★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 2 2 年(海寅)○09月 畑酉 // 移 動 祝 祭 日 |
■09月分一覧 (2022年○目次) |
浅田次郎○母の待つ里という都会人の幻想(2022_0901) |
姫野カオルコ○ケーキ嫌いの饅頭怖いと大違い(2022_0907) |
藤原辰史○中学生から知りたいウクライナのことを知る意義(2022_0909) |
廣嶋玲子○トラブル旅行社 魔獣牧場でホームステイの行き着く先(2022_0912) |
エリイ○はい、こんにちは Chim↑Pomエリイの生活と意見の残念(2022_0914) |
会田誠○性と芸術に対する壮大な言い訳(2022_0917) |
真山仁○墜落に見るありえない鮮やかな推理と正義(2022_0919) |
大森静佳○ヘクタールが苦悩する贅沢な夢の続き○2022_0922 |
清水有生○奇跡のミシン 天国の声、届けますの優しいさだめ(2022_0926) |
■2022年09月01日(木)灯巳 |
浅田次郎○母の待つ里という都会人の幻想 |
○高校卒業後、三島由紀夫(1925-0114/灯酉※)に 影響され陸上自衛隊に入隊、除隊後は婦人服販売会社を営む傍ら、 雑誌ライターとして、インタビュー、 書評、風俗ルポ、競馬予想など注文に応じて 様々なテーマの記事を書きながら投稿生活を続け、 91年(宝未)のDNA「禄」の三合会局年に、 「とられてたまるか!」でデビュー。 95年(草亥)のDNA「龍」年の「地下鉄(メトロ)に乗って」で、 第16回吉川英治文学新人賞(95-0306/草巳)を受賞。 97年(灯丑)のDNA「貫」年の「鉄道員(ぽっぽや)」で、 第117回直木賞(97-0717/鉄申)を受賞、 00年(鉄辰)のDNA「司」年に「壬生義士伝」で、 第13回柴田錬三郎賞(00-0928/畑丑)を受賞、 06年(陽戌)のDNA「石」年に「お腹(はら)召しませ」で、 第10回中央公論文芸賞(06-0828/畑丑)と、 第10回司馬遼太郎賞(06-1127/鉄申)を受賞。 08年(山子)のありえないDNA「調」年に「中原の虹」で、 第42回吉川英治文学賞(08-03XX)、 10年(鉄寅)のDNA「司」の支合年に「終わらざる夏」で、 第64回毎日出版文化賞(10-1103/灯巳)を受賞し、 15年(草未)のDNA「龍」年には紫綬褒章を受章。 16年(陽申)のDNA「石」の害年には「帰郷」で、 第43回大佛次郎賞(16-1218/木戌)を受賞。 19年(畑亥)のありえないDNA「鳳」年には 「蒼穹の昴」シリーズをはじめとする文学界への貢献で、 第67回菊池寛賞(19-1002/海申)を受賞。 20年(鉄子)のDNA「司」年に、 第9回日本歴史時代作家協会賞功労賞(20-0728/海申)を受賞するなど 錚々たる実績を誇る浅田次郎(51-1213/灯亥)が、 「小説新潮」に20年3月号から21年02月号に連載されていた 『母の待つ里』を 01月25日(山辰)のありえないDNA「調」日に上梓している。 東北新幹線から乗り継ぎ、在来線で一時間余りで、 岩手県駒賀野駅に到着(印象としては岩手県遠野市あたり) 駅前商店街とおぼしきものは、あらましシャッターを閉ざす。 一時間に一本の列車に接続しているバスは、 病院帰りの老婆が二人、耳が遠いのか声だけは大きい。 二つの小川が合流する袂にある相川橋バス停。 あとは曹洞宗慈恩院を目指すと、目的の場所は近い。 松永徹は野心の欠片もなかった。 会社員としては変人かもしれないが、それが幸いした。 相手を選ぶのも億劫になり、家族はなく家事は趣味の領域。 とはいえ、人事は公平で、たいした手柄をたてたわけではなく、 創業以来百二十年の食品会社で、不祥事をはたらく周囲とは無縁の男が、 思いがけず役員から社長にまでなっただけだ。 上京して四十年、一度も帰ろうとしなかった郷里で 都会の喧騒や理屈とはまったく懸け離れたように、 彼を温かく迎えてくれたのは、名前も知らない母だった――。 ユナイテッドカード・プレミアムクラブ。 15桁のカード番号に生年月日と声紋分析ありの いわゆる最高ステータスなサービスが提供する 極上至福の夢のような家庭も故郷も持たない人々の 元に舞い込んだ「理想のふるさと」への招待! 還暦世代の他の二人も同様で、四十年間勤務した会社を退職した途端、 三十二年も連れ添った妻から離婚をきりだされた室田精一も、 親はとうになくなり、医療に半生を捧げた古賀夏生も同じだ。 半信半疑で向かった先には、奇跡の出会いが待っていた。 感動が雪のように降り積もる。 大切な人に今すぐ会いたくなる、永遠不朽の名作誕生である! 東京都中野区鍋屋横丁(旧・上町)に出生。 母の実家は奥多摩の御岳山の宮司で、家業はカメラ屋。 生家は神田で喫茶店を営んでいたが、都内を転々とすること18回。 9歳の時に家が破産、両親は離婚し、母は失踪、 しばらくの間、親類に引き取られた。 間もなく、母が兄と浅田を引き取る目処がつき三人暮らしが始まり、 貧しいながらも駒場東邦中学校を受験し入学したが、 読書の時間が取れないことを理由に高校一年の時に同校を去り、 二学年より中央大学杉並高等学校へ転入し、70年(鉄戌)に同校を卒業。 71年(宝亥)には、陸上自衛隊に入隊し、 73年(雨丑)の主導DNA「車」年には、陸士長で除隊。 現在は東京都日野市高幡在住で、軽井沢に別荘を所有すると思われる浅田は、 DNA「車」主導で、反撃素早く誰も選ばない危険な領域を好む。 本質は犠牲的、一般人にはありえないことでも挑戦可能。 特に若い頃は、仕事を選り好みしなかったことが、 技術を磨くことになった。 「車+龍」は、肉親愛に無縁であれば、感性とぎすまされ、 暗示も閃光のようなひらめきも、降りてくる。 「車+玉」は、行動力と精神性の一致で、 陸自入隊も作家成就も分かり易いが、本来静かな日常を好む。 「車+禄」は、自然体をなによりも好み、拘束されるのは嫌うので自由業。 「車+司」は、何事も一生懸命。 剋線がないので、一見才能がないのかと思われがちも、 存在しないDNA「鳳」や「調」を無限大に使用する 才能になっているのですから、侮れず。 「灯+車+子月」は、騒々しく小競り合いはなきにしもあらず。 「卯」年生まれ「灯亥」は、矛盾だらけの人生。 生き方を表す伴星は「石」で、 人付き合いの拡がる群像劇や人間の絡み合いが得意。 物事の始めの洩星は「司」で、努力のつみ重ね。 締めにあたる導星は「龍」で、常に次を考えている。 宿命の特長は、仲冬深夜零時頃の水辺の篝火で、 ひたすら温かみを提供するので、人に嫌われず。 暖をとりによってくるのだから、人間味ある作風となり、 人々がもとめるものをしっている。 本質は真面目で優しく、総エネルギー136点の 身軽な午未天冲殺は、敵をつくらない。 特筆ものなのは土性ゼロ(DNA鳳/調なし)は、遊びなく真剣。 だからこそ、その気になれば無限大の引力本能を磨けるという点。 自身の火性は僅か8点と身弱なものでも、生じる木性が45点もあり、 発想には困ることはないというより、引き出しは多い。 水性57点は名誉にも恵まれ、地道に仕事をしていれば、 着実に評価されるのだから、恵まれた資質。 年干支の「宝卯」は、極めて庶民的な日常。 月干支の「鉄子」は、おっかなびっくりの 自己陶酔すれすれの大向こうを唸らせる、形式的な美しさ。 そして日干の「灯亥」は、念をこめた気持ちで、王道に集中すれば叶う。 後天運は、初旬「2歳畑亥」がDNA「鳳」の刑ながら、 初旬のみ「灯」と「畑」は同格扱いなので、後転的成功運型。 宿命に備わらない土性の出現で、ありえないことばかり。 豊饒な生活があったかと思えば、落ち着かぬ日々もあり。 2旬「12歳山戌」は、DNA「調」の同じくありえない土性で偏り。 日支「亥」から月支「子」に連なる変則方三位で、 内側に発生する何らかの力がはたらいて、自衛隊入隊。 3旬「22歳灯酉」は、DNA「貫」の納音で過去の清算。 婦人服販売会社を営む傍ら、雑誌ライターとして、 インタビュー、書評、風俗ルポ、競馬予想など無我夢中。 4旬「32歳陽申」は、DNA「石」の協調性和合性の害で、 周囲とは馴染まずも、年干「宝」が干合で「雨」に変化し、 稼働力のあがる主導DNA方向の強化で辛うじてデビュー。 5旬「42歳草未」は、DNA「龍」の守護神で改良改革の10年運天冲殺。 月干との干合で進み行く方向の大変化は、 年支「卯」と日支「亥」の三合会局まであり、 様々な文学賞を受賞し、我が世の春という絶頂期。 6旬「52歳木午」は、DNA「玉」の月干支「鉄子」の 天剋地冲をともなう、安定であり揺るぎない評価の定着という 使い勝手の良い守護神10年運天冲殺で、濃厚。 現在の7旬「62歳雨巳」は、DNA「車」の日干支「灯亥」の天剋地冲。 主導DNAで、自己確立を伴うため、集大成。 来年(23年/雨卯)の主導DNA半会年から始まる 8旬「72歳海辰」は、DNA「牽」の名誉。 年支の害は、さすがに足踏みも感じるものの 最大級の評価が与えられ、思い残すものなし。 一泊二日で税別五十万に交通費は自腹。 この感動に満足すれば、成功者には高いものでもないだろうが、 「生まれた場所」ではなく「ふるさと」の提供は、 なさそうで、ひょっとしたらありそうな仕組み。 管理しているのは「AIかもしれない」と、 もしも息子がいたら嫁にしたいほど有能な秘書は見抜いた。 (極めて遠回しに求婚される軽い冗談に惑わされることなく) ペアレンツ? まるで留学生になったような味気ない気分。 しかし、タラノメとコシアブラの天ぷら。 ゼンマイの煮物に油揚げと竹輪。フキノトウの味噌焼き。 見事な山菜料理で村ごとキャストをもてなす。 大がかりな嘘でも演出や演技力ではない 誠実にして聡明に支えられた真心のもてなし。都会と地方の格差! 医療や福祉は均一でなくてはならない。 システム化すれば政府からの補助も期待可能だろう。 とはいえ、それは永遠ではなかった。 三人の狼狽と未来は、廃坑になった小学校を軸に 意外な展開をも期待させる!「どんとはれ。」だって! これでおしまい。めでたしめでたしは、果たしてそれでいいのか〜。 ところで浅田は「都会に生まれ育った私にはふるさとがありません。 家はビルの谷間に沈み、風景は様変わりし、 幼なじみもちりぢりになってしまいました。 このごろになって、その事実がとても虚しく淋しく思えます。 そしてもうひとつ、人間は豊かな自然とともに生きてこそ、 幸福なのだと知りました。だとすると、現代社会は自然から 不自然へと急速に傾斜しているのではないかと思うのです。 「母の待つ里」はそうした疑惑のノベライズです。」とするが、 米国には田舎の牧場にホームステイさせるサービスが あるそうだから、それを日本版にしたら、こうなるという答えなのだそうだ。 東京に住む者が北国を目指す心情を物語る。 かつて東京は地方出身者が多かったが、 いまでは東京生まれが多数をしめ、ふるさとなどない。 だったら用意すればいい。過疎はおおいなる損失と同時に、新たな場所。 限界集落だからこそ、存在価値は濃厚になる。 作り話に過ぎないのは百も承知で、誰も傷つかないどころか、 騙されるような幸福を売る悪くはないが、芝居がかりすぎると虚しい! 金持ちの道楽として片付けられないほど、寂寥感が拡がるのは、 主人公の会社がつくるレトルト食品の名前が「ローマの休日」だからか(笑)☆ |
