清く正しく美しく○幸せ発電所→BE●移動祝祭日↑
BE●苺1BE●苺2
 ■小さいけれど、大きく育つヒント。
運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆
2 0 1 4 年(木午)●07月 宝未 // 移 動 祝 祭 日
 
07月分一覧 (2014年目次)
石川智健エウレカの確率の経済学捜査に脱力(2014_0701)
両角長彦ブラッグ無差別殺人株式会社の表裏(2014_0704)
朱野帰子駅物語の背景には渾身の毒もあり(2014_0707)
丹下健太猫の目と犬の鼻の野蛮な了見(2014_0713)
加藤元ひかげ旅館へいらっしゃい騒動の根底(2014_0716)
山田詠美熱血ぽんちゃんが売れなくなった哀しい理由(2014_0718)
壁井ユカコKに潜む優しい毒の罠(2014_0720)
高村透わたしを追いかけては急流で惑わす(2014_0722)
仙川環流転の細胞と農作業好きの未来(2014_0724)
桔梗素子芥虫のおぞましい暗さ(2014-0725)
円居挽河原町ルヴォワールの地味すぎる惑い(2014_0730)
top●BE
 
■2014年07月01日(火)雨酉
石川智健エウレカの確の経済学捜査に脱力
石川智健//エウレカの確率○BE
○大学時代に作家を志し、11年(宝卯)のDNA「禄」の引力本能強化半会年に、
グレメンで、第2回ゴールデン・エレファント賞大賞を受賞。
DNA「牽」の名誉の干合年だった12年(海辰)の、
02月24日(草卯)のDNA「龍」の半会日に、同作で作家デビューした
石川智健(85-0617/灯亥)の
エウレカの確率 経学捜査員 伏見真守が、
02月20日(海戌)のDNA「牽」日に上梓された。

同作は、神奈川県川崎市高津区連続殺人事件が発生。
所轄署に県警その他の応援を加えた総勢100名を超える特捜本部は、
次の犯行を防ぐべく捜査を開始。現場に残された証拠品や犯行手口からして、
捜査本部は同一人物の犯行と断定。だが、ひと月が経っても殺人犯は捕まらず、
それどころか解決の糸口さえ見つからない低調ぶりだった。
そんな折、疲労感漂う捜査本部に、新たな捜査員が加わることになった。
一人は
科学警察研究所から来たプロファイラー
そしてもう一人は、捜査員としては本邦初と思われる
行動経済学者だった。
行動経済学を駆使して独自の捜査を開始するが、
一応の相棒は、父親が刑事で自身も刑事を目指し着任二年目となるも、
これといった
成果をだしていない女性捜査員
しかも、プロファイラーの相棒は、(女性の)
元交際相手という複雑な状況で、
当初は
プロファイリング捜査で進展を見せはじめるが、
同一犯人説が大勢を占める中、経済学者は
僕が解決できるのは殺人事件の30%だけです」と言いながらも、
三件の殺人のうち一件は別の人物の犯行であることを主張する。
経済学者VSプロファイラー
真犯人にたどり着くのはどっちだって、それは読む前から、
一応経済学者なのは、
小学生だってタイトル見ればわかってしまうのだが、
いつも
寝不足気味で、頼りなさげな相棒の女性捜査員が、
警察官にあるまじき単独捜査をして窮地に陥ったり
容疑者に捜査情報を漏らしたりしながらの無茶苦茶な展開で、
最後にはとんでもないヘマを起こしてしまう。さすが、それはないだろう。
登場人物が少ないのと、行動経済学もあって、
全五章中二章
半ばくらいでは、犯人の目星はつく
殺人事件は起きても、
心臓に悪いどんでん返しはないので、
安心して読める作品であるといっておこう。

神奈川県出身。おそらくは作品にある
神奈川県川崎市高津区に土地勘があると思われ、
医薬品卸会社で営業の仕事をする兼業作家で、
現在は
千葉県市川市本八幡在住の石川は、DNA「鳳」冲殺主導で、
その気にならぬと真面目に仕事に没頭できぬタイプで、
ほっておけば、
のんびり屋で力が入らぬ昼行灯は、無責任の権化
趣味人と言えば聞こえは良いが、遊ぶために仕事をする人
ただし、その遊びが作家という言い訳の効く類いなので、人は文句を言えぬ。
才能もこの「」で、遊び心出来心(笑)。
「鳳冲+禄」は、
表向きは口も達者で真っ当な発言をするので、
ついついペースにのせられてしまうが、
人としての責任をもとめてもいけないが、
仕事面の
営業トークは、それなりなのであろう。
「鳳冲+玉」は、自己に無縁な案件や
付き合いはなるべく回避し、
静かに仕事終わりを創作にあてる
「鳳冲+龍」は、
エネルギー消耗激しく、
根を詰めると疲れる
ので、一日の執筆時間は、せいぜい二時間。
「鳳冲+牽」は、
流されやすく権威に弱く異性にも弱いが制御不能
そして、
妙な格好つけたがりで、他人とはサイクルが違う。
とはいえ、それもわかりやすいもので、
例えば経済学捜査官の愛車はブルーの旧型ビートルであったりする。
「灯+鳳冲+午月」は、中年期が流転で落ち着かず。
口うるさいから、それが引き金で挫折もないとはいえず。
「丑」年生まれ「灯亥」は、
本気をだす時はスイッチをいれて燃焼する。

宿命の特長は、盛夏正午頃の昆布みたいなものが浮く
高波で不安定な海沿いの灯台
だが、昼間はさして役立たず
夜になると俄然静けさの中で元気になる。
総エネルギー200点中自身の火性38点と、
それを支える創造力の木性は40点はともかく、
金性17点は経済に難点がでそうだし、
水性67点は、異性受け良く、
名誉に対し貪欲すぎるばかりか、
何でも格好をつけたがり、
思いのほかの出費を強いられる。
また、年支「丑」VS月支「午」の害は、
最初が躓きやすく、
今作でも導入部分の一章の最初の数頁は、
それこそ
眠くなりそうで、やめておこうかとも思ったが、
そこは生月冲殺特有の魔法がくりだされてきたので、
立ち直りが早いというか、
適度に誤魔化して、何とか本編に入り込めた。
できれば、もう少し流れに乗ってほしいし、
滑らかであることを願う
年干支の「草丑」は、表向きは地味で真面目で、自らは動かず堅実者。
医療品の営業マンが、世を忍ぶ仮の姿というのも悪くない。
月干支の「海午」は、山あり谷ありの変化の連続。
自己中心で感情の起伏が激しく、例えるなら
戦場の花嫁
そして日干支の「灯亥」は、念の入った感性で、
気分屋の典型
喜怒哀楽が激しいのが、魅力でも欠点でもある。
干支番号構成は、02-19-24で東方から南方で暗くはないのだから、
その明るさに期待したい。

後天運は、年支「丑」の半会を伴う、
初旬「4歳宝巳」がDNA「
」の天剋地冲で、
大きく踏みだしたことにより、自身が
180度変化するような出来事が、
宿命に刺激を与えたため、稼働力は上がった
感謝と奉仕の気持ちは、やや化されたか、
そんなの関係ない」と開き直ったかのいずれかであろう。
2旬「14歳鉄辰」は、DNA「
」の堅実志向で、本人なりに真面目な学生。
そして現在の3旬「24歳畑卯」は、DNA「
」の主導DNA半会
自己確立ばかりか、結果も伴ったので、兼業であろうがデビューした。
今後は、4旬「34歳山寅」は、DNA「
調」。
一風変わった世界に踏みこみながら、
それなりの結果もだす。
5旬「44歳灯丑」は、DNA「
」の守備本能。
守護神月干「海」の名誉は消滅し、
方向性の変化、あるいは配偶者の変節などにより、
一時的に精神集中力に陰りもでるが、変化しきれば「木」なので、
旧きをたずね新しきを知るような生き方であれば、蘇生は間違いない
6旬「54歳陽子」は、DNA「
」の立ち回りの良さ
年支「丑」と日支「亥」の溝を埋める冬の方三位完成と、
月干支「海子」の天剋地冲もあり、色々晩年を考え、実際動きもあり。
7旬「64歳草亥」は、DNA「
」の改良改革特別条件付10年運天冲殺刑で、
トラブルもあろうが、異様な環境で、
とてつもなく
花火のような派手な目立ち方
8旬「74歳木戌」は、DNA「
」の伝統回帰の特別条件付10年運天冲殺
過去の特別な焼き直しなのか、
重厚で存在感のある目立ち方をするのであろう。

ところで、石川は初の単行本が上梓された
12年02月24日の翌日の、DNA「石」の妥協日に、
茨城県在住一歳年下の女性と入籍している。
どこで知り合ったのかなどの詳細は不明
月干が配偶者成分の「海」なので、
手を伸ばせば女性には事欠かないので、
学生時代のサークルの後輩あたりかもしれぬが、
午未天冲殺は、年上と結婚すれば運気が上昇するものなのに、
これは、さすがになかろう。
知らないということは怖ろしいものだ。
そして式は、なぜか金曜日の05月25日(陽戌)の、
おなじくDNA「石」の妥協日の
東京は青山のフェアリハウスで行っている
そして
デビュー作を模した「グレイメン」なる
オリジナルノンアルコールカクテルをふるまったそうである。
これは、新婦の友人の年支「寅」VS日支「巳」の
害持ちで表裏あり
日干支は「雨巳」で石川の
忌み神天剋地冲の人物(86-1016/雨巳)のblogに、
写真入りで報告されているのだから疑いようもない。
だからだろう。
そこからわずか2週間あまりで、
一ヶ月の入院を余儀なくされ肺気胸の手術を行っている
金性が少ないので肺をやられやすいが、
さすが新郎が結婚式後一ヶ月もたたぬうちにこれでは堅実な家庭は難しいし、
それ以前に
相手との相性が、ことのほか心配だ。
ただでさえ、
年上に良さをだされる石川が、
何を間違ったか、
相手が年下では、ハネムーン年どころか、
本人言わんとする二年間の素振り」という
自然界の過酷なお試しがあったのであろうかとも勘ぐってしまう。

さて、夫婦円満かどうか疑う部分はまだある。
だって石川は、秋葉原の喫茶店で、
日々
仕事終わりに2時間くらい執筆してるんだよ。
さらには、
通勤時間は2時間とも告白しており、
まさか、
実家でパラサイトに逆戻りしたのではないだろうね。
早起きして会社に通い、帰りに小説を書き、ランニングをして、
(時々スイカを食べて)、小説を読んで寝ておりますので、
夏バテなど怖くはありませぬ! げに、怖くはありませぬ・・・
」だとか、
兼業で執筆を続けるコツは、書くことを"食事"と同レベルとして捉えること。
一日のルーチンとしてしまうのが一番。
と同時に、絶対にやると自分を縛らない。
食事を抜く時があるように、ちゃんと逃げ道を作っておく。
ただ、逃げ続けたら餓死する。
だから自分を保つために書く。こんな感じ
」って、
生月冲殺としては、それで良いのだが、
石川の個人生活は大丈夫なのか_____。
一ヶ月で原稿用紙50枚書くのはいいが、
きっと
結婚生活は改良改革したのかもしれないね。

ところで、年支「丑」VS月支「午」の害を持ち、
日干支がDNA「龍」の
新しい風が吹く来年(14年/草未)は、
石川が、
60年に一度素晴らしい結果をだす時
私的なことに活かしやすそうな気配もなきにしもあらずだが、
二度と同じような過ちをおこさずに
何とか仕事で二年間の素
振り期間を一気に取り戻してほしいものだ
期待に期待を重ねて、待ちたい☆
石川智健85-0617
海草海
亥午丑-4
龍牽玉鳳禄(鳳冲殺主導)
木性(40)火性(38)土性(38)金性(17)水性(67)/総合200
午未生月冲殺/生日冲殺/天冲殺(64歳草亥/74歳木戌)
初旬条件あり(日干支を天剋地冲)/主導DNA(24歳畑卯)
方三位(54歳陽子)年支VS月支害/害切れ(54歳陽子)
干合木性天干一気/木性天干一気破格(44歳灯丑)
金性脆弱/水性過多
-4歳宝巳/14歳鉄辰/24歳畑卯/34歳山寅/44歳灯丑/54歳陽子/64歳草亥/74歳木戌〜
04(灯)BE
top●BE
 
