★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 2 3 年(雨卯)○09月 宝酉 // 移 動 祝 祭 日 |
■09月分一覧 (2023年○目次) |
青木知己○Y駅発深夜バスのじわりと迫る恐怖○2023_0901 |
近田春夫○グループサウンズは熱かったのか覚めていたのか(2023_0902) |
浅倉秋成○六人の嘘つきな大学生の毒性を探る(2023_0905) |
雪下まゆは絶好調で誰も逆らえない○2023_0907 |
須藤古都離○無限の月の人智を超えた誠の愛と魂の行方(2023_0911) |
江口寿史○This is 江口寿史!!の遠回りと夢の続き(2023_0915) |
黒田龍之助○ロシア語だけの青春と矛盾と役割(2023_0918) |
高島鈴○布団の中から蜂起せよ アナーカ・フェミニズムのための断章の憂鬱(2023_0921) |
如月新一○あくまでも探偵は もう助手はいない 否探偵もいない横浜愛(2023_0926) |
安部龍太郎○徳川家康の大坂城包囲網の表と裏の秘密(2023_0929) |
■2023年09月01日(金)海戌 |
青木知己○Y駅発深夜バスのじわりと迫る恐怖 |
○教員から出版社に転職した矢先に 光文社の公募企画「新・本格推理」に短編「Y駅発深夜バス」を投じ入選、 03年刊(雨未)の「新・本格推理03 りら荘の相続人」に掲載されると、 日本推理作家協会と本格ミステリ作家クラブの 年刊アンソロジーの両方に収録されるなど、高い評価を受け、 07年(灯亥)には初の長編「偽りの学舎」を刊行し、 その後沈黙したが17年(灯酉)に短編集「Y駅発深夜バス」を刊行した 青木知己(69-0706/海午)の同短編集『Y駅発深夜バス』として、 05月19日(灯丑)の主導DNA干合支害日に文庫化されている。 「Y駅発深夜バス」は、運行しているはずのない深夜バスに乗り、 摩訶不思議な光景に遭遇した男の悲哀! 学習参考書を扱う出版社の坂本康明は、現場の教員に執筆依頼をし、 場合によっては一席をもうけることがある。 01年(宝巳)の11月(畑亥)も半ば過ぎのある日曜日の深夜、 オフィス街と繁華街の境にあるY駅(代々木駅か)で 自宅でグラフィックデザイナーを仕事にする 妻の恩師の教員の持ち込み企画の打ち合わせにいったものの空振り。 だらだら飲むばかりの教師のおかげで終電を逃し、 出がけに妻に渡された深夜バスの運行表を頼りに タクシーよりは安上がりの夜間バスで帰途についたが、 本来そのバスは土曜休日運休で、ありえない時間帯に帰宅したことになる! そしてその晩、マンション5階の隣人同士で 家族ぐるみで親しく交際していた夫人が投身自殺をしていたと翌朝知る。 隣人の夫はその後3年ほど居住し東北地方に引越していったが、 坂本も同じように東北への転勤が決まり、 隣人が先に引越をしていったタイミングで、ある老人にでくわす。 当日の不思議な光景は「しし座流星群」のピーク観察日。 状況証拠をを示されると、震えがとまらない。 「何にしても、子どもに罪はありません」は、 薄々気づいてきた読者を震えあげさせる! 悪い事はできないし、犯罪は綻びるものだ。 まさかのあの手この手で謎解きのおもしろさを描いた 手間暇かけた五つの短編ミステリは、まるでミステリーの宝石箱! 女子中学生の淡い恋と不安を描いた「猫矢来」、 読者への挑戦状を付したストレートな犯人当て「ミッシング・リング」、 怪奇小説と謎解きを融合させた傑作「九人病」、 自慢のアリバイ・トリックを用意して殺人を実行した ミステリ作家と編集者の涙ぐましいもみ消し奮闘劇「特急富士」。 あの手この手で謎解きの面白さを提供する、 著者渾身の書斎派「ミステリ・ショーケース」は わかっていても恐怖でおののき、その気にさせられてしまう! あるわけないだろ!でも、成立してしまうのだから笑えない! 東京都葛飾区堀切出身。上智大学文学部を卒業。 現在は千葉県内に在住で、魚屋の娘であった妻と99年(畑卯)に結婚して、 都内の同じ中高一貫校に娘二人を通わし、通学は片道2時間という事以外、 せいぜい猫を二頭飼育していることじいたい不明な青木は、 「司」主導で善し悪し別に純粋で吝嗇家の家庭人。 才能も「司」で堅実さであり、何でも自分のものにしたい欲深さ。 「司+玉」は、生きるために働く。 方向は「玉」なので教師であったり教育系出版。 「司+司」は、現実的で現実性強く、心の奥底を他人には見せず。 せいぜい、娘の中学受験のために、日夜努力したくらい。 「司+牽」は、創造力より半ば評論家的な机上の推理論。 「司+龍」は、用心深くテリトリー内の冒険者。 自己の知り得る範囲でトリックを構築。 「海+司+午月」は、中身は激しいが持続させることは苦手。 「酉」年生まれ「海午」は、内外シーソー。 私的面と仕事面が双方上がることはない。 生き方を表す伴星は「鳳」で、ありえない趣味のような人生。 物事の始めの洩星は「司」で、努力の積み重ね。 締めにあたる導星は「玉」で、目下や若い人と共に終える。 宿命の特長は、仲夏正午頃の「海」で、護岸工事をされた倉庫群のある小湊。 総エネルギーは213点でまずまずだが、自身の水性は13点しかなく身弱。 金性が45点あるので、習得本能を発揮すれば救いあり、 教師も教育系出版も創造力を使用する作業も延命になるが、 木性ゼロ(DNA鳳/調なし)は、ワンパターンになりやすいか、 無限大のありえない拡がりを見せられるか否か。 火性は62点もあり欲深いが木性の後詰めなく 土性93点もあり稼働力ある忙しない港運業みたいなもので、 必死に働いて働いて、配偶者成分の火性も残業続きで家でも建てたか。 とはいえ生年冲殺は仕事が命。 犠牲は強いられるだろうから、教師でも出版社でも楽ではないだろうし、 とことん仕事に明け暮れるわけだが、遊びのない内外シーソーが、 作家としてやっていくには限界があると思われる。 原則、夏生まれの「海」は嫌われぬが、誤解の巣窟でもありそうで微妙。 年干支の「畑酉」は、表面的な美しさにこだわる。トリックも。 月干支の「鉄午」は、楽をすると粗暴で、殺人という発想。 そして日干支の「海午」は、戦場の介護兵。 休息なく落ち着きなしなわりには、自己の利益を優先。 干支番号構成は、46-07-19で西方東方南方で北方欠けで熱い。 後天運は、初旬「10歳畑巳」が、DNA「牽」の役割意識強化。 年干支の「畑酉」を大半会するので、 生年冲殺だけではなく破格の成功をもたらす可能性あり。 何事も「畑」部分が強調されているので、形にこだわる。 それは仕事でも私的面でも同じなのだろう。 2旬「20歳山辰」は、DNA「車」で、社会にでる時期。 生年冲殺なので有無を言わさず猛烈に働いたことになる。 なにごとも決断早く、結婚もここで、仕事関係での出会いが 望まれるものだが、おそらくは幼馴染みか学生時代の同級生が相手で、 決意も前旬の87年(灯卯)の干合年と推測されるが、実際は不明。 おそらくは同業者ではない仕事熱心な身強者か。 3旬「30歳灯卯」は、DNA「司」の主導DNAで自己確立。 文字通りに結婚と持ち家を獲得を目指すような生活か。 そこはなんでも純粋に自分のものにしたがる性癖からもやむなし。 子供二人の誕生は、女児であり詳細後述するが、 このあたりが、仕事以外での出会いや内外シーソーに 木性ゼロの屈折と偏りの一環ではなかろうか。 さすがに主導DNAだけあってデビュー。 4旬「40歳陽寅」は、DNA「禄」の半会。 生年冲殺で月支も半会となれば、相当本業が忙しい。 そうはいっても、きっちり干合年には初長編を上梓。 短編集もだしているのだから、無理をしたということか。 現在の5旬「50歳草丑」は、DNA「調」のありえない害。 月干干合で進み行く方向の変化もあるが、 立場は不安定な害、もちろん結果も害では、 子供たちの問題もあろうが、あきらかにありえない方向なので、 ありえないものに手をだして裏切られるもあろうが、 普通に考えれば、体調の悪化も、仕事のみ伸びる。 年支「酉」の半会を考慮すれば、あれもこれも手がだしたくなる様相。 6旬「60歳木子」は、DNA「鳳」の対冲。 月干支「鉄午」の天剋地冲もあるが、逆転の芽は残しているとはいえ、 前旬の過ごし方にもよるが、到達できているか半々としか言いようがない。 7旬「70歳雨亥」は、DNA「石」。ターボ運(子丑天冲殺廻り)が始まり、 何をしても目立つが、年齢的な問題と薄まって稀薄になるので、 どこまで存在感をしめせるか否か。 8旬「80歳海戌」は、DNA「貫」の大半会。 事件もあるが成果もある、内外シーソーにたどりつけるかどうかは微妙だろう。 さて、姉妹共に埼玉栄中学高校で進学させ長女の大学は不明も、 第一子女児(02-1127/畑亥)は大学生になるが、 DRAWS A DREAMプロジェクトの声優×アイドルグループ Fenomenoの小桜奏音役であり、大半会を持ち合うだけに、 顔だしで父親の著作を宣伝しているが、 青木は相変わらず顔だしNGなのは、内外シーソーで木性ゼロの寡黙さもあり。 娘が売れてしまえば、覆面を維持出来るかは微妙。 ただ、その娘にしても、同じく内外シーソー。 身弱なところに後天運もいまひとつどころか、 27歳からは10年運も害となると、厳しい。 さらに、第二子女児(05-0821/灯丑)は、 何を考えているか不明な生年生月冲殺だが、 初旬10年運天冲殺に、稼働条件まであり、 年干も月干も守護神で、「酉」年生まれ「灯丑」は、 わがままで甘ったれとなると、青木の負担も重い。 主導DNA方向とはいえ、共通干支なしの干合支害関係。 しかもありえない木性の天冲殺年に誕生しているとなると、 内外シーソーなのに、結婚までしてしまったツケで、 生年冲殺を活かしきれなかったのだろうし、 夫人との関係も密着度はいまひとつなのがうかがわれる〜☆ |
青木りほ(第一子女児)○02-1127 |
畑宝海灯 亥亥午-7 司鳳司司龍(司主導) 木性(40)火性(17)土性(34)金性(18)水性(75)/総合184 辰巳天冲殺/天冲殺(57歳草巳/67歳木辰) 害(27歳山申)/天剋地冲(57歳草巳)/内外シーソー 火性脆弱/金性脆弱/水性過多 -7歳鉄戌/17歳畑酉/27歳山申/37歳灯未/47歳陽午/57歳草巳/67歳木辰/77歳雨卯〜 |
■2023年09月02日(土)雨亥 |
近田春夫○グループサウンズは熱かったのか覚めていたのか |