■2022年09月07日(水)雨亥 |
姫野カオルコ○ケーキ嫌いの饅頭怖いと大違い |
○幼少期から鍵っ子で一人っ子であったため夢想家。 小学生の頃から作家を志し、学生時代よりリライト作業、映画評を執筆。 卒業後は、画廊に勤務したり、 事務員等のアルバイトをしながら小説を執筆し、 90年(鉄午)の主導DNA「禄」の天剋地冲年に、 出版社に持ち込みをした「ひと呼んでミツコ」でデビュー。 97年(灯丑)のDNA「石」年の「受難」が直木賞候補、 02年(海午)のDNA「車」の天剋地冲年の 「よるねこ」収録の「探偵物語」が 「ザ・ベストミステリーズ」(日本推理作家協会編)に選ばれ、 14年(木午)のありえないDNA「龍」の対冲年に「昭和の犬」で、 第150回直木賞(14-0116/灯亥)を受賞 (ただし実質13年/雨巳のDNA牽年最終)。 19年(畑亥)のDNA「調」年に、「彼女は頭が悪いから」で、 柴田錬三郎賞(19-1002/海申)を守護神大半会三合会局日に受賞している 姫野カオルコ(58-0827/陽子)が、 19年(畑亥)に刊行した『何が「いただく」ぢゃ! 』を改題して 表題作などを書き下ろし追加した『ケーキ嫌い』を 05月20日(雨酉)のDNA「牽」日に上梓している。 30歳。スーパーで廃棄処分予定のバケツから 野菜の葉をタダでもらって色々生活費を切りつめていた頃、 近所にご夫婦でやっている喫茶店があり、 日替わりランチがおいしくて安かった。 しじみの味噌汁付で野菜たっぷり。ごはんお代わり無料!! 当時の作者にとって、この店でランチを食べるのが一番の贅沢だったという。 「今日は、学校はお休み?」などと聞かれる。 切り詰め生活による外見は学生だと思わせてしまい、 手作りケーキやアイスクリームをサービスとして出されたが、 「ケーキは嫌いないんです」と言えずに、 困って悩んで、その店には行けなくなったという。 8歳。日曜日の朝から、クラスの児童6人で、学校行事の手伝いで出た時、 学校の先生がクリームパンをご馳走してくれたが、 素直に喜べずに、食べたふりをしてスカートのポケットにいれて帰った。 手土産もディナーの最後も、なぜケーキ? 嫌いな人はどうすればいいの? 困りませんか? 「お気持ちだけで」と言えなかった長年のもどかしさに始まり、 なうてのケーキ嫌いの作家の社会への反撃と、呪い!? 「菓子ハラスメント」を告発する「饅頭怖い」ではない筋金入りの 「宿敵甘味」を罵倒する一般人には理解できない難解書(笑)。 ついには飲食店のとりあえず「お飲み物何になさいます」にも、苦言を呈す。 とりあえずアルコールが飲みたいのではなく、 旨いつまみと一緒にだしてほしい! とはいえ「フキノトウと挽肉のヒメノ式」は、 一度はいただきたい逸品に見えるが、板チョコ一枚くらいならいけるという 酒呑みらしい反則の告白まであり。 懐かしの食の思い出というか、喰い意地自慢という おいしく詰まったヒメノ式食エッセイ集だが、 ちょっぴり可哀想な人だと思うよ「ケーキ嫌い」は! 滋賀県甲賀市生まれ。滋賀県立八日市高校卒業後上京し、 青山学院大学文学部を卒業し、現在も東京都内に居住で、 日常的には大戸屋を利用しているとみられる姫野は、 DNA「禄」冲殺主導で、満足することをしない人。 なので忌み神扱いの酒も飲めば、ザル。ズレた冲殺なので、普通に非ず。 「禄冲+鳳」は、口先滑かも説得力は目的としない。 表向きの「鳳」も普通ではないので、左党という男気。 「禄冲+牽」は、折り目正しいようで、形だけ。 「禄冲+禄」は、不器用なくせに欲深い。 信用があるようで信用なく、ないようであったりと不明瞭。 好みが別れるので、好き嫌いの差は激しくなるだろう。 剋線もないので、いわゆる才能はないものの、 野人なので、無限大の創造力を使用出来る可能性あり。 「陽+禄冲+申月」は、気分屋で浪費家で、その時代時代で興味対象は異なる。 「戌」年生まれ「陽子」は、勝負師でやるときはやる。 生き方を表す伴星は「牽」で、格好ばかりつけたり、その逆。 物事の始めの洩星は「鳳」で、なんとなく始める。 締めにあたる導星は「牽」で、妙な名前を刻む。 宿命の特長は、初秋午後四時頃の陽光で、 剥きだしの金属の塊のある山のようなものに 植物が一切棲息でないのか土壌も水質も汚染された状態で、 総エネルギー187点も身弱の部類で、 まさに絵に描いたような陽光も画廊勤めは納得。 木性ゼロ(DNA龍/玉なし)は親縁なし、生地に縁なしで、 幼い時は、親戚間をたらいまわし。酒飲み公言は、肝臓に難ありのはず。 生じてくれる植物を加工した甘味が苦手。 また、創造力は全くないのか無限大であり、 仮にそれを使用したとしても上品さは微塵もなし。 自身の火性にしたところで26点しかなく、軽さは否めない。 にもかかわらず金性が73点もあり、欲深いということか。 それは、本書でも充分感じられる。 年干支の「山戌」は、異様な執着心。 血族への思い伝わらず、制約多く単独行動。金銭物質にも目がないといえる。 月干支の「鉄申」は、自己保身のマニュアルありも、 なかなか実行できるとは言い難い。 そして日干支の「陽子」は、典型的なお天気屋で、 移り気で安定せずも優柔不断をあらため、 切替次第で、高みを目指せることになる。 干支番号構成は、35--57-13で西方北方東方で、南方の熱き夢なし。 後天運は、初旬「6歳畑未」は、DNA「調」の害。 孤独を極めるのに慣れ親しむもので、 65歳まではターボ運(子丑天冲殺廻り)のため、 何をしても目立ってしまう特性あり。 2旬「16歳山午」は、DNA「鳳」の対冲。 自然体でいれば年干支「山戌」の大半会もあり、 世界は拡がるために、上京により稼働がはりまる。過去との決別である。 ただ、生月冲殺のご多分にもれず、 正規の就職をなんとなく逃しているのが残念。 3旬「26歳灯巳」は、DNA「石」の協調性和合性で、 人脈を拡げる時期となり、狡猾となり持ち込みでのデビューになる。 4旬「36歳陽辰」は、DNA「貫」の大半会で、精力的に活動も 5旬「46歳草卯」は、DNA「玉」のありえない木性の応援で、 進み行く方向の変化で、若い人にも慕われたり、一般的な受けも良くなりり、 直木賞の候補になんどもあがるなり、安定度増す。 現在の6旬「56歳木寅」は、DNA「龍」の改良改革気分一新。 月干支「鉄申」の天剋地冲もあり、立場の変更。 あっさり、直木賞を受賞してしまうのだから、分かり易い。 今後は7旬「66歳雨丑」が、DNA「牽」の支合も、 名誉が形になる見込みだが、年干干合で不自然な「陽」の出現は ライバルもでてくるだろうし、両天秤で商いも始めかねない。 8旬「76歳海子」は、DNA「車」の多忙かもしれないが危険。 終わりに近づいていくということだ。 さて、姫野は直木賞受賞時に「アーティストとしてはノミネートが嬉しいが、 本が売れるのでビジネスマンとしては受賞が嬉しい」と語っているが、 アーティストって広義ではそうかもしれぬが、 それでは、ぽっとでの歌い手が称するのとたいして変わらない。 10年運も安定期に入ったのに、妙なカタカナはどうにもそぐわない。 ビジネスマンという発想も、本来この人が社会にでた時に、 こだわりを捨ていわゆる一般的な職業についていればすんだことで、 そこで負のエネルギーを一気に燃焼させていれば、 作家転身後も、10年は直木賞受賞も早かったはずで、 ビジネスマンとしては優秀ではない。 さらに、どうしても甘味嫌いの野人体質には、 なにより女性読者が感情移入したくなる場面も少ない。 もっとも、趣味の音楽(かつては大槻ケンヂの追っかけ)なんぞも やらずに地道にやっていれば違う人生というより、 早い成功もあっただけに、残念でならない☆ |
姫野カオルコ○58-0827 |
陽鉄山海(守護神月支内野人扱い) 子申戌※-6 鳳禄牽禄鳳(禄冲殺主導) 木性(00)火性(26)土性(36)金性(73)水性(52)/総合187 申酉生月冲殺/ターボ運(〜65歳)/害(6歳畑未) 大半会三合会局(36歳陽辰) 木性ゼロ/火性脆弱/土性脆弱/金性過多 -6歳畑未/16歳山午/26歳灯巳/36歳陽辰/46歳草卯/56歳木寅/66歳雨丑/76歳海子〜 |
■2022年09月09日(金)草丑 |
藤原辰史○中学生から知りたいウクライナのことを知る意義 |
