない。 後天運は、初旬「4歳木午」は、DNA「龍」の庶民的放浪は、 親の仕事の関係で東京に。 2旬「14歳雨巳」は、DNA「牽」で母親の看病。 母親代わりの家事に苦労しながら進学。 3旬「24歳海辰」は、DNA「車」の天剋地冲。 なんらかの仕事にはついたであろう。 4旬「34歳宝卯」は、DNA「司」の干合支合で望めば叶う。 なので最後の最後で、毎日児童小説コンクール優秀賞に滑り込む。 現在の5旬「44歳鉄寅」は、DNA「禄」の半会で、本格稼働。 月干「草」の干合で、進み行く方向の変化に、 干合水性天干一気で、若者や学園ものでで目立つ。 今後は6旬「54歳畑丑」が、DNA「調」の刑。 月干支「草未」の天剋地冲もあり、独創性際立つも、少女相手の作品に回帰か。 7旬「64歳山子」は、DNA「鳳」の変剋律で、 病を経験することで、才能に磨きがかかる。 8旬「74歳灯亥」は、DNA「石」の協調性和合性の変剋律。 友人知人に悩まされて才能を磨く。 さて、濱野は生月冲殺とはいえ、午未天冲殺。 原則、目下縁がないだけに、かえって若い人には興味が湧く。 そして、家系特に母親の犠牲だけあって、 66年(陽午)には母親が発病し、70年(鉄戌)には他界しているので、 家族のなかで母親的位置付けで、苦労は多かったに違いない。 実際「母親のケアや家事をしていました。きょうだいが自分を含め4人いて、 当時とは時代背景が異なる部分もありますが、 やはり誰にも話せなかったなという記憶はあります。 当時は病気の母親の話は重いと思われるんじゃないかと思っていましたし、 今の子供もたちならより一層、その場の空気を壊したくない、 誰かとの関係性が異質なものになるという不安があるのではと思います。」 ということだが、これがこの世界に向かわせた要因なのだろうが、 適性はあくまでも商いなのが「陽戌」。なので苦労は多い。 とはいえ、この成功は苦悩と犠牲の賜物。それは理解しているはずだろう☆ |
■2022年06月20日(月)木辰 |
瞬那浩人○下弦の月に消えた女の幸福の行方 |
○会社員時代の13年(雨巳)の天剋地冲年に初小説に挑み、 第8回小説現代・長編新人賞に応募。 その作品が一次選考を通過したのに気を良くして小説家を目指す。 21年(宝丑)年には、幻冬舎ミステリー小説大賞の二次通過も落選。 22年(海寅)の60年に一度の干合支合年には、 その気になって『下弦の月に消えた女』で、 02月25日(畑酉)に自力デビューした 瞬那浩人(60-0827/灯亥)を解説したい。 フィリップ・マーロウに憧れながらも、 ルノーを駆って、警察内部のファンに恩義をもたらせながら 架空都市で卯建のあがらぬ探偵業で糊口をしのぎ、 かの探偵とは、圧倒的落差があることを自覚したくもない探偵の 竜崎隼はある青年から、場末の百貨店もどきの宝飾品売り場から、 謎の失踪をした交際女性の優子の失踪調査を依頼される。 最初は単純な人捜しと思われたが、 相手の住所すら知らない、数あわせの合コンで知り合い、 外で何度かデートした程度の仲だというが、 竜崎は優子の過去と謎の行動に戸惑いを覚える。 優子の唯一の肉親の祖母が億に届く、 豪華絢爛の介護施設に入所したり謎は深まるばかりだが、 依頼人に確証がないまま、途中経過を報告すると、 遠く金沢で襲撃され、探偵に依頼した事実すら忘れてしまう。 そんななか、クラブ・ホステス時代にご執心だった IT業界で大成功を収めた富豪社長を怪しいと睨む。 美貌の社長夫人は難病を患い、ある病院の特別室に長期入院していたが、 優子の失踪と同時期に退院していた。 依頼人の記憶喪失により依頼者を失った探偵は、 病院の特別室に絡む多くの謎、 連続ストーカー殺人との関連性をかぎつけ、 都合良く受付女性と懇意になって、核心に近づいていった。 事件は複雑に絡み合い、ついに探偵までもお定まりの襲撃に遭う。 不屈とは縁遠いが成り行きで意地になる探偵の竜崎が 辿り着くのは、犯罪の裏に隠された悲しい事実! 個人情報保護の何もない旧態依然の調査で、 犯罪さえかも判別不能な事件を繋げていく 答えをだせぬ愛憎に「消えた女」は、誰で何処にいったの? 兵庫県西宮市出身と思われ、関西大学大学機械工学科卒業。 就職に伴って長野県諏訪市周辺に転居。 就職先のセイコー・エプソンでは、 従来のキャッシングレジスターからPOSへの 切替に伴う製品の企画や開発を行い、 その過程で発明権を日米欧で獲得するなど、 もとより特殊技能に定評があり、 定年退職後には実母の故郷である 兵庫県丹波市に移住していると瞬那は DNA「司」主導で、純粋ながらその対価には、 金銭物質が絡んでくるという持ち主で、 性癖は真面目なので、その感性を探偵に移植したような 度胸を絵に描いたようで、かえって面白い。 