★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 2 2 年(海寅)○11月 宝亥 // 移 動 祝 祭 日 |
■11月分一覧 (2022年○目次) |
岡本貴也○竹本義太夫伝 ハル、色の浪花浪漫(2022_1101) |
折原一○双生児のありえぬ交錯と結婚や出産の異常性がもたらす災禍(2022_1105) |
大塚英志○木島日記 うつろ舟のありえない発想の根拠(2022_1109) |
戸部田誠○芸能界誕生 芸能界を作り替えた、若者たちの群像劇の裏側(2022_1110) |
斉藤洋○黒と白のあいだで 翔の四季 秋は平穏の実り(2022_1112) |
有吉玉青○ルコネサンス 父娘の承認は自伝に非ずも嘘から真になる(2022_1116) |
加藤シゲアキ○チュベローズで待ってるにある優しい野蛮(2022_1018) |
平松洋子○おあげさんが求める秘密の汁気(2022_1022) |
川和田恵真○マイスモールランドの小さくない衝撃(2022_1124) |
高野文子○いずみさん、とっておいてはどうですかが懐かしい○2022_1129 |
宮台真司が切りつけられた迷惑と矛盾と究極の悪目立ち○2022_1130 |
■2022年11月01日(火)山午 |
岡本貴也○竹本義太夫伝 ハル、色の浪花浪漫 |
○阪神・淡路大震災で会社員の父が 必死で建てた実家が全壊したのを目の当たりにしたときに、 何もかもを失っても一人で(会社組織に頼らず、岡本貴也という名前だけで) メシが食える仕事がしたい、と思い 大学教授になるのが夢だったが 「それは○○家と呼ばれる職業ではないかと」と考え、 建築家、写真家、音楽家、小説家、画家。 なんでも良かったが「脚本家の道が開けている気がした」ので突き進む。 医者を目指した時期もあったが、 診療所や病院など一カ所にずっと留まるのが向いていないようで、 ピンボールドライブのギターを経て、 99年(畑卯)の主導DNA「玉」の害年ながら、 「劇団タコあし電源」を旗揚げ。 執筆及び演劇活動を開始。00年(鉄辰)の人生の折り返し地点に、 糸井重里賞を受賞し、同作品で脚本家デビュー。 10年(鉄寅)のDNA「貫」年、初の本格小説 「彼女との上手な別れ方」で、 小説家デビュー(のちに映画化)した 岡本貴也(72-0618/鉄辰)の『竹本義太夫伝 ハル、色』が、 07月05日(畑未)の主導DNA日に上梓されている。 届け、この声!あのひとの、胸の奥深くまで。 人形浄瑠璃をまったく新しい境地に導いた、 義太夫節の開祖・竹本義太夫の一代記である。 初夏に起きた大風災で畑の作物をダメにした 五郎兵衛は瓦屋の人夫として西町奉行所の瓦ふきをしていたのだが 仕事の合間の彼の話が面白いと評判になり 奉行から「そなたに頼みがある。娘に話をしてくれぬか」 と、身体の弱い奉行の娘(おりん)に聞かせるように頼まれる。 五郎兵衛はいつか浄瑠璃太夫のように 大勢を前に語ってみたいと思っていた。 そんな五郎兵衛が畑で仕事をしていると、 崖の上から料亭の主人、理兵衛が弟子に浄瑠璃を教える声が聞こえてきた。 いつしか彼は三味線のあわせて歌えるようになる。 ある日、崖の上から拍手が起こり、弟子入りできるようになる。 百姓だった若者が、師匠の娘や三味線弾きや興行師に助けられながら なんども挫折しながら、田舎芝居から当代一の浄瑠璃太夫へ出世してゆく、 情けないが憎めない、芝居のような人生! 恋する女のために夢を追い、新浄瑠璃となる芸術を作り上げた。 「語りたいんだす。語らんと、ワテは死んでまう。 そんで大勢に聞いてほしい。ぎょうさんの人の心を動かしたい。 ワテが見たいんは客が心を震わせてる姿だす。 皆が食い入るように人形を観て、語りに笑って、三味線に涙する姿だす」 情を語り、人と心で繋げる。 生涯、思い人のために未婚で、己に惚れたかつて師匠・料亭の娘は、 尽くさせるだけ尽くさせても、気づかぬふり。 そして思い人の娘(そよ)を心中に走らせてしまった悔い。 人生のすべてを芸事に捧げ、人形浄瑠璃に革命を起こした太夫の、 波乱万丈物語は、笑いと涙なくしては沿うことができない! 「曽根崎心中」の若き日の近松門左衛門ばかりか、 ライバルにもなる井原西鶴も登場する新浄瑠璃の真骨頂! 兵庫県神戸市須磨区出身。甲陽学院中学校・高等学校を卒業。 95年(草亥)の干合年に、早稲田大学理工学部・応用物理学科を卒業。 97年(灯丑)のDNA「牽」年に、 早稲田大学院・生物物理学修了、理学修士号取得。 マイナビ出版に就職するも(00年には退社)。 99年(畑卯)の主導DNA「玉」の害年に、「劇団タコあし電源」を旗揚げ。 執筆及び演劇活動を開始し、それまでは東京都墨田区両国に暮らす。 11年(宝卯)のDNA「石」の害年には、養護教諭と結婚し、 神奈川県横浜市鶴見区あたりの海添いの工場群傍に転居するも、 現在は結婚状態を維持している痕跡が感じられない岡本は、 13年(雨巳)よりは保護犬と暮らしている模様で DNA「玉」主導で、不器用で生き方を変えることは苦手。 旧いものに縁があり、申酉天冲殺なのに、上京するなど矛盾あり。 気分転換は不得手なあたりも、主人公の竹本に共感しやすい。 「玉+調」は、専門であったり好き好むこと以外は社会生活不向きで、 いわゆるところの世間知らずで没頭すると周囲は見えず。 才能は、この「調」で繊細な反抗心。 「玉+龍」は、誤解されやすく素直になりづらい。 仲間や家族と歩調をとりづらく、苦悩が成長のもと。 「玉+鳳」は、仕事や他人への思いは客観的も、 個人的なことに踏みこまれると、誤魔化したり激昂することあり。 「玉+車」は、思いつきで行動するわかりやすさあり。 「鉄+玉+午月」は、放浪癖。 「子」年生まれ「鉄辰」は、矛盾があろうと我関せず。 生き方を表す伴星は「牽」で、日の目をみないものを表にだす努力。 物事の始めの洩星は「車」で、何もないところから始める。 締めにあたる導星は「玉」で、若い人とともに祭り上げられて。 宿命の特長は、仲夏正午頃の炎天下の静かな河口近くに浮かぶ小舟。 総エネルギー184点は身軽な上に自身の金性15点では身弱も身弱で、 夏生まれのため、水性が守護神になるが、 そこで静かに釣り糸を垂れているもので、平和を望むが、 年干支「海子」VS月干支「陽午」の天剋地冲が、 時折波を起こし、珍しい魚を釣り上げるようなものの 小舟が揺れようとバランスをとって 必死にこらえるさまが珍しいくらいで笑いを誘うが、 本人は大真面目ということか。 年干支の「海子」は、怒らすと危険。 穏やかであれば、知恵を使って際立つ。 月干支の「陽午」は、他者の運にくらいついででも 生き残りをかける、ヒノエウマ。 そして日干支の「鉄辰」は、前進気勢はあるものの 進むばかりで、後始末はいまひとつ。 怪我をしたりすると運気上昇する不思議な体質。 干支番号構成は、49-44-17で北方西方南方の鋭角領域で 色々やっているようで、実は器用さなし。 後天運は、初旬「6歳灯未」が、DNA「牽」の形づくり。 前進気勢旺盛な運型も年干支「海子」の干合支害で、 空回り空ぶかし気味になり、表面的なおかしみを誘う。 2旬「16歳山申」は、DNA「龍」の新たな体験という 初旬条件のない10年運天冲殺で、突如大きく運が開花。 関西圏に誕生した申酉天冲殺にもかかわらず、 東上したのは矛盾だが、結果はオーライで、 年支「子」VS日支「辰」のからむ忌み神三合会局は、 「山」だけに、まさかの実家の被災倒壊(阪神・淡路大震災)。 放浪癖が追加され、脚本家への道を探る。 3旬「26歳畑酉」は、主導DNA「玉」の伝統と自己確立の10年運天冲殺。 日支の支合で、より他者を頼らず自立心旺盛になって 劇団を旗揚げであり、居場所をみつける。 4旬「36歳鉄戌」は、DNA「貫」の独立心旺盛の納音で、 20年間の10年運天冲殺を抜けて勢いは失せたにもかかわらず、 過去の清算もあり結婚はしたけれど、持続できずに崩壊濃厚。 現在の5旬「46歳宝亥」は、DNA「石」で月干干合の方向変換。 忌み神の「陽」は「海」になり、発信力は濃くなり守護神過多も、 本書にとりくむなど、仲間との関係を強調。 今後は6旬「56歳海子」が、DNA「鳳」の守護神半会。 より本性が露わになる見込みで、自分色をだす。 ここからは準とは言え、ターボ運(子丑天冲殺廻り)も始まり、 ちょっとしたことで話題になる。 7旬「66歳雨丑」は、DNA「調」の孤独に浸る。 8旬「76歳木寅」は、DNA「禄」で晩年の引力本能強化だが、 何が起きるかは、まだ先のこと。 竹本義太夫の墓は荒れていた。 墓石に大きなひび。表面は剥がれ「竹本義」までしか読めなかった。 小さな寺の小さな墓地。 現在の綺麗な墓石に新調されたのは、 三百回忌になる2013年(雨巳)まで、待たねばならなかった。 浄瑠璃に人形が加われば人形浄瑠璃で。別名文楽。 能や歌舞伎と並ぶ日本の三大国劇。 義太夫節が生まれねば、浄瑠璃という文化は消滅していた可能性もある。 大阪がまだ大坂と呼ばれていた頃、生まれは百姓。 やたら声が大きかったらしい。名は五郎兵衛。苗字は百姓にはない。 欲しいのは客の拍手。それは岡本とて変わらぬ。 近松門左衛門は詠む。 「一ふしを かたり残して うつし絵に 今も声ある 竹のおもかげ」。 さて、岡本は結婚経験者だが、どうやら現在それは解消されたようで、 当初こそ養護教諭との結婚を語っていたがそれは今はなし。 それはそうだ。仮に出会いがそれ以前であろうと、 結婚したのは11年(宝卯)のDNA「石」の害年であり、 ご丁寧にも、その7月11日(草卯)の干合支害日の入籍。 押しきられたのか、無理をしたのか妥協の害年始まりでは、 暗さがつきまとい、横浜に逃げだしたのも理解できるし、 また15年(草未)には、神戸に帰省したのか腰痛で両親ともども 動けないと嘆いていたり、 19年(畑亥)の主導DNA年には溶連菌の襲撃で倒れているが、 身体を傷めたり内側の不運は全て引き替えに仕事の原動力になる。 恵まれているというのか、あるいはその逆かは 個人の判断に任せるしかないが、 むろん、竹本義太夫もそのように描かれているから不思議だ〜☆ |
■2022年11月05日(土)海戌 |
折原一○双生児のありえぬ交錯と結婚や出産の異常性がもたらす災禍 |