■2014年07月04日(金)陽子
両角長彦ブラッグ無差別殺人株式会社の表裏
両角長彦//ブラッグ無差別殺人株式会社○BE
○00年(鉄辰)の年干支「鉄子」の大半会を伴うDNA「」年から
アマチュアとして「SFマガジン」や「小説現代」に投稿掲載され、
09年(畑丑)の天剋地冲年に、
ラガド 獄の教室で、
第13回
日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、
同作で10年(鉄寅)のDNA「玉」年に
作家デビューした
両角長彦(60-0225/雨未)の
最新作
ブラッグ 無別殺人株式会社が、
04月15日(陽辰)のDNA「司」の守護神日に上梓された。

同書は、連作長篇仕立て各篇の間にショートショートを配する、
緻密にして個性溢れる構成で、
全15編中7編が「月刊ジェイ・ノベル」に連載され、
残りの8編は、書き下ろしされたもので、
15編は「三人とも」「二種類」「惨劇のあとで」「一億円捨てる」
「しゃべるのやめたらしぬ」「丑の刻サービス」「違う違う」
「わかっていない標的」「入社試験」「わかっている標的」「夜の散歩」
「ラッキーアイテム」「反社長派全員処刑」「轢断」「虐殺慰安旅行」 で、
特に「夜の散歩」は、
BEにも少々だけ所縁のある作品であった。
中身
ワンマン社長の命令に従って
社員が殺人を遂行する――それが株式会社ブラッグ社の業務内容
当初は
無差別殺人理想だったが、
請負制」への移行を主張する反社長派台頭で、社内抗争激化
やがて明らかになる、ブラッグ社と国家権力との意外な関係など興味深い。
奇想ミステリーの新鋭が放つ、
型破りでシニカルな連作クライム・フィクションが売りだが、
とてつもない人が死んでいくわりには、少しも怖い部分はなく、
むしろ、
会話や仕掛けの巧妙さを愉しんだり
両角らしい
どんでん返しを堪能する読み物と理解すべきだろう。

埼玉県川越市出身で、北海道大学教養部理III系中退、
一橋大学経済学部を卒業後、タウン誌編集部勤務など
様々な職を経て、作家にたどりついた両角は、
DNA「
調」主導で、真っ直ぐには流れず蛇行ばかりを繰り返すが、
その
真髄は他者を寄せ付けない骨のある作風である。
才能も「調」で、徹底した偏りと女性の気持ちを面白く理解する観察力
「調+貫」は、集団行動は苦手で、
恩義を感じるほど心は広くない
「調+車」は、
安息はなく常に何かに打ち込んでいないと気がすまず。
反骨精神を腕力に訴える傾向
「調+玉」は、幅広い分野を網羅するのではなく、
得意分野のみに特化される技術であり、
人付き合いはあんまりだし、通俗的な話題にもついていけぬ面あり。
ある意味、ごく
一般的な世間は知らないということだ。
「調+牽」は、内面は重厚な素養なりがあっても、
外面は粗暴
「雨+調+寅月」は、
良くも悪くも極度な遊び人であり勝負師で、
「子」年生まれ「雨未」は、まとめるのは
他人任せなところあり。

宿命の特長は、初春午前四時頃の妙な形をした岩がごろごろした
山間を流れる冷たい雪解け水で、うっかり近づくと、
総エネルギー190点ほどであっても、
変な
勢いがあるので、手負いになる。
年支「子」VS日支「未」の
害持ちで、下半身は頑丈とは言えず
持続力のない表裏人間で、なかなか信用しづらいうえに、
他人をも信用しない屈折した感情があるため、
姿形を変えるのは水らしく得手だが、
なかなかの曲者である。
一見頑固そうだが、都合が悪くなれば逃げ足速いか、
モメてモメて、
壮烈な果たし合いになるかだが、
それも「鉄」と「雨」の相生関係の害なので、かえって
質が悪い
組織に属せば
組織とモメ、申酉天冲殺なのに親とモメるに違いない
なお、月干に干合相手の「山」があるため、
熱烈なファンはいるだろうし、異性にもことかかないはずであろう。
年干支の「鉄子」は、自分の行状なり姿形に酔いしれるナルシスト。
月干支の「山寅」は、人情味溢れる長の器。
そして日干支の「雨未」は、物事の白黒をつけたがる質は、
トゲのある表現で環境順応能力はあるが、
多くは
異性難で身持ちを崩しかねない
干支番号構成は、37-15-20と西方と南方で、
ありえないような騒乱の最中に存在する。

後天運は、初旬「3歳畑卯」は、DNA「」の半会。
字面通りなら、子供らしい乱暴な若年期。
月干「山」に干合された日干「雨」は「灯」に変質するので、
干合後日干支「灯未」とは大半会的(初旬のみ灯と畑は同格)のため、成功運型。
2旬「13歳鉄辰」は年干支「鉄子」の大半会を伴うDNA「
」。
だから、勇んで
北海道まで流れていったのだろうが、
そこは
蛇行して持続しない川なので、東京近郊へ。
3旬「23歳宝巳」は、DNA「
」の改良改革も、宿命にはないものなのと、
月支「寅」の害もあり、
害持ち特有の不安だらけとなり、安定せず。
4旬「33歳海午」は、DNA「
」の妥協の支合。
年支「子」VS日支「未」の
害切れのため、生きていくための決断
向かない結婚もしたかもしれぬが不明だが、創作は開始している。
5旬「43歳雨未」は、DNA「
」の律音で、
ひとつのことに集中していけば、見かけ以上に流れは急になり、
汚れも目立たなくなるが、年支「子」は害なので
仕事は安泰とはいかなかったが、ひとまず強くなって、
新人賞を受賞してデビューには漕ぎつけた。
現在の6旬「53歳木申」は、年支「子」の半会を伴う
主導DNA調」で自己確立
まだ入ったばかりだが、
10年運天冲殺で名前が売れるはずだし、
才能開花もあわせてあるのだから、楽しめる感謝さえあればね
その後の7旬「63歳草酉」は、DNA「
」の10年運天冲殺
実生活で遊ばずに、作品でたんまり遊べば、冷静なる良き評価を受ける。
8旬「73歳陽戌」は、DNA「
」の堅実。
さすがに地味で流れも弱まっていくようだ。

趣味は、年200本ペースの映画鑑賞だそうだが、
そんな暇があるなら、
自身の作品が映画化されるよう本気をだしてもらいたい
また、鉄道旅行(普通、快速列車限定)というのも、
ひねくれ者としてはありだが、流れて行くだけでは、
そのものズバリすぎる。
そして、
銭湯めぐりにしても、守護神方向に違いないが、何かもうひとつ
特筆すべきは、
30歳から二週間に一度行ってきた献血が、
さすが主導DNA「調」の害切れ年らしく、
今年(14年/木午)になって
三百回を達成しただそうだが、
害持ちの血液を提供されるのも、言葉にならぬ戦慄を覚える。
これは害持ちだから持続できぬのではなく、
己の中の毒の部分を定期的に抜かねばもたぬのだろう。
死ぬまでに500回献血することが目標
献血は文句なしに世の中のためになる行為です
」と豪語しているようだが、
変化球たっぷりの作品をこれでもかと、
惜しみなく産みだすためには避けられぬ儀式なのだな☆
両角長彦60-0225
山鉄灯
未寅子+3
玉牽車調貫(調主導)
木性(45)火性(33)土性(53)金性(13)水性(46)/総合190
申酉天冲殺/天冲殺(53歳木申/63歳草酉)
初旬条件あり(宿命内干合日干支と大半会的)/律音(43歳雨未)
主導DNA(53歳木申)/年支VS日支害(表裏)/害切れ(33歳海午)
火性脆弱/土性過多/金性脆弱
+3歳畑卯/13歳鉄辰/23歳宝巳/33歳海午/43歳雨未/53歳木申/63歳草酉/73歳陽戌〜
10(雨)●BE
top●BE
 
■2014年07月07日(月)畑卯
朱野帰子駅物語の背景には渾身の毒もあり
朱野帰子//駅物語○BE
○昨年(13年/雨巳)の07月30日(灯酉)のDNA「玉」の
守護神天冲殺日に発売されながら、いまなお売れ続け、
旬な午未天冲殺女優を起用したドラマ化が待たれる
物語の作者である朱野帰子(79-1207/山申)を、
おそまきながら、解説する。

同書は、ある理由から、一流企業の内定を蹴り
入社試験で一位をとりながら、総合職ではなく現業職として、
希望どおり東京駅に配属された若き女性主人公の、目的達成物語
鉄道オタクを隠している同期、
端正な顔立ちながら言動がヤンキーそのものの指導役、
同い歳だが三年先輩の改札係の女性、以前運転手だった助役、
現場を知らない総合職採用のエリートの副駅長など、
個性豊かなキャラの中で成長していく様子が描かれているもので、
鉄道ファンならずとも、充分堪能できるストーリー。
彼女が駅員になった理由のひとつが、
鉄道好きの弟の夭逝もさることながら、
その弟が運びこまれた病院へ駆けつける際に、
東京駅で倒れてしまい、五人の人物に
助けてもらった。
その人々を探しだして、御礼の言葉を伝えたいこと。
東京駅の大勢の乗降客の中で彼女を手助けした人が、
駅員となった彼女と
短期間に偶然にも関わりを持つなんて出来すぎなのだが、
そんな
不自然さを感じさせない臨場感あふれる筆致には脱帽する。
毎日百万人以上が乗降する東京駅。
定時発車の奇跡を目の当たりにし、
鉄道員の職務に圧倒されてしまった。

09年(畑丑)の04月10日(草酉)のDNA「牽」日に
「ゴボウ潔子の猫魂」で、第4回
ダ・ヴィンチ文学賞を受賞。
翌10年01月20日(鉄午)のDNA「鳳」日に、
マタタビ潔子の猫魂と改題されデビュー。
東京都中野区出身ブロードウェイ育ちというから、
中野区新井あたりであろうが、早稲田大学第一文学部卒ながら、
立派な寅卯天冲殺で、しかも「山」なのに、
いったん
お門違いの大阪の製粉所に就職したのが、全く解せぬのだが、
現在地は、本人曰く首都圏通勤線沿線(すなわち中央線)の街である
東立川(この駅名は存在せず)あたりに棲息し、
保育園とスーパーのトライアングルを行き来するという朱野は、
DNA「
」主導で、自己顕示欲と感謝が混雑する。
深海好きは、「山」から「海」を見たものだが、
あまりにもわかりやすすぎるが、頭で書くのではなく
ハートでつづる作家と理解したい。
「禄+石」は、一定の条件下での逞しい行動力。
レールがあってこその鉄道だ。
「禄+鳳」は、
趣味のために生きる日々。
ちなみに「
」から「」を見たのが、この方向であり、
鉄道好きなのは、間違いないらしい(笑)。
「禄+牽」は、
スピード感はないが常識人間である。
だからだろう、
どろどろした人間関係は今のところ描ききりたくないようだ
才能は、この「」で役割意識であり、
作家としてのステータスがあがることが励みとなる。
「山+禄+亥月」は、気忙しい平常な家庭婦人の代表だが、
時間の経過と共に、
配偶者の裏切りに遭う傾向
「未」年生まれ「山申」は、
正直者である。

宿命の特長は、仲冬夜十時頃の酔っ払いの彷徨や犯罪者もいかねない
少々危ない先端的な街並みを見下ろす
」。
総エネルギー200点中木性37点だが、
実際には年支「未」VS月支「亥」の半会で、
木性が強化されるため、前のめりのやる気は満々
とはいえ、守護神で創造力にあたる火性は僅か20点しかなく、
苦労に苦労を重ねて、作家活動を行う
比較的現実的なDNA構成でもあり、ゼロから創作する「龍」ではなく、
材料を揃えて料理するような「」の母親目線である。
この火性の「灯」は、燥土の年支「未」内にあり、
実際の母親も弱くないが、干合成分の「海」が主導し、
さらに日支内にもあり、後述のように母親に比して父親縁は薄い可能性大。
物語でもそうだ。
最大の特徴は、月支「亥」VS日支「申」の
害持ち
消化器系に難があり、肌荒れもおこしやすいので、
「山」であっても
毒の影響で、存在感はあろうと実際はドッシリとはせず
優柔不断にもなりやすく、卒論で誉められた小説も、
せっかくの01年(宝巳)のDNA「調」の
独創的害切れ支合だったのに、
才能は「牽」でもあり
会社員となるが、深夜に帰宅した後、
明け方まで小説を書く自分を奮い立たせるために、
こともあろうに、
向きもしない派遣社員になったり、
また
正社員になったと思えば、買収により何故か無職に舞い戻り
持続しにくい害持ちは、いったん就職したら永久就職のつもりでいないと、
どんどん
ズレてくるし、まして不器用な「」には似つかわしくない。
これでは、
自らATCやATSを作動させているようなもので、
規則正しく走行する列車のダイヤどおりが理想で、
事故遅延を繰り返すばかりだと信用を失っていくような人になりかねない。
とはいえ、そこは時代整合性ある冬生まれ。
耐えに耐えて、ここまできたのは、辛抱強さなのだろう。
年干支「畑未」は、
開拓者を利用するじゃじゃ馬
月干支「草亥」は、度胸で苦難を乗りこえ、
世渡りも巧みな感性溢れるムードも、
異性と密接にかかわるのは
才能を摩耗させるばかり。
そして日干支の「山申」は、なすべきことをなし、耐えしのいでいると、
夜の「山」で
簡単に攻め込めぬ砦のような危うさはあるものの、
援軍がやってきたり、幸運が舞いこむ、
強固な要塞
ようは、
自ら動かぬことが、勝ちにつながる
干支番号構成は、56-12-45で北方と東方領域で、
まさに暗い時代からぬけ、明るい方角へと拡がる希望あり。