○慶應義塾大学在学中から内田裕也(1939-1117/山午)の バックバンドでキーボード奏者として活動。 72年(海子)のDNA「車」の守護神半会年に 近田春夫&ハルヲフォンを結成。 78年(山午)のDNA「鳳」年には歌謡曲を ロックにアレンジしたカバーアルバム「電撃的東京」で話題を集め、 85年(草丑)のDNA「玉」にはにヒップホップレーベル「BPM」を立ち上げ、 President BPM名義でラッパーとしての活動を開始。 CMソングも多数手がけており、 森永製菓「チョコボール」や日本コカ・コーラ「爽健美茶」、 TOTO「ウォシュレット」など千曲以上のCMソングを世に送り出している。 またミュージシャン以外にも、雑誌「POPEYE」で「THE 歌謡曲」の連載や、 雑誌「週刊文春」での連載「近田春夫の考えるヒット」の執筆、 伝説の番組「タモリ倶楽部」をはじめとする テレビ番組への出演など、多岐にわたる活動を行ってきた 近田春夫(51-0225/陽申)が、DNA「牽」の責任感ある年を迎え 満を持して『グループサウンズ』を 02月20日(畑酉)のDNA「調」日に刊行した。 グループサウンズとは何なのか。何だったのかの答えが書かれた本! グループサウンズ(GS)は、エレキギターやエレキ・ベースを中心にして 数人で編成されたグループで、ベンチャーズやザ・ビートルズ、 サ・ローリング・ストーンズなどの影響のもとに生まれたものとされ、 65年(草巳)から69年(畑酉)にかけて、 日本のミュージック・シーンを席巻したもの。 グループ名をあげれば、ザ・スパイダース、ブルー・コメッツ、 ザ・タイガース、ザ・テンプターズ、ザ・ゴールデン・カップス、 ザ・ジャガーズ、オックス、ザ・ワイルド・ワンズ、 ヴィレッジ・シンガーズ、サベージ、ザ・モップス、シャープ・ホークス、 ザ・ブロード・サイド・フォー等々。 作詞・作曲には、当時の音楽業界の一人者が集結し、独自の世界を築き上げた。 その世界観は若者の熱狂的な支持を受け、社会現象ともなり、 失神グループなども登場したが、熱気が冷めるのも早かった。 グループサウンズを深く愛聴し、また通暁する著者は、 どんなGS関連の書物にも、GSはビートルズの影響下にあったとされるが、 まずは、その「常識」をくつがえすことから始める。 そして彼らの音楽に深く分け入り、各グループについて詳細に論じる。 その魅力の解き明かしものが本書の醍醐味といっても過言ではない。 また付録として、生き証人の垂涎もののインタービューで、 様々な真相があかされ、秘話も満載だ。 タイガースの起源はマージャン仲間を集めることって信じられるだろうか。 時代の徒花なのか、あの時代にどんな意味があったのだろうか。 みんなバラバラだったのに、グループってどこかヘンだ! そう、テレビ局が意図的につくりだしたもので、 またの名をエレキ歌謡っていうらしいから! 東京都世田谷区等々力出身。慶應義塾幼稚舎、慶應義塾普通部を卒業。 慶應義塾高等学校に進学。高校在学中に音楽活動を開始し留年を重ね、 2留して高校を卒業後、慶應義塾大学文学部に入学するも ほとんど学校には顔を出さず、中退。 現在は居所不明の近田は、DNA「龍」主導で流行を追う新し物好き。 あれもこれも興味対象は無限に近い。 「龍+玉」は、物事の歴史や背景を深めること使命をもつが、 周囲と歩調がとれず誤解を生じることもあり。 「龍+禄」は、やみくも。 才能は「禄」で、不器用な引力本能。 「龍+司」は、意外と用心深い。 「陽+龍+寅月」は、芸事の才能あり。 「卯」年生まれ「陽申」は、内外シーソー。 生き方を表す伴星は「貫」で、波の少ない人生が望まれる。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。 締めにあたる導星は「禄」で、他人が終了。 宿命の特長は、初春午前4時頃の陽光で、 ビル群や洒落た街並みを照らすのだが、 総エネルギー191点と身強とはいいがたいのに、 木性50点は自身の火性40点を上回っており恵まれた面あり。 とはいえ陰陽の金性が天干に二点でおり、迷いあり。 干合相手の「宝」が年干にあるため、仕事好き異性好き、 にもかかわらず、陰陽硬質金性が月干にあり、ひとつに没頭できず。 守護神水性は15点しかなく、稼働力も栄誉も稀薄で、 その道の達人であろうと頂点に君臨することのない 常に昇るぞ昇るぞと掛け声だけの朝陽で、 美しいのだが、内外シーソーもあり、集中力に欠けるので 持続力もないばかりか、私的面を気にしすぎれば、 趣味に走れば、万全な形にはならず。 年干支の「宝卯」は、小商いの商店主。 月干支の「鉄寅」は、臨機応変。善にも悪にもなれる。 そして日干支の「陽申」は、閃きだけの世渡り。 干支番号構成は、28-27-33と南方と西方の狭量地域で、専門家。 後天運は、初旬「7歳畑丑」は、DNA「調」の繊細な反抗心が付加。 月支「寅」に年支「卯」へと外に拡がる変則方三位は、 未来へ内側から出て行こうとするが、これといった稼働条件なし。 2旬「17歳山子」は、DNA「鳳」の半会付の変剋律で、 発信力を工夫に工夫を重ねれば、才能が開花する時期も、 勢いはないので、いわゆるブームには乗り切れず。 3旬「27歳灯亥」は、DNA「石」の害で、仲間との軋轢、裏切り。 多くの仲間のために汗をかくが、そこで揉まれて力は蓄えても、 恵まれぬ結果というか正統な評価はされない。 4旬「37歳陽戌」は、DNA「貫」で年干支「宝卯」の干合支合。 月支「寅」の半会で、自分らしい路線に悩むつつも、 自己の担う役割が変化して、マイペースを嘆きながらも才能を発揮。 5旬「47歳草酉」は、DNA「玉」で進み行く方向の変化で、 あらたな落ち着きのある食い扶持の出現も、仕事は細分化し、 不満は募るが、本流の意向であることは理解している。 6旬「57歳木申」は、DNA「龍」の主導DNAで自己確立。 月干支「鉄寅」の天剋地冲は、立場の変更も腹をくくれば正解。 母親の介護に結腸癌を開腹手術も、救いあり。 現在の7旬「67歳雨未」は、DNA「牽」で格好をつける。 重鎮とまではいかぬが、相応のポジションを獲得し 年支「卯」の半会を救いに前進をしたいところ。 今後は8旬「77歳海午」は、DNA「車」で老いて危険。 精力的に動き廻るが、さすがに力はなえてくる模様。 日干「陽」の母親は「草」なので、近田の母親成分は年支「卯」内の「草」。 DNA「玉」になるので、大正解の音楽教師。 父親はその干合する「鉄」なので月干にあるので近しい存在。 陰陽の「宝」もあるから多忙人と思われ縁はありそうで稀薄。 実際、NHKからTBSに移っている。 本人は木性過多なので、知能指数169をたたきだした天才児、 慶應幼稚舎に入る。 「僕は春夫君とやっていく自信がないんです・・・」と 担任教師が嘆くほどの多動症で、人を笑わせるのが好きだったという。 天才だったはずなのに、慶應普通部から慶應義塾高校と 進学するごとに成績は悪くなり、高校2年で落第。 どうにか慶應大学まで進んだもののほどなく中退は、 後天運が恵まれなかったからに他ならないが、その後もコアな場所ではなく、 業界と少しだけ距離をおくことになったが、 それはそれで役割を担ったことになる。 71年(宝亥)の年干支「宝卯」の大半会を伴う60年に一度の干合支害年に、 「anan」編集部でアルバイトを始めるという妙なものは、 スタイリストの近田まりこ(52-05XX)と知り合い結婚するが、 それは昔の話で、現在は何も見えてこない。さすがに内外シーソーだね〜☆ |
近田春夫○51-0225 |
陽鉄宝海 申寅卯-7 司禄禄龍玉(龍主導) 木性(50)火性(40)土性(40)金性(46)水性(15)/総合191 辰巳天冲殺/変則方三位(7歳畑丑) 変剋律(17歳山子/27歳灯亥/37歳陽戌) 害(27歳灯亥)/主導DNA(57歳木申) 水性脆弱/内外シーソー +7歳畑丑/17歳山子/27歳灯亥/37歳陽戌/47歳草酉/57歳木申/67歳雨未/77歳海午〜 |
■2023年09月05日(火)陽寅 |
浅倉秋成○六人の嘘つきな大学生の毒性を探る |
○12年(海辰)のDNA「貫」の大半会年に第13回講談社BOX新人賞Powersを 「ノワール・レヴナント」で受賞しデビュー。 19年(畑亥)のDNA「牽」の天冲殺年に 「教室が、ひとりになるまで」が第20回本格ミステリ大賞、 第73回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にWノミネート。 21年(宝丑)のDNA「玉」年に、「六人の嘘つきの大学生」で、 ブランチBOOK大賞2021(21-1225/灯未)を受賞。 第5回未来屋小説大賞第2位ほか 各種年末ミステリーランキングや本屋大賞にもランクイン。 同作は24年(木辰)の主導DNA「鳳」の半会年に 映画化されることが決定している浅倉秋成(89-1108/海申)の同作が 06月25日(木寅)の主導DNA対冲日に文庫化されている。 09年(畑丑)という象徴的な時期にリリースされた 「スピラ」という名のSNSが爆発的速度で若者の心を掴んだ 成長著しい渋谷にあるIT企業「スピラリンクス」が 11年(宝卯)に初めて行う新卒採用の選考に残った波多野祥吾は、 他の五人の学生たちとともに 1ヶ月で最高のチームをつくりだすという課題を与えられ、 和気あいあいと全員採用の実現を目指すが、 選考本番直前になって、表向きは東日本大震災の余波などにより、 採用枠が「たった一人に絞る」に変更され、疑心暗鬼になる。 仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになり、 内定を賭けた議論が進む密室の中で、六通の封筒が発見される。 個人名が書かれた封筒を空けると 「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。 彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。 そして月日がたち、採用された者が往時を振り返り、 犯人扱いされた波多野ではない真犯人にたどりつき、 その真意に迫り、新たに人事の選考官ともなり学生達の就活に挑む。 新興企業の採用側と就活側の苦悩を巧みに利用した 圧倒的共感を集めた青春ミステリは、 一過性なのかそれとも語り継がれる歴史になるのか。 しかし「ただ僕はひたすらに、あの日の真実が知りたかった。 他でもないそれは、僕自身のために。」