○伯父は作家のありえない方向性の中島敦(1909-0505/陽寅)で、 30代半ばとなり「オール読物推理小説新人賞」に応募し、 最終候補に残ったことで推理作家になろうと決意。 仕事を辞して88年(山辰)のDNA「龍」年に、 「五つの棺」で作家デビューすると、「倒錯のロンド」や 「冤罪者」で話題をあつめ、「沈黙の教室」で、 日本推理作家協会賞/長編部門(95-0519/鉄戌)を受賞している 折原一(51-1116/鉄申)が、17年(灯酉)のありえない守護神年に刊行した 『双生児』が07月15日(畑巳)に、文庫化されている。 舞台は東京都板橋区大山や成増なりの東上線沿線!。 元はと言えば素封家の引きこもりのメガネ娘が、 二十歳になって、初めての原宿に行き、 そこで偶然出会った女子大生に頼まれ員数あわせで 女子大生のふりをして合コンに参加し、 (君ってメガネをとると美人だね〜)とお定まりの展開から 将来の探偵助手になる男性「坂村孝太郎」と契りをかわし 妊娠しているのも気づかず、 近所の小病院のどら息子に車で誘拐されたことから始まる。 そして、医院で出産をしその処置に困った 看護師の資格もある院長夫人が誕生した子供を いくつかの鮮やかな方法で葬りさったことから始まる。 素封家の夫人は後妻で前妻の一人娘が消えてくれたのは もっけの幸いだったが、アリバイ作りのために、 警察には届けをださず、警察OBなのに腕の悪い 開店休業状態の火の元探偵社に奇妙な方法で捜索させて 成人になるまで見届けさせることにした。 20年の間に探偵はそれなりに役目を果たしたが、 事件に遭遇し不慮の死をとげ、いくらか腕の良い助手となった因縁の男が、 かつて一夜だけで惚れた女性を探し続ける純愛物語も、 からくりあり、仕掛けあり、最期にはお楽しみがまっていた。 〜「中西安奈」は思った、自分は両親にぜんぜん似ていない。 鏡の中の自分に問いかける。私、本当に二人の子供なのかしら! 安奈は、自分にそっくりな女性を町で見かけた。それが奇怪な出来事の始まり。 後日、探し人のチラシが届き、そこには安奈と瓜二つの顔が描かれていた。 掲載の電話番号にかけるとつながったのは・・・。 「羽生さつき」は養護施設で育ち、 謎の援助者「足長仮面」のおかげで今まで暮らしてきた。 正体を明かさない援助者はいったい誰なの? 突如、施設に不穏なチラシが届く! そこには「さつき」と瓜二つの女性の願が描かれていて・・・。 双生児ダーク・サスペンスはあなたを震撼させるのか。 映像にはとてもできない心模様も描いたトリックの連発! ポスト、孤児院、無国籍など時代の暗部を見事に散りばめた〜。 最期はシンデレラみたいにメデタシメデタシになるのか (なるわけないよね〜需要と供給もあるから〜) それとも予期せぬ結末が待っているのか〜。 シャッフル〜いいえそんな生優しくはない。 双子は別々に育てられるのが正しいとはいえ (一緒に育てればいずれかが犠牲運になる) これほどまでに大胆で哀しい話は久しぶりだと思う。 埼玉県久喜市に誕生。埼玉県南埼玉郡白川町(現・白川市)で育つ。 74年(木寅)に早稲田大学第一文学部を卒業し、 日本交通公社(現JTB)に入社し、3年後希望していた出版事業局に異動、 ガイドブックや雑誌の編集に携わる。87年(灯卯)に退社し、後専業。 91年(宝未)には結婚して、東京都杉並区高円寺北4丁目の秀和レジデンス (あの吉田拓郎が最初の結婚で住んだ場所)で、 95年(草亥)まで在住。60年に一度の干合支害年だった同年に、 埼玉県白岡市の実家傍に家を建てて引越している折原は、 DNA「禄」主導で、目だとう根性で、何でも引きよせたい。 感謝と奉仕とはいっても、堅い子丑天冲殺でもあり、 圧しはあっても優しさを装ったようにも見えかねない。 才能も「禄」だが、自己中心の引力本能に偏りがちで、 世のため人のためになるかは別物。 「禄+司」は、冷静さに乏しく仲介しながら存在感を誇示。 このあたりは旅行業に向くだろうし、実績は重ねられたろうし、 時間をかけて様々な気を集めたとも言えぬでもない。 「禄+龍」は、手当たり次第に衝突し、あらゆる可能性を試すが、 その結果起こりうる事象について責任がとれるわけではない。 「禄+石」は、自力より他力で動きは良いが、 他人に何かをさせて高みの見物にもなりかねず。 「禄+玉」は、計算するが突拍子もない手段にもなる。 「鉄+禄+亥月」は、気分屋。 「卯」年生まれ「鉄申」は、順風満帆時には強いが、 問題発生すると対処できかねるものあり。 生き方を表す伴星は「車」で、危険を顧みない動き。 物事の始めの洩星は「龍」で、新たな挑戦から始まる。 締めにあたる導星は「石」で、共同で何かが起きる。 宿命の特長は、仲冬午後十時頃の客のいない乗り物。 駅前の客待ちタクシーとすれば、延々待っても稼働せず。 かといって繁華街に流しにいくわけではなく不気味。 目標物にも似た建造物にもみえ、 戦や災害のあとに残された遺留品にもなり不気味。 総エネルギー164点は、軽業師のように機敏だが、 雰囲気はあろうと存在感は稀薄。 それでも自身の金性は56点で、子丑天冲殺らしく気持ちはくじけない。 最大級の異変は、火性ゼロ(DNA車/牽なし)で、 熱い情熱や動力に欠けるため、自力でその気になる必要あり。 無限大の栄誉でも使えればいいが、実際には候補止まり。 さらには月支「亥」VS日支「申」の害持ちは、 不消化になりやすく、おどろおどろしい災禍を引きよせやすく、 明るさに欠ける薄汚れた情念が怖い。 年干支の「宝卯」は、一見商人のような気安さ。 月干支の「畑亥」は、身体的な霊力で一発勝負に賭ける。 そして日干支の「鉄申」は、我が身の正当性を貫く強者。 干支番号構成は、28-36-58で南方西方北方の 比較的鋭角的な終末期を意識するものも明るさには向かっていない。 後天運は、初旬「3歳山戌」はDNA「龍」の埋もれぬように 庶民的な学びを行うものだが、これといって条件なしも、 ありえない火性が「戌」内「灯」で僅かに補填され生きながらえる。 2旬「13歳灯酉」は、DNA「牽」のありえない役割。 年干支「宝卯」の天剋地冲があるので、 親なり表面的な問題で大きな転換時期もあったろうが、 待望の火性の到来で、何とか格好をつける。 3旬「23歳陽申」は、DNA「車」でありえないように猛烈に働くも、 究極の燃焼までいかぬううちに退社。 4旬「33歳草未」は、DNA「司」で堅実。 年支「卯」VS月支「亥」のからむ三合会局もあり、 仕事世界では本人なりの大きな飛躍。結婚もしている。 5旬「43歳木午」は、主導DNA「禄」の自己確立。 進み行く方向の変化もあり、腹をくくる。 6旬「53歳雨巳」は、DNA「調」の独創性を極める。 月支「亥」VS日支「申」の害切れで、気合いも入る。 現在の7旬「63歳海辰」は、DNA「鳳」の半会で、楽しみながら発信。 今後は8旬「73歳宝卯」が、DBA「石」で、協調性和合性で、 妥協になるのか、仲間との交流を深めるのか。 さて折原は同期デビュー(88年/山辰)の新津きよみ(57-0504/陽子)と 91年(宝未)の折原のDNA「石」の条件なし天冲殺の夢の中で、 そして新津のDNA「司」の60年に一度の干合支害年に結婚し、 当初は夫婦別姓を選択しつつ、 新津の住まいに折原が転がり込む形で結婚をしたのだが、 妊娠出産を前に、兄二人がいて新津の姓は残るため、 やむなく一人っ子の折原姓を名乗るようになる。 出会いは不明も、さすがに破壊条件中の結婚は、新津の10年運天冲殺内といえ、 折原は「33歳草未」の干合支害中だけあって、厳しい。 そもそも火性ゼロ(DNA車/牽なし)の野人の折原にとって 新津は願ってもない守護神だが、 新津にしても月支「辰」VS日支「子」持ちとしては、 折原の「申」で三合会局が成立しており、互いの冲殺範囲をもつ相互冲殺は、 作家でなくてはありえない国際結婚のような不可思議さで 当然のように共通干支もなく、新津が折原家の事情に 振りまわされる理不尽はつきまとう。 しかも誕生した一人娘(92-0325/鉄子)は、 折原とは大半会とはいえ、父親は冲殺範囲を持たれ 両親とは共通干支もなく、正に宇宙人一家。 そして娘も火性ゼロ(DNA車/牽なく)の野人らしく IT関連企業に勤務しているとはいえ、現実最優先の辰巳天冲殺らしく 実家をでる理由がないと考えているようで、 内臓疾患など弱いところがでないか心配と思えば テレワークで楽をしているようで、成熟をかもしだすが、 今後の発展以上に、本人が犠牲にならぬなら 親にはねかえってくるようで、折原は野人らしく加齢と共に、 昨年(21年/宝丑)のDNA「石」の夢の中では、 草むしり中に側溝に落ち、肋骨を骨折。 それまでも何度も落ちそれは打撲ですんだのに、お知らせ現象を軽んじてか、 前後するが17年(灯酉)のありえない火性年には、 アレルギー性鼻炎は一時的におさまるも、 肘を鉄柵に強打し、筋挫滅。内出血した血が足まで下りて、 脚全体がむくん骨折寸前という格好悪さ。 折原は、おもしろい運格なのに、ほぼ無冠の帝王である理由は、 この結婚と子の誕生である。 たとえ独創的な職業選択をしようと 野人が10年運害の中のさらに夢の中で結婚してしまえば、 壁は乗りこえられない。そのあたりは残念だが仕方あるまい〜☆ |
折原一○51-1116 |
鉄畑宝灯 申亥卯※-3 石玉龍禄司(禄主導) 木性(33)火性(00)土性(26)金性(56)水性(44)/総合164 子丑天冲殺/三合会局(33歳草未)/主導DNA(43歳木午) 月支VS日支害/害切れ(53歳雨巳) 木性脆弱/火性ゼロ(野人)/土性脆弱/金性過多 -3歳山戌/13歳灯酉/23歳陽申/33歳草未/43歳木午/53歳雨巳/63歳海辰/73歳宝卯〜 |
■2022年11月09日(水)陽寅 |
大塚英志○木島日記 うつろ舟のありえない発想の根拠 |
○87年(灯卯)のDNA「貫」年に「マル勝ファミコン」にて 漫画作品「魍魎戦記MADARA」にて漫画原作者デビュー。 漫画原作作品は多く、自作のノベライズや、 映像化や舞台化の脚本も行っている。 また、漫画評論「まんがの構造――商品・テキスト・現象」で評論家デビュー。 94年(木戌)のDNA「玉」年に、第16回サントリー学芸賞 社会・風俗部門(戦後まんがの表現空間 記号的身体の呪縛)受賞。 07年(灯亥)のDNA「貫」年に、 第5回角川財団学芸賞(捨て子たちの民俗学―小泉八雲と柳田国男)を 受賞している大塚英志(58-0828/灯丑)が 02年(海午)から03年(雨未)にかけて「KADOKAWAミステリ」に連載していた 『木島日記 うつろ舟』を、 07月26日(鉄辰)の主導DNA「司」日に上梓した。 木島平八郎、帰還!偽史と陰謀と地政学が錯綜する戦争前夜、 仮面の古書店主と潔癖症の民俗学者・折口信夫が正史に 「あってはならないもの」を仕分けする。未刊行の新作長編、 当初は漫画原作と書かれたものの20年振りの書籍化であり、 1936年(陽子)夏・東京。民俗学者の折口信夫博士は、 偶然迷い込んだ古書店「八坂堂」で、 自分の名前が無断で借用された偽書を発見する。 そこには仮面を付けた店主・木島平八郎の 信じられないような過去が書かれていた。 それ以来、折口は奇妙な事件に巻き込まれるようになる。 実在した民俗学者の折口信夫(1887-0211/灯未)は、 國學院大學教授。日本民俗学の創始者の一人。顔の鼻筋に青痣がある。 極度の女性嫌いであり、同性愛者でもある。 身も心も一体化しないと弟子とて信頼できない。 自分の母は産みの親ではなく、 どこかに本当の母親がいるという妄想に憑かれているという設定で、 殺人鬼であり食人鬼が登場したり、スパイや回文が暗躍したり、 フーファイターやナチスとユダヤ人のテーマまで。 阿片に囚われた折口を利用して、様々な不可思議な人物群が登場する難解譚で、 漫画ならば可視化されているが、 小説となると情景を思い浮かべるだけでも難儀だが、 伝言ゲームのような実験的な手法が試みられているが特長。 東京都田無市(現・西東京市)に誕生。 大学入学により当地を離れるが、現在も西東京市在住で、 つてをたどり、75年(草卯)のDNA「龍」年に、ギャグ漫画家としてデビュー。 81年(宝酉)のDNA「禄」の天冲殺年に 筑波大学第一学群人文学類を卒業すると、徳間書店入社。 82年(海戌)のDNA「牽」年には、 早くも美少女マンガ雑誌「プチアップルパイ」の創刊編集長になる。 83年(雨亥)のDNA「車」年よりは、アルバイトで白夜書房で編集者として働く。 成人向けマンガ雑誌「漫画ブリッコ」の編集人をしたり、 84年(木子)のDNA「玉」の支合年には、 同社経営の漫画専門書店「まんがの森」の立ち上げにかかわった。 一方、徳間書店では同年少年向け漫画雑誌「少年キャプテン」創刊に参加。 86年(陽寅)のDNA「石」年からは角川メディアオフィスで編集者として働き、 87年(灯卯)のDNA「貫」年には、 角川書店の雑誌「マル勝ファミコン」で漫画原作者に、 漫画評論で評論家デビューもする。 88年(山辰)のDNA「調」年に、徳間書店を正式退社すると、 「少女たちの かわいい 天皇」で論壇デビュー。 90年(鉄午)の害年から97年(灯丑)の律音年まで、 東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の 裁判の第一審で犯人の特別弁護人を務めた。 