後天運は、初旬「1歳陽子」が日干支「山申」と大半会的
(初旬のみ陽と山は同格扱い)なため成功運型
ただし、年支「未」とが害が成立するので、仕事も
一筋縄とはいかず
年支と月支の半会で未来は開けやすいのに、
ブレーキがかかることは、前門の虎後門の狼みたいで、
車掌が慎重なところに、運転手がATCやATSに過剰に反応するさま
安全のためにはやむなしも、
迷いの多い人生が決定づけられたと言っても過言ではなし。
DNA「
」の火性は、たとえ直火ではなくとも有り難い存在。
初旬の「龍」や「玉」は、
勉強好き頭脳明晰への道。
実際に勉強はしたのであろうから今がある
2旬「11歳灯丑」は、DNA「
」の熱い守護神の落ち着いた学習能力。
学生時代は、勉強が出来たと判断して良いだろう。
社会にでる3旬「21歳山寅」は、DNA「
」の納音
気持ちとは別に、過去の自分が根本から崩れる
10年運天冲殺で、
流れに乗れば、宿命の害も切れてスイッチが入り
とてつもない出来事も体験するわけだが、
前旬が恵まれていたため就職活動を満足にできず、
当時の有効求人倍率の0.54の前にいわゆる就職活動は全敗。
社員数名のマーケッティングプランニング会社に、知人のツテで入社。
裁量労働制とはいえ、残業どころか徹夜もするという体験後、
大阪に向かう会議のための資料作りで仮眠をとったつもりが、
飛行機の時間に間に合わないという失態を機に、転職を決意。
働きながらリクルートエージェントを利用し、
製粉会社広報に08年(山子)の大半会年にで転職
なお、受賞したのは、この10年運最後なのは、
さすがゆっくりな」である。
現在の4旬「31歳畑卯」は、年支「未」VS月支「亥」の半会に
「卯」が加わったことで、
快速電車中央特快変身している10年運天冲殺
東京駅へ向かうのに、高尾や青梅方面からやってきた
オレンジ色の車体が強靱になり、立川をでれば
国分寺・三鷹・中野・新宿・四谷・御茶ノ水・神田と
七駅しか停車しないような、
猛烈な速度で成功への道を昇りつめる状態。
DNA「
」なので、少々の妥協もあれば窮屈もあり、
仲間への思いやりをもたぬと、妥協屈辱のパートへと移さられかねぬが、
妙な動きをせず、賢くたちまわれば、相応の成功を手にいれる。
そして落ちないためには、
主導DNAを活かした奉仕に生きること。
売れたら恩返し社会貢献は当然であることを忘れてはいけない。
5旬「41歳鉄辰」は、DNA「
」で結果はだせるものの、
作家としてやっていくなら、多少の衝突があろうと、
まだまだ、特快や快速でなければならず。
気を抜けば総武中央線普通電車に逆戻りの恐れも。
三鷹までしか戻れないのに、緩くなる必要はない
ここで大切なのは、気持ちはわかるが趣味に没頭しないこと。
夢や方向性の変化があろうと、これ以上「鉄」好きにならんでもよろしい。
6旬「51歳宝巳」は、DNA「
調」の極端で少女的様相強化宿命内害切れ
力が
萎えるか、妙なスイッチが入って作風に大変化か。
7旬「61歳海午」は、
主導DNA」の自己確立
若年期とは別の深くて濃い社会貢献を希望する。
8旬「71歳雨未」は、DNA「
」の干合
地味というか、さすがに幕引きはしているだろう。

細かい注文をつければ、何とか出会った五人は、
それぞれ都合良く事情持ちで、その手助けをしていくの話の流れ。
ただし、五人という数字も良かったわりには、
それぞれが相応に重い内容なのに、
害持ちらしく
いささか
雑になっていたのは残念
また、一ヶ月もの
出社拒否症に陥った同僚男子宅をたずねたのはともかく、
簡単に入りこんでしまう描写慣れていないこれも害持ち
そして、現業社員は試験をうけ、車掌を経て運転手になる者もいるようだが、
(出社拒否やヤンキー先輩は運転手になっていったのに)
主人公はそれをせず、あくまでも現場でお客様に役立つ道を選ぶ
これは、「
」主導の朱野らしき部分で好感がもてる。
そう若年期からの優等生は、そこまでに運を使いきっている場合もあるし、
現業社員でいるからこそ成りたっているのが、事実なのも忘れてはいない。
善し悪しではなく、器もあるのだから、無理をして本社へ上がったり、
車掌や運転手にならずともいいわけだ。
みたところ
主人公は、頭が良かろうと、10年運天冲殺も初旬条件もない
若年稼働の身内の犠牲運だったわけで、
仕事の幅を拡げる
器ではなかったのかもしれない
人それぞれに、器があるわけだが、世のため人のために役立つなら、
生きざまさえ
次元が高ければ
欲求を満たすだけが幸福ではないということも、教えてくれる。

さて、朱野は結婚に向かないいつかはモメることになる。
だから
仕事では「お客様に幸せの奇跡をもたらせても」、
私的面は不安定で、内側が危うい月支VS日支害持ちなのに、
結婚をしているようだし子供もいる
むろん
害持ちだから住まいは汚れやすくなるだろうし、
育児に明け暮れていたら、仕事どころではなくなる。
作家としての成功は、子供の幸せと反比例しやすく
そのあたりを彼女が
どう受けとめていくかが、今後の課題
頑張れとは言えまい。無理をせずにやるしかないが、
少なくともSNSで
毒を吐いているより、安息せいである☆
朱野帰子79-1207
草畑灯
申亥未+1
石牽鳳禄石(禄主導)
木性(37)火性(20)土性(66)金性(25)水性(52)/総合200
寅卯天冲殺/天冲殺(21歳山寅/31歳畑卯)
初旬条件あり(日干支と大半会的)/納音(21歳山寅)
三合会局(31歳畑卯)/主導DNA(61歳海午)
月支VS日支害/害切れ(21歳山寅/51歳宝巳)
火性脆弱/土性過多/金性脆弱/水性過多
+1歳陽子/11歳灯丑/21歳山寅/31歳畑卯/41歳鉄辰/51歳宝巳/61歳海午/71歳雨未〜
05(山)●BE
top●BE
 
■2014年07月13日(日)草酉
丹下健太猫の目と犬の鼻の野蛮な了見
丹下健太//猫の目と犬の鼻○BE
○07年(灯亥)の納音年という、思いのたけは別にして、
中途半端な過去の経緯が完全崩壊した時期に、
讃歌で第44回文藝賞を受賞してデビューした
丹下健太(78-0823/灯巳)が、03月26日(陽申)のDNA「石」の支合刑日に、
猫の犬の鼻を上梓した。

同作は、著者の故郷を思わせる地方都市の中学三年の夏休み前、
派手さのない女子生徒が、突然別のクラスの男子から
つきあってほしい」と告白される。
彼女が返事を迷っている頃、
後間もない猫の姉弟が近所を歩いていた。
姉猫は後にこの女子生徒から「
ぶち子」と名付けられることになる。
初恋、遠距離恋愛、初体験、就職活動、同窓会・・・。
彼女は思春期から社会人へと成長し、ぶち子は出産と子離れを何度も繰り返す
不思議にリンクする女性と猫それぞれの十年を描いたもので、
進学と就職、人生の岐路で、
迷い流されながら少女が大人になっていく話だが、
これといった抑揚や
キラキラ光る感動があるわけでもなく
前進力のない
元気のない世代の、明確な意思表示のない
何気ないやり取り
に、若者たちの老獪な息づかいを感じる
ぐだぐだなソロ活動の証しのような、
欲得の物語を覗きたければ、手に取るのも悪くない。

愛媛県生まれで、同志社大学法学部を卒業。
就職活動中は50社以上の入社試験に落ち続け就職浪人
アルバイトで食いつなぎ、知人の紹介でやっと東京の会社に職を得たら
遠距離恋愛の彼女に振られ慌てて京都に戻るも甲斐性なく捨てられる
情け無い子丑天冲殺と化した
男気のなさで「もう、何もなくなった」と感じ、
小説なら一人で書けると決意したという
滑稽な丹下は、
DNA「
」主導で、地味でケチで異性の気持ちを理解できる能力もなく
ひたすら、生活のために
どう生きるかが優先で、味わいある風情は微塵もなく
なんでも、強引に自分のものになるという
本能に従い生きているので挫折もする
「司+鳳」は、忍耐力はあるも
鈍重
「司+石」は、日常生活は硬くて
潤いなし
「司+調」は、負けず嫌いの
強欲
「司+司」は、現実性が強くて、
胸襟をひらいて交際できづらいというより、そういう必要がないと思っている
「灯+司+申月」は、
場違いの異性と関わり失敗しやすく、
「午」年生まれ「灯巳」は、他力運。ともかく
人任せ
弱くはないのに人任せなので、好感度は高いとは言えず。

宿命の特長は、初秋午後四時頃山間の道路標識なり電灯
ないよりあったほうがよいが、時折はげていたり
ひんまがっていて、見づらいのに修理がされていなかったり、
電線はきているのに、スイッチも電気もかよっていないためか
美しく輝くものではない中途半端な状態。
年干支も月干支も日干支の
全身子丑天冲殺なので、
それなりのオーラみたいなものはあるし、
総エネルギー292点は立派だが、土性111点と遊び好き。
なのに、
異性成分水性僅か13点で、お預けも少なくない
決定的なのは
木性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人で、
思慮深さはなく頭の中身も実際は空っぽで、故郷にも縁はなし
よほど性根据えて、ないものを使うには、
新たな世界を創造構築したりではなく、
日常風景を切り取るしかない
だから、感動ではなく、
せいぜいカメラの精度が上がるくらい。
そういう部分に期待するしかないのだから、
感動を期待してはいけないのだ。
また、鼻に特別な強さか弱さがでるうえに(
木性ゼロ野人)、
格好も気にしないので、スープなどのニオイをまるで
犬のように嗅ぐ描写
もする。
本人だって、実のところそういう性癖があるのかも知れぬ
年干支の「山午」は、
他人の意見を聞かぬマイペースの帝王。
月干支の「鉄申」は、
マニュアル重視で面白味皆無。
そして日干支の「灯巳」は、
狭い領域で熱い燃焼をするが、
何でも自分でやりたがり他人には任せられぬし、
広い場所は苦手で、
狭いところでちまちま生きるようなものである
干支番号構成は、55-58-54であれこれ期待できぬが、
とりあえず北方領域なので、許されているだけ。

後天運は、初旬「5歳宝酉」のDNA「」の半会強気
引力本能強化され、勉強をするのも、何か特別な手法を使ったり、
野蛮貪欲に点数を引きよせたのであろう。
2旬「15歳海戌」は、DNA「
」の異性への意識妙なプライドや権威の強化。
3旬「25歳雨亥」は、DNA「
」の天剋地冲。
さすがに剛気な全身子丑だけあって、
腕力で人生を180度変えた様相
小説を読むようになったのは、この頃からといい、
」主導らしく、賞もかっさらいデビューも一気にこぎつけた
現在の10年運4旬「35歳木子」は、
待望というか、
本人のためになるかはわからんが、宿命にない木性の10年運天冲殺。
DNA「
」の濃厚な作品も書けるようになるだろうし、
格段に力も運も上昇していくのだが、
大切なのは
それを自分の実力だと勘違いしないことだ
なんといっても年干支「山午」は、天剋地冲なので、
表向きの生き方は派手に変えるべきだろうし、
謙虚さと感謝がなければ、売れるはずでも、売れるわけなし。
そして次旬5旬「45歳草丑」も年支「午」の害があるので、
そう
やすやすと前進はさせてもらえぬが、
DNA「
」の改良改革さえ、流れにのって行え
むろん
世のため人のため生きられれば
「司」主導でも、
救いがないわけでもない
ただこの
20年の天冲殺に対して、初旬稼働条件もないので、
抜けてしまえばただの人だし、20年まるまる使える保証はなく
感謝なく使いきれば抜けられぬ場合もあるし、
抜けたあとの
失速は、目も当てられない。
それを予測するかのように、6旬「55歳陽寅」は、DNA「
」の屈辱妥協
万事休すの公算大で、その後があるかはともかく、
7旬「65歳灯卯」は、DNA「
」の意固地。
8旬「75歳山辰」は、DNA「
」の妥協で、これといって解説するものはない。