で救いがあるのか。 あの企業がモデルだなというのは何となくわかるが、 登場人物が採用側もふくめて、あまりにもステレオタイプなのは、 読者にはわかりやすいかもしれないし、公開されなかたった告発状の内容が、 薬物依存で話題になった人気歌手が身内というのも、軽すぎた。 そもそも姑息な手段で社会にでても、自然界は許すことはない。 就活だけが全てではなく、むしろ社会にでてからが重要で、 つまらないことで人生を棒に振ったり、この世から消えてしまうこともある。 金銭と時間さえあれば、誰かの弱味をみつけるなんて簡単だ。 六人の中から一人を投票で選ぶというのも滑稽だが、 「愛のあるスポーツ部活暴力」「堕胎容認とポイ捨て」「水商売の経験」 「老人向け詐欺バイト」「未成年飲酒」に対し、「犯人は酒が飲めない」、 「犯人はもっと優秀な友人がいて面接から落とされていた」 IT企業でさえ苦労する人事の実態。 否、善し悪し別に新興IT企業だからこそか。 そんなものは自然界の技術を使えば犯罪者くらいあぶり出せるが、 遅れているし汚れているし、陳腐なくらい笑えるものだ。 理屈だけ先行していて、技術的には普通だし、そもそも感動がない! 映画にしたところで、害持ちの主導DNA年とはいえ、 興業成績は期待できぬのではないか。就活生は読んだり見たりせずが正解。 千葉県千葉市稲毛区出身。大学名は不明だが文学部心理学科卒業。 体育会系の印刷会社の営業として勤務するが、 14年(木午)の主導DNA「鳳」年に退職し専業に、しばらく実家で生活。 21年(宝丑)に一人暮らしを始めて現在は千葉県内在住だと思われる浅倉は、 DNA「鳳」冲殺主導で、他人とは一線を期した工夫を凝らし遊ぶ。 才能は「鳳」も冷静を装った激情で、屈折した変化球。 「鳳冲+車」は、大衆的でそこはかとなくビジネス臭漂う。 「車」×2あり、実践力あり。 「鳳冲+牽」は、温厚かと思えば、気分は流され脱線もする。 「鳳冲+調」は、妙に女性心理を知っているような現実優先主義者。 「海+鳳冲+亥月」は、批判力破壊力ありで、実は皮肉の塊。 生き方を表す伴星は「鳳」で、遊び半分みたいな人生。 物事の始めの洩星は「車」で、何もないところから始める。 締めにあたる導星は「車」で、自己の考えで無に帰す。 宿命の特長は、初冬午後十時頃の花壇で装飾された港の夜景。 本質は暗い「海」だが、自身の水性は63点という身強。 主導DNA方向の木性は26点しかなく、出口が狭いうえに冲殺されており、 屈折した方向は「鳳」より「調」に近く、あからさまに独創的で、 他者の追従を許さぬ逆転の手法、あるいはひねくれ。 これは月干「草」が害の上に乗っているため。 引力本能の火性16点は年干支「畑巳」VS月干支「海申」の天剋地冲で、 犠牲になるどころか、現在のところは刺激されて、表にでてきている風情。 これも土性54点の稼働力のなせるものだし天干に栄誉の「畑」があり、 創造力の金性が48点も相応で 、外向きの気持ちならば問題なし。 つまり月支「亥」VS日支「申」が害のため、冲殺への刺激にもなるが、 内側に固執すれば、暴発したり単純にキレたり、裏切り者になり、 今作はそれが複雑怪奇に活かしきったものに違いない。 実家との決別は大正解で、首尾一貫持続力の無さを巧く活かしたか。 どこまでも無限大の拡がりを生月冲殺らしく見せてくれば さらに成長するだろうし、内側の幸福を求めてしまえば、 どこかで失速しないとは言い切れず、自戒次第。 年干支の「畑巳」は、俗に言う白蟻。組織の獅子身中の虫。 一見和やかな風情で好位置を確保しているかにみせかけて、 ここぞという時に破壊活動で根幹から逆転をしかける。 月干支の「草亥」は、仲間と群れながら他者に毒を注入。 そして日干支の「海申」は、お気楽。年齢の加算とともに成長する。 干支番号構成は、06-12-09で東方のみの狭量領域で、同時代に特化か。 後天運は、初旬「1歳木戌」が、DNA「鳳」の自己確立で、 早熟で自分の進み行く方向は意識できたはずだが、 日座冲殺がらみの10年運天冲殺で、存分には活動出来ずに、 力を封じ込められた状態で、社会にでるまでは加速がつかず。 2旬「11歳雨酉」は、DNA「石」の協調性和合性。 年支「巳」の半会もあり、ヤル気は十分だが、伸びきるまでは行かず。 3旬「21歳海申」は、DNA「貫」の律音で、力は倍増。 水流の塊がまるで渦のように、一気に拡散され、デビューに漕ぎ着ける。 現在の4旬「31歳宝未」は、DNA「玉」の深い洞察力に温故知新。 過去や学びなどで、学生時代を振り返り就職戦線も描く。 月支「亥」の半会は自信をもって、ひとつの流れを極める。 今後は5旬「41歳鉄午」は、DNA「龍」の改良改革気分一新。 月干干合は進む行く方向性の変化。目下や夢の変貌も決め手なし。 6旬「51歳畑巳」は、DNA「牽」の名誉の支合で一定の立場。 月支「亥」と日支「申」の害も切れ、放たれたように最高の位置を獲得。 7旬「61歳山辰」は、DNA「車」の半会。 多忙を極めるのか、単に危機が迫るのか。結果あるので、ぐつつきはなし。 8旬「71歳灯卯」は、DNA「司」の干合。 地道な変化か単純に堅実で、さすが年齢もありながら守護神で悪くない晩年。 さて「(浅倉は設計図を作り)それぞれの行動や台詞もエクセルに書いて、 全体を把握してから書き始めます。 細かいところで遊ぶためには、大枠が見えていないと迷子になるので、 マクロからミクロに落とし込んでいく感じです」と 執筆方法を解説しているが、これなどは冷静で中庸心ある「鳳」が冲殺され、 一歩踏みこんだ面倒な形になったものだろう。 害持ちの生月冲殺だから、そうして自己を律していかないと、 崩壊危機を迎えるので、それは極めて正しい。 際だった宿命もなく、害持ち生月冲殺が頑張るには、 そのくらいのことをせねば無理なのだ〜☆ |
■2023年09月07日(木)山辰 |
雪下まゆは絶好調で誰も逆らえない○ |
○何を考えているかカチッとすることのない生年生月冲殺のため 幼少期から絵を描くことは好きでも、 美大受験を決めたのは高校3年生になってからで、多摩美術大学に入学し、 大学1年生の頃からSNSでイラストを発表。 そのイラストを見た同級生のハヤカワ五味(95-0822/草酉)が、 ラフォーレ原宿のポップアップショップでイラストを起用しプロデビュー 18年(山子)のDNA「玉」の守護神害年に卒業するも、 ありがた迷惑年のため就職活動に挫折し、 イラストレーターとして活動を続けてきた 雪下まゆ(95-1206/宝未)が、目下絶好調だ! 埼玉県内に誕生し現在は都内に棲息していると思われる雪下は、 DNA「調」冲殺主導で、屈折した独創性で 偏屈なのにそこはかとなく女子の姿を一瞬で切り取る。 「調冲+調」は、一見哲学的美観も動物的勘で描ききる。 原則受け身で、自己発揮ではなく注文を受けた作品に 思わぬ訴求力を内在させて、商品の売りに貢献する。 才能も主導する「調」で、儚く持続できずあっけない。 燃焼しすぎると病んで短命になるのは危険。 「調冲+龍」は、気分屋の向上心に、決して満足しない探究心。 「調冲+車」は、激しい気勢が制作の原動力で、落ち着くことを快くしない。 「調冲+禄」は、組織になじめず孤高の引力本能。 「宝+調冲+亥月」は、遊び人で妙な色香で同類をいざなうが、 いわゆる結婚や普通の生活に居身には興味はなく、 愛らしい女子を愛でることで、刺激を感じる。 「亥」年生まれ「宝未」は、矛盾だらけに見せて自己矛盾はなし。 生き方を表す伴星は「石」で、人脈の拡がる人生で、人を呼ぶ。 物事の始めの洩星は「調」で、離別から始まる。 締めにあたる導星は「龍」で、固執せず常に先を見る。 宿命の特長は、初冬午後十時頃の渋い魔力を放つ宝飾品で、 スポットライトに照らされた草花が添えられる稀少価値あるもので、 塩水に浸されたマングローブのようなものが、 年支と月支の「亥」と日支の「未」で半会される地支木性一気格的のため、 引力本能抜群で、姿をさらすことが商いに繋がる希有な存在で実業家の星。 ひとつのことに留まらず、常に新たな挑戦をすことで、生きながらえる。 年干支の「草亥」は、仲間を誘いながら巧みに利用できる存在を嗅ぎ分け、 毒を注入しながら、仲間に繰り込む。 月干支の「灯亥」は、怨念のようなもので恨みが原動力。 そして日干支の「宝未」は、不言実行の実業家。 用心深く懐疑の念ありで、自己はさらけださず、商品で語る。 パートナーは利用できてもいわゆる結婚には向かない単独運。 干支番号構成は、12-24-08で東方2点に南方1点で、芸術ではなく営業。 後天運は、初旬「1歳山子」が、守護神DNA「玉」も害。 旧いもの、本流、伝統、母親などのありがた迷惑。 個人的趣味趣向に屈折した傾向が付加も、 苦悩は才能を不自然な方向に磨くことになる。 とはいえ守護神のため、庇護された状態。 2旬「11歳畑丑」は、DNA「龍」の守護神対冲で、 初旬で受けたもので可能な部分のみ破壊。美大へ進む。 現在の3旬「21歳鉄寅」は、DNA「石」の仲間作り。 年支と月支(共に亥)の支合による、さらに木性強化。 仲間が仕事や財をもたらすもので、売れっ子。 今後は4旬「31歳宝卯」が、年支と月支(共に亥)に、 日支「未」のからむ大半会三合会局で、巨万の富を得る。 手堅い仕事に陰りなく、大きな存在になる。 5旬「41歳海辰」は、主導DNA「調」で自己確立。 月干「灯」の干合は進み行く方向の変化で、 「草」化はDNA「禄」の魅力成分全開で、感謝と奉仕があればなお可。 とてつもない特別な存在になっている。 6旬「51歳雨巳」は、DNA「鳳」。 年支「亥」の対冲、月干支「灯亥」の天剋地冲で、 大きな転換期も、ゆとりと中庸精神でのんびりが功を奏する。 7旬「61歳木午」は、DNA「司」でとてつもない財力。 8旬「71歳草未」は、DNA「禄」に感謝と奉仕で放出。 あの世に金銭物質はもっていけまい。 写実的なのに、イラストならではのデフォルメや フィルムカメラのような質感を持つタッチで一世を風靡し、 音楽ジャケットや小説の装丁画、広告ポスター、CMなど八面六臂の活躍。 当初は商業的な作風と趣味を分けていたが、今やなにもお構いなしで、 初旬害洗礼らしく、ダークな色合いでも勝負する。 ファッションブランド「Esth.」を立ち上げ、TBSラジオのヘビーユーザー。 「調」冲殺主導は、繊細で少女趣味の権化で圧倒的宿命。 今年一杯は絶好調も、向こう2年(24年/木辰・25年/草巳)は商売優先。 その後には60年に一度の干合支合年(26年/陽午) という最高の栄誉も待っている。 恐ろしいくらいの成功物語には、いずれ大きな感謝と奉仕が求められる! そしてずっと孤独で独り身なら、喰うに困らない! それさえ出来れば短命で終わることもない!出来るか否かだけ〜☆ |
