清く正しく美しく○幸せ発電所→運命向上委員会_BE○//著名人を誉めたり貶したりしながら自分を磨く！

★★★　■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★

★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★

見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する

○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆

2 0 2 3 年(雨卯)○07月畑未 // 移動祝祭日

■07月分一覧 (2023年○目次)

山国秀幸○オレンジ・ランプという諦めない人生(2023_0701)

小池水音○息に潜むものの夢の中(2023_0707)

永山千紗○マインドエラーが辛い八月の濡れた屋根裏部屋の秘密(2023_0713)

高野和明○踏切の幽霊に寄り添った優しさと切なさと(2023_0717)

永井紗耶子○木挽町のあだ討ちという壮大な絡繰り(2023_0719)

水野宇智○じごくかわいいえんまちゃんの行く末(2023_0723)

■2023年07月01日(土)鉄申

山国秀幸○オレンジ・ランプという諦めない人生

○実話から生まれた希望と再生の物語。06月30日(畑未)に、
貫地谷しほり(85-1212/草酉)と和田正人(79-0825/木子)で、
新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA ほかで
全国ロードショウ映画「オレンジ・ランプ」の
企画脚本プロデュースの山国秀幸(67-0104/山辰)が、
公開にさきがけて04月10日(山戌)に、ノベライズ化している。

妻や二人の娘と暮らす39歳の只野晃一は、カーディーラーのトップ営業マン。
四百名あまりのお客様にも慕われ充実した毎日を送っていたが、
ある時から顧客の名前や約束を忘れ、会議を忘れ、
毎日娘たちの喜ぶバームクーヘンをおみやげにもって帰ったり、
とうとう自宅への帰り道も忘れてしまった。
などの異変を、感じるようになった。
いつか大切な家族のことも忘れてしまうのだろうか。
そんな彼にくだされた診断は、若年性アルツハイマー型認知症。
進行を遅らせることは出来ると言うが、2年で寝たきり余命もせいぜい10年。
不安と恐怖に押し潰され退社を決意する晃一と、
心配のあまり何でもしようとする妻。
しかし、あることがきっかけで人生を
諦めなくてもいいと気づくと希望が見えてきた。
同僚や周囲に励まされ、車通勤から電車通勤に切り替え、
退社も社長以下の励ましで思いとどまり・・・。
娘の反抗期も乗り切り、行政に認知症の人のサポート窓口までこさえた
「認知症になっても、人生終わりじゃない」
実在の人物をモデルにした諦めない工夫と感動と再生の物語。

介護・医療・地域創生などの社会課題を題材とした
エンターテインメント映画の企画・プロデュース、脚本を手掛け、
多くの作品で、原作・プロットを執筆。
市民上映会での展開を前提に、人が人を支える社会づくりに貢献する
映画製作「シネマソーシャル」を提唱。
17年(灯酉)に公開した映画「ケアニン～あなたでよかった～」の
国内外の上映会は千五百回を超え、現在も拡大中。
大阪府和泉市出身。学歴不明も、リクルートを皮切りに、
ユニバーサルエンターテインメント(ゲーム等エンターテイメント業界)。
株式会社ワンダーラボラトリー代表取締役・プロデューサー。
日本アミューズメント放送株式会社代表取締役で、
千葉県浦安市在住の山国は、「司」主導で純粋で真摯。
堅実なので家族を描かせたら天下一品。
才能もこの「司」で勤勉は成功の母と考える。
「司+玉」は、生きる術を説く、年配者の知恵。
「司+貫」は、急がない焦らない。
「司+鳳」は、誰にも負けるわけがいかない。
「司+龍」は、用心深い。
「山+司+子月」は、見てくれより激しい内面。
「午」年生まれ「山辰」は、必要性あれば勝負。
生き方を表す伴星は「調」で、独創的発想。
物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。
締めにあたる導星は「司」で、全ては自分の意志。

宿命の特長は、仲冬深夜零時頃の不自然な残光がある
むきだしの岩肌が一見派手に目立つ冬山だが、
総エネルギーは189点しかないので、身強とはいえず。
とはいえ自身の土性が70点は、小高いなりに目立ち。
近づいてみれば金性15点は、そう見えるだけで薄い層のようなもので、
派手な仕掛けは困難で、稼働力の木性も僅か23点。
守護神火性は45点といえども
残光とはいえ年干支「陽午」VS月干支「鉄子」の天剋地冲があり、
無理をして何らかの犠牲を発生させないと前進できず。
主導する方向の水性が36点で、あまりに採算重視だと崩れやすいか。
年干支の「陽午」は、他人を土俵にあげて自分も生き延びる。
月干支の「鉄子」は、自己愛の象徴。
そして日干支の「山辰」は、制約多いが苦難を受けながらも前進する。
干支番号構成は、43-37-05で西方2点に東方1点の鋭角領域。

後天運は初旬「1歳宝丑」が、DNA「調」の特別意識の強い
ありえない独創性が付加されるが、
年干支「陽午」と干合支害となり前進気勢にかげりありも、
10年運が「雨丑」となれば干合のDNA「司」で主導DNA的。
宿命は冷えるものの、対応力追加。
2旬「11歳海寅」は、DNA「禄」の感謝と奉仕。
引力本能強化に年支「午」の半会もあり俄然ヤル気。
ここでは、さすがに家もでたであろう。
3旬「21歳雨卯」は、DNA「司」の主導DNAで自己確立も、
干合支害があり、その気になれば裏切られる。
このあたりが職を転々とした理由も、自分らしさを手にするための苦悩。
4旬「31歳木辰」は、DNA「車」の刑。稼働力があがりヤル気はでても
衝突はありながらも、賑やかしい状態。
5旬「41歳草巳」は、DNA「牽」の進み行く方向性の変化。
日支「辰」と年支「午」をつなぐ変則方三位で、ひとつの形が見えた。
現在の6旬「51歳陽午」は、DNA「龍」の守護神で、
年干支の律音は、これまでになく仕事が順調に思えてくる。
今後は7旬「61歳灯未」は、DNA「玉」の守護神で、
より伝統的、かつ旧きものへの興味。
8旬「71歳山申」は、DNA「貫」の大半会で完成形といったところか。

私的面は殆どみえてこないが、
第一子男児(98-1205/陽戌)がいることはわかっているが
結婚相手との出会いは明らかに3旬「21歳雨卯」の干合支害が濃厚で、
午未天冲殺で、山国の年干支「陽午」を男児の日干支「陽戌」が応援する
好ましい関係といえようが、年干「山」と月干「雨」が宿命内干合すると、
それぞれ「陽」と「灯」になり、日干「陽」をいれて
火性の天干一気が成立するので、大きくなれば手に負えず
距離をおかねばならないというような印象だ。

