★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 1 8 年(山戌)●11月 雨亥 // 移 動 祝 祭 日 |
■11月分一覧 (2018年●目次) |
岩井圭也●永遠についての証明と青春の苦悩(2018_1101) |
高橋孝雄●小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育てに異議あり(2018_1104) |
ヨシダナギ●ヨシダナギの拾われる力の脱力流(2018_1105) |
矢御あやせ●大洗おもてなし会議四十七位の港町にての夢の中(2018_1107) |
丸尾丸一郎●さよなら鹿ハウスは爆発寸前で熱いぞ(2018_1109) |
大前粟生●回転草の不気味な腐蝕(2018_1112) |
安村正也●夢の猫本屋ができるまで Cat's Meow Booksのカラクリ(2018_1114) |
犬塚理人●人間狩りで到達した心優しい正義(2018_1118) |
いしかわこうじ●みんな とぶよ のとべる理由(2018_1120) |
邑上主水●花火と一緒に散ったのはあの夏の記憶だった願望(2018_1122) |
倉本由布●夢に会えたら むすめ髪結い夢暦は断然熱い(2018_1124) |
小林エリコ●この地獄を生きるのだの正体(2018_1126) |
上田誠●サマータイムマシン・ブルースの不吉な未来予測(2018_1128) |
■2018年11月01日(木)灯酉 |
岩井圭也○永遠についての証明と青春の苦悩 |
○大学卒業後、一般企業に就職するとともに執筆を開始。 岩井圭吾名で主導DNA「司」年だった16年(陽申)、 「たちきる」で第3回ふるさと秋田文学賞を受賞。 17年(灯酉)のDNA「禄」の03月09日(草未)のDNA「鳳」日に、 「うつくしき屑」で第8回野性時代フロンティア文学賞奨励賞受賞。 同03月30日(陽辰)の主導DNA「司」の支合日には、 「裂果」で、第9回小島信夫文学賞を受賞。 60年に一度の干合支害年とはいえ、 夢の中で流れに乗っていれば、何があるかはわからない 今年(18年/山戌)になった、03月12日(雨卯)のDNA「貫」の納音日に、 第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞した岩井圭也(87-0524/雨酉)が、 受賞作『永遠についての証明』で、 08月31日(草未)のDNA「鳳」日に単行本デビューした。 かつては親友だったはずの男からの贈り物。 渡米して疎遠になっていた数学者の熊沢勇一は、 6年前に亡くなった旧友の三ツ矢瞭司の 遺族(母親)から託されたノートから数論の未解決問題である 「コラッツ予想」の証明を発見する。 しかしオリジナルの理論から導かれた証明は意味不明であったため、 熊沢は共通の恩師小沼と協力して解読に挑む。 瞭司は高校生の頃、小沼に才能を見出された。 やがて特別推薦で協和大学に入学したことで、熊沢や斎藤佐那と知り合う。 三人が共同で発表した群論の未解決問題に関する証明は大きな反響を呼び、 主な役割を果たした瞭司に注目が集まり、順調な研究生活を送っていたが、 小沼が他の機関に異動してから歯車が狂いはじめ崩壊してゆく。 「過去の三ツ矢の視点」と「現在の熊沢の視点」が交互に描かれ、 物語が立体的に構成されており、 無限の選択肢が広がっている過去の三ツ矢の物語が、 現在の熊沢の視点を通じ「三ツ矢の過去」に収束する。 熊沢と佐那の過去と現在。永遠には続かない親友関係とは何だったのか。 たとえ一瞬だとしても心の底から理解し合える人物に出会った奇跡とは。 どんなに才能があっても、その才能が理解されなければ意味が無い。 17年の歳月が経過し、その苦悩をどうにかしようともがき 再び眩いばかりの数学的才能の証明に挑む。 大阪府枚方市出身で、北海道大学大学院農学院を修了。 現在は一般企業に勤務し、神奈川県藤沢市大鋸在住の岩井は、 DNA「司」主導で、純粋一途で真面目だが、生活優先。 「司+鳳」は、売りは笑顔から想像つかぬほどの忍耐力。 極めて個人主義で、まず自己あってこその他者。 「鳳」×2もあり、冷静になればなるほど頑固。 「司+龍」は、用心深く計算尽くの出処進退。 極めて狭い世界の中での探究心。 才能はこの「龍」で、可視的ではない裏側の事象を あらゆる側面から見聞し結論を導く。 「司+禄」は、現実を最優先するため、先を読みづらい。 「雨+司+巳月」は、柔に見えて中身は著しく激しい。 「卯」年生まれ「雨酉」は、自己矛盾なし。 生き方を表す伴星は「石」で、人脈の拡がる人生。 物事の始めの洩星は「鳳」で、なし崩し。 締めにあたる導星は「司」で、自分の意志で終了させる。 宿命の特長は、初夏午前十時頃の「雨」で、 ライトアップされた貴重な草花に寄り添う噴水。あるいは噴霧器。 総エネルギー157点の身弱だが、 うち自身の水性が僅か16点なのがそれを証明しているが、 火性45点と熱気があろうと、守護神金性がが38点あり、 嫌われることの少ない、夏の水らしい。 (火性すなわち酒は忌み神で、そこは主人公と同じ) また守護神「宝」は、日支「酉」内にあり、 私的面での創造力をあらゆる角度から集めるもの。 とはいえ年干支「灯卯」VS日干支「雨酉」の天剋地冲は、 いくら「司」主導とは言え、相当の犠牲を伴い二足のわらじは立派だ。 年干支の「灯卯」は、ロマンを追い求め実現不可能なことを 常に想像することを生きる糧にする。 心配症で決断してから行動に移すまで時間を有するが動きだしたら素早い。 月干支の「草巳」は、完璧な恋愛を追い求めるか、 色恋沙汰の達人となり、日頃は表現力で自分に酔いしれる。 そして日干支の「雨酉」は、頭脳明晰世渡り巧み。 如才なく不快感に縁なしも品性を友情で磨く必要あり。 基本は裏方なので表に出すぎると疲弊しかねない。 干支番号構成は、04-42-10で東方2点西方が支えるが、 領域はさほど広くなく、得意分野で勝負すべき。 後天運は、初旬「6歳木辰」は、DNA「調」の繊細な雰囲気が付加。 年支「卯」と月支「巳」の間を埋める 変則方三位も、年支「卯」の害もあり、全力で前進は難しい。 初旬日居冲殺は、自身の10年運天冲殺が始まるまでは 初旬の方向の犠牲がつきものなので、 55歳までは、少女趣味、姉または妹、若い女性など。 何かこの方向で公表されていない秘密があるかもしれない。 完成には至らぬまでも、おぼろげながら作家を夢見てた時代。 2旬「16歳雨卯」はDNA「貫」の納音で、気持ちとは別に、 現実面の何かが崩壊。続けてきた剣道で満足な成果を得られず、 作家への道へも踏み出せないため、 ほぼ乱読に近い状態で、読書量を増やすという 単純だが効果的な守護神的生き方に気付く。 現在の3旬「26歳海寅」は、DNA「石」の塩水に負けぬよう堪えるが、 忌み神年干「灯」を「草」に変質させてくれれば、 何度も新人賞で落選し妥協しがちになろうと、 ふとしたはずみで突破口が開ける。 今年(18年/山戌)は日干干合で日干が「灯」的になれば、 これも「海」に二次干合され、結果的には年干も月干も日干も 「草」になるため、その「草」から再度「山」を眺めれば 主導DNA「司」の方向性になるという利点もあり。 今後は4旬「36歳宝丑」は、月支「巳」と日支「酉」がからむ DNA「龍」の守護神三合会局で、新たなる挑戦。 似合わぬ専業作家を目指すかもしれない。 5旬「46歳鉄子」は、DNA「玉」の変剋律。 進み行く方向性の変化もあり、一見救いもありそうだが、 状況は濁り水になりかねず、過去の何か、実家の問題などで、 苦悩することで才能が磨かれる時。 6旬「56歳畑亥」は、DNA「車」の多忙の変剋律と、 突如始まった10年運天冲殺で上がり下がりあり。 忙しければ忙しいほど、才能も際立つが、 泥水が勢いよく押し寄せてくるようなもので、 なかなか楽ではない。感謝がどれだけあったかも問われる。 7旬「66歳山戌」は、DNA「牽」の異性と名誉の干合支害で、 自尊心が傷つけられるようなことがあろうと、 持ち堪えることで、見方によれば面白い才能の表出になるが、 さすがに力つきかねない様相で、 75歳で自ら終了させたり、ばったり終わってしまう可能性。 あまり強欲でなく謙虚でなければ、倒れかねない。 8旬「76歳灯酉」は、忌み神DNA「禄」の刑で、 抜けても未練があれば、権威との衝突や、 有り余る財力があるならば、持ち堪えられなくなるもの。 さて、岩井は今年が条件なし天冲殺どころか60年に一度の干合支害年。 生き方ひとつで不名誉の極みとも言える時期で、 上がりもあれば下がりもあり、 それまでの努力が認められて受賞になったもの。 競争者がたまたまレベルが低かったという可能性もなきにしもあらずだが、 受賞はまだ前半なので勢いがあったのだろう。 「名誉も地位も失って泥のなかで這いまわる姿」を さらしてもおかしくない時期だから。 とはいえ、本人は「スタイリッシュ!」などと 一見喜んでいるようだが、表紙は自身ではなくモデルであり、 これはある意味、その気になれば不名誉の典型例。 また、それなりの大企業に勤務しているようだが、 結構な頻度で顔だしをしているので、 さすがに会社側から何らかの要請があるかもしれない。 受賞も単行本デビューもある意味、ありがた迷惑という栄誉とすれば、 かえって「なんで会社の宣伝しないのだ」と言われたり(笑)、 普通に考えれば変剋律も利いて、周囲への言い訳に終始したのかもしれない。 また、書くことは持続であるかもしれないが、 受賞やその後の活動は受け身なのでやむなしだが、 今起きていることの全てが夢の中であることは否定できない。 しかも干合支害なのだから、ついその気になって、 今後とも作家として活動していけると思ってはならないし、 さらにその気になって結婚でもしようものならば、 せっかく良い夢を見せてもらったのに、 効力があるのは、せいぜい来年(19年/畑亥)までで、その後は失速しかねない。 この2年で一生分の才能をはきだして、 さらなる出版物の量産でも出来れば話は別だが、 現実的には、総エネルギー157点で軽快とはいえ、 噴水や霧のような存在に、大河のような期待は難しい。 これは難しい証明をすることもなく、 数年先には「あれはいったい何だったのか」というほど、 地味な存在に行きかねないかもしれないのだから、 この一瞬に多大な感謝をしておくべきだろう。 「人間には天分がある。何をやるために〜になったのか。 もう一度じっくり考えて見るんだな」という季節は、 すぐそこにやってくるから☆ |
■2018年11月04日(日)鉄子 |
高橋孝雄○小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育てに異議あり |
○慶應義塾大学医学部の小児科主任教授にして 慶應義塾大学病院副病院長。医学博士。 専門は小児科一般と小児神経で日本小児科学会会長という 輝かしい実績がありながら、これまで頑なに出版を拒絶してきた 高橋孝雄(57-0804/灯未※午前四時前生まれ)が、 09月06日(宝丑)のDNA「禄」の天剋地冲日に、 『小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て』を上梓。 帯には「持って生まれた才能は、いつか必ず花開く」だとか 「どの子供も親から受け継いだ素晴らしい素質をもっています。 親はあたたかく見守ればいいだけ!」だとか、 至極真っ当なことが書いてあり、 小児科医36年間の経験に基づく納得の子育て論とあるので、 高橋の人となりや内容の可否について吟味していきたい。 同書はどの子供も、親から受け継いだ素晴らしい素質を持っている。 親がすべきことは、その才能が花開くのを温かく見守ることだけ。 子供の個性は顔立ちと同じ。親から受け継いでいる。 子育ての悩み、全部解消するということで、目次の一部を紹介したい。 第1章 子供の個性、能力は親から受け継いでいる。 (トンビがタカを産むは、遺伝的にはありえません。 男の子はママ似、女の子はパパ似。医学的な根拠はありません。他) 第2章 悩める子育て、いったいどうすればいい? (いちばんの胎教は、おなかの子供に話しかけること。 母乳が出なければミルクでOK。 おかあさんがラクな方法を選びましょう。他) 第3章 親が心がけたい、子育てにいちばん大切なこと (「共感力」「意思決定力」「自己肯定感」 3つのチカラが子どもをしあわせに導きます。 子供はみな自己肯定感を持っています。 どうかそれを壊さないでください。他) 第4章 病児とのかけがえのない出会いが教えてくれたこと (母親の愛情から遮断された少年。 それでも生き続けた「親思いの遺伝子」。 小児白血病を克服し、母となった女の子。 母として絶対に失いたくないものとは。他) 慶應義塾大学医学部小児科教授で、 慶應義塾大学病院副病院長の高橋は、 DNA「鳳」主導で、冷静かつ客観的。 焦らず成長をうながすのは納得。 「鳳+禄」は、口が達者だから子供目線で接する。 「鳳+鳳」は、気さく。「鳳」×3もあり、ゆったり気分満載。 「鳳+貫」は、温厚で必要がない時には急がない。 「灯+鳳+未月」は、発想は自然体だが、縁のない人には扱いづらい。 「酉」年生まれ「灯未」は、我が道を行く。わがままで、甘ったれな面あり。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の燃える焚き火。 総エネルギー256点自身の火性145点もある熱いのだが、 燃料源の木性僅か26点で、勉学は相当努力したはず。 母親成分は燥土「未」内の「草」で、夏生まれでもあり水性が守護神になるが、 水性ゼロ(DNA車/牽なし)の野人のため、母親も弱いばかりか、 年干も月干も日干も「灯」という 真性火性天干一気で、目上を焼きつくすのだから、 61年(宝丑)の天剋地冲年には、東京大学卒の気象学者の 父親を脳腫瘍で亡くしている。 また生活保護を受けた母子家庭で育ち、 脳腫瘍の原因は勉強のしすぎと思い込んでいた母から 「勉強はするな」と言われつつ医学部に進学したのは、 実は野人が本気をだした成果で、大逆転の努力自慢。 同時に水性がないのは配偶者成分皆無だが、 実際には後書きに「才知子」夫人への謝意が書かれているのだが、 存在しないに等しい成分なので、あえて詳細はなし。 また長男と長女と二女があるようだが、私生活は多くを語らずで、 下手に自慢することは控えているのかもしれない。 とはいえ、長男は医学部首席の医者のようだし、 次女は看護師。そして長女は浪人して理工学部に入り、 銀行に就職したかと思えば、あっさり結婚相手に出会い、 人材開発の会社に転職したくらいのリップサービスはあるが、 地域の保育園から公立学校へ行った程度の記述しかない。 そして、体育が苦手だったが、50歳でマラソンを始めたそうだが、 ありえない水性10年運(後述)に、 07年(灯亥)の大半会年は火性天干一気強化という理由。 「努力の賜物ではなく、遅咲き遺伝子のおかげと思っている」にしろ、 「別名"日本一足の速い小児科教授"」の売り文句が 果たして必要かといえば疑問も(笑)、 これまた独特の自尊心のなせるもので、妙なプライド。 「鳳」主導なので、人生ゆっくり論者も、 この人は才気もあるところに宿命を活かせる環境が整ったもので 誰しも真似ができるとは限らない。 年干支の「灯酉」は、怖い物知らずの度胸の良さ。 物事を難しく考えず単純で判りやすい図式に浪花節的思考。 そして月干支と日干支の「灯未」は、見た目より中身が熱い。 同じ事を続けていればこそ持続力が上がり、それこそマラソンランナー。 干支番号構成は、34-44の直線で専門外はからっきしで、まさに一直線。 後天運は、初旬「9歳陽午」が、これといった後転稼働条件はないが、 DNA「石」の支合で狡猾も形になりやすい。 