雪下まゆ○95-1206 |
宝灯草畑 未亥亥+1 禄車龍調調(調主導) 木性(66)火性(32)土性(16)金性(22)水性(56)/総合192 戌亥生年生月冲殺 害(1歳山子)/大半会三合会局(31歳宝卯)/主導DNA(41歳海辰) 地支半会木性一気格/木性過多/土性脆弱/水性過多 +1歳山子/11歳畑丑/21歳鉄寅/31歳宝卯/41歳海辰/51歳雨巳/61歳木午/71歳草未〜 |
■2023年09月11日(月)海申 |
須藤古都離○無限の月の人智を超えた誠の愛と魂の行方 |
○大学卒業後、国内メーカー等で営業職を経験し、退職。 その後、小説家を目指し、19年(畑亥)から作品を新人賞に応募し始める。 22年(海寅)の大半会年に「ゴリラ裁判の日」で、 第64回メフィスト賞(22-0531/木申)を満場一致で受賞しデビューした 須藤古都離(87-0513/海戌)の 『無限の月』が、07月10日(畑巳)のDNA「牽」日に上梓された。 「私は一人だった。死ぬまでずっと一人なのだろうと思っていた。 いつからか、あなたが私のもとへ来るようになった。 夢を見る時、私たちは一緒だった。眼を覚ませば、また一人になってしまう。 それでも、あなたがまた来てくれると分かっているだけで、 私は満ち足りていた」は、ある中国人女性の心の叫び! 中国のとあるごく普通な普通の街で起こった奇妙な出来事。 深夜、PCのディスプレイに「誰かたすけて」の文字が、いくつも表示された。 しかも、1軒だけではない。次から次に、異変は連鎖する。 何者かによるハッキングが原因かと思われたが、犯人はわからない。 日本では、脳科学をテクノロジーに昇華させ「時代」を作った やり手のIT経営者・藤浪隆の妻聡美が階段からころげ落ち大怪我を負った。 夫の不倫が原因で別居をしていたが、聡美がは隆と久しぶりに会う。 大学生の時に知り合って、20年以上も一緒にいたのだが、 そして、気づく。この人は、私が愛したあの人じゃない。別人だ・・・。 隆は自身の会社で開発したカチューシャ状の未完成品を装着して 休憩室で夢をみることで、 利発な書家の中国人女性「張月=ジャンユエ」の人生を体験する。 そしていま、彼女は夫に抑圧され、助けを求めている。 隆は感じる。彼女のほうも自分を知り得ているはずだ。 そうだ、中国を目指そう。 一緒に会社を立ち上げた共同経営者の木下と共に中国へ向かい 張月の友人のメアリーや街のシステムを引き受けている電気屋の機転で、 九死に一生を得た、手に汗をにぎる救出劇と、 全てが双方向でなかったために起きた不可解な現実。 隆は張月でもあるのに、張月は隆を認識しようと隆ではない。 中国と日本を舞台に、予想を裏切る角度と速度で展開する ノンストップエンターテインメントは、この世の物ではない。 異変に最初に気づいたのはグレゴリーというヨーロッパの写真家。 何気ない家の写真をとることで家族の問題を感じてしまう。 聡美はやがて隆を理解するのだろうか。 「無数の細胞が一人の人間を形作るように、 無数の私でできたシステムこそが私の本質だった。 夢で繋がることは、無意識の呼吸のように、 脈打つ鼓動のように自然な循環だった。それを忘れることさえなければ、 私も私以外の人間も、人は全ての存在であった。」 この世は魂の集合体。 離合集散を繰り返しながらも、ひとつであるのかもしれない。 神奈川県横浜市都筑区出身。青山学院大学を卒業。 (06年に中退という記述があるが、同じ大学なのに詳細不明)。 現在の居住地は不明で、営業職を経験するが仕事になじめず退職した須藤は、 DNA「龍」主導で落ち着きのない人。 常日頃から新たな精神世界に浸り、非現実的な世界観を構築する。 才能も主導する「龍」で、物事を真っ直ぐではなく、 あらゆる角度から観察して、秘匿されている部分を探る。 「龍+調」は、どんなに恵まれても満足せず、海外へ逃避。 「龍+玉」は、誤解されやすい性癖とそれを逆手にとった表現力。 「龍+司」は、発想はともかく表出されるものは古典性。 「海+龍+巳月」は、一家の犠牲になりやすいので、 気候や風土の異なる場所に逃れて成功する。 「卯」年生まれ「海戌」は、一発勝負型。 生き方を表す伴星は「貫」で、波の少ない地道な生き方。 物事の始めの洩星は「調」で、何かを破壊して。 締めにあたる導星は「司」で、終わりは何でも自分の意志。 宿命の特長は、初夏午前十時頃の「海」で、 花が咲き誇る燈台に守られた、小さな湊で、特別な商いをしている 総エネルギー205点はそれなりだが、自身の水性は僅か13点。 異世界や海外が救いになるので、不可思議地域との交易に向かう。 表現力の木性は46点で、相当無理をしているので疲弊しやすい。 とはいえ火性67点で引力本能抜群で売れるのはウレシイところ。 土性46点と稼働力あり、守護神創造力の金性33点は救いも 自身の水性が13点なので、さほど強くなくとも間に合っている印象。 夏生まれは嫌われず、ともかく売れる作家であることは間違いなし。 また、年干「灯」と日干「海」が干合すれば、 それぞれ「草」と「木」になり、月干の「草」をいれて 木性の天干一気が完成するので、仲間と力をあわせて事件を解決。 年干支「灯卯」VS日干支「海戌」は干合支合で、仕事も好きだが、 仲の良い配偶者と出会ったはずで、対社会的なり仕事場なりで、 ほぼ理想の異性と遭遇しており、本作のテーマも誠の愛。 年干支の「灯卯」は、時間をかけて吟味するがその気になると素早い。 月干支の「草巳」は、完全なる愛欲の実現のための放浪。 そして日干支の「海戌」は、新世界への挑戦者。 干支番号構成は、04-42-59で東方西方北方で、南方欠け。 決して夢幻の話では絶対にない。 後天運は初旬「2歳木辰」は、DNA「鳳」の対冲。 発信力の変更、あるいは遊んではいられない。 宿命内干合日干支「木戌」と納音するので、後天成功運型。 また、初旬日居冲殺で、表現力に対する犠牲は10年運天冲殺まで続く・ 変則方三位もあるので、多岐にわたる興味対象。 2旬「12歳雨卯」は、DNA「石」の支合で、妥協。 仲間とも問題もあるが、何らかの事情で大学を中退して、やり直し。 3旬「22歳海寅」は、月支「巳」の害を伴うDNA「貫」の大半会で事件あり。 サラリーマンに向いていないと悟り、退職を決意。 現在の4旬「32歳宝丑」は、DNA「玉」の10年運天冲殺刑で、 登竜門をあっさり通過で、衝撃的なデビュー。 海外のことや異世界を描こうと、どこか落ち着きある伝統王道の様相。 今後は5旬「42歳鉄子」が、DNA「龍」の改善10年運天冲殺で作風の変化。 進み行く方向性の変化は月干「草」が「宝」になり、金性強化で厚み増す。 変剋律も始まるので、まずは流浪や創作の幅をひろげる苦悩で才能を磨く。 干合木性天干一気も破格となると、集中力が失せればこれも問題。 6旬「52歳畑亥」は、DNA「牽」で名誉。年支「卯」の半会で世界が拡がり、 月干支「草巳」の天剋地冲もあれば、文壇の中心人物として要職につくが、 役目役割に終始しすれば、自己の時間が削られ、この苦痛が才能を磨く。 7旬「62歳山戌」は、DNA「車」で多忙。年支「卯」の支合で表向き順調も、 慌ただしく干拓されるようで野蛮なテーマで消化できるか。 8旬「72歳灯酉」は、DNA「司」の干合支害で、その気になると失速。 体調不安もあろうし、年干支「灯卯」の納音や干合木性天干一気破格で、 さすがの子丑天冲殺であろうと稼働は厳しい状況。 さて、須藤は22年(海寅)の11月(宝亥)には子供が誕生している。 配偶者との出会いは学生時代か仕事時か不明も、 年干支に配偶者成分があり干合支合しているところは、 妻が仕事をして須藤が子育てに忙殺されるとみて差し支えないだろうし、 妻は目立つ存在なので、頼りにされて須藤を支える存在。 須藤より年下で、なおかつ天冲殺結婚でないことを祈るばかりだが、 やがてそれは答えがでるだろう。 子育てが忙しいのは、配偶者成分の「灯」の生みだす「山」が、 「海」からみればDNA「車」になるので厄介なのは自然。 なお「海戌」は、飽きやすい側面があるので、一つのテーマで一作品。 なのでシリーズ物には手が出せず、常に挑戦して読者を楽しませてくれる。 売れっ子になって時間がなく、YouTubeもtwitterもInstagramも 04月06日(木午)のDNA「鳳」日に削除しているが、 「僕個人は、スマホを見ている自分が嫌になってきたので」は 作家は作品に専念すべきなので、それで良いのではないか〜☆ |
■2023年09月15日(金)陽子 |
江口寿史○This is 江口寿史!!の遠回りと夢の続き |
○77年(灯巳)のDNA「鳳」の守護神条件なし天冲殺2年目に、 「恐るべき子どもたち」が「週刊少年ジャンプ」ヤングジャンプ賞に入賞。 ストーリー漫画でのデビューとなるが、 同年「8時半の決闘」で赤塚賞に準入選し、ギャグ漫画家に転向する。 また「週刊少年ジャンプ」に「すすめ!!パイレーツ」を連載。 野球ギャグ漫画の先駆けとなり、大ヒット。 以後「ひのまる劇場」「ストップ!!ひばりくん!」 「エイジ」「寿五郎ショウ」など、次々と人気作を発表。 その後、集英社との専属契約を終えてフリーになり、 イラストレーターとして活動開始。 88年(山辰)のDNA「司」の引力本能強化天冲殺年には、 「漫画アクション」に「江口寿史の爆発ディナーショー」を連載。 92年(海申)に同作で、第38回文藝春秋漫画賞を受賞。 同年より97年(灯丑)までは、 デニーズのメニューイラストを担当して話題になるなど 雑誌、小説の装幀、CDジャケットイラストなど、幅広く活動している 江口寿史(56-0329/草未)が、DNA「龍」の三合会局年を迎え 07月30日(畑丑)のDNA「禄」の天剋地冲日に、 とんぼの本『This is 江口寿史!!』を刊行した。 江口寿史の創作の秘密とは何か。さまざまな角度から解剖する初の試み。 生み出すギャグはポップ&クール! 描く女の子はとてつもなくキュート! かつてはtwitterでも「漫画から逃げてイラストでお茶を濁している」と アンチも多かったと嘆くが、今ではそんな雑音とは無縁になった。 肩書きは漫画家でも、もう20年は現場から遠ざかっており、 それは夢の中(77年/灯巳)始まりだから仕方があるまい。 