★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 2 3 年(雨卯)○11月 雨亥 // 移 動 祝 祭 日 |
■11月分一覧 (2023年○目次) |
白蔵盈太○桶狭間で死ぬ義元の後継者を見誤った儚さ(2023_1101) |
岡田麿里○アリスとテレスのまぼろし工場の十年間の夢(2023_1102) |
多崎礼○レーエンデ国物語 月と太陽の封印を解け!(2023_1104) |
小西マサテル○名探偵のままでいての感謝と夢の中(2023_1107) |
嶺里俊介○昭和怪談は今も密かに息づく魔界の入口(2023_1110) |
歌田年○紙鑑定士の事件ファイルー紙とクイズと密室と奇人探偵の登場(2023_1113) |
長島有里枝○去年の今日もずっと夢の中(2023_1118) |
三田誠○魔女推理:嘘つき魔女が6度死ぬから僕も6度それに付き合う(2023_1122) |
越尾圭○協力者ルーシーが慌ただしい決定的な理由(2023_1125) |
■2023年11月01日(水)雨亥 |
白蔵盈太○桶狭間で死ぬ義元の後継者を見誤った儚さ |
○石油化学メーカーで事務職勤務のかたわら、 15年(草未)のDNA「石」の害年頃より本格的に小説を書き始め、 19年(畑亥)の干合土性天干一気天冲殺年に、 Nirone名義で執筆した小説「わたしのイクメンブログ」が漫画化。 ありえない金性年だった20年(鉄子)に「松の廊下でつかまえて」で、 第3回歴史文芸賞(20-0904/鉄戌)最優秀賞を受賞。 21年(宝丑)のありえない金性のDNA「牽」の支合年に、 「あの日、松の廊下で」に改題し文庫化デビューした 白蔵盈太(78-0303/木子)が、04月15日(雨卯)のDNA「玉」重なりに 『桶狭間で死ぬ義元』を上梓している。 足利将軍家の血をひき、強い今川家を目指し、 検地や寄親・寄子制を導入するなど制度改革を行い、 旧来の家風を変えようと当主として肝胆を砕く義元。 東に北条、北に武田、西に織田という手強い相手に囲まれつつも、 冷静沈着で独自の情報収集網を持つ 地獄耳の師僧・太原雪斎の意見に耳を傾けながら、 嫡男でなく僧籍に出されるが師僧の暗躍で兄を毒殺し、 その事実に苦悩する設定が読みどころで、 義元はいつしか「海道一の弓取り」と称されるまでになるが、 どちらかといえば、戦功より政治的に領地を維持した感あるが、 しかし、雪斎亡きあと正確な情報を得られず判断が鈍り始めると、 いつしか織田への疑念が生まれていた。 結果論としては守護大名から下剋上の戦国時代へ対応できなかったが、 甲相駿三国同盟を成立させ、今川家を反映させた義元は、 自身が嫡男ではなく長幼の儀をおもんばかれなかったので、 凡庸で享楽的な嫡男氏真に後を託し、 優秀な次男を後継にできなかったのを悔やみながら、 篠突く雨の桶狭間で運命の時を迎える。 誰も知る桶狭間で討たれた今川義元の知られざる一面を描いているが、 あっけなく討たれるという後味の悪さは否めないが、 作り事としては読みやすく、楽しめる作品に仕上がっている。 埼玉県大宮市で誕生。現在もさいたま市大宮区在住で、 大学は文学部考古学専攻(縄文時代)で趣味は弓道という白蔵は、 DNA「貫」主導で、自己防衛強く、嫌いなことには手を染めない。 「貫+調」は、集団行動不得手で恩義に疎い。 「貫+玉」は、周囲に合わせるが、静かな内側を熱望。 「貫+禄」は、計算高く謙虚さには距離あり。 才能はこの「禄」で自己顕示に我流の感謝と奉仕。 「貫+貫」は、用心には用心を重ねる利己主義者。 「木+貫+寅月」は、苦難の人生で説得力あり。 「午」年生まれ「木子」は、自己矛盾なし。 生き方を表す伴星は「玉」で、生涯学習。 物事の始めの洩星は「玉」で、学問や身内に過去の何かが契機。 締めにあたる導星は「禄」で、他人が終了で、正に義元の世界。 宿命の特長は、早春午前四時頃の山を覆い尽くす樹木群。 総エネルギー179点中木性60点の濃密な林か里山か。 守護神火性の伝達本能の火性は38点と心許ないが、 イザとなったら燃料はあり余るほどあり、 年支「午」VS月支「寅」の半会で現実的火性が期待できるので、 努力すれば問題皆無で、むしろ水性19点が脅威で、 これは年干支VS日干支天剋地冲内の日支「子」内のみ。 限定された歴史という枠で使用するのは好ましい。 とはいえ金性ゼロ(DNA車/牽)なしは、役割意識皆無で、 本来は労働のための労働は好まず、さりとて名誉は原則ないので、 通俗的量産作家として無限大の稼働が望まれるが、 生日冲殺としての苦悩は否定できない。 年干支の「山午」は、生まれながらも大将の器。 月干支の「木寅」は、調整能力に長ける。 そして日干支の「木子」は、理想が高すぎると打たれ弱い。 後天運は、初旬「1歳草卯」は、DNA「石」の協調性和合性。 仲間とともにある日常も際立った小気味良い動きはないが。 90歳までがほぼ一生ターボ運(子丑天冲殺回り)なので、 なにをやっても目立つ、たとえ鈍重であろうとも。 2旬「11歳陽辰」は、守護神DNA「鳳」の半会。 豊かな発信力に工夫と遊びや趣味三昧の日々。 3旬「21歳灯巳」は、守護神DNA「調」もさしたる条件はないが。 偏りある仕事を工夫をこらしながら、熱気を持って燃焼する。 4旬「31歳山午」は、DNA「禄」で仕事の比重は重くなるが、 天剋地冲もあるので、個人的には追い込まれるが、 月支「寅」の半会はあるので、自信はなくしていない。 現在の5旬「41歳畑未」は、DNA「司」の干合支害で、 進み行く方向の変化や子供の教育問題や家庭内不和も懸念されるが、 干合土性天干一気の入格で、気力を張って目上を凌駕する勢い。 今後は6旬「51歳鉄申」が、ありえない金性のDNA「車」の半会で、 月干支「木寅」の天剋地冲もあり、上手くすると繁忙期を迎える。 7旬「61歳宝酉」もありえない金性のDNA「牽」の栄誉でそれなりの評価。 8旬「71歳海戌」は、年支「午」に月支「寅」の三合会局で、 守護神火性増大のDNA「龍」で、我が世の春の10年運天冲殺も、 みあった感謝と奉仕が出来るかで、その成功度合いも変わる。 元生徒会長、元ボーイスカウトで、フルマラソン完走三回。 92年(海申)のDNA「龍」の半会年に出会った 一学年下の夫人(78-0528/鉄寅)にぞっこんなのはともかく、 ありえない金性で迫力あり存在感あるものの、 月支「巳」VS月支「寅」の害持ちの水性ゼロ(DNA龍/玉なし)で、 煮えたぎったようでありながら、どこかおかしみのある魅力。 とはいえ、共通干支はあろうと翻弄されており 「木」と「鉄」に整合性一切なし。 干合支害10年運らしく、原因は不明もその金性年(21年/宝丑)には、 入院加療し、公私にわたる諸問題に加え、給湯器が壊れたかと思えば、 飲酒・間食しないから(というか絶食)体調安定と笑えるが、 脱力があったこそ、デビューも勝ち取ったが、 一時的に潮目が変わろうと、ありえない時期には変わりなく、 今後は、義元ばりに、非力な第一子男児(11-1123/海午)に、 豪腕の第二子女児(14-0817/鉄申)達との諍いもあろうが、 そこは、夫人がありえない水性でフル稼働して 5旬「47歳海子」に期待するしかない〜☆ |
第一子男児○11-1123 |
海畑宝灯 午亥卯-5 玉牽牽貫調(貫主導) 木性(45)火性(18)土性(36)金性(12)水性(32)/総合143 申酉天冲殺/天冲殺(15歳灯酉/25歳陽申) 三合会局(35歳草未)/主導DNA(65歳海辰)/害(75歳宝丑) 木性過多/火性脆弱/金性脆弱 -5歳山戌/15歳灯酉/25歳陽申/35歳草未/45歳木午/55歳雨巳/65歳海辰/75歳宝丑〜 |
第二子女児○14-0817 |
鉄海木灯 申申午-3 禄鳳龍龍玉(龍主導) 木性(04)火性(25)土性(65)金性(87)水性(63)/総合244 子丑天冲殺/天冲殺(62歳草丑/72歳木子) 主導DNA半会(32歳山辰)/天剋地冲(52歳陽寅) 木性脆弱/土性過多/金性過多/水性過多 -3歳宝未/13歳鉄午/23歳畑巳/32歳山辰/42歳灯卯/52歳陽寅/62歳草丑/72歳木子〜 |
■2023年11月02日(木)木子 |
岡田麿里○アリスとテレスのまぼろし工場の十年間の夢 |