92年(海申)のDNA「牽」の天冲殺に発生した角川書店分裂騒動では、 角川暦彦(43-0901/海戌)に従い、出版社メディアワークス立ち上げに参加し、 メディアワークスの株主になる。 97年(灯丑)の律音年には、角川書店の雑誌「月刊少年エース」で、 サイコサスペンス漫画「多重人格探偵サイコ」の原作をはじめ、 同作は連載が10年以上続くヒット作となり、代表作の一つになった。 00年(鉄辰)の主導DNA年には、 テレビドラマ「多重人格探偵サイコ/雨宮一彦の帰還」の 原作・企画・脚本・プロデュース・キャスティングした。 同年、「黒鷺死体宅配便」を開始し、 同作は連載が20年以上続くヒット作となった。 06年(陽戌)のDNA「石」年から13年(雨巳)まで、 神戸芸術工科大学先端芸術学部メディア表現学科教授。 07年(灯亥)のDNA「貫」年には、 「捨て子たちの民俗学――小泉八雲と柳田國男」で、 第5回角川財団学芸賞を受賞。 同年、神戸芸術工科大学で博士(芸術工学)の学位を取得。 12年(海辰)のDNA「牽」年には、国際日本文化研究センター客員教授就任。 13年(雨巳)から14年(木午)のDNA「玉」年まで、 神戸芸術工科大学大学院芸術工学研究科総合アート専攻特別教授。 13年(雨巳)から、国際日本文化研究センター研究部教授就任。 14年(木午)から16年(陽申)のDNA「石」の天冲殺年まで、 東京大学大学院情報学環角川文化振興財団 メディア・コンテンツ研究寄付講座特任教授につくなど ざっとあげただけでも何がなんだけわからなくなりそうな大塚は、 DNA「司」冲殺主導で、天賦のおふざけであり、真面目に見えて地道さなし。 持続力もないわけだが、それを逆手にとって、あらゆるものに手を染めては、 それなり無限大の成果をだせるのだから贅沢三昧。 才能はこの「司」をとるしかなく、なんでもやりたがる。 お金の匂いにも敏感で、無欲ならお金も寄ってくる。 「司冲+調」は、諦め悪く納得するまでやるが到達すれば興味が薄れる。 「司冲+鳳」は、付き合いが良いため、興味をもてばすぐなびく。 「司冲+司」は、底なし沼のように、何を考えているか不気味。 「灯+司冲+申月」は、落ち着きなく一風変わった結婚状態。 「戌」年生まれ「灯丑」は、王道を行く。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動の一匹狼。 物事の始めの洩星は「調」で、何かを諦めるところから始まる。 締めにあたる導星は「司」で、自分の意志で終わる。 宿命の特長は、初秋午後四時頃の山間で、金になる金属を生成する職人。 総エネルギー250点中自身の火性は36点とそこまで強者ではないが、 水性47点で稼働力はあり、金性104点と稼ぐだけ稼ぐのだが その正体は木性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人で、 ほとんどの場合は頭の中はカラッポに終わるが、 後天運の応援もあり、漫画という入り込みやすいところから 無限大の創造力を発揮し、東京生まれの利点も活かしきったもので、 そこは称賛に値するが、終生続けられないと、 欲深さだけが残り、惚けやすい点には注意したい。 金性は多いのだから、あとは感謝と奉仕さえできれば良いのだが、 そこらへんは遊び半分なので期待できるのかどうなのか。 木性ゼロは配偶者成分の生ずるものもなく、 すなわち子供もいないのだろうから、後継者に繋げるかが課題。 年干支の「山戌」は、内面繊細で金銭物質に恵まれても 精神の自由は得がたく異様な守備本能と執着心の塊。祖先に出生の秘密あり。 月干支の「鉄申」は、独特の生き方の流儀ありで、 その哲学にそって日々を暮らすが、とことんこだわるより、 沸点に達すると、縛られるのを放棄する。 日干支の「灯丑」は、祖先のなし得なかった何かを実現。 干支番号構成は、35-58-14で西方北方東方で南方欠けは 実は未来より過去への思いが強い。 後天運は、初旬「4歳宝酉」は、DNA「禄」の10年運天冲殺。 学齢前に引力本能が派手に強化されたばかりか、 年支「戌」VS月支「申」と共に秋の方三位が成立し、 生月冲殺もより仕事方向に引きよせられる布石になる。 2旬「14歳海戌」は、DNA「牽」の権威。 美しい背景に早くもデビューして名を知らしめる。 3旬「24歳雨亥」は、DNA「車」の多忙。 掛け持ちまでして、息つく暇もなし。 4旬「34歳木子」は、DNA「玉」のありえない学びの成分の支合で、 落ち着いた重厚感ある役割を果たす。 角川書店のお家騒動に加担し、存在感を増すと共に、 次元をあげて学びの世界にじょじょに進出。 5旬「44歳草丑」は、DNA「龍」の改良改革。 月干干合で進み行く方向の変化で、いよいよ本格化の兆し。 6旬「54歳陽寅」は、DNA「石」の協調性和合性に、 月干支の「鉄申」の天剋地冲は、立場代わりで横拡がりの地位の向上。 今年(22年/海寅)のDNA「牽」年から始まった 7旬「64歳灯卯」はDNA「貫」の守備本能で防戦も、 年支「戌」は支合で揺るぎないため、しぶとい。 今後は8旬「74歳山辰」は、DNA「調」の偏り。 年干支「山戌」の納音は、さすがに前進不能で、 細かな対応に終始して、退き際をみつけるか。 長く中断され放置されていた本書の原稿だが、 ひとえにその気になると裏切られる60年に一度の干合支害始まりに 順調さとは縁遠い大塚の美しき不摂生のおかげであり、 いま甦ったのは、20年経過のDNA「牽」年らしい復活。 私小説を逆説的に進化させた手法は、大塚らしい逆転劇だし、 迷宮入りするような原稿らしいとも思える。 さて、大塚の実質婚の相手は、漫画家、作家、番組制作者である 白倉由美(65-0308/宝酉)で、大塚曰く「同居人」なので、 伴走者であることは間違いないが、子供もいないようなので、 入籍の必要性を今のところ感じていないのだろう。 とはいえ、爆発的な成功をおさめたのは、子供がいなかったため。 さらには、年下の子丑天冲殺とはいえ、 ある意味、毒にも薬にもならない子丑のなかで、 もっとも子丑らしくない「宝酉」で 水性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人の白倉が、 無理に無限大の子供や発信力を駆使することなく 共通干支すらない大塚の才気に惚れ込んで、 ほぼ全ての運気をさしだしたからに違いない。 出会いの時期は不明だが、大塚を構成する一部の部品のように 白倉が存在することが妙味だが、それで悔いないのならば、 外野があれこれ言えることではない☆ |
大塚英志○58-0828 |
灯鉄山木 丑申戌※+4 調司鳳司調(司冲殺主導) 木性(00)火性(36)土性(63)金性(104)水性(47)/総合250 申酉生月冲殺/天冲殺(4歳宝酉)/方三位(4歳宝酉)/ターボ運(〜33歳) 木性ゼロ(野人)/火性脆弱/土性過多/金性過多/水性脆弱 +4歳宝酉/14歳海戌/24歳雨亥/34歳木子/44歳草丑/54歳陽寅/64歳灯卯/74歳山辰〜 |
■2022年11月10日(木)灯卯 |
戸部田誠○芸能界誕生 芸能界を作り替えた、若者たちの群像劇の裏側 |
○会社員として働きながら05年(草酉)の月干支の納音を伴う 主導DNA「石」年にテレビ批評ブログ「てれびのスキマ」を開設し、 玄人筋に評価され09年(畑丑)の干合年にライターデビューし、 しばらく土日のみの兼業ライターをしていたが、 年干干合で変化のあった13年(雨巳)のDNA「玉」年に、 「タモリ学」の執筆を機に独立してフリーライターに。 15年(草未)の主導DNA天冲殺年に上京し、 ペンネームは「てれびのスキマ」となり、雑誌やニュース媒体で、 番組レビューや芸人論などをテーマに執筆。 今や放送批評懇談会の正会員であり、 ギャラクシー賞選考委員を担当する戸部田誠(78-0323/木申)が、 DNA「龍」の新たな試みとして、業界から声がかかり綿密に取材を重ねた 『芸能界誕生 芸能界を作り替えた、若者たちの群像劇』を 09月02日(山午)のDNA「禄」の天冲殺日に上梓した。 同書は「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか――。 いわゆる占領期のジャズブームに熱狂して音楽を始めた若者たちは、 音楽界というよりは、まるでスポーツを楽しむように 58年(山戌)の伝説のステージ「日劇ウエスタン・カーニバル」に集結した。 ここから日本のロカビリーブームが生まれ、 グループサウンズブーム(GS)を巻き起こし、音楽興業の新しい形を作った。 「GSはビートルズをまんしたのではなく ビートルズと同じような方法論でポピュラー音楽を変えたのだ」 そしてそれが現在の「芸能界」という ショービジネスの震源地にもなったのだ。 東京タワーが竣工し、テレビの創生期の一歩手前という時期。 それまでレコード会社が強大な力を誇っていた芸能界のビジネスを そこに集結した若者達が、ブームの終焉と共に、 成功と挫折を経て、彼らは裏方に転身、 それぞれがプロダクションを立ち上げ、 裏方に回り芸能界を新しく作り変えた。 その歴史は、戦後日本の青春そのものだった。 マナセプロ、ホリプロ、田辺エージェンシー、渡辺プロ等々。 スター誕生の物語、テレビ局やレコード会社との攻防戦など、 当事者たちの貴重な証言をもとに 壮絶な舞台裏を明かすノンフィクションは、 オモチャ箱をのように楽しくキラキラした生粋のテレビ子供書いた。 あの時代を知らずともテレビっ子世代には、どこか懐かしい。 福岡県に誕生するも、小学校低学年より静岡県浜松市に転居。 大学進学時に新聞奨学金制度を利用し上京。 大学の近くの東京都調布市布田に居住も、詳細不明。 大学卒業後は、地元に戻り浜松市の日本郵政に就職。 結婚を機に妻の出身地のいわき市に異動願をだし、 その後退職し、現在は東京都足立区谷中在住の戸部田は、 DNA「石」主導の午未天冲殺で、人当たり良く何でも受け入れる。 好き嫌いで人を判断するのではなく、興味対象や仕事に役立てば、 交流するので、ある意味狡猾の権化であるが、それを感じさせない。 「石+司」は、仲間大切も、好むものならお金で操られる。 「石+車」は、大義の前には家族をも犠牲。 才能は「車」で、その気になればの行動力。 「石+禄」は、行動力ありで他者を利用。 「石+石」は、集団の中での単独行動。 「木+石+卯月」は、おだてられて良い仕事をする。 「午」年生まれ「木申」は、勝負師の資質。 生き方を表す伴星は「玉」で、生涯調査でひとつを深める。 物事の始めの洩星は「禄」で、誰かにかつがれる。 締めにあたる導星は「車」で、精算し無に帰す。 宿命の特長は、仲春山間の下草に支えられた記念樹。 あるいは標識にもなる一本松も、手入れが行き届かぬと劣化。 総エネルギー186点は身軽でフットワークなため、 行動力がの人に思われるが、人たらしの攻めの姿勢が買われているだけで、 実際は動かぬ盆栽のようなものが、時に自立歩行になり、 近場に愛想をうりにゆく、ピノキオような存在。 自身の木性は61点と軽いわりには剛力で なおかつ土性68点は引力本能抜群で収入には困らぬが、 そこばかりに目が行くと、加齢と共に劣化が早い。 守護神火性は僅か22点で、丁寧な工夫もある意味得意分野のみの稼働。 稼働力の金性は21点と、比較的省エネ。 水性14点も情報収集ありきで、創造するようなものに非ず。 年干支の「山午」は、決断力すぐれるも諦めも早い、 自分で始めて自分で終わるという一代運。 月干支の「草卯」は、粘り腰の強い真面目さ際立つ協調性和合性。 そして日干支の「木申」は、自分なりの高い理想のなかで、 目標を設定しそのために前進するが、後退不得手で器用貧乏になりがち。 干支番号構成は、55-52-21で北方二点に南方の鋭角領域は、 芸能界にのみ力を発揮せねばならない。 後天運は、初旬「4歳陽辰」は、DNA「鳳」のありえぬ方向性を示唆。 