清く正しく美しく○幸せ発電所→BE●移動祝祭日↑
BE●苺1BE●苺2
 ■小さいけれど、大きく育つヒント。
運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆
2 0 1 8 年(山戌)●05月 灯巳 // 移 動 祝 祭 日
 
05月分一覧 (2018年目次)
嘉成晴香夢見る横顔のありえない素顔(2018_0501)
町田康湖畔の愛は今後の解毒作業の予行演習か(2018_0506)
李琴峰独り舞にある不安と不審(2018_0513)
内田裕基ぼくの初恋は透明になって消えたに隠された毒(2018_0515)
安倍雄太郎君のいない町が白く染まるの不埒(2018_0517)
梅原克文テュポーンの楽園という異端(2018_0522)
小山田浩子にある毒の名残り(2018_0529)
 
■2018年05月01日(火)雨巳
嘉成晴香夢見る横顔のありえない素顔
嘉成晴香//夢見る横顔○BE
○内側に意識が向かった年支「卯」と月支「辰」のからむ
変則方三位年の01年(宝巳)の
ありえないDNA「調」の独創的発想年に、
イジメ体験にした詩集
会いたくなたらいつでも会えるを出版。
それから12年後の同じく年支「卯」と月支「辰」のからむ
変則方三位年の13年(雨巳)のDNA「司」の干合年を迎え、
03月03日(山辰)に
星空点呼 折たたみ傘を探してで、
第4回朝日学生新聞社児童文学賞受賞し、
朝日小学生新聞に連載後、翌14年(木午)には、
第43回児童文芸新人賞受賞した
嘉成晴香(87-0409/山子)の新刊が、
03月02日(雨巳)のDNA「司」の干合変則方三位日に上梓された。

同作は、母子家庭で育ってきた(母親20歳出産した設定)、
中学2年生橋本香耶が、ある日思わず
お父さんがかかっていた病気を治せるようなお医者さんになりたい
と、
口にしてしまったため、
(
医者になるには最低6年大学に通わねばならんしね、
本当は絵が好きなのに、結局帽子のデザイナーに落ち着く)
母親が仕事から帰宅後も毎晩遅くまで帽子作りに没頭し、
(
ヘッドドレスという小さなアクセサリーをネット販売している)
次第にのめり込みすぎていった。
そんな母親を心配しながらも、自分の将来についても考えるようになった香耶。
美術の才能に秀でた、親友。将来の夢をもっている、
周囲の
同級生たちの「」に焦りを感じながらも、
自分の「
特別」を探すことにした香耶。
高校生の考える将来家族との関係性、恋心など、
悩みながらも自身や
周囲と向き合い
乗り越えていく姿を鮮やかに描いた作品になっている。

和歌山県和歌山市出身で、父親学校司書
嘉成は母方の苗字で戸籍上は祖父母の三女。
大阪観光大学観光学科を卒業し、リサイクル工場案内人を経て、
関西国際センター日本語教師をし、
現在は
大阪府大阪市東成区に在住の嘉成は、
DNA「牽」主導で、
自尊心が強く役割意識が高い
「牽+牽」は、
考えるより先に動くこともあるが、
不器用頑固な人というイメージ。
一見、
尊大でとっつきにくいイメージがあるため、
年上命午未天冲殺にしては、愛嬌はもうひとつ
「牽+司」は、
保身術に秀で感動するより評論家的な面もあり、
「牽+玉」は、
基本は押さえながらも変化を好み
逃げ場は確保しながら挑戦する用心深い冒険者
「牽+車」は、
忍耐力があるように見えるも、集団行動不得手
「山+牽+辰月」は、
口は達者な扇動者。
「卯」年生まれ「山子」は
真っ直ぐ進む。
伴星は「禄」で、
つかまえどころのない人生。
洩星は「司」で、
努力の積み重ね
導星は「玉」で、
目下と共に終わることになる。

宿命の特長は、晩春午前八時頃の「」で、総エネルギー182点は、
小高い丘のようなものだが、木性77点に覆われており、存在感あり。
守護神火性は僅か13点ながら年干にあり、燃料の木性も豊富なのだが、
難を言えば、年支「卯」VS月支「辰」は
で、出だしが躓きやすいこと。
苦労もすれば、月支「辰」VS日支「子」の半会もあり、
一定の成果や安定が得られそうだが、半会で水性過多となると、
山崩れを起こしやすい。すなわち家庭的な面が濃くなり、
経済優先異性配偶者優先の生活では役割を果たしづらい
特筆事項は
金性ゼロ(DNA鳳/調なし)で表現力皆無
遊びはなく常に真剣勝負
冷静にあらず実は口下手なので、正確中庸な伝達が難しく
これが
他者との軋轢を生みやすい。
波長が合わねば、
イジメにも遭遇するかもしれぬ。
また、これを
無限大に使用して、児童文学の世界でも活躍しているのだが、
午未天冲殺なので、子供の発想はよく判るか、
あるいは
自身が子供並みになりやすく、それを活かせぬことはないが、
それこそ無限大に活かすには、
子供の存在は、
その方向に
力を削がれてしまうのだが、
実際は出産(後述)しているので、
中途半端になりやすい。
なので、土性である「山」の中に金性である「鉄」も「宝」もない状態は、
スカスカで中身なし内容なし毒にも薬にもならない
押されれば
崩れやすい状況になる。
実際の著作も
大局を見ない小手先になりかねないのだ。
なお
猫アレルギーなのは、猫が金性の方向だからで縁なし。
年干支の「灯卯」は、常にロマンを追い求め、
実現不可能な目標を設定しがちだが、
心配症のため、
観察を充分にしてから行動に移す
月干支の「木辰」は、出しゃばり
目立ちたがりのわりには、
地味で
控えめな印象だが、根気強い
そして、日干支の「山子」は、
若い頃から大人と対等に過ごすことにより、運気強力となり、
どん底に落ちようとタフな精神力で這い上がる
枝葉をつけて加工して世間に問うのだ。
干支番号構成は、04-41-25で東方西方南方で北方欠け。
それなりの領域を有するが、
総エネルギー182点の小高い丘には分不相応か。

後天運は初旬「9歳草巳」が年支「卯」と月支「辰」のからむ
変則方三位だが、外から内向きに力が加わるので、
DNA「
」の役割意識内側に閉じ込められやすくなり
不名誉にもなりやすい。中学の頃までいじめに苦しみ
高校でも
友人関係をうまく築けずに悩んだ
孤立するんじゃなくて、『孤高な人』になるんだ
好きなことをやってると、気が合うやつと出会える」。
そう決意したそうだが、このあたりが
周囲を公平に見られず
イジメる他者が悪いという発想になりたっているが(後述)、
実際は嘉成にも責任があることを気づかず、
無意識のなかにプライドの高さが鼻持ちならないオーラを放ったはず。
これに伝達本能皆無の金性ゼロでは、
起こるべくして起きたので、
親の教育や生き方にも問題はあったのだろう。
クリスチャンなら、相手も赦し自己の改善も行ってほしかった。
2旬「19歳陽午」は突如やってきたDNA「
」のありえない方向
暖かい空気が流れた10年運天冲殺対冲で、日本語教師までやったかと思えば、
目上受けが良くなり受賞し、結婚もし出産もしている(後述)。
現在の3旬「29歳灯未」は、DNA「
」。
年干支「灯卯」の大半会もあり、
流れに乗りブレーキをかけねば
大きく
仕事で飛躍が可能な時期だが、
日支「子」は
のため、内側世界の犠牲はつきもの。
身体を病むか、子供や夫の不運と引き替え。
イジメにあった子供の子供はイジメられやすいという前提にたてば、
色々なものが見えてくる。
そして、
それにばかり気を取られていれば仕事も急降下
守護神10年運天冲殺で手に入れたものも、
感謝と奉仕がない強欲ばかりでは、上がりきるわけはなく
文字通りのありがた迷惑になりかねないので要注意だ。
今後は4旬「39歳山申」は、DNA「
」の大半会にして、
月支「辰」に日支「子」がからむ
三合会局で大事件は、
内側世界大波乱の予兆と結果。
10年運天冲殺を抜けても、まだその座にいると勘違いならば、
そして相変わらず感謝も奉仕もなければ、
あらかた失う可能性大。
とはいっても
動かない」なのに目標が、
シニア海外ボランティアへ行くこと」では、目を覆う。
5旬「49歳畑酉」は、DNA「
」の協調性和合性。
月干「木」の干合で進み行く方向の変化。
とはいえ干合後は同格の「山」になるので、
意識しすぎれば張り合うばかりで
埋没
年支「卯」VS月支「辰」の害が切れるとはいえ、
かえってバランスが悪いのは、年支「卯」が
制御されるからで、
伸びがさして期待出来ない有り難くない状態。
6旬「59歳鉄戌」は、DNA「
」と、
年支「卯」VS月支「辰」の害切れを伴う
有りえない金性の出現で、
良く言えば
新たな目標が出る可能性もあるが、
劣化の早い午未天冲殺としては、気落ちするなり、ゆるゆる。
7旬「69歳宝亥」は、DNA「
調」の有りえない金性の偏りで、
反抗または体調不良。
8旬「79歳海子」は、DNA「
」の感謝に奉仕も、もう気力はなく、
辛うじて踏ん張っても、じわじわと塩害で萎れ崩れていく感覚だ。

