★★★ ■小さいけれど、大きく育つヒント。 ★★★ |
★★★運命向上委員会→BEは幸せ発電所○★★★ |
見せかけだけの癒やしより心のDNAで運命を科学する |
○清く正しく美しく//著名人を誉めたり貶したりしつつ自分を磨く☆ |
2 0 1 9 年(畑亥)●07月 宝未 // 移 動 祝 祭 日 |
■07月分一覧 (2019年●目次) |
北川恵海●星の降る家のローレンが助太刀いたす(2019_0701) |
酒井順子●駄目な世代という壮大な自慢(2019_0707) |
ジェーン・スーと酒井順子との因縁関係●2019_0707 |
小鳥居ほたる●休みの日〜その夢と、さよならの向こう側には〜の切なさ(2019_0712) |
近藤麻理恵●人生がときめく片付けの魔法の落とし穴(2019_0715) |
亀石倫子●刑事弁護人の熱い挑戦(2019_0719) |
久山葉子●スウェーデンの保育園に待機児童はいないの表と裏(2019_0721) |
丸木文華●誰にも言えない闇を超え(2019_0728) |
■2019年07月01日(月)畑亥 |
北川恵海○星の降る家のローレンが助太刀いたす |
○14年(木午)の守護神干合年の守護神「木」重なりだった10月(木戌)に、 農家に生まれ、ブラック企業に勤務し、上役のパワハラにたえかねた青年が 自殺するのしないのという題材の(しません!) 「ちょっと今から仕事やめてくる」で、 第21回電撃大賞の電撃小説大賞部門の メディアワークス文庫賞(14-1010/木寅)を干合支合日に受賞。 15年(草未)のDNA「車」の半会年に、同作で小説家としてデビュー。 また17年(灯酉)のDNA「龍」年には映画化され、 大半会年の今年(19年/畑亥)舞台化もされ、話題をさらい人気者になった 北川恵海(81-0919/畑亥※)の『星の降る家のローレン』が、 昨年(18年)の11月22日(山午)に上梓されているので解説する。 父親のことは覚えておらず、小学校二年生の時に母に捨てられ、 ひとりぼっちになった少年・宏助が気になった 訳ありの中年画家のローレンは、 公園で宏助と友達になり陰日向なく世話を焼き 児童相談所に収容されるよう骨をおったり、 養子縁組で子供のない人の良い夫婦に 養子になれるよう心優しく見守ってきた。 宏助は児相をたびたび抜けだし、 ローレンのアトリエに通って貴重な時間を過ごすが、 彼は姿を消し生死不明となってしまう。 大学生になった宏助は、それでもアトリエを訪れ待っていたところ、 ある日アトリエに直接手紙が投げ入れられていたことに気づく。 そこには「自分の絵を売ってほしい」と書いてあり、 絵を売るため個展を開催する宏助だが、 そこで「ローレンは人殺しだ」という噂を聞く。 また宏助は、ローレンの絵のモデルとおぼしき 個展の訪問者である雪子と一緒に真相を探り始める。 雪子もまた、ローレンと関わりがあった親友・杏奈の行方を捜していたのだ。 大阪から東京、愛知と、わずかな手がかりを頼りに 明らかになるローレンという人物の人生。 杏奈はなぜ親友雪子の前から姿を消したのか。 本当に東京の大学にいったのか。 残された絵にはなぜ杏奈の絵が圧倒的に多いのか。 宏助と共に杏奈を探し当てた雪子は、 親友のたどった時間を知り、再び親交を深める。 そして、宏助はさらにローレンが本物の星の降る家にいることをつきとめ、 弱り切ったローレンに恩返しをしようとする。 孤独な女子高生、子供のいない夫婦・・・。 ローレンは沢山の人を助けたけれど、彼自身も宏助に出会い救われた。 そして、本当にローレンは人殺しだったのだろうか。 後悔の念は深い悲しみとなってカンバスに滲み出ていた。 人と人とをつなぐ縁、辛い時に寄りそい手を差し伸べてくれる 優しさに胸を打つ。そんなローレンが教えてくれたのは 本当の「家族」についての在り方だった。 平成の最後に書かれたこの物語こそ令和の星になるだろう。 大阪府吹田市出身。ワーキング・ホリデーの制度を使って オーストラリアやカナダなどで就労した経験をもち、 趣味は海外放浪とうそぶきながら、日本と海外の働き方の違いを感じたり、 友人の結婚式でスピーチをした際に、 「とても感動した」といった声をもらったことで、 「言葉を使った仕事は楽しい」かもしれないと思うようになり 作家を目指し、受賞した途端、当時の仕事もやめてしまい、 現在も実家またはその近辺で生活しながら文筆活動をする北川は、 DNA「鳳」主導で、冷静だが特別な暖かみのある伝達本能を駆使。 「鳳+鳳」は、きさくで無欲でわだかまりのない光輝くような人生観。 「鳳」×3は、常に萎むことのない誇張しつづ、意志は強い。 「鳳+牽」は、温厚で誠実とはいえお天気屋の側面もあり。 「鳳+龍」は、海外で消耗することが新たな価値観を生み、 さまざまな事象を自分なりに、そして庶民目線で見直す。 「畑+鳳+酉月」は、穏やかな目線な常識人で、 獰猛な行動力はあるようにみえるが、 品性も備えているので、傾向としては精神領域の活動になり、 「酉」年生まれ「畑亥」は、誰彼となく好かれ助太刀されやすい。 生き方を表す伴星は「玉」で、地元の良さをひきだす。 物事の始めの洩星は「牽」で、権威の後押しなので、受賞が始まり。 締めにあたる導星は「龍」で、ひとつのテーマに限定されず、あれこれ挑戦。 宿命の特長は、仲秋夕刻六時頃の街並み。 きらきら光る街灯や看板が色づく郷愁を誘う街で敵なし。 謎が少なくないのは、守護神木性が日支「亥」内に隠されているため、 表には出づらく、名誉が救いの守護神とはいえ、 それを配偶者成分とすれば、結婚していても表にはでてこないし、 眺めただけではわからず。地下に潜っているような活動家を ぬかるみの土壌が隠匿しているようで、なかなか実態は見えづらい。 とはいえ、埋蔵金というか宝飾類を地下金庫にしまっているので、 それを展示したり売りさばくことで急場をしのげる便利な場所。 母親成分は、火性の「陽」になるが存在しないため 陰陽関係の「灯」が代行するが、これは月干にあるので、 善し悪し別に目立つ存在。 ところが、その配偶者成分の「海」は、 日支「亥」内の深い場所にあるため、主張しなかったり、 存在そのものが稀薄な父親になるので、 これが宏助の年長者に見せるどこか遠慮気味の姿勢だったり、 ローレンと実父の関係のような密接しているようで、 稀薄なつながりにもなっていく。総エネルギー169点ながら金性87点。 出産しないなら、それなりに濃い作品を量産可能であるはずも、 重厚感はないながら、意義のある作品に仕上がる。 年干支の「宝酉」は、努力家で地道に物事を積み上げて行くので、 登場人物の動きも無理がないが、学究肌とはいえ、 毒にも薬にもならない、良い人が多い。 月干支の「灯酉」は、度胸のある人情家。 クールというよりは、温かい情愛がすべて。 慕ってくれる人には徹底して尽くす。 そして日干支の「畑亥」は天性の勝負師。 身体的霊感を所持するので、本人にその素養があるかどうかではなく 本来は絵筆も馴れれば縦横無尽に作品の核にできる。 また平凡な人生を嫌い、一か八かの生きざまを好む。 干支番号構成は、58-34-26で北方西方南方の鋭角地帯で東方なし。 どちらかというと、たそがれる人生を救うのか。 後天運は初旬「7歳山戌」が、DNA「石」の人間関係を磨く。 自由勉強を読書感想文(人が死ぬ)で埋め尽くし担任からお呼び出し。 漫画も描き続けるが絵が致命的に下手という妥協。 油彩にすれば良かったのにね。 2旬「17歳畑亥」は、DNA「貫」の律音で、 身弱でもエネルギー点数倍くらいにはなりそうな 重装備の鎧兜で強くなる。だから海外にも行けた。 とはいえ変剋律は悩みで才能が磨かれるから実は楽なばかりでもない。 3旬「27歳鉄子」は、DNA「調」の他人とは異なる生き方に アシストを得て、デビューにこぎつけるも 苦悩は減らずとも偏り激しければ問題なし。 現在の4旬「37歳宝丑」は変剋律は抜け、主導DNA「鳳」で自己確立。 自分らしい仕事は存分にできるであろうが、大きな物にできるかは生き方次第。 今後は5旬「47歳海寅」は、DNA「司」の堅実なる支合。 進み行く方向の変化は、月干「灯」の熱気は失せて「草」になり、 スピード感がでて直感力に偏る。 6旬「57歳雨卯」は、年支「酉」の対冲と 月干支「灯酉」の天剋地冲を伴うDNA「禄」の半会で、清掃。 感謝と奉仕があれば経済が廻るだろうし、 えげつない感覚では。戸惑うばかりで前進なし。 7旬「67歳木辰」は、DNA「牽」の名誉の干合10年運天冲殺で、 それまでの反省が出来れば、晩年であろうと突風のような栄誉ありで、 極めて充実できるはずだが、次元を上げられねば不名誉もあり。 8旬「77歳草巳」は、DNA「車」の最晩年の10年運天冲殺。 年支と月支の「酉」は半会で、前進するも危ない橋を好んで渡れば 日干支「畑亥」は天剋地冲で、見事な大逆転か壮絶な破綻か。 初旬条件がない辰巳天冲殺のため、浮かれて欲を欠けば、 危険な事件を引き起こし終わってしまう可能性もなきにしもあらず。 理由がわからず親に叩かれ寡黙になってしまった少年と 酒で呂律が回らなくなった「ローレーロレーロー」のローレンの出会い。 そして宏助の字の解説。宏助の「宏」は「宏大無辺」の可能性で、 「助」は「助太刀いたす!」と説明され、訳もなく心が明るくなった過去。 画家「ローレン」は沢山の「星の降る家」の絵を残したが、 今はいない。懐かしい言葉を思い出そう。 「---------アンタはこれ以上、『良い子』になったらあかん」 「さあ、今日も気張ろうか」 だからこそ今度は宏助が「助太刀いたす!」時なのだ。 残された絵には、色々なヒントが隠されていた。 ローレンが何故絵を描き、あるいは筆を起き、 ふたたびまたカンバスに向かったかの記憶も全部つまっている。 子供のいない夫婦に、子供がいる夫婦に、これから結婚を考えている人に、 あるいは一人は気楽だと思っている人に。読めば沁みてくる。 生きていることに痛み。この世を去ることの意味。 人の痛みに敏感になる瞬間。 『星の降る家のローレン』は全ての人に読んで貰いたい。 「まだまだ足らんのやろうな。」 これからも光を、ずっと集めていけばいいんだね☆ |