○ゲーム、CDドラマなどのシナリオライターを経て、 98年(山寅)の主導DNA「司」の天冲殺害年に 「DTエイトロン」でアニメ脚本家としてデビュー。 11年(宝卯)のDNA「車」の天冲殺年に 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」、 15年(草未)のDNA「貫」年の「心が叫びたがってるんだ。」、 19年(畑亥)のDNA「禄」の対冲年に「空の青さを知る人よ」など 数々のヒット作の脚本を担当。 18年(山戌)の主導DNA年公開の 初監督作品「さよならの朝に約束の花をかざろう」が。 第21回上海国際映画祭で最優秀アニメーション作品賞を受賞するなど、 アニメーション監督としても注目を集め、 23年(雨卯)には、DNA「龍」の天冲殺年には脚本を担当した 「ONI〜神々山のおなり」が 第50回アニー賞のテレビ/メディア部門で作品賞を受賞。 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」では、 みずから小説版も執筆した岡田麿里(76-0423/草巳)が、 2作目の長編小説となる自ら監督し09月15日(陽子)から劇場公開されている 最新劇場アニメーション「アリスとテレスのまぼろし工場」の ノベライズ版を『アリスとテレスのまぼろし工場』を 06月25日(木寅)のDNA「石」の天冲殺日にノベライズ化して刊行している。 新三伏製鉄所の爆発事故により出口を失い、 時が止まった三伏町で暮らす中学3年生の菊入正宗。 変化を禁じられ鬱屈した日々を過ごす中、 謎めいた潔癖で美しい同級生の佐上睦実に導かれ、 製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。 そこにいたのは喋ることのできない、野生の狼のような少女――。 睦実にどか似ているため五実と名付けられた少女。 そして本名はつけていた名札によると「きくいりさき」。 正宗と二人の少女の出会いは、世界の均衡が崩れるはじまりだった。 止められない恋の衝動が行き着く未来とは。 意外な事実を知ることになり、向こう側の世界に足を踏み入れる。 少女を現実の世界へ還してやらねばならない。 少女の出自を知った時、向こう側とこちら側を結ぶ トンネルへ向け列車を命がけで通さねばならない。 生姜焼きなのに生姜がなくニンニク焼きでも構わない! いつか時が動いた時のために、変化は好まれないのだ! 電話も外部と繋がらない閉鎖空間で狂気は確実に増殖するが、 希望は絶対に失ってはならない! 恋する二人の娘を未来のあの世界に還さねばならない! 失われた十年なんて、もう忘れよう! 埼玉県秩父市桜木町出身。両親は3歳の頃に離婚し、 母と母方の祖父(高校時代に死別)の3人家族で育つ。 小学校低学年の頃から月に1〜2回程度の「ずる休み」をするようになり、 5年生の頃から不登校が本格化。 中学校に進学し、1年生の1学期が終わる頃には ストレスを覚えるようになり、学校を休む。 欠席の間に小学校時代の不登校の話が広まり、再度不登校を始める。 ほぼ引きこもりの生活を送り、大きな学校行事がある日などを除いて登校せず。 ただ、作文の課題だけは提出していた。 3年生の時点で卒業に必要な出席日数は満たせない状況だったが、 「高校に合格すれば卒業させざるを得ない」という話を聞き、 自宅で受験勉強をして高校に合格。 しかし、高校でも半年程度で三たび不登校となり、高校には 「決められた課題を提出すれば最低限の出席日数でも進級できる」という 決まりがあり、担任教師と話をして読書感想文を提出することになった。 感想文には担任教師が評をつけて返却し、 そのやりとりは3年生まで続いて、高校を卒業する。 その後コンピュータゲームの専門学校に入ることを決め、 95年(草亥)の納音年春に上京。現在は東京在住も所在不明の岡田は、 DNA「司」主導で純粋な人過ぎて苦悩過多。 「司+司」は、現実性強く心の奥底はしまっておいて公開せず。 「司+調」は、巨大スーパーに対抗する個人店のような負けず嫌い。 「調」×2もあり、いささか哲学的。 「司+玉」は、生活するためには何でもする。 才能はこの「玉」で静かな母性で徹底して掘り下げる。 「草+司+辰月」は、口うるさい評論家タイプ。 「辰」年生まれ「草巳」は、わがままで甘ったれ。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動。 物事の始めの洩星は「調」で、離別。 締めにあたる導星は「司」で、自分の意志で終了。 宿命の特長は、晩春午前十時頃の海辺の日の当たる植物群。 総エネルギー298点中木性81点の身強で、 表現力の火性も62点で万全、創造力の水性も41点でそれなり、 その成果は土性93点で当てればお金に困らない。 とはいえ金性21点は栄誉か異性になるのだが、それは心許ないという図式。 表向きは大変見てくれの良い図式(干支絵)で、人間的魅力はありそう。 年干支の「陽辰」は、表向きは柔和も内実は辛辣。 人生何度も裏切りを経験し本物になる。 月干支の「海辰」は、冷静冷徹で芸術の源。 そして日干支の「草巳」は、完璧を求めるために愛の放浪をするか、 地道で純粋なため、異性を寄せ付けないかのいずれか。 干支番号構成は、54-29-42でそれなりの領域で活動可能。 後天運は初旬「6歳宝卯」が、年干支「陽辰」の干合支害、 月支「辰」の害をともなう、DNA「車」の危険な10年運天冲殺で、 上がり下がりどころか下がりばかりだが、 不登校の原因は両親の離婚と家庭環境の暗さで、 進むも地獄、生きるも地獄で陰転した結果、まともな教育は受けられず。 このあたりは本作の少女にも投影されている。 とはいえ、この落ち込みが社会にでてある程度認められるようになると 爆発的に稼働する良き経験になる。 2旬「16歳鉄寅」は、DNA「牽」の干合支害10年運天冲殺。 高校時代も結局はろくでもなかったので、あるいは異性に惹かれたか、 騙されるようにあるいは熱気に冒されるように上京し、アニメ脚本家の道へ。 3旬「26歳畑丑」は、DNA「禄」の引力本能半会で、ようやく稼働。 4旬「36歳山子」は、DNA「司」の主導DNAで変剋律と自己確立。 それなりに売れっ子になり、その名を各所に轟かす。 純粋さを維持するために苦悩することが才能を磨く。 現在の5旬「46歳灯亥」は、DNA「鳳」の変剋律対冲。 進み行く方向の変化で月干干合は「木」になるので、 仲間が増えるとともに、10年運は「草亥」の納音的で 妙な環境であれば10年運天冲殺扱いとなり、 表現力の苦悩をすることで才能は磨かれる。 今後は6旬「56歳陽戌」が、DNA「調」の変剋律で より若い女性へのリスペクトで、 年干支「陽辰」の納音や月干支「海辰」の天剋地冲もあり、 なかなか前進はできないものの、その苦悩が才能開花となり相応。 7旬「66歳草酉」は、DNA「貫」の大半会で大事件。 年支と月支(共に辰)は支合で万全ながら、勢いはそれなりに落ちている模様。 8旬「76歳木申」は、DNA「石」の刑と支合。 年支と月支(共に辰)の半会もあるので、仲間に助けられたり、 政治的な動きになっていく見込み。 さて、20年02月01日(木戌)、埼玉県秩父市桜木町にある、 アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の聖地、 じんたんの家のモデルとなった民家で火災が発生した。 火事があったのは、作者である岡田の実家と見られるが、 生地とはいえ、19年(畑亥)年の天剋地冲年の最終の最終のお知らせは 威勢良く故郷からでたのだから、本当は関わるなというお知らせだろう。 なお「アリスとテレス」の情景は、空が割れようと陽光あり、 海もあれば仲間たちという「草」もあり、岡田そのものような気がする〜☆ |
■2023年11月04日(土)陽寅 |
多崎礼○レーエンデ国物語 月と太陽の封印を解け! |