さて、嘉成は09年(畑丑)に何処で知り合ったか不明な
難民支援事業に従事する(86-1220/山戌)と、
11年(宝卯)の
ありえない金性年を満たすように結婚しているが、
羅状で共通干支があろうと「
同士が一緒になるという、
なんとも
人騒がせな結婚をしているが、そこには客観的に感動はなく
単に嘉成の年支「卯」VS月支「辰」の
害を断ち切る
すなわち嘉成の月干支「木辰」を天剋地冲するだけの
「山戌」という日干支が
引っかかりを見せただけで、
外側の優柔不断にブレーキをかけても、内側に発展する要素はなく
結局は
同居していないという事実だけがある。
また
目下縁のない午未天冲殺ばかりか、
金性ゼロ(DNA鳳/調なし)を無限大に使用したのか、
ようやく誕生した
第一子男児(15-0418/木子)は、
両親とは別方向の
大半会を持ち合い一見良好な家庭に見えるが、
年支「未」VS日支「子」の
害持ちは、表裏ありで持続力なし
やれやれである。子の人生は親の生き方を表しているとはいえ、少々哀しい。
なのに「
私が落ち込んでいると頭をなでてくれるんです。
私は母親なのに子供に甘えているな、と思います
」で、
たまにはいいか」では、伸びなく消費だけ
そもそも午未天冲殺は
目上年上に可愛がられて運気を伸ばしていくため
嘉成も中谷姓から祖父母の養女に入ったわけだし、
結婚相手も歳が近すぎるうえに、相手が海外赴任なんて、
それは
重度のお試しをうけているわけだし、
その
目下縁のない嘉成が一人で息子を育てることは、
言われたくないだろうが、
兼業作家として、薄くならざるをえない
4月9日生まれということで、同級生の殆どがが共通干支はあろうと、ほぼ目下
そこらが
若い時に虐められた理由のひとつ

そんな目下に縁の薄い嘉成が、児童文学作家なのだから皮肉とは言わぬが、
物語は
紋切り型の設定で、寂寥感溢れる母子家庭も、
そこに至った履歴も見えてこなければ親子の心の動きもまるで漫画で、
難病で死んだ
父親が、最初からいなかったりなど
こともあろうに、なぜ
母子家庭になったかを考慮していないような
ありきたりのハッピーエンドでは、いまどきの読者は、
こんなんじゃ、また別れるよね」と腑に落ちるわけもなし
そもそも、
未成年の女児を抱えている再婚希望の女性
子供を実親に預けるなり距離をおかずに同居を強行すれば、
女児の気が乱れるのは濃厚。
明るいのだか暗いのだか半端な設定もいまひとつで
恐ろしく残念なのが嘉成の描く世界。
格好ばかりではなく内面もしっかり描くべきですよ☆
嘉成晴香87-0409
木灯灯
子辰卯+9
玉車司牽牽(牽主導)
木性(77)火性(13)土性(40)金性(00)水性(52)/総合182
午未天冲殺/天冲殺(19歳陽午/29歳灯未)
変則方三位主導DNA(9歳草巳)/害(29歳灯未)
大半会三合会局(39歳山申)
年支VS月支害/害切れ(49歳畑酉/59歳鉄戌)
木性過多/火性脆弱/金性ゼロ/水性過多
+9歳草巳/19歳陽午/29歳灯未/39歳山申/49歳畑酉/59歳鉄戌/69歳宝亥/79歳海子〜
05(山)●BE
第一子男児○15-0418
鉄草灯
子辰未-4
石車玉禄司(禄主導)
木性(80)火性(19)土性(40)金性(18)水性(44)/総合201
戌亥天冲殺/天冲殺(44歳草亥/54歳木戌)/主導DNA(14歳山寅)
三合会局(74歳海申)/年支VS日支害(表裏)/害切れ(24歳灯丑)
木性過多/火性脆弱/金性脆弱
-4歳畑卯/14歳山寅/24歳灯丑/34歳陽子/44歳草亥/54歳木戌/64歳雨酉/74歳海申〜
01(木)BE●
夫○86-1220
鉄陽灯
戌子寅+6
龍鳳貫司龍(司主導)
木性(24)火性(43)土性(51)金性(33)水性(26)/総合177
辰巳天冲殺/天冲殺(36歳木辰/46歳草巳)/変則方三位(6歳宝丑)
主導DNA干合支合(26歳雨卯)/天剋地冲(36歳木辰)
三合会局(56歳陽午)
木性脆弱/土性過多/金性脆弱/水性脆弱
+6歳宝丑/16歳海寅/26歳雨卯/36歳木辰/46歳草巳/56歳陽午/66歳灯未/76歳山申〜
05(山)●BE
 
■2018年05月06日(日)山戌
町田康湖畔の愛は今後の解毒作業の予行演習か
町田康//湖畔の愛○BE
○81年(宝酉)の年干支と月干支(共に宝丑)の大半会を伴う、
DNA「龍」の
新しい流れが直球で来た
ど真ん中の好球を思いっきり打ち返し
「INU」のヴォーカリストとしてメシ喰な!で歌手デビュー。
同バンド解散後もさまざまな名義で音楽活動を続けるかたわら、
俳優としても多数の作品に出演。
96年(陽子)の年干と月干が干合で「雨」に変質し、
干合水性天干一気に入格したありえない火性のDNA「司」年には、
処女小説
くっん大黒文壇デビュー
00年に小説
きれで第123回芥川賞受賞
以後は主に作家として活動している
(62-0115/雨丑)が、雑誌「新潮」に、
大半会年だった13年(雨巳)に発表した「湖畔」と、同14年(木午)の「雨女」と、
17年(灯酉)の
ありえない火性のDNA「禄」の引力本能半会年の
「湖畔の愛」をまとめた短編集
湖畔のを03月20日(宝亥)の
DNA「龍」日に上梓した。

同作は、神秘的な湖のほとりにたつ創業100年の老舗ホテルを舞台にした、
関西人特有ボケとツッコミ自虐満載
恋愛コメディーというふれこみだが、
あえて恋愛というならば、
乱暴で手続き無視で結果ありきの
男女間の悲劇的な喜劇で、上質な文学作品というよりは、
吉本新喜劇小説版くらいの軽い気持ちで接しないと、
(登場人物の設定や発言がそれを感じさせるし、町田もそれを楽しんでいる)
どこが建前で
どこまでが本音かを見失いがち
湖畔における愛といえば、きっと愛なのだろうが、
龍神が棲息する湖のほとりを見下ろすそのホテルは
左前なのか従業員もごくわずかで、とても
健全な経営状態には見えない
自分もなく他人もなく生も死もなく、ただ笑いだけがそこにあるって、
響きわたる話芸に笑い死に寸前
天変地異を呼びおこす笑劇恋愛小説かどうかは、
町田のファンにしたって、少し物足りないのではないか。
一部では、新しい宗教文学だの、
文字だけではなく音律も味わえ
笑いの新境地などという見方もあるようだが、いま、なぜこれなのか、
荒技頼りの時代は終わっている気もしないわけではない。

大阪府堺市の団地出身ながら、三代目運の寅卯天冲殺なのに、
野人らしく上京して、現在は
東京都心のマンションと
熱海の日本家屋をいったり来たり
という、
気ままな生活を送っているかにみえる町田は、
」主導で頑固一徹、もって生まれたものを頑なに守り
他者の影響をストレートにうけたくはない
「貫+貫」は、
本質は用心深く利己的。「貫」×3もあり、より強固
「貫+龍」は、
短時間で和合する気がなく派手さはない印象。
質素で地味で、意図的な刺激がないと、不健康で躍動感なし
「雨+貫+丑月」は、用心深いが
随所で冒険口だけで扇動する。
若い時分は動けても、
加齢と共に動きが鈍くなる
「丑」年生まれ「雨丑」は、
自己愛の象徴で他者は二の次。
伴星は「司」で、
家族一丸となって(動物の可能性もあり)。
洩星は「貫」で、最初は
単独行動
導星は「龍」で、ひとつを
達成すると落ち着かずに次へ進む
終着点ない遍歴

宿命の特長は、晩冬丑三つ時が極まった深夜の「」。
これは
湖畔の話だから、雨がそそいだ湖も間違いない。
ただし、
平穏無事な行楽地ではなく「雨女」も登場する
冷たいだけの水は、総エネルギー255点中実に120点の身強
湧き水が出る源の金性も90点と、品格があるかは別にして、
創造力の賜物である。とはいえ木性ゼロ(DNA鳳/調なし)は、
通常のコミュニケーションはとりづらい
口下手なので、
本人にとっては
芸術というカテゴリーにおいて、
無限大の発信力があり。これが笑いの素養
また、
火性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人は、
感謝も奉仕も一辺倒ではなく情け容赦のない強欲者で、
優しさは微塵もなく、いわゆる家庭的な面はない
配偶者成分の土性はあるので、
ドッグトレーナーを営む配偶者(詳細不明)はいるが、
通常の夫婦の形態とはいいがたく動物に囲まれた生活からも子供の存在は
微塵も確認出来ず、ある意味宿命を活かしているが、
その場限り感は否めない。
また、
年支も月支も日支も「」という、
現実面は極端に偏りがでるため、好不調が激しく
流れに乗れば激流でも(本人なりに)真っ直ぐだが、
ひとたび
衝突すると復調までに時間を有し、その後の活動にズレが生じやすい
年干支と月干支の「宝丑」は、
周囲に振り回されないマイペース。
頭の回転が良い割には悪徳の極みにはならぬが、
そこは辰巳天冲殺らしく、財につながっているはず。
そして、日干支の「雨丑」は、
和合性乏しく気ままに単独行動。
孤独が心をきたえ、自分の強い意志ですべてを決定する。
好き嫌いも激しく、敵が多く組織や集団で活躍しようと思わず、
また、
さとりきった老人の趣きあり。
干支番号構成は、38と50の西方と北方を結ぶ直線で、
六本木と熱海の
二拠点で集中する。