■2019年07月07日(日)草巳 |
酒井順子○駄目な世代という壮大な自慢 |
ジェーン・スーと酒井順子との因縁関係○ |
○高校時代に、「マーガレット酒井」のペンネームで雑誌コラムデビュー。 大学卒業後には広告代理店勤務を経て、フリーランスの執筆業に専念。 03年(雨未)のDNA「車」の危険な宿命害切れで発表した 「負け犬の遠吠え」で、翌04年(木申)のありえない僥倖みたいな 守護神木性条件あり天冲殺年には、講談社エッセイ賞受賞。 トリプル「木性」重なり日には婦人公論文芸賞(04-1022/木戌)を受賞したり、 流行語大賞でトップテン入りし、宿命を最大限に開き直って、 活かしきったと思われる酒井順子(66-0915/灯丑)が、 「小説野性時代 」17年01月号〜18年08月号に連載していた 『駄目な世代』を、加筆修正しDNA「調」年だった 昨年(18年/山戌)の12月15日(宝巳)の 主導DNA「禄」の三合会局日に上梓しているので解説する。 最初に断っておこう。作者は66年(陽午)生まれ。 ヒノエウマ年には出生数が前後の年に比して、 相対的に恵まれたということを自慢している本であり、 決して自虐しているわけではない。 とはいえ「かねてより、自分たちの世代は駄目なんじゃないかと 思っていました。そうこうしているうちにIT化が進み、 若い人たちが活躍する社会になっていって。 気づけば50代、とっくに社会の中枢を担っていなければならないのに 『あれ、結局駄目なままなんじゃ……?』と気づいてしまったんです。 いつか成長するのではないかと思っていたのに、 その“いつか”がなかなか来ない。 それでも年だけは取り続け、大人の演技をしているような感覚に。 夏目漱石は49歳で亡くなっていますが、 今の私たちより確実にちゃんとしていたはずです(笑)。 私たちの世代はなぜこうなって しまったんだろうと考えるようになりました。」となり、 「昭和の最下級生」「『若さは、売れる』と気づいた最初の世代」 「晩婚化・少子化を推し進めた世代」「オタク第一世代」など、 さまざまな切り口でバブル世代を分析する。 受験戦争はらくらく通過、就職活動は売り手市場。 苦労知らずで、おめでたくて、50代になっても後輩気分な酒井たち。 中でも、バブル以降の世代にとっては 「消費の牽引役」というイメージが強く、 世代間対立を煽り、分断を深める世代論が多い中、 本書はあくまでも平和的に、「駄目ですみません」といいながら、 あらゆる世代を飲み込むつもりでいる。 東京都杉並区上荻生まれ。立教女学院を経て、 立教大学社会学部観光学科を卒業後、博報堂に入社し、 生活総合研究所客員研究員となるも、 3年後の91年(宝未)の主導DNA「禄」の宿命害切れ年に 退社し以後フリーとして、一時東京都世田谷区内などに居住するも、 現在は親もこの世を去り、実家で暮らしている酒井は、 DNA「禄」冲殺主導で、どれだけ大事にされても 満足することのない貪欲一途で目立とう根性。 「禄冲+鳳」は、妙なことを言い出すわりには、 なんとなくその気にさせられてしまう。 「禄冲+車」は、遵法意識とは距離をおき、世間の常識にはとらわれない、 見事なほどの自己中心で、従わぬ者は許さない。 「禄冲+石」は、極端に言えば自己は無で、 すべて都合良く情報などを租借して加工する。 「禄冲+貫」は、計算しているのに、そう見せないのがミソ。 「灯+禄冲+酉月」は、親縁薄くも学術芸術志向に変化球を投げる家系。 「午」年生まれ「灯丑」は、自分の気持ちに正直。 生き方を表す伴星は「禄」で、つかみどころのない人生。 物事の始めの洩星は「貫」で、単独行動、自分一人で。 締めにあたる導星は「車」で、マイペースで最後は全部無に帰す。 宿命の特長は、仲秋午後六時頃の夕陽と競い合う街灯。 とりあえず派手なので、遠くからでも目立つが、 あまり近寄りすぎる火傷するようで(低温火傷か)、 ただならぬ暑苦しさはあっても、温度は高くない。 年干「陽」月干「灯」日干「灯」の火性天干一気で、 目上ばかりか親兄弟を焼き付くすもので、身内には脅威。 だからだろう。「30代で父を、40代で母を亡くし、兄の死によって、 ついに自分が生まれ育った家族のメンバーが全員この世を去りました。」 と達観している。 総エネルギー202点は可も無く不可も無い按配だが、 木性ゼロ(DNA龍/玉なし)は、習得本能まるでなくか無限大。 勉強は好きではないが、情報の加工や切り貼りは得手で、 現実的に見えて実は観念的。 頭が良いとか悪いというような土俵に引き込まれぬ、 ようは計算せずとも自然にできる。 とはいえ、年支「午」VS日支「丑」の害は表裏あり。 朝令暮改の消化不良気味な自家中毒持ちで、 周囲は振りまわされるので、覚悟がないと付き合えず。 時代の先端を走っているようで、品性皆無の野人体質だから、 体育会系の水上スキー部で、そのまんま。 そして月干支「灯酉」VS日干支「灯丑」大半会が内側にあり、 仕事をするなら毒噴射しかなく、仲間内には支持されるも、 理解不能な人には何が何だかわからない。 こじんまりと生きたければ、内側世界の充実も可能で、 専業主婦や専業主夫にもなりえるが、 パートナーになったならば長命は望めないが、 生月冲殺のため、その気になれば大逆転も可能。 年干支の「陽午」は、正に他人の運を喰って生きながらえる 「ヒノエウマ」だが、特に女性は異性ばかりか子供まで 犠牲にしやすいので結婚は遅ければ遅いほど円満。 若いうちに苦労をぜず、甘やかされて過ごすと 晩年になり、ストンと不運に落とされやすい。 月干支の「灯酉」は、怖い物知らずの度胸の良さ。 浪花節のような人情家で、冷静にはなりづらい。 一歩退いて観察するか感情剥きだしになるかの極端さで、 面倒見は良いが、それは自分に尽くす者だけにである。 そして日干支の「灯丑」は、先祖のなし得なかった野望の実現。 誤解もされやすいが、お人好し。 興味対象は納得いくまでとことん拘わり執念深さあり。 目的達成のために何を犠牲にできるかという人生。 干支番号構成は、43-34-14で西方2点も起点は東方。 前進しているように見せかける。 後天運は初旬「2歳陽申」がDNA「石」の10年運天冲殺。 仲間、隣人、兄弟などに翻弄されるように出来ているが、 受け入れ乗りこえていけば、そして細かなことにとらわれねば、 屈辱や妥協とは無縁の、友人知人と仲良くの時代。 火性天干一気強化でもあるので、主導権をとるのか、 任せきってしまうのかといったところ。 2旬「12歳草未」は、DNA「龍」の庶民性ある改善対冲で、 突如宿命にない木性の燃料が出現したばかりではなく、 年支「午」VS日支「丑」の害も切れ、派手に弾ける。 それまで死んだふりでもしていたのが、 急に元気になったように、目立ちに目立ってデビューする。 (大いなる自己発揮、雑誌Oliveへの持ち込み) 3旬「22歳木午」は、DNA「玉」の害は、ありがた迷惑。 たいして活動をしないのに就職してしまうが、 その態勢に己がないので、結果は思うようにならず。 就職に関しては生月冲殺としては、自己発揮無用で、 意にそぐわずとも自己都合退職は救いにならぬものの、 前旬から社会参加していた流れで、急場をしのぐ。 4旬「32歳雨巳」は、DNA「車」の危機感。 月支「酉」と日支「丑」のからむ三合会局もあり、 一発大逆転みたいな、危険をものともしない開き直りが、 話題になって広く世間に認知される。 5旬「42歳海辰」は、DNA「牽」の干合で火性の天干一気が破格となり、 イケイケの前のめり感が失せ、自分の立場をわきまえた存在感が、 進み行く方向も変化させ滲み出るような背景という立ち位置を確保させた。 現在の6旬「52歳宝卯」は、主導DNA「禄」の自己確立。 冲殺月干支「灯酉」の天剋地冲もあり、腹が据わった感あり。 また、年干「陽」が干合で「海」となり、 前半は少しずつ表の顔が変化していくと、 さらにその「海」が年干や月干の「灯」と二次干合すれば、 年干「木」月干「草」日干「草」の変則干合木性天干一気となり、 くどい火性の熱気から、森の清涼感のような魔法を使い、 落ち着いた指導者然とした顔で、良き姉・良き教師のような雰囲気を醸しだす。 今後は7旬「62歳鉄寅」が、DNA「司」の妙に家庭的風情。 8旬「72歳畑丑」は、DNA「鳳」で、息抜き遊びでくたびれる。 さて、改めて申せば著者は、「ヒノエウマ」年生まれに違いないが 「ヒノエウマ」日生まれたわけではないし、 にもかかわらず、ことさら「ヒノエウマ」を強調するが、 この影響度は最大25%程度であり 江戸時代は丙午の年は火事が多いと言われたり、 八百屋お七が丙午の生まれだったりと印象操作に余念が無い。 そして、大人ってもっと本当に「大人」なのかと思っていた。 自分が大人になってみると、迷いの連続で全くちゃんとなど していないではないかと、暗に「ヒノエウマ」だからと 言い訳をしているにすぎない。 また「バブル景気」で、一流企業の内定をいくつももっているのがあたりまえ。 就職活動は売り手市場だった。 86年(灯卯)の男女雇用均等法で女性にも門戸が拓かれた。 (問題なのは労働者派遣法という悪の権化なのだが) 丙午で低められた競争率をふあ〜つと社会人になることが内定したとか、 往時を振り返り、小泉今日子が仲間だと共感を求めてくるし 先輩世代のとんねるずの「オールナイトフジ」が、 いつのまにか「夕焼けにゃんにゃん」に取って代わり 高校生の時代になってしまったのを嘆きつつ 消費の牽引役であるバブル世代としてオリーブ少女がちやほやされた あの「いつまでも奢ってもらいたい」。 「外車の助手席にのっていたい」を懐かしむと同時に 今は「家族に知られずに外の人と連絡がとれる良い時代」と もフォローを忘れない。 授業にろくすっぽでなくても、大手広告代理店にもぐりこめるし、 体育会の学生はゼミにでなくても飲み会の手配をすればオッケーで、 真面目に講義にでるのはダッセー証拠等々。 ようは酒井順子の想い出話にお腹いっぱい。 さて、酒井は05年(草酉)の条件あり守護神天冲殺半会年に出会った 同居人がいることを公言している一方、「籍を入れる必要もない」どころか 「夫なし子なしの負け犬」を売りなり標榜するのは如何なものか。 生月冲殺だから家系に縁なしなのに実家に戻っているし、 血のつながりのない者は家族ではないと考えているフシもあり、 「相手に期待し過ぎず、頼り過ぎずという関係ですが、 11年の東日本大震災や肉親を亡くしたとき、 パートナーのありがたみを感じました。 婚姻関係の有無を問わない様々な形の家族が これからは増えていくと思います。」って、 これは互いの人生に責任をもたない現れであり、 出会いの時期からも家族をもつことは可能であったろうし、 それが出来なかったのは、そこまで踏みこむ縁がなかったのではないか。 配偶者成分の「海」もなく害持ちで表裏ありではやむなしで、 ならば兄の遺した姪に託しているかといえば、 「私にとっての『家族』はいなくなった」だし、あまりにも、矛盾が多いのだ。 (それが、おかしみを醸しだしているには違いないが) ところで酒井は、今年06月(鉄午)に、 「“幸せな家族像”は幻想。一つの正解を求める癖は改めた方がいい」 とか言いながら、講談社エッセイ賞受賞者の先輩として、 15年(草未)に第31回講談社エッセイ賞受賞者の ジェーン・スー(73-0510/陽午)と、 働く女のワーク&ライフマガジン「Woman type」で対談している。 二人とも籍を入れない同居人に支えられていながら、 「相手に子供を産んでほしい」とか「親のいない子供の援助をした方が いいんじゃないかって気持ちに駆られる」と言いながらも 「特に理由はない」「決めるのが苦手」などと 「未婚のプロ」として逃げ惑ってきたが(稼ぐのに夢中)、 これは、あくまでも二人の感覚であり、誰にでもあてはまることではない。 スーにしても、守護神成分の「海」がないところに(プライドなし)、 年支「丑」と日支「午」の害持ちで、 仕事をしている限り、特に功成り名を遂げてしまっては、 そこにやってくるパートナーを見極めきれるほど時間の余裕はないだろうし、 酒井同様、いわゆる完全に近い相性を望めるわけもない。 面白いのは二人の宿命を比較してみればわかるのだが、 運型の破滅度合いは酒井にやや分があるが、 二人とも火性なのに生じられる木性ゼロ(DNA龍/玉なし)で、 (頭の中身は空っぽか無限大かという共通点) 親との縁がないのに中途半端に拘わっているところに、 正式な配偶者成分もなく、同じ年支VS日支害で表裏あり。 しかも、酒井の年干支が「陽午」なら スーの日干支が「陽午」という念の入りようで、 生月冲殺でどこまでも貪欲な酒井に、 ターボ運(子丑天冲殺廻り)付きのスーとは良い勝負。 スーの月干支が「灯巳」だから、酒井の月干支「灯酉」に日干支「灯丑」で、 大半会三合会局が生じるものだから大いに盛りあがるとはいえ、 日支同士は、面白くも可笑しくもない害の関係で、 盛りあがっているようで、どこか余所余所しい。 「禄」冲殺主導で、成功を手に入れるも満足しない酒井と、 「鳳」主導で書くばかりか喋るほうでも好き放題で、 目前にあるものは親でも利用して根こそぎ稼ぐスーも これからも、はしたないを通り越して稼いでいくだろうが、 それも相性いまひとつであろうと、 支えてくれる同居人の運を喰い潰しているのは間違いないところ。 あの世まで手に手を取り合っていける仲では決してないだろうが パートナーばかりか世間に深い感謝と世話になった方に奉仕がなければ 最後はミジメになるだろうし、 口だけではなく、恵まれぬ子たちにも率先して援助するなり、 政治の世界に進出して、世のため人のためになるようでないと、 マズイのではないかと感じる。 自虐の駄目な世代ではなく、本当にダメになったら恥なんだから☆ |
■2019年07月12日(金)鉄戌 |
小鳥居ほたる○休みの日〜その夢と、さよならの向こう側には〜の切なさ |
○年干支「灯丑」の大半会と月干支「雨卯」の天剋地冲を伴う DNA「牽」の守護神年(17年/灯酉)の大学在学中に 「小説家になろう」に投稿した作品の 「記憶喪失の君と、君だけを忘れてしまった僕」が、 認められ18年(山戌)のDNA「龍」の改良半会年にデビューした 小鳥居ほたる(97-0329/鉄午)が、 武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科出身で 土性天干一気の宇宙まお(89-0508/山辰)の唄う JUN SKY WALKER(S)の楽曲に強く刺激されて書き下ろした 『休みの日〜その夢と、さよならの向こう側には〜』が、 デビューから半年あまりの月干支「雨卯」の大半会月の 11月28日(木子)のDNA「禄」の天剋地冲日に上梓されているので解説する。 県外の国立大学へ通い、一人暮らしをしている滝本悠は、 幼い頃から編み物が得意で、本当は服飾系の大学に行きたかったが、 母親の反対で叶わずにいた。 ある日大きなキャンバス抱え急いで走っていた美大生の多岐川梓を助ける。 後日、梓は悠の通っている大学へお礼にくるが、 彼女の隣には、高校時代に告白した後輩である水無月奏がいた。 奏との思い出を引きずっていた悠は、 もう一度彼女へ告白をするがその想いは届かず、 二度目の失恋に打ちひしがれる。 届かない恋に悩む悠は、美大に行けばなんとかなると二浪し、 本当は少女漫画家になりたかったという 梓の励ましによって次第に立ち直っていくようにもみえるが、 そこにはあらかじめ仕組まれていた罠があった。 同じコンビニのアルバイトをし、中学生みたいな恋愛から始まり やがて異性へ免疫のなかった梓と恋仲になった悠だったが、 誰にも打ち明けることのできない悩みもあった。 それぞれの思惑と想いは、奇妙な思惑を生み やがて崩壊へと向かっていった。ずっと一緒にいようと約束した。 けれど、どれだけ愛しあっていたとしても、いつか休みの日は終わる。 二人はやがて一人になる、そして、君のいない世界がやってくる。 それでもいつか、君がくれたさよならを好きになるために、 前を向き続けた結果、意外な未来はやってくるのか。 運命に翻弄される赤いマフラーと赤色のコートの行方は!? あのお揃いの時計が、鮮明に響くときはくるのだろうか。 裁縫好きの悠は親の反対を押し切って、望んだ道へ進めただろうか。 ありふれたはずの不器用なドラマなはずなのに 作者に禁断の魔法をかけられて涙する。 石川県金沢市生まれ。北陸学院大学人間総合学部社会学科で福祉を学び、 今年(19年/畑亥)のDNA「玉」年より旅館勤務し社員寮に入りながら 執筆を続ける小鳥居は、「司」主導で生真面目。苦しみながらも生き続ける。 「司+玉」は、生活力を念頭に置く。 「司+牽」は、保身術が頭をよぎる。 「牽」×2もあり、内面苦悩はともかく組織人としては優秀。 「司+調」は、負けず嫌いのため、なんとなく競争してしまう。 「鉄+司+卯月」は、中身が激しく修羅場に縁あり。 「丑」年生まれ「鉄午」は、矛盾だらけの人生。 生き方を表す伴星は「鳳」で、優雅な趣味的人生。 物事の始めの洩星は「調」で、別れから始まる。 締めにあたる導星は「玉」で、目下と共に終わる。 宿命の特長は、仲春午前六時頃の霧にむせぶ灯りに照られされた 交通手段のようなもので、乗客はまばらとはいえ、 日々利用する飛び抜けた上客が特別席を確保する。 総エネルギー174点は頑丈とはいえないが、少し湿っぽくなっているとはいえ アイドルのような若さゆえの売りあり。 全体比で自身の金性が26点と弱く、周囲に気配りが必要になり努力する。 家庭的な「玉」に繊細な「調」もあるので、本質は女性的感性を理解でき 主人公の裁縫好きは、作者が真似を出来るかはともかく似合っている。 また、作家としては武器になり、最大級の魅力になるものといえば、 年支「丑」VS日支「午」の害で表裏あり。 とはいっても、守護神「灯」が乗っかったものなので 生きていくことが、ありがた迷惑。 バランス悪く苦悩を感じやすく、真っ直ぐ進めない。 その意味では、本業がありながら作家の顔を持つのは極めて賢い選択だが、 吹聴することなく静かに公私を分けられれば吉。 表に出たい気持ちと、生地生家とは完全融合しないところから、 しばしば里帰りするのは好ましいとは言えぬ。 本性では理解することはないので、距離をおいていくのが好ましい。 年干支の「灯丑」は、先祖のなしえなかった野望の実現。 正しいと心に決めたことを執念深く実行する。 月干支の「雨卯」は、力強さはなくも、時間をかけて浸透する。 この時代にしては、常識で模範的。責任感ある良さが滲みでる。 そして日干支の「鉄午」は、寂しさのあまり妙に明るくふるまったり、 甘やかされると粗暴になるが、 自己を律し厳しい状況下で学芸を磨くと才能開花。 過保護ではなく適度に鍛えられると本物となる。 