丹下は実際のところ、「司」主導の積み重ねを活かさず
単に
魅力の欠片もない元気のない者になりさがっているが、
全身子丑天冲殺が、これでは燃焼など出来るわけもない
SNSで、憂さ晴らしも表向きはしていないようだが、
それが好ましいかどうかではなく、
単に派手が似合わぬだけ
今の
この国の駄目な部分を地で行くように
必ず作品に動物が登場してくるのも、
弱い者には
妙な陰気がつくだけで、まったくもって関心しない
本人は「
(書いていて)これは小説じゃない、違うよ」と
悩みながらも、
日常に潜む特別な瞬間をすくい取りたいのだそうで、
小説をどう読むかは読者次第。あいまいだけど、そこが面白い」と
投げているのは、やはり自力より
他力の証しかな☆
丹下健太78-0823
鉄山木
巳申午※+5
調司石司鳳(司主導)
木性(00)火性(87)土性(111)金性(81)水性(13)/総合292
子丑天冲殺/天冲殺(35歳木子/45歳草丑)/天剋地冲(25歳雨亥)
ターボ運(〜34歳)/害(55歳陽寅)/全身子丑天冲殺
木性ゼロ(野人)/土性過多/水性脆弱
+5歳宝酉/15歳海戌/25歳雨亥/35歳木子/45歳草丑/55歳陽寅/65歳灯卯/75歳山辰〜
04(灯)BE
top●BE
 
■2014年07月16日(水)山子
加藤元ひかげ旅館へいらっしゃい騒動の根底
加藤元//ひかげ旅館へいらっしゃい○BE
○年干支「雨丑」の干合支合を伴う守護神化(雨丑→灯丑)で、
主導DNA「貫」年に応募した
で、
09年(畑丑)に、第4回
小説現代長編新人賞を受賞しデビューするも、
年に一冊しか単行本を書きおろさない
のんびりした
加藤元(73-0810/山寅)という女性作家の
ひかげ旅館いらっしゃいが、
06月25日(灯卯)のDNA「玉」の守護神日に、上梓された。

同書は、三十代半ばにかかり、子供もなく夫に浮気疑惑もあり、
結婚生活に疲れてきた主人公が、(彼女が)幼い時に両親が離婚したため、
ずっと
文通のみの付き合いを通じ励ましてくれていた父親の突然の死を知り、
初めて、
父親が経営していた、今にも傾きそうな客室が4部屋しかない、
元は商人宿の
旅館をたずねたのだが、そこは、とってつけた温泉街で、
父の旅館を勧めない案内所のおばさんや、
父と仲違いした気むずかしい風呂屋の主人がいるかと思えば、
人造人間のように無表情の料理人に、
時代劇言葉をしゃべる学校嫌いの小学生がいる。
しかも旅館なのに
温泉がでないばかりか、何でも個性だけは豊かな、
摩訶不思議な空間に驚きの連続を味わえる逸品
そして知る。
なぜ、両親は別れたのか
なぜ、母親は父親に会わせたくなかったのか
それを
知った時に、何もかもふっきれた主人公の気持ち
旅館に泊まりに来るお客様も、当然変わり者ばかりで・・・
居場所を失った人たちが大切な何かをみつけてゆく。
父方の祖母がやっていた旅館を父親が継いだのに、
何も知らされていないというか、長年手紙のやりとりをしていても、
父の職業さえたずねないという主人公の鈍感さにも唖然とするが、
それを言ったら物語はなりたたないので、容認する。
東京から四時間あまりの距離にある、
獸料理が売り物の温泉街
そこに主人公は、
父親と同じように居場所を見つけるのだが、
温泉街の笑える展開が殆どで、東京の描写には生活感がなく
せいぜい読者が知り得る情報は、
主人公は
勤めていた生花店がつぶれて無職
夫は一応サラリーマンだが、二年ほどの交際期間
十年の結婚生活がありながら、どうやって出会ったかも知らされない。
母親も何もしているのかわからず、登場しない。
父親を認め直す物語なのだが、失笑も禁じえない仕掛けには、
そういうこともあるだろうな」とはいえ、拒絶感はなく、
どこかほんわかとしているが、
子にとり父親が大事かを気づかせてくれる
不器用な人ばかりで、見ているとハラハラもするが、
心の声は辛辣であろうと、それなりに楽しい物語である。

神奈川県生まれ。東京で育ちながら、中学生にしてろくに学校に行かず、
京浜東北線大井町駅前の大井武蔵野館に入り浸り、
高校も何とかでて、
日本大学芸術学部文芸学科中退後、
(正確には学費未納による除籍)、
ダメ生月冲殺の極みのように、
生活に追われ、配達のアルバイトやスーパーのレジ打ち、
スナックや経理仕事に編集プロのバイトなど
10種類以上に及ぶさまざまな職業に手を染めたのは、
父親が暴力的だったり、借金があったり、
仕事をさぼりまくっていたってことの影響が大きいのだろう。
そして、その父親は行方不明という加藤は、
DNA「
冲殺主導で、マイペースを保ちにくく
常に誰かに足を引っ張られる。それは、親だったり友だったり
男だったりする
のが、それには理由がある。
「山」なのに、
動きすぎふらふらしすぎだからだ。
むろん、どっしりした生き方が望まれ、
あれこれ目的を変えないのが潔いのだが、これも幼い時は親次第だし、
自立してからも、原則的には幼少期の育ち方で決まってしまう。
「貫冲+司」は、
その時の気分で焦りまくって、高速移動(笑)。
「貫冲+貫」は、
用心深い局面での冒険家で脇が甘く
自分には妙に優しいへなちょこ人生。
「貫冲+鳳」は、よせば良いのに、時代遅れにならぬよう努力するが、
本質的には、
時代の波に乗るのが得手ではない
よって、
本則は豊かな表現力をのんびりと磨いているのが似合い
その意味では
寡作は、加藤らしいとも言える。
「山+貫冲+申月」は、
役に立つかはともかく野性野蛮の勘があり、
「丑」年生まれ「山寅」は、
まとめ下手なので、
着想はいいが、最後の締まりは悪い。上手くいくかは気分次第であるが、
それだけに
登場人物は駄目人間が多く、憎めないのだろう。

宿命の特長は、初秋午後四時頃の鋭い岩肌から滝が不規則に流れ落ちる」。
周囲が深い樹木にでも囲まれていれば立派だが、
総エネルギー226点中
木性は僅か22点で何でもバレバレだし、
木性は日支「寅」内の「木」で、地中にあるようなものなので、
まるで
天地が逆になったような世界で、妙な行動力であったり仕事をする。
また、
創造力の守護神火性も19点で、これも頼りになるとはいえぬばかりか、
同じく日支「寅」内にある、訳のわからん地中にある
人工太陽で、厳しい。
本来は「
さえあれば地熱で温泉に使えるのに、
ないというところは「ひかげ旅館」と同じなので、かなり笑える
ただし、この
火性は母親成分であり、不条理であろうと、救い
そして、陰陽で見た年支「丑」内「宝」が父親で、一風変わった存在。
良いか悪いかではなく、
特別意識の強い生活力のなさを感じる。
以上、親は全て地支に隠されているので、
加藤はその気になれば、親を乗りこえ、成功できる可能性を持つが、
そこは、
生月冲殺らしく、魔法を使うためには
意味不明な相撲好きを改め(笑)、年に一作なんて柔は言わずに、
遊興は一切廃して、これまでの経験を活かした
生活の一部を切り取っていくような作品を世に問うことではないのか。
それに、生月の「山」があっちにふらふらこっちにふらふらでは、
保たないうえに、
家系の犠牲が母親と同居では、
次元が上がらず成功もおぼつかない
年干支の「雨丑」は、和合性乏しくもスローペースで、
加齢と共に味わい増す
月干支の「鉄申」は、
マニュアルを順守の常識人
そして日干支の「山寅」は、生まれながら長の器で、
ダメな親のただれた生活に左右されやすいので、
まるで噴火にも似た親離れも必要で、生活ではなく、
夢目的の実現のために粉骨砕身働けば成功を手にする
干支番号構成は、50-57-15で北方から東方へ伸びる領域は時代整合性あり。

後天運は、初旬「10歳宝酉」は「山」らしく
稼働開始も遅いが、小学校高学年にかかるか否かで、
ただでさえ
生月冲殺生日冲殺まであるのに、
年支「丑」の半会はあるとはいえ、ここでDNA「
調」の反抗期というか、
独創的な生き方を模索したのは、悪くない。
2旬「20歳海戌」は、DNA「
」で、わがままし放題。
まるで
不自然な塩水の到来で、戸惑い
「山」に「海」はいらぬのに、流されてしまったが、
これは父親がしっかりしていれば、何とかなっただろうが、
いるんだかいないんだかわからんようでは、手本が悪いので同情しておきたい。
3旬「30歳雨亥」は、DNA「
」の干合支合
文字通りならば、忌み神でも理解度のある相応の相手と所帯を持ち、
干合後の火性に変わりきるが、
理性がなければ、
男に溺れて大失敗
だったり、酒に溺れる日々
前半はそんなものだったろうが、中盤で本気をだしたか、
それこそ、
願えば努力して叶うという図式デビューにこぎつける。
とはいえ、
理性を余程鍛えて感謝せねばならぬのが生月冲殺
それができているか。それが問題だ。
4旬「40歳木子」は、厄介な水分も少しずつ退いていくが、
代わりばなが、13年(雨巳)の
60年に一度の干合支害年では、
あっけなく男はいなくなった感もある。
DNA「
」は一年が危険で、恐ろしい一年目を抜けたのだから、
あとは冲殺月干「申」も半会で自信が湧き、
年支「丑」も支合で、まずまず救いが見えつつある時期であろう。
ここからは是非、
笑える作品を沢山発表されることに期待する。
それさえ叶えば5旬「50歳草丑」は、DNA「
」の名誉なので、
受賞機会は増えるだろうし、名誉も役割も上がっていく。
それを経由したのちの6旬「60歳陽寅」は、DNA「
」で、改良改革。
暖かい守護神で、新たな方向作風改良
7旬「70歳灯卯」は、DNA「
」の落ち着き。
旧きを知り熱き守護神素晴らしき人生
8旬「80歳山辰」は、
主導DNA」の自己確立で、一丁上がりだ。

理由は様々だが親が離婚すれば子もその因縁を受け継ぐ
仲良く手をつないで終生生きていける保証などない
だから主人公も離婚する方向が見えるのだ。
しかし、離婚はしないにこしたことはないのだが、
それでも、
子供がいねば話は早い
相性さえ相応ならば、子供は出来たろうし、
もっと
自然界が苦労をさせたければ相性が悪くても子供ができて苦悩する。
その場合は別れずに、子供が成人するまでは、別れねば
因縁の消化にはなる。
しかし、これらの要因はもとから、
異性を見る眼がないから失敗する。
それ
は加藤の母親も、加藤はさらにだ。
だからこそ、仕事が恋人くらいにいってないと、
次元も上がらず、まともな相手も出現せず。
しないほうがいい相手と、どうしても交流しやすいのが、この生まれ。
同書でも、この夫婦は
共通干すらないのではと感じてしまうほどの
冷え冷えとした空気しか感じない。
でも、それが加藤なのだから、人生の先達のような大人に教育されぬと
後悔の連続になりかねないので、ともかく
遊興せず酒を飲まず
猫を飼育せず猫を夫などとうそぶかず獣の気を近づけないことだ
また、初旬で特別意識の「調」を与えられているのに、
孤独負けしているようでは、自然界のお試しに負けていることになる。
何を好んで(やむをえずだろうが)
母親と七年も暮らしているのだ。
しかも、愛知県内というのだから理解不明だが、
07年(灯亥)の守護神支合スタートでも、
「灯」は宿命にない母親成分で、ありえない迷惑。
月支「申」が害年では、
ややこしくなるばかり
もう、いい加減リセットしないと、佳い作品は書けんぞ。
まして
自由業が絶対似合わんのが、生月冲殺自由業に自由などないしね。
管理されて、仕事につかることしかないのだよ。
ちなみに酒好きは、生月冲殺には向かない。
勇気を出して、
酒断ち猫断ちをしてくれ給え。
炭水化物は主導DNAだから良いが、
やはり
自力のつく根菜類野菜に果物と鶏肉で根気を磨いてほしい
加藤元73-0810
鉄雨陽
寅申丑+10
司鳳貫貫司(貫冲殺主導)
木性(22)火性(19)土性(71)金性(55)水性(59)/総合226
申酉生月冲殺/生日冲殺/天冲殺(10歳宝酉)
初旬条件あり(宿命内干合日干支と二次干合後に年干支と大半会)
干合支合(30歳雨亥)/ターボ運(〜39歳)
変則方三位(40歳木子/70歳灯卯)/主導DNA(80歳山辰)
木性脆弱/火性脆弱/土性過多
+10歳宝酉/20歳海戌/30歳雨亥/40歳木子/50歳草丑/60歳陽寅/70歳灯卯/80歳山辰〜
05(山)●BE
top●BE
 