集団の中で賢く生きていくことを選択も、 実際は火性強化になり、火の勢いは陽光に目が行きがちながら、 かえって行きすぎることはなかった模様。 それが学費免除を勝ち取った理由でもあった。 2旬「19歳草巳」は、年支「酉」の半会を伴うDNA「龍」。 改良改革の習得本能は、米国へも渡る後押し。 3旬「29歳木辰」は、年支「酉」の支合を伴うDNA「玉」。 伝統性の習得本能で学問を究めたうえ、型どおりの帰国。 4旬「39歳雨卯」は、ありえない水性のDNA「車」で多忙。 ひたすら日本の事情にあわせて働く10年運天冲殺で助走。 「卯」内木性の支えもあり万全。 5旬「49歳海寅」は、DNA「牽」のありえない名誉をもたらす 突如爆発的栄誉が与えられる10年運天冲殺で、 ありえない水性の守護神「海」に、強力な木性の「寅」で盤石。 徹底的に力を発揮して、実績も重ね、おおいに顔も売る。 6旬「51歳宝丑」は、DNA「禄」の天剋地冲。 感謝と奉仕の念が強ければ、引力本能の大逆転の評価で、 財力を形成する時代で、笑顔も強調。 現在の7旬「61歳鉄子」は、DNA「司」の害で、 地味に生きすぎれば、体調不良になりかねないし、 派手に名前を売りすぎれば、不名誉ややっかみで、 難しい時代も変剋律に入るので、その苦悩は才能を磨く。 8旬「71歳畑亥」は、DNA「鳳」の半会で、 悠々自適な楽隠居を謳歌するか、 さらに発信力も増すので、相応の場所が用意されているかもしれない。 さて、ここからはデータがないので、揚げ足取りになる。 「早期教育はナンセンス!なぜなら子どもの能力はすべて、 遺伝子で決まっているのだから。」は、 早期開花の午未天冲殺や、習得本能の木性過多であれば、 黙っていても、おおかたは勉学に励むだろうし、 高橋のように偏った宿命に後天運で早期に習得本能が廻れば、 同様に彼のように際立った勉学の力を発揮出来るので、 早期から本人が勉学に興味をもっているのならば、 ナンセンスでもなんでもなく、勉強する気持ちのない子供に いくら勉強させても無駄ということでしかない。 「どの子供も、遺伝子に守られた素晴らしい素質を持っている。 親はそれを否定したり矯正するのではなく、 子供を温かく見守りながら良い所を伸ばしていけばいい。 たったそれだけ。特別な環境もお金も必要ない。一喜一憂しても仕方ない! 多くの親御さんの肩の荷を下ろすために、 親の務めは「共感力」「意思決定力」「自己肯定感」の三つを 子供が身につけられるようにすること、 これによって子供もたちはどんな苦境にも、 さまざまな困難にも立ち向かっていける」と説いているのは良いとして その特性が伸ばされることなく、別方向に行かぬよう 少なくとも成人するまで、責任をもつのが親ではないだろうか。 「背の高さは親に似ます。男の子の場合、 父親の身長+母親の身長に13cmを足して2で割った数字が目安。 プラスマイナス9cmのゆとりもあります。」は、どうでも良い情報。 「お酒に強い弱い、は、親の体質がそのまま伝わります。」にしても、 これからの世界に酒飲みが容認されるかは微妙だし、 そもそも夏生まれに火性はいらないので、 酒は冬生まれなど、手頃に温めることに威力あることには触れず仕舞い。 「運動が苦手、体育ぎらい。」なんて親の特性としているが、 これもまた都合のいい解釈で、DNA「車」や「牽」の攻撃本能が 派手にあるか、あるいはその逆でないと際立つ。 スポーツ選手やスポーツ好きの、親がたまたま子供に英才教育をして あたればそういうイメージになるだけで、 それ以前にスポーツ得手不得手で人生は決まらない。 「習い事は長続きしなくてもいい。」に至っては疑問。 特性を無視した習い事が長続きしないのであって、 向いている習い事は、少しでも早い時期から、継続させるのが吉になる。 「食べ物で頭がよくなることはない。」に至っては、 さすがに添加物天こ盛りの食物は危険だろうし、 人工的な甘味の菓子ばかり食べていれば、頭の働きも鈍くなる。 「不登校の子どもに必要なのは休息。」ではなく、 問題なのは親の生き方。おおかたの不登校は、親や家族仲が良くない。 働くべきところを趣味に講じてばかりいたり、 果ては不倫や犯罪に手を染めていれば、それが事件化しなくても不登校になる。 子供は親の背中を見て育つものだから。 「お受験で気をつけてほしいこと。 面接する側は、正直さや個性を見ています。」は、嘘。 それなりに出来る子供なら、明るいか暗いか、 家庭内が融和しているのかみるのであり、 受験により家庭内がギスギスしているようでは、諦めたほうが良い。 もちろん他はおおむね良いことばかり。 余所の家がやっているから英会話をさせとか余計なお世話。 みんながやるから英会話どころか、 そういう能力もないのに、させたところで身にはつかない。 というわけで平易な語り口で展開されている話は 育児にいささかな疑問をもつ人には一見有効に見えるが、 最適であるとは限らない。 それは専門家の持論であってもパーソナルでは決してないからだ。 高橋は、さらりと子供達の自慢をしているが、 いずれにしても、天干が全て同一干を所有するような人は尋常ではない。 存在することじたい才能を、夭逝した父親から与えられたことは 感謝すべきなのだろう☆ |
■2018年11月05日(月)宝丑 |
ヨシダナギ○ヨシダナギの拾われる力の脱力流 |
○大半会年だった(91年/宝未)の5歳のころから 「いつかマサイ族になる。」と強く憧れ、 独学で写真を学び、DNA「龍」の09年(畑丑)より単身アフリカへ。 15年(木午)、TBSの紀行バラエティ番組「クレイジージャーニー」で 「服を脱ぎ民族と同じ姿になる写真家」として紹介され エチオピアのスリ族との撮影の様子が取り上げられた。 16年(陽申)の60年に一度の干合支害年には、 スリ族を被写体にした初の写真集「SURI COLLECTION」を発表、 日経BP紙にて「次代を作る100人」に選出。 17年(灯酉)のDNA「車」年には、 紀行本「ヨシダ、裸でアフリカをゆく」と 写真集「SURI COLLECTION」で、 第48回講談社出版文化賞の写真賞を受賞。 また同年にはカルチャー誌「PEN」が主催する 「PEN クリエイター・アワード2017」に フォトグラファーとして選出されたヨシダナギ(86-0706/宝亥)が、 03月30日(宝酉)のDNA「貫」日に、 エッセイ『ヨシダナギの拾われる力』を刊行しているので解説する。 TBS系木曜24:20「クレイジージャーニー」で特集され、 話題となったヨシダ。 世界各地を撮影のために飛び回っているが、実は内気で人見知り。 そんなヨシダナギがいつも考えていることを 写真も添えて人生論&仕事術を語る一冊。 本書には「ヨシダ、裸でアフリカをゆく」では語られなかった ヨシダナギの幼少期や今の彼女を作った要因などなどが収められている。 アフリカに行った資金の裏話や独特の写真の真実も明らかに。 ディレクションとレタッチでイラストを描くように 写真表現するセンスの出処も披露。 「やりたくないことを決める」 「ネガティブな発言はしない。するなら一人で。」 「お愛想よくニコニコしていれば、誰かに拾われる可能性がある。」 著者は、いい加減な生き方をしてきたと書くが、 その背景には、努力や工夫があるのは否定出来ることではない。 ただ拾われるとか言いながら、自分で選択していること、 ひとつに特化していくこと全部を計算する。 ヨシダは「わたしたちと同じこの時代に存在しながらも、 神話の中から出てきたように美しく、 誇り高いヒーローたちの姿をみなさまにお届けしたいと思います。 そして、そんな彼らをすこしでも近くに感じてもらえるのならば、 ヨシダはうれしゅうございます。」とするが、 ヨシダの誕生した僅か12年前に初めて外部と接触した謎多き民族 「エナウェネ・ナウェ族」(アマゾン)。 勇猛果敢なアフロの戦士「アファール族」(エチオピア) 赤土を全身にまとった美しき裸族「ヒンバ族」(ナミビア) 重厚な仮面をつける神秘の民族「マッドマン」(パプアニューギニア) 数万個の昆虫の頭でできた帽子を被る「カラム族」(パプアニューギニア) ヨシダナギが初めて出会った少数民族「ムルシ族」(エチオピア) ショッカーのようないでたちの「スケルトンマン」(パプアニューギニア) 極楽鳥をまとう民族「フリ族」(パプアニューギニア) 「青の民」と呼ばれる遊牧民族「トゥアレグ族」(アルジェリア) 世界でもっとも有名な戦士「マサイ族」(ケニアおよびタンザニア) 妖精のようにファッショナブルな民族「スリ族」(エチオピア)などと 語らった2ndにしてBEST作品集となる「HEROES」も、 04月26日(山子)のDNA「玉」に上梓されている。 東京都江戸川区出身。96年(陽子)の干合年に千葉県に引越すも、 イジメに遭い00年(鉄辰)には不登校に。 10代は吉田渚としてグラビアアイドル。 07年(灯亥)より都内で一人暮らしと思われるヨシダは、 DNA「車」主導で、熱くて危険大好き。 「車+司」は、真面目な顔をして、頑なに危ないことに挑戦。 生年冲殺のため思い立ったらとことんやるし、写真家として蓄積もする。 「車+調」は、反骨精神の持ち主で行動の葛藤。 休息なく常に何かをしていないと気持ちがもたない。 才能は、この「調」で独創的女子力で、 他人がやらないことをやって手柄にしたいし、 そこには細やかな発想と丁寧な作業も付帯する。 「車+牽」は、忍耐力に欠けるため、都会の生活には馴染まない。 少々上品さに欠けるところが冒険心に拍車をかける。 「宝+車+午月」は、大風呂敷も実行したのだから立派だが、 それにより犠牲にしたものもあるはず。 「寅」年生まれ「宝亥」は、わがままで甘ったれ。 マネージャーあってこそなのだろう。 生き方を表す伴星は「貫」で、本当は波の少ない人生が理想。 物事の始めの洩星は「調」で、離別。 締めにあたる導星は「車」で、いつかは無に帰す。 宿命の特長は、仲夏正午頃の木陰で獲物を待つ写真家。 見栄っ張りで、磨くのを怠るとただの石ころ。 総エネルギー196点は、身強とは言えないアイドル程度のものだが、 生年冲殺のため、仕事大好きで没頭したらとてつもない力を発揮。 守護神水性は18点と荒削りだが、拾われるというのは、匿われるでもあり、 木性66点は、ブレねば生活なり存在していくことに困らない。 火性60点は、とんでもない稼働力で名誉にもつながり、 常にサポート役や裏方により演出されている。 これが自身の金性が14点しかないのに、恐ろしく注目される理由だ。 母親成分は「宝」を生じる「山」で、これは冲殺範囲の「寅」内にあり。 「山」が母親なら父親は水分の「雨」だが、 宿命に存在しないため、日支「亥」内「海」。 00年(鉄辰)の08月25日(草卯)の DNA「禄」の天冲殺日に告げられた両親の離婚後も、 しばらくイタリアンレストランを経営する父親と 一緒だったのは、これが理由(守護神は水性)。 冲殺内の母親は不安定なのだが、 96年(陽子)に家を買い転居してから問題多発なのは、 もとより両親の関係は万全ではなかったところに おそらく母親は子丑天冲殺ではないか。 とはいっても、子供がイジメに遭うのは両親の生き方の問題。 家を買わねば、転居せねば、せめて娘の将来が見えるまでは、 近くで見届けるなり後押しすべきであるのが安全な教育。 でも、そうはいかないのが「車」主導の本領発揮。 気付いていれば、イジメられた途端開き直っても良かったが、 東京からの転校生が、学内一の人気者の男子に好かれてしまえば 女子陣営からは総スカンというのも納得。 そういう経緯があったからこそ結果オーライとせねばならない。 とはいっても、あと少しでも母親が我慢できていれば、 全然違った人生もあっただろうし、難しい判断。 とはいっても土性の母親に水性の父親では、 「土」剋「水」と母親が優勢で押し切ったのだろう。 生年冲殺に生日冲殺に互換冲殺、全部親の犠牲。 家を買った時期も悪かったはずだし、 子供のことを考慮せずは親の責任以外のなにものでもない。 ヨシダは極端な都会か未開の地が似合うので、 千葉はある意味、中途半端であったのかもしれない。 また年干支「陽寅」VS日干支「宝亥」の干合支合は、 仕事大好きで仕事が恋人。 なので早期稼働させたほうが生き甲斐も生まれる。 年干支の「陽寅」は、天性の明るさにバランス感覚。 希望に満ちて、器用なため自身の化身のような カメラにも容易に馴染んだと思われる。 月干支の「木午」は、優しくて純粋。 人を和ませるところがあるが、出し惜しみは禁物だが、 人助けをしていると自分も困った時に助けられる。 日干支の「宝亥」は、ゼロから何かを産みだす勘の鋭さ。 前向きで学びの気持ちもあるので、 これに探究心や勇気が加われば、壮大なロマンも実現する。 干支番号構成は、03-31-48で東方西方北方で、 南方欠けも現実的な領域は確保している。 後天運は初旬「10歳雨巳」が、DNA「鳳」の対冲で、 なんでも気が抜けてぶち壊し。 年支「寅」とは害なので、やすやす前進は出来ずになるが、 年干に干合されると日干支「宝亥」は「雨亥」になり、 これと納音関係になるので、過去というか内側世界が破壊することで、 後転的に成功する運型。その意味では両親が不安定になったのも吉だが、 不登校は、幼くて気が抜けたとも読む。 とはいえ、ありえない方向の成分とはいえ守護神なので、 結果的には乗りこえられたことになる。 スカウトによりグラビアアイドルの誕生でもあった。 2旬「20歳海辰」は、DNA「調」で独創的。 才能10年運のため、それとなく稼働。 あえてなぞるまでもない名前を売り始めた時期。 イラストレーターとして生きてきた。 現在の3旬「30歳宝卯」は、DNA「貫」の大半会10年運天冲殺。 流れにそってやりたいことをとことんやる。 名前がさらに売れ次元もさらに上昇するとともに 仕事の質もあがっていくが、感謝や奉仕が出来れば本物。 なので成功の度合いも、わがままだけで終わるのか 自我を活かした質の良い仕事が出来るかで評価も変わる。 今後は4旬「40歳鉄寅」が、DNA「石」の10年運天冲殺。 他人とどれだけ融合できるか、あるいは政治的な動きになるのか、 それまでの個人の仕事からチームワークでできねば 屈辱や妥協で急降下を味わう懸念。 5旬「50歳畑丑」は、DNA「龍」の新たな世界を模索。 進み行く方向の変化があれば、不安が募ろうと格好はつく。 6旬「60歳山子」は、DNA「玉」の変剋律。 旧いものをなぞるため、勉強のやり直しや 親のことで苦悩することで才能も輝く。 7旬「70歳灯亥」は、主導DNA「車」の刑。 それまでなんとなくはわかっていたつもりも、本当の自己確立。 自分を知り苦悩し多忙であれば、まだまだ枯渇せず。 8旬「80歳陽戌」は、DNA「牽」の名誉の確立。 年支「寅」ばかりか月支「午」もからむ三合会局付きで、 超晩年ながら世界が拡がり、注目される。 むろん生き方次第で不名誉もあろうが、それは考えてはいけない。 ところで本書のタイトルは「拾われる力」だが、 夏生まれであろうと宝飾品は貴重。 それが美しく光輝くもの(評価に値する仕事)なら、大切にされるのものだが、 これに流れに乗るしか立つ瀬が無い生年冲殺。 そればかりか生日冲殺に互換冲殺まであり、 自分の力だけでやって行こうとすれば、疲れるばかりで身も蓋もなくなるので、 エネルギー点数もそこまでないからこそ自然体でいることが拾われる力だ。 すなわち愛想をよくニコニコしていること(これは母親の教えらしい)。 守護神の方向が、自分磨きなのだからなおさら。 それを動物的勘で活かしきったのがヨシダなのだろう。 自分から動かない、自分から声をかけない。声がかかるのを待っている。 かかってから善し悪しを判断するのが宿命冲殺なのだ。 また中途半端を嫌い、やるときはとことんやる。 どうせダメなら、いやダメもと爆死覚悟で、 やるときはやるのも仕事に生きる生年冲殺。 なので最初のアフリカ行きの資金は、銀座にでて一ヶ月で確保している。 飢えたら、子供時代はダンゴムシを食べ、 美味いマズイではなく、歯に挟まるという学習をするくらいだ。 一生気付かぬ人だっているのだから、 気付いたヨシダは流れにのっていると判断できる。 さてヨシダナギ=アフリカというイメージがあるせいか、 一年の大半を海外で過ごしていると思われがちなのだが、 ヨシダが実際に海外で過ごすのは長くとも年に3〜4カ月間。 一年の大半は日本にいて、写真編集作業に没頭する。 これが生年冲殺らしいところか。 また、かつて友人が4人(母親も含まれるらしい)しかいなかったが、 最近気軽にご飯や遊びに行ける友人が確実に6人も増えたそうだ。 これは「奇跡的な快挙」としているが、 ヨシダに私生活があるわけはないので、 これは仕事を通じて知り合ったとしか考えられず 10年運天冲殺の副産物でもある。 とはいえ、本物の友人か否かは、やはり仕事関係者と思ったほうが良いだろう。 なお、派手な写真とは裏腹に、ヨシダの服や部屋は簡素のようだ。 生年冲殺で仕事に生きれば、生日冲殺に互換冲殺まであるので 犠牲にせざるを得ないのはやむなし。 捨てても捨てても物がやってくるのも10年運天冲殺の 引力本能の副産物なので、感謝はしてほしいものだ。 ちなみに今年(18年/山戌)は、年支「寅」に月支「午」のからむ三合会局。 「山」は、「玉」だから歴史なりひとまずのまとめで、過去も語られる。 4年後(海寅)5年後(雨卯)の10年運天冲殺内の 守護神天冲殺年が本当に集大成になるので、 まだまだヨシダは成長していくのだと信じたい☆ |