○06年(陽戌)の60年に一度の干合天冲殺年に、 「煌夜祭」で第2回C・NOVELS大賞を受賞しデビュー。 その後、「本の姫は謳う」、「血と霧」シリーズなどを発表し、 ありえない水性半会年(DNA鳳)だった23年(雨卯)の 06月14日(雨卯)の「雨卯」重なりに「レーエンデ国物語」を刊行し 第6回書評家細谷正充賞(23-1001/海辰)を受賞している 多崎礼(70-0220/宝未)だが、 ここでは08月07日(灯酉)のDNA「車」日に上梓されている 『レーエンデ国物語 月と太陽』をとりあげる。 「革命の話をしよう。歴史のうねりの中に生まれ、 信念のために戦った者達の夢を描き、 未来を信じて死んでいった者達の革命の話をしよう。」 この世界を守りたい。法王に自治権を剥奪されたレーエンデ! 少年は大人になり、少女は英雄になった。 ジブリ化も期待される大人のための王道ファンタジーの第二弾は 司祭長家の少年・ルチアーノは屋敷を何者かに襲撃され、 影となり日陰となる者に助け出され、レーエンデ東部の村にたどり着く。 そこで怪力無双の少女・テッサと出会った。 藁葺き屋根の村景や活気あふれる炭鉱、色とりどりの収穫祭に触れ、 ルチアーノは身分を捨てて、ここで生きることを決める。 しかし、その生活は長く続かなかった。 村の危機を救うため、テッサは戦場(兵役)に出ることを決める。 ルチアーノと結婚の約束を残して――。 傭兵としての任務、故郷を救うために戦いながら、 拘束されて、まるでキリストなみに磔にされるテッサ! 「私の地獄はもうすぐ終わるが、お前の地獄はこれから始まる」 そして不治の病に冒されながら暗殺された兄の死により、 法王の座につく宿命に苦悩するルチアーノ! 封鎖された古代樹の森、孤島城に住む法皇、変わりゆく世界。 あの日の決断が国の運命を変えたことを、二人はまだ知らない! 箱庭感ある冒頭から壮大な世界を描く、入国するには覚悟が必要だ。 画像工学専攻も大学名は不明。居住地は首都圏の水没地域という発言もあり、 荒川と江戸川に囲まれた地域の東京都江東区内在住と思われる多崎は、 DNA「司」主導で、堅実で派手さがない人。 「司+玉」は、生活するために知恵を絞る。 才能はこの「司」で、純粋で誰かのために生きる自覚。 血なまぐさいはずの戦闘シーンも、非現実性で劇画並み。 「司+龍」は、用心深い出処進退。 「司+石」は、仲間を大切にするが大器晩成。 「宝+司+寅月」は、動乱の英雄で中身は激しい。 「戌」年生まれ「宝未」は、待ち運。 生き方を表す伴星は「禄」で、つかまえどころのない人生。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。 締めにあたる導星は「石」で、編集者なりと共同で終える。 宿命の特長は、初春午前四時頃の岩肌剥きだしの 「山」から出土される特殊部品に使用される鉱物で、 稀少品といえば稀少品で価値が見いだされれば争奪戦になるが、 総エネルギー248点と迫力はあり、自身の金性は61点も、 火性58点もある熱い84点の土性から、とりださねばならず、 採掘したとしても、水性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人なので 使い勝手悪くて、そのまま出荷するわけにもいかず、 人知れず無限大の努力をする必要があり、 登場人物設定を念入りにして、ワンパターンにならぬようにしたい。 また、生年冲殺は仕事の犠牲、親の犠牲で遠回りになることもあり、 妥協せずに流れに乗る必要があるが、持続力が鍵。 年干支の「鉄戌」は、野暮ったいが周囲に構わず前進可能。 強烈な闘争心を秘めて危険察知能力もあり、 身を傷めることで運気上昇も否定できない。 月干支の「山寅」は、親分肌で飾り事は得手ではなく、 自己の美意識を高め、恥や外聞にもめげず乗りこえて行きたい。 そして日干支の「宝未」は、自己の内面をさらけださない、 用心深さや懐疑の念が濃厚な人で、慎重すぎる不言実行型。 成功か失敗かの極端な傾向で、女性は異性の気を近づけねば、 経済的成功も約束される傾向。 干支番号構成は、47-15-08と北方と東方の知性と前進気勢領域。 後天運は、初旬「5歳灯丑」が、DNA「車」の天剋地冲。 幼少期に自身の生活が苦難になるような何かが 特に親の都合で危機的状況になったかもしれないが、 これが後転稼働運型になり、3旬以降に成功する可能性大。 2旬「15歳陽子」は、DNA「牽」の干合支害で、 その気になれば裏切りばかりで、持続力も皆無。 ただそれでも辛抱できれば良かったが難しい時代。 86年(陽寅)の干合年から書き始めた小説は 実に50本以上にものぼるが、形にはならなかった。 また、新卒で入社した広告代理店の激務に耐えきれず、 悩んだとはいえ、あっさり退社(93年/雨酉)して以降、 ゲームセンター、古本屋、書店などのアルバイトで糊口をしのぐ。 3旬「25歳草亥」は、DNA「禄」の10年運天冲殺半会で、 異様な環境下におければ早期稼働も、年干と干合すれば、 「草」も「宝」となり、使用に耐えるかどうかは未知数。 4旬「35歳木戌」は、DNA「司」の主導DNA刑の 10年運天冲殺で、ようやく自己確立で態勢整う。 現在の5旬「45歳雨酉」は、ありえない水性のDNA「鳳」。 みずみずしいほどの進み行く方向の変化が行われ、 干合月干は「陽」なり、名誉も見えてくる絶頂期。 今後は6旬「55歳海申」も、ありえない水性のDNA「調」。 月干支「山寅」の天剋地冲は、生きる覚悟が必要で、 使用に耐えれば、より若い女性に指示される傾向で大躍進。 7旬「65歳宝未」は、DNA「貫」の律音。 強力な力を得て、自分の立場を自身をより強めるが、微妙。 8旬「75歳鉄午」は、DNA「石」の協調性和合性。 年支「戌」VS月支「寅」の三合会局で火性が強力。 仲間と共に、派手な存在感を堅持できる見込みか。 さて、多崎は水性ゼロ(DNA鳳/調)なしの野人ゆえ、 東京東部の水没しかねない地域に居住しているが、 それはおそらく初期の不安定な生活時の名残で親との関わり。 干合支害10年運も永遠に続くわけではなく、親とは決別し、 あと少し辛抱ができたならば、生年冲殺らしからぬ逃避も回避出来て、 その後の10年運天冲殺を稼働させ早期デビューもあったかと思えば残念。 また、社会にでた当初の仕事をあと少しだけ持続できていれば、 02年(海午)のありえない水性支合年や、 03年(雨未)の同じくありえない水性半会年に結果はだせたかと思うと残念。 そして生年冲殺は親の犠牲を回避し、仕事に没頭できれば良いものを、 祖父や父の死に直面に苦悩していては、生年冲殺で伸びが期待できるのに、 18年(山戌)と19年(畑亥)の土性過多天冲殺年には、 大スランプで執筆中断という失態も嘆きたいが、そこを通り越して、 ようやくありえない水性年(23年/雨卯)のブレイクは、 主導DNA「司」の慎重さゆえの問題。 どうしても目先の生活を優先すれば遠回り。 あとは吝嗇家にならねば良いはずで過信は禁物だろう〜☆ |
■2023年11月07日(火)畑巳 |
小西マサテル○名探偵のままでいての感謝と夢の中 |
○高等学校在学時に落語研究会に入部し、笑いの世界へ第一歩踏みこむ。 当時の高座名は「朝起亭めやに」。 OBが作った想呂家落語会にも所属し、「想呂家ねっく」と名乗っていたが、 古典落語そっちのけで先輩である想呂家元気と 「ファミリーレストラン2分の1」というコンビ名で漫才に力を入れ、 地元のテレビ番組やラジオ番組にもよく出演。 大学進学を機に上京し、漫才コンビ「チャチャ」で「お笑いスター誕生!!」 「冗談画報」「ザ・テレビ演芸」などに出演。 その後、「ラ・ママ新人コント大会」の主催者である 渡辺正行(56-0124/鉄寅)に師事し、放送作家へ転身。 担当ラジオ番組は「ナインティナインのオールナイトニッポン」 「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」 「明石家さんま オールニッポン お願い!リクエスト」など。 ミステリー作家として初めての作品「物語は紫煙の彼方に」が 22年(海寅)の第21回このミステリーがすごい!大賞(22-1003/畑丑)を受賞。 同作品が改題され『名探偵のままでいて』として 01月21日(畑卯)に上梓した小西マサテル(65-0819/草巳)をとりあげる。 認知症の老人が「名探偵」たりうるのか? 幻視はトリックなのか。 孫娘の持ち込む様々な「謎」に挑む老人。 日々の出来事の果てにある真相とは――? 認知症の祖父が安楽椅子探偵となり、 不可能犯罪に対する名推理を披露する連作ミステリー! かつて小学校校長だった切れ者の祖父は、七十一歳となった現在、 幻視や記憶障害といった症状の現れるレビー小体型認知症を患い、 介護を受けながら暮らしていた。 しかし、小学校教師で神保町の古本街が好きな横浜市南区弘明寺に住む孫娘は、 東京都目黒区碑文谷の祖父のもとに通い、 身の回りで生じた謎について話して聞かせると、 祖父の知性は生き生きと働きを取り戻すのだった! そんな中、やがて楓の人生に関わる重大な事件が起きる・・・・・。 「緋色の脳細胞」「居酒屋の密室」「プールの人間消失」 「33人いる!」「まぼろしの女」「ストーカーの謎」の5篇からなる 連作集は、殺人事件あり、失踪事件ありと一見派手だが、 それぞれのテーマが金性→水性→木性→火性→土性と巡り、 現実味がないのではなく、日常の謎といいながら、 どこか浮世離れしていて、怖くはないものの その評価は最終の「ストーカー」で鮮やかに目覚めさせる。 ストーカーどころか監禁だけどね。助けてくれるのは、仲間だからいいが、 この犯人設定はその仕事に従事している方には不愉快に違いないか。 