後天運は、初旬「3歳鉄子」は、DNA「」の変剋律と支合。
旧いもの伝統的なものみすぼらしいもの等に囲まれ
苦痛を感じるところで、妙な小賢しい部分が磨かれた
当人は、少年漫画雑誌の影響があったと述懐している。
関西地域のえぐい笑いはこの時期に、身体にたたき込まれたはずである。
2旬「13歳畑亥」は、DNA「
」で落ち着きのない危険を体感。
音楽の世界へとのめり込む。
3旬「23歳山戌」は、DNA「
」の刑も名誉や役割についての苦痛あり。
音楽活動だけに飽き足らず俳優活動も行っていったのは、
日干「雨」と干合した10年運「山」が「陽」になり、
これが年干と月干の「宝」をさらに干合させると、
年干も月干も日干も「雨」になる、
水性天干一気が、
地支「丑」×3の特異性で、おおいに目立ったため。
ここでは干合もあり、現在の妻と生活を始めている。
4旬「33歳灯酉」は、DNA「
」の有り得ない火性の引力本能で、
「丑」×3に「酉」の半会が、一気に
熱気の影響で目立ち
文壇デビュー後、
瞬く間に才能を開花させ、芥川賞作家になり、
以後、作家としての活動を濃厚にしていく。
5旬「43歳陽申」は、DNA「
」の有り得ない火性ばかりか、
年干と月干の「宝」が干合で「雨」となると、
日干「雨」を入れて
水性の天干一気になるため、より先鋭的な活動となる。
野人らしく犬猫との生活が濃厚となり、
郊外から都心にでてきていた町田もさすがに生活できなくなり、
半分の拠点をさらに
「陽」重なりだった06年(陽戌)に実行している。
現在の6旬「53歳草未」は、DNA「
」の刑。
有り得ない木性の表現力の出現で、一気に溜め込んだものを放出するも、
衝突や事故は必定。まさに湖畔の龍神である。
今後は7旬「63歳木午」は、DNA「
調」の害。
有り得ない独創性溢れる表現力を極限まで駆使する可能性もあるが、
それと引き替えに、
自身の肉体を傷めるか、
他者との想像を絶する衝突がミモノとなるが、
限界を超える
危険極まりないが、それも町田らしいのだろう。
しかし「丑」×3なので、いくら鍛錬していても
解毒は厳しいのではないか。
ならば、最小限に食いとめるために、
健康的な生活と町田なりに健全な意識でいるしかない
8旬「73歳雨巳」は、主導DNA「
」の大半会。
ここまで、
たどりつくことができたならば
この晩年で自己確立をしたうえで、
突拍子もない事件を起こす可能性あり。

さて六本木に住もうが熱海に住もうが
湖畔の一見洗練されたホテルが舞台であろうと、
根底はいわゆる
関東人の笑えるツボではないので、
町田の本質を理解していないと、一連の流れが本人が自覚するように、
吉本新喜劇に代表されるような、
小説世界ではないものと錯覚してしまうため、
(そうでもないと感覚というか品性の方向が異質)
底抜けに感嘆出来る文学作品とは思えないのは減点対象。
偏った宿命の作家らしく、
前提条件もギャクを通り越して
無茶であったり、駄洒落の連発
小説というよりは舞台原案が目に浮かぶ光景は、
大袈裟な装置や前提があるからか。
自身を冷たい冬の水性と自覚しているからか、
やたらに水・水・水・水・水であり暴力的恐怖も感じる。
何しろ
九界湖というよりは、苦界湖だからね、
かと思えば、
いい大人がセンチメンタルな妄想に明け暮れる。
優しさもないから、人件費の切り詰め話がでたかと思えば
まるで
野蛮人のごとく男女の世界が描かれ
その先には
究極の笑いと無の境地に、強制的に納得させられ、
人も簡単に死ぬので、面白い面白くもなくではなく、
全体的な構成は、
上品ではない。それこそ好きな人にはたまらないのだろうが、
であるならば、かえって遠慮気味ではないか。
龍神は町田の化身で、町田という全知全能の主が、
提供する限定された地域に集いたい人は集えば良い。
それが「
湖畔の」としておくが、町田はこれで栄誉を得るに違いない。

なお、この生年月日は、元政治家でり作家の息子にして
気象予士が売りのタレントの良純と同一
石原は裕福な家に生まれたために、比較的普通の結婚をし、複数の子供がいる。
(オヤジドノとは害毒関係だけどね)町田は宿命そのままのような、
一般家庭から、のしあげてきただけに、凄味は違う
そこを楽しいと思えば、ファンは納得するだろう☆
町田康62-0115
宝宝灯
丑丑丑※-3
龍龍貫貫貫(貫主導)
木性(00)火性(00)土性(45)金性(90)水性(120)/総合255
寅卯天冲殺/変剋律(3歳鉄子/13歳畑亥/23歳山戌)
変則干合水性天干一気(23歳山戌)/干合水性天干一気(43歳陽申)
害(63歳木午)/主導DNA大半会(73歳雨巳)/地支土性一気格(丑×3)
木性ゼロ/火性ゼロ(野人)/金性過多/水性過多
-3歳鉄子/13歳畑亥/23歳山戌/33歳灯酉/43歳陽申/53歳草未/63歳木午/73歳雨巳〜
10(雨)●BE
 
■2018年05月13日(日)草巳
李琴峰独り舞にある不安と不審
李琴峰//独り舞○BE
○DNA「牽」の名誉年だった昨年(17年/灯酉)の
ありえない木性の半会月(04月/木辰)の20日(灯丑)の
ある意味ありえないDNA「牽」の守護神天冲殺日に(灯重なり)、
第60回
群像新人文学賞優秀作になった台湾人の李琴峰(89-1226/鉄申)の
が、03月27日(山午)の
有り得ない木性月(草卯)のDNA「龍」日に上梓された。
(応募時は高峰琴風名義で、タイトルは独舞)

同作は、心惹かれていた同級生の死によって、
幼くして死への想いに取り憑かれ一方で、性的マイノリティとして、
内なる疎外感に苛まれていた主人公
女子高での密やかな恋、そして運命を暗転させる「災難」の果てに、
日本に半ば逃亡のような気持ちで渡った
少女葛藤孤独を描く、若き台湾人作家のデビュー作。
WEB上に上げた本人の後書きによれば、
執筆を始めたのは、守護神年で元気なDNA「車」年だった
16年(陽申)05月(雨巳)の主導DNA「調」の支合刑月で、
米国への旅は、有り得ない干合木性年の15年(草未)の、
守護神害月のありがた迷惑みたいな11月(灯亥)からの数ヶ月で、
シドニーのリンカーンズロックの眺めを眼下に収めた瞬間、
いつか
自死するならここ以外に死に場所は有り得ないと思ったそうだが、
現在のところは、それは
有り得ない衝動で終わっている
旅を終え日本に戻った後、ある日の朝の
通勤電車
ふと
日本語頭に浮かんだ死ぬ」という一語が、
この
小説を執筆するきっかけとなったそうだが、
死ぬ」という言葉には不可思議神秘性が秘められているように感じ、
電車の中で何度も心の中で繰り返しながら玩味した。
というのも、現代日本語において「
」で終わる五段動詞は
死ぬ」という一語だけだし、
」という歯茎鼻音の音節が持っている特別な翳りというか、
湿っぽさというか、そのぬるっとした語感がそのまま
」「」「」といった単語を想起させ、
それらの言葉はいずれも「
」のメタファーになり得るという
ところが面白かったそうだが、
日本語を母語としない外国人が日本文学を書くというのは、
いかに
グローバル化が進んだ現代とはいえ、
やはり珍しいことではないかと思うということだが、
鮮烈といえば聞こえはいいが、
無謀な感覚であることは間違いない。

精神的に不安定カウンセリングに通いながらも、
缶詰工場のような受験生生活を送るなかで、
成績はトップクラスとなり、孤独を愛しぬき
文芸誌に詩や小説らしきものを投稿した経験もありながら、
国立台湾大学を卒業したのち、来日して早稲田大学大学院修士。
23階の高層ビルにあるオフィスに勤務する
会社員でありながら日中翻訳者を自認し、
神奈川県川崎市幸区あたりに出没する李は、
DNA「
調」冲殺主導で、人見知り常に不安を抱え
好不調が極端で、自己否定しやすい
女しか好きになれない、ではなく、女が好きなの」には、
違和感はなさそうだ。
才能も、この「調」で他人が理解しづらい少女趣味も、
似合っているかは別の問題で、
はぐれ者
「調冲+車」は、意味があろうがなかろうが、
妙な衝突を繰り返すばかりで、空回り。
人類が滅亡してくれないかな」なんてポツリとこぼす。
「車」×2もあり、
敵も多い
「調冲+貫」は、
小集団で特異な連帯感を持ち、
抜き差しならない責任について主張する。
「調冲+玉」は、
若くして老成し何でも知っているように見えるが、
虚仮威しもいいところで、実際は自己の周辺の僅かな領域
他人とは違う切り口で攻撃する。
「鉄+調冲+子月」は、
精気を吸い取られたようであり、
落ち込みやすく、常に
持病と向き合う
「巳」年生まれ「鉄申」は、
モメるとスイッチが入りその気になる
伴星は「禄」で、
つかまえどころのない人生
洩星は「車」で、最初は何もない
ゼロ出発
導星は「調」で、ひたすら
口ウルサイ老後

宿命の特長は、繁華街の高台にそびえたつも、
不測の事態に備えて、微動する設計になっている仲冬深夜零時頃のビル
管理者ないし、保有者の趣味なのか、
太陽の絵が壁面に描かれているのが風変わり
総エネルギー196点だけを見れば身強とは言えないが、
圧倒的存在感を有する強面の子丑天冲殺であり、自身の金性が66点もあれば、
生月冲殺で
調子に乗ってしまえば、天まで届く
とはいえ
木性ゼロ(DNA禄/司なし)は、
感謝も奉仕もなく堅実性はなく家庭的な面もなく
自己中心なのだから、威勢の良いのも絵に描いた餅になりやすい。
日本人ではないからではなく、
そもそも
優しい気持ちを持ち合わせていないのだから、
それが
一般人とは少々異なる趣向の世界に足を踏み入れた理由だが、
無限大に活かせれば、大逆転の人生もあるだろうし、
本来は弱味のない強気な鋼鉄のハートの持ち主なのだから、
もっと
熱くなり、生きていることの感謝が出来るようになれば、
死ぬ」ことのほうが無意味になっていくだろう。
年干支の「畑巳」は、
組織内に巣くう白蟻の例えで、しぶとい。
月干支の「陽子」は、その気になると神輿として担がれるが、
外見を気にしやすいのが致命的で深みが薄れる。
そして日干支の「鉄申」は、
役人なみのマニュアル発想
なんだかんだと
自分を守りぬく
自意識が高いのも悪くはないが、
世のため人のため役に立ち
自身も感謝される存在を目指すべき
干支番号構成は、06-13-58で東方と北方の比較的狭い領域。
祖国をあとにして来日し、米国まで放浪しても、
実際は限定された活躍場所を探る。