■2018年11月07日(水)雨卯 |
矢御あやせ○大洗おもてなし会議四十七位の港町にての夢の中 |
○アパレル販売員を経て「チームど根性大根」という 駆け出しアラサーライター集団に所属し、小説投稿サイトで話題になった 「悪役令嬢に転生したけどごはんがおいしくて幸せです!」 でデビューした矢御あやせ(88-0118/海申)が、 『大洗おもてなし会議(ミーティング)四十七位の港町にて』を 03月20日(宝亥)の主導DNA「玉」の天冲殺害日に上梓しているので解説する。 漁業と観光の町茨城県大洗町を舞台にした同作は、 同町に住む主人公が、他者との交流を通じて 大洗の魅力を再発見していく物語で、 名所や名物が随所に登場することもあり、町おこしになっている。 主人公の皆川涼子は、口下手で仏頂面、うまく笑うことができない。 祖母が切り盛りする民宿を継ぐことを夢見ているが、 自分にも、魅力度最下位の地元にも誇りが持てずにいる。 悩む涼子だったが、東京からやって来た大洗に縁のある 加賀透という医師のとの出会いをきっかけに、目的に向かって進み始める。 当初は都会的で人あたりがよく、 いつも笑顔で人気者の先生に反感をもつ涼子だったが、 実はとんでもなく食いしん坊だった先生の提案をきっかけに、 思わぬ形で、諦めていた夢が動き出して・・・!? 都道府県魅力度ランキング最下位になんて負けない! 茨城県の小さな海の町から力強く始まる物語。 岩牡蠣、あんこう、みつだんごなど、大洗グルメも満載。 12年(海辰)にTV放映されたアニメ「ガールズ&パンツァー」の エピソードもさりげなく織り込む。 茨城県水戸市生まれ、実家のある水戸市南町在住と思われ 水戸短期大学附属高等学校から専修大学を卒業。 大学在学時は小説スクールに通いながら、一人暮らし経験もある矢御は、 DNA「玉」主導で、伝統的なもの、旧いもの、歴史などに縁あり。 ハミダシ運の戌亥天冲殺ながら、実家や地元にこだわるが、 本来は生地生家以外の古都などで力を試すべき。 生き方を変えられない懲りない性癖だが、地元を離れぬ場合は、 主人公のように、ややババくさくなるのが早い。 「玉+調」は、人見知りしやすくなかなか打ち解けないが、 自分の得意分野では博識(地元のこと)だが、一般常識には疎く世間知らず。 「玉+貫」は、その場その場を仕切る能力はあるが、 先を見越せるのは得手とは言い難く自ずと力を発揮するテーマは限られ、 創造力を要求されるものより、目前に見えるものを伝えるのが得意。 「玉+司」は、生活の知恵あり。身近なテーマを立案実行するのも向いている。 才能は、この「司」で堅実・純粋・真面目・蓄積。 民宿の運営なり、女将なり主婦の才覚あり。 「玉+石」は、理屈っぽいくせに楽をしたい気持ち。 「海+玉+丑月」は、若干陰湿も静かな明るさで大器晩成。 「卯」年生まれ「海申」は、矛盾など微塵もない。 生き方を表す伴星は「貫」で、波乱なき順調な人生。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内や地元の助けで始める。 締めにあたる導星は「司」で、自分の意志で決めたり終わらせる。 宿命の特長は、晩冬深夜二時頃に雨や霞により消えかかったり、 お休みしている灯台のある冷たい冷たい「海」。 灯台あってこそで守護神も明かりや異性を意味するが、 真面目すぎるのと、すぐ隣にある月干「雨」が邪魔をして なかなか本懐を遂げることはできない。(陰陽関係の友人知人の邪魔される) 主人公と男性医師の関係や今や使用されていない 旧大洗岬灯台を讃える海であり、実は絶景ともいえる、 美しさを備えているため、熱狂的な支持者はいるに違いない。 総エネルギーは189点とアイドルみたいなものだが、 うち水性80点の身強扱いは、小柄であれば、より強さを発揮するだろうし、 主人公の姉御肌にも通じる部分あり。「海」なので、なんでもあり。 年干支の「灯卯」は、行動に移すまで時間を有するが、 その気になれば素早く動ける。常にロマンを追い求め、仄かな色香あり。 月干支の「雨丑」は、自己表現が苦手で、和合性乏しく、 一人でいるのが似合う我が道を行く。 そして日干支の「海申」は、素直でお気楽。 優れた知性の持ち主だが、直球勝負の性格は、 回りくどい会話が苦手で、思いっきりは良い。 干支番号構成は、04-50-09で、北方と東方2点を結ぶ、 極めて限られた領域で、力をだしきる。 後天運は、初旬「6歳木寅」は。DNA「鳳」の自然体。 一見男児のような振る舞いを与えられる。 以降ほぼ一生ターボ運(子丑天冲殺廻り)のため、 何をやっても目立つようになり、地元ではちょっとした有名人。 宿命にはない表現力で、これが現在へ続くのだろう。 2旬「16歳草卯」は、DNA「調」の女子力全開。 高校は女子短大の附属だし、それなりの繊細な時期。 偏りある不安定時期は、守護神とはいえ上京が06年(陽戌)の天冲殺の夢の中で、 東京に馴染まなかったようで、水戸に戻っている。 現在の3旬「26歳陽辰」は、DNA「禄」の守護神半会で、 アパレル販売員でエンジンを温め、その後のデビューもふくめて我が世の春。 焼肉だって一人で行けますよ(笑)。とはいっても感謝次第か。 この後の4旬「36歳灯巳」は、DNA「司」の才能開花の 干合支合で刑もいささかあるが、思いを遂げる。 それが仕事なのか結婚なのかはともかく、望めば(高望みはいけないが)叶う。 5旬「46歳山午」は、DNA「車」の多忙。 人生の方向転換があれば、あるいは進み行く方向や、 目下の変化があれば、月干は「灯」になり救い過多。 また年干「灯」と干合後月干「灯」と、日干「海」が干合すれば、 年干と月干は「草」、日干は「木」の干合木性天干一気となり、仲間作り。 なんらかの集団が大きくなっていけば吉。 6旬「56歳畑未」は、腹をくくればDNA「牽」の名誉。 7旬「66歳鉄申」は、DNA「龍」の改良改革。 8旬「76歳宝酉」は、DNA「玉」の主導DNAで自己確立。 ようやく自分は何者なのかをしることになる。 都道府県別魅力ランキング47位とされる茨城県。 「本当の地元の水戸だと近すぎて書けない。少し離れた場所がよかった」と、 釣り好きの父について訪れていた大洗町に焦点を当てた。 取材のため、多いときは週に3回、大洗町の観光名所や商店街などを訪れ、 地元の人々と交流。「大洗の人は親切で協力的。 取材するうちにどんどん大洗を好きになった」ようで、 17年(灯酉)の「酉」重なりの09月(畑酉)に執筆を開始し、半年かけて仕上げた。 「自己肯定の物語。自分やふるさとの、 忘れてしまったいいところを思い出してほしい」と いう思いがこめられているそうだが、 当地を知らぬ者には、美しい街並みや風光明媚な施設の 地図なり写真もあれば親切だったと考える。 さて現在(18年/山戌と19年/畑亥)、矢御は条件なし天冲殺の夢の中。 日常的な仕事では、さすがにもがきが見られるようで、海には激しい波がある。 「発達障害持ち・適応障害で療養中のライターです」と自虐も見えるが 冬の「海」がそんなに早く稼働するわけもないし、 感謝と奉仕で新たな取り組みが出来ない時期では 焦る気持ちは理解するが、この時期はまだ組織にいるべきだったので、 またアパレルに一度避難したらどうだろうか。 (あんな民宿があれば世のため人のためにもなるのだが) そして、本格復帰のさ来年(20年/鉄子)が、 DNA「龍」の改良改革の半会になるので、これは、独り身なら放浪の始まり。 そこでは、流しというか渡り鳥みたいに、 全国ご当地小説を書く作家になったらどうか。 ぜひ、あと46作品を完成させてほしいものだ☆ |
■2018年11月09日(金)草巳 |
丸尾丸一郎○さよなら鹿ハウスは爆発寸前で熱いぞ |
○00年01月(99年/畑卯の最後の草丑月)の天冲殺害月にあった 関西学院大学の演劇サークルの追いだしコンパならぬ追いだし旅行の 小樽から舞鶴に帰るフェリーの甲板で 一年後輩の鹿の子チョビンこと菜月チョビ(78-0503/草丑)の 悪魔の囁きみたいな「私と劇団つくりませんか? 正直、丸さんはそんなに好きな先輩じゃないけれど、 才能はあります。丸さんと私が組めば、行ける気がするんですねよね」と 初めて人に認められたことがうれしくて、 付き合っていた彼女に勧められて所属していた劇団もあり 就職先(JTB)も決まっていたのに、丸尾丸一郎(77-0501/山午)は、 「劇団鹿殺し」を旗揚げすることを決意。 当初はつかこうへい(48-0424/畑卯)作品を上演していたが、 第四回公演「愛卍情」以降、劇団全作品の脚本を手がける丸尾が 平成の時を振り返り文芸誌「asta*」に掲載されたものを 加筆訂正した自伝的小説『さよなら鹿ハウス』を 10月10日(草亥)のDNA「牽」日に上梓した。 旗揚げしたもののまったく売れず、中古のハイエース1台で 05年(草酉)の04月01日(草卯)の「草」重なりに、 無謀な上京を果たした「劇団鹿殺し」の7人。 カーステレオには、くるりの「東京」が流れていた。 理想よりかなり埼玉県寄りの東久留米市の地。 かつては河童が棲息していたという 黒目川から道を一本入った路地の奥にある 瓦屋根に雨戸、縁側という旧い日本家屋に デザイン事務所と偽り家賃13万円の城「鹿ハウス」を借り、 女1人男6人の珍妙な共同生活がスタートした。 7人の心に燃えていたのは「伝説になる」と言う誓い。 同作は、古民家で団員が共同生活を送っていた 鹿ハウスと呼ばれる一軒家での規律や出来事。 衣装代をケチってすぐ全裸になってしまうような 年間千回以上行われた路上パフォーマンスなど、 劇団の足跡をつづったもので、丸尾は本作の内容について 「路上パフォーマンスのみで生計を立て、 売れるために必死で足掻いた2年間。塩辛い青春の記録です」と語っている。 大阪府豊中市出身で、00年(鉄辰)に関西学院大学経済学部を卒業し、 株式会社日本交通公社(現JTB)入社。 01年(宝巳)には家から出て兵庫県西宮市で女性と同棲も、 同年07月(雨未)の干合支合月に退社。 DNA「牽」年らしく一旗揚げようと05年(草酉)に上京し、 現在は東京都杉並区内に在住と思われる丸尾は、 「貫」主導で、頑固一徹で好き嫌い激しい。状況や環境により変化可能。 なので警察官への言い訳も笑いに変えながら変貌自在。 とはいえ、気にくわないことは容認せず、 攻撃されたら、そのままということはない。 「貫+龍」は、忍耐力の権化。 「貫+玉」は、時代にはあわせるが、その場しのぎでもある。 表向きの放浪性に対し、内側はひっそりしたもの。 「貫+車」は、比較的気短である。 「山+貫+辰月」は、用心深いがここ一番で勝負するが、 ゴネねると手に負えない。 「巳」年生まれ「山午」は、待ち運である。 生き方を表す伴星は「禄」で、つかまえどころのない自己顕示の人生。 物事の始めの洩星は「車」で、ゼロ出発。 締めにあたる導星は「貫」で、最後は一人。そして誰もいなくなる。 宿命の特長は、晩春午前八時頃の活火山。 総エネルギー297点は目上剋しの子丑天冲殺でもあり、 破壊力抜群で、スイッチが入れば即座に爆発も、 静止状態も維持できる優れものながら、 覆い隠す木性は40点で簡単に火がついて山火事状態で、 火性95点は虚仮威しの面あるが、自身の土性は130点もあり、存在感あり。 とはいえ金性22点はワンパターンになりがちで、 水性僅か10点は、優しさや感謝奉仕成分不足。 欲もあまりないので、意に反して着火するのに時間がかかる。 また、守護神火性はババくさい知恵と毎度お馴染み。 辞めたいと言われれば酒で翻弄。一応、情熱で言いくるめるのは得手。 近寄らねば面白い存在だが、お山の大将のわりには、 存外普通な部分もあり、周囲(役者)次第かも。 年干支の「灯巳」は、あれもこれも自分でやりすぎなわりには、 広い場所でのびのびするわけでなく、 野心もなく、限定された領域で力を発揮する。 月干支の「木辰」は、出たがり目立ちたがりのわりには、 比較的地味な印象で、仲間もいるが裏切り者もだす。 そして日干支の「山午」は、才気あるもパワーを持て余し 決断力に優れるかと思えば、諦めも早し。 いつまでもクヨクヨせず、個人より集団の利益を優先するも、 若い人に支えられていくわりには、後継者に恵まれず。 干支番号構成は、54-41-55と西方根幹に北方2点も相当狭い世界。 とはいえ、そこに集中して暴発させれば正解か。 後天運は、初旬「9歳雨卯」は、DNA「司」の地味かと思えば、 異性を強烈に意識する性癖が強調されるが、 月支「辰」と年支「巳」の合間を埋める、外向きの人生になる。 つまり初恋も身を結ばなかったし、 高校のバスケットボール部も無敵になれる気がしたのに、 実際は兵庫県の最弱チームで負け続け最後の試合で前歯を折った。 つまりその気になっても格好がつかない。 2旬「19歳海寅」は、DNA「禄」の引力本能半会で 気も大きくなるが、年干支「灯巳」の干合支害もあり苦難。 一年半勤めた旅行会社でも、ストレスで舌がまわらなくなり挫折。 牛丼屋の夜勤バイトで丼を割っていた。 そして「あ〜伝説になりたい。東久留米の河童なんかに負けたくない」と 酔っ払いながら、何度も警察に警告を受けたりしながら、 慣れない土地で、バイト一切禁止で、 路上パフォーマンスだけで生活するため必死だった。 3旬「29歳宝丑」は、年支「巳」の半会を伴う DNA「調」の極度に独創的緊張感のある10年運天冲殺だが、 初旬条件がないのと、日支「丑」が害なので、 中途半端な伸びがありながらも多大な成果には結びつかず。 とはいえ、ライブハウスから声がかかるようになり、 うまくいきだすと営業にも精をだした。 そしてやがては雲の上の存在だった「劇団☆新幹線」との協演に、 鉄板パフォーマンスであるエアバンドで 古田新太(65-1203/宝卯)を笑かしたところから、 酔狂から押してくれるようになった。 現在の4旬「39歳鉄子」は、DNA「鳳」の10年運天冲殺対冲で、 逆転の時だが同時に変剋律も始まり、 ここでは表現力の苦悩を経験することで、才能が磨かれ、 格段の飛躍も期待できる。 今後は5旬「49歳畑亥」は、DNA「石」の政治力を発揮せねば、 屈辱と妥協になりかねない。 