さて、ここでは本編の主人公にして実在の人物である
丹野智文(74-0227/畑亥)にも触れておかねばなるまい。
総エネルギー245点の初春の「畑」で、年干は立派な「木」で栄誉。
月干は守護神火性の「陽」と、恵まれすぎたような宿命。
しかも木性は124点もあるのだし「畑亥」の異常干支は、
泥濘ながらも人と人をつなげる勝負師であり、
金性ゼロ(DNA鳳/調なし)は遊びなく、何でも仕事に結びつける。
惚れ惚れするような宿命を与えられており、
さすがにトヨタのトップセールマンであっただけあり。
とはいえ、それも初旬「2歳灯卯」が後天稼働運型があるばかりか、
さらに熱い火性の工夫ありの放浪癖的木性強化と、
2旬「12歳山辰」と3旬「22歳畑巳」の10年運天冲殺の加速によるものだが、
3旬の納音天冲殺で壊れてしまうくらい稼働したあとに、
4旬「32歳鉄午」で、ありえない金性の出現で、
ごつごつした石材に突如表面が覆われてしまい、
「畑」としての良さが失われてしまった結果。
これはそれまで飛ばしすぎてきたツケなのだが、
事前に察知して30代40代はスポーツなどではない、
精神性の強い趣味をもてなかったので若年性アルツハイマーに
陥ったもので、ひとまずのんびりゆっくりをすれば、
家族ばかりか組織など周囲の応援がある宿命なので立ち直れたもの。
現在の5旬「42歳宝未」はDNA「鳳」の遊び心溢れる成果ありなので、
今の活動があるわけだが、この生き方の変遷は
一過性の金銭物質をもたらすが活動の軸足を移してしまうのは感心しない。
というのも、アルツイハイマーはありえない金性の影響なので、
去ってしまえば、元通りといかないまでも相応に復調するだろうが、
次旬6旬「52歳海申」は、月干支「陽寅」の天剋地冲と
年支「寅」の対冲を伴うDNA「司」の害で、
堅実さが損なわれ家庭内や内側に問題が起きるばかりか、
腎機能や聴力に問題がでるなどの今度こそズバリ病気。
歳だと考えずに、そして欲深くなく生きて行けば最小限の損害ですむが、
医療費はかかるだろうという見立てだ。
7旬「62歳雨酉」のDNA「禄」の感謝と奉仕で生きれば、
8旬「72歳木戌」が、年干支「木寅」の大半会を伴う
DNA「牽」の特別条件付き10年運天冲殺で、
格別な役割がやってくるかもしれないが、
この生年月日の人が全て同じとは限らない。
子供が娘二人というところばかりか、当初は夫人の親に反対されたりなど、
特別の苦労をしたことからも、同期入社(96年)という出会いの時期が、
夫人の夢の中であるのではないかと推認する～☆

山国秀幸○67-0104

山鉄陽灯
辰子午+1
龍鳳貫司玉(司主導)
木性(23)火性(45)土性(70)金性(15)水性(36)/総合189
戌亥天冲殺/主導DNA害(21歳雨卯)/変則方三位(41歳草巳)
大半会(71歳山申)/年干支VS月干支天剋地冲
木性脆弱/土性過多/金性脆弱/水性脆弱
+1歳宝丑/11歳海寅/21歳雨卯/31歳木辰/41歳草巳/51歳陽午/61歳灯未/71歳山申～

第一子男児○98-1205

陽雨山木
戌亥寅+1
鳳牽鳳車龍(車主導)
木性(52)火性(41)土性(45)金性(20)水性(52)/総合210
午未天冲殺/天冲殺(61歳鉄午/71歳宝未)
変則方三位(1歳木子)/大半会(21歳陽寅)/三合会局(61歳鉄午)
干合火性天干一気/天干一気破格(41歳山辰/71歳宝未)
木性過多/土性過多/金性過多
+1歳木子/11歳草丑/21歳陽寅/31歳灯卯/41歳山辰/51歳畑巳/61歳鉄午/71歳宝未～

丹野智文○74-0227

畑陽木陽
亥寅寅+2
牽玉司牽牽(牽主導)
木性(124)火性(57)土性(45)金性(00)水性(19)/総合245
辰巳天冲殺/天冲殺(12歳山辰/22歳畑巳/72歳木戌)
初旬条件あり(日干支と大半会的/初旬のみ灯と畑は同格扱い)
納音(22歳畑巳)/害(52歳海申)/主導DNA(72歳木戌)
木性過多/金性ゼロ/水性脆弱
+2歳灯卯/12歳山辰/22歳畑巳/32歳鉄午/42歳宝未/52歳海申/62歳雨酉/72歳木戌～

■2023年07月07日(金)陽寅

小池水音○息に潜むものの夢の中

○68年(山申)に創設され、日本を代表する作家を多数輩出してきた新潮新人賞。
20年(鉄子)に、文学賞初応募にして受賞を果たしたのが
小池水音(91-1206/鉄戌)。
「大学時代から、50代か60代で小説を出せるようになれれば
という気持ちは漠然と抱いていました。
そうなるには20代のうちに何か書いておかないといけないだろうと思い、
1年くらいかけて完成させたのが、受賞作の「わからないままで」です。
19年の01月頃(実質18年山戌の最後の最後)から書き始めたのですが、
平日は仕事をしているので、書けるのは主に休日。
年末にようやく形がまとまってきたので、
3月末締め切りだった新潮新人賞に応募したのですが、
思いがけず賞をいただけ、とても嬉しかったですね」という小池の
初の単行本『息』が、05月30日(山子)のDNA「龍」日に上梓されている。

語り手の奥田環はフリーランスのイラストレーター。
雑誌に載せるイラストで細々と生計をたてるが、
短い納期と安価なギャランティで辛うじて生きている。
大学生以来15年ぶりに喘息の発作を起こし、
発作を抑える薬を携えながら車を運転し
実家近くの旧知のかかりつけ医をたずねる。
かつては建築資材の商店を営んでいた倉庫に
彼女が家をあとにしてから名前のない猫が棲みついたため
発作を誘発するため(実家には)宿泊することすらできず、
近隣唯一のビジネスホテルに宿をとる。
小学校の時友人宅に遊びにゆき、突然猫があらわれ発作をおこし
病院にはこびこまれたことや、学校行事の登山中の発作が起きたこと。
初めての恋人と旅行中にホテルの換気があわず夜中に目をさました件など。
そして、同じく喘息をこじらせ、自死した弟・晴彦の存在が
いつまでも脳裏が離れず、列車内で彷徨い遠くをみている夢を見る。
7歳の時に自転車で近所のプールに向かう時、
下り坂で転倒して額にこさえた傷。大人になっても消えなかったのか。
息をひとつ吸い、またひとつ吐く。生のほうへ向かって――。
喘息の一息一息の、生と死のあわいのような苦しさ。
その時間を共有するだけでなく影響し合って生きた幼い日の姉と弟。
弟が30歳目前で死を選んだあと、姉は、父と母は、どう生きたか。
(父親は脱法ハーブ中毒になる)
弟が高校生の時地元の書店でアルバイトしていた
かかりつけ医の娘で(弟より)年上の綾子は、環の後輩にあたる。
看護師となり結婚をして地元を離れていたが、粗暴な相手に叩かれ
今は離婚して父親の医院のサポートをしている。
環を追って思いがけない出会いを演出した彼女は何を考えいたのだろうか。
そして二人が出かけていった海の話と海面に消えた鳥の謎について考える。
同時に姉を失った弟の立場から、姉の不在を嘆いた
「わからないままで」も収録。
喪失を抱えた家族の再生や崩落を、息を繋ぐようにして語る。
姉は弟の人生まで、弟は姉の人生まで、
それぞれ強く影響しあい、残されたものを背負って生きていくのか。
わからないままではなく、わかるようにする。
姉ができたこと、弟ができたこと、家族ができたこと。
呼吸や記憶に向き合うこと。
たくさんあるようで少なく、後悔は想い出と共に霧のように沁みてくる。
理不尽で融通の効かない世界。紙飛行機のある風景。
残された者のもがき。否、もがけるだけ良いのだ。

