★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 1 8 年(山戌)●12月 木子 // 移 動 祝 祭 日 |
■12月分一覧 (2018年●目次) |
石田香織●哲司、あんたのような人間を世の中ではクズと呼ぶんやでの裏側(2018_1201) |
朝吹真理子●TIMELESSというよりタイムアウトの毒(2018_1203) |
横山雄二●ふるさとは本日も晴天なりに終わりなし(2018_1207) |
清水朔●奇譚蒐集録 弔い少女の鎮魂歌に潜む鬼(2018_1209) |
秋竹サラダ●祭火小夜の後悔を疑え(2018_1212) |
草凪優●ジェラシーが持つ性春エロスの顔(2018_1216) |
鵜林伸也●ネクスト・ギグは暗闇の中で(2018_1223) |
津田大介●情報戦争を生き抜くの情報過多(2018_1226) |
真造圭伍と谷口菜津子の逆縁結婚感動稀薄○2018_1227 |
■2018年12月01日(土)灯卯 |
石田香織○哲司、あんたのような人間を世の中ではクズと呼ぶんやでの裏側 |
○年干支「陽辰」大半会で、月支「辰」の半会を伴う DNA「司」の支合年だった96年(陽子)より森田雄三創作塾にて創作を学び、 15年(草未)のDNA「鳳」の対冲年に20年以上を超えるキャリアの中で 10年間勤務した仕事を休職したのをきっかけに小説を書き始め、 「きょうの日はさようなら」で、 DNA「車」の天冲殺日に、第53回文藝賞(16-0825/畑卯)で、 1500以上の作品の中から最終候補の4編に選ばれ、 惜しくも入賞は逃すも、守護神「陽申」重なりもありデビューした 石田香織(76-0501/雨丑)の 『哲司、あんたのような人間を世の中ではクズと呼ぶんやで』が、 10月30日(草未)のDNA「鳳」日に上梓された。 同作は、その日暮らしの果てに廃墟のラブホテルにたどり着いた哲司。 かつてはバンドマンだったり、映画の通行人もどきの仕事をしたり パチンコ屋の打ち子をするなどしていたが次第に働く気持ちが失せて、 死に場所を探しにきたような老猫の心境でいたら、 そこをねぐらにしている野良猫に出会い、 トラオと命名し、一緒に暮らすことになる。 そして、最後にパチンコ屋で会った豊田さんに向けて 手渡すあてのない手紙を書きながら、波乱な人生を振り返る。 男を次々家に引っ張り込んだダメオカンは死に、 オトンは逃げて、兄妹は行方知れず。哲司はいわゆるダメな大人。 仕事は続かず借金をし妻と娘を失っても「ダメ」な部分はどうにもならず。 ろくでもない人生と人は笑うかもしれない。 廃墟のラブホテルから綴られる不幸なダメ男のろくでもない人生は、 人々の愛で満ちていた・・・涙と笑いと感動の物語。(本当か) 最期の時が近づいて、廃墟のラブホテルから、 生きていた証しをつづった最低な物語。 兵庫県加古川市平岡町出身、92年(海申)まで加古川市におり 現在は新開地付近の兵庫県神戸市兵庫区在住。 中3の長女(03-XXXX)小5の次女(07-XXXX)がおり、 10年程の結婚生活があり、現在シングルマザー。 アイドルを目指していた時期があり、 現在は神戸アートビレッジセンターを拠点に活動する 創作集団「アバンギャルズ」のメンバーの石田は、 DNA「牽」主導で、常に自己の役割を意識する。 真っ直ぐな刺激には強いが変化球には弱い。 「牽+牽」は、時に無意識に突っ走る元気さあり。 「牽+車」は、ひらめきで動き、考える。 「牽+司」は、感動稀薄で、保身術際だつ傾向。 「牽+石」は、徹底追究せずなあなあですませる。 才能は、この「石」で人たらしともいえる懐柔術。 自ら汚れるのを承知でも、人付き合いが一番。 「雨+牽+辰月」は、子供っぽい自尊心。 結婚して他家に入るより、相手を迎える流れ。 「辰」年生まれ「雨丑」は、カワイイのは自分で、哲司そのもの。 生き方を表す伴星は「龍」で、常に変化のある人生。 物事の始めの洩星は「司」で、努力の積み重ね。 締めにあたる導星は「牽」で、名前を残す。 宿命の特長は、晩春午後八時頃の大河で、総エネルギー277点の激流だが、 自身の水性106点には、月干にある塩分も含まれ、 汽水域でどちらかといえば、純粋ではない。 相続力である金性は僅か16点しかなないので 自分が体験したこと、見聞きしたことでないと文章に出来ず。 また型にはめたほうが流れやすくなりので、 本書のような、手紙形式は楽といえば楽だし、 それを妥協というのか狡猾になるかはともかく 才能には違いないのだから、読者の好き好き。 守護神火性も26点しかないので、救いは薄く、 土性73点の過多は、ダメンズを好む傾向。 深い関係になるかはともかく、異性には人気。 年干支の「陽辰」は、表面温厚で中は辛辣。 一本気で危険な方向に行きやすいが、 人生の最も重要な局面で大切な人に裏切りに遭う。 月干支の「海辰」は、頭の回転が速く芸術センスあり。 困難な目標に猛進する、制約が多いほど成功する。 そして日干支の「雨丑」は、気ままに生きる自由人。 好き嫌いははっきりしているが、 長い時間をかけて、それなりのポジションを得る。 周囲の慌ただしさに関せず、一見若々しいが内面は老成。 干支番号構成は、53-29-50で北方2点に南方も、比較的狭い領域。 後天運は初旬「9歳宝卯」は、DNA「龍」の新たな世界に興味を持ち 無限大に世界が拡がる10年運天冲殺だが、 年干支「陽辰」の干合支害は親の世界は良好といえず、 自身も前進力にブレーキがかかるばかりか、 月支「辰」も害で、家系血脈の不安定が生涯つきまとう。 また、年干は干合によると「海」になるため守護神が消滅するばかりか、 月干「海」日干「雨」があるため、水性の天干一気が生じ 親や目上を口だけで言い負かすようになり、 それはブーメランのように自分に戻ってきかねない 塩水に立場を脅かされる屈辱期にもなりかねないので放浪。 父親がギャンブル依存症患者で入退院を繰り返し、 母親はシングルマザーで5人の娘たちを育てた環境だから、手強い。 2旬「19歳鉄寅」は、DNA「玉」の10年運天冲殺で、 いくらかの落ち着きも見られるようになったが、 とはいえ前旬が過酷なだけであって、楽になったわけではない。 母になるという意味もあるので出産もしているが、 土性が異様に多く多情なのかモテるのか、父親の存在が見えてこない。 3旬「29歳畑丑」は、DNA「車」の危険。単独行。 先の20年程の波乱はなくなって、多忙を極める時期になる。 制約は緩くなり、ある意味自由を謳歌している状態。 現在の4旬「39歳山子」は、DNA「牽」の主導DNAで自己確立。 さらには干合支合まであり、思いが叶いデビュー。 同時に変剋律(30年間の始まり)もあるので、異性に翻弄されたり、 自身の役割について苦悩すれば才能が磨かれるが、 子供もまだ幼いのに、異性でもなかろう。 王道を行けば行くほど評価はされる模様。 今後は5旬「49歳灯亥」が、DNA「禄」の感謝と奉仕。 優しい気持ちになって、生きていくことに苦悩すれば同様に才能が磨かれる。 とはいえ進み行く方向性の変化や娘の成長により 忌み神月干「海」は「木」になったように思えば、 独創的かつ破壊力のある創作活動も可能。 6旬「59歳陽戌」は、DNA「司」の真面目でいることの苦痛。 前旬もふくめ、欲をかけば金銭物質への窮屈さもあり。 年干支「陽辰」の納音に、月干支「海辰」の天剋地冲まであるので、 大きな転換期にさしかかる。 これまでと同じように格好つけているばかりでは、いられなくなる恐れ。 7旬「69歳草酉」は、DNA「鳳」の息切れか、 趣味に生きるなりのんびり人生か、 諦めることなく表現力を不安になりながらも継続か。 8旬「79歳木申」は、DNA「調」の偏り。晩年は口うるさい年寄り。 さて、哲司がたどりついた場所は神戸市北区にある 「HOTEL ふたりのすばこ」や「ホテルフェアリー」あたりか。 「牽」主導らしく「雨」なのに風雨を避けるところに逃げ込むわけだが、 それでは人知れず亡くなるなあと思えば、相棒は猫というのも寂しい。 このあたりが総エネルギー277点と立派でも 守護神にあたる火性が僅か26点しかない、優しさのなさ。 他人事ならば、時間をかけて冷酷に死に誘うのが 時間がかかる「雨」らしく、つきあってはいられない(笑)。 そこらにも石田のダメンズを忌み嫌う気持ちが滲んでいるが、 私生活が不透明だけに、日頃の鬱憤は全部主人公に もっていかせようという算段なのだろう。 しかし「子供はニワトリと同じや。三歩歩いたら全て忘れる。 だからどつかんとわからんのや、体に教えるのはおまえらのためや」は、 内側「車」の危険どころか獰猛な意志を隠し持っているわけで、 実は加害者にも被害者にもなり得る、危うさを感じるが、 子供でなくても、三歩あるいたら忘れられるほうが楽な人生もある。 そして今年(18年/山戌)は、望めば叶う干合支刑年。 DNA「牽」は主導DNAの名誉だが、 不名誉もあるようで、娘の立場が学校で微妙な模様なのは、 慰謝料も養育費も受け取らぬのは潔くても 中途半端に交流させているようで、 家庭の不安定は子供の不運を引き起こすのだから、 こればかりは自然界から与えられた試練として甘んじて受けるしかない。 そして、この本がさして売れぬなら、異性を意識したり、 自分が叶わなかった思いを娘に託したい野心が、 満たされる方向にいったはずであるが、 「雨」は時間がかかるのだから、焦ってはいけないのだ☆ |
■2018年12月03日(月)畑巳 |
朝吹真理子○TIMELESSというよりタイムアウトの毒 |
○大学院文学研究科国文学専攻修士課程在学中に、 編集者から小説を書くよう熱心に勧められ、 小説家としてのデビュー作「流跡」を、 09年(畑丑)のDNA「鳳」の方三位年の「新潮」に発表。 あり得ない金性年のDNA「司」の支合年には、 第20回Bunkamuraドゥマゴ文学賞(10-0903/陽辰)を受賞。 その流れで執筆した「新潮」9月号掲載の「きことわ」が、 11年度上期(10年最終)の第144回芥川龍之介賞(11-0117/海申)を 干合支害日に受賞した朝吹真理子(84-1219/灯亥)の 受賞後初の作品で16年(陽申)の害年から「新潮」に連載されてきた、 『T I M E L E S S』が06月30日(雨巳)の 主導DNA「車」の天剋地冲日に上梓されいるので解説する。 主人公は、人を愛することができない女性、うみ。 うみは、広島で被爆した祖母をもつ高校の同級生アミと 恋愛感情もないまま流されるようにして結婚する。 心の交流のない二人は「交配」した末にアオという名の息子を授かる。 結婚後も恋愛は自由だったり、二人とも互いの名字すらよく忘れる始末。 離婚はしないが、アミは何処かに姿を消してしまったり 奇妙な距離感を保ったまま日々を過ごし、 未来に命をつなごうとする姿が描かれていくもので、 タイトルは「時代を超越した」「永遠の」といった意味の英語。 友人の披露宴からの帰りに六本木を散歩するうみとアミは、 気づけばタイムスリップするようにして、すすき野原を歩いている。 400年前の六本木は麻布が原と呼ばれ、 現在の東京ミッドタウンの前あたりでは 徳川2代将軍・秀忠の妻だった江姫が荼毘に付された。 火葬でたかれた香木の煙は当時、1キロにわたり空にたなびいたとされる。 そんな歴史的記憶も随所に流れ込み、物語の時空はぐんぐん広がる。 超越するのは「時」だけではない。 父親を知らず17歳になり、旅先の奈良で桜を見ながら アルバイト生活を送るアオの目の前で、激しい雨が降り、 やがて若くして世を去った人々も空から逆さまに降ってくる。 一見超現実的な描写からは、人と自然という垣根を超えた 「生命の循環」の形がリアルに迫ってくるという流れだが、 主人公達(作家本人にもか)に生活感がないため、 非現実的で感動とは距離をおいた作品になっている。 象徴的に現在と未来と過去をつなげた (作家本人の)ファンタジーとでもいうべきか。 