★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 1 8 年(山戌)●10月 海戌 // 移 動 祝 祭 日 |
■10月分一覧 (2018年●目次) |
古谷田奈月●無限の玄/風下の朱に滲む浮遊する造花の悲壮(2018_1001) |
詩歩●死ぬまでに行きたい!世界の絶景 新日本編の裏側(2018_1003) |
浅野いにおと鳥飼茜の褒められない無茶な再婚●2018_1004 |
木内昇●火影(ほかげ)に咲くに冷却装置なし(2018_1005) |
犬山紙子●アドバイスかと思ったら呪いだったの野蛮(2018_1006) |
如月かずさ●給食アンサンブルの優しい毒(2018_1007) |
尾崎英子●くらげホテルから生還と犠牲(2018_1008) |
あたそ●女を忘れるといいぞって本当なの?(2018_1010) |
九把刀●あの頃、君を追いかけたの青春は終わらない秋(2018_1011) |
三木聡●音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018_1013) |
岡田育●天国飯と地獄耳でも育たぬ熱気と強情(2018_1015) |
古川耕●この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議(2018_1016) |
飴村行●粘膜探偵の悍ましい野心を明るくせよ(2018_1018) |
マテウシュ・ウルバノヴィチ●東京店構えにある懸念(2018_1019) |
相川英輔●雲を離れた月は猟奇的な酷い矛盾(2018_1020) |
箕輪厚介●死ぬこと以外かすり傷と野蛮の証明(2018_1021) |
松山剛●聞こえない君の歌声を、ぼくだけが知っている。の清い愛(2018_1023) |
宮崎智之●モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだの不健康(2018_1024) |
吉田潮●産まないことは「逃げ」ですか?の大疑問(2018_1026) |
水原涼●蹴爪はなく潤いなくどこか埃っぽい(2018_1029) |
蝉川夏哉●異世界居酒屋「のぶ」五杯目もオイシイ(2018_1030) |
■2018年10月01日(月)陽寅 |
古谷田奈月○無限の玄/風下の朱に滲む浮遊する造花の悲壮 |
○年支と月支の「酉」が半会して世界が拡がった ありえない水性の13年(雨巳)のDNA「龍」年の、 08月02日(鉄子)のDNA「牽」の天冲殺日に、 「今年の贈り物」で第25回日本ファンタジーノベル大賞を受賞、 同作を「星の民のクリスマス」と改題しデビュー。 「酉」重なりになった17年(灯酉)のDNA「鳳」の対冲年の12月19日(鉄辰)の DNA「牽」の干合支害日に、第34回織田作之助賞を受賞。 ありえない土性の今年(18年/山戌)の 05月16日(山申)のDNA「司」の「山」重なり日には、 「無限の玄」で第31回三島由紀夫賞を受賞、 「風下の朱」で第159回芥川龍之介賞候補、 07月22日(草卯)のDNA「貫」の律音日には、 「望むのは」で第17回センス・オブ・ジェンダー賞大賞を受賞した 古谷田奈月(81-1005/草卯※)の『無限の玄/風下の朱』が、 07月20日(雨丑)のDNA「龍」のありえない水性の天冲殺日に上梓された。 本書は男たち/女たちと対になる二篇を収録している。 死んでは蘇る父に戸惑う男たち。 男しか登場しない「無限の玄」は、 17年(灯酉)の「早稲田文学増刊 女性号」に掲載されたもので、 どこに居ても六月には必ず帰る自宅である 群馬県利根郡みなかみ町月夜野が舞台。 祖父がつくった「百弦」というカントリーミュージック系の ブルーグラスバンドのツアーを組んで 一年中全国を渡り歩く一家の家長である父親は、 30代の兄に20代の弟と伯父と従弟より5日早く戻り、 彼らが帰還した時には2日前に自然死した状態で発見され、 警察の遺体安置所につれていかれるが、 翌朝になれば、縁側にその姿をあらわしていた。 夜になれば亡くなるという繰り返し。 バンジョー、マンドリン、ハワイアンスティールギター、ベースに フィドルと呼ばれるバイオリンのような楽器で奏でられる 女性が介在しない男達だけの物語。 兄に言わせると父親は自殺するほど感傷的にはなれず、 アレルギー体質だったという。 「センチメンタリズム、ロマンティシズム、それからノスタルジー!」 父親の死に安堵することなく漠然とした違和感を感じるが、 幼い時からの回想と、楽器との出会い。母親のいない世界の肯定と疑問。 いつもやってくる刑事は二人組ではなく一人。 何もかも欺瞞に満ちているが、それが少しも不自然さを感じさせない。 一週間、朝になれば縁側に姿を現し、たいてい夜の7時から8時頃になると、 家のどこかで亡くなることの繰り返し。せつないけれど、なつかしい未練。 そんな音楽が似合う不可思議で素っ気ない物語。 最後は泥の中から赤児が産まれ、おそらく父は消えて行ったのだろう。 男達の根底に根づく女性嫌悪を、乾いた空気が支配する。 魂の健康を賭けて野球する女たち。こちらは女しか登場しない、 大学で野球部設立を目指す先輩に戸惑う新入生の苦悩。 今年(18年/山戌)の「早稲田文学」の夏号に掲載された 「風下の朱」は群馬県内の女子大学が舞台。 先輩は、伊勢崎・高崎・前橋の出身、主人公も伊勢崎出身で両毛線つながり。 みんな地元子、風の女たちで、 赤城山から吹き下ろす空っ風に子供の頃からさらされてきた 主人公は「あなたって健康そう」と声をかけられ、 中学から六年間のソフトボール歴(一番セカンド)を封印していたのに、 勧誘をうけ、三人しかいない野球部員になし崩しにされていく。 二番ファースト、三番サード、そして部長は四番キャッチャー。 華奢の身体からは想像つかず八番ライトの間違いではないかと 感じる主人公だが、始めはレジャーシートにお弁当やお菓子をひろげ 上級生特有の見世物じみたやりとり、 まるで家にいるようなふんわりとした威圧感に引き込まれ、 かつて休日返上の練習、休暇返上の合宿を忘れ心地よさを覚えるが やがて大学内の強豪ソフトボール部との確執に巻き込まれ汗と涙と叱咤激励。 少女時代を象徴した時間が思いだされるようになる。 ソフトボール部の遥か先の繁みの向こうにある空き地という野球場。 そこで繰りひろげられる、女子だけのしがらみ。 「健康」ということに強い執念を持っていて、 「病」を持っていない「健康」な女たちだけを 野球部に終結させる計画はなしえるのか。 青春小説の爽やかさを漂わせつつ、「魂の健康」をめぐる部員同士の対立や、 女性であるがゆえの葛藤。非現実的、あるいは不可解。 そして、その理由も解決も見受けられない展開なのに、 そこには熱い土と草も香りがという現実感あり。 著者自身、ソフトボール経験者でポジションは捕手。 「全て自分のこと(経験)で書いたシンプルな作品です」だそうだが、 ならばいくつか挿入される母親のエピソードもそうなのか。 娘は誰でも母親の油断と敗北から生まれる。 血が出る前の三日間、血の出る間の五日間。 八日間も女子は苦しむことに疑問を感じる。だから健康でなければならない。 「上下関係とかチームプレーなんて子供っぽくない?」 「あなたのすべての戦いが、実り多きものになるよう祈るわ」 清新にして獰猛な赤と黒の物語がスパークするというよりは、 長閑さとは無縁の男の世界と女の世界の決定的な差をつきつける。 これこそ、古谷田からの今年の贈り物だ。 千葉県我孫子市新木出身。二松学舎大学文学部国文学科を卒業の 古谷田は「車」主導で、犠牲的本質で動き素早くスポーツに向く。 単独行動をいとわず、危険人物にもなる。 「車+車」は、集団行動不得手な頑固者。 体制や組織には迎合できず、いわゆる常識的な発想に興味なし。 「車」×4もあり、常に闘争、常に執筆と没頭している。 「車+貫」は、どちらかと言うと短気で一本気。 「車+鳳」は、意外とミーハーな息抜きもあり。 才能は、この「鳳」で冷静沈着な観察力。 バランス感覚で周囲を判断しようとするが、苦悩にもなる。 「草+車+酉月」は、気忙しく土壇場で開き直るような大逆転人生。 他者とも自分とも衝突ばかりする傾向。 「酉」年生まれ「草卯」は、モメごとに強くなる。 生き方を表す伴星は「調」で、反攻的で感性鋭い奇異な人生。 物事の始めの洩星は「貫」で、単独行動、孤軍奮闘。 締めにあたる導星は「鳳」で、精神世界に行き着く。 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の特殊な金属の台座に飾られ 強い光当てられた、人工的かつ孤高な花(造花ともいう)。 総エネルギー117点と、強気でならす子丑天冲殺にしては身弱で、 スポーツをするには身が軽い利点があるが、重厚ではない。 土性ゼロ(DNA禄/司なし)の、根無し草。 何処にも所属したくはない気持ちが強く、 ごく一般的な家庭的な味わいや、地道に生きることはなく、 そのわりには金性過多で69点もあるので、稼働力があれば目的遂行のために、 アルバイトで糊口を凌ぐだろうし、単純に身体を動かすのは嫌いではないので、 スポーツの道に興味はもつのだろうが、 協調性和合性は持ち合わせていないので、持続力なし。 水性ゼロ(DNA龍/玉なし)は、親縁なく独立独歩。 お仕着せの勉学心なしで、創造力も欠如しているが、 自分を追い込むことにより無限大の救いの文章を編む。 原則は親縁亡く成長皆無だが、反動で果てしない創造力を得たが、 そうはいっても学校の勉強は得手ではない。 ある意味空中に浮遊する妙な花。サボテンみたいなものである。 魔法の絨毯にでも、乗っているに違いない。 年干支の「宝酉」は、学究肌で、コツコツ努力を積み重ねる。 世渡りが下手で融通は効かず、派手さもない。 ある意味毒にも薬にもならないようなことに手を染める。 月干支の「灯酉」は、怖い物知らずの度胸の良さ。 無鉄砲で他人のやらぬような事に挑戦する勇気あり。 単純でわかりやすい性癖は、浪花節的な側面もあり。 そして日干支の「草卯」は、努力家タイプも鈍さあり。 気が強く、女性は男性を軽く見る傾向。 それなりの土台作りをしてから勝負にでる。 干支番号構成は、58-34-52と北方と西方を結ぶ狭い領域。 あちこち動く展開には向かない。 後天運は、初旬「1歳山戌」が、DNA「司」。 宿命には存在しない土性で、堅実。 年支と月支の害は不安定で日支は支合になるが、 異常干支三連続の変剋律スタートにもなり、 堅実な生活を強いられる反動で、才能は磨かれる。 2旬「11歳畑亥」はDNA「禄」の同様に宿命にない土性の半会で、 引力本能発揮も陰気なものを引き寄せかねないもので、 05年(草酉)の「酉」重なりの納音年は不登校になっているが、 これなど、有り得ない方向の親に問題があったと判断する。 3旬「21歳鉄子」が、DNA「牽」の変剋律の最終にして10年運天冲殺。 大学を卒業したり、アルバイトをするなどして過ごすが、 名誉・栄誉には程遠い不遇の時代。 現在の4旬「31歳宝丑」は、苦悩せねばならない 変剋律からは解き放たれ、主導DNA「車」の自己確立10年運天冲殺。 年干支「宝酉」は大半会で、仕事世界が大きく拡がり 月支「酉」も半会で、自信満々ともなり、一気に作家デビューとなった。 なおデビューはありえない水性年で、 大きく動いた今年はありえない土性年と流れは向いている。 今後は5旬「41歳海寅」が、守護神月干「灯」が干合され 進み行く方向性の変化で、ありえない水性のDNA「玉」は、 旧いもの伝承伝統的なものへの執着。 6旬「51歳雨卯」はDNA「龍」のありえない水性で、 年支「酉」の対冲と月干支「灯酉」の天剋地冲で、 存在することへの強い負荷がかかりそうだが、 新たな世界へ行ってしまうなり、とてつもない気分転換的方向変換を行う。 7旬「61歳木辰」は、DNA「石」の害。 政治的な動きをすれば結果は支持を得られず。 なにをしても屈辱や妥協を受けかねない時期で、体制との確執。 8旬「71歳草巳」は、DNA「貫」でさすがの晩年で頑固な年寄りだ。 古谷田は「創作のきっかけは作品ごとに違うのですが、 根底には、一般的なものの見方に対する違和感があります。 あとは、そこから来る怒り。」と主導DNA「車」らしく 闘う姿勢は崩さない子丑天冲殺らしい。 また「ネガティブな感情は私にとって一番の宝です。 自分を知る手立てになるし、人生をより良くするチャンスをくれるので」と、 土性も水性もない偏った宿命を活かして周りに迎合せずに体を張って、 自分なりの生き方を貫き通そうとする姿勢は強く感じさせてくれる。 「私は昔から、受験とか就職とかいろいろなことのシステムや手続きが よくわからなくて、割と早い段階でその手の人生を諦めちゃったんです。 小学校のときに、将来のライフプランを書きだす授業があったんですが、 学校を卒業した後の未来が一切想像できなかったんですよね。 皆が自然にわかる道理が自分には全く分からない。 そういうことが怖くて、あまり学校には行きませんでした」と 言い訳をしているが、そういう環境であったのも事実なのだろう。 「また小説を書いて生きていく、ということだけは子供のときから 自然とわかっていました。そこに行き着くまでの道筋は 例によってあまり考えていなかったのですが・・・。 デビューまでの、読む人もいないのに真剣に、 正直に書いていた気持ちを、ずっと忘れずにいたいと思っています」は、 孤軍奮闘できる「車」主導らしく、なかなか真似ができない。 あとは子丑天冲殺がいつまでも故郷に留まっていては 運気が稼働しないので、ぜひとも我孫子からの脱出はお願いしたい。 さて、13年(雨巳)の鮮烈なデビューは、ありえない水性年らしく、 雪の中の話で、おおいに読者を泣かせてくれたが、 勢いがでた今年はありえない土性年らしく、どこか土埃のする作品で、 土の中から生命体を誕生させたりもした。 とはいえ、07月18日(宝亥)の主導DNA半会日には、 第159回芥川賞にノミネートされながら逃してしまった。 そこは選考委員の目が腐っていたことにしておきたい。 文壇の汚点となりかねないのではないか☆ |
■2018年10月03日(水)山辰 |
詩歩○死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 新日本編の裏側 |
○新卒研修で制作したFacebookページの 「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」(12-0414/草巳)が、 1年で45万を超える「いいね!」を獲得して話題になり、 在職中に同名の著書を出版した詩歩(90-0107/海申)。 14年(木午)03月(灯卯)に勤務先を退職し、フリーランスになって、 書籍シリーズは累計60万部を超えた 『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景』のシリーズ第五弾(新日本編)が、 干合年だった昨年(17年/灯酉)の09月07日(灯酉)重なりに 出版されているのでのぞいてみた。 本書は「amazon総合ランキング1位」や 「オリコン写真集ランキング2014年上半期1位」を獲得し、 旅行書、写真集としては異例の ベストセラーとなった書籍のシリーズ第五弾で、 全国47都道府県の絶景を厳選。 ●第二弾「日本編」の続編として、情報網を駆使して再リサーチ! 全国47都道府県から、新しく60ヶ所を厳選した。 あなたの身近にも、まだ知らない絶景がきっと隠れているはず。 ●予算や季節など実用的なガイド付き 写真集としてはもちろん、 ガイド情報もついているので実用書としての利用も。 公共交通機関/車での行き方や旅の予算、 ベストシーズンカレンダーなどがついている。 ●実際に訪れた人のコメントも 著者だけでなく、写真を撮ったカメラマンなど、 実際にその絶景を見た人からのおすすめコメントを掲載。 一部絶景では、絶景をより美しく撮影するためのコツも紹介。 ●滋賀県在住のプロフォトグラファー別所隆弘との対談も収録 著者の詩歩が、プロフォトグラファーとして 活躍する別所を訪ねて滋賀県へ! 滋賀の絶景を周りながら「写真から絶景が生まれる瞬間」を テーマに対談まで行っている。 なお、取りあげたのは以下で 「彩香の里のラベンダー畑」北海道、 「小湊鐵道と菜の花」千葉県、「弘前公園の花筏」青森県、 「小豆島のエンジェルロード」香川県、 「備瀬のフクギ並木」沖縄県、「小島神社」長崎県、 「未来心の丘」広島県、「仙人の棚田」宮崎県、 「大魚神社の海中鳥居」佐賀県、 「日和山海岸の後ヶ島」兵庫県、「雲昌寺のあじさい」秋田県、 「早川渕彼岸花の里」群馬県、 「いなべ市農業公園の梅林公園」三重県、「水島」福井県、 「ユーシン渓谷」神奈川県、濃溝の滝「千葉県」 「壇鏡の滝」島根県、「妙青寺寺堤の藤と鯉」山口県、 「モネの池」岐阜県、「野大花火大会」三重県、 「くじゅう花公園」大分県、「舞洲ゆり園」大阪府、 「寸又峡の夢の吊橋」静岡県、「伊良部大橋」沖縄県、 「清瀬ひまわりフェスティバル」東京都、 「吉野川のシラスウナギ漁」徳島県「銀水洞」鹿児島県、 「長岡まつり」大花火大会 新潟県、 「祖父江のイチョウ」愛知県、「いろは坂の紅葉」栃木県、 「那谷寺」石川県、「篠栗九大の森」福岡県、 瑠璃光院」京都府、「郡上八幡城」 岐阜県、 「寝覚の床」長野県、「下灘駅」愛媛県、「多景島」滋賀県、 「美星町の星空」 岡山県、「石切山脈」茨城県、 「木谷沢渓流」鳥取県、「にこ淵」高知県、 「SORAterrace(ソラテラス)」長野県、 「秩父の雲海」 埼玉県、「折爪岳のホタル」岩手県、 「龍王ヶ淵」奈良県、「生石高原のススキ」和歌山県、 「九十九島の夕陽」長崎県、「古閑の滝の氷瀑」熊本県、 「SENDAI光のページェント」宮城県、 「つなん雪まつり」新潟県、「横手のかまくら」秋田県、 「銀山温泉」山形県、「霧ヶ峰の霧氷」長野県、 「JR只見線」福島県、「野付半島の氷平線ウォーク」北海道、 「雪の大谷」富山県、「十勝川河口のジュエリーアイス」北海道、 「伏見稲荷大社」京都府、「新倉山浅間公園の桜」山梨県、 「星峠の棚田」新潟県などが紹介されているが、 良く知られた「伏見稲荷」にしても、 最も神秘的と感じられた奈良県の「龍王ヶ淵」にしても、 人間の五感を刺激する圧倒的な写真力と随所に見られる工夫が勝っている。 静岡県清水市(現静岡市清水区)生まれ。静岡県浜松市育ち。 早稲田大学人間科学部卒業後、インターネット広告会社DACに就職。 起業するために自分の会社(14-0414/草卯)を設立。 現在は東京都目黒区在住ながら、1カ月間のうち、1週間は海外へ行き、 2週間ほど国内、そして残りの1週間は家で過ごす。 旅先からまた別の場所へそのまま行くことがなくて、 必ず家に帰り、パッキングし直してから出かける詩歩は、 DNA「石」主導で、仲間が大切。仲間に大切されるのだが、 特に好き嫌いを見せず、差別をしないので、人当たり良し。 才能も「石」で、誰彼となく助けてもらえるので、人脈形成がほぼ全てで、 そのネットワークで良い旅を可能にしている。 「石+車」は、個人の感情より大義優先で簡単にへこたれない。 「車」×2もあり動きは機敏だが、堅物で譲れない部分もあり。 「石+牽」は、長いものにまかれろ、その土地の風習に従う。 「石+司」は、日常生活は質素堅実である。 「海+石+丑月」は、派手さはなく隠居のような極意。 「巳」年生まれ「海申」は、上がって落ちる。 生き方を表す伴星は「鳳」で、他人から見たら遊び。 物事の始めの洩星は「司」で、努力の積み重ね。 締めにあたる導星は「車」で、無に帰す。 宿命の特長は、晩冬深夜二時頃の一見派手な灯台に照らされた港町に、 打ち寄せる「海」でフットワークはあるものの、 表向きの笑顔はみせかけで、計算されたものが見え隠れする。 総エネルギー256点それなりのパワーだが、 うち土性90点は落ち着くことのないパワフルな行動力。 考える力まとめる力習得本能の金性は70点と程よく 資金となる火性45点がやや心許ないので、躍起になるが、 これは火性の後詰め、木性がゼロ(DNA鳳/調なし)のため、 それこそ無限大の力を使っていかねばならぬので、 喋ったり文章を書いたりすることよりfacebookを最大級活用し、 また写真という力を借りて無限大の伝達本能として補ってきた。 とはいっても、遊びようなものに真剣に取り組んでおり、 それが息がつまるような滑稽さであったり、 真面目にやりすぎて、ゆとりがないように思えてしまう。 年干支の「畑巳」は、物知り顔の長老。 外見は穏やかも内面は気弱さと開き直りが同居。 月干支の「灯丑」は、先祖が成し遂げられなかったような 野望のようなものを実現する為に悠然と努力する。 そして日干支の「海申」は、お気楽で物事を深く考えないが 歳をとると共に本物の知識を吸収する。 直球勝負のストレートな自意識は素直で敵が少ない。 干支番号構成は06-14-09で、東方偏りで思ったほど広い領域でなく濃くなる。 後天運は、初旬「9歳山寅」が、DNA「車」で危険で元気。 日干支「海申」を天剋地冲するため成功運型も、年支「巳」とは害なので、 おいそれと他人に理解されにくい。 9歳運と稼働するのが遅咲きだが、男勝りで活動的で落ち着きなし。 現在の2旬「19歳畑卯」は、DNA「牽」の枠組み作り。 とはいっても、小さな枠組みからはとっくにはずれて、 自己の形を確立して仕事にしてしまうのだから、さすがに身強の「海」。 来年(19年/畑亥)から始まる3旬「29歳鉄辰」は、DNA「龍」の半会。 改良改革の波に後押しされ海外移住でもしそうな勢いだが、 即座にやってしまうと、天冲殺と害がダブルで待ち受ける接運では、 不名誉なじたいにもなりかねず自制を期待したい。 その後は4旬「39歳宝巳」がDNA「玉」の刑と支合。 なんらかのトラブルにより帰国なのか、より旧い街並みを求めていく。 5旬「49歳海午」は、DNA「貫」で方向性の変化。 守護神月干の他力的変化で極端な道へ舵を切るのは、 救いをなくすことになるので推奨出来ない。 6旬「59歳雨未」は、DNA「石」の主導DNAで自己確立。 立場上の大きな変化があり、本質を活かした政治的な動きか。 7旬「69歳木申」は、ありえない木性のDNA「鳳」。 晩年でもあり趣味に生きるか完全に息切れ。 8旬「79歳草酉」は、同じくありえない木性のDNA「調」。 年支「巳」と月支「酉」の三合会局もあり、 慣れない偏りは、津波にでも飲まれそうな勢い。 さて詩歩は、大学では旅行ではなく環境問題に取り組んでいたが、 卒業旅行にでかけたオーストラリアで、走行中の車が横転。 車の天井が割れるほどの大事故になり死にかけて、 ドクターヘリで運ばれ、緊急手術・緊急帰国という出来事があり、 実際死にかけたため、それが「死ぬまでに行きたい!」の原点という。 「人間はいつ死んでしまうか分からない。 じゃあ、後悔のない人生はどんなものだろうとごく自然な流れで考えました。 私の答えは、世界各地の行きたい場所を全部リストアップして、 端からクリアしていくこと。 だからこそ、キレイな写真を並べるだけのFacebookページではなく、 『死ぬまでに行きたい!』というコンセプトが大切でした。」 ということだが、そこらは戌亥天冲殺にしては、DNA構成からいっても、 商売上手が漂ってくるので、話半分としても 旅行代理店と絶景を巡るツアーを企画するなど、 休む暇もないほど忙しく、充実した日々を過ごしているのは立派。 とはいえ、木性ゼロ(DNA鳳/調なし)が始めた企画は、どこか忙しなく窮屈。 落ち着いてあらゆるものを体感する感じがなく、 高速船に乗ってツアー消化をするイメージしかない。 なので、カタログ的に絶景をたずねて満足できる人には良いが、 風光明媚を落ち着いて堪能したい人にはどだい無理。 それらしくとられた写真に、 予算とポイントがコンパクトにまとめられた仕様は、 新しい時代のガイドブックとしては支持されようが、 それは「石」主導の千客万来さは感じられるのだが 「車」×2もあるように、急かされているようだ(笑)☆ |
詩歩○90-0107 |
海灯畑灯 申丑巳+9 牽司車石車(石主導) 木性(00)火性(45)土性(90)金性(70)水性(51)/総合256 戌亥天冲殺/初旬条件あり(日干支と天剋地冲) 主導DNA(59歳雨未)/三合会局(79歳草酉) 木性ゼロ/土性過多/金性過多 +9歳山寅/19歳畑卯/29歳鉄辰/39歳宝巳/49歳海午/59歳雨未/69歳木申/79歳草酉〜 |
■2018年10月04日(木)畑巳 |
浅野いにおと鳥飼茜の褒められない無茶な再婚○ |