○京都大学人文科学研究所准教授で、専門は農業史、食の思想史。 06年(陽戌)のDNA「龍」年に、「ナチス・ドイツの有機農業」で、 日本ドイツ学会奨励賞を受賞。 13年(雨巳)の干合年に、「ナチスのキッチン」で、 河合隼雄学芸賞(13-0520/陽戌)を受賞。 19年(畑亥)のDNA「石」年には、日本学術振興会賞を受賞。 「給食の歴史」で辻静雄食文化賞を受賞、 「分解の哲学」でサントリー学芸賞(19-1112/雨丑)を受賞している 藤原辰史(76-1202/山子)が、 『中学生から知りたいウクライナのこと』を、 06月10日(木午)のDNA「車」の天剋地冲天冲殺日に、共著で刊行している。 02月24日(山申)のゼレンスキー(78-0125/灯亥)大統領の、 60年に一度の名誉年の害日に、首都キーウ近辺を含むウクライナ各地で ロシアからの砲撃や空襲が開始され、 ロシアは国連憲章51条の集団的自衛権を主張。 現実空間における陸戦兵器や空襲、ミサイル攻撃等による軍事的な侵攻と、 サイバー攻撃、情報戦、国際機関、国家および民間企業・団体により 事業や取引の停止という経済制裁が組み合わさった 今までにない規模で行われているハイブリッド戦争となっている、 いわゆるロシアのウクライナへの軍事行動に対し、 この国で報道されるものは、その一部だとして「中学生でもわかる」として、 生きることの歴史、生きのびるための道を解説している。 黒土地帯、ポーランド分割、コサック・・・ 地理や世界史の教科書にも載っているこうした言葉に血を通わせる。 「ウクライナを知る」第一歩はここからはじまる。 「小国を見過ごすことのない」歴史の学び方とは!? 「ロシアが絶対に許されない理由とは?」 「西側諸国、日本が犯してきた罪とは?」「プーチンが悪い」という 個人還元主義では、負の連鎖は止まらない・・・。 「国」と「人」をいっしょくたにせず、 民族の歴史や土地の持つ意味を考えれば、 この侵略戦争の意義もわかるのではないか。 北海道旭川市生まれ。島根県横田町(現奥出雲町)で育ち、 京都大学総合人間学部国際文化学科を卒業し、 同大学院人間・環境学研究科博士課程中退、 京都大学人文科学研究所助手、京都大学人間・環境学博士。 東京大学農学生命科学研究科講師を経て、 京都大学人文科学研究所准教授で、京都市内または近郊在住である藤原は、 DNA「禄」主導で、感謝と奉仕ありきの人。 才能は、この「禄」で頑固に自己顕示。 「禄+貫」は、腹を据えて持論を展開。 「禄+司」は、仲介的司会者的役割。 「禄+龍」は、専門分野に特化。 「禄+石」は、他者と連携しやすい。 「山+禄+亥月」は、平常心で適職を極めるために 時間を有するが、裏切りに遭遇して強くなる。 「辰」年生まれ「山子」は、専門的過ぎて他者の気持ち理解不能。 生き方を表す伴星は「調」で、感性鋭い奇異な人生。 物事の始めの洩星は「龍」で、故郷離れて始める。 締めにあたる導星は「貫」で、最後の一人になっても戦う。 宿命の特長は、仲冬深夜零時頃の麓を見下ろす「山」だが、 不自然な陽光が輝いている状態で、総エネルギー180点は、 まるで土崩瓦解状態で泥が街を支配するような状態も、 その要因は水性86点に比して、自身の土性40点で支える木性も40点で、 最弱陽光の14点は添え物みたいなものだが、 最大要因は金性ゼロ(DNA鳳/調なし)で、中身が空洞になっているため、 これを無限大に活かすことができねば、穀倉地帯を壊滅状態になるが、 水が退いたあとは豊かな土壌も期待でき、 むしろ金性は耕作するには邪魔にもなる。 にしても、扱いづらい存在で学者になって良かったではないか。 年干支の「陽辰」は、一見穏やかも深部では辛辣。 月干支の「畑亥」は、身体的霊感の持ち主で、仕事は早い。 そして日干支の「山子」は、なんでも尾ひれをつけるというか。 いったん中にいれて加工してだす。 干支番号構成は、53-36-25で北方西方南方の鋭角領域も、 飛び回るには、覚悟が必要か。 後天運は、初旬「2歳鉄子」が、DNA「鳳」。 ありえない金性の冷静さが付加もこれといった稼働条件はなし。 2旬「12歳宝丑」は、DNA「調」のありえない金性の支合。 偏りある中に月支「亥」日支「子」につらなる冬の方三位で、 静かに冷ややかな成果を求めにいった。 3旬「22歳海寅」は、DNA「禄」の主導DNAで自己確立。 やりたい方向に、向かうも水性過多は厳しいか。 4旬「32歳雨卯」は、DNA「司」の干合で地道。 月支「亥」は半会も年支「辰」は害で思うように進めず。 現在の5旬「42歳木辰」は、DNA「車」の半会で、 木性の刺激で稼働力増し、月干「畑」の干合刺激で、 進み行く方向の変化ありで、成果をものにする。 6旬「52歳草巳」は、DNA「牽」の栄誉。 月干支「畑亥」の天剋地冲で、順調なら上がりに向かう。 7旬「62歳陽午」は、DNA「龍」の改良改革。 守護神火性強化の10年運天冲殺対冲で、 流れにそむかねば、晩年へむけての更なる際立つ上昇。 8旬「72歳灯未」は、DNA「玉」の害。 さすがによほどの感謝がなければ、前半はありがた迷惑でも、 後半は害の影響で失速しかねない。 戦場から遠く離れた日本では、当時者の意識の減退、関心の低下が懸念される。 なのでいったん中学生に戻って整理してみる 「黒土地帯」と周辺の住民はどういう暮らしをしてきたのか。 そして、どんな歴史があるのか。 ロシアとNATOの狭間でチェスのようなゲーム分析だけで良いのか。 上から目線ではなく、住民の目線で語る必要があるのだという。 いりくんだ住民。 たとえば、交響曲第二番はウクライナ民謡から採譜され ロシアで誕生したチャイコフスキーは、ウクライナコサックの血統という事実。 ウクライナという言葉の意味は、地域の端っこ、あるいは中という意味がある。 ロシアやポーランドにとっては、端っこに過ぎず、 自由を勝ち取り独立した農民がコサックとなりウクライナの真髄だが、 ロシア革命後、ウクライナ東部地域は ロシアに占領され領土化されていたのは事実でも、 それは北方領土がロシアに、竹島が韓国に実効支配されているのと同じ。 また、西部地域はポーランドの影響下にあり、 ポーランドが難民を受け入れる背景は、対象者は中東地域からではない、 慣れ親しんだ隣国であり、やはりかつては領土でもあった民であるため、 安い労働力や搾取対象する者の確保であり、 決して人道的な発想ばかりではなく、 実際、女性や子供は闇市場に売られていく。NATO側の正義ばかりではない。 一時期、ウクライナ民族運動はロシアと対峙するために ドイツと連携していたが、それをもってネオナチというのもおかしい。 このように東欧や南欧は支配者が幾度も変化してきた地域で、 紛争の最中にあったのは歴史が物語り、 豊かな穀倉地帯と黒海に至る道の確保は侵略者にとって重要なことだろうが、 ウクライナ人のうける飢饉や犠牲は隠されている。 黒土はどの国にも魅力だろう。 だからといって、民間人を遠隔操作で殺戮する現代の戦争 すなわち核兵器の誤用や使用、原発を取引材料にするのは、 明かな蛮行であろうと、大量の核兵器を所有するといって正当化された 米国のイラク侵攻を支持してきた日本はそれを非難できただろうか。 それをせずに、ロシアを攻撃することはできない。 戦争ではなく軍事特別作戦と呼称するのは、 ロシアがウクライナを固有の領土としていた過去の背景もあり、 決して詭弁でないのかもしれないが、 パンデミック下で、サーバー空間で偽りの情報の流しあい クリミア併合、東部文化圏の独立容認は、 ウクライナへの主権侵害であるのは間違いない。 これらはアメリカの力がなくなり斜陽をもたらせた結果で、 今や中国に完全に世界の覇権を奪われつつある。 このような状況で、日本が中立宣言できないのは、 戦力があるなしではなく農産物で独立を確保していないから。 各国の軍需産業は実はロシアに感謝している。 それが、この侵攻作戦の正体で、 米国もNATOも本気で終わらせるつもりがないのだ☆ |
藤原辰史○76-1202 |
山畑陽陽 子亥辰+2 龍石司禄貫(禄主導) 木性(40)火性(14)土性(40)金性(00)水性(86)/総合180 午未天冲殺/天冲殺(62歳陽午/72歳灯未) 方三位(12歳宝丑)/主導DNA(22歳海寅)/害(72歳灯未) 火性脆弱/金性ゼロ/水性過多 +2歳鉄子/12歳宝丑/22歳海寅/32歳雨卯/42歳木辰/52歳草巳/62歳陽午/72歳灯未〜 |
■2022年09月12日(月)山辰 |
廣嶋玲子○トラブル旅行社 魔獣牧場でホームステイの行き着く先 |
○02年(海午)のDNA「車」年に、 「姫君と女騎士」が小学館第27回パレットノベル大賞佳作に入選し、 03年(雨未)同作を改題した「翡翠の守護者」が、 受賞作アンソロジー「デビュタント・オムニバス」に収録。 05年(草酉)のDNA「玉」年には、 「水妖の森」が第4回ジュニア冒険小説大賞を受賞し、本格的デビュー。 08年(山子)のDNA「鳳」の半会年には、 「あぐりこ」で第14回児童文学ファンタジー大賞奨励賞を受賞。 18年(山戌)のDNA「鳳」年には、 「狐霊の檻」で第34回うつのみやこども賞(18-0313/木辰)を受賞。 20年(鉄子)のDNA「禄」の半会年には、映画化、アニメ化された 「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズは、 22年(海寅)のDNA「車」の天剋地冲年には、 第3回小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙(22-0211/草未)第1位となり、 今や絶好調の廣嶋玲子(81-0118/陽申)の 『トラブル旅行社 魔獣牧場でホームステイ』が、 07月30日(木申)のDNA「龍」の「申」重なりに上梓されている。 困っている人にトラブルを解決する旅を提供するトラブル旅行社。 ひとけが全くない静まりかえった、いわゆるシャッター商店街の片隅。 できれば素通りしたくなりそうな「妖精村の収穫祭ツアー」 「ドラゴン洞窟の勇者体験」「人魚の音楽祭」など、 妖しさいっぱいなのだが、動物好きで家出したばかりの 10歳の上杉陸斗は、フクロウそっくりの珍鳥をおいかけ、 つい店に吸い込まれるように迷い込む。 家出の理由は簡単。母親が大切にしているガラス細工の置物を 割ってしまい、恐ろしくなって逃げだしてしまったのだ。 志久尻芥傑斉という梟の頭目のような店主に事情を話すと 「魔獣牧場でホームステイ」というプランを提案され、 いくつかの任務をクリアして、戻ってくることができれば、 全てが丸く収まるという魅惑的な企画。 そして、あっという間に別世界に送りだされ、 たくさんの魔獣が飼育されているフォーン牧場の客人として、 星食いカエルや、やさぐれ羊の世話をしながら、ミッション達成をめざし、 妖怪魔獣の遊園地にしか見えない場所で、 笑うしかないようなお試しに、くじけそうになりながらも、 魔獣品評会で自分の分身のような妖獣が身代わりになり、 女王に気に入られ、この世界に無事帰還! 壊した置物にそっくりな記念品を受け取り、 帰り着いた世界では、母親との感動の再会ばかりか、 思いがけない贈り物があり、めでたしめでたし。 大人が読んで感動するどころか、主人公は10歳でも、 ふりがな付きで低学年でも一気に読んでしまいそうな夢物語は 装画のコマツシンヤ(82-0414/灯卯)を 活かし切ったもので、眺めるぶんにはそれなり。 神奈川県横浜市磯子区生まれ。神奈川県立横浜立野高等学校を経て、 横浜市立大学国際文化学部を卒業した廣嶋は、 DNA「調」主導で、永遠に少女の発想。