後天運は、初旬「3歳灯丑」が、DNA「」の名誉不名誉もある
10年運天冲殺で、生月冲殺なので、
偏りは加速された模様。
主導する「調」の歪みに、普通ではないスタイルの「牽」が連結したためで、
他人とは異なる大胆な趣味趣向に向かったのは、これが原因。
生地生家に縁の薄い子丑天冲殺で、さらにそれを加速させる生月冲殺なのが、
結果的に日本へ向かわせたことになる。
2旬「13歳山寅」は、DNA「
」の対冲。
庶民的な放浪で、ダイレクトに使うから外国。15歳より日本語を学習。
その頃から中国語で
小説創作を試みるのも、創造力10年運の賜物。
現在の3旬「23歳畑卯」は、DNA「
」のひとつの流れに入る
前旬の決意がようやく結実し、13年(雨巳)の主導DNA「調」年に来日。
しかし落ち着いて仕事についているかと思えば、
出会い系で日本人の同類と知り合いながら一悶着あり、
私生活に忙しく、
米国まで放浪したりと、
いまひとつ
社会人としての燃焼は希薄な感があり。
この後は4旬「33歳鉄辰」が、月支「子」と日支「申」がからむ
大半会三合会局で、大きく世界が膨らむ
DNA「
」は独立であり、集団行動が不得手なことからも、
個人活動が多忙になり会社を辞めてしまうのか、
はたまた、
祭り上げられて何らかの組織を立ち上げる可能性。
5旬「43歳宝巳」は、DNA「
」の政治力
進み行く方向性や目下の変化により、
とりまく環境も生き方にも特別意識の強い変化が現れる。
政治的な意味合いのある集団の顧問的立場に収まる。
6旬「53歳海午」は、DNA「
」の発信力の強化。
守護神冲殺月干支「陽子」の天剋地冲もあり、
柔軟性が出てくればしめたものだが、
不安定な立場にも大きく変化がでてくるだろう。
7旬「63歳雨未」は、月支「子」の害で気持ちの揺らぎはあろうと、
主導DNA調」が廻るので、ようやく本物の自己確立
さらなる偏りで味方が減っていくかもしれぬが、
孤独こそが、持ち味のこの人が、へこたれるわけにはいかない。
8旬「73歳木申」は、有り得ない木性で、
金銭物質や今以上にユニークな家族というものを意識する時代。
また、新たな時代の幕開けに投資するものでもある。

さて、人間はどのように生きようと他人に迷惑をかけねば自由である。
その結果に起きうる
責任は自分自身でとればよいのだから。
なので
情け容赦のない貪欲な李が、その世界に未来があろうがなかろうか、
同性愛者であることに、あれこれいうつもりはない。
しかし「調」冲殺主導だからといって、
世間に対して偏った発信をし続けることが、
バランスが良い活かし方か否かは別にして、
同性愛者は社会制度から排除されている。普通の人間のように育ち結婚し、
子を授かることができないからこそ、未来に対するイメージが掴めず、
それが死への創造に繋がる。
」とか
言われても、一般的には嗚呼そうですねという感触が普通ではないか。
でも、
派手に認知されて妙に騒がれることも、
本当は好まないのが、李の世界観と感じるのだが違うのだろうか。
この世で当たり前であったなら、もっと偏った世界に行くのが、
李の本質なので、
目標はもっと高いところに置くべきだと感じる。

ところで、李は「世界の黄金週間は、
東京のセクシャアル・マイノリティにとって虹色週間だ。
パレードは渋谷区役所を出発し、渋谷駅前のスクランブル交差点を通り、
表参道を経由して、代々木公園に戻る。レインボーの六色で書かれた
『赤紙は要らない、青い鳥をください』のプラカードを掲げて
『夢の汽車に乗って銀河の果てまで走ろう。二人で』
」などと楽しそうでも、
一方では「
彼女はレズビアンです。
彼女のエリートな外観に騙されてはいけません。
」と糾弾されてしまう。
その
不条理を小説にしているのだが、有り得ない木性年に米国に放浪しても
待ち合わせにはこれず、
相手が事故に遭うなど、
自ら運気を落とすようなこともしている。
文学は・・・な人の救済場所ではないのではないか。
仮に、そうであっても
露骨では評価されづらいのではないか。
そもそも
生月冲殺なんだから、もっとノリ良く
たてまえの明るさだって装えるのに、
そのスイッチが入っていないだけなのではないか。気合いをいれようよ。

また、あえて注文をつけさせてもらえば、
不満なのは、「虹」という文字を彼女達が声高に使用するにつれ
何も知らない子供達が、この七色という文字を使うのに、
その
意味を知る大人達が抵抗を感じてしまうのが解せない。
どうだろうか、
虹は教科書でも使われている
どうか、
違うマーク等を作られて新たに主張されては如何だろうか。
そのほうが、よほど
スッキリして楽しいと思う☆
李琴峰89-1226
陽畑陽
申子巳+3
玉車貫調車(調冲殺主導)
木性(00)火性(36)土性(56)金性(66)水性(38)/総合196
子丑生月冲殺/天冲殺(3歳灯丑)/初旬条件あり(年干支と大半会的)
大半会三合会局(33歳鉄辰)/主導DNA(63歳雨未)
木性ゼロ(配偶者成分皆無)/火性脆弱/金性過多/水性脆弱
+3歳灯丑/13歳山寅/23歳畑卯/33歳鉄辰/43歳宝巳/53歳海午/63歳雨未/73歳木申〜
07(鉄)●BE
 
■2018年05月15日(火)灯未
内田裕基ぼくの初恋は透明になって消えたに隠された毒
内田裕基//ぼくの初恋は透明になって消えた○BE
○高校時代から映像作品に興味をもち、「」冲殺主導らしく、
妙な物が多く登場するウルトラシリーズが脚本家を志し、
学生時代に自主映画を製作する傍ら(
自己発揮に近いけどね)、
ウルトマンマックスのライター陣に直談判し
(
またまた自己発揮)自主映画の製作に携わり
大学在学中の12年(海辰)の
60年に一度の干合支合天冲殺年を活かし、
「三森迷子の逃亡」でデビュー。
脚本家、映像作家として、めきめきと頭角を現し、
昨年(17年/灯酉)の
律音で人生の折り返し地点では、
テレビアニメ
ゲーーズ!の構成を担当などしてきた
内田裕基(91-0527/灯酉)が、
初の小説
ぼくの初恋透明になって消えた
月干支「雨巳」の納音日だった04月01日(雨亥)のDNA「車」日に上梓した。

同作は首都圏隣接県あたりの海の近くにある学校の
(恐らく
神奈川県が舞台と思え表紙も
国道207号線の横須賀市秋谷あたりに見えないわけでもない)
都合良く
たった一人の写真部に所属する
高校生・
石見虹郎(いわみこうろう)―
通称石ころ」の、青春成長物語
写真部があって暗室もあるから選んだ高校だったのに、
同じ趣味を持つ友人が出来るかもという期待をもっていたのに、
運動部が盛んな学校でもあり、写真部員は全員卒業後で、
登校初日に野良猫に気をとられて、交通事故に遭ってしまい出だしも遅れて
うまく
クラスに馴染めず孤独な学校生活を送っていたある日、
ひょんなことから知り合ったのが、
クラスメイト最上律
教室ではあまり見かけないくせに、
明るく前向きな彼女と接するうちに、
灰色だった石ころの世界は鮮やかに彩られていく
しかし
快活に振る舞う律には、誰にも言えない秘密があった。
さすがにDNA「調」年だけに、
始めはどこにでもある
甘っちょろいラノベもどきと思わせて、
二人のせつない初恋を変化球に描いた感涙必至のデビュー作となっている。
なにが独走的かの種明かしはフェアではないのでやめておくが、
これが
不発になっても、たゆまぬ努力で感動を届けてもらいたい
失敗したら、
透明病に対してもうひと踏み込みの
工夫
が必要だったと思うか。
それでも
読んで損はしないそのまんまだけどね。
ぜひ、
このテイストカルピスウォーターCMをとってほしいと思った。

東京都八王子市出身で、明治大学付属中野八王子高等学校から、
(映画甲子園出場経験あり)いわゆる写大と呼ばれる
東京工芸大学芸術学部映像学科を卒業した内田は、
」冲殺主導で、人付き合いがそこまで得意ではなく、
その時の風向きで馴染めたり不発だったり
まさに主人公「石ころ」の性格そのまま(笑)。
しかし、
才能はこの「」で、人たらし以外の何物でもない。
「石冲+鳳」は、
常識の通用しない交遊関係発想
魔法も使えて、その度合いも50%から95%くらいまでは調整可能。
いわば
多重露光人間版
「石冲+禄」は、
スイッチが入ると、
他力本願から、友人知人を見返りなど何ら期待せずに助ける
むろん
目の前にニンジンがぶら下がったコンクールなりあれば、
フルスロットルになっていくのだ。
「石冲+調」は、
勝算ありと踏めば先頭にたって名誉をとりにいく。
一応
仲間という女性なら理解できる気持ちあり。
しかし、
透明願望でもあるのかね(笑)。
「石冲+車」は、
目的がある時だけ突っ走る
都合良く透明人間にだってなりきれる。
「灯+石冲+巳月」は、
家庭運がとてつもなく希薄なので、
おだてられるととてもうれしい
「未」年生まれ「灯酉」は、
スケールは大きくなるが心模様は別
伴星は「石」で、
人脈の拡がる人生
洩星は「石」で、
誰かと共同で始める。
石ころだって、律がいたら出来たでしょ。
導星は「車」で、
マイペースで何もなくなちゃう
だから
初恋は透明になって消えてしまうのだね。
そして、
少年は大人になる社会の荒波に揉まれるんだよ。