■2014年07月18日(金)鉄寅
山田詠美熱血ぽんちゃんが売れなくなった哀しい理由
山田詠美//熱血ぽんちゃん○BE
明治大学文学部日本文学科を、人生の折り返し地点となった
10年運「19歳山辰」の
主導DNA」の自己確立中の
81年(宝酉)の律音年に中退して、クラブでアルバイトをしながら、
本名の
山田双葉名義でエロ漫画家としてデビュー
その後、85年(木子)のDNA「司」の条件なし天冲殺に、
ベッドイムアイズで、文藝賞を受賞し鮮烈にデビュー。
87年(灯卯)の天剋地冲年には、
ソウル・ミュージックラバーズ・オンリー」で直木賞を受賞し、
その後も数々の受賞経験をひっさげ、
現在は芥川賞の選考委員にまで登り詰めたともいえる
山田(59-0208/宝酉)の本がサッパリ売れないと
「サイゾーウーマン」が報じている。
特に、自らのニックネーム「ポン」をタイトルにとった
エッセイ
熱血ポンちゃんシリーズは、
87年(灯卯)から現在まで続いており、
作家としてのポジションは安定しているように見えるようだが、
文芸編集者の間では、ここ数年「ポンちゃん問題」と呼ばれる
やっかいな案件になっているというのだ。
現在、連載している新潮社の『小説新潮』にたどり着くまで、
角川の『月刊カドカワ』、講談社の『小説現代』と
連載元を転々としてきたのですが、その理由は単純に、
単行本が売れずに連載を打ち切られたから。
しかし、それでは山田のプライドが許さないようで、
打ち切りを告げられるごとに、付き合いがある他社の編集者に
自ら売り込みをかけて、連載を続けているのです
」だそうで、
引き継ぎ話を持ちかけられた社も、
『ポンちゃん』が売れないことは重々承知だが、
芥川賞選考委員を務めている山田をそうそうむげにもできないようで、
一見「移籍」に見えるが、実情は「
たらい回し」なのだそうだ。
単行本は、初版6万部ほど刷っていると思いますが、
増刷がかかることはない。
さらにその半分は売れずに書店から返品されてくると聞きます。

連載開始時から、ほとんど
進化しない内容が、
当時のファンからも『
時代遅れ』と言われていて、
読者離れが加速しているようです。
今では小説も売れなくなってきていて、
業界内では「
ポンちゃん問題」や「ポンちゃん事案」などと呼ばれ、
話のネタになっています」とかで、次の生け贄は、
果たしてどの社になるのかと(笑)、戦々恐々らしい。

山田は「」主導で成長力がないから、進歩がないといえばそれまでだが、
ダブルで初旬条件がありながら、
デビューが条件なし天冲殺ばかりか、
地味な「
」年なので、当時は歓迎されようが、
努力がなければ、今の時代にそぐわないのは間違いない。
答えは簡単で、87年(灯卯)の忌み神天剋地冲年に異人との結婚をしたが、
06年(陽戌)の60年に一度の干合支害年に離婚したまではともかく、
11年(宝卯)の納音年に、何を血迷ったか、羅状で共通干支があるとはいえ、
また子丑天冲殺が年下ということもクリアしようと、
年下の子丑天冲殺で、火性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人で、
月支「辰」VS日支「卯」の害持ちの
文芸評論家で劇作家である
可能(69-0410/草卯)と再婚したのが、まずかっただけ。
そうはいっても、
加齢と共に運気もふたたび上がる子丑天冲殺の御大は、
これより守護神10年運が20年(59歳海申/69歳雨酉)も控えている。
学習能力が希薄な「玉」主導で、時代遅れの「宝」でも、
どこぞの編集者が、猫の首に鈴をつけるがごとく、引導を渡せば良いだけ。
夫婦安泰か否かは知らぬが、相手の害をご丁寧に断つ存在とはいえ、
子丑同士でつるんでも未来はなく、いつまでも続くわけもなし。
妙に母親気分になりさがった「」主導であろうと、
目覚めれば、いま一度影響力を行使できぬことはない。
害持ちと一緒にいれば腐るということを知るべきだ☆
山田詠美○59-0208
陽畑海
酉寅亥+9
龍牽貫玉司(玉主導)
木性(46)火性(24)土性(26)金性(42)水性(22)/総合160
子丑天冲殺/天冲殺(79歳木戌/89歳草亥/99歳陽子/109歳灯丑)
初旬条件あり(年干支と大半会的・日干支を天剋地冲)
主導DNA支合(19歳山辰)/変則方三位害(79歳木戌)
火性脆弱/土性脆弱/水性脆弱
+9歳灯卯/19歳山辰/29歳畑巳/39歳鉄午/49歳宝未/59歳海申/69歳雨酉/79歳木戌〜
08(宝)●BE
可能涼介○69-0410
山畑陽
卯辰酉※-2
禄司貫貫車(貫主導)
木性(66)火性(00)土性(59)金性(17)水性(19)/総合161
子丑天冲殺/生日冲殺/天冲殺(22歳草丑/32歳木子)
初旬条件あり(年干支を納音的)/方三位(12歳陽寅)
主導DNA(22歳草丑)/ターボ運(42歳〜)
月支VS日支害/害切れ(52歳海戌/62歳宝酉)
木性過多/火性ゼロ(野人)/金性脆弱/水性脆弱
-2歳灯卯/12歳陽寅/22歳草丑/32歳木子/42歳雨亥/52歳海戌/62歳宝酉/72歳鉄申〜
02(草)●BE
top●BE
 
■2014年07月20日(日)海辰
壁井ユカコKに潜む優しい毒の罠
壁井ユカコ//K○BE
○98年(山寅)より作品を投稿し、03年(雨未)の守護神半会年に、
第9回
電撃ゲーム小説大賞(現電撃小説大賞)を受賞。
受賞作の
キーリ 死たちは荒野に眠るでデビューし、
現在では幅広い作家活動をしている
壁井ユカコ(77-0518/草亥)が、
指揮をとる制作者集団「GoRA」原作のアニメ「
K Missing Kings」が、
07月12日(木申)の天冲殺害日より上映されているが、
同作の続編にあたる小説
K Lost Small Worldが、
04月01日(海寅)の木性天干一気入格守護神的支合日に上梓されている。

同作は、ある日上級生にかつあげされている、
裕福な家に生まれたものの寡黙な同級生伏見猿比古を助けた
中学一年になったばかりの
小柄で快活だけが取り柄で、
貧しい家暮らしのうえ、母親が再婚し、
異父弟妹ができて家に居場所がなくなった
女性みたいな名前の快活
な少年・八田美咲(男性)は、伏見が端末と称される
移動体通信機器
(高度なスマホなどと思われる)で、
その
仕返しをネット上のゲームで、(自己の正体を隠し)行っていることに、
興味を覚え、惹きつけられていった。
この
偏食の眼鏡少年は、八田にはない聡明さを持っていたからだし、
伏見もまた、次第に八田を必要とするようになっていったのは、
この小柄な少年は、伏見が持たない
不思議なエネルギー
優しさを持っていたためである。
彼らの小さな冒険。そして、より大きな力への憧れ。
これに、負けん気が強い八田と、伏見と同い歳の(伏見の)従妹がからみ、
正体不明な伏見の、うら若き父親の死を体験したり、
端末の中だけの世界のはずだった
仮想空間が現実的なものになったりとしながら、
情熱的に生きた12歳から17歳までの友情と決別の美しい物語である。

沖縄出身の父北海道出身の母を持ち、
何故か東京生まれなのに、寒天で有名な信州
長野県茅野市育ち。
03年(雨未)より、
愛犬「豆柴」とともに
東京都大田区
に暮らし、学習院大学経済学部経営学科を卒業後、
一旦
ネット系の会社に就職した壁井は、DNA「」主導で、
役割意識に怖ろしくこだわりをもち自尊心気高く、
やや現実性の強いDNA構成から判断して、本人がいわゆる格好いい系
「牽+牽」は、「車」以上に
闘争的で、剣のぶつかり合いみたいなものは、
自身が「草」で「
」に制限されることなので、
極めて痛々しい状況で、時に主人公の少年のように
無為無策な動きになってしまうことも避けられず。
「牽+玉」は、
男の子が好む伝統的な闘争本能を刺激しながらも、
そこに新たな風を、まさに
母親のごとく吹き込む、着眼点の秀逸さ。
「牽+鳳」は、温厚で誠実も理論重視で、かつお天気屋。
とはいえ
才能は、この「」でスタイリッシュな遊び心の象徴で、
人々に特別な手法で表現し、伝達していく。
「牽+貫」は、やや打算は隠せぬが、
目的遂行のためにはやむなし
「草+牽+巳月」は、「巳」×2もあり、物事の
まとまりに欠け
異性に溺れきったり完璧な異性を求めるあまり、
かえって結婚しないかのいずれか。
壁井の場合は、
己を悟り対象を犬に向けているのかも知れぬが、
気が乱れるので、芳しいとはいえない。
「巳」年生まれ「草亥」は、
自己矛盾を感じない潔さである。

宿命の特長は、初夏午前十時頃強い焚き火や、
省電力を軽く無視した、華々しいネオンサインにさらされる
可憐な花に混じった
擬態をとるような異形の毒花
総エネルギー225点はまずまずだが、
自身の木性49点に対し、火性73点は
熱すぎる
だから
着火すれば容易く炎上もしかねない。
しかも、救いの守護神の水性は、納音「亥」内「海」の塩水で、
頼りにならぬ13点。申酉天冲殺だから、田舎の話がでてきたり、
姉がほぼ無名の歌手(荒尾のりこ)だとかという話は、
そんな聞いてないわ〜」という感じで、さしてファンのためにならず。
これが「龍」守護神なら、もっと洗練するのであろうが、
「玉」の
旧くささは、両刃の刃で使い勝手はもうひとつ
また、月干支「草巳」VS日干支「草亥」の納音は、
自分に秘密があるのを悟られないために
無意識に家族の話題で濁している感がありありで、
ならば「
黙っていろよ」というものである。
犬と暮らすのは、弱い木性の依存心の現れだが、仕事に打ち込むためには、
必要とはいえない存在で、残念なことだ。
年干支の「灯巳」は、狭い範囲で強力な熱気を発揮し、
何でも自分でやらないと気が済まない質だ。
月干支の「草巳」は、恋愛や仕事で完璧を求めるが、
そのために、放浪癖がですぎると、才能は枯渇する傾向。
そして日干支の「草亥」は、
未来社会を予測する不思議な力ありも、
家族間に問題がでやすく、
度胸もあり世渡り巧みななかで、
集団の最も弱い部分に、
挫折する毒を注入してなき者にしたり、
その逆に自分が、
何かの犠牲になることもある難しい性癖で、
柔らかいので気づきにくいが、いわゆる
さげ●●で、
異性の気は近づけないのが無難
仲間となっても、才能は認めながらも、距離を置くべき。
干支番号構成は、54-42-12で西方・北方・東方をカバーしているが、
さほど汎用性があるとはいえず、特殊環境であることは理解しておきたい。