誰にも真似されないような発想で、 淡々と広く浅く支持されたいが、批判されることは望まない。 才能は「車」で、仕事の早さには定評あり。 「調+車」は、常に仕事に没頭。落ち着き平穏は好まない。 慌ただしかったり、危険な刺激を好む。 「調+調」は、一般常識は一切通用せずで、普通の生活もできず。 「調+禄」は、組織に迎合することなく、我が道を行く。 「陽+調+丑月」は、自分が子供なので子供好きで 一見友人のように交えられるが、大人目線にはなれない。 「申」年生まれ「陽申」は、自意識の強い孤独志向。 生き方を表す伴星は「玉」で、生涯静かな環境で学びの気持ち。 物事の始めの洩星は「調」で、失敗して孤独になって。 締めにあたる導星は「車」で、無になる。 宿命の特長は、晩冬二時頃の未来都市のような環境で、 これから昇っていく準備をしている陽光だが、 燃料源になる木性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人のため、 人の助けは期待出来ず、ありえない無限大の創造力を 自力で産みだしていかねばならず、苦難あり。 総エネルギー257点と存在感があるようで、 自身の火性は14点しかない身弱なので、威圧感なし。 土性は66点もあり、無限大に創造したものを、 水性66点という稼働力を使って、何倍にも太らせているところに、 さらに金性が111点で、財となるのだから、 身に余るというよりは、何もせねば押しつぶされ、 朝陽にはなれず、向こう側の世界から、なかなかこちらの世界に戻れない、 それこそ「あやかし」みたいな存在ともいえるが、 無類の猫好きは金性過多の理由だが、実は負担。 年支と日支の同一は、原則表裏なしも、二面性あるので、 同時進行で物語を書いたり、住まいと仕事場が一緒でも苦にならず。 こちら側が仕事場なら、あちら側が寝る場所なり。 年干支の「鉄申」は、鉄壁であり自己を維持するための 規則のようなものに厳しく、姿勢に変化なしのマニュアル人間。 月干支の「畑丑」は、時間をかけてなんとなく人が集まるもので、 本物の無手勝流であり自然体。 そして日干支の「陽申」は、直感が全て。 空想世界の住人であり、一般社会に馴染めない可能性大。 とはいえ執着心は人一倍強く、信用出来るのはお金だけという感覚。 干支番号構成は、57-26-33で北方南方西方の鋭角領域で、 広い世界感があるようで、実際は限定世界に潜む。 後天運は、初旬「4歳山子」は、DNA「鳳」の半会。 野人が男児的な傾向を与えられるので、山や海で何時間も遊び、 貝殻を集めるばかりか、海に潜り魚を追い回したり、 かとおもえば、刺繍や菓子作り(土性も多いので)もした 子供時代は、二面性が良くでて経験できたもの。 年支と日支の半会と月支の支合で、どこにも矛盾なし。 とはいえ、初旬から30年は変剋律(異常干支三連続)で苦悩ばかり。 「鳳」は一人遊びの工夫を迫られる。 2旬「14歳灯亥」はDNA「石」の害。 市立小、市立中、県立高、市立大学という 横浜市民の王道を歩きながらも、就職しなかったのは 編集者を目指したものの出版社に門前払いをくったため、 社会参加を諦めたような形になったが、 害毒は妥協なのだがら、社会参加はしてほしかった。 何もしない苦悩よりは、ハードルを下げて、 そこでまた足踏みするのが良かったはずだが、投稿生活に入る。 3旬「24歳陽戌」は、DNA「貫」で頑固で開き直り。 強い意志で、賞を引きよせ、試行錯誤しながらもデビュー。 現在の4旬「34歳草酉」は、地支金性強化のありえないDNA「玉」で、 「自分が子供の頃に読みたかったもの、 読んで面白いものを目指しています」は、過去をなぞるものだし、 「この世界にはどこかに未知の、不思議なものが存在すると思っています。 もしかしたら自分が悩んでいることが、魔物のせいかもしれない! と考えてみてください。あれもこれも、魔物が憑いてるからかも ・・・・・そんなふうに想像したら楽しくなってきませんか?」も、 まさに和の世界にドップリ浸かっているのがわかるし、 受け入れ態勢がないだけに、染みるように入りやすい。 しかも「草」が年干「鉄」と干合すれば財にもなるのだから、 笑いがとまらない。 今後は5旬「44歳木申」は、DNA「龍」のありえない改良改革。 月干「畑」と干合もあるので、進み行く方向の変化。 海外に取材するような方向性になるか、庶民性がさらに増す 通俗的なものになっていく「申」重なりはより理想も高くなる。 6旬「54歳雨未」は、DNA「牽」で月干支「畑丑」の天剋地冲。 この20年間は、ありえない木性の無限大使用で財もなしたが、 「未」内に「草」が僅かにあるだけで、何かをきっかけにストンと落ちやすい。 宿命の偏りがあるので、最も考えられるのは病魔だろう。 7旬「64歳海午」は、DNA「車」の才能10年運も、 月支の害は、さらに体調の悪化や気持ちの不安定。 8旬「74歳宝巳」は、DNA「司」の晩年の10年運天冲殺で、 干合支合は思いが叶うよりは、より欲が勝れば、 他のものを引きよせることになり、抵抗不能。 さて、廣島はこの世界で近年稀に見る成功者で、 「銭天堂」ばかりか「妖怪の子預かります」 「十年屋」「怪奇漢方桃印」など 人気シリーズをかかえており、印税ばかりか二次使用料で、 莫大な利益をえているのは、現実性が強いばかりか、 野人で引力本能だけは一般人の何倍も持つ辰巳天冲殺らしいところだが、 その収益を何かの感謝活動に使ったという話は聞こえてこない。 同じ生年月日でも環境や出自が違えば、 頭が鈍く、稼働力もないニートにだってなりかねない。 それを最大級の好奇心とありえない底力を駆使して 大きなブームにまでもっていたのだから、 自然界へのお返しなり、子供世代に収益をなげうって、 何らかの活動ができるかが重要になろう。 それができぬと、廣島は財につぶされ病魔を早く引きよせるだろうし、 猫大好きばかりでは、物の怪も寄ってくる。 野菜を多く摂取し、古典世界の学習を怠らぬようにしてもらいたい☆ |
■2022年09月14日(水)鉄午 |
エリイ○はい、こんにちは Chim↑Pomエリイの生活と意見の残念 |
○社会が抱える諸問題や、場所の記憶や歴史にクリティカルな視点で切り込み、 独創的かつメッセージ性を持った数々のプロジェクトを手掛け 主な個展に「REAL TIMES」「Chim↑Pom」MoMA PS1、 「LEVEL7feat.『広島!!!!』」、「また明日も観てくれるかな?」、 「Threat of Peace(広島!!!!!」「May,2020,Tokyo/A Drunk Pandemic」。 写真集に「エリイはいつも気持ち悪い」があり、 プロジェクトベースの作品が、グッゲンハイム美術館、 ポンピドゥ・センターなどにコレクションされている。 05年(草酉)の大半会年に結成された6人組アーティスト・コレクティブ 「Chim↑Pom from Smappa!Group」のメンバーで、 現在は活動休止中とみられるChim↑Pomエリイ(84-1127/草丑)の 『はい、こんにちは Chim↑Pomエリイの生活と意見』が、 04月30日(雨丑)のDNA「龍」日に刊行されている。 雑誌「新潮」に、19年(畑亥)のDNA「禄」年から21年(宝丑)まで 「OH MY GOD」として掲載された、主に結婚や出産、 その他の事情や半生を、聖書の解釈を織り交ぜて徒然なるままに語った いわゆるエッセイで、書き下ろしもあり、本人曰く出自が違い過ぎて 「馬鹿ばかりであまりかかわりたくない」というユニットとの 実質決別への道すがらや、一般人にとっては、 ある意味理解不能なエリイの無茶苦茶ぶりの一端を垣間見る瞬間は、 爆笑冷笑あり、楽しくなくもないが、 いわゆる富裕層に誕生したにもかかわらず、品性の欠片はなく、 本人もそこらを売りにしているので、お好きにどうぞだが、 なぜなのかもふくめ、ここでは、そのエリイの因縁の根源に迫ってみたい。 東京都渋谷区渋谷の明治通り沿い、城南信用金庫渋谷店の隣が実家。 不動産業なりのなんらかの管理会社を営んでいるとみられ 出生は東京都世田谷区の上野毛産婦人科。 3歳児の通う自由が丘の若葉幼稚園を経て、 4歳からの幼稚園より田園調布雙葉で、 一浪して、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科へ。 在学中は東京都小平市小川町のグランドールコスモに居住し、 徒党を組んで六本木にくりだしていたという。 現在の根城は東京都新宿区歌舞伎町界隈だが、 住まいは東京都目黒区内在住と思われるエリイは、 DNA「玉」冲殺主導で、家族や組織の犠牲。 それに負けぬように、はみだして抵抗するが、 面倒になると環境を変化させて逃亡のおそれあり。 「玉冲+龍」は、周囲に同調せず、誤解の美。 「玉冲+禄」は、生きるための努力とは無縁の生活。 上級国民の中のはみだし者とはいえ、ある意味お姫様発想。 才能は、この「禄」で自己顕示欲。目立とう根性。 「玉冲+石」は、主義主張を遠慮なく発信しているようで、 計算をしない計算が潜在的に潜む。 「玉冲+貫」は、その場を盛りあげるにたけ刹那的。 「草+玉冲+亥月」は、幸運と災禍の同居で、 出産は才能の枯渇と短命につながる。 「子」年生まれ「草丑」は、内外シーソー。 生き方を表す伴星は「禄」で、つかみどころのない人生。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。 締めにあたる導星は「貫」で、最後は一人になる。 宿命の特長は、初冬午後十時頃の暗い水辺にある わずかな土性に根をはりながら、なかば水中に浮游する水性植物群で、 総エネルギー208点中自身の木性は80点で剛情ばかりか、 年干が「木」で、月干と日干が「草」の木性の天干一気のため、 戌亥天冲殺であろうと身強なみ、仲間と連携して、 あるいは仲間をとりこんで、体制を破壊する。 守備本能抜群で、頑固さは人並みどころではすまない。 また、水性は97点で、創造力も最強。 月支「亥」、年支「子」、日支「丑」の冬の方三位で、 さらに水性強化で現実的な具象。 とはいえ、火性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人は、 温かみの微塵もないもので、無理矢理形にもできるが、やや乱暴。 むろんその気になれば無限大で、ただし制約は芸術の敵。 