下手に方向転換をすると、月干も同格の「山」になりかねず、 むずかしい局面を迎えかねない。 6旬「59歳山戌」は、DNA「貫」の自己確立で本物の自分を悟る。 日干支は大半会なので、自分が自分であることへの苦悩。 7旬「69歳灯酉」は、年干支「灯巳」の大半会を伴う 守護神10年運で、穏やかな時期。 8旬「79歳陽申」は、DNA「龍」の守護神改良改革だが、 晩年すぎて妙に動かねば吉も、慌ただしいのも考え物だが、 そうさせるのもこの人。 さて、ここではもう一人、丸尾をそそのかした張本人の 影の主役で身長153センチもサバ読みでないかという小柄な座長、 菜月チョビ(78-0503/草丑)にも触れる。 菜月の年干支が「山午」で、丸尾の日干支が「山午」という 共通干支ありだが、日支同士は害の関係で 密着するようで、丸尾は冲殺範囲までもたれて、良いようにあしらわれる。 「司」主導で地味なのは避けられぬとして 総エネルギー259点の「草」なのに 土性104点は異様で、引力本能は相当なものがあるが、 10年運天冲殺は丸尾より後期となるため本格稼働はしていないが、 演出家としての腕は、年支「午」VS日支「丑」の害持ちの表裏の 陰惨な屈折のなせる業で、文字通り花を寄せている。 しかし、その後大学時代に同じ演劇サークルだったゲイの役者を誘った チョビンとの三人での暮らしは窮屈ではないのか。 もう解消されているのかは不明。 ちなみに今年(18年/山戌)も今月(11月/雨亥)も チョビンは天冲殺の夢重なりだが、「燃えよ鹿」には変わらない。 さらに、芝居を上演する東京都杉並区高円寺在住で 今や看板俳優に上り詰めた オレノグラフィティ(84-1206/木戌)も忘れてはいけない。 総エネルギー186点は身弱だが、木性天干一気だし内外シーソーだし、 自身の木性は77点と水性は64点もあるのに、 守護神火性10点に拠り所の土性09点という どうにも使いづらそうな宿命を金髪で飾っている。 今年は守護神ながら天冲殺明けで元気になっている。 「木」のオレノに「草」のチョビンに刺激されてやる気をだす 丸山は恵まれているのではないのか。 ところで、クイーンのフレディ・マーキュリー(46-0905/海午)のような スーパースターになることに憧れ劇団を旗揚げしてから 18年の時が流れ、あの頃の創設メンバー7人は3人になったが、 干合月(11月/雨亥)の11月08日(木辰)より 東京は高円寺の劇場「座・高円寺」で、本作「さよなら鹿ハウス」を、 主人公の丸尾役に渡部豪太(86-0308/宝亥)を迎え上演している。 干合水性天干一気の渡部は総エネルギー179点の生月冲殺で、 「見た目で選ばれたんでしょう」としているが、 野卑な丸山を演じきるには線が細いうえに、 丸尾の年干支「灯巳」を渡部の日干支「宝亥」が 天剋地冲するので、微妙な評価となるが、 (古田と丸尾の関係も似たようなものだが刺激にはなる) 実際の丸尾より洗練された 「さよなら鹿ハウス」になるのではないか(笑)☆ |
丸尾丸一郎○77-0501 |
山木灯灯 午辰巳-9 玉車玉貫龍(貫主導) 木性(40)火性(95)土性(130)金性(22)水性(10)/総合297 子丑天冲殺/天冲殺(29歳宝丑/39歳鉄子) 変則方三位(9歳雨卯)/害(29歳宝丑) 変剋律(39歳鉄子/49歳畑亥/59歳山戌)/主導DNA大半会(59歳山戌) 火性過多/土性過多/金性脆弱/水性脆弱 -9歳雨卯/19歳海寅/29歳宝丑/39歳鉄子/49歳畑亥/59歳山戌/69歳灯酉/79歳陽申〜 |
菜月チョビ○78-0503 |
草陽山陽 丑辰午-9 司調禄司鳳(司主導) 木性(54)火性(52)土性(104)金性(15)水性(34)/総合259 戌亥天冲殺/天冲殺(49歳宝亥/59歳鉄戌) 変則火性天干一気(59歳鉄戌)/主導DNA(79歳山申) 年支VS日支害(表裏)/害切れ(39歳海子) 土性過多/金性脆弱/水性脆弱 -9歳草卯/19歳木寅/29歳雨丑/39歳海子/49歳宝亥/59歳鉄戌/69歳畑酉/79歳山申〜 |
■2018年11月12日(月)山申 |
大前粟生○回転草の不気味な腐蝕 |
○16年(陽申)のあり得ないDNA「龍」年の 02月(鉄寅)のDNA「鳳」の天冲殺月に、「彼女をバスタブにいれて燃やす」が、 GRANTA JAPAN with 早稲田文学公募プロジェクト最優秀作に 選出されデビュー。 同06月02日(草卯)のDNA「牽」の天冲殺日に、 「ユキの異常な体質または僕はどれほどお金がほしいか」で、 第二回ブックショートアワードを受賞。 同10月30日(草酉)のDNA「牽」日は、 「文鳥」でat home AWARD大賞を受賞などの実績がある 大前粟生(92-1128/山申)が、各誌に発表した短編に、 書き下ろし3点を加えた短編集『回転草』を 06月14日(灯丑)のあり得ないDNA「玉」日に上梓しているので解説する。 表題作「回転草」は、主人公である回転草(タンブル・ウィード)は、 西部劇の人気俳優として成功をおさめた一方、 家庭では妻との不和を抱えている。 彼はそうした現実から目を背けるように撮影所を抜け出し、 学生時代の友人、ケンと再会。ケンの家族たちと交流を深めていく中で、 回転草はケンの家族を大事にしようと行動しながらも、 全て裏目に出てしまい、結局は愛想をつかされてしまう。 周囲の環境や他者との関係に問題意識を抱えながら、 うまく問題を解決することもできず、つい生き続けてしまう。 やるせなさが悲しくも、どこか風変わりというか滑稽。 思いもかけない方向へと進むストーリー展開は、 著者は「僕、プロットとか組めないんです。 とにかくガンガン書いていって、進めていく。 だから最初に思い描いていたことを中盤ぐらいで忘れてしまうんです。」 なんていうことをこぼすくらい(笑)。 とはいっても回転草やそれもどきが頻繁に登場する不条理の連鎖は、 ある意味非日常的で、どこか漫画のような表現を思わせる 絶望的だけど、そこはかとなく現実逃避も笑いを誘い、 暴力的で破壊的な要素が詰め込まれているにもかかわらず、 それを忘れさせてしまう仕組みは、大前の逃避願望かもしれない。 回転草は何にでも置き換えることができ、 グループやソロで活動している悪質な人間かもしれないが(笑)、 夜にこそ似合うようだ。 兵庫県篠山市出身で、同志社大学を卒業。 現在は、京都府京都市上京区在住と思われるも、 何らかの仕事についているのか不明な大前は、 DNA「禄」主導で、自分が目立つために変わったことをする。 否、変わったことをせざるを得ない。 作中で色々奉仕をするのも感謝があるのも全ては自己満足を満たすため。 「禄+鳳」は、口からでまかせ。なりゆきで進める。 「禄」×2「鳳」×2あるため、発信を通じての自己顕示欲。 「禄+調」は、組織に交わることなく、我が道を行く発想。 「山+禄+亥月」は、忙しなく異性の誤解や裏切りに遭いやすい。 「申」年生まれ「山申」は、王道を歩むべき。 生き方を表す伴星は「玉」で、生涯勉強。 物事の始めの洩星は「鳳」で、なし崩し。 締めにあたる導星は「禄」で、他人の計略て終わる。 宿命の特長は、初冬午後10時頃の暗い物の怪でも出そうな、 海につきでて侵蝕著しい「山」で、今にも津波に襲われそうな堤防なり、 小高い丘程度の存在だが、塩水に侵蝕され、 多くの砂利なり岩場が目立つが、稀に掘り出しものが流れ浮いていたりする。 ぬかるみみたいなものは、月支「亥」VS年支+日支「申」の害持ちで、 薄汚れて病的で、表面がザラつき凸凹している。 皮膚が汚れやすく、何をしても真っ直ぐ進めず、 有り難く思われにくい存在なのは、総エネルギー237点中、 熱気になる守護神の火性ゼロ(DNA龍/玉なし)の野人のため。 夜生まれだから暗いところに、明るさ皆無では、病魔の進行も早く、 その場所は不法投棄のゴミ捨て場に様相。 火性がないということは、寅卯天冲殺なのに親縁なし。 学習能力がないので、頭の中身はカラッポか、 それこそ必死になって無限大かのいずれかで、 仮に無限大に使っても屈折するのは避けられず、 真っ当な創作物がでてくるわけもない。 年干支の「海申」は、人が良くお気楽で、 可笑しなことをしていても、大真面目。 月干支の「宝亥」は、繊細なのに荒削り。 格別な計画をたててどうこうするのではなく、 行き当たりばったりみたいな感覚頼り。 そして日干支の「山申」は、難攻不落の要塞だが、 宿命を加味すると、落城寸前で、弱々しい防波堤。 救いがやってくるのを待つのみ。 干支番号構成は09-48-45で東方と北方を結ぶかなり軟弱な領域。 後天運は、初旬「3歳海子」はDNA「禄」の半会で、 自己顕示欲どころか主張をしないと崩れかねないので、 叫ぶのか崩れぬように静かにしているか。 野人が獰猛でないなら、静かな所で固まっているしかなく、 それが学問や読書であれば、使い物になる。 縁はないとはいえ、親はいるもので、そこは、実際の親次第で両極端。 救いは、年干支「海申」の大半会があり、後転稼働条件となり成功運型。 従って、勉強や仕事にのみ頑張れば、破格の上がりもなきにしもあらず。 2旬「13歳雨丑」は、DNA「司」の真面目。 水性が増えるのは歓迎しないが、 それも干合で日干「山」が「陽」、10年運が「灯」になれば ありえない火性を精神的に使用できるかのようにみえるが、 一線を越えると、干合日干「陽」は月干「宝」と二次干合し、 日干が「海」、月干は「雨」になってしまうので、 これに年干の「海」を加え水性の天干一気が成立し、 知恵で目上をやりこめるようになるので、生地よりでて一気に流れて行く。 3旬「23歳木寅」は、DNA「車」の10年運天冲殺の天剋地冲で大逆転。 動きの鈍かった木性が強化されるばかりか、 「寅」内「陽」でいくらか加速がつき、 この人なりに稼働力がでたのか、入った途端デビュー。 今後は4旬「33歳草卯」は、DNA「牽」の10年運天冲殺で、 自尊心は強化されるも、火性はないので、 火性年でもあれば名誉があるかもしれぬが、 あるつもりで果てなく稼働していれば、かなりの名誉。 のんびりプライドのみ高ければ、鼻持ちならない。 5旬「43歳陽辰」は、DNA「龍」の守護神改良改革。 初めて経験する火性の恩恵に心躍るが、 これまでの方向性を崩すようなことがあれば、 月干「宝」と干合し、水性旺地になり、それこそ水の泡。 10代の水性天干一気は若かったのに勢い任せで使えたが この40代は落ち着かねばならず、黙って距離を保っていれば、 あり得ない火性の恩恵を受けられるのに愚かという見立てだ。 6旬「53歳灯巳」は、DNA「玉」の強い火性で、 静かな環境のなかで生きていれば、陰りなし。 ただし、年干支「海申」とは干合支合があるので、 仕事面の大きな変化を受けとめれば、多忙を極めるが、 救いになっているかは、生き方次第。 7旬「63歳山午」は、DNA「貫」の早くも守りで特筆事項なし。 8旬「73歳畑未」は、DNA「石」の屈辱なり妥協で幕を閉じる。 さて、大前は同じく同志社大学出身で同じく害持ちの 藤野可織(80-0214/灯巳)の支援を受けているが、 大前にとってはあり得ない火性の害を切ってくれる存在だし、 藤野の月干支「山寅」と大前の日干支「山申」が納音関係のため、 同様に害を切ってくれるわけで、 ある程度距離をおいていれば、頼もしい後輩になっている。 また17年(灯酉)段階では、さすがの守護神火性の恩恵で 同居人と呼ぶような関係の人がいたようだが、 現在はどうも解消しているようでアルバイト生活のようだ。 あっけなく火性の威力が退いて同居関係を解消したのか。 なんとも言えぬ冷え切った人だしね。 でも熱気は必要なので、アルバイトではなく 一度正業について加速させてからのほうが、 燃焼という成功に近づくはずだ。勇気をだそうよ☆ |
大前粟生○92-1128 |
山宝海灯 申亥申※+3 禄調鳳禄鳳(禄主導) 木性(11)火性(00)土性(27)金性(83)水性(116)/総合237 寅卯天冲殺/天冲殺(23歳木寅/33歳草卯) 初旬条件あり(年干支を大半会) 変則干合水性天干一気(13歳雨丑)/ターボ運(23歳〜) 天剋地冲(23歳木寅)/変則干合水性天干一気(43歳陽辰) 月支VS年支+日支害/害切れ(23歳木寅/53歳灯巳) 木性脆弱/火性ゼロ(野人)/土性脆弱/金性過多/水性過多 +3歳海子/13歳雨丑/23歳木寅/33歳草卯/43歳陽辰/53歳灯巳/63歳山午/73歳畑未〜 |
■2018年11月14日(水)鉄戌 |
安村正也○夢の猫本屋ができるまで Cat's Meow Booksのカラクリ |
○本を紹介する「ビブリオバトル」の世界ではレジェンド的存在で、 60年に一度の干合支合年に開催された 第1回ビブリオバトル社会人大会(13-0824/海戌)の覇者の 安村正也(68-0806/山申)が、 米国の俗語で「素晴らしい/最高のもの(人)」という意味がある 「猫が本屋を助け、本屋が猫を助ける」 そんな猫とお客様にとって最高の本屋にすることが目標の、 猫関連の新刊と古本を扱う書店「Cat's Meow Books」を 17年(灯酉)の08月08日(灯卯)の「灯」重なりの DNA「玉」の天冲殺日にオープンするまでを記録した 『夢の猫本屋ができるまで Cat's Meow Books』が、 07月30日(雨亥)の干合支害日に上梓された。 同書は、日本初「猫がいる猫本専門店」として、 東京都世田谷区若林にある「Cat's Meow Books」の オープンするまでの話で 「猫が本屋を助け、本屋が猫を助ける」そんな本屋がある。 ・保護猫が「店員」として常駐 ・店内の本はすべて「猫本」 ・収益の一部を保護猫団体へ寄付 ・立地はあえて住宅地の片隅 ・資金の一部はクラウドファンディング こうした、常識外の発想で書店経営はおろか 何から何まで未経験の店主の奮闘記。 斜陽を迎えたと言われ続け20年程経つ出版界で、 小さな本屋と猫の保護活動を融合させた書店をつくった安村の勝負は 「猫が本屋を助け、本屋が猫を助ける」というコンセプト通り、 収益の一部を保護猫活動へ寄付しながら猫たちが 「店員」としてお客様を迎えるシステム。 業界にコネも経験もない会社員が、書店講座に通いつめ、 コンセプト決定から物件探し、資金調達、店舗設計、仕入れ、 開店に至るまで具体的な数字を開示しながら進む 「具体的準備編」は、書店に限らず店を持ちたい人の指針になるはず。 しかも「猫がつないだご縁」パワーも得て、 猫好きコミュニティーの強固な団結は、現代の友愛結社にまでなっている。 店主は未だ会社員、店にたてぬ時間は夫人と猫店員がフル活動。 単なる「複業」ではなく 両方の仕事が、精神的な意味も含めて互いに補完し合って、 主従がない働き方は、店主が現在も続けるワークスタイル。 会社員を続けながら、自身の「承認欲求」を満たす最も気持ちが好い居場所。 本と猫とビールをこよなく愛する店主は、 それらに囲まれて暮らせる箱庭を49歳でつくった。 何の有効的な手をうたずに、老いていくなかれ! 延命するために楽しいハードルを乗りこえよ。 ぜひ、常連になりたい書店がここにある。 大阪府生まれ岡山県津山市育ち。慶應義塾大学経済学部を卒業し、 新卒でリクールートに入社後、何度も転職したが、 現在は外資系マーケティングリサーチ会社に14年勤務しており、 上京してからは、八幡山、都立大学、高円寺、西荻窪、用賀と 渡り住んでおり「山」なのに落ち着きがなかったが 現在は東京都世田谷区若林1-6-15で 「Cat's Meow Books」と共に生活する安村は、 「石」主導で、原則どんな人とも分け隔て無く交流できる 人脈が拡がり、その中心にもなれる。 「石+鳳」は、大雑把だけれど普通に良い人。 「石+石」は、集団に馴染んでいるようで距離を置く。 「石」×2で「鳳」×2は、皆で楽しくやりたい。 