宿命の特長は、初夏午前十時頃水面にキラキラ光るはずの
特別な宝石を観客によく見えるようにライトアップする装置
総エネルギー234点は相応の存在感だし、自身の火性は83点と身強で、
感謝も奉仕も73点と存分な魅力を形成。
ところが後詰めの木性は14点で
燃料切れになりやすく
水性も守護神「海」の存在がなく、陰陽の「雨」が僅か12点なので、
薄倖の律の姿は痛いほどわかる
本当の栄誉は「海」。
本当に好きなのが」なのは、
この
表紙をご覧頂ければわかるだろう。
年干支の「宝未」は、黙して語らずマイペース。
知らない人から見たら不言実行
あるいは発信はしているようで、極めて
プライベートな部分は表にださず
月干支の「雨巳」は、
穏やかに見えて猜疑心の塊
簡単に他人を信用しないので、楽しいこともそうそうない。
とはいえ、
納得のいくまで執拗に追及する性癖は敵も多い
そして日干支の「灯酉」は、
怖い物知らずの度胸の良さ
人情家で浪花節的な側面もあり。
懐に飛び込めば面倒見は良いが、
敵だと認識されれば、掌を返したような嫌味さも所有する。
干支番号構成は08-30-34で東方西方を結ぶ
比較的狭いトライアングル。
苦手分野に踏み入れる努力はするが、
ぶん回しても成果に結びつかないこともある。

後天運は初旬「7歳海辰」が、DNA「」の10年運天冲殺
宿命に持ち得なかった、いわゆる格好の良いテイストは、
小学校入学あたりから磨かれたようだが、
これを男子らしくウルトラシリーズに追い求めたのは、
わかりすぎるくらい鮮明
日干支「灯酉」とは干合支合となるため、
内側の人間形成を濃くすることにより、社会に出れば成功への道を歩む。
小さい頃から物語を作ることに興味があって、
自由帳に絵や雑文を書いていた記憶があります。
」とは、
有り得ない環境異変が刺激になったのだろう。
2旬「17歳宝卯」は、DNA「
」の天剋地冲。
人生の大どんでん返しを自ら仕掛けて、
過去の自分を180度変える勇気さえあれば、大きな動きになる。
今年(18年/山戌)から始まる3旬「27歳鉄寅」は、
月支「巳」の害もあり、
立場は不鮮明ながら、
DNA「
」の引力本能は、ひとまず喰うには困らないだろうが、
私的面の充実は仕事へのモチベーションが
思いっきり上がるとは思えず微妙

今後は4旬「37歳畑丑」が、DNA「
」はとてつもない表現力の拡大。
月支「巳」に日支「丑」がからむ三合会局で、
流れに乗っていれば、こここそが本物の開花となる。
5旬「47歳山子」は、DNA「
調」の変剋律。
月干「雨」が干合され同格の「灯」になるため、
年下女性との切磋琢磨や苦悩することで質も向上。
6旬「57歳灯亥」は、DNA「
」の守りに入って悩む。しかし悩まねば終わる。
7旬「67歳陽戌」は、
主導DNA」の害。
仲間に裏切られ続けることで才能が磨かれようと、屈辱と妥協は回避できず。
8旬「77歳草酉」は、DNA「
」の刑。若ければ蘇生も、時既に遅しか。

さて主人公は、浪人後写真大学に入り、
途方に暮れながら自堕落な生活を送っていたが、
写真部の顧問が定年で母校の暗室も取り壊されることを知り、
デジタルでないアナログの良さをなぞりながら、高校時代に思いをはせる。
そしてある発見をして一大決心をして、学内写真展に応募し、
都合良く栄冠を授与し、写真家の助手という就職口をみつける。
その題材は
高校時代の淡い想いがつまった坂の上にある校舎
辛くて苦しくて楽しくて温かい宝物のような時間
ありがとう。感謝をこめて」は、とてもいいけれど、
読み返すと
主人公の名前が、ノーマルなのに虹郎
なんか違わないか。
そこだけが不自然な気持ちにさせられる。

ところで、この小説は昨年(17年/灯酉)の
人生の折り返し地点である律音年に四月(木辰)に一人暮らし
始めるに当たって、
生活費を稼ぐために書き出したものという。
以前からずうっと小説を書きたい(出版したい)気持ちがあり、
小説1冊分の原稿を書いて色々な会社に持ち込んだなかで
お声掛け頂いたのが今作の出版社さまになります。
持ち込んだ小説(もしかするとこれも…)自体は
そこの会社のカラーではないけれど、
『是非この書き味で青春小説を?』というような
ご依頼を受けて書き下ろした作品です。
初小説であり脚本家としてデビューしてから
初の『完全オリジナル商業作品』になります。

ということだが、
箱入りのサバイバル生活始まるとしながら、
引越祝いをリストで要求するところなんかは、
さすがに
現実最優先の辰巳天冲殺らしいが、
実家にいるよりは運格が上がるハミダシ運としては望ましいが、
せっかくの初小説がこの世にでたのが、忌み神月干「雨」の干合で 、
進み行く方向を作家に変更してきたのだが、
DNA「調」の
独創的時期とはいえ、現象は害では思う存分とはいくまい
しかも、
一度は組織に属したほうが
後年には
良い影響をもたらす生月冲殺なのに
自己発揮して歩みだしたのだから、まだまだ艱難辛苦は山のようにやってくる
本格稼働はまだこれからだが、青春小説とはいえ、
この異端作で妙な色がつくのはプラスとはいえない。
もう一度化ける魔法を使え目先の物質に惑わされるな
それが内田への課題であるはずだ☆
内田裕基91-0527
雨宝宝
酉巳未-7
調車禄石鳳(石冲殺主導)
木性(14)火性(83)土性(52)金性(73)水性(12)/総合234
辰巳生月冲殺/天冲殺(7歳海辰)
初旬条件あり(日干支と干合支合)/天剋地冲(17歳宝卯)
三合会局(37歳畑丑)/変剋律(47歳山子/57歳灯亥/67歳陽戌)
主導DNA害(67歳陽戌)
木性脆弱/火性過多/金性過多/水性脆弱
-7歳海辰/17歳宝卯/27歳鉄寅/37歳畑丑/47歳山子/57歳灯亥/67歳陽戌/77歳草酉〜
04(灯)BE
 
■2018年05月17日(木)畑酉
安倍雄太郎君のいない町が白く染まるの不埒
安倍雄太郎//君のいない町が白く染まる○BE
○昨年(17年/灯酉)のDNA「車」の元気で強い脚光を浴びる年の
05月10日(灯酉)重なりに、本人が「
ワンダフル」と感嘆する
第18回
小学館文庫小説賞を受賞した安倍雄太郎(91-0610/宝亥)の
登場人物全員叶わぬ恋に苦しめてやる」なんていう
不埒な動機で書かれた陰気の権化のような
「君のいない町が白く染まる時」が、
君のいない町が白くまると改題し加筆修正され
02月27日(鉄寅)のDNA「石」の天冲殺日に上梓された。

クリスマスの夜、偶然出会った(白川)ケイ咲夜
吉祥寺駅の一角に立ち続ける二人は、
互いに恋人に振られたことを知り、
カフェでお互いの話を聞くことになる。
ケイはその年、
新社会人となって一人暮らしを始めたばかり。
ところが、
新居にはアカネと呼ばれる女の幽霊が先に住んでいた。
驚くケイに、アカネは霊とは思えないほど明るく振る舞い、
ケイに一緒に生活しようと提案し、
奇妙な同棲が始まる。
ケイは
会社の同期の橋本に恋をし彼女と付き合うことになるが、
一か月近くもまともに会うことなく過ごしてしまい、
彼女に別れを告げる。(
本当はふられたんじゃないの)
一方で、アカネとの
性格や趣味の相性が抜群だったケイは、
アカネに
恋心に似た感情を抱きはじめる。
また、咲夜は、大学入学前に出向いた秋葉原の駅で
(いまどき、女子が一人で
イヤホン買いに秋葉原までいくかね)
ある
男性の手帳をひろい、持ち主にこれまた偶然返すことが叶った。
そして、大学入学と当時にその陽介と名乗る男性の縁で
書道を習い始め
彼に恋をし、少しずつ親しくなる。
陽介はどこか
影があり(少しも陽ではなく陰なのは皮肉か)、
咲夜に対して一定の距離を保ち続ける。
ついに咲夜は告白するが、彼はその思いに応えられないという。
陽介には数年前に
事故死した恋人がいて、今も忘れられていなかった。
恋人の名はアカネ。咲夜は、陽介が自分を全く見ていないことに気づく。
アカネは、陽介が
自分の墓で別れの挨拶に来るのを待ち続けていた
そして、陽介に寄り添う咲夜とアカネの気持ちを理解した
ケイの思いが、奇跡を呼び起こす──。
アカネ、僕は君をどうすれば引き留められたのかな
なんて
綺麗事で、何故か恋人が死んだのに葬式にも墓参にも行かない
都合の良い男を非難
しながら、時に嫉妬したりしつつ、
何のことはない、少々
色仕掛けありの幽霊を成仏させる物語だ。

東京都台東区出身で、東京都足立区千住在住。
学習院大学経済学部経営学科を卒業し、
現在は
台東区役所に勤務しているという安倍は、
DNA「
」主導で、放浪癖あり。
現実性の強い構造からも、精神性の強い
作家に憧れながらも、
あちこちブラブラすることで気を紛らわす
「龍+車」は、
ひらめきだけで感覚派。
臆病ではなく、
身強ではないので、感覚は鋭敏だろうから、
幽霊ごときに遭遇しても不思議ではない
だからといってこれを仕事でやってしまえば、
出来ない人間と烙印はおされるだろうし、
そこもケイの社会人一年目体験は、安倍そのもの。
「龍+司」は、
用心深い出処進退で、枠を決める。
なので
一人暮らしをしても行動範囲は限定される。
才能は、この「」で堅実で地味金銭物質に強いこだわりをみせ希望なし
「司」×2もあるので、地味な上に
頑な
その意味では引力本能はあるので、レベルの高低はともかく、
最後のツメで強欲さが決め手になり受賞
「龍+貫」は、短時間で他者と和合不可能で、
質素の極み。
「宝+龍+午月」は、他人とはサイクルの異なる、
地味なりの思いつき
「未」年生まれ「宝亥」は
受け身
ビール好きで
アカネみたいなサークルの先輩に弄ばれただろうし、
幽霊にも翻弄されてばかりなのは、地である。
伴星は「牽」で、
裏方本質は作家向きではなく編集者
洩星は「司」で、
努力の積み重ね
導星は「貫」で、最後は孤独。
恋も成就しづらいということか。