中庸平穏の気持ちが強い春生まれの勢い加速。 またターボ運(子丑天冲殺廻り)に生涯支えられ、何をしても目立つ。 2旬「14歳灯巳」は、DNA「調」の独創性で偏屈。 総合格闘技が好き生で観戦希望に、新聞奨学生も良き変わり種。 就職は安全運転とはいえ、色合いも良く日本郵政。 3旬「24歳山午」は、DNA「禄」の10年運天冲殺。 感謝と奉仕で人生が開花。ひとまず結婚した妻孝行で、 彼女の故郷へ転居し、blogを始め一気にライターデビュー。 4旬「34歳畑未」は、DNA「司」の干合10年運天冲殺で 地道な引力本能強化ばかりか、 年支「午」と日支「申」の狭間を埋める方三位で、 想念が熱く拡がり新境地の開拓者となる心地良い蓄財。 今年(22年/海寅)から始まる5旬「54歳鉄申」は、 DNA「車」の多忙極まる絶頂期で、進み行く方向の変化は、 栄誉にもつながるも、流れに逆らうと ありえない10年運天冲殺20年から手痛いしっぺ返しも注意したい。 今後は6旬「54歳宝酉」はDNA「牽」の名誉も不名誉もあり。 その心は月干支「草卯」の天剋地冲で、立場の変化で大いなるお試し。 自己本位ではない明確な社会貢献がないと劣化激しいので注意必要。 7旬「64歳海戌」は、DNA「龍」の新たな挑戦。 政治家に担ぎだされるなど。 8旬「74歳雨亥」は、DNA「玉」の害で、蓄積に綻び。 あるいは業界からの何か。 芸能界は、良くも悪くも曲直瀬一族〜渡辺プロを中心に廻ってきた。 その功績も驕り慢心も象徴的で、強行や円満独立の繰り返し。 興業として信用を失わないためには、手綱を強めねばならず、 人権重視となれば、本人の宿命に合致せぬとも 緩い連帯なり、好き勝手にさせぬと難しい。 その意味では安定した経営には、先を読めねばならないが、 それすら困難になってきたのは、スターばかりか、 裏方人材の不足と経営者の懐の狭さだろう。 独立したら本名すら使えないなんていうこともまかり通る。 とはいえ、創生期にはそのガムシャラな行動力。 欲望という名の前進気勢が望まれるも、それは今は昔! カリスマ亡き後は、ちょっぴり淋しい老後なのかも☆ |
■2022年11月12日(土)畑巳 |
斉藤洋○黒と白のあいだで 翔の四季 秋は平穏の実り |
○非常勤講師時代の86年(灯卯)の主導DNA「禄」の三合会局年に、 第27回講談社児童文学新人賞(86-0822/山戌)のDNA「牽」の干合日に、 「ルドルフとイッパイアッテナ」を 投稿して受賞、作家としてデビュー。 その続編に当たる「ルドルフともだちひとりだち」で、 88年(山辰)のDNA「牽」の干合年にに野間児童文芸新人賞を受賞。 91年(宝未)のありえない守護神DNA「龍」の半会年に 「ルドルフとイッパイアッテナ」や 「ペンギンハウスのメリークリスマス」などで、 第13回路傍の石幼少年文学賞を受賞し。 13年(雨巳)の納音年のDNA「鳳」日には 「ルドルフとスノーホワイト」で、 第51回野間児童文芸賞(13-1105/草亥)を受賞。 主に子供や動物があくせすぜずに、 自然体でのんびりとした雰囲気の作品が描かれ、 作品のタイトルが象徴的なものが多く、 シリーズもののほか、外国文学の再話など著作は多数ある 斉藤洋(52-0716/雨亥)の「翔の四季」シリーズの第二作である 『黒と白のあいだで 翔の四季 秋』が、 09月26日(海午)のDNA「石」日に上梓されている。 東京の井の頭公園の北側に住む少年・並木翔の四季を通して、 見えるものと目に見えないもの、 見えるものと聞こえるものの交差点が描かれる。 小学生の翔は、あるときスポーツカーをみたあとで、 その音が何十秒かあとにずれて聞こえることに気づく。 「世界は見えたままでもない可能性」について、思いをめぐらす。 ボランティアで老犬の散歩をしていたこともあるので早起きは得意だ。 パパはよく「おまえは朝、ぐずつかずにすっきり起きる。 それは一生の武器だ」というが、父親のことはパパといい、 母親のことはパパが雪ちゃんというので、 幼い頃は雪ちゃんと呼んでいたが、今は母さんだ。 それより気になるのは、目に見える前の現象より、 少し前にその音が聞こえてくることだ。 通り過ぎる黄色いスポーツカーの轟音や、 職員室の外で話し込む先生同士の会話とか。 それを医者を目指して言う親友にも、なかなか言い出すタイミングがない。 どうせ「耳鼻科に行けとか、そのあとは精神科だな」と 言われるに決まっている。 親友であり悪友の嶋崎翔は、10歳以上も歳が離れた 担任の女性教諭鮎川ことアユと本気で結婚しようと思っている。 進学教室に通いすがらそんな話ばかりで、 なかなか聞こえについて打ち明けるタイミングがない。 そんなとき、翔の家の近くで、明け方に火事が起こった。 しかしそれは、犯人がつかまらないまま不審火として処理されてしまう。 きっと賢いカラスがお寺の線香を落としたに違いないと推理する。 同じ時期に、同級生が学校に持ってきていた レアカードがなくなる事件が起こる。 そして、翔には視覚と聴覚の時間差が起きる、 担任教諭が後輩男子教諭のチョキこと波佐見先生を叱責しているのを目撃し 犯人が意外な人物だったこともあり、翔と親友の涼は唖然とする! 翔は「目に見えるものだけが真実とはかぎらない」と覚悟を決め、 弁護士を父に持つ涼とともに、二人だけで事件を解決しようとした。 途中週刊誌の記者を自認する被害児童の親が雇った探偵もどきとの 駆け引きもあり、罠をしかけて、ハサミの犯行を確認する。 そして一芝居をうったつもりの翔と涼のバディは事件を解決に導いた。 誰も傷つかないように。 ただ、生徒の私物を盗んだのに、ハサミがやめないのは、少しだけ不服だけど。 (アユもパパにもお見通しだったけどね) そんな事件がすぎて、親子は公園へ行く。 都立公園は小学生は無料で、パパが4回入園すればもとがとれる 年間パスポートを持っていることを知り、父子の絆をたしかめあう会話をする。 「やってしまったあとに心が揺れるのは卑怯だぞ」 正しさってなんだろう。大人の階段を昇る少年達の特異な姿と 父親の背中が頼もしく眩しく映る、心に響く意欲作。 東京都江戸川区北小岩出身。 75年(草卯)のDNA「鳳」の三合会局年に中央大学法学部法律学科を卒業。 葛飾区の信用組合勤務を経て、77年(灯巳)の主導DNA「禄」の天剋地冲年に 中央大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士前期課程(修士)を修了。 現在は亜細亜大学経営学部教授で、 井の頭恩賜公園近くの東京都武蔵野市御殿山または 東京都武蔵野市吉祥寺本町三丁目周辺に居住していると思われる斉藤は、 DNA「禄」主導で、柔らかな感謝と奉仕に、強い引力本能に支えられ温む。 才能も「禄」で、慈愛が全て。 「禄+鳳」は、なめらかな物言い。 「禄+調」は、繊細で独創的発想の実践者。 「禄+石」は、人を動かす。 「禄+禄」は、器用さはなく原則単独行動で、それも精神性。 「雨+禄+未月」は、堅実で手堅い。 「辰」年生まれ「雨亥」は、平時に静かで動乱で胸騒ぎ。 生き方を表す伴星は「禄」で、感謝に奉仕。主人公は興味本位。 物事の始めの洩星は「石」で、共同で始める。仲の良い友人同士。 締めにあたる導星は「禄」で、他人が終了。 探偵もどきや先生という大人の介入。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の存在感ある灯台のある入り江。 汽水域なので弾けるような勢い。 総エネルギー230点とそれなりで自身の水性90点は、 たとえ夏生まれでも気力は万全だが守護神金性ゼロ(DNA龍/玉なし)は、 親縁なく生地生家によりつけず、実際母親5人の兄弟7人は異様。 となると生きていくためには、無限大の創造力を使わねばならず、 それが持続してこれまでできたのは、さすが子丑天冲殺であろう。 年干支の「海辰」は、頭の回転早く芸術的センスあり、 自己顕示欲も所有するが、決めたことは最後までやり遂げる。 月干支の「灯未」は、クールに見えて熱い。 まるで燻るように、諦めないで、徹底して乗りこえようとする。 そそて日干支の「雨亥」は、忍耐強いが慎重で一見小心者だが、 目立たぬところで努力をして、渋い技ありの仕事をする。 干支番号構成は、29-44-60で南方西方北方で東方なしで、 不確かな生き方はしない、良き市民の代表であろうか。 後天運は初旬「7歳山申」は、DNA「司」の干合支害。 日干が「灯」になれば、月干「灯」と年干「海」をいれて 干合木性天干一気の集中力が生まれるが、子供であることは変わりなし。 歯科医から船医あがりの父親は大学病院に勤務後、 開業して地元医療に貢献する名士も、 母親5人で兄弟7人は異常環境で、それが内側の害。 DNA「石」の支合年の62年(海寅)の忌み神支合年には、 兄とともに山で遭難しかけるが、もちこたえ生還。 散々だったが後年の人間形成には役立ったはず。 2旬「17歳畑酉」は、DNA「車」で多忙。 大学をでて地元企業勤務のあと一念発起で大学院へ行き、 学問の世界には変則方三位へと進む。 3旬「27歳鉄戌」は、DNA「玉」でありえない金性の応援で、 当初は生活していくために、非常勤講師時代に、 「玉」は親目線から使用し、児童文学の世界へ投稿から入り込み、 淀みのない流れを引きよせ、我が世の春へと向かう。 4旬「37歳宝亥」は、DNA「龍」の半会で新たな挑戦。 流れのなかで認められていくのに、学問の世界を諦めないのは、 強い意志のあらわれで、芯の強さになっていく。 5旬「47歳海子」は、年干支「海辰」の大半会を伴う 月干「灯」の干合は、進み行く方向をぶれなく受け止めた。 さらにはDNA「石」の10年運天冲殺まではじまり、 自動運転装置は、何でも受け入れ求められれば、 逞しい生活力で認知度もあがっていった。 6旬「57歳雨丑」は、DNA「貫」の10年運天冲殺で、 月干支「灯未」の天剋地冲は立場の変化で、学者の面でも認められる。 思うがままに、ひねりの利かせた文章で席巻。 現在の7旬「67歳木寅」は、DNA「調」の支合で、 さらなる独創的世界感の構築で、ターボ運(子丑天冲殺廻り)も始まり、 10年運天冲殺とまた違う意味で、次元の高い目立ちかたをする。 今後は8旬「77歳草卯」が、DNA「鳳」の半会で、 月支「未」VS日支「亥」のからむ三合会局となり、 これまで蓄積したものを一気に放出する仕上げになる予定だ。 さて斉藤はSNSを発信するわけでもなく、私生活はまったく見えてこない。 出自が複雑なので縁がないともとれるが、配偶者成分になる土性の存在はあり、 過去を補うように、家庭があり子供もいて、孫もいるのかもしれない。 はたまたこの世界感は感謝と奉仕なので、 無限大の創造力を発揮するばかりか、綿密な取材を行っているのだろうか。 とはいえ土性があろうと、それが産みだす金性はないので、 親と縁がないように、子にも縁がないという可能性もある。 誰にでも好かれる夏の雨の主導DNAの「禄」は、謎だ。 この人の周囲は眺めがさぞかし良いことだろう☆ |
■2022年11月16日(水)雨酉 |
有吉玉青○ルコネサンス 父娘の承認は自伝に非ずも嘘から真になる |