そんな絵師・江口のマンガ&イラストの世界を多方面から見つめた。 ギャグからの脱却を語った大友克洋(54-0414/鉄子)との 干合支害の超貴重対談に、制御不能の守護神方向とはいえ、 江口の長女(後述)の高校(日大二高)の同級生の おのののか(91-1213/灯巳)を起用した神業ともいえるライブスケッチは、 事前の打ち合わせなしで、その共通の話題で盛りあがりながら 仕上げるという神業ばかりか、 昨年(22年/海寅)に行われた岩手県立美術館でのライブドローイングでの 密着取材まであり、衝撃の白いワニの伝説ばかりか、 傑作8選を解説入りで披露しているほか、 竹久夢二やフェルメールを意識した横顔へのこだわり。 また、80年代半ばに連載された単行本未収録で ミスタードーナツとのコラボでもしられる「パパリンコ物語」 第1〜3話を掲載されるなどファン垂涎の書になっている! 熊本県水俣市生まれ。70年(鉄戌)に父親の転勤で千葉県野田市に転居。 千葉県立柏高等学校卒業後はデザイン専門学校に入学するが中退。 デビュー当初は千葉県流山市在住も、 その後(原稿の遅い)作家が住み着く集英社の執筆室に住み着き、 79年(畑未)のDNA「禄」年に編集者の勧めで 東京都杉並区西荻窪のマンションに住居兼仕事場を構える。 81年(宝酉)には仕事場だけ東京都武蔵野市吉祥寺に移転。 近場で転居を繰り返し、現在も東京都杉並区西荻窪に住み続け、 仕事場は吉祥寺の中で何回か引っ越し、 95年(草亥)の大半会年から現在地に仕事をしていると思われる江口は、 DNA「貫」主導で、究極は気に入った仕事しかしない人。 なので気が乗らないと、遅筆になったり、拒絶する。 才能も「貫」で、我が儘で攻撃されるとより意固地に強くなり、 好き嫌い激しく敵味方が明確になってしまう。 「貫+牽」は、目的遂行のためには雑ながら結論ありき。 打算ありきの人生も、格好だけはつけたがる。 「貫+禄」は、素直には表現せず全て計算されつくした表現手段。 「貫+調」は、集団行動苦手で恩着せがましいことが大嫌い。 「貫+車」は、自分には正直。 「草+貫+卯月」は、存外用心深い。 「申」年生まれ「草未」は、真っ直ぐ進む。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動。 物事の始めの洩星は「貫」で、自力で始める。 締めにあたる導星は「牽」で、名を残す。 宿命の特長は、仲春午前六時頃の陽光に照らされる 砂利の中から顔をだす群生花の徒花。総エネルギー202点はそれなりも、 自身の木性は60点もあり身強扱いで、守備本能は抜群。 伝達本能の火性、引力本能の土性、攻撃本能の金性はそれなりも、 習得本能の水性17点は、春生まれの成長を促進するには、 「申」内水性「海」のみで塩濁水は、古色蒼然。 実は新しいことはなく、良い意味でワンパターン。そして飽きやすい。 とはいえ、年干「陽」と月干「宝」が宿命内干合すれば、 それぞれ「海」と「雨」になり、仕事面で集中すれば使用可能。 年干支の「陽申」は、直感が全てで無から何かをつくりだしお金にする。 月干支の「宝卯」は、庶民的で商売繁盛。 そして日干支の「草未」は、誰にでも好かれるがどら息子みたいなもの。 干支番号構成は、33-28-32で西方の限定領域。あれもこれも出来る訳ではない。 後天運は初旬「2歳海辰」が、DNA「玉」の旧き味わいのある10年運天冲殺で、 年干と月干の干合による宿命内干合年干支「海申」と大半会するため成功運型。 熊本県水俣市という地域に翻弄されていた時代。 2旬「12歳雨巳」は、DNA「龍」の改良改革気分一新10年運天冲殺で、 千葉県野田市への転居は歴史的転換のはじまり。 この最後の最後にデビューし、あしがかりとなる。 3旬「22歳木午」は、DNA「石」の人間関係に鍛えられる苦渋濃厚。 木性強化で日支「未」に年支「申」へと連なる 変則方三位と10年運天冲殺明けの勢いで修業こみで地歩築く。 4旬「32歳草未」は、才能強化のDNA「貫」の律音10年運で、 通常人より何倍もの力で存在感を発揮して、文藝春秋漫画賞を受賞するなど。 初婚の詳細は不明も、再婚はここ。 5旬「42歳陽申」は、DNA「調」の守護神独創性。 月干干合は進み行く方向の変化、気分転換もあり、事務所を固定。 6旬「52歳灯酉」は、DNA「鳳」の守護神発信力と、 日支「未」から年支「申」に連なる「酉」の変則方三位で相応。 現在の7旬「62歳山戌」は、DNA「司」で堅実性で蓄積。 変剋律も始まり、お金や家族内の苦労が才能を磨く。長くなるが引用する。 実際「やっぱりお金がないのは危機ですよね。 すごくお金がなくなった時期があった。 それもそんなに昔の話ではなくて、2010年のことなので、 わりと最近なんですよ。お金がないっていうか、毎月の家のローンとか、 仕事場の家賃とかを払うのが精一杯で、生活費が残らない状態。 要するに自転車操業です。それで仕事場の家賃を何か月も待ってもらったりね。 半年以上も滞納してしまったこともありました。 そんな時期が5年くらい続いたんですよ。 僕はデビューしてから、お金で苦労したことがなかったんです。 とくにコミックスが出るようになってからはお金は自動的に入ってきて、 お金はいつもそこにあるって感じだったんですよ。 でも、その頃は、たまにイラストの仕事をやるくらいで。 イラストレーターとして絶対的な評価があったわけでもなかったですしね。 自宅を建ててからジワジワとお金がなくなってきて、 本当にお金がないっていう状況になった時に 初めてお金の大切さに気付いたんです。 周囲が原画展を開催することも勧めてくれました。 僕も地元の商店街のポスターを描いたりして、 吉祥寺の街と関わっていたこともあり、いろいろと助けてもらいましたね」 と懐古するが、これは14年(木午)に「原画を売ったんです(笑)。」になり、 15年(草未)の律音年の人生の折り返し地点に、 「KING OF POP 江口寿史 全イラストレーション集」の刊行へと続く。 「これまで僕が描いてきた漫画も含め、イラスト、 単行本のカバーとかCDジャケットとか広告で描いた絵、 つまりデビュー以来の画業を全て集めたんですけど、 それを見た人は江口寿史ってこんなに仕事していたんだと、 皆さんビックリしたんだと思います。 そしてその内容を展示で見せる展示会を全国8ヵ所でやったことが、 そこからイラストレーターとしての再評価が始まったというか、 風向きが大きく変わりました」なのだ。 今後は8旬「72歳畑亥」が、DNA「禄」の感謝と奉仕。 引力本能や投資で苦悩も、それが才能強化なので、 発信力を強め、求められるままに力を発揮し、世間のためになればいい。 ちなみ9旬「82歳鉄子」がDNA「牽」の干合支害なので、たどり着けるか否か。 不摂生は利いてくる見込みで、不名誉よりはみっともないですませたい。 さて、江口は初婚は不明ながらも、90年(鉄午)の60年に一度の干合支合年で、 アイドルタレントだった水谷麻里(71-0718/木辰)と再婚している。 出会いは不明ながら、前年の88年(山辰)と89年(畑巳)が、 交際は夢の中というのが濃厚だろう。 しかも江口の月干支「宝卯」が、水谷の年干支「宝亥」を大半会するばかりか 水谷の月干支が江口の日干支と同じ「草未」で共通干支にもなるが、 江口の思いがより強い関係性で、 同じ木性どおりの陰陽関係では頼りになるだろうが、 冲殺範囲をもたれており、これでは江口の運が大幅にあがるわけではない。 だからだろう、仕事は日を追って下り坂になり、 第一子女児(91-0925/山戌)は、夫妻の三合会局年誕生とはいえ、 水性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人のうえ、月支「酉」VS日支「戌」の害持ち。 お金もかかって仕方がないだろうし、配偶者成分皆無。 第二子女児(02-0301/山辰)は、共通干支なしの戌亥の生年冲殺で、 冲殺範囲をもたれているばかりか、金性ゼロ(DNA鳳/司なし)は、 内容皆無で崩れやすく、このあたりが無言の重圧となって 江口の活動を妨げていった感あり。 デビューが夢の中で、これだけ好き勝手をやったら、普通は終わり。 ところが、そこは商人の辰巳天冲殺らしく大復活を遂げたのは 変剋律で苦悩し巧みに才能を磨き、逆転できたということ。 遠回りしていなければ、こうはなっていないどころか、 もっと上のポジションで輝いていたかと思えば残念〜☆ |
■2023年09月18日(月)畑卯 |
黒田龍之助○ロシア語だけの青春と矛盾と役割 |
○スラブ語学者・言語学者で、東京工業大学専任講師を経て助教授。 明治大学理工学部助教授。 08年(山子)よりNHKラジオ第二放送「まいにちロシア語」講師を務める。 12年(海辰)より神田外語大学非常勤講師、18年(山戌)言語教育研究所特任教授。 神戸市外国語大学外国語学部ロシア学科客員教授。 日本放送協会教育テレビジョンの「ロシア語会話」の講師として 一般には広く知られて、ロシア語、ウクライナ語、 ベラルーシ語などスラブ諸語のほか、英語にも通じ著作も多く、 99年(畑卯)のDNA「玉」年には、 「羊皮紙に眠る文字たち」が木村彰一賞を受賞している 黒田龍之助(64-0918/鉄午)が、 17年(灯酉)から18年(山戌)にかけて、現代書館のHPに掲載され、 加筆訂正したものを18年(山戌)のDNA「龍」の天冲殺半会年に上梓した 「ロシア語だけの青春〜ミールに通った日々」が、 『ロシア語だけの青春』として 06月10日(畑亥)のDNA「玉」の天冲殺日に文庫化して刊行された。 勉強にも部活動にも興味がなくても外国語は大好き。 ただし、英語ではなく。英語は成績とか競争といった 実利と密接に結びつくので、運動神経が完全に欠如した どんくさい高校生には縁がなく、両親は英語どころか 外国語には興味もなにもなかったが、母方の親戚は語学が堪能で、 あれこれ口出しされない言語は、NHKの外国語講座を参考にすると、 残るはロシア語しかなかったというのだから笑える。 チェーホフの「桜の園」を原語で読みこなすまでになったが、 どこか物足りない、検定試験には落ちるし、そう喋れないのだ。 辞書を片手にやるには限界がある。偶然出会ったチェコ語の大学の先生に 「だったらミールにいくしかないよ」と紹介されたのがきっかけ! ※ミール・ロシア語研究所は58年(山戌)06月に、東一夫・多喜子夫妻が設立し、 「頭で理解するより体で覚える、体育会系」の 教養ではない実用スクールとして 13年(雨巳)08月24日(海戌)に閉校した55年間続いたロシア語の専門学校 東京の真ん中にロシアがあった! 