古典作品への敬意、高齢者への尊敬、どれも手練れ感あり。 「世の中で起こるすべての出来事は物語なんだ」 「無限の未来などありません。全て有限です。終わりがあります。 若さという武器は、あっという間に錆びついていってしまうのです。 望む未来を手にしたいなら____どうか冒険してください」。 そして、 結びの「煙草を一本くれないか」も昭和への憧憬だろうか。 ゴロワーズ銘柄の煙草は吸うと言わず呑むという。 香川県高松市出身。市立高松第一高等学校卒業後、 明治大学文学部英米文学科を卒業し、 現在は東京都内在住と思われる小西はDNA「玉」主導で、 旧いものに縁ありで、ミステリも本流から外れないが、 環境を変化させることなく、気分転換も得手といえず、どっぷりと浸かる。 (だからこそ安楽椅子探偵で動かずに深める) 「玉+牽」は、企画力構成力はあるものの商売は不向き。 伝統を現代に活かす所作。 「玉+貫」は、未来より現実に対処する。その場しのぎは得意中の得意。 「玉+石」は、理屈大好きでメッセージ性ある言葉遣い。 才能は「石」で、協調性和合性。仲間が身を助ける。 本作ばかりか日頃の行いも、手広い顔を活かしている模様。 「草+玉+申月」は、親や周囲に賛同されない結婚や、 仕事面でも正統な評価がくだされにくい色物扱い。 「巳」年生まれ「草巳」は、それでも王道ストライク狙い。 生き方を表す伴星は「牽」で、自分に厳しく人を育てる。 物事の始めの洩星は「牽」で、目上の引き立て。 締めにあたる導星は「石」で、共同で終える。 宿命の特長は、初秋午後四時頃の里山の下草。あるいは煌びやかに咲く花。 総エネルギー271点の存在感に土性78点の大地を 年干も月干も日干も木性のため木に覆われた木性の天干一気で、 仲間を募って目上に一泡吹かせてやる存在で、 守護神火性も52点とそれなりだが、 金性87点は埋蔵金など多数秘匿しているもので、引き出しは多いが、 水性僅か11点しかなく、それも「申」内の塩水だけなので、 創造力を駆使するよりは既存のものを組み合わせて何かを完成させる姿。 金性過多は配偶者成分過多であり、自然と異性は寄ってくるが、 それは本作にも、そこはかとなく活かされており、 本人の意識外で何らかの刺激を受ける場合あり。 年干支と日干支の律音は表裏なし、あるいは表も裏も同時進行。 自由業に向くが、表裏ないことで収拾つかなく恐れもあり。 地支の巳×2に申は支合で金性寄りになり、地支も金性一気格的となれば、 潔いものの現実に精神が剋され安穏はなし。 年干支と日干支の「草巳」は完成された美を求める。 一見煌びやかも、内面は苦悩の嵐。恋愛の達人にもなる。 月干支の「木申」は、実現不可能のような崇高な理想があるが、 常に稼働していないと落ち着かず、周囲の理解を得られないことも。 干支番号構成は、21-42の一直線で、あれこれ手をださず、 ひとつのことに専念するのが好ましい。 後天運は、初旬「4歳雨未」は、DNA「龍」の改良改革で、 新たな世界に飛びだす環境が与えられた。 落ち着きがなかったり、あちこち興味のあることにクビを突っ込む。 2旬「14歳海午」は、DNA「玉」の主導DNAで自己確立。 ここで旧い街である京都などに近いからといって到達する場合もあろうが、 結果的には東京へでて王道を目指したのは正解となる。 3旬「24歳宝巳」は、DNA「車」でがむしゃらに働く。 4旬「34歳鉄辰」は、DNA「牽」で相応の格好をつける。 年干と日干の干合は、木性天干一気の破格で、集団から距離を置く。 5旬「44歳畑卯」は、DNA「禄」で感謝に奉仕に権力。 初旬条件のない突如やってきた10年運天冲殺で、 月干「木」の干合で「山」になり、進み行く方向の変化は、 同じく木性天干一気の破格で、金銭物質運の変化。 現在の6旬「54歳山寅」は、同様にDNA「司」の10年運天冲殺害。 作家という立場を手にいれるものの売れても一過性で、 多くの人の協力や犠牲に成りたっているという自覚がないと、 やっかみを受けたり、体調不良になったり、仲間の離反を招く。 今後は7旬「64歳灯丑」が、DNA「鳳」の息切れ。 前旬を抜けられることが出来れば、趣味に生きる穏やかな晩年も、 誠の目標に気づき実現できる崇高な気持ちがあれば、容易く落ちず。 8旬「74歳陽子」が、DNA「調」の芸術的だが極端な傾向。 危険な方向に引っ張られば、日常が危うい。 ところで、小西は永遠の40歳の妻(XX-0508と)、女児二人の四人家族で、 母親を79年(畑未)に亡くしているため、 父親はずっと香川で一人暮らしだったようだが、 「父はレビー小体型認知症を六、七年患い、 コロナ禍の直前に誤嚥性肺炎で亡くなりました。 最後の四年くらいは東京に呼び寄せ、 家から五分くらいの施設に入ってもらったんです。 そこから一年365日のうち僕は350日通い、妻は365日全部通ってくれました。 香川にいた頃は一日誰とも喋らない日があったそうなんですが、 東京に来て僕や妻や孫と会話をしていたら、 ドラスティックによくなったんです。自分が病気だと理解する、 つまり病識ができて本人もすごく楽になったようでした。 薬の配合が父に合ったということもありますが、 一番効いたのはやはり、会話だと思います」と実体験に基づいた話だと語る。 レビー小体型認知症の大きな特徴は、幻視。 本作でも、祖父が「青い虎が入ってきた」と言ったり、 「血まみれの楓がここに倒れている」と言い出すエピソードがあるが、 それは小西が経験したことだという。 そして、それらもふくめて本作は10年運天冲殺中の 水が強くなった条件なし天冲殺の夢の中で世に出たもの。 『名探偵のままでいて』は、小西の偽らざる本音も、 夢の中の勢いだからこそ、父親へ贈る言葉。 全ての老いゆく人のためへの感謝なのだろう〜☆ |
■2023年11月10日(土)海申 |
嶺里俊介○昭和怪談は今も密かに息づく魔界の入口 |
○「あなたの年齢だと、お付き合いするには 魅力がないとデスクに判断されました」等と 返却された原稿を入れた大きな紙袋を手に、 自宅まで半日かけて歩いて帰った挫折をのりこえ、 15年(草未)のDNA「石」の条件なし天冲殺日「星宿る虫」で、 第19回日本ミステリー文学大賞新人賞(15-1022/宝未)を 主導DNA天冲殺日に受賞。 翌16年(陽申)のありえない火性のDNA「鳳」の守護神年にデビューし、 「走馬灯症候群」「地棲魚」「地霊都市東京第24特別区」 「霊能者たち」「だいたい本当の奇妙な話」 「ちょっと奇妙な怖い話」などの著作がある 嶺里俊介(64-1002/木申)が、『昭和怪談』を 06月30日(畑未)のDNA「司」の干合天冲殺日に上梓している。 本書は関東大震災を思わせるプロローグ「終わる世界」と、 昭和零年代「新しい朝」は死んでも働かされる技術者の自覚、 昭和十年代「雨の救急車」は山間の男社会で火事場泥棒を働く女の悲哀、 昭和二十年代「愛しき我が家へ」は、 戦争から復員してきた傷痍軍人が身体を賭けた死と再生。 昭和三十年代「最後の紙芝居」は、 テレビに席巻された紙芝居屋最後の抵抗、願い事を叶える永遠の子供の正体。 昭和四十年代「ちいら」は公害問題、 昭和五十年代「村まつり」は、同和問題や学生紛争に明け暮れた時代の 土着信仰や人身売買とテレビマンのヤラセ問題。 昭和六十年代「古時計」は地上げ屋の末路。 エピローグ「とある町工場にて」は、平成の時代に昭和が甦り、 ふりだしに戻るという謎のループという9部構成からなる 闇に紛れた、怖い昭和の魔界を描きだしたもので、 破壊と復興、高度経済成長と公害、マスメディアの台頭、バブル景気など、 休息することなく破壊と創造に明け暮れた昭和を讃えた作品集で、 なさそうでありそうな、ありそうでなさそうな、 えも言われぬ闇領域に震えがとまらない! 各年代らしい失踪や神隠しに人さらいに人殺しを、 あっけなく、まるで手品を使うように翻弄させながら 因習に取材した巧みな技法で読者を騙し脅かしている。 「負けないぞ。負けてたまるか」であるが、 死しても気づかずに働かされたり、 目先の金銭物質に目がくらめば、足を踏みはずし破滅するという教えでもある。 学習院大学法学部法学科を卒業し、 卒業後はNTT(現NTT東日本)に、20年間勤務実績があり、 受賞時には東京都葛飾区亀有在住だった嶺里は、 DNA「牽」主導で、役割意識が高い。 「牽+禄」は、折り目正しく一般的な社会常識に長ける。 「牽+車」は、集団行動は得手ではなく、他者への配慮はいまひとつ。 「牽+貫」は、主義主張より技術や規範を重視で打算もあり。 才能は「貫」で、首尾一貫とした高潔な我欲。 「牽+玉」は、用心深い冒険心で保身あり。 