東京都世田谷区成城出身。桐朋学園中学校桐朋高等学校を経て、
慶應義塾大学総合政策学部を卒業し、
現在は千葉県流山市おおたかの森近辺の
父方祖母が住んでいた家という食品工場街近くに棲息し
銀座にあるマガジンハウスで生活雑貨雑誌の編集についていると思われる
小池は、DNA「鳳」主導の趣味人で目立ちたい。
才能は「鳳」で、冷静な判断。
「鳳+玉」は、落ち着きある感性で静かに語るが、批判されるのは好まず。
「鳳+龍」は、内面の葛藤が売り。
「鳳+石」は、常識人のわりには抜けもあり。
「鉄+鳳+亥月」は、論理的より感覚的。
「未」年生まれ「鉄戌」は、待ち運。
生き方を表す伴星は「車」で、孤独。
物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。
締めにあたる導星は「鳳」で、最後は趣味にゆきつく。

宿命の特長は、初冬午後十時頃の変わった宝飾品のある町の戦争装置。
総エネルギー222点中自身の金性は72点もあり重装備がうかがえるが、
引力本能の木性33点、守護神の火性38点に生きやすさはなく、
創造力の52点はやや頭でっかちだし、そもそも泥なので泥濘む。
発信力の水性は27点で、従って主導DNAじたいが稀薄で、淡い。
ある意味ワンパターンのリフレインのような感覚。
救いは年支「未」VS月支「亥」の半会が前進気勢旺盛で、
木性強化にもなり「玉」が表側にあり品性優位で引力本能は強化。
本業があってこそ輝くというもの。
とはいえ殺風景な冬という背景は否定しがたく、
軽やかであったり熱情があるというものの、
ちなみに年支「未」VS日支「戌」は刑であり、
上にのっかっている宝が兄弟姉妹であり、根っ子には衝突あり。
年干支の「宝未」は、黙して語らずの生活最優先。生活雑誌風。
月干支の「畑亥」は、泥だらけも一か八かの勝負師。
そして日干支の「鉄戌」は、野暮ったいくせに図々しい。
干支番号構成は、08-36-47で東方西方北方と南方の柔和さには欠ける。

後天運は、10年運初旬「9歳山戌」はDNA「龍」の放浪と探究心。
埋もれぬように必死に学び挑戦するが楽ではなし。
サッカー部でその気持ちを消化する。
守備本能ではひけをとらぬキーパーは納得のポジション。
2旬「19歳灯酉」は、DNA「牽」の変則方三位付守護神名誉で裏切りと害。
つまり、ありがた迷惑で、思うような就職先ではなかった。
そして姉の死も加味すれば、姉の運気まで背負う。
現在の3旬「29歳陽申」は、DNA「車」で多忙で危険。
年干「宝」と干合は表面的変化は、文学賞を受賞。
転職もありうるが、環境変化は疲労のもとで難しい。
今後は4旬「39歳草未」は、DNA「司」。
年支「未」に月支「亥」のからむ三合会局で、
本人なりに世界は大きく拡がり地道な成果も刑あるので衝突は必須。
5旬「49歳木午」は、DNA「禄」の引力本能強化半会も、
感謝と奉仕があれば強力で、月干干合は進み行く変化。
6旬「59歳雨巳」は、DNA「調」で反発反抗なり反撃。
7旬「69歳海辰」は、DNA「鳳」の主導DNAで自己確立も、
対冲まであるので、因縁解脱と才能強化。
8旬「79歳宝卯」は、DNA「石」の支合。
年干支「宝未」の大半会があろうとはいえ高齢で妥協か。
10年運天冲殺入りだが、稼働するのは相当困難に思える。

さて、小池には6歳年上の姉を喘息で亡くしており、
小池自身も喘息持ちだった経験があるという。
姉については多くが明かされていないのだが、
一時は芸能活動もしていたということなので、
いずれ告げられる時がくるのかもしれないが、それはまた別の話。
喘息なのは方向は金性で、姉弟が影響しながら、
存在を維持するしていく葛藤があるのだろうが、
秋生まれならばともかく冬生まれで金性過多のわりに、
守護神火性は脆弱で、なおかつ精神性の高い仕事や
創作活動をしようとするのだから、矛盾とは言わぬまでも、
どこか無理をしていたり、陰りはでてくる。
それでいて、宿命にゼロ成分があるなどの偏りもなければ、
後天運の早い時期に10年運天冲殺が回るわけでもなく、
守護神害で失った姉の運気までもらって生きているということだろう。
これはその鎮魂であり、感謝。苦悩の証しなのだろう～☆

小池水音○91-1206

鉄畑宝灯
戌亥未-9
石玉龍鳳玉(鳳主導)
木性(33)火性(38)土性(52)金性(72)水性(27)/総合222
寅卯天冲殺/天冲殺(79歳宝卯/89歳鉄寅)
害(19歳灯酉)/干合支刑(39歳草未)/主導DNA(69歳海辰)
木性脆弱/火性脆弱/金性過多/水性脆弱
-9歳山戌/19歳灯酉/29歳陽申/39歳草未/49歳木午/59歳雨巳/69歳海辰/79歳宝卯～

■2023年07月13日(木)海申

永山千紗○マインドエラーが辛い八月の濡れた屋根裏部屋の秘密

○15年(木午)の年干支「木寅」の大半会を伴うDNA「司」の天冲殺年より
主婦業と並行して小説を書き始める。
17年(灯酉)のDNA「車」の天剋地冲年より、柳永千哲名義で執筆した
「山羊の檻」で、第二回草思社・文芸社W出版賞(17-1212/雨酉)銀賞を受賞。
20年(鉄子)のDNA「石」年に「空逢い」で、
第五回草思社・文芸社W出版賞金賞(20-1207/木申)を受賞。
21年(宝丑)に投稿作を改題した「ソウルハザード」でデビューした
永山千紗(74-1216/宝卯)の『マインドエラー』が、
02月15日(木辰)に上梓されている。