○「ソラニン」「おやすみプンプン」などで知られる 漫画家の浅野いにお(80-0922/山戌)と 「先生の白い嘘」「地獄のガールフレンド」で、 頭角を現してきた漫画家の鳥飼茜(81-0831/宝巳)が、 結婚したことを、09月25日(鉄申)の鳥飼の主導DNA「石」の天冲殺日に 筑摩書房が運営するweb媒体「webちくま」で鳥飼が報告。 鳥飼は今年(18年/山戌)06月(山午)の「山」重なりから、 09月(宝酉)までの4ヶ月間に、ほぼ同時期の私生活をつづった日記 「漫画みたいな恋ください」を「webちくま」にて連載。 著者初の日記作品となる同連載には、 恋人との確執や、元夫との間に生まれた息子との衝突、 漫画家としての苦悩などが赤裸々に描かれていた。 今回の報告により、本連載中は実名が伏せられていた その「恋人」が浅野だったということが明らかに。 結婚に際し、鳥飼自身による「連載を読んでくださっていた読者の方に、 最初に結婚の報告をしたい」という希望により、 連載終了後の号外という形式での報告となった。 この日の報告の日記は、09月13日(山申)のDNA「玉」日に、 区役所で入籍の手続きをした描写から始まり、 浅野からプロポーズを受けた時の逡巡、 お互いに再婚となることや、そもそも「結婚」とはなんなのか、 そして、浅野への思いなどがまっすぐな言葉が紡がれている。 鳥飼は大阪府出身で、04年(木申)のDNA「司」年デビュー。 「おはようおかえり」で青年誌初連載。 同作は14年(木午)に「このマンガがすごい!2014」オンナ編第9位を記録。 浅野は、高校在学中に出版社に漫画を持ち込み 98年(山寅)の大半会年に、 「ビッグコミックスピリッツ増刊」で漫画家デビュー。 05年(草酉)から「ヤングサンデー」で連載していた 「ソラニン」が10年(鉄寅)には映画化されている。 さて二人の関係以前に幼い子供のいる女性が、 子供を連れて再婚したら気が濁る。 鳥飼の場合は女児ではなく男児なのでいくらかマシだが、 おそらく小学校4〜5年生程度の男児に、 大人の事情など理解できるわけもなく、酷くて精神衛生上は良くない。 この男児が母親を守って健気に生きていくのが、 職業をもった女性の理想的姿で、 鳥飼は親より女を優先したことになり、あまり褒められたものはない。 また、浅野にしても、地支金性一気格ながら、 月支「酉」VS日支「戌」の害持ちで、 目下なりファンなり内側に位置するものを病的に腐らす。 鳥飼とは共通干はなく、宿命内干合で羅状で共通干がでる程度で、 そこまでして互いの人生に責任を持てるのか疑問。 そして最も懸念されるのが、鳥飼が干合水性天干一気で、 理屈で目上をやりこめる傾向なこと。 浅野にとって鳥飼は主導DNA方向なものの、密着度は高いとはいえず、 鳥飼の60年に一度の干合支合条件あり天冲殺に対談で出会い、 どうやら鳥飼の自己発揮から押して交際に持ち込んだようだが、 なかなかまとまらなかったのは、去年(17年/灯酉)は浅野にとって、 守護神とはいえ、ありがた迷惑みたいな害毒年。 明けて今年(18年/山戌)は、律音で人生の折り返し地点となったため、 決意をしたのだろうが、いつまで続くやら☆ |
■2018年10月05日(金)鉄午 |
木内昇○火影(ほかげ)に咲くに冷却装置なし |
○04年(木申)のDNA「禄」の天剋地冲年に、 「新選組幕末の青嵐」で作家デビュー。 09年(畑丑)のDNA「玉」年の、09月30日(山寅)のDNA「龍」日に、 「茗荷谷の猫」で、第2回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞を受賞。 11年(10年/鉄寅の律音年最後の)01月17日(海申)のDNA「鳳」の対冲日に、 「漂砂のうたう」で、第144回直木三十五賞を受賞。 14年(木午)のDNA「禄」の天冲殺半会年には「櫛挽道守」で、 08月25日(草丑)のDNA「司」の干合日に、第9回中央公論文芸を受賞。 10月01日(海寅)のDNA「鳳」日には、第27回柴田錬三郎賞を受賞。 また第8回親鸞賞も受賞している木内昇(67-0923/鉄寅)が、 09年(畑丑)のDNA「玉」年の「紅蘭」、10年(鉄寅)の律音年の「薄ら陽」、 11年(宝卯)の主導DNA「石」年の「徒花」、 15年(草未)のDNA「司」の天冲殺年の「呑龍」、 16年(陽申)のDNA「車」の守護神天剋地冲年の「春疾風」、 17年(灯酉)の守護神年の「光華」の「小説すばる」に掲載された6本を 『火影(ほかげ)に咲く』として、 06月30日(雨巳)のDNA「調」の害日に上梓している。 沖田総司、高杉晋作、坂本龍馬、中村半次郎・・・。 幕末の京を駆けた志士の影に生きた女たちの物語。 「川というのは無慈悲なものよ。 絶えず流れて一時たりとも同じ姿を見せぬのだから」 (詩人・梁川星巌×妻・張紅蘭「紅蘭」) 「わしにもいつか、そねーな日が来よるかのう。日なたを歩ける日が」 (長州藩士・吉田稔麿×小川亭の若女将・てい「薄ら陽」) 「死んだって、生きてるんだよ。なにひとつなくならない。 あたしが、あの人を慕っていたことも、 あの人があたしを何より大事にしてくれていたことも」 (新選組・沖田総司×労咳病みの老女・布来「呑龍」) 「女がみな、惚れたはれただけで生きとる思たら、大間違いどすえ」 (長州藩士・高杉晋作×祇園の芸子・君尾「春疾風」) 「しっかし、おまんは果報者じゃ。あがな美しいおなごに選ばれたがぜ」 (土佐藩士・坂本龍馬×岡本健三郎×亀田屋の娘・タカ「徒花」) 「うちはな、中村様がほんまに好きやった。 こないに心の底から人を好きになれんのや、 と自分で驚いたほど、好きやった」 (薩摩藩士・中村半次郎×村田煙管店の娘・さと「光華」) 幕末の京を駆けた志士と、想いを交わした女たちを通して 彼らが生きた、かけがえのない一瞬を鮮やかに切り取った珠玉の短編集。 東京都多摩地区出身で、東京都立国分寺高校を経て、 中央大学文学部哲学科心理学専攻を卒業。 角川書店に勤務後、97年(灯丑)のDNA「牽」の守護神年に、 インタビュー誌「Spotting」を立ち上げ後、しばらく兼業していたが退社し、 現在は祖母の家だった小平市内の古い一戸建てに居住する木内は、 「石」主導で、人たらしで仲間に助けられる。 仲間を大切にし、本作でも仲間とは何かが根底にある。 「石+玉」は、若年にして落ち着いた大人の雰囲気。 メッセージをこめぬ文章はなし。 「玉」×2もあり、古典に通じ若年にて老成。 海外へ行く仕事は飛行機が苦手ということもあり辛そうだが正解。 「石+禄」は、行動力もあるが他人の資産や資質を有効利用する。 才能は、この「禄」で感謝であり奉仕で、愛想の良さである。 「石+牽」は、物事に対して懐疑的。理知により解決しようとする。 「鉄+石+酉月」は、他人より持ちあげられるが、 生年冲殺でもあり、肉親の縁は濃くない。 「未」年生まれ「鉄寅」は、内外シーソー。公私が共に恵まれることはない。 生き方を表す伴星は「鳳」で、冷静でゆとりある人生。 物事の始めの洩星は「禄」で、誰かにかつがれる。 締めにあたる導星は「石」で、誰かを巻き込む。 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の街明かりに照らされた乗合移動手段。 電車なのかバスなのかは生き方次第も、 特別な意識は混在するものの、たえず人の出入りがあるので、 なかなか清掃する時間がないのが残念なところ。 総エネルギー205点はまずまずも、 水性ゼロ(DNA鳳/調なし)は表現力の偏りで、遊びなく、常に真剣勝負。 だから水で洗う暇がないとしたものの、表現手段は偏るので、 比較的男気強力で、弱すぎる女性は描かない、あるいは訳ありの女性を描く。 女性の存在が男性の評価を決めるという考えは、 「未」年生まれ「鉄寅」が、内外シーソーなため。 私生活を封印すれば、あるいは犠牲にすれば、 生年冲殺なので仕事運は破格に伸びる。 生日冲殺に互換冲殺もあり、苦悩は尽きないが、 それらは全て仕事の糧になると本人も了解しているであろう。 年干支の「灯未」は、見た目の大人びた印象とは別に、 内に熱いものを秘め、重みのある言葉を発する。 祖先のなし得なかった何かを実現したりもする。 月干支の「畑酉」は、外見をきらびやかに飾る能力。 出世欲はあまりなく、淡々とした人生を送る。 そして日干支の「鉄寅」は、淑女にも悪女にもなれる変貌自在。 理想と現実の狭間に苦悩しながら、時に立ち止まりながら、時にあくせくと 自尊心を持ちながら前進していく。 干支番号構成は、44-46-27で、西方北方南方を結ぶ、 極めて鋭角的なゾーンで、あまり振り幅は広くなく、 善し悪しではなく、東京西部から動かぬのもこれが証し。 後天運は、初旬「5歳鉄戌」が、DNA「貫」は守りの精神を強固。 日干支「鉄寅」と大半会のため成功運型も、 月支「害」をもたらし、常に立場や住まいが安定しないなど。 2旬「15歳宝亥」は、主導DNA「石」で自己確立。 人間関係の強化で、社会にでて就職した角川書店の 煌びやかに光輝く才能のある同輩先輩とは、 今でも付き合いがあるという。(当初はPEACH編集部) 3旬「25歳海子」は、DNA「鳳」の宿命にない遊び心。 年干支「灯未」の干合支害で「草未」となれば 更に日干と二次干合もあり、仕事面の変化。 生年冲殺なので、最初は会社の意向も、 次第にズレが生じて、そちらにシフトを切る。 4旬「35歳雨丑」は、同様にありえない水性のDNA「調」。 年干支「灯未」は天剋地冲され、本人にしては独創的ともいえる 作家生活に舵を切り、この最後の最後で直木賞を受賞。 現在の5旬「45歳木寅」は、DNA「禄」の引力本能強化で、 才能強化10年運でターボ運(子丑天冲殺廻り)付で、 何をしても目立つようになり、売れっ子の仲間入り。 あとは、進み行く方向性の変化もあるので、 社会に対し何らかの貢献ができるようなら吉。 今後は6旬「55歳草卯」が、DNA「司」の干合。 陰の引力本能で強欲にならず、真面目に仕事をすれば良いのだが、 晩節を汚すような、色ぼけでは頂けない。 異性やお金に試される時だけに、仕事優先で乗り切ってもらいたい。 7旬「65歳陽辰」は、DNA「車」の多忙で売れっ子。 8旬「75歳灯巳」は、DNA「牽」の害。 不名誉なことも一瞬かすめるが、晩年なので体調不良顕著も、 最後の力を振りしぼり、作品に情熱を注ぐ。 さて、「理詰めで物を考えるのは詩人ではなく儒者」だそうで、 これは「玉」に通じる木内の根底にある考え。 「真剣勝負じゃ、ひとたまりもないように仕留めるのが温情ってもんだからね。 誰だってじりじりなぶり殺しにされるのは嫌だろう。 相手が伐られることに気づかぬうちに、 あっちの世におくってやるのが殺生の掟だろう。」は、 才能にもなる「禄」のあらわれ。 「男じゃ女じゃちゅう垣根を越えて」も同様だし、 「犠牲の割には実入りが悪いのが戦ゆうものぜ そういう面倒を避けて思う方に運ぶのが国事ゆうものやろう」は、 主導する「石」が言わせているのだが、 どの言葉も心憎いほど、有り得ない発信手法で、 水性のないぶん、軽薄でない熱さがある。 さて、木内は生年冲殺であるし、自由のない生日冲殺やら互換冲殺まであり、 生きていく苦悩は結構なもの。仕事人間なのは自他共に認めるところ。 また、目下縁がない午未天冲殺であり、さらに目下の方向がない水性なし。 これに内外シーソーまであるのだから、ひとまず結婚はしていないようだし、 子供もいないし、理解もしづらいようなことを書いている。 なので無理にかわる必要はないだろうし、 別段それをどうこう思えないほど多忙だし、会社員時代から知っている人は 「あの真面目で余計なことを一切喋らず、慎ましやかで優しかった」は、 宿命どおりで、本人は「子がいないので風来坊」を自任しているが、 そのあたりは、まだこれからの長い人生で、 なんらかの決着をつけていくのだろう☆ |
■2018年10月06日(土)宝未 |
犬山紙子○アドバイスかと思ったら呪いだったの野蛮 |
○イラストエッセイスト、コラムニストで、 現在、日本テレビ系8:00〜「スッキリ」の金曜日コメンテーター。 大学卒業後、仙台の出版社でファッション誌の編集を担当。 11年(宝卯)のDNA「鳳」年に、 美人なのに恋愛で負けている女子たちの生態に迫った 「負け美女 ルックスが仇になる」でデビュー。 笑うしかない視点が評価され、精力的に活動する 犬山紙子(81-1228/畑卯※午前四時前生まれ)が (以前は28日で解説したが動きが異なるので見直し) 15年(草未)のDNA「車」の半会年に上梓された 口に出すにもはばかれる清潔でないタイトル本が、 『アドバイスかと思ったら呪いだった』と、 06月05日(山辰)のDNA「石」の害日に、 さすがに装いをあらたに文庫化されたのと、 出産もされているので、あらためて解説する。 同書は「仕事ばかりしてると婚期逃すよ」 「本当の恋したことないんでしょ? だから彼氏と長続きしないんだよ」 「え? 男なのに軽(自動車)乗ってるの?」 「若いんだからもっと何事にも積極的になりなさい」 「早く彼氏つくらないとね」「家庭にずっといるなんてつまらなくない?」 「お前のこと思って言うけど・・・」「老婆心で言うんだけど・・・」 「失礼かもしれないけれど・・・」 「キミには良い人生を送ってほしいから言うけど・・・」等々、 一見アドバイスに見えても、相手の事情も汲まずに 男女間で、女同士で、職場や学校や家族内で・・・。 どんな関係性でも発生しうる 上から自分の考えを押しつける行為は、「呪い」化することが多々ある。 「あなたのためを思って言うんだけど〜」から始まるので、 「言われてモヤモヤした気持ちになる自分がよくないのかな?」 と考えてしまいがちなのが困りもの。 読者が受けた呪いの実例を集め、なぜそれがアドバイスでなく 呪いになってしまったかの仕組みを解説し、 もしも言えたら気持ちのいい切り返しフレーズを考案。 「余計なことを言ってくる人に一体どう対応すればよいのか?」を 徹底研究したもの。 大阪府東大阪市生まれ。中学生の時に、宮城県名取市に移住。 仙台白百合学園高等学校、東北学院大学経済学部を卒業。 地元仙台の出版社で編集者として勤務。 実家は宮城県仙台市青葉区に本社をおくアイリスオーヤマ。 (社長は伯父で父親が専務) 家庭の事情で退職後、一時ニート生活を過ごすが、現在は売れっ子になって 東京都目黒区内に居住している犬山は、DNA「禄」主導で、自己顕示欲の塊。 何事も自分が中心で、何かの頂点にたつ瞬間に酔いしれるが、 人間として修行を積めば感謝と奉仕の人にもなりうる。 「禄+鳳」は、口が達者。 「鳳」×2もあり、頑固な遊び人でもある。 「禄+車」は、ルールを守るのが気にくわない反逆者。 才能は、この「車」で反撃素早い、単独行動の犠牲的本質。 「禄+調」は、発想は独創的で組織や一族には馴染まず。 「畑+禄+子月」は、騒々しく天職をみつけるのに時間がかかり、 相手に悪気がなくとも配偶者の離反・裏切りに遭いやすい。 「酉」年生まれ「畑卯」は、生年冲殺で親の犠牲を振り払えば 仕事大好きの一発勝負の山師みたいな存在となる。 生き方を表す伴星は「玉」で、生涯学習。 物事の始めの洩星は「鳳」で、なし崩し。 締めにあたる導星は「車」で、何も残さず終わりにする。 宿命の特長は、仲冬深夜零時頃の工場や倉庫に車輌などがある場所。 夜間は稼働しないため、明かりの類は一切なく、 冷たく寒々しく凍えるようなところ。 総エネルギー113点は軽快だが、 年支「酉」月支「子」日支「卯」は、最弱の12支で、 これに「午」が加われば、四正格が完成する。 あれもこれもは出来ないが、ひとつのことに集中すれば 相応の成果があげられるものだが、 生年冲殺ばかりか、火性ゼロ(DNA龍/玉なし)で親縁なし。 原則頭の中身もカラッポの野人だが、 全てにおいてありえない力をだして無限大に使用すれば、 常人を越えた働きをするが、そこには品性の欠片なく、 元気を軽くしのぐ獰猛で男勝りの勢いだけの語りあり。 他人に救われることは原則なく、なんでも自力で切り拓いていかねばならぬが、 エネルギー源がない代わりに、いったん動きだすとブレーキの利かぬので、 異様に目立つ。忌み神でも硬軟の金性を使い分け発信する様は、 近づく敵を射撃しているようなもので、 出来れば近づくのではなく遠くから観察するのが面白い。 年干支の「宝酉」は毒にも薬にもならない情報をそれらしく見せる。 月干支の「鉄子」は自己に酔いしれるものの、おっかなびっくり。 そして日干支の「畑卯」は、荒野を耕す開拓者。 働き者で庶民的、単独行動で気短な制限されぬ自由人。 揉め事が起きれば、勇敢に立ち向かう。 干支番号構成は58-37-16で、北方西方南方で東方欠けもそれなり。 後天運は、初旬「3歳宝丑」が、年干支「宝酉」を大半会するため、 若年期は親の運気をあげながら、自身も社会に出てから成功運型となるが、 このDNA「貫」は、頑固で一本気な性癖を付加した。 2旬「13歳海寅」は、DNA「司」の地味な時代。 塩濁水が流れ込んできたのだから、良さがでるわけもなし。 3旬「23歳雨卯」は、主導DNA「禄」で自己確立。 前半は会社勤め、後半は実家に寄生しネットに立ち上げた blogが人気になり、ようやく稼働し、デビュー。 現在の4旬「33歳木辰」は、DNA「牽」の干合支害で、 異性に裏切られたり、そのような状態に近くなるものだが、 年支「酉」は支合、月支「子」は支合で、 仕事面に大きくシフトし、犬山は夫が専業主夫状態なので、 ある意味消化してないとはいいきれぬが(後述)、 不名誉なこともふくめ42歳までは油断ならない時期。 今後は5旬「43歳草巳」が、DNA「車」の才能発揮で多忙。 年支「酉」の半会もあるので、休まることもなく、 月干「鉄」との干合を加味すると、仕事の行く末にも変化あり。 6旬「53歳陽午」は、DNA「玉」の有りえない火性で安定した評価を得て、 若い頃に出来なかったことに着手するか、 受け入れ態勢のない火性の来襲で、緩まってしまい良さが半減し、 潰えてしまったり、かえって体調を崩しかねないこともあり。 7旬「63歳灯未」は、DNA「龍」の有りえない火性の半会。 今からでは全く予測がつかない新たな分野に着手するか、 有炎上して焦土と化すか否か。 8旬「73歳山申」は、超晩年の10年運天冲殺でさすがにスカスカで、 DNA「石」は、抵抗不能の屈辱を受けたり、活動を制限されることになる。 本書に戻れば、ある意味犬山のストレス発散のようなもので、 現実生活に役立つかどうかは微妙だが、 疲れ切っている人の代弁者として、暴言を吐いており 火性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人らしく、 言ってしまえばスッキリはするだろうが、 身も蓋もないことなので人間関係は崩壊必至(笑)。 親娘の会話では「子供できたらどうせ仕事やめるんだから 会社なんか適当で良くない?」には、 「お母さん、それ外で絶対言っちゃだめだよ! 口の悪い人に老害って言われちゃう」と応酬するし、 会社のお節介な上司やお局さまに「家より先に子供作ったら?」と言われ 「あれ?ごめんごめん言ってなかったっけ? 私不妊治療中なんだ〜言ってなかったよね。知ってて言う訳ないもんね?」と デリケートな切り裂き方もしており、ほとんど漫画。 痛快には違いないが、本当に役立つかは別だ。 さて、犬山は14年(木午)の60年に1度の干合四正格入格年という最高級な年の、 08月08日(宝亥)のDNA「鳳」の半会日に 神聖かまってちゃんのマネージャーで、 ミュージシャンもやっていた劔樹人(79-0507/木戌)と結婚しているが、 交際開始は、犬山の主導DNA「玉」年(13年/雨巳)の 06月12日(畑酉)の納音日だが、夫のほうは有り得ない水性年の干合支害日で、 犬山が自己発揮して交際に漕ぎ着けたようだ。 二人の関係性は犬山の日干支「畑卯」が、 夫の年干支「畑未」を大半会し、日干支が干合支合する関係で、 本来は犬山が夫を心地良くするところだが、 現実は犬山が稼いでいるのは、干合土性天干一気で、 実は結婚に向かない夫が固まってしまっただけで、 10年運「31歳草丑」が、DNA「石」の狡猾妥協で楽をしている状態。 とはいえ夫は、かつて空を飛んだことがある窪塚洋介と同一生年月日で、 異性の気を汚し、真綿でクビを締めあげる日座冲殺なので、 瞬間的には、その魔力を封印させているのは賢明かもしれない。 また第一子女児(17-0106/雨巳)が、犬山の有り得ない火性年で、 生年冲殺なので私的面は天冲殺現象が濃厚な時期に誕生しているが、 女児の月干支「宝丑」が犬山の年干支「宝酉」を大半会するので 稼働力をあげており、同時に犬山の主導DNA方向なので、 月支の支合もあり、それなりの密着度あり。 なお犬山は可能な限りスキンシップはかかさないようだが、 育児の主たる部分は、忌み神天冲殺年に 有り得ない水性方向の娘を授かった夫の役割なのだが、 共通干がないとは皮肉なものだ。 とはいえこの家族が安泰かといえば、さにあらず、 「木戌」は私的面が充実してくれば、どこかで犠牲者をだす。 それは自分なのか配偶者なのかは、生き方次第。 ひとまず犬山の自己発揮により始まった生活だが、 出会いはともかく結婚も出産も「33歳木辰」の干合支害なのは明白な事実。 長く保ったとしても「53歳陽午」は有り得ない火性の四正格入格だし、 娘も木性ゼロ(DNA鳳/調なし)の干合水性天干一気の 内外シーソーなんていう一筋縄ではいかない運型ならば、 それを受ける夫にしても屈辱の10年運も天冲殺の夢の中も開けてしまえば あっけなく終わってしまうかもしれない。 それが三人が生き延びる最良の方法なら、否定はしない☆ |
■2018年10月07日(日)海申 |
如月かずさ○給食アンサンブルの優しい毒 |
○月干支「山午」の天剋地冲を伴うDNA「司」年だった 08年(山子)の干合支害天冲殺月(08月/鉄申)だった 08月26日(山戌)のDNA「司」日に 如月涼名義の「サナギのしあわせ」で、 第49回講談社児童文学新人賞佳作(刊行時は「サナギの見る夢」)、 同年12月01日(草亥)の律音日には、 「ミステリアス・セブンス―封印の七不思議」で、 第7回ジュニア冒険小説大賞を受賞。 11年(宝卯)の06月17日(雨卯)のDNA「龍」の守護神半会日には、 「カエルの歌姫」で第45回日本児童文学者協会新人賞を受賞した 如月かずさ(83-0616/草亥)が、60年に2年だけある守護神天冲殺だった 16年(陽申)07月(草未)から17年(灯酉)10月(鉄戌)まで、 児童文学総合誌「飛ぶ教室」に、6回にわたって掲載された 連作短編をまとめた『給食アンサンブル』を、 ありえない金性のDNA「牽」の09月05日(鉄子)に上梓した。 なお、単行本化にあたって文章を全面的に修正。 文字数制限がなくなったので、カットした文章を復活させたり、 表現もよりぴったりなものを選びなおしたりと、大幅改訂。 なので、物語の大筋は変わらないが、 文章の読み心地は連載時よりグレードアップしており、 また表紙はイメージで6篇のどれにもリンクしないそうで、 登場する給食は全て作者の好物になっている。 転校先の学校に馴染むのを拒む美貴の「七夕ゼリー」、 童話大好き、子供っぽいのがコンプレックスな桃の「マーボー豆腐」、 本好きで親友の不登校の姉のために役立ちたい満の「黒糖パン」、 悩める人気者の雅人の「ABCスープ」では、 偶然 C・H・A・N・G・Eの文字が浮かび上がった。 孤独な優等生の清野が明るくなった「ミルメーク」、 姉御肌で給食が大好きな梢の「卒業メニュー」は、 百人一首大会での優勝を本気で狙いに行く。 6人の中学生たちの揺れる心が、給食をきっかけに変わっていく。 春に始まり夏、秋、冬を経験し春で終わる。 いつもの給食が、誰かの特別な給食になっている。 出会いと再会の胸に響く優しい物語。 群馬県桐生市出身で、東京大学教養学部を卒業。 現在、東京大学の教養学部駒場キャンパスの事務室でアルバイト。 (金性ゼロなので理解はするが就職を経験していないことは、 創作の場に拡がりを見せられないことになりかねない) 住まいも一度引っ越しをしているが、 上京時より東京都目黒区駒場在住である如月は、 「禄」主導で、温和で心優しく争いをしたくない。 それでいて、自分を認めてほしいという願望が強く、 残った給食の争奪戦や、やりとりもまた自然な営み。 才能も、この「禄」で感謝に奉仕に主張。 控えめな自己顕示欲の塊が、沁みるように読み手に伝えようとする。 中学時代は放送委員として、給食時間に皆が愉しめる テレビ番組を企画したりもするわけだ。 「禄+石」は、一見他力本願だが、軽い衝突はありながらも、 周囲と軋轢をつくらず、結果的には自己を優位にできるように運んでいく。 「禄+龍」は、庶民的な感謝に奉仕も、視野はさほど広くはなく、 割を食う人を一時的でもつくってしまい決して公平とは言い難いが、 それでいて敵をつくるわけではない。 「禄+司」は、現実優先で仲介能力はあるが自制心は稀薄。 「草+禄+午月」は、アクのない順当な家風。 「亥」年生まれ「草亥」は、待ち運である。 生き方を表す伴星は「司」で、家族や組織一丸となって。 物事の始めの洩星は「龍」で、故郷を離れて一から始める。 締めにあたる導星は「石」で、共同で終わるので誰かを巻き込む。 宿命の特長は、仲夏正午頃の海に近い小高い山のような丘と 池のある公園に咲く花で、総エネルギー176点中木性53点と それなりに群生はしているものの全体的には可憐で華奢な、 まるでアイドルみたいな儚くも危うさ。 守護神の水性(池)は75点と存分にあるように見えるものの 金性ゼロ(DNA車/牽なし)のため、水は濁りないよりはまし。 その心は純粋な水は年干の「雨」のみで、 年支と日支の「亥」内にある「海」の塩濁水が 幅を利かしているため、新たな試みや情報収集は困難で、 伝統的なこと旧いことの王道路線を歩む。 このとき、年干の「雨」が月干「山」と干合すると それぞれ「灯」と「陽」になり火性が強くなるが、 単純に「雨」がなくなると理解すれば、 水道が寒気で凍りついて使用不能になったことの説明もつく。 