才能は、この「司」で直向きさで間違いのないところ。 「司+車」は、その気になると周囲が見えない猪突猛進さで、 損得勘定ひとまず抜きの、気の利いた話のわかる人物。 「司+牽」は、感動稀薄で保身術優秀で、 危機管理能力はあり、判断は冷静。 「司+司」は、何を考えているかは一見判別不能も、 行き着く先は、興味のないふりをすればするほど経済の恩恵。 なので当初の依頼人が記憶喪失になろうと、 結果的には大口の支援者を都合良く得る。 「司+玉」は、生きるためならなんでもする。 これがなければ、探偵なんぞはやっていられない。 「灯+司+申月」は、場違いの異性とかかわりやすく、 それは本書でも至る所に見受けられ、 歳をとっても若いつもりでいる。 「子」年生まれ「灯亥」は、自己愛。 探偵が自分が一番でなくなったら、お仕舞いである。 生き方を表す伴星は「龍」で、常に変化を求める放浪の癖。 物事の始めの洩星は「司」で、努力や人生のつみかさね。 締めにあたる導星は「玉」で、目下や若い人や見果てぬ夢を見て終わる。 宿命の特長は、初秋午後四時頃の工業地帯の 公園にある消し忘れたというより 年中ついている弱々しい探偵業の看板で、 総エネルギー176点の目上命の午未のために、可愛がってもらえる。 あるいは認めてもらえる年長者の存在が重要で、 若い事務員あたりには制御不能で、 わりのいいアルバイトに明け暮れて、いるのだかいないのだか不明。 自身の火性は僅か11点で身軽だが虚勢。 創造力の木性は34点で、相応。 ただし表現力の土性はわずか8点で、遊びはないため、 ある意味マーロウを意識したワンパターンが笑わせる。 金性34点は動いただけの成果は紆余曲折あろうと回収し、 水性89点は女性に好かれ、権威を保持し、 危険と品性が同居しているとはいえ、 精神的には常に探偵であることを忘れない。 ようは、格好をつけているのだけなのだが、それがまた可笑しい。 年支「子」VS月支「申」の半会は、常にやる気満々も、 月支「申」VS日支「亥」の害毒は、優柔不断にもなりやすく どこか病的でながら、月干「木」は守護神なので、 常にありがた迷惑な流れで、襲撃されようと それが糸口にもなり、文句も言えまい。 隠居に縁無く、常に前向きな目標がないと老いやすいので、 作家も探偵もないとは言い切れぬ。 年干支の「鉄子」は、取り越し苦労の心配症と 自意識過剰のナルシストで、和製マーロウを目座す。 月干支の「木申」は、働き者だが我が道を行き、 見果てぬ夢を追い求めるしぶとさあり。 そして日干支の「灯亥」は、何でも念じる。 念じれば、望めば叶うこともあり、あながち間違いではないが、 逆恨みをしたり、その逆もあるので注意したい。 干支番号構成は、37-21-24で南方と西方の限定領域で、 得意分野に特化すべきである。 後天運は初旬「4歳草酉」は、DNA「龍」の庶民的な改良性。 守護神なので小細工せずに使用出来れば、 神童までは行かぬが、頭の良さは保証済み。 子供らしいちょっとした放浪は身を助ける。 ただし、年干「鉄」と干合すれば「宝」になるが、 これとて感謝や優しい気持ちなら問題なかろう。 2旬「14歳陽戌」は、DNA「石」の変剋律。 受験や大学生活を経て、社会へでてゆく時期になるが、 屈辱や妥協がバネになる10年間で才能も磨かれるので、 高望みをあったろうが、結果は地元は後年となっては正解か。 3旬「24歳灯亥」は、DNA「貫」の律音で、 保身や自己の力を強化する鎧兜をまとったようであり、 若さもあって、八面六臂の活動があっただろうが、 多忙という苦悩なら望むところか。 4旬「34歳山子」は、DNA「調」で独創的発想。 このあたりが、特許申請の連発の素となった時期か。 大きな苦悩はこの30年で終了。 あけて5旬「44歳畑丑」は、DNA「鳳」の方三位。 仕事も相応だが、日支「亥」年支「子」にからむもので、 月干「木」の干合で「山」になり、進み行く方向の変化で、 しかも、常人では考えつかぬような独創性なので、 仮に子供がいれば、その子供の変貌であり、 趣味の方向にも興味をもった時代で、投稿開始。 6旬「54歳鉄寅」は、主導DNA「司」の自己確立。 おおむねの自己の力量を承認し、自己を知る。 本書も出版されたのだから、我が世の春。 今後は7旬「64歳宝卯」は、DNA「禄」の半会での感謝と奉仕。 