「木+牽+酉月」は、機敏だが持続性に疑問。 「辰」年生まれ「木申」は、稼働力が命。 生き方を表す伴星は「司」で、努力のつみかさね。 物事の始めの洩星は「禄」で、誰かにかつがれる。 締めにあたる導星は「貫」で、最後は孤独。 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の人工的な小川に 植栽されているかに見える樹木ながら、総エネルギー172点と巨木には非ず、 自身の木性も38点で水性45点に浮かんでいるばかりか 火性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人は、必死にもがこうとするが、 照明もあたることなく、ワンパターンになりやすいが、 無限大に使用すれば、とてつもない作品も産みだすことは可能。 金性57点の重しもあり、どこか作り物感を漂わす。 リズム重視ならば、暴れているというよりは水車かも知れぬ。 付け加えれば、年干と日干の同一は両天秤。 仕事があって趣味なりの作品に没頭することも可能。 しかも年干支「木辰」VS日干支「木申」の大半会は、 結果も伴うものなので、生きにくいことはない。 年干支の「木辰」は、内に激しさを秘めた精神性の高い人。 集中力があり、納得いくまで諦めない粘り強さあり。 月干支の「雨酉」は、頭脳明晰世渡り巧みも如才ないため不快感与えず。 肝の据わった大胆さあり。 そして日干支の「木申」は、尊大な目標を掲げ、 常に動き廻っていないと気がすまないが、 周囲の賛同を得られにくく、器用貧乏な傾向。 干支番号構成は、41-10-21で西方東方南方と北方欠けで、 実力以上の案件に手を染める可能性あり。 10年運初旬「2歳木戌」は、DNA「貫」の才能強化も 若年期は意固地で不器用にでるだろう。異常環境10年運天冲殺ばかりか、 年干支の「木辰」の納音で親の伸びを止める初旬条件あり。 さらには、日支「申」に月支「酉」につながる秋の方三位まであり、 危険な闘争本能強化も、さすがに初旬は陰転に違いない。 2旬「12歳草亥」は、DNA「石」の協調性和合性の害もある 異常環境10年運天冲殺で、一言で言えば妥協で、 人付き合い悪く孤立化したり、攻撃された可能性も否定出来ず。 就職も寄り道せずか否かは不明。 3旬「22歳陽子」は、ありえない火性のDNA「鳳」の守護神半会。 年支「辰」VS日支「申」のからむ三合会局で我が世の春。 初旬2旬の鬱憤を晴らすように、とんでもない稼働力を発揮したはず。 4旬「32歳灯丑」は、同じくありえない火性のDNA「調」の守護神も 前旬ほどの威力はなく、相応の稼働や反骨心。 ありえない20年間で、無趣味なところに、突如読書習慣がでたとも推認可能。 5旬「42歳山寅」は、DNA「禄」の天剋地冲。 天地がひっくり返るような事件や事態に巻き込まれ、 月干「雨」の干合で進み行く方向の変化。 干合月干は「灯」に10年運は「陽」のありえない火性の出現で、 結果的には、屍をさらすことなく生き延びた格好どころか、 日本ミステリー文学大賞新人賞も受賞して光明射す。 現在の6旬「52歳畑卯」は、DNA「司」で堅実な世界も、 年干と日干が同一なので、その「木」は干合され「山」になり、 これが月干「雨」と二次干合すれば、 年干と日干は「陽」に月干は「灯」になり、干合火性天干一気入格。 派手に目立ったことで、変に自信をもったこともあろうが、 退職して専業作家への道を歩むも、 年干支「木辰」は干合支害でもあるので、万全とは言い難い。 今後は7旬「62歳鉄辰」が、DNA「車」の半会で、 既に火性の恩恵はなくしているので多忙または危険。 健康状態にも懸念といことだろうか。 8旬「72歳宝巳」は、DNA「牽」の支合と刑。 晩年の主導DNAで自己確立も、既に過去の人になっている公算大。 さて、嶺里についてはSNSもなければwikiも皆無で、 私生活は謎どころかその人となりも不明。 午未天冲殺でもあり早生運なので孤軍奮闘感はぬぐえず、 守護神火性なき野人は、これといった趣味はないので、 妙な作品に没頭するための準備で稼働するだけなので、 家庭があれば、活動も不可能かもしれず、 それはそれで、この人らしい生き方なのかもしれない。 火性がないだけに、ありえない発想で、 制約なき無限大の作品を世に送ることが出来るのは本望だろう〜☆ |
■2023年11月13日(月)草亥 |
歌田年○紙鑑定士の事件ファイルー紙とクイズと密室と奇人探偵の登場 |
○「ホビージャパン」「電撃ホビーマガジン」「S.M.H.」「D.D.D.」の編集、 模型雑誌などの仕事を手掛けるフリーの編集者として活動する一方で、 親の介護にあたり、小説に取り掛かるのは合間の夜になることがもっぱら。 年に数回は自身がつくった創作ロボットなどの個展を開き、 来場者の反応を見るのが楽しみの一つになっており、 19年(畑亥)のありえない土性のDNA「禄」の、ありえない金性の三合会局日に、 「紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人」で、 第18回このミステリーがすごい!大賞(19-1001/宝未)の大賞を受賞し、 デビューした歌田年(63-0403/草亥※)の 『紙鑑定士の事件ファイルー紙とクイズと密室と』が、 08月14日(木辰)に上梓されている。 紙業界誌に掲載された「紙人32面相の推理クイズ」と、 現実に起きたという密室殺人事件との関係とは――? どんな紙でも見分けられる西新宿に事務所を構える30代とおぼしき 紙鑑定士・渡部圭は、懸賞金目当てにクイズを解きながら 様々な事件に巻き込まれる。 たとえば、イプセンの「人形の家」、絵本「三匹の子ぶた」、 レオポンズマンションの「チラシ」。 これにはひとつだけ密室が隠されている。「頓智で答えよ」。 塾で起きたカンニング事件の真相とは? 「さわるときけん けがするで」物騒な怪文書を作った犯人は、 太宰のエピソードにこじつけながらも、どうやって密室の建物に忍び込んだ? 全部、紙に関係するトリックなのだが、 事件とクイズを解明していった渡部は、「紙人32面相」から協力を請われ、 実姉の怪死事件の謎も解くことに・・・・・なるが、 紙らしいキレのある壮大な楽屋落ちには驚愕する! 普段はかつて勤務した紙卸問屋の大手「自然堂」のお嬢様で 元カノの真理子のランボルギーニーの送迎で糊口をしのぐ。 都合良く使われているようで、微妙な距離があるのも面白い。 東京都八王子市生まれ。明治大学文学部文学科を卒業し、 現在までずっと東京都八王子市高倉町在住の歌田は、 DNA「貫」主導で、頑な。そしてあるものを極めた道のプロ。 あえて才能を設定すればこの「貫」で、いわばブレない匠。 「貫+貫」は、用心深く利己的なので二言目には「見返りは?」である。 「貫」×3は得手不得手極端で、孤高の人。 「貫+玉」は、その場しのぎで窮地を脱する。 「貫+龍」は、質実剛健。短時間の和合は困難で派手さなし。 「草+貫+卯月」は、苦難の人生を重ねて説得力あり。 「卯」年生まれ「草亥」は、困ったら動かず。 生き方を表す伴星は「禄」で、感謝と奉仕の一筋縄ではいかぬ日常。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。 締めにあたる導星は「貫」で、最後は一人。 宿命の特長は、仲春午前六時頃の水面を覆い尽くす浮き草で、 年支と月支の「卯」と日支の「亥」が半会するため、 強靱な根っ子をはっており、総エネルギー174点中 自身の木性は実に129点もあり、かなり強力で身強だが、 火性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人は、成育に問題があり、 光がないため光合成もできず、暗い朝に準備をしている状態。 発信力は皆無か無限大で一風変わった作風となる。 土性ゼロ(DNA禄/司なし)は、金銭物質に疎く、優しさは微塵もなく どこか醒めきっているが、こちらも無限大と解釈できる。 さらには、金性ゼロ(DNA車/牽なし)は、必要がかられなければ稼働せず。 できれば仕事もあくせくしたくない、親の介護と称して早期退職をして、 悠々自適の作家稼業でいけるのは、実家にいるからであり、 配偶者成分皆無であり、面倒は御免だという体質。 通常は名誉のような賞にも縁はないが、タイミング良ければ 変人奇人でやたら目立つ人のため、それもまた同様に注目される。 宿命成分が木性と水性だけという潔さで、わかりやすい人。 年干支の「雨卯」は、霧みいたいなもので迫力のないお公家さんのよう。 常識的な模範生で、専門分野に長けている印象。 