○84年(木子)のDNA「調」の夢の中の大学三年時の夏休みに、 英国への短期留学中に、体験ではなく頭で書いていると言われた異才で 売れっ子作家だったが芥川賞・直木賞などには無縁だった 母・有吉佐和子(1931-0120/草亥)の急逝に遭い、 大学大学院在学中の89年(畑巳)のDNA「車」の天剋地冲年に、 母との思い出を綴った「身がわり」を刊行し、 同作で第5回坪田譲治文学賞(90-0108/雨酉)を受賞。 93年(雨酉)、ニューヨーク大学大学院留学を終え帰国後、 本格的に執筆活動を開始。 94年(木戌)の主導DNA「調」年に初の長編小説「黄色いリボン」を発表。 以後、小説、エッセイと幅広い執筆活動を行い、 14年(木午)の主導DNA「調」年には、「紀の川」のモデルでもある 最愛の祖母への想いを描いた「ソボちゃん」で注目を集めた、 有吉玉青(63-1116/雨亥)が、DNA「玉」の天冲殺年から一年間にわたって 「小説すばる」の連載していた半自伝的小説で、ドン・コサック合唱団、 ボリショイ・バレエ、ウィーン合唱団、ピカソ展、ソニー・ロリンズ、 北京曲技団など著名な興行師(呼び屋)で、一度破産するも 居酒屋「北の家族」を創業して成功者に返り咲いた 父親である神彰(1922-0627/陽寅)との想い出が題材の 相互承認〜お互いの目標の追求の自由を認め、 疎外を乗り越えるという『ルコネサンス』を、 04月30日(雨丑)の天干一気強化天冲殺日に上梓している。 大学院でサルトルを学ぶ中条珠絵は、 (掌中の玉とフェルメールの絵に由来する名前) 亡き祖母と母(母は会計士の会社を経営していたという設定) と暮らした一軒家で一人暮らしを続けていた。 生後すぐに父母は離婚し、父とは二十数年会っていなかったが、 「お父さんに、会ってみないか」。ある日、伯父から再会を勧められる。 父(ジンさん)はかつては著名な興行師であり、 事業の失敗から、妻子に迷惑をかけぬように家をでて、 整理がついたならば戻ってくるはずだったが、 新たな事業の成功と共に別の女性と暮らすようになり、 創業した居酒屋チェーンは隆盛を極め二度目の成功を成し遂げていた。 また、漠然とした父への思いを小説にしたため 新人賞に応募して、受賞は逃すも認められて 大学院での哲学研究とは別に作家への道を歩もうとしていた。 そんな折り、父の知人から父が胃を全摘出して弱気になり、 「会いたがっている」という手紙を受け取る。 26年も会っていなかったが、迷った末に伯父には内緒で、 駆けだし作家のナカジョウアマト(中条海女人として) 偶然を装い指定された銀座のバーへ「アンプ」へ通い、 チンザノロッソのロックを飲みながら、まるでイタズラっこのように、 娘と名乗らないままに食事を重ね、恋愛にも似た感情を覚えるが、 父は始めから気付いており、自分の会社の社員には 「うちのお嬢さんだ」と照れながら紹介し、 居酒屋のメニューへの意見をするような立場にもなる。 上を向いて、お寿司を吸い込むように食べるシーンは印象的。 そうして実存主義者だった私は「なりたい私」ではなく、 ジンさんと読んでいた父に強く影響を受けていく快感を覚える。 「お母さんも、おばあちゃんも、もういないんだろう。 なんとか力になりたかった。作家になりたいなら応援したい・ いろんなこといを教えて、いろんなことを経験させてやりたかった」。 悔しくて泣いた。 大学のテニスサークルで知り合い、卒業後はシステム開発の仕事をしている 半同棲相手の間宮征太郎との結婚を機に、改めて父娘としての再会を果たすも、 家族であれば持っているはずの共通の思い出がないことに気づき、 親戚の多い郷里・函館への旅や父の闘病を経て、 ようやくたどり着いた父娘の在り方とはなんだったか。 事業の継承を望む父に向いていないと固辞しながらも、二度目の妻は死別、 広尾の高級マンションで会った三度目の妻には騙された父は、 鎌倉山に蟄居を決めるが、同居を求めると喜びながらも、 ほどなく体中がボロボロになっていた父の体調は急変する。 父娘がお互いを家族とふたたび認める(ルコネサンス)までの軌跡を描いた 自伝的手法を用いているが、著者の人生とは全て重なる訳ではなく 偵察→感謝→告白と静謐な光のなかで全ては奇跡のように調和した物語は、 美しく可愛らしく着飾ったようなせつなくも佳麗な作品に仕上がっている。 東京都杉並区堀之内に出生。誕生直後に両親が離婚し、母と祖母の下で育つ。 光塩幼稚園、光塩女子学院初等科、同中等科、 東京都立富士高等学校(母親も光塩→富士高校)から、 早稲田大学第一文学部哲学科を卒業し、 東京大学文学部美学藝術学科に学士入学し、 さらに東京大学大学院へ進む(修士課程中途退学)。 その後結婚、海外赴任した夫とともに渡米し、ニューヨークに滞在。 92年(海申)の天干一気強化害年にニューヨーク大学大学院演劇学科を修了。 現在も実家があった場所近くの杉並区堀之内在住の有吉は、 DNA「調」主導で、少女のような感性で、極端に鋭い発言。 「調+鳳」は、優雅で曖昧で、本人にとっては工夫した冷静な発信。 「調+貫」は、集団行動は苦手で、恩義を売るのも買うのも 苦手。 唯我独尊で世界は自分を中心に廻っていると感じている。 「雨+調+亥月」は、自己犠牲あれば見事な前進力。 「卯」年生まれ「雨亥」は、人と人の間にたつ。 生き方を表す伴星は「牽」で、真相を明かす。自分に厳しく権威を確立。 物事の始めの洩星は「貫」で、単独行動。 締めにあたる導星は「調」で、自己中心の小うるさい年寄り。 宿命の特長は、初冬午後十時頃の強力な雨で、 川ならば激流で、暗くて何も見えぬようで、その音だけが轟く。 総エネルギー222点はまずまずも、目上剋しの子丑天冲殺なばかりか 年干も月干も日干も「雨」の真性水性天干一気は、 その勢いで知恵を使って目上をやりこめる。 また地支には「亥」の「海」の根っ子があり、 たいがいのことでは微動だにせず、その気になれば何でもできる。 また、年支「卯」VS月支+日支「亥」の半会は、 75点の木性であり、天干は水性で地支は木性の二気格で、 潔い面があり、聡明さも際立つが、注意しないと、 守護神火性(DNA禄/司)も配偶者成分で稼働力の土性(DNA車/牽)も 創造力や学びの気持ちの金性(DNA龍/玉なし)もないわけで、 出自や後天環境により、相応に次元の低くない生き方ができたと思われるが それだけ特異な姿は、ないものを無限大に活かせる反面、 できぬと救いはなにもなく、ほぼ稼働しない。 その意味で、早くからの父親不在や、社会にでるタイミングでの 母親の不在は何よりのお試しであったはずだ、 天干が水性で地支が木性という自然の摂理には反しない 潔い反面、一歩間違えると、汚染しやすく難しい宿命。 年干支の「雨卯」は、貴族のような浮世離れした感性も、 基本的には、いわゆるところの良い人。 月干支と日干支の「雨亥」は、周囲を巻き込む。 自己のペースに引き込み頑固なまでも信念を曲げず。 忍耐強いが小心者で、安定できる足場を築いてから行動する。 現実性はさしてなく精神性の強い性癖。 干支番号構成は、西方と北方の一直線で妥協なし。 後天運は初旬「7歳木子」は、DNA「調」が独創的かつ偏りある人生。 主導DNAでもあり自己確立は、父親の不在で父母の正式な決裂(親権の委譲)。 さらに荒波に揉まれる10年運天冲殺だが、 鍛えられたのは、現実性より精神性というもの。 特別なのは、売れっ子だった母親の存在をおいてない。 2旬「17歳草丑」は、DNA「鳳」の10年運天冲殺。 結婚相手にも遭遇しているだろうし、 留学中に母親を亡くし、収拾がつかなかった時代。 母親の死には事件性も疑われたり、後処理も行い 母との思い出を綴った文章で文壇デビュー。 3旬「27歳陽寅」は、DNA「司」の支合。 ありえない火性の守護神で、相続もあったろうし、 結婚前に伯父のはからいで、当時は復活をとげていた父親と再会も、 その父親までも失ってしまう。 4旬「37歳灯卯」は、DNA「禄」の半会。 幅広い活動を展開し、自分らしい世界観の構築。 5旬「47歳山辰」は、DNA「牽」の名誉で、 進み行く方向性の変化で、生きていく覚悟。 真性水性天下一気から干合火性天干一気となり、 最愛の祖母への思いを描いた作品で派手に注目される。 現在の6旬「57歳畑巳」は、DNA「車」のありえない天剋地冲。 父親との関係性をようやく小説という形で表現する。 再注目には違いないが、清廉な水性が濁りかねず、体調は懸念。 今後は7旬「67歳鉄午」は、DNA「玉」のありえない金性で、 落ち着いた気持ちで過去を総括する。 8旬「77歳宝未」は、DNA「龍」のありえない金性の半会で、 新たな旅立ちであり全く縁のなかった世界に呼ばれるのか。 さて、有吉の専門は哲学で、本作にも随所にそれはうかがえるほど。 「ルコネサンス」とは再認識という意味で、 父との思い出を執筆にあたってあらかじめ温めていたもので、 出典は「オイディプス王」。 実際の父親との再会はもっと行儀がよく、 学生時代に出会った同棲相手と結婚するにあたり、 伯父からのはからいで、紹介されたのが真相で、 さすがに小説の世界ほど浪漫はなく、 実際は相当にくたびれた老人の風貌で小説とは大違い。 「面白い人」であってもときめくものは全くなかったという。 そりゃそうだろう。 守護神であろうと、共通干支はなく、干合するわけでもない。 また「自分が書くようになって、初めて母のことがわかったような 気がしますから、良かったと思います。 母は多忙で、根を詰めて仕事をしていたので、 それで早く死んだと思っていましたけれど、今はその逆のことを思うんですね。 母は体が弱くて、とても20歳まで生きられないと言われていたらしいのですが、 実際は、倍以上生きました。それは書いていたからだと。 書きたいから、書くのが楽しかったから生きられたんじゃないかって。 母には到底及びませんが、 自分がやってみて、そんなふうに思うようになりました。」だが、 その母親が53歳という若さで亡くなったのは、 結婚に不向きな日座冲殺の「草亥」が、 さらに子供までもうけたのだからやむなし。 相手が破産をしたため離婚して、復調しても戻らなかったのはそれが理由。 また結婚相手とも共通干があろうと、娘とは共通干はなく、 目上を学問でやりこめる水性の天干一気では、 母親が初旬条件のない10年運天冲殺害の害月の害日(84-0830)で、 娘の天冲殺で亡くなるのも納得できる。 なお、母親の死因は急性心不全だが、協調性和合性の害の10年運で、 「木」重なりの協調性和合性の宿命害切れで、 仲間との確執で心労があったものと思われるが、 これとて回避できなかったものではないが、 娘としては居合わせなかったのが幸か不幸かは別のところだろう。 さて、本作で描かれた父親は有吉の出会ったいい男たちの 集合体かもしれないが、共通干もない実際の父娘の関係は7年ほど。 70代も後半になって引越を突如してみたり、 最後には娘と暮らした地に戻ろうなんて考えたら命はもたない。 興味深いのは後継者のいなかった父親が娘に事業継承を願いでたこと。 子丑天冲殺がすんなりと親の事業を受託できるわけはないが、 火性ゼロは無限大の引力本能、土性ゼロは無限大の稼働力、 金性ゼロは無限大の創造力を思えば、 体験ではなく思想で作家としても地位を確立した母親のように、 また知恵ではなく感性だけの有吉ならでは商いになったかもしれない。 なお、有吉は既婚者だが子供はいない。 天干一気の子丑天冲殺が、年下と一緒にならねば、 「いい人だろうと何かが足りない」と感じるのに、 学食でナンパしてきた男とずるずると結婚までしてしまったほうに問題あり。 絶家運になるのは当たり前のことで、それはそれ☆ |
■2022年11月18日(金)草亥 |
加藤シゲアキ○チュベローズで待ってるにある優しい野蛮 |