成果もともなうので、続編もないとは言えぬが、 地域への社会貢献が急務となるか。 8旬「74歳海辰」は、DNA「牽」の名誉。 年支「子」VS月支「申」の三合会局なので、 前旬の活動が、大いに評価されるに違いない。 一匹狼の時代錯誤的な探偵が前代未聞の犯罪に挑むミステリーで、 身元不明人をテーマにした小説は、決して珍しいものではないが、 同書は、甘く柔なファンタジーではなく、 かといって本格ミステリーでもないという、 不思議な感覚の作品で、独特の文体には妙な癖もあり、 引き込まれてしまえば、奇異な世界感の虜になることは間違いなく、 あなどってはならないと思う。 著者に向くのは、シリーズものだが、 次に探偵にふりかかる災難は(笑)何だろう。 今回は、最後に辿り着いた場所が、最先端技術や医療技術の世界。 屈折しそうにもなる倫理観と一般常識の狭間で躊躇するが、 事件であり小説なので、前代未聞の方向へ向かうのは間違いなし。 「司」主導は、本則真面目。 格好つけようと、それは自分のためにではなく、 世のため人のためだし、失踪人調査ばかりが仕事でもない。 デトックスに最適な下弦の月は、いつまでも待てまい、 シエスタをいつまでも貪るわけもいくまい。 誰かのために役立つ探偵の日常は、薄汚れているが憎めない☆ |
■2022年06月22日(水)陽午 |
渡邊大門○豊臣五奉行と家康 関ヶ原合戦をめぐる権力闘争の深層心理 |
○日本史学者で、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役、 大阪観光大学観光学研究所客員研究員。専門は日本中世史。 日本中近世史の研究を行いながら、書籍や雑誌、ウェブ上のコラムを執筆。 著書は戦国時代の考察を中心に多数発表し、 講演活動も頻繁時行う渡邊大門(67-1003/鉄子)が、 『豊臣五奉行と家康 関ヶ原合戦をめぐる権力闘争』を、 05月10日(雨亥)のDNA「調」日に刊行している。 五大老とともに豊臣政権を運営した存在として、 教科書などでもおなじみの五奉行。 とくに、石田三成は「関ヶ原の戦い」で徳川家康に戦いを挑み、 敗れ去ったことで有名だが、それ以外の四人―― 浅野長政、長束正家、前田玄以、増田長盛――について語られることは少ない。 しかし彼らは、秀吉からの抜擢に応えるだけの実力を持ち、 秀吉の天下統一と没後の政権維持に多大な貢献をした重要家臣団だったのだ。 本書では豊臣政権を支え続けた五奉行たちの、 知られざる来歴や活躍、政権運営における 五大老との職掌分担や家康との対立から、 「関ヶ原」そしてその後の人生に至るまでを、 最新の研究成果に基づいて読み解いている。 歴史の敗者として語られがちな存在に光を当てることで、 もう一つの歴史が見えてくるものだ。 五奉行は、ご大老より下にあるものではなく、 極論を言えばお飾りのような五大老に比して 五奉行は実務にたけたもので、決して大老の下に位置するものではないのだ。 神奈川県横浜市で出生。関西学院大学文学部史学科日本史学専攻卒業後に、 佛教大学大学院文学研究科博士後期課程を修了。 出生後、兵庫県、京都府、岡山県、埼玉県で過ごし、 上郡町史執筆委員、揖保川町史執筆委員、播磨学研究所客員研究員、 美作大学地域生活科学研究所員等の実績があり、 現在は千葉県市川市在住の渡邊は、「石」主導で、 権謀術策に通じ、政の研究に興味。 「石+玉」は、感性ではなく理屈で調査。 「石+調」は、自尊心は強力も地位や権力に固執せず。 「石+牽」は、懐疑的事流れ主義で懐柔される側の気持ちに理解。 才能は、この「牽」であり、役割意識。 未だこの世に知らされていない事実を表にだす。 「玉」×2あり、歴史の恩恵を受ける。 「鉄+石+酉月」が、持ちあげられると悪い気せず。 「未」年生まれ「鉄子」は、原則受け身の人生。 生き方を表す伴星は「鳳」で、趣味を仕事にした人生。 物事の始めの洩星は「牽」で、目上の引き立て。 締めにあたる導星は「調」で、小うるさい年寄り。 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の下町のお年寄りのために、 荷物や情報を届ける新種のデリバリーサービスのようなもので、 総エネルギー168点のフットワークの良さで、 それなりの役割意識をになっているようで、 年支「未」VS日支「子」の害持ちで、 「灯」は守護神なので、時と場合によっては、 ありがた迷惑になってしまうが、それは生業なのだから仕方がない。 