宿命の特長は、仲夏正午頃の薄汚れた標識で、
丁字路で左右どちらも似たような地名で混乱しやすい
年干支「宝未」VS日干支「宝亥」の大半会は、表裏ほとんどなしの
両天秤
作家が天職か否かは別にして、両天秤なので
兼業に向く
むしろ専業になったら良さはでない。総エネルギー203点は普通の人。
しかも守護神水性が僅か20点で、それも日支「亥」内「海」の塩水なので、
上質とは言い難い。また、自身の金性にしても38点で、
夏生まれを加味しても、身強とはいいがたく、存在感はなく、
作家として必要不可欠な特色に欠ける
成功できる作家は、なんらかの
極端な偏りがあり、
なおかつそれが活かせる方向かであるが、
倍にはその片鱗はなく若さだけで乗り切った感あり。
年干支の「宝未」は、自分の多くを語らない長距離走者。
懐疑の念に凝り固まって、用心深くも不言実行。
月干支の「木午」は、心優しいが身内をはじめ、
誰かを犠牲者に祭り立てる傾向。
人を疑うことをしないので交遊関係により、愚者にも賢者にもなり。
そして日干支の「宝亥」は、勘が鋭く
ゼロから何かをうみだすが、
それにたよるあまり、
軽薄軽率になりかねないこともあり。
純粋でロマンチックには違いないが、時代整合性あるか否かは別物
干支番号構成は08-31-48で東方西方北方の南方欠け。
実際は明るい未来があるわけでもない。

後天運は初旬「1歳雨巳」が、年支「未」と月支「午」のからむ
夏の方三位が完成し、DNA「」の守護神対冲は、
どこか
ありえない暑苦しい趣味が、なかば壊れた状態。
2旬「11歳海辰」は、DNA「
調」の偏り守護神
受け入れ態勢万全で、書道、剣道、
読書好きがこうじて作家を目指したり、演劇サークルに属したりと、
本来はひとつに絞りこめば磨き抜かれたはずだが、
散漫で大成しづらいのは、あちこち手をだしすぎたから。
現在の3旬「21歳宝卯」は、DNA「
」の大半会で独立独歩。
年支「未」に日支「亥」のからむ三合会局で、
10年運天冲殺まであるので、世界が大きく拡がった。
社会人になると同時に唐突に一人暮らしをはじめ
今回の受賞とデビューにつなげたのも、その流れだが、
とはいえ、
初旬条件があるわけではなく
まだまだ
時代整合性のない夏生まれに加え。
初旬条件がないので、
調子に乗って作家気取りになろうと
謙虚さの感じられない宿命が、感謝も奉仕もなければ
鼻持ちならなさが目立つばかりで、作家でございという態度をとれば、
本質裏方なのに社会生活が成りたたなくなり
孤立化する恐れ。
今後は4旬「31歳鉄寅」が、DNA「
」の屈辱妥協10年運天冲殺
前旬で
不自然な一過性の上がりを体験すれば、
次の10年は表向きの付き合いや余程の政治力を駆使せねば、
自分が
一発屋であったことを自覚するばかり。
自ら動くことができず、
下手に勲章があるのが邪魔になり、
本来進み行くべきだった編集者などの道にも進めず地団駄を踏む
5旬「41歳畑丑」は、
ありえない10年運天冲殺を抜けた
主導DNA」の自己確立
年支の対冲に月支の害は、前進力が失せて、気持ちが不安定になり、
自身の限界を知り、ただの放浪者と成り果てるか、
探究心を極めるか
6旬「51歳山子」は、DNA「
」の過去に思いを馳せる変剋律
一発屋であろうと作家であった過去を懐かしみ、
なんらかの制作活動により才能は磨かれるが微妙だ。
7旬「61歳灯亥」は、DNA「
」の変剋律で、自堕落なうえに衝突を繰り返す
8旬「71歳陽戌」は、DNA「
」の変剋律で、
年支と日支の「宝」が干合で「雨」の変わる変質。
最晩年になり、
不名誉な事件に巻き込まれるか、
ようやく
己の役割に気づくかだが、時既に遅しである。

さて、本作については、特定の音楽やジャンルに特化しすぎて表現が、
その
音楽性に頼るあまり、作家のオリジナルティに欠けるきらいがあり、
書道や音楽の世界といった
作者の体験した趣味を使いきったり
ご本人の
引き出しを全て持ち出したような必死さを感じるが、
幽霊の「アカネ」にしろ「咲夜」という
女性の描写がワンパターンなうえ、
ケイの会社の
同僚女性を中途半端に登場させながら
それが
たいした伏線にもならず
フェイドアウトさせるのでは失礼な感じがする。
かと思えば、
自分の居住地や好きな街を断片的に登場させたのはいいが、
描写も観光的であり、生活感はなく
日記を書くといいながら(日記だから良いのか・・・)
趣味の披露だけでは不充分と思ったか、
高円寺吉祥寺谷根千など、ある意味観光地化したような街を
とりあえず
イメージづくりのためにだしておけという感が拭えない
そもそも「
高円寺の景色は何も変わってないよ」は大嘘であり、
高円寺に限らず
街は善し悪しともかく変貌を遂げている
だいたい
特定の街の情景を拝借するなら、いまどき検索をかければ、
すぐにも判明するのだから、
中途半端に実在する店の名前を
変えないのが礼儀
ではないかと思うが、
また、高円寺とは
名ばかりの設定も大嘘で、
環七を北に15分も歩けば、早稲田通りを横断した途端
そこは
杉並区ではなく中野区大和町になり、
高円寺でも何でもなく偽りタップリではないか。
そして、
主人公なり登場人物の履歴書がまるで見えずに、
なぜ
社会人になったと同時に東京生まれなのに一人暮らしをしようとしたか
親が半端に引っ越しを手伝った理由もふくめ、
薄っぺらなドラマのようで、動機や背景が全く読めない
人間ではない幽霊でもない、それこそマンガみたいな人物には
魅力が乏しいというより人間がわかっておらず思いつきにしか見えない。
また、何故深夜に、高円寺(中野区の左端だけどね)から
谷中の墓地にタクシーでかけつけるのに
わざわざ千駄木の駅で降りる意味が不明
そのまま乗りつければいいではないか。
浅く薄いくせに暑苦しい「龍」主導が使えるカードを全部切った作品には
今後の成長は感じづらいものがある。

ところで、安倍は同じ小学館文庫小説賞を受賞し
水性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人なみで創造力欠如
忌み神方向の先輩らの存在に振りまわされているようだが、
ただでさえ、
10年運天冲殺の最中で、流れに乗るべきなのに、
まんまとお試しに唆され
主導する「」を創作ではなく
放浪に使用していまいか。
いずれ
専業作家として独立したい決意もあるようだが、
だったら、
遊んでいないで社会人としての経験を積んだほうが
まだマシなのではないか。
少なくとも一流作家の鞄持ちをするならともかく、
現状では
成長しづらい感じではある☆
安倍雄太郎91-0610
木宝海
亥午未-1
貫司司龍車(龍主導)
木性(49)火性(48)土性(48)金性(38)水性(20)/総合203
寅卯天冲殺/天冲殺(21歳宝卯/31歳鉄寅)/方三位(1歳雨巳)
大半会三合会局(21歳宝卯)/主導DNA(41歳畑丑)
変剋律(51歳山子/61歳灯亥/71歳陽戌)
金性脆弱/水性脆弱
-1歳雨巳/11歳海辰/21歳宝卯/31歳鉄寅/41歳畑丑/51歳山子/61歳灯亥/71歳陽戌〜
08(宝)●BE
 
■2018年05月22日(火)木寅
梅原克文テュポーンの楽園という異端
梅原克文//テュポーンの楽園○BE
○90年(鉄午)の納音年に、SF同人誌「宇宙塵」に発表した
二重螺旋悪魔で、第9回SFファンジン大賞創作部門受賞
96年(陽子)のDNA「車」の守護神と「子」重なりには、
ソリトの悪魔で、第49回日本推理作家協会賞長編部門受賞
推理小説でもなくミステリーとも呼べないジャンルの先駆者で、
90年代後半から、自身の「大衆娯楽作品」と、
前衛的であまりにも現実味がなさすぎる小説が、
ともに
SFと呼ばれることを違和感を覚え、
自身の手がける作品を「
サイファイ」と呼ぶことを提唱。
00年前後にかけて、自身が「
超メタ言語的な小説」と規定した作家や、
自身を「SF作家」として取り扱う評論家を名指しで批判し、
いわゆる「
サイファイ論争」を繰り広げた経緯がある
梅原克文(60-0909/鉄子)が、DNA「龍」のありえない改良改革年を迎えた
03月24日(草卯)の月干支「草酉」の納音を伴う
DNA「司」の干合支刑日に、
テュポーンのを上梓した。

航空自衛隊入間航空基地からさほど遠くない、
東京都阪納市安須(埼玉県飯能市には阿須という地名はあり)。
人口約900人のごく平凡な山間の街で、
大規模洗脳のような異変発生した。
政府は
警視庁SIT(捜査一課特殊班)を送りこみ、そこに黒幕元交際相手
女性陸上自衛官・織見奈々として同行させる。
だが、
精鋭揃いの警察官たちは何ものかの襲撃により、次々と姿を消していく
そこには
ギリシャ神話に摸された想像を絶する「テュポーン」が潜んでいた。
バイオホラー、ミリタリー、アクション、モンスタに始まり、
ギリシャ神話に
シェイクスピアまで、あらゆる要素を備えた、
圧倒的スケールエンタテインメント巨編は、
生物化学兵器を通じた自然界からの強烈警鐘と思えば、
人間があっさりと消えて行く描写にも
恐怖を通り越した、自然界への感謝を改めて感じるもの。
この
サイファイとは、大衆娯楽サイエンスフィクションであり、
同作も、
圧倒的な臨場感有り得ないスケール
描かれた
黙示録ホラーアクションと言われているが、
そういう縛りや先入観を一切持たずに読んでみても、
2段組650頁も、瞬く間に読破できるほど、
臨場感タップリの独創的な仕上がりになっている。