後天運は、初旬「6歳陽午」は、DNA「調」の少女っぽい反抗期
これといった稼働条件もなく、ごくごく普通の子供。
2旬「16歳灯未」は、DNA「
」の遊興の半会。
遊ぶだけで潰えなかったのは、「草亥」の異常性が半会で発散できたから。
3旬「26歳山申」は、DNA「
」の堅実さと害の同居も、
さすがに10年運天冲殺なので、相応に知名度をあげて、
それまでの窮屈さから開放されるようになった。
年支も月支も刑と支合で、
茨の道ながらも、
そして結果はともかく宿命にはないDNA「龍」の威力も備え、
守護神半会年の03年(雨未)の追い風もあり、
あっさり
入った途端にデビューできたのは、異形の日座冲殺の強味だ。
現在の4旬「36歳畑酉」は、DNA「
」の派手さもある
軽やかな10年運天冲殺で、年支も月支も半会で、とてつもない勢いで拡がる
また、この10年運入りも
宿命にない」ながら、
自身が年支と月支に所有する」でもあり、
今度はDNA「龍」の改良改革対冲で、前10年運を凌駕できたことも幸いする。
むろん
10年運天冲殺なので、流れに逆らってはいないのだろうし、
自身の創作活動ばかりか、GoRAの
頭目としての役割も果たす
この後の5旬「46歳鉄戌」は、
主導DNA」の自己確立と共に、
月干も日干も干合のため、若い人の影響などで、
進み行く方向性ばかりか、自身そのものも、大変化をとげる。
それが、その時代に即したものであることは言うまでもなし。
とは言っても、活動が華やかなのはそこまで。
いくら日座冲殺でも、初旬稼働条件もなく、
10年運天冲殺20年で、
ペットと暮らしていただけ
濃い感謝の奉仕活動もなければ賞味期限抜けはこの10年が相場
そして6旬「56歳宝亥」は、年干支も月干支も天剋地冲で、
DNA「
」となると、抹殺に近い状況も避けられぬ。
7旬「66歳海子」は、DNA「
」で守護神でももはや稼働しないか、
年干「灯」の干合で
木性天干一気入りは、意固地になるばかりか。
8旬「76歳雨丑」はDNA「
」まで活動をしていれば、
年支も月支も半会する、宿命にはない清々しい守護神で、
救いはやってくる可能性もあり。

普通が通用しないだけあって、仕事の半分は喫茶店だかで、
コピー用紙に文字を埋める。そりゃ部屋にいれば、
気を乱すワンコもおって発想は貧困になるからだろう。
内側の」は静かな環境での仕事だが、外に出ればオバサマに話しかけられ
何書いてるの勉強」とか同情される始末
懲りない部分電子レンジで豆腐を温め爆発させたかと思えば、
フットワークの軽い「草」だけあって、原宿にポップコーンを買いにいったり、
遥か吉祥寺まで遠征して、ハラドーナツを食したり
(そこまで美味しいかね〜)と、
ミーハー感もあるが創作世界と異なり
舌のほうはそこまで期待できないようで、
雑炊にパイナップルの缶詰をぶちこむ記述には、のけぞってしまった(笑)。
何故か自宅にサーベルがあるのも、
身を傷めるのに「草」の「鉄」好きは、DNA「牽」主導らしい。
なお、この生年月日は男女の差こそあれ、13年(雨巳)のDNA「龍」の対冲年に、劇作家で女優であり作家の
本谷希子(79-0714/海午)と結婚した
詩人で作詞家の
御徒(77-0518/草亥)と同一であるが、
本谷の滅亡はともかく、
壁井にはまだまだ、なすべき役割もあるので、
仕事世界のみに才気を発揮してもらいたい
当面は豆柴と戯れていただいたほうが無難かも知れぬなあ☆
壁井ユカコ77-0518
草灯海
亥巳巳+6
鳳貫玉牽牽(牽主導)
木性(49)火性(73)土性(46)金性(44)水性(13)/総合225
申酉日座冲殺/天冲殺(26歳山申/36歳畑酉)
害(26歳山申)/主導DNA(46歳鉄戌)
干合木性天干一気(56歳海子)/月干支VS日干支納音
火性過多/水性脆弱
+6歳陽午/16歳灯未/26歳山申/36歳畑酉/46歳鉄戌/56歳宝亥/56歳海子/66歳雨丑〜
02(草)●BE
top●BE
 
■2014年07月22日(火)木午
高村透わたしを追いかけては急流で惑わす
高村透//わたしを追いかけて○BE
○大学在学中の守護神天剋地冲年だった02年(海午)に、
小説処女作「光の太陽」が
新聞紙面に掲載されたが、
その後は「群像」などに投稿を続けるも、
大学院在籍中の条件なし天冲殺(04年/木申・05年/草酉)と思われる頃には、
壁に突き当たり、それまでのスタイルをあらため、
いわゆる
漫画のような読み心地を模索した結果、
ライトノベルというフィールドを見つけ、
09年(畑丑)の第16回電撃小説大賞に応募した際に、
編集者の目にとまり、翌10年(鉄寅)に
理想の彼女のつくりかたで、
作家デビューを果たした
高村透(83-0418/陽子)の
わたし追いかけてが、
05月24日(草未)のDNA「玉」の害日に上梓された。

同作は、尊厳死問題にかかわる医師や、その周辺の人々を扱った
人生の最期をどう迎えるかという物語
尊厳死。それは、
自らの意思によって延命措置を受けずに、
人間としての尊厳を保ちながら最期を迎えること。
実際に現代日本でも法制化の動きがあるが、孕む問題の大きさゆえに、
法案の是非をめぐり、さまざまな議論が戦わされている。
そんな「
尊厳死」を題材にした本作では、近しい者の死に直面する人々の
思い悩みながら生きる姿が、ときに切なく、ときに凄惨に描かれていく。
人間が決して避けられない「死」。そして生きることは何か。
自然界の一員である私達は、生きることも死すことも、
実際は自然界の意志だということを忘れてはいけない。

兵庫県神戸市出身。神戸大学大学院人文学研究科前期課程を修了。
元・銀行コンプライアンス調査室員。
また、劇団にて作・演出等を手掛けていた過去も持つ高村は、
DNA「
」主導で、何らかの意志を広く伝達する質。
才能も「」で趣味人であり、豊かな感受性が売り
「鳳+車」は、大衆的で気は良く、
商売っ気もなきにしもあらず。
「鳳+牽」は、
温厚だが流されやすい
「牽」が重なるため、
少々強情で形にもこだわる。
「鳳+貫」は、強固な意志は、時代の波に乗るのは得手とは言えず。
あえて
医者が主人公の場面で喫煙シーンを登場させる神経は理解不能
「陽+鳳+辰月」は、
アイデアは秀逸ながら、
「亥」年生まれ「陽子」は、
自己愛の象徴でもある。

宿命の特長は、晩春午前八時頃の強い「」が降る中で、
必死に人々のために輝こうとする陽光で、自力では辛いので、
ありえないはずなのに、鏡に映したような
仲間の陽光の助けをもとめる
なので、同作でも
意識するのは仲間や同僚であり、
それが持続せずいずれかが残るような筋書きとなる。
しかし、この世に
太陽が二つあることは不条理もいいことなので、
常に矛盾をかかえた人となりやすい。
また、「雨」を大河に置き換えれば、少しは優位にたてる可能性もあるが、
それとて、陽光×2が輝いている矛盾は避けられない。
総エネルギー197点は普通人ながら、
自身の火性は太陽が二面あろうと、わずか28点で弱気だし、
14点の土性に40点の木性が根を下ろしながらも、
水性115点の激流に耐えるのは並大抵のことではない
また、年支「亥」と日支「子」は水性だし、
月支「辰」と日支「子」の半会は、さらなる水性の強化で、
地支水性一気格的なのは、
目下を利用しながらも、
使えない目下のために己が窮地にたたされることもあり。
存在じたいが危ういところに、
金性ゼロ(DNA禄/司なし)は、
引力本能も
堅実に暮らしていく気持ちになりづらく
配偶者成分も皆無なので、恋愛は成就しにくいばかりか、
結婚するにしても、経済優先を考えやすく、
結果的に
終生続くような好相性な人物に巡りあいづらいのだ。
冷静というよりは、陽光なのに自分がそこまで強くはないので、
どこか
薄情で、暖かみのない部分もあり。
年干支の「雨亥」は、耐久力はあるが心は弱く、変化を好まず。
月干支の「陽辰」は、段階的に進むも、
人生の大切な部分で裏切りに遭いやすい。
そして日干支の「陽子」は、頭の回転は早いが、
形や表面的なことに目を奪われやすく、なかなか成功はおぼつかず。
干支番号構成は、60-53-13で北方と東方の限られた領域で活動する。

後天運は、初旬「6歳草卯」は年支「亥」の半会を伴う
宿命には存在しない、DNA「」の強靱な習得本能が与えられるも、
これといった稼働条件なし。
また、月支「辰」の害は、常に不安定な住まいや組織を経験し、
日支「子」との刑にしても、他人との諍いは避けられず。
とはいえ、宿命内の木性の脆弱さを考慮すれば、小学校入学時あたりからは、
遅まきながらも勉学に対する興味はわいたと思われる。
2旬「16歳木寅」は、DNA「
」の改良改革で濃厚な木性の登場で、
一応大学院まで進んだようだが、
社会参加が遅れたぶん、
王道を歩めなかった感もあり。
現在の3旬「26歳雨丑」は、DNA「
」の水性過多ながら、
年支「亥」と日支「子」に連なる冬の方三位完成と、
テーマと日支「子」の支合もあり、
時代整合性が強化されデビューとなった
今後は4旬「36歳海子」がDNA「
」の守護神で多忙。
5旬「46歳宝亥」が、
宿命にない金性の出現で激変
月干と日干の「陽」が干合されれば、それぞれ「海」になり、
年支「雨」と共に、水性天干一気が成立し、知性は強化されるも、
場合によっては、その知恵で目上を吹き飛ばすような変節もあり。
目立つことは目立つだろうが、
その自分には水性が時代遅れになっている頃なので、
出来れば、完全に変わりきるより、環境と距離をおいて付き合うべきだろう。
6旬「56歳鉄戌」は、DNA「禄」。
「丑」とは別の意味で、日支「子」と年支「亥」に秋の土性「戌」が連結する。
同じく
ありえない金性だが、硬質でも使い勝手はよいはずだ。
7旬「66歳畑酉」は、DNA「
調」の独創的10年運天冲殺
8旬「76歳山申」は、
主導DNA」の自己確立10年運天冲殺
晩年の1
0年運天冲殺だが、初旬条件もないので、
晩年すぎて発揮出来るかは、何とも言えぬだろう。

自分で決めたら自死、それは自然界の一員としては許されぬこと。
また、
犯罪であろうと、事故であろうと、何らかの攻撃を受けて、
傷を負うのも、生きざまが大きく影響する。
ここではっきりしておきたいのは、
死に際が良いのは、
人生全般を
おおむね完全燃焼しているか否かで決まるということだ。
だらだらと過ごしてきた人や、屈折した人生を送ってきたり、
宿命を存分に活かしきっていないと、植物人間になったり、
脳死しているのに、肉体だけは生きているという
中途半端な状態になる。
魂が完全に抜けきりたいのに、そうはさせてくれないのだ。
だから本来は安楽死も何も、日頃から潔い生き方をしていれば、
そういう局面にはならないことだけは記しておきたい。
高村にそれが理解出来るか否かは別に、
自然界とはそういうものなのだ。
いずれ法律なり、医療システムの一環として
整備される可能性もあるかもしれぬが、
遊興に走らず、ご自身の
宿命を完全燃焼させていれば、
そんな
心配は微塵も必要としないことだけは、はっきりさせておきたい☆
高村透○83-0418
陽雨海
子辰亥-6
牽貫牽鳳車(鳳主導)
木性(40)火性(28)土性(14)金性(00)水性(115)/総合197
申酉天冲殺/生日冲殺/天冲殺(66歳畑酉/76歳山申)
方三位(26歳雨丑)/干合水性天干一気(46歳宝亥)
変則方三位(56歳鉄戌)/主導DNA三合会局(76歳山申)
地支水性一気格的
火性脆弱/土性脆弱/金性ゼロ(配偶者成分皆無)/水性過多
-6歳草卯/16歳木寅/26歳雨丑/36歳海子/46歳宝亥/56歳鉄戌/66歳畑酉/76歳山申〜
03(陽)●BE
top●BE
 
■2014年07月24日(木)陽申
仙川環流転の細胞と農作業好きの未来
仙川環//流転の細胞○BE
○02年(海午)の月支「子」の対冲を伴うDNA「司」年に、
で、第1回小学館文庫小説賞を受賞し、作家デビュー。
現在は、執筆業に専念し、医療や科学技術を題材とした
ミステリー作家を称する
仙川環(68-1225/畑巳)の流転細胞が、
06月20日(海戌)のDNA「司」の天冲殺日に地味に上梓された。