月干支の「草卯」は、努力家タイプで真面目だが鈍さがあり、 危険を伴う賭けのようなことはしない。 そして日干支の「草亥」は、仲間と未来予測をするような霊感があり、 波乱は何度も起きるが、世渡り巧みで度胸もあるため苦境を乗り越えていくが、 異性にとっては、毒を注入されると、運気の停止や傷を負うことになり、 近づきたくはないが、仕事だけはできる可能性のある人。 むしろ異性に裏切られるから面白く、紙人32面相と交流煩雑となろうと。 海外にいる男性と遠距離交際というオチあり。お嬢様とも絶妙な距離。 干支番号構成は、40-52-12と西方北方東方で燃えるような南方はカバーせず。 後天運は初旬「9歳木寅」が、DNA「石」で仲間と上手に交流したり、 何かに所属していれば、仲間に助けれるという集団の中の一員という認識。 これは家族であっても変わりはしない。木性強化で野人であろうと生き延びた。 「寅」内火性と土性の恩恵もあったろうが、若年で孤軍もあり。 2旬「19歳雨丑」は、DNA「龍」で改良改革気分一新。 大学に進学し就職もしたのは、「丑」内金性と土性の恩恵だろう。 3旬「29歳海子」は、DNA「玉」でオーソドックスな 深い知識を身につけるも、これといった動きなし。 4旬「39歳宝亥」は、ありえない金性のDNA「車」の稼働力で、 目一杯動かされたし、元気に動かされるしかなかった。 5旬「49歳鉄戌」は、ありえない金性のDNA「牽」の栄誉。 僅かながら、火性も土性も補填され、進みゆく方向性の変化。 自身も干合で刺激されるので、何もかも景色が変わったのではないか。 現在の6旬「59歳畑酉」は、ありえない土性の10年運天冲殺で、 突如運気が大幅に夢のように稼働して、デビューを飾る。 あとはDNA「禄」の自然界にお返しができるか否か。 今後は7旬「69歳山申」は、ありえない土性の10年運天冲殺で、 害まであるので、金銭物質に波があるか、稼働しすぎて体調悪化か。 回避するのは感謝と奉仕が完璧にできていれば、なんとか抜けられよう。 DNA「司」で吝嗇家にならぬことだろう。 8旬「79歳灯未」は、DNA「鳳」のありえない火性の10年運で、 年支と月支「卯」と日支「亥」を加えた三合会局まであり、 欲さえ捨てれば、楽々隠居も夢ではあるまい。 歌田はプロのプラモデル造形家で、 00年(鉄辰)のDNA「牽」のありえない金性名誉年に執筆を決意し、 苦節19年目で「このミス」大賞を受賞。 29年間の出版社勤務とと紙の専門的な知識を培ったという。 また、プロモデラーとして精力的に活動し、 17年(灯酉)のDNA「鳳」のありえない火性の天冲殺年と 19年(畑亥)のDNA「禄」のありえない土性年には、造形個展を開催。 「模型・造形の素晴らしさを伝えていきたい」と意気込み。 出版社では25年間模型雑誌の編集を行っていたほか、 4年間生産管理部で印刷用紙の調達に従事していたのが、著作に役立った。 なお87年(灯卯)のDNA「鳳」のありえない火性年には バイク事故(ありえない金性方向)を起こし3ヶ月入院の体たらく。 DNA「司」のありえない土性年の08年(山子)には、 母親が認知症へと移行し、徐々に進行。 23年(雨卯)07月(畑未)には、末期ガンと診断されたが、 在宅介護と言えば聞こえは良いが、日座冲殺は家族の厄介者なり犠牲。 そのあたりを理解したうえでいかないと辛い〜☆ |
■2023年11月18日(土)鉄辰 |
長島有里枝○去年の今日もずっと夢の中 |
○自身や家族のセルフヌード作品が売りで、 93年(雨酉)のDNA「石」年に、 アート公募展「アーバナート#2」でパルコ賞を受賞しデビュー。 その作品は「女の子写真」「ガーリーフォト」とよばれた、 01年(宝巳)のDNA「玉」年に、 写真集「PASTIME PARADISE」で木村伊兵衛写真賞を受賞。 10年(鉄寅)のDNA「龍」の条件あり天冲殺年に、 短篇集「背中の記憶」で三島由紀夫賞候補となり、 第26回講談社エッセイ賞を受賞。 20年(鉄子)のDNA「龍」年には、 第36回写真の町東川賞国内作家賞(20-0501/木辰)を受賞。 22年(海寅)のDNA「龍」の条件あり天冲殺年には、 『「僕ら」の「女の子写真」から わたしたちのガーリーフォトへ』で 日本写真協会学芸賞を受賞。 「そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」などの個展を開催している 長島有里枝(73-0317/海子)が、 22年(海寅)のDNA「貫」の天冲殺年に5回にわけて 雑誌「群像」に掲載された「翌日」「フィービーちゃんと僕」 「燈台と羽虫」「チャイとミルク」に表題作を加えた 『去年の今日』を、08月22日(海子)の律音日に上梓した。 誰かのために ここにいる。 かけがえのない存在がいなくなってからの日々。 互いに思いやりながらの関係と優しい距離。悲しみに寄り添うこと。 「背中の記憶」から14年ぶりの小説、連作小説集は、 主人公、息子、愛犬、パートナーと語り部を変えながら 愛犬の看取り、息子への愛情、10年来のパートナーとの距離、 今さらながら元夫への言いたい放題の不満の数々。 特にロングコートチワワのPB(ピーナッツバター色だったから)には、 ひとかどならぬ情けを丁寧に記しているが、 コロナ禍の下で感じた息苦しさといえば、 理解はされるだろうが、その実醜い負の連鎖と恥さらし。 犬も男もおかずに息子を育てていく覚悟がなかった弱さを (息子はパートナーに気を使って母親とは本音でぶつかれない) 不機嫌をあらわして喜ぶのはこの人のファンだけなはず。 東京都中野区出身。 76年(陽辰)のありえない火性の半会年より多摩地区の団地で育ち、 83年(雨亥)のDNA「石」の方三位年に埼玉県川越市に転居。 91年(宝未)のDNA「玉」の害年に、埼玉県立川越女子高等学校を卒業し、 95年(木戌)のDNA「鳳」年に、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業。 98年(山寅)のDNA「車」の条件あり天冲殺年には、 文化庁新進芸術家在外研修員としてアメリカ合衆国に留学。 99年(畑卯)のDNA「牽」の天冲殺年に、 カリフォルニア芸術大学ファインアート科写真専攻修士課程を修了。 15年(木午)のDNA「龍」の対冲年に、 武蔵大学人文科学研究科社会学専攻博士前期課程を修了。 現在は、京都芸術大学大学院、東京大学、武蔵大学の 非常勤講師を務める長島は、DNA「調」冲殺主導で、 柔軟で偏り激しい仲間意識の持ち主で、 女性の生き方を自由にリードしていくかに見えて、実は人嫌い。 「調冲+玉」は、世間知らずの遠慮無き母性。 才能は「玉」で、一見旧き良き時代の母親だが、内実はただの少女。 「調冲+石」は、仕事面は自尊心の塊で他人を利用したり、 押しのけたり、時に妙に利用されたりと、自己制御不能。 「調冲+調」は、直感的で常識とは一切無縁の生きざまで自己都合の哲学。 「海+調冲+卯月」は、なんでも本人なりの世間ずれした常識。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行程。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内総動員の助け。 締めにあたる導星は「調」で、自己中心の五月蠅い年寄り。 宿命の特長は、仲春午前六時頃の土砂降りの雨にたたられる 開花前の花畑を護岸に整備する、小湊。 総エネルギー184点はアイドル的で身軽だが、 自身の水性は112点もあり、気だけは強く頑丈も、 表現力の木性は46点に対して、引力本能の火性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人は、 楽ではないのだが、それは他者を思いやる気持ちがないか 無限大という極端なためで、異性の気は持続せず意識すれば不安定。 むきだしの思いは、写真にも反映されている。 子育てには醒めていて、制約されない無限の熱気を生成できるか否か。 稼働力も僅か10点しかないので、その気になるか否か。 創造力の16点も、ある意味ワンパターンなので、極められれば吉。 生月冲殺なのに、細かなことを気にせず、 「ま、いっか」の気安さ必要も、愛犬に左右されるのは、 話としては使えても、時間を割くことになり微妙なところ。 年干支の「雨丑」は、和合性乏しくマイペース。 好き嫌いが鮮明でも敵を作りやすい。 月干支の「草卯」は、妙にバカ真面目も異性には辛辣。 努力家だが、どこか鈍い面も否めない。 そして日干支の「海子」は、知恵を使った魔法的攻撃者も、 頼まれごと頼みごとには縁があろうと、怒ると極度に運気落下。 