○母親がジャニーズ好きの友人に相談し、 97年(灯丑)のDNA「車」の主導DNA天冲殺年に、 ジャニーズ事務所に履歴書を送り、 99年(畑卯)のDNA「龍」の対冲年にオーディションを経て入所。 中学受験で活動休止をはさみ、 03年(雨未)のあるえないDNA「鳳」年にNEWSとしてCDデビュー。 11年(宝卯)のDNA「貫」の納音年に、 活動名を「加藤成亮」から「加藤シゲアキ」に変更し、 「ピンクとグレー」で小説家デビューすることを発表。 16年(陽申)に「週刊SPA!」で連載されていた作品を 17年(灯酉)のDNA「車」年に「チュベローズで待ってる」が、 第8回Twitter文学賞(18-0303/木午)を受賞。 21年(宝丑)のDNA「貫」の大半会天冲殺年に「オルタネート」で、 第42回吉川英治文学新人賞(21-0302/畑酉)、 第8回高校生直木賞(21-0530/山寅)を受賞。 また、ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2021 小説部門 第1位。 エッセイ「できることならスティードで」で、 第10回うつのみや大賞(21-0612/宝卯) 特別賞受賞している 加藤シゲアキ(87-0711/宝酉)の 「チュベローズで待ってるAGE22」と 「チュベローズで待ってるAGE32」が、 07月01日(草卯)のDNA「禄」の天剋地冲日に文庫化された。 父親を業務上の事故で亡くし、その賠償金で大学まで通ったが、 祖母の認知症介護のために30年間勤務した銀行を退職した母。 その祖母が亡くなると母親は鬱病を発症し入院する。 恋人の恵は大手旅行代理店への就職することが決まり、 ゲーム好きの妹・芽々が中学受験する費用や 母親の入院費を捻出するためにも、良い会社に就職せねばならず、 バイトのシフトを増やせば就活への時間を割けなくなり、 就職浪人のために一浪を決意せねばならなくなった金平光太は、 カリスマホストの雫にスカウトされ、 歌舞伎町のホストクラブ「チュベローズ」で働きはじめた。 父のいない光太は家族の面倒を見なければならないのだ。 夜の世界の苛烈な洗礼を浴び戸惑う光太だが、 客としてやってきた女性・斉藤美津子が、 憧れのゲーム会社に勤めていることを知り、 彼女を誘惑して自らの夢に近づくために利用しようとする――。 「ごめんなさい。あなたを落としたのは、私です」 「他の方はあなたを採用しようとしていましたが、 私はあなたをとるべきでないと断固拒否しました。 理由は特にありません。強いて言えば、あなたと仕事をしていく イメージができなかったということでしょうか。 けれどもあなたは面接の受け答えも上手でしたし、 きっと他社で採用してもらえると思っていまいした。」 最後の最後、一縷の望みをたっておいて、これはない。 「俺の言うことを聞いて。どんなことでも。」 それから一年、マキャベリの君主論を精神的支柱に、 彼女の特訓と餌付けにより、圧迫面接に耐え、 自分を不採用にしたゲーム会社の親会社に挑む。 野心と策略が渦を巻く、最も危険なノワール・エンタテインメント、開幕編に、 「きみの意志なんか、どこにもないんだよ。」 32歳。愛する人はなぜ死を選んだ。 衝撃のジェットコースター・ミステリ、完結編は、 気鋭のゲームクリエーターになった32歳の光太。 自社のゲームが不祥事に見舞われるが、 チュベローズ時代の仲間たちの助けを借りて、 事態は会社を罠に嵌めようとする組織の裏工作だと突き止める。 そして意外な黒幕との再会。そして管理室にある秘密。 上司の八千草とともに収拾に奔走する一方、 光太は美津子の甥で今やナンバーワンホストになったユースケとともに、 彼女をめぐる真相に向き合う。 「ありがとう 私を求めてくれて」「あなたにあえたことが嬉しかったから」 広島県広島市に誕生。91年(宝未)から大阪府豊中市に、 97年(灯丑)の主導DNA天冲殺年より神奈川県横浜市港北区日吉本町へ。 青山学院中等部・高等部を経て、青山学院大学法学部を卒業で、 現在は都内在住と思われる加藤は、DNA「車」主導で犠牲的。 反撃素早く、何かのために危険な方向にも行きやすい素朴構造。 「車+禄」は、縛られることのない自由発想! 「車+貫」は、正直だけど短気。 「車」×3もあり、本能的に生きるという暗示も。 「宝+車+未月」は、いぶし銀のようであり、 仲間は多くはないが信頼できる友あり。 「卯」年生まれ「宝酉」は、モメると本性あらわになる。 生き方を表す伴星は「調」で、感性豊かな奇異な日常。 物事の始めの洩星は「禄」で、誰かにその気にさせられる。 締めにあたる導星は「車」で、全部なくしても構わない。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の多忙な点滅する信号機。 総エネルギー168点は軽やかだが、 オレンジ色の灼熱の火性は69点と熱く痛めつけてくるし、 真っ赤な陽光なら干合中和で救いもあるが、 ファンという不特定多数の女性は少なくないが、親愛なる相手はなし。 36点の緑色の木性は、大切にせねばならぬし、 23点の黄色の土性は、一応創造力の源で無碍にできず、 自身の金性は40点も、溶ける危機。 回避したくても水性ゼロ(DNA鳳/調なし)は、丁寧にのんびりは使えず、 野人なので無限大の発信あるのみで、勝手知ったる業界や、 詳細しらずも、それらしく置き換えてしまえば問題なし。 年干支「灯卯」VS月干支「灯未」の大半会は、 その気になれば気の利いた前進気勢旺盛で、 年干支「灯卯」VS日干支「宝酉」の天剋地冲は、 常に犠牲を作らねば、無に帰す。 年干支の「灯卯」は、観察しつくしてから徹底して走る。 月干支の「灯未」は、クールを装うも中身は熱い。 そして日干支の「宝酉」は、博学傾向も実は毒にも薬にもならない。 干支番号構成は04-44-58で東方西方北方で、広いようで狭い。 後天運は、初旬「1歳陽午」は、DNA「牽」の役目役割。 社会常識が自然と備わり、いわゆる格好良さが付加。 早期稼働運だが、いささか速度が劣る子丑でも強力。 特に月支の支合は、安定感を産みだし、夢の世界のまとめか。 2旬「11歳草巳」は、DNA「禄」の半会。魅力成分の全開で、CDデビュー。 3旬「21歳木辰」は、DNA「司」の支合で堅実。一念発起し、作家デビュー。 現在の4旬「31歳雨卯」は、DNA「鳳」の対冲で、 ありえない成分がいきわたり、吉川英治文学賞を受賞。 今後は5旬「41歳海寅」が、DNA「調」でありえない先鋭。 年干と月干の干合変化により忌み神「灯」は「草」になり、 進み行く方向ばかりか大転身もあるが、作家専業に良いものだろうかは微妙。 6旬「51歳宝丑」は、DNA「貫」の大半会10年運天冲殺で、 流れにのっていれば「丑」内「雨」の勢いもあり、 さらには月干支「灯未」の天剋地冲もあり、立場も格段にあがる。 7旬「61歳鉄子」は、DNA「石」の10年運天冲殺で、 「子」内「雨」の恩恵もあり、変剋律30年の始まりは、 仲間や周囲のために苦悩すれば才能が磨かれる。 8旬「71歳畑亥」は、DNA「龍」の年支「卯」VS月支「未」に連なる 三合会局であり、世界は大きく拡がるように見えるが 10年運天冲殺20年のあとでは感謝と奉仕が万全でないと、 初旬条件もないので、事件に巻き込まれて失速もなきにしもあらず。 「亥」内「海」は辛うじて支えるも、新たな方向性に苦悩あり。 さて、加藤は芸能界以外の社会経験はない。なのでホストクラブのオーナーは、 事務所を起こして多くの若者達を指導した故人の断面が見え隠れするし、 そこで展開される接客の基本はファンサービスの延長で、 ホスト達の生活や生きざまは、正にザ・芸能界。 また後半の社会人編にしても、嫌いではないだろうゲーム業界に、 いわゆるテレビ局などマスコミ世界を投影させたもので、 加藤らしいといえば加藤らしいのだろうが、 文庫化による分冊はその落差を象徴するとはいえ、 必要があったのだろうか疑念を持つ。 また、芸能界から引退して成長する可能性も否定出来ないが、 あくまでもストーリー性とファンに支えられた感は否めず、 高い文学性をこれから磨いて行くには、中途半端ではない、 それこそありもしない成分を生成せねばならず、並大抵ではないし、 いまの立ち位置が丁度良いのでないだろうか。 かつての栄華を求めることは叶わないNEWSと仲間。 そこにチュベローズを投影させているのかもしれない。それだけ☆ |
■2022年11月22日(火)畑卯 |
平松洋子○おあげさんが求める秘密の汁気 |
○大学在学中からライターとして仕事を始め、 卒業後、食文化や暮らしをテーマに、アジアを中心に世界各地を取材。 「とっておきのベトナム家庭料理」など 現地の食卓を紹介した本が注目を集める。 06年(陽戌)のDNA「玉」年天冲殺年に「買えない味」で、 Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。 12年(海辰)のありえないDNA「司」年に「野蛮な読書」の ありえない「海」重なりには、第28回講談社エッセイ賞(12-0720/海午)を受賞。 今年(22年/海寅)になって「父のビスコ」で、 第73回読売文学賞(22-0201)を受賞している平松洋子(58-0221/畑巳)が、 『おあげさん』を06月11日(草未)のDNA「車」日に上梓した。 「揚げ文学」ここに誕生。 油揚げ愛が溢れすぎる史上初「油揚げのこと」ばかりを書いた29編が誕生! 豆腐を薄く切って油で揚げた「油揚げ」。 いつも冷蔵庫にあって「出しゃばらないのに頼もしい」という存在は 理想の男性像のようでもあり。(本当か〜) 煮てよし、焼いてよし、そのうえ安い! と、いうことなし。ごはんのおかずやつまみにもなる万能ぶり! 日本独特のこの健康食に異常な愛を見せる、史上初の油揚げ本。 作られる料理には、必ず油揚げが登場する。時には主役、味な脇役。 主役をくいながらも存分の存在感を示す正しい食品! 「がんも」と「ひろうす」の違いなど語源ばかりか その風合いにも言及し、ともかく深いのに簡単。 「お勝手をする」は仕事をする。一歩外にでれば、油揚げを探す日常。 狐様信仰。家族との思い出話、友人の打ち明け話、作家の油揚げ、 松山あげ、伊東のお稲荷さん、江戸時代の油揚げ、 ミナミのきざみうどん、ショーケンから織田作之助まで。 「ふつうの豆腐よりニガリを強く打ってつくります。 米油で三度手揚げする」など、素人には驚きの油揚げ業界。 冷や奴とは違う、調味料との和合が奏でる油揚げ! レシピはあくまでも参考に、いくらでも工夫次第! あふれる「揚げ愛」と食欲に満ちた偏愛本の極致、ここにあり! 酒呑みにも下戸にも嬉しい〜油揚げにまつわるエッセイ、 旅する油揚げエッセイ、油揚げ対談、 日々の料理(お手軽レシピ)など29編を堪能! 岡山県倉敷市出身。清心中学校・清心女子高等学校から、 東京女子大学文理学部社会学科を卒業し、 大学進学時には、東京都国立市に住み、 その後杉並区高円寺北および阿佐谷近辺で数年間暮らし、 結婚と前後して、東京都杉並区西荻北在住の平松は、 DNA「牽」主導で、生活様式という形にこだわり自己責任。 才能はこの「牽」で、格好を良くする丹精な気持ち。 現実性強いように見えて、非組織的のため商いに結びつかず。 「牽+石」は、気配りはするが、究極は自分のため。 「牽+玉」は、伝統を現世に蘇生させ用意周到の満足させる。 「牽+牽」は、本能的に走り失敗すること成功体験もあるが、 柔らかな後悔を感じるしかない。 「畑+牽+寅月」は、特殊技能者。 「戌」年生まれ「畑巳」は、困り果てたら動かぬが吉。 生き方を表す伴星は「禄」で、つかみどころのない人生。 物事の始めの洩星は「石」で、何かのついでや共同で。 締めにあたる導星は「牽」で、名を残す者となる。 宿命の特長は、午前四時頃の山間の森に囲まれた盆地。 自己の領域を汚されぬよう「山」の防護壁があり、 そして深い森は食糧貯蔵庫でもあり、第二の防衛線としての役割だが、 総エネルギー265点中自身の土性は120点と身強で、 引力本能になると同時に、木性の稼働力は42点。 守護神火性は70点あるが、虚の陽光が未だ昇りきらぬなかで、 地熱だけは確かで、頼るれるのは、その方向の旧き熱気。 発信力の金性は33点で心許ないが、それ以上に心配なのは、 水性ゼロ(DNA禄/司なし)で、家庭運皆無となり、堅実さなし。 その気にならねば、稼ぎもなく生活がなりたたず。 とはいえ裏返せば、無限大もあるわけで、 早い段階から正体不明の異性の存在は意識させ、それを頼られねば困難。 