とはいえ夏生まれにしては火性は17点と弱く 成長をうながすためには、不可思議な変容は悪くない。 年支と日支の「亥」が同一なのは表裏なく、 いまいちど金性の存在皆無に触れれば、 定職に就きたい気持ちはなく、アルバイト生活だし、 制御する金性の存在なしは、気楽で配偶者成分も皆無となり、 興味あるなしに関わらず、異性を近づけない。 「草亥」は一部の食虫植物のような毒を内包し、 これに異性が近づけば、あるいは異性を意識すれば、 その異性は近づくだけで毒を注入されてしまい、 いわゆる幸運とは縁遠い薄倖さを見つけてしまうか、 自分が返り討ちにあって自家中毒になる可能性もあり、 異性の存在しない世界、あるいは存在しても緩い時期 (児童文学の対象年齢)を過ごすならば、優秀な成績や収めることになり、 異才として特別に光る仕事にも従事可能だ。 年干支の「雨亥」は、精神性の強い頭の良さ。 派手さはないものの庶民的な中で如才なく生きる。 影響力のある何をを持つが、用心深くて小心でもある。 月干支の「山午」はスケールは大きく、感情は表にさして出さず 冷徹ではないものの、決断力があるため見限るのも早い。 粘っても出来ないなら諦めてしまう、あっさりとしたイメージ。 そして日干支の「草亥」は、未来を予測するような感性鋭く 集中することで、世渡り巧みな度胸の良さを育むが どこか持病のようなものがあり萎れやすい。 また、前述のように異性に寄生したりするものの、 相手を幸福にはしないのに、そうとは見せない魔力あり。 そして感覚が研ぎ澄まされているので、 登場人物の声が音として頭の中に浮かびそれを文章にしているだけという 普通人に真似の出来ない芸当も可能。 干支番号構成は、60-55-12で北方2点と東方を結ぶ、 比較的狭い範囲で濃厚な活動をしたほうが恵まれる人。 後天運は、初旬「3歳灯巳」が、DNA「鳳」の忌み神対冲で、 他人とは異なる冷静で豊かな表現手段に興味を持ち、 その方向に意図的に自分を変えて行く。 年干支「雨亥」を天剋地冲するので後転稼働成功運型。 また62歳までが何をしても目立つターボ運(子丑天冲殺周り)で、 原則何をやっても目立つような所あり。 2旬「13歳陽辰」は、DNA「調」の丁寧な気づかいのある 少女趣味あるいは子供的な発想に特化の時期。偏りはあるものの極めれば吉。 3旬「23歳草卯」は、DNA「貫」の大半会で事件あり。 初旬条件がようやく稼働してくるもので、実際にデビュー。 現在の4旬「33歳木寅」は、DNA「石」の支合で、 大きな組織や、それなりの団体や集団に属していれば、 木陰に隠れながらも効果的な仕事をする。 今後は5旬「43歳雨丑」が、DNA「龍」の守護神の改良改革。 進み行く方向の変化もあるが、変わりきってしまうのではなく、 支持者やファン層の一時的変遷などと考えたい。 6旬「53歳海子」は、DNA「玉」の使い易い守護神。 過去に実現できなかった分野に挑戦したり、 一般文芸書進出や、いわゆるババくさかったり、 泥臭い仕事をすることで認められる可能性大。 7旬「63歳宝亥」は、有り得ない金性のDNA「車」の刑で 多忙やこれまでなかったような衝突も多忙には違いない。 8旬「73歳鉄戌」は、DNA「牽」のありえない名誉の戴冠。 舞台は東京から離れたといっても、関東圏が想定される公立中学校。 もちろん心優しい如月の描き出す世界だから、 荒れてはおらず、健全で平和な学校生活。 そんなところに父親が経営する輸入家具の会社が倒産して、 祖母宅(母親の実家)に身を寄せることになった美貴が、 都内お嬢様学校の給食との違和感に萎えながらも、友人達の支えで明るくなり、 様々な給食にまつわるエピソードを挿入しながら、 六人のクラスメイトの事情を丁寧に描き出しており、 最後には美貴が仲良くなった梢が父親の仕事の都合で転校していき、 女子四人の絆を確かめあう美しい話になっており、 美貴も大人になっていくという清々しいもので、 大人の鑑賞に耐えられる給食のアンサンブルは、 同時代人にだけではない、暖かで柔軟なメッセージがこめられている☆ |
■2018年10月08日(火)雨酉 |
尾崎英子○くらげホテルから生還と犠牲 |
○フリーライターで脚本家として活動しながら、 10年(鉄寅)の有り得ない金性のDNA「司」の守護神引力本能年に、 川維英子名義で「叶わぬ恋の神様」、 同じく11年(宝卯)のDNA「禄」のあり得ない守護神引力本能年に、 ノベライズ小説版「毎日かあさん」を刊行。 有り得ない水性年の13年(雨巳)の02月25日(海戌)の 有り得ない水性の干合支合天冲殺日に 「あしみじおじさん」で第15回ボイルドエッグズ新人賞を受賞。 同作を「小さいおじさん」と改題後同年デビューしている 尾崎英子(78-0306/灯卯)の『くらげホテル』が、 05月31日(雨亥)の有り得ない水性の天冲殺日に上梓された。 下北沢発、フィンランド経由・・・。 あなたは「異次元の世界に行ける」と言われたら行きますか? おそらく片道切符だと思いますが・・・。 「本当なんですかね・・・ここに、異次元の世界があるって」 フィンランドの郊外にあるミンナという女性が経営する 「ホテル・メデューサ」で出会った、 なぜか日本からやって来た、年齢も性別もばらばらな四人。 殺人を起こしたと思い込んでいる男、何もかもうまくやれない女、 妻に先立たれた男、子育てを終え第二の人生を始めた女。 皆それぞれの事情でこの地にやってきていたが、共通しているのは、 どうやら「異次元」や「メデューサ/くらげ」といった言葉、 そして、地味にファンがいる「くらげキャラメル」に導かれてのようだった。 さえざえと美しいフィンランドの森で、強い風が吹き抜ける。 そして「向こうのほう」から来た、 人間の姿形をしたスミレという女性が案内したのは・・・。 不思議な森の奥から、静かに希望の光が射してくる。 変わることを怖れねば、それも実現する。 異次元なんてあるわけない、けれど、あるかもしれない。 この世界の、「本当の本当のこと」って、なに? あなたは「異次元に行けるよ」と言われたら、行ってみますか? しかも、あえてフィンランド経由で。あなたっだたら、どうする!? 下北沢にある「占い喫茶ルルドルーム」のアラフォーマスター矢野多聞は、 母親の看病でリタイアし金沢に帰っていたはずの 元占い師リリアに偶然裏道で出会う。 紺色のパッケージにオレンジ色のくらげがついた5箱入りの 「くらげキャラメル」を土産にもらい公園で話を聞いていると 実は看病は作り話で訳ありの旦那が戻ってきたことを知る。 そこへその旦那が現れ浮気相手と間違われ もみあっているうちに、相手が血をだして倒れてしまい リリアから「フィンランドのくらげホテルへ逃げてくれ」と言われ、 銀行残高が20万しかないのに、慌ててフィンランドに飛んだ。 空港にはオンボロのSAABで迎えられホテルへ向かうが イザという時に怖じ気づいてしまい、ふたたび日本に舞い戻る際に 人間に化けていると告白したホテルオーナーに 「今さら、ワタシらも行けばよかったちゅうても遅いで この世界におったら、この星におったら、 ほかの星に行ける機会なんてなかなかないのにやな もったいないわ。でもまあ、自分で決めたことが正解なんやろ」と 言われて尻尾を巻いて帰還するが、 死んだと思った男は、救急車がつくまえに生きかえったそうで、 何事もなく元の生活に還っていくというトホホな展開。 とはいえ、あちこちに仕掛けられたユーモアとフィンランドの空気に、 心がすうっと楽になる、世界が広がるサプリ小説という売りか。 大阪府堺市出身。早稲田大学教育学部国語国文科を卒業。 学生時代には東京都目黒区自由が丘付近に住み、 その後東京都杉並区堀ノ内の妙法寺近くを経て、 現在は井の頭線沿線の杉並区内に、 一戸建てか集合住宅の庭のある1階に居住し、井の頭線のヘビーユーザーで、 当然のように下北沢も行動圏内という尾崎は、DNA「龍」主導で、 庶民的情報通で、なんでも裏読みしやすく、 疑う姿勢を崩さず一筋縄ではいかぬ面あり。 「龍+鳳」は、内面の葛藤は激しく、芸術ばかりか冒険志向。 新たな世界への道筋をつける。 「龍+龍」は、存外頑固で、始めると区切りがつくまで突っ走る。 足踏みや一旦止まるということを知らず、ブレーキが壊れたり あらかじめ存在しない海外志向も強いが3つも重なると、 陰陽逆転して「玉」的風合いがでる。 「龍+調」は、不平不満が溜まりやすく、 常に海外逃亡を企むくらいでないと、向上心も育たず。 才能は、この「調」で、少女趣味、反骨心、孤独、独創的。 他人と同じ生き方は決してしない。 「灯+鳳+卯月」は、一般人とは脳波のサイクルが異なり、 直感に優れ、夢の中でお告げみたいなのを受ける。 「午」年生まれ「灯卯」は、困ったら固まる。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動だが、 始まりや終わりは曖昧になりやすい。 宿命の特長は、仲春午前六時頃の山間の焚き火。 火がつくまで時間がかかったり、時には燻って終わる理由は 総エネルギー176点の軽量ながら、燃料の木性は93点もある恵まれているが、 それを刈る金性ゼロ(DNA禄/司なし)のため。 これは優しさ皆無で冷めており、家庭的なものなし。 さらには水性ゼロ(DNA車/牽なし)で、順当な就職に縁なし。 配偶者成分皆無となり、家庭的な方向や補佐役となる気持ちなし。 年干支の「山午」は、感情を表にあまりださないが、 決断力に優れ、諦めも早い。高いレベルの運の良さを保持する。 月干支の「草卯」は、真面目だが鈍く、異性を疎んじやすい。 そして日干支の「灯卯」は、なんでもじっくり観察してから動くが、 その気になると、今度は早い。 極度の心配性だが、それがかえって仇になることもあり。 ロマンを追い求める現実逃避主義者で、未練がましさもあり。 干支番号構成は、55-52-04と北方と東方の限られた領域。 後天運は初旬「1歳木寅」は、DNA「玉」で理知的なババくささを付加。 落ち着いて静かな環境で勉学や読書に励む。 年支「寅」の半会もあり、前向きではあるが、腰は重い。 2旬「11際雨丑」は、有り得ない水性のDNA「車」で行動力。 上京もしたが、年干支「山午」は干合支害のため、 親の世界はあまり芳しくなく、本人もやる気はあっても空振り多し。 3旬「21歳海子」は、同様有り得ない水性の干合10年運。 DNA「牽」は異性なので、年干支「山午」の天剋地冲で、 前旬の不遇は脱するも、安定するにいたらず、 仕事運が不安定に伸びる中で、異性との一過性遭遇あり、 現在の4旬「31歳宝亥」は、DNA「禄」。 ありえない金性の10年運天冲殺半会で、 月支「卯」の半会もあるため自信もでて仕事運が稼働。 あれよあれよと流れに乗ってデビューする。 来年(19年/畑亥)から始まる5旬「41歳鉄戌」は、DNA「司」。 ありえない金性の10年運天冲殺支合で安定期。 前の10年間は故あって(後述)ブレーキがかかっていたが、 さすがこの10年は月干「草」の干合で、進み行く方向の変化もあり、 相当な成功を収められる可能性あり。 失敗しないコツは、感謝と奉仕。私腹を肥やすのではなく、 世のため人のために尽くせるかにかかっている。 6旬「51歳畑酉」は、DNA「鳳」の対冲。 月干支「草卯」の天剋地冲もあり、10年運天冲殺明けでもあり、 前の20年で大きな成功があり、感謝や奉仕がなければ、 途端に失速する可能性大だし、DNA「鳳」が豊かな表現力ではなく、 気が抜けて失速では哀しい。 7旬「61歳山申」は、DNA「調」で、より変わったことをしたくなるが、 もはや主役ではないので、どこまで裏方に徹することができるか。 8旬「71歳灯未」はDNA「貫」の大半会。 大事件とはいっても、落ち着いたもの。幕引きへ向かい静かにたたまれていく。 さて、尾崎の宿命を見ていれば30代の早いうちから、 もっと名前が売れてもおかしくなかった。それは何故か。 おそらくは正式な婚姻関係ではない男性との間に 第一子男児(08-0514/木寅)と第二子男児(13-1128/山戌)を授かり 力を全開できなかったのであろう。 尾崎のSNSには母親や姉、そして子に関する記述はあっても、 男性の話題はない。また、宿命の金性ゼロは家庭運なし。 水性ゼロは配偶者成分がないもので、 これは結婚できぬ相手との子を出産している証し。 だからだろう、子供達は二人とも親の犠牲の生年冲殺。 長男はそれなりの後天運だが、親剋しの子丑天冲殺のうえに、 月支「巳」VS日支「寅」の汚れ害持ち。 また次男は、干合火性天干一気で、相応の後天運。 とはいえ、炎上しやすい夏の「木」に、 水没しやすい冬の「山」の二人にそこまで幸福感は感じず、 尾崎が仕事をしながら二人を必死に育ててきた感あり。 つまり子育てにかなりパワーをそがれ、 本来ならもっと早期の稼働をしていたはずなのが少々残念ということだ。 むろんこれは推測に過ぎないが、当たらずとも遠からずではないだろうか。 せひ、これからの10年で巻き返してもらえば、 帳尻はあうのだから、本腰をいれるべきだろう☆ |
尾崎英子○78-0306 |
灯草山宝 卯卯午※-1 調龍龍龍鳳(龍主導) 木性(93)火性(38)土性(45)金性(00)水性(00)/総合176 戌亥天冲殺/天冲殺(31歳宝亥/41歳鉄戌) 大半会(71歳灯未) 木性過多/火性脆弱/金性ゼロ(野人)/水性ゼロ(配偶者成分皆無) -1歳木寅/11歳雨丑/21歳海子/31歳宝亥/41歳鉄戌/51歳畑酉/61歳山申/71歳灯未〜 |
■2018年10月10日(水)草亥 |
あたそ○女を忘れるといいぞって本当なの? |
○約9カ月かけて世界を放浪した後、現在ぼちぼちの社畜ブス。安月給。 twitterでの非モテ・容姿に対する自虐、音楽ネタのtweetが人気を博し、 現在フォロワー数は10万人を軽く突破。 またの名をtwitter界のニュー卑下アイドル。 ライターとしてマイナビ、LIVERALLY,AM ,SOLO に連載する 伊原彩(90-0903/宝未)こと「あたそ」の『女を忘れるといいぞ』が、 07月07日(鉄子)のDNA「石」の害日に上梓。 スカートも化粧も好き、レディースデー最高。 でも他の女性と比較すると、自分は何かが足りない。 女でいる自信がまるでない・・・。 非モテや容姿に対する女子の悩みを爽快に代弁するtweetで人気の著者が綴る、 今を生きる女性の気持ちが楽になるエッセイ集。 私には、女でいる自信がまるでない。 女でいることを忘れられたらいいのに。 そうすれば、周りと比較して自信を失うこともないかもしれない。 なんで背が半端に高いんだ。 好きなように生活をしている自分を、 もっと素直に受け入れることができるかもしれない。 あらゆるコンプレックスが、どこかへ蒸発していくかもしれない。 この本を手に取った方やこの文章を読んだ方の中にも 「女性らしく」いることができなかった人、 「コンプレックスがどうしてもなくならない人、 自分を素直に受け入れることができない人がいるはずで、 この本がそんなふうに思っているこの世界の誰かに届けばいい。 生きていることや女でい続けることが、少しでも楽になりますように。」 タイトルに反して、一切女を忘れられない内容になっているのが特長。 なお目次より抜粋したのが以下である。 第1章 私、女として生きていてもいいですか? ・ブスという名の惑星に生まれて ・コンプレックスと戦う ・女子力検定不合格通知 ・合コン日記 ・クソババアになりたい 第2章 ひとりで生きていけないことなんてわかっているはずなのに ・お酒を好きになった理由 ・人として足りない ・お酒に甘えてもいいですか? ・きっと恋じゃない ・普通の大人になれない私 第3章 ハッピーエンドが行方不明 ・自意識という名の服を着て ・水槽を泳ぐ、しゃべるマグロ ・私が露出狂になった日 ・性欲を超えていけ! ・「私のこと、好きなの?」なんて聞けない ・東京の彼女 第4章 ひとりの女として ・ブラック企業と新興宗教 ・人に決められた幸せなんかいらない ・脂肪の海に抱かれたい ・少女の世界が変わるとき ・ピンク色は選ばれた女の子だけのものじゃなかった 神奈川県横浜市戸塚区出身。実家は東戸塚駅より徒歩30分。 共立女子大学家政学部と推測される大学を14年(木午)に卒業後、 フリーターとなり15年(草未)06月(海午)まで約9カ月かけて世界を放浪。 帰国後、会社を転々とし、現在3社目。 17年(灯酉)の12月02日(雨亥)の守護神天冲殺半会日より、 都内で一人暮らしも周囲に飲み屋の多い繁華街という以外は不明な あたそは、両親が11年(宝卯)の大半会年に離婚しており、 弟の匠(93-0816/畑巳)と妹のあかり(97-XXXX)がおり、 学生時代には奨学金を受けていた模様で、 「石」主導は、不平不満があろうと直接反応せず、ちまちまと愚痴る。 表向きは協調性和合性で人当たりは良いので、 特に同性の賛同者が多いのはあたりまえか。 「石+司」は、日常生活は質素で、物には執着せず、俗に大器晩成とも言う。 才能は、この「司」で、純粋な心と蓄積準備。 誰かあるいは何かに役立つように心構えをしておく。 「司」×2もあり、相当頑固者ではある。 「石+龍」は、言い訳無用の実行力。 特に訓練や学習せずとも、それなりの文才ありも、 経済感覚はなく、私生活はだらしない。 「石+石」は、集団の中で単独行動する変わり者。極めて狡猾とも言える。 「宝+石+申月」は、おだてに弱く他人からヨイショされるが、 両親の仲はあまり良くなく、片方との縁が薄くなりやすい。 「午」年生まれ「宝未」は、上がると落ちる。 上がるばかりではないということだ。 生き方を表す伴星は「禄」で、つかまえどころのない人生。 物事の始めの洩星は「龍」で、実家を離れて一から始める。 締めにあたる導星は「石」で、共同で終わるので誰かを巻き込む。 宿命の特長は、初秋午後四時頃の岩場にある木々に付着した 特別な貴金属や指標なり方向表示板。 総エネルギーは260点とそれなりの存在感は、一度遭遇接触したら忘れない。 自身の金性は80点もある身強で、創造力の土性も80点。 稼働力の火性は56点とまずまずだが、引力本能の木性は26点と弱く、 守護神の水性は僅か18点で、それも使いづらい月支内にあるので、 特に実家を離れて音信不通となると、野人なみ。 これは自己を磨くものがなく、表現力の偏り。 「宝」は磨くことで光輝くのだが、磨くための水が使いづらく その「申」内「海」にしても塩濁水では役立たず下格。 だから自虐的に「女を忘れる〜」なのだ。 もともと鈍い光しか放たない「宝未」がこれでは、 煌びやかといかないのはやむなし。 年干支の「鉄午」は、淋しがり屋故に明るく振る舞うが、 自分に厳しくないと、乱暴者・横着者になりやすい。 家からでて苦労してこそ本物になる。 月干支の「木申」は、働き者。実現不能な目標を掲げすぎ、 現実離れしてしまうと周囲との歩調がとりづらくなるが、 器用貧乏の理想主義者といえば判りやすいか。 そして日干支の「宝未」は、本心を多くは語らない長距離走者。 言葉を垂れ流しているようでも、どこまで信頼していいかは疑問。 周囲のことは他人はあれこれ俎上にのせるが、 実際は自分の核になる部分はだしていない。 本来は不言実行の人で、誰かの世話をしたり、世話になったりの人生が向く。 干支番号合成は、07-21-08で東方と南方に一部を結ぶ存外行動範囲は狭い。 後天運は、遅咲きの初旬「9歳雨未」は、DNA「鳳」。 守護神のゆとりであり、個人的な救いはあり。 悠然と趣味的世界に没頭する。 現在も2旬「19歳海午」は、守護神DNA「調」の支合で、 孤独になれば、他人と違う生き方をすれば吉。 来年(19年/畑亥)の条件なし天冲殺ながら、 DNA「龍」の半会年から開始される 3旬「29歳宝巳」は、DNA「貫」の頑固一徹。 方三位確立で夢・目的が熱くなるが、無理をしてはいけない。 4旬「39歳鉄辰」は、主導DNA「石」で自己確立。 自分らしく仲間を巻き込んで振る舞う。 5旬「49歳畑卯」は、DNA「龍」で改良改革。 月干「木」が干合で「山」になり進み行く方向の変化で、 その時点での新たな潮流に乗り結果もだす。 6旬「59歳山寅」は、DNA「玉」で過去をなぞり、旧きものに縁あり。 7旬「69歳灯丑」は、DNA「車」で晩年の多忙で天剋地冲は、 何かしらの大逆転も、渋いうえに晩年すぎて危ういかも。 8旬「79歳陽子」は、DNA「牽」の干合支害で不名誉なり、 異性の裏切りも高齢になってきているので微妙。 10年運天冲殺や宿命のゼロ成分などの偏りもないのに、 売れすぎなのは、年運天冲殺の影響ばかりか、 この時代の特徴のSNSへの特化に他ならないし、 「コンプレックスには何か原因があって、 私の場合は物心ついたときから自分が かわいくないこと、多分容姿があまりよくないことを なんとなく知っていたからだった。どうしてなのかというと、 母親から『ブス』だと言われ続けて育ったからだ。」 「なんで、お母さんは褒めてくれないの?」と聞いたとき 「意味がないから」とはっきりと言われた。 妹は両親からとても愛されていたいつも「かわいい」と言われていたなどの コンプレックスの裏返しも若さもあり原動力になっている。 会社員として働きだし早朝出勤深夜帰宅。預金通帳残高だけ増える。 身長167センチでぽっちゃりで、威圧感ある壁。 バスケ部の時を思い出し、夜は豆類と海藻類。朝昼好きなものを食べない。 50万かけて美容皮膚科に通ったり、 好きな言葉「酒、肉、3連休」嫌いは「女子力」であり、 初対面の人から「彼氏作る気ないでしょう」と言われ ある面キャラは自分ばかりか他者にも決定され、それが一人歩きする。 高校生の頃父親が家に帰らなくなり、離婚。 心の底から安堵したという破壊現象も利いている。 母親は専門学校中退。接客業転々23歳で結婚。 庭付き一戸建て、5人家族に大型犬に大きな外車を手に入れた。 しかし、母親の美しさが遺伝しなかったあたそ。 美しさという武器がないからこそ、頑張れた。 「酒が人間をダメにするのではなく、 その人が元々ダメな人間であることを酒が暴く」 「お酒を飲むと、かなり口が悪くなるよね」 「柄が悪い」と会社でいわれたのを逆手にとってきた。 田舎は老人とヤンキーとたまに変質者しかいないので 脱出を試みて実現できたのも自信になったのだろう。 「自信の無い美人より自信のあるブスがもてる」と 友達にいわれて発憤したこともある。 文章書いて10年。夏休みの宿題は8月31日にならないとやらないのに、 きっかけは中学生の時の「BUMP OF CHIKEN」の音楽。 ネットでどのように好きかを発信。 高校生になりアルバイトをし始め、稼いだお金を音楽に突っ込み、 メールマガジン、ブログやmixiを経由し、twitterへ。 益々フォロワーが増え、幼い頃から本を読むのが好きで、 毎週のように図書館に通うしかなかった彼女の人生は逆転した。 人と向き合うことを捨てる代わりに、文章を書いて輝いたのだ。 そう、磨けば光りは増す。 それが「宝」なのだし、有名になる夢の中という天冲殺。 あとは覚めないことを願い、どれだけ社会貢献できるか否かね。 なお、この生年月日は水沢アリーと同一である☆ |
■2018年10月11日(木)陽子 |
九把刀○あの頃、君を追いかけたの青春は終わらない秋 |