干支番号構成は、14-40-07で東方2点を西方で支える。 それなりのスケールなので能力もさながら体力勝負。 後天運は、初旬「8歳海寅」が、宿命にはないDNA「鳳」の半会と、 年支「丑」VS日支「午」の害を軽減する 年支「丑」と月支「卯」の間を埋める「寅」の変則方三位で、 冷ややかさのなかにも、いくらか賑やかさを感じるものだが、 守護神年干「灯」が干合されると「草」になり、 さらにこれを日干が干合すると年干は「宝」に変化し 環境が親を変え、また意識せずとも自分の存在により、 親の世界や対社会的変化が著しく、安定しないなかで、 趣味的にあるいは男児らしく生きた時代。 現在の2旬「18歳宝丑」は、DNA「石」の屈辱や妥協の害。 大学に入ったり、社会にでたはいいけれど、なかなか思い通りにはならず、 失恋や異性問題の苦悩ばかりか、仕事面での躓きや苛つきがつきものも、 一応宿命にあるだけに免疫はあるとはいえ、我慢がならず、あれこれ動きがち。 本来は消化して艱難辛苦を乗り越えていけば、 人間的な成長ができるはずのお試し期であり、主人公の人生も投影されている 今後は3旬「28歳鉄子」が、宿命害切れのDNA「貫」の納音。 しかも変剋律30年間も加わり、思いはそのままに、 可能ならば受け身で何かが壊れれば、才能が磨かれ人間としての魅力をあげる。 4旬「38歳畑亥」は、DNA「玉」の10年運天冲殺で、 過去を振り返り若い気分になったりしてると 突如怒濤の運気が稼働するもので、旧い方向に苦悩すれば才能も際立つ。 学び姿勢で走り続けることで成果に繋げる。 5旬「48歳山戌」は、DNA「龍」の半会10年運天冲殺。 進み行く方向が変化させられることにより、 実現可能なとてつもない改良がなされ、 庶民レベルの悩みがあろうと、かなり大きな動きあり。 とはいえ感謝や奉仕が出来ないようだと、あっけなく終わりもあり。 6旬「58歳灯酉」は、DNA「牽」の形。 名誉も不名誉もあるが、月干支「雨卯」の天剋地冲もあるので 曖昧な態度ではなく、気持ちを落ち着けて、静かな逆転もありも、 若い時分ほどのどんでん返しがあるのではないが、 じっくり噛みしめてといった守護神感覚か。 7旬「68歳陽申」は、DNA「車」の危険。 年齢を考えると精力的に仕事をしていないと、老いが危険。 あるいは常軌を逸した行動をとるなり。 難しいことは考えず、与えられた環境で動きたい。 8旬「78歳草未」は、主導DNA「司」の干合支合で、 老いながらも自己確立で、ようやく実感として特性を築く。 思いもとげることもあり、なんとかその時点での 最高級の満足を得られるようにしていきたい。 さて、戌亥天冲殺の中でも特にハミダシ運な「鉄午」だが、 母親成分は生じられる「畑」になるが、 これは年支「丑」内「畑」でも、日支「午」内「畑」でも、 いずれにしても年支「丑」VS日支「午」の害中に入っており、 何らかの問題を抱えているばかりか、 父親は成分は「畑」の干合相手の「木」がないため、 月支「卯」内「草」になり家系の中心だが、 家庭内別居というのも頷けるし、 「鉄」の陰陽関係の「宝」も害中の年支「丑」内では、 そうそう兄弟仲も良くないのは本人が嘆くまでもなく想像できる。 モデルは自身の大学に金沢美術工芸大学あたりだろうが、 出会いがクルマというのは都会にはない発想。 その意味では日常的にクルマを使わない都会の同時代人に 馴染みのないものがベタと思えるか、 かえって新鮮なのかは、意見がわかれるところとして また、インスパイアされたという 91年(宝未)の「休みの日」を、JUN SKY WALKER(S)で聴くと ある意味普通で情景は浮かばなくもないが、 あわせてでてくるBank Bandfrom ap bank fes '06の 桜井和寿(70-0308/灯亥)版は、こってりしすぎて耳に残り困った(笑)。 やはり宇宙まおとのコラボ版が、爽爽の装画と共にしっくりきて なんとも言えず泣けてくる。 なお、19年(畑亥)現在小鳥居は条件なし天冲殺2年目の深い夢の中である。 なので、苦悩は多いだろう。06月24日(海辰)には、 「今までいろんな事情から専業作家を目指そうとしてこなかったけど、 ここ数日で考えが変わって今は一本で生きていきたいと思ってるから、 小説の方頑張りたい(ノ)・ω・(ヾ)」と言ったかと思えば、 「いろいろ現状を変えたくて今日オープンするジムの存在を昨日知ったから、 昨日のうちに即断即決で登録した(ノ)・ω・(ヾ)」とゆらゆら。 気持ちは理解出来なくはないが、 「月並みな言葉ですけど、やらないで後悔するよりも、 やって後悔するべきだと私は思います。 悠さんなら、きっとまだまだ前に進めます!」は当てはまらない。 濃い夢の中でそれは今決断することではないし、 (今後の糧にはなるといえ)一過性の迷いだ。 表も裏もある運型からは兼業がベストだし、 それを決めるのは(今は)読者であり編集者であることを 忘れないほうが良いはずだし、そんなことを言っている前に、 水無月を主人公にした美しい話を読者は待っているんだゾ☆ |
■2019年07月15日(月)雨丑 |
近藤麻理恵○人生がときめく片付けの魔法の落とし穴 |
○通称「こんまり」。5歳から「ESSE」などの主婦雑誌を愛読。 中学生のときに本格的に片づけの研究を始め、 大学在学中には、コンサルティング業務を開始、 独自の片づけ法「こんまりメソッド」を編み出す。 10年(鉄寅)の60年に一度の干合支合年に上梓した 「人生がときめく片づけの魔法(10-1227/宝亥)」が 100万部を超えるベストセラーとなり、 同書は世界40カ国以上で翻訳出版され、 シリーズ累計1000万部を超える世界的大ベストセラーともてはやされ、 15年(草未)の大半会年にはアメリカTIME誌の 「世界で最も影響力のある100人」に選出され、 冠TV番組を持ち飛躍的な活動をしていると思われる 近藤麻理恵(84-1010/草亥※)が、 件のベストセラーを上下巻に分割し加筆訂正し、 『人生がときめく片付けの魔法1巻 2巻』として 今後の展開を考え、あえて出版元を変更! 02月18日(陽戌)のDNA「調」の守護神日に出版しているので解説する。 同書は「一度片づけたら、二度と散らからない方法」について 書かれたもので、その極意は「捨てる」を終わらせる。 そして、一気に、短期に、完璧に片づける。 捨てる前にどんな風に生活したいか考える。 例えばモデルルームのような部屋で紅茶を飲む、 かわいい部屋着を着て乙女な生活をする等。 「ときめく」モノだけ残す本来片づけで選ぶべきなのは 「捨てるモノ」ではなくて「残すモノ」。 順番は衣類→本類→書類→小物類→思い出の品がベスト これを正しい順番で行うと、二度と散らからなくなり、 一生、きれいな部屋で過ごせるとしており、 片付けをすると「片付けをするとやりたいことが見つかる」 モノを通した自己分析となるため、「モノを捨てることで決断力が磨かれる」 「片付けの魔法」で自信が生まれる! 部屋と体はつながっており、 部屋を片付けると痩せたりすることもあるというもので、 目次は以下である。 ◎ 「毎日少しずつの片づけ習慣」では一生片づかない ◎ 「場所別」はダメ、「モノ別」に片づけよう ◎ モノを捨てる前に「理想の暮らし」を考える ◎ 触った瞬間に「ときめき」を感じるかどうかで判断する ◎ 「思い出品」から手をつけると必ず失敗する ◎ 家にある「あらゆるモノの定位置」を決める ◎ 大切にすればするほど、モノは「あなたの味方」になる 東京都中央区出身。普連土学園高等学校を卒業後、 東京女子大学で社会学を専攻し、DNA「鳳」年の07年(灯亥)に卒業すると、 リクルートエージェントに就職し、09年(畑丑)のDNA「禄」年に退職。 19年(畑亥)現在、アメリカ合衆国カリフォルニア州 ロサンゼルス在住の近藤はDNA「車」主導で、単純明快な素早さ。 考えるより行動なため危険も伴う。 「車+龍」は、瞬間判断力抜群も本人の閃きによるものが多い。 「車+石」は、片付けのためには感情の入り込む隙間なしの実行力。 「石」×3もあり、相当頑固な変わり者と呼ばれることに抵抗なし。 「草+車+戌月」は、こだわりのある自己反省。 「子」年生まれ「草亥」は、待ち運。 生き方を表す伴星は「禄」で、つかみどころのない人生。 物事の始めの洩星は「車」で、何もないところから始める。 捨てるのだから準備も資本も不要。 締めにあたる導星は「石」で、 共同終了で責任を依頼主にももたせる。 宿命の特長は、晩秋午後八時頃の深い森の中の花。 僅かな地熱により棲息しているわりには目立つのは 総エネルギー186点のフットワークの良さながら 木性77点という秋生まれでも渋く身強扱い。 年干と月干が「木」で日干が「草」の木性の天干一気で、 存分に宿命を活かしきった場合は、仲間を募って目上を剋す。 格別な売りを見つけられぬ場合は、 森の木々に依存する蔦なり苔の類で終わりそうだが、 月支「戌」日支「亥」年支「子」という変則の方三位もあり (64点と)水性もたっぷりあるので、森の中は湿地のようでもあり、 実はわかるようでわからない正体不明な人でもある。 年干支の「木子」は、常に夢やロマンを追い求める淋しがり屋。 我が侭であろうと周囲に好かれ、敵は少ない。 月干支の「木戌」は、理に叶ったことしかせず融通は効かない。 自尊心が強く、地位や名声にもこだわるが、 異性を真綿で絞め殺すほどの異常な引力本能あり。 そして日干支の「草亥」は、世渡り巧みなうえ話題も豊富。 あらゆる情報に敏感で吸収上手で、度胸の良さは天下一品も、 どこか持病を抱えるなど内側に危うい。 