時に、一般的ではない批判も提供せねばならず 持論展開には常に反対勢力が存在する。 年干支の「灯未」は、表面冷静で中身が熱い。 月干支の「畑酉」は、通俗的で見た目重視。 そして日干支の「鉄子」は、取り越し苦労や心配症が、 かえって新たな発見や解釈をもたらすが、自己陶酔しやすい面もあり。 干支番号構成は、44-46-37で西方2点に北方一点といっても 極めて、狭い範囲で活動する。 後天運は、初旬「8歳山寅」が、DNA「龍」の庶民性。 親の仕事によるものが少なくないが、まるで放浪するように各地を転々。 その都度、地域や学校で対応せねばならぬので、 明るいだけでじはやっていけないという気持ちが濃厚となる。 2旬「18歳灯丑」は、DNA「牽」の支合で、 年支「未」VS日支「子」の害切れで、気合いも充実。 格好をつけるための学び、研究するための学び。 3旬「28歳陽子」は、DNA「車」の多忙で、各地を転戦。 4旬「38歳草亥」は、DNA「司」の、特別条件付10年運天冲殺。 他人にやらない分野で変わった生き方をしていれば格段に運が稼働。 現在の5旬「48歳木戌」は、DNA「禄」の特別条件付10年運天冲殺。 進み行く方向性の変化と、貪欲な成果を求めることにより稼働。 正に何をやっても絶好調。 6旬「58歳雨酉」は、DNA「調」の反撃。丁寧に過ごせば問題ないが、 前旬20年の大きな上がりに対する感謝がないと、異端となる。 7旬「68歳海申」は、DNA「鳳」の息切れで、最早趣味の世界か。 8旬「78歳宝未」は、主導DNA「石」で自己確立。そして害。 かなり、厳しい日常を覚悟せねばならないのかもしれない。 さて、五奉行には不明点も多い。 一次資料ばかりか二次資料にもあたり、なるべく多くの資料から その全体像に少しでも近づこうとしている姿勢は、 どこのだれかも実は判らなかったような人が 天下人となったような戦国の世で、とりたてられた五奉行も その例にもれることなく、縁故であろうと実務派が雁首をそろえている。 兵農分離や検地はいうにおよばず、洛中洛外にだした掟。 ※喧嘩口論は双方を処罰、※失火や付け火は罪科、※博打の禁止、 ※奉公人が町人に狼藉をはたらいてはならない ※浪人の居住禁止、 等々、事細かい指示がなければ治安は保てず、 それを担っていたのが奉行で、京都ばかりか博多なども再興している。 同時に奉行を支える代官や軍師についてもふれている。 当然資料の多い、石田三成の出自から最後までも検証しているし 支えてきた島左近についても詳しい。 農民には土地との関連付けをさせ、耕作地を放棄させぬようしている。 三成が伏見の家康の居城に逃げ込んだ事実もなければ、 城内の自己の領域に留まっただけであるが、 当初は家康と三成は、そこまで敵対してなかったし、 関ヶ原における秀忠の遅参もなし。 そもそも、偶発的にあの日に開戦されたからなど 史実にあたった裏話は興味深い。 私達が一般的に知っている関ヶ原の戦いに至る側面と 史実と事実の違いを対比してあるところが愉しめる! 壇之浦で破れた平宗盛は命乞いをしたが、 三成は潔かったなど読ませる本になっていたのが興味深かった☆ |
渡邊大門○67-1003 |
鉄畑灯灯 子酉未-8 牽玉調石玉(石主導) 木性(11)火性(40)土性(40)金性(52)水性(20)/総合168 辰巳天冲殺/天冲殺(38歳草亥/48歳木戌)/主導DNA(78歳宝未) 年支VS日支害(表裏)/害切れ(18歳灯丑) 木性脆弱/金性過多/水性脆弱 -8歳山寅/18歳灯丑/28歳陽子/38歳草亥/48歳木戌/58歳雨酉/68歳海申/78歳宝未〜 |
■2022年06月24日(金)山申 |
根本宗子○今、出来る、精一杯。のありえない愛いっぱい |
○ENBUゼミナール卒業公演で脚本を書いたことをきっかけで、 同級生と劇団 月刊「根本宗子」を旗揚げ。 09年(畑丑)に旗揚げ公演『創刊号「親の顔が見てみたい」』。 月刊「根本宗子」では、全公演の脚本・演出を担当するだけではなく、 公演チラシのモデルも自身が務めている。 16年(陽申)、「夏果て幸せの果て」、 19年(畑亥)「愛犬ポリーの死、そして家族の話」、 20年「クラッシャー女中」が、21年(宝丑)「もっとも大いなる愛へ」が、 岸田國士戯曲賞最終候補となるも連続落選。 18年(山戌)「皆、シンデレラがやりたい」で 第17回バッカーズ演劇奨励賞を受賞。 