ただし、ないものを無理矢理使っているので、 自己か相手かはともかく疲弊しやすく、 未来永劫となると甚だ怪しいが、努力の産物といえよう。 本書においても汁物が少なくないのは、そのため。 また月干「木」と日干「畑」が干合すれば。 月干は「山」となり、年干の「山」をいれて干合土性天干一気になり、 まるで地震なみに世界を揺るがす存在になるのか、 活かしきれねば、埋もれるだけの人で自爆もしやすい。 また、月干支「木寅」VS日干支「畑巳」の干合支害は、 破調の美ともとれるが、ろくでもない異性に騙されたり、 自らそこに飛びこんでいくものだが病みやすい。 そして同化すれば前述の通り土性化し、 ともすれば、連れ合いは仲間や同志的に変化してゆき、 ときめくものは薄らいでゆく。 また、森を支える地面は毒もあり、年支「戌」VS月支「寅」の半会で 火性が生成されるばかりか日支の「巳」はもとより火性で、 毒のある地熱が地表にでてくれば、安心して通り抜けることはない。 爆発すればキレやすく、地雷地帯ともいえなくないが、 そうなると水の補給もない戦場なり要塞化しており、 眺めるにはいいが、希有な魅力は近寄りがたい存在で、 他者が真似るようなものでもない。 年干支の「山戌」は、守備本能が異様に強く頑固で凝り性。 因縁のある家系で、数代前に血濁あり。 見た目とは別に繊細で実は暗いという矛盾を抱える。 月干支の「木寅」は、ムードメーカーで、調整役なり、 世間の安全弁を気取りながら、自己の立ち位置を守る。 そして日干支の「畑巳」は、穏やかに見え小心。 心が不安定なため、安定を求めるために我欲、 威圧的ではなく庶民的だが、時に組織内の重要人物なり、 大切なものを腐れたり亡き者にする、いわゆる白蟻。 時間をかけて侵蝕してゆく怖い存在。 干支番号構成は、35--51-06で西方北方東方で南方欠け。 ざわめくようで、不得意領域は存在する。 後天運は、初旬「6歳雨丑」は、DNA「禄」の強い引力本能与えられる。 ありえない成分なのでありがたく、挫折しない可能性が見いだされる。 この感覚を生涯持ち続けていれば、大きく崩れはしない。 年干「山」と干合すれば、10年運環境は「灯丑」になり、 日干支「畑巳」と大半会的になるため(初旬のみ灯と畑は同格)、 後天成功運型をあたえられ、大きく飛躍する可能性あり。 2旬「16歳海子」は、DNA「司」の堅実志向。 ありえない水性の到来で、不思議な魅力を発揮して引きよせる。 自己の生活基盤を考慮しながら、地道な時代。 3旬「26歳宝亥」は、DNA「鳳」の宿命害切れ10年運天冲殺で、 宿命害切れで、不明朗さは吹き飛び運気も豊かな風情。 運気は格段に上がりその気になって、出産も経験。 4旬「36歳鉄戌」は、DNA「調」の10年運天冲殺で、気づかい。 自信をもって、実績を積む。 5旬「46歳畑酉」は、DNA「貫」の大半会で、 月干「木」の干合は進み行く方向性の変化。 月干は「山」になるので、年干の「山」と日干「畑」の 干合土性天干一気強化で、集中力も際立ち、やたら目立つ。 Bunkamuraドゥマゴ文学賞に第28回講談社エッセイ賞を受賞。 現在の6旬「56歳山申」はDNA「石」の埋もれぬ人間力の強化。 月干支「木寅」の天剋地冲ばかりか、宿命害切れまであり、 腹をくくって、立場の変更もあり、第73回読売文学賞も受賞。 今後は7旬「66歳灯未」が、DNA「龍」の守護神で、 新たな体験、方向性を模索。 8旬「76歳陽午」は、DNA「玉」の落ち着きとはいっても、 年支「戌」VS月支「寅」のからむ三合会局で、 熱い世界が大きく拡がり、地支の火性一気格も強化で、 世間がほっておかない熱い晩年になるはず。 さて、油揚げである。できたてを手軽にそのまま軽くあぶって、 生姜醤油でいただくことから、平松が紹介しているようなレシピも あげれば切りが無いほど重宝する魔法の食材。 健康に気づかうのは、干合支害持ちとして当然の流れで、生きる術。 結婚経験はあるようだが、さすがに干合土性天干一気で、 内側がその干合支害で、水性ゼロ(DNA禄/司なし)では、 夫の存在などどうでも良くなってしまう。 子供は娘である画家で、82年(海戌)生まれの平松麻だが、 生年冲殺とはいえありえない水性天冲殺の夢の中でないと 出産もしなかったであろうから、平松が外で活動しているとはいえ 夫をあらわす「木」は月干支に燦然とあろうと、 水がない宿命であれば成長叶わず干からびるのが常。 いろいろ大変だね〜☆ |
■2022年11月24日(木)宝巳 |
川和田恵真○マイスモールランドの小さくない衝撃 |
○大学在学中に制作した映画「circle」が、 13年(雨巳)のありえないDNA「司」年の 第25回東京学生映画祭で準グランプリを受賞。 14年(木午)のDNA「車」の刑年に「分福」に所属し、 是枝裕和(62-0606/草亥)監督の作品などで監督助手を務め、 18年(山戌)の大半会年には、 第23回釜山国際映画祭「アジアン・プロジェクト・マーケット」で、 アルテ国際賞を受賞。 22年(海寅)のありえないDNA「禄」の三合会局年には、 「マイスモールランド」で商業長編映画デビュー。 同作品が第72回ベルリン国際映画祭のジェネレーション部門に正式招待、 アムネスティ国際映画賞(22-0218/海寅)で特別表彰を授与。 またWorld Cinema Amsterdamにて エクスチェンジアワード(22-0829/木寅)を受賞。 ポーランドの映画祭 International Young Audience Film Festival Ale Kino!にて 最高賞Golden Goats賞(22-1007/雨巳)を受賞した 川和田恵真(91-1015/山午)が、 同作を04月25日(山申)にノベライズ化している。 ここにいたい。願うことさえ罪なの〜 日本で暮らすクルド人少女の願いと闘いの物語。 「覚えていることと、忘れてしまったこと。 どちらも繋ぎ合わせた、私のほんとう。 あなたに伝えたい。けれど、きっと伝えない。」 私の生まれた村は、トルコの南のほう、シリアに近いところ。 5歳の時に村が襲撃され、丸一日近くバスに乗って、 見たことのない大都会まで来て、そのまま空港から飛行機に乗ってしまった。 どこへ行くかもしらないまま。 この時まだ彼女は、東京という地名さえ知らず、 知っているのは、近くの公園や学校の名前がついていた、川口。 父親は工事現場の日雇いに行き、 妹のアーリン(中1)や弟のロビン(小1)も産まれた。 小学校や中学校には、ハーフのや韓国系・中国系の子もいた。 でも、私ほど外見が他のみんなと違う子はいなかった。 やがて母親の体調が優れなくなり 「難民は治らない病気よ」と言ってなくなり、 日本で葬式をして遺体はトルコにおくられた。 故郷にいられなくなったのは、クルドの自由のために、 父親が声をあげ憲兵に捕まったからで、 少しでも日本で問題を起こせば、強制送還されて殺される。 小学生の時には醜い苛めにもあった、 今では面倒なのでドイツ人の血が入っていると嘘をつき、 難民申請者であることをまわりに隠している。 大学へ行って教員になるのが夢な 埼玉の高校に通うクルド人の少女サーリャは、 身元を偽って自転車で荒川を渡り、 奨学金申請のために、学業も手を抜けないが、 赤羽のコンビニのレジ係をはじめ学費をためようとする。 そこでは、店長が伯父さんという 親切な東京の高校生・グラフィックアートが好きな崎山聡太と出会う。 県境を流れる荒川の岸辺で、少しずつ心を通わせていく二人。 右と左の頬に、キスの音を空に鳴らすクルドの挨拶もした。 しかしある日突然、在留資格を失ったサーリャの家族は、 就労を禁じられ、自由に移動することもできなくなる・・・・・。 父親は収監され、いつ送還されてもおかしくない。 聡太の母親からは交際を反対され、バイトまで失い、 同級生に誘われ、パパ活もするようになるが、嫌だ。 そんな時、父親は送還されることを選ぶ。 それと引き替えに子供達の在留資格がとれるらしいのだ。 誰が国境をひけるというのだ。 「私は自分の足で、大地を踏んでいる。息を吸って吐く。 たしかに生きている。あなたと私たちの未来に、光がありますように」。 現代社会の不条理を、居場所を求めて闘う一人の少女の視点で描き、 ベルリン映画祭で高く評価された映画「マイスモールランド」を 監督自ら小説化した意欲作は、健気な青春を切り取っている。 英国人の父親と日本人の母親を持ち千葉県内に誕生し、 早稲田大学を卒業するも学部は不明で現在も「分福」に所属する 川和田は、DNA「調」主導で、特別な理由付けの反発反抗で、 芸術性の高いきらびやかな感性。 「調+玉」は、特殊な事情や界隈以外については、 興味もなければ考えている余裕なし。 博識にみえて、一般日常生活には不適合。 才能は「玉」で、自身の血脈を考察し武器にする。 「調+石」は、理屈一辺倒で、そこには特別な主張あり。 「調+調」は、通俗的常識には無縁で想念に支配されている。 「調+貫」は、集団行動は苦手で例え組織に属そうと恩義通用せず。 「山+調+戌月」は、執念深い。 「未」年生まれ「山午」は、困ったら不動。 生き方を表す伴星は「龍」で、常に変化を求める。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。 締めにあたる導星は「調」で、自己中心。 宿命の特長は、晩秋午後八時頃の人里離れた山で、 僅かな枯れ草に紛れて特別に出土された 稀少な宝物を闇にまみれて売りさばく場所。 あるいはそれらを利用した健康ランドのようなもの。 総エネルギー274点中土性129点の抜群の存在感で、 他者を圧倒する有無を言わせない畏怖。 月支「戌」VS日支「午」の半会で火性が生成され 年支「未」は土用とはいえ火性なので、地支火性一気格的で、 火性81点以上に地熱の効用はあり、じんわりと熱い。 とはいえ最大級の問題点は水性ゼロ(DNA禄/司)なしは、 威圧感ばかりで優しい気持ちなく、いわゆる殿様商売。 水性があれば温泉になるものの、砂風呂。 配偶者成分も皆無のため、異性もよりつかないので、 男を強制連行して使うしかない反面、なんでもわかりやすい。 年干支の「宝未」は、用心深く懐疑の念。余計な発言はせず無言実行。 月干支の「山戌」は、見た目明るく内面繊細。頑固で凝り性。 血脈の異常は、両親の結婚が国際結婚でクリア。 そして日干支の「山午」は、才能開花は早いが、持て余しすぎ。 決断力に優れるが、粘ってもダメなら諦めも早いが、時と場合による。 干支番号構成は、08-35-55で東方西方北方で、浮ついたものなし。 後天運は、初旬「8歳畑亥」が、DNA「石」の協調性和合性。 妥協もあり、他者とは異なる場所を認識。 後天稼働条件はなく、異様な引力本能に、狡猾な知恵を働かす。 2旬「18歳鉄子」は、DNA「鳳」の10年運天冲殺対冲。 表現力の変更に破格の運気が無限大に拡がった。 華々しいデビューに様々な受賞。 現在の3旬「28歳宝丑」は、DNA「調」の独創的気づかいの 10年運天冲殺も害。主導DNAでもあり自己確立になり、 その気になりすぎると裏切られる可能性もあるが、 年干支「宝未」の納音も加味すれば、 大仕事ではない細かな神経を使う仕事を振られるあたりか。 映画をとりたくても、TVでの仕事など。 4旬「38歳海寅」は、ありえないDNA「禄」の三合会局。 感謝と奉仕の気持ちが強まれば、手堅く復調。 月支「戌」VS日支「午」のからむ火性強化は 若い人をさらに利用して燃焼。 5旬「48歳雨卯」は、ありえないDNA「司」の地道堅実。 進み行く方向の変化は、月干と日干を「陽」にするために、 これが年干「宝」と二次干合すれば、 年干は「雨」で月干と日干は「海」になり、 干合水性天干一気になり、知恵策略をめぐらし、上を吹き飛ばす。 6旬「58歳木辰」は、DNA「車」で危険。 月干支「山戌」の天剋地冲もあり、立場もなくなり、 長く続いた好調期間の終焉濃厚も、戦う場でもあれば別。 