趣味は5年前から飼育しているレオパードゲッコーの飼育のみ。
埼玉県戸田市の戸田公園西口駅前から歩いて15分弱になる
住宅街に住む豊平章敬は春から通うはずだった
海洋と船舶、商船について幅広く学べる大学のキャンパスを
東日本大震災で失い、怠惰な日々を送っていた。
そんなある日、声をかけてきたのは、向かい側に住む
かつて(彼女の)母親が流し目で章敬を誘いながらも
通っている小学校でPTA関係者と心中したという
出席番号が隣で小さい頃はよく遊んだ幼馴染、友成果瑠。
美容専門学校に通っているという果瑠は、
章敬をカットモデルにしながら、かつて章敬に一目惚れしながらも、
母親に奪われるのが嫌で諦めた経緯を話しながら、
章敬を素人童貞を巧みに奪い感謝されるが、
死への願望を冗談めいて話していた。
数日後、彼女は自宅の屋根裏部屋で無残な遺体となって発見された。
長期出張から戻った父親に発見されたのだ。
直前、章敬のバイト先で猟奇的アダルトなDVDを借りていた果瑠。
その死は自らの意思なのか、殺人なのか。
不可解なバイト先の女性社員・黛の対応に翻弄されながらも
容疑者としても疑われた章敬は独自で真相を解明しようとする。
死にたい者同士が出会う必要なんてない。
まして死は、そんなに容易いものではない。
過去の事件がその残された者を使って無為な復讐を誘発させた
12年前の八月の出来事！
恋でもない愛でもない心の言葉と叫びは、喪失の記憶！

埼玉県内に誕生。子供の頃は引越を繰り返し、
小学校中学校時代は、数年間関西に在住。
98年(山寅)頃、暫くベトナムに住んでいた事がある。
学歴職歴不明で、現在は埼玉県戸田市在住と思われる、
二児の母親でもある永山は、DNA「鳳」主導で風流で庶民的な趣味人。
才能も「鳳」で、冷静な中庸心。
「鳳+牽」は、温厚誠実もお天気屋の面あり。
「鳳+禄」は、おおらかで強い引力本能。
「鳳+司」は、忍耐力あり。
「宝+鳳+子月」は、穏やかな常識的目線。
「寅」年生まれ「宝卯」は、孤立。
生き方を表す伴星は「龍」で、放浪が全て。
物事の始めの洩星は「鳳」で、なんとなく始める。
締めにあたる導星は「牽」で、名を残す。

宿命の特長は、仲冬深夜零時頃の公園の標識。
残光が不自然に残る風景は、人々のたまり場となるが、健全な否かは別物。
月干に干合相手があり、刑で多少のトラブルはろうと
結婚は早かったと思われる。
総エネルギー184点は身強とはいいがたく軽快で庶民的。
なのでいわゆる主婦としての生き方が優先。
年干支の「木寅」は、どっしりとした調整役。
月干支の「陽子」は、お天気屋だが人に慕われる。
そして日干支の「宝卯」は、邪気なき商店主といったところ。
干支番号構成は、北方東方南方で西方欠け。

後天運は、初旬「3歳草亥」は、DNA「禄」の半会で、
引力本能が強化されたが、子供ながら異常環境に身を置けば、
上がり下がりの多い特別条件付10年運天冲殺で、主に親の犠牲によるもの。
引越が多いのは、落ち着かぬがそれはそれで消化。
2旬「13歳木戌」は、DNA「司」の支合で、同じく特別条件付10年運天冲殺は、
年干支の「木寅」の大半会もあるため、より濃厚に異様さは発動された模様。
3旬「23歳雨酉」は、DNA「鳳」の対冲で、
主導DNAで自己確立は落ち着かぬ過去からの脱却で、
ベトナムにまで足を伸ばす。
4旬「33歳海申」は、DNA「調」の繊細。なんらかの仕事もここまでか。
結婚や子育てで専業主婦の世界へ。
現在の5旬「43歳宝未」は、DNA「貫」の大半会で大事件の10年運天冲殺。
月干「陽」は干合で「海」になれば、方向性の変化。
10年運は「雨」にもなり、環境も変化の主導DNA方向で、
投稿生活からデビューにまでいたり、絶好調の始まり。
貪欲にやりたいことをすべきだろう。手心を加えずやりきる。
そして、可能な限り社会貢献もする。
今後は6旬「53歳鉄午」が、月干支天剋地冲のDNA「石」の10年運天冲殺。
妥協して劣勢になりたくなくなければ、周囲のために汗をかく。
友人知人の輪を拡げるなり、政治活動をするなどで腹をくくる。
売れたならば、売れたなりに恩返しをする。生き延びるとはそういうことだ。
7旬「63歳畑巳」は、DNA「龍」の新たな挑戦。
年干支「木寅」の干合支害まであるので、そうそう楽ではないが、
守護神強化になるので、生き方に陰りなければ終わることない。
8旬「73歳山辰」は、DNA「玉」の害で、ありがた迷惑。
古傷が疼くかもしれないが、過去にたち帰り、清算すべきは清算して、
余計なもの器以上のものをためこまぬこと。

さて、永山は早生運の午未天冲殺にしては、
初旬2旬の特別条件付10年運天冲殺を活かしたとはいえず、
現在の5旬の10年運天冲殺でデビューしたもの。
苦手な育児で気を揉んだではあろうが、
生涯40年間の10年運天冲殺を存分に活かしきってるとは言い難く
その気になれば、まだまだ行けぬ訳もなし。
本人に自覚があるだけだろう。このままではもったいない～☆

永山千紗○74-1216

宝陽木山
卯子寅-3
司牽禄鳳牽(鳳主導)
木性(87)火性(38)土性(19)金性(13)水性(27)/総合184
午未天冲殺/天冲殺(歳草亥/13歳木戌/43歳宝未/53歳鉄午)
主導DNA(23歳雨酉)/大半会(43歳宝未)/方三位害(73歳山辰)
木性過多/土性脆弱/金性脆弱/水性脆弱
-3歳草亥/13歳木戌/23歳雨酉/33歳海申/43歳宝未/53歳鉄午/63歳畑巳/73歳山辰～

■2023年07月17日(月)陽子

高野和明○踏切の幽霊に寄り添った優しさと切なさと

○幼稚園児の頃より小説を書き始め、
小学二年生(72年/海子)に映画「激突！」を見て
ハリウッド映画に夢中になり、映画監督を志すようになり、
小学六年生のときに8ミリ映画で撮影開始。
中学、高校時代は映画研究会に所属。
干合支害年だった83年(’雨亥)の高校二年生時より創作開始、
大学浪人時代に完成した脚本「幽霊」が第9回城戸賞の最終候補。
84年(木子)のDNA「車」の三合会局年に、選考委員をしていた
東宝映像関係者に岡本喜八(1924-0217/陽寅)を紹介され、
85年(草丑)のDNA「牽」年から岡本門下に入り、
映画やテレビ、Vシネマの撮影現場で
メイキング演出やスチルカメラなどを担当。
89年(畑巳)のDNA「石」年に渡米し、
ロサンゼルス・シティー・カレッジ映画科で
映画演出・撮影・編集を学びながら、ABCネットワークのスタッフとして勤務。
そのご、映画・テレビの撮影スタッフを経て脚本家、小説家となる。
01年(宝巳)のDNA「調」年に「13階段」で、
第47回江戸川乱歩賞(01-0524/灯亥)を受賞。
08年(山子)の主導DNA大半会年に
連作短編集「6時間後に君は死ぬ」のドラマ化にあたり、
映像作品の監督デビュー。
11年(宝卯)のDNA「調」の害年に「ジェノサイド」で、
第2回山田風太郎賞(11-1021/畑酉)と
第65回日本推理作家協会賞(12-0423/木寅)長編および連作短編集部門を
受賞している高野和明(64-1026/山申)が、
「別冊文藝春秋」22年(海寅)05月07月09月に連載していた
『踏切の幽霊』を同年12月10日(灯酉)の
守護神DNA「玉」の支合日に上梓して、
同作は、第169回直木三十五賞(23-0719/山寅)の最注目候補作になっている。