東京都目黒区出身。周辺にある材木屋や福砂屋の存在から、 中目黒育ちとあるが、青葉台一丁目近辺と推認。 慶應幼稚舎から慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻修士課程卒業。 仏文学者の親はもとより親族にも著名人が多数いる家系(割愛)、 現在は結婚して代官山あたりに居住していると思われる朝吹は、 「車」主導で、単純構造の犠牲的思考で闘争本能あり。 といっても、瀕死を自ら好むわけもなく、逃げるが勝ち。アミだよ(笑)。 「車+車」は、単独行程ながら、計算し尽くされた行動力。 「車+玉」は、考えたとおりの動きをしてわかりやすい。 原則内側世界は静かで、学びの姿勢がないわけではないが、 「玉」×2の衝突もあり、融通が効かずに、 自己の知り得る世界のみしか力を発揮出来ぬ不器用者ばかりか、 過去にこだわるため、新しいことをしているようで、実はそうでもない。 「車+石」は、目的遂行のためには何でもやる。 あえて言えば才能は、この「石」で和合力で人頼りで、 作家には向いておらず努力が必要。 「灯+車+子月」は、せっかちで衝突多く逃げるが勝ち。 「子」年生まれ「灯亥」は、自己愛の象徴。 生き方を表す伴星は「鳳」で、趣味のような人生。 物事の始めの洩星は「車」で、何もないところから創りだす。 締めにあたる導星は「石」で、共同。編集者なり親族なり巻き込む。 宿命の特長は、晩冬深夜零時頃の川面を照らす街灯。 仕事の場、親の場に守護神「木」があり、日支「亥」内にも根っ子があるため、 究極の救いにはなるだろうが、 総エネルギー161点は如何にもなアイドル運型で、 うち忌み神「雨」を多くふくむ水性103点では、常に瀕死な状態ばかりか、 月干に深夜に似合わない陽光があり、理解不能な光景。 土性ゼロ(DNA鳳/調なし)は、豊かな表現力はなく、無理に無理を重ねて 無限大の力を使わねば、形に出来ないのだから、同情に値する。 もちろん料理には興味なく、没頭すればカレーもハンバーグも判らず苦笑)。 「玉」×2を使い、旧きに助けをもとめるのは、江姫であったり、年長の女性。 金性ゼロ(DNA禄/司なし)は、優しさ皆無。 世話になっても感謝も奉仕もできず。 そもそも愛情もないのだから、生殖目的の小説を書いても、 まるで本人のなかにある数式を披露しただけで実は工夫も何もない。 しかも自身の火性は僅か12点しかない身弱なのは、 さすがに周知されてきており、何をするにも荷が重い。 年干支の「木子」は、孤独の象徴で、何でもリセット。 淋しがり屋で、現実逃避傾向の世捨て人。 月干支の「陽子」は、移り気で不安定なお天気屋。 決断力に欠けるも、なんとなく祭り上げられる。 そして日干支の「灯亥」は、理性が通用しづらく、 出たとこ勝負の気分屋ながら、時に念の籠もった独特な動きをする。 干支番号構成は、01-13-24で東方と南方のそれなりの領域も 身弱には負担が軽くはない様相。 後天運は、初旬「4歳草亥」は、DNA「龍」の精神的放浪10年運天冲殺。 他人とは特別に異なる環境を与えられることにより、 応援されて、それなりに安定する。 2旬「14歳木戌」は、DNA「玉」の深みを増し、 ひとつのことを掘り下げる特別条件付10年運天冲殺で、 学びの場にいれば、ありがたい応援が受けられる。 3旬「24歳雨酉」は、主導DNA「車」の自己確立。 若さもあり一気に書き上げて芥川賞作家になる。 今年(18年/山戌)から始まる4旬「34歳海申」はDNA「牽」の干合支害。 その気になると裏切りに遭い、徹底して不名誉な事態に陥る。 年支と月支の「子」の半会があるので、 頑張れば頑張るほど、もがけばもがくほど、おかしな事になり、 何もせねば、さらに何もしないと言われる始末。 特に異性との確執も顕著で、それを今後の糧にできるか問われる。 今後は5旬「44歳宝未」は、DNA「禄」で、 ありえない引力本能が出現するも進み行く方向の変化がある10年運天冲殺。 似合わない投資などに気持ちが動けば、 忌み神月干「陽」は「海」になり、一見心地良さを感じるも、 懲りずに夢のような方向に動けば、月干は「木」に日干は「草」になるため、 年干の「木」もふくめて、木性天干一気半会になり、 一時的に仲間を集めて目立つようになるか、埋もれるか。 感謝や奉仕がないともたないが、無理をすれば潰れかねないし、 調子に乗って溺れてしまえば、傷がつく。商いをしているならばともかく、 作家には似つかわしくない商業ベースに乗るか。 6旬「54歳鉄午」は、DNA「司」で、同じくあり得ない 地道さが要求される10年運天冲殺。 真面目に振る舞おうとしても、どこかずれているばかりか、 年干支「木子」と月干支「陽子」の天剋地冲があるので、 他力的な流れに乗って大きな方向転換を強いられるのに、 抵抗してちまちま過ごすようであれば、立場を失いかねない。 7旬「64歳畑巳」は、あり得ないDNA「鳳」の対冲で、 力使い果たしたあとで、横たわるなり、くたびれて倒れかねない。 趣味の良い落ち着いた人生を目指すも、何かを失わねば失速。 8旬「74歳山辰」は、あり得ないDNA「調」の独自色。 年支と月支の「子」が半会されるので、世界が拡がりすぎると、 まるで二階に上がって梯子をはずされるような感覚だ。 さて、前作から7年かかった理由は、書いた一行が二行目を呼び、 三行目を書くことで四行目が生まれる。 そうやってどんどん言葉の運動が続いていくという 異常干支らしいスタイルだが、本作に限っては、 書いた後四行目に進むのではなく、 もう一度一行目に戻って始まってしまったため という言い訳をならべているが、 どう考えても作家が天職というような宿命ではないのに、 出自という環境や後天運がそうさせてしまったための戸惑い。 しかも、宿命にはない金性年の出来事だから、身につかない。 また、そうこうしているうちに、 15年(草未)の年支と月支(共に子)の害を伴う、 DNA「龍」の条件なし天冲殺の夢の中の半会年に 試されているともしらずに、 RCTD(東京ロータリークラブ)のテーブルスピーチで出会った 同クラブの会長を務めるコンテクストデザイナーの 渡邉康太郎(85-0311/畑酉)と16年(陽申)に結婚しているが、 この結婚は夢の中で出会って、明けて妥協の害毒年に結婚したことになり、 自ら未来を潰しただけではなく、共通干支もない相手で理解も何もないため、 作家の命ともいえる書斎机を廃棄され、 ソファに座って書いていたら腰が痛くなり、 やむなく喫茶店で書いているというのは、 笑えるほど「車」主導の危うさを、良くない意味で活かしている(笑)。 実際の生活を覗けるわけではないので推測だが、 二人には互いの人生に責任を持ち合い、慈しむ心もなく、 それこそ本書の主人公のように、生殖のみの愛なき世界を地で行くようなもの。 そして理解度のない関係ばかりか、 朝吹は年上にこそ活かされる午未天冲殺なのに、渡邉は年下なばかりか 火性ゼロ(DNA龍/玉なし)で目上運なし。 一般的ではない仕事をしているのは、常人には理解できないのだが、 実は頭の中は空っぽなので無限大の力を発揮しているだけで、 (朝吹はいいように利用されているばかり)朝吹の親や近くにいる編集者は いったい何をやらせているのか。 「相手に期待も寄せないし寄せられないから過ごしやすい」だの 「恋愛感情をもって結婚をしてないからこそ」という文章も書けるわけだ。 そんなわけで無理をしているので、作家生活には赤信号が灯っているばかりか、 これからはせいぜい、この理解不能な光景と顛末を 文字にしていくだけの需要であるとしておきたい。 水性過多だから、水にまつわる物語。 そりゃ「私は、クラゲに生まれ変わりたい」だろうね☆ |
渡邉康太郎○85-0311 |
畑畑草陽 酉卯丑※-2 車貫鳳車禄(車冲殺主導) 木性(40)火性(00)土性(54)金性(36)水性(23)/総合153 寅卯生月冲殺/天冲殺(2歳山寅)/主導DNA(32歳草亥) 干合支害(42歳木戌)/月干支VS日干支納音 火性ゼロ(野人)/土性過多/水性脆弱 -2歳山寅/12歳灯丑/22歳陽子/32歳草亥/42歳木戌/52歳雨酉/62歳海申/72歳宝未〜 |
■2018年12月07日(金)雨酉 |
横山雄二○ふるさとは本日も晴天なりに終わりなし |
○89年(畑巳)に中国放送にアナウンサーとして入社。 テレビやラジオのバラエティ番組出演から、 映画監督・俳優・歌手活動・作詞・俳句・レーサーに、 コラムの執筆など、多彩なジャンルで活躍。 60年に一度の主導DNA「調」の天冲殺年だった15年(草未)の、 DNA「禄」の引力本能強化半会年には、 放送文化の向上に貢献した団体や個人を表彰する 放送界のアカデミー賞とも言われる 第52回ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞を受賞。 主演映画「ラジオの恋」はアメリカのシネマベルデ映画祭で観客賞を受賞。 監督作品「浮気なストリッパー」では、 ミニシアターの観客動員記録を塗り替えるヒットを飛ばし、 現在、みやざき大使、石巻観光大使を務める横山雄二(67-0329/海辰)が、 10月18日(雨未)のDNA「石」の天冲殺日に 半自伝小説『ふるさとは本日も晴天なり』を上梓した。 同作は、宮崎県の田舎町に生まれ、野球や深夜のラジオ放送に熱中しながら、 映画監督になることを夢見る、一応クラスの人気者の少年、横山雄二。 そんな彼が苦労の末、広島県にある中国放送のアナウンサーになり、 持ち前のバイタリティから人気アナウンサーへの階段を上がっていたが、 ある事件をきっかけに会社で孤立してしまう。 自暴自棄になりかけた雄二を救ったのは、 「家族の愛」と、少年時代に夢中になって聴いていた原点の「ラジオ」だった。 広島の人気アナウンサー「天才! 横山雄二」が 自らの半生を描いた自叙伝的小説で、角川春樹(42-0108/宝酉)に憧れて、 この世界に入ったといっても過言ではない 尊敬と感涙の物語が、なぜこの時期に世に出たかも解説したい。 宮崎県宮崎市出身。日向学院高等学校で甲子園へ行く夢が途絶え 野球推薦がなくなったあげく、たったひとつ合格した 第一経済大学経済学部経済学科(現在の日本経済大学)を卒業で、 就職試験も落ちまくって最後の最後に中国放送に、 笑いをとって地元広島カープのラジオ実況を担う一人として 辛うじて入社した横山はDNA「調」主導で、 女心が良くわかるひねくれ者も、判っちゃ居るけど、女好き。 「調+牽」は、内面気品も行動粗野で大胆。 行く時は行くから、出たとこ勝負で仕事も恋も。 「調+車」は、反骨精神で行動の葛藤。常に発信してないと落ち着かず。 なので台風で停電になったかといって、 前日に挨拶したばかりの先輩女子アナに電話をいれてしまう(笑)。 「調+司」は、負けず嫌いで、まるで大手スーパーに対抗する個人商店。 「調+石」は、自尊心強く大衆受けするが本質は脇役の凄味。 一時テレビから姿を消してラジオのワイド番組で見事に復活。 才能は、この「石」で大物であろうと物怖じしない度胸や 客いじりにたけた人間力であり、政治家の器でなくもない。 まさかの来夏の参議院選挙を目指す? 「海+調+卯月」は、悪意あるなしの直感力。 「未」年生まれの「海辰」は、自己愛。 自分大好き、自分が可愛いので、売名上等。 とはいえ悪者でもないし年上ウケする午未天冲殺なので、 使う側にどれだけ器量があるかになる。 生き方を表す伴星は「貫」で、首尾一貫とした人生。 物事の始めの洩星は「石」で、皆をまとめて一緒。 締めにあたる導星は「牽」で、名をなす。 宿命の特長は、仲春午前六時頃の霧がかかった灯台に 打ち寄せる海だが、海中または海辺に植物が群生しているので、 賑やかと言えば賑やかだが、雑多なものがからまった様相。 年支「未」VS月支「卯」の半会は、イケイケドンドン。 