富山県富山市出身で、群馬県太田市にある関東学園大学経済学部を卒業し、
一時は東京にも居住していた模様で、00年代は富山に舞い戻るも、
現在は何処で何をしながら作家活動をしているのか
正体不明な梅原は、「石」主導で限定された友人知人とのみ交流し、
それ以外の人物とは、
打ち解けられぬため、
支援者なければ生きづらい面あり。
「石+調」は、
自尊心はことさら強いが、地位名誉には縁なし
女性的感覚が濃く臆病者でもある。
「石+貫」は、
周囲には馴染めない変わり者。
「石+司」は、限定された仲間とつるみ、
ずっと大器晩成である。
「鉄+石+酉月」は、
おだてに弱く
「子」年生まれ「鉄子」は
王道を行くべきであろう。
伴星は「司」で、
家庭一丸となって、
洩星は「石」で、共同で始まり、
導星は「司」で、
自分の意志で終わる。
家族の支えがありながらマイペースに違いない。

宿命の特長は、仲秋午後六時頃の、暗渠の上に建てられたビルで、
中庭申しわけ程度の庭園を配置した風景。
配偶者成分である月干「草」をライバルと奪い合う構図
まさに、
最後のシーンで男達がシンメンモク(自衛隊内で真面目を指す)になり、
主人公に愛のウエルダン光線を照射するに代表される。
とはいえ一体化すれば、「草」は「宝」になり
干合金性天干一気になってしまうので、
男女間で仲良くなろうと友達的なもの。
自身の
総エネルギー122点と存外身軽だが
木性僅か9点なので、薄倖の印象
年干支と日干支の同一は、
表裏なしというより、
表のことを裏でやったりその逆もある。
なので、
顔をさらしてはいけない隊員が、内規に違反しながらも、
主人公の信頼を得ようとする冒険的な試みも理解できる。
惚れた主人公に格好良いところをみせようと
正体を明かしてしまうようなサービスもあり。
目下や進み行く方向を、自身や周囲の影響で、変質していかねばならないので、
振りまわされる妻はたまったもんではないし
根っこもないので、短命になりやすい
木性脆弱は、慈悲の心に欠けるため、簡単に自衛隊員警察官殉死する。
火性ゼロ(DNA車/牽なし)の野人は、役立たずの武器であり、
魔物の前には無力で、土性ゼロ(DNA龍/玉なし)は、地頭は良くないが、
取材を丹念にすれば無限大の創造力で、圧倒的なスケールの世界を披露する。
また、
土性は大地でもあるので、それこそ金性を武装車両とすれば、
安定走行できない地盤で、苦労する。
年干支と日干支の「鉄子」は、
スタイル重視で格好つけたがりやで、
最新鋭の武器も使えなかったり
かえって
旧型のほうが、イザという時に威力を発揮したりと、
苦労が絶えないものだが、それでも自分可愛いナルシストのためには、
自衛隊員や警察の特殊部隊も、
任務を全うしようとする。
積極的に生きられぬのは、命令されぬと動けない
自衛隊の宿命みたいなもの
で、取り越し苦労が大きい
窮地に陥って思い切った冒険を出来た者だけが助かる
月干支の「草酉」は、
盆栽の花のように完成しているが、
成長もなければ退化もない安定の旧式装備
一本気な性格で完璧を実現したいクチ。
干支番号構成は、37-22の西方と南方を結ぶ一直線で、
今回の舞台も限定されて区域であり、そのほうが存分に力を発揮可能。

後天運は、初旬「10歳陽戌」が、DNA「」で危うい行動力。
ありえない火性の稼働が遅い10歳運なので、
小学校になれてきた頃から、
獰猛な野人一気に行動力がでた模様も、
体質は虚弱であったろうから、それなりか。
ただし、その甲斐あって、
故郷から一度出られたわけだ。
とはいえ変剋律付なので、行動することへの葛藤により
才能は磨かれた模様。
2旬「20歳灯亥」は、
ありえない火性のDNA「」。
一応は
何らかの会社勤めをしたはずも、
変剋律付で、
役割発揮をするのも苦痛ながら、
それはそれで学んだものもあったろう。
3旬「30歳山子」は、DNA「
」のありえない発想
変剋律付なので、
産みだす努力も苦痛ながら、
金性天干一気強化の納音年(90年/鉄午)にはデビューし、
ありえない守護神火性の96年(陽子)には、
日本推理作家協会賞長編部門を受賞に至り、
その存在を業界に知らしめたことになる。
4旬「40歳畑丑」は、DNA「
」の支合。
変剋律からは抜けても、
ありえない土性の支合で、
00年(鉄辰)の
大半会天冲殺年あたりには、論争も仕掛けている。
なお、この時点で
富山に戻ったとの情報もあり。
現在の5旬「50歳鉄寅」は、DNA「
」の金性天干一気強化
相変わらず寡作ながら、進み行く方向の変化
自分より
若い人の刺激を受けながら独特の世界観を深めて行く。
この後は6旬「60歳宝卯」は、同じく
金性天干一気強化とはいえ、
主導DNA「
」の自己確立政治的仕掛けが色濃くでて、存外和合をして、
この人なりの和合性がでてくる模様。
それをせねば、
屈辱や妥協も経験せねばならぬので、
賢き人ならば、そうするはずである。
7旬「70歳海辰」は、DNA「
」の10年運天冲殺半会。
豊かな発信力の強化で、突如やってくる大ブーム
本人がその気になりすぎて、感謝や奉仕がないと一過性だが、
加速モードで、とてつもなく売れるのは間違いない。
8旬「80歳雨巳」は、DNA「
調」の反抗的10年運天冲殺で、
こんなに自分が売れる訳がないと気づいた時に終わったり、
調子に乗って、あまりにも独創的な試みをしても
晩年だけに大きく崩れる可能性あり。

なお、この生年月日は、ロンドン出身で、
ノッティグヒルの恋人
ブリジット・ジーンズの日記など
多数のロマンティック・コメディ映画に主演した
パニック障害と診断されたこともある
ヒューグラントと同一である。梅原先生なかなか面白い

さて「仕事とは実力以上のレベルを要求されるものが
やってくることが多いのだ
」だが、登場する統合情報部長は、小林一佐
俳句を詠まないほうである。
そして統括するのは、
日本国初の女性首相という設定。
憲法が改正されて、また動乱期を迎えたような
近未来の日本という設定にはあっている。
そして、解決の糸口となるのは、シェーグレン症候群。
眼は火性の領域だから、
火性ゼロ(DNA車/牽なし)の梅原の考えそうなこと
激痛光線兵器なんていう酷いものまで創り出している(笑)。
また核となるのが
生態系に関わる植物の遺伝情報によるものなので
木性がわずか09点という相当脆弱な構成としても、
それを活かしきっているし、
女性は梅原にとってか弱き存在で、
それを象徴するように、
高身長ながら絶世の美女というのも、
作り事とはいえ、的を射ている
そして、なにより
時代整合性薄れている金性天干一気が、
武器が登場する話を書き
敵に手の内のカードを見せないようにしている。
だが、必要な時にはカードをきる
」も、中身は案外なので笑える。
天と地の間には、おまえの哲学では
思いも寄らない出来事がまだまだあるぞ
」であり、
洗脳ではないコピーペーストの登場といえ、
実際は有り得ない話でも、
それらしく見せる梅原は、
自分の宿命を賢く楽しんでおり
怪獣の映画やテレビドラマが流行る我が国を存分に弄ぶ
臆病者は本当に死ぬまでに幾度も死ぬが、
勇者は一度しか死を経験しない
」は、梅原らしい明言。
これから、
本気をだすつもりなんだね☆
梅原克文60-0909
草鉄灯
子酉子※+10
貫司調石調(石主導)
木性(09)火性(00)土性(00)金性(61)水性(52)/総合122
辰巳天冲殺/天冲殺(70歳海辰/80歳雨巳)
変剋律(10歳陽戌/20歳灯亥/30歳山子)
干合金性天干一気/年干支VS日干支律音
木性脆弱/火性ゼロ(野人)/土性ゼロ/金性過多
+10歳陽戌/20歳灯亥/30歳山子/40歳畑丑/50歳鉄寅/60歳宝卯/70歳海辰/80歳雨巳〜
07(鉄)●BE
 
■2018年05月29日(火)宝酉
小山田浩子にある毒の名残り
小山田浩子//庭○BE
○10年(鉄寅)のDNA「」の三合会局年に、
「工で第42回新潮新人賞を受賞。
13年(雨巳)の、DNA「玉」の
条件なし天冲殺の夢の中で、
同作が、第30回
織田作之助賞を受賞、第4回広島本大賞(小説部門)を受賞。
その流れの最後の最後に(01月/雨丑月の雨重なり)、
で第150回芥川龍之介賞を受賞。
14年(木午)のDNA「貫」の人生の折返し地点ともいえる律音年に、
第30回
県民文化奨励賞(第30回記念特別賞)を受賞している
小山田浩子(83-1102/木午)が、03月30日(宝酉)のDNA「牽」日に、
「工以来となる、第三短編集を上梓した。

同作は「妊娠中に書いた13年の『うらぎゅう』から、
そのときの娘が4歳になる今年01月の『家グモ』まで」、
全15編を時系列順に編んだ初の短編集。
小山田はクモや蟻、犬や苔に彼岸花といった
一見身近な動植物の生態に目を凝らし、
そしてそのまま視線を隣に移すと、
人間たちは噂や迷信を信じたり
子供を産む産まない分別してみたりしていた。
暮らしのなかにある皮肉だったり、不条理な世界
自然賛美ではない、そこはかとない
虚脱感暗さを滲ます
人間たちの日常を切り取っている。
ここでは小山田の
屈折ぶりあらわにしていきたい