新宿から山手線や総武線で一駅。 今でも西側にでるにはトンネルを抜け踏切を渡る! 代々木駅の至近距離の雑居ビルの中にあった 伝説のロシア語学校「ミール」で、発声の基礎からたたき込まれ 「アフリカと月はどちらが近いか?」の質問に、 「月です。アフリカは見えませんから」だとか 「ソ連の肉屋は骨までいれて肉の目方をはかるから、 なるべく骨のない肉の塊を買うべき」などという ロシア特有のギャグを使いこなせるようになったり、 業界では卒業生であることで一目おかれる特殊な立ち位置。 ミールとはロシア語で平和の意で、そのビルは平和ビルであり、 麻雀屋「ピース」(閉店)が経営する建物であったのは、偶然という話。 ひとりの高校生が人気語学教師となり、師範代となって 自分よりはるかに年上でロシアに赴任する商社マンに日常会話を教えたり、 コンダクターのアルバイトまでこなせるようになった日々を描く青春記! 父親は落語家の柳亭燕路(34-1020/木子)で、 母親は児童文学作家のせなけいこ(瀬名恵子)(32-1203/山戌) 。 東京都大田区大森近辺に誕生し、高校卒業後は、 条件なし忌み神天冲殺でもあり、唯一合格した立教大学へ入学。 中途で試験科目はロシア語だけという上智大学のロシア語学科に編入。 88年(山辰)のDNA「龍」年に、上智大学外国語学部ロシア語科を卒業。 94年(木戌)のDNA「禄」年に、東京大学大学院人文社会系研究科 露文専攻博士課程単位取得満期退学という経歴をもちながら 母校は「ミール・ロシア語研究所」と主張する黒田は、 DNA「石」主導で、何でも受け入れるが妥協も上等の貪欲さ。 「石+調」は、自尊心強くも地位や栄誉にはさしてこだわらず。 「石+玉」は、勉学による理屈で平常心を保つ。 才能は「玉」になり、静かに勉学を行う、あるいは教鞭をふるう。 「石+禄」は、行動力ありで人のために役立つ。 「鉄+石+酉月」は、強者でありながら、おだてに弱く、 他人から持ちあげられるのは、若くして「先生」という立場が似合う。 「辰」年生まれ「鉄午」は、矛盾を矛盾として感じない人生。 生き方を表す伴星は「玉」で、生涯勉強。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。 締めにあたる導星は「禄」で、他人が終了。 宿命の特長は、仲秋午後八時頃の小雨が降る 木性のレールの上を走行する列車で 目的によっては名所旧跡の案内はするだろうし、 求められれば何でも精力的に対応していかないと 錆びついてしまわぬように努力する。 あるいは水路を乗客や荷物を運搬するために 行き来するボートのような存在で、周囲は森林と肥沃な大地とすれば、 やはり希有な風景を案内したり、何らかの商品を密林の奥地から運搬する等 求められれば応える臨戦過程。 年干支の「木辰」は、しぶくて頼りがいがあるものの、 出しゃばりで目立ちたがりだが、内に秘める闘志は信頼感あり。 月干支の「雨酉」は、頭脳明晰世渡り巧みも 頭の回転は良いものの大胆で、悪しき気持ちなく他人を踏み台にする。 そして日干支の「鉄午」は、孤独故明るく振る舞うところがあり、 若い時から何かで厳しく育ったり自律していると本物になるが、 感情剥きだしになると危険。 干支番号構成は、41-10-07で西方東方の鋭角領域で、得意分野で力をだしきる。 後天運は、初旬「7歳木戌」が、DNA「禄」の感謝と奉仕の 10年運天冲殺で、世のため人のため役立つことを刷り込まれる。 制御不能なのに、イザという時の行動力は備わる。 年干支「木辰」を納音するので、親を踏み台にしながら、 親とは違う世界にはみだして行きながら、 社会にでていけば、相応の成功を収める可能性大。 2旬「17歳草亥」は、DNA「司」の10年運天冲殺で、 何かに対して地道な作業を積み重ねて行く、 人となりの骨格をこさえていく時期でミールとの出会い。 3旬「27歳陽子」は、DNA「車」の天剋地冲で、大逆転。 人生が180度ひっくり返る事件もあるが、 やみくもに多忙かと言われれば、結婚もしたであろうか。 4旬「37歳灯丑」は、DNA「牽」の害でありがた迷惑。 役割がたくさんありありがたいが、なかなか自分のペースを見つけづらい。 裏切りもあったろうが、あからさまに口にしないことが人間としての厚み。 5旬「47歳山寅」は、DNA「龍」の改良改革気分一新の流れ。 忌み神月干の「雨」は干合で「灯」、10年運は「陽」になり守護神化。 進み行く方向が劇的に変化をし、糧となった苦労が評価される手応え。 現在の6旬「57歳畑卯」はDNA「玉」で過去を振り返る。 「ミール」への恩返しもふくめて、見直し。 年干支「木辰」の干合支害は、前進力に陰りはややあり、 月干支「雨酉」の天剋地冲は、立場の変遷など。 今後は7旬「67歳鉄辰」は、DNA「貫」の頑固なまでの守備本能強化。 8旬「77歳宝巳」は、主導DNA「石」の自己確立でようやく己を知る。 年支「辰」と日支「午」をつなぐ変則方三位もあり、 仲間達に囲まれながら、役立つ自覚を強く意識する。 69年(畑酉)に出版されるも古書でも数千円もして 気軽に教え子に貸すこともままならなかった 「20カ国語ペラペラ――私の外国語学習法」を復刊させるなど 功績も多い黒田は、結婚当初同級生で既に定職をもっていた妻の世話になり、 それを紐扱いにされ憤慨した過去もある。 黒田としては自分のやりたい方向性のもので求められばやっていたので、 間尺にあわないのかもしれない。 なお、妻を干合する「草」ととれば年支「辰」内にあり。 その「草」が生みだす水性は僅か22点しかないので、 子供はいないのかもしれないという推測が成りたつ。 独創的発想の教え子全てが子供と考えれば合点がいくし、 子供という未来を犠牲にしながらも、業界の発展のために寄与した 功績は大きく、さすがに頑丈であるなと考える〜☆ |
■2023年09月21日(木)海午 |
高島鈴○布団の中から蜂起せよ アナーカ・フェミニズムのための断章の憂鬱 |
○ライターで、アナーカ・フェミニスト。 「かしわもち」(柏書房)にてエッセイ「巨大都市殺し」、 「シモーヌ」(現代書館)にてエッセイ 「シスター、狂っているのか?」などを連載。 ほか、「文藝」「ユリイカ」「週刊文春」 「ヒップホップ・アナムネーシス」に寄稿。 初の単著『布団の中から蜂起せよ―アナーカ・フェミニズムのための断章』が、 01月20日(山寅)のDNA「禄」の三合会局日に上梓し 「紀伊國屋じんぶん大賞2023 読者と選ぶ人文書ベスト30」の 1位に選出され、韓国語版の発行が決まるなど反響を呼んでいる 高島鈴(95-1030/木午)をとりあげる。 差別には敏感で、国会前で要求を叫ぶことも戦い! 誰かの差別発言を「それ差別ですよ」という勇気も必要だろう! あらゆる権力とあらゆる差別に反対するのは自由だが、 それがその人にあっているかは別物! 「今、この人の話していること、聞かないとだめじゃないかな。 耳を傾けるだけじゃなくて。体ごと傾けて。」などど持ちあげられ あなたに死なないでほしい。家父長制、資本主義、天皇制に抗して、 あらゆる生存のためになにができるのか、なにが言えるのか。 アナーカ・フェミニストの立場からこの国の歪みを抉り出す、 ライター高島鈴の初エッセイ集。脈打つ言葉は、きっと誰かの心臓と共鳴する。 「どうせ生まれてしまったんだから、他人のために、 少しでもこの世をマシな方向に動かそう。自分のために殺意を使うな。 首にかかった手を外して、ゆっくりと社会に向かって 拳を握り直そうではないか。いろいろなものに追い詰められて、 布団の上に横たわったまま動けずにいる身体は、 あなたの意志ひとつで蜂起に参画できる。 私はあなたと、そういう戦いをしたいのである」は本当か。 「蜂起せよ、姉妹たち」には到達点があるのか。 パンセクシャルを自認して威勢はいいが、 安定就職が叶わない矛盾とはどう向き合っていくのか。 体制に腹をたてるのは良い! でも生存はせなければならい矛盾が、読者の哀愁を誘う! 「わたしは暴力を否定しない」も含めて孤軍奮闘の達人だ。 東京都町田市出身。ゴリゴリの左翼家庭に育ったという。 私立の女子中高一貫校卒業も、該当校は絞られるが、詳細不明。 上智大学文学部卒業。上智大学文学研究科史学専攻、 博士前期過程修了、博士後期課程在籍中。 21年(宝丑)始めには実家を出て、僅か5回目の邂逅で、 映画監督の金子由里奈(95-1027/宝卯)と都内でルームシェア。 22年(海寅)秋には同居を解消し23区内で引越しも現在地は不明の高島は、 DNA「禄」主導で、自己顕示欲抜群で、あらゆる手段を使って、 何が何でも目立って注目されないと気がすまない人! 「禄+龍」は、視野は広くない。 才能は、この「龍」で精神の放浪と勉学。 「禄+調」は、発想が独自すぎて組織になじめず。 「禄+石」は、他力本願、他人の何かを利用する。 「禄+鳳」は、人は悪くない。 「木+禄+戌月」は、子供のような依存心。 「亥」年生まれ「木午」は、受け身の人生。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動。 物事の始めの洩星は「龍」で、実家からでることで始まる。 締めにあたる導星は「禄」で、他人が終了。 宿命の特長は、晩秋午後十時頃の残照ある不穏な草原を 支配するようにたつ樹木で、総エネルギー191点は少々心細いが、 自身の木性は50点あるばかりか、守護神発信力の火性も58点とあり、 なにかと話題を振りまいて存在感を誇示するのが狙い。 とはいえ土性は38点で期待するほど成果はなく、養分不足に陥りやすく、 金性21点の稼働力は格好は気にするだけで、水性24点も地頭は期待できずか。 月支「戌」VS日支「午」の半会は、内側の人間形成に興味が行きがち。 年干支の「草亥」は、誰かや何かを頼りに毒を注入するようなもので、 感性は鋭いが、世渡りが全てという感覚。 月干支の「陽戌」は、根っからの商人で、精神性の高揚は運勢不安定となり、 非凡な日常は何度も試されたり、裏切られたりする。 日干支の「木午」は、心やさしくて純粋ながら非積極的。 出し惜しみする傾向があり、内側に犠牲者をだしやすい。 干支番号構成は、12-23-31で東方南方西方を一応カバーするが、 そこまで幅広くもないところで存在感を誇示する。 