攻めの実況には適すも、月支「卯」VS日支「辰」の害があるので、 肝心なところで、盛りあがっても最後に落とされるから 甲子園には行けなかったし、鼻が高くなりすぎて干されもする。 総エネルギー225点はまずまずながら、発信力の木性は81点でよく喋るが、 金性ゼロ(DNA龍/玉なし)は、午未天冲殺にしては目上縁稀薄になり、 親の応援もなかなか得られず、アルバイトをして学費捻出。 本人も認めるように、勉強より野球での進学狙い。 頭の中身はカラッポだから体力勝負で、 パフォーマンス勝負で就職戦線も突破する。 年干「灯」が干合相手で仕事が恋人なのに、 月干「雨」は才能なのに味方にならず。 お客様は味方も内側世界の同僚は未知数ということか。 年干支の「灯未」は、水をかけてもジワジワ燻り消えず。 中には簡単に消えない熱いものを隠し持つ。 月干支の「雨卯」は、責任感のある模範生。 迫力があるようで、良い人に終始されると全幅の信頼おけず。 そして日干支の「海辰」は、頭の回転速くどこか覚めており、 自己顕示欲の塊で一度決めたことはやり遂げる傾向。 干支番号行成は44-40-29と西方と南方のみの偏りで、 そのあたりはローカルの帝王か。 後天運は、初旬「8歳海寅」は、DNA「貫」の頑固さが付加され、 月支「卯」VS日支「辰」の害を緩和される方三位も、 これといった後転稼働運型はなし。どこにでもいる、ちょっと毛色の違う存在。 2旬「18歳宝丑」は、DNA「玉」のありえない定着と学び。 年干支「灯未」の天剋地冲もあり、なかなか進めないが、 (父親の事業の失敗で学費を自分で稼ぐ) 環境を変えたり冒険をすれば、究極の大逆転もあり。 進学も就職も勝負にでたところで勝ちが見えた。 先端をいく環境ではないので、アナウンサーになるにも キー局ではなく、ローカル色豊かな地方局が似合う。 野球のシーズン中は実況、野球がなくばればバラエティと 「二毛作」アナと称し、この10年運の終わりには 既に「天才横山雄二」を名乗るようになる。 3旬「28歳鉄子」は、DNA「龍」の半会で、庶民的放浪も、 年支「未」の害で、簡単には進めないものの ここから30年は変剋律で悩みがあれば才能が磨かれる。 むろん成果はあとからついてくる。 4旬「38歳畑亥」は、DNA「牽」の名誉。 年支「未」と月支「卯」のからむ三合会局もあり、 大きな動きを体感すればするほど良し。 実際06年(陽戌)の守護神天剋地冲年には、 念願の角川春樹に自身の番組に出演してもらい 一年間尾道で角川が講義をしていたため、週一回は尾道に滞在し密着。 角川にとってはありがた迷惑年も、 せいぜいカラオケで「90点だしたら主題歌を歌わせてやる」といって 89点と寸前のところで救われた程度か(笑)。 現在の5旬「48歳山戌」は、DNA「車」の天剋地冲も、 月支「卯」VS日支「辰」の害切れになるばかりか、 月干「雨」が干合されると「灯」になり、 これが年干「灯」と共に日干「海」と二次干合されれば、 年干と月干は「草」で日干は「木」になるため、 進み行く方向を変化させることで集中力が際立ち、 仲間と共に忙しく動き廻るようになる(変則木性天干一気)。 だからこそ、主導DNA天冲殺年にはギャラクシー賞受賞はしたし、 「山戌」重なりの今年(18年/山戌)には、この本もだしている。 あとは、仕上げに選挙に出れば間違いなく勝負になるということか。 今後は6旬「58歳灯酉」は、DNA「司」の堅実真面目な守護神で、 まとまりの良い宿命害切ればかりか 干合支合となるので、望めば手に入れるものが多くなる。 7旬「68歳陽申」は、DNA「禄」の半会。 感謝と奉仕で世間に貢献する充実期。 8旬「78歳草未」は、DNA「鳳」。老いてなお、喋りに磨きがかかる。 さて角川春樹は「俺たちは遊ぶためにこの世に生を受けたと思うんだよ。 だからいろんなことに挑戦して自分の人生を自分で遊ぶように、 生涯不良でいよう!」と横山に言った。 そして横山は「喋り倒したかった。やりたいことが目の前にいくつも広がった。 この日からオレは、自分の能力や興味の無駄使いをしないように心がけた。 面白いと思うことに貪欲でいようと思った」と、 守護神とはいえDNA「司」の一歩間違えると陰の解釈に踏みだしたのだが、 その集大成のひとつがこれなのかもしれない。 だから、書き出しは46歳だった13年(雨巳)に、 アナウンサーになることをすすめてくれた父の死がきっかけ。 生年冲殺のため、仕事を休めるわけはないのだが、 たまたま日曜日でアナウンス部長の携帯電話の留守電に断りを入れて帰省。 なかなか帰郷できないのは親縁なしなので良いのだが、 親に援助をするようでは自身の仕事にも影響する。 いわゆる干され時代はこれも影響している。 本人は何かあると実家に電話していたと ファミリーコンプレックスだと述懐するが、それさえなければ、もっと伸びた。 姉が短大卒業後東京で勤務していたが、 地元宮崎でFM局ができると聞いて転職した姿をみて、 学歴と学力がないのだから、才能で勝負するしかないと決意、 最も望んでいた映画監督への道は叶わずも 高校時代に「オールナイトニッポン」を聴いて育った者としては、 野球で身を立てることが叶わなかったので、 もはや喋る道しか彼には考えられなかったという。 問題は生年冲殺とはいえ、天冲殺での私生活は夢の中なのに 入社2年目のありえない金性の90年(鉄午)に 売れっ子の先輩女子アナと結婚してしまい、 「手をだすのが早い」だの「商品に手をつけた」などと散々言われるも 害切れ年に子供ができたのだが、切迫流産の恐れありで、 帝王切開で女児(93-1008/海戌)が誕生していること。 その後男児も誕生しているが、午未天冲殺らしく、 ご自分の夢や未来が優先で子供については多くを語らない横山だが、 唯一誕生日を明かされている長女について触れておきたい。 まず「海」と「雨」という共通干あり。 そして、年支「酉」VS月支+日支「戌」の害は表裏ありで、 表向きの顔と内側の考えは異なるものの 「玉」主導という旧い考えの家に生まれ、なかなか改善できないものがあるが、 親剋しの子丑天冲殺ばかりか、水性の天干一気なので、 知恵や策をこうじて、目上や親を攻撃する関係で、 親としては腫れ物に触るようなものなので、 既に社会人になっているであろうが、触れられていない。 (妻にもあまり触れていないのも感謝不足と思うが・・・) 「玉」主導だけに広島から離れられずにいれば 宿命は稼働しづらいであろうし、 もしも彼女にとっての旧い街にでも進学や就職と同時に 出られていれば、木性ゼロ(DNA鳳/調なし)でもあり、 親とは違い遊興に走らず(笑)、親とは異なり習得本能の金性も多いので 学びの精神を活かして存分に稼働しているのは、 10年運天冲殺もあり否定できないことだ。 なお、横山の月干支「雨卯」は、娘の年干支「雨酉」を納音しているので、 何かと娘には注文をだしているであろうし また、横山の日干支「海辰」は、娘の月干支と日干支(海戌)とは 納音関係なので、現実的には融合することはなく 距離をおいているのではないかと推認できる。 横山が午未天冲殺とはいえ、これは寂しいことではないか。 横山の夫人は、先輩アナウンサーだったので、 全く縁がなかったとはいえなくないが、 内側害持ちは配偶者と真底は融合できないし 父親逝去時に喪服を自分で用意したくだりといい そこには触れられない秘密があるのかもしれない☆ |
■2018年12月09日(日)草亥 |
清水朔○奇譚蒐集録 弔い少女の鎮魂歌に潜む鬼 |
○01年(宝巳)のDNA「車」の危険がテーマの半会年に 「神遊び」で、第32回集英社ノベル大賞・読者大賞(2001)をW受賞。 守護神半会年だった昨年(17年/灯酉)には、 「淤可見明」名義で「御骨奇譚(みくちきたん)」が 日本ファンタジーノベル大賞(17-1020/鉄辰)最終候補となり、 刊行時に加筆修正およい改題し名義も戻した、 清水朔(76-0114/草丑)の『奇譚蒐集録 弔い少女の鎮魂歌』が、 11月01日(灯酉)のDNA「鳳」のありえない守護神半会日に上梓された。 骸を撫でる少女たちは皆十八で呪の痣に殺される 大正二年(1913年/雨丑)、帝大講師・南辺田廣章と書生・山内真汐は、 沖縄の遥か南洋の孤島に上陸した。 この島に伝わる黄泉がえり伝承と、奇怪な葬送儀礼を調査するために。 亡骸の四肢の骨を抜く過酷な葬礼を担う「御骨子」と呼ばれる少女たちは 皆、体に呪いの痣が現れ、十八になると忽然と姿を消す。 少女達はどこからやってきて、どこへいったのか。 天の川に旅立つなんて、なんたるファンタジー(笑)。 その中でただひとり、痣が出現しない少女がいた。 その名はアザカで、南方系ではない顔立ち。 自らの生を犠牲にしても仲間を見殺しにするわけにはいかなかった。 そして本人さえ気づいていなかった驚愕の正体があらわにされたとき、 すべての怨念が葬りされ、思いもよらぬ衝撃を目にする。 島と少女に秘められた謎を暴く民俗学ミステリ。 暴いて良かったのか、追いつめすぎではなかったのか。 その答えは歴史のなかに埋もれたままにされている。 佐賀県唐津市出身。梅光女学院大学を卒業。 福岡県福岡市在住で兼業作家の清水はDNA「龍」主導で、 遠く離れた地に思いをはせ、(旧くても)新しいもの、 日常生活とは縁の薄いものに興味あり。 疑い深く、表面的なものには、容易く騙されない。 「龍+貫」は、質素で派手さがなく根暗とみられる。 実際blogの表題には 「地味なもの書きによる、他愛もない話綴りです」と自虐気味。 「龍+龍」は、終わりなき精神的な放浪。 何かに制動されぬと、止まることはない。 重なることで「玉」的思考にもなり、発端は119年前の09月30日(宝丑)の 「己亥年の大火」に遡ったりもする。 「龍+禄」は、何事にも一直線。無駄なものに視野を遮られることもないし、 その危険を感じれば、防御的攻撃にもでる。 才能は、この「禄」で感謝であり奉仕。 自己主張の果てには得意分野で目立ちたい気持ち。 「草+龍+丑月」は、理屈っぽく引っ込み思案で、 若くして老境の悟りのような風情。 「卯」年生まれ「草丑」は、狭視で異性理解不能。 あくまでも同性を救う、同性を美化。異性の扱いは美醜が極端になりかねない。 頭に描く理想は極めて特異で妥協せずも、同好の士には優しい。 生き方を表す伴星は「牽」で、目立たぬ埋もれた何かを表にだす。 物事の始めの洩星は「龍」で、決別。 締めにあたる導星は「貫」で、たった一人。 宿命の特長は、厳寒期深夜午前二時頃の畑の野菜。 まさに草木も眠る丑三つ時で、明かりは一切なく真っ暗。 総エネルギー207点はごく普通でも、火性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人は、 救いがない絶望的な状況で、少女達の気持ちも判る。 成長することがないから18歳で止まってしまうわけで 残酷だが、乗りこえて生きていくためには、それこそ鬼になるしかない。 表現力は皆無なのだから、ありえない独創的な作風になり、 破壊力抜群で、まるで嵐の過ぎ去った後のようになる。 活力がないとはいえ、自身の木性は81点と身強。 強靱な根っこがこんがらがるのだが、 「畑」の土性42点を少々上回る58点の水性でぬかるみ。 意味不明なので近づきがたい存在。誤って足を滑らせて、沼に落ちれば、 正体不明に見える(暗くて見えない)植物にとらわれて、 抜けだせなくなる恐れもあるので、それを承知で読者にならねばならない。 年干も日干も「草」のため、両天秤で兼業作家向き。 否、あり得ない昼間の仕事は、世を忍ぶ仮の姿で、 魑魅魍魎な夜こそが真というか魔物か。弔い屋もあれば祓い屋も存在する。 年干支の「草卯」は、真面目だが鈍い。 どこか男を除け者にしたりバカにしたりして 限定した世界にひたりたい努力家。 月干支の「畑丑」は、本流とは別に焦らずに我が道を行く。 淡々と過ごしていれば、道も拓ける偶然頼りではない面あり。 本土から遥か離島にやってきて、短期間で解決してしまうのは神業。 そして日干支の「草丑」は、忍耐力あり。 