家族との縁も薄く、無理をすれば孤独で終わりかねない。 後天運は初旬「6歳陽辰」は、ありえない火性のDNA「禄」の半会。 それまで陽が当たらない海だったところに、目立つ。 格別な初旬条件はなかろうとも、小学校入学前後くらいから生月冲殺が ようやく稼働してくれば、独自の発想でその気になるが、 ありえないことなので、敵まで出現して、攻撃をうけてしまった。 ほぼ生涯ターボ運(子丑天冲殺回り)なので、自覚次第の人生。 2旬「16歳灯巳」は、同じくありえない火性のDNA「司」の干合。 家庭的な面は両親の仲裁者にもなりえたが映画館にも足繁く通う。 また、屈折した少女性が誰にも負けたくない気持ちが強くなり、 異性への興味も突如燃えるようにでてきた。 3旬「26歳山午」は、DNA「車」の天剋地冲。 人生が180度変わるので、出産。 年干支「雨丑」の干合支害は、干合後が「灯」。 ありえない方向は、配偶者の不在。 4旬「36歳畑未」は、DNA「牽」の不透明な役割。 私生活の不遇や体調不良に反逆的発信。 現在の5旬「46歳鉄申」は、DNA「龍」の半会で新たな挑戦。 月干干合は進む行く方向の変化や子供など目下の離反など 成果は出やすくなっているので、苦悩さえ覚悟できれば、 これまでの鬱憤を晴らすような方向性もあり。 今後は6旬「56歳宝酉」は、DNA「玉」の伝統性。 月干支「草卯」の天剋地冲は、意を決して過去を総括したり、 旧いものへの尊敬があれば、際立つ才能強化時期。 7旬「66歳海戌」は、DNA「貫」の頑なな思い。 8旬「76歳雨亥」は、DNA「石」の何でもあり。 日支「子」と年支「丑」の方三位で、水性過多強化で、 氾濫するが如く勢いまたは埋没。 さて、長島は写真集「not six」では被写体を務めた アクション監督、スタントコーディネーターの 南辻史人(77-0906/陽寅)と、一時は婚姻関係にあり、 01年(宝巳)の南辻の60年に一度の干合支害年には別居していたが、 02年(海午)に男児を出産後、04年(木申)のDNA「鳳」の半会年には、 正式に離婚しているが、共通干支もないのに無謀なことで、 長島の日干支「海子」は男児の想定年干支「海午」を納音しており、 息子にとっては制約ばかりの厄介な母親なうえに、 懲りずに現在は本作にあるように、 なんらかの制作者であるパートナーを引き入れているのだから 開いた口がふさがらない。 火性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人、仕事と男と二兎追うものは一兎をも得ず。 いずれ、また世迷い言で売文となるのでは哀しい〜☆ |
■2023年11月22日(水)木申 |
三田誠○魔女推理:嘘つき魔女が6度死ぬから僕も6度それに付き合う |
○守護神年だったDNA「玉」年の大学在学中の97年(灯丑)に、 ゲームライターデビューをし、DNA「石」の方三位年だった99(畑卯)年に、 「モンスター・コレクション短編集」で短編に挑戦し、 DNA「鳳」年の発信力強化年だった00年(鉄辰)に、 「精獣戦争」で長編デビューしている 父親はSFと手品に関して膨大な資料を所有していた 作家で昨年(22年/海寅)のDNA「石」の害年になくなった 三田皓司(45-0124/雨巳)という三田誠(73-0412/山寅)の 『魔女推理:嘘つき魔女が6度死ぬ』が、 09月01日(海戌)のDNA「禄」の半会日に上梓されている。 「檻杖くのりは魔女なのか?」「魔女の身代わり」「魔女の教会」 「嘘つきが魔女が、6度死ぬ」の四篇からなる 坂口安吾(1906-1020/灯酉)の春。満開の桜の樹の下を連想させる 小高い丘のうえで、日本古来種の山桜のもとで僕(拓海)は「彼女」に再会した。 檻杖くのり。久城という街に住まう、美しくも謎に満ちた存在。 「私から、逃げるんじゃ、なかった、の?」と尋ねられ 僕は「諦めた」と言うしかなかった。 「私、逃がさない、わよ」〜「だから諦めたんだよ」 彼女を嫌っているわけではなくても、学校が求めているのは、 大量生産なりの穏やかさであり、原種の猛々しいたたずまいは不要なのだ。 「魔女」と称される彼女の周囲では常に事件が起こり・・・・・。 記憶を失った少女。川で溺れた子供。教会で起きた不審死。 都会ではない、地方都市の旧い村の廃工場に横たわる不可解。 不可思議な謎の原因は「魔法」なのか。あるいはそれは「?」なのか。 これは嘘つきの話だ。魔女が6度死ぬまでの間、 彼女が出逢った嘘を並べ立てた。ただそれだけの書き物。 必ず、誰かは嘘をつている!隠れ切支丹伝説に不穏な犬たちの動き! 死を喰らうことで生き延びる魔女!魔女のお腹をすかせてはならない! どうか、その愚かさに、目を曇らせぬようー くのりと僕、表向きは探偵と助手のような関係! いや、魔女は六道輪廻だろうー。 二人の高校生の等身大の青春を描く魔法×ミステリーは、 まるで有能な猫が獲物を見つけたども言わんばかりの笑みを あなたに提供する謎と嘘の面白い冗談でしかない物語! 君のつく嘘の数だけ、愚かに騙されよう!私は6度死ぬ。君に6度恋をする。 君が6度死ぬ。きっと僕は君に君は6度嘘をつく(恋をする)! 兵庫県神戸市出身で、同志社大学を卒業し、 現在も兵庫県神戸市垂水区または兵庫県神戸市西区在住と思われる三田は、 DNA「牽」主導で、スタイルにこだわり格好をつける。 「牽+司」は、保身術優秀で評論家的様相。 才能は「司」で、収集癖や堅実で地道で家庭的な雰囲気。 「牽+貫」は、ともすれば打算的で不透明。 「牽+龍」は、小細工を得意とする。まるで手品師。 「山+牽+辰月」は、口が達者で扇動者に適す。 「丑」年生まれ「山寅」は、まとめるのが苦手。 生き方を表す伴星は「貫」で、波の少ない人生。 物事の始めの洩星は「司」で、努力の積み重ね。 締めにあたる導星は「貫」で、一人で終わる。 宿命の特長は、晩春午前十時頃の天気雨に見舞われる山脈。 総エネルギー282点はとてつもない存在感で、 自身の土性も90点あり身強扱いも、金性のみわずか14点で、 中身がいまひとつで、派手な表現力は得手ではない。 とはいえ年干「雨」と日干「山」が干合すると それぞれ「灯」と「陽」になるため、火性天干一気入格。 すなわち真面目に仕事に集中すれば目立つのだが、 異性にチョッカイをだしても同じで、 仕事関係で出会った相手と良好で地道な関係を築くべき。 あとは遠くからみて目立つので、近づかなくてもわかる。 また生日冲殺は親に正統な評価をされないが、親を超える可能性あり。 年干支の「雨丑」は、他者に影響されずにマイペース。 月干支の「陽辰」は、裏切られても何度でも立ち上がり前進する偉丈夫。 そして日干支の「山寅」は、生まれながらの長たる器。 干支番号構成は、50-53-15で北方2点と東方で狭量地域で存在感誇示。 後天運は、初旬「2歳草卯」は、DNA「牽」の主導DNAで早くも自己確立。 さらには、年支「丑」から日支「寅」へと変則方三位を成立させ、 さらにその勢いで日支「寅」と月支「辰」の隙間を埋める 春の方三位まで完成させ、冷静さから入り賑やかにもなる。 あらかじめ幼年期で完成された姿は立派なもので傷はない。 2旬「12歳木寅」は、DNA「車」で元気に派手な時代。 少年から青年になるにつれ、なりゆきで仕事世界へ。 3旬「22歳雨丑」は、DNA「司」の干合で、真面目に仕事に取り組み、 実績を重ねて行くもので干合火性天干一気破格であろうと、 引力本能は抜群なので、修行もふくめて淡々と進む。 4旬「32歳海子」は、DNA「禄」に自信と前進気勢ありの権勢。 感謝と奉仕さえあれば、持ち堪えるばかりか相応な存在感。 現在の5旬「42歳宝亥」は、DNA「調」の支合で、不思議で特別な少女力UP。 月干支「陽」の干合は進み行く方向の変化で干合火性天干一気破格も、 こちらの世界に足を踏み入れ、表現力増大で軸足を移すか。 今後は6旬「52歳鉄戌」は、DNA「鳳」の半会で豊かな表現力の成果で、 月干支「陽辰」の天剋地冲は、中身充実で壮大な重厚感。 7旬「62歳畑酉」は、DNA「石」の協調性和合性に政治力の10年運天冲殺。 妥協したくなければ、上手に見下ろして良き利用で体力次第も万全。 8旬「72歳山申」は、DNA「貫」の納音10年運天冲殺で、 干合火性天干一気破格に、さすがに晩年で力潰えるか。 幼い頃から「知ってる大人の半分はSF作家や手品師やゲームライター」 だったから、(定収を得られるかどうかは別にして) 「自分もなれる」ことには疑問をいだいたことなかったですねは、 さすがに紛れもない申酉天冲殺だが、生日冲殺ばかりか、 父親の日干支「雨巳」には自身の年干支「雨丑」を大半会されているとはいえ、 日干支同士は干合支害ばかりか、父親は目下縁のない午未天冲殺では、 息子はすんなりとこの世界には入れまい。 その意味で父親が亡くったこのタイミングが大反撃の契機。 遺品整理の顛末も何かの役割発揮の始まりに違いない。 さて、三田は結婚はしているようだが、詳細は不明。 英国に留学するなり仕事で渡英するような子供がいるようだが、それだけ。 さすが金性ゼロで子供にまで気を巡らせられない。 それもまたこの人の習性ということであり 自分が子供の世界を楽しむほうが良いらしいで、それはそれ〜☆ |