「ジェノサイド」の著者が、11年ぶりに放つ新作は、
マスコミには決して書けないことがある――
都会の片隅にある踏切で撮影された、一枚の心霊写真。
白い煙のようなもの。同じ踏切では、列車の非常停止が相次いでいた。
元は一線級の新聞記者ながら、画廊受付の妻の病死により脱け殻のようになり、
昔なじみのツテをたどり女性誌のフリーランスの記者となった、
芸術家肌でかつてはドガさんと呼ばれ
生きることにも仕事にも不器用な54歳の松田法夫は、
読者からの投稿をもとに心霊ネタの取材に乗り出すが、
やがて彼の調査は幽霊事件にまつわる思わぬ真実に辿り着く。
1993年12月06日(鉄申※)の午前1時3分に起きた
小田急線の下北沢三号踏切で起きた死傷事故。
何かを訴えるように、思いだしたようにその時刻にかかってくる電話。
そして、警察の協力による逆探知に成功したその発信場所。
あの時代に生きて行くために必死だった女性像を描ききれただろうか。
「この世には説明がつかない不思議なことがあります」は、真実ではない。
恋人を求める男はキャバクラへ行き、母親を求める男はスナックへ行く。
まだまだ不安定だった女性たちの立場。
地道な足をつかった取材と心中事件に隠された真実。
あの電車に乗りさえすれば彼女は母親の待つ鶫野に帰れたのだ。
94年(木戌)の冬、東京・下北沢で起こった怪異の全貌を描き、
政治家への憤りやヤクザ世界への怒りを代弁し
読む者に慄くような感動をもたらす幽霊小説の決定版は、
最後は故郷に還りたかったという被害者の思いに
寄り添うように奏でる鎮魂歌だろう。

東京都世田谷区内と思われる歯科医の次男として誕生し、
中高一貫の進学校を卒業し、浪人したのち入学した大学を中退。
具体的な学校名は不明で、89年(畑巳)に渡米し、
ロサンゼルス・シティー・カレッジ映画科で学び、これものち中退。
91年(宝未)帰国し、帰国後は都内在住とみられるが所在不明な高野は、
DNA「貫」主導で守備本能強固で、基本に忠実。
「貫+貫」は、用心深くも凝り性。
「貫+鳳」は、表面温厚も時代の波に乗るのは得手ではない。
「貫+車」は、正直者。
才能はこの「車」で、動かぬ「山」が動くから重戦車。
「山+貫+戌月」は、執念深いため究極の逆転あり。
「辰」年生まれ「山申」は、実直。
生き方を表す伴星は「石」で、冒険的な人生。
物事の始めの洩星は「貫」で、単独行動。
締めにあたる導星は「鳳」で、心の楽しみ。

宿命の特長は、晩秋午後八時頃の妙に濃い緑に覆われた山。
総エネルギー237点はそれなりも、うち自身の土性は76点と身強ながら、
年干支「木辰」VS月干支「木戌」の納音は、同床異夢ながら不穏で、
何かとわずらわしい世界と関わるのが苦手で、秘密がいっぱい。
関わりたくない部分を排除するため、不自然と言われようと明かさず。
表現力の金性は52点は、仕事の発信にのみ使用し、SNSも障らない。
木性48点の稼働力、水性40点の引力本能もまずまずだが、
守護神火性は納音月支内「戌」の「灯」のみなので迷いはないが、
寅卯天冲殺であろうと世襲ではなく使用しづらく野人的。
方向は「玉」なので、霊的体験も過去の話として使用可能だろう。
ひとたび足を踏み入れたら魔境。そんな印象だ。
年干支の「木辰」は、渋くて出しゃばり。
月干支の「木戌」は、感受性豊かな浪漫主義者も現実は理に叶っている。
権威を意識せずに、世のため人のため生きて行くのが正解。
そして日干支の「山申」は要塞。援軍が来るまでひたすら待つ幽霊。

後天運は初旬「4歳草亥」は、DNA「牽」の害で、
異境に行くなど特別な環境を与えられる10年運天冲殺。
害まであるので創作に目覚める反面、何かを犠牲にしたはず。
皮膚疾患や私的生活や学業か。
2旬「14歳陽子」は、ありえない火性の守護神DNA「龍」。
年支「辰」日支「申」のからむ三合会局で、似合わぬ海外体験も、
若さで乗り切ったとしかいいようがないが、映画にのめりこんだとはいえ、
本来は国内で創造力の世界を極めるべきだった。
3旬「24歳灯丑」は、真性の守護神DNA「玉」で、ひとつの流れを極める。
脚本家としての道を歩む。
4旬「34歳山寅」は、DNA「貫」の主導DNA納音で自己確立。
10年運天冲殺の荒波に揉まれながらも、月支「戌」の半会は気持ち揺るがず。
作家デビューを飾り、江戸川乱歩賞の満場一致の受賞は、真っ当な流れ。
5旬「44歳畑卯」は、DNA「石」の10年運天冲殺。
年干と月干の「木」は干合で「畑」に変化し、
進み行く方向や人に見せる顔の変貌。
土性の天干一気完成は、山田風太郎賞・日本推理家協会賞をダブル受賞。
「週刊文春ミステリーベスト10」と
「このミステリーがすごい！」の両方で1位に選出されるという快挙。
現在の6旬「54歳鉄辰」は、DNA「鳳」の半会で、闘争的表現力で、
意を決して発表した作品が夢の中とはいえ、直木賞有力候補となる。
今後は7旬「64歳宝巳」がDNA「調」で独創的。
さらに女性的な内面を丁寧に描くなので作風の変化に、
衝突もあろうが、形にしてゆく時代で、「巳」内火性の守護もあり気分良好。
8旬「74歳海午」は，DNA「禄」の感謝と奉仕。我欲を捨て社会貢献できれば、
質の高い活動もできなくはないはずである。

30歳前半が父親の死などもあり、原稿料の未払いなど
生活に困窮してどん底であったと嘆く高野だが、
それは主導DNA納音10年運天冲殺で過去の価値観をリセットして
あらたな流れを構築すべきお試しだったわけで、
それらの全ては役だっていないとはいえない。
とはいえ、それが同一生年月日を与えられた者に平等で訪れるわけでもない。
「山」は動かないものなのに海外へといったツケ。
持続力がそうそうないのに、そこらはどら息子の自滅。
これからは、そこを含めて活かしきるだけで、
「誰にも書いたことがないものを書きたい」という思い。
読書に興味をもたない兄に対し、
母親テイは次男の高野には、お化けの話で興味をもたせた幼児体験。
さすがに月支内にある守護神「灯」は使いづらいとはいえ母親の意向。
「申」内「海」の父親を越えたことになるが、
宗教的ではない土着的なものや感じる人には感じる超常現象を
巧みに使い切いきりながら、儚さを切なさを無念さを、
1994年(木戌)の時代を見事に再現できた
節操なく劣化する日本語の文体に真っ向から挑んだ快作だ～☆