マイペースで堅実で一発勝負ではなく持久戦に強い。 強情だが過ちは少ない遅咲き運。 干支番号構成は、52-26-02で北方南方東方で鋭角領域は、 得意分野に絞って活動すべき。 後天運は初旬「7歳鉄寅」は、DNA「牽」の品性や制御が加えられるも 条件は月支と日支の「丑」と年支「卯」を埋める変則方三位が成立したが 大きく動く気配はなく、厳粛に育てられた感あり。 2旬「17歳宝卯」は、DNA「車」で騒動あり。 特に社会に出てからは動きのあるゆとりなき職場。 とはいっても若さに任せて、「宝」重なり半会年には、 集英社ノベル大賞・読者大賞を受賞するも、 その後は伸びを欠くのは、環境が整備されておらず、 野人に自然界の応援が得られなかったからか。 3旬「27歳海辰」は、DNA「玉」の静寂。 一転、落ち着いたと言っても塩水のため気分は良好とは言えず、 年支「卯」の害は前進力に問題が生じ、親の不遇もありか。 現在の4旬「37歳雨巳」は、主導DNA「龍」の半会で自己確立。 月支も同時に動き、自信がみなぎり結果もそれなりにだせた。 僅かであろうと「巳」内「陽」の後詰めもあり、本格デビュー。 今後は5旬「47歳木午」は、DNA「石」の害。 協調性和合性に陰りがでて不信になる。家族、隣人、同僚などとの不和。 進み行く方向を変化させれば、「山」にもなるので、 生き方を変えると金銭的困窮にも陥りかねない。 終了しないのは「午」内「灯」の火性の存在だが、 それとて、細やかなありがた迷惑ともいえる。 6旬「57歳草未」は、DNA「貫」。年干支「草卯」の大半会を伴う、 月干支「畑丑」の天剋地冲に日干支「草丑」の納音で、 前旬の災禍を大逆転するがごとく大きな前進。仕事面や表向きは躍動感あり。 腹をくくって、大どんでん返しに賭ければ蘇生あり。 対冲で「未」内「灯」も使い易くなる。 7旬「67歳陽申」は、ありえない火性のDNA「調」。 生き方に独創性がみられれば、完全蘇生どころか 晩年でようやく活躍の糸口を見つけるが、 気合いをれねば、単に楽であったり、妙なものが出来たりする。 8旬「77歳灯酉」は、ありえない火性のDNA「鳳」の半会。 超晩年で豊かな発信力で自信に満ちた日常。 あり得ない恩恵もあろうが、活かさねば息切れ。 ところで、漂流者の発言の「この島に死の国から災いがやってくる。 戸を閉めよ。禍を祓え、首を落とせ」は尋常ではないが、 これを少々温和しい物言いにすれば、現代日本にも通じるのではないか。 人がなくなっても骨を抜かねば鬼になるは穏やかではないが、 明治以前の幕府に特務機関「禽獣操練所」があろうと驚かない。 鬼を使って人商いを成敗駆逐するなんてまるでウルトラマンの世界観で、 力を解放する時に異形をも利用する。 現代日本であろうと為政者なり悪事をはたらく者の発想は五十歩百歩。 最後は臭いものに蓋をするというか、犠牲になった者に全てをおしつけるなど、 恐ろしきことはなかったことにする。そんなものか。 さて、清水は火性ゼロで冷え切った野人である。 水はけが悪い事により様々な弊害が起きるのだが 「せっかく1年かけて14キロ落としたのに、 2年で10キロも戻ってしまってる:(;゛゜'ω゜'): 抜歯でたくさん食べれない今がチャンス。 とりあえず走り込みと筋肉体操から。……片足屈伸1回目で撃沈。」 などと悲観しているが、熱気を使って汗をかくばかりか、 体内にある経年化した汚れを思い切って外に排出せねば痩身には成功しない。 そして水は、冷たいもの体を冷やすもの以外に 魚の意もあるので、出来れば避けたい。 では牛豚などはどうかと言えば金性は水性を生じるので 好ましいとはいえず、猫を飼っているようだが、 これも金性を強めるのでプラスとはいえない。 そこで食物では、火性の方向にあたる鶏肉が最も適したタンパク源となる。 これに野菜を加えて火を加えるが最適だろう。 また糖分や炭水化物は土性でこの二年は土性年なので、さらに埋もれる。 これは引力本能を発揮して、体重を増やす意。 この改善方法は「蓄積するな!」なので、 恵まれない人やお世話になっている方など、 身内ではない第三者に尽くすのが最善策。 溜め込むことは肥満に繋がるのが木性の人の特長。 なのでお金を使うのも痩身につながる。 もちろん自分に使っても悪くはないが、 出来れば世のため人のための奉仕が好ましい。 さらに、肥満の元凶の水性は、方向が学びで創作で勉強でと、 どれも清水には必要なものだが、あえて改良するならば、 2020年(鉄子)の節分までは夢の中なので無理だが、 これを過ぎたならば、遅すぎるくらいだが、独立すべきだ。 (これもお金を使うことになる) 少ないデータから察するに清水は母親と弟と同居しているようである。 戌亥天冲殺は本来ハミダシ運のため、 生地生家から離れてこそ、成功したり安定したりする。 しかも火性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人では、 自分をどれだけ追い込めるかで成功の度合いも決まる。 既に01年(宝巳)に片鱗を見せているのであるならば、 06年(陽戌)や07年(灯亥)のありえない火性の天冲殺で、 もっともっと名が売れても良かったはずなのに、 いったい何をしていたのだろうか。 まさかの一時的気楽や、あり得ないほうが災禍に近づき 体調でも崩したのだろうか。 去年(17年/灯酉)の守護神火性の半会年で、 日本ファンタジーノベル大賞にようやく救われ このDNA「司」の引力本能天冲殺の夢の中で 本格デビューでは、よほどの感謝なり奉仕があって 持続させて行かないと藻屑になりかねない。 すなわち作家としての顔は夢の中なので、編集者や読者に添い続けるのみ。 売れることに慣れていない清水は強情なところがあるので、 気楽で柔軟さが望まれるはずだ☆ |
清水朔○76-0114 |
草畑草陽 丑丑卯※+7 貫禄龍龍貫(龍主導) 木性(81)火性(00)土性(42)金性(26)水性(58)/総合207 戌亥天冲殺/変則方三位(7歳鉄寅)/主導DNA(37歳雨巳) 害(47歳木午)/納音(57歳草未)/狭視(異性理解不能) 木性過多/火性ゼロ(野人)/土性脆弱/金性脆弱/水性過多 +7歳鉄寅/17歳宝卯/27歳海辰/37歳雨巳/47歳木午/57歳草未/67歳陽申/77歳灯酉〜 |
■2018年12月12日(水)山寅 |
秋竹サラダ○祭火小夜の後悔を疑え |
○応募時のタイトル「魔物・ドライブ・Xデー」で、 第25回日本ホラー小説大賞(18-0423/草酉)を DNA「貫」の独り占め天冲殺日らしく、大賞と読者賞をダブル受賞。 同作を選考委員の意向もあり改題した『祭 火 小 夜 の 後 悔』で、 10月31日(陽申)のDNA「調」の守護神天冲殺害日に、 おそらく緊張しながらもデビューした秋竹サラダ(92-0229/草亥)を解説する。 「私に、不思議な存在の知識を教えてくれたのは、兄でした」と語る、 怪異現象に詳しい女子高校生・祭火小夜(まつりび・さや)の夏の物語。 第1話「床下に潜む」は、田舎の高校で数学教師をしている坂口は、 机を返却しに旧校舎を訪れた際に、不思議な生徒「祭火」に遭遇し、 訳がわからぬまま、鍵を紛失してしまい、一人引き返す。 そこで、「祭火」から聞いたばかりの床板をひっくり返すという 謎の存在に遭遇し、一枚だけ色の違う床板の上に避難したために、 とんでもない恐ろしい目に遭ってしまう。 第2話「にじり寄る」は、浅井という少年は、 巨大なムカデのようなものに憑かれて悩んでいた。 ある日、それに関する決まりごとを破ってしまい 最悪の事態に陥る。そんな折、一学年先輩である「祭火」と出会い、 解決法を教えられるが・・・。 第3話「しげとら」は、幼い頃、大切な余所行きの服を汚してしまい 偶然出会った親切そうな「しげとら」と取引をした糸川葵。 10年後にあるものを返さないと命を奪われると 言われながらも半信半疑だったが、目の前で「しげとら」に 利息を支払えずに溶かされてしまった大人を目撃する。 その後も数年おきに確認に登場し、七年後に返済と念押しされるのだが その姿は定まらず、時に図書館の司書だったり、幼馴染みだったりするが、 ショックなのは幼馴染みが警告に現れた翌日から その事実は葬りさられ、同級生にたずねても、 そんな痕跡はないとされてしまう。 期日が近づくにつれ毎日が地獄のようだった彼女は、 取引から10年経ち高校生になり、同級生の「祭火」に図書室で出会った直後、 ある言葉を投げかけられる。そして「しげとら」に遭遇したとき、 尾行してきたという「祭火」に、意外な方法で救われた。 その唖然とするような解決方法は、ここが最大限の見所で、しげは「重さ」で、 とらは「取られる」という謎に読者は秋竹マジックに はまってしまうに違いない。 第4話「祭りの夜に」は、夏休みの初日、「祭りの夜に、魔物が出るのです」と 困っていると知った同級生3人は、数学教師の坂口を運転手役にして、 山のトンネルを潜り抜け、魔物と対峙する一夜を過ごす。 怪異現象に立ち向かう一見清楚で鮮烈な「祭りの夜に」は、 まるでアンドロイドなみにクールで格好良い。 ニューヒロイン誕生となったか! 何気なく読者に挑戦する作者の意図や手口に騙されてはいけない(笑)。 選考委員も前半の怪異譚の見せ球に幻惑され、 最後のトドメの大どんでん返しを気づいているはずのなのに なんの手出しもできない。 ホラーなのに怖いんだか怖くないんだか正体不明。 このトリックこそが魔物なのではないのか。 壮大で叙情的な音楽のようなものを聞きながら錯覚に陥る。 「祭火」とかかわったために巻き込まれたり、 あるいは救われたり、まるで災難の申し子のような 彼女の過去に触れてしまうと言葉がでない。 とりあえず、誰も死なないが、そこはかとなく 質の良い(なんだそれ)冷や汗をかかせてくれるお話し。 埼玉県鴻巣市出身。現在も在住。 このことからも小説の舞台はそのあたりであるイメージ。 東洋大学理工学部電気電子情報工学科を卒業後、 クリニックで医療事務に従事していたが、勤務先が廃業したため無職となり、 「時間ができたので小説を書くようになった。」という 今ひとつ信用して良いのかどうか不明(どこかトボけた)な秋竹は DNA「石」主導で、その場その場で都合の良い言い訳をする。 決定は素早くないので、全容がつかみづらく、 許容範囲は広そうで、本心をなかなかあらわにせず。 あえて才能といえるものは、この玉虫色な姿。 「石+牽」は、気配り上手で流れに乗る。 独特のスタイルさえ容認すれば面白い。 「石+玉」は、理屈っぽく小賢しいメッセージが随所にあり。 「玉」×3もあり、町内のどこにでもいる物知りなオバさんで、 引き出しは多様で飽きさせないところは、移動図書館。 とはいえ、本質は根暗で静かな日々を過ごす。 「草+石+寅月」は、おだてられると喜ぶが 見返りに何を求められるかを考えると近寄りがたい。 「申」年生まれ「草亥」は、落ちて上昇。無職となり作家への道が拓けた。 生き方を表す伴星は「鳳」で、遊び半分な人生。 物事の始めの洩星は「牽」で、目上の引き立て。 締めにあたる導星は「石」で、共同で他人になすりつける。 宿命の特長は、早春午前四時頃の海中の水草で、 常に揺れており、入り込む者の足許にからみついて 引きずり込んで面白がったり、溺れさせるが、 年干支「海申」VS月干支「海寅」の納音は、水面は同じ海であろうと、 ところにより深度が異なり、うっかりすると死をも意識する。 これは凪かと思えば荒ぶるのを容易くださないもので、 犠牲者が引っかかれば、渦を発生させる性悪さで、 仕掛けがあるのに、ついつい少女の魔力(人魚か)に幻惑される。 総エネルギー213点はそれなりだが、水性96点の明るくはない塩水につかった 59点の木性は、火性の恩恵がないと生きながらえることはないが、 月支「寅」内「陽」しか使用出来ないが、 これはひん曲がり屈折した少女的感性。 あるいはそういう対象を徹底的に神格化するもので 心の中に祭火のような崇拝対象がないと楽しくない。 