今年(海寅)になってSNSミュージカル作品「20歳の花」で、 第25回文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門新人賞(22-0313/草丑)を受賞した 根本宗子(89-1016/畑酉)が、ありえない夢の中を迎え、舞台から転用した 体験的初小説『今、出来る、精一杯。』を、 04月26日(畑酉)の律音日に上梓している。 東京都三鷹市内にあるスーパーマーケット「ママズキッチン」で 働く人々は皆どこかヘン。しかしもっとおかしいのは毎日この店を訪れ 「お弁当をタダでくれ」を叫ぶ車椅子に座る女だった。 言葉を聞き入れてもらえない少女、自分の意見を捨てた女、 完璧に見えるバイトリーダーに、他人の人生を壊してしまった男等々。 「黙ってれば、自分の意見を持たなければ、嫌な思いもしませんから」 ――バックヤードで繰り広げられる言葉の応酬と傷つけ合い。 めんどうな12人の人間が曝け出した感情の先に希望は灯るのか。 演劇界の異才による傑作群像劇、ついに小説化って〜 ダメ男の例はすべて経験からくるもの。 辛いんだか、面白いんだか、ハチャメチャなのに〜 その理由がわかりやすいだけに、笑ってはいけない。 舞台人らしく、それぞれの登場人物の視点で、 各章が構成されており、慣れれば読みやすい。 「仕事とプライベートわけたい」「職場の人に変な気を使わせたくない」なら、 そりゃバイトやパートに手をだしちゃいけないよ店長! 全編、言葉に棘がある秀作に仕上がっている! 東京都目黒区出身で、東洋英和女学院高等学校を卒業し、 ENBUゼミナールに学ぶ。 13年(雨巳)のありえないDNA「禄」年には、不動産業を営んでいた実家を出て、 東京都世田谷区の下北沢周辺に居住していると思われる根本は、 DNA「鳳」主導で、工夫して遊ぶ表現者。 「鳳+調」は、一見繊細にみせるが曖昧。 「鳳+鳳」は、豊かな感性もだらしがない。 「鳳+貫」は、忙しないが急ぐこともせず。 「鳳+牽」は、お天気屋。 才能は、この「牽」で役目役割。ある意味、異性に尽くしきること。 守護神も秋生まれで異性になるというか、徹底的に格好をつけるのが、救い。 「畑+鳳+戌月」は、発想は子供じみている。 「巳」年生まれ「畑酉」は、原則受け身。 生き方を表す伴星は「牽」で、世間に何かを知らしめる。 物事の始めの洩星は「貫」で、一人で始める。 締めにあたる導星は「鳳」で、まるで遊びのような人生。 宿命の特長は、晩秋午後八時頃の市場。 なので舞台は、無さそうでありそうなスーパーマーケット。 年干も日干も「畑」なので、両天秤。 複数同時の商品(異性)を扱うことは可能も、 年干支「畑巳」VS日干支「畑酉」の大半会は、 仕入れたら、即刻売りさばかないと、 月干支「木戌」VS日干支「畑酉」の干合支害があり、腐りやすいのが難点。 ようは「不潔」になりやすいので、注意が必要。 まして共感しようと派閥に入れば、嫌な人間関係に巻き込まれる。 あれこれやっているうちに、手を伸ばせばロクでもない 異性にしか引っかかることしかないので、 (なのに畑らしく外見でその気になりやすく、一見いい男に目なし) 寅卯天冲殺でもあり、本来は実家で楽をするのが正しいが、 月干「木」と年干と日干「畑」が干合すれば、 月干は「山」になってしまうため、干合土性天干一気が成立し、 様々な理由(後述)で、穀潰しにもなり、実家としては有り難くない。 総エネルギー223点は相応も、自身の土性はそもそも90点で身強。 しかも金性75点の発信力は評価できるものの、 守護神木性は、わずか13点で、頼りにならないどころか、 全く救いにならず、売り物にもならない。 いつも一緒にいたくても安心出来ず、甘やかすから育ちもしない。 温める火性にしても45点で、妙な知恵で木性を燃やし、 水性ゼロ(DNA禄/司なし)なので、木性は育たず。 家庭運、堅実性もないため、ヒモ志願みたいなのばっかり寄ってくる。 なかなか魂レベルでの会話はなりたたず、潤いなし。 最後はモメやすく、異性を見る目がないというよりは、 使い勝手の悪い異性しか好まぬという異形。 干からびて潤いもなく妙な魅力は、無限大に発揮すれば、 相応に使えなくもないが、一時しのぎならパチンコでも生活可能という簡便さ。 年干支の「畑巳」は、組織や一族一家を内側から倒す たとえて白蟻であり獅子身中の虫。 月干支の「木戌」は、異様な才気は所有するが、 異性に毒気を送り込み、亡き者にする性癖。 そして日干支の「畑酉」は、中身より外見飾るため、 一見良き家庭人に思えるが、内実は「畑巳」に準じ、 有り難くないお試しのような子の誕生は、親の結婚による。 干支番号構成は、06-11-46で東方2点に北方結ぶ狭量。