後天運は、初旬「3歳灯亥」がDNA「調」の孤独感強化で、 少女趣味的かつ反抗的気質も、年支「亥」の刑で衝突しやすい傾向で、 全体的なには散漫で、これといった後天稼働条件はなし。 2旬「13歳山子」は、主導DNA「禄」で自己確立。 天剋地冲もあるので、大地がひっくり返るような思いも体験。 女子校に進んだのは、「調」強調としては悪くはく、 月支「戌」VS年支「亥」に「子」を迎える変則方三位で、 外向きの流れが強くなり、刺激を求めていった時代。 現在の3旬「23歳畑丑」は、DNA「司」の干合支害。 その気になると騙されかねないのに、ついつい動きすぎで挫折。 裏切りは同性異性かかわらずで、人嫌いにもなりかねず、 結果的に持続力がなくなり、仕事も失う。 この空回りを面白可笑しく文章化して、 一部には支持を受けても、嘲笑対象になりかねない。 今後は4旬「33歳鉄寅」が、DNA「車」の三合会局。 本来前旬は害がらみなので、その世界に縁がないので、 決別が望まれるところだが、一瞬多忙を極めれば、 さらにその気になって狭い世界で頑張ろうとするが、 これは月支「戌」VS日支「午」のからむ三合会局が 守護神火性強化になるためだが、炎上の恐れもあり、 斬り倒される可能性も否定できない。 5旬「43歳宝卯」は、DNA「牽」の名誉や不名誉。 役割強化でもあるが、月干支「陽戌」の干合支合で、 進み行く方向の変化で新天地を求めようと、 守護神「陽」が忌み神「海」の出現は短期的には気分良好も、 長期的には好ましいものではない。 6旬「53歳海辰」は、DNA「龍」の10年運天冲殺で、 月干支「陽戌」の天剋地冲もあり、忌み神放浪強化は、 体力次第で急上昇もありうるが、感謝と奉仕なければ災禍も伴う。 7旬「63歳雨巳」は、DNA「玉」のありえない落ち着き。 あるいは過去の見直しや古典に関わることでそれなり稼働。 原則ありえない忌み神で、感謝と奉仕ばかりか、同様に体力次第。 8旬「73歳木午」は、DNA「貫」の律音で、意固地。 10年運天冲殺を抜けて守備本能強化は頑固な年寄りになるばかりか。 さて、人々には信教や思想の自由は保証されているが、 高島の標榜するアナーカ・フェミニズムとは、 アナキズムとフェミニズムの両方を取り入れた考えで、 国家と資本主義に対抗し、革命を志向するアナキズムと 家父長制や性差別・ジェンダー規範に反対する フェミニズムをドッキングした思想であり、運動であるが、 高島は中世村落自治専門家として大学院に在籍しているが、 NHK出版(アルバイト)→吉川弘文館(アルバイト)→ITmedia(アルバイト)→ 株式会社Xemono(正社員)も事業縮小の煽りをうけて僅か3ヶ月で途方にくれる。 革命するなら資本家に雇ってもらおうとするなよ。 しかも、20年(鉄子)のDNA「車」の天剋地冲年には、鬱病まで発症し、 現在もなお不調のようで、「生存は抵抗だ」は結構だが、 「出版社に書類送っては落ち・・・・・を繰り返してるんです」としてうえで、 「私を落としたということはいつか私を著者にしたいという 気持ちがあるんだなと解釈することで前向きに捉えています」 には泣けるほど、はなはだお粗末で嘆かわしい。 高島には精神性の強い仕事は向いていない! 密かに応援する側ならまだしも、その運動の中核には向いていない! 月干支も日干支も辰巳天冲殺で、現実性強い商いでもできればいいのだが、 このままでは、生涯反骨では浮上浮沈を繰り返すことを気づくべきだ〜☆ |
■2023年09月26日(火)灯亥 |
如月新一○あくまでも探偵は もう助手はいない 否探偵もいない横浜愛 |
○13年(雨巳)のDNA「調」のありえない守護神年に、 角川Twitter小説優秀賞(13-0906/草亥)を受賞、 17年(灯酉)のDNA「牽」の害年に 「放課後の帰宅部探偵 学校のジンクスと六色の謎」で、 SKYHIGH文庫賞(17-1004/木子)を受賞、 新潮文庫新世代ミステリー賞佳作など数々の賞に輝き、 18年(山戌)のDNA「龍」の改良改革気年に 「放課後の帰宅部探偵学校のジンクスと六色の謎」でデビュー。 同年年、「レイトブルーマー 僕とココペリ」で、 文春文庫×エブリスタ バディ小説大賞 第2回「ロケーション」(18-0831/草未)で入賞。 19年(畑亥)の主導DNA「玉」年に「恋愛変」で、 ジャンプ小説新人賞2018テーマ部門「ミステリ」金賞(19-0314鉄戌)を受賞。 同年「モリス〜悪意と言う名の街〜」で、 第1回講談社NOVEL DAYSリデビュー小説賞(19-0513/鉄戌)を受賞している 如月新一(90-0614/鉄戌)が、21年(宝丑)のDNA「石」年に刊行した 「あくまでも探偵は」の続編にあたる 『あくまでも探偵は もう助手はいない』を 昨年(22年/海寅)のDNA「鳳」の守護神年の 03月15日(灯卯)のDNA「牽」日に刊行している。 「クリスマスと子供」「ウィングと爆弾」「メロディと探偵」の 三編からなる本作は、「大人の世界に、名探偵の居場所はない」と嘆く 探偵と助手の熱血爽快物語という単純なわけでもない。 頭脳明晰、眉目秀麗な優等生の良ちゃんこと 森巣の裏の顔は、SNSを駆使した謎の探偵だ。 森巣の幼馴染みでひとつ上の先輩で、 朗らかで大学に入って垢抜けた女子大生の小此木先輩に助けられながら 森巣と僕(平優介)は、探偵としての活動をしていた。 被害者不明の誘拐事件に目的不明の爆弾魔。 頻発する事件を頭脳で解き明かすうち、 高校の卒業式を控えた前日に、自作自演の爆弾騒動から、 事情聴取を受けていた警察署内のトイレで爆発が起こり、 殺人事件の容疑者として森巣は 本物の刑事に容疑者として追われることとなり・・・・・。 そして大学で心理学を教え警察で捜査の手助けをしている男の 裏切りにも屈せず、勝手知ったる横浜の街を大胆にもすり抜けて 足のつかない友人宅で一息つく。 最高のパートナー、でもきっと、永遠じゃない!? 「謎を解くのは金のため」とは本当なのか。 うそぶく探偵といられる未来は――まだ見えない。 青春のクールで野蛮な心が砕け散るミステリここにあり。 その心が善にも悪にも近しいと知るのは、 助手であるはずの僕しかいないはずだ。 「一人でなんでもやろうとしないでくれ。 周りを見てくれ。頼れる人は、ちゃんといるとわかっだろ。 僕がいる。君が困っているなら、駆けつける。 困っているなら言ってくれよ。手を貸せと言ってくれよ。 君が探偵ならば僕は永遠に助手でいる」のに でもきっと、それは永遠じゃない! 君はいったいどこへ行ったのだろうか。 あれから二年半、僕は金沢八景にある大学の学生になったが、 風景はなにもかも変わってしまった。 二人を陥れたのは誰だ!大人は信用できない! たどり着く結末に叫びが漏れる――最高のバディのはずだった。 そんなときにSNSのアカウントも メールアドレスも電話番号も変えていない 僕のアルバイト先のカフェに謎の呼出状が投げ込まれた。 平凡なバディだった僕が探偵になる時! 青春探偵はミステリを、解決しなくちゃならない! マリンタワーへ行こう!聞き覚えのある口笛はその合図だ! 神奈川県横浜市南区出身。法政大学第二中学校、高等学校を経て、 横浜市立大学国際総合科学部を卒業。大学院にも在籍した。 大学院修了したか不明も、電子書籍の研究。 17年(灯酉)のDNA「牽」の害年に、 大学院在籍中に中途入社で都内商社の事務職になるも、 時期が時期だけに、パワハラとセクハラを受け、労働問題にして退社。 18年(山戌)に横浜で転職も、22年(海寅)には仕事をやめて、 さらに横浜市内で引越をしているが、そのあたりは皆目不明な如月は、 DNA「玉」主導の寅卯天冲殺で、生き方を変えては災禍を招き、 実家からあえて出る理由もなく、まして東京に仕事にでようとは考えず、 本拠地で腰をすえて活動していくことが性に合う。 「玉+玉」は、一般人に比して無欲で無駄なことはせず。 「玉+石」は、理屈っぽく害年でも労働争議でまとめあげる。 言葉に何らかのメッセージをこめて発信する。 「玉+貫」は、10年先はともかく目先の嗅覚はあり。 「玉+鳳」は、自己中心の中庸心で、他人の問題点を指摘するのは得手。 才能はこの「鳳」で、工夫しながら楽しんで生きる。 「鉄+玉+午月」は、放浪癖ありで、頭は切れるが実践不向き。 「午」年生まれ「鉄戌」は、落ちて上昇。下降をバネに這いあがる。 生き方を表す伴星は「司」で、努力の積み重ね。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内や仲間の助け。 締めにあたる導星は「鳳」で、趣味的人生。 宿命の特長は、仲夏正午頃の小規模運河を挟み込む ビルや工場などの地場産業を支える企業群。 総エネルギー247点はそれなりの存在感を示し、 自身の金性は62点で身強頑丈な部類も、稼働力の火性も84点と熱く、 さらには地支の「午」と「戌」の半会で、火性が生成され、 火の海レベルで、そこから逃れるように逃亡も企てるが、 土性85点は地頭は良いが、頭でっかちなどで元の木阿弥。 頼みの守護神水性は僅か16点で、ワンパターンというよりは、かわらぬ姿勢。 最大級の特長は木性ゼロ(DNA禄/司なし)は、醒めており配偶者成分も皆無で、 女性には弱いが、無限大であったり、定形になりやすい。 心情は男を描かすべきで、女性はある意味華でしかない。 火性が強いといっても後詰めの木性はないので、 冷静に考えれば、熱いように感じるだけで、クール。 熱いようにみせかけて、絵に描いた餅であったり作りもの。 年干支の「鉄午」は、楽をするだけの人生では乱暴者。 役割を担い、世のため人のためが活かす道。 月干支の「海午」は、戦場の看護師で常に慌ただしい。 そして日干支の「鉄戌」は、洗練されているように見えても野暮ったさあり。 臨機応変の重戦車のようなものだが、退却も巧い近代兵器。 干支番号構成は、07-19-47で東方南方北方で、西方欠け。 軍備はあっても本質は闘争をしたくないのか出来ぬのか。 後天運は、初旬「8歳雨未」が、DNA「調」の守護神。 この人なりのありえない繊細な気づかいが付加されたが、 これといった刺激的後天稼働運型ではない。 2旬「18歳木申」は、DNA「禄」の宿命にない木性の引力本能。 ありえないことが多いので勤務先で事件であったかと思えば、 デビューにも漕ぎ着ける。 現在の3旬「28歳草酉」は、DNA「司」の同じく宿命にない木性で、 その気になると騙されたり、地道で行こうにも誘惑が多く道を外しやすい。 