生年冲殺ばかりか生日冲殺互換冲殺まであるので、 親や仕事先に翻弄され窮屈な人生なうえ、 年支「申」VS日支「亥」の害持ちは表裏あり。 根っこが塩水で腐るのだが、「申」は冲殺されているので、歪みもきつい。 故に顔だしせず、獲物(読者)が網にかかるのを待つ。 金性16点は真剣に仕事にのめりこみたくないため、 作家として成功するためには、物好きな編集者が不可欠も 土性28点と定着しづらいので努力が必要。 年干支の「海申」は、お気楽で時間をかけて智力を養う。 月干支の「海寅」は、何でも自分が一番。 そして日干支の「草亥」は、病的な水中花も、 塩水に潜むため、なかなか開花せず(だから祭火は非ず高校生)。 花開いたら開いたで、寄生して表裏で養った毒を注入し、 この世のものではない世界観を実現するが、 異性を不幸にする、いわゆるさげ▼▼で、 継続的に毒を与えすぎれば自家中毒にも陥りかねない いわば薄倖の人だが適度に発散しているうちは、 変わっているが面白い人という評価が定着する。 干支番号構成は、09-39-12と西方をはさんで東方重なり。 あれこもれもという訳にはいかない。 後天運は初旬「2歳雨卯」がDNA「龍」の半会で、 地方色豊かな宿命に、都会的で洗練されたようなイメージが付与。 とはいえ水が多い宿命では病的であったり肥満であったり 持病まで行かずとも危険な風情。 2旬「12歳木辰」は、年支「申」の半会はあろうと 屈辱やら妥協もテーマの主導DNA「石」で自己確立。 3旬「22歳草巳」は、DNA「貫」の納音。 年支「申」VS日支「亥」の害が切れる破壊現象で、 秋竹に小説を書かせるために会社は倒産。 そして自己の忌み嫌うものをほぼ完全に そのタイミングで吐き出せたのか、デビューした。 この後は4旬「32歳陽午」が、DNA「調」の守護神。 祭火小夜やその周辺の成長を描いていれば、 才能は恐ろしくあるのだからオッケー。 5旬「42歳灯未」は、DNA「鳳」の守護神半会。 進み行く方向性ばかりか、周辺の何もかもが変化する作風の変化。 たとえば少年から始まって組織、政治や企業のことなど。 年干も月干も「木」になり、日干は「草」だから、 木性の天干一気入格。陰に隠れて悪さをするのではなく 防風林を強固にして、存分に居場所を確保して働く。 6旬「52歳山申」は、晩年にかかるDNA「司」の10年運天冲殺も害。 とてつもなく売れているだろうけど、強欲なら体を悪くする。 7旬「62歳畑酉」は、DNA「禄」の感謝と奉仕の10年運天冲殺。 それが出来れば更に上昇だが投資などに興味をもたず 世のため人のためが望まれる。 8旬「72歳鉄戌」は10年運天冲殺を抜けた後で、 20年間を真っ当に過ごせていればDNA「牽」の順当な名誉。 不埒な生き方であれば、不名誉とわかりやすい。 さて、数学教師の坂口は昔からうつむいてあるく。 精神的な根暗ではないというところが、そもそも暗いのだが 物理的に地面を見るのが好みという設定は、これはほぼ作者を投影した姿。 前方確認はチラ見、これで深夜のドライブは恐ろしい(笑)が、 年齢は30代後半で作者よりは上であろうと近しい存在。 格好こそ下を向くが、アニメや特撮ヒーローの影響を受け、 世のため人のため役立とうという倫理観が 清廉潔白な教師への道へ歩ませたなんていうくだりは 実際にはそうできない秋竹の願望。 街全体はどこか作者の地元だろうし、旧校舎が登場したあたりは、 存在そのものが「玉」感たっぷりで 余った机や椅子を非力な若い女性教師の代わりに エレベーターもないところを自主的に夏休み前に入れ替えなんていうのも、 お膳立としては、念入りで感心する。 ところで、「祭火」の親は12年前なくなって、 祖父母に育てらてたということだが、強盗に遭遇し、 未だ犯人が挙がらず未解決事件になってるし、 兄は不審死で、不幸のバーゲンセールというところに、 数学教師も実は10数年前に交際相手を 橋の崩落で車が犠牲になり失っているという符牒があり、 最終章のドライブでは、何故かスマホの通信機能だけが圏外になり、 髪の毛をお守りにして囮が魔物を相手にパフォーマンスをする。 なんともわかりやすくて実はそうでもない。「祭火小夜」を侮ってはいけない。 秋竹は25歳で受賞。そして 最後の日本ホラー小説大賞は、 この25回目で終わり、横溝正史ミステリー&ホラー大賞にひきつがれる。 これもまた作者の納音10年運と想えば妙に納得はする。 「最初は暇つぶし、夏なのでホラーを書いていたが、 苦労をするのが好きでないので、好き勝手に進めてみた。」 とはまさに「石」主導。 これ以上苦労はしたくないということだろう。 前半の仕掛けが大掛かりだったわりに、 後半はアイデア不足で間延びした印象も(持続しづらい害持ち) 随所に怖さを描くセンスあり才気は感じた。 特に「しげとら」は類似するものがない卓越したアイデア。 当初のタイトルが素っ気ないと言われるのも害だが 生年冲殺らしく、修正が効いて化けてくれた。 「石」主導で柔軟な秋竹は、異性にさえ目を奪われねば (編集者次第だが)かなりの書き手になるはずだ☆ |
■2018年12月16日(日)海午 |
草凪優○ジェラシーが持つ性春エロスの顔 |
○会社員、シナリオ・ライターを経て、 04年(木申)のDNA「玉」の変則方三位年に 「ふしだら天使」で、官能小説家としてデビュー。 05年(草酉)のDNA「龍」年の改善年には 「桃色リクルートガール」で官能文庫大賞受賞。 10年(鉄寅)のDNA「司」年には 「どうしようもない恋の唄」で、 「この官能文庫がすごい!」大賞受賞。 18年(山戌)のDNA「調」の極端な害年害重なりには、 「裏八重洲本大賞」受賞(18-0319/鉄戌)。 「どうしようもない恋の唄」は、映画化&DVD化されている。 今回紹介する09月05日(鉄子)のDNA「司」の大マジメ日に上梓された 草凪優(67-0801/灯酉)の 『ジ ェ ラ シ ー』は、通算167冊目の著作で、 官能小説ではない単行本としては「黒闇」に続く第二弾である。 20XX年、様々な災害などで首都機能が失われつつある東京。 国民総所得世界50位に転落した日本。 この荒れ果てた地で、最新技術を結集した セックス・アンドロイド「オンリー」が世界に先駆けてリリースされ、 遊び好きな富裕層に歓喜の声をあげさせた。 依存症に陥る男たち、人類への冒涜だと反発する女たち、 利権を嗅ぎまわる探偵、世界の破滅を願う導師など、 人々は究極の快楽に群がり、翻弄される。 「オンリー」の日本代理店の女社長・冬華と双子の兄弟・清春と純秋は、 テロや暴動に巻き込まれながら、 セックス・アンドロイドが切り拓く未来を探る。 セックスアンドロイドをビジネスとして展開しようとする人間や 周辺で蠢くあくまで人間の話。 欲望の嵐に翻弄されたり、逆に至福の充足感を得られたり、 生きる限り性の支配下にある人間の滑稽さや哀れさが描かれている。 読みやすいが、始終狂気を感じ、そこにあるアイロニーにも触れる 近未来恋愛型サスペンス。 「性と生」のカリスマ、渾身の勝負作といって間違いではなく、 信頼もヘチマもない陰陽の闇のなかで セックス・アンドロイドは本当に世界を席巻し、人々に幸福をもたらすのか。 東京都品川区出身(五反田近辺)で、日本大学芸術学部を中退。 所沢振り出しに、江古田、東長崎、椎名町、自由が丘、 小菅、相模原、茅ヶ崎、浅草、岩手、沖縄へと移り住み。 沖縄は11年(宝卯)のDNA「禄」の天剋地冲年からで 当初は沖縄県那覇市に住んでいたが、現在は沖縄県糸満市の新興住宅地の 一軒家に住んでいると思われる草凪は、 DNA「鳳」主導で、趣味の世界の達人。 「鳳+鳳」は、気さくで肩肘張らないゆとりながら、 ゴネると頑なになり近寄りがたい。 「鳳+禄」は、口が上手く歯の浮いたようなセリフもお手のもの。 「鳳+貫」は、表面は温厚だが中は頑固。 「灯+鳳+未月」は、一風変わったアイデアを実行するのではなく吹聴する。 アンドロイドも安売りせず、数を絞ったレンタル。 「未」年生まれ「灯酉」は、スケール大。 生き方を表す伴星は「牽」で、日の目が当たらぬ世界を表に出す。 物事の始めの洩星は「貫」で、自分一人で始める。 締めにあたる導星は「禄」で、他人が終了。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の灯台なのに 「海」が全くなく砂漠の中のランドマーク。 かつて海があった形跡あるも、今は跡形なき姿。 とはいえ熱気だけを見れば沖縄も似合う。ヒロインだって沖縄出身。 総エネルギー256点の存在感ありは、 年干も月干も日干も「灯」の真性火性天干一気。 火性は145点もあり、近寄れば怪我をするのは必至。 他の成分は表現力の土性は58点も、 創造力の木性は26点で、官能小説ではない分野に挑戦しようと 根底にあるのは、その世界。 金性27点も同様で、愛情表現は良い意味で、慣れた手つき。 水性ゼロ(DNA車/牽なし)は、配偶者成分皆無で、 家庭的な役割や栄誉には縁なしか無限大。 異性を見る目はなく、縁のない相手と結婚したり、 子供ができても持続しにくい。ようはメンドウになってしまうのだ。 その意味で広大な海がある沖縄の土地は 憧憬を満たしたもので満足であろうか。 創造力の木性は水がないため、普通の手段では育たない。 リアルか否かは別にして常に渇きを癒やす方向に向く。 それがないと、創造力も稼働せず。持病は痛風に高血圧だそうだが、 こんな熱い宿命で酒をあおっているようではやむなし。 年干支と月干支の「灯未」は、一見クールを装っても、 中身の熱気がしみ出している状態。 水がないので消される心配はなく、線香のように燻りがあるもので、 時間をかけて先祖がなしえなかった目的を実行する。 辛辣だが、それを女性や女性的感性ある人物が 発信していれば、ひたすら己の道を進む。 日干支の「灯酉」は、怖い物知らずで度胸あり。 水がないため、高速道路を無限大のスピードで疾走する。 単純で判りやすい性癖は、来る者は拒まず去る者は追わず。 相手にあわせることをしない自動人(自らの道しか行かぬ人)。 干支番号構成は44-34の直線で、脇目を振らず。 後天運は初旬「8歳陽午」は、DNA「石」の仲間意識を付加。 なので本作も根底にあるテーマは兄弟姉妹。 本作に限らず、協調性和合性がないと、屈辱や妥協の色も濃くなるので、 立ち回りが上手くないと生きていけないことを学ぶ。 高校を中退して皿洗いのバイトをしながら、趣味に明け暮れるも大学に入る。 2旬「18歳草巳」は、DNA「龍」の10年運天冲殺半会で、 新たな世界に入りこむため、大学に進むがさらなる目標を発見。 シナリオライターの仕事は、まさに自己が所有する「草」の強化で、 それなりに力を発揮出来たはずで、存分に力を溜め込んだ。 3旬「28歳木辰」は、DNA「玉」の落ち着き。 或いは深める10年運天冲殺支合で、存分に燃焼し尽くしたところで、デビュー。 4旬「38歳雨卯」は、宿命にない水性。 DNA「車」の天剋地冲で、需要が高まった結果、多忙となり落ち着きなし。 いつ結婚したか不明の相手と離婚したのが、 真性火性天干一気強化年の07年(灯亥)。 時期は不明も、浅草時代に知り合った 岩手に実家があると見られる女性と再婚し 第一子男児(10-1127/鉄辰※午前四時前生まれ)をもうけているが、 11年(宝卯)の天剋地冲年に東日本大震災(11-0311/草丑)に被災し、 同年一家で沖縄に避難するも、数年で離婚。 本人は温暖な沖縄が花粉症もなく気に入った模様も、 元妻にはなじまなかったのか別の理由で別れているが 仕事で上京する際には、相互冲殺とは言え、 息子の月干支「灯亥」に自身の年干支「灯未」が大半会され 気分が良いのか、岩手に戻った子供には会いに出かけている。 離婚をした理由は、水性ゼロの配偶者成分皆無ばかりか、 離婚そのものもたいして重要と考えていないフシあり。 離婚後に年上女性の知己から 「いい女の条件は顔じゃありません。