また土性9点は、引力本能稀薄で、好奇にさらされても、 生活に結びつくビジネスではなく、 金性22点は、獰猛ではあろうと、栄誉には距離あり。 また肺臓が弱く、マイコプラズマに襲撃されることもしばしば。 純粋かはともかく、天干が木性で地支が水性の潔さは、 冬の生まれでは生きて行くには困難で、 はみだした途端、困窮するのに、内外シーソーのため、 加齢と共に現実性を強めて行けば、芸術から遠のく。 年干支の「木子」は、旧来を再起動。頭を丸めるなり、初期化してやり直す。 月干支の「草亥」は、本能的に未来を見通せるような 霊力のようなものが宿り一芸に秀でて苦難に向かうが、 異性とのかかわりは、薄まったり毒注入に至る。 そして日干支の「草丑」は、存外真面目で地道。 善し悪し別に忍耐力はあるが、鈍感になっても困る。 干支番号構成は、01-12-02で東方の一部の領域で、 狭いとところで濃密に発散する。 後天運は、初旬「7歳木戌」が、DNA「石」の仲間作りの才能強化。 自前の世界からわずかに横に拡がる変則方三位もあり、 3歳から習っていたピアノ教師に美大をすすめられ、 美術館めぐりなども始めるも異様な10年運天冲殺なので、 まるで何かに翻弄されるように、豊かに濃く生きた。 2旬「17歳雨酉」は、DNA「龍」の改良改革。 カトリック系キリスト教の学校の教えにそむくのではなく曲解し、 受け入れたくない授業は「寝たい時は寝る」としていた。 文化祭の打ち上げでは居酒屋で飲酒して学校に通報され、 最後まで口を割らなかったのが自慢で、 宴会に参加しながら親バレし学校に密告した者を今でも恨む。 高校の選択授業の美術の延長から、横浜トリエンナーレを皮切りに、 現代アートに開眼し、新宿美術学院に通い、 新鮮な世界へ一歩ふみだし、桃源郷のような暮らしをおくる。 3旬「27歳海申」は、DNA「玉」の主導DNAで自己確立。 一度実家を戻っていたが震災を機会に、 実家近くで一人暮らしを始めるが、酒浸りで無理がたたり 「次に意識が朦朧としたら80%の確率で責任もてません」なんて 言われたりもする。 キャバクラの客引きとして、才能を発揮し、結婚も出産もする。 現在の4旬「37歳宝未」は、DNA「車」の危険な天剋地冲で、 目に見えない切っ先の鋭い刃物で切り裂かれるような状態。 年支「子」の害もあり、思うように前進できず。 いわば疾病状態なので、生命維持装置が非常事態になりかねない。 5旬「47歳鉄午」は、DNA「牽」の役割の変更と害。 月干と日干の「草」が干合で「宝」になり、 立場が危うくなり、進み行く方向の変化もあるが、 その先に待ち受けるのも害なので、私的面の大打撃。 天干一気も破格で根性なし。 6旬「57歳畑巳」は、DNA「禄」の浪費。 感謝と奉仕なければ、年干「木」が「山」となり、 その心はDNA「司」の地味と困窮。 親や社会的評価の変化による天干一気破格で、勢いは完全にそがれる。 7旬「67歳山辰」は、DNA「司」で本格的な守りで地道で、 生きながらえ天干一気復活となっても、かつての華やかさなし。 8旬「77歳灯卯」は、DNA「鳳」のありえない火性の守護神も、 受け入れ態勢がないので、気が抜けるだけかもしれない。 さて、エリイは、13年01月(主導DNA年最終の雨重なり)の 01月20日(陽戌)のありえない守護神火性の天冲殺日に、 花園神社に「彼氏が欲しい」と絵馬を奉納すると、 数日後にロボットレストランで、歌舞伎町でホストクラブや寿司屋や美容室、 ゴルデン街でバーを経営し社員300人を束ねる 手塚マキ(77-0920/鉄辰)と出会い結婚をする。 キリストがいた街も実は歌舞伎町ほどの規模だというから、 伊勢丹あたりまでが領地らしく結婚式のパレードは盛大に練り歩いた模様。 しかし、二人に共通干支はなく干合するのみ。 エリイ木性天干一気で目上剋しなのに、 相手は年上で、結婚しただけでもたいしたことなのに、 内外シーソーまでついているのだから、整合性はない。 だからだろう。採卵日には全身麻酔で人工授精という荒技で子供をえているが、 酒がきれたのか暴れて、最中は医師は散々な目にあったようだ。 そして恍惚とが降り注ぎ、天使が頭上を祝福したとはいえ 誕生した子供は、親の犠牲の生年冲殺ばかりか、 親を亡き者にしかねない子丑天冲殺。 さらには、年支「子」VS日支「未」の害持ちは表裏あり。 初旬「8歳山子」は、狡猾な「畑未」にさらに政治力が加わり、 DNA「牽」主導では、何をしでかすのだろうか。 なお、エリイと子供には共通干なく天剋地冲の関係。 父親とは柱は別にして、三つも共通干があり、 父親の日干支「鉄辰」が、子供の年干支「鉄子」を大半会する 親ばかの典型だが、子供の月干支「灯亥」は、 父親の年干支「灯巳」を納音するので、とんだ悪童。 事業の継承処か穀潰しみたいなもので、 せっかく築きあげた王国も繁栄も受け継がれない。 満身創痍のエリイだって、さらなる環境異変に耐えられるか不明で、 ある意味、同情を禁じ得ない☆ |
Smappa!Group手塚マキ○77-0920 |
鉄畑灯灯 辰酉巳-4 牽玉調石貫(石冲殺主導) 木性(18)火性(52)土性(75)金性(72)水性(13)/総合230 申酉生月冲殺/天冲殺(4歳山申) 害(54歳雨卯)/主導DNA(74歳宝丑) 木性脆弱/土性過多/金性過多/水性脆弱 -4歳山申/14歳灯未/24歳陽午/34歳草巳/44歳木辰/54歳雨卯/64歳海寅/74歳宝丑〜 |
■2022年09月17日(土)雨酉 |
会田誠○性と芸術に対する壮大な言い訳 |
○81年(宝酉)の主導DNA年の頃ころから芸術家を志し藝大を目指す。 93年(雨酉)より現代美術家として本格的に活動を開始。 94年(木戌)には、「昭和40年会」を結成し、 社会・少女・戦争・サラリーマン・政治家・テロリストなど さまざまな主題を、具象・抽象・コンセプチュアル・インスタレーション、 ビデオ・パフォーマンスなど多様なスタイルで表現する。 国際的な活動履歴はほとんどなく、日本国内での活動のみを基盤に 日本の美術業界に楔を打ち込んだ現代美術家で、 13年(雨巳)には、第8回安吾賞(13-1113/雨未)を受賞している 会田誠(65-1004/鉄寅※)の『性と芸術』が、 07月20日(木戌)のDNA「禄」の半会日に上梓された。 日本の現代美術史上、最大の問題作「犬」は、なぜ描かれたのか? 作者自らによる全解説的言い訳を繕う「ほぼ遺書」。 冒頭では、ありえない水性の12年(海辰)に、 東京・森美術館で開かれた個展「天才でごめんなさい」での 性を扱った作品群への抗議活動。 また18年(山戌)のDNA「龍」年には、京都造形芸術大学における 社会人のための講座「人はなぜヌードを描くのか、見たいのか」で、 提訴されたりなど、ある意味騒動芸術家。 多くの性的作品を制作するも、攻撃の対象はすべて「犬」。 とはいえ、会田は性的趣味で描いたものではないと主張し、 「低俗な変態的画題を、風雅な日本画調で描こうしました」という 作為的な仕掛けなのだという。 女性を性的搾取から解放したいという抽象画称賛の現代画風への否定的命題! 上野の国立博物館で狩野永徳の「檜図屏風」に 発想という閃きをおぼえた偽物古典主義! 「芸術というヌードをもっと疑いましょう!」 「もちろん分かっている――美術作品の解説なんて 作者本人はしない方がいいことは。 だからこんな悪趣味は一生にこれ一度きりとする。 本来無言の佇まいが良しとされる美術作品に言葉を喋らせたら―― いったんそれを許可してしまったら―― たった一作でもこれくらい饒舌になるという、 最悪のサンプルをお見せしよう。 ついてこれる人だけついてきてくれればいい。」 88年(山辰)から断続的に制作された会田の「犬」は、 ありえねない水性年の12年(海辰)の森美術館展覧会での撤去抗議はじめ、 これまでさまざまに波紋を呼び迫害されてきた。 その存在の理由を自らの言葉で率直に語る。 人間と表現をめぐる真摯な問いを提示している。 そう、妄想への抗議、屈折した心情を吐露したある意味自伝。 なお「犬」のモデルは大学で友人が頼んだ個人モデルを 一目見て気に入り、数時間借りて誕生したもので、 5〜6歳歳上であろうご本人は、現在銀座で画廊を経営しているそうで、 白黒半々くらいの髪をきれいに結い上げ、 渋い和服を着ていかにも文化的な仕事をしている 上品を絵に描いたようなご婦人になっていたそうで とある美術バーテイで再会し「立派に出世なさって」と 褒めの言葉をもらったそうだ。 新潟県新潟市中央区生まれ。新潟県立新潟南高等学校卒業後、 代々木ゼミナール造形学校を経て、89年(畑巳)に東京芸術大学油画専攻を卒業、 91年(宝未)東京芸術大学大学院を修了。 01年(宝巳)結婚後は埼玉県草加市に居住していたが、 その後、子供が幼い頃千葉県鴨川市、13年(雨巳)まで神奈川県横浜市緑区、 同年、神奈川県川崎市宮前区、17年(灯酉)より東京都荒川区三河島、 21年(宝未)には東京都大田区内に居住している会田は、 DNA「石」主導で、受け入れたいものは何でも受け入れる。 原則来る者拒まずも、忌み嫌うものからは、逃避する。 才能は、この「石」で飲み込む威力。敵味方分かれるが、周囲に刺激を受ける。 「石+車」は、やりたいことを実現するためには他者犠牲で行動ありき。 フットワークは軽そうで、逃げ脚も鋭い。 「石+禄」は、行動力あり他人を利用する、活かすには長ける。 「石+司」は、仲間の大切さは身に染みて知っている。 「鉄+石+酉月」は、親分気質で、おだてに弱い。 「巳」年生まれ「鉄寅」は、無理にでも真っ直ぐ進みやすい。 生き方を表す伴星は「貫」で、自己流で波が少ないのが望まれるが、 なかなか簡単ではない。 物事の始めの洩星は「禄」で、誰かの刺激を受けて。 締めにあたる導星は「車」で、無に帰す。 宿命の特長、仲秋午後八時頃の花畑に囲まれたビル群で、 総エネルギー206点はまずますだが、 午未天冲殺でも気強いところに、自身の金性が60点あるものを、 あるで略奪してきうたような木性の作品が58点も、 干合してさえすれば、特別意識の強い陰の金性に変わるので、 年干と月干の「草」は金性になるし、金性過多の干合金性天干一気で、 年支「巳」VS月支「酉」の半会も、つられて金性強化になるので、 全身は武器のように見えて、近づきがたく特別な雰囲気をかもしだす。 また、水性ゼロ(DNA鳳/調なし)は、誤解を受ける発言が多く、 意思の疎通を欠きやすく、それを乱暴な無限大の創造力で 発信するものだから、軋轢が生まれやすい。 