この日干支の「草亥」と月干支の「木戌」は、 普通に生きようとすれば、異性の足を引っ張り、 あるいは不運をこれでもかと発生させる いわゆる「さげ●●」になってしまうが、 相手が外国人や海外にいれば回避可能どころか かえって急激な運気の上昇もありえる。 干支番号構成は、01-11-12で東方の限定領域で、 実際は狭い範囲で色濃い活動をする。 後天運は、初旬「1歳雨酉」はDNA「龍」の庶民性強化を伴う 10年運天冲殺と「戌」につらなる変則方三位で、 89年(灯卯)のDNA「鳳」の半会年より主婦雑誌を読みふける。 2旬「11歳海申」は、DNA「玉」の10年運天冲殺だが害もあり、 それなりの動きはあるものの自分の希望とは異なる人生。 組織は意にそぐわず評価はあろうと満足できるものではなかった。 プロデビューも初仕事は父親の依頼。 実質社会参加がこの毒の時期なので、日本にはこだわりなし。 3旬「21歳宝未」は主導DNA「車」の半会で、自己確立。 就職はしても程なく辞して独立。 現在の4旬「31歳鉄午」は、DNA「牽」の名誉で 移住先の米国でとてつもない栄誉を受ける。 木性天干一気の破格があるが、自己が次元をあげるだけで 周囲はそのままで、かえって存在感は増す。 今後は5旬「41歳畑巳」は前旬とは異質の木性天干一気破格で、 年干と月干の「木」が「山」になり仲間がいなくなり、全容を暴かれる。 進み行く方向性の変化もあり、衝撃が遅う天剋地冲。 調子にのったツケでDNA「禄」の経済的困難に陥るのか。 6旬「51歳山辰」は、DNA「司」で、陰の引力本能。 月干支「木戌」の天剋地冲もあり、地味な存在になりさがる。 7旬「61歳灯卯」は、守護神DNA「鳳」の半会で気が緩むも いくらかの存在感は見せられるも晩年すぎて再稼働は困難か。 8旬「71歳陽寅」は、守護神DNA「調」の支合も、口ウルサイ年寄りキャラ。 さて、片づけのプロであり片づけオタクを自負する近藤。 「片づけられないのは遺伝のせいでも時間が足りないせいでもありません。」 「片づけを学ぶ家政学科でも無理なものは無理」については、 ちらかしてどうにもならない。あるいは、そのままでいいと思いやすいのは、 宿命に害があったり、洩気で中庸精神のDNA「鳳」がなかったり、 ありすぎたり、成分の偏りが多くバランスを崩してしまう人に多い。 そして、散らかっている側の美学という言い分もあるだろう。 とはいえ「なんでもかんでも捨てるのではなくときめくものを残す」や 「片づけは対モノ。掃除は対汚れ。掃除は自然と向き合う行為」はさすが。 とはいえ「部屋に色がない 花のある暮らしを推奨」はともかく 「元気が足りないから赤が欲しい気分」 「疲れたから白でリラックスしたい」は、人それぞれ色の意味があるので、 これは近藤の感性によるもので、違うだろう。 また「片づけの魔法で毎日をときめかして」など実際は 書類→書籍→小物類→思い出の品と順番に処分させるや、 整理の仕方につても、イメージに終始し同じことの繰り返しが多く この時代に響くかはどうか、個人の主観にもより、 コンマリにそこまで日本人はときめかないのかもしれない。 ところで、近藤は大学卒業間近の07年(灯亥)のDNA「鳳」の守護神年刑年に、 同い年の夫・川原卓巳(84-0710/草巳)と懇談会で出会い、 しばらくグループ交際を経て、14年(木午)の近藤の木性強化年と、 夫の方三位年に結婚している。 夫は人材コンサルティングに勤務していたが、 ほどなく会社を辞し15年(草未)と16年(陽申)に二女をもうけている。 そのなかで、一年の半分以上米国を中心とした 海外出張に費やしていたことから、 16年(陽申)に米国カリフォルニア州に家族で移住。 07月(草未)に夫が仕事をやめ、近藤を支えるマネージャーとなり、 巨大ビジネスを展開するにいたっている。 ここで冒頭で近藤の生年月日を午前四時前にしたことが利いてくる。 もちろん写真が公開されているので、 その見事な動きっぷりから午前四時前生まれにしたのだが、 さらには木性天干一気ばかりか、 国内にいては災禍も起こりかねない「草亥」が、 海外にでていけば大成功できたという筋書きがなりたつ。 コンマリよ。おめでとう♪ あなたを日本はそこまで必要としていないが 世界はビジネスチャンスをあなたに与えてくれる。 あとは感謝と奉仕ができるか。世界にこの日本国にも。 でも、出来れば渡米が夢の中どころか害もある ありがた迷惑なので、そろそろ本拠地を移さないと なんらかの災禍はでてくるかもしれないなあ。 ここで夫との関係を洗いなおせば、 近藤は年上を巻き込みながら、その養分を吸い上げたり、 毒を注入して利用するものだが、 夫は木性なので利用しやすい間柄になるが、 刺激にはなるとはいえ納音関係で、融合するものではない。 (むろん感動のひとつもない) とはいえ、今の近藤の成功は夫の「29歳木戌」の 異常環境10年運天冲殺を拝借したものなので、 海外にいるのでそこまで大事件にはならぬかも知れぬが、 夫の「39歳草亥」は納音で、近藤の「41歳畑巳」が天剋地冲にもなることから、 ここでは夫が一家の犠牲になって倒れかねないのを暗示している。 成功には犠牲はつきもの。それは覚悟しておいたほうが良い。 (夫でなければ娘もありえるがデータがない) なので繰り返し言いたいが、感謝と奉仕が必要であり、 それも自分の都合で決められるものでもないので、 BEでは尋ねられれば答える用意はあり。 でないと「世界を片付ける」が終了する前に ご自分が片付けられちゃいますからね! 総資産は10億にも迫る!強欲には必ずお返しがつきもの☆ |
川原卓巳(夫)○84-0710 |
草宝木雨 巳未子+9 石車司鳳龍(鳳主導) 木性(50)火性(45)土性(45)金性(40)水性(19)/総合199 寅卯天冲殺/天冲殺(29歳木戌/39歳草亥/69歳山寅/79歳畑卯) 納音(39歳草亥)/主導DNA(59歳灯丑)/害(69歳山寅)/水性脆弱 +9歳海申/19歳雨酉/29歳木戌/39歳草亥/49歳陽子/59歳灯丑/69歳山寅/79歳畑卯〜 |
■2019年07月19日(金)灯巳 |
亀石倫子○刑事弁護人の熱い挑戦 |
○「自由に生きちゃダメですか?」「社会を覆う窮屈さから自由になろう!」 「権力の暴走を許してはいけない」などと唱えて 最高裁判所で、いわゆるGPS裁判で勝訴し 第25回参議院議員選挙(19-0721/畑未)に立候補している 大阪弁護士会所属の亀石倫子(74-0622/木午)が、 『刑事弁護人』を06月20日(山子)の DNA「禄」の天剋地冲日に上梓しているので解説する。 同書は17年(灯酉)のDNA「調」の独創年に 「令状なきGPS捜査は違法」の最高裁判決を日本で初めて勝ち取った 弁護団を率いた女性弁護士の奮闘やチームの苦悩・活躍を描く実録本。 中学卒業と同時に日雇いの建築関係の仕事に就いたあと、 大阪府内の倉庫でオートバイの修理販売事業を営んでいた 黒田行男(71-XXX)は、11年(宝卯)に従業員に売上金を持ち逃げされて 経営が破綻するようになり、仲間を集めて手っ取り早く窃盗を繰り返し、 細心の注意をはらいながら犯行を重ねるも13年(雨巳)に逮捕されたが、 その弁護を引き受けることになった亀石は、 (13年は亀石にとって60年に2年だけある ありえない自然界からの贈り物で試される夢の中で滅私奉公) 初めての接見の場で、黒田から 「自分が犯行に使った車に、 警察は勝手にGPSを取り付けてずっと監視していた」と聞かされる。 「自分は罪を犯したからその責任はとります。 でも、警察ってそんなことまでやっていいんですか」と 黒田に言われた亀石は、 GPS捜査について、令状が必要な強制処分なのか、それとも任意処分なのか。 強制処分だとしたら、どんな令状を取る必要があるかなどを調べたうえ、 令状を取得せずに行うGPS捜査は違法ではないのかと考えた。 亀石は、刑事裁判で争うリスクとデメリットをすべて伝え、 そのうえで黒田に決断を委ねた。 「どうしますか?」 「いや、それでも僕ははっきりさせてほしいです」と黒田は即答。 亀石は、司法修習生同期などの仲間五人を集め弁護団を結成し、 予定主張記載書面を出す決断を下す。 「違法捜査を争う」としか主張せずも、 GPS捜査に関する証拠は何一つなかったが、 駆け引きを繰りひろげながら、 検察はGPS発信器を取りつけた事実は認めるも、 令状の必要ない「任意処分」であるから、 違法性はまったくないと開き直ってきた。 令状なき捜査は許されるのか。 警察が、一般市民の行動確認を行う危険性はないのか。 「権力の暴走を許してはいけない!」と 主張してきた亀石らの勝利までの道のり。 すべてが実話。迫力と感動の法廷ドキュメントは、 亀石の出自や、なぜ弁護士を志したかも書かれており興味深い。 北海道小樽市出身。東京女子大文理学部卒業後、 故郷に戻り、NTT北海道移動通信網の札幌支店に勤務も 結婚のため3年で辞めて、大阪の地を踏み、 再就職を試みるが、うまくいかず弁護士を目指した亀石は、 DNA「司」主導で、純粋で生真面目。 誰かのために役立つという自覚で生きる。 「司+貫」は、急がず焦らず強い意志。 「貫」×2もある上に、これが才能で、頑固で負けるつもりなし。 「司+司」は、本心を悟らせないポーカーフェイス。 「司+車」は、前進あるのみで後退は好まず。 「木+司+午月」は、何らかの持病があり、 また中年期は家庭内での災禍濃くなる傾向。 「寅」年生まれ「木午」は、正直。 生き方を表す伴星は「司」で、家庭または仲間一丸となって。 物事の始めの洩星は「司」で、努力の積み重ね。 締めにあたる導星は「車」で、マイペースで無に帰す。 宿命の特長は、仲夏正午頃の街中の街路樹。 