あれもこれは出来まい。 後天運は、初旬「7歳草亥」は、DNA「車」で危険。 無謀な行動をとったり、危険さらされることにより、 特別な条件下におかれると運気上昇の特別条件付10年運天冲殺ばかりか、 年干支「畑巳」を天剋地冲するので、親を困らすようなことがあれば、 かえって後転的に自身の運が伸びる形で、成功運型。 実際、02年(海午)には本書の主人公のように、 中学1年生の体育祭のリレーで、バトンを受け取る時に、 他人とぶつかり、転んだことがきっかけで、股関節を骨折。 転んだ瞬間、無理に立ち上がろうとしたこともあり、 骨折自体は手術で良くなったが、骨折の際に骨の中の血管が切れ、 「外傷性大腿骨頭壊死症」となった。 これは骨折により、大腿骨頭の血管がダメージを受けることで、 骨折部が治っても、大腿骨頭への血流が途絶え、骨壊死を生じる病気で、 「骨折」と告げられた時、子供ながらにせいぜい数カ月ギブスをしたら また普通に歩けるようになり、日常生活に戻れると思っていたようだが、 実際は、大腿骨頭が壊死した状態が続くと歩けなくなり、 それを止めるための大きな手術が必要となり、 二度の手術とリハビリと回復のために、 約6年間の車椅子生活を余儀なくされてしまったが、 この体験が、活かされているので不思議なものだ。 2旬「17歳陽子」は、DNA「玉」のおちつき。現実的な活発さはなかろうと、 前旬に母親が当時の勘三郎夫人と友人だったことで、 「大人計画」の芝居にであっているが、 それを極めるために、ENBUゼミナールへ。 卒業後は、劇団を立ち上げるのだから、見事である。 現在の3旬「27歳灯丑」は、DNA「龍」の新たな挑戦。 改良改革気分一新は、車椅子から解放されたが、 一人暮らしまで始めているのだから、予定通り。 年支「巳」VS日支「酉」のからむ三合会局で、 舞台で磨いた技術と呪われた(笑)時期を再現するような 小説家としてもデビューしてしまうのだから、 さすがに、好きこそ物の上手なれだ。 今後は、4旬「37歳山寅」は、DNA「石」の10年運天冲殺。 年支「巳」の害で当初はは足踏みもみられるかもしれぬが、 周囲の協力や提携で、妥協さえせねば、 かえって立場の上昇とともに、結果的に活動の場はひろがる見込み。 5旬「47歳畑卯」は、DNA「貫」の10年運天冲殺と納音。 月干「木」の干合で、進み行く方向の変化に、 宿命害切れは、過去の清算で、その時点の生き延びる術実行。 とはいえ、過去の経緯からも危険を顧みねば、 再発なり新たな事故の懸念もあり、若くはないのだから慎重に。 6旬「57歳鉄辰」は、DNA「調」の支合で、 他人に惑わされず我が道を行く結果の害切れ。 危険な極端ではなく、芸術的で独創的な文化的生き方にしてほしい。 7旬「67歳宝巳」は、主導DNA「鳳」の半会で、 本格的な自己確立で、自己の本質をしる。 7旬「77歳海午」は、DNA「司」。ありえない水性の出現で戸惑い。 さすがに体調不良には気をつけたい。 さて、根本は12年(海辰)という、ありえない水性の害切れ支合年。 すなわち、その当時の叡智の結集で生まれた、 自分の劇団公演のために演劇作として書き下ろした 「今、出来る、精一杯。」を、初演から10年の時を経て、 昨年(21年/宝丑)の主導DNA「鳳」の三合会局年より準備をし、 今年(22年/海寅)の、ありえないDNA「司」の天冲殺年に上梓した。 怪我をしたのが「海」年なら芝居を極めた一人暮らしの開始も、 作家として存在感を誇示したのも、やはり「海」年。 複雑な宿命を要し、不純な異性に利用されていることまでも 糧にしているというか、その者どもを手際よく料理して、 舞台ばかりか小説の世界でも逆襲したのは、 集中力ある土性天干一気害持ちの「鳳」主導が、緩く生きる術を体得した成果。 「どんなに劇作を続けて技術が上がっても常に自分のライバルはこの作品で、 いつもこの時の自分に見張られている気がしながら 劇作を続けてきたほど自分の中で大きな作品です。 そんな本作に32歳の今のわたしが新たな言葉を吹き込み、 特別な小説が仕上がりました。どうか手にとっていただけたら、 そしてどこかの誰かの大切な一冊となったら嬉しいです。」は、 実はダメ女子への強烈で真摯なエール! 車椅子生活からの脅威の生還も身強上等だが、 常識にとらわれなかったからだろう。 彼女を利用したり、失礼な対応した者は、 すべて運気を奪われたに等しいかもしれない。誠に恐ろしい作家の出現である。 「生きていると、一瞬では理解できないことがたくさん起きる。 けど、その都度飲み込んで、生きていくんだ。 今日を生きてさえいれば、大概のことはどうにでもなる」は、 さすがに自分を知り尽くした感あり。 このありえない夢の中で、とてつもない飛躍を達成して成長してほしい☆ |