■2023年11月25日(土)灯亥 |
越尾圭○協力者ルーシーが慌ただしい決定的な理由 |
○人生の折り返し地点だった09年(畑丑)より本格的に小説を書き始め、 月干支「山午」の大半会を伴う18年(山戌)のDNA「石」年に、 「クサリヘビ殺人事件―蛇のしっぽがつかめない」 (応募時タイトル「ターミナル・ポイント」)で、 第17回このミステリーがすごい!大賞(18-1001/陽寅)の 最終候補となり、大賞は逃すものの隠し玉としてデビュー。 また「まぼろしの人」では、 第22回日本ミステリー文学大賞新人賞(18-1023/山子)最終候補となった 日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブ、変格ミステリ作家クラブ所属の 越尾圭(73-0622/畑丑)の『協力者ルーシー』が、 05月18日(陽子)のDNA「玉」の支合日に上梓された。 忘れもしない、15年前の東京都町田市。 志望していた私立の高校受験を終えたばかりのある日、 樫山瑠美は二つ下の妹・彩矢香を連れて買い物にでかけた。 家のある鶴川駅は町田から2駅。 少し遅い夕方6時になって近道の田んぼ道を家路に急いでいると、 白いワゴン車が近づいてきて、姉妹はナイフを持った男に拉致される。 GPS搭載のケータイの入ったバッグは捨てられ、 2時間ほど走った深い山の中の無人の小屋の中で、 「二人のうち、一人を助けてやる」と言われ妹が 「私が死ぬ」と主張して犠牲になり、男は妹の彩矢香を刺殺し逃走。 偶然二日後に小屋の持ち主の定期点検時に発見され一命をとりとめるも その時なにもできなかった瑠美は、合格した私立高校を辞退し、 両親の離婚で母親の実家のある名古屋の公立高校へ入学し、 名前も母方の伊藤姓になりネット上の誹謗中傷から逃れ 自らの人生すべてをかけて男を探し出し復讐を遂げようとする。 母は過労から癌を発症し、高校の卒業式直前になくなった。 養育費も寄越さなかった父親は葬儀にも出席せず、 残ったお金は離婚時の財産分与と 母親がスーパーのパートでためた600万円。これで充分だ。 そして、格闘技を習得し、キャバクラで生活費を稼ぎ、 名古屋から大阪から福岡、そして東京へと流れて行き、 (はじめから東京へ行けよ!) やがてタレコミで暴力団員達を逮捕させる 警視庁と極秘契約を結んだ「プロの協力者」として 名を売り充分すぎる金銭を得てきた瑠美は、 報酬の一部を恵まれない子供を支援する組織に寄付活動をしていたが、 生活保護者の簡易宿泊所に清掃員として潜伏捜査を依頼される。 清掃員から組織の中枢を探る事務員になり、ある運命的な出逢いが訪れる。 敵方の若頭や雑誌記者を詐称していた護衛らと奇妙な連携をとりながら、 「一人のうちどちらかは生かしてやる」という忘れもしない男にたどりつく。 妹も行きたがっていたディズニーランドでのミッション。 奇妙な目的に向かい、共通の敵に刃向かう。 ふとその時、妹の葬儀で泣き崩れていた少年を思いだす。 15年が経過してようやく妹の敵は討てたのか。 複雑にからみあう加害者と被害者の事情! 新たな協力者の立場を与えられた瑠美は生き延びて 諸悪に立ち向かっていけるのだろうか・・・。 ありえない設定には目をつむるとして、ヒロインは目的を達成し、 警視庁ばかりかはぐれ者の仲間まで得て痛快に事件に挑む! 愛知県知多郡東浦町生まれ。愛知県立刈谷高等学校を卒業、 同志社大学文学部を中退し、早稲田大学教育学部を卒業。 同志社大学進学に伴って京都で2年過ごし、 早稲田大学進学に伴い東京は高円寺で7年、吉祥寺で19年。 名古屋市内を経て、19年(畑亥)から地元東浦町に在住の越尾は、 DNA「貫」冲殺主導で、マイペースを貫けずも強い自我の塊。 「貫冲+貫」は、用心深いが凝り性ゆえに懲りない。 「貫冲+禄」は、演技をするように生きる。 才能は、この「禄」で自己顕示欲も本則は感謝と奉仕。 「貫冲+石」は、独善的で変わり者。正に組織に属さぬ協力者。 「畑+貫冲+午月」は、苦難あればこそ存在感増す。 「丑」年生まれ「畑丑」は、他力運。 生き方を表す伴星は「石」で、人脈の拡がる人生。 物事の始めの洩星は「貫」で、単独行動。 締めにあたる導星は「貫」で、一人で終わる。 宿命の特長は、仲夏正午頃の山に降る土砂降りの雨が 川となり押し寄せて危険がいっぱいの麓の村。 木性ゼロ(DNA車/牽なし)は、配偶者成分皆無で 草木は流れ住民は避難して気配なし。 月支「午」VS日支「丑」の害は、土壌汚染。 家族がいれば争いや事故が絶えず、 年干支「雨丑」VS月干支「山午」の干合支害は、不穏な面持ち。 荒廃した大地は真っ当ではないが、 その世界観を作品に活かすことで災禍を抑えようとするが、 何かを常に犠牲にすることになり、持続力もないため、大学を代わったり、 住む場所は安定せずで変転変化の逃亡者。 生月冲殺は家系の犠牲なのに、生地に戻れば孝行息子に見えて結果はまた別。 年干支の「雨丑」は、他者と融合しづらく、何事も時間がかかる。 月干支の「山午」は、とてつもなく強い自我も諦めも早い。 そして日干支の「畑丑」は、焦らず我が道を行く、待ち運。 干支番号構成は、50-55-26で北方に南方という鋭角領域。 後天運は、初旬「5歳灯巳」が、日干支と大半会的。 (初旬のみ灯と畑は同格扱い) また、月干「山」の干合されると年干は「灯」になるため、 宿命内干合年干支と大半会するため、通常人の3倍4倍ほどの成功運型。 DNA「龍」は、忌み神となるため、落ち着かずの改良改革。 常に気分転換を図る、持続力今ひとつの性分となる。 63歳まではターボ運(準を含む・子丑天冲殺廻り)となり、何をしても目立つ。 2旬「15歳陽辰」は、DNA「玉」で旧いものに縁ありで、 京都を目指したが、持続せずに東京にでる。 3旬「25歳草卯」は、ありえない木性のDNA「車」で多忙。 家庭用ゲームソフト制作会社企画部、 編集プロダクションで編集&ライターを経て、 インターネットサービス会社に勤務し、 おすすめサイト紹介、検索システム向上、 検索品質評価、機械学習(AI関連)など担当。結婚もしている。 4旬「35歳木寅」は、同じくありえない木性のDNA「牽」で、 作家を目指したばかりか、名古屋に転居。 現在の5旬「45歳雨丑」は、DNA「禄」の自己顕示欲強化。 守護神回りとなり、故郷に戻る。 今後は6旬「55歳海子」が、DNA「司」の地味な守護神で害切れ。 何か吹っ切れるような印象もあるが、妙なスイッチが入れば危うい。 7旬「65歳宝亥」は、DNA「鳳」の忌み神的息切れ。 8旬「75歳鉄戌」は、DNA「調」の忌み神的偏り。 さて、越尾は今年(23年)年09月(宝酉)頃、動脈解離で入院していたそうだ。 「片頭痛で通院していますが、いつもと違う後頭部の痛みで 検査したところ動脈解離があり、総合病院に救急搬送となりました。 1ヶ月ほどの安静で徐々に治癒していくそうでひとまず安心です。 普段と異なる痛みは即受診が重要だと改めて思いました」と SNSで発信しているが、字面だけなら守護神年で絶好調なのに、どうしてか。 このあたりは、たとえ守護神年でも、宿命害持ちなばかりか、 木性ゼロ(DNA車/牽なし)なのに、結婚しており、 さらには生月冲殺なのに、実家に戻ってしまった矛盾からくるもので、 引力本能強化がされすぎ、水位があがり苦しくなったため。 理由なく病魔はやってこない。 せめて、生地ではなく名古屋あたりまで退避できれば、 少しでも健康に活動できることを忘れずにいてほしい〜☆ |
移 動 祝 祭 日○ 2 0 2 3 年/ 雨 卯 |
23年01月分● 23年02月分● 23年03月分● 23年04月分● 23年05月分● 23年06月分● 23年07月分● 23年08月分● 23年09月分● 23年10月分● 23年11月分● 23年12月分● |
コラム総合○目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜) |
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