「石+貫」は、実は独善的。 「山+石+未月」は、派手さはないが存在感あり。 「申」年生まれ「山申」は、実は王道を行く。 生き方を表す伴星は「司」で、家族一丸となって。 物事の始めの洩星は「石」で、他人を巻きで込ん共同。 締めにあたる導星は「鳳」で、楽しければ良い。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の山脈で、高原という休憩地を見下ろす姿。 総エネルギー260点は存在感あるもののお客様の賑わいである木性は12点。 落ち着けば、本業すらも多忙にはならないということか。 年干と日干は「山」で月干は「畑」の土性天干一気は、 地殻変動をいつでも起こしかねない状況で、 土性成分は112点もある身強で、抑えつけられ疎んじられると爆発。 とはいっても起爆剤の火性は24点。中身の金性は64点と品揃えは立派。 水性48点は夏生まれで救いに違いないが、 お金では苦労しやすく、「雨」なら正規だが塩濁水の「海」なので、 資金調達も回転財でイレギュラー。 配偶者成分は救いで、夫人は元司書だが、 子がいないのは水性の「海」が産みだす「草」が、 純水ではなく塩水なのと土性過多で育ちづらいため。 本が結んだ縁には違いないが、ごく普通の関係とはいえない。 お二人なりの取り決めなどありそうだ。 後天運は、初旬「1歳鉄申」が、DNA「鳳」の遊び心強化。 動きは緩慢だったかもしれないが、得意分野を持つことにより、 40歳迄は何をしても派手に目立つようになっている。 2旬「11歳宝酉」は、DNA「調」の変わった趣味。 月支「未」から年支と日支の「申」の先に 「酉」を見て、運気が稼働してくる時期も、 役に立つようでたたないといった中途半端な状態。 それが高校時代にかかわった演劇で、 後にビブリオバトルで役だったようだ。 3旬「21歳海戌」は、DNA「禄」の守護神で社会人デビュー。 新卒当初はリクルートに入社もシンクタンクなどを経て。 IT関連企業のSEとなり動きが派手なため、転職も多かったが、 「山」にはそぐわないが、それはそれで救いに支えられた。 4旬「31歳雨亥」は、DNA「司」の干合支害で、ありがた迷惑。 救いもあれば災禍もありで、転職もしたろうし、 ビブリオバトルで優勝もしたが、進むも退くも困難だった。 猫を飼いたくも叶わず、西荻窪から用賀に引っ越す。 現在の5旬「41歳木子」は、DNA「車」で動きに派手さはなくなり、 様々な事象のリセットと一からやり直し。 DNA「龍」の改良改革年の「申」重なりになって、 具体的な店のプランを考え出す。 今後は6旬「51歳草丑」は、DNA「牽」の栄誉や不名誉。 7旬「61歳陽寅」は、DNA「龍」の晩年の10年運天冲殺。 他力なことで、新たな動きに真っ向ぶつかる。 8旬「71歳灯卯」は、DNA「玉」は、同じく10年運天冲殺だが、 原点に立ちかえって見直しで、利私欲を捨てた奉仕が望まれるが、 単純な感謝であり奉仕。むずかしく考えず出来る事をする。 27階のタワービルを有し、様々な店が混在する 商業エリアである三軒茶屋から2両編成の東急世田谷線に乗ると、 しばらくして空が広くなる住宅街ばかりになり、 ものの1分で西太子堂駅につく。 商店のひとつもない駅前から小道を2分ばかり歩くとその店はある。 いつかは好きな猫と本に囲まれてビールを飲みたいという願望。 本だけを売っても採算はとれないだろうからと 保護猫活動をしていた縁で、猫そしてグッズや飲み物をからめた。 そして以前紹介した本屋B&Bの内沼晋太郎(80-0620/木子)の 講座に通い思いを膨らましていくが 原点は気に入った本を人に紹介したいという思いだ。 上京が87年(灯卯)のDNA「玉」の条件なし天冲殺のため、 広義な意味では、東京の地に縁が稀薄で、 仕事も住まいも長続きしないのは、仕方のないところ。 さて、本屋はわりにあわない商いという認識になりつつある。 重労働のわりには、利幅が薄いうえに、 再販制度があるため自由に値引きも出来ない。 なので、勤めを持ちながら自宅で商いは両天秤(年干と日干が同一)で、 年干支と日干支が律音(山申)で職住同一の原則にあてはまるので、 経費節減もあり、当初は土日だけの貸店舗営業計画を諦めた。 しかし、本音は楽ではないと見えて、宣伝には余念がないが、 「石」主導の「鳳」連結らしく 本を買ってくれた人には「ありがとうございます」で、 散々猫店員と遊んだりして長く店にいたのに帰る人には 「お気をつけて」と送りだすという差別化をしているのを 堂々後世に残るような書籍で発言をしている。 このあたりは、来年(19年/畑亥)が、 60年に一度の主導DNA「石」年と害年が同時にやってくるため 「山」が「畑」を見下ろす接客などで大きくモメる可能性もなきにしもあらず。 ところで、あらためてCat's Meow Books(17-0808/灯卯)だが、 安村にとってはDNA「龍」の忌み神天冲殺日始まりで、 まさに上京時の干支になり制御不能。 「調」主導は、極端なので猫関連書籍のみの扱いは納得も、 年干支「灯酉」VS日干支「灯卯」の納音は、どこか秘密あり。 表裏なしの店主が秘密ありの店を経営するのは矛盾なので、 ネット対応をしないという原則があるが、 これとて、店の条件なし天冲殺で迂闊に前例をつくってしまえば、 来年(19年/畑亥)は、店がDNA「鳳」の半会天冲殺で、すぐ知れ渡る。 まして安村は徹底した害年。 10年運が遅咲きの10歳運なので、10年もてば生き抜けるだろうが、 「私事ながら自分たちには子供がいません」ならば、 世のため人のためにも後継者は育てねば、自然界の応援は得られない。 「酉」年生まれ「灯卯」は、上がって落ちる。 今は夢の中で話題だが、ひとつでも対処を誤れば危うい。 「山」の安村が腰を落ち着けねば難しいが、書店を経営するのではなく、 書店にコキ使われる関係になっているのは、微笑ましいと思う☆ |
■2018年11月18日(日)木寅 |
犬塚理人○人間狩りで到達した心優しい正義 |
○昨年(17年/灯酉)にも応募し一次選考を通過していた 犬塚理人(74-1219/木午)が、DNA「禄」の引力本能半会年を迎えた 守護神天冲殺月(04月/陽辰)の年支「寅」日支「午」のからむ DNA「鳳」の守護神三合会局日に 第38回横溝正史ミステリ大賞優秀賞(18-0424/陽戌)を受賞した 『人間狩り』が、10月12日(灯丑)のDNA「調」の 独創的守護神害日に上梓された。 有栖川有栖(59-0426/山寅)が推薦する同作は、 20年前わずか9歳の少女を惨殺し、 眼球を少女の親に送りつけた少年Aの惨殺映像が 闇のオークションサイトに出品されたが、 内偵中だった警視庁は自ら落札し、流出をくいとめた。 とはいえオリジナルのテープは警視庁で保管されていたわけで、 警察内部から流出した可能性が高く、 警視総監から直々に内務調査を命じられた警務部の監察係係長の白石は、 当時の捜査本部にいた関係者をしらみつぶしにあたる。 またこの事件が報じられると、 当時から姿形を変え巧みに社会に溶け込んだ少年Aは これを否定する手記を出版した。 一方、3年前、新卒でカード会社に就職した三田江梨子は、 キャッシングの回収部門に所属している。 ある日、カードを生活保護中のため強制解約となった男から、 カードが使えなくなったせいで給食代が払えなくなり、 そのせいで娘が自殺したとクレームが入る。 気が咎とがめた江梨子が、男の自宅を訪ねたことから、 男が不正に向精神薬を入手、それを転売していることを知る。 また、そうして稼いだ金で、男が児童買春をしている現場を押さえた江梨子は、 その行動をネットに「さらす」と男は逮捕され留飲を下げる。 また江梨子は「ネット自警団」と呼ばれるコミュニティサイトで 一目置かれている「龍馬」という投稿主を知る。 彼こそが、男の素性の特定、逮捕に貢献した必殺仕置人だった。 龍馬は「私刑執行人・龍馬」というホームページを運営しており、 悪事を働いた人々を特定し、彼らの個人情報を掲載するばかりか、 当事者に突撃取材をした動画をも公開。 (年齢は高校生ほどの)龍馬のリサーチ力と行動力は、 ネット住民から「神」ともてはやされていた。 やがて、江梨子は「自警団サイト」のオフ会に出席し、 サイトの管理人・弥生と意気投合する。 かつて、盗難車を運転する16歳の少年に 愛娘を轢ひき殺されたという過去を持つと話す弥生は 「自警団サイト」を通じて「世の中の不正行為をして得をしている人間や、 悪いことをしても法律で裁かれない人間がいることをただしたい」と 胸の内を明かし、江梨子はそんな弥生に感銘を受け、 龍馬を仲間に引き込みに成功し、ここから、龍馬、弥生と江梨子の三人は 独自に元少年Aの特定に動き出すが、少年Aの思わぬ現在の姿や、弥生の過去、 これに白石が同居する姪っ子の行動がからみあって事件が二転三転する。 凶悪事件犯行映像流出元を追う警察、私刑を下すべく元犯人を追う「自警団」。 二つの「正義」が重なったとき、真実がさらされる。 設定は実際に起こったいくつかの凶悪事件を借りたものだが、 独自の解釈は成立している。 荒削りな部分が多く、クライマックスがあっけない印象もあるが、 伏線で読者をおびき寄せながら、軽くどんでん返しされたのだから、 ある程度物語収束のメドがたってからも飽きさせずに読ませてくれたが、 一般人がその気になったら危険すぎるという印象は受ける。 大阪府豊中市出身で、早稲田大学政治経済学部を卒業。 現在、不動産管理業につき、荒川区町屋の「よみうりカルチャー町屋」で、 誉田龍一(63-0303/草巳)が、受け持つ小説講座の受講者である犬塚は、 DNA「玉」主導で、旧い物に題材を得る。 執着心も強く、生き方を変えられないので、 新しいことを書いているようで、実際は受け売りだったり、 過去をなぞりながら新解釈に挑む。 才能は、この「玉」でじっくり静かな環境で、ひとつのことを掘り下げる。 「玉+鳳」は、柔なイメージで付き合いやすそうに見えるうえに、 他者については客観的に語るが、自己を棚あげしている部分が浮き彫り。 少年Aばかりかネット自警団の面々も刑事にしても同じで、 エゴが剥きだしのまま語られている。 「玉+司」は、生活するための知恵。生き抜くためなら何でもする。 サイト管理人の弥生は、その象徴であろう。執念もあり。 「玉+貫」は、目前の事態に対峙する能力ありも、 逆に先を読んで行動は出来ない。なので短絡的な発想で少年Aを自滅させた。 「木+玉+子月」は、頭は良くても試験に弱い。 「寅」年生まれ「木午」は正直者である。 生き方を表す伴星は「司」で、地道が一番。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内や師匠の助け。 締めにあたる導星は「司」で、自分の意志で終了。 宿命の特長は、仲冬深夜零時頃の林で、 総エネルギー179点は森ほどの威力はないが 木性60点はまずまず風雨をしのげる環境。 月干の不自然な陽光も微妙だが徹底的に暗くはない。 年干と日干の同一は両天秤で兼業作家。 さらに年干支「木寅」VS日干支「木午」の大半会もあるので、 結果はだせるということだろう。 とはいえ最大の弱点は金性ゼロ(DNA車/牽なし)。 これは身を削っても生活のためにだけは働きたくはないもので、 龍馬の考えに通じるし、自尊心もなく他人になりすませる管理人に通じる。 むろん生活保護を受けながら尋常ではない生き方をするものにしても、 警察物のわりには、激しい衝突もなくあっけなく、 被疑者にしろ少年Aにしたって白旗をあげる。 作家がひょろっとしているのは、これが原因だし、 力強い防風林ではなく、柳の群生地かもしれない。 年干支の「木寅」は仲介業務が似合うムードメーカ-で、 不動産管理業務に従事しているのは納得。 月干支の「陽子」は、お天気屋だが、なんとなく担がれてトップになっていく。 今回は同居する姪っ子か。 そして日干支の「木午」は、心優しい反面、内側の犠牲はつきもので、 白石が交際開始したばかりで同棲していた女性に遠慮してもらい 迷うことなく姪を引き取ったのも、 誰かを犠牲にして誰かを助ける「木午」らしさで、 犯罪者を忌み嫌う作者の根底にある哲学だろう。 干支番号構成は、51-13-31で北方東方西方と 南方はないものの、それなりにバランスのとれた領域。 後天運は、初旬「6歳灯丑」はDNA「調」の守護神害は、 身強だか身弱だかわからないような木性には都合の良い、 何かに特化した表現力だが、それが害なので、 ありがた迷惑だったり、元気さを表にださぬ、繊細で弱々しいイメージ。 年支「寅」と月支「子」の隙間を埋める変則方三位にもなっており、 生涯、内側世界に期待しない人生になりやすいが、 これはこの人の強味でも弱味でもある。 2旬「16歳山寅」は、DNA「禄」の半会で 感謝や奉仕の念が強くなり、稼働力が上がり、上京を果たす。 3旬「26歳畑卯」は、DNA「司」の干合。 転職をしたか、異性を意識したか、細目は不明。 4旬「36歳鉄辰」は、DNA「車」のあり得ない金性の10年運天冲殺。 突如やる気がでて、動きが激しくなる。 仕事も忙しくなったろうが、投稿も続け、 守護神年で書きあげた作品で、引力本能三合会局年で、 ようやく認められデビューに漕ぎ着けた。 今後は20年(鉄辰)から始まる5旬「46歳宝巳」が、 同様にあり得ない金性の10年運天冲殺のDNA「牽」の名誉。 その気になって専業なんて考えるような方針変更 (月干干合変化は守護神「陽」を「海」化させる) さえせずに、読者や業界がそれらしく変わってくれれば 苦労はあろうが新たな挑戦により、栄誉が与えられるはずだ、 そしてそれに対して感謝と奉仕の気持ちを失わねば衰えることはない。 6旬「56歳海午」はDNA「龍」の刑。 10年運天冲殺も抜けるばかりか、あり得ない金性も消滅。 一気に新たな世界というよりは、単に変化して消えゆく予感。 新たな世界というよりは、過去を振り返る余裕のある時間。 7旬「66歳雨未」は、主導DNA「玉」の支合で自己確立。 本当の自分を知る時期で、静かに引退を選択するなり 旧いことを改めて学んだりの時期。 8旬「76歳木申」は、DNA「貫」の守りというか、 年干支「木寅」の納音もあり、前進不能ということになる。 犬塚の「木午」は金性もないばかりか、 非攻撃的な性癖のため、本来は壮絶絶後になるであろう描写も どこかあっさりとして刑事物ミステリーものとしては 良い意味で読者を裏切る展開になっているが、 加害者の少年Aの誕生も被害者の少女もまた、 事件の発端は親たちの結婚にある。 しかもこの発端は男性が弱くなり女性が強くなった時代の名残。 その意味で復讐サイトの管理者となった女性に非情な強さはないし、 認知症の老人の運転する交通事故で両親を失い 叔父の家に世話になる少女も、夜遊びをしながらもどこか品行方正で、 誘拐でもされるのかと思えば、犬塚らしく安心の真面目さ。 そこが母親目線、男性ながら母性愛を保持する犬塚の強味なので、 この金性10年運を目一杯使用して貢献してもらいたい。 最後に蛇足になるが主人公の白石が乗るアウディに 傷をつけられた伏線が回収されていないように思われ、 贅肉は落とされても良いかもしれない☆ |
犬塚理人○74-1219 |
木陽木陽 午子寅+6 貫鳳司玉鳳(玉主導) 木性(60)火性(62)土性(38)金性(00)水性(19)/総合179 辰巳天冲殺/天冲殺(36歳鉄辰/46歳宝巳) 変則方三位害(6歳灯丑)/主導DNA支合(66歳雨未)/年干支VS日干支大半会 土性脆弱/金性ゼロ/水性脆弱 +6歳灯丑/16歳山寅/26歳畑卯/36歳鉄辰/46歳宝巳/56歳海午/66歳雨未/76歳木申〜 |
■2018年11月20日(火)陽辰 |
いしかわこうじ○みんな とぶよ のとべる理由 |