期待しないことが、難すくなく通過できる極意。 今後は4旬「38歳陽戌」が、DNA「車」の多忙や危険。 地支の火性一気格過多を加速させ、慌ただしい。 30年間の変剋律も始まり、危険に遭遇すればするほど才能を活かす。 5旬「48歳灯亥」は、DNA「牽」の名誉に役割発揮は、 月干干合で守護神消滅で進み行く方向の変化となり 「木」の出現により、ありえない木性の投資や権力行使で才能開花。 この時、10年運干支が「草亥」的になるので、 異様環境であれば10年運天冲殺的になり、とことんおかしくなる。 6旬「58歳山子」は、DNA「龍」の新たな挑戦。 年支「午」の対冲に月干支「海午」の天剋地冲は、 仕事の細分化もありだが、対応できれば才能強化。 7旬「68歳畑丑」は、DNA「玉」の主導DNA刑で、 自己確立で、自分の本来の場所に戻るなり、今後を考える。 8旬「78歳鉄寅」は、晩年のDNA「貫」の10年運天冲殺で、 年干支「鉄午」VS日干支「鉄戌」との間に大半会三合会局が備わり、 何が何だかわからぬうちに老骨に鞭をうって無茶をする。 さて如月は「玉」主導で、母親成分が主導DNAなので、 「鉄」が生じられる「畑」の母親は作家生活を反対しなかったばかりか。 幼少期から格別の縁はあったのだろうし、落ち着いた理解のある人。 ところが、父親成分は「畑」の干合相手の「木」なのだが、 木性ゼロ(DNA禄/司なし)なので陰陽の「草」もなく、 作家稼業には賛成されず断絶状態は、寅卯天冲殺としては損な立ちまわりだが、 そこは乗りこえて苦労することが才能を磨くわけで 地元愛の「玉」主導だけに、横浜愛に溢れているのは素晴らしいことだ〜☆ |
■2023年09月29日(金)鉄寅 |
安部龍太郎○徳川家康の大坂城包囲網の表と裏の秘密 |
○学生時代から太宰治(1909-0619/鉄戌)、 坂口安吾(1906-1020/陽申)などの作品を読み、 作家を志し上京し、東京都大田区役所に就職、後に図書館司書を務める。 在職時より文学賞に投稿し、 87年(灯卯)の干合木性天干一気入格の条件なし天冲殺に 「矢口の渡」で第67回オール讀物新人賞候補になり気が大きくなり、 夢の中にもかかわらず退職し、創作活動に専念。 88年(山辰)のDNA「車」の半会年に「師直の恋」が作家としての第一歩で、 90年(鉄午)のDNA「龍」のありえない金性対冲年に 「血の日本史」でようやくデビュー。 05年(草酉)のDNA「調」年に「天馬、翔ける」で、 第11回中山義秀文学賞(05-1210/山辰)を受賞。 13年(雨巳)年(実質12年/海辰の大半会年の最終月)に「等伯」で、 第148回直木三十五賞(13-0116/海午)を受賞。 16年(陽申)のDNA「禄」の半会年には、 第5回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞(16-0513/草未)を受賞。 15年(草未)には、福岡県文化賞を受賞。17年(灯酉)には、福岡市文化賞を受賞。 20年(鉄子)には、京都府文化賞を受賞し、 日本文芸家協会会員、日本ペンクラブ会員の安部龍太郎(55-0620/海子)が、 04月30日(山午)のDNA「車」の天剋地冲日に、 『徳川家康の大坂城包囲網 関ヶ原合戦から大坂の陣までの十五年』 を刊行している。 従来の鎖国史観ではなく、鉄砲に使う硝石(火薬原料)も鉛(弾の原料)も、 外国からの輸入に頼っていたため、 豊臣家がポルトガルやスペインとの貿易で築いてきた巨万の富の前に 武力で一気に解決できずに、時間をかけて政治的駆け引きで、 外堀を埋めていく必要があったという事実。 室町時代を農本主義、分権主義の時代とすれば、 戦国時代は重商主義、中央集権主義の時代で、 東国大名はなかなか貿易に参入する機会がなく、 家康は地方分権で東国を固め、鎖国を行い進化した農本主義で 荒廃した国家再建をはかった壮大な計画があった。 関ヶ原ののちに豊臣家や豊臣家の西国大名を封じ込めるために、 家康が築いた城郭群の数々。 その中には、名古屋城や姫路城など、日本を代表する名城も多い。 それらを大坂城包囲網として実際に訪ね歩き、 関ヶ原から大坂の陣までの時代の移り変わりと、 包囲網の実態を探る歴史探訪で、交易のための瀬戸内海を恐れながらも、 家康が豊臣家から時間をかけ陰険に名実共に政権奪取した軌跡を、 地形学や都市の成りたちから考察しているもので、 目から鱗が落ちる発見も少なくない。 外国の力を削ぐために始めたキリシタンネットワークへの弾圧や、 豊臣家が商人と結託して莫大な利益を得ていた力を 時間をかけて狡猾に削っていった姿は、従来の合戦主体だけで、 面白可笑しくドラマのような戦とは異なる経済史観にたっており興味深い。 福岡県八女市(旧・黒木町)に誕生し、 国立久留米工業高等専門学校機械工学科を卒業し、東京都大田区役所に勤務。 職場結婚した妻の実家が西六郷にあったため、 東京都大田区六郷に居住し、現在も同地に居を構えながら、 月のうち10日ほどを京都にもうけた仕事場で過ごしている安部は、 DNA「牽」主導で、形から入る人で、実際司書まで体験するし、 歴史を描くため茶道も嗜み、京都にも住む。 自己愛に加え自制心があり、策略に長けている。 才能はこの「牽」で、権威でその道のプロを目指す。 「牽+牽」は、まずは行動して自分の目でみる。 納得できないと形にしない頑な印象。 「牽+石」は、なんでも疑ってかかり妥協せず、政治的駆け引きを重要視する。 「牽+調」は、大胆な行動力。 「牽+貫」は、目的完遂のためには何でもやる。 「海+牽+午月」は、持続させず次から次へと片付ける。 「未」年生まれ「海子」は、もめごとに強い。 生き方を表す伴星は「龍」で、常に変化を求める。 物事の始めの洩星は「貫」で、単独行動。 締めにあたる導星は「調」で、ご意見番。 宿命の特長は、仲夏正午頃の海草が漂流する二つの潮が衝突する場所。 総エネルギーは185点と流れは急でも、危険な感覚はなく、 夏生まれのため、一見好ましい人物に見えるが、 金性ゼロ(DNA龍/玉なし)のため、浄化されない発想は、 勉学には興味はないが、渇きのような貪欲さで 無限大の創造力を脚で稼いだ事実を積み上げて行く。 月干支「海午」VS日干支「海子」の納音は、私生活は露わにせず。 年支「未」VS日支「子」の害は、表裏あり。 笑顔で話しを引きだすかと思えば、 たいそうなお宝を地元民がおろそかにするのは不満で、 内心舌打ちをしながらも顔にはださずという曲者もそれが魅力。 年干支の「草未」は、嫌われることのない好人物だが、 道を間違えると、どら息子の見本なので目的必要。 月干支の「海午」は、戦場の看護師で休息なし。 そして日干支の「海子」は、庶民的知性と怒りが原動力も、 本当に怒ると運気低迷のもとになる。 干支番号構成は、32-19-49で西方南方北方の三角域で、 東方欠落は、未来への興味はなく過去であり歴史が正解。 後天運は、初旬「5歳宝巳」は、ありえない金性のDNA「玉」で、 落ち着きと旧いものへの縁が強烈に付加され。 月支「午」と年支「未」を内側から伸ばす夏の方三位で熱い。 2旬「15歳鉄辰」は、同様にありえない金性のDNA「龍」の半会で、 文字通りわかりやすい、放浪で東京にでる。 3旬「25歳畑卯」は、主導DNA「牽」の自己確立で公務員として良き仕事。 突如果てしない運が稼働する10年運天冲殺もあり、 ありえない発想で新人賞に挑戦し、区役所も辞し、作家デビューを勝ち取る。 4旬「35歳山寅」は、DNA「車」の多忙極める10年運天冲殺。 5旬「45歳灯丑」は、DNA「司」の干合支合で、宿命害切れもある 月干と日干の方向性の変化は、月干と日干の「海」を「木」化し、 これに年干の「草」をいれて干合木性天干一気で、 一皮むけた印象となり、業界内で認められ、中山義秀文学賞を受賞。 6旬「55歳陽子」は、DNA「禄」の強い引力本能で、直木三十五賞を受賞。 現在の7旬「65歳草亥」は、DNA「調」の独創性極める 特別条件付10年運天冲殺で、特別な日常生活を活かし、 これまでの史観に異を唱えるような、際立つ生き方で大いに躍動感でる。 今後は8旬「75歳木戌」は、DNA「鳳」の特別条件付10年運天冲殺で、 豊かな発想で、冷静かつ他者を圧倒する異様な生き方で衰えることなし。 さて、安部は職場結婚した妻ばかりか、子供までいたのに、 表裏ありを活かしきれずに、「区役所勤務では満足な作品が書けない」と考え、 ありえないDNA「龍」方向のインド旅行後に、 「専業主夫をやるから」といって妻を説得し、 家事や子供達の保育園の送迎をこなして デビューを勝ち取ったということだが、 専業主夫も立派な仕事なのに、軽く考えてはいまいか。 (納音持ちだから、口にだしては言えない苦労もあったろうが) 「2年間やってダメなら再就職する」とは、 さすがに野人で、無限大の力を夢のように発揮したとみるが、 結局2年どころか4年もかかってようやく稿料をもらうまでになったのは、 条件なし天冲殺の夢の中を甘くみていたから。 ちなみに本人は夏の「海」でさほど強くはないが、 妻は干合する「灯」なので、年支「未」と月支「午」内にあり、 夏の火性は強いのと、外側が支合で内側の納音を加味しても、 妻が働いては理解できぬわけでもないが、二言目には「妻に感謝」は結構も、 10年運天冲殺の恩恵でデビューできたので、 家族や京都も結構だが、そこは上京時世話になり妻に出会った 大田区や役所にも深い感謝と貢献が無限大に必要だろう。 まして、今は再び10年運天冲殺の恩恵を受けている身。 害持ち納音持ちが、たやすく一丁上がりもなく、 京都ではなく大田区で燃焼しきってもらいたいと願う〜☆ |
移 動 祝 祭 日○ 2 0 2 3 年/ 雨 卯 |
23年01月分● 23年02月分● 23年03月分● 23年04月分● 23年05月分● 23年06月分● 23年07月分● 23年08月分● 23年09月分● 23年10月分● 23年11月分● 23年12月分● |
コラム総合○目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜) |
さ く い ん ○ |
BEHPは書体設定を明朝体にしてご覧になられるのを推奨しています○ |
プラウザのバックを使ってお戻りください○ |
清く正しく美しく○BEハレ幸せ発電所→運命向上委員会 |
○実践的運命改良サロン Copyright(c)1994→2024 birthday-energy.inc. |