体でもないし、セックスでもないし、 料理の腕前でもないし、気遣いの細やかさでもないし、 もちろん、貯金残高やIQの高さや家柄や学歴ともなんの関係もありません」 とメールで諭されたようだが、当時は「じゃあなんだよ!」 とクビをかしげるばかりだったそうだが、 「いまはなんとなくわかる気がする。」も恐らく違うだろう。 結婚相手の生年月日がないのが残念だが、 そもそもいい女と結婚するのではなく互いの人生や子供に対して 責任を持つということが判っておらず、 自己中心なのは真性火性天干一気らしいところ。 事情があろうと離婚せず別居くらいですませられないのが、 一緒にはいられない仲だからこそ離婚までしたということのはず。 現在の5旬「48歳海寅」は、DNA「牽」の栄誉を伴う 干合木性天干一気入格で、次元を上げて何もかも変化。 沖縄の地に腰を据え精力的に変身した結果、一般小説にも入りこむ。 次旬6旬「58歳宝丑」は、DNA「禄」の半会で、 引力本能抜群の成果になるので、売れっ子になり感謝や奉仕も絶大。 7旬「68歳鉄子」はDNA「司」の変剋律。年支も月支も(共に未)害のため、 経済や家庭に不安を覚えることで、結果的に才能が磨かれる。 8旬「78歳畑亥」は、DNA「鳳」の主導DNAでようやく自己確立。 年支も月支も半会するため、老いてもなお色あせねば さらなる才気が光輝き、存在を誇示する。 どのくらいの近未来を想定しているかは疑問も、 描かれている世界は首都東京ひとつとっても、 おおむね山手線の外にでていれば荒廃しており、 主人公が住む団地もインフラは壊滅的で ほぼゴーストタウンと化してファミレスすらない。 50年も過ぎれば瀟洒な建物もくすみだし、 100年を経過した建物は腐蝕が始まり、外国の軍隊に空爆されなくても、 あと2〜30年もすれば瓦礫の山になる。 金には困っていないのに厭世的なのか あるいはストイックなのか文明には背を向け EV車が一般化した時代にホンダのガソリン車を唸らせて 都心まで通うという分かり易さ。 日本国はバブル崩壊後二度と好景気にはならず 少子高齢化に対応出来なくなり、 隣国に有事が勃発してから自衛隊を合憲とするなど 世界から見捨てられた我が国を描いている。 一年程前まではソフトなデリバリーヘルスを任せられ ある程度暮らしていけている主人公があることから、ほぼ人間と同じような 「オンリー」などという疑似女性型アンドロイドを使った まるで戦争のような商売に至る経緯は、強い風に煽られているようで、 いちがいに風俗マニアの世界とは侮れない。 そこにあるのは秩序も崩壊した世界で、 血のつながりとは何か、血の通わないものに何が出来るか。 何が「ヒーリングユー」かとも思うが 圧巻は想定していなかった「オンリー」の逆襲。 このあたりはAIも怖いという落ちか。オンリーフォーセックスに理性なし。 食物の安定供給もなくなり、錠剤ひとつで暮らせる時代に魅力は感じないが そうならないように、私達は努力をせねばならないだろう。 そのためには現行憲法を仮初めに改悪させないこと。 憲法は国の誕生日。 我が国(45-0503/海午)は17年(灯酉)から前進気勢の経済の時代。 27年(灯未)からは庶民の時代。 そして37年(灯巳)からは、またバブルの時代がやってくるのに、 あえて、リセットして最初からやり直す狂い人にはついていけない。 なお「僕自身はセックス・アンドロイドには惹かれない。 一回試してもいいとは思うけど、やっぱり完璧なモノはかえって面白くない。 実際にできたら一瞬、流行るでしょうけどね。 でも、主人公のように『これじゃない』と気づく人が たくさんいるんじゃないかな」として、 「セックス・アンドロイドを描く上では、女性への冒涜という批判もあるし、 途中まではちょっとミソジニー(女性嫌悪)なんですよ。 でも最後まで読んでもらえたら、僕が今回挑戦した 『男根主義を一回置いてみる』もわかっていただけるかと。 愛を考えるときに、男根というか、男性的なものを捨てることで 見える景色があると思うんですよね。 結局、愛だけでは苦しいし、欲望もあるし、欲望を満たせば依存がついてくる。 新しい形の愛を考えたとき、男根主義が邪魔だったんですよ」と ホームグラウンドからは抜けられない模様で 「僕自身は官能小説というジャンルに支えられていると思っています。 官能作品は評判も数字もいいけれど、この本が一般文芸と並ぶと苦戦する。 いかにジャンルが僕を支えてくれているかと思うと、 そう簡単には裏切れません。寄せられている期待は守りつつも、 新たな挑戦は続けたいんです。ただ、違う世界を描いたつもりでも、 登場する女性が才色兼備のこじらせ女子と天真爛漫な売春婦。 結局はいつものメンバー、草凪優一座でお送りしているんだけどね(笑い)」に なってしまうところは限界なのか。 さて、兄弟姉妹の対峙は全て陰陽であり、 双方が成功するなどということはなく、必ず差異がでる。 双子であればなおさら、同性であればさらに。 そして、ここにはもうひとつ女性の悲しい性に迫る 切り口もでてくるが、それはお読み頂くとして、 さすがに火性の天干一気だけあって、考えることは尋常ではない。 裏切りあり、復讐あり、強請りあり、そして愛あり。 「オンリー」は女性の敵なのか味方なのか。 それはあなたが出す答えだが、そこに耽美的なものを与えるのは如何なものか。 それ以上に、オンリーの開発責任者というか黒幕というか ロータリーエンジンの改良マツダを駆る女性の名前が ローザ・フィリップスってなんだよ(笑)。 健康な生活から予防、診断、治療、ホームケアまでの 一連のヘルスケアプロセスを通じて、 人々の健康の向上にテクノロジーで貢献する ヘルステック分野のリーディングカンパニーの象徴が やっているって勘ぐれて笑わせてくれたよ。 このあたりのサービス精神は評価できるが、現代医療ですら治療できるものを 近未来の医療関係者が出来ないのはとんだ矛盾。 そこで「私は私のままでいたかった」は理解できても、 小説の中の話ではないのか。ジェラシーとは激しく暴力的な感情? 愛する対象を失っても愛は持続? 主人公が最後にとった行動は愛の証し? 否、暴力的危険なことと愛は反するのではないのか。 愛(DNA禄/司)は確かに暴力(DNA車/牽)を産みだすが、 それを乗り切るのが知性(DNA龍/玉)であり、 仕事に生きる(DNA貫/石)ではないのか。 二輪草のモチーフも出来すぎだが、充分な問題提起は受け取った☆ |
第一子男児○10-1127※ |
鉄灯鉄灯 辰亥寅+4 貫牽龍鳳禄(鳳主導) 木性(80)火性(33)土性(40)金性(22)水性(45)/総合220 申酉天冲殺/方三位害(34歳宝卯) 干合金性天干一気主導DNA(44歳海辰) 木性過多/火性脆弱/金性脆弱 +4歳山子/14歳畑丑/24歳鉄寅/34歳宝卯/44歳海辰/54歳雨巳/64歳木午/74歳草未〜 |
■2018年12月23日(日)畑丑 |
鵜林伸也○ネクスト・ギグは暗闇の中で |
○鮎川哲也賞やミステリーズ!新人賞への応募を続けていたところ、 09年(畑丑)のDNA「車」年に鮎川哲也(1919-0214/灯酉)賞へ投じた 長編「スレイプニルは漆黒を駆ける」が編集者の目に留まり、 翌10年(鉄寅)のDNA「玉」の天冲殺年に短編「ボールがない」が、 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー「放課後探偵団」に掲載。 13年(雨巳)の三合会局年には短編「宇宙倶楽部へようこそ!」を発表し、 正統的な謎解きの書き手として期待される注目の新鋭 鵜林伸也(81-1201/雨丑)の初の長編となる『ネクスト・ギグ』が、 DNA「牽」の名誉年(18年)を迎えた主導DNA月(10月/海戌)の 10月31日(陽申)のあり得ないDNA「司」日に上梓された。 事件は「赤い青」が根城とする、新宿から京王線で一時間弱。駅から10分。 S川商店街のハズレにあり、隣にはたこ焼き屋があるという (音楽大学が近くにあったことも念頭にあったはず) 元自転車屋だったというライブハウス「ラッディシュハウス」で起こった。 アンコールで光を見つけるのが難しくなったステージで バンドを象徴するカリスマギタリストがありえないミスをおかした直後、 逆光を浴びながら登場したヴォーカルは、突如叫び声をあげ倒れた。 そして彼の胸には千枚通しが突き刺さって刺殺されていた。 ヴォーカルの不可解な怪死で、 ロックバンド「赤い青」は活動休止に追い込まれる。 誰しも不審に思ったのは、前身バンド「サウザンドリバー」の時も (ミッシェル・ガン・エレファントやザ・イエローモンキー、 X-JAPANやLUNA_SEAの時代を思い浮かべれば判りやすい) 同じくヴォーカルが謎の死をとげているからだ。 ライブハウスのスタッフである私は、犯人は誰かを考え始める。 ステージ周辺にいたバンドメンバーや観客。 その中に犯人がいるのはたしかだ。そう、犯人は単独行動に違いない。 推理によって謎はすべて解けるが、解決したのは、密かに活躍が予見された 私とさして歳の違わない女性アーティスト(かいわれ大根!)。 兄さん!あなたの死の真相を知りたい! 兄さん!生きている間にあなたに会いたかった! 顔も違う声も違う、 どちらかというと音楽になんかこれっぽっちも向いていない 私がなぜここにいるのか。 知られてしまったからには、何が何でも犯人は見つけねばならない。 兄さん!私は外に出来た義理の妹です! でも、出生の秘密を知ったときから、あなたに会いたかった! そう、あなたは殺されたヴォーカリストの先代。 謎の死をとげた。誰も知らないはずだった。どうしてそれが!? 「ロックは人を殺す!」 やがて起きた第二の悲劇〜また一人消されてしまったね。 戦慄と感動が似合わないスロウバラードにのせて胸に突き刺さる 今年を締めくくる王道ながら若さ溢れる抒情的ミステリー登場! 兵庫県神戸市長田区出身で、立命館大学文学部史学科を卒業し、 伊丹市こども文化科学館の科学館サポーター (プラネタリウムのスタッフ)として長年勤務、 その時の経験を買われて現在でもフェリーでの星空教室の講師など 天文観測イベントに参加しており、 現在は大阪市内のマンションに住んでいると思われる鵜林は、 「石」主導で、優柔不断。 わかっているのに、勿体つけてなかなか種明かしをしない。 子供相手のプラネタリウムの話を展開するには 丁度いいもので、仲間・聴衆を大切にする。 セリフはなくとも、大勢を登場させる群像劇が似合い。 才能も「石」で、敵を作らず、人を魅了さる巧みさ。 「石+龍」は、根っからの技術者で、作品にもそこかしこにそれはあらわれる。 「石+車」は、目的がある時の実行力は他の追従を許さず。 周囲がどう判断しようと、それに向けて実行あるのみ。 「龍」も「車」も二つあるので、存外頑固さありも、落ち着きはなし。 「雨+石+亥月」は、何でも飲み込む圧倒的な迫力。 「酉」年生まれ「雨丑」は、矛盾だらけの人生で、まさにミステリー。 生き方を表す伴星は「司」で、家族や家族的なものが一丸となって。 出版祝いに父親に焼肉をご馳走になるくらいだから。 物事の始めの洩星は「車」で、ゼロ出発。 締めにあたる導星は「石」で、共同で終わり。 宿命の特長は晩冬深夜十時頃の「雨川」で、 ぬかるんだ地面に特別な物質が無造作に配置されている、 強く打ち付ける飛沫なり、恐ろしいほどの急流。 総エネルギー206点はまずまずも、 創造力の金性72点と自身の78点は数値は高いものの 表現力の木性は22点と、語りはワンパターンというよりは、 スタイルが決まって、安心の風情。 とはいえ稼働力の土性は34点は空回りが多いが、 必死に働いているかというと疑問。 そして労働対価の火性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人は、 プラネタリウムの案内人やライブハウスは真っ暗闇と想定すれば、 そのまんまなので、不自然さはない。 