○87年(灯卯)のDNA「牽」の害毒年に、 第9回講談社童画グランプリで大賞を受賞。 04年(木申)のDNA「禄」の条件あり天冲殺半会年に、 ボローニャ絵本原画展に入選。 10年(鉄寅)のDNA「貫」方三位年の04月23日(雨卯)のDNA「調」の害日には、 第44回造本装幀コンクールで、 「たまごのえほん」が日本書籍出版協会理事長賞を受賞。 14年(木午)のDNA「禄」年の06月05日(灯未)のあり得ないDNA「牽」日には、 「おめんです」が、第一回積文館グループ絵本大賞を 受賞するなど、輝かしい経歴の持ち主で、 大学在学中より、イラストレーターとして活動。 広告や雑誌、キャラクターデザインなどで作品多数。 人生の折り返し地点だった00年(鉄辰)より、 紙で作った小さな犬「ペーパーわんこ」と 世界を旅して撮影するプロジェクトを展開。 06年(陽戌)のDNA「車」の守護神天剋地冲害切れ年の 「どうぶついろいろかくれんぼ」 出版を機に絵本作家となり、その後約50冊の絵本を出版。 企画から文・絵、ブックデザインを一貫して手がけることで、 芸術性とポピュラリティの高い絵本を数多く生み出し、 「これなあに?かたぬきえほん」シリーズは、 累計200万部を超えるロングセラー。 フランス・韓国・中国・ロシアなど、 海外でも翻訳版を数多く出版する売れっ子の いしかわこうじ(63-1004/鉄辰)が、 『おでかけ版 みんな とぶよ!』を、 07月10日(雨卯)のDNA「調」の宿命に所有する害日に上梓している。 同書は「しかけえほん」シリーズの第3弾で、 「とんでみたい!」という子供の好奇心にこたえるもので、 大きな仕掛けページを開いていくことで、 空高く舞う感覚を立体的に味わえるのが特長。 「ななほしてんとう てん てん てん はねを広げて・・・ となりのはっぱにとんでいくよ!」と、ハト、トビウオ、気球、飛行機、 そして最後はロケットが宇宙まで飛んでいく! 身近なところから、壮大な宇宙まで、 子供が持っている「飛びたい!」情熱にこたえる絵本。 縦横無尽に広がっていくページには驚き!! 「シンプルで根源的なテーマを、楽しいしかけえほんにした作品です。 誰もが憧れる『とぶ』ことを体感できる絵本を作りたい、 という思いで制作しました。 2重にたたまれた大きなしかけページを開いていくことで、 空高く舞う感覚を立体的に味わえます。 僕が住むマンションのベランダからは、空を飛ぶ鳥たちの姿を、 間近で見る事ができます。気持ち良さそうに飛ぶ鳥たちを眺めているうちに、 この絵本の構想がふくらみました。 公園では、てんとう虫やハトが飛び立つところをじっくり観察しました。 羽田空港に行って飛び立つ飛行機を観察したり、 飛行機の窓際の席に座って、滑走路から離陸して ぐんぐん高く飛び上がる迫力を体感しました。 またオーストラリアでは、本物の気球に乗って 大空をゆらーりゆらーり散歩する貴重な体験もできました。 丸の内のJAXA i(宇宙航空研究開発機構情報センター)では、 宇宙船の模型や映像をたくさん見て、 ロケット発射の圧倒的な迫力を頭に描きました。 てんとう虫、ハト、トビウオ、気球、飛行機、ロケット。 身近な生き物から大きな乗り物まで、実に様々な飛び方があることを 絵本を作る中で僕自身も発見し、楽しみました。 この絵本を見る子供達、大人達にも、「とぶ」驚き・「とぶ」楽しさを 再発見してもらえたらとても嬉しいです。」 と本人は語り、小さな絵本の中に多くの思いがこめられているのがわかる。 千葉県市川市に生まれ、その後千葉県船橋市に転居。 武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業し、 イラストレーションやデザイン、写真を学び、大学在学中にプロデビュー。 東京都渋谷区松濤にアトリエを構え、東京都渋谷区千駄ヶ谷に在住の いしかわはDNA「石」冲殺主導で、周囲に影響されやすく翻弄もされるが、 それを巧みに光輝かせてしまう、吸収力がありも様々な形に変形可能な ぐにゃとした妙な特別意識の塊。 「石冲+司」は、他人も家族も仲間も大切にするしすぎるもので、 才能はこの「司」になり、堅実・積み重ね真面目さが売り。 「石冲+龍」は、一風変わった理由付けのある 万人受けするソツのない技術力で、真似できそうで実は模倣は難しい。 経済感覚はないので、無限大に類い希な創作環境を構築。 「石冲+調」は、独創性に対する自負ありも気安さを持ち合わせている。 「石冲+石」は、業界を代表する一人には違いないが、 一目置かれているのか、群れることはなさそうだ。 「鉄+石冲+酉月」は、大人の付き合いはあまり得手ではないが、 手のこんだおだてには弱く、その気にさえなればフットワークは軽く、 全国津々浦々のワークショップや催事ばかりか取材にも出かけている。 「卯」年生まれ「鉄辰」は、上がって落ちる。 落ちることがなければ、上がらない。 生き方を表す伴星は「龍」で、常に変化や刺激が必要。 物事の始めの洩星は「龍」で、故郷を離れて一人。 締めにあたる導星は「司」で、自分の意志で止めることあり。 宿命の特長は、仲秋午後6時頃の霧雨に煙る 飛びそうで飛び立たない飛行機だが、うっかり目を離すと飛び立つが、 それは客を乗せて営業するというより、空中ショーを披露するもので、 生月冲殺のためロケットに変身して、宇宙区間にまで、華麗な姿を魅せつける。 とはいえ実際には飛行せず、映画を上映しているような錯覚に陥らせるもので、 総エネルギー156点は軽いグライダーのような あるいは紙に描いたものというオチ。 これは火性ゼロ(DNA車/牽なし)の野人感覚を巧妙に利用しているもので、 アートの世界に携わっているからできたこと。 ガムシャラに働くではなく、名誉のためだけに働くではなく その気にならないと稼働しないものを 稼働したようにみせているのが、絵を描く人の本分。 年支「卯」VS日支「辰」の害は、素っ頓狂な動きを見せるが、 それが特別な魅力であり、この人の作風になっている。 面白いのは、このような形になると、表と裏を使い分けたりするものだが、 いしかわは、全てとは言わないが、可能な範囲で私的な部分を公表しているし、 それがまた創作のためになっているのだから、 その気になると無限大な拡がりをみせる生月冲殺は侮れない。 また年支「卯」と月支「酉」は対冲で衝突ありだが、 月支「酉」が日支「辰」と支合となり支えているので、 巧みに不安定さを回避しているのが面白いが、 仕事に集中すると胃など消化器系に負担がかかるのではないか。 また土性19点は少ないように見えるが、「鉄」が埋もれても意味がないうえ、 ある意味「いしかわタッチ」ともいえるパターン化された 時代にあわせて進化したモンドリアンのムード(違うか・・・)。 年干支の「雨卯」は、まるで貴族のような品の良さ。 常識的な模範生は子を持つ親に嫌われぬ極めつきの優良図書。 型にはまりすぎるが、子煩悩で子供中心に廻る生活。 だから子供向けの絵本の仕事は最適。 月干支の「宝酉」は、頭がよく博識。浮ついたところがなく存在感強力も、 毒にも薬にもならないことを、かえって売りにする。 そして日干支の「鉄辰」は、過去を振り返ることなく、 前進するだけ前進するとはいえ、害もあるので、 程よいスピードになっていると判断したい。 先祖に戦争などで身体を傷め方がいるだろうから、 家系からはみ出ても、墓参は欠かさぬほうが賢明だろう。 干支番号構成は40-58-17で、西方北方南方で、それなりの領域を持つが、 頑張りすぎてのガス欠には気をつけたい。 後天運は、初旬「9歳鉄申」は、DNA「貫」の頑固。 初旬10年運天冲殺ばかりか、宿命どおりならば、 日干支と大半会するため、後転的な成功運型。 78歳まではターボ運(子丑天冲殺廻り)もあり、何をしても目立つのも追い風。 親は教育熱心で小学校4年生からは塾にも通い勉強が出来たそうだが、 中学で始めた軟式テニスは続かず、むしろ小学校から図画工作が大好きで、 折り紙の本や世界美術全集を愛読。 高校では美術部に所属し、油絵の静物画を文化祭に出品したら、 友人の親が買ってくれたことが、すごくうれしかったそうだ。 2旬「19歳畑未」は、DNA「玉」の学びで、年支「卯」の半会で世界も拡がり、 誉められるとウレシイ生月冲殺らしく、受賞とともに社会参加もなしくずし。 「未」内「灯」の火性も使えるようになった。 3旬「29歳山午」は、DNA「龍」の新たな挑戦。 年干「雨」と干合すれば、年干は「灯」に、10年運は「陽」になり大いに注目。 「午」内「灯」も役だった。 4旬「39歳灯巳」は、あり得ない火性のDNA「牽」の名誉。 以前にもまして安定的になり、仕事も回るようになる。 現在の5旬「49歳陽辰」は、同様にありえない火性のDNA「車」で、 講演などでもあちこち動き廻る多忙期。 今後は6旬「59歳草卯」が、宿命に所持しようと、 DNA「司」の干合支害で、その気になりすぎると裏切り。 病気をする可能性もあるが、作風が少々地味すぎるようになることもあるが、 かえって癖のある作風はより強烈になるという方向性もあるので 悪い事だけでもない。 7旬「69歳木寅」は、DNA「禄」の害緩和の方三位。 「寅」内「陽」の火性もあり持ち直し。 8旬「79歳雨丑」は、DNA「調」でさすがに疲労困ぱいか。 さて、夫人は学生時代からの付き合いであろう 現役のWEBデザイナーで会社勤め。 この害持ちが長続きする秘訣であり、 いしかわの感謝は尋常ではないに違いない。 夫の「鉄」からみた配偶者成分は「草」なので、 害の中に入っているため、変わり者。 とはいえ金性55点に対しての44点だから弱者でもない。 また自慢の第一子男児(99-1213/畑亥)は、 さすが金性ゼロ(DNA鳳/調なし)は遊興なしの「畑」で、 開成高校から東大に現役合格をしたのも納得できる。 総エネルギー129点の身弱とはいえ、 主導する水性57点の引力本能を抜群に発揮し、 過渡期らしい冬の泥田のように見え、木性は45点と稼働力があり、 深夜に繁盛する繁華街のコンビニのようなもの。 この春(02月/木寅・03月草卯)は、さらに木性の応援で稼働力が頂点に達し 守護神月干「陽」を集中応援し(進み行く方向)、栄誉へと導いたのではないか。 むろん、前年(17年/灯酉)の余熱はたっぷりあったに違いない。 そして、第二子女児(07-0524/山午)は、 兄を軽くしのぐ218点の子丑天冲殺の親剋しは大物で、 頼りになる存在も、頼りきっていいかといえば怖さもある。 「龍」主導ながら「山」なので海外は似合わぬが、 いしかわとは別の道で、強く生きる予感もあり楽しみ。 きっと夫人もふくめ、スゴイ一家なんだろうと思う。 ちなみに、この生年月日は「遊☆戯☆王」というヒットのある 漫画家の高橋和希と同じであったりもする☆ |
■2018年11月22日(木)山午 |
邑上主水○花火と一緒に散ったのは あの夏の記憶だった願望 |
○サラリーマンの傍らWEB「小説家になろう」を中心に執筆活動をし 16年(陽申)のDNA「司」の守護神年に、 「強くてニューゲーム!〜とある人気実況プレイヤーのVRMMO奮闘記〜」 でデビューした、邑上主水(80-0918/雨巳※)が、 07月07日(鉄子)のDNA「玉」日に、 『花火と一緒に散ったのは、あの夏の記憶だった』を 上梓したので解説する。 書き出しはこうだ。「ときどき見知らぬ女の子からキスをされる」。 とはいえリア充自慢ではなく、夢の中での話。 そしてその人物の顔には靄がかかっていて、どんな容姿なのかわらない。 自慢ではないが17年の人生で女の子と夏祭りにいった経験のない主人公だが、 いつも夢の最後は決まって、どこからともなく現れる白い車。 それにはねられた瞬間、いつも夢は終わる。そう現実世界でも彼は、 早朝の走り込みで背後から来た車に轢き逃げされ、 左膝の前十字靱帯を断裂しているのだ。 特待生として眞白学院に入学した陸上競技を断念した杉山秀俊は、 指導教官から部活を続ければ、退学や権利剥奪を免れると言われ、 走るために明け暮れていたのに、退学にならないためにペンを走らせるという 冗談みたいな話で、全く興味をもてない新聞部で腐った日々を送っていた。 そんな彼に、中学校から一緒というだけのはずの 父親が地元在住の著名なミステリー作家で、 母親を病で早くに亡くして、いつでも貧血気味な クラスメイトの霧島野々葉が毎日のようにまとわりついてきた。 頭が良くて、他校にも知られるほど美形の彼女だが、 秀俊にはどうにも鬱陶しい存在だった。 あるとき秀俊は、在校生の成績から私生活まで知らないことはないという 三つ編みの黒髪に黒縁眼鏡と優等生を絵に描いたような 新聞部長の河原崎あかねに脅され、 同級生ながら丸顔キツネ目で近寄りがたい刈島瑛太と 都市伝説「記憶喰い」を取材することになった。 「記憶喰い」とは嫌な思い出を「食べて」忘れさせてくれる存在らしい。 そんな折、企画を知った野々葉が秀俊のもとにやってきて告げた。 「実は私、記憶喰いに記憶を食べてもらったことがあるんだ」 夏祭りの日に明らかになる切なすぎる真実・・・・・。 長崎県のある地方に昔から伝わる「キオクイ」。 昔からうっかり物忘れした時に「キオクイに食べられた」と言われてきたが、 それが現代の高校生限定のSNS乗っ取りにつながり、 伝承ではなく、血の継承であることが判明する。 挫折から立ち直れない少年と、重い秘密を抱えた少女。 果たして彼らにとって記憶とは何だったのか。 そして記憶ではなく、既往だと判明した時に 命を縮めるほどの濃い気持ち、そして忘れ去られた断片。 二人が追いかけたのは、二人だけの大切な想い出だった。 おそらく長崎県内の海沿いの町あたりの出身で、 進学で上京し、卒業後はコンビニの早朝バイトをしながら アニメーターをやっていたが、身体が持たず挫折し、 現在は広告企画の会社に勤務。 満員電車で通勤し、終業後や休日はカフェで執筆という 生活スタイルの邑上は、DNA「龍」主導で浅く広く興味を持ち、 少々落ち着きがないものの庶民的な発想の持ち主。 「龍+牽」は、いささか格好をつける話しぶりは、 自尊心の強さを濃く相手に意識させるので、 とっつきにくいが、仕事中も話のネタを探っている。 「龍+玉」は、心で思っているのとは少々ズレた印象を 相手に感じさせるために誤解を与えやすい。 「玉」×2もあり古典に通じるというよりは、 いつまでも若い気分で、若い時代を懐古しながら 話を書いていきたいと願う。 「龍+鳳」は、内面の葛藤あり。創作と仕事が両立しない、 あるいは上手く運ばないことで苦悩し爆発気味になる。 才能はこの「鳳」で、遊び心。 趣味に溺れやすいが、冷静で同情しても客観性を保つ。 「雨+龍+酉月」は、他人とは脳波の構造が違う発想力。 夢でみたことを文章にしたりできるが、 全体的には懐古趣味で、限りなく青春を懐かしむ。 「申」年生まれ「雨巳」は、内外シーソー。 仕事が忙しく、創作になかなか時間がとれないのが悩み。 なんでも、公私がアンバランスになる。 顔だしNGで声だけは公開しているが、身バレを極端に怖れる臆病さもあり。 生き方を表す伴星は「鳳」で、遊びや趣味のための人生。 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の都会のコンクリートジャングル群の 屋上あたりにある小規模な菜園またはお花畑への水分供給装置で、 総エネルギー209点中自身の水性は僅か26点と身弱だが、 生じられる金性が実に121点もあり、頭は働くが悪知恵。 午未天冲殺でも、これだけ年長者に囲まれると、 親縁は薄くなり、早々と故郷を脱出してしまう。 悪知恵も創作に活かせば、作家活動にも役立つが、 かえって策や企画に溺れ「雨」らしくまとめるのには時間がかかり、 デビューも遅めになったのだろう。 実際随所に小ネタがあり、この分析にも時間を有したので、 ネタバレを後でしてしまおう(笑)。 