○大学在学中の99年(畑卯)の大半会年から、ネット上で小説を書き始め、 ラブストーリーからホラー、コメディーまで、 幅広いジャンルでこれまで79作品を発表しており、 その多くが映画、テレビドラマ、舞台、オンラインゲームに脚色されている 九把刀(本名・柯景騰/ギデンズ・コー/78-0825/畑未)が、 干合年だった自身の94年(木戌)からの数年間を描いた自伝小説で、 主導DNA「調」年だった11年(宝卯)の12月31日(鉄申)の DNA「鳳」日に映画が公開されると、ほぼ無名のキャストながら 青春映画として歴代1位の興行収入を収め、 200万人を動員する大ヒットを記録した 『あの頃、君を追いかけた』の国内盤映画が、 10月06日(宝未)の主導DNA「調」日から公開されるにあたって 原作本が08月10日(木戌)の干合日に上梓された。 原作者自ら監督を務めて映画化し、 台湾と香港で大ヒットとなった感動青春ストーリー。 90年代に高校生だった主人公が仲間たちと繰り広げる おバカで輝かしい青春の日々と、憧れのマドンナとの 不器用でもどかしい初恋の行方をノスタルジックに綴る。 94年(木戌)の干合年、台湾中西部の町、彰化(しょうか)。 高校生のコートン(柯騰=俺)は、悪友たちとバカなことをしてふざけ合い、 クラス一のお調子者として、能天気な毎日を送っていた。 そんなコートン(俺)に手を焼いた教師(頼センセイ)は、 クラス一の優等生チアイー(沈佳儀)に指導役を命じる。 最初は反発し合う二人だったが、放課後に居残りをし 彼女の手作りのテストで、特訓の勉強をしたことで、 俺の成績はみるみる上昇し、やがて彼女と張り合うまでになる。 (テストの成績の優劣に牛乳を賭けたり、 坊主になるかポニーテールになるか賭ける) クラスの男子のほとんどは、彼女のことが大好きで、 ありとあらゆる手を使って、アプローチしてくるが、 俺は良き友人として振る舞い、恋敵達を様々な手を使って脱落させ、 最後に彼女をものにしようと遠大な計画をたて実行していた。 むろん彼女だってそれを気付いているのだが、 互いに偽装みたいな交際相手を作ってみたりして、 それぞれを挑発することを繰り返し、結果的には信じられないことに 俺のほうが彼女より優秀な大学に進み、一時は離れ離れとなってしまった。 しかし921大地震(99-0921/陽子)をきっかけに、 共に必要な存在だということに気づき、距離が狭まり、 (大学校内は携帯の電波が弱く、 バイクで必死に山頂だかまでいって彼女に電話をかけた) ようやく交際することになるが、 ふたたび些細なことから仲違いして友人関係に戻っていくという話。 (そこまで相性は良くなかったんだろうね) (99年当時はスマホはなく、現代の話になっている) 若い頃は男子のほうが幼いということを地で行った話で、 授業中に居眠りをする俺を彼女は青色のボールペン先で何度も突っつく。 (これが目が覚めるほど痛い!) 彼女は二言目には「あなたって本当に幼稚!」を繰り返すが、 実際にオバカで幼稚なのだから仕方がない。 そしてそんなクールな君が、教師のいいつけで、 ある日、真後ろの席にやってきた。 勉強嫌いの俺に、容赦ない指導を繰り出すようになった。 放課後の教室、帰り道、いつの間にか俺の毎日は、 その笑顔でいっぱいになっていた。 誰もが、切なくて愛しい「あの頃」を思い出す。 青春ラブストーリーの健全な翻訳版。 台湾国彰化県生まれ。国立交通大学管理科学部を卒業し、 東海大学社会科学院で修士課程を修了。 大学院は社会学専攻、自身の犯罪小説を卒論として提出。 現在は専業作家の柯景騰(俺)は、「調」主導で、 女性の気持ちがよ〜くわかる、繊細な気づかいが出来て紳士的で丁寧。 「調+貫」は、集団行動は実は苦手で、 悪童達とつるんでいるように見えて、計画的な恩知らず。 「貫」×2もあり、その気になれば意志は強い。 「調+石」は、自尊心は強いくせに、格好はどうでもいいし立場にこだわらぬ。 「調+調」は、発想は独創的で、感覚で勉学もこなし、 哲学的で物事の真理を追究しようとする。 「畑+調+申月」は、要領よく妙なことをやり世渡り巧い。 「午」年生まれ「畑未」は、あまり現実的ではないから、 俺もなかなか彼女と交際に持ち込めなかった。 生き方を表す伴星は「禄」で、つかまえどころのない人生。 物事の始めの洩星は「貫」で、単独行動一人で行うから、自転車が友達。 締めにあたる導星は「調」で、自己中心で口うるさい年寄り。 宿命の特長は、初秋午後四時頃(放課後)の「山」の陰に隠れて悪さをする「畑」。 「山」を校舎とすれば「畑」は教室。 「鉄」は武器にもなる青いペン先だったり、 女の子の家の近くをうろつくための自転車。 総エネルギー280点中、自身の土性は132点もあり、身強も身強。 勉学心・創造力の熱い火性と、 表現力・伝達力の立派な金性もそれぞれ56点と資質あり。 ところが、異性や名誉を表し秋生まれの守護神になる木性は 日支「未」内にある(つまり地中)「草」のみで僅か18点。 なので、一般的な就職はせず、自由人の作家だし、 結局は高嶺の花だった彼女とは結婚できていない。 また水性も18点で、経済的にゆとりはなさそうというよりは、 感謝や奉仕に愛情などに無頓着な感は否めず、 これらは後天運で補うしかないようだ。 特筆事項は、年干支も月干支も日干支も子丑天冲殺という 強靱で頑丈なさまは、転んでも即座に起き上がれるもので、 傷をおったくらいでは、簡単に諦めない。 年干支の「山午」は、60干支中最強のパワーを持ち、 若い頃は空振りが多いが、加齢と共に粘りがでて強くなる。 とはいえ、諦めも早く、やや高慢な部分が鼻につく。 月干支の「鉄申」は、意識は高い系で自分のマニュアルどおりに、 何でも進んでいかないと機嫌が悪くなる恐れ。 とはいえ粘り強さもあり、役所仕事のように割り切って生きる。 そして日干支の「畑未」は、他人を徹底的に利用する。 彼女の姉も親友までも手なづけるかと思えば、 友人同士を競わせて漁夫の利を得ようとしたり、 その裏には忍耐力は自慢できるほど強いが、あっさりとしたところもあり、 理性より感情で物事を乗り切ろうとする傾向。 また略奪者の意味もあり、狡いという表現が担う。 干支番号構成は55-57-56で、北方隣り合わせに陣取り、 本質は動きなし。なのでPC前から動かずとも仕事は成立。 後天運は初旬「5歳宝酉」がDNA「鳳」の遊び半分。 悪餓鬼となり、授業中に目をつけられるほど、真面目ではない。 ターボ運(子丑天冲殺廻り)があり、34歳までは何をしても目立つし、 変則方三位でいくらか世界が拡がることになるが、 これといった稼働条件はなし。 2旬「15歳海戌」は、年支「午」の半会を伴うDNA「司」の堅実・積み重ね。 内側の「未」に刑があるため、背中を青いペン先で刺されたが、 真面目に勉学に励むようになる。 ネット上での小説の発表も地味なスタートで、 手をかけなかったという意図もありそう。 つまり、PCの前にいるだけで仕事になる(実際の執筆では努力をしている)。 3旬「25歳雨亥」は、年干「山」が干合で「陽」になり、 日の目を浴びるDNA「禄」の引力本能抜群の半会で、成功を手にする。 現在の4旬「35歳木子」は、DNA「牽」の干合支害10年運天冲殺。 宿命に僅かな木性の強化も、10年運天冲殺の勢いで見過ごされているが、 同級生より年下が好ましい子丑天冲殺としては 一廻り下の女性と結婚したはいいけれど、 感謝や奉仕がないと一過性になりかねないばかりか 明らかに異性に裏切られるか、 そぐわない女性が近づきやすいので、持続する保証なし。 外国で映画が上映されても、自分が監督したわけではなく、 失敗しない保証なし。 今後の5旬「45歳草丑」は、DNA「車」の天剋地冲10年運天冲殺。 年支「午」の害でなかなか前進できず、前旬の逆転作用があったり、 上がりきったものは急降下になったりと、様々なものが崩壊する時期だが、 前の10年運が干合支害だということは、流れ任せが正解で、 感謝や奉仕を忘れねば、悪しきものだけが崩壊。 年支「午」の半会を伴う、6旬「55歳陽寅」は、DNA「玉」。 過去に置いてきた忘れ物をとりに還る。 まさかの彼女との・・・はさすがにないうえに 10年運天冲殺は終了しているので派手さには無縁。 7旬「65歳灯卯」は、DNA「龍」の半会で、 もはや新たな事に挑戦するより、退き際の美学。 撤退するなり引退を実行する。 8旬「75歳山辰」はDNA「石」の妥協と屈辱で良さなし。 さて11年(宝卯)年末に公開された映画は話題をさらい、 「あの頃、君を追いかけた(那些年、我[イ門]一起追的女孩)」が、 香港映画史上トップの興行記録を叩き出した。 ほぼ無名のキャストながら青春映画として歴代1位の興行収入を収め、 200万人を動員する大ヒットを記録したかげには、 作者自らがキャスティングして監督もしたからだろう。 なので俳優達には手垢がついておらず、 俺役の男優は、純朴なわりには頭は良さそうだし、 彼女役は、誠に清楚で仕事もできる品性があるようにみえ、 あまり上品ではない描写も目を背けたくなるようなものではない。 では日本版はどうだろう。 日本なのに違和感のある中華料理屋がでてきたり、急に場面が変わて海外、 スマホを使いこなす時代背景なのに学生寮が古すぎたり、 制服も日本のものではないようなデザインで、 やけに武術をおしてくる演出などが陳腐。 あえて日本が舞台であれば、原作に忠実である必要はなかったのではないか。 そこらが、スーパーバイザーだかの、目下条件なし天冲殺ながら 主導DNA「石」の狡さのしみついた秋元康(56-0502/畑巳)らしさ。 彼女役に乃木坂46メンバーを使うのはやむなしとして、 適役は若い頃の西野七瀬(94-0525/宝亥)あたりであり、 頑張って卒業の花道にしてもらいたかったが、まだ他にもいたのではないか。 齋藤飛鳥(98-0810/畑丑)も主導DNA「石」年なので、 悪いとはいわないが結婚が早いのはともかく、さすがに知的イメージはない。 クラス一の優等生で、髪はショートで、 ちょっとそばかすがあるけど大人っぽい気品あふれる美少女で、 みんなの憧れ的存在にはとても見えない。 また、これに輪をかけるのが俺役の山田裕貴(90-0918/陽戌)。 何が哀しくて目上運しかない午未天冲殺のカップルの話になるんだか。 それとも午未天冲殺同士だから、悲恋になったといいたいのか。 山田は水性ゼロ(DNA車/牽なし)の野人で、 後天運もそれなりだが、こちらも本家に比べたら、ただの悪餓鬼にしかみえず、 ギャグや漫画に精通したオタク的風情もなければ、 とても学業を頑張ったような優秀な俺には見えない。 そこは月支「酉」VS日支「戌」の害持ちでもあり、 面白い部分は納得するが、8歳差はいくらなんでもない。 (本家版では彼女役が実年齢で年上だったのも成功の一因だろう) いずれにしろ、10代から20代前半あたりでは、 女性の方が精神的な成長が早く、男性の方が幼稚であることや、 すれ違いを切なく表現されているのはいいが、 さすがに俺のDNA「石」の妥協年らしく、 主人公の軽さが鼻につきすぎるばかりか、 今は午未の年ではなく、戌亥の年なので、 この配役で興行成績は良いわけがないだろう。 事務所の力関係やらなにやらで映画やドラマの配役を決めても意味なし。 潜在視聴率なんかより、勢いがあったほうが注目されるのだ。 あのゾンビ映画みたいに(笑)。 ところで、本家の話に戻るが、プラスとマイナスが中和されて、 思いっきり面白いはずの俺と優秀な彼女が最後はどうなるかと 一応ハラハラしながら読むのだが、残念ながらどちらも死んだりはしない。 そこがこの俺様作家の存外真っ当なところで、成分の偏りはないところに、 表向きも内側も「貫」では期待するほうがおかしかった。 電話で「もう二度と追いかけないで!」は普通すぎて、残念。 俺の青春に悔いないって!?どこまでいっても俺の実体験だもんな☆ |
■2018年10月13日(土)山寅 |
三木聡○音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!の怒り |
○大学時代の81年(宝酉)の年干支「宝丑」の大半会を伴う 主導DNA「牽」年条件あり天冲殺害年より 放送作家の事務所でのアルバイトをきっかけに業界入り。 テレビドラマ、バラエティ、映画の他、 シティボーイズのライブ等の脚本・演出を手がけ、 「タモリ倶楽部」「ダウンタウンのごっつええ感じ」 「トリビアの泉」放送作家のほか、 「イン・ザ・プール」「亀は意外と速く泳ぐ」 「インスタント沼」「俺俺」などの 監督・脚本で精力的に活動してきた三木聡(61-0809/木戌)が、 10月12日(灯丑)のDNA「調」日に公開された映画 『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』の 原作本を01月25日(灯巳)の守護神日に上梓している。 映画化! ロックスターと歌手志望の女、ふたつの歌声が奇跡を起こす! 駅前広場の片隅、駅へと向かう歩道の脇、 バンドのメンバー達より少し前にたち、ブルーのギターを抱え ささやくように歌う私の歌声を20時50分の中央線高尾行きの甲高い ブレーキノイズが丸呑みにする。 歌声が小さすぎることが悩みのストリートミュージシャン・明日葉ふうかは、 バンド仲間からヴォーカルをお払い箱になった傷心の夜 何故か半裸でピザ屋の出前のバイクに乗ったシンという男と出会う。 以来なぜかふうかに構うシンだったが、 彼の正体は驚異的な歌声を持つカリスマロックスターで、 その声は「声帯ドーピング」という禁断の方法によって作られていた。 長年にわたる喉の酷使に限界を迎え恐怖に怯えるシンを、 ふうかは救おうとするが――。正反対のふたつの歌声は奇跡を起こせるのか。 映画監督・三木聡が贈る、暴走ラブストーリーで、 明日葉ふうかを吉岡里帆(93-0115/陽申)が、 シンを怪優・阿部サダヲ(70-0423/雨酉)が演じる破滅作! 神奈川県横浜市出身。慶應義塾大学文学部を卒業し、 現在は東京都杉並区高円寺あたりに居住していると思われる三木は、 DNA「禄」冲殺主導で、何でも際限なし。 無限大に膨れあがるが、シンのように破滅することもあり。 経済感覚はまるでなく、ほとんどザル。 「禄冲+玉」は、計算のない妙な行動力・攻撃心。 一見メッセージがあるように見せかけて、内容にはこだわらない。 「禄冲+牽」は、常識の欠片もなし。 「禄冲+鳳」は、口から出任せ。法螺吹きともいう。 才能はこの「鳳」で、破滅的な遊び心に偏り激しい発信力。 「木+禄冲+申月」は、異性に裏切られることが原動力。 「丑」年生まれ「木戌」は、束縛しやすく孤立していく。 なかなか彼女と交際に持ち込めなかった。 生き方を表す伴星は「鳳」で、遊び半分の人生。 物事の始めの洩星は「鳳」で、なし崩し。 締めにあたる導星は「玉」で、目下を巻き込む。 宿命の特長は、初秋午後四時頃の夕陽のあたる 特別なプレートをかけられた木で、 方向案内板にも見えるが、正しい表示名か否かは別問題。 総エネルギー253点に加え、異常干支の才気あふれる「木戌」だが、 うち木性17点と僅かなので、ひょうひょうとするも、 金性108点と妙に稼働させられるので 家庭内、身内などに見せる顔は、闘争的で刺激的。 ただし、あまり才気を発揮しすぎると息切れの恐れ。 だから、思いつくのはドーピング(笑)。 年干「宝」と月干「陽」が干合すると それぞれ「雨」と「海」に変化し流されやすく落ち着きなし。 年干支の「宝丑」は、周囲に振りまわされず我が道を行く。 月干支の「陽申」は、ゼロから産みだす閃きあり。 直感ありの権力志向で何事も自己中心。 そして日干支の「木戌」は、感受性豊かなロマンチスト。 吸収力に優れあらゆる情報に精通。 自尊心が強く若い時より歳を重ねたほうが吉だが、 異性の気に近づくと毒化し、相手や自分に災難をもたらす さげ▲▲の代表ともいえる。 干支番長構成は、38-33-11で西方2点と東方を結ぶもので鋭角的。 後天運は、初旬「1歳草未」は、年干支「宝丑」を天剋地冲するため 親を乗りこえて、未来への葛藤を意識しながらの成功運型。 DNA「石」は協調性和合性の仲間作りを得意とする。 2旬「11歳木午」は、大半会。学生なのに社会参加。 3旬「21歳雨巳」は、DNA「玉」で学び。基本を抑え人脈作り。 4旬「31歳海辰」は、新たな世界への参画。 5旬「41歳宝卯」は、進み行く方向性の変化とDNA「牽」の名誉。 現在の6旬「51歳鉄寅」は、DNA「車」の半会で、多忙で成果あり。 次旬7旬「61歳畑丑」は、DNA「司」の干合で、地道な引力本能。 8旬「71歳山子」は、DNA「禄」の自己確立。晩年にてようやく自分を知る。 ふうかは「今日も声がでてないなあ、自分で歌っててわかるもん、 今日はなんにも良いことなかったけど、 私には牛丼があると思うと少しだけ心が和んだ。」 というが、この役を与えられた吉岡は、木性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人で、 頭の中身がカラッポ以上に、そこまで元気なし。 宿命にない木性年(15年/草未)に NHK朝の連続ドラマ教室「あさが来た」にキャスティングされ、 翌16年(陽申)の律音年の上記出演で世間に認知されるも底力なし。 総エネルギー251点中水性106点で潜在需要はあるも異性向け。 すなわち女性の共感を得られない典型。いくらかの木性つながりでもあった シュウマイにグリンピース乗せるバイトも、寝坊してあっさりクビ。 それも前日に男に振られバンドをクビになり、 せっかく買った牛丼を、いまどき有り得ない ドーベルマンの野良犬に持ち去られたんだから笑うしかない。 しかし、場所は高円寺(映画では吉祥寺)と明言されているのに、 突如「広い県道のほうに向かう。」って、県道ってなんだよ!? また、シャッター商店街に、古くさい言い方をすれば ヒッピーな長髪&葉っぱの匂いがする感じもなんだか、 しかも住まいは、叔父宅なのに部屋代D万円(2万円のこと)を徴収される。 (Cは1万、Eは3万で和音コード) 有り得ない木性のオリーブが育つ島で生まれ、 高校生の時、励まし系バンドの「君は一人じゃないよ」に誘発され ミュージシャンになろうと決め東京の専門学校に入るという ベタな設定は、ある意味安心の「木戌」的発想。 そんな叔父叔母さん夫婦は80年代サイケデリックフォークの旗手という設定。 (バンド名はガラスの仮面) 「ミライのためにチャージとかいいながら、 ミライより過去の多いやつにいわれたくない」と毒づく。 悪魔はもともと天使?だった。 ここに、かつて「ファンでした」といいながら妙に阿部サダヲがからんでくる。 その出自も語るに落ちるような不幸の大バーゲン。 「ドームツアーは口パク」ながら旧ソ連で作られたスポーツ界では禁断とされ 忘れされたものが声帯に埋め込まれスターになった話がぶっこまれ、 何が何だかわからぬうちに、ふうかは騒動の渦中にいる。 しかし、「夜の河原の目につくって」って、 吉祥寺にも高円寺にも 河原なんかないし、 絶叫と興奮。スピードと振動と感動の暴動みたいな文章は、 三木が思う存分遊んでいる証拠で、 ふうかの父親が花火師だったり、突如舞台が韓国にとんだり、 最後は魔法でも使ったのか、後継者に仕立てられたふうかが、 韓国で騒動を起こし帰国できなくなった、シンのために、 釜山に届くよう対馬でコンサート。 「登るのが早いヤツは落ちるのも早いんだ。 ロックたぁ、そういうもんだよ」は三木の自戒か。 「あ〜風吹かないかな」「何ボブ・ディランみたいな事言ってるんだよ。」 「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」 「私は歌い続ける。このままずっと、馬鹿みたいに大きな声で。」って、 今年(18年/山戌)は、60年に一度のその気になると裏切られる 阿部としては設定はありでも、映画はヒットしない。 とはいっても、年支「戌」VS日支「酉」の害持ち生年冲殺の 阿部は歳を重ねるごとにメジャーになっていくだろうから、 (54歳から20年間が旬)いま、見ておくのは悪くない。 なお、三木は漫才のハイヒール・リンゴと同一生年月日。 後天運は男女の違いこそあれ、異才には変わらず。 とはいえ、それを最大級に活かすには、 結婚をしない、子供をもうけないというルールがあるのだが、 残念ながら、本作に叔母役で登場するふせえり(62-0922/雨亥)と 結婚して一女(01-XXXX)ありばかりか、 ふせが年下の子丑天冲殺という逆縁では、 そこそこの仕事はできても、大化けは厳しい。 この映画も三木の守護神天冲殺明けの主導DNA「禄」年と、 妻のDNA「牽」の名誉年はあろうと、 肝心の吉岡は派手さは期待できず、 阿部も天冲殺で目立つとは言え空振りの害年。 ああ、もったいないという感じである。 やっぱりヒロインは吉岡でなくて、ぶっとんだ感じなら、この人がいいね☆ |
三木聡○61-0809 |
木陽宝陽 戌申丑-1 牽鳳牽禄玉(禄冲殺主導) 木性(17)火性(33)土性(48)金性(108)水性(47)/総合253 申酉生月冲殺/初旬条件あり(年干支を天剋地冲) 大半会(11歳木午)/主導DNA(71歳山子) 木性脆弱/火性脆弱/金性過多 -1歳草未/11歳木午/21歳雨巳/31歳海辰/41歳宝卯/51歳鉄寅/61歳畑丑/71歳山子〜 |
■2018年10月15日(月)鉄辰 |
岡田育○天国飯と地獄耳でも育たぬ熱気と強情 |
○大学院を卒業後、中央公論新社で「婦人公論」と文芸書籍の編集に携わり、 条件なし天冲殺の夢の真っ直中で、守護神月干「灯」が消滅した 12年(海辰)のDNA「玉」の天冲殺年に、何らかのトラブルがあったのか、 突如会社を退社し米国にわたりながら、 ツテをたどってエッセイなどの執筆をはじめた 岡田育(80-0123/草未)が、14年(木午)から1年間「新潮45」で連載し、 その後「キノノキ」で17年(灯酉)から1年間連載を再開したエッセイ 『天国飯と地獄耳』が、05月28日(鉄申)の干合日に上梓された。 一人で食事をする時の味気なさを忘れさせるために、 隣席の会話を盗み聞きする――。小説よりも奇なる事実のつまみ食いは、 イケナイコトなのに、だから楽しい。 「生きることは、食べること。 外食とは、人前に己の生き様を、生の営みを晒すこと」 著者が目にして、耳にした場面にはたしかに人生が詰まっていた。 コンセプトは「美味しいごはんを食べながら、隣の会話を盗み聞き」。 飲食店やその他の場所で、物食いながら隣席の会話に聞き耳を立てて 妄想をふくらませるというシリーズで、 その場所は東京、鎌倉、札幌、ニース、ニューヨーク。 居酒屋、カフェ、蕎麦屋、とんかつ屋、レストラン、 大相撲の桝席、飛行機のビジネスクラス。 あちこちで小耳に挟んだ、見知らぬ誰かの 「パブリックなプライバシー」をこっそり覗き見したという どちらかといえば趣味が良くないものだが、実在の人物・団体・事件等と おおいに関係するノンフィクションで、あくまで物語は物語。 天国と地獄の狭間で、禁断の味を堪能する。人の振り見て我が振り直せ。 こっそり聞き耳を立てたというフレコミの盗みだが 「盛り気味にしたくなるときに踏みとどまる」と言い訳するも、 盛れなかったこともあるに違いないからこそ凸凹のある数々の話。 下衆と言われようと、新たに創造するよりはとても楽。 読者になりかわり著者が採取したフィクションとは別腹の つまみ食いに適したレポートということか。 とはいえ、最も面白かったのが、イーストビレッジの大戸屋で、 盗み聞きしていたはずの隣の夫婦が小中高の同級生と気づかず、 帰り際に「おかさん!」と声をかけられ我にかえったこと(笑)。 東京都目黒区青葉台出身。雙葉学園小学校、中学校、高等学校を経て AO入試で入学した慶應義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程を修了。 学生時代に代々木上原で妹と二人暮らし。 一旦実家に戻った後、南麻布と武蔵小山で一人暮らし。 結婚後に夫と共に渡米、マンハッタンイーストビレッジに居住し、 パーソンズ美術大学グラフィックデザイン学科を修了し、 現在も同地に留まる岡田は、DNA「禄」主導で、 自己顕示欲が恐ろしく強い人。 自分が物事の中心で、自分が認められると嬉しくなるもので、 現実最優先の辰巳天冲殺らしく感謝や奉仕という部分から縁遠い。 「禄+禄」は、頑固で不器用で原則単独行動。 「禄」×4もあり、近づけば利用されそうで、 あるいは強欲の犠牲にされそうで、世の中全て、 お金や権力でできていると考えている。 「禄+鳳」は、言葉や文章で周囲を言い含める。 「草+禄+丑月」は、異性関係やお金で失敗しやすく、 本質は老獪なのだが「未」×2があり、 これらを子供っぽさで補っている様相。 「未」年生まれ「草未」は、束縛しやすく結果孤立を招く。 生き方を表す伴星は「石」で、人脈だけが頼りの人生。 物事の始めの洩星は「鳳」で、なんとなく始める。 締めにあたる導星は「禄」で、他人に終了される。 宿命の特長は、晩冬午前二時頃の温室の花。 稀少な存在なので売り手市場と勘違いしやすいが、 大切にされて売られる前の状態で、手塩にかけられている間は良いが、 温室から一歩でも外へ出ると世間の荒波の厳しさをしることになり、 庇護されている状態を望む。 口ではあれこれいうが、恵まれていようとはみ出し運。 小学校受験は親の受験とはいえ、 考査時の86年(陽寅)も入学時の87年(灯卯)も守護神。 なので高校を卒業し大学入試も流れでAO入試。 就職も順調だったのに、その後の勘違いが残念。 総エネルギーは173点でアイドルなみの軽さ。 とはいえ自身の60点に比して、守護神火性は75点と立派。 その結果もたらせられる土性の金銭物質も100点と羨むばかり。 ところが配偶者成分や仕事意識の金性は僅か22点。 情報収集能力や学びの水性も冬生まれとはいえ 僅か20点しかないのだから、その辺は愛嬌だ。 年干支と月干支の天剋地冲は、生きていくことに対し、常に誰かを犠牲にする。 地支は全て土性の土性一気格で、目下により支えられる。 腐女子を公言しているようだが、売りにできる要素なし。 またネット依存症とも囁かれるが、ようは俺様体質なので 評価が気になるのであろう。 年干支の「畑未」は、何かを利用して略奪に走るので、 街にでて他人の情報を盗む。いわゆる、じゃじゃ馬の類で感情優先。 月干支の「灯丑」は、先祖のなし得なかった野望の実現。 興味のあることには納得するまで頑張る執念深さあり。 そして日干支の「草未」は、さほど強くはなく非個性も、 なんとなく皆に可愛がられる利点あり。 小心狡猾な部分があり、気分転換をはかるのは不得手。 対象者が優しくしてくれないと、むくれやすい。 大人ではなく、わがまま放題。 干支番号構成は、56-14-32で北方東方西方のそれなりの領域も、 目的意識を明確にしていないとならない。 後天運は、初旬「4歳山寅」がDNA「司」の堅実地味で、 引力本能は強めたものの、これといった稼働なし。 2旬「14歳畑卯」は、主導DNA「禄」の半会で自己確立。 それこそ、やりたい放題の苦労知らず。 3旬「24歳鉄辰」は、DNA「牽」の10年運天冲殺で、 権威や異性を強く意識するものの、初旬条件がないため、 感謝や奉仕がどれだけできるかで評価も決まるが、 調子に乗って自分を見失いやすく、大物になったと勘違いして、 ろくでもない時期に仕事をやめるなりすれば、 急降下しても気付かない浅はかさ。 現在の4旬「34歳宝巳」は、DNA「車」の10年運天冲殺。 危険な状態に自らさらすべきではないのに、 あえて冒険をすれば息の根を止められる可能性もあり。 今後は5旬「44歳海午」は、DNA「玉」の支合で、 帰国しなければならない事情。 進みゆく方向性の変化は、守護神月干の変化を誘発し、 結果月干は「灯」から同格の「草」になれば、 月干支は「草丑」となり、自身の「草未」と納音現象が起こり 他人には言えぬような挫折で終わりかねない。 6旬「54歳雨未」は、DNA「龍」の「未」重なりで、 放浪または見直しも時既に遅し。 7旬「64歳木申」は、DNA「石」の屈辱と妥協。そして依存。 8旬「74歳草酉」は、DNA「貫」のひたすら頑なで守るのみ。 さて、岡田は知人だか仕事仲間の火性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人の 津田大介(73-1115/草卯)に紹介されたと思われる (とはいっても津田は二人が当初結婚した事実を把握していなかった) オットー氏といわれる梅田望夫(60-0830/鉄寅)に、 会社をやめた12年(海辰)の忌み神天冲殺年にプロポーズされ、 なんと交際ゼロ日で結婚をきめてしまう。 さすがに夢の中で、相手が見えなかったようで、 日干は干合するものの、共通干支はないばかりか、 梅田は年上に良さを引きだされる午未天冲殺なのに、 年下の岡田には面白く感じられようと推奨できるようなものではない。 梅田は、作家で脚本家の梅田みか(65-0201/陽戌)の兄で、 幼稚舎からの生粋の慶應育ち。慶應義塾大学工学部を卒業後、 東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了。 94年(木戌)にコンサルティング会社 アーサー・D・リトルの日本法人に入社した後、 97年(灯丑)にミューズ・アソシエイツ(MUSE Associates, LLC)を シリコンバレーで創業。 さらに、00年(鉄辰)にはベンチャーキャピタルファンドの パシフィカ・ファンド(Pacifica Fund、カリフォルニア州パロ・アルト)を設立。 05年(草酉)には、株式会社はてなの非常勤取締役。 10年(鉄寅)より株式会社リコーの社外取締役に就任。 現在はアメリカ合衆国を拠点に事業を行っている 日本人IT企業経営コンサルタントで、 権威とお金に目がくらむ岡田には最適なように見えるが、 10年運天冲殺で羽目をはずし、天冲殺の夢の中で会社をやめ、 天冲殺の最中で結婚し、律音年(15年/草未)に渡米しているが、 何らかの事情で帰国したり、 一廻りする20年(鉄子)の60年に一度の干合支害年あたりに 手厳しい状態におかれかねない。 なお、二人には子供がいない模様で、 今後の明るくない未来を考えれば救いかもしれない☆ |