熱気も慈愛もなければ、見返りのない労働か、 これらを一発逆転する雑兵には似合わない世界だが、 ステージはそれなりにヒートアップされているはずなのに、 クールとしかいいようがないのは、このため。 感謝も奉仕もない一人だけの世界。 (グッズを売るそれを買うという経済行為がバンドを支えるのも虚しい) 「雨」とはいっても、主成分に塩水または濁水が混じっているので、 傘もなく、そのまま受けると、寒い季節には危うさを通り越して 死と隣あわせなので、殺人事件は容赦なく起きる。 年干支の「宝酉」は、毒にも薬にもならない見てくれで、 主導DNAと合わせて、ひとまずは敵を作らず。 世渡りは上手ではなく、生き方は不器用。若い音楽家なんてそんなものか。 月干支の「畑亥」は、物事が明確にならない混沌とした様。 まさに泥田、何でもありとはいっても、それだけでは役立たず。 度胸はあるものの、博打が過ぎて身持ちは堅くない。 そして日干支の「雨丑」は、一人気のおもむくまま生きるもので、 他者の制御は受けたくないタイプで、醒めきっている。 干支番号構成は、58-36-50と北方と西方で明るさは微塵もない。 後天運は、初旬「8歳山戌」は、DNA「牽」の刑。 どこか他者と区別する自尊心が付加されるが、 年支「酉」の害があるため、何でもどんと来いという感はなく、 それなりに態勢を整えるというもの。 この「山」は日干「雨」と干合すれば「陽」となり(日干は灯になる)、 さらに年干「宝」と干合すれば、10年運は「海戌」となる。 これに最初の干合で出来た日干「灯」と干合させれば 「木戌」に様変わりするので、相当な次元の上昇なり、 宿命への刺激があれば大化けする可能性あり。 野人らしい貪欲さがうまくいけば稼働する。 2旬「18歳灯酉」は、DNA「禄」の半会で、 あり得ない火性の出現で、大学生活と共に一気に元気になった。 感謝や奉仕の精神は出てきたかどうかと言えば、 一応は組織にも属したのだろうし、 通り一遍のことは出来るようになったかと思われるが 心からかと問われれば、胸を張って言えるかは疑問。 年支「酉」の刑でやる気はでたろうし、 日支「丑」の半会があるので、水の通りは善くなったのは事実。 3旬「28歳陽申」は、DNA「司」の堅実無比。 とはいえ年支「宝」が干合となり、堂々兼業作家を名乗れるのに、 月支「亥」の害もあり、不安定ならかえって危険な身の上にしてまえば 危機感がでて良しとしたのか、組織からは離脱。 10年運もそれでは前旬の「灯」と違い、 移ろいやすい深夜には頼りげない陽光。 そうはいっても、なんでもありの野人らしくデビューに漕ぎつけた。 来年(19年/畑亥)から始まる4旬「38歳草未」は、DNA「鳳」の対冲で、 一転月支「亥」の半会もあり、表現方法をロックにする方向。 もとい壊滅的に試行錯誤する時代。 今後は5旬「48歳木午」が、月干「畑」と干合で、進み行く方向の変化。 干合後は「山午」になるため、一見干合支害的な裏切り。 すなわち若い(DNA調の木)女性(DNA牽の山)にとことん裏切られる。 6旬「58歳雨巳」は、年支「酉」と日支「丑」のからむ DNA「貫」の大半会三合会局。 自分らしさを取り戻し、道を極めれば大仕事をこなす。 7旬「68歳海辰」は、DNA「石」の主導DNAで自己確立。 この歳になり、ようやく自己に開眼。 8旬「78歳宝卯」は、DNA「龍」の10年運天冲殺。 最晩年でとてつもない動きがあるならばそれこそバケモノだが、 おそらくこの天冲殺現象は、初旬条件もありで、 若くして3旬4旬で使用済みではないかと思う。 さて、ミステリ好きで作家を目指していた星空案内人の鵜林だが、 大学時代の01年(宝巳)の月支「亥」の対冲という背景で 年支「酉」と日支「丑」の三合会局という新たな事件勃発年だった時期に 有栖川有栖(59-0426/山寅)創作塾というサイトを偶然みつけ、 場所も近かったようで指導を仰ぐようになる。 共通干支もあり、日干干合という条件もあって 「雨」らしく長い道のりだったが、デビューにこぎつけたのは、 さすがに野人らしい、後先考えない行動力だろう。 「車」×2だから、それも強くなり、 ロックな小説を書いたのだから、これもまた自然な流れだろう。 ところで、作品に戻れば、のっけから登場人物紹介が書かれており、 カタカナ表記はミュージシャンで、 漢字表記はスタッフやまだミュージシャンと呼べぬ人々。 「犯人はこの中にいますよ」という作者からの贈り物。 なんて、親切な作者なんだ!高い演奏技術とカリスマ性を併せ持つなど、 時に専門的な状況もでてはくるが、宿命どおりスピード感があるので、 文章のリズムがよく、そしてスタッフが登場する場面は、 バラードのような口調で緩急自在なのが素晴らしい。 飲むと人が変わるので酒は口にしないという つるっぱげのバンドオーナーは実は下戸だったり、 ヴォーカルの変死という事件ばかりか、 最後に都合良く名探偵が登場するのも登場人物のキャラが全てたっている、 どちらかというと即座に芝居として成立できそうな展開は 舞台に読者を誘うのが上手すぎて、 常連の読者なら、ロックな音楽がテーマなので、 ほどなく犯人の目星はついてしまうだろう。 それを忘れさせるのは、プラネタリウムの解説で養った それらしく夜空を語る話術で私(ライブハウスのスタッフ)にさせているのだが、 端から心の中を隠している語り部も、 (鵜林が)真っ暗闇に棲息しているから、嘘も吐ける。 噂や虚実が入り交じるのも、明るさのない静かな世界の話で、 まるで水の底を思わせて、あたかも人から視覚を奪ったなかで、 「言いたいことは全部ギターが語る」や 象徴的な曲名の「煙の速さで」に、二人のヴォーカリストの死因の違いや、 バンド名の由来など、あげだしたらキリがないほど工夫されている。 主人公の語り部も93年(雨酉)生まれということで、 鵜林の日干支「雨丑」には、その年干支が応援されるというサービスもある。 軽く音楽シーンの変遷に触れながら、冗談めかしてチクリと業界を皮肉り、 「ロックってなんだと思いますか?」の問いの答えは 「金」というのもこの宿命らしく、「結局のところ経済活動なんだよ〜」は、 火性ゼロの野人が語るか(笑)。 「やりたいことをやる。好きなものを一生追いかける。 口で言うのは簡単だ」だって。でもそれがロックなんだよね。 そして、そこそこ売れて、方向性の違いとかいって ヴォーカルが個人活動を視野に入れるのは 「石」主導には、仲間を裏切る許せぬこと。 ロックは音楽じゃない。文化なんだからね。 だって、コードもメロディもほぼ出尽くしている現代で、 残っているのはそれしかないと作者はいうのだよ☆ |
■2018年12月26日(水)海辰 |
津田大介○情報戦争を生き抜くの情報過多 |
○早稲田大学文学学術院教授、有限会社ネオローグ代表取締役、 一般社団法人インターネットユーザー協会代表理事。 大阪経済大学情報社会学部客員教授、 早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース非常勤講師、 朝日新聞社論壇委員、新潟日報特別編集委員も兼任。 関西大学総合情報学部特任教授、 京都造形芸術大学芸術学部文芸表現学科客員教授、 東京工業大学リベラルアーツセンター非常勤講師、 上智大学文学部新聞学科非常勤講師等を歴任と、 いったいどんだけあるんだよ〜とツッコミたくもなる メディアとジャーナリズム、著作権、コンテンツビジネス、 表現の自由などを専門分野として執筆活動を行い、 近年は地域課題の解決や社会起業、 テクノロジーが社会をどのように変えるかを テーマに取材を続けてきている津田大介(73-1115/草卯)が、 久しぶりの単著で気合いが入った 『情報戦争を生き抜く』を11月30日(陽寅)の あり得ないDNA「調」の反逆的守護神変則方三位日に上梓した。 ソーシャルメディアに蔓延するフェイクニュースやデマ。 誰がこの情報戦争を終わらせるのだろうか?! 豊富な事例で読み解く、新時代のメディア・サヴァイヴ論。 ネットの「市井の意見」は本当に世論か、 それとも業者によって巧みに作られたものか? ソーシャルメディアでの情報操作は、 いまや世界で最も深刻な問題の一つであり、 情報を読み解く力(メディアリテラシー)が これほどまで求められる時代はいまだかつてない。 ソーシャルネットワークの際限ない肥大化を斬る、 メディア・アクティビストの最新情報社会学論! メディアリテラシーをテーマに 今年の重要事件が短い記事形式でまとめられており、 各記事に付された注の総数はおよそ350(!)、 その注のほとんどが外部記事へのリンクとなっている。 (これが情報の洪水なのではないのか) GoogleやFacebookのようなプラットフォーム事業者の影響力は もはやマスメディアに比肩。 現在は情報を発信した人よりもシェアした人のほうに重みがあり、 感情に訴える情報が紛れ込むと拡散を止められないことを懸念。 一方、時事報道を丁寧に掘り下げていく 「スロージャーナリズム」の考え方に着目。 日本でも読み応えのある記事が生まれており、 必ずしも悲観すべきではないとつづっている。 東京都北区滝野川出身。都立北園高等学校の卒業は、 主導DNA「石」年の92年(海申)で、屈辱を受けるも、 一浪して早稲田大学入学も一年留年して、就職には失敗。 あり得ない火性年だった在学中のDNA「鳳」年には、 97年01月(96年/陽子の最後)から執筆活動開始。 社会科学部卒業は98年(山寅)で、 95年(草酉)の納音年あたりに大学で知り合っや女性と半同棲。 02年(海午)の主導DNA年の結婚と同時に 実家から東京都杉並区高円寺南に引越し、長く同地で活動してきたが、 現在は都心に居住していると思われる津田は、 DNA「石」主導で、極めて広範囲の人間関係を築くものの、 その中で特に親しい限定された人と濃い交流をし、 敵対しない側の人間として、なるべく衝突しないのが建前。 とはいえ志が同じであれば、揺るぎない連帯感を構築する。 「石+龍」は、他人と全く同じ枠組みでいるのは好まず、 たやすい言葉か否かはともかく、様々な方面に流れるような、 経済的裏付けはなくとも、文章作法などの技術面では整っており秀逸。 とはいえ「龍」は冲殺されているので、 最先端とはいえITなど限定したツールに翻弄される。 「龍」×3は、新しい物好き外国好きをこの国に活かす。 放浪者であり、あちこちの肩書きを持つのは、 実は飽きっぽいので、現実面より精神面が勝っているのは明白。 「石+貫」は、独善的であり、 集団の中で自分なりの利益を見つける。 「草+石+亥月」は、使えると認識した相手とは積極的交流。 若年には無神論者で自然界も何も無視の無法者然としているが、 歳を重ねるとともに許容するようになる。 「丑」年生まれ「草卯」は、安定時には先頭を切って走り、 揉め事が起きると、矢面にはたたず横にそれる。 生き方を表す伴星は「司」で、家族やごく内輪なスタッフと一丸となって。 物事の始めの洩星は「龍」で、生地離れて独立して。 締めにあたる導星は「石」で、共同で終わる。連帯的な面あり。 宿命の特長は、初冬深夜10時頃の土砂降りの雨に打たれる雑草。 また汽水域の水かさの増した川内の藻のような植物。 総エネルギー213点はまずまずも、うち木性73点は身強の部類。 火性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人は何でもありだが、 これは発信力なしというよりは、癖はないが抑揚のない、 比較的ワンパターンの安心の喋り口。 生年冲殺でもあり、原則仕事が生き甲斐。仕事が趣味の堅物。 伸び伸びしたところはなく、独創的表現力に頼るところ、 すなわち物言わぬ術の一環として金髪を貫くが、 染めるなら、赤なりオレンジなりの火を連想するものでないと、 かえってチープなものになり、土性脆弱12点を考えても、 自信がないのをカバーするために染めていると考えるが、 水を制御するという意味では理に叶っている。 