広島県広島市佐伯区生まれ。広島大学文学部日本文学語学講座を卒業。
以後も
ずっと広島市在住で、広島東洋カープファンという、
あまりにもそのまんまな小山田は、DNA「」主導で、
強い自己主張があり、自分が中心である自覚
感謝や奉仕という気持ちがないわけではないが、
自分の存在をなんとか認めさせたいという思いが強く、
そのために小説を書いているとしても過言ではない。
一筋縄ではいかない剛気さあり。
「禄+龍」は、
視野の広くない徹底した自分目線
「龍」×2もあり、
頑固庶民的放浪癖あり。
「禄+調」は、
発想が偏りすぎて組織人には向かず
才能は(守護神にもなる)この「調」だが、
熱く偏りすぎると、焦げてしまいかねず
少女趣味というより、何にでも反発したいハグレ者の思考。
「禄+玉」は、
落ち着いた計算のもとに家庭を考える。
「木+禄+戌月」は、
子供じみた発想引力本能
「亥」年生まれ「木午」は、
受け身の発想。
伴星は「禄」で、
つかみどころのない人生。作家としても。
洩星は「調」で、
始めは決別。あるいは孤独になる。
導星は「禄」で、
他人が終了する。

宿命の特長は、晩秋午後八時頃雨降りしきる海沿いの樹木
様々な
創造力や情報や知恵の集積はあろうと、水気が多いので根腐れ寸前
総エネルギー202点中水性69点では、流されきってしまえば、
新天地で活用もあるが、陰陽の水性に浸されるのは、
頭でっかちになりやすく
なかなか交通整理が出来ずに成長なし
行替えが殆どない、あえて読みづらさを主張するのは、
読者を
疲労させ、混沌とした環境有無を言わさず慣れさせるため(笑)。
守護神は才能にもなる火性の灯火で、
DNA「調」の
であるが、存在してくれることは喜ばしいが、
犠牲を強いている部分もあり。
自身の木性は僅か34点で、場合によっては
水に浮かぶ筏
係留されているボートにもなるが、
寡作なのは、あまりに創造力(DNA龍)を発揮すると、
母親としての部分(DNA玉)が薄まるからだろう。
また、日干「木」から月支「戌」を見れば、
羅状で「木戌」の
日座冲殺隠し持っており
異性のクビを真綿で絞める傾向があり、
配偶者の座に座るものは、宿命以上に身弱になったり、
後天的に何らかに挫折や事故夭逝を避けられない
年干支の「雨亥」は、
自分のテリトリーに周囲を引き込む
人目の付かないところで活動し、頑固だが、
小心者。
月干支の「海戌」は、
粗野な部分がありデリケートさに欠けるが、
伝統的なしきたりに縛られる家に生まれやすい。
また、それを飛び超えて生きていこうとする
挑戦者でもある。
そして日干支の「木午」は、積極的になりづらい、
苛立ちを常に抱えている。
心優しい反面、
内側に犠牲者をだす傾向だ。
干支番号構成は60-59-31で、隣組の北方二点と西方を結ぶ
極めて鋭角的な限定された領域。なので、広島から出づらかったのだ。

後天運は、初旬「2歳雨亥」はDNA「」の旧い土地に根を下ろす
樹木だけに、ごく自然のなりゆき。
また、年干支「雨亥」と律音のため、
成功運型
仕事をすれば、成功する可能性大。
」の意味は、静かな図書館みたいなものだから、
一人で
本ばかりを読んでいたという回想には納得がいく。
2旬「12歳木子」はDNA「
」の変則方三位の納音。
考えていることに変化はないのに、
現実のみ崩壊
余計なものがとれて、広島大学に入学。
3旬「22歳草丑」は、DNA「
」の屈辱と妥協
社会にでる時期が05年(草酉)の、
妥協重なりだったので、
望むような就職が出来ず気持ちは
萎えた時期。
編集プロダクションに入りながらも、自分の考えと相容れず飛び出し
行き当たりばったり眼鏡店に転職。
しかし、そこも
衣装が自前なのが気に入らず
ついには派遣会社に登録し、自動車工場の下請けで働く。
その後
結婚(最悪な環境の編プロで出会った夫と結婚は後に解説)
妊娠をきっかけに、別の編集関係のパートも辞すも、
この
苦難な体験が下敷きになった感性を吐きだし芥川賞受賞という僥倖
現在の4旬「32歳陽寅」は、年支「亥」の支合に加え、
月支「戌」と日支「午」のからむDNA「
」の三合会局で、
人生最強の時期で、出来ればここで結婚すべきだった。
何をしても、今の次元で上がりきりで、
我が世の春を堪能する。
5旬「42歳灯卯」は、DNA「
調」の守護神。
年支「亥」と支合、月支「戌」とも支合し堅調だが、
忌み神月干「海」と干合すれば、進み行く方向性の変化。
目下なり子供の変化を契機に、10年運の火性は木性に様変わり、
変化の度合い、密着度により、
火性の恩恵は減少する。
このとき、月干支は「木戌」になるため、
これまでの羅状の「木戌」的要素が倍加して、
配偶者を縛るようになったり、配偶者の弱体化は回避できない。
6旬「山辰」はDNA「
」の主導DNA10年運天冲殺
忌み神年干「雨」が「灯」になれば、仕事は一瞬の救いもあるだろうが、
干合年干「灯」と月干「海」が二次干合すれば
年干は「草」に月干は「木」となり、
日干の「木」をふくめて
木性の天干一気が成立するため、
目上を何らかの形で取り込むなどした結果、金銭物質運は極端に上がり、
使い切れないほどの財力が備わったり
またその逆に、
大きな負債を抱えることになるが、
その時点で文筆業に従事しているかは別の問題である。
自己確立の「禄」は、
感謝であり奉仕なのだが、
強欲になれば厳しい境遇に追い込まれることもあろう。
7旬「62歳畑巳」は、DNA「
」の晩年の干合10年運天冲殺
年干支「雨亥」の天剋地冲があるので、
容易く前進できるとは限らないが、陰の引力本能強化で、
強権発動をしてまでも、金銭物質を集めようとするが、
これも
根底に感謝の気持ちがなければ
自身の「木」が「山」になり、この干合日干「山」は年干「雨」と
更に干合し年干が「灯」になれば、
さらに月干「海」は「木」に、干合年干「灯」は「草」になり、
これに元の日干「木」を入れて変則干合木性天干一気にもなるので、
商売熱心なあまり、様々な変化を繰り返し、周囲を取り込んでいったり、
目上を無力化させる、相当くたびれる時期。
8旬「72歳鉄午」は、DNA「
」の刑。
10年運天冲殺を無理をしながらも抜けたとしても
金性に斬り倒されさすがに終わりを迎える。

さて、小山田は08年(山子)の愛という形を結婚という姿に
自分の意志で逆転させてしまうDNA「
」の天剋地冲年で、
年干「雨」が干合され「灯」になり、月干「海」と二次干合したのち、
年干が「草」月干と日干が「木」になる
干合木性天干一気年という目上を取り込む時期に、
最初の就職先の上司である夫と結婚している。
繰り返すが「22歳草丑」は、
屈辱と妥協の害毒で、
暗くて過ちを起こしやすい裏切りの時なので、
との相性は、そこまで明るいものではないと想定できる。
夫もそこは承知で、
小説を書くことを勧めたのに違いない。
だからだろう。出産はDNA「
」の母になる年とはいえ、
未だ害毒の中の13年(雨巳)の
条件なし天冲殺の夢の中で、
誕生した娘は制御不能で、いずれ反発しあいかねない。
では、
害の中芥川賞はとれるものなのか。
もちろんだ。受賞したのも、同じくこの天冲殺の最後の最後。
「雨」年の「雨」月の毒重なりの「丑」月だったので、
受賞の瞬間も、誕生した子供は泣くばかりで散々。
でも、
天冲殺でその毒が思いっきり目立ったと考えれば、
何ら不思議ではない。ただ、その後をみてほしい。
いくら
子を持つ母親とはいえあまりにも寡作
夢と毒の中で作家デビューしたツケは大きいというか、
10年運の毒の中で結婚と出産までしてしまった
陰の部分文章に滲み出たから、
自然界から試されるように、とんでもない僥倖を得たのだ。
ただ、これには絶大なる感謝と奉仕をせねば、
毒を抜けてしまえば、かえって毒が回り
夢の出産が精神的に負担になってくるのだ。

これには、はみ出し運なのだから、最低でも大学からは県外にでて、
就職も県外にして苦労すれば、ある程度消化にはなるが、
また、意にそぐわないことがあろうと、
最初に就職した会社を辞せず
私的関わりをもたないことが大切。
にもかかわらず、
小山田は全部悪い方に転がることに
ことごとく手を染め苦痛を感じたものを文章に載せることが出来、
その結果が作家としてデビューしたのだから、
いずれ、その
毒や夢での関わりが一廻りしたところで、
どんなに遅くても、何らかの
決断を迫られる
もちろん、それが早まることはあるだろうが、
夫や子の生年月日が不明なため、断言できない。
なお、
私的面と公的面の両方が上がることはないので、
小山田の日干「木」から月支「戌」を羅状でみた時に、
日座冲殺的ムードで
さげ●●の「木戌」があるので、
小山田が
公的世界を優先したまでで、
中途半端に両方を上手くまとめようとすれば、
いくら守護神10年運廻りでも、
広島限定ローカル作家で終わるのではもったいないか。
そのあたりは、多くの作品に漂うそこはかとなく「
男は稚拙」という作家の眼。
最後の最後の「蜘蛛」で
逆襲されるとはいえ、
これが
行替えしない作家の持ち味で、
しかし苦難を、
作家だから乗り切れたとしても、
売り物が暗い毒の遺産なのだから、精神衛生上は良くないのは事実だ☆
小山田浩子83-1102
海雨灯
午戌亥+2
玉龍調禄龍(禄主導)
木性(34)火性(40)土性(38)金性(21)水性(69)/総合202
辰巳天冲殺/天冲殺(52歳山辰/62歳畑巳)
初旬条件あり(年干支と律音)/変則方三位納音(12歳木子)
害(22歳草丑)/三合会局(32歳陽寅)
干合木性天干一気主導DNA(52歳山辰)/変則干合木性天干一気(62歳畑巳)
金性脆弱/水性過多
+2歳雨亥/12歳木子/22歳草丑/32歳陽寅/42歳灯卯/52歳山辰/62歳畑巳/72歳鉄午〜
01(木)BE●
 
 
移 動 祝 祭 日● 2 0 1 8 年/ 山 戌
18年01月分 18年02月分 18年03月分 18年04月分 18年05月分 18年06月分
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コラム総合目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜)
さ く い ん
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