高野和明○64-1026

山木木灯(月支内で野人扱い)
申戌辰※+4
車車鳳貫貫(貫主導)
木性(48)火性(21)土性(76)金性(52)水性(40)/総合237
寅卯天冲殺/天冲殺(4歳草亥/34歳山寅/44歳畑卯)
三合会局(14歳陽子)/主導DNA納音(34歳山寅)
干合土性天干一気(44歳畑卯)/年干支VS月干支納音
火性脆弱/土性過多/水性脆弱
+4歳草亥/14歳陽子/24歳灯丑/34歳山寅/44歳畑卯/54歳鉄辰/64歳宝巳/74歳海午～

■2023年07月19日(水)山寅

永井紗耶子○木挽町のあだ討ちという壮大な絡繰り

○大学卒業後、新聞記者を経てフリーライターに。
経済から古典芸能まで幅広い分野で活動し、10年(鉄寅)の守護神主導DNA年に、
時代ミステリー小説「絡繰り心中」で第11回小学館文庫小説賞を受賞、
同作を「恋の手本となりにけり」と改題して刊行し、小説家デビュー。
20年(鉄子)の守護神主導DNA年には「商う狼戸商人杉本茂十郎」で、
第40回新田次郎賞(20-0413/陽戌)、
第10回本屋が選ぶ時代小説大賞(20-1028/木辰)を受賞。
23年(雨卯)のDNA「貫」年には、01月20日(山寅)の干合日に上梓された
『木挽町のあだ討ち』で第36回山本周五郎賞(23-0516/木戌)を受賞。
第169回直木賞(23-0719/山寅)を受賞した
永井紗耶子(77-0516/雨酉)をとりあげる。

まず断っておくが、「仇討ち」ではなく「あだ討ち」であるところが味噌。
「疑う隙なんぞありはしない、あれは立派なあだ討ちでしたよ。」
花は桜木、人は武士。真の仇である家老を討つ謀で、それこそ仇討ちだ。
語り草となった大事件、芝居も敵わぬ見事さで、界隈では知らぬ者はいない！
して、その真相は――。
壮大な仕掛けで、有象無象が行き交う人外に応援されながら、
ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、
美しい若衆・菊之助による「あだ討ち」がみごとに成し遂げられた。
父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙は
たくさんの人々から賞賛された気骨ある事件。
二年の後、菊之助の縁者だという
御年18歳になる参勤交代で初の江戸番となったひとりの侍(総一郎)が
あだ討ちの顛末を知りたいと、芝居小屋を訪れる。
芝居小屋周辺で働く仲間が、待ってましたと語る菊之助の物語。
広義のテロや復讐を嫌いではない日本人に、
あくまでもエンタメとして問いかけたことが評価される！
「芝居を馬鹿にするんじゃやないよ」奈落には絡繰りが潜んでいるものよ。
お侍と江戸市中のはぐれ者達のどっちが賢いかって。
そんな野暮ことは聞くもんではないよ。
生きてる生活も価値観も違うんだろうからさ。
たしかなのは彼らが芝居小屋=エンタメ周辺に棲息していたことで、
忠義の意味も理解してることだろう。
太鼓持ちの一八、元武士で殺陣師になった与三郎、女形のほたる、
小道具係の女房のお与根、脚本家の金治、それそれ厄介な過去のある
一癖も二癖もある登場人物が明かすお江戸人情馬鹿物語。
庶民以下の悪所の世界にだって、江戸の心意気がある。
「現代人を勇気づける令和の革命的傑作誕生」だそうだが、
友とは何か、仲間とは何なのかに、真っ向勝負せず、
語らせたところが、作家の腕のみせどころ。
身分も大切だが、もっと重要なのは志なのではないか。
手にとったその時から、作者の手練手管にのせられること請けあい。
市井の芸能も作者の手にかかれば、質の良いミステリーだ。

静岡県島田市で誕生、神奈川県横浜市緑区在住。
一人っ子で、父親は山一證券に勤務。
白百合学園中学校・高等学校を経て、慶應義塾大学文学部を卒業後、
産経新聞社の記者となり、大阪支社に配属されるが、
あいりん地区の取材で自律神経失調症となり、僅か半年で退職。
佛教大学大学院で仏教文化の修士号を取得で、
その後ツテを頼り18年(山戌)のDNA「牽」の主導DNA天冲殺年までは、
フリーライターと兼業状態だった永井は、
DNA「玉」主導で、ハミダシ運の戌亥天冲殺のわりには、
生地生家や旧い土地でないと良さが活かされないので、
マスコミ志望だったのはわかるが、明かな就職選択先のミス。
さすがに関東と関西では気候風土が違いすぎたのだろう。
才能も「玉」であり、歴史好きは折り紙つき。
あれもこれもやるのではなく、ひとつのことを掘り下げる。
国元はあくまでも国元であり、舞台は木挽町。
「玉+玉」は、無理はしない。なので、休職せずに退社。
もちろん無理のない話運びで、あだ討ちだろうと無理はさせない。
「玉+龍」は、あえて誤解させるようなトリックで、
周囲の思惑をかきみだす手法はお手の物。
実生活でも常人の理解を超えている部分はあろう。
「玉+禄」は、計算して計算して、さらに計算された技量で、
単なるあだ討ちではなく、市井の緻密な人情噺まで高める。
小道具にいたるまで、無駄なことは一切なし。
「玉+鳳」は、冷静で優しい情熱のある観察者で、
縦社会の武士の世界より、横社会の民衆の気持ちを汲み、
さらには女性目線を多用することにより、本質を隠匿する。
なるべく自己に火の粉が及ばぬような計算で、非難されるのは快しとしない。
「雨+玉+巳月」は、正統な評価が得られにくく、
それはあだ討ちの要因となった父親もまた同じであった。
「巳」年生まれ「雨酉」は、上がって落ちる。
持ちあげられるだけ持ちあげて落ちたのは、
就職もそうだが、本編ではそうさせないところがこころ憎い。
生き方を表す伴星は「石」で、人脈ありきの人生。それが人徳にもなる本編。
なので、あだ討ちから時がたって、縁者が確認におとずれる。
物事の始めの洩星は「鳳」で、なんとなく始めることになる。あだ討ちも。
締めにあたる導星は「禄」で、他人が終了で、あだ討ちだってそんなもの。

宿命の特長は、初夏午前十時頃の強い火の手が迫り来る
可憐な花が点在する防火水槽であったり、
バーベキューが火事にならぬようにの見張り番のような
水であったり暑気払いの霧のような存在で、
たしかに身体が丈夫でないだろうと推認できるのは、
総エネルギー229点中、自信の水性が僅か10点しかないため。
とはいえ、夏の雨水は人に好かれるので、あだ討ちをした菊之助も同様。
さらには守護神金性が、実に75点もあり、思慮深く頭脳明晰で、
引き出しのある発想ばかりか、様々な人の応援が得られるもの。
とはいえ表現力の木性は、僅か15点ながら、ワンパターンではなく、
安定した語り口で不快さを与えず、毎度お馴染みの発信は伝統芸能。
これとて金性が多いので吟味できるという強味。
火性の81点は引力本能であり、金銭物質運。
売れればふんだんに取材費も惜しみなく使えるだろうが、
それを社会還元できるかで、大家になるかそれなりで終わるか。
問題なのは、土性48点の稼働力は、DNA「車」ではなく、
名誉のDNA「牽」を内包しているが、受賞は励みであろうと、
そもそも夏生まれには忌み神なので、異性に言い寄られるのは好ましくなく、
従属させるなり、マネジメントさせるなりでないと無体であろう。
年干支の「灯巳」は、自己の代で頂点を極め孫子の代の運まで消費。
あらもこれもと器用ではなく、自己の領域は死守したい。
月干支の「草巳」は、完全をもとめる恋愛体質で、
それは吉原の中の描写であろうと、祝言の相手であろうと同様。
そして日干支の「雨酉」は、頭脳明晰も品性とは距離ありなので、
後転的な学習の気持ちが器を高め、大胆な発想で周囲の度肝を抜く。
干支番号構成は、54-42-10で北方西方当方で南方欠けは、幻ではない事実。