さらに、これに悪気なしは別にして、 年干支「草巳」VS日干支「鉄寅」の干合支害持ちが加わり、 状況や環境で考えが変わるので、誤解をされやすいが、 本人には世間を驚かしてやろうとという意識はあっても、 ある意味才能なので、人たらしの主導DNA「石」とともに、 騙そうとはいう自覚はなく、あくまでも活動の一環。 集中力を発揮して妙なものはつくるが、 持続力はないので、時間の経過と共に変質するのだろう。 年干支の「草巳」は、完璧を目指す。屈折した恋愛体質。 月干支の「草酉」は、あらかじめ完成された美で、いつまでも「犬」。 そして日干支の「鉄寅」は、硬軟持ちあわせ、 諸悪の根源になったかと思えば、正義や王道を重んじる、サムライにもなる。 干支番号構成は、42-22-27で西方と南方2点を結ぶ鋭角領域。 後天運は、初旬「8歳木申」は、DNA「禄」の天剋地冲で、 自分を追い込むことで魅力をふりまく、注目に値する引力本能の付加で、 宿命にはない独特で崇高な意識が与えられ、 宿命の害切れと、後天稼働運型を与えられる。 三島由紀夫(25-0114/灯酉※)に傾倒し、芸術的な皮肉を徹底して受け取った。 ちなみに81年(宝酉)の主導DNAに美大を目指すことになる。 2旬「18歳雨酉」は、DNA「調」で繊細な美学をで学ぶ。 紆余曲折もあったが、油絵科に入りながらも日本画で開眼し、 89年(畑巳)の害年に卒業する気持ちが起こらず、 大学院までいったのは、後に正しいかと認識するようになり、 「犬」の原型も誕生したし、その経緯は本書にも詳しい。 この時期には結婚までしているのだから、 流れを極めたといっても、良いだろう。 3旬「28歳海申」は、DNA「鳳」でありえない発信力。 さらに年支「巳」VS日支「寅」の害切れで、気分爽快。 4旬「38歳宝未」は、DNA「石」の主導DNAで自己確立。 10年運天冲殺でもあり、次第に知名度があがるが、 ありえない災禍にも見舞われた。 現在の5旬「48歳鉄午」は、DNA「貫」の大半会10年運天冲殺。 年干と日干の干合で、進み行く方向の変化ありで、 安吾賞受賞をはじめ、たいそうな評価と動き。 とはいえ、京都造形芸術大学における 社会人講座での大抗議騒動などもあった。 これは涙を流した少女がレイプされた絵や、 全裸の女性が排せつしている絵などをスクリーンに映し出す内容で、 会田は脱線しながらいわゆる下ネタ話をしたもので、 聴講生でモデルの大原直美(79-0305/宝未)が、 この性的な発言に精神的苦痛を受けたとして、 同大を運営する学校法人「瓜生山学園」を相手に 提訴した事件(和解した模様も、 会田は自分がではなく学園が告訴されたのが不満に思っているようだ)。 今後は来年(23年/雨卯)のDNA「調」年から始まる 6旬「58歳畑巳」は、DNA「玉」の害。 宿命害持ちだけに、本人がとことん堪えるか否かはともかく、 評価の激変や解釈の変化により、霞みかねないが、 本線は宿命の偏りによる、病魔ではないか。 7旬「68歳山辰」は、DNA「龍」で新たな挑戦。 8旬「78歳灯卯」は、DNA「牽」の自尊心だ名誉というよりは、 役割の終了なりの個人的問題。 さて、会田に拡大した災禍はどこにあるのか。 もちろん、午未天冲殺なのに、異性成分が多く、 干合合体すれば金性の天干一気が成立し、 世間を敵にまわしかねないばかりか、害持ちのうえに、 表現力が屈折する水性ゼロ(DNA鳳/調なし)という宿命もある。 それも才能なのだし、現代美術家として 一定の評価を得ていることになるのだが、 後転的な10年運天冲殺ばかりか、それだけではない。 宿命害持ちらしいといえば、それまでだが、 01年(宝巳)の主導DNA害年に、主導DNA方向とはいえ、 年下の金性天干一気の岡田裕子(70-0511/宝卯)と結婚してしまったこと。 目上運しかなく目下縁がないのに、午未天冲殺同士で結婚し、 戌亥天冲殺の息子の会田寅次郎(01-0704/山辰)を 「山」なのにシドニー工科大学に行かせているようでは、 さすがの変人奇人でも矛盾が生じ、微妙に叩かれる。 昨年(21年/宝丑)の年支「巳」VS月支「酉」のからむ 主導DNA三合会局年には、古釘を踏んで三泊の入院治療。 笑ってはいられない!☆ |
■2022年09月19日(月)草亥 |
真山仁○墜落に見るありえない鮮やかな推理と正義 |
○高校生時代から、社会を変えたいとという思いから投稿活動を続け、 守護神年だった90年(鉄午)のDNA「玉」年にフリーライターとなり、 03年(雨未)のDNA「貫」の大半会年に、 筆名/香住究(かずみきわむ)名義で、生命保険会社の破綻危機を描いた 「連鎖破綻 ダブルギアリング」で作家デビュー。 04年(木申)のDNA「調」年には、 企業買収の壮絶な舞台裏を描いた「ハゲタカ」で衝撃的デビュー。 「ハゲタカ」シリーズはテレビドラマとして、 たびたび映像化され、大きな話題を呼び、 その後11年(宝卯)のDNA「龍」の天冲殺年の「コラプティオ」、 14年(木午)のDNA「調」年の「グリード」、 21年(宝丑)のDNA「龍」年に「ロッキード」など話題作を提供するも 無冠の帝王と言われ久しい真山仁(62-0704/雨卯)のが、 「オール讀物」20年02月号から 21年12月号に連載していたものに加筆訂正した (ありえない金性年の連載なので冴え渡る) 『墜 落』が、06月30日(木寅)のDNA「調」日に上梓されている。 コロナ禍の22年(海寅)06月(陽午)29日(雨丑)、金城華が夫の一を刺殺。 DVに耐えかねた妻が夫を殺した 単純な事件として解決するはずだったが、 赴任早々担当検事となった冨永真一は、 誰に対しても優しく、家族の絆を大切にし、 男性にいいように扱われても笑顔を絶やさず、 事件後、三人の子供達をタクシーを呼び、若い時から世話になっていた フローレンスこども園に冷静に避難させてから、 110番通報して、ナイフを握り自首した 被疑者の行動や態度に不審を感じ自ら捜査に乗り出す。 ほぼ時を同じくして糸満市喜屋武岬の平和の塔に、 国籍不明機にスクランブルをかけた 自衛隊の最新戦闘機の墜落事故が発生。 地域の若者から慕われる民間人で自らもハンドルを握る 「はいさいタクシー」の赤嶺芳春会長が死亡したことで、 軍事基地が集中する沖縄では、 抗議デモが巻き起こる。 休暇中に偶然事故を近くで目撃した 富永の旧知の暁光新聞の神林裕太は、 鬼の上司の厳命で休暇返上直ちに取材を開始。 また、地元出身で航空自衛隊きっての エースパイロットである勇猛果敢な我那覇瞬による事故は、 単なる操縦ミスとは考えられない。 米軍が誇る最新鋭の戦闘機なのに違和感だらけ。 何らかの不備があったのではないかと疑念が湧くが、 軍事機密がからみ航空自衛隊が完全に整備が可能とはいえず、 パイロットと最新鋭のAIが衝突して制御不能になった疑念も拭えぬが、 高度な政治決着で闇の中に葬りさられるようとしている、 一見何の関係もない、二つの事件。 だが、双方の担当となった冨永が捜査を進めていくと、 そこには思いもかけない接点が浮かび上がってきた。 貧困、基地、軍用地主、若年出産・・・・「沖縄の闇」に踏み込み、 地代を深刻な貧困に喘ぐ子供たちを支援する基金に供出する反面、 一皮むけば、別の恐ろしい顔をもつなど。 辣腕冷静熱血の検事が、周囲にマスコミの姿はという問いに 「ありません だみつお」と必ず芸能人の名前をひきだし お寒い駄洒落が売りいう比嘉忠事務官に支えられながら 「検事が行くところであれば、どこでもお付き合い島田陽子」 警察の失態や被害者の親で地元財界の大物の顔を潰すことなく 魔法のようで鮮やかな推理と論法で事件を不起訴にしてしまう。 航空機だって米国のお下がりではなく、 国産で存分にまかなえる技術があるのに許されぬジレンマ! 知られざる本当の沖縄の姿をフィクションによって抉り出す問題作で、 入念な沖縄取材で明らかになった暗部が、白日の下にさらされる。 「人はたくさんの間違いをするけど、それはしょうがないんだよ。 それより大事なのは、ウソをつかないことなんだよ。」 かつてない臨場感で沖縄の闇に迫る、 冨永シリーズ第三弾にして最高傑作が 誕生したといっても過言ではない! 大阪府堺市北区出身。桃山学院高等学校、 同志社大学法学部政治学科を卒業し、 中部読売新聞(現在の読売新聞中部支社)へ入社。 岐阜支局記者として勤務し、岐阜県岐阜市に転居。 91年(宝巳)のDNA「龍」の天冲殺年に退職しフリーライターとなり、 95年01月17日(木戌年の最後の山申日)阪神大震災当時、 神戸市垂水区の7階建てマンションの1階に居住し、九死に一生を得る。 現在も神戸市垂水区在住の真山は、 DNA「禄」主導で自己顕示欲の塊で、 なんとか認められようと、引力本能を発揮する。 「禄+調」は、組織になじめず特別な切り口。 「禄+鳳」は、口先滑らか駄洒落も頻発。 「禄+石」は、人たらしで他人を巻き込む。 才能はこの「石」で人間観察。 登場人物が増えようが交通整理は上手い。 「禄+司」は、現実的な仲介能力。 「雨+禄+午月」は、異性に裏切られやすく、 高みに到達するのに時間を有する。 生き方を表す伴星は「禄」で、つかみどころなし。 物事の始めの洩星は「石」で、とりあえず共同で取材から始まる。 締めにあたる導星は「禄」で、他人が終了。そういう登場人物。 宿命の特長は、初夏正午頃の海辺の靄。 熱い砂浜とそれに耐えた草木に遠浅の小さな浜辺。 総エネルギー201点中、金性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人のため、 自身の水性26点も身弱の部類で弱い立場の気持ちもわかる。 とはいえ火性73点は尋常ではない熱さで、 この世のものでない戦闘機が落下して、火災発生もするだろうし、 少々の水性では鎮火に時間を有する。 熱い気持ちは、感謝と奉仕にもなるが、権力欲にもなり。 木性57点は、自身の26点以上の表現力で、 無限大の創造力があるとはいえ、熱心に取材をするのはこのためで、 ついでに駄洒落の大奉仕もこれが理由で、 笑える笑えないではない、もはや定型文なり芸の領域。 欲深さへのあくなくこだわりは、このあたりか。 年干支の「海寅」は、表現者の中では自分が一番になりたい願望。 月干支の「陽午」は、何かを利用する。軍用地主も理解する。 そして日干支の「雨卯」は、子供好き。 