岡田育○80-0123 |
草灯畑灯 未丑未+4 禄鳳禄禄禄(禄主導) 木性(60)火性(75)土性(100)金性(22)水性(20)/総合277 辰巳天冲殺/天冲殺(24歳鉄辰/34歳宝巳)/主導DNA半会(14歳畑卯) 年干支VS月干支天剋地冲/地支土性一気格 火性過多/土性過多/金性脆弱/水性脆弱 +4歳山寅/14歳畑卯/24歳鉄辰/34歳宝巳/44歳海午/54歳雨未/64歳木申/74歳草酉〜 |
■2018年10月16日(火)宝巳 |
古川耕○この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議 |
○アニメーションや日本語ラップの原稿執筆や書籍の編集を行い、 近年は文房具関連のコラムや記事も多数執筆。 本業ともいえる放送作家として TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」 「高橋芳朗 HAPPY SAD」などを手がけ、 現在TBSラジオ「アフター6ジャンクション」 「ジェーン・スー 生活は踊る」で目覚ましい活動をし、 月刊GetNavi「文房具でモテるための100の方法」を連載中の 古川耕(73-0913/海子)が共著ながら、 『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』を 03月02日(雨巳)のDNA「石」の仲間と共にがテーマの 年支「丑」と月支「酉」のからむ三合会局日に刊行した。 文房具は楽しい! 文房具を語るのはもっと楽しい!! 日本唯一の文房具トーク・ユニット「ブング・ジャム」が、 日本の文房具史の中でも特に重要な この10年の「いちばん重要な文房具」を決定!! 17年06月11日(畑巳)のDNA「牽」日に、 東京・西新宿の芸能花伝舎A3で開催されたトークイベントの内容を再編集。 消耗品の域を超え多くのファンが愛でる「カルチャー」となった文房具。 この「文房具ブーム」は一体どのように始まり、広がっていったのか? ジェットストリーム、フリクションボール、mt、フィットカットカーブ、 クルトガ、オレンズ、デルガード、カドケシ・・・ 革命的な商品が続々と登場したこの10年間の文房具シーンを、 ワイワイガヤガヤ徹底討論! 文房具は語れるカルチャーだ!!! 巻頭にはフルカラー「2007〜2017年 文房具年表」付。 結論から言えば、多くの人が思うように三菱鉛筆が00年(鉄辰)に開発を開始、 03年(雨未)にキャップレス化に成功し、 06年(陽戌)に低粘度油性インクノック式を発表するや 瞬く間に支持を拡大していった 三菱鉛筆の「ジェットストリーム」につきるというようなもの。 これに続く07年(灯亥)の「マスキングテープ」が注目で、 変わったのは文房具より、僕たちの環境ではないかと結論づけている。 神奈川県横浜市泉区出身。結婚後、東京都新宿区西早稲田近辺に居住し、 11年01月06日(まだ10年/鉄寅年最後の宝酉の主導DNA日)には、 条件なし天冲殺の夢の中にも拘わらず、埼玉県川口市へ転居。 18年(山戌)07月28日(宝卯)の、主導DNA「玉」の天冲殺日に、引越をするも、 依然として同市内に留まっていると思われる古川は 「玉」主導で、本質は変わり映えせず、ひとつのものを極めたい。 いわゆるババくさいジジむさいイメージで、 気分転換は得手ではないが、安定した姿勢は評価できる。 「玉+石」は、理屈っぽく、ズル賢い。 「石」×3もあり気安く他者と交流するも、存外自身は頑固者。 「玉+玉」は、とんでもない無理をしない傾向。 「海+玉+酉月」は、放浪者。頭良くして試験に弱い。 「丑」年生まれ「海子」は、平時は慎重。揉め事に強い。 生き方を表す伴星は「車」で、危険を厭わない単独行動。 物事の始めの洩星は「石」で、共同で始める。 締めにあたる導星は「玉」で、目下と共に終わる。 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の強い「雨」が際限なく降る「海」。 河口近くなので、大河が流れ込む汽水域とも考えられるが、 本来なら夕陽の残像が残っていたり、薄明かりくらいはあるのに、 明るさがなく、全くの視界不良で、これを逆手にとれば、 様々なものを隠すことが可能。総エネルギー195点は大物とは言えないが 自身の水性は102点もあり身強扱い。 ただし、それも仲間の「雨」ありきで「海」としては、 塩分濃度はさほでもない様子。 また木性ゼロ(DNA鳳/調なし)は、汚れの放出先なし。 よって、偏った表現力で不器用で口下手または妙に饒舌。 また、火性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人は、極めて冷徹で、 配偶者成分なしで、相手を間違いやすい。 創造力と調査能力の金性は78点で、学習機能も万全も 土性15点は、暴走気味で抑えが効かなくなる恐れ。 津波とまではいかぬまでも荒波には違いない。 品性の欠片もなにもないが、逆に言えば何でもあり。 後天運は、初旬「2歳鉄申」は、DNA「龍」の放浪。 主導する「玉」に重ねると、誤解されやすく共同歩調に縁なし。 自分の考えとは別の方向に進む。 また71歳まではターボ運(子丑天冲殺廻り)で何をしても目立つ。 2旬「12歳畑未」は、DNA「牽」の不名誉。 学校成績が不名誉なのか、他のなにかがトホホなのか。 3旬「22歳山午」は、DNA「車」の天剋地冲で大逆転。 4旬「32歳灯巳」は、DNA「司」のありえない干合火性の堅実性が付加。 結婚も、遊び友達の延長で、少しは次元が上がりここなのだろうか。 現在の5旬「42歳陽辰」は、同じくありえない火性のDNA「禄」で、 引力本能が抜群になる絶好機も、月干「宝」と干合してしまえば、 火性は一気に水性化して、水性天干一気が完成し、 目上を理屈でやりこめて失敗する可能性あり。 進み行く方向や人生の目的を変更させぬことだが、 若者の変化に引きずられたり、我が子可愛さ親バカも感心できない。 今後は6旬「52歳草卯」はありえない木性のDNA「調」の10年運天冲殺で、 繊細さを丁寧に表現できる絶妙な時期。 7旬「62歳木寅」は、ありえない木性のDNA「鳳」で 特別に豊かな感性の風流10年運天冲殺に変則方三位で、悠然とする。 8旬「72歳雨丑」は、DNA「石」の支合。周囲や友人知人と巧くやるだけだ。 さて、現在は恒例になっている日本一のボールペンを決める 第8回OKB48選抜総選挙に総合プロデューサーとして 入れ込んでいる古川だが、条件なし天冲殺に始めたことなので いずれは下火になりかねないので、新たな企画も望まれるところだが、 そこは「玉」主導なので、あまり期待してはならないので、 最後に家族に触れておきたい。 妻(72-1122/灯巳)とは、妻の年干支が「海子」で、 古川の日干支と律音になるので共通干支ありの、 日干干合ばかりか、月干も同じ「宝」でそれなりの仲。 とはいえ、妻は生年冲殺だが、仕事で知り合った確証はなく、 (何らかのボードゲーム仲間と推測される) 結婚時期は不明も、第一子女児(10-0101/宝亥)は、 両親と共通干はあろうが、誕生は妻の天冲殺の最後の最後。 また第二子女児(11-1229/山午)は、同じく共通干支はあっても 古川の月干支「宝酉」は娘の年干支「宝卯」を納音し、 逆に妻の月干支「宝亥」は娘の年干支「宝卯」を大半会するも 古川の条件なし天冲殺の夢の中で微妙。 しかも生月冲殺ばかりか初旬で10年運天冲殺害を迎える 最強の子丑天冲殺で、相当育てにくそうだ。 この時期は仕事も多忙で、東日本大震災もあり、 夫婦間でなんらかの隙間があったのでは推測される。 とはいえ、放任とまではいかない。 長女は勉強に力をいれるべきだろうが「鳳」主導で遊び人、 月干は配偶者成分で、親とは違う、異性との交流もありそうだし 次女は初旬の害も利いて、「司」主導が冲殺と害の影響で、 不真面目な方向に行きやすい。 その辺は課題になっていくのだが、 気だけは強い母親が遊んではいられないということだろう☆ |
妻(メロマイ)○72-1122 |
灯宝海木(月支内のため野人扱い) 巳亥子※-5 牽禄石牽車(牽主導) 木性(20)火性(31)土性(15)金性(33)水性(74)/総合173 子丑生年冲殺/変則方三位(5歳鉄戌) 木性脆弱/火性脆弱/土性脆弱/金性脆弱/水性過多 -5歳鉄戌/15歳畑酉/25歳山申/35歳灯未/45歳陽午/55歳草巳/65歳木辰/75歳雨卯〜 |
第二子女児○11-1229 |
山鉄宝灯 午子卯+3 調鳳玉司牽(司冲殺主導) 木性(24)火性(16)土性(38)金性(26)水性(21)/総合125 子丑生月冲殺/天冲殺(3歳宝丑)/害(3歳宝丑)/主導DNA(23歳雨卯) 四正格(酉で入格)/木性脆弱/火性脆弱/金性脆弱/水性脆弱 +3歳宝丑/13歳海寅/23歳雨卯/33歳木辰/43歳草巳/53歳陽午/63歳灯未/73歳山申〜 |
■2018年10月18日(木)雨未 |
飴村行○粘膜探偵の悍ましい野心を明るくせよ |
○年干支「山申」の大半会を伴うDNA「鳳」の08年(山子)の 05月08日(山申)のDNA「鳳」重なり日に、 「粘膜人間」(応募時タイトルは「粘膜人間の見る夢」)で、 第15回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞しデビュー。 続く「粘膜蜥蜴」が「このミステリーがすごい!」などで高い評価を受け、 10年(鉄寅)のDNA「禄」の天剋地冲年だった04月23日(雨卯)のDNA「牽」日に、 同作で第63回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した 飴村行(69-0121/陽申)の『粘膜探偵』が、 05月25日(灯巳)のDNA「石」重なり(05月は灯巳)に上梓された。 戦時下の大日本帝国を史実よりも毒々しく 奇怪なテーマパークにしたような世界が舞台。 東京は新宿区若葉町あたり、父親は資産家の子息で元帝大医学教授で、 男尊女卑の思想が強く、女性を装飾品と見なす傾向があり、 妻もアクセサリー兼子供を産む機械と認識しており、 二人の男児の子連れで再婚した元レビューガールの母親は、 夫を教授兼資産家のバカ息子、つまり一流の金づるとしたうえで後妻に入るも、 夫が大学内で浮気中に煙草の火の不始末で職を追われると、 母親は前夫との間にできた長男と次男を連れ家を出て離婚調停中となり、 頭脳明晰でもなく、身長も体重も同世代男子に比べ劣る 唯一夫妻の間にできた14歳の三男の鉄児(てつじ)は取り残されてしまい、 あまりにもおぞましく、ここでは形容しがたい容貌の マレー半島近くの仏領の南国から連れてこられた影子という爬虫人と呼ばれる 「決して嘘を吐かない」女性奴隷の家政婦に面倒を見て貰っていたが、 一年発起、警棒拳術の鍛錬を続け、筋力持久力をあげるため、 一日数百回の腕立て、腹筋や懸垂の鍛錬、 朝晩十キロの走り込みを間断なくこなし、 今はしがない町医者もどきの父親に土下座し頼み込み 憧れの超法規的措置がとられた未成年者の集団である 特別少年警邏隊(通称トッケー隊)に 入ってから五日間の六月の蒸し暑い出来事を描いていく。 鉄児は憧れの特別少年警邏隊に入隊した矢先、 先輩が警邏中の巡査と敵対し怪我をさせてしまったものの、 その巡査の父親が上層部の大物とつながっており謹慎処分をうけてしまう。 納得のいかない鉄児は、汚名返上に燃え、 巷で噂の保険金殺人事件を解決するため独自調査に乗り出す。 軍部の思惑、昏々と眠る老女、温室で栽培される謎の植物、 行方不明の少女らが交錯する。14歳の鉄児の屈折した母性に対する憧憬が、 忌まわしい企みに巻き込まれ、暴力と狂気が渦巻き、 読者の理性をえぐるホラー&ミステリーの最凶の粘膜ワールドが 前作から6年の時を経て還ってきたというフレコミ。世界征服でもするのか! 福島県出身で、男子高に通っていたが詳細不明。 漫画家になるつもりと決意し、東京歯科大学を中退。 干合年だった91年(宝未)頃には、4コマ漫画を書き始めるも、 10社ほど回ったが全てボツで自信を亡くし、 害年にもかかわらずDNA「玉」年だった94年(草亥)脚本を書き始め、 TVの脚本家を目指すものの、生活資金が続かなくなり断念。 屈辱と妥協のDNA「石」の97年(灯丑)からDNA「牽」の03年(雨未)まで、 大宮の劣悪条件の鉄工所で、派遣労働者として勤務も工場閉鎖で実家へ。 (極端だから嵌まる持続が良くないほうにでた) 理解のある兄から「もう一度大学に行ったつもりで」と 四年間の猶予をもらい、月干支「草丑」の大半会を伴う 05年(草酉)、すなわち故郷の支援を意味する年より 小説を書き始めて、ギリギリ間に合った感があり、 現在は、また首都圏に暮らすと思われる飴村は、 DNA「調」主導で、執念深く極端で、女性的感性が突き出す。 女性の気持ちがわかるようでもあり、かえって弄ぶようなところもあり、 屈折の原点は若年時代に同年代の女性と口をきいていないこと。 何においても偏りが大きく、現実的な辰巳天冲殺でもあり、 女性の気持ちがわかりながらも、自身が男性であるため、 往時の社会の傾向を反映するがごとく女性に対する偏見あり。 作家になって「可愛い嫁さんをもらいたかった」だもの。 「調+禄」は、発想は独創的。組織を描いても組織には馴染まず。 上官を上官とも思えず、軍部の末端は好き勝手。 「禄」×2あるが、相当な頑固者で、表に見せる「禄」は一見愛想よく、 裏にある「禄」は権勢に対する稚拙な欲望。 「調+鳳」は、都合の良くないものは、なあなあで誤魔化す。 あるいは妥協して、それなりかも。 「調+玉」は、博識も常識なし。いわゆる普通の生活が出来ぬタイプで、 大人っぽい雰囲気があるのに、全く世間知らず。 才能は、この「玉」で、旧いものだから昭和初期であり軍部。 歪んだ異性への耽溺があるかないかはともかく、 対等には付き合えず、女王様として崇めるか、 まるで召使いのように、耐えさせるか。稚拙かもしれない。 実家へ戻ったのは、現実最優先の辰巳天冲殺で才能がこれ。 つまり、巧いことすがることは一過性なら可能。 「陽+調+丑月」は、自身が子供のような発想をするので、 子供には好かれたり、場合によっては一緒に遊ぶことも可能。 「申」年生まれ「陽申」は、表も裏もないわかりやすさだが、 表のことを裏でやったり、裏のことを表でやったり。 しかも、孤立するくせに束縛好き。 これでは、よほど趣味が通じないと交流不能。 生き方を表す伴星は「牽」で、他人を表にだしたり応援する。 物事の始めの洩星は「調」で、離別という破壊現象。 締めにあたる導星は「禄」で、他人に終了させられる。 宿命の特長は、晩冬極寒午前二時頃の仮死状態になっている 花を照らすといっても、石ころでゴツゴツで 水はけの良くない山間に沈んでいる太陽。 総エネルギー239点は、まずまずも、守護神木性は僅か14点。 しかも薪にもならぬので、自身の火性14点も湿るばかりで身弱扱い。 強いのは金性の84点で、異性と金銭物質への異様な執着。 水性66点は、強くはないのに無理をしがち。 年支も日支も「申」のため、表も裏もない性癖も 裏を隠そうとして、かえって表出させてしまう恐れ。 年干支の「山申」は、強固な砦で、援軍が到着するまで、ひたすら守る。 時代整合性なくなれば脆くなり、 感謝と奉仕で暮らしていれば、ギリギリのところで救いあり。 月干支の「草丑」は、地道で真面目。 そして日干支の「陽申」は、空想の世界に入りこみと生還困難。 直感に優れ、無から妙なものを創造するが、 その実、権力史上主義者の顔も持ち、周囲が見えずに失敗する可能性あり。 干支番号構成は、45-02-33で北方東方西方で南方欠け。 あまり頑張りすぎるとガス欠の恐れ。気楽に行きたい。 後天運は、初旬「5歳陽寅」はDNA「貫」の不器用な守り。 とはいえ、年干支と納音的で、日干支と納音という 不運を受ければ受けるほど、ダブルの成功運型だが、 生き方次第で失うものも多く、救われるものに依存しないと、 弾けきれない恐れあり。 2旬「15歳灯卯」は、DNA「石」の屈辱と妥協。または手抜き。 大学を中退して、横道にそれた。 3旬「25歳山辰」は、年干支「山申」の大半会を伴う DNA「鳳」の10年運天冲殺の半会なので、 ゆとりを持ち流れに従う自然体ならば成功時期も、 業界とは無縁の似合わない単純労働で、息切れ。 まだ書店員など周辺にいれば良かったが、無念の空振り。 4旬「35歳畑巳」は、主導DNA「調」の10年運天冲殺で、 前旬を否定できたので、ようやくデビュー。 現在の5旬「45歳鉄午」は、DNA「禄」の金性強化ばかりか、 月干「草」の守護神消滅の「宝」化でさらに金性強化。 干合月干「宝」は日干「陽」とさらに干合すれば、 月干は「雨」になり、これがさらに「山」と干合となると、 月干は「灯」に年干は「陽」になるため、 日干「陽」を固定しなおせば、変則干合火性天干一気となり、 大いに目立つので、再評価の時期。これは結婚でもすれば、堅実な作風となり、 生活が安定するといった意味になりそうだ。 今後は6旬「55歳宝未」は、DNA「司」の蓄積。 精神的な次元の上昇を本人が意識すれば相応。 ただし、前旬にしろこの10年にしろ、 独身で金銭物資だけの執着が拡大されるばかりだと、 たいして稼働はせずに、体調もさして良くない日々を迎える。 7旬「65歳海申」は、DNA「車」の多忙。生き方次第で危険。 8旬「75歳雨酉」は、DNA「牽」の名誉になればしめたもので 年干「山」の干合は表面的変化とはいえ、晩年には違いない。 アンダーグラウンドの帝王復活といえば、 なにやら物々しいが、明るさのない世界というか、 仄かで微かな陽光の飴村の本当の復活は、 続編みたいな世界観に浸った感じで、さらに成長ありなのだろうか。 解説には、性欲とバイオレンスにブラックな笑いが、 男子中学生の垂涎のバイブルみたいに誉め立てられているのだが、 倒錯した陰気な表現手段に退屈な彼らに一定の評価がくだされるとはいえ、 (爬虫人なんていうのはギャグだが、大人にもファンはいるはず) 初旬にダブルで成功条件があり、 普通人の3倍ほど成功する可能性を秘めているにも拘わらず、 現状にはご本人も満足していないだろう。 なので、ここでは直近に守護神木性年は期待できないので、 才能である「玉」の「草」を活かした(本作でも怪しげな植物は登場するが) いわゆる、それなりの年代の女性に好かれねばならない。 むろん、オバさまを通り越して、高齢者の方に寄り添うテーマであるとか 同じ昭和に傾倒するのでも、暗さではなく、僅かな明るさを表現しきれれば、 より多くの支持は得られるに違いない。 なお、この生年月日は男女の違いこそあれ、 飴村も一時は目指した漫画家として成功している あの「重版出来!」の松田奈緒子のほか 集団で活動する 猫背椿とも同じ。(女性は2旬は害だが、以降ターボ運) 彼女達に比べれば、飴村はいったい何をやっているのだ。 もっと女性を大切にしないと浮上せぬぞ☆ |
■2018年10月19日(金)木申 |
マテウシュ・ウルバノヴィチ○東京店構えにある懸念 |