後天運は初旬「7歳陽午」は、DNA「司」で地道。
積み重ねであり計画的、忌み神ながら
「たぶん、最初の物語を書いたのが小学1年生の時なんですよ。
犬が好きすぎて、自分の家のコリー犬が主人公の話を書きました。
それを小学生の作文コンクールに応募したら、
優秀作を集めた本に載ったんです。そうなると親戚とかに
将来は作家だねとか言われるもんだから、
たぶんそれでその気になって今まできちゃったと思うんです笑」は
原体験であり、本質は真面目な優等生だったはず。
2旬「17歳灯未」は、DNA「禄」の引力本能。
社会にでる時期だが過信していたのか、世間知らずだったか、
運が稼働していない時期の刺激は生き方を変えられぬ人には苦痛。
3旬「27歳山申」は、DNA「牽」。そして地支は金性強化。
年支と月支の「巳」の刑支合もあり、前進気勢がでてデビューの足がかり。
現在の4旬「37歳畑酉」は、DNA「車」で多忙。
年支と月支(共に巳)の半会で、大いに前進で世界も拡がる。
内側の刑などは犠牲にする衝突する何かもあろうが、それはそれ。
来年(24年/木辰)から始まる5旬「47歳鉄戌」は、DNA「玉」。
初旬条件はないとはいえ、10年運天冲殺で大物の仲間入り。
主導DNAで守護神で、自己確立の害もあるので、ありがた迷惑。
そして月干干合で「草」が「宝」となり、進み行く方向の変化。
「宝」は「龍」であり、金性強化は守護神であろうと主導するものと
対峙するので苦悩が生まれるが、そこは次元をあげて感謝で乗り切る。
内側や私生活が犠牲になればなるほど、破格の飛翔が約束され、
霧のような存在が大きな噴水にもなり、メジャーな認知度を得る。
今後は6旬「57歳宝亥」は、DNA「龍」の10年運天冲殺。
年干支「灯巳」と月干支「草亥」の天剋地冲のある
改良改革気分一新なのに、作風の逆転もあろうが、
流れに逆らわねば、高い地位や立場で様変わりする背景。
7旬「67歳海子」は、DNA「石」の妥協や政治力の駆使。
20年間にわたる10年運天冲殺の疲労もあるが、
それを乗り切るのは感謝と奉仕の社会貢献。
仲間を思いやる心が強く求められるようになる。
8旬「77歳雨丑」は、DNA「貫」の大事件大成果。
年支と月支の「巳」と日支の「酉」がからむ三合会局で、
現実面の金性強化は守護神も濁らねれば、とてつもない大事件。
人間国宝なのか、新たな方向性と旅立ちか。

さて、就職について永井は語る。「父は山一証券に勤めていたんです。
サラリーマンとして会社の意向に従って、働いている父を見て、
このまま定年まで勤め上げることはすごいことだと思っていましたが、
私が大学生の時に、山一は自主廃業に追い込まれました。
私が就職する頃には再就職していたのですが、父には思うところがあって、
『就社と就職は違う。社に就きたいのか、手に職を付けたいのかを考えなさい。
手に職を付けるなら、会社に所属してなくてもできるかもしれない』と。
この助言で「意志が固まりました。会社からは休職を提案いただいたんですが、
“体を治していつか戻らないといけない”というよりは、
一度地元に戻って立て直した方がいいかもしれないと思ったのです」は、
「玉」主導としては正解も、おそらくはマスコミに就職したくて、
入社できたところに入ったのだと考えるが、「玉」主導が身の程知らず。
身弱な夏の「雨」には無謀以外のなにものでもない。
自分を知らないから実家を拠点に、
あえてフリーという厳しい道を選択したのだろうが、それはとんだ遠回り。
ハミダシ運の戌亥天冲殺とはいえ、
本則はひとまず実家から通える場所での就職修業が正解。
それを理解していれば、
もっと早く今の道を歩んでいたのではないだろうか。

永井は受賞会見で「恐悦至極」を主張し「楽しんで書いた」と話している。
そして験を担いで木挽町の歌舞伎座近くの喫茶店で待機。
むろん理不尽な現代社会への提言も忘れない。
このうえない素晴らしい直木賞作品は、多くの人々への感謝があってこそ。

永井紗耶子○77-0516

雨草灯鉄
酉巳巳+7
禄鳳龍玉玉(玉主導)
木性(15)火性(81)土性(48)金性(75)水性(10)/総合229
戌亥天冲殺/天冲殺(47歳鉄戌/57歳宝亥)
主導DNA害(47歳鉄戌)/三合会局(77歳雨丑)
木性脆弱/火性過多/金性過多/水性脆弱
+7歳陽午/17歳灯未/27歳山申/37歳畑酉/47歳鉄戌/57歳宝亥/67歳海子/77歳雨丑～

■2023年07月23日(日)海午

水野宇智○じごくかわいいえんまちゃんの行く末

○三利尾好き、なかでもダニエルLOVEを公言する
水野宇智(01-0104/灯卯)のデビュー作
『じごくかわいいえんまちゃん』が、
06月29日(山午)のDNA「調」日に刊行された。

生前に五戒をを破った者が裁かれる地獄。
その地獄を仕切る閻魔大王の娘で100歳になる「えんまちゃん」は、
地獄行きの仕分けをしているところに、林檎を早喰いをして送り込まれてきた
16歳の高校生の男の子ユウトに、一目ぼれしてしまい、
ユウトの抗議をプロポーズと勘違いしてしまい
晴れて結婚のおしかけ同居生活・・・！？
とびっきりにキュートな画とは裏腹に、突然おこる不条理ギャグに爆笑必至
ハイテンションドタバタ地獄コメディといっても、舞台はほとんど地獄に非ず。
あまり深いことは考えてはいけない。
いつか「えんまちゃん」は地獄に帰るのか。
はたまた、この世とあの世の橋渡し役となり、
新たな世界を構築していくのか、これからの展開に期待したい。