御公家さんのような、柔和なハイサイオジサンかな。 干支番号構成は、39-43-40の西方領域集中で、濃厚。 後天運は、初旬「1歳灯未」はDNA「禄」の主導DNAで、 早くも自己確立で、目立とう根性は人一倍。 年干「海」を干合させれば、発信力増強で敵は消える。 月支「午」の支合は気持ちの安定と着実さを付加され、 目的を掲げ、それに向かって努力をするようになる。 1歳運で主導DNAでは、男児でも成長は早くませていたので、 児童会の役員を務めていた小学6年生のとき、 小学校の「夏休み中は午前11時まで外出するな」という ルールがおかしいと感じて担任教諭に直訴したのは、 DNA「鳳」年の冷静で中庸心のあらわれ。 この経験から政治家や弁護士を経て作家志望となる。 2旬「11歳山申」は、DNA「牽」の干合。 年干支「海寅」の天剋地冲は、親の世界なり、 自身の進路において激変で、高校在学時には、 原稿用紙550枚を書き上げ、賞に応募もしている。 3旬「21歳畑酉」は、DNA「車」の天剋地冲で、 新聞社に入社して猛烈に仕事をするが、 28歳にしてフリーライターとなり、危険を体感。 4旬「31歳鉄戌」は、DNA「玉」のありえない金性の守護神。 年支「寅」VS月支「午」の三合会局まであり、 世界は大きく拡がり、力をおおいに蓄える。 徹夜をして、就寝につくかという時に、 阪神・淡路大震災に被災し、倒壊ビルの1階で死を覚悟するも、 死に物狂いで生還をかざり、深い感慨と決意を行う。 5旬「41歳宝亥」はDNA「龍」のありえない金性の守護神半会。 月干「陽」の干合は、進み行く方向の変化。 その忌み神月干は「海」に変化し、水性天干一気となり勢い増大。 (汽水域みたいな発泡が目立ったため) さらには日干支の大半会もあり、壮絶なデビューを飾る。 「ハゲタカ」と言えば、真山仁と経済小説家としての立場を確立し、 ドラマ化(07年/灯亥)、映画化(09年/畑丑)までされている。 現在は6旬「51歳海子」のDNA「石」の刑で、内側世界の軋轢。 仲間意識の最後で、来年(23年/雨卯)の人生の折り返し地点より始まる 7旬「61歳雨丑」は、DNA「貫」の濃度が濃くなり、 守りの姿勢にはならず、攻めて頑固さを発揮にするに違いない。 8旬「71歳木寅」は、DNA「調」の独創性で、あらたな境地。 ターボ運(子丑天冲殺廻り)も始まるので、 老いても挑戦しつづけていれば、出番もあり。 さて、無冠の帝王と言われて久しい真山だが、 15年(草未)のDNA「鳳」の半会年には、 「サイゾーウーマン」が以下のようなエピソードを報じている。 要約すれば「おたくで書いてあげるから、○○賞にノミネートして」と 交換条件を迫ったり、「原稿料を値上げしないと書かない」と 無理な交渉をしてきたかと思えば、 売れ行きがよくなければ、出版社に責任を取るよう求めたことも。 先の阪神・淡路大震災に触発された「雨に泣いてる」は、 もともと講談社で出す予定だったようだが、前年に発行された 「そして、星の輝く夜がくる」が売れなかったため、 幻冬舎に追いやられたとも言われている。 特にノミネート強要問題は、編集者の頭を悩ませているようで、 12年(海辰)の天冲殺害年に、「コラプティオ」が、 直木賞にノミネートされたのも、本人が押し込んだのではと噂されたり、 「グリード」が、吉川英治文学新人賞に ノミネートされたのも、その手だとか。 ノミネートされても受賞しなければ、 反省会と称して担当編集者が呼び出され、 そこでは「責任を取れ」などと激怒されるのだから、 たまったものではない(笑)。 これには栄誉になるDNA「牽」が表出されていないばかりか 金性ゼロ(DNA龍/玉)の野人なのに、 売れて謙虚さが失われたとみられるが、 「禄」主導のためコンプレックスが強い意志表示にでてしまった形。 また、「ハゲタカ」が売れたため、 12年(海辰)のDNA「石」の悪い周囲に翻弄される天冲殺害年に、 事務所を立ち上げて秘書やバイトを雇い、 小説執筆のための取材をさせはじめたから、 その費用も稼がなければいけないため、 現在の原稿料だけでは足りないという。 これも金性ゼロで無限大の創造力を発揮するより、 手っ取り早く稼ぎたい辰巳天冲殺らしいところか。 1回50万円ほどといわれる講演会を、 頻繁に開催しているのも、これが理由。 ありえない金性の20年間も抜けて、 経済小説家ばかりか、社会派へとシフトしているのは見事だが、 本来なら18年(山戌)のDNA「牽」の干合支合年が 60年に一度の栄誉が形になる時期、逃したのは痛い☆ |
■2022年09月01日(木)灯巳 |
大森静佳○ヘクタールが苦悩する贅沢な夢の続き |
○06年(陽戌)の干合天冲殺年だった高校2年の時に、 毎日新聞「毎日歌壇」に投稿開始し、07年(灯亥)に毎日歌壇を受賞。 大学入学と同時に短歌会に入会、のちに同会代表を務める。 主導DNA年だった10年(鉄寅)に「硝子の駒」で、 第56回角川短歌賞(10-0826/山申)を受賞。 13年(雨巳)のありえない守護神年に、 第一歌集「てのひらを燃やす」を刊行し、 第39回現代歌人集会賞を受賞。 14年(木午)の方三位年に、同歌集で第20回日本歌人クラブ新人賞を受賞、 第58回現代歌人協会賞を受賞。 いずれの賞でも史上初の平成生まれの受賞者となった。 18年(山戌)の天冲殺年には、第二歌集「カミーユ」を刊行、 同書で第12回日本一行詩大賞(19-0826/草未)を受賞 18年(山戌)よりは笹井宏之賞の選考委員に就任し、 21年度(宝丑)にはNHK短歌選者となり。 スーパーリアリズムの鉛筆画家の大森浩平(94-0620/灯丑)は実弟で、 夫は精神科医で歌人の土岐友浩(82-08XX)という 大森静佳(89-0511/宝未)が、第三歌集「ヘクタール」を 07月30日(木申)のDNA「司」日に上梓している。 同歌集は18年(山戌)から22年(海寅)の間につくられた 短歌千首あまりのなかから360首を選抜。 三部構成にわけられてはいるが、制作順ではないという。 第二部にある「空洞」14首は、 川上未映子(76-0826/雨丑)の「夏物語」のトリビュート創作 (文藝別冊/川上未映子:ことばのたましいを追い求めて)、 冒頭の「夕暮れの街はスイカの匂いして目をつむってもひらいても心」は、 さすがと思うが、潜在的に水に渇望しているのがよくわかる。 「光らない」54首は源氏物語へのオマージュ(文藝20年夏季号)である。 岡山県岡山市中区出身。一浪して京都大学文学部へ。 大学進学時は京都市左京区に居住し、現在も京都在住は間違いない大森は、 DNA「石」主導で、貪欲で何でも引きよせる。 人間関係あるのみ、人間を観察して思いをこめる。 (人間だけとは限らない周囲全てだが) 「石+石」は、集団に属しながら変わり者で異端。 「石+車」は、有無を言わさぬ実行力。 才能は「車」で素早い。無理をしても動く。 「石+龍」は、自己弁護せずの反逆児的要素。 「宝+石+巳月」は、持病があるため晩年へ向かい神に近づく。 人付き合いは表向きは悪くない。 「巳」年生まれ「宝未」は、落ちて上昇。落ち込みが才能を磨く。 生き方を表す伴星は「司」で、努力の積み重ね。 物事の始めの洩星は「車」で、何もないところから始める。 締めにあたる導星は「石」で、共同で終わる。 宿命の特長は、初夏午前十時頃の砂漠の石。 あるいは映画のセットのような静かな街の道標。 総エネルギー344点は、とてつもない存在感。 うち自身の金性は68点で、それなりであり、 「ピオーネは<開拓者>という意味だからひろくてしろいお皿にのせる」は、 陰の金性の白色と勇気を特別意識として理解する。 創造力とはいえ、忌み神土性が162点もあり、 常に旅にでていたり、少なくとも生地生家からは離れぬと 埋没しかねないのは、守護神水性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人で、 火性94点というオアシスのはずなのに、たどり着いたら水がなく、 苦しくて仕方がないが、そこは潤いはないとはいえ、 いわゆる男気のあるような、詠みとして無限大の発信力。 「何年も泣いていないというきみが撮った桜のどれも逆光」は その火性をまぶしく感じる心情。 一応木性は20点あるものの、水がないので発芽せず、 あるいは地中でいずれ伸びようとする種子で、 生きていくには苦しい、そこで仲間が必要になる。 野人の魅力をくまなく発揮できれば、虚であると輝く。 もとより渋く玄人受けする傾向も、他人がやすやす真似できるものではない。 年干支と月干支の「畑巳」は、気弱さと開き直りの同居。 常に心は不安定で、肝は据わる模様も、あえて言えば自己矛盾。 また、組織や家庭の大黒柱を倒す、白蟻のたとえで、 これが二つもあるのだから、家族や周囲はたまらない。 皆、この人の引き立て役でしかないのだ。 魅力はあるが、近づきがたいタイプ。 そして日干支の「宝未」は、常に慎重で手堅い。 自己の本性はさらけださず、抑えめ。 不言実行で、結果が全てという按配。 干支番号構成は、06-08の短い直線で、 全身戌亥天冲殺の壮絶な力を濃密に活かす。 後天運は、初旬「9歳鉄午」は、DNA「石」の主導DNAで、 早くも自己確立で、短歌に目覚める。 年支と月支の「巳」と日支「未」のからむ方三位で、 夢、想念は多くなり、より暑苦しくなる。 土性過多の忌み神過多も、その方向は学ぶなので、 勢いもありながら、一浪は年運天冲殺の迷いだろう。 2旬「19歳宝未」は、DNA「貫」の律音で、 鎧兜を着たような状態で、344点のエネルギーが倍増して、 向かうところ敵なしの野人の本領発揮で、 地味な世界ながら存在感を誇示して各賞を受賞。結婚もしたのだろう。 現在の3旬「29歳海申」は、DNA「調」の待望のありない水性で、 濁水とはいえ、一気に磨かれ業界のトップ近くへ躍り出る。 野人が他人と同じようにせず、好き勝手にできるのだから、 手のつけられない状態で、年支と月支(共に巳)の刑もあるのだから、 否定されぬように、ある意味向かってくる敵をなぎ倒す。 立場はやや女性的感性が拠り所になっている。 今後は4旬「39歳雨酉」は、DNA「鳳」の同じくありえない水性。 年支と月支(共に巳)の半会もあり、さらなる高みを目指す時期。 冷静中庸がテーマで、上品かどうかはともかく、 やや男性的目線へとシフトしてくる。 5旬「49歳木戌」は、DNA「司」の初旬条件のない10年運天冲殺。 