本書は再生医学に対するアンチテーゼともいえる作品で、
治療技術の発展と人間の倫理観をどう考えていくか
大きな岐路にたっていることへの警告であり、
特ダネをとるか、倫理を優先するか_____再生医療の闇に迫る。
若手とはいえ、海外赴任が決まった
社内恋愛の相手との結婚も意識せざるをえない
東京は吉祥寺出身の新聞記者の女性主人公は、
入社以来、静岡支局で一年間は県警でサツ回り、
二年目と三年目は県庁の記者クラブ詰めで地方行政を取材。
その後二年間は名古屋支社の社会部で遊軍。
それなりに仕事をしたし、評価も上々だと感じており、
次は東京本社の
社会部か生活家庭部を希望していたのだが、
どういうわけか、
熊谷市と推測される埼玉北部にある
社員二人と派遣事務員一人の
地方支局に飛ばされて腐ってしまった
なんとか
本社異動のためのネタを掴もうと
国内二例目の市内の病院の
赤ちゃんポストを張り込み続け、
とうとう
赤ん坊連れの女を発見する。
しかしそれは、
数ヶ月前から失踪していた、
行きつけのバーの従業員で、友人付き合いもあった
子供などいないはずの女性の姿
だった_____。
何とか見つけだそうと、彼女の過去をたどると、
(彼女は)裕福な家の主婦で、
僅かな不注意から子供を交通事故に遭わせ
治療不能な状態にしてしまった負い目
があったことを突き止める。
そして、彼女は
子供の治療のために、
新たな命を得るために失踪したという事実をつきとめる。
誰に聞いても健全な家庭婦人像しかでてこないわりには、
結婚詐欺まがいの行動や、不特定多数との異性と交流をもったことなど、
彼女は
自分の身をもって細胞を手に入れ息子を助けようとしたのか
超先端医療と母親としての切なる願いに直面し、
記者としてのプライドはどうする。
試されているのは、事情こそ違え、皆同じ。
消えそうな命と、明日生まれる命。どちらを選ぶのか
これは、果たして記事に出来るのだろうか。
仙川曰く、メディカル・サスペンスらしいが、
残り頁数が僅かになっても、結論が見えず
一気に読ませてしまったのは、狡いなと思ったが、
胎児細胞移植を希望しようと、その術がないために、
自ら用意するなんていう発想は、仙川らしい残酷さだが、
誰の子だかわからねば愛情はないのか、
彼女は当初は、そう思っていたのだが、実際はそうは簡単にいかなかった。
そこで、
赤ちゃんポストのからみは、乱暴な結びつけで、
そうとう
無理な筋立てだが、まるで、日座冲殺が不運を体験して、
それを乗りこえる為に
あらたな因縁をこさえてしまったようにも見える。
そこに倫理観と記者としての自尊心がからんだあげく、
また、三年半は帰らぬであろう彼氏からのプロポーズも虚しく感じた。
最後には、結論がでたのか出なかったのかは、読んでのお楽しみとするが、
これも仙川のたどった道の一部なのであろう

早稲田大学教育学部理学科生物学専修卒業後、
大阪大学大学院医学系研究科修了。
日本経済新聞社に入社し、医療技術・介護・科学技術分野の取材を担当し、
現在は専業作家となり、実家は府中市で、たまには競馬場通い。
頻繁に通う農家専門スーパーの位置から判断して、
新宿区の
小滝橋周辺に住みながら、ピアノ騒音があったかと思えば、
両隣の部屋から赤ん坊の鳴き声に悩まされ
喫茶店に避難をして仕事をするという日常に嘆く仙川は、
DNA「
」主導で、奉仕の人と言えば聞こえはいいが、
自分が作家となり、その立場に酔いたい
自己顕示欲の強さあり。
「禄+調」は、他人が真似を出来ぬような
独創的発想
さらには、現実性優先で、
脚で稼ぐのは、記者魂の賜物
「禄+玉」は、存外
家庭的で、すべてが計算尽く
「江戸東京野菜コンシェルジェ養成講座」課程に通ったり、
別宅で田植えをしたりしているのは、最初は農業小説を書くためだったとか。
最近は、
趣味らしいけどね。
「禄+石」は、
仲間を募って何かの計画を建てる
もっとも、冬生まれとはいえ、
酒焼けの声は、それも過ぎるのだろう。
所詮「石」の正体は「山」なので、
孤独であることを願う
「禄+牽」は、
社会常識は備わっているので、
記者時代は
相応に有能だったはずだ。
「畑+禄+子月」は、本質は土性なのに、
そこは軽い「畑」で
落ち着かず忙しすぎる
また、
異性に事欠かないが裏切られる傾向あり。
とりあえず独身のようだが、結婚経験があるのかは不明も、
本編にあったような、
仕事と結婚の究極の選択を迫られ
仕事を選んだような雰囲気もうける。
しかも「申」年生まれ「畑巳」は、
自己矛盾を感じないのだからね。

宿命の特長は、真冬深夜零時頃の山の麓にある森につらなる開墾地
里山と隣り合わせで獸も時は出没する怪しい場所(笑)。
総エネルギー186点はさして強くはないが、
月干「木」と日干「畑」が干合すれば、月干は「山」となり、
年干「山」をふくめて、
土性の天干一気が成立するため、
集中すれば、周囲を巻き込んで、とてつもない地割れ誘発させる。
しかも、それが
暗がりで行われているので、正体不明の危ない存在。
月干の「木」は他にない
一点物の配偶者成分だが、
手近(同僚・友人など)で調達可能も、時間の経過とともに、
「山」が「畑」に覆いかぶさるように、
鬱陶しい存在に感じられ、処分してしまう傾向。
異性は好きだが、なかなか続かないか、距離をおいて使わぬと危うい
年支「申」VS月支「子」の半会で、
やる気充分だが、
半会で水性過多となると、動きが鈍くなり、
結果は無惨にもなりやすい。
散々期待させておいて、最後は尻すぼみは、免れず。
年干支の「山申」は、屈強な砦で守備本能の権化。
月干支の「木子」は、打たれ弱く常に初心に還る心構え。
そして日干支の「畑巳」は、軽い面もあるが、実際はどっしり重く、
気弱さと開き直りが同居した庶民性ある長老的な雰囲気で、
また、
倒柱と呼ばれ一家の大黒柱を倒す白蟻のような危険な存在。
干支番号構成は、45-01-06で北方から東方領域で、
冬生まれでもあり時代整合性ありだが、
明るい未来や華やかさは見えない

後天運は、初旬「6歳雨亥」は主導DNA」の自己確立で、
小学校入学と共に、さらに
初旬10年運天冲殺で、
日干支「畑巳」の天剋地冲があるので、
自身にも180度大変化する出来事があったろうが、
同時に年干支「山申」の干合支害は、親の不遇の始まりであったり、
仕事で、前進するのは、茨の道である暗示もあり。
とはいえ、
ターボ運(子丑天冲殺廻り)は何をさせても目立つし、
相応な成功運型であり、
冷静冷徹な人間形成がなされたはずだ。
2旬「16歳海戌」は、一転地味堅実なDNA「
」ながら10年運天冲殺で、
早稲田の理学では飽き足らず、わざわざ大阪まで行き医学系研究科修了のち、
陽の新聞社と対比する、いくぶん
地味で陰気な引力本能
日本経済新聞社に入社したのは、
流れか。
3旬「26歳宝酉」は、DNA「
」の発信力で、伝達本能を相応に発揮し、
デビューも豊かな表現力駆使をしたのであろうが、
さすがに時間のゆとりはなく、記者生活にどっぷりつかったか。
4旬「36歳鉄申」は、DNA「
調」の独創性。
会社勤務、それも新聞社では作家活動は困難と考え退社し専業作家へと進む。
今年から始まる現在の5旬「46歳畑未」は、DNA「
」。
月干「木」が干合されると「山」になり、
年干の「山」と日干の「畑」とあわせ干合土性天干一気が完成すると同時に、
月支は害もあるため、
異性の変質目下の変遷
不安から来る夢目的の変化により、目上と衝突したり、
埋没して仙川らしい良さが
薄れる時。
だから、必要以上に異性と交流したり、生き方を変えたり、
下手に引越をしたり、
若い人に迎合するのは危険になる。
この後の6旬「56歳山午」は、DNA「
」の屈辱・妥協か、政治力の発揮。
7旬「66歳灯巳」は、DNA「
」で、8旬「76歳陽辰」は、DNA「」。
守護神火性創造力化されるが、
はたして、そこまで作家でいるのではなく、
「畑」らしく
農業に取り組んでいるかもしれないが、
冬生まれなので、
肥料(火性)は必要だし、
身体を冷やすのは、冬生まれには厳しいので、
どこまで作業についていけるかであろう。

流転細胞について言えば、
記者として鍛えられた文章に説得力があるが、
北埼玉(熊谷?)から本社がある水道橋まで向かうのに、
なぜ、上野や東京まで行かずに、赤羽で京浜東北線に乗り換え
秋葉原経由という
悠長なのかが不明だし、とてもよくできた話でも、
生きていれば、逃げたくなることもあるだろう。
そういうやつは犯罪者でもない限り、逃がしてやるんだ
」という
上司の言葉に代表されるように、
記者として限界を感じているのではないか。
デリケートな問題だからこそ、記者の結婚はどうでもいいから(笑)、
取材対象者のほうの結論はだしたほうが、潔かったのではないか。
しかし、車椅子の一人の息子を助けるために、
誰の子かわからぬ子を宿し、妊娠中絶し、細胞だけを使用するなんて
突拍子もない発想は
倫理を超えているし、
そもそも、いくら責任を感じようと、一人で出来るものでもない。
だから
日座冲殺の可能性大としたが、
災難とまともに向かい合わず、姿を消してしまったのは、
気持ちを理解するか否かではなく、
自然界のお試しに背くという点では、賛同ができるものではない

さらに交際相手には「ウチの医療面を読んだけれど、
卵子って老化するんだってね。最近歳をとってから、
結婚や出産が多いから、不妊治療が必要な人が増えてくるのは
自然の流れだって書きたかった
」と、
さすがどこかの頭がカラッポの
歌手の「羊水が腐る」
なんていう話ほど下劣ではないが、危機感を猛烈にあおる話をさせている。
これだって、男性に早期結婚願望が語らせる、
あらたな女性の時代から男性の時代への移り変わりの時期としては、
結構象徴的でもある。

さて賛同といえば、仙川が第二作を上梓したのが、
第一作から四年も経た06年(陽戌)で、
60年に2年だけある守護神天冲殺である。
本来は深い夢のなかなので、自己発揮は決していけない時期なのだが、
ありがた迷惑だったとも感じる余裕がなかったのか
なんと
仙川は夢の中で隠れ蓑でもあった新聞社を退社してしまった
その後はその時の勢いで精力的に仕事をしているが、
あれから
8年もたてばその効力も薄れるようで、
趣味の農業に走ったり、酒に溺れているのは感心しない
10年前のデビュー直後の04年(木申)の
60年に一度の干合支合年で、
おそらくは一度
結婚をしたか、仕事と名誉を選んで痛恨の相手を逃した時期。
あれから十年、今年(14年/木午)は、自尊心を満足させる待望の干合年。
twitterを見ていると、(仙川は)突如(といっても0714の陽戌の守護神天冲殺日)
過去のtweetを削除するという破壊作業を敢行した(笑)。
何が「
ツイ消し終了」だよ。だったら、初めからやるなよ。無駄だ。
そうやって
闇から闇へと生命体を葬るようなことをするなら、
はじめから垂れ流さず、blogだけにするなり、
私的面をあらわにするなよと言いたい
いま、まともに仕事をせねば、
夢のつけで失速し
賞味期限は次の天冲殺(18年山戌・19点畑亥)で
終わりであることを
明言しておきたい
さて、重いテーマを敬遠したいなら、
05月13日(木申)には
吠えろ! 坂巻記者もでている。
そちらは軽快だからね。
なお、この生年月日は、男女の違いこそあれ、
タレントのの
かな子(73-0304/畑亥)と結婚した、
広島東洋カープの野手総合コーチの
緒方と同一である☆
仙川環68-1225
木山陽
巳子申-6
石牽玉禄調(禄主導)
木性(12)火性(18)土性(74)金性(44)水性(38)/総合186
戌亥天冲殺/天冲殺(6歳雨亥/16歳海戌)
初旬条件あり(日干支を天剋地冲)/主導DNA(6歳雨亥)
ターボ運(6歳〜)/干合土性天干一気(46歳畑未)/三合会局(76歳陽辰)
宿命内干合土性天干一気/木性脆弱/火性脆弱/土性過多
-6歳雨亥/16歳海戌/26歳宝酉/36歳鉄申/46歳畑未/56歳山午/66歳灯巳/76歳陽辰〜
06(畑)BE●
top●BE
 