■2022年06月28日(火)海子 |
松岡圭祐○高校事変は千里眼の延長であるというしたたかな夢の中 |
○元臨床心理士、催眠術師として一時期テレビの世界を席巻し、 97年(灯丑)のDNA「貫」の納音年に、小説デビュー作「催眠」を発表。 これが瞬く間にミリオンセラーになりシリーズ化、 同シリーズは、カウンセラーとタレント催眠術師の対立から 催眠現象の実体を浮き彫りにする内容で、 これ以前の作家の知見を小説の形で描いたもので、 業界に圧倒的な存在感をもたらした。 99年(畑卯)のDNA「鳳」の三合会局年には、小説「千里眼」を発表。 同様にシリーズ化され、累計628万部を超える人気作になった。 元航空自衛官で臨床心理士の岬美由紀というヒロインが登場するシリーズで、 北朝鮮の工作船や同時多発テロ・イラク戦争など、 国際的時事問題を盛り込んで、それを松岡流の料理の仕方で見せるのが特徴。 なお、岬は本書にも登場し、ヒロインの窮地を救うことになった。 今後、岬と結衣を両翼をした美しく壮大な物語を発展させると見られる。 「催眠」は映画化、「千里眼」はドラマ化。 その他、TDLのバックステージを暴露した 青春小説「ミッキーマウスの憂鬱」、 「万能鑑定士Qの事件簿」も売れに売れ映画化。 近年は作品が入試問題に採用され、歴史小説にも挑戦している 松岡圭祐(68-1203/灯未)だが、「高校事変」は、 19年(畑亥)のDNA「鳳」の三合会局年より執筆を開始し、 好評によりシリーズ化され12冊目でシリーズを終え 03月25日(灯丑)に完結したはずも、13冊目の予告がでているが、 さすがに付き合いきれないので、ひとまず総括してみたい。 動の最終章――日本の運命をも左右する最後の戦い! ついに激動の最終巻! 激しく燃え盛る炎の中、相まみえる長男の優莉架祷斗と 次女で智沙子とは双子の優莉結衣!長女の智沙子、次男の篤志、四女凜香―― 犯罪史上最凶のテロリストを父に持つ兄弟姉妹たちが 入り乱れての死闘が幕を開けた。 武装勢力による国家侵略を受けた日本の運命をも左右する最後の戦い! その果てに見えるものは・・・・。日本は主権を取り戻せるのか! 妻の正体を知り失意のどん底に落とされた元総理の復権はあるのか! もはやスケールが大きい小さいではなく、 壮大なる荒唐無稽とも思ってはならない! 息もつかせぬノンストップJK青春ハードボイルドは、 令和の高校生には欠かせぬバイブルなのか、はたまた気休めの漫画なのか! 肉体と精神の限界に挑戦する結衣の正義は輝かせるのか。 母は違えど、父親は同じという者達の争いは、 サイコパスから高度な人間に浄化した結衣に 勝利をもたらすことは可能なのか。 結衣、孤独なヒロインとして、誰も信じず、誰にも頼らず 公安警察をはじめとする国家さえ欺いてたった一人で立ち向かってきた 本当の半グレ集団の復活を阻止するために! もはやミステリーじたての移民問題もなにもなく、 銀座サリンの被害者の娘と武蔵小杉事件の生き残り! 優莉の子供達は口を割らしてから殺せと 一部公安はいきりたっていたが、焦りはとてつもない事態をうんだ、 あたかも、オウム真理教と連合赤軍事件など、 あらゆる犯罪を参考にしたこの一冊が怖い。 愛知県稲沢市出身。実家はたばこ屋。02年(海午)の60年に一度の干合支合年に、 意を決して酒とタバコをやめて、クルマと旅行が趣味。 秘書として妻を同行させ取材旅行に歩いている。 学歴不明。現在東京在住も居所不明という松岡は、 DNA「牽」主導で、権威主義者。 陰の登場人物には、徹底的に世界征服を担わせ 陽のヒロインには、国や仲間を守る役割を与える。 才能も、この「牽」で栄誉。作品の登場人物を通じ、実現する。 「牽+司」は、感動稀薄な徹底した保身術は、結衣の根幹。 「牽+鳳」は、温厚誠実も、いささかお天気屋。 「牽+調」は、気品ありも芸術的な殺しは、新たな世界感。 「牽+車」は、集団行動不得手で、忍耐力あるように思わせるが、 精神的に不安定にはなりづらく、繊細な感覚には縁なし。 これも、つきつめると、結衣なのである。 「灯+牽+亥月」は、機敏だが若年期の派手な活動は持続せず、 「申」年生まれ「灯未」は、わがままで甘ったれ。凜香の性癖でもある。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動。 