○ポーランド出身のフリーランスのイラストレーター、 アニメーション兼アーティストでポーランド日本情報工科大学で コンピュータグラフィックにおいて学士号を取得し 在学中からフリーのデザイナーとして 書籍や漫画のためのイラストや、企業のビジュアルデザインを手がけ、 05年(草酉)から4年間、ドイツのWACOM社とポーランドのCorel社が主催する ソフトとペンタブレットのワークショップと 説明会においてインストラクターを務めた。 その後、神戸芸術工科大学でアニメーションの研究を行い、 12年(海辰)のDNA「牽」の干合年に 「Right Places」短編アニメーションで、大学院から卒業し、 13年(雨巳)のDNA「車」の天剋地冲年に、 アニメーションスタジオ「Comix Wave Films」で背景美術を描きながら、 東京にある古き良き建物をイラストで描き 16年(陽申)に、インターネット上に発表して話題となり、 新聞やテレビなどでも取り上げられたため、 これに新規描き下ろし40点を加えたイラスト50作品とし、 メイキングや俯瞰図、建物にまつわるエピソード等も紹介した マテウシュ・ウルバノヴィチ(86-0612/灯亥)の 『東京店構え』が、04月25日(灯亥)の律音日に刊行された。 本書は、外国人作家の視点を通して綴られる、 ノスタルジックな雰囲気の東京建物ガイドになっている。 17年(灯酉)よりフリーとなり神奈川県藤沢市在住のウルバノヴィチは、 「鳳」冲殺主導で、妙な表現手段で、趣味だか仕事だか区別がつかず。 「鳳冲+調」は、一風変わった行動力で、それなりにまとめる。 「鳳冲+玉」は、興味のあることしかやらず、 その興味も次々変化していく、廃れゆく旧きものを愛で、 それを阻止できないことに腹をたてながらも、自己の得意分野で残そうとする。 才能はこの「玉」で、年寄りっぽい発想で、本来は自国に縁があるのだが、 冲殺月干なので、事情がありで来日したところ馴染んでしまったともの。 「鳳冲+石」は、いわゆるところの常識の欠片もなく無頓着。 「灯+鳳冲+午月」は、口ウルサクて、批判大好き。 「寅」年生まれ「灯亥」は、矛盾だらけの人生。 生き方を表す伴星は「禄」で、全く予測不能の生き方。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助けありき。 締めにあたる導星は「鳳」で、趣味や娯楽に溶け込む。 宿命の特長は、仲夏正午頃の強い陽光に照らされた 森のなかの不自然な焚き火(不審火)。 一歩間違えれば火事になりかねないのを寸前でこらえる。 総エネルギー198点は迫力はあまりないものの 自身の火性は79点と派手なので、特に異国では目立つ。 焚き火としたが、燃料の木性は66点と相当濃いのに 金性ゼロ(DNA禄/司なし)のため、燃料を上手に使えず、 時にガサツ乱暴なのは避けられず、いわゆる優しさ堅実さなし。 感謝も奉仕も原則ないので、味方は少ない。 年干支の「陽寅」は、そこそこ器用だが、考えすぎると固まる。 月干支の「木午」は、純粋で直感力ありも、内側に犠牲者をだす。 そして日干支の「灯亥」は、喜怒哀楽激しく安定感なし。 理性が感情に勝ることはまずなく、 念が強烈に入ると、他者を恨んだりするので近づきがたい。 干支番号構成は、06-31-24で東方西方南方で偏りある熱気。 後天運は、初旬「8歳草未」がDNA「龍」の10年運天冲殺半会。 不満を持ちやすくなり、宿命にない放浪の素地が付加された。 2旬「18歳陽申」は、DNA「石」の屈辱に妥協の害。 本国に居たくなくなるような事情が生じ脱出。 ただし、行為じたいは悪しきことではないが、生月冲殺の自己発揮に加え、 害という思い通りにならない時期であったのは見逃せない。 現在の3旬「28歳灯酉」は、DNA「貫」の守り。 これはひとまず独立という活かし方をしている。 その後は4旬「38歳山戌」は、変剋律付のDNA「調」の独創性で、 方向性については苦悩しながらだろうが 年干「寅」に月干「午」があるので三合会局が成立し、 稼働力があがり世界が拡がる見込み。 5旬「48歳畑亥」は、主導DNA「鳳」の自己確立。 進み行く方向性の変化もあり刑もあるので、 内側の衝突は避けられぬ様相も、それもバネになる。 6旬「58歳鉄子」は、月干支「木子」の天剋地冲をともなう ありえない金性が出現して、DNA「司」は金銭物質に関する苦悩。 7旬「68歳宝丑」は、年干「陽」と干合すれば年干は「海」になり、 さらにこれが日干「灯」と二次干合すれば、年干は「木」日干は「草」になり、 月干はもとより「木」なので木性天干一気が成立し 仲間に囲まれて安定感がでる見込み。 8旬「78歳海寅」は、DNA「牽」の干合支合。晩年ながら評価が定まる時だ。 さて「お店を探し回ったり、ロケハンでオーナーとお話しをしたり 店の過去について自分でさらに勉強したりするのは楽しい経験だった」と 著者は語りさらに「(東京は)レトロスポットとして全く認知されず 日常の光景として都市の背景にとりこまれているまま」と嘆く。 これらのお店が注目される評価されていくことを望むようでも、 彼が描いた最初10店舗のうち、すでに3店舗は閉店し取り壊され、 一部の店舗が間もなく閉められるかなくなっていくようで、 「貴重なお店が保存されることを望みます」という。 「イラストを用いた絵本のような書籍です。 私は建築家ではありませんし、そのふりをするつもりはありません。 色とりどりでユニークな特徴をもつ東京のお店を愉しんで読んでくださり 実際の街のお店を探検しに、出かけてくれたらと願っています。」と語る。 ところで、ウルバノヴィチは、15年(草未)のDNA「龍」の天冲殺半会年より 日本人女性の佐々木香苗(85-0530/畑巳)と同棲をはじめ 16年(陽申)のDNA「石」の害年に結婚しており、 妻のサポートにより、日頃から作品についても下絵を担当するなど 頼りになる存在となっているようだが、 妻は総エネルギー274点とウルバノヴィチの軽快さを はるかにしのぐ存在感になっており、二人には共通干支がない。 外国人なので、それでもいいのかもしれないが、 同棲を経て結婚し、今回のように注目されたのも、全て妻中心の運の流れで、 実際今年(18年/山戌)も「玉」主導の安定感ある妻の天冲殺で話題になっている。 出会いも妻の「22歳木申」の干合支合で、 今も「32歳草酉」の三合会局で後押しされていることは事実だ。 たしかに本人に才能はあるのだろうが、 彼だけの運気ではここまでは上がってこれない。 これには妻の月干支「宝巳」が、夫の日干支「灯亥」を天剋地冲し、 何らかの忌まわしい過去を払拭できたからに違いないが、 刺激的とはいえ、いつまでももつのだろうか?! これが日本人同士なら、明らかに持続はせず、 そろそろどころか、とっくに崩壊している。 その意味では、ウルバノヴィチは彼女に頭があがらないだろうし、 今後ともある意味尻に敷かれて生きていくしかないと 心に誓って生きていくべきだと思う☆ |
■2018年10月20日(土)草酉 |
相川英輔○雲を離れた月は猟奇的な酷い矛盾 |
○05年01月(04年木申の最後)の24日(雨丑)の 有り得ないDNA「玉」の木性年の有り得ない水性の天冲殺日に、 「打棒日和」で、第35回九州芸術祭文学賞佳作、 13年(雨巳)の11月05日(草亥)の 有り得ないDNA「車」の水性年の有り得ない木性対冲日に 「日曜日の翌日はいつも」で、第13回坊ちゃん文学賞佳作、 16年(陽申)のDNA「石」の支合年の02月16日(山辰)の DNA「調」日に、「7月2日、夜の島で」で、 第46回福岡市文学賞(小説部門)を受賞した 相川英輔(77-0629/灯巳)が、上記15年度福岡市文学賞受賞作に加え、 「食べるのが遅いvol3」に掲載された 「エスケイプ」に書き下ろし二篇を加えた 短編集『雲を離れた月』を06月14日(灯丑)の大半会日に上梓した。 中学時代のちょっとした遊びの呪いか 御狐様の「20歳までに3人死ぬ」という言葉にとらわれ、 消息不明となっていた酒見君を探し出した源の前に現れたのは、 「女性に対する復讐をする」と豪語し あまりにも変貌した姿だった「雲を離れた月」。 大学時代の友人、榊君と久しぶりに再会した光安は、 思い出話をするうちに彼のお面に手をかけたあの夜のことを振り返る 素顔を仮面で隠して暮らしてきた「ある夜の重力」。 学費をパチンコで擦ってしまい卒業できなくなった渕上。 藁をもすがる思いで、偶然通りがかったかつての恋人佐織に、 50万円と引き換えに誕生日を手放してしまった 渕上がたどり着いた先に手にしたものは「7月2日、夜の島で」。 逃亡者を描いた「たべるのがおそい」掲載の 「エスケイプ」の4編を収録しているが、 書き下ろし2篇では、表題作はおぞましさを通り越した 女性蔑視の偏執狂なみの作品で、常日頃そういったことには 過剰反応する女性書評家が、「ちょっと今まで読んだことがないタイプの、 めっっっちゃ面白い短篇集です。筆の運びはあくまで堅実なのに、 いずれの作品も最初に想像した場所とまったく異なる場所に 必ず連れて行かれる気持ちよさがあるというか。 とにかく手にとってみてほしいです。」 なんてベタ惚れしているのは背筋が凍る。本当に作品読んでいるのか。 いくら作品上とはいえ、女性を動物以下に扱うような 表現している作家を持ちあげる神経がわからない。 ぜひ、申し開きを期待したいものだ。 従って、男性の劣情を刺激すらしない残虐短編を 堂々と頭に据えた時点で不愉快きわまりなく敗退したも同然である。 「ある夜の重力」と「7月2日。夜の島で」が、 若い男性の斬新な成長局面を切り取った秀逸なだけに、残念すぎる。 千葉県生まれ。福岡県春日市平田台育ち。 00年(鉄辰)、西南学院大学商学部を卒業し、 02年(海午)、西南学院大学大学院経営学専攻を修了。 数年間の足取りは不明も、06年(陽戌)学校法人中村学園入職。 15年(草未)のDNA「龍」年には、 中村学園大学短期大学部学生部生活支援課課長補佐就任。 現在は福岡県福岡市城南区に居住していると思われる相川は、 DNA「貫」主導で、状況や環境により変転変化するが、 好き嫌いは結構あり、気にくわない人物に対しては意固地になる。 「貫+石」は、組織にいながらも周囲と完全には融合できず、 一見人当たりは良いが、実際は独善的で自己中心。 利用できるものは利用してやろうとか、 正義感ぶりながら、裏では利益の計算をするような面あり。 「石」×3もあり、適度な距離をおいて、万全の態勢で 問題を回避しようとする姑息さや狡猾さが見え隠れする。 「貫+貫」は、利己主義でさして行動力はなく、頑なで懲りぬ面あり。 「灯+貫+午月」は、用心深く、苦難にさしかかっても、 辛抱強く、逃げ道を模索し、決して諦めない。 「巳」年生まれ「灯巳」は、他力運。 自分で出来る出来ないはともかく、他者を利用する。 探偵も雇うだろうし、仮面だって被る。 妙なカタをとって金貸しだってしかねない(笑)。 伴星は「牽」で、原則裏方。裏から見た様々な事象が小説にもなっている。 洩星も導星も、状況によって変わるので、特定できず。 宿命の特長は、仲夏正午頃の陽光が、不自然に灯台なり電飾看板なりを 従えた構図で、総エネルギーは360点もあり、 ちょっとしたアイドルの倍の存在感で、迫力あり。 木性ゼロ(DNA龍/玉なし)は目上剋しの子丑天冲殺でもあり、親縁なし。 習得本能は皆無で、原則理性は持ちあわせておらず、 背徳的な領域にも躊躇なく入り込めるが、自然に創造力を発揮するのではなく 下手をすれば頭の中身は空っぽなところを無限大に極度に屈折した この世のものとは思えない事件を物語る。 自身の火性207点はバケモノなみで、土性103点は気をつけねば遊び人や 犯罪者になりかねないので、近寄りたくない。 そして水性ゼロ(DNA車/牽なし)はルール無視の危険人物で、 精力的に働く意志もなく、己がルールブック。 異性を大切にする責任感もなく、おそらくは独身であると思われる。 実際にそういう行動にでるかはともかく 下手をしたら女性は欲望の捌け口としか感じない。 女性の気持ちはわからないので描かれる世界は女性側からの視線でも、 実際は男性が女性を追いつめたり 弄ぶという構図からは脱しきれないものあり。 最もそこまで極端でなくても、女性は友人どまりなら、ありだろう。 また、年干と日干が「灯」で月干が「陽」の 火性天干一気で目上を焼き尽くすような厄介な存在で、 地支も全て火性の12支なので、全火性格という、 火の玉のような存在で集中攻撃を受けたら、 一般人はひとたまりもないようだが、その実燃料になる木性はないので、 スカスカの絵空事になったり、露骨で稚拙で野蛮な攻撃なので、 惑わされずに動きを観察していれば抑制も可能。 表裏なしというよりは、表も裏も一緒くた。 判りやすい人だが、近寄りがたい一級の要注意人物だ。 年干支と日干支の「灯巳」は、なんでも自分で始末をつけたい人で、 一方にしか走らず、広いところが苦手で、狭くて暗い部分を得意としそうだ。 月干支の「陽午」は、他人の運を喰い潰すヒノエウマで、 常に挑戦者であるべきで、特に若い時に苦労がないと、 無宿者や任侠者にもなりかねない。 干支番号構成は、54-43の直線一気。あれもこれも出来ないが、 本業の学校職員くらいでは消化がされずに、 狭い箇所で膨大なエネルギー発揮が望まれるので、 作家の世界に入るのでなければ、 商いの世界で欲望をあらわにしたほうがよさそうだ。 後天運は初旬「8歳草巳」は、DNA「龍」の改良改革で、 有り得ない木性の「巳」重なりで、(水がないので)使いづらいとはいえ、 辛うじて生きていくだけの燃料を補填されることになったが、 この初旬の日居冲殺10年運は、両親特に母親の都合か。 自身の10年運天冲殺に入る47歳までは続くので、介護に苦悩。 2旬「18歳木辰」は、同じく有り得ない木性のDNA「玉」。 決め手はないが、伝統性や学びなので、就職も大学。 3旬「28歳雨卯」は、ありえないDNA「車」の水性で猛烈に働く。 そして現在の4旬「38歳海寅」は火性の天干一気が破格となり ありえないDNA「牽」の水性の干合支害でデビューも、 ありがた迷惑なので、すんなりと評価はされず、 落とし穴がどこかで待っているに違いない。 今後は5旬「48歳宝丑」が、DNA「禄」の10年運天冲殺で、 突如やってきた感謝に奉仕に投資。 月干「陽」の干合は方向性の変化により「海」になれば、 年干と月干の「灯」と二次干合し、干合木性天干一気が完成し、 集団を組織し目上を飲み込んでいく。 それが勤務先なのか文壇なのかは、いちがいに予測不能。 そういう宿命だからだが、ともかく上がったり下がったり、 有り得ない引力本能が様々な事象を見せてくれる。 初旬条件はないので、戸惑いも多く苦痛あり。 調子に乗りすぎる可能性も捨てきれず。 6旬「58歳鉄子」は、DNA「司」の地味な10年運天冲殺。 前の10年のつもりでやりすぎると、 一気に落とされてミジメになりかねない。金銭物質の苦労。 7旬「68歳畑亥」は、DNA「鳳」の対冲で、ほぼ息切れ。 前の20年の無理がたたり失速。 8旬「78歳山戌」は、DNA「調」の際だった体調不良か。 仕事をしながら、毎日1,000字の創作を自らに課しているという相川。 それが出来るのは野人の機動力が、無限大に稼働しているから、 乾いた雑巾を絞るようになって、必死に通用させているのだ。 とはいえ、これが亡ければ文章は書けぬ、習得本能の無さ。 そして、これだけの変人には自然界は苦労をさせたようで、 本当に評価されるかも微妙なところ。 感謝も奉仕もなく、また人を人とも思わねば恥はかくだろうし、 引き出しのなさを露呈させ、このままで終わる。 さて、期待はともかく、装画は表題作ではなく 二作目の「ある重力」のモチーフ。矛盾はなくしてもらいたい☆ |
■2018年10月21日(日)陽戌 |
箕輪厚介○死ぬこと以外かすり傷と野蛮の証明 |
○株式会社幻冬舎所属。株式会社エクソダス取締役。 CAMPFIRE community チェアマン。 堀江貴文イノベーション大学校で特任教授。 「ネオヒルズジャパン」与沢翼 創刊NewsPicks Book創刊。 そして、自身のオンラインサロン「箕輪編集室」を主宰。 合同会社「波の上商店」を設立など、 近年目覚ましい活動をしている編集者の箕輪厚介(85-0828/畑亥)が、 魂の叫びともいえる『死ぬこと以外かすり傷』を、 自身の誕生日である08月28日(海辰)のDNA「司」の欲得天冲殺日に刊行した。 同書はいま出版界で最も勢いのあるベストセラー編集者である 箕輪による「あたらしい働き方」本で、 若者から絶大な支持を誇っていると自負する編集者の 革命的仕事術を自慢しているものである。 情報社会の最前線を走るトップランナーたちの著書を ベストセラー化させてきたその「剛腕」の秘密とはなにか? SNS、サロン、コミュニティ、そして「熱狂」・・・。 時代を生き抜くキーワードを足場にして、 あらゆるビジネスパーソンに送る旧来の価値観をぶっ壊す教え。 「今の現状に満足していない」「一歩が踏み出せない」 「やらないといけないと思いながらもできていないことがある」 という人に向けたメッセージで、 読後にはやる気が満ち溢れてくるような本というが、 軽くて勢いだけの文体は押し付けでなく、 同僚や友達からのメッセージという仕上がりだが、 内容はこれまで彼が発信してきたことのまとめで特に目新しいことはない。 とはいえ、幻冬舎に身を置きながらも オンラインサロン「箕輪編集室」を主宰し 月給の20倍もの収益を副業で稼ぎだしたり、やってることは無茶苦茶ながら、 「今後5年で、すべてのルールが変わる。今までのやり方を捨て、 変化に対応できる者だけが勝つ。無知こそ武器だ。バカになって飛べ! こっちの世界に来て、革命を起こそう。」と煽るだけ煽り テンションだけは高い。一応、目次を抜粋しておく。 ○はじめに こっちの世界に来て革命を起こそう 第1章【考え方】予定調和を破壊せよ ・トラブルに身を投げろ! ・バカなことにフルスイングせよ ・安全安心を破壊せよ ・言ってはいけないことを言ってしまえ ・退屈な世界に火を放て 第2章【商売のやり方】自分の手で稼げ ・意識くらい高く持て ・誰も行かない未開を行け ・社員を奴隷にする会社は捨てろ ・ブランドを稼げ、未来を稼げ ・帰る場所がある人間にひとは熱狂しない 第3章【個人の立たせ方】名前を売れ ・ヒーローインタビューを想像せよ! ・恥をかけ、血を流せ ・風呂敷を広げろ ・教祖になれ 第4章【仕事のやり方】手を動かせ ・今やれよ! ・スピードスピードスピード! ・量量量! ・熱狂に出会うための自然消滅のススメ ・何か一つでトップになれ 第5章【人間関係のつくり方】 ・丸裸になれ ・憑依レベルでブンセキせよ ・目的だけをにらみつけろ 第6章【生き方】熱狂せよ ・ただ熱狂せよ ・自分の体で実践する ・識者や業界人の評価などいらない ・この世に受け入れられない才能を愛する ・努力は夢中に勝てない ○おわりに バカになって飛べ! フシギなのは、本書が幻冬舎の社長に 「箕輪は道を踏み外しているところがいいんだよ」と言わせしめ 「こんなこと言える社長はいないと思いました。 僕は見城徹によってできていると、本を書きながら改めて感じました」 なんていいながら、幻冬舎から出版されていないことか。 それは最後に説明したいと思う。 東京都港区赤坂出身。「大学時代は1秒も勉強もしなかったと思う」という 早稲田大学第一文学部を卒業し、結婚当時は埼玉県所沢市小手指に 居住していたが、現在は品川区天王洲アイルに暮らし、 10年(鉄寅)の主導DNA「調」年に双葉社に入社。 ファッション雑誌の広告営業として4年間、 タイアップや商品開発、イベントなどを企画運営に携わる。 14年(木午)のDNA「牽」年から編集部に異動も、 15年(草未)のDNA「車」の半会年に幻冬舎に転職した箕輪は、 DNA「調」主導で、他人と同じことをしたくない。 1の刺激を受ければ10なり100なりにして返す心持ちで、 発想は女性的で存外細やかながら、反骨心の塊。 「調+貫」は、集団行動をしているように見せかけ個人プレイ。 恩知らずで義理人情は通用せず。 才能は、この「貫」で、状況環境により変化するカメレオン体質。 好き嫌い激しく、攻撃を受けたら、相手を徹底的に潰すまで叩く。 「調+司」は、負けず嫌いで敵が強いほどウレシイ。 「調+車」は、常に何かに衝突していないと気が持たない反骨精神の極み。 「調+牽」は、経済感覚なく、行動言動は粗野で大胆。 「畑+調+申月」は、遊び感覚の仕事なら表面上は憎まれず。 「丑」年生まれ「畑亥」は、狭視。 視野が狭く、そのため異性を理解する余裕はない。 生き方を表す伴星は「調」で、感性鋭い奇異な人生。 物事の始めの洩星は「貫」で、単独行動。 締めにあたる導星は「牽」で、名を残す。 宿命の特長は、初秋午後4時頃の騒々しい集会所。 あるいは雑多な人が集まる、デモ行進。 総エネルギー219点はまずまずだが、 一見協力者が多いのは木性が53点と、 あわよくば箕輪を利用しようという輩が多いため。 勢いがあるように見えるのは水性(DNA禄/司)過多で、 流れが急に見せかけて金銭物質を強奪する山賊の類い。 実際は火性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人並みで、熱気はなく鬱陶しい摩擦だけ。 原則頭の中は空っぽなので、無限大のつもりでいれば いくらでも吸収できる商売人。理性も品性もなく、目上縁なく、 野人並みイコール雑兵なので、獰猛に働くのみ。元気そうに見えて、空元気。 格調の高さや教養に通じるものがなく、 熱血漢に見せてはいても、思慮も本物の情熱もないので、 騒々しさでごまかしている、単なる賑やかし。 親縁なし、目上縁稀薄の、ハミダシ者という存在。 「昼間からあまりに飲んだくれて騒いでいたから、 早稲田大学文学部キャンパスで酒の販売が禁止になったのは 僕のせいだと思う」だそうだ(嘆)。 秋生まれの守護神は木性なので、年干は「草」、月干は「木」と商品は豊富。 また月干支「木申」VS日干支「畑亥」の干合支害は、 結婚はしてもろくでもない相手になりやすく、最後が華になりづらい。 (実際しているようで子供も二人いるが、 一人は確実に13年/雨巳の箕輪の夢の中で誕生している距離感あり) これは様々な理由で、婚姻生活が長続きせず、 結婚が順調なら、仕事にその現象がでて、 持続力のない、その場限りの繰り返しになりいずれ破綻しやすい。 年干支の「草丑」は、忍耐力がありマイペース。 適当なようで、しっかりと計算して動く。 しぶといので、実は持久戦も得意だが、 短期決戦で、煙に巻いたほうが得策の野人が、なかなかそうもいかない。 月干支の「木申」は、理想が高く実現不可能なほど 壮大な計画をたて実行しようとするが、 周囲と歩調がとれず、先走りに終わりかねない。 器用で何でもそつなくこなすが、肉体酷使しやすく 倒れる時は兆候なく一気で、周囲に迷惑をかけやすい。 そして日干支の「畑亥」は、勝負強い博打打ち。 度胸があり過渡期な時代で他者をだしぬくように活躍するが、 自我が強くプライドの塊で、組織内反逆児と認定され、 また、敵をつくって勝負をするのが生きる糧で、 凡庸な人生を嫌い、浮き沈みの激しさを愉しむところもあり。 干支番号構成は、02-21-36と東方南方西方をそれなりに網羅する。 後天運は、初旬「7歳雨未」は、DNA「禄」の半会で、 なんとなく気になる存在で、人に好かれるが、善し悪しは別。 2旬「17歳海午」は、DNA「司」の濁った引力本能で、それなり。 現在の3旬「27歳宝巳」は、DNA「鳳」の10年運天冲殺で、 突如発信力が豊かになり、遊興の乗りで何でもやりたい放題。 宿命にある害も切れてスイッチが入った状態で、 怖い物なしのような感覚を受けるが、必要なのは感謝と奉仕だが おおっぴら部分で、行われているようには思えない。 今後は4旬「37歳鉄辰」は、DNA「調」の主導DNA10年運天冲殺で、 己そのものを自覚する様相で、行動領域は特化されるが、 派手な目立ち方をするが、吉凶は別。 感謝や奉仕で社会貢献しているようでないと、 衝突ばかりの上がり下がりで、最後は下りが底をうち、 これといった残せるものがないようになる。 5旬「47歳畑卯」は、月干「木」が干合され、 進み行く方向の変化も、変化後は「山」であり 屈辱や妥協で足踏みしかねないが、 政治の世界に軸足をおけば、いわゆる選挙屋として生きるが、 前の20年で運はおつりがないほど使いきっている 可能性は捨てきれず、DNA「貫」の大半会の大事件も、 そのまま萎えることもあり。 6旬「57歳山寅」は、DNA「石」の屈辱と妥協。宿命の害は切れるが、 文字通り「山」に覆い被される時期で為す術もなし。 7旬「67歳灯丑」は、ありえない火性のDNA「龍」で改善。 降って湧いたような新たな流れもあるが、 受け入れ態勢がなく戸惑えば、焼け野原になるかもしれず、 全てが終わりになることもあり。 8旬「77歳陽子」は、ありえない火性。 前旬のように直火ではないのDNA「玉」で、 緩やかに対応はできるかもしれぬが、さすがに晩年で、 最後の力を振り絞って何かをするか。無理は禁物である。 さて「会社員はノーリスクでギャンブルが出来る」とか DNA「石」年らしく調子の良いことを言ってはいるが、 たしかにサラリーマンはエキサイティングなわりには 良い仕事に違いないだろうが、現在の勢いはあくまでも野人なみの男が 10年運天冲殺という勢いで遊び狂っているだけ。 しかしこのままでいいと思うか。 好き勝手にやっていて、奉仕も感謝もなければ、 信奉する堀江貴文(72-1029/雨巳)のように収監されることもある。 それを回避できるほど箕輪に知恵があるかといえば、 それこそ周囲の助けがなければ、難しい。心しておくべきだろう。 「過激にして愛嬌あり」ではすまされない(笑)。 とはいえ「休日に牛丼屋でバイトをして小銭を稼いでも意味が無い。 それは時間と金を交換しているだけ」というが、 それしか出来ない人が休息したくなければ、 第一歩としては否定できないことでもあるのだ。 そこを頭から「オレは賢い」を押しつけられても、 実際はここに解説したとおりなのだから(爆)。 ところで、この2年(16年/陽申・17年/灯酉)は、 箕輪にとってありえない火性の恩恵で、 10年運天冲殺の勢いを加味すれば、この世の春。 今年(18年/山戌)が、DNA「石」年の屈辱妥協でもあり、 さしもの箕輪の企画もたらい回しにされた経緯もあるが そこは愛嬌で無事出版され、そこそこ売れている。 「一冊の本を通して一番成長するのは間違いなく編集者だ」 なんていうわりには、どうなんだろうか。 では、何故幻冬舎から出版できなかったかの疑問にこたえれば、 なんのことはない、 箕輪が慕うほど見城徹(50-1229/山戌)が、箕輪を信頼していないことだ。 やたらうるさく言ってくるし、何かはやってくれそうだからと 野放しにこそすれ、箕輪の月干支「木申」が、 見城の年干支「鉄寅」を天剋地冲するため、いちいち鬱陶しく、 動物園の品揃えとして居場所を与えているだけで、 共通干支もない陰陽関係の「山」と「畑」に未来なし。 いずれは袂を分かち合うことにもなりかねないので、 捨て駒のひとつと自覚をすべきだろう。 見城という男は、見かけはあんなだが、 「司」主導で堅実で、手堅さの権化。けっこうしっかりした金勘定をするので、 箕輪の丼感情を、いつまでも認めてはいない。 当然、切り時は探っていないわけもない。 性急に結論をだす熱狂もどきでは、いつまでも通用しないということなのだ☆ |
箕輪厚介○85-0828 |
畑木草草 亥申丑-7 車牽司調貫(調主導) 木性(53)火性(00)土性(41)金性(45)水性(80)/総合219 辰巳天冲殺/天冲殺(27歳宝巳/37歳鉄辰)/主導DNA(37歳鉄辰) 大半会(47歳畑卯)/方三位(77歳陽子) 月干支VS日干支干合支害/害切れ(27歳宝巳/57歳山寅) 狭視(異性理解不能) 木性過多/火性ゼロ(野人)/水性過多 -7歳雨未/17歳海午/27歳宝巳/37歳鉄辰/47歳畑卯/57歳山寅/67歳灯丑/77歳陽子〜 |
見城徹○50-1229 |
山山鉄灯 戌子寅+3 鳳貫貫司車(司主導) 木性(24)火性(26)土性(68)金性(33)水性(26)/総合177 辰巳天冲殺/天冲殺(33歳海辰/43歳雨巳)/変則方三位(3歳畑丑) 主導DNA(43歳雨巳)/三合会局(53歳木午) 木性脆弱/火性脆弱/土性過多/水性脆弱 +3歳畑丑/13歳鉄寅/23歳宝卯/33歳海辰/43歳雨巳/53歳木午/63歳草未/73歳陽申〜 |
■2018年10月23日(火)山子 |
松山剛○聞こえない君の歌声を、ぼくだけが知っている。の清い愛 |