■2014年07月25日(金)灯酉
桔梗素子芥虫のおぞましい暗さ
桔梗素子//芥虫○BE
○13年(雨巳)の04月22日(山午)に開催された
角川Twitter小説コンテストで、応募総数1697作の中から最優秀賞に輝いた
桔梗素子(75-0501/灯未)のが、
03月30日(鉄子)の守護神害日に上梓された。
小説を140文字以内の連続するTweetで投稿する試みは
枠を設けられると強い生年冲殺向き
ささいな欲望で人生を壊し、他人の善意で居場所を奪われる話で、
主人公高校教師は、妻が妊娠中電車で痴漢をはたらき職を失い
五年掛けて、少しずつ復調してきたところで、
さらに挫折を味わい、今度は何もかも失ってしまうという、
身も蓋もないどころか、未来もない暗くて下品な物語。

書き手が男性ならば、相応の反省と憂愁が感じられたのだろうが、
単に140字で、一刀両断しただけの、
教訓はもちろん落ちもない
さらには
文学的香りなど微塵もないのだから、売れるわけもない。
今年(14年/木午)は、作者のDNA「
」の支合年で、
さすが総エネルギー238点中守護神金性は僅か19点で中途半端な欲得者が、
習得本能の木性は108点もあるばかりか、
10年運「32歳木申」でさらに強化されているので、
少々の心得と努力があれば、twitterを利用して格好はついたのだろう。
年干支「草卯」VS月干支「鉄辰」の干合支害は、
仕事をすれば底意地悪く
随所に
男になりかわった作者の毒がちりばめられているが、
ようは一緒になってはいけない男女が
無理に結婚すると
不幸は子供にまで伝染していくということだろう。
なお、この作者の生年月日は略奪婚の実践者である
本上なみと同一。
水性も20点しかなく自尊心も弱いので、上品ではない文章も書ける。
もう、明るいハレの時代になったのに、遊んでいる場合ではない☆
桔梗素子●75-0501
鉄草鉄
未辰卯+2
龍司鳳調龍(調主導)
木性(108)火性(44)土性(47)金性(19)水性(20)/総合238
寅卯生年冲殺/変則方三位(2歳宝巳)
干合支合(12歳海午)/変剋律(52歳陽戌/62歳灯亥/72歳山子)
三合会局(62歳灯亥)/主導DNA害(72歳山子)
年干支VS月干支干合支害/害切れ(42歳草酉/52歳陽戌)
木性過多/金性脆弱/水性脆弱
+2歳宝巳/12歳海午/22歳雨未/32歳木申/42歳草酉/52歳陽戌/62歳灯亥/72歳山子〜
top●BE
 
■2014年07月30日(水)海寅
円居挽河原町ルヴォワールの地味すぎる惑い
円居挽//河原町ルヴォワール○BE
○条件なし天冲殺だった08年(山子)10月(海戌)に、
講談社BOXの文芸誌「パンドラ」Vol.2 SIDE-Aの
「下剋上ボックス」コーナーに短編「盗人待ルノワール」が掲載。
12月(木子)には再び「下剋上ボックス」コーナーに
短編「解人待メモワール」が掲載、アンケート人気投票の結果、
単行本デビューが決定し、09年(畑丑)の主導DNA「司」の
干合条件なし天冲殺の夢の中の年の11月(草亥)に、
単行本
丸太町ルォワール」が刊行され正式デビューし、
同作が10年(鉄寅)版「ミステリが読みたい!」にて、
新人賞国内部門の2位を獲得した
円居挽(83-0725/木寅)の
シリーズ完結作となる
河原町ルヴワールが、
03月03日(雨酉)の守護神日に上梓された。

同作は、京都・鴨川で龍樹家当主落花水死体で見つかり、
死の謎を巡って
京都を実効支配する私的裁判・双龍会が開かれる。
落花の妹の龍樹撫子は、
兄の大和姉殺しの真犯人として告発
弁護役の元恋人・城坂論語と対決することに。
一方、龍樹家の配下の御堂達也と瓶賀流は、落花の死の謎を探るうち、
京都一の権力者黄昏卿遺伝子研究病院との関係を掴む。
双龍会で暴きだされる真相は_____なんていう大袈裟なものではなく、
京都御所で行われるにしては、まるでゲーム程度の攻防で、
登場人物達に生身の人間の息吹が感じられない
あっけないというか、少々食い足りない物語であるし、
大仰な仕掛けも実際に京都の地形を充分に理解していないと楽しめず
終章にはどんでん返しも用意されているのだが、
まるで
作者の箱庭内の作り物自慢に付き合っているみたいで、
背景を理解していないと、感動を覚える迄にたどり着けない。

奈良県生まれ。京都大学を卒業。
京大推理小説研究会出身で、現在は大阪のミナミ在住。
インフラに弱いながら
IT企業に就職するも、業務の多忙さと創作の狭間で、
DNA「龍」の
改良改革年だった12年(海辰)には、
専業作家になってしまった円居は、DNA「
」主導で、思いっきり地味
堅実というよりは狭い範囲で、実直に生きるのが向いており、
食事に至っては、
牛丼やラーメンだけでも生きのびられるそうだ。
才能も「」で、ひとつのことを積み上げていく、
何でも自分のものにしていく傾向だが、
夏生まれらしく、
渇いているので、水源地を求めて、
生き方を曲げても、
枯渇せぬよう辻褄合わせをするのが痛ましい
「司+龍」は、ともかく
用心深く冒険は出来ぬのに、
生活のためならば、生き方を改良するという小手先な面あり。
「司+貫」は、
意志は強いが素早さ皆無
「司+玉」は、
生きていくためには何でもあり
「司+司」は、現実性強すぎる趣向のわりには、
実利に結びつかず
twitterで憂さ晴らししようと、本音の本音は明かさぬように見受けられる。
「木+司+未月」は、鋭敏ではなく、どちらかというと
鈍く
せせこましいほど、
小金を貯めこみたい志向で、
他人には「
けち」と感じさせてしまうようだ。
「亥」年生まれ「木寅」は、非現実的で
リア充にならず

宿命の特長は、晩夏午後二時頃川沿いの街の街路樹で、
総エネルギー221点中自身の木性は95点もあるので、
大きな噴水や小川が流れる公園みたいな存在ながら、
来訪者が入園料や飲料購入など、確実に小金を落としていけば
平穏で安全な環境を保持してくれるのは心強いが、
金性ゼロ(DNA車/牽なし)は、普通の勤めを持続できず
自尊心の欠片もないので、粗食も平気だし名誉運もなく
なかなか賞獲りなどには
恵まれぬものがある
また、金性がないということは
守護神水性の水源地は皆無で、
小川であろうと、噴水であろうと、
水は使い回しで、清潔さなし
水分を存分に得られぬ時は、人々が暑さをしのぐにも
木陰にもなれず
一年に二ヶ月、十二年に二年だけの水性年に息を吹き返す。
したがって、
創造力には限界があり話はワンパターンであったり、
工夫を期待してはいけない伝統芸能みたいなもの。
水好きは本能のなせるもので、
今作の
舞台も、賀茂川と高野川が交わる鴨川デルタである。
なお、年支「亥」VS月支「未」の半会で、
やる気はあるものの、意固地さも強化され、
さらに日支「寅」の木性と連結すれば、
地支木性一気格で、下草や芝生もびっしりと生えそろうさまで、
本人の意志とは別に、
目下に支えながら幻想世界を構築する。
月干「畑」が配偶者成分なので、女性は手を伸ばせばいそうな感はあるが、
実際にはその気配はなく、干合後に自身が「山」になるため、
「山」と「畑」の妥協と感動の無さで持続せぬか、端から諦めていたり、
高嶺の花に完璧さを要求するようなものだろう。
年干支の「雨亥」は、度胸の良さや頭の良さはあっても
心は弱い
月干支の「畑未」は、
開拓者だが誰かを徹底的に利用するサボリ癖もあり。
そして日干支の「木寅」は、マイペースで場を明るくする
仲介者だが、着実に階段を昇っていかずに、
一段飛ばしの
手抜きをすると内容がスカスカになる恐れ。
干支番号構成は、60-56-51と
極めて狭い領域で冒険は似合わず
奈良から京都・大阪に流れすぎでは危ういので、舞台は常に京都。
夏生まれなのに北方領域という矛盾が、少々哀しい。

後天運は、月干「畑」が日干「木」を干合すると、
日干支は「山寅」になるため、初旬「6歳山午」と
大半会となり成功運型
DNA「
」の引力本能が与えられたが、
主導が「司」の地味なので使いづらくズレありも、
75歳迄はターボ運(子丑天冲殺廻り)のため、何をしても目立つ。
2旬「16歳灯巳」は、DNA「
調」の
極端なことは全てブレーキ。
年下女性からの厳しい仕打ち
小説を書いて応募しても伝達本能の害なので、空振り
それでも京大入学が可になったのは、「司」主導の
真面目さと、
金性ゼロ(DNA車/牽なし)のため、
かえって危険なことをしなかったからだろう。
おそらく
趣味の麻雀をしても堅実な立ち回り(笑)。
しかし、
社会参加も害だったうえに、金性もないのであっさり仕事も辞めた
現在の3旬「26歳陽辰」は、DNA「
」の伝達本能全開
さすがの害明けで、
異形に目をつけられデビューとなった。
この後の4旬「36歳草卯」は、DNA「
」の協調性和合性。
年支「亥」と月支「未」のからむ
三合会局で、
木性がさらに強くなるので、世界は拡がり政治力が強化されるが、
ふんぞり返ってしまうのか、はたまたやむをえず、
妥協狡猾路線で、存在感を示すのだろうか。
5旬「46歳木寅」はDNA「貫」の
律音で、前旬の本人なりの
屈従で成長していれば、
怖い物なしでやりたい放題ながら、
あれこれ手をだしすぎると失敗する。
6旬「56歳雨丑」は、DNA「
」で基本に忠実、伝統色濃厚で、
立場も大きく変化する可能性ありの
守護神10年運天冲殺
7旬「66歳海子」は、DNA「
」の改良改革がテーマの
守護神10年運天冲殺で、新たな世界に挑戦。
何をやっていても、流れに背かねば、楽な人生。ただし、
感謝があればこそ
8旬「76歳宝亥」は宿命にない金性の支合。
DNA「
」は、晩年であろうと名誉の戴冠とはいえ、
名誉職みたいなものが用意されているはず。

通勤に80分かかるので、勤め人の時に、
奈良から大阪のミナミに
引っ越したのは良いとして、
それは
条件なし天冲殺の夢の中。そして、実は作家デビューも夢の中
雅なる左京区では「円居」を秩序、「」を乱すという意味らしいが、
それを
本当にやってしまったら抹殺される。
雑誌には相応に出稿しているようだが、
専業になってしまって後悔してはいまいか。それとも、もう兼業に戻ったのか。
夢で始めたことだから、十部作の予定が半端に四部作になったんではないのか。
そして、今作の人生の岐路や選択というテーマだが、
本人は成功事例として己の経験を後書きで紹介しているみたいだが、
大いなるお試しだったのに、いつか
悔やまぬとも限らないのだ。
重ねて言わせてもらおう。
夢の中で始めたことは、夢の中で終わるか、さらに大きく試され
おおむね
二回り目の24年ぐらいがメド
09年(畑丑)の
主導DNA干合天冲殺でデビューしたのは濃いスタートだが、
次の天冲殺である18年(鉄子)19年(宝丑)は、宿命にない金性というわかりやすさ。
斬り倒されるか、ズタズタにされるかはともかく、
そこで
一巻の終わりにならぬよう、くれぐれもご注意願いたい
むろん、別の道へ行っても良いのだが、
夢の中で、またやったら死に急ぐようなものだから、
その二年が明けて、完全に息を吹き返してからだ☆
円居挽83-0725
畑雨雨
寅未亥-6
玉司貫司龍(司主導)
木性(95)火性(33)土性(48)金性(00)水性(45)/総合221
子丑天冲殺/天冲殺(56歳雨丑/66歳海子)
初旬条件あり(宿命内干合日干支と大半会)
ターボ運(準も含む〜75歳)/害(16歳灯巳)
三合会局(36歳草卯)/地支半会木性一気格
木性過多/火性脆弱/金性ゼロ
-6歳山午/16歳灯巳/26歳陽辰/36歳草卯/46歳木寅/56歳雨丑/66歳海子/76歳宝亥
01(木)BE●
top●BE
 
 
移 動 祝 祭 日● 2 0 1 4 年// 木 午
14年01月分 14年02月分 14年03月分 14年04月分 14年05月分 14年06月分
14年07月分 14年08月分 14年09月分 14年10月分 14年11月分 14年12月分
コラム総合目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜)
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