物事の始めの洩星は「鳳」で、何となく始める。 締めにあたる導星は「牽」で、後世に名を刻む。 宿命の特長は、初冬午後十時頃の山間の高速道路の街灯で、 何もせねば、頑強な山間に叩きつけるような 強い雨から通過車輌を必死に守り抜く存在も、 年干支「山申」VS月干支「雨亥」の干合支害があるので、 降り始めには、かえって制動不能になった車輌が、 事故を起こしやすい魔の傾斜があり、 これにより、年干は「陽」月干は「灯」になり、 日干は「灯」なので、常に一歩間違えば炎上格となる。 しかも、地支に目をやると年支「申」VS月支「亥」の害毒は、 不可解な殺戮にもつながり、月支「亥」VS日支「未」の半会で、 何らかの始末は可能になる模様。 国家を守備するための受け身の殺人は、正当化されるということか。 総エネルギー208点は、まずまず。 現実性より精神性重視なのは、水性71点を才能の栄誉に使用したこと。 火性土性はまずまずだが、木性と金性の若干の弱さは、 傷だらけになりながら生き抜くと解釈したいし、 例えワンパターンでも、生還は可能。 ようは、燃焼すると火の玉のように目立つ人。 年干支の「山申」は、要塞のような堅牢な守り。 月干支の「雨亥」は、頭が良く勝負は自己の領域に引きずり込む。 忍耐強いが裏を返せば小心者で、勝てぬ勝負はしない。 そして日干支の「灯未」は、先祖のなし得なかった野望の実現。 優莉架祷斗の屈折とした野心か、結衣の親を否定する平和か。 いずれにしろ、世に問う作品を通して、松岡はなしとげる。 後天運は、初旬「1歳木子」は、DNA「玉」の害。 ありがた迷惑的な負の感情なり劣情も垣間見せるが、 守護神でもあるので、硬軟使い分け、 徹底した悪への道は外れなかった模様も、優等生にはなりきれず。 ある意味、悪餓鬼の部類でもあろう。 2旬「11歳草丑」は、DNA「龍」の対冲で蘇生。 あらたな場所をみつけて、過去の逆転と生き方の転換。 3旬「21歳陽寅」は、DNA「石」の10年運天冲殺。 後半の「寅」の木性の支援もあり、干合火性天干一気強化は、 その後の展開を楽にするために、興業なり芸能界で名を売る。 29歳(灯丑)には結婚している模様。 4旬「31歳灯卯」は、DNA「貫」の大半会ばかりか、 月支「亥」と日支「卯」のからむ三合会局で、出版界で大成功。 5旬「41歳山辰」は、DNA「調」。 月干「雨」の干合は、方向の変化で、より若者を意識。 天干一気は破格となるが、年干支「山申」の大半会もあり、仕事にひたり堅調。 しかも極端なもので成功できるのだから、そこは間違いなし。 現在の6旬「51歳畑巳」は、DNA「鳳」の豊かな表現力。 年支「申」VS月支「亥」の害切れもあり、気合い入る。 今後が7旬「61歳鉄午」が、DNA「司」の支合。 自己の欲望をみたすばかりではなく、世の安定に使用できれば吉。 8旬「71歳宝未」が、DNA「禄」。投資や回転財ではなく、 世のため人のために役立てれば、何事も問題なき人生。 さて、当初は一年以上に付き合って読む予定はなく 一冊で終わりにしようと思ったのに、まだ何かあるだろうと 期待に期待を重ねて読んでしまった。 これだけのヴォリュームがあれば、作者の考えを投影する 引用も充分ひけるのだが、さすがに前々総理の再登板と、 悪評高い前々総理夫人の仮面を剥がし、 その責任を一気に押しつけたのは圧巻には違いないが、 「なにが、私は弱者に目をむける」だよ。 少々、安易すぎる印象だし、前々総理の再登板なんて悪夢だ! 今後は智沙子の静かな弔い、篤志や凜香そはじめ妹達の成長。 なにより結衣の大学生活どころか、岬美由紀と手を組み、 世界平和に貢献するどころか、未確認生物との接触だって 話はいくらでも拡がる!しかし、松岡のこの著作を表面的に刺激を受け、 軍備の拡大や優れた戦士の育成ばかりに目がいき、 やがて憲法改正や前々総理の正当性にまで 話が進んでいくなら作家が夢の中で焼きが回ったとしかいいようがない。 読者は心踊るエンターテインメントを求めて 戦争行為に突き進みかねない絵空事を 無意識に刷り込まれ、知らずのウチに補完勢力の支持層拡大の 一翼を担うなら、それは良書とは言えぬのではあるまいか。 結衣は「大学事変は願いさげ」と歎いているではないか。 この国は強気な国ではなく、唯一の被爆国として平和であるべきだ☆ |
移 動 祝 祭 日○ 2 0 2 2 年/ 海 寅 |
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