また、これは金性14点にも通じ、 「鉄」があれば王道なり品の良いスタイルになるが、 「宝」なので一見光り輝くものの、危うさになる。 なお、配偶者成分は、この金性だが、冲殺年支「丑」の中にあるため妙。 正式な「鉄」にあらずとも特異な存在で津田を刺激する。 特別意識も少々偏向しており、 本来は仕事の場で出会うべきだが、出逢いは学生時代。 同志なのは主導DNAからも間違いのないころ。 しかもゲーマーだというから、さすがに野人である。 そして水性は過多も過多も実に半分ほどの114点。 年干と月干の「雨」に、年支「丑」内に「雨」、 さらに主導するのは「海」なので、 少々塩分が混じっていることを考えれば、 汽水域の湖の浦というか護岸なのかもしれない。 なので、仲間といったところで、そうそう濃厚ではなく、 Facebookを見ても軽く門前払い(笑)。この水は方向は習得本能で情報過多。 情報戦争を生き抜くも何もなく、 情報の中に溺れかけているのが津田そのもので、 それに気づいているのか、誤魔化そうとしているのか、 あまたの情報なり知恵などがいくら集積されようと、 火性がないのでは、温めて使用する訳にもいかぬので、 そこに苦慮しているのが津田だと言うこと。 ひるがえって火性ゼロを当てはめてみると、 津田に足りないのは、豊かな伝達本能。 金髪なんぞにしなくてはいいから、もっと芸域を拡げていくべきだろう。 最も金色を黄金色なりに置き換えれば、 実は経済活動の一環での下心的出で立ちともとれる。 年干支の「雨丑」は、時間をかけて目的を達成する。 周囲に影響されず我が道を行くのだが、生年冲殺でもあり、 仕事には振りまわされる。自己表現は苦手なので、金髪は似合わない。 月干支の「雨亥」は、原則頭が良いため、勝負をするのは得意分野のみで、 妙な場所には行かずに、頑固で忍耐力はあるが、裏を返せば小心者。 そして、日干支の「草卯」は、努力家で真面目だが何処か鈍い。 男性の場合は協調性がありながら、 横つながりより縦つながりを重要視する傾向。 干支番号構成は、50-60-53で北方のみ。 自己の得意分野のみで活躍できるので、慣れないことはしないのが賢明。 後天運は、初旬「3歳海戌」が、DNA「玉」の静けさの支合で、 ただでさえ多すぎる水性の支合は、火性なしの運型から、 水ぶくれを起こしかねず、旧いかどうかはともかく 津田家の価値観に縛られかねないが、 これは父親の仕事の関係で特定政党の機関紙があったりで、 (冲殺の影響で、政治というキーワードが濃厚になる) 反体制的家風に染め上げられる傾向。 ターボ運(子丑天冲殺廻り)もあり、何をしても目立つのだが、 幼少期に実践できていたかは不明も、 なかなか自分の思い通りにならないことは自覚したはず。 2旬「12歳宝酉」は、DNA「車」の天剋地冲で、過去の完全破壊。 学生時代には交際相手の部屋に転がり込んで、 生地との決別を果たしているので消化したとみられる。 3旬「22歳鉄申」は、DNA「牽」の名誉と不名誉。 就職に失敗したのは、本人としては言い訳もあろうが、 浪人して留年したからではなく、この複雑怪奇な宿命なのに、 自己発揮して異性と密着してきたためで、 生年冲殺ならば留年しないように粛々と過ごすべきなのに、 あまたの出版社に見る目がないと思うのはお門違い。 現在の姿がどうのこうのではなく 「大学時代に付き合い始めて社会に出て結婚ってカップル、 そんなに少ないかなあ?」ではなく、 ある意味曖昧な社会参加の原因は、交際するのは自由だが、 結婚する相手が先で社会活動が後ではなく 社会に出て稼働力をあげてから結婚相手と出会うのが、 この生年月日の王道なので、躓きには違いないが、 実際の親の職業が反体制的なのならば、これもまた流れ。 4旬「33歳畑未」は、DNA「禄」の三合会局で引力本能全開で、 仕事の成果が出始めてきたと同時に、 自己表現が苦手(火性ゼロ)なのをカバーするために、 突入後のありえない火性の支合年(06年/陽戌)から 髪に色を入れ始め、09年(畑丑)の「畑」重なりあたりには、 現在の金髪の原型が出来上がる。仕事も前進気勢が出て、やる気満々。 現在の5旬「43歳山午」は、DNA「司」のなんでも引き寄せる。 年干支の「雨丑」の干合支害は思わぬ仕事の展開もあろうが、 年干と月干の「雨」があり得ない火性の「灯」になり、 環境である10年運が「陽」になったため、 もともとターボ運で目立っているところに、 あたかも時代の寵児として、全てが味方して順調。 今後は6旬「53歳灯巳」は、DNA「鳳」の守護神。 年支「丑」の半会を伴う月干支「雨亥」の天剋地冲もあり、 順調に認識されていれば、次元が上がり大物の様相。 7旬「63歳陽辰」は、DNA「調」のありえない守護神害。 安定した人生を失いたくなければ、もとより「石」主導なので、 流れから逸脱せぬようそれなりの人生。 ふと我に返って、反抗心がもたげれば、あっけなく淘汰されかねない。 なにもなければ、恐らく妻を先に亡くすに違いない。 8旬「73歳草卯」は、DNA「貫」の律音は晩年で極めて頑固な老境の完成。 さて本書では「ネット情報が汚染している」と 警鐘を鳴らしているのだが、 それを分別すれば、(1)義憤に満ちた確信犯、(2)世論工作業者、 (3)ビジネス目的のネットメディア、(4)中間層・善意の拡散者になるという。 また自身も利用している(石主導)にも拘わらず、 Facebookには肯定的ではなく、そのものが編集者であり、 ルーベンスの絵画や現代アートの作家の作品を ポルノ扱いで削除したことに対しては憤りを隠せない。 また「多くの人は見出ししか読まない」として 内容が問われない現状をも嘆いているが、 では、それすら否定しないで容認するのが「石」主導ばかりか、 何でもやってしまう野人らしいことである。 なので目立てば金髪も厭わないが、後書きには「朝日新聞さまさま」と 日頃の恩義も忘れないのだから、そこらは宿命を活かしきっているのだろう。 また、津田の座右の銘は「人間万事塞翁が馬」だそうである。 だから、訳あって出会った配偶者とのゲーマー人生で 暇を潰した時代も忘れないが、一足早く世に出た 妻のヒモではないと強調するのも忘れない。では本当にそうであろうか。 望む望まぬは別に、火性ゼロ(DNA鳳/調なし)の野人だけなら、 いくら生年冲殺が仕事で流れに乗ったとしても成長力はない。 だからこそ、着火した妻の存在は大きい。 とはいえ「草」の配偶者成分は「鉄」だが、 それは存在しないものなので、冲殺年支「丑」内の「宝」を妻とすれば、 金性14点と身弱ながら妙な人物には変わりないが、 後天運だけは人並み以上でなかったかと推認できる。 何故そうなるかと言えば、津田は目上剋しの子丑天冲殺なのに、 妻が2歳年上であるという逆縁なのに、共倒れにならないのは、 妻がその後天運を使って出世したり、出産する代わりに (金性の子は水性だが過多のためかえって縁なし) 津田が売れているという事実がある。 これを福が来たと思えば、それもまたこの人、 そして夫婦の人生だが、無視できないのが、 津田がそれに応えるだけの器であり、自堕落な出発点に見切りをつけ 早々と仕事世界(最初はITライター)にのめり込めたからである。 それこそ馬が合ったのだろうが、 (津田が)たいした宿命でなければ、ヒモのままだったろう。 そして子がいないのは、津田が孫子の代の後天運まで使用しているため。 子がいればここまで成功はしなかったのだが、 ではこれが未来永劫持続するかいえば不明である。 つまり、この妻に出会うきっかけやヒントをくれた場に 生涯感謝を出来るか否かである。 友人なのか、教師なのかそれを忘れて、 今の立場をさも自分の努力で勝ち取ったと思えば永続はしない。 そして妻の犠牲により成りたっているのも同じ。 逆縁なので、早くに妻を亡くすか、余程宿命にそわず尖って自分が先に逝くか、 いずれも極端な人生になるはずだが、 水性過多は情報に生き抜くといいながら溺れる。 それを回避するために、発信し続ける、 様々な冲殺でもあり、犠牲にするものをつくり休息なし。 遊興や休息なく常に働き続けるだけ。 生地生家からでて、新宿区や杉並区にて、 運を掴んだ感謝は忘れてはいけないのだ。 なおこの生年月日は04年(木申)からAKB48の事業に参加し、 後に支配人の地位を得ながら、今年(18年/山戌)08月(鉄申)には撤退し、 何故か弁当屋事業を始めた戸賀崎智信と全く同じ。 野人の身としては商いの世界で生きているのも悪くなく、 無限大の発信方法を披露してるわけで、興味深いので、 今後の経緯は注視していきたい☆ |
■2018年12月27日(木)雨巳 |
真造圭伍と谷口菜津子の逆縁結婚感動稀薄○ |
○東京造形大学美術学科絵画専攻卒業で、 12年(海辰)に第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞。 「森山中教習所」「ぼくらのフンカ祭」「台風の日」 「みどりの星」などの作品がある真造圭伍(87-0123/海申)が、 多摩美術大学情報デザイン学科情報芸術コース卒業で、 在学時から漫画を執筆しており、 「わたしは全然不幸じゃありませんからね!」 「さよなら、レバ刺し 禁止までの438日間」 「人生山あり谷口」「彼女は宇宙一」 「放っておくだけで、泣くほどおいしい料理ができる」 「レバミシュラン」「かよえ!チュー学」 「フリーター戦士 ミュータントせつこ」 「花とホルモン」「珍食?サークル」 「彼女と彼氏の明るい未来」の 谷口菜津子(88-0707/雨亥)と結婚したという。 真造は12月25日(宝卯)のDNA「玉」日に、 「わたくしごとで恐縮ですが、今日漫画家の谷口菜津子さんと結婚しました。 これからもお互い漫画など頑張って描くのでよろしくお願いします!」とし、 谷口も(あり得ない金性のDNA「龍」の改良改革半会日らしく) 「漫画家の真造圭伍さんと結婚しました! これからも変わらず漫画やらイラストやら色々頑張ります! この絵は猫のふみちゃんとうにちゃんです」としたが、 共通干支もない陰陽関係、すなわち兄妹が一緒になるようなもので その間柄は害毒というポンコツ以前の薄汚れた関係ばかりか、 真造が干合水性天干一気という、その気になれば集中力ありでも、 谷口は目上剋しの子丑天冲殺で、その目上を意味する 金性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人では、いくらなんでも救いがなく、 真造の典型的な天冲殺現象の夢の中ではないだろうか。 後天運も知名度も谷口が上となので、 生きて屍となる真造を見られるのが、この一年。 無理して持続させても画力が落ちるだけ! 最長12年が限界も、お気の毒にねえ☆ |
真造圭伍○87-0123 |
海宝陽陽 申丑寅+4 禄玉龍牽鳳(牽主導) 木性(22)火性(38)土性(52)金性(59)水性(61)/総合232 戌亥天冲殺/初旬条件あり(日干支を納音)/主導DNA(74歳畑酉) 干合水性天干一気/天干一気破格(44歳陽午/54歳灯未) 木性脆弱/火性脆弱 +4歳海寅/14歳雨卯/24歳木辰/34歳草巳/44歳陽午/54歳灯未/64歳山申/74歳畑酉〜 |
移 動 祝 祭 日● 2 0 1 8 年/ 山 戌 |
18年●01月分 18年●02月分 18年●03月分 18年●04月分 18年●05月分 18年●06月分 18年●07月分 18年●08月分 18年●09月分 18年●10月分 18年●11月分 18年●12月分 |
コラム総合○目次/茶房会館(1 9 9 6 年〜) |
さ く い ん ○ |
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プラウザのバックを使ってお戻りください○ |
清く正しく美しく○BEハレ幸せ発電所→運命向上委員会 |
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