○法律関係の資格を目指したのち、 守護神条件あり天冲殺害切れの02年(海午)より小説を書き始め、 06年(陽戌)の忌み神DNA「龍」年に「閻魔の弁護人」で 第8回新風舎文庫大賞準大賞を受賞しデビューも、 出版社の倒産により印税は入らず絶版になっていることを嘆いている 松山剛(77-0730/山子)の 『聞こえない君の歌声を、ぼくだけが知っている。』が、 08月25日(畑丑)のDNA「石」の害切れ支合日に上梓された。 同作は、声なき君の歌声を辿って、とつもなく大切な物を、僕は追う。 動画サイト上に投稿された「歌声だけがない歌う少女」の動画。 様々な憶測を呼び、いつしか彼女は「無声少女」と呼ばれ、社会現象となった。 主人公の大学生の永瀬は、産まれてまもない頃、父親を事故で失い、 母子家庭で育ってきたが、その母親も過労で彼が大学2年の時に なくなってしまい天涯孤独の身。 そんな青年に、ある日突拍子もないことが起きる。 突然なぜか世界でただ一人だけ「無声少女」の歌声が 聞こえるようになってしまう。 彼は彼女の歌詞をヒントに「無声少女」を探しに行く。 動画の少女は誰・・・? 彼女の歌は、何のために? 目の前に現れた「サクヤ」は「桜夜?」。そして「#398」。 「澄鈴(すみれ)」の正体は?! そして、真実が語られる。 全ての答え。それは「愛」。これは切ない家族の「愛」の物語。 そして、少女は生き別れた母親に再会できるのか。 なぜ父親と二人で暮らしていたのだろうか。 そして時空を越えて、少女は母親を失わないために、 ある仕掛けをほどこす。父親に。 物語の構成が巧みで、一般文芸作品でも出来ないことはないだろう。 東京都福生市熊川出身、現在も同市在住。 都立立川高等学校から中央大学法学部を経て、 当初は法曹界を目指すも、現在はライトノベル作家として活動し、 同市内に猫と暮らす松山は「石」冲殺主導で、 常に妥協・屈辱を強いられるもので、 救済されることは少なく、何でも後回しにされる懸念。 「石」は、友人・知人・仕事相手になるが、縁がないので、孤独。 近隣の犠牲にも遭いやすく、安定しない社会生活。 生月冲殺が家からでているようだが、たいして遠くもない距離では、問題多発。 23区内にうってでるくらいの思いっきりがないと厳しい。 「石冲+龍」は、周囲と融合せず自己弁護ばかり。 発想も中途半端なうえに、妙にせせこましく、 経済状態を気にしながらの活動は明るさなし。 「石冲+司」は、日常生活で犠牲になるものが欲しいのに、 華美にしたかと思えば、真面目すぎて地味。 才能は、この「司」で作風にもピュアな面はでているが、 根底にそれがあっても冲殺された「石」がらみなので、 遊び人やら人の道に外れるような勢力となって可笑しくないが せいぜい不登校児童をメインに据える程度。 「石冲+玉」は、理屈っぽい、素直ではないなどだが、 意味のもたないフレーズはなく、 こねくりまわしたようなメッセージを載せる。 「山+石冲+未月」は、落ち着きがなく、常に他者を意識。 都会にあって、福生のような、半端に近隣の目があるのは 精神衛生的には、良くないかも。本質は動物的だ。 「巳」年生まれ「山子」は、内外シーソー。 表も裏も同時に恵まれることはなく、成功には犠牲がつきものである。 生き方を表す伴星は「禄」で、つかみどころのない優しい人生。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。 締めにあたる導星は「石」で、共同で終わる。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の活火山。 総エネルギー215点中土性67点と過多だが、 それを上回る火性の91点は、簡単に近づけぬほど火力が強く、 うっかりすると火砕流のように流れ出してきても困るので、 近づきがたい代物。 また、守護神の雨に至っては19点しかなく その水が湧き出してくる金性も21点しかなく 冷却装置はほぼ着いていない様相で、有り難い存在とはいえない。 原則頭の良い人だが、守護神にあたる安定的な家庭がないと すなわち幸福さのさじ加減でいかようにも変わる。 それが母親成分(灯)の火性過多の影響か、 その配偶者成分(海)がなく陰陽関係の守護神「雨」が身弱で、 父親の力が弱かったのだろう。 また、最大の魅力は本人には苦悩だろうが、 月支「未」VS月支「子」の害持ちは、最後が華にならず。 あるいは内側が汚れて、不純な運気にさいなまれ、持病持ち。 特に下半身が弱く、いざという時に格好つけられず。 とはいえ、これが作家としての発想としては 最後に可笑しな展開になったり、逆転の源になるので、 なんとも厄介なものだが、有り難い。 年干支の「灯巳」は、他人に任せられず 何でも自分でやりたがるが、広いところは苦手で、 あれもこれも出来ずに、先祖の運の上がりきったところや、 落ちきってこれから昇る時に誕生しやすい。 月干支の「灯未」は、クールさを装っても、中身は熱く、 水をかけても燻る焚き火のように往生際悪し。 そして、日干支の「山子」は、情報を得てもそのまま発信せず 自分なりに加工したり、枝葉付けるなど工夫する。 若いうちから、大人に混じり刺激を受けていれば、 どん底に落ちようと、タフな精神で立ちなおることが可能。 干支番号構成は、54-44-25で北方西方南方で東方欠け。 後天運は、初旬「8歳陽午」が、DNA「龍」の改良改革。 小学校に入学してから何らかの刺激があったはずだが、 特に親の都合で引越しや転校をしたものではなく、 精神的なものに違いないが、日干支「山子」と納音的 (初旬のみ用と山は同格)なため成功運型も、 不安定な上がり下がりする10年運天冲殺でもあり、 親の生き方に起因する、イジメなどを受けたり、 孤独な生活を強いられた可能性が高い。 とはいえ、それで害が切れていればめっけ物か。 親によりゲーム機が親戚のマッサージ器と交換されてしまった 苦い経験もあるが・・・。 2旬「18歳草巳」は、DNA「牽」の役目役割、免許、自尊心。 明らかに法曹関係を目指したが、 02年(海午)の年干と月干(共に「灯」)の干合で、 進み行く方向も何もかも変転する条件あり守護神天冲殺年に、 変節があり、小説を書く方向に舵を切ったものの、 そうそう簡単には自然界は許さず。 火性があまりにも強く、即座に燃え尽きてしまう可能性もあり 「草」の刺激では不足だったと思われる。 3旬「28歳木辰」は、DNA「車」の半会と、 動きと共に成果のある絶好の稼働期。 とはいえ06年(陽戌)の忌み神DNA「龍」年に始めたことでは さらに自然界より試練がかせられ、印税もなし。 ようやく09年(畑丑)のDNA「石」の主導DNA害切れ年に、 真っ当な扱いを受けることになる。 現在の4旬「38歳雨卯」は、月支「未」の半会で自信満々。 DNA「司」は守護神のため、干合でファンもつかまえるが、 変わりきると日干は「陽」の火性の天干一気になるため、 目立ちに目立つが、感謝や奉仕がなく、ケチになったら、良さも何もない。 今後は5旬「48歳海辰」が、DNA「禄」の半会。 とてつもない感謝と奉仕が望まれる時だが、 共に忌み神年干と月干の「灯」が「草」に変化し、 別世界に連れて行かれるか、あるいは権威があがるかは、 まだ先のことなので何ともいえないが、 不遜になれば権力行使という生き方になり、 どこかで手厳しい洗礼を受けかねない。 6旬「58歳宝丑」は、DNA「調」の支合で、 細やかな仕事を手がけるか、反社会的になるか。 いずれにしろ、月支「未」の対冲で腹をくくり、 日支「子」の支合で、形にする害切れの節目には違いない。 7旬「68歳鉄子」は、DNA「鳳」の豊かな感性も、 おそらくは晩年でもあり、力が抜けるばかり。 8旬「78歳畑亥」は、DNA「石」の主導DNAで自己確立。 とは言っても、年齢が年齢だけに使えるかは不明だ。 さて、松山はそれなりに専業作家としては やっていけている模様だが、そのくらいで満足していいのか。 そもそも作家ではなくとも、一風変わった人々を相手にする商いでも、 似合ってなくもない。今作でも、読者を泣かせる設定を縦横無尽に駆使して、 それなりに清潔で未来があるのだかどうだか微妙な 純愛路線で突っ走ってくれているのは喜ばしい。 とはいえ、究極の成功には、「巳」年生まれ「山子」は内外シーソーである。 結婚はもとより、私生活は一切充実させてはならない。 充実というよりはないに等しいのが素晴らしい。 その意味では、猫と暮らしている模様だが、 それがいまひとつ弾けきらない理由かもしれない。 そんなに軽いところで満足していていいのか。 松山には世界が崩壊するほどの、愛が溢れる物語を書いてほしい。 異性ではなく愛だ。それが守護神「雨」の方向。 ありえない準守護神「海」の方向。それが実現できずに、通俗的になるな。 感動できない松山なんかいらない。少しだけ笑えるなら、良いけど☆ |
■2018年10月24日(水)畑丑 |
宮崎智之○モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだの不健康 |
○諸般の事情(後述)により、フリーライターとして糊口をしのいでいる 宮崎智之(82-0316/灯酉※)が、ダイヤモンド・オンラインや、mesayおよび 個人blogに掲載した記事を電子書籍化したものをさらに再構築した 『モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ』が、 06月10日(雨酉)に上梓しているので解説する。 どうにもしっくりこない人がいる。スーツ姿にリュックで出社するあの人、 職場でノンアルコールビールを飲むあの人、恋人を「相方」と呼ぶあの人、 休日に仕事メールを送ってくるあの人、 彼氏じゃないのに「彼氏面」するあの人・・・。 古い常識と新しい常識が入り混じる時代の「ふつう」とは? スッキリとタメになる、現代を生き抜くための必読書。 とにかく、現在は時代の変化が激しい。 ビジネスでも生活でも恋愛でも結婚でも、 今までの常識がまったく通用しなくなっている。 古い価値観と新しい価値観との間で板挟みにあい、 身動きが取れなくなっている人も多い。 そんな時代だからこそ、まるで煙突から湧き出る煙のように、 あらゆる日常の場面で「モヤモヤ」が立ち上がっている。 インターネット、とりわけSNSの普及がモヤモヤを増幅させていることも問題。 「SNSで嫌いな上司から友達申請」などということは、 昭和の時代では起こり得ないことだった。 価値観の衝突が、SNSによって可視化されるという状況も、 人々のストレスに拍車をかけている。 ほかにも本書には、SNSに顔写真を無断投稿するのはハラスメントなのか、 メールの文末に「iPhoneから送信」をつけたままだと、 相手をイラつかせるのか、といったモヤモヤに対する提言を収録している。 テクノロジーの進化により、それまで存在すらしなかったマナーが 次から次へと出てきて、些細なマナーでも、 それに反すると「炎上」することもある。 そんな取るに足らないことについて書くことに、 なんの意味があるのかと疑問に思う読者もいるかもしれない。 しかし、日常で感じる些細な違和感を言語化することこそが、 現代社会を考えるうえで重要なことだと筆者は考えた。 そして、なによりも「そのモヤモヤが些細なことであればあるほど、 他人に話しにくい」ということこそが、本書を記した一番大きな理由だそうだ。 「そんなこと、誰も気にしていないのではないか」 「悪口に聞こえてしまうのではないか」。 そうした躊躇によって、現代人は多くのモヤモヤを抱えている。 本書は気楽な気持ちの読み物で、取るに足らない、 しかし、放置しておくとフラストレーションが溜まるモヤモヤを すくい上げることによって、より現実の解像度が上がり、 現代社会を深く洞察できるようになるという証明を目指したようだ。 「あの人に、私はモヤモヤしているんだ!」と大声で叫べるか。 モヤモヤをモヤモヤのままにしておかず、 日々の生活で抱える違和感を堂々と表明すべきではないのか。 ある意味、触れておかず放置しても、 何ら罪にも過失にも問われないのが、本書である。 東京都福生市出身。明治大学文学部を卒業、 西多摩新聞記者、編集プロダクション(プレスラボ)を経て、 条件なし天冲殺の夢の中の13年(雨巳)のDNA「車」の半会年に、フリー。 12年(海辰)のDNA「牽」の干合天冲殺年から世田谷区北沢で3軒引っ越し後、 今年(18年/山戌)は、DNA「調」の害年だというのに、 10月17日(海午)のDNA「牽」の干合日に、 最寄駅が、田園都市線の池尻大橋の目黒区民になったばかりの 宮崎はDNA「龍」主導で、落ち着きなし。 裏読みしたり、深読みして疲労する。 本質は環境により変質させられるが、逃げるには長けている。 「龍+禄」は、教養と好奇心あり、視野は広くないため、 全体を俯瞰できずに、あちこちに良い顔は出来ない。 「禄」×2は表側と裏側にあるが、似ているようで異なるもの。 愛想が良いのもポーズの場合あり。 「龍+牽」は、小細工得意で、細かな事が気になりやすい。 「龍+車」は、いきあたりばったりで、瞬間判断力あり。 「灯+龍+卯月」は、他者とは脳波のサイクルが違う。 「戌」年生まれ「灯酉」は、弱いふりをしていれば、 人に助けられることが多い。 生き方を表す伴星は「貫」で、波の少ない人生が望まれる。 物事の始めの洩星は「禄」で、誰かにその気にさせられる。 締めにあたる導星は「龍」で、過去にこだわらず前進する。 宿命の特長は、仲春午前六時頃の灯火で、港近くなので灯台だが、 霧がでていて視界は良くない。 離婚して再婚しているのは、いくつも理由があるが、 総エネルギー153点と身弱なのに、年干に「海」、月干に「雨」と 配偶者成分が並立しているばかりか、 年干支「海戌」VS日干支「灯酉」は干合支害で、 究極の表裏は持続力皆無で、異性の気が強いため。 また月干支「雨卯」VS日干支「灯酉」の天剋地冲は、 常に内側に歪みがあり、配偶者に至難を押しつける。 配偶者を犠牲にして踏み台にしたり、それで自分が蘇生したり、逃げ切るため。 異性の世話になるために結婚しても、堪えきれないばかりか、 相性の良い相手に、なかなか巡りあわない可能性が強いため。 守護神が金性で、草刈る道具だが、木性17点に比して金性44点は、 感謝や奉仕などの気持ちを使いきれず。 年干支の「海戌」は、旧い地域旧い考え旧家などに生まれながら、 新たなことに挑戦するチャレンジャー。大胆だが若干繊細さ欠け配慮不足。 月干支の「雨卯」は、どこか貴族のような柔和さがあり、 常識的な模範生といった風情も迫力に欠ける傾向。 そして日干支の「灯酉」は、情に訴える怖い物知らず。 物事を単純に考え、難しいのや面倒なのは好まず、 来る者は拒まず、去る者は追わず、浪花節的生きざま。 干支番号構成は、59-40-34で、西方と北方のみで、 どちらかというと、未来を開拓するような希望はなし。 後天運は初旬「7歳木辰」が、木性強化の燃料補給と、 年干支「海戌」VS日干支「灯酉」の干合支害への 警告を発しながら気合いをいれて害を切る、 地元力なり地場の力強調の10年運天冲殺。 日干「灯」と宿命内干合した年干支「海戌」は「木戌」的になり、 10年運「木辰」と納音関係になるため、 DNA「玉」の難儀な仕事や親の犠牲による 成功運型を与えられ、社会参加後に稼働見込み。 図書館のような比較的静かな中で育つ。 2旬「17歳草巳」はDNA「龍」の何もかもが新鮮で美しく、 何らかの戸惑いからも蘇生し、新しい世界にでていく10年運天冲殺。 3旬「27歳陽午」は、DNA「石」の屈辱や妥協もあるが、 友人知人と交流を深め、それまでの屈折から解放される時期。 条件は20年間の10年運天冲殺明けで、 その質も比較的自分に味方した木性なので、 抜けたと言っても、気分的には中途半端ながら勢いだけはあり。 来年(19年/畑亥)から始まる4旬「37歳灯未」は、 年干「海」の干合で表面的な仕事運の変化。DNA「貫」は、守り。 ひとまず落ち込みがないように守りに徹するか 脆弱な運気なので、冒険は禁物。 その後は5旬「47歳山申」は、DNA「調」の方三位で、 年支「戌」と日支「酉」の害を軽減させるもので、 月干「雨」が干合により「灯」になれば、 年干「海」に干合月干「灯」と日干「灯」が二次干合し、 木性天干一気となれば、良き組織の完成で、 次元を上げきれば良好なものになりうる。 6旬「57歳畑酉」穏やかで冷静な発信力のDNA「鳳」で 月干支「雨卯」の天剋地冲もあり、腹を括れば、 なかなか前進はできずとも、まずまず。 7旬「67歳鉄戌」は、DNA「司」の害で、好き勝手に生きてくれば、 金銭物質の失態や、せせこましくなって、失速の恐れ。 8旬「77歳宝亥」はL、DNA「禄」の感謝に奉仕も晩年すぎて判定不能。 さて、宮崎は身体がそこまで頑丈ではないと言うように、 身弱で庇護してもらう立場。だったら、なぜフリーなのかは これまで何度も触れてきたが、それこそ持続力の無さ。 本来ならば、弱いからフリーではなく 弱いからこそ組織にいて出来る事が多いはずで、 真っ当な仕事で地道に無理をしないのが吉である。 本人は変わらずに周囲が変わることで宿命は活かされるべきで、 長生きをして発信し続けたければ、 組織に身を起き、楽をしながらおかしなことを言うべきだろう。 「虚弱体質の僕には会社員は向いていない」ではなく、 今となっては彼の理解者も増えているし、 それこそ時代は変わっているので多様な勤務体制も考慮される。 いたずらに上司と衝突することもない。 なので、仕事場のそばに居を構えストレスのない環境で、 のんびりとやっていけば、 むしろ、宿命の毒がより効率良く健全に噴射されるだろう。 でないと、毒を発する以前に身体を傷めてしまいかねない。 それでは面白しい宿命を活かしきったことにならず楽しくない。 天冲殺でフリーになったツケ、天冲殺で離婚したりして、 昨年(17年/灯酉)の律音の人生の折り返し地点で、 再婚したと思われるが、今年(18年/山戌)はうってかわって害年。 前年で上がりきった感もあるので、細心の注意をはらっていかねば、 これからは、ゆっくりゆっくりと下がってしまう。それを自覚すべきだ☆ |
■2018年10月26日(金)宝卯 |
吉田潮○産まないことは「逃げ」ですか?の大疑問 |
○編集プロダクション出身の酒浸りライターで、 医療健康から下ネタ、テレビまで、縦横無尽に執筆。 「離婚」「介護」などで多数の著書があり、 NHKのPRサイト「1.5チャンネル」の中で「ドキュメント72時間」を 72秒で読む「読む72時間」を書いたりしている吉田潮(72-0406/灯卯)が、 昨年(17年/灯酉)の60年に一度の納音年でぶっ壊れてしまったのか 『産まないことは「逃げ」ですか?』を 09月05日(草未)の主導DNA「龍」の半会日に上梓しているが、 夢の中に突入し話題を呼んでいるので解説する。 同書は、不妊治療から妊娠、流産まで実体験の記録。 結婚=出産という図式が薄れつつある現在だが、 著者は「子供が欲しいという病」を指摘。 「子供が欲しい理由は、純粋に子供が欲しいからですか?」と問う。 例えば、子供がいることで社会的に認められる、 子供のためという自分自身への免罪符ができる等々で、 著者は「好きな男を繋ぎ止めておくために子供が欲しかった」と正直に明かす。 34歳まで気持ちよさを追求して異性関係を持ってきた著者が、 子供を作るための行為にシフトチェンジ。 低用量ピルをやめ基礎体温をつけ、排卵日前には夫に行為を強要するという 「射精ハラスメント」な日々。 快楽から生殖へ、目的が変わると一滴でも精液を漏らすのが惜しくなり、 著者は「精液が子宮の奥に届くように願いのポーズ」まで考案。 ハタから見れば奇妙キテレツな逆立ちもどきのポーズだが、 本人はごく真面目なで、悲愴感なり涙を誘う。 そして吉田は39歳、夫が46歳のときに不妊治療を開始。 卵の質を上げるために高額な激痛鍼灸マッサージにトライしたり、 ヒューナーテスト (子宮の中にどれくらい精子が残っているかを調べる検査)のために 別居婚だった夫を急遽新幹線で呼び寄せてまぐわったりと、 まさに努力と金銭を注ぎ込んだのだが、 06年(陽戌)のDNA「石」の妥協屈辱の忌み神天冲殺支合年という 自然界の応援がほぼ期待できない時期に 慌てても夢の中の現実的な動きは全て藻屑になるのだから、 案の定、60年に一度の干合支害年だった12年(海辰)に挫折している。 これにて「子供が欲しい病卒業」になったようだが、 月経の周期が乱れ、更年期の兆しが見えてからだというが、 散々好き勝手にやってきて、不安になったからといって、 何か始めても一切結実しないという見本。 40代でも50代でも今は出産する女性もいるのに、 あまりにも生き方が悪いと一刀両断できるのだが、 産もうが産むまいがれっきとした女性。 産む産まないにかかわらず、子供を「逃げ場」にしない人生を歩めば いいのだと思いますではなく、他に出来ることもある。 「小さな幸せを見失わない感性を養うこと。 自分の人生からは『逃げ』られないのだから」ではなく、 いくらでも改良できる素地はあったので、 退廃的な発想には浸ってほしくないので、あえて警告する。 千葉県船橋市出身で、法政大学法学部政治学科を卒業し、 現在東京都新宿区歌舞伎町在住で、実家の干物屋を継いでいる夫(65-XXXX)は、 静岡県静岡市清水区袖師町で久保田商店を営む吉田は、 DNA「龍」主導で、落ち着きなく常に新しいものを求める。 「龍+車」は、ひらめきで動き、気に入ったら行き当たりばったり。 「龍+龍」は、その気になると制動利かぬため、生涯一テーマであるべき。 「龍+牽」は、小細工得意でそれに酔いしれる。 「龍+玉」は、周囲と歩調といづらく誤解されやすい。 心で思うことと目に見える行動には矛盾ある場合あり。 「灯+龍+辰月」は、裏方で時間をかけ本物になるが、陰湿で愚痴っぽい。 「子」年生まれ「灯卯」は、落ちて上昇。 生き方を表す伴星は「貫」で、波の少ない人生で派手は向かず。 物事の始めの洩星は「車」で、ゼロから始める。 締めにあたる導星は「龍」で、区切りがついたら興味対象を他に求める。 宿命の特長は、晩春午前八頃の海辺の灯台。 防風林がすぐ傍にあるが、輝くために燃料として協力を得たいのに、 月支「辰」VS日支「卯」に害毒があるため、一筋縄でいかず。 胃痛を伴う内側世界が汚れやすく、 それでいて年支「子」VS月支「辰」の半会は、 やる気満々で、気持ちに現実がついていきづらく、足許が弱くなる傾向で、 腐りが進行すれば、ふてぶてしくなるので、早々と開き直っていくべきだが、 自身の火性13点に対し、木性は77点もあり、燃焼効率以前に迷い多し。 総エネルギー181点中水性71点は、名誉ある生き方をしないと 単に異性成分過多になり、だらしのない緩い生活になりかねない。 春生まれのため金性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人で、 家庭的な気分や堅実さ、感謝も奉仕もないので、 逆手をとって無限大に使用する生き方が好ましいが、 自意識ばかり過剰になると、それも困難で間延びする。 また、年干「海」と日干「灯」が干合すると、 年干は「木」に日干は「草」に変化するため、 もとからある月干「木」をいれて干合木性天干一気が成立し、 仕事に打ち込めば、集中力が期待できるが、 「海」は配偶者成分でもあるので、ひとたび異性に入れあげれば、 特に目上を飲み込むようになり、やがて友人扱いとなるので、 最後が華にならない毒持ちでもあり、 よほどの好相性でないと、充実した生活になりにくい。 年干支の「海子」は、異性を翻弄させる部分がありながら、 怒ると手が付けられなくなるばかりか、それで運気が低迷。 月干支の「木辰」は、目立ちたがり屋のわりには、 控えめな印象を受けるが内には闘志秘める。 そして日干支の「灯卯」はくすぶり。 着火するまで時間がかかるが、意志決定後の動きは俊敏。 常にロマンを求める優しい感情の持ち主。 干支番号構成は、49-41-04で北方西方東方の比較的狭い領域で 南方欠けのため、明るい未来に縁遠くなる可能性あり。 後天運は、初旬「1歳雨卯」がDNA「車」の元気さ、 孤独にも耐えていける男勝りな性癖が付加されるも、 これといった好天稼働運型なし。 2旬「11歳海寅」は、DNA「牽」の役目役割が強化されたが、 免許や資格の取得に励んだわけではなさそうで、 異性への並々ならぬ興味が濃くなった模様。 3旬「21歳宝丑」は、DNA「禄」の有り得ない金性の引力本能強化。 それなりのレベルで人気者になるのだが、 宿命にないだけに受け入れ態勢も万全とはいかず。 社会参加もした時期だが、強い組織に制御されたわけではなく ほどなく無所属になってしまい、枠をつくらなかったので、 活かしきれなかったと見えて、結婚はしても離婚している。 4旬「31歳鉄子」は、DNA「司」の有り得ない堅実さで、 出産に漕ぎ着けるため、行きつけの飲み屋の主人に、 相手を紹介されるが、同時に変剋律も始まり、 真面目に生きねばならぬことで苦労することが、 才能開花に結びつくが、堪えきれずに挫折。 現在の5旬「41歳畑亥」は、DNA「鳳」の発信力強化、 また、進み行く方向性の変化、目的の変更など。 そして発信することで苦悩すれば才能強化で 結果も伴う半会付の10年運天冲殺で、著作が売れたのだが、 見方を変えれば、ここは脆弱な土性の強化で、目下運濃くなり、 自然界の声に従い、流れに乗っていれば、出産が叶う時期。 