さらに年支「寅」VS月支+日支「午」の半会で、 地支は火性一気格となり、地面が熱く、 救いを求めるための発信力あり。 年干支「木寅」VS日干支「木午」の大半会は、 表裏なしだが、両天秤を通り越して、年中無休で休息なし。 水性ゼロ(DNA龍/玉なし)は小細工をせず、 一心不乱で大いに目立ち、まさに燃えさかる。 無限大の情報収集能力にもなり、 努力による異様な頭脳をはたらかすことも可能だが、 強欲だったり遊興にのめりこむだけならば、 頭の中身はカラッポになり成長することがない。 亀石は探究心旺盛・男勝りの勝ち気で、 反抗心も磨かれたうえに、諦めるのを快くしなかったため その意味では、この生まれの成功者と言えるが、 近づくと火傷するかもしれない。 年干支の「木寅」は、仲介能力が売りのムードメーカーで 人を集める習性。 月干支の「鉄午」は、明るさは孤独の裏返し。 過去保護で甘やかされて育つと乱暴狼藉者になるが 若い時に自己を律し厳しい生活を体験すると 見事に世のため人のために役立つ。 そして日干支の「木午」は、心優しく汚れを好まぬ笑顔あり。 優れた直感の持ち主で人を和ませる性癖は、 内側に犠牲はつきものの、一生懸命で誠心誠意。 干支番号構成は、51-07-31で北方東方西方で、 あれもこれもとはいかずとも、まずまずの行動範囲。 後天運は初旬「5歳畑巳」は主導DNA「司」の10年運天冲殺。 「自分は他人とは少し違う」という自己確立するも制御不能。 それゆえに苦悩も多く、保育園には行くのが嫌、色々な習い事も嫌で、 一人でいるのが好きなのは、孤独なイメージだが、 水がないので成長できず融合しにくい状態。 また異性には縁があるものの制御できない面もあり、 依存ではなく良き意味で利用できる傾向。 2旬「15歳山辰」は、DNA「禄」の10年運天冲殺で、 前旬に続き制御不能も、引力本能が作動し、女子だけでバンドを組んだり、 ともかく小樽から抜けだしたくて、大学進学を希望し、 住みたい街ナンバーワンの吉祥寺にあったので 東京女子大学に進学したが、 周囲はお嬢様ばかりで、ついていけなかったと述懐するが、 これは、ありえない水性年(93年/雨酉)での戸惑い。 失意で故郷に戻り就職し、長距離バスで通勤するも 総合職で入社したにもかかわらず、 女子だけ制服があることや 毎朝ラジオ体操をすることなどが納得いかなかったのは 97年(灯丑)の忌み神害年入社であったのが拍車をかけた。 3旬「25歳灯卯」は、忌み神火性には違いないが、 00年(鉄辰)の条件なし天冲殺の夢の中で行われた 全国に散らばる同期が東京で2泊3日で行う「3年目研修」に参加し、 大阪勤務のラガーマンの大男で 底抜けに明るく懐が深くメンタルも強い現在の夫と知り合い (夢の中での一目惚れ) 意を決して「結婚してくれませんか?」と逆プロポーズ。 さすがに「無理」と言われたものの、何度もメールを送りつけ、 時には大阪に押しかけ、お好み焼きをつつきながら説得を続け、 半年後には粘り勝ちで結婚して脱出成功。 DNA「車」で行動力がでるとはいえ、凄まじい(笑)。 とはいえ、結婚後に再就職を希望しても、 夢の中ではさすがにどこも空振り。 やむなく資格取得を目指すも、 「少し勉強するだけでとれるものは役にたたない」だろうという結論に達し、 一生続けられる仕事と思えた弁護士を目指すことになった。 そこで、DNA「牽」の01年(宝巳)の夢の中二年目からは、 予備校で学ぶも、肝心の試験は論文でハネられたため、 (法的思考力が不足していたと本人談) 04年(木申)のDNA「貫」年には、大学で学ぶことを決意。 05年(草酉)のDNA「石」年に大阪市立大学法科大学院入学。 08年(山子)のDNA「禄」の天剋地冲年に、 2000人余りの合格者のうち1800番台というギリギリながら司法試験合格。 4旬「35歳陽寅」は、DNA「鳳」の忌み神半会も発信力は強まり 09年(畑丑)の主導DNA「司」年ながら60年に一度の干合支害年には、 大阪弁護士会に弁護士登録し、 10年01月(09年の最後の最後の害かさなり)より 刑事弁護人を目指すという志で 「大阪パブリック」にいわゆるイソ弁としての場所を確保。 持ち前の反抗心でキャリアを重ね、 GPS捜査憲法違反事件で主任弁護士として 最高裁大法廷で勝訴するなど実績を積み、 16年(陽申)には大阪市北区茶屋町に 法律事務所「エクラうめだ」を開所している。 今年(19年/畑亥)のDNA「司」の干合年から始まる 5旬「45歳草丑」は、進み行く方向性にブレがあれば、 DNA「石」の屈辱・妥協の害。 月干支「鉄午」の干合支害もあり不安が増大し、 駆け引きに陰りがみられるのか、 協調性和合性や仲間などを失いかねなかったり、 体調不良も顕著になり、持病に限らず悪化しやすく、 それまでの無理がたたってくる。 6旬「55歳木子」はDNA「貫」の納音。 気持ちはそのままで、現実世界のみ崩壊。 月干支「鉄午」の天剋地冲もあり、 これまでの実績が否定されるような失敗もしやすく、 慎重になりすぎれば、冒険や挑戦がしづらくなる恐れ。 7旬「65歳雨亥」は、ターボ運(子丑天冲殺廻り)の始まりで、 何をしても目立つようになって大きく復調しやすくなり、 過去を振り返りながら、 DNA「玉」はありえないような王道や伝統。 とはいえ、それまでの頑張りすぎがたたれば、 その限りともいえず、どちらか極端になりやすいが、 それはこれからの過ごし方にもよる。 8旬「75歳海戌」は、DNA「龍」のありえない改善。 自分自身が新たな世界に踏みだすことになるのか、 あるいは年支「寅」と月支と日支の「午」と 三合会局が成立するので、救いはあるように見えて 実際は火性が強くなりすぎて、燃え尽きてしまうのか。 なお、念のため記せば、最高裁判所見解では「憲法35条の保障対象には 『住居、書類及び所持品』に準ずる私的領域に 『侵入』されることのない権利が含まれているものとするのが相当」 との結論をひきだし、 すなわち「GPS捜査は憲法の保障する重要な法的利益を侵害するものとして、 令状がなければ行うことのできない強制処分と解すべきである〜」と 捜査のありかたに問題があることが、結論づけられたのである。 刑事裁判で憲法上の権利や自由が主張され認められたのは特殊であり、 それを担ったのは亀石ならではの真面目さと野人の行動力だろうし、 偏見や先入観をもたない彼女には真実を見過ごさなかったのだ。 ところで、大阪選挙区で亀石は当選できるであろうか。 一部ではキャリアは素晴らしいが、 いわゆる庶民性に欠けるため、 ウケが良くないかもしれないというような論調で 苦戦をつたえるメディアもあることは否定しない。 しかし、今年(19年/畑亥)は10年に一度の、 主導DNA「司」年の干合年で引力本能強化、 さらにこの07月(宝未)は、DNA「牽」の名誉が形になる。 そして投開票日の21日(畑未)は、年運と同じ「畑」重なりで、 主導DNA「司」の干合支合日は、望めば叶うなので、 他の人物を抜きにしての見立てでは、 接運で不安定であるとはいえ、当選確実。 では、もしも叶わぬことがあるならば何だろうか。 亀石はハミダシ運の辰巳天冲殺にもかかわらず、 一度後にした故郷に、97年(灯丑)の害年に戻ってしまい、 ろくでもない時期に就職した会社の同期研修で 一目惚れした相手に自己発揮求婚し結婚に漕ぎ着けたが、 それは00年(鉄辰)の条件なし天冲殺の夢の中。 おいそれと再就職先が決まるわけもなく 夫の援助で弁護士を目指し、(主導DNA年とはいえ) 09年(畑丑)の60年に一度の干合支害年に弁護士登録。 野人とは恐ろしいもので、 夢の中で出会った相手と結婚し、さらに弁護士になったばかりか、 他人のなし得ないような晴れ舞台に立ち、 最高裁大法廷で勝訴するような離れ業まで行ったのは、 次元が高いというか、 これまでに一生分の運を使いきったのではないかという奮闘ぶり。 子供がいないのは、夢の中始まりで未来を諦めたばかりか、 地支火性一気格で、自身が生じる火性が強すぎるのも理由のひとつ。 そして「木午」が成功するには、内側の犠牲が不可欠。 すなわち、子供という未来を世のため人のために託したうえに、 夫の運までも総動員して、今の亀石があるからではないか。 つまり亀石が自然界に恩返しするために、 夫もまた犠牲になったからこそ、ここまでたどり着けたのだから、 あとはそれを自然界が快しとするか否かだけ。 また、あえて言えば夢で出会って一緒になった夫が、 現在は存在しないのに、 公的には問題がなくても、あたかも存在するかのように 装っている場合は、叶うことはない。 実際、夫は一切表にはでてこないし、いるといわれているだけで、 その気配すら感じさせないところに、 あれだけ刑事裁判で勲章を手にしたにも拘わらず 経営する弁護士法人の謳い文句は 「離婚にまつわるご相談、不倫などの男女トラブル」で 「離婚は、とてもつらい経験」とし、 その後の人生が、きらきら輝くように 事務所の名前をフランス語で「輝く」という意味の エクラにしたなど、重箱の隅をつつけば、 矛盾といえば言えなくもないが、それは杞憂としたい。 とはいえ、昨年(18年/山戌)06月(山午)の「山」重なりに 雑誌「Domani」の『女[独身]、妻[既婚子供なし]、 母[子供あり]Catch! 働くいい女の「月曜16時』で、 亀石は、既婚子供なしの代表として登場し、 「弁護士は精神的にきついことも多い仕事です。 そんな中で私が頑張っていられるのは、夫とのおしゃべりがあるから。 おおらかで、あったかくて。 いつもしょうもないことを言って私を笑わせてくれる。 だれに嫌われても、夫にだけは嫌われたくないですね(笑)」と、 のろけているのだから、実際はそうなのかもしれない。 では、今年(19年/畑亥)から始まる 「45歳草丑」のDNA「石」の害はどうとらえるか。 普通に考えれば、政治力に陰りありで、 次の改選が25年(草巳)の「草」重なり 政治力にまつわる夢の中になるので当選しても 何らかの事情で再選できないことだが、それとて、夫が倒れたりして、 身代わりになればクリアするだろうし、他の事情で夫がいなくなってしまい それがメディアで報じられるなどして、 屈辱や妥協の窮地にたたされるだけかもしれない。 それだけ亀石はとてつもない力があるので 先々はともかく国会に行けるだろうし誘われたのに突破できねば、 自己発揮して大阪の地に来て、さらに無理をしながらも 弁護士となり活躍したのが水泡に帰してしまう。 年干と日干の同一は両天秤だし、 年干支と日干支の大半会ならば結果もだせる。 さて、投票日も迫っているので、このくらいにしておこう。 あとは自然界が偽りなき人材として認めるか否か。 それはすぐ判明することになる〜☆ |