7旬「68歳草巳」は、DNA「牽」の名誉不名誉。 日支「午」に年支「未」に「巳」の方三位は、 夢目的の熱い想念がさらに燃え盛る。 8旬「78歳陽午」は、DNA「龍」の改良改革の刑。 終わりに近づくとは思えば、年干支「宝丑」との干合支害で、 もはやまともに前進気勢はないと思われるが、 年干は「雨」に変質するので、これが月干と日干の「山」と さらに干合すれば、年干は「灯」に月干と日干は「陽」になり、 変則干合火性天干一気は地支火性一気格とあわせ、 全火性格、すなわち炎上格となり、燃焼なのか消滅なのか。 さて、15年(草未)のDNA「牽」年に、 イスラム国と戦っている女性兵士の写真を見て、 世界最大の少数民族、クルド人の存在を知った川和田。 「どうして自分や家族の居場所を守るために 自分たちで戦っているんだろう」と疑問を抱き、 調べると、日本にも2千人ほどが暮らしていること、 難民申請が認められず大変苦しい状況にあることを初めて知り、 いろんな家庭を訪問する中で、これをドキュメンタリーとして伝えるか、 フィクションとして伝えるかと考えたとき、 「客観的な伝え方ではなく自分事として見られる物語を作りたい」と思って、 フィクション映画の企画を立てたという。 監督自身のミックスルーツの経験や クルド人からクルドの血をひいていると思われたりするなかで、 難民としてやってきた世代と、親と子が同じ言語で話せない家族や、 誰かを挟まなければ会話ができない状況を見て、 世代間で文化にギャップを抱える家庭生活の影響を感じて、 母親が日本人とドイツ人のハーフ、 父親がイラクやロシアにルーツを持つ元イラン人で、 五カ国の血が流れる嵐莉菜(04-0503/海午)を主演に起用。 嵐の本名は、リナ・カーフィザデーで、 生年冲殺は親の犠牲で、生日冲殺に互換冲殺まであり、 3旬「30歳草丑」は、DNA「調」の害にして、 「申」年生まれ「海午」は、内外シーソーで、 「車」主導は、健気で悲愴感いっぱい。 映画では実際の父親に妹弟まで出演するという手作り感いっぱい。 何かも手探りで実験的だが、 映画だけでは伝わらない世界を感じられるのは良い☆ |
■2022年11月29日(火)陽戌 |
高野文子○いずみさん、とっておいてはどうですかが懐かしい |
○漫画家として79年(畑未)のありえない土性の夢の中で、 無限大の発信力をあたえられ「JUNE」掲載の 「絶対安全剃刀」で商業誌デビュー。 従来の少女漫画とも少年・青年漫画とも隔絶した作風が注目され、 大友克洋(54-0414/鉄子)などとともに漫画界の「ニューウェーブ」の旗手。 デビュー30年にもかかわらず単行本7冊と寡作なのは、 夢の中始まりの無理がたたっているため。 強弱のない単純な線と独特な演出方法、 一読では理解しがたい心理描写などが特長。 第一作品集「絶対安全剃刀」は、82年(海戌)のDNA「牽」の干合年に刊行され、 第11回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。 02年(海午)のDNA「牽」の60年に一度の干合条件なし天冲殺の夢の中では、 作品集「黄色い本」が発表され、手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。 15年(草未)のDNA「龍」の天冲殺年には「ドミトリーともきんす」で、 第38回巖谷小波文芸賞を、 漫画家としては手塚治虫(1928-1103/灯未)以来 二人目の受賞者となった高野文子(57-1112※/灯亥)が、 いわゆる本業ではないが宿命に合致した感のある 『いずみさん、とっておいてはどうですか』を 09月21日(灯丑) のDNA「貫」日に上梓している。 同書は特別展ワークショップなどで関わっている 東京都大田区にある「登録有形文化財昭和の暮らし博物館」に 届いた荷物。その箱に入っていた人形やままごと道具、絵日記から、 高野と調査員が持ち主の姉妹の物語を読み解き、 その記憶の世界を再構成するというちょっぴり哀愁を帯びた 想い出を紹介する、昭和好き女子垂涎の書となっている。 新潟県新津市(現在の新潟市秋葉区)出身。 新潟県立新潟江南高等学校衛生看護科卒業後に上京し、 東京都立衛生看護専門学校を卒業の高野は DNA「玉」主導で、落ち着きのある感性で 旧いものを大切にしていく性癖で、 環境を著しく変化させたり、変えることに抵抗がある。 「玉+禄」は、良き家庭人で、計算され尽くした優しい生活。 才能は「禄」であり、手仕事への感謝と評価。 「玉+玉」は、我欲のない無理をしない自然体の生き方。 「玉+貫」は、今日明日を大切にして結果的に先につながれば良し。 「灯+玉+亥月」は、理解力判断力に優れ、 「酉」年生まれ「灯亥」は、働き者である。 生き方を表す伴星は「牽」で、埋もれたもの隠されたものを世にだす。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内のような周囲の助け。 締めにあたる導星は「貫」で、最後は一人でまとめる。 宿命の特長は、初冬午後十時頃の特別な展示物を照らす照明。 年干と日干の同一は、両天秤なので、 漫画家としての活動ばかりか古き良き物の研究者でもある。 総エネルギー180点は身弱ながら冬生まれの灯火は、 目印になるばかりか、人への救いになるため、喜ばれる存在。 守護神木性は42点で、それにより得る金性も50点、 水性の役割発揮は58点だが、自身の火性は30点しかなく、 働き者であるのに、徹底的には動ききれないが、 土性ゼロ(DNA鳳/調なし)は、遊びはなく真面目であり、 時に無限大の表現力もあるので、日常は寡黙でも、 その気になったら、一風変わった話も聞ける見込み。 とはいえ、あっけらかんとしたガサツな面も否めない。 年干支の「灯酉」は、情に厚く怖い物知らずで度胸あり。 月干支の「宝亥」は、閃きや思いつきの達人で、 日干支の「灯亥」は、喜怒哀楽の激しい理性より感覚で動く。 干支番号構成は、34-48-24で西方北方南方も比較的狭い範囲。 後天運は、初旬「9歳海子」は、DNA「牽」の役目役割。 変化はあったが、これといった稼働条件はないので、 しつけの良くできた、いわゆる昭和風の自尊心の高い子供。 2旬「19歳雨丑」は、DNA「車」の危険。上京もしたしデビューもした。 3旬「29歳木寅」は、主導DNA「玉」で守護神自己確立で安定。 月支も地支も支合でさらに盤石の現実に加え ターボ運(子丑天冲殺廻り)も始まり、何をしても目立つ。 4旬「39歳草卯」は、DNA「龍」の半会で、 手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。 5旬「49歳陽辰」は、DNA「石」の仲間作り。 月干干合で進み行く方向性の変化。巖谷小波文芸賞を受賞。 現在の6旬「59歳灯巳」は、DNA「貫」の納音。 年干支「灯酉」の大半会もありながら、 月干支「宝亥」の天剋地冲や日干支「灯亥」の納音で、 社会貢献へと舵の切り返しか。 今後は7旬「69歳山午」が、ありえないDNA「調」。 縁のない土性の10年運天冲殺で戸惑いも、 新たな発信なのか、偏りからくる息切れなのか。 8旬「79歳畑未」は、同じくありえないDNA「鳳」。 最晩年の縁遠い土性で、究極の発信力の半会。 気分良く抜けきれば面白いが、到達できるか否か。 できていれば20年でとてつもない奉仕活動になる。 さて、偏りある宿命が夢の中で評価されてしまったがために、 いわゆる本業が虚業になってしまった感もあるが、 だからといって終わりではなく、「昭和の暮らし博物館」とともに活動する 過去の見直しは、午未天冲殺の果てしない夢の裏返しであり 「玉」主導らしい、社会へのお返しという素晴らしい活動。 東京都豊島区千早に保存されていたお宝は、 高野より5年程上の世代との邂逅は、また午未天冲殺らしいこと。 故郷をあとにしても、こうして活かすことができる見本。 ゆっくりとなぞり、公開にまで漕ぎ着けた姿は美しい。 なお、高野は編集者の夫がいるようだが、 さすがに土性ゼロが実りある仕事で評価されているだけに、 子供はいない模様。それだけに仕事への姿勢は真摯である。 時間割、日記、お小遣い帳、人形、文房具など、 高度成長期を飾りながらも、さりげなく何気なく懐かしい。 いまはない豊島園や貴重なアーモンドチョコレート。 教師の「たいへんよくできました」のマーク。 父母が歴史家だけでは、残されるものではない。 この本を手にとってもらえば、過去を捨てさり葬りさるだけではなく、 整理して記憶に残るものとなっていくのがわかる☆ |
高野文子○57-1112※午前四時前生まれ |
灯宝灯木 亥亥酉+9 貫禄玉玉禄(玉主導) 木性(42)火性(30)土性(00)金性(50)水性(58)/総合180 午未天冲殺/天冲殺(69歳山午/79歳畑未) 主導DNA(28歳木寅)/ターボ運(28歳〜)/納音(59歳灯巳) 火性脆弱/土性ゼロ +9歳海子/19歳雨丑/29歳木寅/39歳草卯/49歳陽辰/59歳灯巳/69歳山午/79歳畑未〜 |
■2022年11月30日(水)灯亥 |
宮台真司が切りつけられた迷惑と矛盾と究極の悪目立ち○ |
○11月29日(陽戌)16時20分頃、 東京都八王子市南大沢の東京都立大南大沢キャンパスで 「男性が切られた」と目撃者から110番があった。 切りつけられたのは、都立大教授で社会学者の 宮台真司(59-0303/木申)で、 首付近を刃物のようなもので数カ所切り付けられて重傷。 病院に運ばれたが命に別条はないが処置に時間がかかっているという。 宮台はキャンパス内の歩道で 後ろから頭を殴られた上、切り付けられたという。 男は20〜30代とみられ、身長約180センチのがっちりとした体格。 髪は短めで、黒っぽいジャンパーとズボン姿で逃走中だったというが、 同キャンパスは京王線南大沢駅から程近く出入りも比較的自由だったという。 「制服少女たちの選択」、「終わりなき日常を生きろ」などの 著書がある宮台は、DNA「貫」主導で意固地。 「貫+龍」は、打ち解けるようで打ち解けない。 「貫+車」は、気が短い。 「貫+司」は、冷静に見えるだけ。 「貫+鳳」は、時代整合性あるように見せて無理ばかり。 「木+貫+寅月」は、生き方を変えるべきではないのに見直し多々。 「亥」年生まれ「木申」は、矛盾だらけ。 宿命の特長は、総エネルギー195点と身弱で、気だけは強く頑固で融通性なし。 さらには年干支「畑亥」VS日干支「木申」の干合支害持ちは、 究極の表裏で、当然のように恨みを買いやすい。 また、ろくでもない異性にも騙されやすく、 目上運の午未天冲殺にもかかわらず、若い女性と交流し、 離婚・再婚を繰り返し、三人の子供までいるのだから、 運気が安定するわけもないし、そこらじゅう敵だらけ。 現在の10年運はターボ運(子丑天冲殺廻り)付きの「59歳鉄申」で、 年支「亥」の害で進むに進めないDNA「車」の危険。 今年(22年/海寅)は害切れで、DNA「龍」のあらたな崩壊。 今月(11月/宝亥)は不名誉で、当日は「陽戌」日でよく目立った。 犯人は暗がりで確認できず、心当たりはないとコメントしているようだが、 本人はある程度は自覚しているはずだ☆ |
移 動 祝 祭 日○ 2 0 2 2 年/ 海 寅 |
22年01月分● 22年02月分● 22年03月分● 22年04月分● 22年05月分● 22年06月分● 22年07月分● 22年08月分● 22年09月分● 22年10月分● 22年11月分● 22年12月分● |
コラム総合○目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜) |
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