また月干「草」が年干「鉄」に干合されれば「宝」になり、 木性は消滅してしまい、地支も年支の「申」と月支の「酉」は金性で、 日支の「巳」は月支「申」と半会すれば金性に変化するので 地支は全て金性になり、周囲が寄ってたかって助ける存在も、 救いは創造力だけで、かえって敬遠されることもあり。 午未天冲殺のため、一見目上ウケは悪くはないが、 あまりにも傍若無人であると孤立しやすく心配になる。 年干支の「鉄申」は、自意識高くマニュアル重視の公務員気質。 これは情け容赦ない新聞部長の河原崎あかねの姿。 月干支の「草酉」は、あらかじめ完成された盆栽や箱庭のような美。 「草巳」ほどの多様性はなくも、独自の恋愛観を保持する。 これは、美しい霧島野々葉の姿。 そして日干支の「雨巳」は、穏やかに見えて猜疑心の塊。 自分の心を相手に悟られるのが嫌で、気分をコロコロ変えたりもする。 存在するだけで異様さを醸しだすのだが、これは主人公が皆のマドンナ 霧島野々葉と一緒にいるのを横恋慕して、 夏祭りの花火を見るための神社の階段から突き飛ばした同級生の刈島瑛太 (作家になるため東京の大学の文学部に進学した設定)ばかりか、 実は主人公の杉山秀俊の誠の姿か。 干支番号構成は、57-22-30で北方と南方2点を結ぶ鋭角的な範囲で、 路線はどこまでいっても、大人から少年時代を眺める。 後天運は、初旬「7歳陽戌」が、年支「申」に月支「酉」がからむ DNA「司」の堅実さを付加される方三位で、内外シーソーも利いて いささか表向き(仕事や学業)の部分で加速がつきやすくなるが、 真面目であることが条件で、苦悩あり。 2旬「17歳灯亥」は、年支「申」の害で進みづらく 日干支「雨巳」の天剋地冲は、DNA「禄」の引力本能で、 もともと金性が強いところに、守護神とはいえ火性と対峙するわけで、 こらえきれずに倒れてしまう。むろん金性過多なので、やられたのは肺! 最初に伏せれば復調もありで、社会参加も果たす。 3旬「27歳山子」は、年支「申」の半会を伴う DNA「牽」の名誉で、様々な役割に悩みながらも最後の最後でデビュー。 現在の4旬「37歳畑丑」は、DNA「車」の多忙。 月支「酉」に日支「巳」のからむ三合会局で、若干内側世界に偏る拡がり。 とはいえ、本業もおろそかにできない時期。 今後は5旬「47歳鉄寅」は、DNA「玉」の害。 不摂生なら、金性強化の毒で、昔を思いだす肺の病や、 過去の生きざまへの反省に、故郷長崎関連にまつわる災禍。 なんとか乗り切れば6旬「57歳宝卯」は、DNA「龍」。 主導DNAで自己確立で、やりたいことをやる。 7旬「67歳海辰」は、DNA「石」の屈辱。 妥協を味わいたくなければ、人を通じて自分を活かす。 8旬「77歳雨巳」はDNA「貫」の律音で、人一倍強く自分の色をだす。 さて、ゲームと読書と自転車が大好きの邑上だが、 内外シーソーなのに遊び三昧、これ以上金性は避けたいのに、 ゲームに自転車では身を傷める。 轢き逃げにあったことじたい陽の金性よりの攻撃、 魔の車は白い軽自動車で、これは陰の金性の象徴ではないか。 とはいえ、その色を濃くすれば特色にはなるだろうが、 純文学のような王道は困難で、気楽なライトノベル。 あくまでも「趣味の延長が著作だ」くらいに考えないと、 本作にも、何度も病院や死者が登場するのに、危うい。 車に轢かれそうになった彼女を助けようとして事故に遭い、 そして競技者人生を棒に振るなんて、まさに内外シーソーだし、 時には忘れることも必要だが、忘れていた事を思いださせるのはもっと残酷。 しかし、幸運やら不幸を食べるのが、 相手にキスをするなんて、それも接吻だなんて、ズバリすぎるし、 また主人公はスポーツトレーナーを目指し一浪して大学入学。 卒業してユーターンし、かつて所属していた陸上スクールに就職するなんて、 あまりにも出来すぎだし、さらにはそこで・・・。 「紳士マン」になるなんて、この〜である(笑)。 このあたりはネタバレもいいところなんで、 読んだ人だけの特典にしておきたいが、 随所にこれでもかという心憎いサービスがある。 最後に、師事をしている鈴木輝一郎(60-0724/雨丑)とは、 ちょうど20歳違いで年干支も日干支も大半会で、仲間みたいな関係。 水性過多の鈴木に金性過多の邑上という組み合わせは勢いがあるが、 目上運ありきの午未天冲殺の邑上としては、 鈴木に救いを見いだすのは、どうなのか。 なお、夢みたいな話が得意な邑上にしては、 作り物感いっぱいながら、若い頃を振り返るせつない話に仕上がっている。 なお、今年(18年/山戌)は名誉であり異性。 懐かしさと喜びが複雑に入り交じった泣かせられる格好のついた作品だ☆ |
邑上主水○80-0918※午前四時前生まれ |
雨草鉄陽 巳酉申+7 玉鳳玉龍牽(龍主導) 木性(11)火性(17)土性(34)金性(121)水性(26)/総合209 午未天冲殺/方三位(7歳陽戌) 変剋律(7歳陽戌/17歳灯亥/27歳山子)/天剋地冲(17歳灯亥) 三合会局(37歳畑丑)/害(47歳鉄寅)/主導DNA(57歳宝卯) 律音(77歳雨巳)/地支半会金性一気格的/内外シーソー 木性脆弱/火性脆弱/金性過多/水性脆弱 +7歳陽戌/17歳灯亥/27歳山子/37歳畑丑/47歳鉄寅/57歳宝卯/67歳海辰/77歳雨巳〜 |
■2018年11月24日(土)鉄申 |
倉本由布○夢に会えたら むすめ髪結い夢暦は断然熱い |
○高等学校在学中に「サマーグリーン/夏の終わりに・・・」が、 干合年だった84年(木子)の第3回コバルトノベル大賞(84-0401/草丑)に佳作入選。 これは当時史上最年少の16歳で受賞。 その後、雑誌「Cobalt」にて作家活動をスタートし、 高校三年生時のDNA「車」の半会年に 「恋は風いろ 不思議いろ」でデビューし、 初期は中高生を主人公としたコバルト的な恋愛主体の作品を多数執筆、 主人公が中学一年生から短大卒業までの成長を 一年ごとに一冊の割合で書いていたが、 次第に日本史に纏わる作品を執筆しはじめ、 近年では、近世以前での日本史上の著名人物を題材とした作品や 歴史ファンタジーを多く執筆している、倉本由布(67-0614/畑酉)の 「むすめ髪結い夢暦シリーズ」の『夢 に 会 え た ら』が、 10月25日(鉄寅)のDNA「調」の天冲殺日に上梓された。 同作は、時は天保(1830年頃)。武家の出身ながら、 髪結いとして生きる17歳の少女・卯野。 友人の花絵と、新しい商いの相談も楽しい日々を送っている。 近頃ひいきの青物問屋のお嬢さん・里世は、火消しに恋をしているらしい。 「恋を叶える」という卯野の噂を信じているようだが、 度を超した頻度で呼ばれるようになり、家族も心配している様子。 どうやら里世の思いは、ただの恋心ではないようで・・・。 裏の裏があるようで、火消しへの恋心の行方は、 思わぬ結末とさらに次につながる希望を用意してくれている。 静岡県浜松市中区出身。 当時は女子校だった浜松市立高等学校から、共立女子大学文芸学部を卒業し、 浜松に戻り母親と一緒に暮らしながら、専業作家を続け、 執筆はもっぱら深夜という倉本は、DNA「貫」主導で、 ひとつの生き方を貫くが、状況により形をかえることは可能も、 原則は自分のやりたいようにやる。 「貫+龍」は、忍耐力あり質実剛健。 午前中は資料収集して「龍」×2は吟味する。 「貫+鳳」は、咄嗟に動けず、ウォーミングアップを充分せねばならず。 深夜になりようやく仕事も出来るということか。 才能はこの「鳳」で、緩い遊び心を加えた所作。 「貫+玉」は、目前の事象には万全の対処で、その場しのぎは得手も、 将来を見据えた設計にまで気持ちがまわらない。 この「玉」は月干にある「陽」からでているので、 近しい存在で、歴史物に手をだした。 「畑+貫+午月」は、用心深く苦難の人生。 「未」年生まれ「畑酉」は、正直者。 生き方を表す伴星は「司」で、家族と一緒に真面目に生きる。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。 締めにあたる導星は「鳳」で、趣味に生きる人生で食べる楽しみ。 宿命の特長は、仲夏正午頃の「畑」なり「町」で、 総エネルギー241点はそこそこ立派だが、 陽光は天高くギラギラと輝くばかりか、存在を鮮明にしたいのか、 電飾看板も派手。エアコンはなく、自然の風に期待する。 これらの火性を支える木性は僅か16点で常に燃料不足。 災害に襲われれば停電にもなりやすい。 とはいっても、作物でもある木性を育てるための 水性ゼロ(DNA禄/司なし)の野人で、 爽やかさはなく作物は枯れ死ぬ寸前の「畑」なり 住民が避暑地に避難したあとのゴーストタウンにも見える。 水がないので、ギクシャクしやすく、 作物は育たず、異性に対しても気持ちは高まっても萎みやすく、 感謝や奉仕という気持ちは自己本位になりやすかったり、 際限なく何かにつぎ込んだりになる。 ないということは開き直れば無限大でもあるが、 時に強欲になったり、無理な仕事もせねばならず 風景が砂漠化しかねないので、日頃から私欲を捨てられるのが望ましい。 年干支「灯未」は、丁寧に育てるというよりは 本心を見せずに、手っ取り早く略奪に走ったり、意外や辛辣。 月干支の「陽午」は、他人の運を食べて成長するヒノエウマ。 そして日干支「畑酉」は、スタイルにこだわるので髪結い。 まず、表面を飾らねば内面までどうこうする余裕なしも、 一言で言うと波乱の少ない静かな人生。 干支番号構成は、44-43-45と極めて狭く、 得意でないこと興味のないことには手が出せず。浜松に戻ったのも正解だ。 10年運初旬「8歳灯未」は、DNA「龍」の庶民性。 年干支と律音のため成功運型で、精神的創作が強調されたが、 小学生の頃から「自由帳」に物語を書き、クラスで回し読みされ、 ちょっとした人気者だったらしい。この最後でデビューしてしまうのは、 ないものは無限大に使った、熱気のイキオイか。 2旬「18歳山申」は、DNA「石」の和合性。 学生時代は、仲間に清書を手伝ってもらったりもした。 月支「午」と年支「未」、これに日支「酉」との間を埋める 変則方三位で、現実面での充実顕著で、 「申」重なりだったあり得ない水性年(92年/海申)には、 「夢鏡 義高と大姫のものがたり」が売れに売れた。 3旬「28歳畑酉」は、DNA「貫」の日干支と同じ律音で、 鎧兜をまとったように強くなり、多忙極める充実期。 4旬「38歳鉄戌」は、DNA「調」の害。 偏りの激しい女性的感性がより強くなった時だが、 日支「酉」が、害なので病気や挫折裏切りも経験したはず。 現在の5旬「48歳宝亥」は、DNA「鳳」の才能強化時期。 忌み神月干「陽」が干合で「海」になれば救い。 すなわち方向性の変化やファンの意識も変わり、 さらにこの干合月干「海」は年干「灯」と二次干合すれば 年干は「草」に月干は「木」にもなるので、 前旬の足踏みも忘れ去れる充実。 今後は6旬「58歳海子」は、DNA「司」で、堅実。 あり得ない水性10年運到来。 そのままの塩水も悪くはないが、年干「灯」と干合すれば、 年干は「草」、10年運は「木」になり稼働力も晩年へ向けて高まるので、堅実。 7旬「68歳雨丑」は、DNA「禄」の感謝と奉仕で、 ありがたい真水で、年干支「灯未」の天剋地冲はあるが、 開き直りでひるむことなし。 8旬「78歳木寅」は、超晩年の10年運天冲殺で、名誉。 前の20年の踏ん張りがあれば、称賛に値する道が急激に拓けるだろう。 ところで、今年(18年/山戌)の倉本は、DNA「石」の屈辱と妥協の毒年。 「夏前から続く顔の肌荒れが治らない。 左まぶたは腫れたままだし額は二ヶ所が真っ赤っか。 口の周りも痒いの消えないし首周りも。年齢的に出やすい、母からの遺伝、 理由はわかっているけどつらいわ。」と深夜に愚痴ったりしているが、 母親大切の「畑酉」としては半分はあたりだが、あとはハズレ。 水性がないから、潤いがない。足りないのは水性で、単純に冷やすのではなく、 その方向の食物(魚)ばかりか、生き方を是正せねばならず。 世のため人のために見返りのない奉仕ができているか。 老後を考えとか言い聞かせ欲深くないか。 本当はもっともっと売れて、もてはやされるべきなのに、 どこか違うのを気づかぬのかな。今は底! 気づいて様々な改善が出来れば58歳以降が素晴らしく安定した人生になる。 残念な未来は受け入れてほしくないぞ。 また、本人は検索で何度も確認したそうだが、 「夢で会えたら」はあっても『夢に会えたら』はなかったという。 「で」では通俗的な使用でしかないが、これが「に」するだけで、 まるで髪結いで整えたように、言葉が美しくなりキラキラしてくる。 さすがに外見にもこだわる「畑酉」で、ワガママな八百屋のお嬢さまも 「で」が「に」なったからこそ、 お江戸の娘たちの意地や優しい執念が見えてくる。 駆け落ちなんていう言葉も倉本にかかると、妙にステキに感じてしまう。 そして、他人の恋ばかり応援してきた卯野が、自分の私生活にも向き合ったり、 友人と端布を使い特別な手絡を商品開発したりし、 新たな商いにしていく、江戸版お仕事小説。 話のオチは、もちろん「髪結いの亭主」だ(笑)☆ |
■2018年11月26日(月)海戌 |
小林エリコ○この地獄を生きるのだの正体 |
○短大卒業後、エロ漫画雑誌の編集に携わるも自殺を図り退職、 のちに精神障害者手帳を取得。 現在は通院を続けながら、NPO法人コンボで事務員として働き、 ミニコミ「精神病新聞」を発行するほか 漫画家としても活動している小林エリコ(77-0708/陽寅)の、 自殺未遂の体験から再生までを振り返った著書 『この地獄を生きるのだ』が、 昨年(17年/灯酉)の12月15日(陽子)の火性強化日に上梓され、 いまなお、大きな反響を呼んでいるので解説する。 20歳で雑誌編集者になった著者だったが、仕事自体はやりがいがあったが、 月給12万、ボーナスなし、社会保険なし、休みなしという (残業代代わりにコンビニで千円までおやつが買える) エロ漫画を出版しているブラック会社だった為に、心身が蝕まれ自殺未遂する。 結果、仕事を失い、ウツ病と診断され、生活保護を受給することに。 (同等の12万円ほど) 社会復帰を目指すも、やる気のないケースワーカーに消耗させられ、 患者を食い物にするクリニックや デイケアの巧妙なビジネスに巻き込まれる日々。 自由もなく、ただ生きていることへのうしろめたさからよみがえる希死念慮。 未来の見えない絶望の中、ふたたび巡り合った 「漫画の編集」の仕事で運命を拓こうとするが、そこでも矛盾がいっぱい。 彼女を追い詰めた職業が編集者なら、彼女を奮起させて社会復帰させたのも 編集者という仕事だという事実がなんとも興味深いが、本当にそうだろうか。 普通に働いて、普通に生きたかった。 その「普通」が、いかに手に入れるのが困難なものかを知った。 宝石も高価な服も要らない。 ただ、その日その日をつつましく生きたいと願っていたそうだが、 その普通もまた彼女を苦しめることにはならないのか。 大切なのは、誰しもこのような仕打ちの予備軍ではない。 こうなるのは理由があるのだということを 知った上で、生きぬく参考にしたり、 こういう人達との接触の仕方などを考えていたい。 貧困や心の病気は理由なくやってはこないのだ。 茨城県取手市出身。牛久高校から目白学園女子短期大学国文科を卒業。 (現在は目白大学短期大学部)卒業後の98年(山寅)のDNA「鳳」年に、 エロ漫画雑誌編集の会社で勤務したが、鬱になり数ヶ月で退職。 一旦実家に戻ったが無職のまま10年すぎ実家を出て生活保護を受け、 千葉県市川市にあるNPO法人で10年(鉄寅)からはボランティア、 12年(海辰)から現在は事務員パートとして働いており、 07年(灯亥)から14年(木午)までは千葉県松戸市に住み、 16年(陽申)までは、習志野市、八千代市、鎌ヶ谷市あたりに住み、 現在は千葉県船橋市内に在住していると思われる小林は、 DNA「石」主導で、曖昧なうえに即座に反応が出来ぬので、 屈辱的な扱いをうけやすく、人生が妥協なり、周囲の意向で成りたつ。 