滋賀県出身で母親は宝塚命で、普段はサイゼリアで絵を描き(本当かね～)、
ダニエルと名付けられたキジトラ愛猫を常々頭から囓ってる水野は、
DNA「車」主導で、危険大好き反撃素早い。
「車+調」は、反骨精神の持ち主で、落ち着かず。
twitterも高速更新で、常に何かをしていたい。
才能は、この「調」で少女趣味の徹底と実践。
「車+龍」は、いきあたりばったりで閃き勝負。
「車+司」は、なにがなんでも猪突猛進。
「灯+車+子月」は、衝突上等で喧嘩早いが、根に持ったら終わり。
「辰」年生まれ「灯卯」は、自己矛盾を感じない。
生き方を表す伴星は「龍」で、常に変化ありきの人生。
物事の始めの洩星は「調」で、衝突や別離から始まる。失恋は最強の薬。
締めにあたる導星は「龍」で、先々のことを考える性癖。

宿命の特長は、仲冬深夜零時頃のゴツゴツした岩がある
ひなびた山間にある、熱い温泉で、知る人ぞ知る存在だが、
おおむね敵はなく、だいたいは好かれる存在も、似合う山の夜歩き(笑)。
とはいえ、総エネルギーは166点とアイドルなみなので、
休息がないとあえなくダウンという始末。
エネルギー補給は木性の野菜や果物になるが50点と充分で、
ファンにもなる水性も52点ともてはやされるが、
物質運の金性が11点と最弱なので、
売れるためには、自己顕示欲は抑えてファンサービスを
せねばならないところだが、出来るか否か微妙なところ。
出来れば売れる、気持ちの入り方でまるっきり違う。
また最大級の特長は、年支「辰」VS日支「卯」の害持ち。
肝心要の持続力がなく、気分が変わりやすいのが難点。
朝令暮改傾向で、胃痛持ちで、親との永続的同居は困難のもとだが、
一人暮らしができれば気持ちがスッキリする。
なお、配偶者成分がそこそこ多いとはいえ、
結婚に向いているかといえば、比較的外向き志向を考慮すれば、
仕事を放り投げてまで、何かをしていれば、犠牲はつきものだろう。
年干支の「鉄辰」は、後ろを顧みず進むだけ進む。
月干支の「山子」は、加工はお手の物。素材を化けさせる。
そして日干支の「灯卯」は、観察終了したら即行動。
干支番号構成は、17-25-04で西方2点と東方1点で、さほど広域ではない。

後天運は、初旬「9歳灯亥」はDNA「貫」の守備本能。
弱い火性が強化されるばかりか、日干支を大半会するので、
戌亥天冲殺らしいハミダシ運的な生き方をすれば後天成功運型。
また10年運天冲殺で親の生き方に左右されるところがあるが、
影響されども根幹で自己形成が可能ならばこの限りではない。
現在の2旬「19歳陽戌」は、DNA「石」の10年運天冲殺支合。
デビューできたのは、年干支「鉄辰」の天剋地冲を伴う害切れで、
スイッチが入ったからに他ならないが、妥協もつきもの。
この打開は仲間や理解者を増やすこと、損をしても得をとれになる。
マネージャーのような補佐役がいれば好ましいだろう。
今後は3旬「29歳草酉」が、DNA「龍」の対冲と害切れ。
20年間に及ぶ10年運天冲殺は抜けるが、害も切れるので、
過去を清算して、新たな生き方を模索できれば、終わるわけではない。
4旬「39歳木申」は、DNA「玉」で、ありえない王道回帰。
年支「辰」VS月支「子」に「申」の三合会局で世界はおおいに拡がる。
5旬「49歳雨未」は、主導DNA「車」の自己確立。
心底で自己を理解しての月干干合は、進み行く方向の変化も、
日支の半会があるので、なんらかの成果には結びつけられる。
6旬「59歳海午」は、DNA「牽」の強化で、月干支の「山子」の天剋地冲は、
なんらかの名誉が色濃くなるが、生き方に陰りあれば不名誉もないとはいえず。
7旬「69歳宝巳」は、DNA「禄」の魅力成分金性強化で晩年で欲深くなる。
8旬「79歳鉄辰」は、DNA「司」の害で宿命害持ちとはいえ年齢的には厳しく、
病魔なのか、全てを放出するようなことで、生き延びる可能性も。

さて、今年(23年/雨卯)はDNA「車」の主導DNAでのデビュー。
来年(24年/木辰)は守護神害でありがた迷惑。
さ来年(25年/草巳)は守護神変則方三位害緩和と順調にも思える。
とはいえ新人が売れるために何をすべきかといえば、
マネージャーがついて、徹底的なファンサービス(サイン会など)を
せねばならないのが金性脆弱で成果に結びつかないという弱点持ちの手法。
また、好きな女の子の特徴として、
「ぷにぷに、元気っ子、目がまんまる、八重歯、母のよう」と
母親好きを公言しているが、これはダニエルにも通じる。
「私も実のお母さん大好きすぎマザコンすぎて、
結婚するならお母さんを男にしたみたいな人がいい」だとか
「私のお母さんほど自己中な人間いないし
自己中は求めてないから綺麗なお母さん探してる」と手厳しい。
このあたりが「灯」を生じる母親の「木」がないが、
日支「卯」内の陰陽の「草」を母親にとると、
木性は守護神だから母親を好きなのだが、
正式な「木」ではないので不満もあり。
同時に年支「辰」内「草」も同様に母親的成分とみると、
年支「辰」VS日支「卯」の中にある母親は変人で二面性あり。
主婦として落ち着かないものがある。
一方、父親はどうかといえば、母親は「草」なので、干合相手は「鉄」。
これは年干にあるので目立つ存在で、
「灯」にとっての米びつで養ってもらう存在だが、
母親以上に、根っ子の年支「辰」と日支「卯」の害もあるので、
長期的安定的には使用に耐えない状態となる。
害持ちのハミダシ運の娘がいるということは、
結婚にいささか問題があったのだろうが、
おそらくは母親の夢の中で結婚出産をしたのではないだろうか。
いつまでも同居していれば、親が病魔に冒される可能性は高くなり、
娘が売れれば売れるほど、親は厳しいというのだから、痛し痒しだろう。
さて、前述の補佐役・マネージャーだが、
ひとまずは母親なり兄弟でさしつかえないが、
軌道にのったらしかるべき人物が担うほうが、一家は安泰。
ともかく、宝塚や三利尾好きは構わないが、
自身がアイドルになり、サイン会やイベントを積極的にせねば売れない。
そういうものなので、親は覚悟をすべきだろう～☆

水野宇智○01-0104

灯山鉄草
卯子辰-9
司調龍車調(車主導)
木性(50)火性(13)土性(40)金性(11)水性(52)/総合166
戌亥天冲殺/天冲殺(9歳灯亥/19歳陽戌)
初旬条件あり(日干支を大半会)/三合会局(39歳木申)
主導DNA半会(49歳雨未)/方三位(69歳宝巳)/害(79歳鉄辰)
年支VS日支害(表裏)/害切れ(19歳陽戌/29歳草酉)
木性過多/火性脆弱/金性脆弱/水性過多
-9歳灯亥/19歳陽戌/29歳草酉/39歳木申/49歳雨未/59歳海午/69歳宝巳/79歳鉄辰～

移動祝祭日○ 2 0 2 3 年/ 雨卯

23年01月分● 23年02月分● 23年03月分● 23年04月分● 23年05月分● 23年06月分●
23年07月分● 23年08月分● 23年09月分● 23年10月分● 23年11月分● 23年12月分●

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