亀石倫子○74-0622 |
木鉄木雨 午午寅※-5 貫車司司貫(司主導) 木性(45)火性(81)土性(81)金性(15)水性(00)/総合222 辰巳天冲殺/天冲殺(5歳畑巳/15歳山辰)/主導DNA(5歳畑巳) 害(45歳草丑)/納音(55歳木子)/ターボ運(65歳〜)/三合会局(75歳海戌) 地支半会火性一気格/火性過多/土性過多/金性脆弱/水性ゼロ(野人) -5歳畑巳/15歳山辰/25歳灯卯/35歳陽寅/45歳草丑/55歳木子/65歳雨亥/75歳海戌〜 |
■2019年07月21日(日)畑未 |
久山葉子○スウェーデンの保育園に待機児童はいないの表と裏 |
○社会福祉が充実しているという定評のある国。 北欧の一般的日本人には馴染みの少ないスウェーデン! 1歳児の娘の理想の子育て環境を求めて 東京からスウェーデンに移住した久山葉子(75-0701/山申)の 、 子育てと移住の経験を綴ったエッセイ集 『スウェーデンの保育園に待機児童はいない』が、 06月21日(畑丑)のDNA「石」日に上梓されているので解説する。 「移住して分かった子育てに優しい社会の暮らし」と聞くと、 緻密な計画に基づいて北欧へ移住されたかと思いきや、 実際はかなり急で、春先に移住案が浮上し、 06月末に移住先が決定、年明けに引っ越し (しかも本人の職は何も決まっていない)というものだった。 移住先での新生活、保育園への入園、スウェーデンの子育て事情、 そして本当にスウェーデンは住みやすいのか? というテーマについて綴った実録移住物語で、 民間の託児施設がない、育児休業生活への保障、 スウェーデンの洗濯事情と三大タブー 専業主婦イコール失業者なら意を決して起業する! 誰でも入れる保育園に大学まで教育は無償! なぜ、離婚率が高いのか、男も家事ができるのか 転勤のない社会に、風邪は寝て治すもの。家は借りるより買うもの。 本当のところ、スウェーデンって住みやすいのか? スウェーデンは本当に男女平等か? 消費者の我慢の上に成り立つ快適な社会を、どこまで認められるかなど あまりのドタバタさに腹を抱えて笑えるほど楽しい! 兵庫県神戸市出身。阪急沿線で生まれ育つ。 神戸女学院中高部、同大学文学部英文科を卒業し、 AFSでスウェーデンの高校に留学経験あり。 卒業後は、東京で北欧専門現地手配旅行会社、 スウェーデン大使館商務部勤務を経て、09年(畑丑)のDNA「石」年に決意し、 10年(鉄寅)のDNA「鳳」の天冲殺年に家族でスウェーデンへ移住。 現在地はスウェーデンのスンツヴァル、高校で日本語を教えている。 日本の出版社にスウェーデンの本を紹介し、 スウェーデン文学の翻訳を手がけている久山は、 DNA「玉」主導で、落ち着きのある教育者。ひとつの何かを極める性癖。 「玉+牽」は、改革の気風強く、用心深い冒険心。 「玉+鳳」は、自己を棚上げして客観判断可能。 才能は、この「鳳」で中庸心溢れる冷静さ。 「玉+禄」は、計算尽くの引力本能。 「山+玉+午月」は、つかみどころのない恐怖。 「卯」年生まれ「山申」は、老獪で孤独にも耐えられる人。 生き方を表す伴星は「鳳」で、趣味のような優雅な人生。 物事の始めの洩星は「鳳」で、何となく始める。 締めにあたる導星は「玉」で、子供や教え子と共に終わる。 宿命の特長は、仲夏正午頃の山とはいえ 総エネルギー185点中自身の土性は68点と丘なみでも身強。 木性48点の稼働力は相応も、火性21点金性21点水性28点は。 日本では厳しかろうと、かの国では相応。 生年冲殺なので、仕事さえあれば大丈夫。 とはいえ守護神は真水の「雨」ではなく「海」のため 海外志向になっているが、「山」は動いたことでの 反動はいつかやってくるのではないかだけが心配。 年干支の「草卯」は、真面目だが少々鈍い面否定できず。 また、男性に対し、常に優位にたとうという気持ちが強い。 月干支の「海午」は、戦場の衛生兵のごとき休むことなく、 そして日干支の「山申」は、堅牢な要塞で、 援軍を待って待って、持ち堪える様相。 干支番号構成は、52-19-45で北方2点と南方の領域。 そこまで、広い範囲とは言い難い。 後天運は、初旬「2歳雨未」は、DNA「司」の堅実志向も、 日干「山」と干合すれば「雨」は「灯」になり、 干合月干支「灯未」が、月干支「海午」と干合支合するので、 後転成功運型となり、肝が据わった印象。 また、月支「午」と日支「申」の狭間を埋める変則方三位で、 安定感が増すという印象がある。 2旬「12歳木申」はDNA「車」の危険な稼働力。 AFSでスウェーデンの高校に留学経験で、存分に活かされた。 その流れで社会参加したはずで格別に運が動かずとも堅調。 3旬「22歳草酉」は、DNA「牽」ながら、 年干支「草卯」の納音があり、なかなか前進が適わぬ時期。 結婚はおそらくここも、初旬の条件が稼働してくれば、 次元の上昇がみられたはず。 4旬「32歳陽戌」は、DNA「龍」の改良改革気分一新。 同時に30年にわたる変剋律の始まりで、 新たな流れや放浪や風土で苦労すると才能が磨かれる。 出産もここで行うので、子育ての苦悩が功を奏した様相。 さまざまな理由(後述)で移住を決行したが、 その移住は10年(鉄寅)の久山の条件なし天冲殺の夢の中で、 苦労したのはいうまでもない。 現在は5旬「42歳灯亥」で、DNA「玉」の害で学習と教育。 進み行く方向の変化や、子供や未来への思惑。 母国との関わりも濃厚になり、苦労しながら、 あるいは、皮膚関連の体調不良と闘いながらも才能は磨かれる。 とはいえ害を考慮すれば、子供の場所の激変なので、 子供が何らかの変化をして制御不能になりかねない状況。 母親の母国または父親の両親が暮らすイタリアかはともかく、 子供がスウェーデンからの脱出を望む可能性も捨てきれない。 今後は6旬「52歳山子」が、DNA「貫」の大半会。 月干支「海午」の天剋地冲もあり、腹をくくれば大きな成果。 ようは開き直りが必須ということになる。 7旬「62歳畑丑」は、DNA「石」の協調性和合性。 妥協や屈辱にならぬように、周囲を観察する。 隣人知人との揉め事には注意したい。 8旬「72歳鉄寅」は、DNA「鳳」の対冲。 晩年の10年運天冲殺は、それまでの生き方次第だが、 生年冲殺でもあり、仕事での役割放棄は考えられない。 さて本書は躍動感あり新鮮な鼓動が聞こえてくるような リズム感のある興味深い本で、実際に行動を起こすことはなくても、 感覚的に他国での美しい生活に喜びを見いだしたい人には またとない、ある意味教科書的な本に違いない。 買い物や物流の不便さ鉄道の遅延など 微に入り細に入り気にし出せばキリがなく 憤懣やるかたないことも多々あり、 それに対しての悪戦苦闘ぶりも面白可笑しく書かれているが 生まれ育った国のシステムになれていれば 想定内のことなので、慣れれば悪くない国なのが良くわかり、 また嘘偽りのない政治が行われているであろうと推認できる。 そして、すくなくとも子育てに関しては 保育園に待機児童はなく、大学まで無償化されており、 国民を大切にしている国という良いイメージを 植えつけてくれるまたとないスウェーデンの賛美書。 あえて言えば、売価上昇にはなってしまうかもしれないが、 もう少し写真、それもカラーであれば、 より酔いしれることができたのにと残念に思う。 「やっぱり、東京を離れて海外に住むことを考えよう」 夫(75-0604/宝巳)がそういったのは、 著者が育児休業から復帰し2ヶ月たった時で、 仕事と子育てに息も絶え絶え肺炎で倒れていたということだが、 当時09年(畑丑)は、DNA「石」の妥協屈辱年で、 ある意味ニッチもサッチもいかない時。 夫はIT企業勤務のサラリーマンで帰宅も遅い。 もっと家族と過ごせる心に余裕のある生活がしたい。 日本が子育てしやすい国になるまで待っていたら、 子供は大人になってしまうと考えたそうだが、 いやいやおそらく娘(08-0206/陽子)が大きくなっても それは現政権に任していたら夢のまた夢だろう。 「葉子がスウェーデン語ができるし、ちょうどいいじゃん」 とかいうノリで、久山が高校時代の一時期過ごした スウェーデンに移住を決行したのが、 こともあろうに夫の12年に一度の害年で、 (実際には10年1月8日/山午で改善年の最終) なかなか思うようにもいかなかったようだ。 今や夫は現地IT企業に勤め、娘も小学校4年生になり 久山も高校の日本語教師や翻訳者として ぞんぶんに活躍するにいたり、ついには一軒家を購入するにいたった。 これが娘の4歳の時だから12年(海辰)であり、 移住後2年というのだから、スウェーデンの住宅事情を考慮しても早い。 (家族の守護神年であり、夫にとってはありえない水性年) スウェーデン人はお金ではなく物で残すようで、 家をどれだけ豪華にするか。 実際久山家も街の中心街から僅か10分ほどなのに 専用ビーチがあるような「宝」には絶好のロケーション。 とはいえ福祉が充実しており、 男女平等で体罰禁止というお国柄は素晴らしいが 食料事情もあろうし、消費税25%と聞いては卒倒物だ。 さて、今のところ完全無欠とは言えないまでも、 久山家はスウェーデンで心豊かな生活を送っているように見える。 では、なぜ移住せねばならないところまでいったか。 そして移住を決行できたかの疑問にたどりつく。 まず、両親がイタリア暮らしでも、イタリア人気質に馴染めず(あえて記せず) 18歳から日本に来ていたであろう夫との出会い時期が不明。 娘の誕生が08年(山子)であることから、 まず疑うのは出会いが04年(木申)か05年(草酉)の 夫の天冲殺の夢の中ではないかということ。 そして結婚が久山のDNA「龍」の改良改革年で、 夫の干合年であった06年(陽戌)と推認できる。 翌、07年(灯亥)は、久山の害年だったし、 そうなると、日本にいる限り災禍なり辛いことも少なくないが 海外に行ってしまえば軽減されることになる。 これは同じ75年(草卯)生まれとはいえ、 久山の「山」が夫の「宝」を生じるとは言え、 そこは守護神でもなんでもない特異な関係。 とはいえ、娘と夫は干合関係だし、 久山の日干支「山申」は、娘の年干支「山子」を大半会する とても娘思いの母親になっているが、 久山の月干支「海午」と娘の日干支「陽子」は天剋地冲で、 久山の日干支「山申」と娘の月干支「木寅」は同じく天剋地冲で、 生きる立場が全く違うという難点があるのが、 やはり移住の時期などもあって、今後の何らかの課題になりそうだ。 (但し娘の誕生が午前4時前生まれなら、前日の干支「草亥」になり、 両親の年干支を大半会することになり、 弱い部分はもつこことになるが家族円満の「かすがい」となっている) また、夫が結婚したのが「30歳山寅」の忌み神害であること、 同時にスウェーデンにやってきたのも同様。 これでは日本にはいられなくなるのは理解できるが、 夫が害の10年運明けで変心もするかもしれないし、 娘がスウェーデンから出たいというかもしれない。 そんな10年が迫っているのも、自然界からのお試し。 乗り切りたければ、良好な生活を堪能するばかりではなく 感謝と奉仕が存分に必要だということ。 そして娘を説得して止まらせるのではなく望みを叶えてあげてほしい。 それが救いの始まりになるはずである☆ |
夫○75-0604 |
宝宝草雨 巳巳卯※-10 禄貫牽牽禄(牽主導) 木性(50)火性(58)土性(58)金性(52)水性(00)/総合218 申酉天冲殺/天冲殺(60歳草亥/70歳木戌)/変則方三位(10歳鉄辰) 害(30歳山寅)/主導DNA(50歳陽子)/天剋地冲(60歳草亥) 水性ゼロ(野人) -10歳鉄辰/20歳畑卯/30歳山寅/40歳灯丑/50歳陽子/60歳草亥/70歳木戌/80歳雨酉〜 |
■2019年07月28日(日)陽寅 |
丸木文華○誰にも言えない闇を超え |
○入学した美大が雰囲気があわず、 アルバイトをしていたゲーム会社でライターがいなくなり シナリオを書いたのが03年(雨未)のDNA「石」、 最初に小説を書いたのが、月干支「木午」の天剋地冲を伴う 08年(山子)のDNA「車」の半会年という危ない魅惑。 BL、乙女、ゲームシナリオを中心に活動中で、 蝶と和柄と魚卵が好きという丸木文華(81-0623/海申)の 『誰にも言えない』が、小説執筆10年記念のDNA「車」年だった 昨年(18年/山戌)11月25日(宝酉)のDNA「玉」日に上梓されている。 「きゅる、と小さく腹が鳴る。 葵は口の中の三つのキャンディをゆっくりと舌の上で転がした。」 赤と白と黒のキャンディ。嫌になるくらい甘ったるい赤。 爽やかで少し酸味のある白。黒は匂いが独特で、甘さは控えめ。 美少女たちの、無垢な悪意の饗宴・・・!私だけの秘密、教えてあげる・・・! 旧財閥で、日本有数のセレブ一族の家に生まれた葵は、 大好きな三人の女友達を誘って、軽井沢を思わせる避暑地に遊びに来ていた。 容姿、ステータス、どれをとっても申し分なく、 それぞれが宝石のように目映く美しい女子たち・・・ 結衣はモデルをしており、人形のように完璧な顔立ちとスタイルだし、 莉子は高校生の頃に文学賞をとり華やかに文壇デビューした美少女小説家、 ひまりは全国大会で入賞経験が何度もある美しすぎるスプリンター。 四人がプールサイドにいると、 周りの視線がうっとうしいくらいにまとわりついてくる。 避暑地の夜の帳が下りて、 完全な闇に包まれた4人の美少女たちは怪談話ならぬ、 「誰にも打ち明けていない秘密の話」を順番に打ち明けることとなった。 この手の悪意と秘密の話はよくあるものだけど、 ファンタジーな味つけがされているのが一風変わっていて新鮮。 ひとりずつ秘密を語った後の展開も、おそらくそうだろうとは気づいていても 最後まで気持ちを引っぱられる。 そして底の浅い悪意だけどその浅さが逆にこの少女たちには相応しい。 最後が怖すぎるが、そうでもなければ困る(笑)。 そして、そこで打ち明けられた4人の秘密とは!? 不幸と悪意が彩るサイコ・ホラーは夏の夜には向いている。 埼玉県さいたま市出身。美大卒もどこの美大かは不明。 15年(草未)のDNA「調」の変則方三位年あたりまでは、 母親とさいたま市で暮らしていたが、現在は東京都内在住も場所不明の丸木は、 DNA「牽」主導で自意識高く自尊心徹底強調。 「牽+玉」は、用心深い冒険心。 「玉」×2は少々意固地。 「牽+龍」は、小細工大好きな創作力。 「牽+鳳」は、本質善人もお天気屋。 才能は、この「鳳」で冷静優雅な発信力。 「海+牽+午月」は、機敏だが持続力に問題あり。 「酉」年生まれ「海申」は、待ち運。 生き方を表す伴星は「禄」で、つかみどころのない人生。 物事の始めの洩星は「牽」で、会社で抜擢。目上の引き立て。 締めにあたる導星は「玉」で、目下と共に終了。 宿命の特長は、仲夏正午頃の海で僅かな流木ときらきら光る鉱石や 金属片が散見するが総エネルギー200点中、 守護神とはいえ、金性が多いため想像力はしたたかも 表現力の木性が僅か6点しかないため なんでも極端になりやすく汎用性に欠けるのが残念なところ。 そのため引き出しは多いのに風合いは変わらない。 この改善策としては、木性である野菜果物類の徹底摂取はもとより あれこれ手をださず、またとない誰にでも受け入れやすい 代表作を擁して徹底したシリーズ化が救いになる。 年干支の「宝酉」は博識も真っ当すぎて、 毒にも薬にもならない傾向。 月干支の「木午」は存外心優しいが、常に犠牲者をだす。 そして日干支の「海申」は、お気楽で、直球勝負のストレートな様相。 自意識過剰気味のところがあるが、歳を重ねることにより魅力は開花する。 干支番号構成は、58-31-09で北方西方東方で南方欠けながら それなりの広域でかえって、へばる可能性もあり。 後天運は、初旬「5歳草未」がDNA「調」の少ない木性の補填。 女性的感性の付加と同時に 月支「午」と日支「申」の間を埋める変則方三位の完成で、 年支の「酉」までつなげて、現実は堅調で矛盾なし。 2旬「15歳陽申」は、DNA「禄」の引力本能強化で魅力成分全開。 3旬「25歳灯酉」は、DNA「司」の干合で、活発な稼働力でデビューもした。 現在の4旬「35歳山戌」は、突如やってきた DNA「車」の10年運天冲殺と30年にわたる変剋律の始まりで、 流れに乗って忙しさに音を上げねば 日支「申」年支「酉」の総元締めの方三位で、多忙で我が世の春。 今後の5旬「45歳畑亥」は、DNA「牽」の10年運天冲殺付の 主導DNA「牽」の害で、自己確立と苦悩に裏切り。 進み行く方向を変化させれば、自分であるがために、誰かの犠牲になったり、 望まぬ何かを担ったりもあるので、ブレぬのが正解。 たとえ不名誉な役廻りがあろうと 人間性は上げれば、恐れ多いありがたさにもなり。 6旬「55歳鉄子」は、DNA「龍」の改良改革半会。 情報の扱いや変えることに苦悩すれば才能は磨かれようが 4旬5旬の10年運天冲殺は抜けているので、感謝が濃厚でなければ失速も早い。 7旬「65歳宝丑」は、DNA「玉」の守護神強化も 金性過多の宿命では、かえってありがた迷惑にもなりかねずも、 年干支「宝酉」の大半会があるので、贅沢言わねば、晩年でも伸びあり。 8旬「75歳海寅」はDNA「貫」の納音で、気持ちはそのままで、 現実だけ完全崩壊。さすがに稼働はできないということか。 さて、この国の富の根幹を手に入れ、 銀行も鉄道も不動産も自動車も何もかも経営する財閥の構成員。 山賊の末裔がそれを知った村人を皆殺しした報い。 そんな因縁維持するために、悪意をもった者を喰らうというおぞましい仕掛け。 誰と結婚しても遺伝子が勝るために、 ブサイクに生まれても、留学と称して整形する。 しかし他人には美しくみえても、 本人が鏡をのぞけばバケモノにしかみえないのは想像したくもない(笑)。 他の三人もそれなりの秘密を抱えていたが、葵の真相には比べものもないため、 なんとか生き延びようと結託した三人は逆襲にでたのだが その先に待っていたのは意外な展開。 この国では毎年相当な行方不明者がでるという話の裏側には 恐怖に染め上げられるも決して表にはでないのだということ。 冒頭のキャンディの意味をしると、さらに夜も眠れないかな☆ |
移 動 祝 祭 日● 2 0 1 9 年/ 畑 亥 |
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