年干と月干(共に畑)の干合で、仕事面や進み行く方向の変化で、 最弱の木性が強化されるもので、より金銭物質が濃厚。 となると、異様な存在がタレント化して売れに売れて、 身に余る金銭物質を手にする、ある意味強欲期。 6旬「59歳草亥」は、DNA「禄」の10年運天冲殺で、 年干支と月干支「畑巳」の天剋地冲は、立場の大きな変更。 そして日支の「未」の半会もあり、木性の強化だが、 初旬条件もないところに、名声ばかりかありあまる引力本能で、 それこそ宿命にない財を手にしたら、 感謝と奉仕で社会貢献をしないと、終わってしまう。 くだりだくなければ、人に優しくしていかないと 誰かを巻き込んで無に帰すことも。 7旬「69歳陽子」は、DNA「牽」の干合支害。 頭が高くなり横柄であれば、10年運天冲殺抜けの失速で、 不名誉な案件や、思うように気持ちが伝わらぬ事態。 体調の悪化や私的面の不安がやってくる。 8旬「79歳灯丑」は、DNA「車」の危険。 年干支と月干支(共に畑巳)の半会があり、 無理をおして進めば進むほど日干支「宝未」の天剋地冲で、 大逆転の人生になり、極度の不振濃厚も、 前旬の害毒を払拭できれば御の字か。 さて、戌亥天冲殺の大森が故郷をあとにしたのは自然の流れ。 さすがに内側害持ちで一時引退宣言をだしている 実弟の元鉛筆画家は申酉天冲殺のため地元をでておらず、 大森とは共通干支すらないため交流は濃厚とはいえぬかもしれぬが、 夫にしても年干支は「海戌」で、月干支は「灯未」か「山申」。 となると共通干もあるかは不明で、迫力負けしただけか。 「はなびらは光の領土とおもいつつ奪いたし目を閉じれば奪う」の実践か。 ところで、あとがきでは15年を振り返って 「自分自身が傷つくことも増えてきた」から 寒々とした表情だと語っているが、 乾いた場所なのに、とつじょ水性に襲撃された贅沢な苦悩なのだろう。 「遠くへ行けと訴えてくるのも、 ここにとどまれと訴えてくるのも短歌です」なら、 とどまる理由など見いだせない風景が見えるのだが、 あいにく領域の狭さに器が悲鳴をあげているだけだが、 夢からさめたのだから、行くべきなのにしのびない☆ |
■2022年09月26日(月)海午 |
清水有生○奇跡のミシン 天国の声、届けますの優しいさだめ |
○87年(灯卯)のDNA「牽」年に「正しいご家族」が、 TBS第1回シナリオ大賞を受賞したことをきっかけに脚本家デビュー。 以後はシナリオライターとして 朝の連続テレビ小説シリーズの「あぐり」、「すずらん」の脚本や、 「3年B組金八先生」などを執筆。 98年(山寅)のDNA「龍」年に、橋田賞を受賞している 清水有生(54-0613/鉄子)が、 昨年(21年/宝丑)の12月21日(雨卯)のDNA「調」の守護神日に、 NHK-FMの「FMシアター ミシンの音色を、もう一度」として 放送したラジオドラマを下書きにした 『奇跡のミシン 天国の声、届けます』を、 05月22日(木戌)のDNA「禄」日に上梓している。 人間には聴いた音を脳のどこかに集めて保存しておくらしい。 その保存の容量には限度があって、旧い音や不必要な音、 不都合な音は新たに上書きされ、自動消去されることになる。 だけど、奥底には一生上書きされない、 まるで鍋底にこびりついたお焦げみたいに、 いくらゴシゴシやっても剥がされない音の記憶がある。 彼女にとっては、古い渋味ミシンの音だ。 東京の中堅アパレルメーカーでパタンナーとして働いていた 30歳の中村みどりは、業績不振で解雇されハローワークに通うなか、 両親の離婚以来、27年間離れていた父が突然死した知らせを受け取る。 離婚以来無理がたたって母は3年前他界した今、 遺品整理をするのは一人娘の自分しかおらず、 父が暮らしていた佐賀県唐津市へ向かう。 テーラーを営む父はどうやら3年前から、 故人の愛用品を小物にリメイクする仕事を請負い 父と同居していたという謎の女性の凪ちゃんからは 「残った注文がある」と言われ、やむなく引き継いでいると―― 信じられないことにミシンの中から遺品の主が語りかけてきた! ある父親が結婚する娘に明かしそびれたこと、 野球部の優秀キャプテンの意外な思い、 母親の高価な遺品の着物を狙う3人の娘への思いなどなど、 亡くなった本人の口からは予想を超えてくる真実の数々が語られて、 その思いをこめてテキスタイルの心得を活かし みどりは丹念に依頼主の気持ちにそうように仕上げ、 最後にはミシンにこめられた父親と会話をして真実を知ることになる。 東京都新宿区の都立大久保病院で誕生。 母親は貧乏で出産費用が支払えず、 誕生したばかりの清水を連れて脱走し、東京都杉並区で育つ。 東京都北区にある東京都立北高等学校卒業後、空白の2年間を経て、 74年(木寅)のDNA「禄」年に、東京都板橋区役所に入所、 福祉事務所でケースワーカーとして10年間勤務した後、 84年(木子)のDNA「禄」年に退職し、 95年(草亥)のDNA「司」年よりは、鎌倉幼稚舎幼稚園の経営に従事し、 15年(木午)のDNA「禄」年よりは園長職にもあり、 神奈川県鎌倉市腰越周辺に在住と思われる清水は、 DNA「玉」主導で、静かで落ちついた人。 不器用で淡々と何かを掘り下げて続けて行く。 才能も「玉」なので、おばちゃん目線でのあったか〜い眼差し。 「玉+玉」は、無欲で現実生活に難なく適合。 「玉+調」は、繊細だが特に創造性の中では世間知らずで、 突拍子もない発想には驚かされるが なさそうなことでもありそうな感じにしてしまう。 「玉+禄」は、家庭を大切に第一に考え、上手くいくように知恵をしぼる。 「玉+貫」は、時代整合性ありで、飽きさせない魅力づくり。 「鉄+玉+午月」は、放浪しやすく変化ある結婚!普通ではない魅惑的結婚! 「午」年生まれ「鉄子」は、それでも孤独な人。 生き方を表す伴星は「玉」で、生涯学習。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。 締めにあたる導星は「調」で、口うるさい年寄りの完成。 宿命の特長は、仲夏正午頃の発火寸前まで働く機械。 昼食時に休む暇なく、食事をとりながら稼働しないと あらゆることが廻っていかず壊れてしまうのに、 総エネルギー148点しかないのに、力を絞りだす。 救いの水性は僅か13点も日支「子」内は 「午」×2でかろうじて崩壊を逃れるために、 独創的な発信が大切で、常人では聞こえぬ声も耳に響く。 稼働力の火性と創造力の土性は共に忌み神扱いも 埋もれぬように働くことで、停止を回避。 年干支VS日干支の天剋地冲は、親の立場を脅かす。 月干支VS日干支の納音は、秘密の出自。 ハミダシ運で家系に深く関わりをもつと体調不安だが、 恵まれていないことは、出生時の状況からも間違いなく 母親は「午」内土性で、主導するので関わりは深いが、 父親を示す「木」は、年干にあるが、木性は僅か11点で存在は稀薄。 宿命内天剋地冲で不安定なので、父親は不在。 ところが母親より目立つ位置に座しており、 本人は父親を認識していた節もある。 年干支の「木午」は、心優しいが犠牲がつきもの。 月干支の「鉄午」は、楽をせず鍛えられないと粗暴。 そして日干支の「鉄子」は、取り越し苦労の心配症で、 老境に入ったような心境も、自己陶酔するほど。 干支番号構成は、31-07-37で西方2点と東方を結ぶ鋭角領域で、 活躍の場は限定される。 後天運は、初旬「8歳宝未」は、DNA「石」の害。 協調性和合性、つまり人間関係の躓きで、 ほぼ学齢期から始まるこの時期は気分の良くない環境が想像出来る。 2旬「18歳海申」は、DNA「鳳」の中庸性で、 発信力に磨きがかかるが、ひとまず高卒後2年間の空白をへて、 板橋区役所に就職。福祉事務所でケースワーカーとして勤務。 3旬「28歳雨酉」は、DNA「調」の独創性。 10年勤務した役所を退所し、33歳で脚本家デビュー。 ここでは結婚している模様で鎌倉に居住。 4旬「38歳木戌」は、DNA「禄」の奉仕がテーマの 10年運天冲殺半会で、幼稚園の経営に携わる。 5旬「48歳草亥」は、DNA「司」の堅実な10年運天冲殺。 何らかの期するものはあったはずだが、 日干も月干も「鉄」で揺るぐことはないので派手に目立つことはなし。 6旬「58歳陽子」は、DNA「車」の多忙。 月干支「鉄子」の天剋地冲で、幼稚園の園長に就任。 現在の7旬「68歳灯丑」は、DNA「牽」の支合で栄誉。 多少の不安定さは否めないが 幼稚園でも脚本家でも相応の実績が評価される時期。 今後は8旬「78歳山寅」は、DNA「龍」で新たな旅立ち。 両親の離婚は父親が「おくんち」という祭りにいれあげ お金にいとめをつけず、のめりこんでいったからだという。 そんな父親は風の噂で母親が亡くなったことを知り、 供養のために遺品リメイクをはじめたのだという。 そこでミシンを通じて交信したのだという。 そんな父もいまはミシンのなかから娘に語る。 「亡くなった人と残された人をつなぐ仕事を継いでくれ」と、 借金85万込みでという虫のいい話だが、 東京へ戻っても仕事の当ても彼氏もいない彼女は、 両親が向こうで仲直りしたのなら、供養をするだろう。 そんな人生があってもいいかもしれない〜☆ |
清水有生○54-0613 |
鉄鉄木雨 子午午+8 禄貫調玉玉(玉主導) 木性(11)火性(46)土性(46)金性(32)水性(13)/総合148 辰巳天冲殺/天冲殺(38歳木戌/48歳草亥) 害(8歳宝未)/年干支VS日干支天剋地冲/月干支VS日干支納音 木性脆弱/火性過多/土性過多/水性脆弱 +8歳宝未/18歳海申/28歳雨酉/38歳木戌/48歳草亥/58歳陽子/68歳灯丑/78歳山寅〜 |
移 動 祝 祭 日○ 2 0 2 2 年/ 海 寅 |
22年01月分● 22年02月分● 22年03月分● 22年04月分● 22年05月分● 22年06月分● 22年07月分● 22年08月分● 22年09月分● 22年10月分● 22年11月分● 22年12月分● |
コラム総合○目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜) |
さ く い ん ○ |
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清く正しく美しく○BEハレ幸せ発電所→運命向上委員会 |
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