10年運天冲殺は無限大に拡大していくので、 本来良き相性ならば、自然に妊娠も可能であろうし、 努力して治療をしても、成就しやすかったので、 ここらが偏り大きい吉田の失敗点で、相手が本物でなかったのか、 はたまた諦めが早く、辛抱して乗りこえていくだけの気持ちが伴わず 「逃げ」でもなんでもなく、間違えただけ。 とはいえ、それによる恩恵で売れているのだから、 金性のあるなしに拘わらず、感謝や奉仕に生きれば良いものの 世話になった人に非礼だったり、 生きているそのものへの真摯な気持ちがないと、病を引き寄せかねない。 自分や身内以外への奉仕なり投資が出来ぬと、 心身共に廃れやすくなるが、ひとまず仕事はあるだろう。 今後は6旬「51歳山戌」は、DNA「調」の女子力強化の宿命害切れ。 腹をくくって、反発反攻心が強くなれば、社会に物申すことになるだろうし、 より繊細な文章表現の世界へ行くことも可能。 いわゆる本人なりの女性らしさを追究していれば、 才能も磨かれていく充実の10年運天冲殺。 とはいえ、ここで10年運天冲殺と変剋律の同時終了が、 丁度60歳の32年(海子)の異性との衝突年に訪れるので、 現在は別居している夫婦生活がここで終止符が打たれるのか、 吉田が清水の地に行くのか、あるいは自ら体調がどん底になるのかなどは まだ先のことなので判定不能だが、60歳で区切りがやってくる。 7旬「61歳灯酉」は、DNA「貫」の納音。我をはりつづける気力なし。 10年運天冲殺の勢いはとっくに失せ、過去の人なり、 それまでの自分の歴史が清算される見込み。 8旬「71歳陽申」は、年支「子」月支「辰」の三合会局で、 やる気だけは消滅していないが、その心はDNA「石」の 屈辱と妥協であり、伸びしろは残っていないと思われる。 さて、本人は昔風に言えば「石女(うまずめ)」と烙印がおされかねない。 そんな時代じゃなくて良かったというような自虐を交え、 酒も煙草も過剰に嗜みでは、身体に良くないわけで、 本当にそんな気があったかは疑問だが、 「母性とはなんだろう」と今考えようとする前に、 欲望優先で、あえて自然界に逆らい、出産を長いこと拒否しておいて 06年(陽戌)のDNA「石」の立ち回りだけは良かった害切れ天冲殺年に、 結果を求められない夢の中で、子供が欲しくなり、 12年(海辰)のDNA「牽」の60年に一度の干合支害年に挫折するなんて 生き方ばかりか、やはり相手が悪かった、 組み合わせに難があったとしかいいようがない。 野人は勢いなのに、計画して意図的なのも 自然界に応援されなかった理由のひとつなのだ。 また、結婚とは相手の人生に責任を持続してもつことだから、 別居せざるをえない間柄というのも本物と言えず、 前述どおり、勢い重視なら10年運天冲殺入りした 「41歳畑亥」突入後に、身を清める思いで出会いを求めるべきだったろうし、 どうしても今の夫と添い遂げて、なおかつ子供がほしければ、 同居しないで、都合の良い時に呼び寄せてでは、風も吹かない。 子供だけを求める結婚で(入籍していないと不妊治療の公的援助が得られない) その純ではない動機を反省することなく「逃げ」も何もないのだ。 あげく昭和の母親を批判したりと脱線が過ぎる。 気持ちのいい性を謳歌して野獣でいたのに、虫が良すぎるのではないか。 そして、もうひとつ子供が出来づらい人が陥る失敗をやってしまっている。 最初の結婚は96年(陽子)で、戸建てを買いながら自らの浮気がもとで離婚し、 その後も05年(草酉)には、マンションを購入している。 これはダメだ。出来づらい人、さして相性がよろしくない 結婚をしながら子供を求める場合に、 先に家を買ってしまっては成長なくなるから避けねばならない。 それだけ引力本能を疲弊させたことになり、 子供を強く引き寄せる気も弱くなってしまう。 また、こういう人こそ、 子はかすがいとか子は愛の結晶というフレーズを毛嫌いするが、 吉田も同じで、本来子供に向けて愛情を注ぐべきなのに、 犬猫などの動物を飼育している場合もNG事項だが、これも吉田の日常だ。 はては、周りには「産まない選択をした」人が意外と多い 女性ばかりか男性も「子供をもたない人生」を選んだ人が多いって、 それはある一定のグループが群れるだけで全てではない。 だって、吉田と同一生年月日の写真家の川内倫子も、 元アイドルグループ「みるく」のリダーだった そめやゆきこも、 結婚して子供がいるのだから、吉田にそれが出来ないわけはない。 もう一度言うが、生き方も相応ではなく 相手が本物ではなかっただけなので、人生終わったわけではないのだ。 今の吉田に勧められるのは、この結婚を持続するのならば、 そして相手を少しでも思いやる気持ちがあるならば 久保田商店を四代目で終わらせず、次代につなげることではないか。 10月は「里親月間」。 虐待などで親元で暮らせない子や、親を知らない子供が増えたいま、 そういう子供を家庭に迎えて育てるもので、 その積極的活用により、吉田の「逃げ」が、 見事に次元があがり社会貢献できるのだ。 夫婦がそろっていないと利用しにくい制度だが 立派な五代目を余所から迎えたっていいではないか。 それをして、次元をあげて夫と共に未来をもって 生きて欲しいと思うのでぜひ検討してもらいたいものだ☆ |
■2018年10月29日(月)木午 |
水原涼○蹴爪は潤いなくどこか埃っぽい |
○北海道大学在学中だった11年(宝卯)の 主導DNA「禄」の天冲殺半会年の深い夢の中の 04月15日(鉄子)のDNA「司」の害日に、 第112回文學界新人賞を「甘露」で受賞。 同作が第145回芥川龍之介賞候補作になったが、 史上初の平成生まればかりか、 男性としての最年少候補として話題になるも受賞せず。 その後15年(草未)になって4年半ぶりに、 受賞後第二作の「日暮れの声」を「文學界」に発表した 水原涼(89-1014/灯未)が、 07月24日(灯巳)に、初の単行本『蹴爪』を上梓した。 「蹴爪(ボラン)」は、闘鶏場で胴元を務める父親が、 悪魔から村を守る祠をつくる責任者となった日から、 少年ベニグノの周囲は少しずつ変わり始めた。日常と化した兄からの暴力。 幼なじみの少女グレッツェンの大切な鶏が殺され、 島で殺人事件が起こり、頻繁に起こる地震で祠が倒壊し・・・。 閉ざされた世界で行き場を失くした 東南アジアの島の少年を襲う魔の循環を描いたもので 悪魔にまつわる迷信が人々の生活に根付いていて、 根拠のない無責任な噂話が真実よりも幅をきかせている。 噂の当事者となった父親ばかりか、少年の居場所も村の中から奪われ、 出口のない不穏な負の情が溜め込まれている。 一方「クイーンズ・ロード・フィールド」は、 13歳で出会ったぼくたちは26年間、 いつも地元のサッカーチームを応援するためにスタジアムに通ってきた。 彼らはそれぞれ苦悩を抱えている。 重い障害のある妹の世話に明け暮れていたり、街で数少ない黒人であったり。 悩みがないクレイグは仲間たちと不幸のバランスを取るために、 兄からひどい暴力を受けていると嘘をつく。 出会ってから26年間、ぼくたち4人はいつも一緒だった。 そして39歳になったぼくらは、 再びクイーンズ・ロード・フィールドへ向かった。 大人になってしまった四人の、美しく、そして苦い青春の残像。 甘酸っぱくてやるせなくて、でも忘れたくない、 ヨーロッパの島で巻き起こる青春の記憶で、 サッカーマニアを揶揄しているそうだが、それは本人談にしか過ぎない。 表題作と他一篇はいずれも、今年上半期に雑誌「群像」に掲載されたもの。 兵庫県神戸市生まれで、3歳まで神戸市に居住。 鳥取県鳥取市育ちで、北海道大学文学部を卒業。 実に、3回留年したうえに、DNA「龍」年だった17年(灯酉)に 早稲田大学大学院大学院文学研究科現代文芸コースを修了。 北大在学中はアルバイトとして、バーや新刊紹介の記事書きなど。 15年(草未)03月(畑卯)に上京し、高田馬場付近に居住していたが、 この間、結婚して離婚しており、 18年(山戌)になり、山手線沿線の北側あたりに 引越した模様の水原は、DNA「禄」主導で、 相当な自己顕示欲の持ち主で闘争心強く、やや不遜。 「禄+司」は、目前の欲得に自制心失いやすく、先を読めない。 「禄+貫」は、謙虚さ皆無で格好つける。 「禄+鳳」は、口先で誤魔化す。 「禄+玉」は、それなりの計算ばかりが目立つ。 「灯+禄+戌月」は、大人げない引力本能。 「巳」年生まれ「灯未」は、自分に正直なため、 格好つけても、地は隠せず。 生き方を表す伴星は「玉」で、静かな環境で落ち着いた人生。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。 締めにあたる導星は「禄」で、他人によって終了させられる。 宿命の特長は、晩秋午後8時頃の街路樹を照らす街灯も、 どこか違和感があるのには気付く。 それは総エネルギー292点は熱く強者に見えるが、 水性ゼロのため、僅か33点しかない木性が育たない。 つまり(晩秋でもあり)枯れ木を照らしているのだ。 さらに、月干「木」は年干「畑」に干合されると 「山」になってしまい、宿命が稼働すると、 一見整備された都会の風景が一気に寂しい 「山」の中の焚き火と化して、都会には似合わず。 それどころか威力がないので、山火事にすらならない。 火性108点土性104点も一見目立つようで、 力を抜いてしまえば終わりということは、自己満足。 水性ゼロ(DNA車/牽なし)に戻れば、配偶者成分もないので、一過性。 相手を間違いやすいので、離婚もした。 また、真っ当に働く気持ちがなく、不名誉。 仕事や異性に対し屈折した気持ちを抱きやすく、 無限大ととらえれば際限のない女ったらしや、似合わぬプライドの持ち主。 年干支の「畑巳」は、外見は穏やかも内面は気弱さと開き直りが同居。 心は不安定で矛盾がいっぱい。倒柱と呼ばれ白蟻みたいな存在で、 組織にあれば、内部で異分子となり腐らす。 月干支の「木戌」は、感受性豊かなロマンチストも 自分なりの理に叶ったことしか出来ない堅物。 異性の首を真綿のようなもので締め付け 不純な成分を注入する、いわゆるさげ▼▼。 そして日干支の「灯未」は、表向きクールさを装っても、 内面は燻りがあり、辛辣な言葉で他者を攻撃する。 批判大好きだが本心を見せないので不穏。 干支番号構成は06-11-44で、東方と西方を結ぶ極めて狭い領域。 後天運は、初旬「2歳雨酉」はDNA「車」のありえない危険。 宿命にない水性の理由なき行動力が付加。あえて言えば何らかの暴力を体験。 2旬「12歳海申」は、DNA「牽」の最大級の名誉。 あり得ない水性の恩恵で大学にも進んだ。 現在の3旬「22歳宝未」は引力本能の強化で、 接運では、一時文壇でも注目されたが、 主導DNA「禄」で自己確立も同時に行われたため、 かえって自己矛盾を起こして足踏みで、それでも許されるのは、 とりあえず若さがあるということに気付いていない。 今後は4旬「32歳鉄午」は、DMA「司」の支合。 地味に生きていかねばならぬことの悟り。 家庭をもつことになれば、現実路線を極めるだろうし、 孤独を維持するならば、目先の物欲を意識して、 かつての栄光が色あせるに違いない。 5旬「42歳畑巳」は、DNA「鳳」の気が抜けた状態で、 悪くすれば遊興の徒となり、良くすれば似合わぬ趣味人。 6旬「52歳山辰」は、DNA「調」の反逆。 反社会的な生き方になって不名誉を極めるか、 丁寧に女性受けする世界に没頭する。 7旬「62歳灯卯」はDNA「貫」の晩年の10年運大半会天冲殺。 意固地になって、過去の輝いていた一瞬が話題にされるものの 急激に上がったり下がったりでマイペースは望めない。 8旬「72歳陽寅」はDNA「石」の超晩年の10年運天冲殺で、 妥協により糊口をしのぐか、屈辱をさらすかといったところ。 さて、使えるか使えぬかはともかく、月干「木」がDNA「玉」であり、 ほぼ故郷と言える鳥取を意識した生き方。 だから彼は本来努力して、この国のことを書かねばならない。 なので当初は屈折した無限大の威力を借り「近親相姦」物に手を出したのだが、 しかし前述のように「木」は「山」と化し 最初から枯れているため、使い物にならない、 それこそ鳥取砂丘周辺の死滅したものなので、挫折。 否応なしに日支「未」内の枯れ草のDNA「龍」を使用しているが、 これが、また乾いて埃っぽいなかで 乱暴に扱われてるので、血なまぐさいものにしかならず、 全く未来に希望の持てない潤いのない世界でしかない。 水原は言う。 「草、石、陽光、それさえあれば、人は敬虔になれるのだ。 その場所から小説を始めようと思った。」 おいおい、苗字に水の字が入っているのに、涼もない(笑)。 さすがに水性皆無だけにあって、ぞんざいではないか。 石こそ暴力の象徴の金性で、この世にはいらぬもの。 だから、ろくすっぽ作品を読んでいるか怪しげな書評家に 「不安や焦燥に嬲られ、暴力が風下に向かって繰り返されていく 過程のやるせなさーー心の脆い部分、 柔らかい部分が剥き出しになる瞬間を捉えるのがもの すごく巧い書き手です。」なんて、 判ったようでちっとも判らないことを言われるのだ。 ところで、水原はその名に逆らって水性がないとした。 これを補うには、現実世界の厳しさを知る必要がある。 アルバイトでお茶を濁していないで、一度我を忘れて就職をすべきだったのだ。 それがないから浮世離れした世界に逃げねばならず、物語が観念的になりがち。 そこで際だった異世界を堪能させてくるかといえば、 そうではないのが残念なのではないか。 なお、この生年月日は日本代表にも招集された経緯のある 愛媛県西条市出身のプロサッカー選手で Jリーグ・ジュビロ磐田のFWの川又堅碁と同一である。 どちらが幸せかは現段階では判定不能だが、 少なくとも川又のほうが宿命を燃焼させているようにみえる。 また後天運こそ男女差があり異なるが、 10年(鉄寅)のディズニー映画「アリス・イン・ワンダーランド」などに 出演しているポーランド出身の女優の ミア・ワシコウスカも同一生年月日。 どうやらこの生まれは、 初旬条件あり初旬特別条件付10年運天冲殺もある女性に恵まれ、 男性は、相当努力をして現実世界に対応していかねばならないが、 水原のように条件なし天冲殺の夢の中で、たまたま話題になっただけなのに、 虚の栄光にしがみついたままだと厳しいだろう☆ |
■2018年10月30日(火)草未 |
蝉川夏哉○異世界居酒屋「のぶ」五杯目もオイシイ |
○会社勤めの傍ら、小説投稿サイト「小説家になろう」に、 逢坂十七年蝉(おおさかじゅうしちねんぜみ)名義で 作品を投稿しはじめ、12年(海辰)のDNA「鳳」年に、 「邪神に転生したら配下の魔王軍がさっそく滅亡しそうなんだが、 どうすればいいんだろうか」という ライトノベル業界二番目に長いタイトルでデビューした 蝉川夏哉(83-0422/鉄辰)。 その後、DNA「禄」年だった14年(木午)の06月30日(海申)の DNA「鳳」日には、「異世界居酒屋 のぶ」が 第2回「なろうコン大賞」を受賞。 その後「異世界居酒屋 のぶ」は「ヤングエース」で漫画化され、 BS11で10月02日(灯卯)のDNA「牽」の守護神害日よりアニメ化もされているが、 (配信は04月13日/草亥のDNA「司」日から) 16年(陽申)の05月(雨巳)の30日(海子)に投稿された作品を中心に シリーズ五作目になる『異世界居酒屋「のぶ」五杯目』が、 04月21日(雨未)のDNA「調」日に上梓されているので解説する。 同作は、京都のシャッター通りのような寂れた商店街にあった居酒屋が、 ある日突然(中世欧州を思わせる)異世界の古都「アイテーリア」 (ドイツの東部ドレスデンあたりか)とつながってしまうという設定。 料理人の「タイショー」と、もとはと言えばタイショーの修業先の お嬢様であった給仕の「シノブ」が切り盛りする店に訪れる 異世界の住人が、見たことも聞いたこともない 和の味わいを中心とした居酒屋料理とキンキンに冷えたエールこと 「トリアエズナマ」というお酒の虜になる中で、 店の内外でさまざまな出来事が起こる物語。 五杯目は秋の深まってきた古都で、居酒屋「のぶ」はいつものように営業。 お疲れ気味の参事会議長、幼馴染みを連れてきた宿屋店員の青年、 食には興味がないという衛兵・・・・・。 そして、スランプに陥っている「四翼の獅子」亭の副料理長。 様々なお客が居酒屋「のぶ」を訪れる。 運河の浚渫や商人を招いた晩餐会など、 古都という街を見直す動きが活発になってきた。 仕事と仕事が人を結び、疲れた身体が働いた後の一杯を求める。 今作で懸念される問題は、やがて日本と古都が行き来出来なくなり、 味噌や醤油といった必需品が手に入らなくなった時の対処など。 今巻までの経緯や今後の展開は 既に「小説家になろう」サイトで展開されている。 改稿前段階といえ、縦書き対応まであるという親切なもの。 なお、日本側の「のぶ」の近所にある稲荷神社に祀られている 神の使いの白狐が商売が成り立たなさそうだった「のぶ」の入り口を、 向こうの土地につなげたもので、あまり難しいことは考えない(笑)。 大阪府堺市出身、大阪市立大学文学部を卒業後は、 06年(陽戌)の守護神天剋地冲年より、 スーパーイオンに勤務し、大阪府和泉市室堂町や 奈良県天理市などにも住んでいたが、現在は専業作家となっているため 堺市に戻り実家近くで暮らしをしていると思われる蝉川は、 DNA「龍」主導で、庶民的な創造者。 あれこれ疑問に思うことが多く、発想の引き出しはすくなくない。 「龍+鳳」は、内面の葛藤激しく新しい世界を創造する。 「龍+龍」は、専念することで、より濃い創造力を発揮するが、 重なることにより「玉」的要素が強まるので、 国内から海外の旧いものにつなげようとする。 「龍+調」は、不平不満が生まれやすく居酒屋の華か。 それが海外へもつながるが、進出するのは異世界で中世である。 才能は、この「調」で、反骨心、他人とは同じことをしたくない。 動の葛藤と反骨精神。 常に何かと衝突しているのが、物語を生みだすエネルギーになる。 「龍+車」は、閃きの人。創造するというよるは、閃く。 天から降ってくるような感覚なんだろう。 「鉄+龍+辰月」は、おおらかで子供のような発想だが、 それをつきつめる先祖の後押しあり。 「亥」年生まれ「鉄辰」は、矛盾のない人生。 生き方を表す伴星は「龍」で、常に変化あり、客の職業も多様。 これは居酒屋でもスーパーでも同じ。 物事の始めの洩星は「車」で、ゼロから始める。 締めにあたる導星は「龍」で、どんどん新たな独自展開となる。 宿命の特長は、晩春午前八時頃の、まばゆくもやわらかい (威力はないというイメージ)陽光に照られされた 海にそそぐ大河の渡し船または、 多くの通行量を支える訳にはいかない簡易的な橋。 総エネルギー241点はそれなりも、自身の金性は16点と身弱で、 あちこち具合が悪くなり、仕事を辞めて作家専念となったはいいが、 深酒はかえって火性の威力をなくすため、 アルコールは火性の象徴でも、蝉川の所有する火性が、 干合で転じて水になる「陽」のため、 本作の展開には水を差すようだが、推奨はできない。 あくまでも身体を温めるのが先決。 その火性も21点と僅かなため、賞レースに参加するようではなく、 後詰め木性69点を存分に活かした、 庶民的な危険さのない、感謝や奉仕が望まれる。 すなわち、誰しもが愉しめる話で売れたならば、 「慰謝料と養育費の支払先としての別れた妻と来年小学校に上がる娘」 なんていうネタで喜んでいるのは売れっ子なんだから自虐は趣味が良くない。 年干支の「雨亥」は、自己の領域に引き込む名人で 活躍の場は庶民性あるもので、居酒屋は正解。 月干支の「陽辰」は、表面的には温厚で中身辛辣。 自らは動かずとも、自然と人や物が寄ってくる。 これもまた、居酒屋の客達にあてはまる。 「三流の店はどれだけ手間をかけたか喧伝するものだ。 しかし、この店はむしろ手間をかけたことを隠して 客が気付きもしないことに喜びを見いだしているようだ」なのだ。 そして日干支の「鉄辰」は、過去を振り返ることなく攻め。 進むだけなので、異世界への補給経路が心配。 怪我をしたり手術などをすることで、運気があがったり、 祖先にそういう人物がいるならば、墓参をするなど、軍隊に関する因縁あり。 衛兵が多く登場するのも、これが一因。 干支番号構成は、60-53-17と北方2点と南方の鋭角的領域で、 さほど拡がりは見られないため、 さすがに異世界でチェーン展開なんていうにはならないだろう。 後天運は、初旬「6歳草卯」は、DNA「司」の干合支害。 その気になると異性に裏切られる。期待しすぎは禁物。 真面目すぎると害毒なので、気さくなのが喜ばしいが、月支まで害なので、 常に不安や体調不良と向き合っていかねばならない。 とはいえ、年支「亥」の半会は救いで、やる気があっても空振りは悪くはない。 どちらかというと、近づくのは難儀だが、遠くから眺めるなら楽しい人物。 2旬「16歳木寅」は、DNA「禄」。感謝や奉仕に強い引力本能。 社会参加はここなので、小売業は適していたはずだし、 木性がさらに強くなって八百屋というのも納得。 現在の3旬「26歳雨丑」は、DNA「調」の独創的世界観。 水が増えるのは、手放しで歓迎とはいえないが、ここでデビュー。 今後は来年(19年/畑亥)から始まる4旬「36歳海子」が、 DNA「鳳」の半会で、とてつもない水が増えるので、 埋没せぬよう、豊かな表現で発信していくことを心がけないと 弱い金性は沈んでしまい、キャラクターだけが一人歩きしかねない。 5旬「46歳宝亥」は、DNA「石」の仲間意識の強化。 進み行く方向性の変化もあるが、全面的に変えるのではなく 一時的に世相にあわせる、読者の意向に沿うくらいの気持ちがないと 守護神火性は危機的に霞となり、 協調性和合性を心がけたり、政治力を発動させないと、 似たような趣向の同業者に追い越され、屈辱妥協になりかねない。 6旬「56歳鉄戌」は、DNA「貫」の納音。 気持ちはそのままでも、足許が不安定になり、怪我。 それまで好調だったのに、感謝や奉仕がなく強欲さばかりだと、 過去の実績が粉々に砕けてしまいかねない。 身構えるのではなく、不要なものだけが壊れていくのが理想で、 前向きな気持ちは忘れないでほしい。 7旬「66歳畑酉」は、DNA「玉」の支合。 旧いもの、過去の見直し、母性などがテーマで、 慣れぬことであろうと対応していけば、体質強化にもつながる。 8旬「76歳山申」は、DNA「龍」の半会で自己確立。 年干「雨」は本物の守護神「灯」に変化して、 ようやく名誉も視野に入ってくるが、高齢でもあり未知数。 さて長い引用をお許しいただきたいが 「ぶっちゃけると、(執筆動機は)飲み歩くのが好きだったからです(笑)。 私は大阪に住んでいて、他の地方から友人が来たときに、 自分が好きなたこ焼き屋さんなどに連れて行くことがあります。 そこで『うまい!うまい!』と言って食べてくれるとうれしいじゃないですか。 こういう経験って、皆さんお持ちだと思いますが、 それを物語として表現したかった。 『のぶ』では居酒屋が舞台の中心ですが、こういうお店って料理だけでなく、 空間がすごく大事なんですよね。飲んだり食べたりする上で、 いかに気持ちよく過ごせるかが問われる場所。 この空間の良さを言葉で表現してみたいと思ったんです。 『のぶ』の主人公は誰なのかと聞かれることがありますけど、 そこで働くタイショーやシノブちゃんではなく、 『のぶ』というお店そのもの、というのが私の答えです。」は、 蝉川の豊かな庶民性だし、おもてなしをしたお客様が、 心なしか背筋が伸びていくような気分にするのが、 蝉川の役割なのだろうし、身体さえ壊さず持続して、 この世界観を私達に提供してくれれば良く、 手際の良さは蝉川の観察眼の素晴らしさ。 また現実世界で揉まれただけあって、物を売ったら終わりではなく、貸したり、 秘伝を書物に残すなどの学習機能も披露しているのが好ましい。 接客業だけに限定されず、社会人必須の物語と言えるが、 読んでいるとお腹が空くのが難点である。 なお、この生年月日は15年(木午)に、 第39回すばる文学賞佳作を受賞した竹林美佳と同一だが、 女性のほうが稼働しやすい後天運でも 彼女は単行本デビューすらしていないので、 流通業で燃焼したと思われる蝉川は称賛に値する☆ |
蝉川夏哉○83-0422 |
鉄陽雨陽 辰辰亥-6 調車龍龍鳳(龍主導) 木性(69)火性(21)土性(42)金性(16)水性(93)/総合241 申酉天冲殺/天冲殺(66歳畑酉/76歳山申) 干合支害(6歳草卯)/納音(56歳鉄戌)/主導DNA半会(76歳山申) 火性脆弱/金性脆弱/水性過多 -6歳草卯/16歳木寅/26歳雨丑/36歳海子/46歳宝亥/56歳鉄戌/66歳畑酉/76歳山申〜 |
移 動 祝 祭 日● 2 0 1 8 年/ 山 戌 |
18年●01月分 18年●02月分 18年●03月分 18年●04月分 18年●05月分 18年●06月分 18年●07月分 18年●08月分 18年●09月分 18年●10月分 18年●11月分 18年●12月分 |
コラム総合○目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜) |
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