「石+鳳」は、繊細さがなく、ガサツで反応が鋭敏ではない。 「石+石」は、家族や集団に所属しようと、常に孤独を味わう。 「鳳」×2もありエンジンのかかりは遅く 「石」×3もあり集団に融合しづらく頑なになりやすい。 「陽+石+未月」は、引っ込み思案で、派手さはないが存在感あり。 「巳」年生まれ「陽寅」は、困ったら固まって動けなくなる。 生き方を表す伴星は「車」で、単独行動。 物事の始めの洩星は「石」で、誰かと共同作業。 締めにあたる導星は「鳳」で、趣味に走る。 宿命の特長は、晩夏午後二時頃の森林火災を真下に見ているような陽光で、 天高いところにいればよいものの、 年干も月干も火性の天干一気と紛らわしさから つい地表近くまで接近すると失速しやすくなる。 総エネルギー300点中自身の火性は156点と身強も身強で熱く苦しい。 燃え尽くさせよとしている森林は45点でほぼ原型をとどめぬ廃材。 土性80点の表現力も火性と一体化して見境がなくなり 金性20点は経済基盤も異性も頼りない。 そして最大級の弱点は守護神水性ゼロ(DNA車/牽なし)の野人で、 没頭して働けず、役割意識もないため、 考えもせずに働くと思考に立体性がなくなり、形にならず。 生活保護を受けるにも、躊躇はしない。 年支「巳」VS日支「寅」の害は表裏あり。 心の底から人を信用出来ないのは自分もそう見えてしまうばかりか、 豊かな表現力という表の顔とぐうたらでだらしない裏の顔が、 似ても似つかぬため、持続力なく笑って誤魔化すしかない。 表裏などないと開き直りができず、立ち止まってばかりだと 自家中毒が蔓延して、にっちもさっちもいかなくなるもの。 また燃えているようで燃焼効率も良からず、 熱すぎる矛盾を抱えているため、信用を得られにくい。 10年間交際した男にはDVを受けたと言うことだが、 意志を明確にせずに害があると相手の怒りに火を注ぐばかり。 年上ならば天干一気の物言わぬ威力が毒を受け入れやすくなる。 母親は「陽」を生じる「未」内「草」だが、 水がないため、活性化せず親として成長なく母親らしくなく、 父親は干合する「鉄」が、年支「巳」内にあるが、 害毒内に入っているばかりか、母親の木性45点に比して、 金性はの父親は20点しかなく、頼りにならない。 なので父親もすきではない。 すなわち頼りにならない親に、天干一気という親剋しは、 そもそも親の結婚に難があった証拠で、親の責任。 その親も別居したかと思えば、同居してどうにも不安定。 親の生き方が問われたのが、小林の宿命なのだ。 年干支「灯巳」は、何でも自分でやりたがるが、 存外不器用なので、あれもこれも出来ず限定された範囲で活躍する。 運気が上がりきったところか底で生まれやすく、でがらし状態か、 孫子の運まで使いきってしまった現状。 月干支「灯未」は、一見クールを装うも、かなり熱い。先祖の因縁あり。 そして日干支の「陽寅」は、なんでもソツなくこなす便利屋で器用貧乏。 明るくムードメーカーで、バランス感覚があるが、 そこそこで終わりやすい、助けられる人生では良さがでず、 困窮の果てに、動けるようになれば本物を目指せる。 干支番号構成は、54-44-03で北方西方東方を抑えているが、 そこまで伸び伸びできる領域でもあらず。 後天運は初旬「10歳山申」は、DNA「鳳」で、 最も稼働の鈍い10歳運でのんびりだが、日干支が「陽寅」で、 納音的(初旬のみ陽と山は同格)なため後転稼働運型となる。 現実はともかく私的にはごく普通を行こうとするので、 イジメにも遭い、矛盾を感じていく。 初めて好きになったのは、早稲田大学の美術サークルに入っていた時の 先輩だが告白するも、付き合うまでには至らず。 2旬「20歳畑酉」は、DNA「調」の極端・反発・異端。 年支「巳」の半会があるので、内容はともかく事件はあり。 尖った10年間らしく、告白され同棲するも、 他にも女がいたうえ、DV男で最悪。これも害持ちらしい姿。 3旬「30歳鉄戌」は、初旬条件がようやく活かされ、 ようやく収益にもメドがたつDNA「禄」の10年運天冲殺半会で、 流れにのり前のめりに進んでいけば、大いに名前を売り運も巡る。 現在の4旬「40歳宝亥」は、DNA「司」の思いがおおむね叶う 干合支合10年運天冲殺で、日干が「海」になれば、 年干と月干の「灯」と二次干合し、年干と月干が「草」で日干が「木」になり、 干合木性天干一気強化になれば暑気払いに成功する。 年支「巳」と月支「寅」の害も切れるばかりか、 月支「未」の半会で癒える可能性あり。 自分が変わり躍動感をだせば、周囲も変えられるというものだが、 10年運天冲殺の成功には感謝と奉仕で報わねばならず、 それが出来ぬと落ち込みもあり。 5旬「50歳海辰」は、ありえないDNA「車」の守護神多忙期。 それも年干と月干(共に灯)が他力的に変質することで、 自分ではなく周囲環境が変化してくれれば、 僅かな救いが見受けられ、流れに従い小技が使えれば落ちることも少ない。 6旬「60歳雨巳」は、ありえないDNA「牽」の害。 不名誉な事態が多く見受けられ、宿命害持ちで衝撃が少なくても、 よほど生き方が良ければ、笑えるような情けなさもありうるが、 どことなく真っ当ではない天気雨も悪い成分を含まれかねず苦慮。 「雨」なのでウエルカムとはいかぬがいくらか涼風も期待か。 7旬「70歳木午」は、年支「巳」と月支「未」のからむ方三位で、 DNA「龍」の半会もあるので改善せねばならないが、 その結果は燃え尽きてしまいかねない。 8旬「80歳草未」が、DNA「玉」の深まる。過去をなぞるような生き方だが、 もはやただの頑固な年寄りで、融通はきかない。 優柔不断な性癖は、僅かな決断の過ちで失敗する。 調味料ひとつ買うのに迷ったり、 あれよあれよとしているうちにコンソメを万引きしてしまったり。 また害持ちでは、妙な異性が入りこむ隙を与え 刺激が必要で都会にいられねば蘇生は難しい。 さて、不器用でのろい性癖としては、己を知らねばならない。 しかも通常人の倍ほどの存在感のある身強。 それが弱いふりではいけないし、苦労した時期があるから今がある。 そして災禍の出発点は親の結婚に問題があるとした。 なので、最初に勢いをつけるときには援助はあっても、 その後は距離をおくべきだし、 日干「陽」に対し忌み神に匹敵する熱い「灯」はあてにならず。 すなわち同格の同級生や同僚に兄弟姉妹は、 味方にはならないので、あまり接点がないような 極端な目上や目下に引き立てられるべきだろう。 集中しすぎずに、適度に力を抜いて、 弱点を悟られぬように、緩い生き方を推奨したい☆ |
■2018年11月28日(水)木子 |
上田誠○サマータイムマシン・ブルースの不吉な未来予測 |
○60年に一度の干合支合年だった10年(鉄寅)のDNA「玉」日には、 構成と脚本で参加したテレビアニメ「四畳半神話大系」が、 第14回文化庁メディア芸術祭(10-1208/海辰)アニメーション部門で大賞受賞。 昨年(17年/灯酉)のDNA「鳳」の60年に2年だけある 守護神天冲殺年には主宰するヨーロッパ企画第35回公演 「来てけつけるべき新世界」で、DNA「貫」の天冲殺日に、 第61回岸田國士戯曲賞(17-0227/草酉)を受賞。 この夏公開された、森見登美彦(79-0106/雨酉)原作の映画 「ペンギン・ハイウェイ」の脚本を担当した 上田誠(79-1104/草亥)の代表作でもある 01年(宝巳)初演の「サマータイムマシン・ブルース」の脚本に 劇団の20年を網羅した語りおろしインタビューが収録された 『サマータイムマシン・ブルース』が、 今年(18年/山戌)が主導DNA「司」年らしく 08月15日(畑卯)のDNA「禄」の三合会局日に上梓されている。 同作は、とある大学「SF研究会」の だらしない部員達に起こるドミノ倒しコメディ。 前日にコーラをこぼしてしまいクーラーのリモコンが壊れ 猛暑の中ぐったりしてる部員達の前に、メンバーの子孫を名乗る冴えない男が 2028年(山申)からやってきたタイムマシンで突然出現する。 昨日に戻りクーラーのリモコンを取ってこようと思ったメンバー。 しかし、タイムトラベルしたことが面白くなった面々は、 過去の世界でふざけたことばかりする。 そんな中、過去を変えると今が消えてしまう可能性がある事を知った。 慌てた部員たちは自分たちの「今」を消さないために、 大急ぎで以前に自分たちが過去でやらかした一連の行動が 致命的なことにならないようにリカバリーしようと奮闘し、 なんとタイムマシンの設計図まで描いてしまうという 笑うしかない不条理。「昨日」と「今日」だけのタイムトラベル物語。 京都市中京区出身で、同志社大学工学部知識工学科を五年で中退。 実家は京都・二条城近くにある 創業80年の焼菓子製造「上田製菓本舗」だったが、 16年(陽申)のありがた迷惑とも思えた60年に一度の 守護神天冲殺害年に父親死去に伴って営業終了。 98年(山寅)の主導DNA支合年に「劇団ヨーロッパ企画」を旗揚げ、 全公演の作・演出を手掛けており、 現在も同地近くに居住していると思われる上田は、 DNA「司」主導で、何でも自分のもの。 堅実とはいえ時にはケチで、一度手にしたものは手放したくない 蓄積するばかりが基本で、当人は純粋だと考えても、 他人からは地味さや手堅さが異様な才能という服を着ていると思われがち。 「司+禄」は、一見人当たりは良いが、自制心欠け先読みする力はなく、 タイムマシンが2028年(山申)からやってこようと現実は昨日だ今日だの話。 「司+玉」は、生活に密着した知恵で、 柔軟なので自分や劇団を存続させるくらいの仕事は引き受けるが、 せいぜいエアコンのリモコンが壊れただとか TVのリモコンで無理に代用させようかのレベル。 表向きの姿と内側の静けさに落差あり。(内側は同居している写真部か) 才能は、この「玉」でスルメみたいな味わい。 同じ物を目先を変えて掘り下げていく。 なので同作も何度も上演されたり映画にしたり書籍化もされた。 「司+石」は、仲間を大切。仲間あってこその人生。 「草+司+戌月」は、人は良いが計算はする。 タイムマシンの設計図くらいは描いてしまう。 「未」年生まれ「草亥」は、上がって落ちる。 良いことがあれば下がりもある。 せっかくタイムマシンを手に入れても、有効利用が出来ず。 生き方を表す伴星は「石」で、人脈の拡がる人生。 物事の始めの洩星は「玉」で、身内の助け。 締めにあたる導星は「石」で、共同で終わる。共同責任。 宿命の特長は、晩秋午後八時頃の街中の森林公園の樹木に寄生する植物。 糺の森内にある何らかの毒をもって群生する稀少な種。 総エネルギーは208点で、普通。 自身の木性と土性が僅かに多いと言っても極端ではない。 一見普通に見えてしまうのだが、 いざ仕事をさせてみれば、異様なものを隠し持っている意外性。 年干支「畑未」VS月干支「木戌」で干合支刑があるため、 ぐずぐずやっていると歪に変質しかねない。 年支「未」VS日支「亥」の半会を使えば、 結果は早くにだしておくに越したことがない。 年干支「畑未」は、利用することに長けた略奪者。 線は太くはないが、距離をおいて見ていれば楽しい。 月干支「木戌」は、頼りがいのある異才で、 異性を真綿で絞め殺すような呪縛の持ち主。 そして日干支の「草亥」は、霊感のようなものを持ち 感性が鋭い度胸の良さに世渡り得意な軟派な面あり。 干支番号構成は、56-11-12で北方と東方2点を結ぶ 驚異的な集団を形成するわりには世界は狭い。 後天運は初旬「9歳雨酉」がDNA「龍」の改良改革10年運天冲殺。 月支「戌」の害があるため安定はしないが、 想念の放浪癖を与えられ、どこか陰りのある限りない創造力を得る。 2旬「19歳海申」はDNA「玉」の知恵を極める害の10年運天冲殺。 流れに乗ろうとすればするほど家業とは距離を置き、 王道から外れかねない時期で、実際大学も中退し演劇活動へ。 3旬「29歳宝未」はDNA「車」の半会で、 前旬の毒から抜けだそうとして、猛烈に働き成果を得る。 異能だけに岸田國士戯曲賞も受賞した。 現在の4旬「39歳鉄午」は、DNA「牽」の名誉。 働きがさらに評価をくだされる時期。 今後は5旬「49歳畑巳」が、DNA「禄」の対冲で、 月干「木」は干合し「山」になるため、 これまで以上に成果に対する執着心がでるが、 欲をかけば実績をくつがえすことにもなりかねず、 進み行く方向も善き変換がなければ明るくはない。 あくまでも異常な才能をいかんなく発揮して ファンを増やすのだという発想が欲しい。 6旬「59歳山辰」は主導DNA「司」の月干支「木戌」天剋地冲。 自己確立をして自分らしく生きようとするが、 気づいたら創作の世界ではなく、実業家になっているかも。 7旬「69歳灯卯」は、年支「未」と日支「亥」のからむ DNA「鳳」の守護神三合会局で、 発信力は最高潮に達するが晩年に入っており体力次第か。 8旬「79歳陽寅」はDNA「調」の守護神支合で、 偏り大きいが無理をせねば安泰で、好き勝手に生きれば異端で名を売る。 さて上田は、宿命だけ見れば月干支も日干支も日座冲殺の異常干支で、 並みの人に比べれば相当に才能があり。 それは親の結婚によるのは紛れもないが、 1933年(雨酉)創業で、銘菓コンパラスクを代表に、 コーヒーサンド、お正月菓子のパサンなどを 製造・販売してきた商いを継承かつ発展できなかったのは 「司」主導の申酉天冲殺としては痛い。 むろん劇作家としての上田の才能を否定するものではないが、 実家の商売を工夫していったほうが成功度合いは大きかったに違いない。 ところで上田は13年(雨巳)のDNA「玉」年に結婚をしているが、 相手の生年月日は不明だが、日座冲殺に結婚は似合わない。 なので独身であれば、もっと派手な活躍ができたろうにと残念に思う。 その結婚にしても自然界の応援がなかったのは明白で、 結婚式直前に体調を崩したり、財布をなくしたり、 携帯電話を自転車の籠に乗せて信号待ちで停車した際に、 車道に放りだされ轢かれてしまう 最後のお知らせ現象を受け取っているのに気づかずでは 完全にこの宿命を活かしきったとはいえない。 そこが「知る人は知るが、一般的ではない」証し。 また上田のタイムマシンが操縦者は別にして 過去にしかいけないのは未来は自分で切り拓くものだと主張するが、 過去に行けるのならば結婚を思いとどまれるだろうか。 後悔先にたたずだが、15年後にふたたび集まる 「サマータイムマシン・ワンスモア」なんていうのもあり。 もはや限定された地域でうける落語みたいな味わい。 脚本家として重宝されているのではなく、 オリジナルで勝負できないのも、ようは生き方に矛盾がある証拠。 とはいっても今さら過去には戻れないのだから 少しでも未来が明るくなるよう工夫をしてもらいたい☆ |
上田誠○79-1104 |
草木畑灯 亥戌未-9 禄石玉司禄(司主導) 木性(66)火性(38)土性(52)金性(25)水性(27)/総合208 申酉日座冲殺/天冲殺(9歳雨酉/19歳海申) 害(19歳海申)/天剋地冲(49歳畑巳) 主導DNA(59歳山辰)/三合会局(69歳灯卯) 木性過多/火性脆弱/金性脆弱/水性脆弱 -9歳雨酉/19歳海申/29歳宝未/39歳鉄午/49歳畑巳/59歳山辰/69歳灯卯/79歳陽寅〜 |
移 動 祝 祭 日● 2 0 1 8 年/ 山 戌 |
18年●01月分 18年●02月分 18年●03月分 18年●04月分 18年●05月分 18年●06月分 18年●07月分 18年●08月分 18年●09月分 18年●10月分 18年●11月分 18年●12月分 |
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